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漢字逞筆 【対義語/類義語】 問題一覧表
2021/1/14公開(全1053問)
【重要度について】
◆1…過去に出題された対義語・類義語の組み合わせ。
◆2…語群などでも推測可能な問題。しかし高度な類推力を要する場合も。
◆3…語群からでの類推では導きにくい問題。転化・仏語など。漢字ペディアに記載のないものも問われる。
【この表の活用方法】
F3を押していただき、検索ボックス内に上記難度を入力して決定すると指定の問題を強調することができます。
└→F3を押す。→検索ボックス内に例えば「◆2」と入力して決定。→重要度◆2の問題が強調される。(Enterキーで次項で飛べます。)
【昇順機能と降順機能で並び替え】※エクセル表示の時のみ
見出し欄のプルダウン(▼)を押し、出てきた欄の右のバーを上にずらし、「昇順で並び替え」または「降順で並び替え」を指定することで、
一覧表を難易度順や五十音順などに並び替えをすることができます。
(【番】のプルダウンを押し、「昇順で並び替え」を指定することで初期状態に戻ります。)
【番】 【問題】 【指定】 【語群】 【重要度】 【解答】 【問題熟語の意味】 【解答熟語の意味】
1 【繫船】 ぎゃくと
かいらん
じくろ
◆1 解纜 ▼【繫船/係船】ケイセン
船をつなぎとめること。特に、船を動かすと損失が大きくなる場合、一時的に船を港にとめておくこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔解纜〕カイラン
┌纜(トモヅナ)を解いて船が港を出ること。ふなで。≒出帆、出港、出航〈漢字ペディア〉
┌船が航海に出ること。ふなで。出帆。〈大辞泉〉
┌船のともづなを解く。出帆する。纜(ラン)を解(ト)く。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-3㈦
2 【繫留】 かいらん
るいせつ
ばんきん
◆1 解纜 ▼【繫留/係留】ケイリュウ
つなぎとめておくこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔解纜〕カイラン
┌纜(トモヅナ)を解いて船が港を出ること。ふなで。≒出帆、出港、出航〈漢字ペディア〉
┌船が航海に出ること。ふなで。出帆。〈大辞泉〉
┌船のともづなを解く。出帆する。纜(ラン)を解(ト)く。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈦/●H21-3㈦
3 【麤笨】 さいち
きょたん
こっしょ
◆1 細緻 ▼【麤笨/粗笨】ソホン
おおまかで、細かい点まで行き届いていないこと。また、そのさま。≒粗雑〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔細緻〕サイチ
1.きめ細かいこと。
2.注意が行き届いていて、てぬかりのないさま。≒細密、綿密、緻密〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-2㈦
4 【麤笨】 せいち
ほうかく
ゆうこ
◆1 精緻 ▼【麤笨/粗笨】ソホン
おおまかで、細かい点まで行き届いていないこと。また、そのさま。≒粗雑〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔精緻〕セイチ
非常に細かくて詳しいこと。≒精細、精密、緻密〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-3㈦
5 【旭日】 れいめい
けんこん
らっき
◆1 落暉 ▼【旭日】キョクジツ
朝の太陽、またその光。朝日。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔落暉〕ラッキ
沈みかけている太陽。夕日。入り日。≒落陽〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-3㈦
6 【安泰】 どたい
きたい
だじゃく
◆1 危殆 ▼【安泰】アンタイ
危険や心配事もなく、無事でやすらかなこと。≒安康、安寧〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔危殆〕キタイ
非常にあぶないこと。≒危険、危急〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈦
7 【安佚】 おうしょう
かくしゅ
きょうだ
◆1 鞅掌 ▼【安佚/安逸】アンイツ
┌≒安逸〈漢字ペディア〉
┌気楽に過ごすこと。何もせずに、ぶらぶらと遊び暮らすこと。また、そのさま。≒安逸〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鞅掌〕オウショウ
┌忙しく立ち働いて暇のないこと。〈大辞泉〉
┌休みをとれないほど忙しく働くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈦/●H24-1㈦/●H25-3㈦
8 【一掬】 きょうだ
じゅうりん
ばんこく
◆1 万斛 ▼【一掬】イッキク
1.両手で、水などを一回すくうこと。ひとすくい。
2.わずかなことのたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔万斛〕バンコク
きわめて多い分量。〈漢字ペディア〉
★「斛」は、容量の単位で一斛は約18リットル。
◇漢字ペディア大見出し
●H30-1㈦
9 【隠逸】 しゅつろ
きそく
いんかん
◆1 出廬 ▼【隠逸】インイツ
俗世間を逃れてかくれ住むこと。≒隠遁〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔出廬〕シュツロ
引退していた人が再び世に出て活躍すること。〈漢字ペディア〉
★中国の三国時代、諸葛亮が蜀(ショク)の劉備(リュウビ)の三顧の礼に感激して廬(イオリ)を出て、蜀に仕えたという故事から。
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈦
10 【隠棲】 きかん
こんほう
しゅつろ
◆1 出廬 ▼【隠棲/隠栖】インセイ
俗世間から離れて静かに生活すること。≒隠遁、隠居〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔出廬〕シュツロ
引退していた人が再び世に出て活躍すること。〈漢字ペディア〉
★中国の三国時代、諸葛亮が蜀(ショク)の劉備(リュウビ)の三顧の礼に感激して廬(イオリ)を出て、蜀に仕えたという故事から。
◇漢字ペディア大見出し
●H28-2㈦
11 【隠遁】 ようらん
こうでん
しゅつろ
◆1 出廬 ▼【隠遁】イントン
俗世間を逃れてひそやかに暮らすこと。≒隠棲、隠逸、隠居〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔出廬〕シュツロ
引退していた人が再び世に出て活躍すること。〈漢字ペディア〉
★中国の三国時代、諸葛亮が蜀(ショク)の劉備(リュウビ)の三顧の礼に感激して廬(イオリ)を出て、蜀に仕えたという故事から。
◇漢字ペディア大見出し
●H21-1㈦
12 【栄達】 かったつ
れいそく
らくはく
◆1 落魄 ▼【栄達】エイタツ
高い地位にのぼること。出世すること。≒栄進、昇進〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔落魄〕ラクハク/ラクバク/ラクタク
おちぶれること。≒零落〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈦/●H18-1㈦
13 【盈満】 せいが
きけつ
てんぴん
◆1 虧欠 ▼【盈満】エイマン
1.いっぱいになること。満ち足りていること。
2.富や権力がきわめて大きいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔虧欠〕キケツ
欠けていること。完全でないこと。〈日本国語大辞典〉
●H28-3㈦
14 【黄昏】 れいめい
へいしょく
らっき
◆1 黎明 ▼【黄昏】コウコン/たそがれ
夕暮れ。薄暗くなった夕方。
★薄暗くて人の見分けがつかず「誰(た)そ彼(かれ)」とたずねることから。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔黎明〕レイメイ
1.夜明け。明け方。
2.夜明けにあたる、物事が始まる時期のたとえ。また、新しい時代や文化・芸術などの始まり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈦/●H20-3㈦
15 【嘉尚】 げろう
やそう
ていき
◆1 詆毀
詆譏
▼【嘉尚】カショウ
ほめたたえること。賞賛すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔詆毀/詆譏〕テイキ
そしること。人を悪く言うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-3㈦
16 【家厳】 ねいしん
ちんてい
かじ
◆1 家慈 ▼【家厳】カゲン
自分の父の称。家君。〈日本国語大辞典〉
▼〔家慈〕カジ
母親。他人に対して自分の母をいう場合に用いる。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H30-1㈦
17 【過疎】 わいしょう
けんとう
ちゅうみつ
◆1 稠密
綢密
▼【過疎】カソ
1.非常にまばらなこと。⇔過密
2.地域での人口などが少なすぎること。⇔過密〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔稠密/綢密〕チュウミツ
一か所に多く集まること。びっしりとこみ合っていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈦/●H18-3㈦
18 【雅語】 りご
きご
なんご
◆1 俚語 ▼【雅語】ガゴ
1.みやびやかで正しい言葉。≒雅言、⇔俗語、俗言、俚言
2.和歌などに使われた、奈良・平安時代の言葉。≒歌語、雅言、⇔俗語、俗言、俚言〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔俚語〕リゴ
1.俗間に用いられる言葉。また、ある地域の方言の語彙。俗言。俚言。
2.民間に言い伝えられてきたことわざ。俚諺。〈日本国語大辞典〉
●H28-1㈦
19 【恢復】 ちゅうそ
びよう
りかん
◆1 罹患 ▼【恢復/回復】カイフク
1.失ったり悪くなったりした状態がもとどおりになること。
2.病気がよくなること。≒快復〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔罹患〕リカン
┌病気にかかること。≒罹病〈漢字ペディア〉
┌病気にかかること。罹病。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈦/●H21-1㈦/●H25-2㈦/●H28-1㈦
20 【開豁】 ふへい
はじ
きょうあい
◆1 狭隘 ▼【開豁】カイカツ
1.広々とひらけて、眺めのよいようす。
2.心が広く、さっぱりしているようす。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔狭隘〕キョウアイ
1.土地などがせまくるしいさま。
2.度量がせまくて窮屈なさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-3㈦
21 【拡散】 しゅうれん
びまん
かくはん
◆1 収斂 ▼【拡散】カクサン
1.広く散らばること。
2.濃度の異なる物質が混じり合って、全体が均一の濃度になる現象。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔収斂〕シュウレン
1.引きしまって縮まること。≒収縮
2.税を取り立てること。
3.穀物などを取り入れること。収穫。
4.数学で、変数の値がある一定の数に限りなく近づくこと。≒〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈦
22 【岳麓】 せいざん
ろうほ
さんてん
◆1 山巓
山顚
山顛
▼【岳麓】ガクロク
山のふもと。裾野(スソノ)。特に、富士山のふもと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔山巓/山顚〕サンテン
山のいただき。てっぺん。頂上。山頂。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-2㈦
23 【岳麓】 ぜってん
ぼあい
そうこしゃ
◆1 絶巓
絶顚
絶顛
▼【岳麓】ガクロク
山のふもと。裾野(スソノ)。特に、富士山のふもと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔絶巓/絶顚〕ゼッテン
山の絶頂。いただき。てっぺん。〈日本国語大辞典〉
●H24-2㈦
24 【感謝】 えんさ
ろくめい
はんじょく
◆1 怨嗟 ▼【感謝】カンシャ
自分が受けた行為を、ありがたく思うこと。また、その意を表して礼を言うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔怨嗟〕エンサ
うらんでなげき悲しむこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈦
25 【頑健】 るいじゃく
きょたん
そうゆ
◆1 羸弱 ▼【頑健】ガンケン
体型ががっしりとして丈夫なさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔羸弱〕ルイジャク
体が弱いこと。また、疲労で衰弱すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-3㈦
26 【奇禍】 ぎょうこう
きこう
せつな
◆1 僥倖 ▼【奇禍】キカ
思いがけない災難。思わぬ不幸。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔僥倖〕ギョウコウ
┌1.思いもかけない、身分不相応な幸い。
└2.どこまでも利益や幸福を求めること。〈漢字源〉
┌思いがけない幸運。こぼれざいわい。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈦/●H27-3㈦
27 【帰納】 しゅつろ
えんえき
せきりょう
◆1 演繹 ▼【帰納】キノウ
具体的事実から共通点を求めて、一般的な原理や法則を導き出すこと。⇔演繹(エンエキ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔演繹〕エンエキ
┌⇔帰納
├1.一つのことから他のことへおし広げて述べること。
└2.一般的な原理から特殊な原理を論理によって導き出すこと。〈漢字ペディア〉
┌1.一つの事柄から他の事柄へ押しひろめて述べること。
└2.与えられた命題から、論理的形式に頼って推論を重ね、結論を導き出すこと。一般的な理論によって、特殊なものを推論し、説明すること。⇔帰納〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈦/●H17-3㈦/●H20-2㈦/●H26-3㈦
28 【稀有】 つうず
きょうじゃく
へんたん
◆1 通途
通塗
▼【稀有/希有】ケウ
まれで珍しいこと。めったにないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔通途/通塗〕ツウズ
ありふれたこと。どこにでも転がっていること。また、そのものやそのさま。普通。通常。〈日本国語大辞典〉
●R01-3㈦
29 【起筆】 かくひつ
ばんさん
こうさ
◆1 擱筆 ▼【起筆】キヒツ
文章などを書き始めること。書き起こし。⇔擱筆〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔擱筆〕カクヒツ
筆をおく。特に、文章を書き終えて筆を下におく。⇔起筆〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈦
30 【巨大】 わいしょう
しんせい
えんじゃく
◆1 矮小 ▼【巨大】キョダイ
きわめて大きいこと。また、そのもの。⇔微小〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔矮小〕ワイショウ
1.背が低く、小さいこと。
2.つまらないこと。規模の小さいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈦/●H18-2㈦
31 【強壮】 しゃこう
るいじゃく
ちんどく
◆1 羸弱 ▼【強壮】キョウソウ
体がたくましく勢いのあるさま。≒強健、壮健〈漢字ペディア〉
★中国で古く、三十歳を壮、四十歳を強といい、もと、三、四十歳の心身盛んな年代の意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔羸弱〕ルイジャク
体が弱いこと。また、疲労で衰弱すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-2㈦
32 【恭謙】 けごう
おんじゃく
きょうだい
◆1 矜大 ▼【恭謙】キョウケン
つつしみ深くへりくだること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔矜大〕キョウダイ
おごりたかぶること。また、そのさま。尊大。〈日本国語大辞典〉
●H27-2㈦
33 【興隆】 けつけつ
りょうち
せいち
◆1 陵遅 ▼【興隆】コウリュウ
物事がおこり、盛んになること。≒興起、⇔衰亡、衰退〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔陵遅〕リョウチ
1.山地や丘陵が次第に低くなること。陵夷。
2.物事が次第に衰えすたれること。また、道義がうすれて行くこと。
3.昔の中国の刑罰の一つ。身体を切りきざみながら死に至らしめるもの。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-2㈦
34 【興隆】 りょうい
ほうたい
えいげつ
◆1 陵夷 ▼【興隆】コウリュウ
物事がおこり、盛んになること。≒興起、⇔衰亡、衰退〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔陵夷〕リョウイ
1.丘と平地。
2.丘陵が次第に低く平らになること。陵遅。
3.物事が次第に衰えすたること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-1㈦
35 【仰視】 ふかん
ひせき
りゅうべん
◆1 俯瞰 ▼【仰視】ギョウシ
あおぎ見ること。見上げること。≒仰瞻〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔俯瞰〕フカン
高い所から見おろすこと。≒鳥瞰〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈦
36 【仰瞻】 りゅうりょう
ふかん
けいけん
◆1 俯瞰 ▼【仰瞻】ギョウセン
あおぎ見ること。また、尊敬すること。見上げること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔俯瞰〕フカン
高い所から見おろすこと。≒鳥瞰〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-3㈦
37 【凝寒】 かいきえん
しょうかん
けんだん
◆1 暄暖 ▼【凝寒】ギョウカン
きびしい寒さ。〈漢辞海〉
▼〔暄暖〕ケンダン
あたたかなこと。また、そのさま。温暖。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●R01-2㈦
38 【謹厳】 いんぎん
ふくへき
ほうらつ
◆1 放埒
放埓
▼【謹厳】キンゲン
うわついたところがなく、非常にまじめなこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔放埒〕ホウラツ
1.「放逸」に同じ。≒放縦
2.酒や色欲にふけること。≒放蕩(ホウトウ)〈漢字ペディア〉
★馬が柵(サク)である埒(ラチ)から放れ出る意から。
◇漢字ペディア大見出し
●R02-2㈦
39 【愚昧】 ゆまい
えいまい
けんべつ
◆1 英邁 ▼【愚昧】グマイ
おろかで道理のわからないこと。また、その人。≒愚蒙〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔英邁〕エイマイ
才能・知識が非常にすぐれていること。≒英明〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-2㈦
40 【桑楡】 こうこん
けいしん
からく
◆1 鶏晨 ▼【桑楡】ソウユ
桑(クワ)と楡(ニレ)の木。また、一般に樹木をさしていう。
2.西日の影が樹木の上にかかっていること。夕方の日影。夕方。夕暮。
3.転じて、人生の晩年や死期をたとえていう。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔鶏晨〕ケイシン
にわとりの鳴く朝。夜明け。あけがた。早朝。鶏旦。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●R01-3㈦
41 【契合】 せっけい
ぼっかん
かんかく
◆1 扞格
捍格
▼【契合】ケイゴウ
割符を合わせたように、ぴたりと二つのものが一致すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔扞格/捍格〕カンカク
互いに相手をこばみ、受け入れないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-1㈦
42 【慶福】 おうか
きょうだい
ぼんさい
◆1 殃禍 ▼【慶福】ケイフク
めでたいこと。いわいごと。めでたいしあわせ。さいわい。〈日本国語大辞典〉
▼〔殃禍〕オウカ
わざわい。災難。災厄。≒災禍〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-1㈦
43 【敬信】 がいせつ
とうちょ
さいぎ
◆1 猜疑 ▼【敬信】ケイシン
尊敬し、信頼すること。また、神仏などを、うやまい信じること。〈日本国語大辞典〉
▼〔猜疑〕サイギ
人の行いなどを素直に受け取れず、ねたんだり、うたがったりすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-3㈦
44 【決断】 ちゅうちょ
ちょくせつ
ちゅっちょく
◆1 躊躇 ▼【決断】ケツダン
1.きっぱり決めること。
2.事の善し悪しを裁くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔躊躇〕チュウチョ
┌1.ためらって、行きなやむ。また、物事を進めかねてためらう。
└2.あわてない。ゆったりとする。〈新漢和大字典〉
┌あれこれ迷って決心できないこと。ためらうこと。〈大辞泉〉
┌決心がつかず迷うこと。ぐずぐずと、ためらうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-2㈦
45 【潔浄】 おわい
けいし
ごうごう
◆1 汚穢 ▼【潔浄】ケツジョウ
 清らかで、けがれのないこと。清潔清浄なこと。また、そのさま。〈日本国語大辞典〉
▼〔汚穢〕オワイ/オアイ
┌1.よごれていること。けがれていること。
└2.大小便。糞尿。〈漢字ペディア〉
┌1.けがる。けがれ。
└2.けがす。〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈦/●H24-2㈦
46 【倹素】 しゃし
きょうだ
せいちゅう
◆1 奢侈 ▼【倹素】ケンソ
地味でつましいこと。質素で飾りけがないこと。≒倹朴〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔奢侈〕シャシ
┌おごり。ぜいたく。〈漢字源〉
┌身分不相応なぜいたく。度を超えて金をつかうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-2㈦/●H25-3㈦
47 【喧擾】 せいひつ
しんがい
しゅうれん
◆1 静謐 ▼【喧擾/諠擾】ケンジョウ
騒がしく乱れること。やかましく乱すこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔静謐〕セイヒツ
静かで落ち着いていること。世の中が平和に治まっていること。≒平穏、静穏〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈦/●H17-3㈦/●H20-3㈦/●H22-2㈦/●H29-2㈦
48 【喧鬧】 べんばく
げきせき
ほうぼう
◆1 闃寂 ▼【喧鬧/諠鬧】ケントウ/ケンドウ
さわがしいこと。さわぎたてること。また、そのさま。喧騒。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔闃寂〕ゲキセキ
┌ひっそりと静かでさびしいさま。≒静寂〈漢字ペディア〉
┌ひっそりと静まり、さびしいさま。〈大辞泉〉
┌物寂しく静まり返っていること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●25-1㈦/●H27-2㈦
49 【顕示】 えんえき
ひれき
とうかい
◆1 韜晦 ▼【顕示】ケンジ
人にわかるように明らかに示すこと。はっきりと見せること。≒明示〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔韜晦〕トウカイ
┌1.自分の本心や才能・地位などをつつみ隠すこと。
└2.身を隠すこと。姿をくらますこと。〈大辞泉〉
┌才能・地位・形跡などをつつみ隠すこと。他人の目をくらまし、わからないようにすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-2㈦
50 【顕達】 ぎょうき
らくはく
へきれき
◆1 落魄 ▼【顕達】ケンタツ
立身出世すること。顕栄。栄達。〈日本国語大辞典〉
▼〔落魄〕ラクハク/ラクバク/ラクタク
おちぶれること。≒零落〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-2㈦
51 【顕達】 りんらく
けんきょう
きけつ
◆1 淪落 ▼【顕達】ケンタツ
立身出世すること。顕栄。栄達。〈日本国語大辞典〉
▼〔淪落〕リンラク
身をもちくずすこと。おちぶれること。≒淪没、零落〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-1㈦
52 【雇傭】 かくしゅ
しんじつ
ゆうえき
◆1 馘首 ▼【雇傭/雇用】コヨウ
ある仕事をさせるために、賃金を払い人を雇うこと。⇔解雇〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔馘首〕カクシュ
┌雇い主が雇っている人をやめさせること。首切り。解雇。免職。〈漢字ペディア〉
┌雇い主が使用人を辞めさせること。解雇。免職。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈦/●H18-2㈦/●H20-3㈦/●H24-1㈦/●H26-3㈦
53 【宏闊】 きょうあい
じょくしょ
ちょくせつ
◆1 狭隘 ▼【宏闊/広闊】コウカツ
ひろびろと見渡すかぎりひらけること。また、そのさま。〈日本国語大辞典〉
▼〔狭隘〕キョウアイ
1.土地などがせまくるしいさま。
2.度量がせまくて窮屈なさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈦/●H19-1㈦/●H23-2㈦
54 【荒蕪】 こうゆ
ほうしょ
まつえい
◆1 膏腴 ▼【荒蕪】コウブ
土地が荒れて雑草が生い茂ること。〈漢字ペディア〉
★「蕪」は、雑草が生い茂る意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔膏腴〕コウユ
地味が豊かで肥えていること。また、その土地。≒膏沃、肥沃〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-2㈦/●H23-1㈦/●H30-1㈦
55 【剛毅】 こうゆ
きょうだ
しそう
◆1 怯懦 ▼【剛毅/豪毅】ゴウキ
意志がつよくてくじけないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔怯懦〕キョウダ
┌「怯弱」に同じ。〈漢字ペディア〉
┌臆病で気が弱いこと。いくじのないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈦/●H16-3㈦/●H18-3㈦/●H21-2㈦/●H28-2㈦
56 【劫末】 かいびゃく
こっしょ
ひょうりゃく
◆1 開闢 ▼【劫末】ゴウマツ
(仏)この世の終わり。⇔劫初〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔開闢〕カイビャク
1.天地が開いた始まり。この世の始まり。≒創世
2.物事の始まり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-2㈦/●H24-3㈦
57 【酷暑】 きかん
がんちょう
ばくもんどう
◆1 祁寒 ▼【酷暑】コクショ
非常に暑いこと。きびしい暑さ。≒酷熱、猛暑、⇔酷寒〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔祁寒〕キカン
たいへん寒いこと。きびしい寒さ。≒酷寒〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-2㈦
58 【犀利】 どどん
しんがい
いっさん
◆1 駑鈍 ▼【犀利】サイリ
1.武器などがかたく鋭いこと。
2.文章の勢いや頭のはたらきが鋭いさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔駑鈍〕ドドン
鈍くて才能が劣っていること。鈍才。≒愚鈍、魯鈍〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-2㈦/●H21-1㈦/●H24-1㈦
59 【讃歎】 ちょうば
そうれき
はいき
◆1 嘲罵 ▼【讃歎/賛嘆/讃嘆】サンタン
非常に感心してほめること。〈大辞林〉
▼〔嘲罵〕チョウバ
あざけりののしること。≒罵倒、⇔称賛、賛嘆〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-3㈦/●H27-2㈦
60 【斬新】 ろうしゅう
こうゆ
ちんとう
◆1 陳套 ▼【斬新】ザンシン
それまでにない独創的な考え方であること。きわだって新しいさま。⇔陳腐〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔陳套〕チントウ
ふるくさいこと。ふるめかしいこと。また、そのさま。陳腐。旧套。〈日本国語大辞典〉
●H19-2㈦
61 【仕官】 けいかん
じだ
ふしゅう
◆1 挂冠 ▼【仕官】シカン
1.官吏となること。
2.召し抱えられて、武士が主君につかえること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔挂冠〕ケイカン/カイカン
┌冠を脱いで、官職を辞する。挂綬。挂冕。後漢の逢萌(ホウボウ)が王莽(オウモウ)に仕えるのを嫌い、城門に冠をかけて去った故事から。〈漢辞海〉
┌冠を脱いで柱などにかける意から、官を去り職を辞すること。〈漢字ペディア〉
●H28-2㈦
62 【四散】 かくひつ
いしゅう
おうのう
◆1 蝟集 ▼【四散】シサン
あちこちに散らばること。ちりぢりになること。≒分散〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蝟集〕イシュウ
ハリネズミの毛のように、多くの物が一か所にあつまること。≒雲集、密集〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈦
63 【児孫】 だいそ
のうせき
せんこう
◆1 乃祖 ▼【児孫】ジソン
子と孫。子どもや孫。また、血筋を引いて生まれる人々。子孫。〈日本国語大辞典〉
▼〔乃祖〕ダイソ/ナイソ
なんじの祖先。なんじの祖父。また、祖先。祖父。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-3㈦
64 【治癒】 しきび
りかん
ふえつ
◆1 罹患 ▼【治癒】チユ
病気やけががなおること。≒平癒〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔罹患〕リカン
┌病気にかかること。≒罹病〈漢字ペディア〉
┌病気にかかること。罹病。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈦
65 【質倹】 えんべん
るいじゃく
ぜいたく
◆1 贅沢 ▼【質倹】シッケン
義未詳。
★質素倹約の略か。
▼〔贅沢〕ゼイタク
1.必要を超えて費用をかけたりものを使ったりすること。
2.身の程や立場を超えておごっていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-1㈦
66 【実正】 きっそう
ばつご
きょたん
◆1 虚誕 ▼【実正】ジッショウ
1.偽りのないこと。まちがいのないこと。たしかなこと。また、そのさま。真実。
2.本当に。まことに。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔虚誕〕キョタン
まったくのでたらめ。おおげさなつくりごと。≒虚言〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-3㈦
67 【受禅】 えきさく
さんだつ
せんそ
◆1 簒奪
篡奪
▼【受禅】ジュゼン
前帝の位を譲り受けること。新帝が即位すること。〈漢字ペディア〉
★「禅」は、譲る意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔簒奪〕サンダツ
君主を滅ぼして地位や権力を手に入れること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈦
68 【周到】 はつらつ
ちし
うかつ
◆1 迂闊
迂濶
▼【周到】シュウトウ
準備や用意がすみずみまで行きとどき、不備のないさま。≒綿密、周密〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔迂闊〕ウカツ
┌1.間が抜けて実際の役に立たない。
└2.(国)うっかりする。不注意である。〈漢字源〉
┌1.うっかりしていて心の行き届かないこと。また、そのさま。
└2.回り遠くて実情にそぐわないこと。実際の役に立たないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌注意力が足りずに、うっかりしているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈦
69 【終末】 わいしょう
かいびゃく
しい
◆1 開闢 ▼【終末】シュウマツ
物事の終わり。最後。≒終尾、結末⇔発端〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔開闢〕カイビャク
1.天地が開いた始まり。この世の始まり。≒創世
2.物事の始まり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈦
70 【重痾】 びよう
けいそう
びんしょう
◆1 微恙 ▼【重痾】ジュウア
重い病気。重病。大病。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔微恙〕ビヨウ
┌軽い病気。〈漢字源〉
┌軽い病気。気分が少しすぐれないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-1㈦
71 【駿馬】 いっそく
りょうち
どたい
◆1 駑駘 ▼【駿馬】シュンメ/シュンバ
足の速いすぐれた馬。≒駿足〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔駑駘〕ドタイ
┌1.のろい馬。
└2.転じて、才能が劣っていること。また、その人。〈大辞林〉
┌駄馬。〈字通〉
┌≒駑馬
├1.のろい馬。鈍い馬。
└2.鈍才。劣った人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-1㈦
72 【醇厚】 りんらく
ぎょうはく
かくせい
◆1 澆薄 ▼【醇厚/淳厚】ジュンコウ
まごころがあり手厚いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔澆薄〕ギョウハク
人に対して薄情なこと。人情が薄いこと。≒澆漓〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-3㈦
73 【醇篤】 ぎょうはく
えんかん
じゅうあ
◆1 澆薄 ▼【醇篤】ジュントク
手厚くねんごろ。≒醇厚〈字源〉
▼〔澆薄〕ギョウハク
人に対して薄情なこと。人情が薄いこと。≒澆漓〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R02-2㈦
74 【醇朴】 ろうかい
あつれき
だくろう
◆1 老獪 ▼【醇朴】ジュンボク
人情があつく素朴なこと。≒純朴、淳朴〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔老獪〕ロウカイ
長い経験から世間慣れして、ずる賢いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈦
75 【緒言】 ばつご
るじゅつ
ねいげん
◆1 跋語 ▼【緒言】ショゲン/チョゲン
1.論説のいとぐち。
2.前書き。はし書き。 ≒序文、序言〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔跋語〕バツゴ
書物のあとがきとしてしるす言葉。跋文。跋。〈大辞泉〉
●H16-3㈦/●H26-1㈦
76 【少壮】 だいてん
ろうもう
しゅっき
◆1 老耄 ▼【少壮】ショウソウ
年が若く、勢いの盛んなこと。また、その人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔老耄〕ロウモウ/ロウボウ
おいぼれること。年老いてほうけた人。おいぼれ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈦/●H17-2㈦/●H19-3㈦/●H24-3㈦
77 【称讃】 せんよ
ばり
かいご
◆1 罵詈 ▼【称讃/称賛/賞讃/賞賛】ショウサン
ほめたたえること。ほめそやすこと。≒称揚〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔罵詈〕バリ
┌口汚くののしること。また、その言葉。ののしり。〈大辞泉〉
┌ののしること。悪口を言うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈦
78 【信憑】 きゅうせき
さいぎ
ろうぜき
◆1 猜疑 ▼【信憑】シンピョウ
信頼してよりどころとすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔猜疑〕サイギ
人の行いなどを素直に受け取れず、ねたんだり、うたがったりすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-1㈦
79 【進捗】 けいかん
げきたい
こうちゃく
◆1 膠着
膠著
▼【進捗/進陟】シンチョク
1.進みはかどること。はかがゆくこと。進行。進展。
2.官位などをすすめのぼすこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔膠着/膠著〕コウチャク
1.にかわでつけたように、しっかりとつくこと。
2.状況が固定して進展しないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-2㈦
80 【進陟】 たいじ
けいちゅう
へんちゅつ
◆1 貶黜 ▼【進陟/進捗】シンチョク
1.進みはかどること。はかがゆくこと。進行。進展。
2.官位などをすすめのぼすこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔貶黜〕ヘンチュツ/ヘンチツ
┌官位を下げて、しりぞけること。貶斥(ヘンセキ)。へんちつ。〈大辞泉〉
┌官職を取りあげ、官界から追い出す。≒貶斥〈漢辞海〉
┌官位を下げ、しりぞけること。≒貶退、貶斥〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-2㈦
81 【清浄】 たんい
げきせき
おわい
◆1 汚穢 ▼【清浄】セイジョウ/ショウジョウ
清らかで汚れのないこと。≒清潔、⇔不浄〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔汚穢〕オワイ/オアイ
┌1.よごれていること。けがれていること。
└2.大小便。糞尿。〈漢字ペディア〉
┌1.けがる。けがれ。
└2.けがす。〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈦
82 【生誕】 しっとう
ようげつ
しゅうえん
◆1 終焉 ▼【生誕】セイタン
人間が生まれること。≒誕生〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔終焉〕シュウエン
1.死にぎわ。臨終。転じて、物事の終わり。
2.身の落ち着く所。晩年を静かに過ごすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-2㈦
83 【精進】 けんせき
かんじ
けたい
◆1 懈怠 ▼【精進】ショウジン
1.(仏)一心に仏道に励むこと。
2.(仏)戒律を守ったり禁忌を避けたりして心身を清め、信仰に励むこと。
3.あることに打ちこんでひたすら励むこと。
4.肉や魚を食べないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔懈怠〕ケタイ/ケダイ/カイタイ
┌仏語。善行を収めるのに積極的でない心の状態。精進に対していう。〈大辞泉〉
┌1.心がゆるんでおこたること。なまけること。≒懈惰、怠懈
└2.仏教で修行をおこたること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-3㈦⇔
84 【先考】 せんぴ
はいだつ
さいじ
◆1 先妣 ▼【先考】センコウ
亡くなった父。≒亡父、先父、⇔先妣〈漢字ペディア〉★「考」は、死んだ父の意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔先妣〕センピ
亡き母。⇔先考〈漢字ペディア〉
★「妣」は、母あるいは亡き母の意。
◇漢字ペディア大見出し
●H30-2㈦
85 【先人】 じゅえい
こうこん
じんしょう
◆1 後昆 ▼【先人】センジン
1.昔の人。前代の人。前人。⇔後人
2.祖先。
3.亡父。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔後昆〕コウコン
後世。また、後々の人。子孫。後裔(コウエイ)。〈日本国語大辞典〉
★後も昆も、のち(後)の意。
◇漢字ペディア小見出し
●H27-1㈦
86 【詮要】 へきとう
わいさ
ひょうりゃく
◆1 猥瑣 ▼【詮要】センヨウ
つきつめた要点。かんじんの大事。専要。〈日本国語大辞典〉
▼〔猥瑣〕ワイサ
こまかなつまらないこと。こまごまとしたくだらないこと。また、そのさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-2㈦
87 【善良】 さたん
あくらつ
ぼくとつ
◆1 悪辣 ▼【善良】ゼンリョウ
よい性質。正直でまじめなこと。また、そのさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔悪辣〕アクラツ
やり方があくどいこと。ひどく悪質でたちのわるいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈦/●H18-1㈦
88 【禅譲】 かしゃく
ほうばつ
しょうじょう
◆1 放伐 ▼【禅譲】ゼンジョウ
1.古代中国で、天子の位を世襲でなく有徳者に譲ること。
2.権力者がその地位を後継者に譲ること。≒譲位〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔放伐〕ホウバツ
1.敵を討ち滅ぼすこと。
2.中国で昔、悪政を行う天子を帝位から追放すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈦/●H26-1㈦
89 【祖先】 りかん
だいそ
まつえい
◆1 末裔 ▼【祖先】ソセン
1.家系の第一代。先祖。 ≒初代、始祖
2.家系の初代から亡くなった先代までの人々。先祖。⇔子孫、後裔〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔末裔〕マツエイ/バツエイ
子孫。≒後裔、末孫〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈦
90 【聡慧】 しゅんぐ
むげ
えいりょ
◆1 蠢愚 ▼【聡慧】ソウケイ
非常に聡明なこと。きわめて才知のあること。≒聡明〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蠢愚〕シュング
無知でおろかなこと。また、その人。≒暗愚、⇔英明〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-2㈦
91 【騒擾】 せいひつ
あつれき
けんかい
◆1 静謐 ▼【騒擾】ソウジョウ
┌集団で騒ぎを起こし、社会の秩序を乱すこと。≒騒乱、擾乱〈大辞泉〉
┌大勢でさわぎを起こし、秩序を乱すこと。≒騒乱、騒動〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔静謐〕セイヒツ
静かで落ち着いていること。世の中が平和に治まっていること。≒平穏、静穏〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し●H14-3㈦
92 【退隠】 しゅつろ
らんしょう
こうれい
◆1 出廬 ▼【退隠】タイイン
官途または世間の仕事から退いてひまな身になること。隠退。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔出廬〕シュツロ
引退していた人が再び世に出て活躍すること。〈漢字ペディア〉
★中国の三国時代、諸葛亮が蜀(ショク)の劉備(リュウビ)の三顧の礼に感激して廬(イオリ)を出て、蜀に仕えたという故事から。
◇漢字ペディア大見出し
●H23-1㈦
93 【大腹中】 あいこう
こうちゅう
けんきょう
◆1 狷狭 ▼【大腹中】ダイフクチュウ/ダイブクチュウ
度量の大きいこと。気が大きくてこせこせしないこと。、また、そうしたさま。太っ腹。〈日本国語大辞典〉
▼〔狷狭〕ケンキョウ
気がみじかく、心が狭いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-2㈦
94 【大咎】 ようちょう
ひせき
えんえき
◆1 丕績 ▼【大咎】タイキュウ
義未詳。
★大きな咎(トガ)の意か。大罪。
▼〔丕績〕ヒセキ
┌偉大な功績。〈漢字源〉
┌偉大な功績。偉績。大功。〈大辞泉〉
┌大きな功績。偉大な手柄。偉績。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H24-3㈦
95 【大廈】 ひんく
ぎょうはく
わいおく
◆1 矮屋 ▼【大廈】タイカ
┌大きな建物。〈漢字源〉
┌大いなる家屋。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔矮屋〕ワイオク
屋根が低い小さな家。小屋。みすぼらしい家。また、自分の家を謙遜していう語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-3㈦
96 【大廈】 ろうきょ
りょうい
わいさ
◆1 陋居 ▼【大廈】タイカ
┌大きな建物。〈漢字源〉
┌大いなる家屋。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔陋居〕ロウキョ
狭くむさくるしい家。また、自分の家をへりくだっていう語。≒陋屋〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈦
97 【坦夷】 えいまい
どたい
ぎが
◆1 巍峨
巍峩
▼【坦夷】タンイ
地面がたいらなさま。≒平坦〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔巍峨〕ギガ
山などの高くそびえるさま。そびえ立ってけわしいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-3㈦
98 【淡水】 けいすい
いっすい
かんすい
◆1 鹹水 ▼【淡水】タンスイ
塩分を含まない水。まみず。⇔鹹水〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鹹水〕カンスイ
塩分を含んでいる水。海水。⇔淡水〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈦
99 【断念】 けんれん
ねはん
せんぜん
◆1 眷恋 ▼【断念】ダンネン
きっぱりとあきらめること。志をたち切ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔眷恋〕ケンレン
┌思い慕う。心に思っていつも忘れない。≒拳攣〈新漢和大字典〉
┌思い慕うこと。〈新大字典〉
┌思いしたうこと。恋いこがれること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-3㈦
100 【遅疑】 ばんば
かんい
ぎぎ
◆1 敢為 ▼【遅疑】チギ
ぐずぐずと疑い迷って、なかなか判断しないこと。≒躊躇〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔敢為〕カンイ
押し切って行うこと。また、そのさま。≒敢行〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-3㈦
101 【樗櫟】 ゆうじょ
かんかく
ぎょうそ
◆1 翹楚 ▼【樗櫟/樗櫪】チョレキ
役に立たない木。転じて、役に立たない人。また、自分をへりくだっていう語。〈大辞泉〉
★樗(オウチ)も櫟(クヌギ)も用途の少ない木であるところから。
▼〔翹楚〕ギョウソ
大勢のなかの、特に優秀な人材。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-3㈦
102 【長生】 えきよう
せんそ
ようせい
◆1 夭逝 ▼【長生】チョウセイ
長生きをすること。長命。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔夭逝〕ヨウセイ
わか死にすること。≒夭死、夭折〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈦/●H17-2㈦
103 【長生】 まつえい
たんぺい
ようせつ
◆1 夭折 ▼【長生】チョウセイ
長生きをすること。長命。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔夭折〕ヨウセツ
┌わか死にすること。≒夭死、夭逝〈漢字ペディア〉
┌年が若くて死ぬこと。若死に。≒早世、夭逝、夭死〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-2㈦
104 【直截】 うきょく
せっかん
ようちょう
◆1 迂曲
紆曲
▼【直截】チョクセツ/チョクサイ
1.ただちに裁決すること。
2.まわりくどくないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔迂曲/紆曲〕ウキョク
1.うねうねと曲がりくねるさま。
2.遠回しなこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-2㈦
105 【直截】 やゆ
えんきょく
せきとく
◆1 婉曲 ▼【直截】チョクセツ/チョクサイ
1.ただちに裁決すること。
2.まわりくどくないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔婉曲〕エンキョク
遠まわしに表現すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈦/●H23-1㈦
106 【直諫】 うよ
てんねい
ふんゆ
◆1 諂佞 ▼【直諫】チョッカン
遠慮せずに、率直に相手をいさめること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔諂佞〕テンネイ
┌へつらう。≒諂諛、阿諛〈字源〉
┌こびる。〈字通〉
●H26-2㈦
107 【直諫】 せっしょう
てんゆ
もっこうしょう
◆1 諂諛 ▼【直諫】チョッカン
遠慮せずに、率直に相手をいさめること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔諂諛〕テンユ
┌へつらうこと。阿諛。〈大辞泉〉
┌1.やわらかくみせて、相手にへつらう。
└2.こびへつらう者。〈新漢和大字典〉
┌こびへつらうこと。おもねりへつらうこと。≒阿諛〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-1㈦
108 【沈重】 けいそう
けいぼく
ざんし
◆1 軽躁 ▼【沈重】チンチョウ
1.沈んでたまること。また、沈んでよどむこと。また、病いが重くなること
2.重く沈んで動きにくいこと。また、そのさま。
3.落ち着いておもおもしいこと。沈着で重厚なこと。また、そのさま。沈厚。〈日本国語大辞典〉
▼〔軽躁〕ケイソウ
┌軽はずみに騒ぐこと。考えがあさはかなこと。〈漢字ペディア〉
┌落ち着きがなく騒がしいこと。思慮が浅く軽はずみなこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-3㈦
109 【低劣】 てんだい
そうし
こうまい
◆1 高邁 ▼【低劣】テイレツ
程度が低く劣っていること。また、そのさま。≒愚劣、俗悪〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔高邁〕コウマイ
人格などがけだかくすぐれているようす。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈦
110 【泥酔】 ろうじゃく
まんさん
びくん
◆1 微醺 ▼【泥酔】デイスイ
正体をなくすまで、酒に酔うこと。〈漢字ペディア〉
★「泥(デイ)」は、南海にすむという骨のない伝説上の虫。ひどく酒に酔ったようすが、その虫の動きに似ることからという。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔微醺〕ビクン
┌ほんのりと酒に酔うこと。ほろよい。微酔。〈大辞泉〉
┌少し酒に酔うこと。ほろよい。≒微酔〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-1㈦
111 【天神】 ちぎ
こんとく
おうばく
◆1 地祇 ▼【天神】テンジン
1.天の神。あまつかみ。⇔地神
2.菅原道真を祭った神社。天満宮。また、菅原道真。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔地祇〕チギ
地の神。国土の神。くにつかみ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈦
112 【天譴】 すいぶ
ちぎ
てんけん
◆1 天眷 ▼【天譴】テンケン
天のとがめ。神のおしかり。天から下される罰。≒天罰〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔天眷〕テンケン
1.天のめぐみ。≒天恵
2.天子のめぐみ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-3㈦
113 【都邑】 ひろう
へきすう
ほうらつ
◆1 僻陬 ▼【都邑】トユウ
1.都会と村。
2.みやこ。都会。≒都府〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔僻陬〕ヘキスウ
┌へんぴな土地。僻地。〈大辞林〉
┌「僻地」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-1㈦/●H22-3㈦
114 【都邑】 へんすう
がふ
たいへき
◆1 辺陬 ▼【都邑】トユウ
1.都会と村。
2.みやこ。都会。≒都府〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔辺陬〕ヘンスウ
都会から遠く離れた地方。≒辺鄙、僻地〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-3㈦
115 【投錨】 びよう
きゅうじゅつ
かいらん
◆1 解纜 ▼【投錨】トウビョウ
錨(イカリ)をおろすこと。船を停泊させること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔解纜〕カイラン
┌纜(トモヅナ)を解いて船が港を出ること。ふなで。≒出帆、出港、出航〈漢字ペディア〉
┌船が航海に出ること。ふなで。出帆。〈大辞泉〉
┌船のともづなを解く。出帆する。纜(ラン)を解(ト)く。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-2㈦/●H17-3㈦
116 【当来】 のうせき
ふらち
ぞくしん
◆1 曩昔 ▼【当来】トウライ
(仏)今からのち。未来。将来。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔曩昔〕ノウセキ
昔。かつて。以前。≒曩時、曩日〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-3㈦
117 【童男】 りょうい
ぼうぎゅう
かんじょ
◆1 丱女 ▼【童男】ドウナン/おぐな
男の子ども。男のわらわ。〈日本国語大辞典〉
▼〔丱女〕カンジョ
髪をあげまきに結った少女。また、幼女。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-1㈦
118 【把持】 やくわん
しゅうらん
ほうてき
◆1 拋擲
抛擲
放擲
▼【把持】ハジ
しっかりと手に持つこと。また、権力などを独占的に握ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔拋擲/放擲〕ホウテキ
┌投げやりにする。うち捨てる。〈漢字源〉
┌なげうつこと。ほうってしまうこと。うち捨てること。顧みないこと。≒放棄〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-2㈦
119 【伯仲】 ちゅうりょ
かいそく
げつべつ
◆1 月鼈 ▼【伯仲】ハクチュウ
1.兄と弟。長兄と次兄。
2.どちらもすぐれて、優劣のつけられないこと≒互角〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔月鼈〕ゲツベツ
二つのものの優劣や高低の差がはなはだしいこと。月と鼈(スッポン)。≒雲泥〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-2㈦
120 【薄暮】 れいめい
けたい
だんらん
◆1 黎明 ▼【薄暮】ハクボ
夕暮れ。たそがれ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔黎明〕レイメイ
1.夜明け。明け方。
2.夜明けにあたる、物事が始まる時期のたとえ。また、新しい時代や文化・芸術などの始まり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈦
121 【晩成】 しゅくせい
てんちゅう
そしゅん
◆1 夙成 ▼【晩成】バンセイ
1.通常よりも遅く出来上がること。
2.年をとってから人間が完成すること。また、成功すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔夙成〕シュクセイ
若いうちからよくできて、万事におとなびていること。早熟。早成。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-3㈦
122 【披瀝】 りょうらん
さんぜん
とうかい
◆1 韜晦 ▼【披瀝】ヒレキ
心中を包み隠さず打ち明けること。忠誠を示すこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔韜晦〕トウカイ
┌1.自分の本心や才能・地位などをつつみ隠すこと。
└2.身を隠すこと。姿をくらますこと。〈大辞泉〉
┌才能・地位・形跡などをつつみ隠すこと。他人の目をくらまし、わからないようにすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈦/●H19-2㈦
123 【肥沃】 ぎんかん
こうぶ
ちゅうりん
◆1 荒蕪 ▼【肥沃】ヒヨク
土地の栄養分が十分で、作物の生育に適していること。≒肥饒(ヒジョウ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔荒蕪〕コウブ
土地が荒れて雑草が生い茂ること。〈漢字ペディア〉
★「蕪」は、雑草が生い茂る意。
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈦/●H17-3㈦
124 【誹毀】 とうか
つうず
せいひょう
◆1 旌表 ▼【誹毀/非毀】ヒキ
他人の悪口を言い、名誉を傷つけること。そしること。≒誹謗〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔旌表〕セイヒョウ
人の善行をほめたたえて世に広く表示すること。≒旌顕〈漢字ペディア〉
★忠義を尽くした人の家門に旌を立てて、その人をほめたたえたことから。
◇漢字ペディア大見出し
●H29-1㈦
125 【非礼】 いんぎん
しょうしつ
いばく
◆1 慇懃
殷勤
▼【非礼】ヒレイ
礼儀にそむいているさま。≒無礼、失礼〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔慇懃/殷勤〕インギン
┌1.真心がこもっていて、礼儀正しいこと。また、そのさま。ねんごろ。
└2.非常に親しく交わること。〈大辞泉〉
┌1.ねんごろなこと。礼儀正しくていねいなこと。
├2.うれえいたむさま。
└3.よしみ。特に、男女の思慕の情。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R02-2㈦
126 【微恙】 じゅうあ
しょうしつ
けんだん
◆1 重痾 ▼【微恙】ビヨウ
┌軽い病気。〈漢字源〉
┌軽い病気。気分が少しすぐれないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔重痾〕ジュウア
重い病気。重病。大病。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R02-2㈦
127 【微醺】 かんすい
かんせい
しゅうさく
◆1 酣酔 ▼【微醺】ビクン
┌ほんのりと酒に酔うこと。ほろよい。微酔。〈大辞泉〉
┌少し酒に酔うこと。ほろよい。≒微酔〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔酣酔〕カンスイ
酒を飲み、気持ちよく酔うこと。また、すっかり酒に酔うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-1㈦
128 【貧窶】 いんぷ
よくじょう
ちょざい
◆1 殷富 ▼【貧窶】ヒンク/ヒンル
┌まずしさのためにやつれること。〈漢字ペディア〉
┌貧乏でやつれること。〈漢字源〉
┌やつれ。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔殷富〕インプ
栄えて豊かなこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-3㈦
129 【扶掖】 せいちゅう
けんせき
けっか
◆1 掣肘 ▼【扶掖】フエキ
助けること。扶助。援助。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔掣肘〕セイチュウ
そばから干渉して自由な活動を妨げること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-2㈦
130 【蕪穢】 せいが
いしち
こうゆ
◆1 膏腴 ▼【蕪穢】ブアイ/ブワイ
┌土が荒れて、雑草が生い茂ること。〈漢字ペディア〉
┌1.土地が荒れて雑草が茂る。
└2.いやしくて下品なこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔膏腴〕コウユ
地味が豊かで肥えていること。また、その土地。≒膏沃、肥沃〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-3㈦
131 【報恩】 せんてい
びくん
はんぜい
◆1 反噬 ▼【報恩】ホウオン
受けた恩にむくいること。恩返し。≒報徳、⇔忘恩〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔反噬〕ハンゼイ
動物が恩を忘れ、飼い主にかみつくこと。転じて、恩を受けた人にはむかうこと。恩を仇(アダ)で返すこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-1㈦
132 【褒讃】 へんたく
さち
ざんぼう
◆1 讒謗 ▼【褒讃/褒賛】ホウサン
ほめたたえる。〈漢辞海〉
▼〔讒謗〕ザンボウ
┌ありもしないことを言ってそしること。≒誹謗〈漢字ペディア〉
┌事実を偽って悪口をいう。人をそしる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-3㈦
133 【鳳閣】 きけつ
ほうぐ
かろ
◆1 蝸廬 ▼【鳳閣】ホウカク
1.立派な楼閣。
2.中務省(ナカツカサショウ)の唐名。〈日本国語大辞典〉
▼〔蝸廬〕カロ
「蝸牛廬(カギュウロ)」の略。カタツムリの殻のように狭い家。自分の家をへりくだっていう語。≒蝸舎〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-2㈦
134 【奔騰】 ちょうし
へいら
さんらく
◆1 惨落 ▼【奔騰】ホントウ
物価や相場などが、急に非常な勢いで上がること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔惨落〕サンラク
相場が一時(イチドキ)に、ひどく下落すること。≒暴落、崩落〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-3㈦
135 【末裔】 そうたく
のうそ
かんべん
◆1 曩祖 ▼【末裔】マツエイ/バツエイ
子孫。≒後裔、末孫〈漢字ペディア〉
▼〔曩祖〕ノウソ/ドウソ
┌先祖。祖先。〈漢字ペディア〉
┌(国)先祖。祖先。〈漢辞海〉
┌先祖。祖先。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-2㈦
136 【無礼】 てんげん
いんぎん
らんでん
◆1 慇懃
殷勤
▼【無礼】ブレイ
あまりにていねいすぎて、かえって無礼になること。また、うわべは礼儀正しくていねいでも、実は尊大で相手を見下げているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔慇懃/殷勤〕インギン
┌1.真心がこもっていて、礼儀正しいこと。また、そのさま。ねんごろ。
└2.非常に親しく交わること。〈大辞泉〉
┌1.ねんごろなこと。礼儀正しくていねいなこと。
├2.うれえいたむさま。
└3.よしみ。特に、男女の思慕の情。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-1㈦
137 【明晰】 がんこ
はくせき
あんじゅ
◆1 含糊 ▼【明晰】メイセキ
┌1.明らかではっきりしていること。また、そのさま。
└2.論理学で、概念の外延が明確で他とはっきり区別できること。明白。〈大辞泉〉
┌筋道がとおっていて、はっきりしているさま。≒明白〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔含糊〕ガンコ
言葉や態度がはっきりしないこと。にえきらないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-1㈦
138 【野趣】 やゆ
てんぷう
がち
◆1 雅致 ▼【野趣】ヤシュ
自然のままの素朴なおもむき。ひなびた風情。≒野情、野致〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔雅致〕ガチ
上品で風流なおもむき。≒雅趣、雅味〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈦/●H19-3㈦/●H21-2㈦/●H24-2㈦
139 【愉悦】 ぎょうぼう
えんきょく
おうのう
◆1 懊悩 ▼【愉悦】ユエツ
心からよろこびたのしむこと。≒愉楽、悦楽〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔懊悩〕オウノウ
┌心の底から深く悩む。≒苦悩〈漢字源〉
┌心の奥で、悩みもだえること。≒煩悶、苦悩〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-1㈦/●H24-1㈦
140 【邑落】 からく
へきすう
だいふくちゅう
◆1 花洛
華洛
▼【邑落】ユウラク
集落。村落。むらざと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔花洛/華洛〕カラク
花の都。特に、京都をいう。〈漢字ペディア〉
★「洛」は、中国の古都、洛陽の意。
◇漢字ペディア大見出し
●R01-1㈦
141 【庸愚】 ほうじ
ぼうしゅん
ほぶ
◆1 髦俊 ▼【庸愚】ヨウグ
平凡でおろかなこと。また、その人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔髦俊〕ボウシュン
衆にぬきんでた人。〈日本国語大辞典〉
★「髦」は、髪の中で太くて長いものの意。転じて、ぬきんでること。
●H28-1㈦
142 【料峭】 きゅうせき
せんしょう
わく
◆1 和煦 ▼【料峭】リョウショウ
風が肌寒く感じられること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔和煦〕ワク
┌日が温暖なさま。〈漢辞海〉
┌春の日ざしの暖かく穏やかなこと。〈大辞泉〉
┌春の日の、のどかで暖かなこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-2㈦
143 【練達】 ふかん
さだ
うえんば
◆1 不堪 ▼【練達】レンタツ
習熟して高い水準に達すること。≒熟達〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔不堪〕フカン
物事が上手でないこと。特に技芸がうまくないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-2㈦/●H22-2㈦/●H27-3㈦
144 【老獪】 かんじょ
ぎょうこう
ぼくとつ
◆1 朴訥
木訥
樸訥
▼【老獪】ロウカイ
長い経験から世間慣れして、ずる賢いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔朴訥/木訥/樸訥〕ボクトツ
┌質朴で訥弁(トツベン:くちべた)朴訥であること。かざりけがなく、口数が少ないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌口数が少なく飾り気のないこと。≒木訥〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-3㈦
145 【倨傲】 けんよく
ぎょうこう
げいは
◆1 謙抑 ▼【倨傲】キョゴウ
おごりたかぶること。威張って気ままであること。≒傲慢〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔謙抑〕ケンヨク
へりくだって自分を控え目に抑えること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-2㈦
146 【冱寒】 じょくしょ
ぼうしゅ
ねつどう
◆1 溽暑 ▼【冱寒】ゴカン
こおりつくほどの厳しい寒さ。極寒。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔溽暑〕ジョクショ
┌湿気が多くて暑苦しい。蒸し暑い。〈漢辞海〉
┌1.むし暑いこと。
└2.陰暦六月の異名。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-1㈦
147 【剴切】 こうけい
こうちゃく
しっとう
◆1 失当 ▼【剴切】ガイセツ
┌非常によく当てはまること。また、そのさま。〈大辞林〉
┌ぴたりとあうこと。適切なこと。本来は地面すれすれに草を切る意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔失当〕シットウ
道理に合わないこと。適切でないこと。≒不当、⇔正当、至当〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈦/●H24-2㈦
148 【劈頭】 ちょうび
けいろく
りゅうよう
◆1 掉尾 ▼【劈頭】ヘキトウ
物事の始まり。まっさき。冒頭。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔掉尾〕トウビ/チョウビ
┌1.物事や文章の終わりの勢いがよいこと。また、そのさま。
└2.終わり。〈漢字ペディア〉
┌尾をふるう。〈字通〉
┌1.尻尾を振る。
├2.(国)物事の最後の勢いがさかんなさま。
└3.(国)物事の最後。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈦/●H19-3㈦
149 【叮嚀】 こっしょ
あうん
けいてい
◆1 忽諸 ▼【叮嚀/丁寧】テイネイ
┌≒丁寧〈漢字ペディア〉
┌≒丁寧
├1.昔、中国の軍中で、警戒の知らせや注意の為に用いられた楽器。
├2.注意深く念入りであること。こまかいところまで注意がゆきとどいていること。また、そのさま。
├3.手厚く親切なこと。ねんごろで礼儀正しいこと。また、そのさま。懇切。慇懃。
├4.何度も繰り返すこと。再三再四行うこと。また、そのさま。多く、何度も忠告する意に用いられる。
└5.(接頭語「ご」を伴って)冗長なこと。無駄に多いこと。また、そのさまを皮肉に言うときに用いる。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔忽諸〕コッショ
1.たちまち。
2.なおざりにすること。おろそかにすること。≒忽略〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-1㈦
150 【哄笑】 えきさく
どんぜい
どうこく
◆1 慟哭 ▼【哄笑】コウショウ
┌大勢の人が大声で笑うこと。どよめき笑うこと。〈漢字ペディア〉
┌大きな声でどっと笑うこと。≒高笑〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔慟哭〕ドウコク
┌身を震わせて大声で泣く。〈漢字源〉
┌ひどく悲しみ、大声をあげて泣くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈦/●H23-2㈦
151 【嬾惰】 けいしつ
せいとう
きんかく
◆1 勤恪 ▼【嬾惰/懶惰】ランダ
┌おこたること。なまけてぶらぶらしていること。無精なさま。≒懶惰〈漢字ペディア〉
┌めんどうくさがり、怠けること。また、そのさま。怠惰。〈大辞泉〉
┌ぐうたらなさま。≒懶慢〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔勤恪〕キンカク
まじめに勤めること。恪勤(カクゴン)。〈大辞泉〉
●H25-2㈦
152 【嶮岨】 せいひつ
はこう
たんい
◆1 坦夷 ▼【嶮岨/険阻】ケンソ
道などがけわしいさま。また、その場所。≒険阻〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔坦夷〕タンイ
地面がたいらなさま。≒平坦〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-3㈦/●H23-2㈦
153 【怡楽】 くそ
どんらん
あせい
◆1 苦楚 ▼【怡楽】イラク
┌喜び楽しむこと。〈大辞泉〉
┌喜び楽しむこと。〈日本国語大辞典〉
▼〔苦楚〕クソ
苦しくつらいこと。辛苦。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-1㈦
154 【恪勤】 いんぎん
ざんき
けたい
◆1 懈怠 ▼【恪勤】カッキン/カクゴン
まじめにつとめること。職務に励むこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔懈怠〕ケタイ/ケダイ/カイタイ
┌仏語。善行を収めるのに積極的でない心の状態。精進に対していう。〈大辞泉〉
┌1.心がゆるんでおこたること。なまけること。≒懈惰、怠懈
└2.仏教で修行をおこたること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈦
155 【恪勤】 らんだ
ごかん
かいちょく
◆1 懶惰
嬾惰
▼【恪勤】カッキン/カクゴン
まじめにつとめること。職務に励むこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔懶惰/嬾惰〕ランダ
┌おこたること。なまけてぶらぶらしていること。無精なさま。≒嬾惰〈漢字ペディア〉
┌めんどうくさがり、怠けること。また、そのさま。怠惰。〈大辞泉〉
┌ぐうたらなさま。≒懶慢〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-2㈦/●H23-3㈦
156 【恬澹】 かたく
しつよう
ふてん
◆1 執拗 ▼【恬澹/恬淡】テンタン
あっさりとしていて執着しないさま。無欲でとらわれないさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔執拗〕シツヨウ
┌1.しつこいさま。
└2.自分の意見にいつまでもこだわりつづけるさま。えこじ。頑固。〈大辞泉〉
┌1.意地を張り、自分の考えをあくまで通そうとするさま。
└2.しつこいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈦/●H20-3㈦
157 【恬澹】 けたい
おわい
どんらん
◆1 貪婪 ▼【恬澹/恬淡】テンタン
あっさりとしていて執着しないさま。無欲でとらわれないさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔貪婪〕ドンラン/タンラン/トンラン
┌飽くことを知らないこと。大変に欲深であること。また、そのさま。貪欲。たんらん。〈大辞泉〉
┌非常に欲が深いこと。≒貪欲〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈦/●H17-1㈦/●H19-1㈦/●H22-1㈦/●H29-1㈦
158 【懈惰】 ぼうし
じっこん
きっきょ
◆1 拮据 ▼【懈惰】カイダ
┌心がゆるんで物事をおろそかにする。おこたる。なまける。〈漢字源〉
┌おこたる。〈字通〉
┌「懈怠(ケダイ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔拮据〕キッキョ/ケッキョ
┌1.指先でくっくっとつまむ。
└2.貧しくで苦しい生活をする。〈漢字源〉
┌手や口を動かして、忙しく働くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-3㈦
159 【懈怠】 さいぎ
きっきょ
かんがい
◆1 拮据 ▼【懈怠】ケタイ/ケダイ/カイタイ
┌仏語。善行を収めるのに積極的でない心の状態。精進に対していう。〈大辞泉〉
┌1.心がゆるんでおこたること。なまけること。≒懈惰、怠懈
└2.仏教で修行をおこたること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔拮据〕キッキョ/ケッキョ
┌1.指先でくっくっとつまむ。
└2.貧しくで苦しい生活をする。〈漢字源〉
┌手や口を動かして、忙しく働くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-1㈦
160 【懶惰】 かっきん
そくいん
しょうふく
◆1 恪勤 ▼【懶惰/嬾惰】ランダ
┌おこたること。なまけてぶらぶらしていること。無精なさま。≒嬾惰〈漢字ペディア〉
┌めんどうくさがり、怠けること。また、そのさま。怠惰。〈大辞泉〉
┌ぐうたらなさま。≒懶慢〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔恪勤〕カッキン/カクゴン
まじめにつとめること。職務に励むこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈦/●H22-1㈦
161 【掉尾】 らんがく
しゅうえん
へきとう
◆1 劈頭 ▼【掉尾】トウビ/チョウビ
┌1.物事や文章の終わりの勢いがよいこと。また、そのさま。
└2.終わり。〈漢字ペディア〉
┌1.尻尾を振る。
├2.(国)物事の最後の勢いがさかんなさま。
└3.(国)物事の最後。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔劈頭〕ヘキトウ
物事の始まり。まっさき。冒頭。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-2㈦/●H20-3㈦/●H25-1㈦
162 【曩祖】 びょうえい
ばんきん
びそ
◆1 苗裔 ▼【曩祖】ノウソ/ドウソ
┌先祖。祖先。〈漢字ペディア〉
┌(国)先祖。祖先。〈漢辞海〉
┌先祖。祖先。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔苗裔〕ビョウエイ
遠い血筋の子孫。後胤(コウイン)。末裔。末孫。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-2㈦/●H28-3㈦
163 【曩祖】 まつえい
けんしゅ
ちょれき
◆1 末裔 ▼【曩祖】ノウソ/ドウソ
┌先祖。祖先。〈漢字ペディア〉
┌(国)先祖。祖先。〈漢辞海〉
┌先祖。祖先。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔末裔〕マツエイ/バツエイ
子孫。≒後裔、末孫〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈦/●H21-1㈦
164 【溷淆】 けんべつ
けんだん
せいひょう
◆1 甄別 ▼【溷淆/混淆/渾淆/混交】コンコウ
┌入り乱れたさま。ごたまぜなさま。渾淆。混淆。≒溷肴〈漢辞海〉
┌入り乱れる。≒溷肴、混淆、溷錯〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔甄別〕ケンベツ
はっきりと区別すること。はっきりと見分けること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-3㈦
165 【澹泊】 かんこ
しつよう
かんじょ
◆1 執拗 ▼【澹泊/淡泊/淡白】タンパク
心があっさりしていて無欲なさま。さっぱりしていてこだわらないさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔執拗〕シツヨウ
┌1.しつこいさま。
└2.自分の意見にいつまでもこだわりつづけるさま。えこじ。頑固。〈大辞泉〉
┌1.意地を張り、自分の考えをあくまで通そうとするさま。
└2.しつこいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-1㈦
166 【瀰散】 いしゅう
ぎょうぼう
きっきょ
◆1 蝟集 ▼【瀰散】ビサン
広がりちること。≒拡散〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蝟集〕イシュウ
ハリネズミの毛のように、多くの物が一か所にあつまること。≒雲集、密集〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-2㈦
167 【狷狭】 ほりゅう
らいらく
かろ
◆1 磊落 ▼【狷狭】ケンキョウ
気がみじかく、心が狭いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔磊落〕ライラク
心が大きく、小事にこだわらないこと。また、そのさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈦
168 【瘠薄】 ごうふく
けんたん
よくじょう
◆1 沃饒 ▼【瘠薄】セキハク
やせたる土地。〈字源〉
▼〔沃饒〕ヨクジョウ
地味が肥えて作物が豊かに実ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-2㈦
169 【瞻仰】 ぎょうそ
しさ
ふかん
◆1 俯瞰 ▼【瞻仰】センギョウ/センゴウ
1.仰ぎ見ること。見上げること。
2.仰ぎ尊ぶこと。慕い敬うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔俯瞰〕フカン
高い所から見おろすこと。≒鳥瞰〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈦
170 【矍鑠】 もうもう
そご
めいめい
◆1 耄耄 ▼【矍鑠】カクシャク
┌年をとっても丈夫で元気のいいさま。〈大辞泉〉
┌年をとっても心身ともに元気なさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔耄耄〕モウモウ
おいぼれたさま。よぼよぼのようす。≒耄碌〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-2㈦
171 【緻密】 そほん
もくう
しょそ
◆1 麤笨
粗笨
▼【緻密】チミツ
1.きめのこまかいさま。
2.細部まで手落ちがないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔麤笨/粗笨〕ソホン
おおまかで、細かい点まで行き届いていないこと。また、そのさま。≒粗雑〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-2㈦
172 【荼毒】 しょき
ふんごう
ひえき
◆1 裨益
俾益
▼【荼毒】トドク
1.非常に苦しめること。また、苦しむこと。
2.害毒をなすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔裨益/俾益〕ヒエキ
おぎなって利益を与えること。助けとなること。役に立つこと。≒補益〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-2㈦
173 【蘊藉】 かいらい
しゃし
けんかい
◆1 狷介 ▼【蘊藉/温藉】ウンシャ
┌寛大でおだやか。ゆったりとつつみこんで、こせこせと人をとがめない。〈漢字源〉
┌気持ちが広くおだやかなさま。余裕のあるさま。≒温藉〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔狷介〕ケンカイ
┌かたくなに自分の考えを守り、人と妥協しないさま。〈漢字ペディア〉
┌頑固で自分の信じるところを固く守り、他人に心を開こうとしないこと。また、そのさま。片意地。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈦/●H23-1㈦/●H24-3㈦
174 【裨益】 とそう
さいり
とがい
◆1 蠹害 ▼【裨益/俾益】ヒエキ
おぎなって利益を与えること。助けとなること。役に立つこと。≒補益〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蠹害〕トガイ
┌≒蠹毒
├1.しみ(虫の名)が衣服や書物を食い破る害。
└2.物事を害すること。またその害。〈漢字源〉
┌害毒となる。〈字通〉
┌1.虫が物を食って害をなすこと。
└2.物事を害すること。また、その者。〈大辞泉〉
┌蠹毒≒
├1.虫が本や衣服などを食って害をなすこと。また、その害。
└2.物事をむしばみそこなうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-1㈦
175 【誚譲】 ゆうめん
がくがく
ほうばつ
◆1 宥免 ▼【誚譲】ショウジョウ
┌しかり咎(トガ)める。〈新漢和大字典〉
┌責めとがめること。しかり責めること。譴責。〈日本国語大辞典〉
┌詰責すること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔宥免〕ユウメン
心を広くして罪をゆるすこと。罪をみのがすこと。≒宥恕〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-1㈦
176 【諠譟】 せいはい
ていき
せいひつ
◆1 静謐 ▼【諠譟/喧噪/喧騒】ケンソウ
にぎやかにさわぐこと。また、人の声や物音がやかましいこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔静謐〕セイヒツ
静かで落ち着いていること。世の中が平和に治まっていること。≒平穏、静穏〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-2㈦
177 【貪婪】 てんたん
おうか
りょうご
◆1 恬澹
恬淡
▼【貪婪】ドンラン/タンラン/トンラン
┌飽くことを知らないこと。大変に欲深であること。また、そのさま。貪欲。たんらん。〈大辞泉〉
┌非常に欲が深いこと。≒貪欲〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔恬澹/恬淡〕テンタン
あっさりとしていて執着しないさま。無欲でとらわれないさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-3㈦
178 【鄙俗】 いんび
こうぎ
とが
◆1 都雅 ▼【鄙俗/卑俗】ヒゾク
1.田舎びていること。また、そのさま。
2.品がなく低俗なこと。また、そのさま。≒卑俗〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔都雅〕トガ
姿や振る舞いの上品なこと。みやびやかなこと。また、そのさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈦/●H29-1㈦
179 【闊歩】 いだてん
きょくせき
もんしつ
◆1 跼蹐
局蹐
▼【闊歩】カッポ
1.大股(オオマタ)で堂々と歩くこと。
2.いばって歩くこと。傍若無人に行動すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔跼蹐/局蹐〕キョクセキ
┌「跼天蹐地(キョクテンセキチ)」の略。〈大辞泉〉
┌おそるおそる歩くこと。非常におそれるさま。「跼天蹐地」の略。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-3㈦
180 【頌美】 ていき
えいきょく
かいびゃく
◆1 詆毀
詆譏
▼【頌美】ショウビ
徳行や功績をほめたたえる。〈漢辞海〉
▼〔詆毀/詆譏〕テイキ
そしること。人を悪く言うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-2㈦
181 【駘蕩】 しょうしつ
けげん
いき
◆1 蕭瑟 ▼【駘蕩】タイトウ
1.春の情景ののどかなさま。春のけしきののんびりしたさま。
2.大きくのびのびとしているさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蕭瑟〕ショウシツ
秋風がものさびしく吹きすさぶこと。また、そのようなさまや、その音。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●R02-2㈦
182 【駑鈍】 ぎょくせん
さいり
とが
◆1 犀利 ▼【駑鈍】ドドン
鈍くて才能が劣っていること。鈍才。≒愚鈍、魯鈍〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔犀利〕サイリ
1.武器などがかたく鋭いこと。
2.文章の勢いや頭のはたらきが鋭いさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈦
183 【駑駘】 いっそく
がとう
とそう
◆1 逸足 ▼【駑駘】ドタイ
┌1.のろい馬。
└2.転じて、才能が劣っていること。また、その人。〈大辞林〉
┌駄馬。〈字通〉
┌≒駑馬
├1.のろい馬。鈍い馬。
└2.鈍才。劣った人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔逸足〕イッソク
1.足が速いこと。≒駿足
2.すぐれた才能をもった人物。≒逸材〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-3㈦
184 【騏驥】 こうが
どたい
ちてい
◆1 駑駘 ▼【騏驥】キキ
┌1.よく走るすぐれた馬。駿馬。
└2.すぐれた人物。〈大辞泉〉
┌千里を走る名馬。よく走るすぐれた馬のこと。駿馬。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔駑駘〕ドタイ
┌1.のろい馬。
└2.転じて、才能が劣っていること。また、その人。〈大辞林〉
┌≒駑馬
├1.のろい馬。鈍い馬。
└2.鈍才。劣った人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-1㈦
185 【齟齬】 はんごう
ひんごう
ふんごう
◆1 吻合 ▼【齟齬】ソゴ
┌物事がうまくかみ合わないこと。食い違うこと。ゆきちがい。〈大辞泉〉
┌物事がくいちがうこと。行きちがい。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔吻合〕フンゴウ
物事がぴったり合うこと。〈漢字ペディア〉
★上下のくちびるがぴったり合う意から。
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈦/●H17-2㈦/●H20-1㈦
186 【繫縛】 きょはく
しっこく
ろかく
◆1 桎梏 ▼【繫縛】ケイバク
つなぎしばること。また、そのもの。ほだし。
2.精神的に束縛すること。
◇漢字ペディア下付き
▼〔桎梏〕シッコク
┌1.あしかせと手かせ。
└2.転じて、自由を奪うもの。束縛。〈漢字源〉
┌1.足かせと手かせ。
└2.自由をさまたげるもの。≒束縛、拘束〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-3㈦
187 【蟬髪】 うんびん
こんとく
せいあ
◆1 雲鬢 ▼【蟬髪】センパツ
せみの羽のようにすき通った美しい髪。女性の髪の美しさをたとえていう。転じて、美しい女性。美人。蝉鬢(センビン)。〈日本国語大辞典〉
▼〔雲鬢〕ウンビン
┌女性の豊かな髪の美しさを雲にたとえた言葉。転じて、美しい女性。〈漢字ペディア〉
┌女性の鬢の毛の美しさを雲にたとえていう語。転じて、美しい女性のこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-1㈦
188 【顚蹶】 さち
しんせん
てきちょく
◆1 蹉躓 ▼【顚蹶/転蹶】テンケツ
┌1.つまずきたおれる。
└2.困難にあって苦しむ。〈漢字源〉
┌つまずき倒れること。また、失敗すること。≒転蹶〈大辞林〉
┌つまずき倒れること。ころぶこと。転じて、失敗すること。挫折すること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔蹉躓〕サチ
┌つまずくこと。また、失敗すること。〈大辞泉〉
┌つまずくこと。また、失敗すること。蹉跌。蹉跎。〈日本国語大辞典〉
●H22-2㈦
189 【阿漕】 はつらつ
あいだい
あくらつ
◆1 悪辣 ▼【阿漕】あこぎ
非常に欲張りで無情なようす。
★三重県津市の阿漕ヶ浦は禁漁地であったが、ある漁師が何度もそこで密漁を重ねて捕らえられた伝説から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔悪辣〕アクラツ
やり方があくどいこと。ひどく悪質でたちのわるいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-1㈦
190 【威嚇】 ひょうが
どうかつ
かくしゃく
◆1 恫喝
恫愒
▼【威嚇】イカク
力を見せつけておどすこと。おどかし。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔恫喝/恫愒〕ドウカツ
おどして、怖がらせること。おどかし。≒脅迫〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈦
191 【易簀】 ふくしょく
えんかん
さんしゃ
◆1 捐館 ▼【易簀】エキサク
┌病床をとりかえる意から、人の死を言う。〈漢字源〉
┌賢者が死ぬこと。〈漢字ペディア〉
★孔子の弟子の曽子(ソウシ)が死ぬ間際、家老からもらった立派な簀(スノコ)を、身分にふさわしくないといって易(カ)えさせ、息を引きとったという故事から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔捐館〕エンカン
身分の高い人の死。〈漢字ペディア〉
★住居を捐(ス)てて世を去るの意。館舎(カンシャ)を捐(ス)つ。
◇漢字ペディア大見出し
●R02-2㈦
192 【維新】 りかく
はんどく
えきだん
◆1 釐革 ▼【維新】イシン
1.すべてが改まって新しくなること。特に、政治的なことについて用いる。
2.明治維新。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔釐革〕リカク
改めること。おさめ改めること。改革すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-2㈦
193 【育英】 せいが
こうまい
ようじゅ
◆1 菁莪 ▼【育英】イクエイ
1.才能ある青少年を教育すること。
2.青少年が学業に専心できるように経済上の援助をすること。
▼〔菁莪〕セイガ
┌1.人材を教育すること。
└2.多くの人材。〈新漢和大字典〉
┌人材を教育することをいう。〈字通〉
┌人材を育成すること。また、それを楽しむこと。〈漢字ペディア〉
★詩経小雅の「菁菁者莪(セイセイシャガ)」の内容を「人材育成を楽しむ」とした序に基づく。
◇漢字ペディア大見出し
●R01-3㈦
194 【逸品】 ゆうぶつ
べんりゅう
よくい
◆1 尤物 ▼【逸品】イッピン
最上の品物や作品。≒絶品〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔尤物〕ユウブツ
1.すぐれた人物や物。
2.美人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-1㈦
195 【宇内】 そうろ
かんちゅう
からく
◆1 寰中 ▼【宇内】ウダイ
あめのした。天下。世界。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔寰中〕カンチュウ
┌1.天子の直轄する地域。畿内(キナイ)。
└2.天子のおさめる所。国内。〈日本国語大辞典〉
┌1.天子直轄の地域。寰内。畿内。
└2.天下。国内。〈大辞林〉
◇漢字ペディア小見出し
●H24-3㈦
196 【嬰児】 ぼうげい
こうふん
がいてい
◆1 孩提 ▼【嬰児】エイジ/みどりご
1.「嬰児(ミドリゴ)」に同じ。
2.生まれてから三歳くらいまでの子ども。≒幼児〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔孩提〕ガイテイ
┌骨組ができ、人に抱かれるくらいになった子ども。また、二、三歳の幼児。〈漢字源〉
┌二、三歳の子。笑うことを知り、抱きかかえられるくらいの子供の意。孩児。孩稚。〈新大字典〉
┌乳児。また、二、三歳の幼児。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-2㈦
197 【越権】 そじょう
ばっこ
せんえつ
◆1 僭越
僣越
▼【越権】エッケン
与えられた権限以上のことに口を出すこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔僭越〕センエツ
身分・分限を越え、出過ぎること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈦
198 【円居】 せいち
だんらん
へきとう
◆1 団欒 ▼【円居/団居】まどい
1.人がまるく座ること。車座(クルマザ)。
2.人が親しく集まること。団欒(ダンラン)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔団欒〕ダンラン
集まって楽しく語り合うこと。親しい者どうしのなごやかな会合。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-2㈦
199 【遠近】 らんる
こうぼう
かじ
◆1 遐邇 ▼【遠近】エンキン
遠い所と近い所。遠いことと近いこと。〈大辞泉〉
▼〔遐邇〕カジ
┌とおきと、ちかきと。≒遠近〈字源〉
┌遠い所と、近い所。遠近。〈新漢和大字典〉
┌遠い所と近い所。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●H29-1㈦
200 【鉛槧】 そうこ
ていせい
けんがい
◆1 操觚 ▼【鉛槧】エンザン
┌1.文字を書いたり、塗って消したりするのに用いる胡粉と、文字を書く板。筆記用具。
└2.詩文を書くこと。文筆に携わること。〈漢字源〉
┌詩や文章を書くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔操觚〕ソウコ
┌詩文を作ること。文筆を仕事とすること。〈漢字ペディア〉
┌詩文を作ること。文筆に従事すること。〈大辞泉〉
★「觚」は、四角い木札。古代中国でこれに文字を書いたところから。
◇漢字ペディア大見出し
●H26-2㈦
201 【奥津城】 ほうさい
しんすい
せいざん
◆1 青山 ▼【奥津城】おくつき/おきつき
墓。墓所。〈漢字ペディア〉
★外界から遮られた奥まった境域の意。つ(津)は「の」の意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔青山〕セイザン
1.樹木が青々と茂っている山。
2.人が死んで骨を埋める場所。墓場。〈漢字ペディア〉
★本来木の茂った山のことであるが、蘇軾の詩句「是(コ)の処(トコロ)の青山(セイザン)骨(ホネ)を埋(ウズ)むべし」、ひいて清狂の詩句「人間(ジンカン)到る処青山有り」から墓地、死に場所のことと解せられることになった。
◇漢字ペディア大見出し
●R01-2㈦
202 【黄白】 あとぶつ
ちょれき
せきとく
◆1 阿堵物 ▼【黄白】コウハク
1.黄色と白色。
2.金と銀。
3.金銭。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔阿堵物〕アトブツ
銭の異名。〈漢字ペディア〉
★中国六朝(リクチョウ)時代の俗語で、このもの、の意。晋の王衍(オウエン)が金銭を忌んで呼んだところからという。
◇漢字ペディア大見出し
●H28-2㈦
203 【音物】 ほうしょ
ぞうぶつ
うんちく
◆1 苞苴 ▼【音物】インモツ/インブツ
1.贈り物。≒進物
2.わいろ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔苞苴〕ホウショ
┌1.「苞苴(つと)」に同じ。
└2.わいろ。まいない。〈漢字ペディア〉
┌1.わらなどを束ねて、その中に魚、果物などの食品を包むこと。また、その包んだもの。あらまき。つと。
├2.つとに入れたみやげもの。また一般に、贈答品。
└3.賄賂。音物(インブツ)。まいない。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-2㈦/●H22-2㈦/●H25-1㈦
204 【佳肴】 こうかぶつ
きこうでん
そし
◆1 好下物 ▼【佳肴/嘉肴】カコウ
うまい料理。おいしい酒のさかな。ごちそう。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔好下物〕コウカブツ
よい酒の肴(サカナ)。佳肴(カコウ)。〈漢字ペディア〉
★「下物」は、酒の肴の意。
◇漢字ペディア大見出し
●H30-1㈦
205 【家訓】 いりん
ていきん
しっか
◆1 庭訓 ▼【家訓】カクン/カキン
その家に代々伝わる教え・戒め。≒家憲、庭訓(テイキン)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔庭訓〕テイキン
┌1.家庭教育。家庭での教訓。
└2.「庭訓往来」の略。〈大辞泉〉
┌庭での教えの意から、家庭の教訓。家庭のしつけ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-1㈦
206 【火宅】 ぜいぼく
かろ
しゃば
◆1 娑婆 ▼【火宅】カタク
(仏)現世。娑婆。悩み・苦しみに満ちたこの世を、火事で燃える家にたとえた語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔娑婆〕シャバ/サバ
1.(仏)この世。人間界。現世。≒俗世
2.獄中や兵営などの拘束された世界から見た、外の自由な世界。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-3㈦
207 【花街】 そうし
こうく
しゃこう
◆1 斜巷 ▼【花街】カガイ/はなまち
遊郭のある所。いろまち。≒遊里、花柳〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔斜巷〕シャコウ
花柳街。遊里。〈日本国語大辞典〉
★狭斜の巷(チマタ)の意。
●H30-2㈦
208 【雅量】 きんど
ししゅ
ひぞく
◆1 襟度 ▼【雅量】ガリョウ
広くおおらかな度量。寛大な心。≒広量〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔襟度〕キンド
人の意見などを受け入れられる心の広さ。≒度量〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-3㈦
209 【悔悛】 ぜいせい
そくいん
ざんげ
◆1 懺悔 ▼【悔悛】カイシュン
キリスト教で、自分が過去に犯した罪を神に告げ、わびて許しを得ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔懺悔〕ザンゲ/サンゲ
┌(仏)過去の過ちを悔い改める。また、悔いて告白する。〈漢字源〉
┌自ら悔い改める。〈字通〉
┌過去に犯した罪を後悔して、神や人に告白すること。〈漢字ペディア〉
┌1.(サンゲ)(仏)罪過を悔いて仏や僧に告白し、許しを請う。
└2.(ザンゲ)キリスト教で、自ら犯した罪過を告白し、悔い改めること。告白。告解。
└3.(ザンゲ)誤りや罪過を自覚して心をひどく痛める。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈦/●H24-2㈦
210 【戒飭】 こじ
けんせき
ちゅっちょく
◆1 譴責 ▼【戒飭】カイチョク
注意を与えて行いをつつしませること。また、自らをいましめつつしむこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔譴責〕ケンセキ
┌1.しかり責めること。不正や過失などを厳しくとがめること。
└2.懲戒処分のうち最も軽いもの。職務上の義務違反について警告し、将来を戒めること。現在、法令上では戒告という。〈大辞泉〉
┌1.あやまちや不正などをとがめ責めること。
└2.かつて公務員の職務上の過失に対して与えられた懲戒処分の一つ。現在は「戒告」という。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈦
211 【渇望】 きんてん
ききん
すいぜん
◆1 垂涎 ▼【渇望】カツボウ
のどがかわいて水を欲しがるように、強くのぞむこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔垂涎〕スイゼン/スイセン/スイエン
┌1.よだれをたらす。
└2.非常にうらやましがること。〈漢字源〉
┌ほしくてたまらぬ。〈字通〉
┌1.食べたくてよだれをたらすこと。
├2.非常にほしがること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈦
212 【乾坤】 いってき
しょうじょう
きょうあい
◆1 霄壌 ▼【乾坤】ケンコン
1.天と地。空と大地。≒霄壌
2.陽と陰。
3.方角で、北西の戌亥(イヌイ)と南西の未申(ヒツジサル)。〈漢字ペディア〉
★「乾」も「坤」も易の卦(ケ)から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔霄壌〕ショウジョウ
┌1.天と地。天地。
└2.天地ほどに、大きな隔たりであることのたとえ。雲泥。〈漢辞海〉
┌天と地。また、天と地のように非常に隔たりのあるたとえ。≒雲泥〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈦/●H21-1㈦/●H25-3㈦
213 【簡牘】 しょそ
ていぶん
ちょけん
◆1 書疏 ▼【簡牘/竿牘】カントク/カンドク
1.文書。書類。
2.書簡。手紙。≒簡札〈漢字ペディア〉
★「簡」は、文字を記す竹のふだ。「牘」は、木のふだの意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔書疏〕ショソ
書状。書簡。手紙。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H26-1㈦
214 【還俗】 もうじん
ふくしょく
そうもん
◆1 復飾 ▼【還俗】ゲンゾク
出家した僧や尼が、再び世俗の人間にかえること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔復飾〕フクショク
僧が還俗すること。〈大辞泉〉
●R01-3㈦
215 【還暦】 ぼうてつ
そうねん
かこう
◆1 華甲 ▼【還暦】カンレキ
六十年で干支が再び生まれたときのものに還(カエ)ることから、数え年で六一歳のこと。本卦(ホンケ)がえり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔華甲〕カコウ
数え年六一歳の呼称。≒還暦〈漢字ペディア〉
★華の字は六つの十と一に分けられ、甲は十干の第一番目。
◇漢字ペディア大見出し
●H30-3㈦
216 【閑居】 せいち
ほうかく
ゆうこ
◆1 棲遅
栖遅
▼【閑居/間居】カンキョ
1.静かで落ちついた住居。
2.することがなくひまなこと。
3.世俗から離れてのんびりと暮らすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔棲遅/栖遅〕セイチ
1.ゆっくりと休息すること。
2.官を退いて、また、官に仕えず世俗を離れてすむこと。また、その家。≒閑居〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-3㈦
217 【陥穽】 けんとう
いけつ
こうけつ
◆1 圏套 ▼【陥穽】カンセイ
1.落とし穴。わな。
2.人を陥れる計略。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔圏套〕ケントウ
1.わな。しかけ。また、策をめぐらすこと。計略。
2.なわばりのうち。勢力の範囲内。〈日本国語大辞典〉
●R01-3㈦
218 【雁札】 あとぶつ
そんたく
せきとく
◆1 尺牘 ▼【雁札】ガンサツ
音信の書。手紙。かりのたより。雁書。雁信。雁文。雁素(ガンソ)。〈日本国語大辞典〉
★漢の蘇武(ソブ)が匈奴(キョウド)に捕えられたとき雁の足に手紙を付けて故郷に送ったというの故事から。 
▼〔尺牘〕セキトク/シャクドク
文書。手紙。書状。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-3㈦
219 【雁書】 がち
せきとく
けいたん
◆1 尺牘 ▼【雁書】ガンショ
手紙。≒雁信、雁札、雁帛(ガンパク)〈漢字ペディア〉
★中国漢代、匈奴(キョウド)に捕らえられ死んだと伝えられた蘇武(ソブ)を釈放させるため、漢王朝は使者を送り「雁(ガン)を射落としたところ、その足に手紙が結ばれていて、蘇武の居場所が書いてあった」といわせた故事から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔尺牘〕セキトク/シャクドク
文書。手紙。書状。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈦
220 【雁帛】 せきとく
らくはく
がちゅう
◆1 尺牘 ▼【雁帛】ガンパク
手紙。音信。雁書。〈日本国語大辞典〉
★漢の蘇武(ソブ)が匈奴(キョウド)から雁の足に手紙を結び付けて都へ、無事を知らせた故事から。「帛」は、白い絹。
◇漢字ペディア下付き
▼〔尺牘〕セキトク/シャクドク
文書。手紙。書状。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-3㈦
221 【気儘】 じくじ
しつよう
ほうらつ
◆1 放埒
放埓
▼【気儘】キまま
自分の思うとおりに振る舞うこと。また、そのさま。気の向くまま。≒気随、勝手〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔放埒〕ホウラツ
1.「放逸」に同じ。≒放縦
2.酒や色欲にふけること。≒放蕩(ホウトウ)〈漢字ペディア〉
★馬が柵(サク)である埒(ラチ)から放れ出る意から。
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈦
222 【欺罔】 しゅうらん
まんちゃく
れいり
◆1 瞞着
瞞著
▼【欺罔】ギモウ/キモウ/ギボウ<br┌人の目をくらまし、あざむくこと。〈漢字ペディア〉
┌1.人をあざむき、だますこと。
└2.法律上、詐欺の目的で人をだまして錯誤に陥らせること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し>
▼〔瞞着/瞞著〕マンチャク
あざむくこと。だますこと。ごまかすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-1㈦
223 【義捐】 いんぎん
きゅうじゅつ
かっきん
◆1 救恤
救卹
▼【義捐/義援】ギエン
慈善のため、また不幸や災害にあった人に対して、金品を寄付すること。〈大辞林〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔救恤〕キュウジュツ
困っている人たちに物品などを恵み助けること。≒救援〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-3㈦
224 【蟻附】 ふくしゃ
がちゅう
いしゅう
◆1 蝟集 ▼【蟻附/蟻付】ギフ
蟻が甘いものに寄り付くように、大勢の者が群がり集まること。〈日本国語大辞典〉
▼〔蝟集〕イシュウ
ハリネズミの毛のように、多くの物が一か所にあつまること。≒雲集、密集〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-2㈦
225 【逆睹】 へいげい
たんげい
おうしょう
◆1 端倪 ▼【逆睹】ギャクト/ゲキト
あらかじめ見通しをつけること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔端倪〕タンゲイ
┌1.物事のはじめと終わり。
└2.物事のなりゆきをおしはかること。推測すること〈漢字ペディア〉
┌1.物事の初めと終わり。事の始終。
└2.物事の本と末、終わりと始めを推しはかること。あらかじめ予想すること。推測。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈦/●H17-3㈦/●H19-2㈦
226 【居然】 けんべつ
ぶりょう
ゆうちょう
◆1 無聊 ▼【居然】キョゼン
1.じっとして動かないさま。いながら。
2.することがなく退屈なさま。つれづれ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔無聊〕ブリョウ/ムリョウ
1.することがなく、退屈なこと。つれづれ。
2.気になることがあって楽しめないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈦
227 【供物】 どさん
しんけん
しんせん
◆1 神饌 ▼【供物】クモツ
神仏に供養のため、そなえるもの。おそなえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔神饌〕シンセン
神にそなえる飲食物。稲・酒・米や野菜・魚介類・塩や水など。御饌(ミケ)。≒供物〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-3㈦
228 【匡弼】 こうじん
てんたん
ゆうえき
◆1 誘掖 ▼【匡弼】キョウヒツ
誤りをただし、欠けたところを補い助けること。また、その人。≒匡輔〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔誘掖〕ユウエキ
導き助けること。導き教えること。〈漢字ペディア〉
★「誘」は、前に居て導く。「掖」は、側から助ける。
◇漢字ペディア大見出し
●H24-2㈦
229 【恐惶】 いたん
きょうかい
そほん
◆1 畏憚 ▼【恐惶】キョウコウ
1.おそれかしこまること。
2.手紙の末尾に用いる語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔畏憚〕イタン
おそれて気をつかい、遠慮すること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H28-3㈦
230 【教唆】 せんしょう
そうこ
しそう
◆1 指嗾
使嗾
▼【教唆】キョウサ
1.他人を嗾(ケシカ)けること。特に、悪事を唆(ソソノカ)すこと。
2.他人を唆して犯意を起こさせること。法律で共犯の一形式。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔指嗾/使嗾〕シソウ
┌さしずして、唆す。嗾ける。〈漢字源〉
┌人を唆すこと。嗾けること。≒使嗾、教唆〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈦
231 【郷関】 そうし
りくごう
さやく
◆1 桑梓 ▼【郷関】キョウカン
1.郷里の村の門。故郷と他国との国ざかい。
2.郷里。故郷。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔桑梓〕ソウシ
父母を敬慕すること。また、郷里。ふるさと。〈漢字ペディア〉
★昔、中国で桑(クワ)と梓(アズサ)の木を植えて、子孫の暮らしの助けとしたことから。
◇漢字ペディア大見出し
●H27-3㈦
232 【玉座】 ほうそ
こうちょう
けんせん
◆1 宝祚 ▼【玉座】ギョクザ
天皇・皇帝などの座る場所。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔宝祚〕ホウソ
┌天子の位。≒丕祚〈漢字源〉
┌天子の位。帝位。帝座。〈漢辞海〉
┌天子の位。あまつひつぎ。≒皇位、玉座〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-2㈦
233 【玉折】 どうこく
さんだつ
えきさく
◆1 易簀 ▼【玉折】ギョクセツ
玉が砕けこわれること。すぐれたものが失われること。転じて立派な死に方や、すぐれた人が若死することにいう。〈日本国語大辞典〉
▼〔易簀〕エキサク
┌病床をとりかえる意から、人の死を言う。〈漢字源〉
┌賢者が死ぬこと。〈漢字ペディア〉
★孔子の弟子の曽子(ソウシ)が死ぬ間際、家老からもらった立派な簀(スノコ)を、身分にふさわしくないといって易(カ)えさせ、息を引きとったという故事から。
◇漢字ペディア大見出し
●H30-3㈦
234 【玉蟾】 りょくぜん
こうが
そうよう
◆1 姮娥
嫦娥
▼【玉蟾】ギョクセン
月の異称。月に蟾(ヒキガエル)がすむという中国の伝説から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔姮娥〕コウガ
┌月の異名。〈字源〉
┌月中の女。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●R01-2㈦
235 【欽仰】 えきさく
いんぎん
きこう
◆1 葵向 ▼【欽仰】キンギョウ/キンゴウ
相手をうやまいあおぐこと。あおぎしたうこと。≒欽慕、仰慕〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔葵向〕キコウ
葵(アオイ)の花が、日の光のほうに向くこと。転じて、君主や目上の人の徳を、あおぎ慕うこと。≒葵傾(キケイ)、葵傾向日〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R02-2㈦
236 【近時】 えんらん
ばんきん
のうじつ
◆1 輓近
輓今
▼【近時】キンジ
ちかごろ。最近。⇔往時〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔輓近/輓今〕バンキン
┌ちかごろ。最近。近来。〈大辞泉〉
┌1.古代に対して、のちの世。
└2.ちかごろ。〈新漢和大字典〉
┌1.近ごろ。近年。
└2.古代に対して、最近の世。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-2㈦
237 【苦楽】 こんきん
きゅうせき
ていせい
◆1 休戚 ▼【苦楽】クラク
苦しみと楽しみ。苦しいことと楽しいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔休戚〕キュウセキ
喜びと悲しみ。幸いと不幸。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-2㈦
238 【愚弄】 やゆ
ぐとく
きかん
◆1 揶揄
邪揄
▼【愚弄】グロウ
人をばかにして、からかうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔揶揄/邪揄〕ヤユ
┌からかい、ばかにする。〈漢字源〉
┌からかうこと。ばかにして笑うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈦
239 【桑梓】 ふんゆ
いんぷ
りんり
◆1 枌楡 ▼【桑梓】ソウシ
父母を敬慕すること。また、郷里。ふるさと。〈漢字ペディア〉
★昔、中国で桑(クワ)と梓(アズサ)の木を植えて、子孫の暮らしの助けとしたことから。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔枌楡〕フンユ
┌1.にれの木。
└2.郷里の意。〈漢字源〉
┌1.ニレの木。
├2.神聖な場所。神社。
└3.郷里。〈漢字ペディア〉
★漢の高祖が郷里から都に移して父の心を慰めた社(ヤシロ)の名とその祭神がニレの木であるところから。
◇漢字ペディア大見出し
●R01-1㈦
240 【軍船】 せんしょう
じくろ
もうどう
◆1 艨艟 ▼【軍船】グンセン/いくさぶね
戦争に用いる船。兵船。軍艦。艨艟。いくさのふね。〈日本国語大辞典〉
▼〔艨艟〕モウドウ
┌軍艦。堅固で細長く、敵船中に突入するのに用いたものをいった。もうしょう。〈大辞泉〉
┌軍船。軍艦。いくさぶね。艟艨。〈大辞林〉
┌いくさぶね。敵の船に突き当たって壊す、頑丈なつくりの軍用船。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-1㈦
241 【激浪】 ぼうだ
どとう
れんじょ
◆1 怒濤
怒涛
▼【激浪】ゲキロウ
はげしい波。進行が妨げられるほどに荒い波。≒怒濤〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔怒濤〕ドトウ
1.荒れ狂う大波。
2.移り変わりの激しいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈦
242 【結納】 のうさい
しょそ
こんしゅ
◆1 納采 ▼【結納】ユイノウ
婚約のしるしに両家が贈り物を取り交わすこと。また、そのもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔納采〕ノウサイ
皇族が結納を取りかわすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-1㈦
243 【懸隔】 さっかん
かいれい
けいてい
◆1 逕庭
径庭
▼【懸隔】ケンカク
はるかにへだたっていること。二つの事物がかけ離れていること。≒懸絶〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔逕庭/径庭〕ケイテイ
┌かけへだたり。大差。〈字通〉
┌小道と広い庭。非常に違っていることのたとえ。大きな差異。〈新漢和大字典〉
┌二つのものの間にある隔たり。懸隔。≒径庭〈大辞泉〉
┌大きなへだたり。差異。≒径庭〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-3㈦
244 【権輿】 らんしょう
そうぼう
れいげん
◆1 濫觴 ▼【権輿】ケンヨ
物事のはじめ。事柄の始まり。〈漢字ペディア〉
★「権」は秤(ハカリ)のおもり、「輿」は車の底の部分の意で、どちらも最初に作る部分であるところから。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔濫觴〕ランショウ
物事の最初。起こり。起源。〈漢字ペディア〉
★揚子江も源に遡れば、觴(サカズキ)を濫(ウ)かべるほどの細流であったとの意から。一説に、「濫」は、あふれる意で、觴を溢れさせるほどのわずかな水流をいうとも。
◇漢字ペディア大見出し
●H20-2㈦/●H22-1㈦
245 【元朝】 けいたん
くがい
れいみん
◆1 鶏旦 ▼【元朝】ガンチョウ
元日の朝。元旦。〈大辞林〉
▼〔鶏旦〕ケイタン
1.にわとりの鳴く朝。夜明け。鶏晨(ケイシン)。
2.元旦の異称。〈日本国語大辞典〉
●H28-3㈦
246 【孤高】 きょうきょ
きしゅく
こうかい
◆1 耿介 ▼【孤高】ココウ
一人かけ離れて高い理想をいだいているさま。誇り高いさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔耿介〕コウカイ
┌1.堅く節操を守ること。
└2.徳が光り輝いて大いなるさま。〈新大字典〉
┌1.節操がかたく、自立している。
├2.ちかちかと光り輝くさま。
└3.かたく節操を守ること。〈漢字源〉
┌堅く節操を守り、俗世間にまじわらないさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H30-3㈦
247 【故轍】 せんしょう
そうこ
ていせい
◆1 先蹤 ▼【故轍】コテツ
1.先に通った車の轍(ワダチ)。
2.前人の行った跡。昔ながらのやり方。前例。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔先蹤〕センショウ
先人の行った事業の跡。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-2㈦
248 【胡乱】 ひんぷん
けげん
かんかく
◆1 怪訝 ▼【胡乱】ウロン
┌あやしげで疑わしいこと。行動などが不審なさま。胡散臭いさま。〈漢字ペディア〉
┌1.正体の怪しく疑わしいこと。また、そのさま。
├2.確かでないこと。真実かどうか疑わしいこと。また、そのさま。
└3.乱雑であること。また、そのさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔怪訝〕ケゲン/カイガ
┌理由・事情がわからず合点がいかないこと。あやしみ、いぶかしく思うこと。〈漢字ペディア〉
┌不思議で納得がいかないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈦/●H22-1㈦
249 【高才】 しま
たいまい
いっそく
◆1 逸足 ▼【高才】コウサイ/コウザイ
すぐれた才能。また、すぐれた才能の持ち主。優秀な人物。他人の才能を敬っていうのにも用いる。秀才。逸材。高材。〈日本国語大辞典〉
▼〔逸足〕イッソク
1.足が速いこと。≒駿足
2.すぐれた才能をもった人物。≒逸材〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-2㈦
250 【鴻烈】 ひせき
ぎが
しゅんれつ
◆1 丕績 ▼【鴻烈/洪烈】コウレツ
非常に大きなてがら。〈日本国語大辞典〉
▼〔丕績〕ヒセキ
┌偉大な功績。〈漢字源〉
┌偉大な功績。偉績。大功。〈大辞泉〉
┌大きな功績。偉大な手柄。偉績。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H30-3㈦
251 【剛毅】 うかい
ふとう
どうもう
◆1 不撓 ▼【剛毅/豪毅】ゴウキ
意志がつよくてくじけないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔不撓〕フトウ
屈しないこと。くじけないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-2㈦
252 【号泣】 ちゅうみつ
どうこく
ていし
◆1 慟哭 ▼【号泣】ゴウキュウ
大声をあげて泣くこと。≒号哭〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔慟哭〕ドウコク
┌身を震わせて大声で泣く。〈漢字源〉
┌ひどく悲しみ、大声をあげて泣くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈦
253 【頃者】 ばんきん
ゆうひつ
さいがい
◆1 輓近
輓今
▼【頃者】ケイシャ
このごろ。近ごろ。頃日。〈大辞泉〉
▼〔輓近/輓今〕バンキン
┌ちかごろ。最近。近来。〈大辞泉〉
┌1.古代に対して、のちの世。
└2.ちかごろ。〈新漢和大字典〉
┌1.近ごろ。近年。
└2.古代に対して、最近の世。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-3㈦
254 【在野】 そうもう
せんぴ
きしゅう
◆1 草莽 ▼【在野】ザイヤ
1.公職につかず民間にあること。⇔在朝
2.政党が野党の立場にいること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔草莽〕ソウモウ/ソウボウ
┌1.草むら。やぶ。
└民間。在野。≒草茅〈漢字ペディア〉
┌1.草が茂っている所。くさむら。
└2.民間。在野。〈大辞泉〉
┌1.草むら。
└2.民間。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈦
255 【師表】 じょうし
きかん
ひょうぼう
◆1 亀鑑 ▼【師表】シヒョウ
人々の模範となること。また、その人。手本。≒師範〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔亀鑑〕キカン
行為や判断の基準となる模範。手本。見本。≒亀鏡(キケイ・キキョウ)〈漢字ペディア〉
★亀は昔、その甲を焼いて吉凶を判断したもの、鑑は鏡の意。
◇漢字ペディア大見出し
●H28-1㈦
256 【自儘】 ほうらつ
ぶりょう
こうけい
◆1 放埒
放埓
▼【自儘】ジまま
勝手気まま。わがまま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔放埒〕ホウラツ
1.「放逸」に同じ。≒放縦
2.酒や色欲にふけること。≒放蕩(ホウトウ)〈漢字ペディア〉
★馬が柵(サク)である埒(ラチ)から放れ出る意から。
◇漢字ペディア大見出し
●H24-1㈦
257 【湿布】 らしゃ
あんぽう
ばくふ
◆1 罨法 ▼【湿布】シップ
炎症をおさえるため、湯・水・薬剤などでしめらせた布を患部にあてる治療方法。また、その布。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔罨法〕アンポウ
炎症や痛みなどを和らげるために、患部を冷やしたり温めたりする治療方法。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-2㈦
258 【邪推】 たんげい
さいぎ
てんねい
◆1 猜疑 ▼【邪推】ジャスイ
ひがんで悪く推測すること。ゆがんだ推量。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔猜疑〕サイギ
人の行いなどを素直に受け取れず、ねたんだり、うたがったりすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈦
259 【尺地】 しょくゆう
さつど
しこう
◆1 撮土 ▼【尺地】セキチ/シャクチ
狭い土地。わずかな土地。≒尺土(セキド)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔撮土〕サツド
ひとつまみの土。わずかの土地。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H30-1㈦
260 【守株】 こうちゅう
けんとう
れきしゃ
◆1 膠柱 ▼【守株/株守】シュシュ
古い習慣にとらわれ、融通のきかないことのたとえ。〈漢字ペディア〉
★昔、宋の農夫が、偶然兎が木の切株に頭をぶつけて死んだのを見て以来百姓仕事をやめ、木の株の番をして暮らし、国じゅうの笑い者になったという故事から。「株を守って兎を待つ」「守株待兎」
◇漢字ペディア大見出し
▼〔膠柱〕コウチュウ
物事や規則などにとらわれすぎて、融通のきかないこと。〈漢字ペディア〉
★琴を弾くのに、琴柱(コトジ)を膠(ニカワ)で固定しては調子をととのえることができない、というところから。「琴柱(コトジ)に膠(ニカワ)す」
◇漢字ペディア大見出し
●H30-1㈦
261 【手翰】 かくひつ
せきとく
うんびん
◆1 尺牘 ▼【手翰/手簡】シュカン
手紙。書状。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔尺牘〕セキトク/シャクドク
文書。手紙。書状。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈦
262 【十露盤】 あとぶつ
しんちゅう
がちゅう
◆1 牙籌 ▼【十露盤/算盤】そろばん
1.中国や日本で用いられる計算道具。枠に並べられた串刺し状の玉を上下させて計算する。
2.計算。勘定。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔牙籌〕ガチュウ
┌1.昔、中国で、計算に用いた象牙製の棒。かずとり。
└2.そろばん。また、計算。〈漢字ペディア〉
┌1.昔、中国で計算に用いた象牙製の数取り。
└2.そろばん。〈大辞泉〉
┌象牙で作った数取りの棒。象牙製の計算用の棒のこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-3㈦
263 【重祚】 さいけい
ふくへき
ちょうこう
◆1 復辟 ▼【重祚】チョウソ/ジュウソ
一度位からしりぞいた天皇が、再びその位につくこと。再祚。復祚。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔復辟〕フクヘキ
君主の地位を退いた者が、再びその地位につくこと。≒重祚、再祚〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し●R02-2㈦
264 【祝儀】 ふじゅ
ふくさ
てんとう
◆1 纏頭
纒頭
▼【祝儀】シュウギ
1.祝いの儀式。祝賀式・結婚式など。⇔不祝儀
2.祝いの儀式のときに贈る金品。引出物。
3.心づけ。チップ。はな。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔纏頭〕テントウ/テンドウ/はな
芸人などへの祝儀。心づけ。〈漢字ペディア〉
★もとは衣服を与えられ、これを頭にまとったことから。
◇漢字ペディア大見出し
●H28-2㈦
265 【瞬息】 とっさ
はっく
きぜん
◆1 咄嗟 ▼【瞬息】シュンソク
わずかの間。瞬間。〈日本国語大辞典〉
★一回瞬きをし、また、息をする間の意。
▼〔咄嗟〕トッサ
┌一瞬のこと。短い時間。〈漢字ペディア〉
┌ごくわずかな時間。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈦
266 【庶民】 はつらつ
かんすい
れいげん
◆1 黎元 ▼【庶民】ショミン
一般の人々。大衆。≒民衆、平民〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔黎元〕レイゲン
人民。万民。たみ。黎民。黎首。〈日本国語大辞典〉
★「黎」は、黒の意。「元」は、首の意で、冠をかぶらないので黒髪を出している者の意から。一説に、「黎」は、もろもろの意。「元」は、善の意で、人はみな善であるとする考えから。
◇漢字ペディア大見出し
●H25-3㈦
267 【掌握】 ふくしょく
しゅうらん
かくぶつ
◆1 収攬 ▼【掌握】ショウアク
手のなかに握りもつこと。転じて、物事を自分の意のままに動かすこと。≒把握〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔収攬〕シュウラン
┌うまく自分の手に集めて、にぎること。〈漢字ペディア〉
┌人の心などをとらえて手中におさめること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈦
268 【親狎】 じっこん
いんしん
らんだ
◆1 昵懇 ▼【親狎】シンコウ
親しみ、なれること。近づき、親しむこと。親近。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔昵懇〕ジッコン
┌親しくつき合うさま。こころやすいこと。懇意。〈漢字ペディア〉
┌親しく心安いこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈦
269 【垂涎】 だい
さっしゅ
りかく
◆1 朶頤 ▼【垂涎】スイゼン/スイセン/スイエン
┌1.よだれをたらす。
└2.非常にうらやましがること。〈漢字源〉
┌ほしくてたまらぬ。〈字通〉
┌1.食べたくてよだれをたらすこと。
├2.非常にほしがること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔朶頤〕ダイ
┌1.あごを動かして食べること。食欲の盛んなこと。また、うらやみ欲しがること。
└2.強い国が弱い国を征服しようとすること。〈大辞泉〉
┌1.あごを下げ動かして、物を食べようとするさま。
└2.物欲しげなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-3㈦
270 【凄絶】 しれつ
げきせき
そうかい
◆1 熾烈 ▼【凄絶/悽絶】セイゼツ
この上ないほどすさまじいさま。≒凄愴、悽愴〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔熾烈〕シレツ
┌火勢が強いように、勢いが激しくさかんなこと。また、そのさま。≒激烈、猛烈〈漢字ペディア〉
┌1.火や光が焼き付けるように強いこと。
└2.戦いや争いなどの勢いが盛んで激しいこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈦/●H20-1㈦
271 【正鵠】 たんげい
こうけい
しんい
◆1 肯綮 ▼【正鵠】セイコク/セイコウ
1.的の中央にある黒点。
2.物事の中心となる部分。急所。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔肯綮〕コウケイ
┌物事の急所。重要な点。〈漢字ペディア〉
┌物事の急所。かなめ。〈大辞泉〉
★骨に肉がはまり込んで、骨と肉とが結合している所。そこに包丁を当てれば肉を骨から切り離すことができるので、物事の急所、重要な点の意に用いる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈦/●H17-1㈦/●H18-3㈦/●H24-2㈦
272 【席捲】 ふうび
たんげい
おうしょう
◆1 風靡 ▼【席捲/席巻】セッケン
領土を占領すること。また激しい勢いで勢力の範囲を広げること。〈漢字ペディア〉
★席(ムシロ)を巻き上げるように領土を占領していくという意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔風靡〕フウビ
草木が風になびくように、大勢の人をなびきしたがわせること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-2㈦
273 【絶筆】 さいり
けんれん
かくりん
◆1 獲麟 ▼【絶筆】ゼッピツ
1.生前の最後に書いた文字・文章・絵画などの作品。
2.書くことをやめること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔獲麟〕カクリン
1.絶筆。また、物事の終わり。
2.孔子の死。転じて、臨終。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
★孔子が『春秋』を著したとき、「魯(ロ)の哀公が西方に狩りをして麟(麒麟のこと)を獲た」と書いて世を去った故事から。
●H18-3㈦/●H20-3㈦/●H22-2㈦
274 【専占】 ぼくぜい
ろうだん
ほうてき
◆1 壟断 ▼【専占】センセン
自分ひとりで占有すること。ひとりじめ。〈日本国語大辞典〉
▼〔壟断〕ロウダン
1.切り立って高い丘。
2.利益をひとり占めにするたとえ。昔、中国で、商人が市場を高所から見渡して安い物を買い占め、それを高く売って利益を得たという故事から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-2㈦
275 【専有】 ろうだん
ふくよう
そうろう
◆1 壟断 ▼【専有】センユウ
自分だけで所有すること。ひとりじめすること。⇔共有〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔壟断〕ロウダン
1.切り立って高い丘。
2.利益をひとり占めにするたとえ。昔、中国で、商人が市場を高所から見渡して安い物を買い占め、それを高く売って利益を得たという故事から。〈漢字ペディア〉
●H16-2㈦/●H21-2㈦
276 【煽動】 げきしょう
しそう
ほうし
◆1 指嗾
使嗾
▼【煽動/扇動】センドウ
世間の人の気持ちをあおり、ある行動をとるように仕向けること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔指嗾/使嗾〕シソウ
┌さしずして、唆す。嗾ける。〈漢字源〉
┌人を唆すこと。嗾けること。≒使嗾、教唆〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-2㈦
277 【僧俗】 のうさい
げんぞく
しそ
◆1 緇素 ▼【僧俗】ソウゾク
僧侶と俗人。出家と在家。緇素。〈日本国語大辞典〉
▼〔緇素〕シソ
1.黒衣と白衣。
2.僧と俗人。≒僧俗〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-1㈦
278 【相剋】 はいじく
かんかく
ぼくとつ
◆1 扞格
捍格
▼【相剋/相克】ソウコク
┌1.対立・矛盾するものが互いに争うこと。
└2.五行説で、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木に勝つこと。⇔相生〈漢字ペディア〉
┌1.対立・矛盾する二つのものが互いに相手に勝とうと争うこと。
└2.五行説で、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木にそれぞれ剋(カ)つとされること。五行相克。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔扞格/捍格〕カンカク
互いに相手をこばみ、受け入れないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈦
279 【蒼氓】 けんしゅ
そうきゅう
ばくしん
◆1 黔首 ▼【蒼氓】ソウボウ
┌人々。民衆。≒蒼生、蒼民〈漢辞海〉
┌もろもろのたみ。≒蒼生、蒼民〈字源〉
┌「蒼生」に同じ。〈漢字ペディア〉
┌民(タミ)。人民。蒼生。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔黔首〕ケンシュ
┌中国、秦(シン)の時代の人民。民衆が冠をかぶらず、黒い頭髪のままだったことから。また、黒い頭巾をかぶっていたことからともいう。のちに、人民の通称となる。〈漢字ペディア〉
┌くろい頭。人民のこと。冠をかぶらずに黒髪をあらわしていることから。また、一説に、黒頭巾をかぶったからという。古くは黎民(レイミン)・黎首(レイシュ)といい、秦代には黔首といった。≒黔細、黔庶、黔愚、黔黎〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-1㈦
280 【造詣】 うんちく
せんぎょう
けんさん
◆1 蘊蓄
薀蓄
▼【造詣】ゾウケイ
学問や技芸などの分野で、深くすぐれている知識や理解。≒識見、蘊蓄〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蘊蓄/薀蓄〕ウンチク
深く研究し、身にたくわえた知識。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈦
281 【卒然】 こうえん
きつりつ
てんちゅう
◆1 溘焉 ▼【卒然/率然】ソツゼン
にわかなさま。≒突然〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔溘焉〕コウエン
┌思いがけず急に起こること。突然のこと。多く、人の死去についていう。〈漢字ペディア〉
┌にわかなさま。多く、人の死去のさまにいう。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-2㈦
282 【体面】 たいじ
てきめん
こけん
◆1 沽券
估券
▼【体面】タイメン
世間に対する見栄(ミエ)。世間体。≒面目〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔沽券/估券〕コケン
1.人の値打ち。体面。品位。
2.土地や家などの売り渡しの証券。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-1㈦
283 【泰斗】 やた
せきじゅ
なんめん
◆1 碩儒 ▼【泰斗】タイト
ある分野における権威者。泰山北斗の略。〈日本国語大辞典〉
★山の泰山と北斗星の意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔碩儒〕セキジュ
ひろく深い学問を身につけた学者。大学者。大儒。鴻儒。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈦
284 【退屈】 りょうれき
べいべつ
ぶりょう
◆1 無聊 ▼【退屈】タイクツ
1.あきていやになること。
2.することがなく、時間をもてあますこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔無聊〕ブリョウ/ムリョウ
1.することがなく、退屈なこと。つれづれ。
2.気になることがあって楽しめないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈦
285 【大黒】 ぼんさい
りろく
びゃくごう
◆1 梵妻 ▼【大黒】ダイコク<br1.(仏)「大黒天」の略。仏・法・僧の三宝の守護神。中国や日本では、食物の神として寺の台所にまつった。
2.七福神の一人。頭巾をかぶり、左肩に大きな袋を負い、右手に打ち出の小づちを持つ福徳の神。
3.僧の妻の俗称。〈漢字ペディア〉
★大黒天は、元来厨(クリヤ)にまつられた神であるところから、寺院の飯炊き女をいい、また、私妾や妻をもいうようになったという。また、世を憚って厨だけに居て、世間に出さないからとも、大黒天の甲子祭から、子(寝)祭とのしゃれからともいう。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔梵妻〕ボンサイ
(仏)僧の妻。大黒。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-2㈦
286 【脱稿】 かくひつ
かくりん
すうまつ
◆1 擱筆
閣筆
▼【脱稿】ダッコウ
原稿を最後まで書き終えること。⇔起稿〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔擱筆〕カクヒツ
筆をおく。特に、文章を書き終えて筆を下におく。⇔起筆〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈦/●H17-3㈦
287 【端倪】 ぎゃくと
へいげい
ぜってん
◆1 逆睹 ▼【端倪】タンゲイ
┌1.物事のはじめと終わり。
└2.物事のなりゆきをおしはかること。推測すること〈漢字ペディア〉
┌1.物事の初めと終わり。事の始終。
└2.物事の本と末、終わりと始めを推しはかること。あらかじめ予想すること。推測。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔逆睹〕ギャクト/ゲキト
あらかじめ見通しをつけること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈦
288 【鳥目】 がちゅう
がんけん
あとぶつ
◆1 阿堵物 ▼【鳥目】チョウモク
穴のあいた銭。また、金銭。〈漢字ペディア〉
★昔の銭で、中央にあいた穴が鳥の目に似ていたことから。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔阿堵物〕アトブツ
銭の異名。〈漢字ペディア〉
★中国六朝(リクチョウ)時代の俗語で、このもの、の意。晋の王衍(オウエン)が金銭を忌んで呼んだところからという。
◇漢字ペディア大見出し
●H22-2㈦
289 【鶴首】 ぎょうぼう
ふけい
てきよう
◆1 翹望 ▼【鶴首】カクシュ
鶴のように首を長くして、物事の到来を待ちわびること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔翹望〕ギョウボウ
首をのばして待ち望むこと。物事の実現を強く願うこと。切望。≒鶴首〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈦/●H20-1㈦/●H23-1㈦
290 【挺身】 じんすい
わいく
りょりょく
◆1 尽瘁 ▼【挺身】テイシン
 身を投げ出し、人に先んじて事にあたること。
◇漢字ペディア小見出し
▼〔尽瘁〕ジンスイ
全力をつくして労苦すること。ほねおり。≒尽力〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-2㈦/●H24-1㈦
291 【天河】 けいでん
しゅうびん
ぎんかん
◆1 銀漢 ▼【天河】テンガ
あまのがわ。銀河。天漢。〈日本国語大辞典〉
▼〔銀漢〕ギンカン
あまのがわ。≒銀河〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-3㈦
292 【天資】 ぎょうそ
ひんしつ
とうしゅ
◆1 稟質
禀質
▼【天資】テンシ
生まれつき備わっている性質や資質。≒天性、天賦、天質〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔稟質〕ヒンシツ
生まれつきの性質。≒稟性、稟賦、天性〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈦
293 【天性】 ひんしつ
せんけん
いとん
◆1 稟質
禀質
▼【天性】テンセイ
生まれつきの性質。≒天資、天成〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔稟質〕ヒンシツ
生まれつきの性質。≒稟性、稟賦、天性〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈦
294 【添刪】 ふえつ
かいしゅん
さんじょ
◆1 斧鉞
斧戉
▼【添刪/添竄】テンザン/テンサン
詩文・答案などの語句を補ったり除いたりして直すこと。≒添削〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔斧鉞/斧戉〕フエツ
1.おのとまさかり。
2.昔中国で、天子から諸侯に生殺の権のしるしとして、また、出征の将軍に兵士を統率するしるしとして与えられたもの。転じて、兵器。また、征伐をいう。
3.重刑。重い刑罰。Aが軍中での極刑具であったところから。
4.手を入れてなおすこと。文章の詩句をけずること。添削。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-3㈦
295 【点竄】 きつぎゃく
ふえつ
はいたく
◆1 斧鉞
斧戉
▼【点竄】テンザン
┌文章の字句を訂正すること。〈漢字ペディア〉
┌文章などの字句を、ところどころあらためること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔斧鉞/斧戉〕フエツ
1.おのとまさかり。
2.昔中国で、天子から諸侯に生殺の権のしるしとして、また、出征の将軍に兵士を統率するしるしとして与えられたもの。転じて、兵器。また、征伐をいう。
3.重刑。重い刑罰。Aが軍中での極刑具であったところから。
4.手を入れてなおすこと。文章の詩句をけずること。添削。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-1㈦
296 【徒然】 ぶりょう
けっか
ばんこく
◆1 無聊 ▼【徒然】トゼン/つれづれ
1.何もすることがなく退屈なさま。
2.つくづくと物思いにひたるさま。また、しんみりともの寂しいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔無聊〕ブリョウ/ムリョウ
1.することがなく、退屈なこと。つれづれ。
2.気になることがあって楽しめないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈦
297 【登極】 とうか
あんが
せんそ
◆1 践祚 ▼【登極】トウキョク
天子の位につくこと。即位。登祚(トウソ)。〈大辞泉〉
★「極」は、最高の位の意。
▼〔践祚〕センソ
天皇の位につくこと。天皇の地位を受けつぐこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-1㈦
298 【盗品】 きんかく
ぞうぶつ
とうあん
◆1 贓物 ▼【盗品】トウヒン
ぬすんだ品物。贓品(ゾウヒン)。贓物。〈日本国語大辞典〉
▼〔贓物〕ゾウブツ/ゾウモツ
┌窃盗・詐欺などで不法に侵害して手に入れた他人の財物。盗品など。≒贓品〈漢字ペディア〉
┌不正手段によって得た財物。≒贓品〈漢辞海〉
┌犯罪によって他人の財産を侵害し、手に入れた物。盗品の類。贓品。ぞうもつ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-1㈦
299 【陶冶】 かんよう
こうきん
ふえつ
◆1 涵養 ▼【陶冶】トウヤ
1.陶器を焼くことと鋳物(イモノ)を作ること。
2.才能・素質を引き出し、人材を育てること。≒薫陶〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔涵養〕カンヨウ
自然に心にしみこむように育てること。徐々に育成していくこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-1㈦
300 【瞳人】 せきし
すうじょう
ぼうし
◆1 眸子 ▼【瞳人】ドウジン
ひとみ。広く、目。〈漢辞海〉
★相手の瞳の中に自分の姿が映るから。
▼〔眸子〕ボウシ
ひとみ。黒目。瞳孔。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-1㈦
301 【読経】 ぎゃくと
げじゅ
ふうじゅ
◆1 諷誦 ▼【読経】ドキョウ/ドッキョウ
声を出して経文を読み上げること。≒読誦(ドクジュ)、⇔看経(カンキン)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔諷誦〕フウジュ/フジュ/フウショウ
(仏)経文などを声を出して読むこと。読経(ドキョウ)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-1㈦
302 【廃頽】 えきせい
さんじょう
しきび
◆1 式微 ▼【廃頽/廃退】ハイタイ
┌≒退廃、頽廃
├1.すたれくずれること。衰えすたれること。
└2.道徳などがすたれること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔式微〕シキビ/ショクビ
勢いがひどく衰えること。〈漢字ペディア〉
★「式」は、助辞。「微」は、衰えるの意。
◇漢字ペディア大見出し
●H27-3㈦
303 【白面】 だいこく
ひやく
こうふん
◆1 黄吻 ▼【白面】ハクメン
1.素顔。
2.色の白い顔。
3.年が若く、経験の少ないこと。未熟なこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔黄吻〕コウフン
1.ひなどりの黄色いくちばし。
2.年少で経験の浅いこと。また、その人。≒黄口(コウコウ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-3㈦
304 【八荒】 うだい
ろっぴ
けいし
◆1 宇内 ▼【八荒】ハッコウ
国の八方の遠い果て。地上のありとあらゆる方面。国のすみずみ。天下。全世界。八極。八紘(ハッコウ)。〈日本国語大辞典〉
★「荒」は、国の果ての意。
◇漢字ペディア下付き
▼〔宇内〕ウダイ
あめのした。天下。世界。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-1㈦
305 【繁華】 じょくしょ
いんしん
りひ
◆1 殷賑 ▼【繁華】ハンカ
いつも人が多く集まって、にぎやかなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔殷賑〕インシン
┌非常ににぎやかで、活気にあふれること。≒繁華〈漢字ペディア〉
┌活気があってにぎやかなこと。また、そのさま。≒繁華〈大辞泉〉
┌栄え賑わうこと。にぎわしいこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈦
306 【卑猥】 いんび
わいさ
へんすい
◆1 淫靡
婬靡
▼【卑猥/鄙猥】ヒワイ
いやしくて、みだらなこと。下品でけがわらしいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔淫靡/婬靡〕インビ
男女の関係や風俗などが乱れているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈦
307 【肥沃】 こうゆ
いじょう
ぶりょう
◆1 膏腴 ▼【肥沃】ヒヨク
土地の栄養分が十分で、作物の生育に適していること。≒肥饒(ヒジョウ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔膏腴〕コウユ
地味が豊かで肥えていること。また、その土地。≒膏沃、肥沃〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈦
308 【匹耦】 そんぷうし
こうれい
ききゅう
◆1 伉儷 ▼【匹耦/匹偶】ヒツグウ
1.相手や仲間になること。また、その相手や仲間。
2.結婚すること。また、つれあい、めおと。≒配偶〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔伉儷〕コウレイ
夫婦。伴侶。つれあい。配偶者。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-2㈦
309 【表掲】 ひょうぼう
ほうへん
はいせい
◆1 標榜 ▼【表掲】ヒョウケイ
人目にふれるようにかかげること。掲示。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔標榜〕ヒョウボウ
1.主義・主張を公然と掲げること。
2.人の善行をほめ、それを札などに記して公衆に示すこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-3㈦
310 【斧鉞】 はんろう
すいこう
ひんしつ
◆1 推敲 ▼【斧鉞/斧戉】フエツ
1.おのとまさかり。
2.昔中国で、天子から諸侯に生殺の権のしるしとして、また、出征の将軍に兵士を統率するしるしとして与えられたもの。転じて、兵器。また、征伐をいう。
3.重刑。重い刑罰。Aが軍中での極刑具であったところから。
4.手を入れてなおすこと。文章の詩句をけずること。添削。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔推敲〕スイコウ
┌詩や文章を作るとき、より適切な字句や表現を求めて、練り上げること。〈漢字ペディア〉
┌詩歌・文章の字句を良くしようとして、何度も作り直すこと。〈漢字源〉
★唐の賈島(カトウ)が、「僧は推す月下の門」という句で「推す」にするか「敲く」にするかと、迷い苦しんだことから。
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈦
311 【父母】 あじゃり
こじ
こうどう
◆1 怙恃 ▼【父母】フボ/ブモ
父と母。両親。〈日本国語大辞典〉
▼〔怙恃〕コジ
1.たのみとすること。
2.父母。子がたのみとする者。詩経の「父無ければ何をか怙(タノ)まん、母無ければ何をか恃(タノ)まん」による。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-2㈦
312 【腹心】 がいてい
ここう
けいきょく
◆1 股肱 ▼【腹心】フクシン
1.心の奥底。真心。
2.心から信頼していて、なんでも相談したりまかせたりすることのできる人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔股肱〕ココウ
1.股(モモ)と肱(ヒジ)。
2.なくてはならないもの。最もたよりにするもの。手足となって働く大切な家来。腹心。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H16-1㈦
313 【覆載】 れいめい
こぼん
しょうじょう
◆1 霄壌 ▼【覆載】フウサイ
┌1.天が万物を覆い、地が万物を載せること。また、天地や君主の恩恵のたとえ。
└2.転じて、天と地。宇宙。乾坤(ケンコン)。〈大辞林〉
┌1.万物をおおう天と、万物をのせる地。また、天が万物をおおい、地が万物をのせること。
└2.天地。宇宙。乾坤(ケンコン)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔霄壌〕ショウジョウ
┌1.天と地。天地。
└2.天地ほどに、大きな隔たりであることのたとえ。雲泥。〈漢辞海〉
┌天と地。また、天と地のように非常に隔たりのあるたとえ。≒雲泥〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-3㈦
314 【淵源】 らんしょう
えいまい
しそ
◆1 濫觴 ▼【淵源】エンゲン
物事の起源。≒根源、本源〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔濫觴〕ランショウ
物事の最初。起こり。起源。〈漢字ペディア〉
★揚子江も源に遡れば、觴(サカズキ)を濫(ウ)かべるほどの細流であったとの意から。一説に、「濫」は、あふれる意で、觴を溢れさせるほどのわずかな水流をいうとも。
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈦
315 【僻陬】 しゃきょう
ふくへき
へんすい
◆1 辺陲
辺垂
▼【僻陬】ヘキスウ
┌へんぴな土地。僻地。〈大辞林〉
┌「僻地」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔辺陲/辺垂〕ヘンスイ
国のさかい。国の果て。辺境。辺陬。
◇漢字ペディア下付き
●H25-1㈦
316 【碧空】 そうきゅう
てんけん
そくじつ
◆1 蒼穹 ▼【碧空】ヘキクウ
あおい空。≒青空、碧天〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蒼穹〕ソウキュウ
あおぞら。大空。≒蒼天、蒼空〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈦/●H17-3㈦
317 【別懇】 わいせつ
しんじつ
ぎょうそ
◆1 親昵 ▼【別懇】ベッコン
とりわけ親しいこと。≒昵懇〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔親昵〕シンジツ
┌したしくしてなじむ。また、親しく仲の良い人。〈漢字源〉
┌よく親しみなじむこと。≒昵懇〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈦
318 【輔佐】 かじ
ゆうえき
かくしゅ
◆1 誘掖 ▼【輔佐/補佐】ホサ
人の仕事に力添えして助けること。また、その役や人。≒補弼、輔弼〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し 
▼〔誘掖〕ユウエキ
導き助けること。導き教えること。〈漢字ペディア〉
★「誘」は、前に居て導く。「掖」は、側から助ける。
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈦
319 【輔弼】 さんじょう
きょうかく
りょうじ
◆1 賛襄 ▼【輔弼/補弼】ホヒツ
君主が政治を行うのを助けること。また、その役や人。≒補佐、輔佐〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔賛襄〕サンジョウ
┌助力して、事をなしとげさせる。〈新漢和大字典〉
┌たすけて成さしめる。〈字通〉
┌君徳をたすけてその治を成す。〈字源〉
┌助けて物事を行なうこと。君主を助けて政治を行なうこと。〈日本国語大辞典〉
★「襄」は、成す・行なうの意。
●H28-1㈦
320 【輔弼】 びょうえい
そいん
ゆうえき
◆1 誘掖 ▼【輔弼/補弼】ホヒツ
君主が政治を行うのを助けること。また、その役や人。≒補佐、輔佐〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔誘掖〕ユウエキ
導き助けること。導き教えること。〈漢字ペディア〉
★「誘」は、前に居て導く。「掖」は、側から助ける。
◇漢字ペディア大見出し
●H20-3㈦
321 【崩御】 はきょう
がいりゃく
とうか
◆1 登遐
登霞
登仮
▼【崩御】ホウギョ
天皇・皇后・皇太后・太皇太后の死去を敬っていう語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔登遐/登霞/登仮〕トウカ
┌天子の崩御をいう語。≒登霞〈大辞泉〉
┌≒登仮
├1.仙界に登る。天子などの死を間接的に表現した言い方。
└2.ある境界・状態にまで登りいたる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●H25-1㈦
322 【本営】 いばく
がとう
りょうき
◆1 帷幕 ▼【本営】ホンエイ
総指揮官がいる軍営。≒本陣〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔帷幕〕イバク/イマク
1.垂らした仕切り布。とばり。幕。引き幕。≒帷幄、帷帳
2.作戦計画を立てるところ。≒帷幄、帷帳
3.婦人の居室。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R02-2㈦
323 【妹背】 けいごう
こんてい
こうれい
◆1 伉儷 ▼【妹背/妹兄】いもせ
1.愛し合う男女。夫婦。
2.兄と妹。まれに、姉と弟のこともいう。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔伉儷〕コウレイ
夫婦。伴侶。つれあい。配偶者。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-3㈦
324 【末世】 ぎょうき
びょうえい
えきよう
◆1 澆季 ▼【末世】マッセ
1.道義がすたれ、乱れた世の中。すえの世。≒末代、澆季
2.(仏)仏法の衰えた末法の世。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔澆季〕ギョウキ
人情や道徳意識が薄れてこの世の終わりとも感じられるほど、乱れた世の中。末世。≒澆末〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈦
325 【未曽有】 こうこ
しゅうぼく
ききょ
◆1 曠古
昿古
▼【未曽有】ミゾウ/ミゾウウ
1.これまでになかった、素晴らしいこと、という賛嘆の語。梵語adbhutaの漢訳。
2.かつて一度なかったさま。未だ曽(カツ)て有らず。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔曠古〕コウコ
昔から前例のないこと。≒空前、未曽有〈漢字ペディア〉
★古(イニシエ)を曠(ムナ)しくする意。
◇漢字ペディア大見出し
●H24-2㈦
326 【民草】 そうこく
そうもう
そうぼう
◆1 蒼氓 ▼【民草】たみくさ/たみぐさ
人民。民衆。たみ。〈漢字ペディア〉
★人民の数の多さを草にたとえた語。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蒼氓〕ソウボウ
┌人々。民衆。≒蒼生、蒼民〈漢辞海〉
┌もろもろのたみ。≒蒼生、蒼民〈字源〉
┌「蒼生」に同じ。〈漢字ペディア〉
┌民(タミ)。人民。蒼生。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈦
327 【面妖】 しれつ
けげん
けっさ
◆1 怪訝 ▼【面妖】メンヨウ
不思議なこと。怪しいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔怪訝〕ケゲン/カイガ
┌理由・事情がわからず合点がいかないこと。あやしみ、いぶかしく思うこと。〈漢字ペディア〉
┌不思議で納得がいかないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈦
328 【目蓋】 がいさい
ぼうし
がんけん
◆1 眼瞼 ▼【目蓋/瞼】まぶた
眼球を覆う皮膚のひだで、上下に分かれる部分。まなぶた。≒眼瞼〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔眼瞼〕ガンケン
┌まぶた。〈漢字源〉
┌眼球の上下をおおい、開閉する部分。まぶた。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈦
329 【誘掖】 りゅうじょ
ていせい
こうえん
◆1 提撕 ▼【誘掖】ユウエキ
導き助けること。導き教えること。〈漢字ペディア〉
★「誘」は、前に居て導く。「掖」は、側から助ける。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔提撕〕テイセイ/テイゼイ
┌1.手に提げて持つ。
├2.後輩や後進の者を教え導く。
└3.励ます。〈漢字源〉
┌1.師が弟子を奮起させ導くこと。特に禅宗で、師が語録や公案などを講義して導くこと。
├2.後進を教え導くこと。
└3.奮い起こすこと。盛んにすること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
●H25-2㈦
330 【余命】 よおう
ざんぜん
かんたん
◆1 残喘 ▼【余命】ヨメイ
死ぬまでに残っているいのち。≒余生〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔残喘〕ザンゼン
残り少ない余命。余生。≒残生〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-2㈦
331 【与同】 しょくろく
あくらつ
さたん
◆1 左袒 ▼【与同】ヨドウ
同意して力を貸すこと。仲間にはいること。また、その人。〈日本国語大辞典〉
▼〔左袒〕サタン
人の意見に賛成して、味方をすること。
★中国、漢の太尉の周勃(シュウボツ)が帝室劉氏(リュウシ)を守って、権勢を振るっていた呂太后(リョタイゴウ)の呂氏一族を討とうとしたとき、全軍に向かって呂氏に味方する者は右袒せよ、劉氏に味方する者は左袒せよと言い、全員が左袒(衣の袖を脱いで肩を現すこと)した故事による。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-3㈦
332 【来駕】 ひりん
ちょうきん
きき
◆1 賁臨 ▼【来駕】ライガ
身分の高い人や目上の人が訪ねてくることを敬った言い方。おいでいただくこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔賁臨〕ヒリン
┌他人が自分の家に訪れてくることを敬って言うことば。おいでになる。御光来。御光臨。〈新漢和大字典〉
┌御来臨。御光臨。〈字通〉
┌客を敬って、その来訪をいう語。光来。光臨。来臨。〈大辞泉〉
┌客が訪れてくることの敬称。お越し。≒光臨〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈦/●H24-2㈦
333 【落魄】 せんめつ
らいらく
ちんりん
◆1 沈淪 ▼【落魄】ラクハク/ラクバク/ラクタク
おちぶれること。≒零落〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔沈淪〕チンリン
┌1.深く沈むこと。
└2.落ちぶれること。≒零落〈漢字ペディア〉
┌1.深く沈み込む。
└2.おちぶれる。≒零落、淪落〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-3㈦
334 【乱雑】 きかく
ろうすい
ろうぜき
◆1 狼藉 ▼【乱雑】ランザツ
秩序だっておらず、ばらばらに散らかっているさま。入りまじって整理されていないこと。だらしのないさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔狼藉〕ロウゼキ
1.取り散らかって乱雑なこと。
2.乱暴で無法な行い。〈漢字ペディア〉
★狼が草を藉(シ)いて寝たあとの乱れたようすから。
◇漢字ペディア大見出し
●H21-2㈦
335 【乱丁】 しんろう
あんとく
さっかん
◆1 錯簡 ▼【乱丁】ランテイ
書物のページの順序が、とじちがえられていること。また、そのページ。≒落丁〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔錯簡〕サッカン
書物の紙の順序があやまっていること。また、文字・文章の前後の乱れ。〈漢字ペディア〉
★竹簡が入り交じる意。
◇漢字ペディア大見出し
●H24-1㈦
336 【濫觴】 はらん
しょうけつ
ようらん
◆1 揺籃 ▼【濫觴】ランショウ
物事の最初。起こり。起源。〈漢字ペディア〉
★揚子江も源に遡れば、觴(サカズキ)を濫(ウ)かべるほどの細流であったとの意から。一説に、「濫」は、あふれる意で、觴を溢れさせるほどのわずかな水流をいうとも。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔揺籃〕ヨウラン
┌1.「揺籠(ゆりかご)」に同じ。
└2.物事が発展する最初の時期や場所。〈漢字ペディア〉
┌1.ゆりかご。
├2.幼少期。
└3.物事の初期、発祥地のたとえ。〈漢辞海〉
┌1.ゆりかご。
└2.幼児期。また、物事が発展する初めの時期や場所。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-1㈦
337 【流浪】 はせん
ほうふつ
かんすい
◆1 播遷 ▼【流浪】ルロウ
あてどもなく、さまよい歩くこと。さすらうこと。≒浮浪、放浪〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔播遷〕ハセン
遠くをさすらうこと。遠国をさまよい歩くこと。〈日本国語大辞典〉
●H27-1㈦
338 【凌虐】 きょうだ
こうゆ
じゅうりん
◆1 蹂躪
蹂躙
▼【凌虐/陵虐】リョウギャク
虐げて痛めつけること。はずかしめ、いじめること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蹂躪〕ジュウリン
権力や腕力で相手の権利などをふみにじること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-2㈦
339 【累世】 えきよう
えんおう
せんげ
◆1 奕葉 ▼【累世】ルイセイ
世を重ねること。代々。累代。るいせ。〈日本国語大辞典〉
▼〔奕葉〕エキヨウ
┌世を重ねること。世々。代々。累世。奕世(エキセイ)。〈大辞泉〉
┌「奕世(エキセイ:代々。よよ。世を重ねること。≒奕葉、累世、累代)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-1㈦
340 【朗報】 きっそう
おんこう
ほうひ
◆1 吉左右 ▼【朗報】ロウホウ
よい知らせ。明るい知らせ。≒吉報、⇔悲報〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔吉左右〕キッソウ
1.良い便り。喜ばしい知らせ。≒吉報
2.良いか悪いか、どちらかの便り。〈漢字ペディア〉
★「左右」は知らせ・便りの意。
◇漢字ペディア大見出し
●H29-2㈦
341 【牢記】 えんざん
れいぎょ
ふくよう
◆1 服膺 ▼【牢記】ロウキ
かたく心のなかにとどめて記憶すること。≒銘記〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔服膺〕フクヨウ
┌心にしっかりとどめて、片時も忘れないこと。〈漢字ペディア〉
┌他人の戒め・命令などをしっかりと心にとめて忘れないこと。忘れずに守ること。相手のことばを受け入れて実行すること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-2㈦
342 【老大家】 こうりょう
きしゅく
もうろく
◆1 耆宿 ▼【老大家】ロウタイカ
年功や経験を積んで、その道にすぐれた老人。〈大辞泉〉
▼〔耆宿〕キシュク
経験豊かで学徳の備わった老人。≒宿老〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈦
343 【仄日】 ひっきょう
らっき
あゆ
◆1 落暉 ▼【仄日】ソクジツ
┌夕日。夕方のかたむいた太陽。≒斜陽〈漢字ペディア〉
┌西に傾く日。夕日。斜陽。〈日本国語大辞典〉
┌夕方のかたむいた太陽。夕日。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔落暉〕ラッキ
沈みかけている太陽。夕日。入り日。≒落陽〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-2㈦/●H23-2㈦
344 【倥偬】 はんげき
かんか
こうれい
◆1 繁劇 ▼【倥偬】コウソウ
┌1.忙しくてあわただしいさま。
└2.うろたえるさま。〈漢字源〉
┌あわただしいさま。いそがしいさま。せわしないさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔繁劇〕ハンゲキ
仕事がこまごましていて、非常に忙しいこと。また、そのさま。≒繁忙〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-1㈦
345 【儔侶】 せいはい
てんぼ
ゆうぶつ
◆1 儕輩 ▼【儔侶】チュウリョ
仲間。ともがら。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔儕輩〕セイハイ
┌仲間。ともがら。〈漢字源〉
┌なかま。同輩。〈字通〉
┌同じ仲間。ともがら。同類。≒同輩〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈦/●H22-1㈦/●H26-3㈦
346 【冀求】 せんぼう
りんせい
しょき
◆1 庶幾 ▼【冀求/希求】キキュウ
こうあってほしいと強く願い求めること。こいねがうこと。≒熱望、切望〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔庶幾〕ショキ
1.望み願うこと。いちずに希望すること。
2.きわめて似ること。近似すること。
◇漢字ペディア小見出し
●H20-2㈦/●H28-1㈦
347 【甸服】 ちょうぶく
りょうしゅう
きない
◆1 畿内 ▼【甸服】デンプク
中国、古代の五服(五つの地域)の一つ。王城の周囲、各五百里以内の天子に直属した地。畿内(キナイ)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔畿内〕キナイ/キダイ
山城(ヤマシロ)・大和(ヤマト)・河内(カワチ)・和泉(イズミ)・摂津(セッツ)の五か国の総称。五畿内。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-2㈦
348 【叮嚀】 いんぎん
じょくれい
でいねい
◆1 慇懃
殷勤
▼【叮嚀/丁寧】テイネイ
┌≒丁寧〈漢字ペディア〉
┌≒丁寧
├1.昔、中国の軍中で、警戒の知らせや注意の為に用いられた楽器。
├2.注意深く念入りであること。こまかいところまで注意がゆきとどいていること。また、そのさま。
├3.手厚く親切なこと。ねんごろで礼儀正しいこと。また、そのさま。懇切。慇懃。
├4.何度も繰り返すこと。再三再四行うこと。また、そのさま。多く、何度も忠告する意に用いられる。
└5.(接頭語「ご」を伴って)冗長なこと。無駄に多いこと。また、そのさまを皮肉に言うときに用いる。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔慇懃/殷勤〕インギン
┌1.真心がこもっていて、礼儀正しいこと。また、そのさま。ねんごろ。
└2.非常に親しく交わること。〈大辞泉〉
┌1.ねんごろなこと。礼儀正しくていねいなこと。
├2.うれえいたむさま。
└3.よしみ。特に、男女の思慕の情。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈦
349 【喊声】 きつぎゃく
げんげん
げいは
◆1 鯨波 ▼【喊声】カンセイ
┌大きな叫び声。ときの声のこと。〈漢字源〉
┌大きなわめき声。鬨(トキ)の声。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鯨波〕ゲイハ/とき
1.昔、合戦のとき、戦闘開始を知らせるために全軍で発した合図の声。また、戦勝のときに発する喜びの声。
2.多くの人が一度に発する声。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-1㈦
350 【嘲弄】 ちょうしょう
かいらい
やゆ
◆1 揶揄
邪揄
▼【嘲弄】チョウロウ
あざけりからかうこと。≒愚弄〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔揶揄/邪揄〕ヤユ
┌からかい、ばかにする。〈漢字源〉
┌からかうこと。ばかにして笑うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-2㈦
351 【嚆矢】 じんすい
かいきょく
らんしょう
◆1 濫觴 ▼【嚆矢】コウシ
1.かぶら矢。鳴りひびく矢。
2.物事の最初。起源。おこり。〈漢字ペディア〉
★昔、中国で戦いの開始のしるしとして、かぶら矢を敵陣に射たことから。
▼〔濫觴〕ランショウ
物事の最初。起こり。起源。〈漢字ペディア〉
★揚子江も源に遡れば、觴(サカズキ)を濫(ウ)かべるほどの細流であったとの意から。一説に、「濫」は、あふれる意で、觴を溢れさせるほどのわずかな水流をいうとも。
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈦
352 【夾撃】 きかく
かいじん
ようげき
◆1 掎角 ▼【夾撃/挟撃】キョウゲキ
挟みうちにすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔掎角〕キカク
┌1.前後呼応して敵を制すること。
└2.両雄が、相対して争うこと。〈大辞泉〉
┌1.前後から敵を攻撃すること。
└2.両雄が相対して争うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-2㈦
353 【奢侈】 せんしゅ
いんぷ
ぜいたく
◆1 贅沢 ▼【奢侈】シャシ
┌おごり。ぜいたく。〈漢字源〉
┌身分不相応なぜいたく。度を超えて金をつかうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔贅沢〕ゼイタク
1.必要を超えて費用をかけたりものを使ったりすること。
2.身の程や立場を超えておごっていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈦/●H20-3㈦
354 【奸黠】 ひんしつ
しゅんじ
こうかい
◆1 狡獪 ▼【奸黠】カンカツ
┌悪賢いこと。また、そのさま。狡猾。≒姦黠〈大辞泉〉
┌わるがしこいこと。ずるがしこいこと。また、そのさまや、そのような人。狡猾。≒姦黠〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔狡獪〕コウカイ
┌悪賢いこと。ずるく立ち回るさま。狡猾。〈大辞泉〉
┌「狡猾(コウカツ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-3㈦
355 【嫣然】 かんじ
てんしょう
えんかん
◆1 莞爾 ▼【嫣然/艶然】エンゼン
あでやかににっこりと笑うさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔莞爾〕カンジ
にっこりとほほえむさま。にこやかに笑うさま。≒莞然〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈦
356 【孺嬰】 がいてい
しゅんじゅん
きょうほう
◆1 孩提 ▼【孺嬰】ジュエイ
ちのみご。あかご。嬰孩。孺子。〈日本国語大辞典〉
▼〔孩提〕ガイテイ
┌骨組ができ、人に抱かれるくらいになった子ども。また、二、三歳の幼児。〈漢字源〉
┌二、三歳の子。笑うことを知り、抱きかかえられるくらいの子供の意。孩児。孩稚。〈新大字典〉
┌乳児。また、二、三歳の幼児。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-3㈦
357 【孺子】 びょうえい
かきん
がいじ
◆1 孩児 ▼【孺子/竪子】ジュシ
┌1.乳飲み子。幼児。
├2.人を見さげて言う言葉。
├3.若くて美しい女。
└4.幼い相続人。〈漢字源〉
┌1.おさなご。子ども。
└2.人を軽蔑(ケイベツ)していう語。小僧。青二才。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔孩児〕ガイジ
1.幼児。みどりご。孩子。2.(仏)幼児の戒名につける語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-1㈦
358 【寰宇】 よち
ぶつがん
たいえい
◆1 輿地 ▼【寰宇】カンウ
天下。世界。≒宇内〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔輿地〕ヨチ
大地。地球。全世界。〈漢字ペディア〉
★「輿」は、万物をのせるものの意から。
◇漢字ペディア大見出し
●H26-2㈦
359 【彷彿】 ぎょうはく
いき
ふくへき
◆1 依稀 ▼【彷彿/髣髴】ホウフツ
1.よく似ているさま。はっきりと思い浮かぶさま。
2.姿や形などが、ぼんやりと見えるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔依稀〕イキ
1.ぼんやりとして、はっきりしないさま。
2.よく似ているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R02-2㈦
360 【徘徊】 ほうこう
こうかん
てきれき
◆1 彷徨 ▼【徘徊】ハイカイ
┌さまよい歩き回る。また、行ったり来たりする。〈漢字源〉
┌あてもなく歩き回ること。ぶらつくこと。≒彷徨〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔彷徨〕ホウコウ
┌あてもなくさまよい歩くこと。〈漢字ペディア〉
┌当てもなく歩き回ること。さまようこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈦
361 【忸怩】 ちゅうちょう
こうこつ
ざんき
◆1 慙愧
慚愧
▼【忸怩】ジクジ
┌自分の行いをはずかしく思うようす。〈漢字ペディア〉
┌心にはじてきまりわるがるさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔慙愧〕ザンキ
反省して心からは恥じ入ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-2㈦
362 【忿怒】 たんげい
しんい
せいひつ
◆1 瞋恚
嗔恚
▼【忿怒/憤怒】フンヌ/フンド
いかりいきどおること。たいへん腹を立てること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔瞋恚/嗔恚〕シンイ/シンニ
┌1.(仏)三毒・十悪の一。怒り・憎しみ・怨みなどの憎悪の感情。
└2.怒り恨むこと。腹立ち。いかり。〈大辞林〉
┌1.はげしく怒ること。≒瞋怒
└2.(仏)貪欲(トンヨク)・愚痴とともに三毒の一つ。自分の心に反するものを激しく怒り、恨むこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し●H16-3㈦
363 【慙愧】 じくじ
ごうり
さんてん
◆1 忸怩 ▼【慙愧】ザンキ
反省して心からは恥じ入ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔忸怩〕ジクジ
┌自分の行いをはずかしく思うようす。〈漢字ペディア〉
┌心にはじてきまりわるがるさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈦/●H21-1㈦/●H23-3㈦
364 【挂冠】 うかつ
ここう
ちし
◆1 致仕
致事
▼【挂冠】ケイカン/カイカン
┌冠を脱いで、官職を辞する。挂綬。挂冕。後漢の逢萌(ホウボウ)が王莽(オウモウ)に仕えるのを嫌い、城門に冠をかけて去った故事から。〈漢辞海〉
┌冠を脱いで柱などにかける意から、官を去り職を辞すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔致仕/致事〕チシ/チジ
1.官職を辞任すること。
2.七十歳の異称。昔、中国では七十歳で官職を辞任したことから。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-1㈦
365 【揣摩】 さいぎ
そんたく
こくげき
◆1 忖度 ▼【揣摩】シマ
┌他人の気持ちなどを推量すること。〈大辞泉〉
┌1.真実を求めて、それを合致することを願う。
└2.他人の気持ちを推し測る。〈漢辞海〉
▼〔忖度〕ソンタク
他人の心をおしはかること。≒推察〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-1㈦
366 【撩乱】 けげん
しれつ
ひんぷん
◆1 繽紛 ▼【撩乱/繚乱】リョウラン
入り乱れるさま。花などが咲き乱れているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔繽紛〕ヒンプン
多くのものが入り乱れるさま。また、花や雪などが乱れ散るさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-2㈦
367 【擱坐】 こうさ
さてつ
かふ
◆1 膠沙 ▼【擱坐/擱座】カクザ
┌舟が浅瀬に乗り上げて止まること。〈漢字源〉
┌1.船が浅瀬に乗りあげること。座礁。
└2.戦車などがこわれて動けなくなること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔膠沙〕コウサ
船が、砂地または、浅瀬に乗り上げた状態をいう。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-3㈦
368 【曠古】 べっしょ
おうせき
はてんこう
◆1 破天荒 ▼【曠古】コウコ
昔から前例のないこと。≒空前、未曽有〈漢字ペディア〉
★古(イニシエ)を曠(ムナ)しくする意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔破天荒〕ハテンコウ
天地未開の混沌とした状態をきりひらくこと。転じて、今までだれも行なえなかった事を成しとげること。前例のないこと。また、そのさま。前代未聞。未曾有。〈日本国語大辞典〉
★天荒は荒れ地がまだ開けていないこと。唐代、荊州(ケイシュウ)の地から科挙の及第者がいなかったことを天荒といった。その後、劉蛻(リュウゼイ)が及第し、初めて前例を破ったので破天荒といったことによる。
◇漢字ペディア大見出し
●H26-2㈦
369 【朶頤】 りじ
がんしゅう
すいぜん
◆1 垂涎 ▼【朶頤】ダイ
┌1.あごを動かして食べること。食欲の盛んなこと。また、うらやみ欲しがること。
└2.強い国が弱い国を征服しようとすること。〈大辞泉〉
┌1.あごを下げ動かして、物を食べようとするさま。
└2.物欲しげなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔垂涎〕スイゼン/スイセン/スイエン
┌1.よだれをたらす。
└2.非常にうらやましがること。〈漢字源〉
┌ほしくてたまらぬ。〈字通〉
┌1.食べたくてよだれをたらすこと。
├2.非常にほしがること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-3㈦
370 【桎梏】 はんろう
こけん
すいかく
◆1 樊籠 ▼【桎梏】シッコク
┌1.あしかせと手かせ。
└2.転じて、自由を奪うもの。束縛。〈漢字源〉
┌1.足かせと手かせ。
└2.自由をさまたげるもの。≒束縛、拘束〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔樊籠〕ハンロウ
┌1.鳥かご。
├2.官職など、人を縛るもののたとえ。
└3.獄。ろうや。〈漢字源〉
┌1.鳥獣を入れるおりやかご。
├2.自由を束縛された境遇のたとえ。
└3.(仏)煩悩に縛られるたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-3㈦
371 【鬱勃】 ふくいく
はつらつ
ひょうびょう
◆1 潑溂
潑剌
潑溂
溌剌
▼【鬱勃】ウツボツ
意気盛んなさま。元気なようす。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔潑溂/潑剌〕ハツラツ
生き生きとして、元気のよいさま。≒活発〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈦
372 【殤死】 らせつ
えんさ
ようせい
◆1 夭逝 ▼【殤死】ショウシ
若くて死ぬこと。わかじに。はやじに。夭死。夭折。〈日本国語大辞典〉
▼〔夭逝〕ヨウセイ
わか死にすること。≒夭死、夭折〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-1㈦
373 【毫釐】 うしょう
めいせき
ししゅ
◆1 錙銖 ▼【毫釐/豪釐/毫厘】ゴウリ
┌ごくわずかなこと。ほんの少し。ごうりん。〈大辞泉〉
┌ほんの少しであること。きわめて微量であること。わずか。≒釐毫〈漢字ペディア〉
★「毫」と「釐」は、細い毛の意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔錙銖〕シシュ
┌ほんのわずかな目方。わずかなもの、つまらないもののたとえ。〈漢字源〉
┌わずか。きわめて少ないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-1㈦
374 【瀑布】 はんげき
すいろう
ひせん
◆1 飛泉 ▼【瀑布】バクフ
大きくて勢いのある滝。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔飛泉〕ヒセン
1.高い所から勢いよく落ちる水。滝。瀑布。≒飛瀑
2.ふき出る泉。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-1㈦
375 【瀰漫】 いしゅう
えんじ
しょうけつ
◆1 猖獗
猖蹶
▼【瀰漫/弥漫】ビマン
┌広がりはびこる。≒弥漫〈漢字源〉
┌風潮などが広がりはびこること。≒弥漫〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔猖獗/猖蹶〕ショウケツ
┌悪い物事がはびこり、勢いを増すこと。猛威をふるうこと。〈大辞泉〉
┌1.激しく暴れまわっていて、おさえることのできないさま。勢いの盛んなこと。
└2.大荒れしてくつがえる。失敗すること。〈漢字源〉
┌≒猖蹶
├1.悪いものが激しい勢いではびこるさま。猛威をふるうこと。
└2.激しくくつがえること。荒れて失敗すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈦/●H21-3㈦
376 【煢煢】 どくご
けつけつ
きく
◆1 孑孑 ▼【煢煢】ケイケイ
┌独りきりで頼るところのないさま。孤独なようす。〈漢字ペディア〉
┌孤独で頼るところのないさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
◇漢字ペディア大見出し
▼〔孑孑〕ケツケツ/ゲツゲツ
1.孤立しているさま。また、ひとつだけ抜けでているさま。
2.小さいさま。
2.ぼうふら。孑孒の誤用から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-1㈦
377 【牴牾】 れいよう
かんかく
ひんぼ
◆1 扞格
捍格
▼【牴牾】テイゴ
┌物事がくいちがう。〈漢字源〉
┌食い違う。〈字通〉
┌うまくかみ合わないこと。互いに、くいちがうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔扞格/捍格〕カンカク
互いに相手をこばみ、受け入れないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-2㈦
378 【狡猾】 ざんかん
ろうかい
ぎょうゆう
◆1 老獪 ▼【狡猾】コウカツ
ずるがしこくて悪知恵がはたらくさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔老獪〕ロウカイ
長い経験から世間慣れして、ずる賢いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈦/●H19-3㈦
379 【猜忌】 りんき
だっさい
こうきょ
◆1 悋気 ▼【猜忌】サイキ
人の才能などをねたみ、きらうこと。また、その気持ち。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔悋気〕リンキ
┌(国)男女間のやきもち。〈漢字源〉
┌男女間のやきもち。≒嫉妬、悋惜〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R01-1㈦
380 【睇視】 りゅうべん
がいさい
たんたん
◆1 流眄 ▼【睇視】テイシ
目を細くして見ること。ちらりと横目で見ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔流眄〕リュウベン/リュウメン
┌流し目で見ること。また、流し目。りゅうめん。〈大辞泉〉
┌横目で見ること。ながし目。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-3㈦
381 【秕糠】 かいかつ
さいこ
ちょれき
◆1 樗櫟
樗櫪
樗檪
▼【秕糠】ヒコウ
1.秕(シイナ)と、糠(ヌカ)。
2.役に立たないつまらないもの。かす。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔樗櫟/樗櫪〕チョレキ
役に立たないもの。また、自分をへりくだっていう語。樗散。〈日本国語大辞典〉
★樗はニワウルシの意、櫟はクヌギの意でともに材木としては役に立たないことから。
●H29-3㈦
382 【翹楚】 そうかん
とんぼく
しゅんいつ
◆1 駿逸
俊逸
▼【翹楚】ギョウソ
大勢のなかの、特に優秀な人材。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔駿逸〕シュンイツ
1.足の速い馬。
2.すぐれた才能の人。≒俊逸
●H28-2㈦
383 【聳動】 きょうだい
きつぜん
しんがい
◆1 震駭 ▼【聳動】ショウドウ
衝撃を与え動揺させること。また、衝撃を受けて恐れおののくこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔震駭〕シンガイ
おどろきふるえあがること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈦/●H21-3㈦
384 【聳峙】 きつりつ
どうもう
ていざ
◆1 屹立 ▼【聳峙】ショウジ
山などが高くそびえ立つこと。≒聳立、屹立(キツリツ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔屹立〕キツリツ
1.山やがけが高くそびえ立つさま。
2.すっくと立ち動かないさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-2㈦
385 【荼毒】 たんでき
とがい
こうか
◆1 蠹害 ▼【荼毒】トドク
1.非常に苦しめること。また、苦しむこと。
2.害毒をなすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蠹害〕トガイ
┌≒蠹毒
├1.しみ(虫の名)が衣服や書物を食い破る害。
└2.物事を害すること。またその害。〈漢字源〉
┌害毒となる。〈字通〉
┌1.虫が物を食って害をなすこと。
└2.物事を害すること。また、その者。〈大辞泉〉
┌蠹毒≒
├1.虫が本や衣服などを食って害をなすこと。また、その害。
└2.物事をむしばみそこなうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-3㈦
386 【蕭条】 せきりょう
ふくいく
ぶあい
◆1 寂寥 ▼【蕭条】ショウジョウ
もの静かで寂しいようす。ひっそりとしているさま。≒蕭然、蕭索〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔寂寥〕セキリョウ
┌ものさびしくひっそりしたさま。〈漢字ペディア〉
┌音もなく、ひとかげもなくひっそりとしているさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-2㈦
387 【誅伐】 さくさく
ようげき
ようちょう
◆1 膺懲 ▼【誅伐】チュウバツ
罪をとがめて征伐すること。罪のある者を攻め滅ぼすこと。≒誅滅〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔膺懲〕ヨウチョウ
┌外敵を征伐すること。討ちこらしめること。〈漢字ペディア〉
┌うちこらすこと。征伐してこらしめること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-2㈦
388 【誡告】 るたく
かげん
けんせき
◆1 譴責 ▼【誡告/戒告】カイコク
1.教えいさめること。
2.行政上の義務を果たすよう要求する通知。≒催告
3.公務員などに対する懲戒処分の一つ。職務違反のとき、本人に直接言い渡しをすること。≒譴責(ケンセキ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔譴責〕ケンセキ
┌1.しかり責めること。不正や過失などを厳しくとがめること。
└2.懲戒処分のうち最も軽いもの。職務上の義務違反について警告し、将来を戒めること。現在、法令上では戒告という。〈大辞泉〉
┌1.あやまちや不正などをとがめ責めること。
└2.かつて公務員の職務上の過失に対して与えられた懲戒処分の一つ。現在は「戒告」という。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-2㈦
389 【誑惑】 まんちゃく
ちゅうさく
けんきょう
◆1 瞞着
瞞著
▼【誑惑】キョウワク
人を欺いてまどわすこと。うそを言ってまどわすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔瞞着/瞞著〕マンチャク
あざむくこと。だますこと。ごまかすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈦
390 【誚譲】 けんせき
ひっちゅう
きゅうきゅう
◆1 譴責 ▼【誚譲】ショウジョウ
┌しかり咎(トガ)める。〈新漢和大字典〉
┌責めとがめること。しかり責めること。譴責。〈日本国語大辞典〉
┌詰責すること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔譴責〕ケンセキ
┌1.しかり責めること。不正や過失などを厳しくとがめること。
└2.懲戒処分のうち最も軽いもの。職務上の義務違反について警告し、将来を戒めること。現在、法令上では戒告という。〈大辞泉〉
┌1.あやまちや不正などをとがめ責めること。
└2.かつて公務員の職務上の過失に対して与えられた懲戒処分の一つ。現在は「戒告」という。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-3㈦
391 【譫言】 てんたん
あんぽう
げいご
◆1 囈語 ▼【譫言】センゲン/うわごと
1.高熱などのため正気を失ったとき、無意識に口走る言葉。≒譫語
2.無責任な言葉。たわごと。 ≒譫語〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔囈語〕ゲイゴ/うわごと
1.熱にうなされるなどして無意識に発する言葉。
2.筋道の立たないとりとめのない言葉。たわごと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-1㈦
392 【貶竄】 るたく
ほぜい
えんざい
◆1 流謫 ▼【貶竄】ヘンザン
官位を下げ、遠方へ追放すること。≒貶謫(ヘンタク)、貶流(ヘンリュウ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔流謫〕ルタク/リュウタク
┌罪によって遠方へ流されること。≒遠流(オンル)〈漢字ペディア〉
┌罪によって遠い地方に流すこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈦
393 【贅沢】 しゃし
ぼくたく
らんしょう
◆1 奢侈 ▼【贅沢】ゼイタク
1.必要を超えて費用をかけたりものを使ったりすること。
2.身の程や立場を超えておごっていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔奢侈〕シャシ
┌おごり。ぜいたく。〈漢字源〉
┌身分不相応なぜいたく。度を超えて金をつかうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈦
394 【跋扈】 しょうけつ
だいせん
そうろう
◆1 猖獗
猖蹶
▼【跋扈】バッコ
┌権威をほしいままにして、のさばり、はびこること。また、思うがままに振る舞うこと。〈漢字ペディア〉
┌ほしいままに振る舞うこと。また、のさばり、はびこること。〈大辞泉〉
★魚がかごを越えて跳ねることから転じた。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔猖獗/猖蹶〕ショウケツ
┌悪い物事がはびこり、勢いを増すこと。猛威をふるうこと。〈大辞泉〉
┌1.激しく暴れまわっていて、おさえることのできないさま。勢いの盛んなこと。
└2.大荒れしてくつがえる。失敗すること。〈漢字源〉
┌≒猖蹶
├1.悪いものが激しい勢いではびこるさま。猛威をふるうこと。
└2.激しくくつがえること。荒れて失敗すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈦
395 【蹂躪】 びらん
りょうれき
とうか
◆1 凌轢
陵轢
▼【蹂躪】ジュウリン
権力や腕力で相手の権利などをふみにじること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔凌轢/陵轢〕リョウレキ/リョウリャク
力ずくで侵入して、ふみにじること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-2㈦
396 【蹣跚】 そうろう
ちゅうちょ
そんきょ
◆1 蹌踉 ▼【蹣跚】マンサン/バンサン
┌よろよろと歩くさま。〈大辞泉〉
┌よろめきながら歩くさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蹌踉〕ソウロウ
┌足もとがしっかりせず、よろめくさま。〈大辞泉〉
┌よろめくさま。足元がふらつくさま。≒蹌蹌〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈦/●H25-3㈦
397 【躊躇】 じゅうりん
てきちょく
さてつ
◆1 躑躅 ▼【躊躇】チュウチョ
┌1.ためらって、行きなやむ。また、物事を進めかねてためらう。
└2.あわてない。ゆったりとする。〈新漢和大字典〉
┌あれこれ迷って決心できないこと。ためらうこと。〈大辞泉〉
┌決心がつかず迷うこと。ぐずぐずと、ためらうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔躑躅〕テキチョク
┌1.いっては止まり、いっては止まりして進まない。
├2.二、三歩いっては止まる。また、けんけん遊び。
└3.とんとん足踏みする。〈新漢和大字典〉
┌1.足踏みすること。ためらうこと。≒躊躇
└2.ツツジの漢名。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈦/●H25-2㈦
398 【躊躇】 ひっちゅう
ちぎ
けんぎゅう
◆1 遅疑 ▼【躊躇】チュウチョ
┌1.ためらって、行きなやむ。また、物事を進めかねてためらう。
└2.あわてない。ゆったりとする。〈新漢和大字典〉
┌あれこれ迷って決心できないこと。ためらうこと。〈大辞泉〉
┌決心がつかず迷うこと。ぐずぐずと、ためらうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔遅疑〕チギ
ぐずぐずと疑い迷って、なかなか判断しないこと。≒躊躇〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈦
399 【逡巡】 ちぎ
あそうぎ
じんぎ
◆1 遅疑 ▼【逡巡/逡遁】シュンジュン
決断をためらって、ぐずぐずすること。しりごみすること。≒躊躇〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔遅疑〕チギ
ぐずぐずと疑い迷って、なかなか判断しないこと。≒躊躇〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈦
400 【邁往】 ばくしん
らくえき
かったつ
◆1 驀進 ▼【邁往】マイオウ
勇み立ってひたすら進むこと。≒邁進、勇往〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔驀進〕バクシン
非常な勢いで、まっしぐらに進むこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-2㈦
401 【錙銖】 ほうそ
そご
ごうり
◆1 毫釐
豪釐
毫厘
▼【錙銖】シシュ
┌ほんのわずかな目方。わずかなもの、つまらないもののたとえ。〈漢字源〉
┌わずか。きわめて少ないこと。〈漢字ペディア〉
★古代中国の目方の単位で、100粒の黍(キビ)を銖、二四銖を両、八両(一説に六両)を錙としたところから。また、一説に六銖が錙。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔毫釐/豪釐/毫厘〕ゴウリ
┌ごくわずかなこと。ほんの少し。ごうりん。〈大辞泉〉
┌ほんの少しであること。きわめて微量であること。わずか。≒釐毫〈漢字ペディア〉
★「毫」と「釐」は、細い毛の意。
◇漢字ペディア大見出し
●H21-2㈦/●H27-3㈦
402 【鏖殺】 せんめつ
いし
ちょうちゃく
◆1 殲滅 ▼【鏖殺】オウサツ
┌皆殺しにすること。〈大辞泉〉
┌みなごろしにすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔殲滅〕センメツ
残らずほろぼすこと。ほろぼしつくすこと。みな殺し。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈦/●H17-2㈦
403 【雕琢】 はくぎょく
さたん
るこく
◆1 鏤刻 ▼【雕琢/彫琢】チョウタク
┌1.宝石などを刻んで磨きあげること。
└2.詩文を推敲し、練り上げること。〈漢字ペディア〉
┌1.玉を刻み磨くこと。
└2.詩文などを工夫して上手に作ること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鏤刻〕ルコク/ロウコク
┌1.金属や木の表面に模様を彫りきざむこと。
└2.文章などの技巧をこらすこと。〈漢字ペディア〉
┌1.金属や木などに文字や絵を彫り刻むこと。るこく。
└2.文章や詩句を推敲(スイコウ)すること。るこく。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-2㈦/●H21-3㈦/●H27-3㈦
404 【頡頏】 ひんしゅく
ひっちゅう
いんこう
◆1 匹儔 ▼【頡頏】キッコウ/ケッコウ
┌1.鳥が飛び上がったり、舞い下りたりすること。
└2.勢力が同じくらいで優劣が決まらないこと。≒拮抗〈大辞泉〉
┌1.鳥が飛び上がり、また飛び降りること。
└2.張り合うこと。人に屈しないこと。≒拮抗〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔匹儔〕ヒッチュウ
同程度であること。肩を並べること。また、その相手。たぐい。仲間。≒匹敵〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-2㈦
405 【騙詐】 まんちゃく
がんさつ
ろうだん
◆1 瞞着
瞞著
▼【騙詐】ヘンサ
だましていつわること。巧みな口調で騙(カタ)ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔瞞着/瞞著〕マンチャク
あざむくこと。だますこと。ごまかすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-1㈦/●H28-2㈦
406 【黎元】 ほい
せいさく
こんとん
◆1 布衣 ▼【黎元】レイゲン
人民。万民。たみ。黎民。黎首。〈日本国語大辞典〉
★「黎」は、黒の意。「元」は、首の意で、冠をかぶらないので黒髪を出している者の意から。一説に、「黎」は、もろもろの意。「元」は、善の意で、人はみな善であるとする考えから。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔布衣〕ホイ/ホウイ/フイ
1.庶民着用の布製の衣服。ふい。また、それを着ている者。その身分。また、朝服に対して、常着。平服。ほうい。
2.布製の狩衣。転じて一般に、狩衣の異称。ほうい。
3.江戸時代、大紋につぐ武家の礼服。絹地無文で裏のない狩衣。また、それを着用した、御目見得以上の者。また、その身分。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-3㈦
407 【黔首】 うんびん
そうぼう
さっせい
◆1 蒼氓 ▼【黔首】ケンシュ
┌中国、秦(シン)の時代の人民。民衆が冠をかぶらず、黒い頭髪のままだったことから。また、黒い頭巾をかぶっていたことからともいう。のちに、人民の通称となる。〈漢字ペディア〉
┌くろい頭。人民のこと。冠をかぶらずに黒髪をあらわしていることから。また、一説に、黒頭巾をかぶったからという。古くは黎民(レイミン)・黎首(レイシュ)といい、秦代には黔首といった。≒黔細、黔庶、黔愚、黔黎〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蒼氓〕ソウボウ
┌人々。民衆。≒蒼生、蒼民〈漢辞海〉
┌もろもろのたみ。≒蒼生、蒼民〈字源〉
┌「蒼生」に同じ。〈漢字ペディア〉
┌民(タミ)。人民。蒼生。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-2㈦
408 【齟齬】 うしょく
ばつご
あつれき
◆1 軋轢 ▼【齟齬】ソゴ
┌物事がうまくかみ合わないこと。食い違うこと。ゆきちがい。〈大辞泉〉
┌物事がくいちがうこと。行きちがい。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔軋轢〕アツレキ
┌関係が悪くなること。仲がこじれること。不和。〈漢字ペディア〉
┌仲が悪くなること。〈大辞泉〉
┌1.車輪がすれあってきしる。
└2.きしみあい。つぶしあい。不和になる。反目する。人と人との間の仲たがい。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-1㈦
409 【齟齬】 ぜいじゃく
しんし
かんかく
◆1 扞格
捍格
▼【齟齬】ソゴ
┌物事がうまくかみ合わないこと。食い違うこと。ゆきちがい。〈大辞泉〉
┌物事がくいちがうこと。行きちがい。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔扞格/捍格〕カンカク
互いに相手をこばみ、受け入れないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-1㈦
410 【潑溂】 ちょうざん
あくせく
はいしょ
◆2 凋残 ▼【潑溂/潑剌】ハツラツ
生き生きとして、元気のよいさま。≒活発〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔凋残〕チョウザン
1.草木などがしぼみそこなわれること。2.疲れ衰えること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
411 【悪臭】 ほうふん
いくぶん
くんゆう
◆2 芳芬 ▼【悪臭】アクシュウ
わるいにおい。不快なにおい。⇔芳香〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔芳芬〕ホウフン
1.花の香気。かんばしい香り。
2.ほまれの高いこと。名声。≒芳名〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
412 【悪臭】 らんじゃ
かんいく
くんせん
◆2 蘭麝 ▼【悪臭】アクシュウ
わるいにおい。不快なにおい。⇔芳香〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蘭麝〕ランジャ
蘭(ラン)の花の香りと麝香(ジャコウ)の香り。転じて、よい香り。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
413 【遺臭】 りゅうほう
はんき
けいび
◆2 流芳 ▼【遺臭】イシュウ
1.悪い評判を残す。
2.後世に残された悪い評判。⇔遺芳〈漢辞海〉
▼〔流芳〕リュウホウ
芳名を伝えること。名を後世に残すこと。また、伝わり残った名声。遺徳。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
414 【厭悪】 そうごう
つうちょう
こうじつ
◆2 狎昵 ▼【厭悪】エンオ
嫌い、憎むこと。ひどくいやがること。=嫌悪〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔狎昵〕コウジツ
なれなれしくすること。なれ親しみ、遠慮がなくなること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
415 【応分】 ゆえつ
じょうふ
ほうちゅう
◆2 踰越
逾越
▼【応分】オウブン
身分や能力などにふさわしいこと。分相応なこと。⇔過分〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔踰越/逾越〕ユエツ
1.のりこえること。
2.身分に過ぎたことをすること。また、本分をこえること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
416 【温良】 どうあく
じゅこう
てんとう
◆2 獰悪 ▼【温良】オンリョウ
人柄が穏やかで、素直なこと。
◇漢字ペディア下付き
▼〔獰悪〕ドウアク
性質が荒々しく凶悪なこと。また、そのさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
417 【果毅】 たいや
こべん
じゅうだ
◆2 柔懦 ▼【果毅】カキ
決断力があり、意志が強いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔柔懦〕ジュウダ
心弱く気が小さいこと。やさしく臆病であること。また、そのさま。柔弱。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
418 【苛虐】 かいどう
ふしゅう
ぶじゅつ
◆2 撫恤
撫卹
▼【苛虐】カギャク
いじめ苦しめること。むごく扱うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔撫恤〕ブジュツ
いつくしみあわれむこと。物を恵むこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
419 【雅馴】 ひり
きんど
ろうろう
◆2 鄙俚
卑俚
▼【雅馴】ガジュン
文章や言葉づかいなどが上品で正しく、よく練れていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鄙俚/卑俚〕ヒリ
1.田舎。
2.言葉や風俗などが田舎びていること。あかぬけしないこと。≒鄙野〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
420 【魁梧】 びゃくだん
けいろく
ぼうかい
◆2 鶏肋 ▼【魁梧】カイゴ
┌体が大きくりっぱなこと。≒魁偉〈漢字ペディア〉
┌体格がすぐれてりっぱであること。大兵。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鶏肋〕ケイロク
1.たいした役には立たないが、捨てるに惜しいもの。自分の労作をへりくだって使う。
2.体がか弱いこと。〈漢字ペディア〉
★鶏(ニワトリ)の肋骨(アバラボネ)で、たいして食べるところがないことから。
◇漢字ペディア大見出し
421 【晦蔵】 もうろう
けいがん
げんよう
◆2 衒耀
衒燿
▼【晦蔵】カイゾウ
1.自分の才能や知識などを目立たぬように隠すこと。≒韜晦
2.物資や資源などがうずもれていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔衒耀/衒燿〕ゲンヨウ
自分の才能や学問を実力以上に誇示すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
422 【開衿】 ろうきょ
とうかい
こうくん
◆2 韜晦 ▼【開衿/開襟】カイキン
1.襟元を折り襟にして開くこと。また、その開いた襟。
2.心をうちあけること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔韜晦〕トウカイ
┌1.自分の本心や才能・地位などをつつみ隠すこと。
└2.身を隠すこと。姿をくらますこと。〈大辞泉〉
┌才能・地位・形跡などをつつみ隠すこと。他人の目をくらまし、わからないようにすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
423 【該博】 れいそく
けんしゅう
がんぴ
◆2 蠡測 ▼【該博】ガイハク
学問や知識が非常に広いさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蠡測〕レイソク
見識の狭いことのたとえ。小さな蠡(ヒサゴ)で海水の量をはかること。「管を以て天を窺い蠡を以て海を測る」から。管窺蠡測(カンキレイソク)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
424 【完善】 かんぜん
じゅんとく
えいしゅ
◆2 間然 ▼【完善】カンゼン
欠点がなく良くできていること。また、そのさま。完全無欠であるさま。完璧。〈日本国語大辞典〉
▼〔間然〕カンゼン
非難されるような欠点のあること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
425 【寛闊】 あいろ
かんりん
かんぺき
◆2 癇癖
疳癖
▼【寛闊】カンカツ
1.心や性格がおおらかで、ゆったりしていること。
2.振る舞いが派手であること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔癇癖/疳癖〕カンペキ
感情をおさえきれず、怒りやすい性質。また、その発作。疳癖。≒癇癪〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
426 【款談】 じょうろん
しゃこう
きたん
◆2 諍論 ▼【款談/歓談】カンダン
うちとけて楽しく話し合うこと。また、その話し合い。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔諍論〕ジョウロン
互いに意見を主張して、議論すること。議論して、言い争うこと。論争。≒争論〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
427 【緩慢】 びんしょう
はいふ
らんがく
◆2 敏捷 ▼【緩慢】カンマン
1.動作・速度などがおそいさま。のろいさま。
2.てぬるいこと。また、そのさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔敏捷〕ビンショウ
動作や反応がすばやいこと。すばしこいこと。≒敏速〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
428 【間遠】 きゅうご
つうかん
もくしょう
◆2 目睫 ▼【間遠】まどお
時間的・空間的にへだたっているさま。⇔間近〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔目睫〕モクショウ
目とまつげ。転じて、きわめて接近した状態。間近(まぢか)。≒眼前、目前〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
429 【奇瑞】 ようげつ
うけ
えきだん
◆2 妖孼
妖孽
▼【奇瑞】キズイ
めでたいことの前兆として起こる現象。≒吉兆、瑞相〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔妖孼〕ヨウゲツ
┌あやしいわざわい。また、わざわいをもたらす不気味な前兆。〈漢字ペディア〉
┌あやしいわざわい。災厄をもたらす前兆。不吉な事件の前ぶれ。夭逆(ヨウゲキ)。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
430 【起牀】 すいぶ
えんしん
しゅうじょく
◆2 就褥
就蓐
▼【起牀/起床】キショウ
寝床から起きること。⇔就寝、就床〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔就褥/就蓐〕シュウジョク
1.床をとって寝ること。
2.病床につくこと。病気で寝ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
431 【窮乏】 せきち
ふじょう
れいよく
◆2 富饒 ▼【窮乏】キュウボウ
ひどく貧乏で、生活に苦しむこと。≒窮迫〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔富饒〕フジョウ/フウジョウ/フニョウ
財力に富んでいてたくさんの物があること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
432 【兇漢】 がくきゅう
かんぷ
しゅうゆう
◆2 奸婦 ▼【兇漢/凶漢】キョウカン
危害を及ぼす残忍な男。≒悪漢、暴漢、凶徒〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔奸婦〕カンプ
1.悪知恵にたけた女性。≒毒婦
2.夫以外の男と密通する女。≒姦婦〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
433 【喬木】 わいじゅ
じんご
ぼっきょう
◆2 矮樹 ▼【喬木】キョウボク
高くそびえる木。特に、丈が人の身長より高く、一本の太い主幹が明らかな樹木。スギ・ケヤキなどにいう。≒高木、大樹、≒灌木(カンボク)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔矮樹〕ワイジュ
丈の低い樹木。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
434 【薫灼】 ろうしゅう
たいちょう
ぜんこ
◆2 退潮 ▼【薫灼/燻灼】クンシャク
1.いぶして焼くこと。炎を出さず、けむらせて焼くこと。
2.勢いの盛んなたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔退潮〕タイチョウ
1.潮が引くこと。引き潮。
2.勢力が衰えること。≒退勢
◇漢字ペディア大見出し
435 【圭角】 しひん
かんけい
えんよう
◆2 婉容 ▼【圭角】ケイカク
1.玉のとがったかど。
2.言動や性格にかどがあって円満でないさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔婉容〕エンヨウ
しとやかな姿。穏やかでおとなしい態度。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
436 【倹徳】 よてい
きょうごう
りんせい
◆2 驕傲 ▼【倹徳】ケントク
つましく、おごらない態度。〈漢辞海〉
▼〔驕傲〕キョウゴウ
おごりたかぶること。傍若無人な様子。倨傲(キョゴウ)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
437 【硬貨】 ちょへい
さっぽう
せきとく
◆2 楮幣 ▼【硬貨】コウカ
金属製の貨幣。コイン。⇔紙幣〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔楮幣〕チョヘイ
紙幣。おさつ。≒楮鈔〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
438 【膏腴】 せきち
せいきゅう
きゅうし
◆2 瘠地 ▼【膏腴】コウユ
地味が豊かで肥えていること。また、その土地。≒膏沃、肥沃〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔瘠地〕セキチ
地味がやせていて、作物がよくできない土地。やせ地。≒瘠土〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
439 【高雅】 ひろう
かいき
ばっしょう
◆2 鄙陋
卑陋
▼【高雅】コウガ
けだかく上品なさま。優雅なさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鄙陋/卑陋〕ヒロウ
身分・品性・行動などがいやしいこと。下品なこと。≒下劣〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
440 【鴻毛】 ていげん
せんきん
ばんらい
◆2 千鈞 ▼【鴻毛】コウモウ
大形の水鳥の羽毛。非常に軽いもののたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔千鈞〕センキン
非常に重いこと。≒万鈞〈漢字ペディア〉
★「鈞」は、重さの単位。一鈞は三十斤。
◇漢字ペディア大見出し
441 【豪宕】 かんろく
るいじゃく
ひりん
◆2 鄙吝
卑吝
▼【豪宕】ゴウトウ
豪快で、小さなことにこだわらないこと。また、そのさま。豪放。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鄙吝/卑吝〕ヒリン
心がいやしくて、物惜しみすること。けちなこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
442 【坤元】 びんてん
いとく
きんすう
◆2 旻天 ▼【坤元】コンゲン
万物を生む大地。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔旻天〕ビンテン
1.空。天空。
2.秋の空。秋の天。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
443 【滋潤】 りこん
こさい
こけつ
◆2 枯竭
涸竭
▼【滋潤】ジジュン
うるおうこと。または、うるおすこと。また、そのさま。つややか。〈日本国語大辞典〉
▼〔枯竭/涸竭〕コケツ
乾燥して水分がなくなること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
444 【弱年】 たいれい
きゅうてつ
ほうぼく
◆2 頽齢
頹齢
▼【弱年/若年】ジャクネン
1.年の若いこと。また、経験が少なく成人として見られないこと。また、その人。年若い者。若輩。
2.近世、11歳から17歳までの呼称。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔頽齢〕タイレイ
老いおとろえた年齢。老衰する年齢。年寄り。≒老齢、高齢〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
445 【受容】 ひょうぞく
ひんせき
しゅんぼう
◆2 擯斥 ▼【受容】ジュヨウ
受け入れて取り込むこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔擯斥〕ヒンセキ
しりぞけてのけものにすること。≒排斥〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
446 【輯睦】 ざっさん
さいき
しょうせき
◆2 猜忌 ▼【輯睦/輯穆/緝睦/緝穆】シュウボク
おだやかでむつまじいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔猜忌〕サイキ
人の才能などをねたみ、きらうこと。また、その気持ち。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
447 【春寒】 かじ
たいへい
よえん
◆2 余炎
余焰
余焔
▼【春寒】シュンカン/はるさむ
立春が過ぎても残っている寒さ。≒余寒〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔余炎/余焰〕ヨエン
1.消え残りのほのお。
2.夏の終わりの暑さ。残暑。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
448 【順義】 はいせい
げきりょ
かいれい
◆2 乖戻 ▼【順義】ジュンギ
道義にかなったこと。正しい道理に従うこと。〈大辞林〉
▼〔乖戻〕カイレイ
道理に逆らい、そむくこと。≒背戻〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
449 【鍾寵】 きゅうき
しつお
ようりん
◆2 疾悪
嫉悪
▼【鍾寵】ショウチョウ
非常にかわいがること。 ≒鍾愛、寵愛〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔疾悪/嫉悪〕シツオ
憎むこと。≒憎悪、嫌悪〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
450 【進攻】 ようげき
かんせい
せいそう
◆2 邀撃
要撃
▼【進攻】シンコウ
積極的に軍隊をすすめて攻撃をしかけること。≒進撃、⇔退却、撤退〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔邀撃/要撃〕ヨウゲキ
┌(邀撃)攻めて来る敵を、むかえ討つこと。≒迎撃〈漢字ペディア〉
┌(要撃)待ちぶせして敵を攻撃すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
451 【塵寰】 せんきょう
せいけん
ゆうすい
◆2 仙境
仙郷
▼【塵寰】ジンカン
俗世間。≒塵界〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔仙境/仙郷〕センキョウ
1.仙人の住む場所。≒仙界
2.俗世間を離れた清らかな場所。≒仙界〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
452 【寸言】 しゃてつ
ぼくじ
じょせつ
◆2 絮説 ▼【寸言】スンゲン
短い言葉。短いが、深い意味の込められた言葉。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔絮説〕ジョセツ
くどくどと説明すること。わずらわしくのべること。≒絮語、縷説〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
453 【正朔】 ろうじつ
せいかい
ほっけつ
◆2 臘日 ▼【正朔】セイサク
1.正月一日。元旦。
2.暦。〈漢字ペディア〉
★「正」は年のはじめ、「朔」は月のはじめの一日の意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔臘日〕ロウジツ
一年の最後の日。おおみそか。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
454 【前腕】 こういん
じょうはく
やくわん
◆2 上膊 ▼【前腕】ゼンワン
腕のうち、肘(ヒジ)から手首までの部分をいう。前膊(ゼンハク)。〈日本国語大辞典〉
▼〔上膊〕ジョウハク
腕のひじから肩までの間。二の腕。≒上腕〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
455 【促進】 かいたい
ぼうあつ
けんじゅん
◆2 防遏 ▼【促進】ソクシン
物事が順調にいくように、うながし進めること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔防遏〕ボウアツ
防ぎ止めること。≒防止〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
456 【対面】 ぶんべい
けいげい
こうはい
◆2 分袂 ▼【対面】タイメン
1.顔を合わせること。面会すること。
2.向かい合うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔分袂〕ブンベイ
たもとをわかつ意から、人と別れること。≒決別〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
457 【大往生】 ほうど
おうし
えんぶ
◆2 枉死
横死
▼【大往生】ダイオウジョウ
苦痛や悩みがなく、安らかに死ぬこと。また、りっぱな死に方。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔枉死/横死〕オウシ
災いにあったり殺害されたりして死ぬこと。非業(ヒゴウ)の死。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
458 【大過】 ちゅうみつ
ひせき
ほうせん
◆2 丕績 ▼【大過】タイカ
大きな判断のあやまち。大失敗。⇔小過〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔丕績〕ヒセキ
大きな功績。偉大なてがら。偉績。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
459 【大度】 さんまい
ていはつ
とそう
◆2 斗筲 ▼【大度】タイド
度量が大きいこと。また、心が広いさま。≒大量〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔斗筲〕トソウ/トショウ
1.一斗を入れるます(斗)と一斗二升を入れる竹器(筲)。ともにわずかの分量を入れる容器。
2.人の器量の小さいこと。度量の小さいこと。としょう。
3.祿や給料などの少ないこと。としょう。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
460 【大牢】 けいがく
れいこう
しょうこく
◆2 藜羹 ▼【大牢/太牢】タイロウ
1.昔、中国で、天子・諸侯が神をまつるときに供物とした牛・羊・豚のいけにえ。
2.りっぱなごちそう。
3.江戸時代、戸籍をもつ庶民の犯罪者を入れた牢屋。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔藜羹〕レイコウ
藜(アカザ)の葉の吸い物。また、粗末な食事のたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
461 【坦懐】 うつおう
うゆう
そくせき
◆2 鬱怏
欝怏
▼【坦懐】タンカイ
胸にわだかまりがなく、さっぱりとおおらかな気持ち。心がたいらかであること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鬱怏〕ウツオウ
心がふさいで晴れないさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
462 【端然】 らてい
よくい
へいこ
◆2 裸裎 ▼【端然】タンゼン
姿勢や身なりが整い、礼儀にかなっているさま。きちんとしているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔裸裎〕ラテイ
はだか。あかはだか。また、着物をぬいで肌をあらわすこと。転じて、甚だしく無礼なさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
463 【団欒】 きょうげき
けいがく
ないこう
◆2 内訌 ▼【団欒】ダンラン
集まって楽しく語り合うこと。親しい者どうしのなごやかな会合。≒団居(まどい)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔内訌〕ナイコウ
内部でもめること。うちわもめ。≒内紛〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
464 【遅効】 てきめん
しゅしゅ
けんさ
◆2 覿面 ▼【遅効】チコウ
時間をおいて効果があらわれること。⇔速効〈大辞泉〉
▼〔覿面〕テキメン
効果や報いが、すぐに現れるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
465 【丁男】 へいきょ
きんかく
じょりょう
◆2 巾幗 ▼【丁男】テイダン/テイナン
成人した男性。一人前の男。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔巾幗〕キンカク
女性の髪をおおう飾り布。また、頭巾。転じて、女性。
◇漢字ペディア大見出し
466 【長身】 わいく
きつがい
げいげい
◆2 矮軀
矮躯
▼【長身】チョウシン
背の高いこと。また、その人。≒長〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔矮軀〕ワイク
丈が低いこと。また、その体つき。≒短軀〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
467 【沈着】 そうきゅう
かいそう
しょうとう
◆2 躁急 ▼【沈着】チンチャク
1.落ち着いていること。あわてないさま。
2.底などに残り、付着すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔躁急〕ソウキュウ
いらだって急ぐこと。せっかち。≒性急〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
468 【陳腐】 かいれい
きけん
いつぼう
◆2 瑰麗 ▼【陳腐】チンプ
ありふれて古くさく、つまらないこと。また、そのさま。≒陳套、⇔新奇、斬新〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔瑰麗〕カイレイ
珍しく、きれいなこと。美しくすぐれていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
469 【追逐】 じょうりん
とんざん
きょうがい
◆2 遯竄
遁竄
▼【追逐】ツイチク
1.あとを追いかけること。逃げるのを追っていくこと。追い求めること。
2.追いつ追われつすること。互いに競争すること。角逐。
3.後になり先になりして行くこと。連れだって行くこと。転じて、親しく交際すること。徴逐。
4.追いはらうこと。追放。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔遯竄/遁竄〕トンザン
逃げ隠れすること。どこかへ逃げうせること。≒逃竄〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
470 【痛快】 しょうゆ
ようげき
せいそう
◆2 悽愴
凄愴
▼【痛快】ツウカイ
非常にこころよいこと。たいへん愉快なこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔悽愴/凄愴〕セイソウ
1.すさまじく、いたましいさま。
2.身にしみるほどわびしいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
471 【鄭重】 こうもう
ろもう
しゅっこつ
◆2 鹵莽 ▼【鄭重/丁重】テイチョウ
1.態度などが手厚く礼儀正しいさま。ねんごろ。
2.扱いがていねいなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鹵莽〕ロモウ
1.塩分を多く含んだ土地と草の茂った野原。転じて、土地が荒れ果てていること。
2.軽率で粗略なこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
472 【鉄面皮】 じじ
きし
ききょ
◆2 愧死 ▼【鉄面皮】テツメンピ
恥知らずで厚かましいこと。また、そのような人。厚顔。〈漢字ペディア〉★鉄のようにかたい面(ツラ)の皮の意から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔愧死〕キシ
はずかしさのあまり死ぬこと。また、死にたくなるほどはずかしいこと。≒慙死〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
473 【都塵】 ゆうすい
じょゆう
かいし
◆2 幽邃 ▼【都塵】トジン
都会のちり。都会のごみごみした騒々しい環境。都会の雑踏。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔幽邃〕ユウスイ
景色などが奥深くて人けがなく静かなさま。≒幽寂〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
474 【都門】 りょこう
しじゅん
すうじょう
◆2 閭巷 ▼【都門】トモン
都の入り口。また、都のなか。都。都会。〈大辞泉〉
▼〔閭巷〕リョコウ
1.村里。いなか。
2.ちまた。また、民間。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
475 【奴僕】 ひしょう
しょくしゃ
ろうどう
◆2 婢妾 ▼【奴僕】ヌボク/ドボク
召使いの男。下男。やっこ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔婢妾〕ヒショウ
下女やめかけ。召使いの女性。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
476 【敦厚】 こうし
べんさく
とうはく
◆2 偸薄 ▼【敦厚】トンコウ
誠実で人情にあついこと。篤実なこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔偸薄〕トウハク
軽はずみで不誠実なこと。人情がうすいこと。≒軽薄、薄情〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
477 【難詰】 ゆうじょ
えいしゅ
ろうこく
◆2 宥恕 ▼【難詰】ナンキツ
欠点をあげて非難し、問い詰めること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔宥恕〕ユウジョ
寛大な心でゆるすこと。大目に見ること。≒宥免〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
478 【乃祖】 きょうご
いんえい
とそつ
◆2 胤裔 ▼【乃祖】ダイソ/ナイソ
なんじの祖先。なんじの祖父。また、祖先。祖父。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔胤裔〕インエイ
血筋を引いたもの。子孫。末孫。後胤。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
479 【納租】 ほぜい
てんぷ
げんこう
◆2 逋税 ▼【納租】ノウソ
租税を納めること。また、その租税。納税。〈日本国語大辞典〉
▼〔逋税〕ホゼイ
税からのがれること。また、滞納している税。≒脱税〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
480 【破鏡】 ほうしん
こんこう
えんよう
◆2 婚媾 ▼【破鏡】ハキョウ
夫婦が離別すること。離婚のたとえ。〈漢字ペディア〉
★昔中国で、離れて暮らす夫婦が鏡を二つに割って一片ずつを持った。のちに妻の不義でその一片がカササギとなって夫のもとに飛んで行き、離縁になった故事から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔婚媾〕コンコウ
婚姻関係を結ぶこと。夫婦の縁組。結婚。「婚」は新しい縁組。「媾」は、親族との縁組。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
481 【薄遇】 きんたい
けいじょう
けんこ
◆2 眷顧 ▼【薄遇】ハクグウ
冷淡にもてなすこと。冷淡なもてなし。粗末な待遇。冷遇。⇔厚遇〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔眷顧〕ケンコ
1.振り返って見ること。
2.目をかけること。引き立てること。ひいきにすること。≒愛顧〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
482 【非力】 とうけん
せんいつ
こうてい
◆2 扛鼎 ▼【非力】ヒリキ
1.腕力が弱いこと。⇔強力
2.実力が不足していること。≒微力、⇔強力〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔扛鼎〕コウテイ
鼎(カナエ)を持ち上げること。転じて、力の極めて強いこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
483 【附与】 けんじょ
さいき
ちだつ
◆2 褫奪 ▼【附与/付与】フヨ
さずけ与えること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔褫奪〕チダツ
衣服をはぎ取ること。また、官位や権利などを取り上げること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
484 【福祚】 せいきゅう
かおう
ぎょうそ
◆2 禍殃 ▼【福祚】フクソ
1.さいわい。幸福。福祉。「祚」はさいわいの意。
2.天子の位。皇位。宝祚。「祚」は位の意。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔禍殃〕カオウ
思いがけないわざわい。≒災難、災禍、禍害〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
485 【覆蔵】 ちゅうれん
はいじん
ひれき
◆2 披瀝 ▼【覆蔵/腹蔵】フクゾウ
考えを心のなかにしまっておくこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔披瀝〕ヒレキ
心中を包み隠さず打ち明けること。忠誠を示すこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
486 【分散】 ふくそう
ちゅうきゅう
ちごう
◆2 輻輳
輻湊
▼【分散】ブンサン
一つにまとまっていたものが、いくつかにわかれ散ること。また、わけ散らすこと。⇔集中〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔輻輳/輻湊〕フクソウ
いろいろな場所から物事が一か所に寄り集まること。混み合うこと。〈漢字ペディア〉
★「輳」「湊」ともに集まる意で、車の輻(ヤ)が中心の轂(コシキ)に集まることから。
◇漢字ペディア大見出し
487 【平野】 けんあい
ひんしつ
そんしょ
◆2 険隘
嶮隘
▼【平野】ヘイヤ
山地に対し、低く平坦で、かつ広い地形。平原。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔険隘/嶮隘〕ケンアイ
土地がけわしく狭いこと。また、その場所。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
488 【包容】 はいせい
ちゅっちょく
しょうざん
◆2 排擠 ▼【包容】ホウヨウ
中につつみ入れること。また、人を寛大に受け入れること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔排擠〕ハイセイ
人を押しのけたり落とし入れたりすること。≒排斥、排陥〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
489 【放免】 せいきん
じゅうりょ
はんまん
◆2 生擒
生禽
▼【放免】ホウメン
1.拘束から解放し、自由にすること。
2.勾留した容疑者や、刑期を終えた囚人を釈放すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔生擒/生禽〕セイキン
いけどること。生きたままつかまえること。≒生獲〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
490 【豊稔】 きょうきん
ほうよう
さいしょう
◆2 凶饉 ▼【豊稔】ホウジン
豊かにみのること。また、豊かで満たされていること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔凶饉〕キョウキン
飢饉(キキン)。不作。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
491 【豊饒】 きょうけん
せきじん
しょうせん
◆2 凶歉 ▼【豊饒】ホウジョウ/ホウニョウ
1.農作物などがあり余るほどであること。
2.土地が肥えてゆたかであること。≒豊沃〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔凶歉〕キョウケン
┌農作物が著しく不作であること。凶荒。〈大辞林〉
┌不作。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
492 【剖判】 はいび
さんきん
ざつじゅう
◆2 雑糅 ▼【剖判】ホウハン/ボウハン
1.天地が分かれて開けること。≒開闢
2.区別すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔雑糅〕ザツジュウ
雑然と入りまじること。入り乱れること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
493 【昧爽】 へいしょく
しょうかん
だじゃく
◆2 秉燭 ▼【昧爽】マイソウ
夜明けがた。早朝。あかつき。未明。≒昧旦〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔秉燭〕ヘイショク
┌ともしびを手に持つ。〈新漢和大字典〉
┌燭火をとる。〈字通〉
┌灯(トモシビ)を手に持つこと。転じて、灯をともすころ。宵(ヨイ)。夕方。〈漢字ペディア〉
┌火ともしごろ。≒夕刻〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
494 【万斛】 けつえき
ごうはつ
こうこ
◆2 毫髪 ▼【万斛】バンコク
きわめて多い分量。〈漢字ペディア〉
★「斛」は、容量の単位で一斛は約18リットル。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔毫髪〕ゴウハツ
1.細い毛。毛すじ。
2.ほんの少しであること。きわめてわずかなこと。≒毫毛〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
495 【万斛】 ふじょう
しんか
ししゅ
◆2 錙銖 ▼【万斛】バンコク
きわめて多い分量。〈漢字ペディア〉
★「斛」は、容量の単位で一斛は約18リットル。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔錙銖〕シシュ
┌ほんのわずかな目方。わずかなもの、つまらないもののたとえ。〈漢字源〉
┌わずか。きわめて少ないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
496 【友于】 げきしょう
すいちょう
めんしょう
◆2 鬩牆
鬩墻
▼【友于】ユウウ
兄弟の仲が良いこと。転じて、兄弟。はらから。〈日本国語大辞典〉
★「友于兄弟(兄弟(ケイテイ)に友(ユウ)たり)」の前半を掲げて、後半部の意味を表す修辞法。
◇漢字ペディア下付き
▼〔鬩牆〕ゲキショウ
兄弟げんか。うちわもめ。〈漢字ペディア〉「兄弟(ケイテ)牆(カキ)に鬩(セメ)げども外(ソト)其(ソ)の務(アナド)りを禦(フセ)ぐ」による言葉。
◇漢字ペディア大見出し
497 【夕暉】 すいらん
ほうぼく
ちょうとん
◆2 朝暾 ▼【夕暉】セッキ
夕日。夕日の光。いりひ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔朝暾〕チョウトン
朝日。≒朝陽、朝旭〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
498 【庸劣】 しゅうごう
ちょうまい
きせつ
◆2 超邁 ▼【庸劣】ヨウレツ
平凡で才知の劣ること。また、その人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔超邁〕チョウマイ
飛び抜けてすぐれていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
499 【落照】 ちょうき
こんとう
しょうばん
◆2 朝暉 ▼【落照】ラクショウ
夕日の光。落日。いりひ。〈日本国語大辞典〉
▼〔朝暉〕チョウキ
あさひ。朝陽。朝曦。旭日。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
500 【落日】 おうせん
だいう
しせい
◆2 熾盛 ▼【落日】ラクジツ
1.沈みかけた太陽。入り日。≒落陽、落暉
2.物事が衰退するたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔熾盛〕シセイ/シジョウ
火の燃え上がるように、勢いが激しくさかんなこと。活気のあること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
501 【略叙】 るちん
さいひ
きゅうてん
◆2 縷陳 ▼【略叙】リャクジョ
≒略述〈日本国語大辞典〉
▼〔縷陳〕ルチン
≒縷述(ルジュツ:こまごまと述べること)〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
502 【弄瓦】 しんしん
らんさい
ろうしょう
◆2 弄璋 ▼【弄瓦】ロウガ
女の子が生まれること。⇔弄璋〈漢字ペディア〉
★昔、中国で女子が誕生すると、瓦(土製の糸巻)のおもちゃを与えたことから。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔弄璋〕ロウショウ
男の子が生まれること。⇔弄瓦〈漢字ペディア〉
★中国で男子が誕生すると、璋という玉のおもちゃを与えたことから。
◇漢字ペディア大見出し
503 【老翁】 ろうおう
だいこく
ほうさん
◆2 老媼 ▼【老翁】ロウオウ
年をとった男性。おきな。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔老媼〕ロウオウ
年をとった女性。老女。おうな。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
504 【嚮後】 ちゅうせき
きゅうせん
のうへん
◆2 疇昔
畴昔
▼【嚮後/向後】キョウコウ/キョウゴ/コウゴ
今後。今からのち。これからさき。⇔向来〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔疇昔〕チュウセキ
1.昨日。
2.先日。昔。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
505 【怡悦】 おうのう
きょうばつ
しえい
◆2 懊悩 ▼【怡悦】イエツ
楽しみ喜ぶこと。喜んで満足すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔懊悩〕オウノウ
心の奥で、悩みもだえること。≒煩悶、苦悩〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
506 【曠達】 びほう
しゅんぐ
けんきょう
◆2 狷狭 ▼【曠達】コウタツ
心が広く、物事にこだわらないこと。また、そのさま。≒闊達〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔狷狭〕ケンキョウ
気がみじかく、心が狭いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
507 【栩栩】 ちょうぜん
へいえん
りんこ
◆2 悵然 ▼【栩栩】クク
┌よろこぶさま。よろこばしげなさま。〈日本国語大辞典〉
┌1.のびのびと動き回り、うれしげなさま。栩栩然。
├2.活発に動き回るさま。
└3.小さく動くさま。〈漢辞海〉
▼〔悵然〕チョウゼン
うらみ嘆くさま。がっかりするさま。≒悵悵〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
508 【檮昧】 ごうどう
そうまい
れいり
◆2 怜悧
伶俐
怜俐
▼【檮昧】トウマイ
愚かで道理に暗いこと。また、そのさま。無知。≒蒙昧、愚昧〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔怜悧/伶俐/怜俐〕レイリ
頭のはたらきがすぐれていて、賢いこと。利口なこと。≒聡明〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
509 【樸直】 れっせい
うきょく
こうかい
◆2 狡獪 ▼【樸直/朴直】ボクチョク
飾り気がなく、正直であること。実直で素直なこと。また、そのさま。≒樸実〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔狡獪〕コウカイ
悪賢くてずるいこと。人をだますこと。また、そのさま。狡猾。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
510 【矍鑠】 もうろく
こうせつ
らんじゅく
◆2 耄碌 ▼【矍鑠】カクシャク
┌年をとっても丈夫で元気のいいさま。〈大辞泉〉
┌年をとっても心身ともに元気なさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔耄碌〕モウロク
年老いて心身のはたらきがにぶること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
511 【翊賛】 せいちゅう
きょしょ
たいへき
◆2 掣肘 ▼【翊賛/翼賛】ヨクサン
┌助けること。補佐すること。〈新大字典〉
┌たすける。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔掣肘〕セイチュウ
そばから干渉して自由な活動を妨げること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
512 【蟄竜】 とうせい
ほうじ
こしょう
◆2 虎嘯 ▼【蟄竜】チツリョウ
蟄伏している竜。風雲の機を得ないで活躍の機会をじっと待っている英雄をたとえていう。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔虎嘯〕コショウ
1.トラがほえること。
2.英雄・豪傑が活躍するたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
513 【饒舌】 かんもく
じょうせき
せいぼく
◆2 緘黙 ▼【饒舌】ジョウゼツ
口数が多いこと。おしゃべり。≒多弁、多言、⇔寡黙〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔緘黙〕カンモク
口を閉じてしゃべらないこと。だまりこむこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
514 【鰥夫】 そうふ
くうけい
けいかん
◆2 孀婦 ▼【鰥夫/寡男】やもお
妻を亡くした男性。男やもめ。⇔寡婦(カフ/ヤモメ)
▼〔孀婦〕ソウフ
おんなやもめ。未亡人。寡婦。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
515 【黎明】 そうめい
へいたん
らんじゅく
◆2 爛熟 ▼【黎明】レイメイ
1.夜明け。明け方。
2.夜明けにあたる、物事が始まる時期のたとえ。また、新しい時代や文化・芸術などの始まり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔爛熟〕ランジュク
1.果実などが熟しすぎること。
2.物事が極限まで発達すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
516 【幫間】 せいねい
きょうたい
こうかく
◆2 狎客 ▼【幫間】たいこもち
1.宴席などに出て客の機嫌をとり、座をにぎわすことを職業とする男性。
2.人の機嫌をとって、うまく世渡りする人。人にへつらい、機嫌をとるのに懸命な人。
▼〔狎客〕コウカク
1.なじみの客。昔から親しくしている人。
2.たいこもち。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
517 【顚蹶】 しゅんけん
けっこう
さた
◆2 蹉跎 ▼【顚蹶/転蹶】テンケツ
┌1.つまずきたおれる。
└2.困難にあって苦しむ。〈漢字源〉
┌つまずき倒れること。また、失敗すること。≒転蹶〈大辞林〉
┌つまずき倒れること。ころぶこと。転じて、失敗すること。挫折すること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔蹉跎〕サタ/サダ
1.つまずいて転ぶさま。
2.ぐずぐずして時機を失うこと。
3.不遇なこと。落ちぶれること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
518 【蟬鬢】 すいかん
ほうはつ
じっけい
◆2 翠鬟 ▼【蟬鬢】センビン
蝉の羽のように透き通って見える鬢。美しい鬢、特に女の美しい髪のたとえ。また、転じて、美人。美女。蝉髪。〈日本国語大辞典〉
▼〔翠鬟〕スイカン
1.みどりの黒髪。美しい髪のさまに言う語。
2.山の青々としたさま。万緑の山。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
519 【勖氏z けんろ
びんべん
びんめつ
◆2 黽勉
黽俛
▼【勖氏zキョクレイ
精を出して努めはげむこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔黽勉/黽俛〕ビンベン
つとめ励むこと。精を出すこと。≒勉励〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
520 【葵向】 ちょうとん
せんぎょう
しんちゅう
◆2 瞻仰 ▼【葵向】キコウ
葵(アオイ)の花が、日の光のほうに向くこと。転じて、君主や目上の人の徳を、あおぎ慕うこと。≒葵傾(キケイ)、葵傾向日〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔瞻仰〕センギョウ/センゴウ
1.仰ぎ見ること。見上げること。
2.仰ぎ尊ぶこと。慕い敬うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
521 【粟粒】 かいたい
へんじゅ
こんじ
◆2 芥蔕
芥蒂
▼【粟粒】ゾクリュウ/あわつぶ
アワの実。また、ごく小さいもののたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔芥蔕〕カイタイ
1.とてもわずかなこと。
2.ほんのすこしのわだかまり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
522 【暗翳】 めいじょう
うっこ
ようげつ
◆2 妖孼
妖孽
▼【暗翳/暗影】アンエイ
1.暗いかげ。
2.比喩的に、不安、不吉などのしるし。暗雲。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔妖孼〕ヨウゲツ
┌あやしいわざわい。また、わざわいをもたらす不気味な前兆。〈漢字ペディア〉
┌あやしいわざわい。災厄をもたらす前兆。不吉な事件の前ぶれ。夭逆(ヨウゲキ)。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
523 【易断】 ちゅうせん
ぼくぜい
きけい
◆2 卜筮 ▼【易断】エキダン
易によって運勢・吉凶などを判断すること。占い。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔卜筮〕ボクゼイ
うらない。〈漢字ペディア〉
★卜は亀甲(キッコウ)、筮は筮竹(ゼイチク)を用いてうらなうこと。
◇漢字ペディア大見出し
524 【萎靡】 けんとう
えんたく
ここう
◆2 枯槁 ▼【萎靡】イビ
なえてしおれること。元気がなくなること。≒萎縮〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔枯槁〕ココウ
1.草木の水気がなくなり干からびること。
2.やせおとろえること。また、おちぶれること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
525 【衣鉢】 げんとう
すいほう
うんおう
◆2 蘊奥 ▼【衣鉢】イハツ/エハツ
1.(仏)師の僧が弟子に与える袈裟(ケサ)と托鉢(タクハツ)の鉢。転じて宗義。奥義。
2.学問・芸術などで、師が弟子に伝える奥義。〈漢字ペディア〉
★達磨大師が、教えを授けた弟子の慧可(エカ)に、釈迦から伝えられた袈裟を鉢とともに与えた故事から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蘊奥〕ウンオウ/ウンノウ
学問・知識、また、技芸などの奥深いところ。≒極意、奥義〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
526 【烏鷺】 ようとう
げきしょう
らんか
◆2 爛柯 ▼【烏鷺】ウロ
囲碁の勝負のこと。〈漢字ペディア〉
★黒い烏(カラス)、白い鷺(サギ)をそれぞれ黒と白の碁石に見立てたことから。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔爛柯〕ランカ
1.囲碁に興じているうちに時間がたつのを忘れること。また、囲碁の別称。
2.遊びや物事に夢中になって時間を忘れること。
★晋の時、王質というきこりが盛で童子に会い、童子たちの碁を打つのを見て時を忘れ、気がついてみると側に置いた斧の柄(柯)は腐り、帰ってみれば当時の人は誰もいなかったという故事から。
◇漢字ペディア大見出し
527 【叡慮】 しんちゅう
きゆう
けいがん
◆2 宸衷 ▼【叡慮】エイリョ
天子・天皇の考え・気持ち。天子・天皇の配慮。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔宸衷〕シンチュウ
天子の心。おおみこころ。宸慮。〈大辞林〉
◇漢字ペディア小見出し
528 【怨嗟】 しふん
けんよ
ちょうこん
◆2 悵恨 ▼【怨嗟】エンサ
うらんでなげき悲しむこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔悵恨〕チョウコン
うらめしく思うこと。残念がること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
529 【艶麗】 いんか
さんえい
せんけん
◆2 嬋娟
嬋姸
嬋妍
蟬蜎
▼【艶麗】エンレイ
あでやかで美しいこと。なまめかしいさま。≒艶美〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔嬋娟/嬋姸/蟬蜎〕センケン/センエン
あでやかで美しいさま。なよなよとして美しいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
530 【横鑓】 ようかい
ほうかん
ようげき
◆2 容喙 ▼【横鑓/横槍/横鎗】よこやり
1.人の話や仕事に関係のない第三者がわきから口を出すこと。≒容喙
2.二人が戦っているとき、別の人が横から槍をつき出すこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔容喙〕ヨウカイ
横合いから口を出すこと。さしでぐち。〈漢字ペディア〉
★「喙」は、くちばし。
◇漢字ペディア大見出し
531 【殴打】 べっしょ
すいこう
ちょうちゃく
◆2 打擲 ▼【殴打】オウダ
ひどくなぐること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔打擲〕チョウチャク
人を打ちたたくこと。なぐること。≒殴打〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
532 【苛酷】 しれい
ほうはい
しょうこく
◆2 峭刻 ▼【苛酷/苛刻】カコク
思いやりがなく、きびしいこと。むごいようす。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔峭刻〕ショウコク
きびしく残忍なこと。きびしくむごいこと。≒苛酷〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
533 【臥内】 けいぼう
はふ
さんじょく
◆2 閨房 ▼【臥内】ガダイ/ガナイ
┌寝所のなか。ふしど。ねどこ。がない。〈日本国語大辞典〉
┌寝室。寝床。≒臥所(ガショ)〈漢辞海〉
▼〔閨房〕ケイボウ
1.寝室。特に夫婦の寝所。
2.女性の居る部屋。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
534 【廻漕】 あいだい
しゅうしゅう
えいかい
◆2 舟楫 ▼【廻漕/回漕】カイソウ
船による荷物の輸送。≒回船、運漕、海運〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔舟楫〕シュウシュウ
1.舟とかじ。転じて舟。
2.舟で荷物を運搬すること。≒舟運〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
535 【戒禁】 へいこ
むがい
きしん
◆2 規箴 ▼【戒禁】カイキン
1.戒め禁ずること。教えさとして、しないように禁止すること。禁戒。
2.仏語。不善を戒め禁ずる戒律、禁制のこと。かいごん。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔規箴〕キシン
いましめること。いさめること。または、そのことば。規諫。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
536 【拐帯】 かくらん
ゆうとう
へんしゅ
◆2 騙取 ▼【拐帯】カイタイ
1.人をだまして連れ去り、他に売ること。
2.他人から預かった金銭、物品を自分のものとして、それを持ったまま所在をくらますこと。法律で、多く用いられる語。持ち逃げ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔騙取〕ヘンシュ
だまし取ること。≒詐取〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
537 【開帳】 けんしょう
えんえき
けいがん
◆2 啓龕 ▼【開帳】カイチョウ
1.寺院で、いつもは見せない秘仏などを収めた厨子(ズシ)を開いて、参拝者に拝ませること。≒開龕、開扉
2.とばくの座を開くこと。≒開張〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔啓龕〕ケイガン
厨子を開いて、中の仏像を拝ませること。開帳。開龕。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
538 【赫怒】 ふくそう
きゅうこく
ふんい
◆2 忿恚
憤恚
▼【赫怒/嚇怒】カクド
かっとなって怒ること。激怒すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔忿恚/憤恚〕フンイ
いかりいきどおること。憤怒。≒瞋恚〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
539 【恰当】 けいとう
きんこん
がいせつ
◆2 剴切 ▼【恰当】コウトウ
よくあてはまること。ぴったりあたること。〈日本国語大辞典〉
▼〔剴切〕ガイセツ
ぴたりとあうこと。適切なこと。本来は地面すれすれに草を切る意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
540 【褐寛博】 せんぎ
すうじょう
ざんさい
◆2 芻蕘
蒭蕘
▼【褐寛博】カツカンパク
1.粗末なだぶだぶの衣服。
2.身分の低い卑しい人。無頼漢。〈漢字ペディア〉
★「褐」は、粗末な服。「寛博」は、ひろくゆるやかなことの意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔芻蕘〕スウジョウ/スウギョウ
草を刈る人ときこり。転じて、低い身分の人。庶民。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
541 【茅屋】 へいろ
てんぽう
ゆうこ
◆2 弊廬
敝廬
▼【茅屋】ボウオク
1.かやでふいた屋根。また、その家。≒茅舎
2.粗末な家。みすぼらしい家。あばらや。
3.自分の家の謙称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔弊廬/敝廬〕ヘイロ
1.いたんでこわれた家。あばら屋。
2.自分の家を謙遜していう語。≒弊屋、拙宅〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
542 【汗顔】 きたん
しんろう
ちんめん
◆2 愧赧 ▼【汗顔】カンガン
非常に恥ずかしく、顔から汗が出ること。きわめて恥じること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔愧赧〕キタン
深くはじて赤面すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
543 【閑文字】 ひょうちょう
しょくげん
ぜいげん
◆2 贅言 ▼【閑文字】カンモジ/カンモンジ
無駄な字句や文章。無益な言葉。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔贅言〕ゼイゲン
無駄な言葉。余計な言葉。また、それを言うこと。≒贅語、冗語〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
544 【関鍵】 おうこ
さやく
きはん
◆2 鎖鑰 ▼【関鍵】カンケン
1.かんぬきとかぎ。
2.門や玄関の戸締まり。
3.物事の大切な部分。要点。急所。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鎖鑰〕サヤク
1.戸じまり。
2.外敵の侵入を防ぐ要所。要害。〈漢字ペディア〉
★錠前(鎖)とかぎ(鑰)の意から。
◇漢字ペディア大見出し
545 【奇矯】 ゆうこん
きょうわく
きげき
◆2 詭激 ▼【奇矯】キキョウ
言行が変わっていること。風変わりなこと。また、そのさま。≒奇抜、奇異、突飛〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔詭激〕キゲキ
言行が並はずれてはげしいこと。≒矯激〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
546 【季世】 ちゅうし
ぎょうまつ
こくしょう
◆2 澆末 ▼【季世】キセイ
末の世。道徳・風俗などの衰えた時代。≒末世〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔澆末〕ギョウマツ
人情が薄れて、風俗が乱れた世の中。道徳の廃れた世。末世。≒澆季〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
547 【軌轍】 けんち
けいりん
しょうせき
◆2 蹤跡
縦迹
▼【軌轍】キテツ
1.車の車輪が通った跡。車の跡。わだち。また、車が通ったこと。
2.前人の行為。前例。また、法則。のり。手本。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蹤跡〕ショウセキ
1.あしあと。転じて、以前にあった事柄。前例。≒事跡
2.人のあとをつけて行くこと。≒追跡〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
548 【亀裂】 せんぜい
へいきん
かげき
◆2 罅隙 ▼【亀裂】キレツ
ひび割れ。さけめ。転じて、人間関係のひび。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔罅隙〕カゲキ
裂け目。割れ目。亀裂。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
549 【戯謔】 かいかい
すいきょ
ちゅうじょう
◆2 詼諧 ▼【戯謔】ギギャク
ふざけること。おどけること。たわむれ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔詼諧〕カイカイ
おどけること。たわむれ。冗談。≒諧謔〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
550 【欺瞞】 きしゅう
ふんまん
へんさ
◆2 騙詐 ▼【欺瞞/欺謾】ギマン
あざむき、だますこと。≒瞞着〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔騙詐〕ヘンサ
だましていつわること。巧みな口調で騙(カタ)ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
551 【義捐】 ぎょうこう
しょこう
しんじゅつ
◆2 賑恤
振恤
賑卹
振卹
▼【義捐/義援】ギエン
慈善や被災者救済などの趣旨で、金銭や品物を差し出すこと。〈大辞泉〉
▼〔賑恤/振恤〕シンジュツ
貧しい者や、災害にあった者にお布施すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
552 【客舎】 りゅうてい
きしゅう
げきりょ
◆2 逆旅 ▼【客舎】カクシャ/キャクシャ
旅人の泊まる宿屋。旅先の宿。≒旅館〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔逆旅〕ゲキリョ
宿屋。旅館。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
★逆は迎える、旅は旅人の意。
553 【逆旅】 しゅうかく
さいさく
きてい
◆2 旗亭 ▼【逆旅】ゲキリョ
宿屋。旅館。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
★逆は迎える、旅は旅人の意。
▼〔旗亭〕キテイ
1.旅館。
2.料理屋。〈漢字ペディア〉
★昔、中国で目印に旗を立てたことから。
◇漢字ペディア大見出し
554 【丘隴】 えいいき
せんぱく
しゃくほう
◆2 塋域 ▼【丘隴】キュウロウ
小高いところ。おか。また、墳墓。
◇漢字ペディア下付き
▼〔塋域〕エイイキ
はかば。一般の土地と区別されている墓地。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
555 【窮困】 ひんしゅく
きんぱく
うゆう
◆2 窘迫 ▼【窮困】キュウコン
1.困難な状況におかれて苦しむこと。貧乏で困ること。困窮。
2.極度の疲労。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔窘迫〕キンパク
敵に追いつめられくるしむこと。さしせまられくるしむこと。≒困窮〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
556 【渠魁】 げいげい
こうとく
れいしゅ
◆2 鯨鯢 ▼【渠魁】キョカイ
悪い集団のかしら。≒巨魁〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鯨鯢〕ゲイゲイ
1.クジラの雄と雌。または、小魚を食う大魚のたとえ。「鯨」は雄のクジラ、「鯢」は雌のクジラの意。
2.大悪人。〈漢字ペディア〉
557 【漁家】 たんこ
けいだん
おうしゃ
◆2 蜑戸 ▼【漁家】ギョカ
漁をして生計をたてている家。漁戸(ギョコ)。〈日本国語大辞典〉
▼〔蜑戸〕タンコ
あまの住む家。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
558 【匡弼】 けいゆう
けんがく
ひほ
◆2 裨補 ▼【匡弼】キョウヒツ
誤りをただし、欠けたところを補い助けること。また、その人。≒匡輔〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔裨補〕ヒホ
不足している部分を補って、助けること。たすけ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
559 【境内】 かき
ぼんぜい
そうゆ
◆2 梵砌 ▼【境内】ケイダイ
神社・寺院の敷地の中。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔梵砌〕ボンゼイ
寺院の境内。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
560 【業腹】 じょくち
しんきゅう
ふんまん
◆2 忿懣
憤懣
▼【業腹】ゴウはら
非常にくやしくて腹の立つこと。怒りにたえないこと。いまいましいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔忿懣/憤懣〕フンマン
いきどおり、もだえること。心のなかにわだかまっている怒り。≒憤悶〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
561 【玉体】 せいきゅう
わいく
しょうこう
◆2 聖躬 ▼【玉体】ギョクタイ
1.玉のように美しいからだ。
2.天子または貴人のからだ。
3.他人を敬って、そのからだをいう語。〈大辞泉〉
▼〔聖躬〕セイキュウ
天子の体。≒玉体、聖体〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
562 【寓意】 ふうゆ
ひょうぼう
るこつ
◆2 諷喩
風諭
諷諭
風喩
▼【寓意】グウイ
他の物事にかこつけて、ある意味をそっと示すこと。また、その意味。アレゴリー。≒寓喩〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔諷喩/風諭/諷諭/風喩〕フウユ
遠回しにそれとなくさとすこと。たとえだけを示して、本当の意味を推察させたりすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
563 【薫染】 じゃこう
しんしゃ
こうけち
◆2 親炙 ▼【薫染】クンセン
香気がうつりしみること。転じて、よい感化を受けること。〈日本国語大辞典〉
▼〔親炙〕シンシャ/シンセキ
その人に親しく接して影響を受け、感化されること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
564 【啓閉】 せきれき
ばっこ
かいこう
◆2 開闔 ▼【啓閉】ケイヘイ
1.開くことと閉じること。あけたて。開閉。
2.啓と閉。すなわち、立春・立夏と立秋・立冬。〈日本国語大辞典〉
▼〔開闔〕カイコウ
1.開くことと閉じること。≒開閉
2.平安時代以降、書物の出納や文書を扱った役人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
565 【恵与】 しごう
せんきゅう
さんじゅん
◆2 贍給 ▼【恵与】ケイヨ
1.恵み与えること。
2.人から物を与えられたことをいう尊敬語。≒恵贈、恵投〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔贍給〕センキュウ
不足をおぎない、めぐみ与えること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
566 【敬老】 きゅうじょう
しょうし
かいきゅう
◆2 尚歯 ▼【敬老】ケイロウ
老人をうやまい、いたわること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔尚歯〕ショウシ
老人を尊敬すること。≒敬老〈漢字ペディア〉
★「歯」は年齢の意。
◇漢字ペディア大見出し
567 【撃壌】 そうじょう
きでん
がいあん
◆2 乂安
艾安
▼【撃壌】ゲキジョウ
1.大地、または壌という楽器をうつこと。特に、「撃壌の歌」の故事から、世の中が平和なことを表わすのに用いる。
2.木製の、沓形の木を土の上におき、三、四十歩離れた所から別の木を投げてあてる中国の遊戯。げたうち。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔乂安/艾安〕ガイアン/カイアン
世の中が治まって安らかなこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
568 【欠点】 かし
きんげき
こくさい
◆2 瑕疵 ▼【欠点】ケッテン
1.補うべきところ。短所。≒弱点、⇔美点
2.落第点。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔瑕疵〕カシ
1.きず。欠点。
2.法的に欠陥や欠点があり、完全な条件を備えていない状態。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
569 【剣尖】 ほうぼう
もうどう
さつど
◆2 鋒鋩
鋒芒
▼【剣尖】ケンセン
刀剣のきっさき。剣先(けんさき)。〈日本国語大辞典〉
▼〔鋒鋩/鋒芒〕ホウボウ
1.刀やほこなどの先。切っ先。ほこさき。
2.鋭い気性や言葉のたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
570 【懸河】 えんげん
しゅうけい
ほんたん
◆2 奔湍 ▼【懸河】ケンガ
傾斜のはげしい土地を流れ下る川。急流。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔奔湍〕ホンタン
勢いの激しい流れ。また、流れのはやい川。早瀬。急流。≒奔流〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
571 【硯北】 すいこう
きか
せきとく
◆2 几下
机下
▼【硯北/研北】ケンポク
手紙のあて名の脇(ワキ)に添えて敬意を表す語。「おそば」の意。≒机下、座下〈漢字ペディア〉
★南向きに机に座ると、人は机上の硯(スズリ)の北に位置することから。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔几下/机下〕キカ
手紙のあて名に添える脇付(ワキヅケ)の尊敬語。相手の机の下に差し出す意で、相手のあて名の左下に書く。≒案下、侍史〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
572 【軒冕】 しんしん
かいらん
すいこく
◆2 縉紳 ▼【軒冕】ケンベン
1.貴人の車と冠。
2.転じて、高位、高官。高位の官職。また、その人。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔縉紳〕シンシン
官位・身分の高い人。転じて、紳士。〈漢字ペディア〉
★礼装で笏(シャク)を大帯にさしはさむ人の意。
◇漢字ペディア大見出し
573 【古蹟】 かんもん
ときゅう
きゅうし
◆2 旧址
旧趾
▼【古蹟/古跡】コセキ
歴史上の事件や建物などがあった場所。≒旧跡、遺跡、古址〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔旧址/旧趾〕キュウシ
歴史上知られた出来事や建物などがあった所。≒旧跡、旧蹟〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
574 【鼓譟】 とっかん
げきぜつ
げきじょう
◆2 吶喊 ▼【鼓譟/鼓噪/鼓騒】コソウ
戦場で、士気を高めるために太鼓を打ち鳴らして騒ぐこと。鬨(トキ)の声をあげること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔吶喊〕トッカン
1.大勢が大声で叫ぶこと。鬨(とき)の声をあげること。
2.大声を発しながら、敵陣に突撃すること。≒突貫〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
575 【後胤】 のうせき
えいそん
しゅくそ
◆2 裔孫 ▼【後胤】コウイン
子孫。≒後裔〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔裔孫〕エイソン
遠い末の子孫。子や孫よりもあとの血筋。≒末裔、後裔、⇔先祖、元祖、初祖〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
576 【御食】 ぜんじ
せいじん
しんせん
◆2 神饌 ▼【御食/御饌】みけ
1.神への供え物。≒神饌
2.天皇の食事の材料。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔神饌〕シンセン
神にそなえる飲食物。稲・酒・米や野菜・魚介類・塩や水など。御饌(ミケ)。≒供物〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
577 【梧右】 せいか
しょそ
けいろく
◆2 砌下 ▼【梧右】ゴユウ
紙のあて名のわきに添えて敬意を表す語。≒机下、梧下〈漢字ペディア〉
★梧桐(アオギリ)でできた机のわきの意から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔砌下〕セイカ
1.石の階段の下のあたり。
2.軒下の雨だれを受けるための敷石。
3.手紙の脇(ワキ)づけに用いて敬意を示す語。≒足下〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
578 【光来】 のうせき
おうこ
きょうじつ
◆2 枉顧 ▼【光来】コウライ
人が来訪することを敬っていう語。おいで。光臨。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔枉顧〕オウコ
貴人が乗り物の方向を変えて自分を顧みる意から、人の来訪を敬っていう語。≒枉駕〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
579 【公廨】 かいきょく
かんが
しどう
◆2 官衙 ▼【公廨】クガイ/クゲ/クカイ/コウカイ
1.役所。また、その建物。
2.政府の所有物。役所の費用・物品・田地など。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔官衙〕カンガ
役所。官庁。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
580 【康衢】 きゅうしょう
とんぐう
たいき
◆2 大逵 ▼【大逵】タイキ
広く大きな四辻(ヨツツジ)。大通り。大路(オオジ)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔康衢〕コウク
にぎやかな大通り。
◇漢字ペディア大見出し
581 【控御】 きんしょう
へんちゅつ
こうきょ
◆2 擒縦 ▼【控御/控馭】コウギョ
馬を自分の思うままにあやつること。馬を巧みに取り扱うこと。転じて、人を巧みにあやつること。人を思うままに動かすこと。〈日本国語大辞典〉
▼〔擒縦〕キンショウ
とらえることと自由に放つこと。転じて、自在に扱うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
582 【構陥】 せんたく
しっとう
ざんぶ
◆2 讒誣 ▼【構陥】コウカン
事実をまげたり偽ったりして人を悪く言い、罪におとしいれること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔讒誣〕ザンブ/ザンプ
ありもしないことを言って非難すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
583 【構陥】 ねいゆ
ちゅうばつ
せいかん
◆2 擠陥 ▼【構陥】コウカン
事実をまげたり偽ったりして人を悪く言い、罪におとしいれること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔擠陥〕セイカン
人を罪におとし入れること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
584 【甲乙】 けんち
きっしん
しりん
◆2 軒輊 ▼【甲乙】コウオツ
1.ものの順序や優劣。
2.だれかれ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔軒輊〕ケンチ
上がり下がり。軽重。高低。優劣。〈漢字ペディア〉
★「軒」は車の前が高い、「輊」は車の前が低い意。
◇漢字ペディア大見出し
585 【甲声】 れいろう
きゅうじょ
れっぱく
◆2 裂帛 ▼【甲声】カンごえ
高く響いて聞こえる声。高く鋭い声。かん高い声。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔裂帛〕レッパク
絹を引き裂くこと。また、その音。鋭い掛け声や女性のかん高い叫び声などの形容。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
586 【皇謨】 ちゅうこう
けいしつ
せいゆう
◆2 聖猷 ▼【皇謨】コウボ
天皇が国家を統治する計画。〈大辞泉〉
▼〔聖猷〕セイユウ
天子のはかりごと。≒聖謨〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
587 【耕地】 じょうよ
ねんぽ
でんちゅう
◆2 田疇
田畴
▼【耕地】コウチ
たがやして作物を栽培するための土地。耕作地。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔田疇〕デンチュウ
1.耕作地。田と畑。
2.田畑のあぜ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
588 【荒耽】 ちょうこうぜつ
はんちつ
ちんめん
◆2 沈湎 ▼【荒耽】コウタン
酒色に溺れ、すさんだ生活をする。≒荒淫〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔沈湎〕チンメン
酒におぼれて、すさんだ不健康な生活をすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
589 【高御座】 ほうそ
ぼろんじ
じんぎ
◆2 宝祚 ▼【高御座】たかみくら
1.即位などの儀式に用いられた天皇の席。玉座。
2.天皇の位。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔宝祚〕ホウソ
┌天子の位。≒丕祚〈漢字源〉
┌天子の位。帝位。帝座。〈漢辞海〉
┌天子の位。あまつひつぎ。≒皇位、玉座〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
590 【高邁】 けいてき
はいしょ
しゅんしょう
◆2 峻峭 ▼【高邁】コウマイ
人格などがけだかくすぐれているようす。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔峻峭〕シュンショウ
1.山などがけわしいこと。≒峭峻
2.厳しいこと。
3.気高くすぐれていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
591 【豪商】 けいか
たいこ
きょうりん
◆2 大賈 ▼【豪商】ゴウショウ
大資本で手広く商売を営み、大きな利益をあげる商人。大商人。おおあきんど。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔大賈〕タイコ
財産の多い商人。大商人。豪商。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
592 【獄舎】 きょうかん
とそう
れいぎょ
◆2 囹圄
囹圉
▼【獄舎】ゴクシャ
囚人を閉じこめておく建物。牢獄。ろうや。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔囹圄/囹圉〕レイギョ/レイゴ
罪人を捕えて、閉じこめておく所。ひとや。牢屋。れいご。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
593 【此岸】 えど
きょうゆう
ねはん
◆2 穢土 ▼【此岸】シガン
(仏)この世。悩みや迷いの多い現世。≒此土、⇔彼岸〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔穢土〕エド
(仏)けがれた世界。この世。人間界。娑婆。⇔浄土〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
594 【困却】 へきえき
きんりょう
しへい
◆2 辟易
僻易
▼【困却】コンキャク
困りはてること。すっかり困ること。≒困惑、困窮〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔辟易/僻易〕ヘキエキ
1.勢いや困難に押されて立ちのいたり、しりごみしたりすること。
2.手におえなくて困ること。〈漢字ペディア〉
★道を辟(サ)けて所を易(カ)える意。
◇漢字ペディア大見出し
595 【根蔕】 ひぎょう
たんげい
きし
◆2 基址
基趾
基阯
▼【根蔕】コンタイ/コンテイ
物事の土台。よりどころ。根拠。〈大辞泉〉
★根と蔕(ヘタ)の意から。
◇漢字ペディア下付き
▼〔基址/基趾〕キシ
土台。いしずえ。もとい。≒基礎〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
596 【才媛】 きしゅう
りゅうじょ
けいしゅう
◆2 閨秀 ▼【才媛】サイエン
すぐれた才能や学問のある女性。≒才女〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔閨秀〕ケイシュウ
学問や芸術にすぐれた女性。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
597 【策励】 じんじょう
せいちゅう
べんち
◆2 鞭笞 ▼【策励】サクレイ
励ますこと。また、大いに励むこと。〈日本国語大辞典〉
▼〔鞭笞〕ベンチ
1.革のむちと竹のむち。
2.むち打つこと。むち打って戒めること。≒鞭撻〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
598 【斬馘】 ふんけい
いし
ここう
◆2 刎頸
刎頚
▼【斬馘】ザンカク
敵人のくびをきる。≒斬首〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔刎頸〕フンケイ
首をはねること。首を切ること。斬首。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
599 【刺譏】 きぼう
ちゅうばつ
かげん
◆2 毀謗
譏謗
▼【刺譏】シキ
他人をそしること。そしり。非難。
◇漢字ペディア下付き
▼〔毀謗〕キボウ
そしること。けなすこと。≒誹謗〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
600 【子煩悩】 こうぎょ
きゅうぜん
しとく
◆2 舐犢 ▼【子煩悩】コボンノウ
自分の子を非常にかわいがり大切にすること。また、その人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔舐犢〕シトク
親牛が子牛を愛しなめてやること。転じて、親が子をかわいがること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
601 【指南】 けいてき
ちたつ
ほくい
◆2 啓迪 ▼【指南】シナン
教え導くこと。〈漢字ペディア〉
★古代中国の、常に南を指さす人形をのせた車、指南車から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔啓迪〕ケイテキ
教え導くこと。啓発すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
602 【慈愍】 しゃしょく
せいげつ
きょうじゅつ
◆2 矜恤
矜卹
▼【慈愍】ジビン
いつくしみあわれむこと。かわいがり、愛すること。じみん。〈日本国語大辞典〉
▼〔矜恤〕キョウジュツ
あわれんで恵むこと。≒憐恤〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
603 【時疫】 せきあ
えきれい
ばんしょう
◆2 疫癘 ▼【時疫】ジエキ
流行病。はやりやまい。ときのけ。〈日本国語大辞典〉
▼〔疫癘〕エキレイ
悪性の感染症。疫病。はやりやまい。えやみ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
604 【疾駆】 ちてい
しゅくしょう
しゅうう
◆2 馳騁 ▼【疾駆】シック
馬や車をはやく走らせること。また、はやく走ること。疾走。
▼〔馳騁〕チテイ
1.馬を速く走らせること。馬でかけ回ること。また、狩猟をすること。
2.あるものを支配すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
605 【蛇足】 ぜいゆう
ゆうぶつ
てんせい
◆2 贅疣
贅肬
▼【蛇足】ダソク/ジャソク
あっても意味のない余分なもの、また無益でよけいな行為のたとえ。〈漢字ペディア〉
★蛇を書く競争で足まで書き加えて負けたという故事から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔贅疣/贅肬〕ゼイユウ
1.こぶと、いぼ。無用な肉。贅肉。
2.余分なもの。無駄なもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
606 【邪婬】 わいせつ
ぶあい
ていせい
◆2 猥褻 ▼【邪婬/邪淫】ジャイン
1.不正でみだらなこと。不道徳。
2.(仏)五悪の一つ。男女の不正な性的関係。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔猥褻〕ワイセツ
みだらなこと。性に関するいやらしいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
607 【寂寞】 きゅうりゅう
たいよう
しょうりょう
◆2 蕭寥 ▼【寂寞/寂漠】セキバク/ジャクマク
1.ひっそりとしてもの静かなさま。
2.心が満たされず、ものさびしいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蕭寥〕ショウリョウ
もの静かで、寒々しいようす。≒寂寥〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
608 【守役】 えいげん
しふ
ようじゅ
◆2 師傅 ▼【守役】もりやく
もりをする役。かしずきをする役。また、その役の人。〈日本国語大辞典〉
▼〔師傅〕シフ
1.太師と太傅。共に帝王を補佐する官。
2.貴人の子を養育しながら教導する役。また、その人。もりやく。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
609 【手簡】 こうこつかん
しょとく
せきりょう
◆2 書牘 ▼【手簡/手翰】シュカン
手紙。書状。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔書牘〕ショトク
手紙。書簡。書状。≒尺牘〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
610 【受胎】 かいよう
もくし
どんが
◆2 懐孕 ▼【受胎】ジュタイ
体内に子をやどすこと。身ごもること。妊娠すること。≒懐妊〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔懐孕〕カイヨウ
子をはらむこと。懐妊。懐胎。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
611 【呪詛】 そんい
ろういん
ふこ
◆2 巫蠱 ▼【呪詛】ジュソ/ズソ
特定の人に災いがふりかかるように神仏に祈願すること。のろい。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔巫蠱〕フコ
みこやまじない師。また、神に祈ったり、まじないをしたりして人をのろうこと。〈漢字ペディア〉
★「蠱」は、まじないで人をのろう者の意。
◇漢字ペディア大見出し
612 【就縛】 きえ
むび
るいせつ
◆2 縲絏
縲紲
▼【就縛】シュウバク
罪人などが、つかまって縛られること。縄目にかかること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔縲絏/縲紲〕ルイセツ
罪人として獄に入れられること。縄目にかかること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
613 【衆庶】 れいしゅ
しょうふく
ぐぜい
◆2 黎首 ▼【衆庶】シュウショ
世間の多くの人々。一般の民衆。庶民。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔黎首〕レイシュ
≒黎元(レイゲン:人民。万民。たみ。黎民)〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
614 【充棟】 こうかん
しょうじょう
がいせつ
◆2 浩瀚 ▼【充棟】ジュウトウ
棟木(ムナギ)に届くほど書物が多いこと。汗牛充棟。〈日本国語大辞典〉
▼〔浩瀚〕コウカン
1.水などの広大なようす。
2.書物のページ数や巻数が多いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
615 【戎器】 へいじょう
こし
ひわい
◆2 兵仗 ▼【戎器】ジュウキ
戦争で用いる道具。武器や兵器。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔兵仗〕ヘイジョウ/ヒョウジョウ
1.いくさに用いる道具。≒兵器、武器
2.武器を持って護衛する兵士。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
616 【戎蛮】 きんかく
かくじゅ
いてき
◆2 夷狄 ▼【戎蛮】ジュウバン
1.春秋時代の民族名。蛮氏(バンシ)にこと。楚に滅ぼされた。
2.異民族。
◇漢字ペディア小見出し
▼〔夷狄〕イテキ
1.未開人、または野蛮人。えびす。
2.外国人をさげすみ、敵視していう語。〈漢字ペディア〉
★昔、中国で東方の蛮族を「夷」、北方の蛮族を「狄」といったことから。
◇漢字ペディア大見出し
617 【術数】 せんてい
せんせん
ちゅうさく
◆2 籌策
籌筴
▼【術数】ジュッスウ
はかりごと。策略。計略。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔籌策/籌筴〕チュウサク
はかりごと。また、はかりごとをめぐらすこと。≒籌画・籌略〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
618 【巡視】 けいら
ちゅうひつ
せんぴつ
◆2 警邏 ▼【巡視】ジュンシ
見まわって調べること。 =巡察、巡閲、巡回〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔警邏〕ケイラ
非常事態に備えて見回りをすること。また、その人。パトロール。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
619 【勝敗】 げつべつ
しゅえい
へんじゅう
◆2 輸贏 ▼【勝敗】ショウハイ
勝つことと負けること。勝ち負け。≒勝負〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔輸贏〕シュエイ/ユエイ
勝ち負け。≒勝敗〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
620 【升遐】 とうごく
あんが
せんそ
◆2 晏駕 ▼【升遐/昇遐/昇霞】ショウカ
帝など、貴人が死ぬこと。登遐。昇霞。〈日本国語大辞典〉
★「遐」は、遠く遥かである意。はるかな天にのぼる意から。
◇漢字ペディア下付き
▼〔晏駕〕アンガ
天子が逝去すること。≒崩御〈漢字ペディア〉
★天子の柩(ヒツギ)を乗せた車が日暮れてから出発する意。一説に、天子が死んで、朝廷へのお出ましがないのを遠まわしにいった語。
◇漢字ペディア大見出し
621 【招提】 ぼんせつ
ぶつがん
げいか
◆2 梵刹 ▼【招提】ショウダイ
(仏)寺院の別称。僧が四方より集まり来る所。〈漢字ペディア〉
★梵語(ボンゴ)の音訳で、四方の意から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔梵刹〕ボンセツ/ボンサツ
(仏)寺。寺院。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
622 【松明】 はしょく
こうりょう
きょか
◆2 炬火 ▼【松明】たいまつ/ショウメイ
松の樹脂の多い部分にタケ、アシなどを束ね、火をつけて屋外用の照明具としたもの。まつ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔炬火〕キョカ/コカ
かがり火。たいまつ。≒炬燭(キョショク)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
623 【燭台】 えんてつ
かんもく
とうけい
◆2 灯檠 ▼【燭台】ショクダイ
ろうそくを立て、あかりをともすための台。≒燭架(ショッカ)、灯台〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔灯檠〕トウケイ
灯火の油皿をのせる台。灯台。≒燭台〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
624 【寝台】 じょくげつ
きんしょう
がとう
◆2 臥榻 ▼【寝台】シンダイ
1.上にふとん・マットレスなどを敷いて寝る長方形の台。木製、鉄製などがある。ベッド。ねだい。
2。特に、夜行列車で、横になって寝られるように設備したもの。また、その席や列車。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔臥榻〕ガトウ
寝台。ねどこ。ベッド。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
625 【薪水】 すいさん
そうたい
きしゅう
◆2 炊爨 ▼【薪水】シンスイ
1.たきぎと水。
2.たきぎを拾い水をくむ。転じて、炊事のこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔炊爨〕スイサン
飯をたくこと。また、食事の仕度をすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
626 【震盪】 けんどう
こうかく
せんどう
◆2 顫動 ▼【震盪/震蕩/振盪】シントウ
ふるい動かすこと。また、激しくふるえ動くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔顫動〕センドウ
寒さや恐れのために、小刻みにふるえて動くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
627 【迅瀬】 ひばく
きゅうたん
らいめい
◆2 急湍 ▼【迅瀬】ジンライ
流れのはやい瀬。はやせ。急湍。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔急湍〕キュウタン
川の流れが速く浅い所。早瀬。≒急流、急灘〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
628 【図章】 ちゅうしょ
いしん
いんか
◆2 印顆 ▼【図章】ズショウ
はん、印章。〈字源〉
▼〔印顆〕インカ
印材に、姓名・官職名などを彫ったもの。印章。印判。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
629 【推察】 けんさん
そんたく
きゅうそう
◆2 忖度 ▼【推察】スイサツ
他人の事情や心中をおしはかって考えること。また、そのようにして得られた考え。≒推量、推考、想察〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔忖度〕ソンタク
他人の心をおしはかること。≒推察〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
630 【随筆】 るいぶん
こしょう
さっき
◆2 箚記
劄記
▼【随筆】ズイヒツ
見聞・体験や感想などを、気のむくまま筆にまかせて書いた文章。エッセイ。≒随想、漫筆〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔箚記〕サッキ/トウキ
読書して得た感想や考えなどを、随時しるしたもの。随想録。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
631 【雀躍】 きこく
べんぶ
ひり
◆2 抃舞 ▼【雀躍】ジャクヤク/こおどり
雀が躍るようにこおどりしてよろこぶこと。欣喜雀躍。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔抃舞〕ベンブ
手をうって喜び、舞いおどるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
632 【寸陰】 しゅゆ
ようかん
きんか
◆2 須臾 ▼【寸陰】スンイン
「一寸の光陰」の略。わずかな時間。≒寸時、寸刻〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔須臾〕シュユ/スユ
しばらく。少しの間。寸刻。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
633 【成敗】 てんちゅう
しょうご
さんちょう
◆2 天誅 ▼【成敗】セイバイ
1.裁くこと。裁判。
2.処罰すること。こらしめること。
3.昔、罪人などを打ち首にしたこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔天誅〕テンチュウ
1.天が下す罰。≒天罰
2.天に代わって悪人の罪を責め、罰を加えること。また、その罰。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
634 【清流】 けんだん
ひんぷ
かちゅう
◆2 華胄
華冑
▼【清流】セイリュウ
1.きれいに澄んだ水の流れ。⇔濁流
2.高潔な人。清らかな人。
3.高貴な家柄やその出身者。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔華胄〕カチュウ
貴い家柄。名門。〈漢字ペディア〉
★胄(世継ぎ)と冑(かぶと)は厳密には別字とされ⺝部と冃部の違いがあるが、本試験の解答に於いてはどちらで書いても許容となる。ただし、当然字訓は異なるため読む際には「⺝/冃」を区別できるよう本試テキストを注視すること。
◇漢字ペディア大見出し
635 【聖寿】 いとく
ほうさん
ようせつ
◆2 宝算 ▼【聖寿】セイジュ
天子・天皇の年齢や寿命。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔宝算〕ホウサン
天皇の年齢の尊称。≒聖算、聖寿〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
636 【赤子】 こうそ
ようがい
そうせき
◆2 幼孩 ▼【赤子】セキシ
1.「赤子(あかご)」に同じ。
2.天子・国王からみて、人民をその子にたとえていう語。国民。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔幼孩〕ヨウガイ
あかご。ちのみご。みどりご。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
637 【赤面】 ちんめん
ざんねい
たんがん
◆2 赧顔 ▼【赤面】セキメン
恥ずかしさや緊張などによって顔を赤くすること。また、その顔。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔赧顔〕タンガン
恥ずかしくて顔をあからめること。≒赧面、赤面〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
638 【拙僧】 やこぜん
こうげん
やのう
◆2 野衲 ▼【拙僧】セッソウ
自称。僧が自分をへりくだっていう語。愚僧。〈日本国語大辞典〉
▼〔野衲〕ヤノウ
1.田舎の僧。≒野僧
2.僧侶が自分を謙遜していう語。拙僧。≒野僧〈漢字ペディア〉
★「衲」は僧の衣、転じて僧の意。
◇漢字ペディア大見出し
639 【雪膚】 こうぜん
がいがい
はくせき
◆2 白皙 ▼【雪膚】セップ/ゆきはだ
雪のように白い肌。≒雪肌〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔白皙〕ハクセキ
肌の色が白いこと。≒色白〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
640 【戦火】 へいせん
かっきん
よえん
◆2 兵燹 ▼【戦火】センカ
1.戦争で引き起こされる火災。≒兵火
鉄砲などの火器を用いた戦争。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔兵燹〕ヘイセン
戦争により起こる火災。≒兵火、戦火〈漢字ペディア〉
★「燹」は、野火(ノビ)の意。
◇漢字ペディア大見出し
641 【戦兢】 いく
けんごう
ぜんどう
◆2 畏懼 ▼【戦兢】センキョウ
「戦戦兢兢(センセンキョウキョウ:おそれつつしむさま。おそれてびくびくするさま。おっかなびっくり)」の略。〈日本国語大辞典〉
▼〔畏懼〕イク
勢いなどをおそれ、おののくこと。≒畏憚、恐懼〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
642 【遷謫】 ほうへん
ざんる
とうき
◆2 竄流 ▼【遷謫】センタク
罪によって、官位を下げ辺鄙な地においやること。謫遷。しまながし。
◇漢字ペディア下付き
▼〔竄流〕ザンル/ザンリュウ
遠い地に追放すること。島流しにすること。≒流竄〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
643 【素餐】 せんきゅう
しろく
ぶっしょう
◆2 尸禄
尸祿
▼【素餐】ソサン
仕事もしないで、また功績や才能もないのに、高い地位について俸禄(ホウロク)を受け取っていること。≒徒食、素食〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔尸禄〕シロク
官職につき、職責をはたさないで給料を取ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
644 【鼠窃】 こうあん
ゆうせん
ちゅうとう
◆2 偸盗 ▼【鼠窃】ソセツ
ねずみのように人に隠れて物を盗むこと。また、その者。こそどろ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔偸盗〕チュウトウ/トウトウ
1.(仏)五戒の一つで、人の物をぬすむこと。ぬすみ。
2.ぬす人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
645 【惣領】 さいゆう
ごい
ちゅうし
◆2 胄子
冑子
▼【惣領/総領】ソウリョウ
1.家名を受け継ぐ者。あとつぎ。
2.最初に生まれた子。長男または長女で、特に長男をいう。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔胄子〕チュウシ
跡継ぎの子ども。長男。跡取り。特に、天子や貴族の世継ぎの子。よつぎ。
★胄(世継ぎ)と冑(かぶと)は厳密には別字とされ⺝部と冃部の違いがあるが、本試験の解答に於いてはどちらで書いても許容となる。ただし、当然字訓は異なるため読む際には「⺝/冃」を区別できるよう本試テキストを注視すること。
◇漢字ペディア大見出し
646 【操行】 さんごう
ひょうせい
きょうじゃく
◆2 景迹 ▼【操行】ソウコウ
日ごろの行い。身持ち。≒品行、素行〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔景迹〕キョウジャク
1.行状。行跡。
2.推察する。おしはかる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
647 【争覇】 ちくろく
きえつ
きっきょ
◆2 逐鹿 ▼【争覇】ソウハ
1.覇者の地位をめぐって争うこと。
2.スポーツなどで、優勝を争うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔逐鹿〕チクロク
権力の座や地位などを求め、争うこと。〈漢字ペディア〉
★鹿を帝位にたとえることから。中原に鹿を逐(オ)う。
◇漢字ペディア大見出し
648 【糟糠】 こんとく
しゅくすい
かしょ
◆2 菽水 ▼【糟糠】ソウコウ
1.粗末な食物。
2.値打ちのないもの。とるに足りないくだらないもの。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔菽水〕シュクスイ
豆と水。転じて、非常に粗末な食物、貧しい生活をいう。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
649 【草莽】 ろうほ
せんかん
よくや
◆2 隴畝
壟畝
▼【草莽】ソウモウ/ソウボウ
┌1.草むら。やぶ。
└民間。在野。≒草茅〈漢字ペディア〉
┌1.草が茂っている所。くさむら。
└2.民間。在野。〈大辞泉〉
┌1.草むら。
└2.民間。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔隴畝/壟畝〕ロウホ
1.はたけ。
2.いなか。
3.民間。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
650 【琢磨】 けんさん
さしん
かんこう
◆2 研鑽 ▼【琢磨】タクマ
1.玉をとぎみがいて形を整えること。
2.学問や技芸などいっそう励み修めること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔研鑽〕ケンサン
学問などを深くきわめること。地道に研究を続けること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
651 【断腸】 せいそく
ぞうり
せきけん
◆2 悽惻 ▼【断腸】ダンチョウ
はらわたがちぎれるほどの、非常な悲しみや苦しみ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔悽惻〕セイソク
心がひどくいたみ、悲しむこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
652 【逐電】 せんしゃく
うげき
とうざん
◆2 逃竄 ▼【逐電】チクデン/チクテン
行方をくらまして逃げること。逃亡。〈漢字ペディア〉
★電光をおうように急ぐ意から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔逃竄〕トウザン
逃げ隠れること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
653 【昼餐】 しょっけい
じゅんぷく
ごしょう
◆2 午餉 ▼【昼餐】チュウサン
昼の食事。ひるめし。≒午餐〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔午餉〕ゴショウ
ひるめし。昼食。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
654 【註疏】 こうがい
えんぎ
きょせつ
◆2 衍義 ▼【註疏/注疏】チュウソ
詳しく説明すること。また、その説明。〈漢字ペディア〉
★「疏」は、注にさらに詳しい説明を加えたもの。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔衍義〕エンギ
意味をおし広めて詳しく説明すること。また、その説明されたもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
655 【徴証】 ひょうきょ
けんかく
うんずい
◆2 憑拠 ▼【徴証】チョウショウ
目印になるしるし。証拠。あかし。≒徴憑〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔憑拠〕ヒョウキョ
証明のよりどころとすること。よりどころ。≒根拠〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
656 【朝露】 せきてん
けいしょう
ふゆう
◆2 蜉蝣 ▼【朝露】チョウロ/あさつゆ
朝方におりた露。あさつゆ。また、人生などのはかないことを、消えやすい朝の露にたとえていう語。〈大辞泉〉
▼〔蜉蝣〕フユウ
1.カゲロウのこと。ふゆ。
2.カゲロウが朝に生まれ夕べに死ぬといわれているところから、人生のはかないことのたとえ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
657 【辻強盗】 たいき
じれん
ひょうぞく
◆2 剽賊 ▼【辻強盗】つじゴウトウ
道端で通行人をおそう強盗。おいはぎ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔剽賊〕ヒョウゾク
通行人をおどして金品を奪う賊。追いはぎ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
658 【辻褄】 ひょうそく
どうちゃく
きんかく
◆2 平仄 ▼【辻褄】つじつま
物事の道理や筋道。はじめと終わり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔平仄〕ヒョウソク
1.漢字の四声(シセイ)を大きく二つに分けていう語。「平」は平声(ヒョウショウ)、「仄」は上声(ジョウショウ)・去声(キョショウ)・入声(ニッショウ)の三声。漢詩をつくるとき、この二種の声調の字の並べ方に細かい規則がある。
2.話の筋道。前後の脈絡。つじつま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
659 【敵襲】 さくよう
ゆえつ
らいこう
◆2 来寇
来冦
▼【敵襲】テキシュウ
敵がおそってくること。敵の襲撃。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔来寇〕ライコウ
外国から敵が攻めこんでくること。外敵の襲来。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
660 【適従】 らっち
ぞくちょう
こんずい
◆2 跟随 ▼【適従】テキジュウ
頼りにしてつきしたがうこと。おもむいて頼ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔跟随〕コンズイ
人を頼り、後ろについていくこと。また、従者。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
661 【天分】 ひんぷ
きゆ
がいせい
◆2 稟賦
禀賦
▼【天分】テンブン
生まれつきの才能・性質。≒天質、天稟〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔稟賦〕ヒンプ
生まれつきの性質。天から授かった性質。≒稟性、稟質〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
662 【天咎】 しんけん
かきん
るざん
◆2 神譴 ▼【天咎】テンキュウ
1.天のとがめ。
2.天災。〈漢字海〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔神譴〕シンケン
神のとがめ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
663 【添削】 さんじゅん
せってい
ふさく
◆2 刪潤 ▼【添削】テンサク
他人の文章や答案、詩歌などに、文字を書き加えたり取り除いたりして悪い部分を直すこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔刪潤〕サンジュン
詩文の悪い部分や不要な部分をけずり、足りないところを補うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
664 【纏綿】 ちゅうびゅう
あいあい
らくえき
◆2 綢繆 ▼【纏綿】テンメン
1.複雑にからみついて、離れないこと。まつわりつくこと。
2.心にまつわりついて離れないさま。
3.情が深く、細やかなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔綢繆〕チュウビュウ
1.巻きつくこと。もつれ合うこと。
2.結びしばること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
665 【杜鵑】 しょうりょう
せきいつ
しょっこん
◆2 蜀魂 ▼【杜鵑】トケン/ほととぎす
「ほととぎす(杜鵑)」の漢名。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔蜀魂〕ショッコン/ほととぎす
ホトトギスの別称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
666 【刀傷】 そうい
とうはん
にんにく
◆2 創痍
瘡痍
創夷
▼【刀傷】トウショウ/かたなきず
刀で切られてできた傷。かたなきず。〈日本国語大辞典〉
▼〔創痍/瘡痍〕ソウイ
1.刀で受けたきず。切りきず。≒創傷
2.手ひどく受けた痛手。こうむった損害。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
667 【等閑】 きょういつ
こうしょ
ぜいげん
◆2 苟且 ▼【等閑】なおざり/トウカン
おろそかにするさま。いい加減にしておくさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔苟且〕コウショ/かりそめ
1.一時的な間に合わせ。その場だけのこと。
2.おろそかなこと。軽々しいさま。
3.ちょっとしたこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
668 【動顚】 ぞうじ
ようらん
きょうがく
◆2 驚愕 ▼【動顚/動転】ドウテン
非常に驚くこと。≒仰天〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔驚愕〕キョウガイ
予期しなかった事柄に非常に驚くこと。また、驚きおそれること。≒驚駭、喫驚〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
669 【内君】 けっか
れいけい
ふうゆ
◆2 令閨 ▼【内君】うちぎみ/ナイクン
他人の妻を敬っていう語。内室。おくがた。うちぎみ。〈日本国語大辞典〉
▼〔令閨〕レイケイ
他人を敬って、その妻をいう語。令室。令夫人。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
670 【納幣】 へいれい
ちょけん
ぞうひん
◆2 聘礼 ▼【納幣】ノウヘイ
1.神仏に幣帛や供物を納めること。また、その幣帛や、供物。奉幣。
2.結婚の結納を取り交わすこと。また、その結納。納采。〈日本国語大辞典〉
▼〔聘礼〕へイレイ
1.礼を厚くして人を招くこと。また、そのときに贈る礼物。
2.婚約時に贈る礼物。≒結納〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
671 【脳巓】 ざんしょ
ろちょう
しえ
◆2 顱頂 ▼【脳巓/脳天】ノウテン
頭のいちばん上のところ。頭のてっぺん。脳頂。脳頭。〈日本国語大辞典〉
▼〔顱頂〕ロチョウ
頭のてっぺん。かしらのいただき。頭頂。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
672 【蚤世】 ようし
ぎょうそ
ぶんぜい
◆2 夭死 ▼【蚤世/早世】ソウセイ
1.早く世を去ること。若死にすること。夭折。夭死。
2.死ぬこと。故人になること。死去。〈日本国語大辞典〉
▼〔夭死〕ヨウシ
年が若いうちに死ぬこと。わかじに。夭折。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
673 【廃黜】 りんせき
しゅくせき
へんせき
◆2 貶斥 ▼【廃黜】ハイチュツ
官職をとりあげ、しりぞけること。〈日本国語大辞典〉
▼〔貶斥〕ヘンセキ
官位を下げてしりぞけること。また、官位を下げたり免職にしたりすること。≒貶退〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
674 【陪随】 しゃくぶく
てんれい
こしょう
◆2 扈従 ▼【陪随】バイズイ
随従すること。ともをすること。陪従。〈日本国語大辞典〉
▼〔扈従〕コショウ/コジュウ
身分の高い人の供をすること。また、その人。おとも。≒随行、供奉(グブ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
675 【鳩尾】 ぎょうぎ
しんか
きゅうしゅう
◆2 心窩 ▼【鳩尾】みぞおち/みずおち/キュウビ
胸の中央、胸骨の下のくぼんだ部分。急所の一つ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔心窩〕シンカ/シンワ
胸骨の下端よりやや下にある人間の急所の一つ。みぞおち。しんわ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
676 【煩擾】 もうじん
ふんうん
じゅうせき
◆2 紛紜 ▼【煩擾】ハンジョウ
物事がごたごたと入り組み、乱れていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔紛紜〕フンウン
物事が入り乱れるさま。また、もめ事。ごたごた。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
677 【晩煙】 ぼあい
しゅんしゅう
びゃくや
◆2 暮靄 ▼【晩煙】バンエン
夕方にかかる霞や靄(モヤ)。〈日本国語大辞典〉
▼〔暮靄〕ボアイ
夕暮れのもや。夕方に立つもや。≒晩靄〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
678 【晩暮】 しゆう
けいたん
そうゆ
◆2 桑楡 ▼【晩暮】バンボ
1.夕暮れ。夕方。
2.人生の晩年。老年。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔桑楡〕ソウユ
桑(クワ)と楡(ニレ)の木。また、一般に樹木をさしていう。
2.西日の影が樹木の上にかかっていること。夕方の日影。夕方。夕暮。
3.転じて、人生の晩年や死期をたとえていう。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
679 【批評】 しんぽう
けっかつ
ひんしつ
◆2 品騭 ▼【批評】ヒヒョウ
善悪や良否、優劣などについて考えを述べ、価値や正当性などを定めること。≒批判〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔品騭〕ヒンシツ
事物の優劣や、品質などを論じ定めること。品定め。品藻。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
680 【比倫】 ひりん
りょじ
せいはい
◆2 儕輩 ▼【比倫】ヒリン
同列のもの。たぐい。なかま。≒比類〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔儕輩〕セイハイ/サイハイ
同じ仲間。ともがら。同類。≒同輩〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
681 【美醜】 ごび
しちょう
けんし
◆2 姸蚩
妍蚩
▼【美醜】ビシュウ
1.物や事柄のうつくしいことと、みにくいこと。また、すぐれていることと、劣っていること。
2.容姿のうつくしいことと、みにくいこと。また、美人と不美人。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔姸蚩〕ケンシ
┌美しいことと醜いこと。また、好ましいことと憎たらしいこと。美醜。〈漢字源〉
┌美しいことと醜いこと。美醜。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
682 【百敷】 けつえき
けいりん
すいりょう
◆2 闕掖 ▼【百敷/百磯城】ももしき
宮中。皇居。内裏(ダイリ)。〈漢字ペディア〉
★「ももしきの」が「大宮」「内」などにかかる枕詞(マクラコトバ)であることから。数多くの石で築いた城の意とも。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔闕掖〕ケツエキ
御所。宮中。〈漢字ペディア〉
★「掖」は、御所などで正門の左右にある小門の意。
◇漢字ペディア大見出し
683 【不諱】 へんし
しっこく
かんがく
◆2 侃諤 ▼【不諱】フキ
1.いみはばかることなくいうこと。遠慮しないでいうこと。直言。
2.死ぬこと。死は避けることができない(不諱)ものであることから。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔侃諤〕カンガク
「侃侃諤諤(カンカンガクガク:遠慮なく直言すること。大いに議論すること。また、そのさま)」の略。
◇漢字ペディア小見出し
684 【不辜】 えんおう
りゅうぼう
ふじゅ
◆2 冤枉
寃枉
▼【不辜】フコ
罪がないこと。無実の罪。また、無実の罪をかぶせられた人。≒無辜〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔冤枉〕エンオウ
┌無実の罪。冤罪。ぬれぎぬ。〈大辞泉〉
┌「冤罪」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
685 【普天】 かんう
かいしゃ
せいざん
◆2 寰宇 ▼【普天】フテン
大地をあまねくおおっている空。転じて、全世界。天下。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔寰宇〕カンウ
天下。世界。≒宇内〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
686 【腐心】 きあん
こうさい
るこつ
◆2 鏤骨 ▼【腐心】フシン
考えこんだり、悩んだりすること。心をいためること。苦心。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鏤骨〕ルコツ/ロウコツ
骨にきざみこむほど、非常に苦心したり努力したりすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
687 【復仇】 じゅうべん
ふうと
ほうしゅう
◆2 報讐
報讎
▼【復仇】フッキュウ
敵討ちをすること。あだうち。≒復讐〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔報讐〕ホウシュウ
あだをかえすこと。しかえしをすること。あだうち。かたきうち。復讐。報仇。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
688 【文櫃】 きんしつ
しょきゅう
へいはく
◆2 書笈 ▼【文櫃】ふみビツ
書物を入れておくひつ。また、書物を入れて背負うひつ。ふみばこ。〈日本国語大辞典〉
▼〔書笈〕ショキュウ
書物を入れて背負えるように作った箱。≒書櫃〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
689 【聞達】 かいしゃ
せんてつ
ぎょうき
◆2 膾炙 ▼【聞達】ブンタツ
世間に名高くなること。有名になること。名聞栄達。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔膾炙〕カイシャ
広く世間に知れわたること。〈漢字ペディア〉
★膾(ナマス)と炙(アブ)り肉は味がよく万人に好まれることから。
◇漢字ペディア大見出し
690 【兵食】 ちょうこく
りょうしょう
はんたい
◆2 糧餉 ▼【兵食】ヘイショク
1.兵士と食糧。また、兵士の食糧。兵隊飯。
2.軍隊で支給される食物。〈日本国語大辞典〉
▼〔糧餉〕リョウショウ
食糧。特に、軍隊が行軍するときの食糧。≒糧食〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
691 【碧落】 しょうかん
ちんめん
しはく
◆2 霄漢 ▼【碧落】ヘキラク
1.青空。大空。
2.世界の果て。果てしなく遠く離れた所。
▼〔霄漢〕ショウカン
そら。天。おおぞら。高いそら。虚空。≒蒼穹。蒼空。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
692 【返報】 ぶじゅつ
へいはく
ふくしゅう
◆2 復讐
復讎
▼【返報】ヘンポウ
1.人からの好意に報いること。≒返礼
2.人から受けた恨みに仕返しをすること。≒報復
3.呼びかけや問いかけに答えること。≒返事、返答〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔復讐〕フクシュウ
仇(あだ)をかえすこと。仕返し。≒報復〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
693 【遍歴】 しんしょ
ばっしょう
しせき
◆2 跋渉 ▼【遍歴】ヘンレキ
1.各地を巡り歩くこと。
2.さまざまな経験をすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔跋渉〕バッショウ
山野を越え、川を渡ること。各地を歩きまわること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
694 【捕虜】 そうび
かいだ
ふしゅう
◆2 俘囚 ▼【捕虜】ホリョ
戦争で、敵にとらえられた将兵。とりこ。≒俘虜〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔俘囚〕フシュウ
戦争でいけどりにした敵。とりこ≒俘虜、捕虜〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
695 【方策】 ちゅうりゃく
れいあん
ていかい
◆2 籌略 ▼【方策】ホウサク
1.てだて。はかりごと。≒策略、対策
2.文書。記録。〈漢字ペディア〉
★「方」は木の板、「策」は竹簡のこと。昔、紙が発明される前の中国で書写の材料として使われたことから。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔籌略〕チュウリャク
はかりごと。策略。≒謀略〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
696 【傍証】 ちょうひょう
せんじょう
しゅんきょ
◆2 徴憑 ▼【傍証】ボウショウ
事実を証明するために、間接的に役立つ証拠。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔徴憑〕チョウヒョウ
1.証明のしるし。よりどころ。あかし。≒徴証
2.犯罪などに関する事実を間接的に証明する材料。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
697 【僕妾】 ぬひ
ここう
しゅくとく
◆2 奴婢 ▼【僕妾】ボクショウ
しもべとめかけ。また、下男と下女。めしつかい。〈日本国語大辞典〉
▼〔奴婢〕ヌヒ/ドヒ
1.召使い。下男・下女。
2.律令制で、人格が認められず、所有者の財産として扱われた者。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
698 【僕婢】 すいかん
れいみん
しんしょう
◆2 臣妾 ▼【僕婢】ボクヒ
召使い。下男下女。僕妾(ボクショウ)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔臣妾〕シンショウ
主君に服従する者。また、召使いの男女。≒僕婢〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
699 【本年】 こんじ
てんき
きゅうせん
◆2 今茲 ▼【本年】ホンネン
現在進行しているこの年。今年(コンネン)。「ことし」の改まった言い方。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔今茲〕コンジ
今年。ことし。本年。〈日本国語大辞典〉
★「茲」は、年の意
◇漢字ペディア下付き
700 【未来記】 たいき
いせい
しんぶん
◆2 讖文 ▼【未来記】ミライキ
1.未来に起こることを予言した書。
2.予言。
3.(藤原定家作と伝える偽書「未来記」によくない風体の和歌の実例があるところから)和歌・連歌で、表現や趣向をこらしすぎて不自然になったもの。〈大辞泉〉
▼〔讖文〕シンブン
未来を予言した文書。未来記。≒讖書〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
701 【民氓】 おくさい
れいげん
きょしょ
◆2 黎元 ▼【民氓】ミンボウ
一般人民。たみ。≒民萌〈漢辞海〉
★「民」は、土着の民。「氓」は、流浪の人民。
◇漢字ペディア下付き
▼〔黎元〕レイゲン
人民。万民。たみ。黎民。黎首。〈日本国語大辞典〉
★「黎」は、黒の意。「元」は、首の意で、冠をかぶらないので黒髪を出している者の意から。一説に、「黎」は、もろもろの意。「元」は、善の意で、人はみな善であるとする考えから。
◇漢字ペディア大見出し
702 【無沙汰】 しょうきゅう
ゆうひ
けっかつ
◆2 契闊 ▼【無沙汰】ブサタ
長い間、便りを出さず訪問もしないでいること。≒無音(ブイン)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔契闊〕ケッカツ/ケイカツ
1.努力して苦しむこと。物事にはげむこと。
2.久しく対面していないこと。ぶさた。疎遠。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
703 【面積】 こうぼう
きんち
ふげん
◆2 広袤 ▼【面積】メンセキ
面が、二次元の空間で占める広がりの大きさ。平面または曲面上の広さ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔広袤〕コウボウ
土地の広さ。面積。〈漢字ペディア〉
★「広」は東西、「袤」は南北の広がりの意。
◇漢字ペディア大見出し
704 【猛禽】 ごぎゅう
しょうけつ
しちょう
◆2 鷙鳥 ▼【猛禽】モウキン
大形で性質の荒い肉食の鳥。ワシ・タカ・フクロウ・ミミズクなど。≒猛鳥〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鷙鳥〕シチョウ
ワシ・タカなど、他の動物を捕食する鳥。また、性質のあらい鳥。猛鳥。猛禽。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
705 【木偶】 せきじょうし
がとう
かいらい
◆2 傀儡 ▼【木偶】でく/モクグウ/ボクグウ
1.木彫の人形。
2.あやつり人形。≒傀儡(くぐつ)
3.何の役にも立たない人。でくのぼう。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔傀儡〕カイライ/くぐつ
1.あやつり人形。くぐつ。
2.他人の手先になって思いのままに使われる者。
3.「かいらいし(傀儡師)」の略。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
706 【役者】 しょうゆう
じゅよう
けんりん
◆2 倡優
娼優
▼【役者】ヤクシャ
1.劇などを演じる人。俳優。
2.世間を知っていて、弁舌やかけひきにすぐれた人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔倡優/娼優〕ショウユウ
芝居・演劇の役者。倡(ワザオギ)。≒俳優〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
707 【遊冶郎】 ひょうかく
どんかつかん
しょうき
◆2 飄客
嫖客
▼【遊冶郎/游冶郎】ユウヤロウ
酒と女色に遊びふける男。放蕩者。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔飄客/嫖客〕ヒョウカク
遊里にうかれ遊ぶ男性。≒遊客〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
708 【雄健】 たいと
しゅうけい
ていしん
◆2 遒勁 ▼【雄健】ユウケン
1.おおしくすこやかなこと。
2.詩文などが力強いこと。≒雄渾〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔遒勁〕シュウケイ
絵画や文章を書くときの筆の運びが力強いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
709 【輿丁】 きょうじゅつ
けんこう
きょうふ
◆2 轎夫 ▼【輿丁】ヨチョウ/ヨテイ
こしをかつぐ人。かごかき。〈漢字ペディア〉
★「丁」は、下働きの男の意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔轎夫〕キョウフ
かごを担ぐ人。かごかき。こしかき。≒輿丁〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
710 【幼孺】 かんべん
ねんし
えいがい
◆2 嬰孩 ▼【幼孺】ヨウジュ
幼い子。わらべ。≒幼童〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔嬰孩〕エイガイ
あかご。みどりご。嬰児。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
711 【落莫】 しょうさく
めいしょく
ちょうざん
◆2 蕭索 ▼【落莫】ラクバク
もの寂しいさま。≒寂寞〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蕭索〕ショウサク
もの寂しいさま。≒蕭条〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
712 【落涙】 りゅうてい
べきぼう
かいい
◆2 流涕 ▼【落涙】ラクルイ
涙を流すこと。泣くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔流涕〕リュウテイ
涙を流すこと。また、流れる涙。≒落涙〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
713 【卵塔場】 ふんえい
ちょうてい
かんじょう
◆2 墳塋 ▼【卵塔場/蘭塔場】ラントウバ
墓地。墓場。卵塔所。卵塔。〈日本国語大辞典〉
★卵塔(ラントウ)は台座の上に卵形の塔身をのせた墓石。多く禅僧の墓標として用いる。転じて、広く墓石の意。
▼〔墳塋〕フンエイ
墓。墓場。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
714 【離背】 こうそ
かいり
こうてい
◆2 乖離 ▼【離背】リハイ
そむき離れること。離反。〈大辞泉〉
▼〔乖離〕カイリ
1.わかれはなれること。
2.心が合わなくなってそむきはなれること。≒乖隔、離反〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
715 【陸離】 さんらん
らくえき
ようちょう
◆2 燦爛
粲爛
▼【陸離】リクリ
光線が入り乱れて、美しくきらめいているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔燦爛/粲爛〕サンラン
光り輝いて美しいさま。きらびやかなさま。あざやかで美しいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
716 【流暢】 とつべん
ぎょうご
きょせつ
◆2 鋸屑 ▼【流暢】リュウチョウ
言葉がすらすらと出て、とどこおらないこと。また、そのさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鋸屑〕キョセツ
1.材木をのこぎりで引いたときに出るくず。おがくず。
2.言葉や文章がよどみなく出てくるたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
717 【流涎】 せんじょう
とうりん
だい
◆2 朶頤 ▼【流涎】リュウゼン
1.よだれを流すこと≒垂涎。
2.あるものを非常に食べたい、欲しいと思うことのたとえ。≒垂涎〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔朶頤〕ダイ
┌1.あごを動かして食べること。食欲の盛んなこと。また、うらやみ欲しがること。
└2.強い国が弱い国を征服しようとすること。〈大辞泉〉
┌1.あごを下げ動かして、物を食べようとするさま。
└2.物欲しげなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
718 【隆替】 えいき
ざんかん
しゅうきょく
◆2 盈虧 ▼【隆替】リュウタイ/リュウテイ
勢いが盛んになることと、衰えること。≒盛衰、消長〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔盈虧〕エイキ
1.月が満ちたり欠けたりすること。≒盈虚
2.栄えることと衰えること。栄枯。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
719 【両眼】 そうぼう
どうもく
かんぺき
◆2 双眸 ▼【両眼】リョウガン
左右両方の目。双眼。両目。〈大辞泉〉
▼〔双眸〕ソウボウ
両方のひとみ。両眼。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
720 【諒察】 しょうげつ
そうたい
しんしゃく
◆2 斟酌 ▼【諒察/了察】リョウサツ
相手の立場や事情などを思いやること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔斟酌〕シンシャク
1.事情をくみとって、ほどよく処理すること。≒斟量
2.条件を照らし合わせて、適当に処理すること。
3.遠慮すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
721 【厘毛】 こんずい
しごう
るる
◆2 糸毫 ▼【厘毛】リンモウ
ごくわずかなこと。ほんの少し。≒毫末〈漢字ペディア〉
★一厘や一毛の意。多く、打ち消しの語を伴う。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔糸毫〕シゴウ
きわめてわずかなこと。〈日本国語大辞典〉
★「毫」は、細い毛の意。
◇漢字ペディア小見出し
722 【累代】 えきせい
ぎょうまつ
じょうほう
◆2 奕世 ▼【累代】ルイダイ
代をかさねること。代々。歴代。≒累世〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔奕世〕エキセイ
代々。よよ。世を重ねること。≒奕葉、累世、累代〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
723 【礼奠】 へいはく
いんぎん
さんしゃ
◆2 幣帛 ▼【礼奠】レイテン
神仏や死者の霊に供物を供えること。また、その供物。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔幣帛〕ヘイハク
1.神への供え物。ぬさ。みてぐら。≒幣物
2.進物。≒幣物〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
724 【牢記】 れいぎょ
しょはく
せんろく
◆2 鐫録 ▼【牢記】ロウキ
かたく心のなかにとどめて記憶すること。≒銘記〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鐫録〕センロク
┌深く心に刻みつけて記憶すること。〈大辞林〉
┌深く心にきざみしるすこと。〈日本国語大辞典〉
┌心に深く刻んで記憶すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
725 【狼煙】 すいほう
しょうき
しんこ
◆2 燧烽 ▼【狼煙/烽火】のろし
1.昔、急な出来事を知らせる合図に火を燃やして上げた煙。
2.大きな事を起こす合図。〈漢字ペディア〉★狼の糞を入れると煙がまっすぐに上がることからという。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔燧烽〕スイホウ
のろし。とぶひ。烽火。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
726 【侈靡】 ごうしゃ
しょうよう
とうほ
◆2 豪奢 ▼【侈靡】シビ
ぜいたくで派手なこと。驕奢。奢侈。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔豪奢〕ゴウシャ
たいへんぜいたくではなやかなこと。おごってはでなこと。≒驕奢〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
727 【俚言】 かご
しゅうほう
かくりん
◆2 訛語
譌語
▼【俚言】リゲン
1.共通語とは異なる、その地方独特の言葉。なまり言葉。≒俚語
2.卑俗な言葉。⇔雅言
▼〔訛語/譌語〕カゴ
共通語と比べて、発音にちがいのある言葉。なまった言葉。≒訛言〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
728 【儁異】 たくらく
もうりょう
ぜつじん
◆2 卓犖 ▼【儁異/俊異】シュンイ
才能などが特にすぐれていて常人と異なること。また、その人やそのさま。〈日本国語大辞典〉
▼〔卓犖〕タクラク
他より抜きん出てすぐれること。この上なくすぐれていること。また、そのさま。卓越。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
729 【勁捷】 さんよく
どうあく
ひょうかん
◆2 剽悍
慓悍
▼【勁捷】ケイショウ
つよくて動作がすばやいこと。≒勁疾
◇漢字ペディア大見出し
▼〔剽悍/慓悍〕ヒョウカン
動作がすばやく、荒々しく強いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
730 【勦絶】 ていしゅつ
てんめつ
ひょうせつ
◆2 殄滅 ▼【勦絶】ソウゼツ
滅ぼし尽くすこと。根絶やしにすること。勦滅。勦殄。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔殄滅〕テンメツ
滅ぼす。絶やす。残らず滅びる。死に絶える。≒絶滅〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
731 【啜泣】 がいだ
おうめい
ききょ
◆2 欷歔
唏噓
唏嘘
▼【啜泣】セッキュウ/テッキュウ
┌すすり泣く。〈漢字源〉
┌しゃくりあげて泣く。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔欷歔/唏噓〕キキョ
すすり泣くこと。むせび泣き。なげくこと。欷泣。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
732 【啼泣】 おうめい
がいそう
ごうこく
◆2 号哭 ▼【啼泣】テイキュウ
声をあげて泣くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔号哭〕ゴウコク
大声で泣きさけぶこと≒号泣〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
733 【嚆矢】 はんとう
はくき
えんげん
◆2 淵源
渕源
▼【嚆矢】コウシ
1.かぶら矢。鳴りひびく矢。
2.物事の最初。起源。おこり。〈漢字ペディア〉
★昔、中国で戦いの開始のしるしとして、かぶら矢を敵陣に射たことから。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔淵源〕エンゲン
物事の起源。≒根源、本源〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
734 【婀娜】 せんが
ようちょう
ようだい
◆2 窈窕 ▼【婀娜】アダ
美しくしとやかなさま。また、女性の粋(イキ)で色っぽいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔窈窕〕ヨウチョウ
奥ゆかしく上品なさま。美しくしとやかなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
735 【弭兵】 てんけつ
えんぶ
かんし
◆2 偃武 ▼【弭兵】ビヘイ
戦争をやめる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔偃武〕エンブ
武器をしまい、使わないこと。戦争をやめること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
736 【彷徨】 ばんかん
ほすう
ほうふつ
◆2 盤桓 ▼【彷徨】ホウコウ
┌あてもなくさまよい歩くこと。〈漢字ペディア〉
┌当てもなく歩き回ること。さまようこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔盤桓〕バンカン
1.あちらこちらを歩きめぐること。徘徊。
2.ぐずぐずして先に進まないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
737 【恟恟】 かくしゃく
ずいずい
ゆうぜん
◆2 惴惴 ▼【恟恟】キョウキョウ
おそろしくて生きた心地のしないさま。びくびくするさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔惴惴〕ズイズイ
恐れおののいて、びくびくするさま。≒惴慄〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
738 【惻隠】 ちょうし
ちょうぜん
れんびん
◆2 憐憫
憐愍
▼【惻隠】ソクイン
あわれみ心がいたむこと。〈漢字ペディア〉
★「惻」も「隠」も、あわれむ意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔憐憫/憐愍〕レンビン/レンミン
あわれむこと。かわいそうに思うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
739 【戮力】 きょうしゅ
ていけつ
ゆうご
◆2 提挈 ▼【戮力】リクリョク
力を合わせること。協力。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔提挈〕テイケツ
1.さげて持つこと。引っさげること。
2.互いに助け合うこと。≒提携〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
740 【挌闘】 げきせき
はくせん
せいよく
◆2 搏戦 ▼【挌闘/格闘】カクトウ
1.組み合ってたたかうこと。組み討ち。とっくみあい。
2.物事に必死になって取り組むこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔搏戦〕ハクセン
組みうちして戦うこと。格闘。≒搏闘〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
741 【桎梏】 ふき
さやく
きはん
◆2 羈絆
羇絆
▼【桎梏】シッコク
┌1.あしかせと手かせ。
└2.転じて、自由を奪うもの。束縛。〈漢字源〉
┌1.足かせと手かせ。
└2.自由をさまたげるもの。≒束縛、拘束〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔羈絆/羇絆〕キハン
つなぎとめること。また、そのもの。行動を拘束するものや事柄。きずな。≒束縛、桎梏〈漢字ペディア〉
★羈も絆も、つなぎとめる意。
◇漢字ペディア大見出し
742 【榑桑】 きんいき
とうえい
とうてい
◆2 東瀛 ▼【榑桑/扶桑】フソウ
1.伝説上の神木の名。東方の、日の出るところにあるという。榑木。浮桑。扶木。蟠木(ハンボク)。
2.日本国の別称。扶桑。〈漢字海〉
▼〔東瀛〕トウエイ
1.東のほうの海。東海。
2.日本。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
743 【欸乃】 そご
のうそ
とうか
◆2 櫂歌
棹歌
▼【欸乃/靄迺】アイダイ/アイナイ
1.船頭のかけ声。また、櫓(ロ)のきしむ音。
2.舟歌。
3.きこりの歌。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔櫂歌/棹歌〕トウカ
船頭が舟をこぐときにうたう歌。舟歌。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
744 【欷歔】 りゅうぜん
おえつ
あいだい
◆2 嗚咽
嗚噎
▼【欷歔/唏噓】キキョ
すすり泣くこと。むせび泣き。なげくこと。欷泣。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔嗚咽/嗚噎〕オエツ
息を詰まらせながら泣くこと。むせび泣き。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
745 【殪没】 てんけつ
へいし
ぼうろ
◆2 斃死 ▼【殪没】エイボツ
たおれ死ぬ。〈字通〉
▼〔斃死〕ヘイシ
たおれて死ぬこと。のたれじに。≒斃仆〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
746 【汪溢】 かんぱつ
ほんたん
ゆうけい
◆2 煥発 ▼【汪溢/横溢】オウイツ
1.水などが満ちあふれること。
2.満ちあふれるほど盛んなこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔煥発〕カンパツ
火が燃えるように、輝き現れること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
747 【汪然】 さんだつ
さんぜん
こつえん
◆2 潸然 ▼【汪然】オウゼン
1.水が深く広いさま。
2.水や涙がしきりに流れるさま。
▼〔潸然〕サンゼン
さめざめと、涙を流して泣くさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
748 【滔天】 だんろん
らっぱ
くんしゃく
◆2 薫灼
燻灼
熏灼
▼【滔天】トウテン
水が、天に届くほど満ちあふれること。また、勢力の盛んなたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔薫灼/燻灼〕クンシャク
1.いぶして焼くこと。炎を出さず、けむらせて焼くこと。
2.勢いの盛んなたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
749 【潸然】 ずいりつ
せんかん
じんらい
◆2 潺湲 ▼【潸然】サンゼン
さめざめと、涙を流して泣くさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔潺湲〕センカン/センエン
1.水がさらさらと流れるさま。また、その音。
2.涙の流れるさま。さめざめ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
750 【瀛海】 かんう
だんきょう
そうめい
◆2 滄溟
蒼溟
▼【瀛海】エイカイ
大きなうみ。おおうなばら。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔滄溟/蒼溟〕ソウメイ
広くあおあおとした海。底知れぬ海。あおうなばら。滄海。滄溟海。
◇漢字ペディア大見出し
751 【烝民】 はいし
かいれい
そうぼう
◆2 蒼氓 ▼【烝民/蒸民】ジョウミン
多くの人民。庶民。万民。≒黎民〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蒼氓〕ソウボウ
たみ。人民。蒼生(ソウセイ)。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
752 【痼疾】 びよう
せきち
しゅくあ
◆2 宿痾 ▼【痼疾】コシツ
いつまでも完治しない病気。ながわずらい。持病。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔宿痾〕シュクア
以前からわずらっていて治らない病気。≒持病〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
753 【盥沐】 ひばく
さいじ
そうよく
◆2 澡浴 ▼【盥沐】カンモク
1.手や髪を洗うこと。
2.風呂に入ること。湯あみ。≒入浴、沐浴〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔澡浴〕ソウヨク
入浴して身体をきよめること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
754 【瞞着】 ぎもう
ふんごう
そうほう
◆2 欺罔 ▼【瞞着/瞞著】マンチャク
あざむくこと。だますこと。ごまかすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔欺罔〕ギモウ/キモウ/ギボウ
人の目をくらまし、あざむくこと。
◇漢字ペディア大見出し
755 【矜伐】 てんそ
きょうまん
きょたん
◆2 驕慢 ▼【矜伐】キョウバツ
他人よりもすぐれていると自負し、おごりたかぶること。また、そのさま。驕慢。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔驕慢〕キョウマン
おごりえらぶって他人を見下げること。≒高慢、尊大、傲慢〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
756 【矮屋】 そうろ
たんこ
ろうほ
◆2 草廬 ▼【矮屋】ワイオク
屋根が低い小さな家。小屋。みすぼらしい家。また、自分の家を謙遜していう語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔草廬〕ソウロ
1.草ぶきのいおり。≒草庵
2.自分の家の謙称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
757 【筌蹄】 せいか
きょうけん
かいてい
◆2 階梯 ▼【筌蹄】センテイ
1.目的を達成するための方便や手段。
2.案内。手引き。〈漢字ペディア〉
★捕る筌(ウエ)と兎を捕る蹄(ワナ)の意から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔階梯〕カイテイ
1.階段。はしご。
2.学問・芸術などを学ぶための順序。特に、初歩の段階。手引き。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
758 【緝捕】 だかく
かくしゅう
きくごく
◆2 拿獲 ▼【緝捕】シュウホ
┌犯罪者をとらえること。逮捕すること。また、その役の人。〈日本国語大辞典〉
┌逮捕すること。また、その役目を負った人。〈大辞林〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔拿獲〕ダカク
罪人などをとらえること。つかまえること。≒拿捕、捕獲〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
759 【聊頼】 こうえん
いしゃ
きょうよう
◆2 倚藉 ▼【聊頼】リョウライ
たよりにすること。たよること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔倚藉〕イシャ
頼ること。たのみとすること。よりかかること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
760 【聚斂】 ほうしゅう
こんべん
ちゅうきゅう
◆2 誅求 ▼【聚斂】シュウレン
1.一か所にあつめてそれを取りこむこと。
2.支配者が租税を厳しく取り立てること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔誅求〕チュウキュウ
1.金銭や財産をむさぼり求めること。
2.年貢や税金などを、きびしく取り立てること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
761 【聳動】 とうでき
きつりつ
しんかん
◆2 震撼 ▼【聳動】ショウドウ
衝撃を与え動揺させること。また、衝撃を受けて恐れおののくこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔震撼〕シンカン
ふるえ動くこと。また、ショックを与えること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
762 【聳懼】 きょくせき
しゅんきょ
ていじ
◆2 跼蹐
局蹐
▼【聳懼/悚懼】ショウク
おそれおののくこと。悚懼。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔跼蹐/局蹐〕キョクセキ
┌「跼天蹐地(キョクテンセキチ)」の略。〈大辞泉〉
┌おそるおそる歩くこと。非常におそれるさま。「跼天蹐地」の略。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
763 【臙脂】 ちゅうたい
しょうこう
よくじょう
◆2 猩紅 ▼【臙脂/燕脂】エンジ
1.黒みを帯びた濃い赤色。エンジ色。紅。
2.ベニバナを原料とした赤色顔料。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔猩紅〕ショウコウ
黒みを帯びたあざやかな紅色。猩猩(ショウジョウ)の血のような色であることからいう。≒猩猩緋(ショウジョウヒ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
764 【芟夷】 さんじゅん
じゅんしゃく
ちゅうじょ
◆2 誅鋤 ▼【芟夷】サンイ
1.草を刈り除くこと。
2.乱賊などを平定すること。また、悪習を除去すること。〈日本国語大辞典〉
▼〔誅鋤〕チュウジョ
1.草などを根からすっかり抜き取ること。
2.罪のある者をころし、絶やすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
765 【芬芬】 せいかく
てんじょう
ふくいく
◆2 馥郁 ▼【芬芬】フンプン
芳気の高くかおるさま。また、広く悪臭の漂うさまをもいう。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔馥郁〕フクイク
香りの高いさま。よい香りがたちこめるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
766 【蓍亀】 かこう
こくさく
ぜいぼく
◆2 筮卜 ▼【蓍亀】シキ
占いに使う、めどぎと、亀の甲羅。転じて、占い。蓍蔡(シサイ)。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔筮卜〕ゼイボク
めどぎでうらなうことと、亀甲(キッコウ)を焼いてうらなうこと。うらない。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
767 【蜚語】 かげん
せつげん
かいたい
◆2 訛言
譌言
▼【蜚語/飛語】ヒゴ
根拠のない無責任なうわさ。デマ。≒飛言〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔訛言/譌言〕カゲン
1.「訛語」に同じ。
2.いつわりを言うこと。またその言葉。いつわりのうわさ。≒流言〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
768 【蟄伏】 かろ
ろうきょ
あいろ
◆2 籠居
篭居
▼【蟄伏】チップク
1.ヘビ・カエル・虫などが、冬の間地中にこもっていること。≒蟄居
2.人が隠れひそむこと。閉じこもっていること。≒蟄居〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔籠居〕ロウキョ
家に閉じこもって、外に出ないでいること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
769 【觝排】 ろうばい
そうぼう
じょうせき
◆2 攘斥 ▼【觝排/抵排/詆排】テイハイ
抵抗し、排斥すること。牴牾(テイゴ)。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔攘斥〕ジョウセキ
はらいのけること。はらいしりぞけること。≒排斥〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
770 【誣告】 ざんそ
ざんげ
しょくざい
◆2 讒訴
讒愬
▼【誣告】ブコク
他人を陥れるため、故意に偽った事実を告げること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔讒訴/讒愬〕ザンソ
1.人を陥れるために、事実を曲げて訴えること。
2.讒言。かげぐち。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
771 【讒訴】 しんげん
へんたく
ぶこく
◆2 誣告 ▼【讒訴/讒愬】ザンソ
1.人を陥れるために、事実を曲げて訴えること。
2.讒言。かげぐち。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔誣告〕ブコク
他人を陥れるため、故意に偽った事実を告げること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
772 【贐送】 せんべつ
そめい
ほうちゃく
◆2 餞別 ▼【贐送】ジンソウ
旅立つ人に、はなむけを贈る。≒贐行〈漢字海〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔餞別〕センベツ
1.遠く旅立つ人や、転居などをする人を送別すること。特に、その人の無事を祈って酒食をともにして送りだすこと。
2.遠く旅立つ人や転居などをする人に、別れのしるしとして詩歌や金品などをおくること。また、そのおくりもの。はなむけ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
773 【蹤跡】 せいてつ
いはん
ついじょう
◆2 追躡 ▼【蹤跡】ショウセキ
1.あしあと。転じて、以前にあった事柄。前例。≒事跡
2.人のあとをつけて行くこと。≒追跡〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔追躡〕ツイジョウ
あとから追いかけること。追跡。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
774 【轂下】 ちょうぎょう
けいし
ゆうし
◆2 京師 ▼【轂下】コッカ
┌天子の御車のもと。転じて、天皇のひざ元。また、宮城のある土地。帝都。首都。〈日本国語大辞典〉
┌天子のひざもと。宮城のある地。帝都。首都。輦下(レンカ)。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔京師〕ケイシ
天子の住むみやこ。帝都。京都。≒京邑〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
775 【遒勁】 ひたん
りくげき
ゆうこん
◆2 雄渾 ▼【遒勁】シュウケイ
絵画や文章を書くときの筆の運びが力強いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔雄渾〕ユウコン
書画や詩文などが、力強く勢いのあること。また、そのさま。≒雄勁〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
776 【遽然】 へいえん
そうへん
しゅくこつ
◆2 倏忽 ▼【遽然】キョゼン
急に。にわかに。≒突然
◇漢字ペディア大見出し
▼〔倏忽〕シュクコツ/シュッコツ
┌時が非常にはやく過ぎるさま。また、時間が非常に短いさま。〈漢字源〉
┌時間の短いさま。すみやか。たちまち。にわか。急。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
777 【鏗鏘】 ちんしょ
ししゅ
りゅうりょう
◆2 嚠喨
瀏亮
▼【鏗鏘/鏗錚/鏗鎗】コウソウ
玉や鐘、琴などの鳴り響くようす。また、その音。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔嚠喨/瀏亮〕リュウリョウ
楽器の音などがさえわたるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
778 【鐫録】 はちょう
るこく
ろうき
◆2 牢記 ▼【鐫録】センロク
┌深く心に刻みつけて記憶すること。〈大辞林〉
┌深く心にきざみしるすこと。〈日本国語大辞典〉
┌心に深く刻んで記憶すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔牢記〕ロウキ
かたく心のなかにとどめて記憶すること。≒銘記〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
779 【闌干】 がいはく
しんもう
ぼうだ
◆2 滂沱 ▼【闌干】ランカン
1.「闌(てすり)」に同じ。≒欄干
2.涙が、とめどなく流れ落ちるさま。
3.星や月の光が、きらめくさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔滂沱〕ボウダ
1.涙がとめどなく流れるさま。
2.雨が激しく降るさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
780 【隕泗】 へきらく
りゅうてい
しょうび
◆2 流涕 ▼【隕泗】インシ
涙がこぼれる。涙を流す。≒隕涕、隕泗〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔流涕〕リュウテイ
涙を流すこと。また、流れる涙。≒落涙〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
781 【雕琢】 かくてい
ふきゅう
ふさく
◆2 斧鑿 ▼【雕琢/彫琢】チョウタク
┌1.宝石などを刻んで磨きあげること。
└2.詩文を推敲し、練り上げること。〈漢字ペディア〉
┌1.玉を刻み磨くこと。
└2.詩文などを工夫して上手に作ること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔斧鑿〕フサク
1.おのと、のみ。また、それで細工をすること。
2.詩文や書画などに技巧をこらすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
782 【雕琢】 しゅくせい
ちょうちゃく
すいこう
◆2 推敲 ▼【雕琢/彫琢】チョウタク
┌1.宝石などを刻んで磨きあげること。
└2.詩文を推敲し、練り上げること。〈漢字ペディア〉
┌1.玉を刻み磨くこと。
└2.詩文などを工夫して上手に作ること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔推敲〕スイコウ
┌詩や文章を作るとき、より適切な字句や表現を求めて、練り上げること。〈漢字ペディア〉
┌詩歌・文章の字句を良くしようとして、何度も作り直すこと。〈漢字源〉
★唐の賈島(カトウ)が、「僧は推す月下の門」という句で「推す」にするか「敲く」にするかと、迷い苦しんだことから。
◇漢字ペディア大見出し
783 【霄漢】 ぎんろう
れいじゃく
きゅうりゅう
◆2 穹窿 ▼【霄漢】ショウカン
そら。天。おおぞら。高いそら。虚空。≒蒼穹。蒼空。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔穹窿〕キュウリュウ
1.大空。天空。
2.弓形または半球状のもの。アーチ形。円天井・ドームなどおもに建造物についていう。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
784 【霹靂】 しんてい
こうじん
とんざん
◆2 震霆 ▼【霹靂】ヘキレキ
1.引き裂くような激しい雷。また、雷鳴。
2.激しい音が響くさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔震霆〕シンテイ
鳴りひびく雷。また、雷のひびき。雷鳴。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
785 【韋編】 そほん
ちゅうそ
かんちつ
◆2 巻帙 ▼【韋編】イヘン
書物。書籍。〈漢字ペディア〉
★「韋」は、なめしがわの意。古代中国で、文字を記した竹の札(竹簡)を革ひもで綴(ト)じ合わせ書物としたことから。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔巻帙〕カンチツ
1.書物の巻(マキ)と、巻を包む帙(和本のいたみを防ぐため、厚紙に布を張ったおおい)。
2.書物。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
786 【頸木】 きび
ちょれき
きんぼう
◆2 羈縻 ▼【頸木/軛/衡】くびき
1.車の轅(ナガエ)の先端につけ、牛馬のくびにあてる横木。
2.思考や行動の自由を束縛するもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔羈縻〕キビ
1.つなぎとめること。つなぎとめるもの。≒束縛
2.中国が歴代、異民族を統治するのに用いた政策。相手の有力者をうまく手なずけて自治を許し、武力によることなく間接的に治めること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
787 【駱駅】 こくげき
えきさく
ほうげつ
◆2 轂撃 ▼【駱駅/絡繹】ラクエキ
人馬の往来が絶え間なく続くさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔轂撃〕コクゲキ
車馬の通行がきわめて多いこと。人の混み合うさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
788 【鴟梟】 さいろう
くんゆう
えんおう
◆2 豺狼
犲狼
▼【鴟梟】シキョウ
1.フクロウの別称。
2.心がねじまがっていて悪い人のたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔豺狼/犲狼〕サイロウ
ヤマイヌとオオカミ。転じて、欲深く無慈悲な人のたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
789 【鸞駕】 れんこく
せんとう
ほうすい
◆2 輦轂 ▼【鸞駕】ランガ
天子の乗り物。鸞輅。龍駕。鳳駕。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔輦轂〕レンコク
1.輦(テグルマ)のこしき。
2.天子の車。天皇の乗り物。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
790 【鸞輿】 らいめい
ていげん
ほうれん
◆2 鳳輦 ▼【鸞輿】ランヨ
天子の乗る輿(コシ)。鳳輿。鳳輦。〈日本国語大辞典〉
▼〔鳳輦〕ホウレン
1.屋根に金色の鳳凰をつけた御輿(ミコシ)。天皇即位の大嘗祭などに用いる。≒鸞輿、鳳輿
2.天皇の乗り物の美称。
3.古代中国で、天子の乗る車。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
791 【黌舎】 しけん
しょうじょ
さいきん
◆2 庠序 ▼【黌舎/横舎】コウシャ
まなびや。学校。校舎。学者。〈日本国語大辞典〉
▼〔庠序〕ショウジョ
学校。≒庠校〈漢字ペディア〉
★中国で、地方の学校のことを、殷(イン)代には「序」、周代には「庠」といったことから。
◇漢字ペディア大見出し〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
792 【龕柩】 かんかく
かいひ
しゅうはつ
◆2 棺槨
棺椁
▼【龕柩】ガンキュウ
死者の遺体を入れる棺。ひつぎ。〈日本国語大辞典〉
★「龕」は寺塔、棺の意。
▼〔棺槨/棺椁〕カンカク
内と外と二重になったひつぎ。〈漢字ペディア〉★「棺」は遺体を入れる内箱で、「槨・椁」は棺を入れる外箱。
◇漢字ペディア大見出し
793 【伊達着】 しょきゅう
しい
きゅうかつ
◆3 裘褐 ▼【伊達着】ダテギ
はでな着物。だてを見せびらかす服装。〈日本国語大辞典〉
▼〔裘褐〕キュウカツ
1.皮ごろもと、毛織の布。冬の衣服。
2.質素な衣服。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
794 【右文】 えんぶ
ほぶ
しょうぶ
◆3 尚武 ▼【右文】ユウブン
学問・文学を重んじ尊ぶこと。〈大辞泉〉
▼〔尚武〕ショウブ
武道や軍事を重んじること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
795 【億載】 しゅんそく
ちょうえい
みんぼう
◆3 瞬息 ▼【億載】オクサイ
非常に永い年月のこと。また、永久の世界。〈日本国語大辞典〉
★「載」は、年。
◇漢字ペディア小見出し
▼〔瞬息〕シュンソク
わずかの間。瞬間。〈日本国語大辞典〉
★一回瞬きをし、また、息をする間の意。
796 【華夏】 かすう
がいか
せっぱく
◆3 遐陬 ▼【華夏/花夏】カカ
1.中国人が自国である中国を誇っていう語。
2.文化、文明の中心地。都。〈日本国語大辞典〉
★華は華やか、夏は大の意。
◇漢字ペディア下付き
▼〔遐陬〕カスウ/カソウ
里離れた所。辺鄙な土地。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
797 【解頤】 つうこく
ちっぷく
ひょうじ
◆3 痛哭 ▼【解頤】カイイ
あごがはずれるくらいに大笑いすること。大口をあけて笑うこと。〈日本国語大辞典〉
★頤(オトガイ)を解くの意。
◇漢字ペディア下付き
▼〔痛哭〕ツウコク
激しく声を上げて泣くこと。ひどく嘆き悲しむこと。≒痛嘆〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
798 【岳母】 ちんじゅ
がいきゅう
おうおう
◆3 外舅 ▼【岳母】ガクボ
妻の母。しゅうとめ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔外舅〕ガイキュウ
妻の父。⇔外姑(ガイコ)〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
799 【蒲鞭】 りょうち
しゅかい
たいへき
◆3 大辟 ▼【蒲鞭】ホベン
1.蒲(ガマ)の穂のむち。中国後漢の甲陽の太子劉寛が、罪人を蒲の穂のむちで打たせ、辱めだけを与え苦痛は与えなかったところから、軽い刑罰、転じて、寛大な政治をいう。
2.細く軽いむち。〈日本国語大辞典〉
▼〔大辟〕タイヘキ
重い刑罰。死刑。古の五刑の一つ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
800 【干禄】 きつがい
りんじょう
りんじん
◆3 乞骸 ▼【干禄】カンロク
1.禄(武士の給与)を求めること。仕官を望むこと。
2.天からの福を求めること。天の恵みを願うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔乞骸〕キツガイ
辞職を願い出ること。〈漢字ペディア〉
★自分の身は君主に捧げ、その遺骸を賜り故郷に帰って埋葬する意から。
◇漢字ペディア大見出し
801 【敢為】 はらん
ぎぎ
やこぜん
◆3 擬議 ▼【敢為】カンイ
押し切って行うこと。また、そのさま。≒敢行〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔擬議〕ギギ
1.あれこれとよく考えること。
2.ためらうこと。≒躊躇〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
802 【帰去来】 かんゆう
じゅんしゃく
おうせき
◆3 宦遊
官遊
▼【帰去来】キキョライ
官職をやめて故郷に戻るために、その地を去ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔宦遊/官遊〕カンユウ
1.役人になって他郷に行くこと。
2.仕官のため、郷里を遠く離れること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
803 【脚註】 びてい
だいせん
ごうとう
◆3 鼇頭 ▼【脚註/脚注】キャクチュウ
書物の本文の下につけられた注釈。⇔頭注〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鼇頭〕ゴウトウ
1.書物の本文の上にある余白。また、そこにつけた注釈。
2.中国で、科挙に主席で合格した者。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
804 【久闊】 ろうそ
おんこう
かくでん
◆3 音耗 ▼【久闊】キュウカツ
長い間会わないこと。久しく便りをしないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔音耗〕オンコウ
便りをして安否を知らせること。消息。音信。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
805 【巨船】 まんかんしょく
いちい
しんばつ
◆3 一葦 ▼【巨船】キョセン
大きな船。大船。巨艘。〈日本国語大辞典〉
▼〔一葦〕イチイ
小舟のたとえ。一艘の小舟。〈漢字ペディア〉
★「葦」は植物のアシで、一枚の葦の葉、また葦一束の意から。
◇漢字ペディア大見出し
806 【玉響】 はくせき
ぎょもく
こうごう
◆3 曠劫
広劫
昿劫
▼【玉響】たまゆら
ほんの少しの間。一瞬。〈漢字ペディア〉
★玉が触れ合うかすかな音の意から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔曠劫/広劫〕コウゴウ
(仏)非常に長い時間であること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
807 【啓明】 ちょうこう
こひつ
かんこう
◆3 長庚 ▼【啓明】ケイメイ
1.明け方の金星をさす。明けの明星。
2.教え明らかにすること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔長庚〕チョウコウ/ゆうずつ
宵の明星。日が沈んだあとに西の空に見える金星。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
808 【皇天】 こうど
ひゃくさい
そうびん
◆3 后土 ▼【皇天】コウテン
1.天を主宰する神。天。天帝。上帝。
2.天皇。天子。皇室。〈日本国語大辞典〉
★「皇」は、天を尊ぶ意。
▼〔后土〕コウド
土地の神。国つ神。また、土地のこと。〈日本国語大辞典〉
809 【膏粱】 せいぶ
こはん
それい
◆3 粗糲
麤糲
麁糲
疎糲
疏糲
蔬糲
▼【膏粱】コウリョウ
1.脂ののった肉とよい穀物。転じて、おいしい食べ物。
2.身分の高いこと。また、そのような人や家柄。〈日本国語大辞典〉
▼〔粗糲/麤糲/疎糲/疏糲/蔬糲〕ソレイ
1.精白していない玄米。
2.そまつな食べ物。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
810 【膏腴】 こうはく
ろもう
かいでん
◆3 磽薄 ▼【膏腴】コウユ
地味が豊かで肥えていること。また、その土地。≒膏沃、肥沃〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔磽薄〕コウハク
┌地味のやせていること。また、そのさまや、その土地。〈日本国語大辞典〉
┌石が多く、やせた土地。≒磽瘠〈漢字源〉
┌やせたる土地。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
811 【催花雨】 ていこく
しょうまきょう
しゅうりん
◆3 秋霖 ▼【催花雨】サイカウ
春の雨。はるさめ。〈漢字ペディア〉
★花の咲くのをうながすように降る雨の意から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔秋霖〕シュウリン
秋の長雨。停滞前線の影響で降る梅雨に似た雨。秋雨(アイサメ)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
812 【罪咎】 ほぶ
じょし
こうばつ
◆3 功伐
功閥
▼【罪咎】ザイキュウ
つみとが。罪科。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔功伐/功閥〕コウバツ
手柄。功績。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
813 【散華】 せいは
えいまん
せんぜん
◆3 甎全 ▼【散華】サンゲ
1.(仏)花をまいて仏を供養すること。特に、法会の儀式で、ハスの花びらをかたどった紙をまくこと。
2.いさぎよい戦死。〈漢字ペディア〉
★花のように散る意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔甎全〕センゼン
世に尽くすこともなく、いたずらに生き長らえること。≒瓦全〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
814 【指弾】 せいゆう
けんしゃ
かしょう
◆3 嘉尚 ▼【指弾】シダン
指さして糾弾すること。転じて、非難すること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔嘉尚〕カショウ
ほめたたえること。賞賛すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
815 【斯須】 せきてん
じんでんごう
じしょ
◆3 塵点劫 ▼【斯須】シシュ
しばらくの間。暫時。須臾。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔塵点劫〕ジンデンゴウ
(仏)はかりきれないほどの非常に長い時間。塵劫(ジンコウ)。≒永劫(エイゴウ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
816 【終焉】 ふうさい
ついりん
ようだん
◆3 椎輪 ▼【終焉】シュウエン
1.死にぎわ。臨終。転じて、物事の終わり。
2.身の落ち着く所。晩年を静かに過ごすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔椎輪〕ツイリン
1.丸太を輪切りにした質素な古代の車。
2.物事のはじめの段階。転じて、素朴で飾り気のないもののたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
817 【初旬】 げかん
きゅうろう
しょうしん
◆3 下澣
下浣
▼【初旬】ショジュン
一か月を十日ごとに三つに分けた初めの十日間。上旬。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔下澣/下浣〕ゲカン/カカン
毎月の二一日以後月末まで。下旬。かかん。〈日本国語大辞典〉
★「澣」「浣」ともにすすぐという意。中国の唐の制度で、月のうち、十日ごとに官吏に休暇を与え、自宅で入浴させたところから十日を単位として「澣(浣)」という。
◇漢字ペディア下付き
818 【小胆】 ゆうひ
いんぷ
いっせき
◆3 熊羆 ▼【小胆】ショウタン
胆力の小さいこと。度量のせまいこと。また、そのさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔熊羆〕ユウヒ
1.熊(クマ)と羆(ヒグマ)。
2.転じて、勇気あるもののたとえ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
819 【親炙】 しょきゅう
ようしょう
ししゅく
◆3 私淑 ▼【親炙】シンシャ/シンセキ
その人に親しく接して影響を受け、感化されること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔私淑〕シシュク
ひそかにある人を先生として尊敬し、その言行を慕い学ぶこと。〈漢字ペディア〉
★私(ヒソ)かに淑(ヨ)しとする意。
◇漢字ペディア大見出し
820 【正史】 とくそう
やじょう
とうこ
◆3 野乗 ▼【正史】セイシ
1.国家や政府が編纂(ヘンサン)した歴史。または、その書。⇔野史、外史
2.中国の紀伝体による歴史書。⇔稗史(ハイシ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔野乗〕ヤジョウ
民間で編纂した歴史。私撰の歴史。野史。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
821 【粗率】 じょち
とうき
めんばん
◆3 舒遅 ▼【粗率/疎率/麤率】ソソツ
あらくて飾りけがないこと。大ざっぱでそそっかしいこと。また、そのさま。〈日本国語大辞典〉
▼〔舒遅〕ジョチ
ゆったりとして、みやびやかなこと。おっとりとしていること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
822 【草萊】 とうご
かか
てんたく
◆3 華夏
花夏
▼【草萊】ソウライ
1.雑草の生い茂った草むら。荒れ果てた土地。
2.地方。いなか。〈漢字ペディア〉
★萊は荒れ地の意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔華夏/花夏〕カカ
1.中国人が自国である中国を誇っていう語。
2.文化、文明の中心地。都。〈日本国語大辞典〉
★華は華やか、夏は大の意。
◇漢字ペディア下付き
823 【達官】 ひしゅ
しきび
しょり
◆3 胥吏 ▼【達官】タッカン
重い官職。高い位。高位。高官。〈日本国語大辞典〉
★名が上(カミ)に達する官の意。
▼〔胥吏〕ショリ
1.役所の小役人。
2.中国、宋(ソウ)代以降、役所の長によって採用された下役人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
824 【致仕】 れいそく
かんろく
ふこ
◆3 干禄
干祿
▼【致仕/致事】チシ/チジ
1.官職を辞任すること。
2.七十歳の異称。昔、中国では七十歳で官職を辞任したことから。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔干禄〕カンロク
1.禄(武士の給与)を求めること。仕官を望むこと。
2.天からの福を求めること。天の恵みを願うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
825 【蓄財】 しょうきん
げきろう
りゅうえい
◆3 銷金 ▼【蓄財】チクザイ
金銭や財産をためること。また、そのためたもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔銷金〕ショウキン
1.金属をとかすこと。また、とかした金属。
2.金箔(キンパク)を散らして飾ること。
2.金銭を浪費すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
826 【中原】 しえい
こじ
こっか
◆3 四裔 ▼【中原】チュウゲン
1.広い野原の中央。
2.中国の黄河中流地域で、漢民族の起こった地。
3.国の中央部。転じて、政権争いの場。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔四裔〕シエイ
四方の遠いはて。また、四方のはての未開の国。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
827 【長生】 うゆう
こうり
ようこん
◆3 夭昏 ▼【長生】チョウセイ
長生きをすること。長命。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔夭昏〕ヨウコン
わかじに。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
828 【点額】 きょがん
ほりゅう
せっけい
◆3 折桂 ▼【点額】テンガク
1.額に字や画をかくこと。
2.試験に落第すること。鯉(コイ)が竜門を登れば竜となり、失敗すれば額に傷をつけて帰るという伝説から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔折桂〕セッケイ
1.中国、唐以降、進士の試験に首席で合格すること。
2.令制で、官人登用試験の策試に合格すること。〈日本国語大辞典〉
★晋の郤詵(ゲキセン)が武帝の問いに答えて己の対策は天下第一、なお桂林の一枝、崑山の片玉の如しといったという故事から。
829 【入相】 ちめい
きょうしょう
きか
◆3 遅明 ▼【入相】いりあい
1.夕暮れ。日がくれるころ。
2.「入相の鐘」の略。夕方、寺でつく鐘。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔遅明〕チメイ
夜が明けるころ。〈漢字ペディア〉
★明(メイ)を遅(マ)つ意から。
◇漢字ペディア大見出し
830 【八尋】 しゅうごう
ほうじょう
とくど
◆3 秋毫 ▼【八尋】やひろ
非常に長いこと。また、非常に大きいこと。〈日本国語大辞典〉
▼〔秋毫〕シュウゴウ
秋に生え変わったばかりの、細くて先端の鋭い獣類の毛。転じて、きわめて微細なこと。わずかなこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
831 【八咫】 しゅゆ
きゅうじん
けんてき
◆3 涓滴 ▼【八咫】やた/やあた
長いこと。巨大なこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔涓滴〕ケンテキ
しずく。水のしたたり。転じて、小さなもの。わずかなもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
832 【微賤】 かったつ
こかん
うんしょう
◆3 雲霄 ▼【微賤】ビセン
身分・地位が低くて、卑しいこと。また、その人。≒卑賤〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔雲霄〕ウンショウ
1.雲のある空。空。
2.宮中。また、高い地位のたとえ。青雲。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
833 【方輿】 しゆい
たいきょ
てんばく
◆3 太虚
大虚
▼【方輿】ホウヨ
地球。大地。坤輿。〈日本国語大辞典〉
★地は方形で、万物を載せると考えたところからいう。
▼〔太虚/太虚〕タイキョ
1.おおぞら。虚空。
2.中国、宋の張載(チョウサイ)の宇宙万物の生成論。宇宙の本体である気が、運動して空虚になっている状態をいう。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
834 【豊壌】 じんよ
がんこ
せきろ
◆3 斥鹵 ▼【豊壌】ホウジョウ
土地がよく肥えていること。また、そのさまや、その土地。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔斥鹵〕セキロ
塩気のある土地。塩分を含んでいる不毛の地。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
835 【末班】 しょうじょう
きゃっこう
かんべん
◆3 冠冕 ▼【末班】マッパン
すえの班次。低い位。末位。〈日本国語大辞典〉
▼〔冠冕〕カンベン
1.かんむり。「冕」は礼装用のかんむりの意。
2.第一位。首位。
3.地位の高い役人。高官。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
836 【無始】 ばんきん
すいきょ
ゆうび
◆3 輓近
輓今
▼【無始】ムシ
1.はじめとするときがないこと。どこから始まったか、よくわからないこと。天地未分化の状態。混沌。太初。
2.(果にはかならず因があって、その因はどこまでたどってもはてしがないところから)仏語。はじめがないこと。無限に遠い昔。転じて、遠い過去。大昔。〈日本国語大辞典〉
▼〔輓近/輓今〕バンキン
┌ちかごろ。最近。近来。〈大辞泉〉
┌1.近ごろ。近年。
└2.古代に対して、最近の世。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
837 【命日】 たんしん
びょうとう
おうこ
◆3 誕辰 ▼【命日】メイニチ
毎年または毎月の、その人が死んだのと同じ日。≒忌日〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔誕辰〕タンシン
生まれた日。誕生日。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
838 【孟陬】 さいにち
しょうか
びょうしゅん
◆3 杪春 ▼【孟陬】モウスウ
陰暦正月の異称。孟春。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔杪春〕ビョウシュン
春の末。暮れの春。陰暦三月ころ。≒暮春〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
839 【庸医】 かんじゃく
しりん
こくしゅ
◆3 国手 ▼【庸医】ヨウイ
治療のうまくない医者。平凡な医者。藪医者。〈日本国語大辞典〉
▼〔国手〕コクシュ
1.医者の敬称。名医。国を医する名手の意。
2.囲碁の名人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
840 【抑損】 れいたい
こっか
きょうばつ
◆3 矜伐 ▼【抑損/抑遜】ヨクソン
おさえてひかえめにすること。慢心をおさえてへりくだること。〈日本国語大辞典〉
▼〔矜伐〕キョウバツ
他人よりもすぐれていると自負し、おごりたかぶること。また、そのさま。驕慢。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
841 【乱杙歯】 ろくさい
こさい
しっそ
◆3 瓠犀 ▼【乱杙歯/乱杭歯】ランぐいば
重なり合うなどして、ひどくふぞろいに生えた歯。歯並びの特に悪い歯。乱杭。〈日本国語大辞典〉
▼〔瓠犀〕コサイ
ひさごの種子。白く並んだ美人の歯をたとえて言う語。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
842 【蘭交】 だんきん
きんげき
ようこん
◆3 釁隙 ▼【蘭交】ランコウ
蘭(ラン)の花の香りのように美しいつきあいのたとえ。心を許し合った交友にいう。≒蘭契〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔釁隙〕キンゲキ
物事のすきま。また、不和。仲たがい。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
843 【哄笑】 ちんじん
ぎょっきょう
きゅうけつ
◆3 泣血 ▼【哄笑】コウショウ
┌大勢の人が大声で笑うこと。どよめき笑うこと。〈漢字ペディア〉
┌大きな声でどっと笑うこと。≒高笑〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔泣血〕キュウケツ
血が出ると思われるほど涙をながして泣くこと。非常に悲しみ泣くこと。血の涙。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
844 【嘲罵】 しょうじ
ちゅうりん
おうが
◆3 頌辞 ▼【嘲罵】チョウバ
あざけりののしること。≒罵倒、⇔称賛・賛嘆〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔頌辞〕ショウジ
人徳や功績などをほめたたえることば。賛辞。賞辞。頌詞。〈日本国語大辞典〉
845 【坎日】 ごむにち
そうこう
きっしん
◆3 吉辰 ▼【坎日】カンニチ
陰陽道で、諸事を凶とする日。外出などを控えるとされる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔吉辰〕キッシン
めでたい日。よい日。≒吉日、佳辰〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
846 【幺麼】 りゅうじょう
ほうたい
えきよう
◆3 蜂蠆 ▼【幺麼】ヨウマ
小さいこと。取るに足りないこと。また、そのような人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蜂蠆〕ホウタイ
ハチとサソリ。小さくても恐ろしいもののたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
847 【慍色】 さんがん
はいかい
かんきょう
◆3 緩頰
緩頬
▼【慍色】ウンショク/オンショク
┌腹を立てて、むっとした顔つき。おんしょく。〈大辞泉〉
┌憤り、うらむ顔つき。むっとした顔色・様子。≒慍容〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔緩頰〕カンキョウ
1.顔色を和らげること。また、顔色を和らげて婉曲に話すこと。
2.「緩頰を煩わす」の略。自分のことを人に託して話してもらうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
848 【昊天】 きょうきょく
まいそう
ちい
◆3 地維 ▼【昊天】コウテン
1.広く大きい空。大空。天。
2.夏の空。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔地維〕チイ
大地。〈日本国語大辞典〉
★大地をささえていると考えられる綱の意。
◇漢字ペディア下付き
849 【杞梓】 ちょれき
こっとつ
ふんゆ
◆3 樗櫟
樗櫪
樗檪
▼【杞梓】キシ
杞(センダンまたはヤナギの一種)と梓(アカメガシワまたはトウキササゲ)。ともに良材として器物を作るのに用いられる。転じて、有用の材。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔樗櫟/樗櫪〕チョレキ
役に立たないもの。また、自分をへりくだっていう語。樗散。〈日本国語大辞典〉
★樗はニワウルシの意、櫟はクヌギの意でともに材木としては役に立たないことから。
850 【殤死】 きんゆ
てんそ
じゅこう
◆3 寿考 ▼【殤死】ショウシ
若くて死ぬこと。わかじに。はやじに。夭死。夭折。〈日本国語大辞典〉
▼〔寿考〕ジュコウ
長生き。長命。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
851 【磊塊】 れっぱく
りゅうりょう
せいげつ
◆3 霽月 ▼【磊塊/磊嵬】ライカイ
1.積み重なった多くの石のかたまり。
2.積み重なった不平や不満。
3.心中が穏やかでないさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔霽月〕セイゲツ
1.雨上がりに出る月。また、晴れ渡った空の月。
2.なんの曇り(心のわだかまり)もない、心境のたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
852 【耆老】 こんこう
あいこく
すいちょう
◆3 垂髫 ▼【耆老】キロウ
1.老人。
2.年老いて徳の高い人。〈漢字ペディア〉
★「耆」は、六十歳。「老」は、七十歳の意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔垂髫〕スイチョウ
1.子どもの垂れた髪。さげがみ。また、髪をそのようにした子ども。垂髪。うない。
2.幼い時。幼時。幼年。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
853 【脣歯】 げきふ
れいたく
すいか
◆3 水火 ▼【脣歯/唇歯】シンシ
1.くちびると歯。
2.互いに利害関係が密接であること。唇歯輔車。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔水火〕スイカ
1.水と火。
2.出水と火事。
3.非常に危ないことと苦しいこと。
4.ひどく仲が悪いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
854 【駑駘】 きゅうろう
ぼうよう
えいだつ
◆3 穎脱
頴脱
▼【駑駘】ドタイ
┌1.のろい馬。
└2.転じて、才能が劣っていること。また、その人。〈大辞林〉
┌≒駑馬
├1.のろい馬。鈍い馬。
└2.鈍才。劣った人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔穎脱〕エイダツ
才能が群を抜いてすぐれていること。〈漢字ペディア〉
★袋に入れた錐(キリ)の先が布を突き抜けて外に出るという意から。
◇漢字ペディア大見出し
855 【鬩牆】 がいはく
ゆうう
きんじ
◆3 友于 ▼【鬩牆】ゲキショウ
兄弟げんか。うちわもめ。〈漢字ペディア〉「兄弟(ケイテ)牆(カキ)に鬩(セメ)げども外(ソト)其(ソ)の務(アナド)りを禦(フセ)ぐ」による言葉。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔友于〕ユウウ
兄弟の仲が良いこと。転じて、兄弟。はらから。〈日本国語大辞典〉
★「友于兄弟(兄弟(ケイテイ)に友(ユウ)たり)」の前半を掲げて、後半部の意味を表す修辞法。
◇漢字ペディア下付き
856 【𠮟正】 えいふ
きょうげき
きどう
◆3 郢斧 ▼【𠮟正】シッセイ
1.しかって正しく直すこと。
2.詩文などの添削を受けるときに、謙遜していう語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔郢斧〕エイフ
詩文の添削を頼むときに使う語。〈漢字ペディア〉
★郢の大工の名人石(セキ)が、人の鼻についた壁土を斧(オノ)ひとふりでけがもなく削りとった故事から。
◇漢字ペディア大見出し
857 【曬書】 はんどく
だっさいぎょ
ばくりょう
◆3 曝涼 ▼【曬書/晒書】サイショ
書物を日にさらして虫干しをする。≒曝書(バクショ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔曝涼〕バクリョウ
衣類や本類・道具類などを日に当てて、風を通すこと。虫干し。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
858 【簞食】 こうちゅう
ごうはん
こしょう
◆3 行厨
行廚
▼【簞食】タンシ
竹で編んだ器に、飯を盛ること。また、その盛った飯。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔行厨〕コウチュウ
昔、木や竹のわりご(仕切りのある弁当箱)に入れた携帯用の食べ物。弁当。≒簞食〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
859 【繫累】 てんばく
えんおう
れんざ
◆3 纏縛
纒縛
▼【繫累/係累】ケイルイ
心や身をつなぎとめるもの。特に、両親や妻子など足手まといとなる親族。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔纏縛〕テンバク
1.まといしばること。足かせをかけること。からみしばること。
2.妻子・眷族など、わが身を束縛したり、あしでまといになったりするもの。
3.仏語。煩悩に縛られて自由を失うこと。纏は煩悩の一つ。〈日本国語大辞典〉
860 【皁隷】 がんかん
てんこ
しよう
◆3 廝養
厮養
▼【皁隷】ソウレイ
身分のいやしい者。しもべ。召使い。奴僕。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔廝養〕シヨウ
┌こもの。従者。また、いやしいものの称。〈日本国語大辞典〉
┌雑用係。雑役夫。≒廝徒〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
861 【遺状】 げきぶん
ついひ
えいしょ
◆3 楹書 ▼【遺状】ユイジョウ
死後にのこす文書。遺言状。遺書。〈日本国語大辞典〉
▼〔楹書〕エイショ
遺言書。〈漢辞海〉
★春秋斉の宰相晏嬰(アンエイ)が臨終の際、柱に穴を開けて遺言をしまい、その子に遺した故事から。
◇漢字ペディア小見出し
862 【一粟】 せきちょ
けんあい
ぼうだ
◆3 涓埃 ▼【一粟】イチゾク
一つぶの粟(アワ)の実。転じてきわめて小さい物のたとえ。「大海の一粟」などと使う。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔涓埃〕ケンアイ
しずくとちり。涓滴(ケンテキ)と塵埃(ジンアイ)。転じて、きわめてわずかな物や事のたとえにも用いる。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
863 【一壺天】 かいき
とうえい
べっけんこん
◆3 別乾坤 ▼【一壺天】イッコテン
一つの小天地。別世界。〈日本国語大辞典〉
★後漢の費長房が市場の役人のとき、薬売りの老人の壺に入れてもらうと、中は酒やご馳走の別天地であったという故事から。壺中の天。
▼〔別乾坤〕ベッケンコン
普通とは違った世界。別世界。別天地。〈大辞泉〉
864 【咽喉】 かんやく
ふんぷ
ていい
◆3 関鑰
関鎰
▼【咽喉】インコウ/エンコウ
1.咽頭と喉頭。のど。
2.転じて、重要な通路。必ず通らなければならない場所。大切な場所。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔関鑰/関鎰〕カンヤク
1.かんぬきと錠。門戸の戸締まり。≒関鍵(カンケン)
2.出入りの要所。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
865 【引接】 さいど
きょたん
けいてき
◆3 済度 ▼【引接/引摂】インジョウ
(仏)仏が衆生を救い極楽へ導くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔済度〕サイド
(仏)仏が迷い苦しんでいる衆生を救い、悟りの境地に導くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
866 【迂生】 かんきょう
とんじ
ふねい
◆3 不佞 ▼【迂生】ウセイ
わたくし。自分。≒小生、愚生〈漢字ペディア〉
★世情にうといおろか者の意。男性が手紙などで自分をへりくだっていう語。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔不佞〕フネイ
1.才能のないこと。はたらきがないこと。また、そのさま。
2.自称。男子がみずからへりくだって用いる語。近世、「足下」に対するものとして、ほぼ対等の人の間で使われた。〈日本国語大辞典〉★「佞」は、才能、才気の意。
◇漢字ペディア下付き
867 【駅程】 けいてい
りょじ
しゃたん
◆3 旅次 ▼【駅程】エキテイ
宿駅から宿駅へかけての道のり。駅路の道のり。また、旅路。〈日本国語大辞典〉
▼〔旅次〕リョジ
旅のやどり。旅宿。また、道中。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
868 【炎陽】 いじつ
かくき
びょうしゅん
◆3 畏日 ▼【炎陽】エンヨウ
夏の日光。夏の太陽。また、太陽の照りつける夏の時候。驕陽。〈日本国語大辞典〉
▼〔畏日〕イジツ
光の強い真夏の太陽のこと。また夏の日。⇔愛日〈漢字ペディア〉
★中国、晋の趙衰(チョウシ)と趙盾(チョウトン)の人物評を求められた賈季(カキ)が「趙衰は冬の太陽で、趙盾は夏の太陽です」と答えたという『春秋左氏伝』の文に、晋の杜預(トヨ)が「冬の太陽は親しむべきで、夏の太陽はおそれるべきである」という注を付したことから。
◇漢字ペディア大見出し
869 【鉛黛】 えんらん
ちょうこん
しふん
◆3 脂粉 ▼【鉛黛】エンタイ
1.おしろいとまゆずみ。
2.化粧。≒粉黛〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔脂粉〕シフン
紅とおしろい。転じて、化粧。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
870 【応答】 じんきく
しゅうさく
いんじょう
◆3 酬酢
酬醋
▼【応答】オウトウ
相手の問いかけに答えること。受け答え。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔酬酢/酬醋〕シュウサク
1.主人と客が互いに酒杯のやりとりをすること。献酬。また、詩文を応酬すること。
2.応対すること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
871 【乙第】 べっしょ
へいてい
そんじょう
◆3 別墅 ▼【乙第】オツダイ
1.本邸を甲第というのに対して別邸をいう。しもやしき。
2.中国での官吏登用試験である科挙に合格した者の成績の第二等級。〈日本国語大辞典〉
▼〔別墅〕ベッショ
本宅以外の郊外に設けた家。≒別荘〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
872 【下舂】 きゅうもく
しょっけい
ほじ
◆3 餔時 ▼【下舂】カショウ
日のうすづくこと。夕日の沈もうとする頃。ひぐれ。日没。〈日本国語大辞典〉
▼〔餔時〕ホジ
日暮れ時。申(サル)の刻。現在の午後四時頃。また、夕食時。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
873 【化野】 さんまい
そんしょ
たいきん
◆3 三昧 ▼【化野/徒野/仇野】あだしの
1.京都市の小倉山のふもとにある野。平安時代に、火葬場があった。
2.火葬場・墓場。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔三昧〕サンマイ
1.(仏)心を集中し、雑念や妄想をはらうこと。
2.「三昧場(サンマイば:僧が中にこもって死者の冥福を祈るため、墓の近くに設ける堂)」の略。墓地。火葬場。
3.「…三昧(ザンマイ)」の形で、ある物事に熱中したり、心がそればかりに傾いたりするさまをいう。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
874 【嫁期】 とうよう
たいれい
てんかん
◆3 桃夭 ▼【嫁期】カキ
女が嫁に行く年ごろ。婚期。〈日本国語大辞典〉
▼〔桃夭〕トウヨウ
婚嫁の時期。よめいりどき。嫁期。また、若く美しい女性。〈日本国語大辞典〉
★嫁ぐ若い女性の美しさを桃のみずみずしさにたとえた語。
◇漢字ペディア下付き
875 【駕御】 けいこう
ぼうもん
せんげ
◆3 磬控 ▼【駕御/駕馭】ガギョ
1.馬を自由に使いこなすこと。
2.思いのままに人を使うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔磬控〕ケイコウ
馬を速く走らせたり、とどめたりすること。馬を自由に乗りこなすこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
876 【海容】 おんこう
かじょう
かんじょ
◆3 寛恕 ▼【海容】カイヨウ
 (海が広くて何物でも受け容(イ)れるように) 寛大な心で相手の罪やあやまちを許すこと。現代ではほとんど書簡の用語となっている。海恕。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔寛恕〕カンジョ
1.あやまち・罪などをとがめずに許すこと。
2.心がひろく思いやりがあること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
877 【皆無】 せんぜつ
うゆう
かんきゃく
◆3 烏有 ▼【皆無】カイム
全然ないこと。まったくないこと。ゼロ。≒絶無〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔烏有〕ウユウ
何もないこと。≒皆無〈漢字ペディア〉
★烏(イズク)んぞ有らんや(どうしてあるだろうか)の意。
◇漢字ペディア大見出し
878 【開山】 びそ
ひうん
ひき
◆3 鼻祖 ▼【開山】カイサン
1.(仏)寺院を開創した僧。また、宗派の開祖。山を開いて堂宇を創建したことから。≒宗祖・祖師
2.物事の創始者。≒元祖〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鼻祖〕ビソ
物事を最初に始めた人。始祖。元祖。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
879 【革職】 どうしゅう
すいこく
めんちゅつ
◆3 免黜 ▼【革職】カクショク
低い地位に下げること。職を免じること。地位を下げること。免職。免官。〈日本国語大辞典〉
▼〔免黜〕メンチュツ
官職をやめさせ、地位から退けること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
880 【蒲柳】 けいけん
るいじゃく
あだ
◆3 羸弱 ▼【蒲柳】ホリュウ
1.カワヤナギの別称。
2.カワヤナギの弱々しい性質から、体質が弱いこと。≒虚弱〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔羸弱〕ルイジャク
体が弱いこと。また、疲労で衰弱すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
881 【管城子】 もうえい
けんれい
のうすい
◆3 毛穎
毛頴
▼【管城子】カンジョウシ
筆の異称。かんじょうす。かんじょう。〈日本国語大辞典〉
★韓愈が筆を擬人化して毛穎(モウエイ)と名づけ、架空の「毛穎伝」を作り、その中で毛穎が秦の始皇帝によって管城に封じられ、管城子と号したと述べたことによる。毛穎(毛の先)が束ねられ、管(筆の軸)に入れられて筆になる意を寓したもの。 
▼〔毛穎〕モウエイ
筆の別称。〈漢字ペディア〉
★「穎」は、とがった穂先の意。
◇漢字ペディア大見出し
882 【翰墨】 ちゅうちょう
そうとつ
けいぶん
◆3 奎文 ▼【翰墨】カンボク
1.筆と墨。
2.書画・詩文を書くこと。また、その書画・詩文。
3.広く文学に関係すること。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔奎文〕ケイブン
文学・文章のこと。〈漢字ペディア〉
★「奎」は、文運をつかさどる星。
◇漢字ペディア大見出し
883 【間者】 さいさく
ひょうじん
こうてん
◆3 細作 ▼【間者】カンジャ
ひそかに敵のようすを探る者。まわしもの。スパイ。間諜。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔細作〕サイサク
しのびの者。スパイ。≒間諜、間者〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
884 【雁帛】 ちょせんせい
ようへい
りそ
◆3 鯉素 ▼【雁帛】ガンパク
手紙。音信。雁書。〈日本国語大辞典〉
★漢の蘇武(ソブ)が匈奴(キョウド)から雁の足に手紙を結び付けて都へ、無事を知らせた故事から。「帛」は、白い絹。
◇漢字ペディア下付き
▼〔鯉素〕リソ
「鯉魚尺素(リギョセキソ)」の略。手紙のこと。〈漢字海〉
◇漢字ペディア小見出し
885 【旗鼓】 げいせい
したつ
しりょ
◆3 師旅 ▼【旗鼓】キコ
1.軍旗と、軍の進退の合図として用いられた太鼓。
2.軍隊。軍勢。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔師旅〕シリョ
軍隊。〈漢字ペディア〉
★古代中国の軍隊組織で、五百人を「旅」といい、五旅を「師」といったことから。
◇漢字ペディア大見出し
886 【既望】 せいはく
だい
かんろく
◆3 生魄 ▼【既望】キボウ
陰暦一六日の夜。また、その夜の月。いざよい。特に、八月一六日にいう。〈漢字ペディア〉
★「望」は、十五夜の満月で、既にそれを過ぎた意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔生魄〕セイハク
1.陰暦の一六日の月。既望(キボウ)。また、陰暦の一六日。死魄に対していう語。
2.生霊をいう。たましい。〈日本国語大辞典〉
★「魄」は、月の暗い部分の意。
◇漢字ペディア下付き
887 【機警】 かっこ
てんげん
そうびん
◆3 聡敏 ▼【機警】キケイ
その場に応じてはたらく才能があること。機知があってかしこいさま。機慧。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔聡敏〕ソウビン
かしこくて物事の理解が早いこと。ものわかりがよいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
888 【軌範】 ぎひょう
げんちょく
てっぷ
◆3 儀表 ▼【軌範/規範】キハン
行為・判断などの基準や手本。≒模範〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔儀表〕ギヒョウ
手本。模範。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
889 【亀鑑】 じゅんじょう
はいぜい
へいかい
◆3 準縄 ▼【亀鑑】キカン
行為や判断の基準となる模範。手本。見本。≒亀鏡(キケイ・キキョウ)〈漢字ペディア〉
★亀は昔、その甲を焼いて吉凶を判断したもの、鑑は鏡の意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔準縄〕ジュンジョウ
規則。手本。おきて。〈漢字ペディア〉
★水平を定める水盛と、直線を引く墨縄の意から。
◇漢字ペディア大見出し
890 【客思】 しりょ
たんかい
きしゅう
◆3 羇愁
羈愁
▼【客思】カクシ/キャクシ
遠く異郷にあってふるさとをしのぶ心。旅先での思い。〈日本国語大辞典〉
▼〔羇愁/羈愁〕キシュウ
旅で感じるわびしさ。旅のうれい。≒旅愁、羈思、客思、客愁〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
891 【牛馬走】 びく
ていふつ
れんよく
◆3 微軀 ▼【牛馬走】ギュウバソウ
自分のことを謙遜していう語。〈日本国語大辞典〉★牛や馬の世話をするしもべの意から。
▼〔微軀〕ビク
いやしい体。つまらぬ身。自分を謙遜していう語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
892 【巨擘】 はくび
せんごう
しゅとく
◆3 白眉 ▼【巨擘】キョハク
1.親指。
2.集団の中で、特に目立ってすぐれた人。かしらの人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔白眉〕ハクビ
多くの人の中で最もすぐれた人のたとえ。〈漢字ペディア〉
★蜀の馬氏の五人兄弟はそろって秀才だったが、特に長兄の馬良は最もすぐれた人物でその眉毛に白毛があったという故事から。
◇漢字ペディア大見出し
893 【京師】 こっか
きょすい
じれん
◆3 轂下 ▼【京師】ケイシ
天子の住むみやこ。帝都。京都。≒京邑〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔轂下〕コッカ
┌天子の御車のもと。転じて、天皇のひざ元。また、宮城のある土地。帝都。首都。〈日本国語大辞典〉
┌天子のひざもと。宮城のある地。帝都。首都。輦下(レンカ)。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
894 【胸膈】 しょくげん
きんたい
ほうすん
◆3 方寸 ▼【胸膈】キョウカク
1.胸と腹との間。また、胸部。
2.転じて、胸中。気持ち。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔方寸〕ホウスン
1.一寸四方。転じて、非常に狭い所。
2.胸の内。心中。〈漢字ペディア〉
★心は胸中方一寸の間にあるとするところから。
◇漢字ペディア大見出し
895 【饗応】 けいしょ
ふうばぎゅう
こうしん
◆3 鶏黍 ▼【饗応/供応】キョウオウ
酒や食事などでもてなすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鶏黍〕ケイショ
鶏(ニワトリ)の肉を羹(アツモノ)とし、黍(キビ)を炊いて飯とすること。多く、客をもてなすことにいう語。饗応。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
896 【玉音】 しゅんそく
ばんけい
しりん
◆3 糸綸 ▼【玉音】ギョクオン/ギョクイン
1.天皇の言葉の敬称。
2.澄んだ清らかな音。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔糸綸〕シリン
みことのり。天子のことば。綸言。綸旨。〈日本国語大辞典〉
★礼記「緇衣」の「王の言は糸の如く、其の出づるや綸の如し」から。
◇漢字ペディア小見出し
897 【禁闕】 せいさ
さいもん
かんぎょく
◆3 青瑣 ▼【禁闕】キンケツ
皇居の門。禁門。また、皇居。御所。禁中。禁裏。金闕。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔青瑣〕セイサ
1.経机や門扉などの装飾的なくりぬきの内側を緑青(ロクショウ)でぬったもの。
2.中国で天子の宮殿の門。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
898 【金閣】 ようだい
かしゃ
ぎんせん
◆3 瑶台
瑤台
▼【金閣】キンカク
黄金で飾ったたかどの。また、美しく豪華な楼閣。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔瑶台〕ヨウダイ
1.たまで飾られたりっぱで美しい高殿(タカドノ)。
2.月の異称。〈漢字ペディア〉
★瑶(タマ)の台(ウテナ)の意。
◇漢字ペディア大見出し
899 【金革】 なんりょう
はくぎょく
へいか
◆3 兵戈 ▼【金革】キンカク
1.武器。武具。兵器。
2.戦争。いくさ。〈日本国語大辞典〉
★「金」は剣戟、「革」は甲冑の意。
▼〔兵戈〕ヘイカ
1.ほこ。武器。≒干戈、兵革、兵甲
2.戦争。≒干戈、兵革、兵甲〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
900 【金屎】 ぶっせん
こうし
きょうごう
◆3 鉱滓 ▼【金屎/鉄屎】かなくそ
1.鉄のさび。
2.鉄を鍛える際に飛び散るくず。
3.鉱石を溶かした際に浮き上がるかす。≒鉱滓〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鉱滓〕コウシ/コウサイ
金属を精錬する際に溶けた金属から分離して浮かぶ、かす。セメントの材料などに用いる。スラグ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
901 【九五】 ばんじょう
しらん
ふきゅう
◆3 万乗 ▼【九五】キュウゴ
天子の位。また、最高の位。九五の尊位。〈日本国語大辞典〉
★易で、九を陽とし、五を君位に配することから。
▼〔万乗〕バンジョウ
天子。また、その位。〈漢字ペディア〉
★周代に天子はその直隷地内から兵車一万輌を出す制であったからいう。「乗」は、馬四頭立ての戦車。
◇漢字ペディア大見出し
902 【空言】 もうたん
どうせつ
まんい
◆3 妄誕 ▼【空言】クウゲン
1.根拠のない話。いつわりの言葉。うそ。≒虚言
2.口先だけで実行の伴わない言葉。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔妄誕〕モウタン/ボウタン
いつわり。でたらめ。うそ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
903 【空耗】 ふってい
ほうはん
こうこん
◆3 払底 ▼【空耗】クウコウ
減って何もなくなること。費やしてからっぽになること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔払底〕フッテイ
必要なものが欠乏して供給できなくなること。すっかりなくなること。〈漢字ペディア〉
★底を払って何物もない意。
◇漢字ペディア大見出し
904 【屈託】 えんきょく
けんぱい
こさい
◆3 倦憊 ▼【屈託】クッタク
1.何かを気にしてくよくよすること。
2.疲れてあきること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔倦憊〕ケンパイ
あきて疲れること。≒倦疲〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
905 【桑門】 しと
きゅうけつ
ししょう
◆3 緇徒 ▼【桑門】ソウモン
出家して修行する人。僧。〈漢字ペディア〉
★梵語(ボンゴ)の音訳で、古く用いられた語。ふつうは沙門(シャモン)と音写する。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔緇徒〕シト
墨染めの衣服を着た人々。転じて、僧侶。≒緇流〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
906 【畦道】 せんてい
せんぱく
はっしょう
◆3 阡陌
仟佰
▼【畦道/畔道】あぜみち
田と田の間のあぜが細い道になっているもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔阡陌/仟佰〕センパク
1.道路。特に、あぜ道。
2.二本の道路が交差した場所。「阡」は、南北に通じる道、「陌」は東西に通じる道の意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
907 【荊妻】 さいくん
きょくしん
とがい
◆3 細君
妻君
▼【荊妻】ケイサイ
自分の妻の謙称。≒愚妻〈漢字ペディア〉
★中国、後漢の梁鴻(リョウコウ)の妻孟光(モウコウ)が、粗末な衣服で、頭に荊(イバラ)のかんざしをさして家計を助けた故事から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔細君/妻君〕サイクン
1.親しい人に、自分の妻を謙遜していう語。女房。
2.同輩・目下の人の妻をいう語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
908 【劇壇】 しもん
しゅつらん
りえん
◆3 梨園 ▼【劇壇】ゲキダン
演劇に関係ある監督、作家、俳優などの社会。演劇界。〈日本国語大辞典〉
▼〔梨園〕リエン
演劇界。特に、歌舞伎(カブキ)役者の社会のこと。〈漢字ペディア〉
★中国、唐の玄宗皇帝が宮中の梨(ナシ)の木を植えた庭園で、自ら音楽と舞踏を教えた故事による。
◇漢字ペディア大見出し
909 【献芹】 ふてん
とうし
さんしゃく
◆3 不腆 ▼【献芹】ケンキン
1.君主に物品を奉ること。物を贈ること。また、その進上物をへりくだっていう話。粗品。寸志。
2.君主に忠義を尽くすこと。また、忠義を尽くすことをへりくだっていう語。微忠。〈日本国語大辞典〉
★「芹」は、セリ。つまらない野草を差し上げるという意。
◇漢字ペディア下付き
▼〔不腆〕フテン
1.粗末なこと。粗略なこと。自分に関する物事をへりくだっていう語。
2.自分の贈るものをへりくだっていう語。末寺や檀信家への贈物に用いる粗品。永平寺や総持寺など禅寺の大本山で用いる。薄志。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
910 【険要】 りょうがん
いっこう
さやく
◆3 鎖鑰 ▼【険要】ケンヨウ
地勢がけわしくて、敵から攻められにくく守りやすいさま。また、そういう土地。≒要害〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鎖鑰〕サヤク
1.戸じまり。
2.外敵の侵入を防ぐ要所。要害。〈漢字ペディア〉
★錠前(鎖)とかぎ(鑰)の意から。
◇漢字ペディア大見出し
911 【験左】 しょうひょう
れいずい
すいきょう
◆3 証憑 ▼【験左】ケンサ
証拠。証左。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔証憑〕ショウヒョウ
ある事実を証明するよりどころ。根拠。≒証拠、証左〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
912 【元元】 けんれい
こんてん
しょうだい
◆3 黔黎 ▼【元元】ゲンゲン
1.おおもと。根元。根本。
2.人民。国民。庶民。万民。「元」は、善人の意。〈日本国語大辞典〉
▼〔黔黎〕ケンレイ
人民。百姓。〈日本国語大辞典〉
★「黔」は黔首、「黎」は黎民の意。
◇漢字ペディア下付き
913 【元子】 ぜんせい
さいくん
こじゅう
◆3 前星 ▼【元子】ゲンシ
皇太子。太子。〈日本国語大辞典〉
▼〔前星〕ゼンセイ
1.皇太子の異称。
2.銃身の前の方にある照尺。〈日本国語大辞典〉
914 【午睡】 せんぱん
かくらく
こくてん
◆3 黒甜 ▼【午睡】ゴスイ
昼寝をすること。昼寝。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔黒甜〕コクテン
┌昼寝をすること。うたたね。〈漢字源〉
┌ひるね。午睡。〈日本国語大辞典〉
915 【交驩】 いんち
ちしゅう
しょうこう
◆3 浹洽 ▼【交驩/交歓】コウカン
互いにうちとけて楽しむこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔浹洽〕ショウコウ
1.すみずみまで、広くゆきわたること。
2.互いにうちとけること。やわらいでむつまじい状態になること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
916 【巷間】 こうこ
けんさん
もうじん
◆3 江湖 ▼【巷間】コウカン
まちなか。ちまた。世間。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔江湖〕コウコ
世の中。世間。社会。〈漢字ペディア〉
★もとは、中国の長江と洞庭湖の意。
◇漢字ペディア大見出し
917 【抗顔】 もんしつ
ひょうが
ぼうし
◆3 捫蝨
捫虱
▼【抗顔】コウガン
1.顔をあげて人に対すること。顔向け。
2.あつかましく振舞うこと。傍若無人に振舞うこと。また、物知り顔をすること。〈日本国語大辞典〉
▼〔捫蝨〕モンシツ
人前でシラミをつぶす。物事にこだわらないさま。しらみをひねる。〈漢辞海〉
★晋の王猛が、服のシラミを人と面談しながらつぶしていたという故事から。
◇漢字ペディア小見出し
918 【耕稼】 きごう
とうさく
ほうとう
◆3 東作 ▼【耕稼】コウカ
田畑をたがやして作物を植えつけること。≒耕種〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔東作〕トウサク
春の耕作。田づくり。耕作。農作。⇔西収〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
◇漢字ペディア小見出し
919 【香奠】 だごん
ぞうふ
げんじょう
◆3 贈賻 ▼【香奠/香典】コウデン
死者の霊前に香のかわりに供える金品など。≒香料〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔贈賻〕ゾウフ
喪のある家に贈る進物。香典。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
920 【黒白】 しがい
あろ
あとぶつ
◆3 鴉鷺 ▼【黒白】コクビャク
1.黒と白。
2.ものの善し悪し。正邪。善悪。是非。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鴉鷺〕アロ
1.カラスとサギ。≒烏鷺
2.黒色と白色。≒烏鷺〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
921 【獄門】 げいけい
きょうしゅ
らくいん
◆3 梟首 ▼【獄門】ゴクモン
1.牢獄)の門。
2.江戸時代の刑罰の一つで、罪人の首をろうやの門や刑場などにさらすこと。さらし首。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔梟首〕キョウシュ
「梟(サラ)し首」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
922 【骨髄】 せいか
きゅうきょう
はいふ
◆3 肺腑 ▼【骨髄】コツズイ
1.骨の内部を満たすやわらかな組織。赤血球・白血球などがつくられる。
2.心の奥底。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔肺腑〕ハイフ
1.肺。≒肺臓
2.心の奥底。≒肺肝〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
923 【懇書】 だうん
ほうすん
しゃばく
◆3 朶雲 ▼【懇書】コンショ
心を尽くした丁重な手紙。また、相手の手紙に対する敬称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔朶雲〕ダウン
相手を敬って、その手紙をいう語。五雲。朶翰。芳翰。尊書。〈日本国語大辞典〉
★唐の韋陟(イチョク)が自分の書を五朶雲(五色の垂雲)のようだといった故事から。
◇漢字ペディア大見出し
924 【坐隠】 へいら
にゅうじょう
えっき
◆3 奕棋
奕棊
奕碁
▼【坐隠/座隠】ザイン
碁を打つこと。囲碁。碁をうちはじめると、居ながらにして隠遁するところからいう。〈日本国語大辞典〉
▼〔奕棋/奕碁〕エキキ/エッキ
囲碁。また、碁をうつこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
925 【座下】 きゅうがい
かんじょう
けんれい
◆3 函丈
函杖
▼【座下】ザカ
1.座席の側。身近な所。
2.手紙のあて名の左わきに記して敬意を表す語。机下(キカ)。足下(ソッカ)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔函丈/函杖〕カンジョウ
先生に対する敬称。先生や目上の人への手紙で宛名の下に添えて用いる。〈漢字ペディア〉
★「函」はいれる意で、師に対して、席の間に一丈の余地をおいてすわる意。礼記の「席間に丈を函(イ)る」から。
◇漢字ペディア大見出し
926 【施主】 なくつ
こくど
だんおつ
◆3 檀越 ▼【施主】セシュ
1.寺や僧に金品をほどこす人。
2.葬式や法事などの主催者。
3.建築の依頼主。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔檀越〕ダンオツ/ダンノツ/ダンエツ
(仏)寺院や僧に金品を贈与する信者。≒檀那、檀家〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
927 【詩家】 そうかく
どうしゅう
せんきょう
◆3 騒客 ▼【詩家】シカ
詩をつくる人。また、その家柄。詩人。〈日本国語大辞典〉
▼〔騒客〕ソウカク
詩人。風流の士。騒人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
928 【詩宗】 たくせん
しょうじ
じゅらく
◆3 謫仙 ▼【詩宗】シソウ
1.詩の大家。すぐれた詩人。詩伯。また、詩人の敬称。
2.「詩経」の大家。「詩経」を研究する者が師とする学者。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔謫仙〕タクセン
天上界から人間の世界に追放されてきた仙人。また転じて、神仙にたとえられるような非凡な才能をもった人。大詩人などをほめていう語。特に、李白をいうことが多い。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
929 【資稟】 ふかつ
ほうろく
しょうとく
◆3 生得 ▼【資稟】シヒン
生まれつきもっているもの。≒資質、資性〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔生得〕ショウトク
生まれつき。天性。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
930 【治国】 けいりん
いへい
ろうひょう
◆3 経綸 ▼【治国】チコク
国を治めること。また、よく治まっている国。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔経綸〕ケイリン
国家を治め整えること。また、その施策。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
931 【辞儀】 そよう
れいたく
けいせつ
◆3 磬折 ▼【辞儀/辞宜】ジギ
1.挨拶すること。頭を下げて礼をすること。また、その礼。おじぎ。
2.遠慮すること。辞退すること。また、その遠慮。おじぎ。時宜。時宜・時儀から転じた用法。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔磬折〕ケイセツ
中国古代の楽器の磬の形のように、体を折り曲げること。また、上体を深く曲げて礼をすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
932 【手談】 らんか
はくせん
あてん
◆3 爛柯 ▼【手談】シュダン
囲碁の異称。〈日本国語大辞典〉
★向かいあっていて、口でことばをかわすことなく、ただ手で相対するところから。
▼〔爛柯〕ランカ
1.囲碁に興じているうちに時間がたつのを忘れること。また、囲碁の別称。
2.遊びや物事に夢中になって時間を忘れること。
★晋の時、王質というきこりが盛で童子に会い、童子たちの碁を打つのを見て時を忘れ、気がついてみると側に置いた斧の柄(柯)は腐り、帰ってみれば当時の人は誰もいなかったという故事から。
◇漢字ペディア大見出し
933 【宿駅】 ほうか
へいたん
ゆうてい
◆3 郵亭 ▼【宿駅】シュクエキ
昔、交通の要所にあって旅客の宿泊や馬・駕籠(カゴ)などを乗り換える設備のあった所。宿場。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔郵亭〕ユウテイ
┌飛脚や馬の中継所。宿場。駅逓(エキテイ)。うまつぎ。〈漢字ペディア〉
┌宿場。旅宿。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
934 【宿忌】 たいや
ふんえん
すいか
◆3 逮夜 ▼【宿忌】シュクキ/シュッキ
仏語。忌日前夜の仏事。また、葬儀の前夜。逮夜。〈日本国語大辞典〉
▼〔逮夜〕タイヤ
(仏)葬儀の前夜。また、命日・忌日の前夜。≒宿忌〈漢字ペディア〉
★葬儀に逮(オヨ)ぶ前夜の意。
◇漢字ペディア大見出し
935 【祝融】 しょうき
かいろく
とうろく
◆3 回禄
回祿
▼【祝融】シュクユウ
1.中国で、火をつかさどる神。また、夏の神、南方の神。祝融氏。祝融神。しゅうゆう。
2.火事をいう語。火災。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔回禄〕カイロク
1.火の神の名。
2.火の神のしわざというところから、火災にあうこと。炎上すること。〈日本国語大辞典〉
936 【出棺】 きがん
うんかく
ひんきゅう
◆3 起龕 ▼【出棺】シュッカン
葬儀のとき、ひつぎを家や式場から送り出すこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔起龕〕キガン
禅宗の葬儀で、棺(ヒツギ)を送り出すこと。また、その儀式。「龕」は棺の意で、ほかに入龕・移龕・鎖龕・転龕などに用いる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
937 【春宮】 ちょし
けんとう
おんぼう
◆3 儲嗣 ▼【春宮/東宮(トウグウ)】とうぐう
1.皇太子の住む宮殿。
2.皇太子。〈漢字ペディア〉
★皇太子の宮殿は皇居の東側にあり、東は五行説で春にあたることから。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔儲嗣〕チョシ
天子・君主の世継ぎ。皇太子。≒儲君、儲弐(チョジ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
938 【竣功】 せいふう
とくよう
えいせい
◆3 成風 ▼【竣功/竣工】シュンコウ
工事をやり終えること。工事が終わって、そのものが完成すること。≒竣成、完工、⇔起工〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔成風〕セイフウ
普請をすること。家などを立派に作り上げること。また、立派にできあがること。立派にととのっていること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
939 【庶出】 えんかん
きょうさい
しょうふく
◆3 妾腹 ▼【庶出】ショシュツ
本妻以外の女性から生まれること。また、その人。⇔嫡出〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔妾腹〕ショウフク/めかけばら
めかけから生まれること。また、その子。≒妾出〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
940 【書室】 うんかく
けいぼう
だっさい
◆3 芸閣 ▼【書室】ショシツ
書斎。〈大辞泉〉
▼〔芸閣〕ウンカク
書庫。また、書斎。〈漢字ペディア〉
★「芸」は、香草で虫よけに用いられたところから、書庫を表す語に用いる。
★「藝」の略隊としての「芸」とは別字。
◇漢字ペディア大見出し
941 【書厨】 ぎょくじゅう
てんぱん
とぎょ
◆3 蠹魚
蠧魚
▼【書厨】ショチュウ
1.本箱。≒書篋、書笥
2.知識が広く記憶のよい人。
3.読書ばかりして、実際に役立てることのできない人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔蠹魚〕トギョ
1.シミの別称。本や衣服などを食う虫。
2.いつも本を読むばかりで活用する才のない者。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
942 【上掾z ひひん
ようとう
びんが
◆3 妃嬪 ▼【上掾zジョウロウ
1.(仏)年功を積んだ高位の僧。⇔下
2.身分の高い者。⇔下
3.「上搶蘭[」の略。宮中に仕えた高位の女官。
4.身分の高い女性。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔妃嬪〕ヒヒン
1.天子のそばに付き添う女性。
2.身分の高い女官。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
943 【食傷】 そうい
えんよ
びらん
◆3 厭飫 ▼【食傷】ショクショウ
1.同じ食べ物が続いて飽きること。転じて、同じ事柄がたび重なっていやになること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔厭飫〕エンヨ
1.食べ飽きる。また、十分に満足する。
2.愛想を尽かす。うんざりする。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
944 【尋承】 こうえき
だいきょう
きょうどう
◆3 嚮導
郷導
▼【尋承】ジンジョウ/ジンショウ
案内すること。また、その人。嚮導。尋所(ジンジョ)。〈日本国語大辞典〉
▼〔嚮導/郷導〕キョウドウ
┌1.人々の先に立って導くこと。また、その人。
└2.軍隊などで、整列や行進の基準とされる者。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
945 【訊鞫】 きゅうごう
かんもん
ようい
◆3 勘問 ▼【訊鞫/訊鞠】ジンキク
罪状などを問いただすこと。訊問。〈日本国語大辞典〉
▼〔勘問〕カンモン
取り調べて罪を問いただすこと。責め問うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
946 【垂髫】 じゅぎょう
かんどう
せんせい
◆3 丱童 ▼【垂髫】スイチョウ
┌子どものこと。〈漢字源〉
┌1.子どもの垂れた髪。さげがみ。また、髪をそのようにした子ども。垂髪。うない。
└2.幼い時。幼時。幼年。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔丱童〕カンドウ
髪をあげまきに結った童子。転じて、童男、童女をいう。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
947 【瀬戸際】 つうこく
かんとう
きぎょく
◆3 関頭 ▼【瀬戸際】せとぎわ
物事の重大な分かれ目。成功か失敗か、安全か危険か、生きるか死ぬかなど、運命の分かれ目。せと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔関頭〕カントウ
物事の重大な分かれ目。せとぎわ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
948 【星躔】 たんらく
ついじ
しんしゅく
◆3 辰宿 ▼【星躔】セイテン
月や星の軌道。星のやどり。また、星空。〈日本国語大辞典〉
▼〔辰宿〕シンシュク
星座。星の宿り。天球を二八の星座(二十八宿)に分類したもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
949 【聖寿】 えいさん
じょうてん
きたい
◆3 叡算 ▼【聖寿】セイジュ
天子・天皇の年齢や寿命。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔叡算〕エイサン
天子・天皇の年齢。 ≒聖寿・宝算〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
950 【青瑣】 けいぎょく
てんけつ
さいせん
◆3 天闕 ▼【青瑣】セイサ
1.経机や門扉などの装飾的なくりぬきの内側を緑青(ロクショウ)でぬったもの。
2.中国で天子の宮殿の門。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔天闕〕テンケツ
天帝の宮殿の門。また、宮城の門。宮門。禁闕。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
951 【青鳧】 きっぷ
らんし
ががん
◆3 鵝眼
鵞眼
▼【青鳧】セイフ
銭の異称。青鳧銭。≒青蚨〈日本国語大辞典〉
▼〔鵝眼〕ガガン
鵝眼銭の略。銭の異称。鳥目。〈日本国語大辞典〉
952 【戚揚】 ほうてき
こきゅう
ぼうしゅ
◆3 鋒鏑 ▼【戚揚】セキヨウ
斧とまさかり。斧鉞(フエツ)。古代中国で武器として用いた。のち、広く武器の意に用いる。〈日本国語大辞典〉
★「戚」は斧(オノ)、「揚」はまさかりの意。 
▼〔鋒鏑〕ホウテキ
ほこさきとやじり。刀と矢。転じて、武器。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
953 【籍甚】 らいめい
かくらく
げんがく
◆3 雷名 ▼【籍甚/藉甚】セキジン
しきりに評判されること。評判が高いこと。名声が非常に世にひろがること。盛名があること。また、そのさま。〈日本国語大辞典〉
▼〔雷名〕ライメイ
1.世間に広く知られている名声や評判。
2.上に「ご」をつけて、他人の名声に対する敬称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
954 【赤襟】 すうぎ
まんねんせい
じきとつ
◆3 雛妓 ▼【赤襟】あかえり
1.赤い色の襟。また、赤色の半襟。
2.赤色の半襟をかけたことから、少女。特に年若い芸妓、半玉の俗称。大阪新町では舞妓と芸妓の間ぐらいの年配の妓をいった。
▼〔雛妓〕スウギ
まだ一人前にならない芸妓。半玉。おしゃく。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
955 【切磨】 れいたく
しちゅう
さんろく
◆3 麗沢 ▼【切磨】セツマ
切磋琢磨。〈日本国語大辞典〉
▼〔麗沢〕レイタク
連なる二つの沢。互いに潤し合うことから、友人どうしが助け励まし合って修養に努めること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
956 【拙詠】 はちょう
たいそう
ちう
◆3 巴調 ▼【拙詠】セツエイ
1.へたな詩や歌。
2.自分の作った詩歌などをへりくだっていう語。拙吟。愚詠。〈日本国語大辞典〉
▼〔巴調〕ハチョウ
1.俗歌。俗曲。
2.自作の詩歌の謙称語。〈漢字ペディア〉
★中国四川省、巴の地方(重慶地方)の人のうたう歌の調子の意から。
◇漢字ペディア大見出し
957 【雪隠】 さいもく
がいがい
こうか
◆3 後架 ▼【雪隠】セッチン/セツイン/せんち
便所。〈漢字ペディア〉
★雪竇禅師(セッチョウゼンジ)が浙江の雪竇山霊隠寺で廁の掃除をつかさどった故事からという。禅語の「西浄(セイチン)」の転訛とも、「隠所(インジョ:かわや)を雪(スス)ぐ」意ともいう。ほかにも諸説がある。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔後架〕コウカ/ゴカ
禅寺で、僧堂の後方に設けた洗面所。転じて、便所。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
958 【仙蹕】 ばんじょう
ろぼ
こうろ
◆3 鹵簿 ▼【仙蹕】センピツ
天子の車駕の列。また、その車駕。聖駕。〈日本国語大辞典〉
▼〔鹵簿〕ロボ
儀礼用の武器や武具を備えた兵を伴った、行幸・行啓の行列。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
959 【薦挙】 こうがん
すいこく
けんち
◆3 推轂 ▼【薦挙】センキョ
人を推薦して役職につかせること。推薦。推挙。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔推轂〕スイコク
1.人の事業を助成すること。
2.人を推薦すること。〈漢字ペディア〉
★車の轂(コシキ)を押して手助けをする意から。
◇漢字ペディア大見出し
960 【遷化】 じけつ
せんこつ
きじゃく
◆3 帰寂 ▼【遷化】センゲ
(仏)この世からあの世へうつる意で、高僧や隠者などが死ぬこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔帰寂〕キジャク
人が死ぬこと。特に、僧侶が死ぬこと。入寂。入滅。帰元。〈日本国語大辞典〉
★寂静の本元に帰る意から。
◇漢字ペディア下付き
961 【膳羞】 てんき
せつろく
こうかく
◆3 肴核 ▼【膳羞】ゼンシュウ
料理。ごちそう。〈日本国語大辞典〉
★「羞」は食物をすすめるの意。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔肴核〕コウカク
酒のさかな。また、ごちそうや料理。〈漢字ペディア〉
★「肴」は、煮た獣や魚の肉の意。「核」は、果物の意。
◇漢字ペディア大見出し
962 【大期】 じょくげつ
ろうしょう
とうけい
◆3 蓐月
褥月
▼【大期】タイキ
子供の生まれる予定の月。臨月。〈日本国語大辞典〉
▼〔蓐月/褥月〕ジョクゲツ
胎児が出産される予定の月。うみづき。≒臨月〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
963 【大荒城】 ひんきゅう
しさん
ゆうじょう
◆3 殯宮 ▼【大荒城】おおあらき
古代、貴人の死後、葬るまでの間、屍(シカバネ)を仮に棺(カン)に収めて安置しておく所。また、その期間。〈日本国語大辞典〉
▼〔殯宮〕ヒンキュウ
天皇や皇族の棺を、葬送のときまでに安置する御殿。かりもがりのみや。あらきのみや。≒殯殿〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
964 【大篆】 こんほう
これい
ちゅうしょ
◆3 籒書
籀書
▼【大篆】ダイテン
漢字の書体の一つ。中国、周の宣王の時代に、史籒(シチュウ)が作ったといわれる。籒書。籒文。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔籒書〕チュウショ
漢字の書体の一つ。大篆(ダイテン)。≒籒文〈漢字ペディア〉
★中国、周の宣王のとき、史籒(シチュウ)がつくったとされることから。
◇漢字ペディア大見出し
965 【丹款】 かいじ
おうせい
せきせい
◆3 赤誠 ▼【丹款】タンカン
まごころ。赤心。赤誠。〈日本国語大辞典〉
★「款」は、まことの意。
▼〔赤誠〕セキセイ
まごころ。いつわりのない心。≒丹心、赤心〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
966 【丹青】 けんぼく
こうそ
こうちょう
◆3 後素 ▼【丹青】タンセイ
1.あかい色とあおい色。
2.あかとあおの絵の具。色彩。
3.彩色画。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔後素〕コウソ
絵画の異称。〈日本国語大辞典〉
★「絵事(カイジ)は素(ソ)を後(ノチ)にす」から。絵を描く時、白という色彩を最後に加えるものだという「論語-八佾」に見える孔子のことば。「素」は、白。または白の絵の具の意。
967 【断金】 そうし
こうしつ
かげき
◆3 膠漆 ▼【断金】ダンキン
金をも切断するほど友情が強固に結ばれていること。非常に厚い友情。きわめて親密な交際。断金の契り。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔膠漆〕コウシツ
にかわとうるし。また、にかわやうるしでくっつけたように、しっかりと固着していること。離れがたいほど親しい間柄のたとえに用いる。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
968 【知命】 きろう
がいねん
しゅび
◆3 艾年 ▼【知命】チメイ
1.天命を知ること。
2.五十歳の異称。〈漢字ペディア〉
★論語の「五十にして天命を知る」から。
▼〔艾年〕ガイネン
五十歳。頭髪がヨモギ(艾)の葉のように白くなる年であることから。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
969 【竹帛】 そくしゅう
せっけん
しじょう
◆3 史乗 ▼【竹帛】チクハク
書物。歴史書。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔史乗〕シジョウ
歴史上の事実。また、史実を記録したもの。歴史書。史録。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
970 【茶坊主】 ほうあん
つうこう
はいじん
◆3 拝塵 ▼【茶坊主】チャボウズ
1.昔、剃髪で武家に仕えて接待や茶道などをつかさどった下級の職名。また、その人。
2.権力者にこびへつらう者をあざけり、ののしっていう語。〈漢字ペディア〉
★Aは@の茶坊主が権力者の威を借りて威張る者が多かったところからいう。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔拝塵〕ハイジン
権勢に阿諛すること。権力者におもねること。〈日本国語大辞典〉
★貴人の車がおこす塵に向かって拝するの意。塵を望んで拝す。
971 【中饋】 ろうびょう
じんせん
くんさい
◆3 裙釵 ▼【中饋】チュウキ
婦人が家庭で食事の支度をすること。また、その仕事。転じて、婦人。妻。〈日本国語大辞典〉
▼〔裙釵〕クンサイ
1.もすそと、かんざし。
2.女性をいう。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
972 【朝意】 あいたい
ちょし
えいし
◆3 叡旨 ▼【朝意】チョウイ
朝廷の意見。また、天子の考え。朝旨。〈日本国語大辞典〉
▼〔叡旨〕エイシ
天子のお考え。天子の仰せ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
973 【鳥居】 そうれ
せいじ
かひょう
◆3 華表
花表
▼【鳥居】とりい
神社の参道の入り口に建てる門。神域を示すもので、二本の柱の上に笠木(かさぎ)を渡し、その下に貫(ぬき)を入れる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔華表/花表〕カヒョウ
1.中国で、宮殿や墓所などの前、また大路が交わる所に立てられる標柱。漢の丁令威が死後千年たって鶴に化して帰郷し城門の華表に止まったという故事(捜神後記)で有名。
2.神社の鳥居。〈日本国語大辞典〉
974 【津梁】 いちい
ほうりん
こうきょ
◆3 法輪 ▼【津梁】シンリョウ
渡しと橋。または、渡し場の橋。梁津。
2.転じて、物事のはしわたしとなるもの。頼りとなるもの。みちびき。てびき。手段。つて。
3.仏語。仏または仏の教えをたとえた語。衆生を救って彼岸にいたらせるところからいう。〈日本国語大辞典〉
▼〔法輪〕ホウリン
(仏)仏法。仏の教えが人に伝わることを輪にたとえていう語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
975 【椿萱】 こじ
きょうしょう
せいが
◆3 怙恃 ▼【椿萱】チンケン
椿堂と萱堂。父母のこと。〈漢辞海〉
★伝説により「大椿」の長寿にちなみ、椿を父にたとえる。また、萱は母親のいる北堂の庭に、憂いを忘れるという萱草(ケンソウ:忘れ草)を植えるところから、母のたとえ。
◇漢字ペディア下付き
▼〔怙恃〕コジ
1.たのみとすること。
2.父母。子がたのみとする者。詩経の「父無ければ何をか怙(タノ)まん、母無ければ何をか恃(タノ)まん」による。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
976 【椿寿】 ようがい
しんき
かれい
◆3 遐齢 ▼【椿寿】チンジュ
長生き。長寿。〈漢字ペディア〉
★太古の霊木である大椿(ダイチン)は、三万二千年が人間の一年に当たるという、非常な長寿であったということから。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔遐齢〕カレイ
長寿。高齢。〈日本国語大辞典〉
★「遐」は、遠くはるかの意。
◇漢字ペディア小見出し
977 【定鼎】 てんと
しょくゆう
けんきょう
◆3 奠都 ▼【定鼎】テイテイ/テイをさだむ
1.都を定める。伝国の宝器である鼎(カナエ)を国都に置くことから。
2.王朝を建てる。
▼〔奠都〕テント
みやこをある地に定めること。みやこを建設すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
978 【鼎鉉】 かいい
いとん
きぼう
◆3 槐位 ▼【鼎鉉】テイゲン
1.鼎の取っ手・耳づる。そこから鼎のこと。
2.三公(三人の重要な大臣)の地位。
◇漢字ペディア下付き
▼〔槐位〕カイイ
中国、周代の最も高い三公の地位。≒槐鼎、三槐〈漢字ペディア〉
★周代、朝廷に槐(エンジュ)を三本植え、その正面が三公の席であったことから。
★「三公」とは、太師・太傅(タイフ)・太保または司馬・司徒・司空の三つの官位。
◇漢字ペディア大見出し
979 【展墓】 めいけつ
かいけい
そうたい
◆3 掃苔 ▼【展墓】テンボ
墓参り。墓参。〈漢字ペディア〉
★「展」は、参詣(サンケイ)する意
◇漢字ペディア大見出し
▼〔掃苔〕ソウタイ
墓参すること。特に、盂蘭盆(ウラボン)の墓参りをいう。〈漢字ペディア〉
★墓石の苔(コケ)を掃(ハ)き清める意。
◇漢字ペディア大見出し
980 【点竄】 とんぞく
かんすい
しおう
◆3 雌黄 ▼【点竄】テンザン
┌文章の字句を訂正すること。〈漢字ペディア〉
┌文章などの字句を、ところどころあらためること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔雌黄〕シオウ
1.石黄(セキオウ)の古名。砒素の硫化鉱物。黄色で樹脂光沢がある。有毒。
2.詩文を添削したり改竄したりすること。〈漢字ペディア〉
★古く黄紙に書写した時代、文字に誤りがあるときには石黄をこれに塗り、改めたところから。
◇漢字ペディア大見出し
981 【澱淤】 ろうい
こうげん
さし
◆3 渣滓 ▼【澱淤】デンオ
かす、おり。≒渣滓〈字源〉
▼〔渣滓〕サシ
液体の底に沈んでいるかす。沈殿物。おり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
982 【刀圭家】 しじん
だいじん
きょうりん
◆3 杏林 ▼【刀圭家】トウケイカ
刀圭(トウケイ:薬を盛る匙(サジ))を執って病を治療する人。医師。医者。刀圭。〈日本国語大辞典〉
▼〔杏林〕キョウリン
1.アンズの林。
2.医師。医院。〈漢字ペディア〉
★中国、三国時代、呉の名医の董奉(トウホウ)が、治療の謝礼を受けとらず、その代わりに患者に杏(アンズ)の木を植えさせたところ、数年で見事な林になり、自らを董仙(トウセン)杏林と号したという故事から。
◇漢字ペディア大見出し
983 【等倫】 しゅうい
どんぜい
ぎるい
◆3 醜夷 ▼【等倫】トウリン
同じ程度の仲間。同輩。また、同じ仲間に入ること。〈日本国語大辞典〉
▼〔醜夷〕シュウイ
1.みにくい夷(エビス)。卑しむべき夷狄(イテキ)。また、外敵を卑しめていう語。
2.自分と同じ仲間。ともがら。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
984 【瞳人】 せいぼう
ぎょしょう
ちょうしょく
◆3 睛眸 ▼【瞳人】ドウジン
ひとみ。広く、目。〈漢辞海〉
★相手の瞳の中に自分の姿が映るから。
▼〔睛眸〕セイボウ
ひとみ。くろめ。まなこ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
985 【突鼻】 こうえい
かんき
てきめん
◆3 勘気 ▼【突鼻】トツビ
1.主人からとがめを受けること。譴責されること。勘当されること。転じて、主人の前で、まずいことをすること。面目を失うこと。はなつき。
2.とがめられるようなさわぎ、騒動。〈日本国語大辞典〉
▼〔勘気〕カンキ
悪事や失敗を犯し、君主や親などからとがめを受けること。また、そのとがめ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
986 【二酉】 じゅうとう
ぼうぎゅう
こうやく
◆3 充棟 ▼【二酉】ニユウ
書籍を多く蔵する所。〈日本国語大辞典〉
★昔、中国で、始皇帝の焚書坑儒をのがれた人が、湖南省沅陵県の西北にある大酉・小酉の二山の石窟に隠れて書物を蔵したとされるところから。
▼〔充棟〕ジュウトウ
棟木(ムナギ)に届くほど書物が多いこと。汗牛充棟。〈日本国語大辞典〉
987 【覇府】 ほうよ
りゅうえい
かんがん
◆3 柳営 ▼【覇府】ハフ
1.覇者が政治を行う所。
2.幕府。〈大辞泉〉
▼〔柳営〕リュウエイ
1.将軍の陣営。幕府。
2.将軍。将軍家。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
★漢の将軍、周亜夫(シュウアフ)が細柳という地に陣を構えた際、軍規などが良く行われ文帝が感動したという故事から。
988 【白粉】 えんか
こうげつ
ぎょくじ
◆3 鉛華 ▼【白粉】おしろい/ハクフン
化粧に使う白い粉や液体。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鉛華〕エンカ
おしろい。〈漢字ペディア〉
★昔、おしろいの原料に鉛を用いたことから。
◇漢字ペディア大見出し
989 【莫春】 じょまく
とうよう
えんよう
◆3 艶陽 ▼【莫春】ボシュン
春の終わりごろ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔艶陽〕エンヨウ
1.はなやかな晩春のころ。
若々しく美しいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
990 【八重葎】 しんぼう
れいきゅう
しょうよう
◆3 榛莽 ▼【八重葎】やえむぐら
1.アカネ科の一年草または二年草。茎は四角形でとげがある。夏、黄緑色の小花をつける。
2.いくえにも生い茂ったくさむら。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔榛莽〕シンボウ/シンモウ
群がり茂った草木。また、その場所。しんもう。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
991 【般若湯】 てんちゃ
せんじょ
ぼうゆう
◆3 忘憂 ▼【般若湯】ハンニャトウ
酒をいう、僧家の隠語。〈日本国語大辞典〉
▼〔忘憂〕ボウユウ
1.憂いをわすれること。
2.@の意から、酒の別称。
3.カンゾウの別称。萱草。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
992 【藩籬】 しょうえん
いまん
ようだい
◆3 牆垣
墻垣
▼【藩籬/樊籬】ハンリ
1.垣根。かこい。塀。
2. (@が外部から守るものであるところから) 守護するもの。保衛。特に、王家を守護するもの。
3.他とわけへだてるもの。
4.学問などの初歩的な段階。門。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔牆垣〕ショウエン
かき。かきね。≒垣牆〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
993 【盤錯】 ぼうゆう
ぼうせん
ぼうご
◆3 旁午
傍午
▼【盤錯】バンサク
1.いりくみまじわること。交錯すること。
2.盤根錯節の略。〈日本国語大辞典〉
▼〔旁午〕ボウゴ
1.往来が激しいこと。縦横に行き交うこと。
2.込み入って煩雑なこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
994 【貧道】 ゆうぜん
ふうかん
やのう
◆3 野衲 ▼【貧道】ヒンドウ
1.仏語。仏道修行の貧しいこと。徳のうすいこと。また、その人。一般に、僧をさしてもいった。
2.転じて、貧乏のこと。
3.自称。僧侶が自分をさして、謙遜していう語。拙僧。〈日本国語大辞典〉
▼〔野衲〕ヤノウ
1.田舎の僧。≒野僧
2.僧侶が自分を謙遜していう語。拙僧。≒野僧〈漢字ペディア〉
★「衲」は僧の衣、転じて僧の意。
◇漢字ペディア大見出し
995 【払子】 じゅぼくどう
しゅび
いんきん
◆3 麈尾 ▼【払子】ホッス
獣毛や麻などを束ね、柄(エ)をつけた僧の使う法具。もと、インドで虫やちりなどを払うのに用いた。日本では真宗以外の高僧が煩悩を払うのに用いる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔麈尾〕シュビ
獣毛などを束ねて柄をつけた仏具。払子(ホッス)。〈漢字ペディア〉
★「麈」は大鹿。大鹿は、主となるものの尾の動きに他の群れのものがしたがうことから、教徒が教主にしたがう意を表して大鹿の尾の毛で作ったことから。
◇漢字ペディア大見出し
996 【碧漢】 そうこう
じょうほう
こんじゃ
◆3 蒼昊 ▼【碧漢】ヘキカン
青空。また、銀河。〈漢辞海〉
▼〔蒼昊〕ソウコウ
あおぞら。そら。蒼天。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
997 【別嬪】 こうちょう
きしん
こうくん
◆3 紅裙 ▼【別嬪/別品】ベッピン
非常に美しい女性。≒美人〈漢字ペディア〉
★「嬪」は女性の美称で、とりわけ美しい女性の意から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔紅裙〕コウクン
美人。また、芸者。〈漢字ペディア〉
★紅色の着物のすその意から。
◇漢字ペディア大見出し
998 【便辟】 ちょうそ
けいひつ
あび
◆3 阿媚 ▼【便辟】ベンペキ/ベンヘキ
人の意に迎合してこびへつらうこと。人にこびてごきげんをとること。また、その人。便嬖(ベンペイ)。〈日本国語大辞典〉
★便は、人の意に従う。辟は、人のきらうことを避けるの意。
◇漢字ペディア下付き
▼〔阿媚〕アビ
人の気に入るようなことを言ったりしたりして、きげんをとること。こびへつらうこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
999 【庖宰】 ちょうくん
どうたく
ぜんぶ
◆3 膳部 ▼【庖宰】ホウサイ
料理をつかさどる人。料理人。〈日本国語大辞典〉
▼〔膳部〕ゼンブ
1.膳にのせるごちそう。料理。≒膳羞
2.料理をつかさどる人。料理人。調理人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1000 【方寸】 きょうじつ
きょうかく
しゃっかん
◆3 胸膈 ▼【方寸】ホウスン
1.一寸四方。転じて、非常に狭い所。
2.胸の内。心中。〈漢字ペディア〉
★心は胸中方一寸の間にあるとするところから。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔胸膈〕キョウカク
1.胸と腹との間。また、胸部。
2.転じて、胸中。気持ち。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1001 【方便】 ぞくたい
すいう
けんどう
◆3 権道 ▼【方便】ホウベン
目的を達成するための、便宜的な手段。〈漢字ペディア〉
★もと仏教用語で、衆生を救い真実に導くための仮の方法から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔権道〕ケンドウ
方法は正しくないが、目的に応じた便宜的なやり方。目的をとげるための便宜上の手段。〈漢字ペディア〉
★「権」は、仮の意。
◇漢字ペディア大見出し
1002 【墨場】 だんそう
ごごう
かんりん
◆3 翰林 ▼【墨場】ボクジョウ
1.書家や画家などが集う場所。文墨の場所。
2.文人、書家、画家などの仲間。〈日本国語大辞典〉
▼〔翰林〕カンリン
1.学者・文人の仲間。
2.「翰林院」の略。文書が集まっているところの意から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1003 【末社】 ほうかん
ねんし
れきしゃ
◆3 幫間
幇間
▼【末社】マッシャ
1.本社に付属し、その支配を受ける小神社。摂社に次ぐ格式を有し、本社の祭神や由緒に深い関係をもつ。えだみや。
2.遊里で客の取り持ちをする者。たいこもち。客をいう大尽(ダイジン)を大神にかけて本社にたとえ、それを取り巻くものの意。〈大辞泉〉
▼〔幫間〕ホウカン
1.宴席などに出て客の機嫌をとり、座をにぎわすことを職業とする男性。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1004 【妙所】 こうぼ
きゅうび
しゃきょう
◆3 蔗境 ▼【妙所】ミョウショ
きわめてすぐれた箇所。いうにいわれない味わいのあるところ。〈大辞泉〉
▼〔蔗境〕シャキョウ/ショキョウ
談話や文章などのだんだんおもしろくなるところ。佳境。〈漢字ペディア〉
★サトウキビ(蔗)を食べると、根もとに近くなるほどだんだん甘くなることから。
◇漢字ペディア大見出し
1005 【尤物】 けっちゅう
しゃもん
あきょう
◆3 阿嬌 ▼【尤物】ユウブツ
1.すぐれた人物や物。
2.美人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔阿嬌〕アキョウ
1.美しい女性。美人。
2.中国、漢の武帝の妻。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1006 【有隣】 せいちゅう
しんじつ
せいけい
◆3 成蹊 ▼【有隣】ユウリン
徳のある人の周囲には同類のものが自然に集まること。徳は孤ならず必ず隣あり。〈大辞泉〉
▼〔成蹊〕セイケイ
徳のある人のもとには自然に人が慕って集まることのたとえ。〈漢字ペディア〉
★「桃李(トウリ)言(モノイ)わざれども、下自(オノズカ)ら蹊を成す」から出た言葉。桃や李(スモモ)は何も話さないが、美しい花や良い実があるので人が集まってきて、下には自然と小道ができるという意。
◇漢字ペディア大見出し
1007 【猶子】 めいれい
きんらい
せいじゅ
◆3 螟蛉 ▼【猶子】ユウシ
1.兄弟姉妹の子。甥(オイ)や姪(メイ)。
2.他人の子または親族の子を自分の子としたもの。≒養子〈漢字ペディア〉
★「猶(ナオ)子のごとし(本当の子のような者)」の意から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔螟蛉〕メイレイ
1.青虫(アオムシ)。
2.養子。ジガバチが青虫を養い育てて自分の子にするという故事から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1008 【遊学】 ふきゅう
ちしゅ
けんり
◆3 負笈 ▼【遊学/游学】ユウガク
よその土地や国に行って学問をすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔負笈〕フキュウ
遠くへ勉学に出かけること。遊学。〈日本国語大辞典〉
★笈(オイ)を負って遠くへ行く意。
1009 【羊腸】 ていぼう
ばんきょ
きく
◆3 崎嶇 ▼【羊腸】ヨウチョウ
幾重にも曲がりくねっている山道のたとえ。つづら折り。ヒツジの腸の意から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔崎嶇〕キク
1.山道が曲がりくねってけわしいさま。
2.世渡りの困難なさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1010 【乱声】 ゆうてい
かしょう
こそう
◆3 鼓譟
鼓噪
鼓騒
▼【乱声】ランジョウ
┌舞楽で、舞人の登場するときなどに奏する曲。笛・太鼓・鉦鼓(ショウコ)などを、にぎやかにはやし立てる。〈漢字ペディア〉
┌雅楽の舞楽で用いられる笛の調べの名称。新楽乱声(振鉾の時に奏する)、古楽乱声(迦陵頻・抜頭などの出に奏する)、安摩乱声(安摩・二舞および陵王の入りなどに奏する)など。古くは、行幸の出御・入御、相撲・競馬(クラベウマ)などの勝負、集会、その他のおりに奏された。らんせい。らんぞう。
2.鉦や太鼓を鳴らして鬨(トキ)の声をあげること。
3.みだりがましく騒ぎたてること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鼓譟/鼓噪/鼓騒〕コソウ
戦場で、士気を高めるために太鼓を打ち鳴らして騒ぐこと。鬨(トキ)の声をあげること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1011 【梨棗】 はつだ
てんすい
てっとう
◆3 発兌 ▼【梨棗】リソウ
梨(ナシ)と棗(ナツメ)。転じて、梨と棗はともに版木に用いられるところから、版木、また、版木にして出版すること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔発兌〕ハツダ
書籍や雑誌などを印刷して発行すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1012 【離離】 さんだつ
りくぞく
うっこ
◆3 鬱乎
蔚乎
欝乎
▼【離離】リリ
1.稲穂や果実がよく実り、頭が垂れ下がっているさま。
2.草木の繁茂しているさま。
3.離れ離れになるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鬱乎/蔚乎〕ウッコ
1.物事が盛大なさま。
2.草木が茂っているさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
1013 【慮外】 こぼう
りょうじ
かくぜん
◆3 聊爾 ▼【慮外】リョガイ
1.思いがけないこと。≒意外
2.ぶしつけなこと。≒無礼〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔聊爾〕リョウジ
1.かりそめ。
2.ぶしつけで失礼なさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1014 【両曜】 きゅうちょう
きょしょ
しょうしん
◆3 居諸 ▼【両曜】リョウヨウ
太陽と月。日月(ジツゲツ)。〈日本国語大辞典〉
▼〔居諸〕キョショ
日月。光陰。〈大辞泉〉
★詩経の「日居月諸(ひよつきよ)」の日と月を省き、助詞の居と諸を借りて日月を表した。
1015 【累乗】 じょうべき
えきだい
いんずう
◆3 乗羃
乗冪
▼【累乗】ルイジョウ
同じ数や文字を、何回か掛け合わせること。また、その積。冪(ベキ)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔乗羃/乗冪〕ジョウベキ
同じ数や文字・式を何回か掛け合わせること。また、掛けたその積。羃。≒累乗〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1016 【廊廟】 りえん
ちゅうちょう
けんべん
◆3 中朝 ▼【廊廟】ロウビョウ
朝政を執る殿舎。政務を執る御殿。廟堂。〈日本国語大辞典〉
▼〔中朝〕チュウチョウ
1.朝廷。「中」は、禁中の意。
2.我が朝廷。転じて、日本。〈日本国語大辞典〉
1017 【老幼】 こじゃく
ぼうげい
りょうじ
◆3 旄倪 ▼【老幼】ロウヨウ
老人と幼児。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔旄倪〕ボウゲイ
┌老人と小児。〈日本国語大辞典〉
┌老人と子ども。老幼。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
1018 【勁草】 こうちょう
ごうしゃ
すいらん
◆3 後凋
後彫
▼【勁草】ケイソウ
茎がしっかりしていて、強風にも折れない草。また、節操や意志の固い人のたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔後凋/後彫〕コウチョウ
堪えて固く節操を守ること。〈漢字ペディア〉
★「しぼむのに後れる」意で、松や柏の木が、他の木がしぼんだ後まで青々としていることから。
◇漢字ペディア大見出し
1019 【哄笑】 ちょうまい
ちょうきん
かいい
◆3 解頤 ▼【哄笑】コウショウ
┌大勢の人が大声で笑うこと。どよめき笑うこと。〈漢字ペディア〉
┌大きな声でどっと笑うこと。≒高笑〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔解頤〕カイイ
あごがはずれるくらいに大笑いすること。大口をあけて笑うこと。〈日本国語大辞典〉
★頤(オトガイ)を解くの意。
◇漢字ペディア下付き
1020 【掖垣】 せいきん
たいき
したつ
◆3 紫闥 ▼【掖垣】エキエン
天子の宮殿近くにある垣。転じて、宮廷、御所。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔紫闥〕シタツ
宮中の門。また転じて、宮中をいう。禁門。禁中。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
1021 【朶翰】 きずい
せんちゅう
ほうぼく
◆3 芳墨 ▼【朶翰】ダカン
他人の手紙を敬っていう語。≒朶雲〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔芳墨〕ホウボク
1.香りのよい墨。
2.他人の手紙や筆跡に対する敬称。≒芳書〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1022 【桎梏】 ほうか
きんこう
きやく
◆3 羈軛
羈厄
▼【桎梏】シッコク
┌1.あしかせと手かせ。
└2.転じて、自由を奪うもの。束縛。〈漢字源〉
┌1.足かせと手かせ。
└2.自由をさまたげるもの。≒束縛、拘束〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔羈軛/羈厄〕キヤク
牛馬をつなぎとめる道具。転じて、自由を制限すること。≒束縛〈漢字ペディア〉
★「軛」は牛馬のくびにあてて車を引かせる横木。くびき。
◇漢字ペディア大見出し
1023 【梟示】 かんしゅ
らんとう
きょうばつ
◆3 竿首 ▼【梟示】キョウジ
さらし首にすること。梟首。〈日本国語大辞典〉
▼〔竿首〕カンシュ
打ち首になった人の首を木にかけてさらすこと。さらし首。≒梟首、獄門〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1024 【鬱散】 しょうけん
りゅうしょう
すいいく
◆3 消遣
銷遣
▼【鬱散】ウッサン
気分を晴らすこと。気晴らし。うさばらし。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔消遣/銷遣〕ショウケン
心のうさをはらすこと。うさばらしをすること。遊戯などでうさをはらすこと。うさばらし。消憂。〈日本国語大辞典〉
1025 【毫楮】 ゆうじょう
とそう
ひっし
◆3 筆紙 ▼【毫楮】ゴウチョ
筆と紙。転じて、書くこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔筆紙〕ヒッシ
1.ふでと紙。
2.文章に書き表すこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1026 【涅槃】 きゅうよ
へいら
かくりん
◆3 鶴林 ▼【涅槃】ネハン
(仏)1.いっさいの煩悩を滅却した、不生不滅の悟りの境地。
2.死ぬこと。特に、釈迦の死。入滅。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鶴林〕カクリン
1.沙羅双樹(サラショウジュ)の林の別称。
2.釈迦の死。釈迦の死んだ場所に生えていた沙羅双樹が、その死を悲しみ、ツルの羽のように白く変わって枯れたという伝説から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1027 【游民】 ふうてん
りゅうぼう
へいきょ
◆3 瘋癲
風癲
▼【游民/遊民】ユウミン
定職をもたず、ぶらぶらとあそんで暮らしている人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔瘋癲/風癲〕フウテン
1.定職をもたず、ぶらぶらしている人。
2.言行錯乱や感情激発など精神状態に異常が見られること。また、そういう症状の人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1028 【灑掃】 しんけい
けいさい
きしゅう
◆3 箕帚
箕箒
▼【灑掃/洒掃】サイソウ
水を流してあらい、塵(チリ)をはらうこと。掃除。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔箕帚/箕箒〕キシュウ/キソウ
ちりとりと、ほうき。また、掃除すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1029 【煦嫗】 いよう
けんぷう
ちょうじゅつ
◆3 頤養 ▼【煦嫗】クウ
1.はぐくみ育てる。養育する。
2.温暖なさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔頤養〕イヨウ
育て養うこと。〈日本国語大辞典〉
★頤は、あご。転じて、養う意。
◇漢字ペディア小見出し
1030 【瑕瑾】 へいとう
ようらく
ちょうき
◆3 弊竇 ▼【瑕瑾/瑕釁】カキン
1.物のきず。われめ。いたみ。
2.欠点。短所。あやまち。
3.恥。不名誉。〈日本国語大辞典〉
★「瑕」は玉のきず、「釁」は透き間。美しい玉の意の「瑾」を当てるのは本来誤用であるが、慣用化されている。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔弊竇〕ヘイトウ
害のある点。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1031 【瑶緘】 うんびん
ほうしん
れいそ
◆3 芳信 ▼【瑶緘/瑶函】ヨウカン
1.手紙を入れる玉のはこ。
2.他人からの手紙の敬称。
3.貴重な経典や書籍のたとえ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
▼〔芳信〕ホウシン
1.花の咲いたしらせ。花だより。花信。
2.相手を敬って、その手紙をいう語。芳翰。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
1032 【甕天】 しゅそん
かんけん
げんき
◆3 管見 ▼【甕天】オウテン
かめの中の天地。転じて狭い世間の意で、見識の狭いことのたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔管見〕カンケン
1.狭い見聞・見識。管(クダ)の穴を通して物を見る意から。
2.自分の見識を謙遜していう言葉。≒管窺〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1033 【祗候】 しんきん
きょとう
えんぎょう
◆3 親近 ▼【祗候/伺候】シコウ
1.つつしんで貴人のそば近く仕えること。また、その人。
2.つつしんでご機嫌うかがいに上がること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔親近〕シンキン
1.親しみの気持をもって近づくこと。
2.貴人の側近く仕えること。
3.親しみがあり身近なこと。また、そのさま。
4.親しい人。みより。えんじゃ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
1034 【筌蹄】 そんしょう
しんばつ
かんやく
◆3 津筏 ▼【筌蹄】センテイ
1.目的を達成するための方便や手段。
2.案内。手引き。〈漢字ペディア〉
★捕る筌(ウエ)と兎を捕る蹄(ワナ)の意から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔津筏〕シンバツ
目的を果たすための方途。秘訣。つて。手がかり。〈日本国語大辞典〉
★渡し場の筏(イカダ)、渡し船の意から。
◇漢字ペディア下付き
1035 【筵席】 こうちょう
ばんじょう
そんそ
◆3 樽俎
尊俎
▼【筵席/莚席】エンセキ
 敷物。座席。転じて、宴会の席。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔樽俎/尊俎〕ソンソ
1.酒樽と料理をのせる台。
2.宴会の席。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1036 【糺問】 じんごう
せじゅん
すいきく
◆3 推鞫
推鞠
▼【糺問/糾問】キュウモン
1.罪状をきびしく問いただすこと。悪事を問い調べること。糾明。
2.ものごとを追究すること。〈日本国語大辞典〉
▼〔推鞫/推鞠〕スイキク
罪人などを取り調べること。吟味。推問。訊問。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
1037 【綽号】 こんめい
さんよ
ちょくし
◆3 諢名
渾名
▼【綽号】シャクゴウ
┌あだな。渾号(コンゴウ)。〈日本国語大辞典〉
┌あだ名。渾名(コンメイ)。≒綽名(シャクメイ)〈漢辞海〉
▼〔諢名/渾名〕コンメイ/あだな
あだな。ニックネーム。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1038 【縷述】 きょくじん
きょうじつ
かんべん
◆3 曲尽 ▼【縷述】ルジュツ
こまごまと述べること。詳しく述べること。≒縷陳、詳述〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔曲尽〕キョクジン
ことこまかに述べ尽くすこと。委曲を尽くすこと。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
1039 【罔極】 とろく
とうそ
むがい
◆3 無涯 ▼【罔極】モウキョク
きわまりないこと。この上もないこと。また、そのさま。無上。無窮。〈日本国語大辞典〉
▼〔無涯〕ムガイ
限りのないこと。はてしのないこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
1040 【胚胎】 こうそん
がいきゅう
ほうげつ
◆3 萌櫱
萌蘖
▼【胚胎】ハイタイ
1.身ごもること。
2.物事の起こる原因が生じること。きざし。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔萌櫱〕ホウゲツ
1.草木の種子から生じた芽と根株から生じた芽。
2.物の発生するもと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
1041 【臧否】 こうけい
ゆうれき
しゅくとく
◆3 淑慝 ▼【臧否】ゾウヒ/ソウヒ
よいことと悪いこと。よしあし。良否。善悪。また、よしあしを判ずること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔淑慝〕シュクトク
よいことと悪いこと。よしあし。善悪。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
1042 【萍水】 てんぽう
そうかん
ちゅうよう
◆3 転蓬 ▼【萍水】ヘイスイ
ウキクサと水。転じて、あちこちをさすらうことのたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔転蓬〕テンポウ
風に吹かれ、根を離れて、ころがって行くヨモギ。転じて、人が漂泊することや旅人のたとえにいう。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
1043 【蘆笛】 けんち
こか
ろかい
◆3 胡笳 ▼【蘆笛】ロテキ/あしぶえ
アシの葉を巻いて作った笛。≒胡笳〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔胡笳〕コカ
1.中国、北方の異民族がアシの葉で作った笛。あしぶえ。
2.雅楽に用いられる篳篥(ヒチリキ)の別称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1044 【蟾蜍】 せんが
てんげん
げつべつ
◆3 仙娥 ▼【蟾蜍】センジョ
1.月にすむというヒキガエル。
2.月の異称。〈漢字ペディア〉
★中国古代の女仙人・西王母から不死の薬を盗み、月に逃げた女がヒキガエルに変化したという伝説から。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔仙娥〕センガ
1.女の仙人。仙女。
2.月の別称。〈漢字ペディア〉
★中国古代の伝説で、不死の薬を盗んだ姮娥(コウガ)が仙女となり、月に入ったとされることから。
◇漢字ペディア大見出し
1045 【蠡測】 おうてん
きゅうつう
かしゃ
◆3 甕天 ▼【蠡測】レイソク
見識の狭いことのたとえ。小さな蠡(ヒサゴ)で海水の量をはかること。「管を以て天を窺い蠡を以て海を測る」から。管窺蠡測(カンキレイソク)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔甕天〕オウテン
かめの中の天地。転じて狭い世間の意で、見識の狭いことのたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1046 【袵席】 いんじょく
けいえん
けってん
◆3 茵蓐
茵褥
▼【袵席】ジンセキ
しとね。しきもの。ふとん。ねどこ。また、寝室。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔茵蓐/茵褥〕インジョク
しとね。敷物。蒲団。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
1047 【褻衣】 しんこつ
べんぷく
しんきゅう
◆3 便服 ▼【褻衣】セツイ/けごろも
1.ふだん着。平服。けのころも。≒褻服
2.肌着。ねまき。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔便服〕ベンプク
通常の服。ふだん着。≒平服、便衣、⇔礼服〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1048 【襤褸】 ふふつ
じゅんい
べきぼう
◆3 鶉衣 ▼【襤褸】ランル/つづれ
1.使い古した布切れ。また、古くなって破れた衣服。
2.古くなって、いたんでいるもの。
3.欠点。短所。
◇漢字ペディア大見出し
▼〔鶉衣〕ジュンイ
つぎはぎだらけのみすぼらしい着物。弊衣。うずらごろも。うずらぎぬ。≒鶉服〈漢字ペディア〉
1049 【諧和】 きゅうじょ
じょうぼく
なんなん
◆3 翕如 ▼【諧和】カイワ/カイカ
┌1.なごやかに親しむこと。仲よくすること。≒協調
└2.音楽の調子がよくととのって心地よいこと。〈漢字ペディア〉
┌1.ととのえ、やわらげる。
├2.楽音が調和したさま。
└3.打ち解けて親しいさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔翕如〕キュウジョ
声調や楽器の音律がよく合うさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1050 【贄敬】 かいたん
そくしゅう
ぞうちょ
◆3 束脩
束修
▼【贄敬】シケイ
┌はじめて、先生のところに入門するとき、持っていく手土産。〈漢字源〉
┌入門の礼。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
▼〔束脩〕ソクシュウ
1.たばねた干し肉。
2.中国で昔、家臣や弟子になる際に@を進物に用いたことから、入門などのとき持参する謝礼や進物。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1051 【邏斎】 がらん
びへい
きっかい
◆3 乞丐 ▼【邏斎/羅斎】ロサイ
1.托鉢(タクハツ)して斎食(サイジキ)を乞うこと。
2.乞食(コジキ)の別称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔乞丐〕キッカイ/コツガイ
物ごいをすること。また、その人。こじき。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1052 【霎時】 びきゅう
がんしゅう
しょっけい
◆3 食頃 ▼【霎時】ショウジ
ほんの少しの間。しばし。≒暫時〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔食頃〕ショッケイ
食事をするほどの、わずかな時間。わずかのあいだ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1053 【鶉居】 かたく
ふへい
きょういん
◆3 浮萍 ▼【鶉居】ジュンキョ
定まった巣をもたない鶉(ウズラ)のように、あちこち転々として住居が定まらないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
▼〔浮萍〕フヘイ
うきくさ。また、住居の定まらないことのたとえ。〈日本国語大辞典〉
┌「浮萍(うきくさ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し