漢字タクマフデ ⇒ https://hagunn2525.wixsite.com/kanji-teihitsu
漢字カンジテイフデ 【音読オンヨみ】 問題モンダイ一覧表イチランヒョウ
2016/09/09公開コウカイ(ゼン2000モン) 2017/01/03問題モンダイ追加ツイカ(ゼン3000モン) 2017/12/18問題モンダイ追加ツイカ(ゼン3232モン) 2020/2/10問題モンダイ追加ツイカ(ゼン4200モン意味イミランミギの「!」マークが新規シンキ追加ツイカ問題モンダイ)
重要度ジュウヨウド重要ジュウヨウ1-2-3-4-5重要ジュウヨウでない】
◆1:過去既出(全大問)の語句で、頻出傾向にある語句や、過去未出ながら一般的と思われる語句。どこかでたことある。
◆2:過去既出(全大問)の語句で、非一般的と思われる語句。ショ学者ガクシャナヤめる難関ナンカン
◆3:過去既出(全大問)の語句に使われた音読みを扱った語句や、過去カコシュツながらめてくべき語句ゴク主観シュカン)。合格者ゴウカクシャならすらすらめる。
◆4:過去未出の音読みや、使い分けのあると思われる語句。音読オンヨ満点マンテン志望シボウけ。
◆5:過去未出の音読みで、仏語など、読み方が特殊さに突出した語句。面白オモシロ追求ツイキュウ
【このヒョウ活用カツヨウ方法ホウホウ
F3をしていただき、検索ケンサクボックスナイ上記ジョウキ難度ナンド入力ニュウリョクして決定ケッテイすると指定シテイ問題モンダイ強調キョウチョウすることができます。
└→F3を押す。→検索ボックス内に例えば「◆2」と入力して決定。→重要度ジュウヨウド◆2の問題が強調される。(Enterキーで次項で飛べます。)
昇順ショウジュン機能キノウ降順コウジュン機能キノウナラえ】※エクセル表示ヒョウジトキのみ
見出ミダしのランのプルダウン(▼)をし、てきたランミギのバーをウエにずらし、「昇順ショウジュンナラえ」または「降順コウジュンナラえ」を指定シテイすることで、
一覧イチランヒョウ難易度ナンイドジュン五十音ゴジュウオンジュンなどにナラえをすることができます。
(【バン】のプルダウンをし、「昇順ショウジュンナラえ」を指定シテイすることで初期ショキ状態ジョウタイモドります。)
 
【番】 問題モンダイ 難度ナンド 解答カイトウ ベツコタエ 【  アジ 】
1 蹉跌 ◆1 さてつ   ┌1.つまずくこと。
└2.障害や失敗があって、行き詰まること。≒挫折〈漢字ペディア〉
┌物事がうまく進まず、しくじること。挫折。失敗。〈大辞泉〉
┌1.つまずいて足をすべらす。
└2.ちぐはぐになって、失敗する。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
2 錚錚 ◆1 そうそう   ┌1.金属が打ちあたって、澄んで鳴る音の形容。
├2.琴や琵琶のちんちんという音の形容。
├3.秋風の音の形容。
└4.転じて、凡人の中で少しすぐれたもののたとえ。〈新漢和大字典〉
┌1.金属や楽器の音がさえて響くさま。
└2.多くのものの中で特にすぐれているさま。〈大辞泉〉
┌1.「錚然(ソウゼン:金属のぶつかり合う音の形容。また、楽器の澄んだ音の形容。)」に同じ。
└2.人物がすぐれてりっぱなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3 霍乱 ◆1 かくらん   ┌漢方で、日射病をさした語。また、夏に起きやすい、激しい吐き気・下痢などを伴う急性の病気をいった。〈大辞泉〉
┌コレラなどの下痢症状。〈字通〉
┌日射病。また、暑気あたりによって吐きくだしをする病気。〈漢字ペディア〉
★鬼(オニ)の霍乱…ふだん丈夫な人が珍しく病気になることをひやかしていう語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
4 明礬 ◆1 みょうばん   ┌カリウム・アンモニウム・ナトリウムなどの一価イオンの硫酸塩と、アルミニウム・クロム・鉄などの三価イオンの硫酸塩とが化合した複塩の総称。〈大辞泉〉
┌硫酸アルミニウムとアルカリ金属などの結合物で、無色透明の正八面体の結晶。染色・医薬・製紙などに使用される。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
●H15-1㈠
5 炬燵 ◆1 こたつ   ┌暖房器具の一つ。炭火などの熱源の上にやぐらをかぶせ、上を布団でおおったもの。〈漢字ペディア〉
┌熱源をやぐらでおおい、その上に布団を掛けて暖をとるもの。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-3㈠
6 梵唄 ◆1 ぼんばい   ┌仏教讃歌。〈字通〉
┌1.仏典の偈、または頌を調子を合わせて歌うこと。声明。
2.法会のはじめに偈をよんで仏の徳をほめたたえること。〈新漢和大字典〉
┌1.声明の別称。└2.梵語の歌詞による唄。〈大辞林〉
┌1.「声明(ショウミョウ)」の別称。
└2.@のうち、梵語を漢字音訳した歌詞による唄(うた)。法会の始まりに僧が独唱する経文。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-2㈠
●H18-3㈠
7 荼毘 ◆1 だび   ┌火葬のこと。〈大辞林〉
┌火葬にすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
8 痙攣 ◆1 けいれん   ┌全身的または部分的に筋肉が収縮し、不随意運動を起こすこと。持続的にみられる強直性のもの、間欠的にみられる間代性のものなどがあり、脳疾患・髄膜炎・中毒・ホルモンの異常などが原因。〈大辞泉〉
┌筋肉がひきつること。また、筋肉が引きつれる病気〈漢字源〉
┌筋肉が急激に収縮し、ひきつること。ひきつり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
9 馮河 ◆1 ひょうが   ┌徒歩で黄河を渡ること。無謀なことを行うたとえ。〈大辞泉〉
┌無謀な行動のたとえ。徒歩で大きな川を渡る意から。〈漢字ペディア〉
★暴虎馮河…トラに素手で立ち向かい、黄河を徒歩で渡ること。血気にはやり無謀なことをすることのたとえ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
10 嚆矢 ◆1 こうし   ┌かぶらや。なりかぶら。戦のはじめ。また、ものの起こり。〈字通〉
┌1.かぶらや。
└2.物事のはじめ。〈漢字源〉
┌1.かぶら矢。鳴りひびく矢。
└2.物事の最初。起源。おこり。昔、中国で戦いの開始のしるしとして、かぶら矢を敵陣に射たことから。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
11 褥瘡 ◆1 じょくそう   ┌一定の部位が圧迫されて壊死潰爛する瘡瘍。床ずれ。〈新漢和大字典〉
┌圧迫性壊疽の一種。重症患者が長期間臥床している時、皮下脂肪の減少、皮膚循環の障害により、体重がかかる部分やほかの圧迫が体にかかっている場所にできる潰瘍。とこずれ。蓐傷。≒蓐瘡〈日本国語大辞典〉
┌病気などで衰弱した体で長く寝ているとき、床にあたる身体の部分が赤くただれて傷つき、痛むこと。床ずれ。≒蓐瘡〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
12 婉娩 ◆1 えんべん えんばん ┌おとなしく、すなおなこと。温順。〈漢字源〉
┌1.おだやかで、素直なさま。
├2.しとやかでうつくしい。
├3.天気が穏やかなさま。
├4.含蓄に富むさま。
├5.日が暮れたさま。
└6.年老いたさま。〈漢辞海〉
13 霄壌 ◆1 しょうじょう   ┌1.天と地。天地。
└2.天と地ほども大きな違いがあることのたとえ。雲泥。〈新漢和大字典〉
┌1.天と地。天地。
└2.天地ほどに、大きな隔たりであることのたとえ。雲泥。〈漢辞海〉
┌天と地。また、天と地のように非常に隔たりのあるたとえ。≒雲泥〈漢字ペディア〉
★霄壌の差(サ)…天と地との隔たりのような、大きな違い。雲泥の差。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
14 罨法 ◆1 あんぽう   ┌炎症や充血をとるために、水・湯・薬などで患部を冷やすか温めるかする治療法。湿布。〈大辞泉〉
┌炎症や痛みなどを和らげるために、患部を冷やしたり温めたりする治療方法。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
15 腱鞘 ◆1 けんしょう   ┌腱を包んでいる鞘状の結合組織。中に潤滑液があって腱の滑りをよくしている。〈大辞泉〉
┌手足の腱の鞘のように取り巻いている滑液の入った囊。腱の滑りをよくするための機構。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
16 静謐 ◆1 せいひつ   ┌1.静かで落ち着いていること。また、そのさま。
└2.世の中が穏やかに治まっていること。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌静かで安らかなさま。〈漢辞海〉
17 跋扈 ◆1 ばっこ   ┌権威をほしいままにして、のさばり、はびこること。また、思うがままに振る舞うこと。〈漢字ペディア〉
┌1.枠をはずして勝手にはびこること。
├2.転じて、あたりを踏みにじり、思うままに勢力をふるう。
└3.下の者が勢力を持ち、上の者をしのぐこと。〈新漢和大字典〉
┌ほしいままに振る舞うこと。また、のさばり、はびこること。〈大辞泉〉
★魚がかごを越えて跳ねることから転じた。
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
18 鍼灸 ◆1 しんきゅう   ┌はりと灸(キュウ)を使って行う治療法。〈漢字ペディア〉
┌漢方で、治療のためにはりを打ったり灸をすえたりすること。≒針灸〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-2㈠
19 雷霆 ◆1 らいてい   ┌激しい雷。〈漢字源〉
┌1.雷。また、雷の響き。
├2.たけだけしいさま。勇ましい軍隊のたとえ。
└3.天子や目上の人の怒り。〈漢辞海〉
20 鶺鴒 ◆1 せきれい   ┌鳥の名。セキレイ。水辺にすむ美しい小鳥。〈新漢和大字典〉
┌スズメ目セキレイ科の鳥のうち、キセキレイ・セグロセキレイ・ハクセキレイなどの総称。水辺でみられ、スズメより大形。尾が長く上下に振る習性がある。〈大辞泉〉
21 忸怩 ◆1 じくじ   ┌自分の行いをはずかしく思うようす。〈漢字ペディア〉
┌心にはじてきまりわるがるさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-1㈠
22 拈華 ◆1 ねんげ   ┌花をひねること。〈大辞泉〉
┌花をひねって取ること。ふつう「拈華微笑(ネンゲミショウ)」の故事にもとづいて用いられる。〈漢字ペディア〉
★拈華微笑(ミショウ)…仏語。釈迦が霊鷲山(リョウジュセン)で説法した際、花をひねり大衆に示したところ、だれにもその意味がわからなかったが、ただ摩訶迦葉(マカカショウ)だけが真意を知って微笑したという故事。そこで釈迦は彼にだけ仏教の真理を授けたといい、禅宗で、以心伝心で法を体得する妙を示すときの語。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
23 逡巡 ◆1 しゅんじゅん   ┌決断できないで、ぐずぐずすること。しりごみすること。ためらい。〈大辞泉〉
┌1.後ずさりする。
└2.たちすくむ。ぐずぐずしてためらう。〈新漢和大字典〉
★狐疑(コギ)逡巡・・・疑いためらってぐずぐずすること。〈大辞泉〉
24 真鍮 ◆1 しんちゅう   ┌銅と亜鉛との合金。黄色でさびにくく、鋳造・加工が容易なので、機械器具・日用品・工芸品などに広く用いられる。黄銅。〈大辞泉〉
┌銅と亜鉛との合金。〈漢辞海〉
25 慙愧 ◆1 ざんき   ┌深く恥じる。また、心にこたえるはじ。〈漢字源〉
┌深く恥じ入る。≒慙羞、慙恥〈漢辞海〉
26 駱駝 ◆1 らくだ   ┌1.ラクダ科の哺乳動物。野生のものはほとんどなく、家畜として飼育。背中のこぶに脂肪を蓄え、それを分解して水にすることができるので、砂漠の生活に適している。乗用や運搬用。乳や肉は食用。毛は織物用。ダバ。
└2.ラクダの毛で作った繊維。また、その織物。〈漢字ペディア〉
┌ラクダ科の大形の哺乳類。砂漠地帯にすみ、背にこぶがあり、温順な性質で、乗用や荷物の運搬用に使われる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
27 惨憺 ◆1 さんたん   ┌≒惨澹、惨淡
├1.じめじめして薄暗いさま。
├2.あれこれと心を痛めるさま。
└3.見るも気の毒な、痛ましいさま。〈漢字源〉
┌≒惨澹
├1.あれこれと心を悩ますさま。
└2.いたましく悲しいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
28 痼疾 ◆1 こしつ   ┌容易に治らないで、長い間悩まされている病気。持病。〈大辞泉〉
┌1.長い間わずらっていてなかなか治らない病気。
└2.こりかたまってなおりにくい癖。〈漢字源〉
┌いつまでも完治しない病気。ながわずらい。持病。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
29 逍遥 ◆1 しょうよう   ┌1.そろそろと歩きまわる。ぶらつく。
└2.俗事を離れて気ままな生活を楽しむこと。〈漢字源〉
┌気ままにあちこちを歩き回ること。そぞろ歩き。散歩。〈大辞泉〉
┌気ままに歩くこと。そぞろ歩き。≒散策、漫歩〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
30 蜿蜒 ◆1 えんえん   ┌≒蜿蜿、蜒蜒
├1.ヘビなどがうねり進むようす。
└2.うねうねと長く続くようす。〈漢字ペディア〉
┌1.龍やへびがうねりながら動くさま。≒蜿蜿
└2.屈曲しながらうねうねと長く続くさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
31 喀痰 ◆1 かくたん   ┌痰を吐くこと。また、吐いた痰。〈大辞泉〉
┌たんをはくこと。また、はき出したたん。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
32 駘蕩 ◆1 たいとう   ┌1.さえぎるものなどがなく、のびのびとしているさま。
└2.春の情景などが、平穏でのんびりとしているさま。〈大辞泉〉
┌1.のどかなさま。
└2.のびのびとしたさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
33 潺湲 ◆1 せんかん せんえん ┌1.さらさらと流れるさま。また、流れる水の音。
└2.涙がはらはらと流れるさま。≒潸然〈漢字源〉
┌1.水がさらさらと流れるさま。また、その音。
└2.涙の流れるさま。さめざめ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-2㈠
●H16-3㈠
●H23-1㈠
34 不逞 ◆1 ふてい   ┌勝手に振る舞うこと。道義に従わないこと。〈大辞泉〉
┌勝手きままにずうずうしく行動すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
35 瀟灑 ◆1 しょうしゃ   ┌こざっぱりして清らかである。≒瀟洒〈漢字源〉
┌さっぱりとして、清らか。〈字通〉
┌すっきりとして洗練されているようす。≒瀟洒〈漢字ペディア〉
┌≒瀟洒、蕭洒
├1.さわやかなさま。さっぱりとしてきれいなさま。
└2.俗気が抜けて淡泊なさま。あっさりとして物にこだわらないさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈠
36 謦咳 ◆1 けいがい   ┌1.せきばらい。軽いものを「謦」、重いものを「咳」という。
└2.話したり笑ったりすること。〈漢字ペディア〉
┌1.せきばらい。
└2.せいたり談笑したりする日常の暮らし。〈新漢和大字典〉
┌せきばらい。しわぶき。また、人が笑ったり話したりすること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-1㈠
37 剪刀 ◆1 せんとう   ┌はさみ。≒翦刀〈漢字源〉
┌はさみ。特に外科手術用のはさみ。≒翦刀〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
38 掉尾 ◆1 とうび ちょうび ┌1.物事や文章の終わりの勢いがよいこと。また、そのさま。
└2.終わり。〈漢字ペディア〉
┌尾をふるう。〈字通〉
┌1.尻尾を振る。
├2.(国)物事の最後の勢いがさかんなさま。
└3.(国)物事の最後。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-1㈠
39 叮嚀 ◆1 ていねい   ┌念入りで、親切にすること。〈漢字源〉
┌≒丁寧〈漢字ペディア〉
┌≒丁寧
├1.昔、中国の軍中で、警戒の知らせや注意の為に用いられた楽器。
├2.注意深く念入りであること。こまかいところまで注意がゆきとどいていること。また、そのさま。
├3.手厚く親切なこと。ねんごろで礼儀正しいこと。また、そのさま。懇切。慇懃。
├4.何度も繰り返すこと。再三再四行うこと。また、そのさま。多く、何度も忠告する意に用いられる。
└5.(接頭語「ご」を伴って)冗長なこと。無駄に多いこと。また、そのさまを皮肉に言うときに用いる。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
40 襤褸 ◆1 らんる   ┌使い古した布きれ。また、古くなって破れた衣服。〈漢字ペディア〉
┌ぼろの衣服。〈漢字源〉
┌破れた衣服。ぼろぼろの衣服。また、ぼろきれ。ぼろ。つづれ。〈大辞泉〉
★「襤褸」で「ぼろ」とも読む。
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
●H29-2㈠
41 爛熟 ◆1 らんじゅく   ┌1.果実などが熟しすぎること。
└2.物事が極限まで発達すること。〈漢字ペディア〉
┌1.果物などが十分に熟して柔らかになること。
├2.その事柄を詳しく知りつくしていること。
└3.物事が十分に発達して盛りを過ぎ、やがて衰勢に赴くような状態。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
42 流謫 ◆1 るたく りゅうたく ┌罪によって遠方へ流されること。≒遠流〈漢字ペディア〉
┌罪によって遠い地方に流すこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-3㈠
43 均霑 ◆1 きんてん   ┌平等に恩恵や利益を受けること。〈大辞泉〉
┌利益や恩恵をみんながひとしく受けること。恩恵が均等にいきわたること。≒均沾〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
44 蜉蝣 ◆1 ふゆう   ┌かげろう。はかないもの、無力なものにたとえる。〈字通〉
┌カゲロウ目の昆虫の総称。成虫の生存期間はきわめて短い。カゲロウ。浮游(フユウ)。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
45 炊爨 ◆1 すいさん   ┌飯をたくこと。また、食事の仕度をすること。〈漢字ペディア〉
┌飯を炊くこと。炊飯。炊事。〈大辞泉〉
┌1.飯をたく。
└2.炊事夫。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-2㈠
●H17-1㈠
46 結紮 ◆1 けっさつ   ┌糸などで結ぶこと。特に、止血などのために血管などを縛って結ぶこと。〈大辞泉〉
┌主として止血のために、血管や組織のある部分を糸などでかたくしばること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
47 証憑 ◆1 しょうひょう   ┌1.事実を証明する根拠となるもの。≒証拠
└2.裁判所や捜査機関が刑罰を判断するのに必要な一切の資料。証拠物件でなく、証人や参考人なども含む。〈大辞泉〉
┌証拠。〈字通〉
┌ある事実を証明するよりどころ。≒根拠、証拠、証左〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
48 千仞 ◆1 せんじん   ┌非常に高いこと。また、非常に深いこと。〈漢字源〉
┌山などが非常に高いこと。また、海や谷が非常に深いこと。≒千尋〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
49 挂冠 ◆1 けいかん かいかん ┌官職をやめること。辞職すること。致仕。〈大辞泉〉
┌官を去る。〈字通〉
┌冠を脱いで、官職を辞する。挂綬。挂冕。後漢の逢萌(ホウボウ)が王莽(オウモウ)に仕えるのを嫌い、城門に冠をかけて去った故事から。〈漢辞海〉
┌冠を脱いで柱などにかける意から、官を去り職を辞すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
50 憔悴 ◆1 しょうすい   ┌心痛や病気のため、やせておとろえること。やつれること。〈漢字ペディア〉
┌悩みや病気のためやせ衰える。また、疲れ苦しむ。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
51 鏤刻 ◆1 ろうこく るこく ┌1.金属や木の表面に模様を彫りきざむこと。
└2.文章などの技巧をこらすこと。〈漢字ペディア〉
┌1.金属や木などに文字や絵を彫り刻むこと。るこく。
└2.文章や詩句を推敲(スイコウ)すること。るこく。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
52 霊柩 ◆1 れいきゅう   ┌死者のなきがらを納めた棺。ひつぎ。〈漢字源〉
┌死者の亡骸を治めた棺。ひつぎ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
53 騏驥 ◆1 きき   ┌1.よく走るすぐれた馬。駿馬。
└2.すぐれた人物。〈大辞泉〉
┌千里を走る名馬。よく走るすぐれた馬のこと。駿馬。〈漢字源〉
54 脚絆 ◆1 きゃはん   ┌(国)徒歩旅行をするとき、歩きやすくするために脛(スネ)に巻きつける布。はばき。≒脚半〈漢字源〉
┌昔、旅行や作業のとき、あしを守り動きやすくするためにすねに当てたり巻きつけたりした布。ゲートル。≒脚半〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
55 浚渫 ◆1 しゅんせつ   ┌水底の泥をさらって深くすること。〈漢字源〉
┌底さらえ。〈字通〉
┌水底の泥をさらって深くすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
56 服膺 ◆1 ふくよう   ┌心にしっかりとどめて、片時も忘れないこと。〈漢字ペディア〉
┌他人の戒め・命令などをしっかりと心にとめて忘れないこと。忘れずに守ること。相手のことばを受け入れて実行すること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈠
57 霹靂 ◆1 へきれき   ┌1.かみなり。いかずち。雷鳴。
└2.雷が激しく鳴ること。落雷すること。また、大きな音が響き渡ること。〈大辞泉〉
┌1.引き裂くような激しい雷。また、雷鳴。
└2.激しい音が響くさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
★青天の霹靂…急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。〈大辞泉〉
58 瀰漫 ◆1 びまん   ┌広がりはびこる。≒弥漫〈漢字源〉
┌風潮などが広がりはびこること。≒弥漫〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-2㈠
●H29-3㈠
59 焙煎 ◆1 ばいせん   ┌コーヒー豆などを焙じて煎ること。〈大辞泉〉
┌火で煎(イ)ること。特に、コーヒー豆や茶の葉を焙(ホウ)じて煎ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
60 蹂躪 ◆1 じゅうりん   ┌ふみにじること。暴力・強権などをもって他を侵害すること。〈大辞泉〉
┌1.ふみにじって荒らす。
├2.侵入して荒らす。
└3.人の名誉などを傷つけて台無しにする。〈漢字源〉
┌権力や腕力で相手の権利などをふみにじること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
61 刮目 ◆1 かつもく   ┌目をかっと見開いてよく見る。特に期待し、注意して見る。〈漢字源〉
┌目をこすってよく見ること。注意してよく見ること。注目すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
62 剴切 ◆1 がいせつ   ┌非常によく当てはまること。また、そのさま。〈大辞林〉
┌ぴたりとあうこと。適切なこと。本来は地面すれすれに草を切る意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈠
63 膺懲 ◆1 ようちょう   ┌外敵を征伐すること。討ちこらしめること。〈漢字ペディア〉
┌うちこらすこと。征伐してこらしめること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
64 哄笑 ◆1 こうしょう   ┌大勢の人が大声で笑うこと。どよめき笑うこと。〈漢字ペディア〉
┌大きな声でどっと笑うこと。≒高笑〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
65 喀血 ◆1 かっけつ   ┌肺・気管支などから血を吐くこと。〈漢字源〉
┌肺などから血を吐く。〈漢辞海〉
┌血をはくこと。特に肺や気管支の血をはくこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
66 縲絏 ◆1 るいせつ   ┌罪人として獄に入れられること。縄目にかかること。≒縲紲〈漢字ペディア〉
┌罪人をしばる長いなわ。また、転じて牢屋。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-2㈠
67 靄靄 ◆1 あいあい   ┌1.雲やもやが集まり、たなびくさま。
└2.なごやかな気が満ちているさま。藹藹。〈大辞泉〉
┌1.靄(モヤ)や雲が集まり、たなびくさま。
└2.打ちとけてなごやかな気分が満ちているさま。≒藹藹〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
68 嚥下 ◆1 えんげ えんか ┌のみこむこと。〈漢字ペディア〉
┌のみこむ。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
69 靉靆 ◆1 あいたい   ┌1.雲や霞(カスミ)などがたなびいているさま。
└2.気持ちや表情などの晴れ晴れしないさま。陰気なさま。〈大辞泉〉
┌1.雲がたなびくさま。
└2.老人の眼鏡のこと。〈新漢和大字典〉
┌1.雲がたなびいているさま。
├2.雲が空をおおって暗いさま。
└3.暗く陰気なさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-3㈠
●H15-2㈠
70 屛風 ◆1 びょうぶ へいふう ┌室内に立てて、風よけや仕切りなどに使う道具。ついたて。〈漢字源〉
┌室内に置いて風をさえぎったり、仕切りや装飾などに用いたりする道具。木の枠に絵や書がかいてある布や紙などを張って、折りたためるようにしたものが多い。≒衝立(ついたて)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
71 譴責 ◆1 けんせき   ┌1.しかり責めること。不正や過失などを厳しくとがめること。
└2.懲戒処分のうち最も軽いもの。職務上の義務違反について警告し、将来を戒めること。現在、法令上では戒告という。〈大辞泉〉
┌1.あやまちや不正などをとがめ責めること。
└2.かつて公務員の職務上の過失に対して与えられた懲戒処分の一つ。現在は「戒告」という。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
72 旗幟 ◆1 きし   ┌旗と、のぼり。旗じるしのこと。特に、軍旗。〈漢字源〉
┌1.昔、戦場で自分の存在をはっきりさせるために立てた、はたとのぼり。はたじるし。
└2.態度。主義主張。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
73 恫喝 ◆1 どうかつ   ┌大声で、ぎょっとさせる。おどしつける。恐喝。〈漢字源〉
┌おどして、怖がらせること。おどかし。≒脅迫、恫愒〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
74 危惧 ◆1 きぐ   ┌あやぶみ、おそれること。危懼。〈大辞泉〉
┌心配し恐れること。気がかり。≒懸念、危懼〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
75 崑崙 ◆1 こんろん   ┌山名。新疆・チベットの間にある。高さ7719m。〈字通〉
┌1.中国の伝説的地名。黄河の源であり、玉(ギョク)を産出し、不死の仙女、西王母の住むという西方の楽土。漢の武帝の時には于闐(ホータン)で玉がとれることから、于闐の山を崑崙にあてていた。
├2.崑崙山脈(中国西部の山脈。チベット高原とタリム盆地の間を東西に走る山地。)の略。
├3.中国、三国時代以後、アンナン、カンボジア、マライ半島など、南海地方の呼び名。
└4.島の名。インドシナ半島の南沖合にあるコンドル島に対する元・明時代の呼称。全島岩石の山で、古来、航海者の目標とされた。〈日本国語大辞典〉
┌1.中国西方の伝説上の霊山。仙女がすみ、美しい玉がとれたという。黄河の源とされた。崑山。
└2.「崑崙山脈」の略。中国、チベット高原の北方を東西に走る大山脈。長江の源。クンルン山脈。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
76 鷸蚌 ◆1 いつぼう   ┌シギとハマグリ。また、シギとドブガイ。〈大辞泉〉
┌シギとハマグリ。または、シギとドブガイ。〈漢字ペディア〉
★鷸蚌の争(アラソ)い…両者が争っている間に、第三者に利益を横取りされ共倒れになることのたとえ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-1㈠
77 扼腕 ◆1 やくわん   ┌自分の腕をおさえて、悔しがったり意気込んだりすること。〈漢字源〉
┌左手で右の腕を握りしめる。感情が激しい時のしぐさ。〈新大字典〉
┌自分の腕をおさえて、悔しがったり意気込んだりすること。≒搤腕〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
78 穹窿 ◆1 きゅうりゅう   ┌1.大空。天空。
└2.弓形または半球状のもの。アーチ形。円天井・ドームなどおもに建造物についていう。〈漢字ペディア〉
┌1.弓型のように中央が高く周囲が下がっているマント。また、アーチ形の屋根。
├2.アーチ形の地上をおおう大空。
├3.大きく弓なりに張ったさま。
└4.盛んなさま。〈漢字源〉
┌天井が高いドーム形の室。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-2㈠
79 朦朧 ◆1 もうろう   ┌1.ぼんやりかすんで見えるさま。朧気(オボロゲ)に見えるさま。
└2.確かでないさま。〈漢字ペディア〉
┌1.月のおぼろなさま。
├2.ぼんやりかすんではっきり見えないさま。
├3.物事がはっきりせず、確かでないさま。
└4.意識がはっきりしていないさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
80 矍鑠 ◆1 かくしゃく   ┌年をとっても丈夫で元気のいいさま。〈大辞泉〉
┌年をとっても心身ともに元気なさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
81 桎梏 ◆1 しっこく   ┌1.あしかせと手かせ。
└2.転じて、自由を奪うもの。束縛。〈漢字源〉
┌1.足かせと手かせ。
└2.自由をさまたげるもの。≒束縛、拘束〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-1㈠
82 脚気 ◆1 かっけ   ┌ビタミンB1の欠乏により起こる病気。倦怠感(ケンタイカン)・手足のしびれ・むくみなどから始まり、末梢神経の麻痺(マヒ)や心臓衰弱を呈する。かつて日本で国民病とされた。〈大辞泉〉
┌ビタミンB1の欠乏が原因で起こる病気。倦怠感や手足のしびれ、むくみなどを伴う。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
83 奢侈 ◆1 しゃし   ┌おごり。ぜいたく。〈漢字源〉
┌身分不相応なぜいたく。度を超えて金をつかうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
84 偃蹇 ◆1 えんけん   ┌1.物が延び広がったり高くそびえたりしているさま。また、多く盛んなさま。
└2.おごり高ぶるさま。〈大辞泉〉
┌1.高くそびえるさま。
├2.おごりたかぶるさま。
└3.世俗を超越していること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-1㈠
●H17-2㈠
●H30-3㈠
85 窈窕 ◆1 ようちょう   ┌1.女性のおくゆかしく、上品なさま。
├2.なまめかしいさま。
└3.奥深く曲がりくねるさま。〈漢字源〉
┌美しくしとやかなさま。上品で奥ゆかしいさま。〈大辞泉〉
┌奥ゆかしく上品なさま。美しくしとやかなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
86 肯綮 ◆1 こうけい   ┌物事の急所。重要な点。〈漢字ペディア〉
┌物事の急所。かなめ。〈大辞泉〉
★骨に肉がはまり込んで、骨と肉とが結合している所。そこに包丁を当てれば肉を骨から切り離すことができるので、物事の急所、重要な点の意に用いる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-3㈠
87 巫覡 ◆1 ふげき   ┌かんなぎの総称。祈禱(キトウ)をしたり舞を踊ったりして、神を招いて神の託宣を告げる人。〈漢字ペディア〉
┌みこ。かんなぎ。〈漢字源〉
★「巫」は女のみこ。「覡」は男のみこ。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-1㈠
●H11-3㈠
●H16-2㈠
88 急遽 ◆1 きゅうきょ   ┌1.急に物事が行われるさま。
└2.あわただしく事を行うさま。いそいで。にわかに。〈大辞泉〉
┌大急ぎで。あわただしく。突然に物事をするようす。〈漢字ペディア〉
┌あわただしい。〈漢辞海〉
┌1.あわてる。
└2.(国)情勢が変化したため、あわてておこなうさま。にわかに大急ぎで。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
89 狒狒 ◆1 ひひ   ┌1.オナガザル科のうち、ヒヒ属とゲラダヒヒ属の哺乳類の総称。
└2.年のいった好色な男をののしっていう語。〈大辞泉〉
┌1.オナガザル科の大形のサルの総称。アフリカにすむ。鼻口部が突出し、顔が赤く、性質は荒い。マントヒヒなど。
└2.好色な、中年以上の男性のたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
90 喇叭 ◆1 らっぱ   ┌1.金管楽器の総称。また、特に無弁のナチュラルトランペットのこと。
├2.朝顔形に末端の開いた拡声器。
└3.「らっぱ飲み」の略。〈大辞林〉
┌1.金管楽器の総称。真鍮製で、一端に細い吹き口があり、もう一方の端が大きく開いている。トランペットなど。
└2.大げさな話。ほら。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
91 咨嗟 ◆1 しさ   ┌1.声を出して、なげくこと。嘆息すること。
└2.称賛すること。ほめること。〈日本国語大辞典〉
┌ためいきをついて嘆く。≒咨歎〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
92 脳漿 ◆1 のうしょう   ┌1.脳の外側や脳室内にある液。髄液。
└2.知恵や頭脳。〈漢字ペディア〉
┌1.脳の外側や脳内を満たす液体。
└2.脳。〈漢辞海〉
★脳漿を絞(シボ)る…ある限りの知恵を働かせる。脳みそを絞る。知恵を絞る。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
93 嚠喨 ◆1 りゅうりょう   ┌さわやかに澄んだ音の形容。〈漢字源〉
┌楽器の音などがさえわたるさま。≒瀏亮〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-2㈠
94 邁進 ◆1 まいしん   ┌恐れることなく突き進むこと。〈大辞泉〉
┌勇敢に突き進むこと。≒邁往〈漢字ペディア〉
★勇往邁進・・・目標に向かって、わきめもふらず勇ましく前進すること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
95 邀撃 ◆1 ようげき   ┌攻めて来る敵を、むかえ討つこと。≒迎撃〈漢字ペディア〉
┌迎えうつこと。迎撃。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
●H15-3㈠
96 蒟蒻 ◆1 くじゃく こんにゃく ┌草の名。コンニャクの漢名。サトイモ科の多年草。その球茎は、こんにゃくの原料とされる。〈新漢和大字典〉
┌サトイモ科の多年草。また、その球茎から作った食品。〈新大字典〉
┌≒菎蒻
├1.サトイモ科の多年草。インドシナ原産で、食用に栽培。地下茎から太く長い葉柄を一本出し、羽状の葉をつける。地下茎は大きな球形。
└2.上記の地下茎を粉にしたものを加工し、固めた食品。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
97 顰蹙 ◆1 ひんしゅく   ┌顔をしかめて不快感を表すこと。〈漢字ペディア〉
┌不快に感じて顔をしかめること。まゆをひそめること。〈大辞泉〉
★顰蹙を買う・・・良識に反する言動をして人から嫌われ、さげすまれる。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-2㈠
98 徘徊 ◆1 はいかい   ┌さまよい歩き回る。また、行ったり来たりする。〈漢字源〉
┌あてもなく歩き回ること。ぶらつくこと。≒彷徨〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
99 稀覯 ◆1 きこう   ┌めったに見られないこと。非常に珍しいこと。〈大辞泉〉
┌まれにみる。めったにみかけない。≒希覯〈漢字源〉
★稀覯本(キコウボン)…数が少なく珍しい本。めったに見られない本。≒稀書、稀本、珍本〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
●H10-3㈠
100 怜悧 ◆1 れいり   ┌頭が働きが鋭くて利口である。〈漢字源〉
┌賢いこと。利口なこと。≒聡明、伶俐、怜俐、伶悧〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
101 幽邃 ◆1 ゆうすい   ┌景色などが奥深く静かなこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌奥深くて物静かなこと。〈新漢和大字典〉
┌奥深い。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H9-3㈠
102 惻隠 ◆1 そくいん   ┌ひしひしといたわしく思う。〈漢字源〉
┌あわれみいたむ心。〈字通〉
┌あわれみ心がいたむこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
103 綢繆 ◆1 ちゅうびゅう   ┌1.巻きつくこと。もつれ合うこと。
└2.結びしばること。〈漢字ペディア〉
┌まつわりつく。びっしりと、ひもをからめてふさぐ。〈漢字源〉
┌1.しっかりとたばねたさま。
├2.奥深いさま。
├3.連続しているさま。
├4.紛糾しているさま。
├5.深い友情。
├6.思いきれない恋心。
└7.女性が結ぶ帯。〈漢辞海〉
★「繆」は、「誤る・間違う」意だと「ビュウ(繆説/紕繆)」と読み、この意と音を用いる熟語が多い。その他の音では「まとう」意だと「リョウ(繆繞)≒繚」、「結ぶ・縊る」意だと「キュウ(繆死)」、穆に通じるときは「ボク」の三項が挙げられるが、いずれも稀有。上記の意と音が反するが例外で「綢繆(チュウビュウ)」は過去頻出の語句なので必修。
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈠
●H18-1㈠
104 慟哭 ◆1 どうこく   ┌身を震わせて大声で泣く。〈漢字源〉
┌ひどく悲しみ、大声をあげて泣くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
105 憮然 ◆1 ぶぜん   ┌失望・落胆してどうすることもできないでいるさま。また、意外なことに驚きあきれているさま。〈大辞泉〉
┌失望や不満でむなしい気持ちになるさま。がっかりしてぼんやりするさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
106 截然 ◆1 せつぜん   ┌1.区別がはっきりしたさま。
└2.切り立っているさま。〈漢字ペディア〉
┌1.整っているさま。
├2.物事の区別のはっきりしているさま。判然。
└3.態度が厳正なさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
107 攪拌 ◆1 かくはん こうはん ┌かき回すこと。かきまぜること。〈漢字源〉
┌かきまわすこと。かきまぜること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
108 斟酌 ◆1 しんしゃく   ┌1.事情をくみとって、ほどよく処理すること。
├2.条件を照らし合わせて、適当に処理すること。
└3.遠慮すること。〈漢字ペディア〉
┌1.水や酒を酌み交わす。
├2.事情を考え、ほどよくとりはからう。
└3.(国)ひかえめにする。遠慮する。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
109 明晰 ◆1 めいせき   ┌1.明らかではっきりしていること。また、そのさま。
└2.論理学で、概念の外延が明確で他とはっきり区別できること。明白。〈大辞泉〉
┌筋道がとおっていて、はっきりしているさま。≒明白〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
110 対蹠 ◆1 たいせき たいしょ ┌あることについて正反対であること。〈漢字源〉
┌足の裏を互いに合わせたように全く反対の位置関係にあること。敵対関係にあること。ある物事と正反対であること。たいしょ。〈日本国語大辞典〉
★「対蹠(タイショ)」は慣用読み。
111 警邏 ◆1 けいら   ┌警戒して見回ること。また、その人。〈大辞泉〉
┌非常事態に備えて見回りをすること。また、その人。パトロール。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
112 絨毯 ◆1 じゅうたん   ┌毛織物の一種で、床に敷く物。カーペット。≒絨緞〈漢字ペディア〉
┌床の敷物などに使う厚い毛織物の総称。そのうち、竪機(たてばた)を使った手織りの高級品は緞通(だんつう)とよんで区別し、ふつう、機械織りのものをさす。カーペット。≒絨緞〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
113 滂沱 ◆1 ぼうだ   ┌1.涙がとめどなく流れるさま。
└2.雨が激しく降るさま。〈漢字ペディア〉
┌1.雨の降りしきるさま。
├2.涙がとめどもなく流れ出るさま。
└3.汗・水などが激しく流れ落ちるさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
114 胡乱 ◆1 うろん   ┌あやしげで疑わしいこと。行動などが不審なさま。胡散臭いさま。〈漢字ペディア〉
┌1.正体の怪しく疑わしいこと。また、そのさま。
├2.確かでないこと。真実かどうか疑わしいこと。また、そのさま。
└3.乱雑であること。また、そのさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-3㈠
115 覿面 ◆1 てきめん   ┌1.面と向かうこと。まのあたりに見ること。また、そのさま。転じて、まのあたり。目前。
└2.効果・結果・報いなどが即座に現れること。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌効果や報いが、すぐに現れるさま。〈漢字ペディア〉
★天罰覿面・・・悪事を働けば、すぐに天罰が現れること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
116 絆創膏 ◆1 ばんそうこう   ┌硬膏を布などに塗ったもの。消毒ガーゼ付きのものもある。傷口を覆ったり、包帯がずれないようにしたり、あるいは捻挫部位を固定させたりするのに使う。〈大辞泉〉
┌傷口を保護したり傷口につけたガーゼなどを固定したりする、粘着性のある布や紙。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
117 舐犢 ◆1 しとく   ┌親牛が子牛をなめ、愛撫する。〈字通〉
┌親牛が子牛を愛しなめてやること。転じて、親が子をかわいがること。〈日本国語大辞典〉
★舐犢の愛(アイ)…親が子を深く愛すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
●H6-3㈠
118 煌煌 ◆1 こうこう   ┌きらきらと光輝くさま。〈漢字源〉
┌きらびやかにかがやくさま。きらきら光ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
119 邯鄲 ◆1 かんたん   ┌1.カンタン科の昆虫。山地にすむ。体は細長く、淡い黄緑色。雄は「ルルルル」と美しく鳴く。
└2.中国河北省の都市名。昔、都として栄えた。〈漢字ペディア〉
┌1.地名。春秋時代は衛に属し、戦国時代は趙(チョウ)の国都となる。今の河北省邯鄲市の西南にあった。
└2.姓。〈漢辞海〉★邯鄲の夢(ユメ)・・・人の世の栄華がはかないたとえ。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
120 閘門 ◆1 こうもん   ┌1.運河・放水路などで、水量を調節するための堰(セキ)。
└2.運河・河川などの、水面に高低差のある場所で、水面を昇降させて船を行き来させるための装置。閘室とよぶ前後を扉で仕切った水面に船を入れ、扉の開閉によって水位を昇降させてのち、一方を開いて船を進める。〈大辞泉〉
┌ときどき開閉して、水を調節したり、舟を通したりする門。水門。また水門の扉。〈新漢和大字典〉
┌運河・河川などで、水量や水面の高さを調節するための水門。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈠
121 牛蒡 ◆1 ごぼう   ┌キク科の大形二年草。ユーラシア原産。葉は卵心形で柄が長い。茎は高さ1メートル以上になり、夏、頂に淡紫または白色の頭花をつける。根はまっすぐで細長く茶褐色で、食用。種子は漢方で消炎・解熱薬とする。〈大辞林〉
┌キク科の二年草。ヨーロッパ・シベリア原産。葉はハート形で大きい。根は地中に垂直に長く伸びて、食用。「牛蒡」は漢名より。根がウシの尾に似ることから。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
122 咫尺 ◆1 しせき   ┌1.非常に短い距離・長さ。
└2.すぐそばまで近づく。〈漢字源〉
┌1.きわめて近い距離。
├2.貴人に間近で会うこと。
└3.短いこと。簡単なこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-1㈠
●H13-1㈠
●H15-2㈠
123 髑髏 ◆1 どくろ どくろう ┌風雨にさらされて肉が落ち、むきだしになった頭蓋骨。されこうべ。しゃれこうべ。〈大辞泉〉
┌死人の頭の骨。〈漢辞海〉
┌風雨にさらされてしらけた頭骨。されこうべ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
124 耄碌 ◆1 もうろく   ┌年をとって心身のはたらきが鈍くなること。おいぼれること。〈大辞林〉
┌(国)年老いて、からだや頭の働きが衰えること。また、そのような人。〈新漢和大字典〉
125 嬋娟 ◆1 せんけん せんえん ┌容姿のあでやかで美しいさま。〈大辞泉〉
┌軽やかに身をくねらせるあでやかな女性。転じて、詩では花・月などの美しさを形容するのに用いる。〈漢字源〉
┌あでやかで美しいさま。なよなよとして美しいさま。≒嬋姸〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-3㈠
●H8-3㈠
●H14-3㈠
126 舳艫 ◆1 じくろ   ┌へさきととも。船首と船尾。〈大辞泉〉
┌船のへさきと、とも。〈字通〉
┌船首と船尾。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-3㈠
●H15-2㈠
127 島嶼 ◆1 とうしょ   ┌島。また、大小の島々。〈漢字源〉
┌大小の島々。〈漢辞海〉
128 幫助 ◆1 ほうじょ   ┌わきから力を添えて手伝うこと。〈漢字源〉
┌1.力を添えて助けること。
└2.他人の違法な行為の実行を助ける行為。≒従犯〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
129 微恙 ◆1 びよう   ┌軽い病気。〈漢字源〉
┌軽い病気。気分が少しすぐれないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈠
130 悋気 ◆1 りんき   ┌(国)男女間のやきもち。〈漢字源〉
┌男女間のやきもち。≒嫉妬、悋惜〈漢字ペディア〉
★悋気は恋(コイ)の命(イノチ)…やきもちは恋している証しである。やきもちをやかないようになったら恋は終わりである。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
131 蹲踞 ◆1 そんきょ   ┌1.うずくまること。しゃがむこと。
├2.貴人が通行するとき、両ひざを折ってうずくまり、頭を垂れて行う礼。また、後世、貴人の面前を過ぎるとき、ひざと手を座につけて会釈すること。
└3.相撲や剣道で、つま先立ちで深く腰を下ろし、十分ひざを開き、上体を正した礼の姿勢。〈大辞泉〉
┌≒蹲倨
├1.相撲や剣道で、相対して礼をするときの姿勢。つま先立ちのまま腰をおろし、ひざを開いて姿勢を正した形。
├2.うずくまること。しゃがむこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
132 縉紳 ◆1 しんしん   ┌官位・身分の高い人。転じて、紳士。〈漢字ペディア〉
┌高位・高官・士大夫などを指す。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈠
●H28-1㈠
133 髣髴 ◆1 ほうふつ   ┌≒彷彿
├1.よく似ていること。ありありと思い出すこと。
└2.ぼんやりと見えること。〈漢字ペディア〉
┌≒彷彿、放物、方物、髴髴
├1.ほとんど…のようである。
└2.ほのかなさま。ぼんやりとしたさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
134 懺悔 ◆1 ざんげ さんげ ┌(仏)過去の過ちを悔い改める。また、悔いて告白する。〈漢字源〉
┌自ら悔い改める。〈字通〉
┌過去に犯した罪を後悔して、神や人に告白すること。〈漢字ペディア〉
┌1.(サンゲ)(仏)罪過を悔いて仏や僧に告白し、許しを請う。
└2.(ザンゲ)キリスト教で、自ら犯した罪過を告白し、悔い改めること。告白。告解。
└3.(ザンゲ)誤りや罪過を自覚して心をひどく痛める。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
135 看経 ◆1 かんきん   ┌1.禅宗などで、声を出さないで経文を読むこと。⇔諷経(フギン)
└2.声を出して経文を読むこと。読経。〈大辞泉〉
┌1.声を出さずに、経文を読むこと。
└2.声を出して経を読むこと。≒読経、誦経〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
136 豌豆 ◆1 えんどう   ┌マメ科の二年草。ヨーロッパ原産。茎は高さ1〜3mほどに伸び、先端に巻きひげのある羽状複葉を互生。花は腋生で,赤紫色または白色の蝶形花。豆果は長楕円体で数個の種子がある。蜜豆に入れるアカエンドウやサヤエンドウ・グリーンピースなど、いくつかの系統がある。野良豆。〈大辞林〉
┌マメ科の二年草。葉は羽状複葉で、先端は巻きひげとなる。若いさやと種子は食用。エンドウマメ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
137 揶揄 ◆1 やゆ   ┌からかい、ばかにする。〈漢字源〉
┌からかうこと。ばかにして笑うこと。〈漢字ペディア〉
★「揶揄う/揶う」で「からか-う」とも読む。
◇漢字ペディア大見出し
138 韜晦 ◆1 とうかい   ┌1.自分の本心や才能・地位などをつつみ隠すこと。
└2.身を隠すこと。姿をくらますこと。〈大辞泉〉
┌才能・地位・形跡などをつつみ隠すこと。他人の目をくらまし、わからないようにすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
139 蝦蟇 ◆1 がま   ┌ヒキガエル。〈新漢和大字典〉
┌ひき。ひきがえる。〈字通〉
140 内訌 ◆1 ないこう   ┌内部の乱れ。内部の騒ぎ。うちわもめ。内紛。〈大辞泉〉
┌内部でもめること。うちわもめ。≒内紛〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
141 拉致 ◆1 らち らっち ┌無理に連れ去る。〈新漢和大字典〉
┌いやがる人を無理に連れ去ること。無理に引き連れること。〈漢字ペディア〉
┌ひきつれる。〈字通〉
┌むりやりに連れていくこと。らっち。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
142 猖獗 ◆1 しょうけつ   ┌悪い物事がはびこり、勢いを増すこと。猛威をふるうこと。〈大辞泉〉
┌1.激しく暴れまわっていて、おさえることのできないさま。勢いの盛んなこと。
└2.大荒れしてくつがえる。失敗すること。〈漢字源〉
┌≒猖蹶
├1.悪いものが激しい勢いではびこるさま。猛威をふるうこと。
└2.激しくくつがえること。荒れて失敗すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
143 耳朶 ◆1 じだ   ┌1.みみたぶ。
└2.みみ。〈大辞泉〉
┌1.耳朶(ミミタブ)に同じ。
└2.みみ。聴覚・平衡感覚をつかさどる器官。〈漢字ペディア〉
★耳朶に触(フ)れる…耳にはいる。聞き及ぶ。聞こえる。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-3㈠
●H16-2㈠
144 辺鄙 ◆1 へんぴ   ┌都会から離れていて不便なこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌1.都から離れた土地。片田舎。
└2.ひらけていない土地。不便な土地。〈漢字源〉
┌都会から遠く離れ、開けていない不便な土地。かたいなか。≒辺地、辺土、辺陬〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
145 閻魔 ◆1 えんま   ┌死者の生前の罪を裁き、罰するという地獄の王。閻魔大王〈漢字ペディア〉
┌(仏)幽冥界を支配し、人の生前の罪をあばき、罰を加える王。地獄王。ヤマ神。〈漢辞海〉
★抹香(マッコウ)嘗(ナ)めた閻魔のよう…渋い顔をするさま。不愛想な顔つきのたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
146 艨艟 ◆1 もうどう   ┌軍艦。堅固で細長く、敵船中に突入するのに用いたものをいった。もうしょう。〈大辞泉〉
┌軍船。軍艦。いくさぶね。艟艨。〈大辞林〉
┌いくさぶね。敵の船に突き当たって壊す、頑丈なつくりの軍用船。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
147 剽軽 ◆1 ひょうきん   ┌明るく滑稽(コッケイ)なさま。また、その言動や人。〈漢字ペディア〉
┌気軽でおどけた感じのすること。また、そのさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-1㈠
148 酩酊 ◆1 めいてい   ┌ひどく酒に酔うこと。〈大辞泉〉
┌酒を飲んでひどく酔うこと。≒大酔、泥酔〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
149 怪訝 ◆1 けげん かいが ┌理由・事情がわからず合点がいかないこと。あやしみ、いぶかしく思うこと。〈漢字ペディア〉
┌不思議で納得がいかないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
★「訝(ゲン)」は慣用音。
●H4-1㈠
150 軽躁 ◆1 けいそう   ┌軽はずみに騒ぐこと。考えがあさはかなこと。〈漢字ペディア〉
┌落ち着きがなく騒がしいこと。思慮が浅く軽はずみなこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
151 緞帳 ◆1 どんちょう   ┌1.(国)緞子(ドンス)で作った幕。
└2.巻いてあげさげするようにした垂れ幕。また、下等の芝居小屋に用いたので、転じて、低級な芝居。また、へたな役者。〈漢字源〉
┌1.厚地の織物でつくった模様入りの布。帳(トバリ)などに用いる。
├2.劇場の舞台と観客席とを仕切る垂れ幕。厚地に絵や刺繍などを施した幕で、上下に開閉する。緞帳幕。
└3.「緞帳芝居」「緞帳役者」の略。〈大辞泉〉
┌1.刺繡(シシュウ)で模様をあしらった厚地の布。仕切りなどに用いる。
└2.劇場で、巻いて上げ下ろしする厚地の幕。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-2㈠
152 眈眈 ◆1 たんたん   ┌鋭い目つきで獲物をねらうさま。また、野心をもって機会を狙うさま。〈大辞泉〉
┌1.見おろすさま。欲深く狙い視るさま。
└2.奥深いさま。〈漢字源〉
┌鋭い目つきでねらい見るさま。すきあらばとねらうさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
153 朴訥 ◆1 ぼくとつ   ┌質朴で訥弁(トツベン:くちべた)朴訥であること。かざりけがなく、口数が少ないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌口数が少なく飾り気のないこと。≒木訥〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
154 玻璃 ◆1 はり   ┌1.仏教で、七宝の一。水晶のこと。
├2.ガラスの異称。
└3.火山岩中に含まれる非結晶質の物質。〈大辞泉〉
┌天然ガラス。また、仏教で、七宝の一つである水晶のこと。〈漢字源〉
┌1.仏七宝の一つ。水晶。梵語(ボンゴ)の音訳による語。
└2.ガラスの別称。〈漢字ペディア〉
★瑠璃(ルリ)も玻璃も照(テ)らせば光(ヒカ)る…すぐれた素質や才能をもつものは、どこにいても目立つというたとえ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
155 躊躇 ◆1 ちゅうちょ   ┌1.ためらって、行きなやむ。また、物事を進めかねてためらう。
└2.あわてない。ゆったりとする。〈新漢和大字典〉
┌あれこれ迷って決心できないこと。ためらうこと。〈大辞泉〉
┌決心がつかず迷うこと。ぐずぐずと、ためらうこと。〈漢字ペディア〉
★「躊躇う/躊う」で「ためら-う」とも読む。
◇漢字ペディア大見出し
156 茶筅 ◆1 ちゃせん   ┌≒茶筌
├1.抹茶に湯を注ぎ、かき回して茶をたてる竹製の道具。
└2.「茶筅髪」の略。後ろに束ねてひもで結び、先を茶筅のようにした髪の結い方。男子は中世から、女子は江戸時代に普及した。〈漢字ペディア〉
┌1.抹茶をたてるとき、かきまわして泡を立てたり、練ったりする竹製の具。9センチくらいの竹筒の半分以上を細く割って穂とし、その末端を少し内に曲げたもの。煤竹(ススダケ)・白竹・紫竹・青竹などを用いる。
└2.「茶筅髪(チャセンガミ)」の略。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
157 粗鬆 ◆1 そしょう そそう ┌こまやかでないこと。大ざっぱであらいこと。また、そのさま。〈大辞林〉
┌おおざっぱであらいこと。きめがあらく、ざらざらしていること。〈漢字ペディア〉
★「骨"粗鬆"症(こつそしょうしょう)」
◇漢字ペディア大見出し
158 琥珀 ◆1 こはく   ┌1.地質時代の樹脂が地中で化石になったもの。ふつうは黄褐色で透明。装飾品に用いる。
└2.「琥珀織」の略。平織で横にうねを表した絹織物。着物の帯などに用いる。〈漢字ペディア〉
┌宝石の一つ。太古の松やになど樹脂の化石。黄色で透明または半透明のものが多い。〈漢字源〉
★琥珀は腐芥(フカイ)を取(ト)らず…廉潔の人は、不義・不正を身に近づけたりはしないということのたとえ。琥珀はちりを吸いつけるが、くさったごみまでは吸いつけないという意から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
159 嘖嘖 ◆1 さくさく   ┌やかましくいう。〈字通〉
┌人々が口々に言いはやすさま。しきりに言うさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈠
●H20-1㈠
●H22-2㈠
160 迂闊 ◆1 うかつ   ┌1.間が抜けて実際の役に立たない。
└2.(国)うっかりする。不注意である。〈漢字源〉
┌1.うっかりしていて心の行き届かないこと。また、そのさま。
└2.回り遠くて実情にそぐわないこと。実際の役に立たないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌注意力が足りずに、うっかりしているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
161 不埒 ◆1 ふらち   ┌具人の道や法にはずれること。≒不届き〈漢字ペディア〉
┌1.道理にはずれていて、けしからぬこと。また、そのさま。ふとどき。
└2.要領を得ないこと。埒のあかないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
162 蛇蠍 ◆1 だかつ じゃかつ ┌へびとさそり。人の恐れ嫌うもののたとえ。〈大辞林〉
┌へびとさそり。人が恐れ嫌うもののたとえ。〈大辞泉〉
┌へびと、さそり。おそれ嫌われるもの。〈字通〉
┌ヘビとサソリ。人がひどく恐れ、嫌うもののたとえ。≒蛇蝎〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
163 ◆1 ばく   ≒獏
1.奇蹄目バク科の哺乳類の総称。ずんぐりした体形で尾は短い。鼻と上唇が合わさって伸び、象の原型を思わせる。前肢に4指、後肢に3指あり、ひづめをもつ。森林や水辺のやぶにすみ、草食性で、水に入って敵から逃がれる。マレーバク・アメリカバクなど4種がある。
2.中国の想像上の動物。形はクマに、鼻は象に、目はサイに、脚はトラに、尾は牛に似て、人の悪夢を食うといわれ、その皮を敷いて寝ると邪気を避けるという。〈大辞泉〉
●H23-1㈠
164 闊達 ◆1 かったつ   ┌心が広く、物事にこだわらないようす。≒豁達〈漢字ペディア〉
┌気持ちが大きく、小さなもの事にこだわらない。≒豁達〈漢字源〉
★自由闊達…心がおおらかで,物事にこだわらないこと。また、そのさま。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
165 嫋嫋 ◆1 じょうじょう   ┌1.なよなよとしなやかなさま。
└2.とぎれそうでとぎれず、細く長く続くものの形容。笛や風の音など。〈漢字源〉
┌1.しなやかなさま。
├2.風がそよそよと吹くようす。
└3.音声が細く長く続くさま。〈漢字ペディア〉
★余韻(ヨイン)嫋嫋…音が鳴りやんでもなお残る響きが、細く長く続くさま。詩文の表現の背後に感じられる趣や、事が終わったあとに残る風情などのたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-1㈠
●H16-1㈠
166 齧歯 ◆1 げっし   ★齧歯類(ルイ)…齧歯目の哺乳動物の総称。ネズミ・ウサギ・リスなど犬歯をもたず前歯(門歯)の発達したものの分類名。〈漢字ペディア〉
●H6-1㈠
●H16-3㈠
●H19-2㈠
167 ◆1 ばく   ≒貘
1.奇蹄目バク科の哺乳類の総称。ずんぐりした体形で尾は短い。鼻と上唇が合わさって伸び、象の原型を思わせる。前肢に4指、後肢に3指あり、ひづめをもつ。森林や水辺のやぶにすみ、草食性で、水に入って敵から逃がれる。マレーバク・アメリカバクなど4種がある。
2.中国の想像上の動物。形はクマに、鼻は象に、目はサイに、脚はトラに、尾は牛に似て、人の悪夢を食うといわれ、その皮を敷いて寝ると邪気を避けるという。〈大辞泉〉
168 睚眥 ◆1 がいさい がいし ┌目にかどをたてて、人をにらむこと。目くじらをたてること。〈漢字源〉
┌ちょっとにらむこと。憎らしそうににらむこと。〈漢字ペディア〉
★睚眥の怨(ウラ)み…ほんのわずかなうらみ。ちょっとにらまれた程度のうらみの意から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-3㈠
●H13-3㈠
169 恍惚 ◆1 こうこつ   ┌1.ぼんやりとして見定めにくいさま。
└2.あるものに気を取られてうっとりするさま。また、ぼんやりするさま。〈漢字源〉
┌1.うっとりして我を忘れるさま。≒恍然
└2.頭のはたらきが鈍って判断力や理解力が劣るさま。特に、老年になってぼけた状態にいう。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
170 蠕動 ◆1 ぜんどう   ┌1.ミミズなどの虫が身をくねらせてうごめきながら進むこと。また一般に、うごめくこと。
└2.筋肉の収縮波が徐々に移行する型の運動。消化管壁が食物を送る運動などにみられる。蠕動運動。〈大辞泉〉
┌1.虫がうごめくこと。
└2.少しずつ静かに動くこと。〈新漢和大字典〉
┌うごめく。〈字通〉
┌1.うごめくこと。虫が動くこと。≒蠢動
└2.筋肉が収縮してできる波が徐々に動いていく運動。消化器官などに見られる。蠕動運動。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-1㈠
171 瓔珞 ◆1 ようらく   ┌宝石を連ねて仏像の頭・首・胸などを飾るもの。寺院内の天蓋(テンガイ)の装飾にも用いる。〈漢字ペディア〉
┌珠の首飾り。仏像に用いる。〈字通〉
┌珠玉をつないでつくった首飾り。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-2㈠
172 阿闍梨 ◆1 あじゃり あざり ┌1.徳が高く、弟子を教え導くことのできる僧。
└2.天台宗・真言宗での僧の位。〈漢字ペディア〉
┌1.仏語で、衆僧を教え導き、その模範たるべき高僧の敬称。
└2.(国)天台宗・真言宗の僧位。〈漢辞海〉
┌1.弟子たちの模範となる高僧の敬称。
├2.密教で、修行を完了し、伝法灌頂(デンポウカンジョウ)を受けた僧。また、伝法灌頂の職位を受けた、天台宗・真言宗の僧。
└3.勅旨によって修せられる法会を執行する僧。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
173 慫慂 ◆1 しょうよう   ┌そうするように誘って、しきりに勧めること。〈大辞泉〉
┌そばから誘いすすめること。また、すすめそそのかすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-1㈠
●H17-1㈠
●H25-3㈠
174 懊悩 ◆1 おうのう   ┌心の底から深く悩む。≒苦悩〈漢字源〉
┌心の奥で、悩みもだえること。≒煩悶、苦悩〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-1㈠
175 端倪 ◆1 たんげい   ┌1.物事のはじめと終わり。
└2.物事のなりゆきをおしはかること。推測すること〈漢字ペディア〉
┌1.物事の初めと終わり。事の始終。
└2.物事の本と末、終わりと始めを推しはかること。あらかじめ予想すること。推測。〈大辞泉〉
★端倪すべからず…物事の規模がどれほどなのか、おしはかれないこと。人格の大きいことなどにいう。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
176 琺琅 ◆1 ほうろう   ┌金属器や陶磁器の表面に、さび止めや飾りとして焼き付ける釉(ウワグスリ)。また、焼きつけたもの。瀬戸引き・七宝焼など。〈漢字ペディア〉
┌珪石(ケイセキ)・石灰・長石・粘土・ソーダなどをとかしてつくる白色不透明のガラス質の物質。エナメル器物のうわぐすりとし、金属がさびるのを防ぎ、また装飾とする。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
177 蕁麻疹 ◆1 じんましん   ┌皮膚がかゆくなり、一時的に赤くはれあがる急性の皮膚病。アレルギーが原因で起こる。〈漢字ペディア〉
┌急にかゆくなって平たい紅色の浮腫(フシュ)を生じる発疹(ホッシン)。漆などの植物や鯖・卵などの食品、また、寒冷刺激などによって起こり、数分から数時間で消失する。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
178 倥偬 ◆1 こうそう   ┌1.忙しくてあわただしいさま。
└2.うろたえるさま。〈漢字源〉
┌あわただしいさま。いそがしいさま。せわしないさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈠
●H18-1㈠
179 瑇瑁 ◆1 たいまい   ┌熱帯の海にすむかめの一種。その甲羅は黒くつやがあり、鼈甲と呼ばれ、装飾品の材料とする。〈漢字源〉
┌ウミガメ科のカメ。熱帯・亜熱帯の海にすむ。甲羅の長さは約一メートル。甲羅を鼈甲(ベッコウ)細工の材料にする。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈠
●H20-3㈠
●H23-2㈠
180 芍薬 ◆1 しゃくやく   ┌草の名。ボタン科の多年草。〈新漢和大字典〉
┌しゃくやく。〈字通〉
┌キンポウゲ科の多年草。アジア北東部原産。初夏、茎頂にボタンに似た大形で美しい紅・白色の花を開く。観賞用。根は薬用。〈漢字ペディア〉
★立(タ)てば芍薬座(スワ)れば牡丹(ボタン)歩(アル)く姿(スガタ)は百合(ユリ)の花(ハナ)…立っても座っても、また歩いても、姿が艶やかで魅力的な美人の形容。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
181 昇汞 ◆1 しょうこう   ┌塩化第二水銀の別称。無色透明で針状の結晶。猛毒。染色・消毒・写真材料などに用いる。〈漢字ペディア〉
┌塩化水銀(U)のこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
●H10-1㈠
●H15-2㈠
●H27-3㈠
182 睥睨 ◆1 へいげい   ┌1.横目でにらむこと。流し目で見ること。
└2.城壁のくぼみから敵情をのぞき見ること。転じて、周囲をにらみつけて勢いを示すこと。〈漢字ペディア〉
┌1.よこめでにらむ。
├2.城壁のくぼみから敵情をのぞき見ること。
└3.馬車で、上の屋根を支えるさお。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-3㈠
183 招聘 ◆1 しょうへい   礼をつくして、丁重にまねくこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
184 熱鬧 ◆1 ねっとう ねつどう ┌多数の人で混雑し、騒がしいこと。〈漢字ペディア〉
┌人が込みあって騒がしいこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-2㈠
●H17-2㈠
●H30-3㈠
185 垂涎 ◆1 すいぜん すいせん
すいえん
┌1.よだれをたらす。
└2.非常にうらやましがること。〈漢字源〉
┌ほしくてたまらぬ。〈字通〉
┌1.食べたくてよだれをたらすこと。
├2.非常にほしがること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
186 闖入 ◆1 ちんにゅう   ┌突然、無断で入り込むこと。〈大辞泉〉
┌突然、無断で入りこんでくること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-3㈠
●H15-1㈠
187 瑪瑙 ◆1 めのう   石英などの結晶の混合物。紅・緑・白などの美しいしま模様があり、装飾品などに用いられる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
188 軋轢 ◆1 あつれき   ┌関係が悪くなること。仲がこじれること。不和。〈漢字ペディア〉
┌仲が悪くなること。〈大辞泉〉
┌1.車輪がすれあってきしる。
└2.きしみあい。つぶしあい。不和になる。反目する。人と人との間の仲たがい。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
●H6-3㈠
189 匍匐 ◆1 ほふく   ┌1.地面や床上に身をふせて手足を動かす。はらばう。
└2.はらばってでもかけつける。一生懸命に力を尽くすさまのたとえ。〈漢字源〉
┌腹ばうこと。また、腹ばいになって進むこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
190 闡明 ◆1 せんめい   ┌はっきりしない道理などを明らかにすること。〈漢字ペディア〉
┌明瞭でなかった道理や意義を明らかにすること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
●H9-2㈠
191 咆哮 ◆1 ほうこう   ┌猛獣などが、ほえたけること。また、その声〈大辞泉〉
┌猛獣などが、たけりほえること。また、その声。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
192 罵詈 ◆1 ばり   ┌口汚くののしること。また、その言葉。ののしり。〈大辞泉〉
┌ののしること。悪口を言うこと。〈漢字ペディア〉
★罵詈讒謗(サンボウ)・・・悪口の限りを言い、手ひどくののしること。また、その言葉。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
193 指嗾 ◆1 しそう   ┌さしずして、そそのかす。けしかける。〈漢字源〉
┌人をそそのかすこと。けしかけること。≒使嗾、教唆〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
●H14-3㈠
194 開闢 ◆1 かいびゃく   ┌1.天と地が初めてできた時。世界の始まりの時。
├2.信仰の地としての山を開き、あるいは初めて寺院などをつくること。また、その人。開山。
└3.荒れ地などが切り開かれること。〈大辞泉〉
┌1.天地が開いた始まり。この世の始まり。≒創世
└2.物事の始まり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
195 屹度 ◆1 きっと   ┌1.(国)たしかに。必ず。
└2.厳重に。〈漢字源〉
┌≒急度
├1.必ず。確かに。
└2.きびしく。きっぱりと。表情に強い感情を表すさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
196 瞋恚 ◆1 しんい しんに ┌1.(仏)三毒・十悪の一。怒り・憎しみ・怨みなどの憎悪の感情。
└2.怒り恨むこと。腹立ち。いかり。〈大辞林〉
┌1.(仏)自分の心に反するものを怒り恨む。
└2.目をむいて怒る。〈漢字源〉
┌1.はげしく怒ること。≒瞋怒
└2.(仏)貪欲(トンヨク)・愚痴とともに三毒の一つ。自分の心に反するものをはげしく怒り、恨むこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-1㈠
●H13-3㈠
●H20-2㈠
197 箏曲 ◆1 そうきょく   ┌箏(コト)で奏する音楽。〈漢字源〉
┌ことを演奏する楽曲。ことで伴奏する声楽曲と、ことと他の楽器とを合わせた器楽曲がある。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
198 彷徨 ◆1 ほうこう   ┌あてもなくさまよい歩くこと。〈漢字ペディア〉
┌当てもなく歩き回ること。さまようこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
199 旱魃 ◆1 かんばつ   ┌ひでり。特に、農作物に必要な雨が長い間降らないこと。〈大辞泉〉
┌長い期間雨が降らず、水がかれてしまうこと。ひでり。≒干天〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
200 捏造 ◆1 ねつぞう でつぞう ┌事実でないことを事実らしく作ること。〈漢字ペディア〉
┌1.土などをこねまわして、形だけにせた物を作ること。
└2.事実でない事柄を事実のように作り上げる。でっちあげる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
201 微醺 ◆1 びくん   ┌ほんのりと酒に酔うこと。ほろよい。微酔。〈大辞泉〉
┌少し酒に酔うこと。ほろよい。≒微酔〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
202 欺瞞 ◆1 ぎまん   ┌あざむくこと。だますこと。〈大辞泉〉
┌いつわってだますこと。また、いつわり。〈漢字源〉
┌あざむき、だますこと。≒瞞着〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
203 諮詢 ◆1 しじゅん   ┌参考として問い尋ねること。意見をきくこと。諮問。〈大辞林〉
┌≒咨詢
├1.相談すること。とうこと。
└2.他の機関の意見を求め、参考にすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
204 欸乃 ◆1 あいだい あいない ┌1.船頭のかけ声。また、櫓(ロ)のきしむ音。
├2.舟歌。
└3.きこりの歌。〈漢字ペディア〉
┌1.船頭が舟をこぐときに掛け合う掛け声。また櫓のきしる音。転じて、船歌のこと。
└2.きこりが木を切るときに歌う歌。〈漢字源〉
┌舟人が相応える声。櫓の音。舟歌。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-1㈠
●H21-1㈠
●H23-3㈠
205 魍魎 ◆1 もうりょう   ┌山・川・木・石などに宿っている精霊。すだま。〈大辞泉〉
┌古代中国の山の霊気や木石の精。すだま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
206 涅槃 ◆1 ねはん   ┌1.いっさいの煩悩(ボンノウ)を滅却した、不生不滅の悟りの境地。
└2.死ぬこと。特に、釈迦(シャカ)の死。入滅。〈漢字ペディア〉
┌1.煩悩を滅して真理を悟り知恵が完成する悟りの境地。仏教の最終的な理想。
└2.釈迦の死のこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
207 玲瓏 ◆1 れいろう   ┌1.玉のように輝くさま。美しくすきとおるさま。
└2.金属や玉が触れ合って澄んだ音で鳴るさま。また、そのような人の声のたとえ。〈漢字ペディア〉
┌1.宝玉や金属がふれあって鳴るさわやかな音の形容。≒玲玲、玲琅
└2.宝玉のように冷たく冴えて輝くさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-1㈠
●H12-2㈠
208 濾過 ◆1 ろか   ┌液体をこして混じり物をのぞくこと。〈大辞林〉
┌液体や気体をこして、固形の不純物を取り除くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
209 饂飩 ◆1 うんどん うどん ┌うどん。〈新漢和大字典〉
┌小麦粉をこねて薄くのばし、細く切ったものをゆでた食品。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
210 魑魅 ◆1 ちみ   ┌1.山林・木石の精気から生じるという霊。人面鬼身で、よく人を迷わすという。ちみ。
└2.人の霊魂。たましい。〈大辞泉〉
┌1.「魑(スダマ)」に同じ。
└2.人間の顔をした化け物。山の神。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
211 囂囂 ◆1 ごうごう   ┌人の声のががやがやと騒がしいさま。〈新漢和大字典〉
┌人々が騒ぐさま。また、声や音がやかましいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
212 呱呱 ◆1 ここ   ┌産声。〈字通〉
┌乳飲み子の泣く声。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
213 余喘 ◆1 よぜん   ┌死ぬ間際の、とぎれとぎれの息遣い。虫の息。〈漢字源〉
┌今にも絶えそうなかすかな息。虫の息。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈠
214 傀儡 ◆1 かいらい   ┌1.あやつり人形。くぐつ。でく。
└2.自分の意志や主義を表さず、他人の言いなりに動いて利用されているも。でくの坊。〈大辞泉〉
┌1.「傀儡(クグツ)」に同じ。
└2.他人に操られる者。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-1㈠
215 放埒 ◆1 ほうらつ   ┌勝手気ままでしまりのないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌1.「放逸」に同じ。≒放縦
└2.酒や色欲にふけること。≒放蕩〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
216 忖度 ◆1 そんたく   ┌他人の心をおしはかること。≒推察〈漢字ペディア〉
┌他人の気持ち・考えを、そっと推し量る。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-2㈠
●H15-1㈠
217 輓近 ◆1 ばんきん   ┌ちかごろ。最近。近来。〈大辞泉〉
┌1.古代に対して、のちの世。
└2.ちかごろ。〈新漢和大字典〉
┌1.近ごろ。近年。
└2.古代に対して、最近の世。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈠
218 齟齬 ◆1 そご   ┌物事がうまくかみ合わないこと。食い違うこと。ゆきちがい。〈大辞泉〉
┌物事がくいちがうこと。行きちがい。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
219 齠齔 ◆1 ちょうしん   ┌ぬけかわりかけている乳歯。7、8歳の年ごろのこと。また、その頃の子ども。〈新漢和大字典〉
┌七八歲のこども。〈字源〉
●H30-2㈠
220 輜重 ◆1 しちょう   ┌軍隊の糧食・被服・武器・弾薬など、輸送すべき軍需品の総称。〈大辞泉〉
┌1.重い荷物をのせるほろのついた車。
├2.旅人の荷物。
└3.軍隊が必要とする兵器・食糧などのこと。〈新漢和大字典〉
┌1.軍隊の荷物。食糧・武器など。
└2.旅行者の荷物。また、荷物を運ぶ車。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-2㈠
●H15-3㈠
●H25-3㈠
221 餡蜜 ◆1 あんみつ   蜜豆の上に餡をのせたもの。〈大辞泉〉
222 贔屭 ◆1 ひいき ひき ┌1.気に入った人に特に目をかけ世話をすること。気に入ったものを特にかわいがること。
└2.目をかけて世話してくれる人。パトロン。後援者。〈大辞林〉
┌1.(国)自分の気に入った者を特にかわいがって力をそえること。また、その人。後援者。
├2.ひいひいと鼻息を吹いてがんばるさま。
└3.重みをささえる大きなカメ。竜の九匹の子の一匹で、重いものを背負うのが好きだというので、石碑の下に石を負った形で彫られている。≒奰屭〈新漢和大字典〉
★贔屭の引き倒し・・・ひいきし過ぎて、かえってその人の迷惑になること。〈大辞林〉
223 歔欷 ◆1 きょき   ┌1.すすりなく。むせびなく。
└2.悲しみ恐れるさま。〈漢字源〉
┌すすり泣くこと。むせび泣き。≒噓唏〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
224 貪婪 ◆1 どんらん たんらん
とんらん
┌飽くことを知らないこと。大変に欲深であること。また、そのさま。貪欲。たんらん。〈大辞泉〉
┌非常に欲が深いこと。≒貪欲〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
225 贖罪 ◆1 しょくざい   1.金品を出して罪を免れること。
2.罪ほろぼしをすること。
3.キリスト教の教義の一つ。キリストが十字架にかかり、人々の罪をあがなったこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
226 繻子 ◆1 しゅす   ┌「繻子織」の略。縦糸を長く浮かせた、光沢のある地の厚い織物。多く、帯地に用いる。サテン。〈漢字ペディア〉
┌(国)絹織物の一種。地が厚くなめらかで、つやがある布。≒朱子〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
●H13-1㈠
●H15-1㈠
227 齷齪 ◆1 あくせく あくさく ┌細かいことを気にして、落ち着かないさま。目先のことにとらわれて、気持ちがせかせかするさま。〈大辞泉〉
┌心にゆとりをもてず、目先のことだけに追われてせわしなく物事を行うさま。≒偓促〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-3㈠
228 焙烙 ◆1 ほうろく ほうらく ┌焙(ホウ)じる土鍋。〈字通〉
┌素焼きの平たい土鍋。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
229 衲衣 ◆1 のうえ   ┌1.僧尼が身に着ける袈裟。日本では、形式化して華美なものも作られた。衲。衲袈裟。
└2.僧侶のこと。〈大辞林〉
┌1.僧衣。衲袈裟(ノウゲサ)。
└2.僧侶(ソウリョ)、特に、禅宗の僧。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
230 僥倖 ◆1 ぎょうこう   ┌1.思いもかけない、身分不相応な幸い。
└2.どこまでも利益や幸福を求めること。〈漢字源〉
┌思いがけない幸運。こぼれざいわい。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
231 齲歯 ◆1 うし くし ┌虫歯。〈漢字ペディア〉
┌虫歯。〈大辞泉〉
┌虫食い歯。虫歯。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
232 啖呵 ◆1 たんか   ┌(国)勢いよく鋭くて、歯切れのよいことば。〈漢字源〉
┌1.威勢よく、歯切れのよい言葉。
└2.香具師(ヤシ)などが品物を売るときの口上。〈漢字ペディア〉
★啖呵を切(キ)る…胸のすくような、鋭く歯切れのよい口調で話す。鋭い勢いでまくしたてる。また、威勢よくののしる。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
233 輻輳 ◆1 ふくそう   ┌いろいろな場所から物事が一か所に寄り集まること。混み合うこと。≒輻湊〈漢字ペディア〉
┌1.四方から寄り集まること。物事がひとところに集中すること。
└2.電話やインターネットなどの回線において、多数の利用者が特定の時間帯に集中することにより処理可能な容量を超え、不具合が生じたり機能が停止したりすること。〈大辞泉〉
┌車の輻(ヤ)が轂(コシキ)に集まるように、多くの物事が一か所に寄り集まる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
234 藹藹 ◆1 あいあい   ┌なごやかなさま。≒靄靄
└草木が盛んに茂るさま。盛んなさま。〈漢字ペディア〉
┌1.元気いっぱいであるさま。
├2.草木がこんもりと茂るさま。
├3.いっぱいに満ちているさま。
├4.月光が一面にたゆとうさま。≒靄靄
├5.雲がたなびくさま。≒靄靄
└6.穏やかなさま。〈漢字源〉
┌草木の盛んに茂るさま。〈字通〉
★和気(ワキ)藹藹…なごやかでのどかな気分が満ちあふれているさま。≒和気靄靄。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
235 刃傷 ◆1 にんじょう   ★刃傷沙汰(ザタ)…刃物で人を傷つけるような争いや、騒ぎ。〈大辞泉〉
236 婀娜 ◆1 あだ   ┌美人のしなやかなるさま。〈字源〉
┌美しくしとやかなさま。また、女性の粋(イキ)で色っぽいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
237 須臾 ◆1 しゅゆ すゆ ┌短い時間。しばらくの間。ほんの少しの間。〈大辞泉〉
┌しばらく。少しの間。寸刻。〈漢字ペディア〉
┌しばらく。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-2㈠
●H15-2㈠
238 襦袢 ◆1 じゅばん   ┌和服用の下着。ひとえの短い衣。肌着。ジバン。〈大辞泉〉
┌和服用の下着。肌着。肌襦袢・長襦袢など。ジバン。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
239 彷彿 ◆1 ほうふつ   ┌1.ありありと想像すること。よく似ているものを見て、そのものを思い浮かべること。
└2.ぼんやりしていること。〈大辞泉〉
┌≒髣髴
├1.よく似ているさま。はっきりと思い浮かぶさま。
└2.姿や形などが、ぼんやりと見えるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
240 誣告 ◆1 ぶこく   ┌故意に事実を偽って告げること。〈大辞泉〉
┌他人を陥れるため、故意に偽った事実を告げること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
241 轆轤 ◆1 ろくろ   1.「轆轤台」の略。木製の回転する台で、陶器を作るのに用いる。
2.物を引き寄せたり、つるし上げたりするのに使う滑車。井戸水のくみ上げなどに用いる。
3.傘の柄の上部にある、骨の集まった開閉の装置。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
242 慇懃 ◆1 いんぎん   ┌1.真心がこもっていて、礼儀正しいこと。また、そのさま。ねんごろ。
└2.非常に親しく交わること。〈大辞泉〉
┌1.んごろなこと。礼儀正しくていねいなこと。
├2.うれえいたむさま。
└3.よしみ。特に、男女の思慕の情。〈漢字ペディア〉
★慇懃無礼(ブレイ)…あまりにていねいすぎて、かえって無礼になること。また、うわべは礼儀正しくていねいでも、実は尊大で相手を見下げているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
243 慳貪 ◆1 けんどん   ┌1.(仏)欲が深く、財貨を惜しんで人に与えることをせず、むやみに欲しがる心。
└2.(国)意地が悪くてむごいこと。じゃけん。〈漢字源〉
┌1.非常にけちで欲が深いこと。
└2.思いやりがなく無愛想なこと。つっけんどん。≒邪慳〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
244 饅頭 ◆1 まんじゅう   ┌小麦粉などの粉をこねた皮であんを包み、蒸すか焼くかしてつくった菓子。〈大辞泉〉
┌小麦粉などをこねて作った皮の中に、あんや肉などを入れて蒸した食べ物。〈漢字ペディア〉
★薯蕷(ショヨ)饅頭…ヤマノイモの根をすって糝粉(シンコ)と砂糖を加えたものを皮とし、あんを包んで蒸した饅頭。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
245 胚胎 ◆1 はいたい   ┌1.身ごもる。
├2.物事が発生する始まり。
└3.よくない事がらの原因がそこにあること。〈新漢和大字典〉
┌はらむ。はじまる。〈字通〉
┌1.身ごもること。
└2.物事の起こる原因が生じること。きざし。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
246 懈怠 ◆1 けたい けだい
かいたい
┌仏語。善行を収めるのに積極的でない心の状態。精進に対していう。〈大辞泉〉
┌1.心がゆるんでおこたること。なまけること。≒懈惰、怠懈
└2.仏教で修行をおこたること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
247 儕輩 ◆1 せいはい さいはい ┌仲間。ともがら。〈漢字源〉
┌なかま。同輩。〈字通〉
┌同じ仲間。ともがら。同類。≒同輩〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
248 自彊 ◆1 じきょう   ┌自分から進んで努力し励むこと。休まずに努めること。〈漢字ペディア〉
┌自ら努め励むこと。〈大辞林〉
★自彊(ヤ)まず…自ら努め励んで怠らない。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
249 隕石 ◆1 いんせき   ┌大気中に突入した流星が、燃え切らずに地表におちたもの。〈新漢和大字典〉
┌流星が大気中で燃え切らず、地球上に落ちてきたもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
250 膀胱 ◆1 ぼうこう   脊椎(セキツイ)動物の排泄(ハイセツ)器官。腎臓(ジンゾウ)より送られてくる尿を、一時的にためておく臓器。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
251 螺鈿 ◆1 らでん   ┌漆工芸技法の一。貝殻の真珠光を放つ部分を磨すり平らにして細かく切り、文様の形に漆器や木地にはめこんで装飾するもの。〈大辞林〉
┌漆工芸の技法の一つ。オウムガイやアコヤガイなどの殻から真珠光を放つ部分を切り取った薄片を物の表面に埋めこみ、装飾とするもの。≒螺甸〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
252 鰥寡 ◆1 かんか   ┌妻を失った男と、夫を失った女。〈大辞泉〉
┌妻を失った男と夫を失った女。〈漢字ペディア〉
★鰥寡孤独(コドク)…妻を失った男、夫を失った女、親のない子、老いて子のない人。寄る辺ない身の上。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈠
253 無辜 ◆1 むこ   ┌罪のないこと。また、その人。〈大辞泉〉
┌罪がないこと。また、その人。≒無罪〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈠
254 疝気 ◆1 せんき   ┌漢方で、下腹部や睾丸がはれて病む病気の総称。疝病。疝。〈大辞泉〉
┌下腹部・腰などがきりきり痛む病気。〈漢字源〉
┌漢方で、下腹部や腰の筋肉が引きつり痛む病気の総称。≒疝病〈漢字ペディア〉
★他人(タニン)の疝気を頭痛(ズツウ)に病(ヤ)む…自分に直接関係ないことを、あれこれ気に病む。人ごとなのに、無駄な心配をする。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
255 切磋 ◆1 せっさ   ┌学問に励み徳義を磨くこと。努力を重ねること。≒切瑳〈大辞泉〉
┌1.切磋琢磨。
└2.心が痛むさま。〈漢辞海〉
★切磋琢磨(サクマ)…学問や修養によって自分をみがき、完成させること。また、同じ志をもつ者が、互いに競い合って学問や技量をみがくこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
256 辟易 ◆1 へきえき   ┌1.ひどく迷惑して、うんざりすること。嫌気がさすこと。閉口すること。
└2.相手の勢いに圧倒されてしりごみすること。たじろぐこと。〈大辞泉〉
┌1.横にさけ、体を低めて退却すること。のち、閉口して退く意に用いる。
├2.精神病。
└3.荒れ地を開墾する。〈新漢和大字典〉
┌1.勢いや困難に押されて立ちのいたり、しりごみしたりすること。
└2.手におえなくて困ること。≒閉口〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
257 獅子吼 ◆1 ししく   ┌1.雄弁をふるうこと。意気盛んな大演説をすること。
└2.仏の説法。獅子が吠えて百獣をおそれさせるように、悪魔・外道を恐れ従わせるところから言う。〈大辞泉〉
┌1.熱弁をふるうこと。大演説。
└2.悪魔や外道(ゲドウ)をも恐れ伏せさせたという、獅子がほえるような釈迦の説法。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-3㈠
258 茗荷 ◆1 みょうが   ┌草の名。特有の芳香がある。夏から秋に根茎から出る花の芽を食用にする。〈新漢和大字典〉
┌ショウガ科の多年草。熱帯アジア原産で、暖地の山林に野生化。また、栽培もする。夏、根元から淡赤褐色の苞(ホウ)に包まれた花穂を出し淡黄色の花が咲く。若い花穂と若芽は食用。メガ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
259 呵責 ◆1 かしゃく   ┌厳しくとがめてしかること。責めさいなむこと。〈大辞泉〉
┌きびしくとがめること。責めて苦しめること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
260 諤諤 ◆1 がくがく   ┌はばからず、ありのままをずばりと言うさま。〈新漢和大字典〉
┌正しいと思うことを遠慮せずに述べるさま。直言するさま。〈漢字ペディア〉
★千人(センニン)の諾諾(ダクダク)は、一士(イッシ)の諤諤に如(シ)かず…何事にも反対しないで言われるままになる多くの人たちよりも、正論をはっきりと言う一人のほうが大切であるということ。
★千人(センニン)の諾諾(ダクダク)は、一士(イッシ)の諤諤に如かず…人の言う通りに従う千人は、正しいと信じることを主張する一人には及ばない。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-1㈠
261 伉儷 ◆1 こうれい   ┌夫婦。伴侶(ハンリョ)。つれあい。配偶者。〈漢字ペディア〉
┌夫婦。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈠
262 忌諱 ◆1 きき きい ┌1.忌み嫌う。
├2.おそれはばかるべきもの。国の禁令のこと。
└3.忌(国王の命日)と諱(死んだ国王の名)。いみはばかって口にしないもののこと。〈漢字源〉
┌嫌って避けること。〈大辞泉〉
┌いみ嫌うこと。おそれ嫌うこと。〈漢字ペディア〉
★忌諱に触(フ)れる…目上の人や主人などが非常に忌み嫌っていることを言ったり行なったりして、その人の機嫌をそこなう。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
★「忌諱(キイ)」は慣用読み。
◇漢字ペディア大見出し
●H9-1㈠
263 放屁 ◆1 ほうひ   ┌1.屁をひる。
└2.とるに足らないことのたとえ。〈漢字源〉
┌屁(へ)を放つこと。おならをすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
264 諧謔 ◆1 かいぎゃく   ┌こっけいみのある気のきいた言葉。しゃれや冗談。ユーモア。〈大辞泉〉
┌ちょっとした冗談。おどけ。しゃれ。ユーモア。おどけた話や言葉。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
265 咽下 ◆1 えんか えんげ ┌のみこむこと。≒嚥下〈漢字ペディア〉
┌口の中の物を飲み下すこと。≒嚥下〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-3㈠
266 執拗 ◆1 しつよう   ┌1.しつこいさま。
└2.自分の意見にいつまでもこだわりつづけるさま。えこじ。頑固。〈大辞泉〉
┌1.意地を張り、自分の考えをあくまで通そうとするさま。
└2.しつこいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
267 巨擘 ◆1 きょはく   ┌親指。非常に優れた人に例えることもある。〈漢字源〉
┌1.親指。
└2.集団の中で、特に目立ってすぐれた人。かしらの人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈠
●H20-2㈠
●H25-3㈠
268 諷刺 ◆1 ふうし   それとなく皮肉ること。特に、社会や人物の欠点や罪悪などを、遠回しにおもしろく批評すること。≒風刺〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
269 鴃舌 ◆1 げきぜつ   ┌外国人の話す、意味のわからない言葉をいやしめていう語。〈大辞泉〉
┌モズの鳴き声の意から、意味が分からないために、ただやかましく聞こえる外国の言葉。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈠
270 邂逅 ◆1 かいこう   ┌思いがけなく出会うこと。〈漢字源〉
┌思いがけなく出あうこと。偶然の出あい。めぐりあい。〈大辞泉〉
┌思いがけず出あうこと。運命的な出あい。めぐりあい。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
271 潑溂 ◆1 はつらつ   ┌1.きびきびとして元気のよいさま。生き生きとしているさま。
└2.魚の飛びはねるさま。〈大辞林〉
┌生き生きとして、元気のよいさま。≒潑剌、活発〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
272 洒脱 ◆1 しゃだつ   ┌さっぱりして、俗気のないこと。〈新漢和大字典〉
┌垢抜け。〈字通〉
┌さっぱりしていて俗気がないこと。≒洒落、灑脱〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
273 疱瘡 ◆1 ほうそう   ┌天然痘(テンネントウ)の俗称。いもがさ。〈漢字源〉
┌天然痘の別称。高熱を発し、赤い発疹(ハッシン)ができて痕(アト)を残す感染症。病原体はウイルス。もがさ。≒痘瘡、皰瘡〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
274 澎湃 ◆1 ほうはい   ┌1.水がみなぎり逆巻くさま。
└2.物事が盛んな勢いでわき起こるさま。〈大辞泉〉
┌1.水の勢いが盛んなさま。≒滂湃
└2.物事が盛んに起こるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-2㈠
●H22-3㈠
275 瞠目 ◆1 どうもく   感心や驚きのあまり、目を見張ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
276 猜疑 ◆1 さいぎ   人の行いなどを素直に受け取れず、ねたんだり、うたがったりすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
277 溽暑 ◆1 じょくしょ   ┌湿気が多くて暑苦しい。蒸し暑い。〈漢辞海〉
┌1.むし暑いこと。
└2.陰暦六月の異名。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-3㈠
278 通牒 ◆1 つうちょう   1.書面で通知すること。また、その書面。
2.通達(ツウタツ:上位官庁が下の機関に出す知らせ)の旧称。
3.国際法上、一方的に国家の態度・政策などを相手国に通知する文書。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
279 咀嚼 ◆1 そしゃく   1.食べ物をかみくだくこと。
2.物事や文章などを深く味わい理解すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
280 煩瑣 ◆1 はんさ   こまごまとしていて、わずらわしいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
281 落暉 ◆1 らっき   沈みかけている太陽。夕日。入り日。≒落陽〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
282 狡猾 ◆1 こうかつ   ずるがしこくて悪知恵がはたらくさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
283 昵懇 ◆1 じっこん   ┌親しくつき合うさま。こころやすいこと。懇意。〈漢字ペディア〉
┌親しく心安いこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
284 容喙 ◆1 ようかい   ┌横合いから口を出すこと。さしでぐち。〈漢字ペディア〉
┌くちばしを入れること。横から口出しをすること。差し出口。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
285 先蹤 ◆1 せんしょう   先人の行った事業の跡。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
286 親炙 ◆1 しんしゃ しんせき その人に親しく接して影響を受け、感化されること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
287 褫奪 ◆1 ちだつ   衣服をはぎ取ること。また、官位や権利などを取り上げること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-1㈠
●H17-1㈠
288 逆睹 ◆1 ぎゃくと げきと あらかじめ見通しをつけること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-1㈠
289 艤装 ◆1 ぎそう   船の完成後、航海に必要な装備を取り付けて就航の準備をすること。また、その装備。ふなよそい。≒船装〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
290 料峭 ◆1 りょうしょう   風が肌寒く感じられること。〈漢字ペディア〉
★春寒(シュンカン)料峭…春先の冷たい風が肌寒く感じられるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
291 啓蟄 ◆1 けいちつ   二十四節気の一つ。三月五、六日ころ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
292 敬虔 ◆1 けいけん   ┌うやまい深くつつしむこと。特に、神仏にうやまい仕えるさまにいうことが多い。〈漢字ペディア〉
┌うやまいつつしむ気持ちの深いさま。特に、神仏を深くうやまい仕えるさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
293 肇国 ◆1 ちょうこく   ┌はじめて国を建てること。国を興すこと。〈漢字ペディア〉
┌新しく国家をたてること。≒建国〈大辞泉〉
┌国をはじめる。国家を起こすこと。≒建国〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-1㈠
●H15-2㈠
294 縟礼 ◆1 じょくれい   こまごまとわずらわしい礼儀作法。〈漢字ペディア〉
★繁文(ハンブン)縟礼・・・規則や礼式が細かくて、わずらわしいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
295 麾下 ◆1 きか   ┌大将の直属の部下。将軍直属の家来。〈漢字ペディア〉
┌1.将軍じきじきの家来。はたもと。
└2.ある人の指揮下にあること。また、その者。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
●H13-1㈠
●H15-3㈠
296 黎明 ◆1 れいめい   1.夜明け。明け方。
2.夜明けにあたる、物事が始まる時期のたとえ。また、新しい時代や文化・芸術などの始まり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
297 蠢動 ◆1 しゅんどう   1.虫がうごめくこと。
2.つまらないものが騒ぎ動くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
298 瀟洒 ◆1 しょうしゃ   ┌すっきりとして洗練されているようす。≒瀟灑〈漢字ペディア〉
┌すっきりとあか抜けしているさま。俗っぽくなくしゃれているさま。≒瀟灑〈大辞泉〉
┌≒瀟灑、蕭洒
├1.さわやかなさま。さっぱりとしてきれいなさま。
└2.俗気が抜けて淡泊なさま。あっさりとして物にこだわらないさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-2㈠
299 天誅 ◆1 てんちゅう   1.天が下す罰。
2.天に代わって悪人の罪を責め、罰を加えること。また、その罰。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
300 猥褻 ◆1 わいせつ   みだらなこと。性に関するいやらしいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
301 簒奪 ◆1 さんだつ   君主を滅ぼして地位や権力を手に入れること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
302 対峙 ◆1 たいじ   1.山などが競い合うようにそびえ立っていること。
2.対立する二つの勢力が、にらみ合っていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
303 眷属 ◆1 けんぞく   ┌≒眷族
├1.血筋のつながっている者。一族の者。身内の者。親族。
└2.従者。家来。配下の者。〈大辞泉〉
┌≒眷族
├1.血のつながりがある者。身内。一族。親族。
└2.目をかけている者。家来。手下。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-1㈠
304 反芻 ◆1 はんすう   1.ウシ・ヒツジ・ラクダなどが、一度飲みこんだ食物を、また、口に戻してかむこと。
2.言葉の意味などをくり返し考えたり味わったりすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
305 拿捕 ◆1 だほ   とらえること。特に、軍艦などが領海を侵犯した外国の船舶をとらえること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
306 袱紗 ◆1 ふくさ   ┌1.などの小形のふろしき。進物などの上に掛ける。
└2.茶の湯で、茶器をふいたり茶碗(チャワン)を受けたりするのに使う絹布。〈漢字ペディア〉
┌≒服紗、帛紗
├1.糊(ノリ)を引いてない絹。やわらかい絹。略儀の衣服などに用いた。また、単に、絹。ふくさぎぬ。
├2.絹や縮緬(チリメン)などで作り、紋様を染めつけたり縫いつけたりし、裏地に無地の絹布を用いた正方形の絹の布。贈物を覆い、または、その上に掛けて用いる。掛袱紗。袱紗物。
├3.茶道で、茶器をぬぐったり、茶碗を受けたり、茶入・香合などを拝見したりする際、下に敷いたりする正方形の絹の布。茶袱紗、使い袱紗、出袱紗、小袱紗などがある。袱紗物。
└4.本式でないものをいう語。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
307 棍棒 ◆1 こんぼう   ┌1.丸い木の棒。
└2.体操競技で使用する、とっくり形の木の棒。インディアンクラブ。〈漢字ペディア〉
┌1.太く長い棒。特に、武器などとして用いる棒。
└2.体操に用いる棒。長さ約50cmの木製で徳利型をしていて、一対で一組とする。現在では特に新体操で用いるものをいう。また、その棒で演技する競技種目。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
308 反駁 ◆1 はんばく   他人の批判や攻撃に対して、論じかえすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
309 登攀 ◆1 とうはん とはん ┌高山や岩崖などをよじのぼること。〈漢字ペディア〉
┌高い所や、けわしい山などをよじ登ること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
●H16-1㈠
310 凋落 ◆1 ちょうらく   ┌1.草花などがしおれ、枯れること。また、容色が衰えること。
└2.勢いがなくなり落ちぶれること。〈漢字ペディア〉
┌1.花や葉がしぼんで落ちること。
├2.おちぶれること。落魄。
├3.容色などが衰えること。
└4.人間が衰えて死ぬこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
311 稀有 ◆1 けう   まれで珍しいこと。めったにないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
312 羸弱 ◆1 るいじゃく   体が弱いこと。また、疲労で衰弱すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
313 稠密 ◆1 ちゅうみつ   一か所に多く集まること。びっしりとこみ合っていること。≒綢密〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-1㈠
314 老獪 ◆1 ろうかい   長い経験から世間慣れして、ずる賢いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
315 無聊 ◆1 ぶりょう   ┌1.することがなく、退屈なこと。つれづれ。
└2.気になることがあって楽しめないこと。〈漢字ペディア〉
┌退屈なこと。心が楽しまないこと。気が晴れないこと。また、そのさま。むりょう。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
316 裨益 ◆1 ひえき   おぎなって利益を与えること。助けとなること。役に立つこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
317 誤謬 ◆1 ごびゅう   論理や知識などのあやまり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
318 僭越 ◆1 せんえつ   身分・分限を越え、出過ぎること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
319 痔瘻 ◆1 じろう   痔疾の一種。肛門の辺りに穴があいて膿(ウミ)が出る病気。あなじ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
320 癲癇 ◆1 てんかん   突然の発作で意識を失ったりけいれんを起こしたりする病気。脳の損傷や遺伝的素質などによって起こる症状。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
321 社稷 ◆1 しゃしょく   ┌1.土地の神(社)と五穀の神(稷)。昔は国の守り神として必ずまつった。
└2.転じて、国家のこと。〈漢字源〉
┌1.古代中国で、天子や諸侯が祭った土地の神(社)と五穀の神(稷)。
├2.朝廷または国家。
└3.朝廷または国家の尊崇する神。〈大辞泉〉
┌昔、中国で建国のときに守り神として天子がまつった土地の神(社)と五穀の神(稷)。転じて、国家。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈠
●H19-1㈠
322 剽窃 ◆1 ひょうせつ   ┌他人の詩歌や文章などをぬすんで、自分のものとして発表すること。≒盗作、剽賊〈漢字ペディア〉
┌他人の作品や論文を盗んで、自分のものとして発表すること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
323 編纂 ◆1 へんさん   多くの材料を集め、ある方針のもとに手を加えて書物を作ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
324 封緘 ◆1 ふうかん   手紙などに封をして、とじること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
325 縷縷 ◆1 るる   1.糸のように、細く長く続くさま。
2.こまごまと詳しく述べるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
326 掣肘 ◆1 せいちゅう   そばから干渉して自由な活動を妨げること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈠
327 荏苒 ◆1 じんぜん   ┌なすことのないまま歳月が過ぎるさま。また、物事が延び延びになるさま。〈大辞泉〉
┌のびのびになる。〈新大字典〉
┌1.歳月がいたずらに過ぎていくさま。
└2.物事がはかどらず延び延びになるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-2㈠
●H15-3㈠
328 莞爾 ◆1 かんじ   にっこりとほほえむさま。にこやかに笑うさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
329 薬莢 ◆1 やっきょう   真鍮(シンチュウ)製の筒に火薬を入れたもの。銃砲に取り付けて弾丸の発射に用いる。〈漢字ペディア〉
★「莢」は、マメ科の植物のさやの意。
◇漢字ペディア大見出し
330 嶄然 ◆1 ざんぜん   ┌1.山がひときわたかくそびえたつさま。
└2.2.多くの人の中で、ひときわ目立って優れていること。〈漢字源〉
┌一段と高く抜きんでているさま。ひときわ目立つさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
331 逕庭 ◆1 けいてい   ┌かけへだたり。大差。〈字通〉
┌小道と広い庭。非常に違っていることのたとえ。大きな差異。〈新漢和大字典〉
┌二つのものの間にある隔たり。懸隔。≒径庭〈大辞泉〉
┌大きなへだたり。差異。≒径庭〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-2㈠
332 大廈 ◆1 たいか   ┌大きな建物。〈漢字源〉
┌大いなる家屋。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
333 膠漆 ◆1 こうしつ   ┌1.にかわと、うるし。
└2.親密な間柄。固い友情。〈漢字ペディア〉
┌1.にかわと、うるし。
└2.互いにぴったりと交わって、はなれないこと。かたく親しい交わりのたとえ。〈新漢和大字典〉
┌にかわと、うるし。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
334 喃語 ◆1 なんご   ┌1.くどくどと話す。
└2.男女が仲良く話し続ける。〈漢字源〉
┌1.男女の仲むつまじいささやきあい。
└2.赤ん坊が発する、まだ言葉にならない音。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
335 幔幕 ◆1 まんまく   ┌長く張り巡らす幕。〈漢字源〉
┌式場や会場などのまわりに張り巡らす幕。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
336 尚絅 ◆1 しょうけい   にしきを着た上に薄絹をかけて、美しさを隠す。〈漢字源〉
★衣錦(イキン)尚絅…才能や徳を、外にあらわに出さないこと。〈漢字ペディア〉
337 蹌踉 ◆1 そうろう   ┌足もとがしっかりせず、よろめくさま。〈大辞泉〉
┌よろめくさま。足元がふらつくさま。≒蹌蹌〈漢字ペディア〉
★「蹌踉めく」で「よろ-めく」と読む。〈漢字ペディア〉
★蹌蹌踉踉(ソウソウロウロウ)・・・よろめき歩くさま。蹌踉。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
338 擱坐 ◆1 かくざ   ┌舟が浅瀬に乗り上げて止まること。〈漢字源〉
┌≒擱座
├1.船が浅瀬に乗りあげること。座礁。
└2.戦車などがこわれて動けなくなること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
339 了簡 ◆1 りょうけん   ≒了見、料簡
1.考え。
2.許すこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
340 渣滓 ◆1 さし   ┌液体の底に沈んでいるかす。沈殿物。おり。〈漢字ペディア〉
┌1.沈殿物。かす。
└2.転じて、役に立たず、人から見捨てられるもののたとえ。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
●R1-2㈠
341 覬覦 ◆1 きゆ   ┌身分不相応なことをうかがい望むこと。〈大辞泉〉
┌身分不相応のことをのぞみねがうこと。また、そのようなのぞみやもくろみ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-3㈠
342 鞅掌 ◆1 おうしょう   ┌忙しく立ち働いて暇のないこと。〈大辞泉〉
┌1.手いっぱいに仕事を引き受けてひどく忙しいこと。
├2.物事が多いさま。
└3.重さに耐えず、手足がしびれること。〈新漢和大字典〉
┌休みをとれないほど忙しく働くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
343 喊声 ◆1 かんせい   ┌大きな叫び声。ときの声のこと。〈漢字源〉
┌大きなわめき声。鬨(トキ)の声。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
344 崑玉 ◆1 こんぎょく   ┌1.崑崙山から産する玉。
└2.転じて、すぐれた詩文をいう。〈漢字源〉
┌崑崙山の玉。〈字通〉
345 縊死 ◆1 いし   ┌首をくくって死ぬこと。首つり。〈漢字ペディア〉
┌首をくくって死ぬこと。首つり死。縊首。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
346 尺蠖 ◆1 せっかく せきかく
しゃっかく
┌シャクトリムシの別名。〈大辞泉〉
┌しゃくとりむし。蛾などの幼虫。〈漢字源〉
┌尺とり虫。〈字通〉
★尺蠖(セッカク)の屈(クッ)するは以(モッ)て信(ノ)びんことを求(モト)むるなり…将来大きく成功するためには、しばらく忍耐して時機を待つことも必要であるたとえ。尺取虫が身を曲げるのは次に身を伸ばして前進しようとするためである意から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア下付き
347 動悸 ◆1 どうき   ┌心臓が普段より激しく鼓動すること。また、その鼓動。〈漢字ペディア〉
┌胸がどきどきする感じがすること。また、心臓の鼓動を不快感を持って自覚すること。鼓動が強くなる場合、早くなる場合、不規則になる場合などがある。≒動気〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
348 偏旁 ◆1 へんぼう   ┌漢字の偏(ヘン)と旁(ツクリ)。多く、漢字構成の左側と右側の部分。〈漢字ペディア〉
┌漢字の偏と旁(ツクリ)。≒偏傍〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
349 擯斥 ◆1 ひんせき   ┌しりぞけること。のけものにすること。≒排斥〈漢字源〉
┌しりぞけてのけものにすること。≒排斥〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
350 斗筲 ◆1 とそう としょう ┌1.一斗入りのますと、一斗二升がはいる竹製のかご。
└2.度量の狭いこと。〈漢字源〉
┌1.度量のせまいこと。器量の小さいこと。
└2.禄(ロク)のわずかなこと。俸給の少ないこと。〈大辞泉〉
★斗筲の人(ヒト)…1.器量が小さい人。度量が狭い人。
└…………………2.給料が少なく、身分が低い人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
●H15-1㈠
351 薫蕕 ◆1 くんゆう   ┌1.よいにおいと悪いにおい。
└2.君子と小人のこと。また、善行と悪行のこと。〈大辞泉〉
┌1.香気のある草と、悪臭のする草。
└善人と悪人。君子と小人。また、善悪のたとえ。〈漢字ペディア〉
★薫蕕は器(ウツワ)を同(オナ)じくせず…善人と悪人、また、君子と小人とは、同じ場所にいることができないということのたとえ。香りのよい草と悪臭のする草は、同じうつわには入れないという意から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
352 琴瑟 ◆1 きんしつ   ★琴瑟相(アイ)和(ワ)す…夫婦が仲むつまじいたとえ。また、兄弟や友人の仲のよいことにもいう。「瑟」は琴の大型のもの。琴と瑟は、合奏すると音色がよく調和することから。≒比翼連理〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
353 聚斂 ◆1 しゅうれん   ┌1.一か所にあつめてそれを取りこむこと。
└2.支配者が租税を厳しく取り立てること。〈漢字ペディア〉
┌多く賦税をとる。〈字通〉
┌1.集めて取り込むこと。
└2.きびしく租税を取り立てること。〈大辞林〉
★聚斂の臣(シン)あらんより寧(ムシ)ろ盗臣(トウシン)あれ…人民を疲弊させ、民心の離反を招く苛酷な行政官よりは、主家の財をかすめとって私腹を肥やす者の方が、為政者にとって、まだ害が少ない。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
★「収斂」とは別義。
◇漢字ペディア大見出し
●H6-3㈠
354 芻蕘 ◆1 すうじょう すうぎょう ┌草を刈る人ときこり。転じて、低い身分の人。庶民。〈漢字ペディア〉
┌1.草刈りと木こり。身分のいやしい者。転じて、庶民。
└2.自分の文章・作品を謙遜して言うことば。〈新漢和大字典〉
┌草刈りと木こり。野人。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
355 薏苡 ◆1 よくい よくし ┌草の名。ハトムギ。また、ハスの実。〈新漢和大字典〉
┌はとむぎ。〈字通〉
★「薏苡」で「はとむぎ/じゅずだま」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
●H14-1㈠
356 苟且 ◆1 こうしょ   ┌その場限りの間に合わせであること。一時のがれ。〈新漢和大字典〉
┌かりそめ。なおざり。〈字通〉
┌「苟且(かりそめ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-1㈠
357 毫釐 ◆1 ごうり   ┌ごくわずかなこと。ほんの少し。ごうりん。〈大辞泉〉
┌ほんの少しであること。きわめて微量であること。わずか。≒釐毫〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
358 一簣 ◆1 いっき   ┌一つのもっこに盛った土ほどのわずかな量。〈漢字源〉
┌石や土を運ぶための竹やわらで編んだかご一つ。また、それに一杯分のわずかな土。〈漢字ペディア〉
★九仞(キュウジン)の功(コウ)を一簣に虧(カ)く…長い間の苦労が、もうひといきというところで失敗すること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
359 盥漱 ◆1 かんそう   ┌手を洗い、口をすすぐ。〈漢字源〉
┌手を洗い、口をすすぐこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-3㈠
●H17-2㈠
●H19-3㈠
●H21-2㈠
360 僻陬 ◆1 へきすう   ┌へんぴな土地。僻地。〈大辞林〉
┌「僻地」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈠
361 囹圄 ◆1 れいご れいぎょ ┌ひとや。〈字通〉
┌罪人をとらえて、閉じ込めておく所。ひとや。牢屋。れいご。≒囹圉
◇漢字ペディア小見出し
362 震撼 ◆1 しんかん   ┌ふるえ動くこと。また、ショックを与えること。〈漢字ペディア〉
┌ふるい動かすこと。また、震え上がらせること。おどろかして震えさせること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
363 地祇 ◆1 ちぎ   「地祇(クニツカミ)」に同じ。≒地神、⇔天神〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
364 裸裎 ◆1 らてい   ┌1.はだか。
└2.極めて無礼なさま。〈大辞林〉
┌まるはだかになる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
365 鶴唳 ◆1 かくれい   ┌1.鶴が鳴く。また、鶴の泣き声。

└2.鶴の泣き声のように、悲しげな文章や言葉。〈漢字源〉
┌1.鶴が鳴くこと。また、その声。
└2.悲しげな文章や言葉。鶴の鳴き声が悲しげなことから。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-1㈠
●H14-2㈠
366 雎鳩 ◆1 しょきゅう   ┌ミサゴの別名。〈大辞泉〉
┌鶚(ミサゴ)の異名。また、淑徳のある女性のたとえにも用いる。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
367 蟪蛄 ◆1 けいこ   ┌にいにいぜみ。〈漢字ペディア〉
┌つくつくぼうし。〈字通〉
┌セミの一種。ヒグラシ。〈新漢和大字典〉
┌夏ぜみ、むぎわらぜみ。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H16-2㈠
368 蹣跚 ◆1 まんさん はんさん ┌よろよろと歩くさま。〈大辞泉〉
┌よろめきながら歩くさま。〈漢字ペディア〉
★「蹣跚ける」で「よろ-ける」と読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-2㈠
●H16-3㈠
369 馥郁 ◆1 ふくいく   ┌よい香りがただよっているさま。〈大辞泉〉
┌香りの高いさま。よい香りがたちこめるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
370 鴆毒 ◆1 ちんどく   ┌鴆の毒。害毒のたとえ。〈字通〉
┌鴆(チン)という鳥の羽にある猛毒。転じて、猛毒。毒物。〈大辞泉〉
┌≒酖毒
├1.鴆という毒鳥の羽にある猛毒。また、その羽を酒に浸して得た毒物。
└2.猛毒。非常な害毒。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
371 沈湎 ◆1 ちんめん   ┌酒色に溺れる。〈漢字源〉
┌酒色にふけること。〈新大字典〉
┌酒におぼれて、すさんだ不健康な生活をすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
372 ◆1 へい   光り輝いて。あきらかに。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
373 侏儒 ◆1 しゅじゅ   ≒朱儒
1.身長がきわめて低い人。
2.見識のない人をあざける語。
3.役者。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
374 膏腴 ◆1 こうゆ   地味が豊かで肥えていること。また、その土地。≒膏沃、肥沃〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈠
375 巾幗 ◆1 きんかく   ┌女性の髪をおおう飾り布。また、頭巾。転じて、女性。〈漢字ペディア〉
┌1.中国で、女性の髪飾り。一説に、女性が喪中にかぶる頭巾とも。
└2.女性。また、女性的なもののたとえ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-1㈠
●H13-2㈠
●H18-2㈠
●H22-2㈠
376 蟬蛻 ◆1 せんぜい   ┌1.せみのからをぬぐ。また、せみのぬけがら。
├2.今までの形から抜け出る。
└3.世俗を離れ超越する。〈漢字源〉
┌1.セミの抜け殻。うつせみ。
└2.「蟬脱(センダツ:俗世間を超越すること。解脱)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
377 嘲哳 ◆1 ちょうたつ とうたつ 1.鳥のさえずるにぎやかな声の形容。
2.ぺちゃぺちゃとわかりにくいことばをしゃべるさま。
3.楽器の音が調子はずれで、やかましいさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
378 瞞著 ◆1 まんちゃく   ┌だます。ごまかす。〈新漢和大字典〉
┌ごまかす。〈字通〉
┌あざむくこと。だますこと。ごまかすこと。≒瞞着〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
379 譫妄 ◆1 せんもう せんぼう ┌外界からの刺激に対する反応が鈍り、錯覚・妄想・麻痺(マヒ)などを起こす意識障害。〈大辞泉〉
┌意識が混濁して意味不明のことを口走り、錯覚や幻覚を見る病症。また、そのことば。〈新漢和大字典〉
┌意識障害の一種。意識が混濁し、錯覚や妄想などを伴う。認知症・アルコール依存症などに見られる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
380 倏忽 ◆1 しゅくこつ しゅっこつ ┌時が非常にはやく過ぎるさま。また、時間が非常に短いさま。〈漢字源〉
┌時間の短いさま。すみやか。たちまち。にわか。急。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H15-3㈠
●H18-2㈠
●H22-2㈠
●H24-1㈠
381 白皙 ◆1 はくせき   ┌顔の色の白いこと。色白。〈漢字源〉
┌色白。〈字通〉
┌肌の色が白いこと。≒色白〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈠
382 斫断 ◆1 しゃくだん   ┌切り断つ。〈字源〉
┌断ち切る。〈字通〉
┌たちきること。≒切断〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈠
●H22-1㈠
●H23-3㈠
●H28-2㈠
383 絨緞 ◆1 じゅうたん   ┌床の敷物などに使う厚い毛織物の総称。カーペット。≒絨毯〈大辞泉〉
┌毛織物の一種で、床に敷く物。カーペット。≒絨毯〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
384 螻蟻 ◆1 ろうぎ   ┌1.けらと、あり。取るに足りないものにたとえる。
└2.自分の事がらを謙遜していうことば。〈新漢和大字典〉
┌けらと、あり。つまらぬもののたとえ。〈字通〉
┌1.ケラとアリ。
└2.ちっぽけな、つまらないもののたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
385 妲己 ◆1 だっき   1.中国、殷の紂王の寵妃。淫楽・残忍を極め、王とともに周の武王に殺害された。
2.性悪で人に害を与える女。〈大辞泉〉
386 打擲 ◆1 ちょうちゃく   ┌人を打ちたたくこと。なぐること。〈漢字ペディア〉
┌(国)ぶつ。なぐる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-1㈠
●H8-3㈠
387 乙繞 ◆1 おつにょう   漢字の繞(ニョウ)の一。「乞」「乱」などの「乙」「⺃」の部分。〈大辞泉〉
388 黜陟 ◆1 ちゅっちょく   ┌功の有無により、官位を上げ下げすること。〈大辞泉〉
┌功績のない者をしりぞけて、功績のある者を昇官させること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-1㈠
●H12-3㈠
●H19-2㈠
389 愧赧 ◆1 きたん   ┌恥じて顔を赤くすること。赤面。〈大辞泉〉
┌深くはじて赤面すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
●H12-3㈠
●H21-2㈠
390 矻矻 ◆1 こつこつ   ┌地味ではあるが着実に物事を行うさま。≒兀兀〈大辞林〉
┌きっとしたさま。勤勉に働くさま。つとめてやまないさま。〈漢字源〉
┌つとめてやまないさま。また、疲れ極まるさま。〈字源〉
┌1.たゆまずに精を出して働くさま。≒兀兀
└2.疲れ果てるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-1㈠
391 袒裼 ◆1 たんせき   ┌1.はだぬぎになる。また、上着をぬいで下に着ているものをあらわす。
└2.袖をまくって肘をあらわす。〈新漢和大字典〉
┌上着をぬぎ、肩をあらわすこと。はだぬぎ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
392 提撕 ◆1 ていせい ていぜい ┌1.手に提げて持つ。
├2.後輩や後進の者を教え導く。
└3.励ます。〈漢字源〉
┌1.師が弟子を奮起させ導くこと。特に禅宗で、師が語録や公案などを講義して導くこと。
├2.後進を教え導くこと。
└3.奮い起こすこと。盛んにすること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
●H15-1㈠
●H18-1㈠
●H20-1㈠
●H22-2㈠
393 卓袱 ◆1 しっぽく   1.中国風の朱塗りの食卓。
2.麺類に、野菜・きのこ・かまぼこを入れて煮たもの。
3.「卓袱料理」の略。和風の中国料理。中国風の朱塗りの食卓に各種の料理を持った器をのせ、数人で囲んで食べる。〈漢字源〉
394 卓犖 ◆1 たくらく   このうえなく、すぐれていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈠
●H17-3㈠
●H28-3㈠
●H21-3㈠
●H23-3㈠
395 甄別 ◆1 けんべつ   はっきりと区別すること。はっきりと見分けること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈠
●H21-1㈠
●H23-2㈠
●H25-2㈠
396 忌憚 ◆1 きたん   ┌いみはばかること。遠慮すること。〈漢字ペディア〉
┌気兼ねする。遠慮する。〈漢辞海〉
┌1.いみはばかること。きらいいやがること。
└2.遠慮すること。多く、否定の語を伴って用いられる。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
397 辣腕 ◆1 らつわん   ┌仕事などを、てきぱきと巧みに処理する能力をもっていること。腕利き。すご腕。≒敏腕〈漢字ペディア〉
┌物事を処理する能力がすぐれていること。また、その能力。すご腕。≒辣手〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
398 忽焉 ◆1 こつえん   ┌たちまち。突然。にわかに。≒忽然〈漢字ペディア〉
┌1.にわかに。突然。
└2.ぼんやりとして我を忘れるさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
399 乖離 ◆1 かいり   ┌1.わかれはなれること。
└2.心が合わなくなってそむきはなれること。≒乖隔、離反〈漢字ペディア〉
┌1.心があわず、しっくりこない。
└2.違っていてあわないこと。≒背離〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
●H6-3㈠
400 冤罪 ◆1 えんざい   ┌無実の罪。ぬれぎぬ。≒冤枉〈漢字ペディア〉
┌無実の罪。≒冤枉〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
401 倉廩 ◆1 そうりん   ┌穀物を入れておく、くら。米ぐら。〈漢字ペディア〉
┌米などの穀物を蓄えておくくら。米ぐらや穀物ぐら。〈大辞泉〉
★倉廩実(ミ)ちて礼節(レイセツ)を知(シ)る…人は生活が安定し、ゆとりができてはじめて礼儀や節度をわきまえるようになる。≒衣食足りて礼節を知る〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
●H15-2㈠
402 麝香 ◆1 じゃこう   ┌ジャコウジカの腹の分泌器官からとった香料。強い良い香りがあり、香料・薬料にする。〈漢字源〉
┌ジャコウジカの雄の下腹部から出る分泌物を乾燥させた香料。黒褐色の粉末で強い香気があり、薬料にも使用。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
403 獺祭 ◆1 だっさい   ┌1.かわうそが自分をとった魚を食う前に並べること。
└2.転じて、詩文などを作るときに、多くの参考書を左右に並べること。〈漢字源〉
┌1.カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。
└2.詩文を作るとき、多くの参考書を周囲に広げておくこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
●H5-2㈠
●H25-2㈠
404 竹帛 ◆1 ちくはく   ┌書物。歴史書。〈漢字ペディア〉
┌1.書物のこと。昔は紙が無く、竹簡や布(帛)に字を書いたことから。
└2.転じて、特に歴史の書物。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
405 壟断 ◆1 ろうだん   ┌1.切り立って高い丘。
└2.利益をひとり占めにするたとえ。昔、中国で、商人が市場を高所から見渡して安い物を買い占め、それを高く売って利益を得たという故事から。〈漢字ペディア〉
┌1.切り立った高い所。
└2.利益を独り占めすること。ある商人が、市が立つたびに高い所を見つけてのぼり、そこにたって、市中を見まわし、安い物を買い占め、それを売りさばいて大儲けしたということから。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
406 推敲 ◆1 すいこう   ┌詩や文章を作るとき、より適切な字句や表現を求めて、練り上げること。中国、唐の詩人賈島(カトウ)は、「僧は推す月下の門」の句で「推す」がよいか「敲(タタ)く」がよいか迷いに迷っていたとき、たまたま出会った文豪の韓愈(カンユ)から「敲く」がよいと助言されたという故事から。〈漢字ペディア〉
┌詩歌・文章の字句を良くしようとして、何度も作り直すこと。唐の賈島(カトウ)が、「僧は推す月下の門」という句で「推す」にするか「敲く」にするかと、迷い苦しんだことから。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
407 揮毫 ◆1 きごう   ┌毛筆で書画をかくこと。〈漢字ペディア〉
┌筆を走らせて書画をかくこと。≒揮筆、揮墨〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
●H5-2㈠
408 毛氈 ◆1 もうせん   ┌獣毛に熱や圧力を加えて、繊維を織物のように仕上げたもの。フェルト状で、敷物用。〈漢字ペディア〉
┌獣の毛と綿糸をまぜて荒く織った幅の広い敷物。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
●H8-1㈠
409 阿吽 ◆1 あうん   ┌1.梵語(ボンゴ)の最初の開口音と最後の閉口音。すべての物事の始まりと終わりを指す。
├2.吐く息と吸う息。
└3.寺社の山門に置かれている一対の仁王像や狛犬(コマイヌ)の顔つき。一方は口を開き、他方は閉じている。
┌1.呪文を唱えるとき、口を開閉して出すときの声。「阿」は、口を開いて出す音声。「吽」は、口を閉じて出す音声。密教ではこの二字を教説の原初と終極に当て、「阿」は万有発生の原理、「吽」は万有が帰着する知徳と考える。梵語ahūṃの音訳。
├2.息の出入り。転じて、人の呼吸。
└3.寺の本堂の左右にある仁王や狛犬の姿。一方は口を開き、一方は口を閉じている。〈漢字源〉
●H5-1㈠
410 繊細 ◆1 せんさい   1.ほっそりとしなやかなようす。
2.感情が鋭く細やかなようす。デリケート。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
411 瑕疵 ◆1 かし   ┌1.きず。欠点。
└2.法的に欠陥や欠点があり、完全な条件を備えていない状態。〈漢字ペディア〉
┌1.宝玉のきず。
└2.欠点。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
412 緘黙 ◆1 かんもく   ┌口を閉じてしゃべらないこと。だまりこむこと。〈漢字ペディア〉
┌口を閉じて何も言わないこと。押し黙ること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
413 吝嗇 ◆1 りんしょく   ┌必要以上に金品を出しおしむこと。また、その人。けち。≒悋嗇〈漢字ペディア〉
┌物惜しみすること。≒悋嗇〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
●H7-3㈠
414 寂寥 ◆1 せきりょう   ┌ものさびしくひっそりしたさま。〈漢字ペディア〉
┌音もなく、ひとかげもなくひっそりとしているさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
415 熾烈 ◆1 しれつ   ┌火勢が強いように、勢いが激しくさかんなこと。また、そのさま。≒激烈、猛烈
┌1.火や光が焼き付けるように強いこと。
└2.戦いや争いなどの勢いが盛んで激しいこと。〈漢字源〉
●H5-1㈠
●H7-2㈠
416 夭折 ◆1 ようせつ   ┌わか死にすること。≒夭死、夭逝〈漢字ペディア〉
┌年が若くて死ぬこと。若死に。≒早世、夭逝、夭折〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
417 収斂 ◆1 しゅうれん   ┌1.引きしまって縮まること。≒収縮
├2.税を取り立てること。
├3.穀物などを取り入れること。収穫。
└4.数学で、変数の値がある一定の数に限りなく近づくこと。≒収束、⇔発散〈漢字ペディア〉
┌1.縮むこと。引き締まること。また、縮めること。収縮。
├2.一つにまとまること。また、まとめること。集約。
├3.租税などを取り立てること。
├4.生物学で、系統の異なる生物どうしが、近似した形質をもつ方向へと進化する現象。相近。
├5.数学で、ある値に限りなく近づくことの旧称。≒収束、⇔発散。
└6.多くの光線が一点に集まることの旧称。≒収束、集束〈大辞泉〉
★「聚斂」とは別義。
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
●H6-1㈠
418 群青 ◆1 ぐんじょう   1.鮮やかな藍青(ランセイ)色の絵の具。また、その色。藍銅鉱(ランドウコウ)を原料として製する。
2.青色顔料の一。カオリン・珪藻土・硫黄・炭酸ナトリウムと還元剤を配合し、焼成して得られる。絵の具・塗料・印刷インキやプラスチックの着色に用いる。ウルトラマリン。〈大辞泉〉
●H6-1㈠
419 素封 ◆1 そほう   ┌位や領土はないが、諸侯に匹敵する富を持っていること。また、その人。大金持ち。〈大辞泉〉
┌爵位・領地などはないが、その富が王侯に等しいもの。大金持ち。〈漢字源〉
★素封家(ソホウカ)…代々続く財産家。大金持ち。≒資産家、富豪〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア下付き
●H6-1㈠
420 禰宜 ◆1 ねぎ   ┌1.神職の階位の一つ。昔は神主、現在は宮司(グウジ)の下の神官。
└2.神職の総称。〈漢字ペディア〉
┌1.神社で、宮司(グウジ)・権(ゴン)宮司を補佐する職。また、一般に神職の総称。
├昔の神職の一。神主の下、祝(ハフリ)の上の位。
└3.バッタの別名。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-1㈠
421 帷幄 ◆1 いあく   ┌1.上から垂らしたりまわりを囲ったりする幕。また、幕を張りめぐらした場所。≒帷帳、帷幕
└2.戦場で、作戦計画を立てるところ。参謀本部。≒本陣、帷帳、帷幕〈漢字ペディア〉
┌1.垂れ幕と引き幕。幕。
└2.作戦を立てる所。昔、陣営に幕をめぐらしたところから。≒本営、本陣〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-2㈠
●H17-1㈠
●H21-3㈠
422 ◆1 ちつ   ┌1.書物の損傷を防ぐために包む覆い。厚紙を芯(シン)とし、表に布をはって作る。文巻(フマキ)。文包(フミツヅミ)。
└2.助数詞。帙入りの本を数えるのに用いる。〈大辞泉〉
●H6-2㈠
●H13-1㈠
423 救恤 ◆1 きゅうじゅつ   ┌困っている人たちに物品などを恵み助けること。〈漢字ペディア〉
┌物を恵んで、災難に遭った人を助けること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-1㈠
424 咄嗟 ◆1 とっさ   ┌一瞬のこと。短い時間。〈漢字ペディア〉
┌ごくわずかな時間。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-2㈠
425 羈束 ◆1 きそく   ┌つなぎとめること。束縛すること。≒拘束、羇束〈漢字ペディア〉
┌つなぎしばること。自由を束縛すること。≒拘束〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-3㈠
426 炯炯 ◆1 けいけい   ┌目つきが鋭いさま。目が光るさま。〈漢字ペディア〉
┌光り輝くさま。≒冏冏〈漢字源〉
┌目などが鋭く光るさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-3㈠
●H12-3㈠
427 沈淪 ◆1 ちんりん   ┌1.深く沈むこと。
└2.落ちぶれること。≒零落〈漢字ペディア〉
┌1.深く沈み込む。
└2.おちぶれる。≒零落、淪落〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
428 書肆 ◆1 しょし   ┌書店。本屋。≒書房〈漢字ペディア〉
┌書物を出版したり、また、売ったりする店。書店。本屋。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-1㈠
●H15-1㈠
429 終焉 ◆1 しゅうえん   ┌1.死にぎわ。臨終。転じて、物事の終わり。
└2.身の落ち着く所。晩年を静かに過ごすこと。〈漢字ペディア〉
┌1.身を落ち着け晩年を穏やかに過ごすこと。
├2.困窮すること。
└3.命のおわり。死。臨終。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-1㈠
430 蜂蠆 ◆1 ほうたい   ┌ハチとサソリ。小さくても恐ろしいもののたとえ。〈漢字ペディア〉
┌蜂と、さそり。小さくて毒のあるもの。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-2㈠
●H10-1㈠
●H15-1㈠
●H18-2㈠
●H22-2㈠
431 夙夜 ◆1 しゅくや   ┌1.朝早くから夜遅くまで。一日中。
└2.常に。〈漢字ペディア〉
┌1.朝早くから夜遅くまで。
└2.早朝。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-3㈠
432 瓦礫 ◆1 がれき   ┌1.かわらと小石。
└2.値うちのない、つまらないもの。〈漢字ペディア〉
┌1.かわらと小石。破壊された建造物の破片など。
└2.値うちのないもの、つまらないもののたとえ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-3㈠
433 虧盈 ◆1 きえい   ┌欠けることと満ちること。満ち欠け。≒盈虚〈漢字ペディア〉
┌欠けることと、満ちること。また、満ちたり欠けたり。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-3㈠
●H12-3㈠
●H16-1㈠
●H24-1㈠
434 荊棘 ◆1 けいきょく   ┌1.いばら。また、いばらなどの生えている荒れた土地。
├2.障害になるもの。また、障害などの多い状態。
└3.人を害しようとする心。また、その人。
┌1.イバラなど、とげのある低い木。また、そういう木の生えている荒れた土地。
├2.障害になるもの。じゃまになるもの。困難の多いたとえ。
└3.人を害しようとする心。≒悪心〈大辞泉〉
●H7-3㈠
435 縹渺 ◆1 ひょうびょう   ┌≒縹眇、縹緲
├1.かすかに見えるさま。はっきりしないさま。
└2.かぎりなく広いさま。≒渺茫〈漢字ペディア〉
┌≒縹眇、縹緲
├1.遠くかすかで、はっきり見えないさま。ほんのりと浮かぶさま。
└2.遠く広がるようす。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-1㈠
●H14-3㈠
436 騒擾 ◆1 そうじょう   ┌集団で騒ぎを起こし、社会の秩序を乱すこと。≒騒乱、擾乱〈大辞泉〉
┌大勢でさわぎを起こし、秩序を乱すこと。≒騒乱、騒動〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
437 馬謖 ◆1 ばしょく   中国、三国時代の蜀漢(ショッカン)の武将。字(アザナ)は幼常。諸葛亮(ショカツリョウ)に重用され、先鋒の総大将に任ぜられたが、軍令に背いて戦い敗北したので、軍律に従い、亮が涙をふるい処刑したという「泣いて馬謖を斬る」の故事で知られる。〈大辞泉〉
★泣(ナ)いて馬謖を斬(キ)る…全体の規律のためには私情をはさまず、規則に従って信頼する者や大切な者を処分すること。転じて、天下の法は私情で曲げられないたとえ。多く、心ならずも信頼する部下に対し処分を下すときに用いる。〈漢字ペディア〉
●H8-1㈠
438 伽羅 ◆1 きゃら   ┌1.ジンコウの別称。
└2.ジンコウからとった香料。最高の沈香とされる。〈漢字ペディア〉
┌1.香木の名。インドなど、熱帯に産する。
├2.香木の伽羅からとった香料。沈香(ジンコウ)。
├3.(国)「伽羅色」の略。濃い茶色。
└4.禅宗で用いる袈裟の一種。
◇漢字ペディア大見出し
●H8-2㈠
439 讒謗 ◆1 ざんぼう   ┌ありもしないことを言ってそしること。≒誹謗〈漢字ペディア〉
┌事実を偽って悪口をいう。人をそしる。〈漢字源〉
★讒謗律(リツ)…1875年(明治8年)に制定された言論規制法令。著作類によって人をあしざまに言う者を罰するという名目で、同日公布の新聞紙条例とともに政府批判に弾圧を加えたもの。
◇漢字ペディア大見出し
●H8-2㈠
440 残滓 ◆1 ざんし ざんさい ┌残りかす。また、液体中の澱(オリ)。≒残渣
┌あとに残った残りかす。〈漢字源〉
●H8-2㈠
441 瞻望 ◆1 せんぼう   ┌はるかに仰ぎ見ること。遠く見渡すこと。〈漢字ペディア〉
┌1.はるかに仰ぎ見る。
└2.尊敬して慕う。〈漢字源〉
┌見めぐらし、遠く望む。〈字通〉
┌遥かにのぞみ見ること。また、仰ぎ慕うこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-2㈠
442 有卦 ◆1 うけ   ┌陰陽道(オンヨウドウ)で、干支により吉事が七年間続くという年まわり。また、幸運の続くこと。⇔無卦〈漢字ペディア〉
┌陰陽道で、幸運の七年間続くという年回り。〈漢字源〉
★有卦に入(イ)る…幸運がめぐってきて、当分続くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-3㈠
443 蠱惑 ◆1 こわく   ┌人の心をまどわし、惹きつけて離さないこと。〈漢字ペディア〉
┌たぶらかす。〈字通〉
┌まどわす。たぶらかす。〈新大字典〉
┌女がその色香によって男をたぶらかす。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-2㈠
●H16-1㈠
444 擾乱 ◆1 じょうらん   ┌みだれ騒ぐこと。入りみだれること。
┌入り乱れて騒ぐこと。また、秩序をかき乱すこと。騒乱。〈大辞泉〉
┌みだれ騒ぐ。また、みだす。≒撓乱〈新漢和大字典〉
●H8-3㈠
445 伝播 ◆1 でんぱ   ┌1.次々と伝わり広まること。
└2.波動が媒質の中を広がって伝わっていくこと。〈漢字ペディア〉
┌1.伝わり広まること。広く伝わること。
└2.波動が媒質の中を広がっていくこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
446 穢土 ◆1 えど   ┌(仏)けがれた世界。この世。人間界。娑婆(シャバ)。≒塵界、⇔浄土〈漢字ペディア〉
┌(仏)けがれたるこの世。≒娑婆、塵世、濁世、⇔浄土〈字源〉
┌1.(仏)けがれた国土。迷いから抜けられない衆生(シュジョウ)の住むこの世。≒現世、娑婆、穢国、⇔浄土
└2.大便。糞(クソ)。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
447 剽悍 ◆1 ひょうかん   ┌動作がすばやく、荒々しく強いこと。≒慓悍〈漢字ペディア〉
┌すばやい上に、荒々しく強いこと。また、そのさま。≒慓悍〈大辞泉〉
┌悪くて強いこと。すばやくて荒々しいこと。〈新大字典〉
┌すばやくて強い。≒剽捍〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
448 落魄 ◆1 らくはく   ┌おちぶれること。≒零落〈漢字ペディア〉
┌希望どおりにならず、おちぶれること。≒落泊、落薄〈漢字源〉
┌衰えて惨めになること。落ちぶれること。≒零落〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-1㈠
449 頤使 ◆1 いし   ┌人をあごで使うこと。いばって人に指図すること。≒頤指〈漢字ペディア〉
┌あごで指図して思いのままに人を使うこと。≒頤指〈大辞泉〉
┌あごで指図する。人を勝手に使うこと。≒頤指、頤令〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
●H14-3㈠
450 驕奢 ◆1 きょうしゃ   ┌財力や権勢などをたのんで贅沢(ゼイタク)を尽くすこと。≒驕侈〈漢字ペディア〉
┌奢侈(シャシ)にふけること。おごっていてぜいたくなこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌おごりたかぶって、贅沢なことをする。≒驕侈〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
451 烏滸 ◆1 おこ   ┌愚かなこと。ばかげたさま。≒尾籠、痴〈漢字ペディア〉
┌愚かなこと。ばかげていること。また、そのさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
452 牛頭 ◆1 ごず   ┌ウシの頭をもち、体は人間の形をした地獄の番人。〈漢字ペディア〉
┌頭が牛、からだは人の形をした地獄の獄卒。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-3㈠
453 肇造 ◆1 ちょうぞう   ┌はじめてつくること。≒創造〈漢字ペディア〉
┌はじめてつくる。〈新漢和大字典〉
┌はじめてつくること。≒創造〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
454 壊死 ◆1 えし   ┌体の細胞や組織の一部が死んだ状態。局所の死。〈漢字ペディア〉
┌生体の一部の組織や細胞が死ぬこと。また、その状態。血液が供給されなくなった部分や火傷をした部分などに生じる。ネクローシス。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-1㈠
455 這般 ◆1 しゃはん   ┌これら。この辺。こういう。〈漢字ペディア〉
┌このような。また、このように。≒遮般〈新漢和大字典〉
┌これら。この辺。このたび。≒今般〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-2㈠
456 弥縫 ◆1 びほう   ┌ほころびを縫いつくろうこと。転じて、失敗や欠点を取りつくろうこと。〈漢字ペディア〉
┌失敗や欠点を一時的にとりつくろうこと。〈大辞泉〉
┌ほころびのすみずみを縫い繕う。失敗などを取り繕うこと。≒縫補〈新漢和大字典〉
★弥縫策(サク)…一時のがれにとりつくろう計画。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-2㈠
457 一揖 ◆1 いちゆう   ┌軽くおじぎをすること。一礼すること。〈漢字ペディア〉
┌軽くおじぎをすること。≒一礼〈大辞泉〉
┌軽くお辞儀すること。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-2㈠
458 紛擾 ◆1 ふんじょう   ┌乱れもつれること。もめ事。争い事。≒紛争〈漢字ペディア〉
┌もめること。ごたごた。≒紛争、紛糾〈大辞泉〉
┌みだれる。事がらなどがごたつく。≒紛騒〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-2㈠
459 輻射 ◆1 ふくしゃ   ┌≒放射
├1.ある一点から周囲に放射すること。
└2.熱・電波などが物体から四方に放射する現象。〈漢字ペディア〉
┌1.車の輻(ヤ)のように、中央の一点から周囲に射出すること。
└2.物体が電磁波または粒子線の形でエネルギーを放出すること。また、その電磁波または粒子線。≒放射〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
460 改竄 ◆1 かいざん   ┌公文書・証書などの文字や語句を都合のよいように書きかえること。〈漢字ペディア〉
┌文書などの字句を直すこと。特に、悪用するために、勝手に直すこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
461 囲繞 ◆1 いにょう いじょう ┌まわりをとりかこむこと。かこいめぐらすこと。〈漢字ペディア〉
┌まわりを取り囲むこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-3㈠
●H15-3㈠
●H17-3㈠
462 殷賑 ◆1 いんしん   ┌非常ににぎやかで、活気にあふれること。≒繁華〈漢字ペディア〉
┌活気があってにぎやかなこと。また、そのさま。≒繁華〈大辞泉〉
┌栄え賑わうこと。にぎわしいこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
463 間隙 ◆1 かんげき   ┌1.すきま。あいだ。
└2.仲たがい。へだたり。〈漢字ペディア〉
┌1.物と物との、あいだ。空間的・時間的すきま。
└2.人間関係の隔たり。≒不和〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-1㈠
464 平仄 ◆1 ひょうそく   1.漢字の四声(シセイ)を大きく二つに分けていう語。「平」は平声(ヒョウショウ)、「仄」は上声(ジョウショウ)・去声(キョショウ)・入声(ニッショウ)の三声。漢詩をつくるとき、この二種の声調の字の並べ方に細かい規則がある。
2.話の筋道。前後の脈絡。つじつま。〈漢字ペディア〉
★平仄が合(ア)わない…漢詩を作るときに守るべき平声字と仄声字の配列が合わない。転じて、物事の筋道がたたない。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
465 磔刑 ◆1 たくけい たっけい 体をひきさいて殺す刑。また、はりつけの刑。はりつけ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-2㈠
466 怱忙 ◆1 そうぼう   いそがしいこと。≒匆忙〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-2㈠
●H16-1㈠
467 俎上 ◆1 そじょう   まないたの上。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-2㈠
468 万斛 ◆1 ばんこく   きわめて多い分量。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-3㈠
469 破風 ◆1 はふ   日本建築で、切妻・入母屋造の屋根の両側につける合掌形の飾り板。また、それに囲まれた所。形や位置によって唐(から)破風・千鳥破風などがある。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-3㈠
470 目睫 ◆1 もくしょう   目とまつげ。転じて、きわめて接近した状態。間近(まぢか)。≒眼前、目前〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-3㈠
471 戛然 ◆1 かつぜん   ┌金石など硬い物が触れ合うときの高く鋭い音。また、そのようす。〈漢字ペディア〉
┌堅い物が触れ合って音を発するさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-1㈠
●H29-2㈠
472 街衢 ◆1 がいく   人家などの立ち並ぶ土地。まち。ちまた。「衢」は四方に通じる道の意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈠
473 塵埃 ◆1 じんあい   1.ちり。ほこり。土煙。≒塵芥
2.この世のけがれ。俗世間。よごれていてわずらわしいもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈠
474 素襖 ◆1 すおう   直垂(ひたたれ)の変化した衣服。麻地に家紋を染め出したもの。室町時代に庶民が平服として常用したものが、武士も着るようになり、江戸時代には下級武士の礼服となった。≒素袍〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈠
475 一掬 ◆1 いっきく   ┌1.両手で、水などを一回すくうこと。ひとすくい。
└2.わずかなことのたとえ。〈漢字ペディア〉
┌1.両方の手にあふれるくらいの量。
└2.両手でひとすくいしたほどの少しの量。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈠
476 苞苴 ◆1 ほうしょ   ┌1.「苞苴(つと)」に同じ。
└2.わいろ。まいない。〈漢字ペディア〉
┌1.わらなどを束ねて、その中に魚、果物などの食品を包むこと。また、その包んだもの。あらまき。つと。
├2.つとに入れたみやげもの。また一般に、贈答品。
└3.賄賂。音物(インブツ)。まいない。〈日本国語大辞典〉
★「苞苴」で「あらまき」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈠
477 縷説 ◆1 るせつ   ┌こまごまと詳しく説明すること。≒詳説、縷言〈漢字ペディア〉
┌こまごまと説明すること。また、その説明。縷言。縷述。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
478 操觚 ◆1 そうこ   ┌詩文を作ること。文筆を仕事とすること。「觚」は、中国古代に文字を書きつけた四角い木札。〈漢字ペディア〉
┌詩文を作ること。文筆に従事すること。「觚」は四角い木札。古代中国でこれに文字を書いたところから〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
●H20-1㈠
479 小篆 ◆1 しょうてん   ┌漢字の書体の一つ。大篆(ダイテン)を簡略化したもので、印鑑などに使用。〈漢字ペディア〉
┌漢字の書体の一つ。秦の始皇帝の時、丞相李斯(リシ)が創始したものといわれる。大篆を省略・整頓して筆写に便利にしたもの。のち、さらに簡易な隷書・楷書が作られてからは、碑銘や印章などの字体にもっぱら用いられるようになった。秦篆。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
480 褒貶 ◆1 ほうへん   ┌ほめることとけなすこと。〈漢字ペディア〉
┌ほめることとけなすこと。事のよしあしを言うこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
481 飆風 ◆1 ひょうふう   つむじ風。はやて。また、暴風。≒飄風〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈠
482 恐懼 ◆1 きょうく   1.おそれかしこまること。
2.手紙の末尾につける語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈠
483 翕然 ◆1 きゅうぜん   ┌多くのものが一斉に集い合うさま。〈漢字ペディア〉
┌多くのものが一つに集まり合うさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈠
●H18-3㈠
●H23-2㈠
●H25-2㈠
484 豺狼 ◆1 さいろう   ヤマイヌとオオカミ。転じて、欲深く無慈悲な人のたとえ。≒犲狼〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈠
485 扈従 ◆1 こしょう こじゅう 身分の高い人の供をすること。また、その人。おとも。≒随行、供奉(グブ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈠
486 羸痩 ◆1 るいそう   ┌つかれてやせること。やせ衰えること。〈漢字ペディア〉
┌疲れ、やせ衰えたさま。≒羸脊、羸瘠〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-2㈠
●H20-1㈠
●H30-3㈠
487 秘鑰 ◆1 ひやく   ┌秘密の鍵。また、秘密・謎などを明らかにする隠された手段。秘鍵(ヒケン)。〈大辞泉〉
┌≒秘籥
├1.秘密の蔵を開けるかぎ。
└2.秘密を明らかにする手引き・手がかり。〈漢辞海〉
┌1.秘密の倉庫をあけるかぎ。
└2.秘密の事を知る手引き・手がかり。〈漢字源〉
●H17-2㈠
●H25-1㈠
488 邏卒 ◆1 らそつ   1.見回りの兵士。
2.明治時代の巡査の呼称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
489 大旆 ◆1 たいはい   ┌1.日月と昇竜・降竜とを描いた大きな旗。昔、中国で、天子または将軍が用いた。
└2.堂々たる旗印。〈大辞泉〉
┌1.日月と昇竜・降竜を描いた大きな旗。昔、中国で天子または将軍が用いた。
└2.堂々とした旗印。〈日本国語大辞典〉
●H17-3㈠
●H26-1㈠
490 溘焉 ◆1 こうえん   ┌思いがけず急に起こること。突然のこと。多く、人の死去についていう。〈漢字ペディア〉
┌にわかなさま。多く、人の死去のさまにいう。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
●H21-1㈠
●H29-1㈠
491 ◆1   ┌韻文体の経文。また、仏教の教えを詩の形式で表したもの。偈頌(ゲジュ)。〈漢字ペディア〉
┌仏語。経典中で、詩句の形式をとり、教理や仏・菩薩(ぼさつ)をほめたたえた言葉。4字、5字または7字をもって1句とし、4句から成るものが多い。頌。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈠
492 膂力 ◆1 りょりょく   ┌背骨の力。筋肉の力。また、体力。≒腕力〈漢字ペディア〉
┌筋肉の力。うでの力。腕力。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈠
493 干戈 ◆1 かんか   ┌1.たてとほこ。また、武器。
└2.戦争。〈漢字ペディア〉
┌1.盾と矛。武器。兵器。
├2.戦争。
├3.兵士。武力。
└4.舞の名。盾と矛を持って舞う。〈漢辞海〉
┌1.武器。また、武力。
└2.戦争。〈大辞泉〉
┌1.たてと、ほこと。
└2.転じて、戦争の義。〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈠
494 目睹 ◆1 もくと   ┌肉眼で見ること。自分の目で見ること。目撃。≒目覩〈日本国語大辞典〉
┌目で実際に見ること。目撃。〈大辞泉〉
┌目で実際に見る。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H18-2㈠
495 仏龕 ◆1 ぶつがん   ┌仏像などを納める厨子(ズシ)。〈漢字ペディア〉
┌仏像・位牌(イハイ)などを安置しておく厨子(ズシ)。〈大辞泉〉
┌1.寺。
└2.仏像を納める厨子。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈠
●H21-1㈠
496 斃死 ◆1 へいし   ┌たおれて死ぬこと。のたれじに。≒斃仆〈漢字ペディア〉
┌倒れて死ぬ。僵死(キョウシ)。〈漢辞海〉
┌のたれ死にすること。行き倒れ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈠
497 獺祭忌 ◆1 だっさいき   ┌正岡子規の命日。九月一九日。住まいを「獺祭書屋」と称したことから。〈漢字ペディア〉
┌正岡子規の忌日。9月19日。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈠
498 戡定 ◆1 かんてい   ┌戦いに勝って、敵を平定すること。〈漢字ペディア〉
┌勝って乱をしずめること。平定。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈠
●H23-2㈠
●H29-1㈠
499 駐箚 ◆1 ちゅうさつ   ┌外交官などが任務のためにしばらく外国に滞在すること。駐在。〈大辞泉〉
┌≒駐紮
├1.軍隊がある場所にとどまる。駐屯。
└2.官吏が任地に派遣され、滞在する。〈漢辞海〉
┌派遣された公務員が任地に滞在すること。≒駐在〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈠
●H24-2㈠
500 疇昔 ◆1 ちゅうせき   ┌むかし。また、きのう。〈大辞泉〉
┌1.昨日。
└2.先日。昔。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-1㈠
●H23-3㈠
501 兵站 ◆1 へいたん   ┌軍隊の後方で支援活動にあたる連絡地点。また、その機関。〈漢辞海〉
┌戦場の後方にあって、車両・食糧・弾薬など軍需品の補給や輸送、また連絡の確保にあたる機関。「站」は車馬や人のとまる宿場の意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-1㈠
●H25-1㈠
502 別墅 ◆1 べっしょ   ┌本宅と離れた地に別に設けた家。別荘。〈日本国語大辞典〉
┌別荘。別宅。≒別第(ベッテイ)、別業〈漢辞海〉
┌別荘。別邸。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
●H21-1㈠
503 岑岑 ◆1 しんしん   ┌頭などがずきずき痛むさま。〈大辞泉〉
┌ひどく痛むさま。ずきずきと痛むさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-1㈠
●H24-3㈠
504 鹵獲 ◆1 ろかく   戦場で、敗北した敵から軍用品や兵器などを奪うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈠
505 降冪 ◆1 こうべき   ┌多項式で、ある文字について、次数の大きい項から順に並べること。ax2+bx+cなど。⇔昇冪〈大辞泉〉
┌多項式で、ある文字に関して、次数の高い項から順に並んでいること。⇔昇冪、≒降羃
●H23-3㈠
506 ◆1 よう   暗くてはっきりしないさま。また、事情などが明らかでないさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-2㈠
507 発兌 ◆1 はつだ   ┌書籍や雑誌などを印刷して発行すること。〈漢字ペディア〉
┌書籍・新聞などを発行すること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-3㈠
●H27-2㈠
508 吶喊 ◆1 とっかん   ┌1.ときの声をあげること。
└2.ときの声をあげて、敵陣へ突き進むこと。≒突貫〈大辞泉〉
┌1.大勢が大声で叫ぶこと。鬨(トキ)の声をあげること。
└2.大声を発しながら、敵陣に突撃すること。≒突貫〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-3㈠
509 猊下 ◆1 げいか   ┌1.高僧の敬称。また、各宗派の管長の敬称。
├2.僧への書状の脇付に用いる語。
└3.高僧のそば。〈漢字ペディア〉
┌高僧の敬称。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-2㈠
510 之繞 ◆1 しんにゅう しんにょう 漢字の繞(ニョウ)の一。「近」「逢」などの「⻌」「辶」の称。しんにゅう。〈大辞泉〉
★之繞を掛(カ)ける…程度をはなはだしくする。輪を掛ける。〈大辞泉〉
●H30-3㈠
511 鳥瞰図 ◆1 ちょうかんず   ┌高所から地上を見おろしたように描いた図。市街・地形などを説明的に描くのに適する。鳥目絵(トリメエ)。俯瞰(フカン)図。〈大辞泉〉
┌高所から地上を見おろしたように描いた図。転じて、全体を見渡すような広い視野をもった考え方や文章。鳥目絵(トリメエ)。俯瞰図。〈日本国語大辞典〉
512 撥乱 ◆1 はつらん   ┌乱れた世の中を治めること。〈大辞泉〉
┌乱れた世の中を治めること。〈日本国語大辞典〉
★撥乱反正(ハンセイ)…乱世を治めて、正しい平和な状態に戻すこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
513 怯懦 ◆1 きょうだ   ┌「怯弱」に同じ。〈漢字ペディア〉
┌臆病で気が弱いこと。いくじのないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌いくじがない。憶病で気が弱い。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
514 剔抉 ◆1 てっけつ   ┌えぐり出すこと。また、悪事などをあばくこと。〈漢字ペディア〉
┌えぐりとる。あばきだす。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
515 寂寞 ◆1 せきばく じゃくまく ┌≒寂漠
├1.ひっそりとしてもの静かなさま。
└2.心が満たされず、ものさびしいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
516 蔬菜 ◆1 そさい   ┌野菜。あおもの。〈漢字ペディア〉
┌あおもの。≒菜蔬〈字源〉
┌野菜。食用にできる、あおもの。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
517 収攬 ◆1 しゅうらん   ┌うまく自分の手に集めて、にぎること。〈漢字ペディア〉
┌人の心などをとらえて手中におさめること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
518 囂囂 ◆1 ごうごう きょうきょう ┌人々が騒ぐさま。また、声や音がやかましいさま。〈漢字ペディア〉
┌口々にうるさく言いたてるさま。〈大辞泉〉
┌1.かまびすしいさま。
├2.満足して無欲のさま。
├3.空虚なさま。
├4.(ゴウゴウ)おごり高ぶるさま。
├5.(ゴウゴウ)多くの人が不平を訴えて憂えるさま。
└6.(ゴウゴウ)うらみに思う。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
519 呪詛 ◆1 じゅそ ずそ ┌特定の人に災いがふりかかるように神仏に祈願すること。のろい。〈漢字ペディア〉
┌1.のろう。
└2.呪文をかける。〈漢辞海〉
┌神仏や悪霊などに祈願して相手に災いが及ぶようにすること。のろうこと。≒呪咀〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
520 蒼氓 ◆1 そうぼう   ┌人々。民衆。≒蒼生、蒼民〈漢辞海〉
┌もろもろのたみ。≒蒼生、蒼民〈字源〉
┌「蒼生」に同じ。〈漢字ペディア〉
┌民(タミ)。人民。蒼生。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
521 薨去 ◆1 こうきょ   ┌昔、皇族や三位(サンミ)以上の人が死ぬこと。≒薨逝〈漢字ペディア〉
┌皇族または三位(サンミ)以上の貴人の死去すること。薨逝(コウセイ)。〈大辞泉〉
┌(国)皇族及び三位以上の人の死。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
522 鼾睡 ◆1 かんすい   ┌いびきをかいて眠ること。〈大辞泉〉
┌いびきをかきながら眠ること。〈漢字ペディア〉
★臥榻(ガトウ)の側(カタワ)ら他人(タニン)の鼾睡を容(イ)れず…自分の国以外の国の独立を許すわけにはいかない。あくまでも天下を統一する意志があるというたとえ。「臥榻」は、寝台。自分の寝台のそばで大きないびきをかいているじゃま者の存在を許すことはできない意。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
523 懶惰 ◆1 らんだ   ┌おこたること。なまけてぶらぶらしていること。無精なさま。≒嬾惰〈漢字ペディア〉
┌めんどうくさがり、怠けること。また、そのさま。怠惰。〈大辞泉〉
┌ぐうたらなさま。≒懶慢〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
524 同衾 ◆1 どうきん   ┌同じ夜具に一緒に寝ること。特に、男女の共寝。〈漢字ペディア〉
┌一つの夜具に一緒に寝ること。男女関係についていうことが多い。ともね。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
525 餞別 ◆1 せんべつ   ┌「餞(はなむけ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
┌1.酒や食べ物を用意して酒宴を設け、旅立つ人を見送る。≒餞送、餞行
└2.(国)送別の贈り物。はなむけ。〈漢辞海〉
┌遠方に旅行する人や転居・転任などをする人に、別れのしるしとして金品を贈ること。また、その贈り物。はなむけ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
526 滔滔 ◆1 とうとう   ┌1.水が勢いよく、盛んに流れるさま。
├2.すらすらとよどみなく話すさま。
└3.世間の風潮が、強い勢いである方向に流れ向かうさま。〈漢字ペディア〉
┌1.水がとどまることなく流れるさま。
├2.次から次へとよどみなく話すさま。
└3.物事が一つの方向へよどみなく流れ向かうさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
527 ◆1 さい   ★賽(采)の目(メ)…1.さいころの各面に記された数。
└………………2.さいころほどの小立方体。〈漢字ペディア〉
528 渙発 ◆1 かんぱつ   ┌詔勅を、天下に広く告げ知らせること。〈漢字ペディア〉
┌詔勅を広く国の内外に発布すること。〈大辞泉〉
┌詔勅を発令する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
529 煥発 ◆1 かんぱつ   ┌火が燃えるように、輝き現れること。〈漢字ペディア〉
┌火が燃え出るように輝き現れること。〈大辞泉〉
┌1.光彩が四方に散るさま。
└2.才能などが輝き現れる。〈漢辞海〉
★才気(サイキ)煥発…機転が利き、才能があふれ出ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
530 櫛比 ◆1 しっぴ   ┌くしの歯のようにすきまなく並んでいること。〈漢字ペディア〉
┌櫛(クシ)の歯のように、すきまなく並んでいること。〈大辞泉〉
┌くしの歯のように密に並ぶ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
531 贓物 ◆1 ぞうぶつ ぞうもつ ┌窃盗・詐欺などで不法に侵害して手に入れた他人の財物。盗品など。≒贓品〈漢字ペディア〉
┌不正手段によって得た財物。≒贓品〈漢辞海〉
┌犯罪によって他人の財産を侵害し、手に入れた物。盗品の類。贓品。ぞうもつ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
532 余燼 ◆1 よじん   ┌1.燃え残った火。燃えさし。
└2.事件・騒動などが終わったあとに、まだ残っている影響。〈漢字ペディア〉
┌1.火事などの、燃え残っている火。燃えさし。
└2.事件などの一段落したあとに、なお残っているもの。また、その影響。〈大辞泉〉
┌1.もえさし。もえのこり。
└2.敗残兵。戦争で生き残った者。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
533 疱疹 ◆1 ほうしん   ┌皮膚に小水疱・小膿疱(ノウホウ)が集まってできた状態。ヘルペス。〈漢字ペディア〉
┌皮膚に小水疱(スイホウ)が群れをなして生じる状態。ヘルペスウイルスの感染によって起こり、口唇や陰部にできる単純性疱疹や帯状(タイジョウ)疱疹がある。ヘルペス。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
534 宦官 ◆1 かんがん   ┌昔、中国などで去勢されて後宮(コウキュウ)に仕えた男の役人。〈漢字ペディア〉
┌1.宮廷事務を管理し、皇帝やその家族に仕えた者。去勢された男性が充てられた。宦者(カンジャ)。宦寺。太監。寺人。中官。
└2.役人。官吏。〈漢辞海〉
┌東洋諸国で宮廷や貴族の後宮に仕えた、去勢された男子。中国・オスマン帝国・ムガル帝国などに多かった。王や後宮に近接しているため勢力を得やすく、政治に種々の影響を及ぼした。宦者(カンジャ)。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
535 成蹊 ◆1 せいけい   ┌徳のある人のもとには自然に人が慕って集まることのたとえ。〈漢字ペディア〉
┌徳のある人の所には、だまっていても人が集まることのたとえ。桃李(トウリ)もの言わざれども下(シタ)自(オノズカ)ら蹊(ミチ)を成す。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
536 疼痛 ◆1 とうつう   ┌ずきずきとうずくように痛むこと。また、その痛み。〈漢字ペディア〉
┌ずきずき痛むこと。うずき。〈大辞泉〉
┌1.うずき痛むさま。
└2.(近世語)溺愛する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
537 草莽 ◆1 そうもう そうぼう ┌1.草むら。やぶ。
└民間。在野。≒草茅〈漢字ペディア〉
┌1.草が茂っている所。くさむら。
└2.民間。在野。〈大辞泉〉
┌1.草むら。
└2.民間。〈漢辞海〉
★草莽の臣(シン)…官職に就かないで、民間にとどまっている人。在野の人。また、自分をへりくだっていう語。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
538 阿諛 ◆1 あゆ   ┌おもねりへつらう。≒阿諂〈漢辞海〉
┌顔色を見て、相手の気に入るようにふるまうこと。追従(ツイショウ)。〈大辞泉〉
┌おべっかをつかうこと。相手の気に入るようなことを言ったり、そのような態度をとったりすること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
539 蝟集 ◆1 いしゅう   ┌ハリネズミの毛のように、多くの物が一か所にあつまること。≒雲集、密集〈漢字ペディア〉
┌ハリネズミの毛のように、一時に一か所に、多くのものが寄り集まること。〈大辞泉〉
┌ハリネズミの毛のように、多くのものが一か所にごたごたと集まる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
540 馘首 ◆1 かくしゅ   ┌雇い主が雇っている人をやめさせること。首切り。解雇。免職。〈漢字ペディア〉
┌雇い主が使用人を辞めさせること。解雇。免職。〈大辞泉〉
┌1.首を切る。
└2.(国)解雇する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
541 狷介 ◆1 けんかい   ┌かたくなに自分の考えを守り、人と妥協(ダキョウ)しないさま。〈漢字ペディア〉
┌頑固で自分の信じるところを固く守り、他人に心を開こうとしないこと。また、そのさま。片意地。〈大辞泉〉
┌自分を守ることにこだわり、他と協調しない。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
542 慷慨 ◆1 こうがい   ┌1.世の中の不正などをいきどおり嘆くこと。
└2.意気盛んなこと。〈漢字ペディア〉
┌≒慷愾
├1.外に感情が高まり出る。
├2.内に身にしみて感じ、嘆息する。
└3.意気が盛んなさま。〈漢辞海〉
┌1.世間の悪しき風潮や社会の不正などを、怒り嘆くこと。
└2.意気が盛んなこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
543 顚沛 ◆1 てんぱい   ┌1.つまずき倒れる。
└2.短い間。とっさの間。〈漢字ペディア〉
┌つまずき倒れること。転じて、とっさの場合。つかの間。〈大辞泉〉
┌1.つまずき倒れる。思慮もさしはさめないほどのとっさの事態のたとえ。
├2.滅亡する。なくなる。
├3.困窮して、くじける。失敗する。
└4.うろたえる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
544 勁草 ◆1 けいそう   ┌茎がしっかりしていて、強風にも折れない草。また、節操や意志の固い人のたとえ。〈漢字ペディア〉
┌風雪に耐える強い草。また、思想・節操の堅固なたとえ。〈大辞泉〉
┌強風にも倒れない強い草。節操の堅い人物のたとえ。〈漢辞海〉
★疾風(シップウ)に勁草を知(シ)る…困難や試練に遭遇してはじめて、その人の意志や節操の堅固さが分かるというたとえ。〈新明解故事ことわざ辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
545 団欒 ◆1 だんらん   ┌1.月などがまるいこと。また、まるいもの。
├2.集まって車座に座ること。まどい。
└3.親しい者たちが集まって楽しく時を過ごすこと。〈大辞泉〉
┌1.竹が美しいさま。
├2.まるいさま。
├3.まるい月。
├4.親しい者の楽しい集い。
├5.周囲をめぐる。取り巻く。
└6.だんご。〈漢辞海〉
┌集まって楽しく語り合うこと。親しい者どうしのなごやかな会合。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
546 揺籃 ◆1 ようらん   ┌1.「揺籠(ゆりかご)」に同じ。
└2.物事が発展する最初の時期や場所。〈漢字ペディア〉
┌1.ゆりかご。
├2.幼少期。
└3.物事の初期、発祥地のたとえ。〈漢辞海〉
┌1.ゆりかご。
└2.幼児期。また、物事が発展する初めの時期や場所。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
547 蜃気楼 ◆1 しんきろう   ┌海上や砂漠で地表と空気の温度差から光が異常に屈折し、実際にはない遠方の風景などがあるように見える現象。空中楼閣。昔、この現象が大蛤(オオハマグリ)が吐く気によって生じると考えられていたことから。≒蜃楼(シンロウ)〈漢字ペディア〉
┌大気の下層に温度などの密度差があるとき、光の異常屈折により、地上の物体が浮き上がって見えたり、逆さまに見えたり、遠くの物体が近くに見えたりする現象。海上や砂漠で起こる。日本では富山湾で見られる。海市(カイシ)。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
548 罹患 ◆1 りかん   ┌病気にかかること。≒罹病〈漢字ペディア〉
┌病気にかかること。罹病。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
549 演繹 ◆1 えんえき   ┌≒帰納
├1.一つのことから他のことへおし広げて述べること。
└2.一般的な原理から特殊な原理を論理によって導き出すこと。〈漢字ペディア〉
┌1.一つの事柄から他の事柄へ押しひろめて述べること。
└2.与えられた命題から、論理的形式に頼って推論を重ね、結論を導き出すこと。一般的な理論によって、特殊なものを推論し、説明すること。≒帰納〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
550 解纜 ◆1 かいらん   ┌纜(トモヅナ)を解いて船が港を出ること。ふなで。≒出帆、出港、出航〈漢字ペディア〉
┌船が航海に出ること。ふなで。出帆。〈大辞泉〉
┌船のともづなを解く。出帆する。纜(ラン)を解(ト)く。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
551 揣摩 ◆1 しま   ┌他人の気持ちなどを推量すること。〈大辞泉〉
┌1.真実を求めて、それを合致することを願う。
└2.他人の気持ちを推し測る。〈漢辞海〉
552 謳歌 ◆1 おうか   ┌1.声をそろえて多くの人がほめたたえること。≒礼賛、賞賛、賛美
└2.恵まれた環境や状況にあることを十分に楽しむこと。〈漢字ペディア〉
┌1.詩に節をつけてうたう。謳吟。
├2.天子の徳政などをほめたたえる。
└3.(国)恵まれた境遇を楽しみ、表現する。〈漢辞海〉
┌1.声を合わせて歌うこと。また、その歌。
├2.声をそろえて褒めたたえること。
└3.恵まれた幸せを、みんなで大いに楽しみ喜び合うこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
553 鸚哥 ◆1 いんこ   ┌オウム科の鳥のなかで、小形で羽の美しいものの総称。熱帯原産で、飼い鳥にされる。≒音呼〈漢字ペディア〉
┌オウム目の鳥で小型のもの。羽色があざやかで尾の長いものの総称。〈新大字典〉
┌インコ目の鳥の総称。また、便宜的に分けたときのオウム類以外のもの。くちばしは鉤(カギ)形に曲がり、羽色は鮮やかな色彩のものが多い。熱帯地方に広く分布。セキセイインコ・コンゴウインコ・ダルマインコ・ヨウムなど。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
554 糜粥 ◆2 びしゅく   ┌1.薄いかゆ。
└2.食物が胃の中で消化されて粥状となったもの。〈大辞林〉
┌かゆ。〈漢字源〉
┌うすいかゆ。汁(シル)かゆ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-1㈠
555 燮理 ◆2 しょうり   ┌1.やわらげおさめる。宰相が国をおさめること。
└2.宰相のこと。〈漢字源〉
┌1.やわらげおさめること。調和させて整えること。
└2.宰相が国を治めること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-2㈠
556 屎尿 ◆2 しにょう   ┌大便と小便。糞尿。〈漢字ペディア〉
┌大便と小便。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-2㈠
557 好逑 ◆2 こうきゅう   ┌よい連れ合い。よい配偶者。〈大辞泉〉
┌よい連れ合い。≒好仇、好匹〈漢辞海〉
┌よい配偶者。よきつれあい。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
558 牴牾 ◆2 ていご   ┌物事がくいちがう。〈漢字源〉
┌食い違う。〈字通〉
┌うまくかみ合わないこと。互いに、くいちがうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
559 稟賦 ◆2 ひんぷ   ┌生まれつきの性質。稟性。稟質。〈大辞泉〉
┌生まれつきの性質。天から授かった性質。≒稟性、稟質〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
560 逾邁 ◆2 ゆまい   ┌こえて進む。月日がどんどん過ぎ去ること。≒踰邁〈新漢和大字典〉
┌すぎ去る。〈字源〉
┌月日が過ぎ去る。消えてゆく。〈漢辞海〉
561 姮娥 ◆2 こうが   ┌月の異名。〈字源〉
┌月中の女。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
562 鷦鷯 ◆2 しょうりょう   ┌ミソサザイの別名。〈大辞泉〉
┌ミソサザイの漢名。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
★鷦鷯深林(シンリン)に巣(ス)くうも一枝(イッシ)に過(ス)ぎず…ミソサザイは林に巣をつくるが、必要なのはただ1本の枝である。人は自分の分に安んじるべきであるというたとえ。〈大辞泉〉
★「鷦鷯」で「みそさざい」とも読む。〈漢字ペディア〉
563 譬喩 ◆2 ひゆ   ┌1.たとえ。また、たとえ話。
├2.たとえる。
└3.(仏)釈迦の教説を一般の人々にわかりやすく理解させるために、過去の実例を借りて説明すること。〈新漢和大字典〉
┌特徴がはっきりした他の似ているものを引き合いに出して、わかりやすく説明する表現方法。たとえ。たとえばなし。≒比喩〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
564 腋窩 ◆2 えきか えきわ ┌わきの下のくぼんだ所。えきわ。〈大辞泉〉
┌わきのしたのくぼみ。えきわ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-2㈠
565 驟雨 ◆2 しゅうう   ┌急にどっと降りだして、しばらくするとやんでしまう雨。にわか雨。夕立。〈大辞泉〉
┌突然降り出してすぐにやんでしまう雨。雷が鳴り、雷雨となるものが多い。夕立やにわか雨。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
566 寤寐 ◆2 ごび   ┌1.目覚めることと眠ること。
└2.寝てもさめても。〈漢字源〉
┌目がさめていることと、眠ること。寝てもさめても。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
567 韃靼 ◆2 だったん   ┌モンゴル系部族の一。8世紀ころから東モンゴリアに現れ、のちモンゴル帝国に併合された。宋ではモンゴルを黒韃靼、トルコ系部族オングートを白韃靼と称し、明では滅亡後北方に逃れた元の遺民を韃靼と称した。タタール。〈大辞泉〉
┌モンゴル系の一部族。のち、モンゴル民族の総称。タタール。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-1㈠
568 穿鑿 ◆2 せんさく   ┌1.穴を掘ること。
└2.細かくほじくるようにして調べること。〈漢字ペディア〉
┌1.穴をうがち掘ること。
├2.細かなところまで根ほり葉ほりたずねること。また、むやみに憶測してとやかく言うこと。
├3.綿密にどこまでも調査すること。
└4.事の次第。なりゆき。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
569 紊乱 ◆2 ぶんらん びんらん ┌乱れる。〈字通〉
┌道理などを乱す。また、乱れる。〈新漢和大字典〉
┌秩序・規律・道徳などがみだれること。また、みだすこと。〈漢字ペディア〉
★「紊乱(ビンラン)」は慣用読み。
◇漢字ペディア大見出し
570 警蹕 ◆2 けいひつ   ┌天皇や貴人の通行などのときに、声を立てて人々をかしこまらせ、先払いをすること。また、その声。「おお」「しし」「おし」「おしおし」などと言った。みさきばらい。みさきおい。けいひち。〈大辞泉〉
┌天子の出入りや身分の高い人の通行のとき、先払いの役の人が声をかけて路上の人々をはっとさせて静めること。〈新漢和大字典〉
┌天子・貴人の通行や神事の際、先払いが声を掛けて人々を静めること。また、その声。みさきおい。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈠
571 蘭麝 ◆2 らんじゃ   ┌蘭の花と麝香(ジャコウ:ジャコウジカの性腺分泌物)の香り。また、よい香り。〈大辞泉〉
┌ランの花の香りと麝香(ジャコウ)の香り。転じて、よい香り。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
572 蟷螂 ◆2 とうろう   ┌カマキリ。〈新漢和大字典〉
┌かまきり。〈新大字典〉
★蟷螂の斧…弱い者が非力も顧みず、強い者に無鉄砲に立ち向かっても無理なことのたとえ。カマキリ(蟷螂)が前あしを上げて大きな車の進行を止めようとする意から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
573 庭訓 ◆2 ていきん   ┌1.家庭教育。家庭での教訓。
└2.「庭訓往来」の略。〈大辞泉〉
┌庭での教えの意から、家庭の教訓。家庭のしつけ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
574 觝触 ◆2 ていしょく   ┌≒抵触、牴触
├1.さしさわること。法律などにふれること。
├2.ふれたりぶつかったりすること。
└3.くいちがうこと。矛盾すること。〈漢字ペディア〉
┌≒抵触、牴触
├1.触れること。衝突すること。転じて、物事が相互に矛盾すること。
└2.ある行為が法律や規則に反すること。
◇漢字ペディア大見出し
575 猩猩 ◆2 しょうじょう   ┌1.オランウータンの別称。
├2.中国の想像上の動物。サルに似るが人のような顔と足をもち、人の言葉を理解し、酒を好み顔が赤い。
└3.大酒飲み。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
576 裂帛 ◆2 れっぱく   ┌絹を引き裂くこと。また、その音。鋭い掛け声や女性のかん高い叫び声などの形容。〈漢字ペディア〉
┌1.きぬをさく。
└2.女の悲鳴、勢いの激しい叫び声や音、ほととぎすの声などの形容。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
577 閼伽 ◆2 あか   ┌1.仏に手向ける水。閼伽水(アカミズ)。閼伽の水。
└2.仏前に供える水を入れる器。閼伽坏(アカツキ)。閼伽器。〈大辞泉〉
┌仏前に供える水。また、それを入れる容器。梵語(ボンゴ)の音訳から。〈漢字ペディア〉
★閼伽棚(アカダナ)…閼伽桶(アカオケ)・閼伽坏や花などを置く棚。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
578 縹緲 ◆2 ひょうびょう   ┌≒縹渺、縹眇
├1.かすかに見えるさま。はっきりしないさま。
└2.かぎりなく広いさま。≒渺茫(ビョウボウ)〈漢字ペディア〉
┌≒縹渺、縹眇
├1.かすかではっきりしないさま。
└2.果てしなく広いさま。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
579 戊戌 ◆2 ぼじゅつ   十干と十二支とを組み合わせたものの第三五番目。つちのえいぬ。〈日本国語大辞典〉
580 橄欖 ◆2 かんらん   ┌1.カンラン科の常緑高木。中国南部原産。花は黄白色、実は楕円(ダエン)形で蜜(ミツ)づけや塩づけにして食べる。ウオノホネヌキ。
└2.オリ―ブの誤訳。〈漢字ペディア〉
┌カンラン科の常緑高木。実は食用になる。オリーブ。≒格覧(カクラン)〈漢辞海〉
★「橄欖」で「おりーぶ」とも読む。
◇漢字ペディア大見出し
581 汨羅 ◆2 べきら   ┌中国湖南省北東部を流れる川。〈大辞泉〉
┌河川名。湖南省島北部にある。戦国楚の屈原が国事を憂慮し身を投じた。〈漢辞海〉
┌中国の湖南省北部を流れる川。戦国時代、楚(ソ)の屈原(クツゲン)が投身自殺をした川として有名。汨羅江(ベキラコウ)。汨水(ベキスイ)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
★汨羅の鬼・・・楚の屈原の霊。転じて、水死人のこと。〈漢字源〉
●H26-1㈠
582 己巳 ◆2 きし   十干と十二支とを組み合わせた第六番目。つちのとみ。〈日本国語大辞典〉
●H12-1㈠
583 蟠踞 ◆2 ばんきょ   ┌1.しっかりと根を張って動かないこと。
└2.広い土地に勢力を張って、そこを動かないこと。〈大辞林〉
┌1.とぐろを巻いてうずくまる。また、どっかあぐらをかく。
└2.はばをきかせる。土地を領有して勢力をふるう。〈漢字源〉
┌≒盤踞
├1.しっかりと根を張って動かないこと。
└2.広く領地を占領して勢力をふるうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
584 乙亥 ◆2 いつがい おつがい 十干と十二支との組み合わせの一つ。いつがい。きのとい。〈日本国語大辞典〉
●H7-3㈠
585 瓦缶 ◆2 がふ   ┌土焼きのほとぎ。〈字源〉
┌酒などを入れる、素焼きのほとぎ。〈漢字源〉
★「缶(フ)」は常用漢字の「缶(罐:カン)」とは別字。
├『缶(フ)・・・ほとぎ。もたい。』
└『缶(罐:カン)・・・かま。かん。』
586 聊爾 ◆2 りょうじ   ┌1.かりそめ。
└2.ぶしつけで失礼なさま。〈漢字ペディア〉
┌1.いい加減であること。考えのないこと。また、そのさま。
└2.ぶしつけで失礼なこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
587 戊寅 ◆2 ぼいん   十干と十二支とを組み合わせたものの第一五番目。つちのえとら。〈日本国語大辞典〉
588 訓詁 ◆2 くんこ   ┌古い言葉の字句の意義を解釈すること。〈大辞泉〉
┌古典の字や句の意味を、当代のことばになおして解釈すること。〈新漢和大字典〉
┌古典などの古い字句の読みや意味の解釈をすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
589 懿徳 ◆2 いとく   ┌1.すぐれた徳。
└2.女の温厚な性格。〈漢字源〉
┌すぐれた徳。〈字通〉
┌非常にすぐれた徳。特に、女性のすぐれた品性・人格。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
590 参差 ◆2 しんし   ┌互いに入りまじるさま。また、高低・長短などがあって、ふぞろいなさま。〈大辞泉〉
┌1.長短いりまじっていっしょになるさま。
├2.並び連なるさま。
├3.ばらばらに散らばるさま。
└4.楽器の一つ。簫の底がないもの。洞簫。〈新漢和大字典〉
★参差錯落(サクラク)…ふぞろいなものが入り混じっているさま。≒参差不斉〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
591 馬楝 ◆2 ばれん   ┌木版画の版木に紙を当て、上からこする道具。〈漢字源〉
┌木版刷りの用具。平らな円形の芯(シン)を竹皮で包んだもので、版木にのせた紙の上をこする。≒馬連〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-1㈠
592 瑕瑾 ◆2 かきん   ┌きず。欠点。短所。〈漢字ペディア〉
┌欠点。〈漢字源〉
┌きず。過失。≒瑕釁〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
593 檻猿 ◆2 かんえん   自由が利かないもののたとえ。〈漢字源〉
★籠鳥(ロウチョウ)…檻猿思いどおりに生きることのできない、自由を奪われた境遇のたとえ。かごの中の鳥と、おりの中のサルの意から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
594 躬行 ◆2 きゅうこう   ┌自分で実際に行動する。実践する。≒力行〈新漢和大字典〉
┌みずから実行すること。〈大辞泉〉
┌自分から実際に行うこと。〈漢字ペディア〉
★率先(ソッセン)躬行…人の先に立って、自ら実践すること。≒実践躬行、率先垂範、率先励行〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
595 顫動 ◆2 せんどう   ┌小刻みにふるえ動くこと。〈大辞泉〉
┌ふるわす。〈字通〉
┌寒さや恐れのために、小刻みにふるえて動くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
596 鬩牆 ◆2 げきしょう   ┌内輪もめ。兄弟げんか。〈大辞泉〉
┌兄弟げんか。うちわもめ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-3㈠
597 凜冽 ◆2 りんれつ   ┌寒気が厳しく身にしみ入るさま。≒凜烈〈漢字ペディア〉
┌寒さの極度にきびしいさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
598 啾啾 ◆2 しゅうしゅう   ┌鳥・虫・獣や女・子ども・亡霊などが細い声でなく声の形容。〈漢字源〉
┌1.鳥・虫・馬・猿などが鳴く声。
├2.鈴・笛などの鳴る音。
└3.すすり泣く声。〈漢辞海〉
599 醵金 ◆2 きょきん   ┌なんらかの目的で必要な金銭を出し合うこと。また、その金銭。≒拠金〈漢字ペディア〉
┌1.金銭を出し合って飲食する。
└2.ある物事をするために金銭を出し合う。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈠
●H25-1㈠
600 拋擲 ◆2 ほうてき   ┌投げやりにする。うち捨てる。〈漢字源〉
┌なげうつこと。ほうってしまうこと。うち捨てること。顧みないこと。≒放棄〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
601 轗軻 ◆2 かんか   ┌世間に認められないこと。志を得ないこと。〈大辞泉〉
┌1.車の行き悩むさま。
├2.事の思うように運ばないさま。
└3.人の志を得ないさま。〈新漢和大字典〉
┌1.道が平坦でないさま。
└2.志を得られないこと。世に入れられず不遇なこと。≒坎軻〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈠
602 啐啄 ◆2 そったく   ┌1.禅宗で、導く師家(シケ)と修行者との呼吸がぴたりと合うこと。
└2.またとない好機。〈大辞泉〉
┌卵の中の雛が中からつつき、母鶏が外からつつく。呼吸が合う。〈字通〉
★啐啄同時(ドウジ)…禅で、機が熟して悟りを開こうとしている弟子に師がすかさず教示を与えて悟りの境地に導くこと。〈大辞林〉
603 釉薬 ◆2 ゆうやく   ┌陶磁器を作るときに塗るうわぐすり。〈新漢和大字典〉
┌「釉(ウワグスリ)」に同じ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
604 篳篥 ◆2 ひちりき ひつりつ ┌管楽器の一つ。ぴりぴりと、耳をさすような甲高い音を出す。〈漢字源〉
┌雅楽の管楽器。奈良初期に中国から伝来した縦笛の一種。現在のものは、長さ6寸(約18cm)の竹管の表に7孔、裏に2孔をあけ、上端に蘆(アシ)製の舌を挿入したもの。音は強く、哀調を帯びる。〈大辞泉〉
┌奈良時代に中国より伝来した、雅楽用の管楽器。竹製のたて笛で、表に七つ、裏に二つの指穴があり、縦に構えて吹く。音色は哀調を帯びて高い。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-1㈠
605 先妣 ◆2 せんぴ   ┌先孝に対して、死んだ母。亡母。〈漢字源〉
┌亡き母。⇔先考〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
606 管鮑 ◆2 かんぽう   ★管鮑の交わり…利害を超えた親密な友情、交際のこと。〈漢字ペディア〉
607 棕櫚 ◆2 しゅろ   ┌ヤシ科の常緑高木。まっすぐな幹をしている。幹の毛で、ほうきや縄などを作る。〈漢字源〉
┌ヤシ科の常緑高木。枝はなく、幹の頂上に長い柄を持ち深く裂けた大きな葉を放射状につける。初夏、黄色の小花を多数つけ、球形の実を結ぶ。幹は建材に、幹の毛で縄やほうきなどを作る。≒棕梠〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈠
●H24-3㈠
608 茴香 ◆2 ういきょう   セリ科の多年草。南ヨーロッパ原産。独特な芳香がある。夏、枝先に黄色い小花を多数つける。実は香味料・薬用・香油などにする。フェンネル。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-2㈠
609 斧鉞 ◆2 ふえつ   ┌1.おのと、まさかり。
├2.文章に手を入れて直すこと。添削。
├3.重い刑罰。重刑。
└4.昔、中国の刑具。君主が出征する将軍に統率のしるしとして渡したもの。転じて、兵器、また征伐をいう。〈大辞泉〉
┌1.おのとまさかり。
├2.転じて、重い刑罰。
└3.征伐。〈漢字源〉
┌おのとまさかり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
★斧鉞を加える・・・文章に手を入れる。添削する。〈大辞林〉
610 橋頭堡 ◆2 きょうとうほ   ┌1.橋を守るため築く堡塁(ホウルイ:とりで)。
├2.上陸や渡河をする部隊を守り、また攻撃の足場とする上陸地点や対岸の拠点。
└3.物事をするときの足がかり。〈大辞林〉
┌1.橋を守るため橋のたもとに築く陣地。
├2.川や海から敵地に上陸するとき、そこを作戦・攻撃の拠点とする対岸の陣地。
└3.勢力拡大のよりどころ。足場。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
611 輾転 ◆2 てんてん   ┌1.ころがること。回転すること。
├2.寝返りを打つこと。
├3.巡り移ること。
└4.くるくる変わって一定しないこと。〈大辞林〉
┌≒展転
├1.車輪が回転すること。
└2.不安や悩みのために、眠れずに寝返りを打つこと。〈漢字ペディア〉
★輾転反側…思い悩んで眠れず、何度も寝返りを打つこと。≒展転反側〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
612 彝倫 ◆2 いりん   ┌人として常に守るべき道理。〈漢字源〉
┌人として守るべき不変の道。常に守るべき道理・倫理。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈠
●H18-1㈠
613 万籟 ◆2 ばんらい   ┌この世にあるすべてのものが発する音・響き。〈漢字源〉
┌万物のひびき。〈字通〉
┌風に吹かれて、さまざまなものが立てる物音。風に鳴る音。≒衆籟〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
614 追儺 ◆2 ついな   ┌(国)大晦日の夜に行われる朝廷の年中行事の一。〈漢字源〉
┌おにやらい。〈字通〉
┌昔、宮中で大みそかの夜、疫病の悪鬼を追い払った儀式。節分の豆まきは、このなごり。〈漢字ペディア〉
★「追儺」で「おにやらい」とも読む。
◇漢字ペディア大見出し
615 鍾馗 ◆2 しょうき   中国で、魔を除くという神。日本ではその像を端午の節句に飾る。〈漢字ペディア〉
★鍾馗大臣(ダイジン)の棚(タナ)から落(オ)ちたよう…いばっていた者がしくじって、面目まるつぶれでみじめなさま。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
616 諡号 ◆2 しごう   ┌貴人・僧侶などに、その死後、生前の行いを尊んで贈る名。贈り名。〈大辞泉〉
┌「諡(オクリナ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈠
●H20-2㈠
617 花卉 ◆2 かき   1.花の咲く草。
2.観賞するために栽培する植物。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
618 耕耘 ◆2 こううん   田畑をたがやし除草をすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
619 布帛 ◆2 ふはく   ┌木綿と絹。転じて、織物や布地。〈漢字ペディア〉
┌1.麻・木綿などの布と絹織物。
└2.織物の総称。きれ地。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
620 敷衍 ◆2 ふえん   ┌おし広げ、行き渡らせること。転じて、わかりやすい言葉で詳しく説明すること。≒布衍〈漢字ペディア〉
┌1.しきのべる。物事の及ぶ範囲を広げていきわたらせること。
└2.意味などを推し広め、他の者にも及ぼして説明すること。≒敷演、≒布衍〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
621 瘢痕 ◆2 はんこん   創傷や潰瘍(カイヨウ)などが治ったあとに残るあと。傷あと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
622 稟請 ◆2 りんせい ひんせい ┌申し上げて請求すること。≒申請〈漢字ペディア〉
┌上役や上部機関などに申し出て請求すること。申請。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
623 稼穡 ◆2 かしょく   ┌穀物の植えつけと刈り取り。農業。≒耕作、農作、農事〈漢字ペディア〉
┌1.作物の植え付けと、取り入れ。
├2.農作業。
└3.農作物。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈠
624 謇諤 ◆2 けんがく   ┌直言する。〈字通〉
┌はばからずありのままに言う。〈新漢和大字典〉
★謇諤の節(セツ)・・・ありのままにいってへつらわない節操。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H24-1㈠
625 吮疽 ◆2 せんそ せんしょ できものをすう。〈字通〉
★吮疽の仁(ジン)・・・大将が部下の兵士を手厚くいたわること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
626 瀦溜 ◆2 ちょりゅう   ┌水などがたまること。また、ためること。≒貯留〈大辞泉〉
┌水がたまること。水をためること。また、そのところ。≒瀦留、貯水〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈠
627 夐絶 ◆2 けいぜつ   ┌かけ隔たる。遥かに異なる。〈字通〉
┌1.高く、あるいは遠く隔たっているさま。
└2.超絶したさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
628 跛行 ◆2 はこう   ┌1.片足をひきずるようにして歩くこと。
└2.つりあいのとれていない状態のまま、物事が進行していくこと。〈大辞泉〉
┌1.片足が不自由で、引きずるように歩くこと。
└2.物事がつりあいのとれない状態で進むこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
629 焼燬 ◆2 しょうき   ┌やく。やける。〈字源〉
┌焼きつくすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈠
630 倦憊 ◆2 けんぱい   ┌物事にあきて疲れること。〈大辞泉〉
┌あきてつかれる。〈漢字源〉
┌うみ疲れること。倦罷(ケンピ)。〈新大字典〉
┌あきて疲れること。≒倦疲〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
631 褫魄 ◆2 ちはく   ┌心をうばう。驚かして意気を失わせること。〈新漢和大字典〉
┌たましいをうばうこと。心を驚かすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
632 駑駘 ◆2 どたい   ┌1.のろい馬。
└2.転じて、才能が劣っていること。また、その人。〈大辞林〉
┌駄馬。〈字通〉
┌≒駑馬
├1.のろいウマ。鈍いウマ。
└2.鈍才。劣った人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
633 虹霓 ◆2 こうげい   ┌にじ。≒虹蜺〈漢字源〉
┌にじ。〈漢字ペディア〉
★昔、にじを雌雄と考え、雄を「虹」、雌を「霓・蜺」といった。降雨の前兆とされる。(「蜺」は漢検対象外)〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈠
634 賛襄 ◆2 さんじょう   ┌助力して、事をなしとげさせる。〈新漢和大字典〉
┌たすけて成さしめる。〈字通〉
┌君徳をたすけてその治を成す。〈字源〉
635 禳禱 ◆2 じょうとう   ┌神を祭って、幸いを祈る。〈漢辞海〉
┌神をまつって災いをはらい、幸いを祈ること。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
636 槽櫪 ◆2 そうれき   ┌馬のかいばおけ。転じて、馬小屋。〈漢字源〉
┌かいばおけ。転じて、馬小屋。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
637 鵝鴨 ◆2 がおう   1.ガチョウと、アヒル。ともに水鳥。
2.人相見の用語で、右ほおの中央のやや下、口の横のあたり。〈新漢和大字典〉
●H11-1㈠
●H27-1㈠
638 鞫訊 ◆2 きくじん   ≒鞠訊
┌罪人を問い詰めて調べる。〈漢字源〉
┌罪を調べ問いただすこと。鞠問。〈大辞泉〉
┌罪を取り調べてただすこと。≒鞠問〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-2㈠
639 新禧 ◆2 しんき   ┌新年の喜び。〈字源〉
┌新年の喜び。〈漢字ペディア〉
★敬頌新禧(ケイショウシンキ)・・・賀詞の一つ。うやうやしく新年のよろこびをおたたえ申し上げます。
◇漢字ペディア大見出し
640 鄒魯 ◆2 すうろ   1.孔子と孟子のこと。
2.孔子・孟子の教えのこと。〈漢字源〉
★鄒魯の学(ガク)…孔孟の学。儒学。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
641 紛紜 ◆2 ふんうん   ┌1.複雑に入りまじるさま。
└2.盛んなさま。〈漢字源〉
┌盛んにして乱れるさま。〈字通〉
┌1.物事の入り乱れていること。事がもつれること。また、その乱れ。もめごと。ごたごた。
└2.物事が入り乱れるさま。〈大辞泉〉
┌物事が入り乱れるさま。また、もめ事。ごたごた。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-1㈠
642 鏗鏗 ◆2 こうこう   ┌1.金・石があたって、かんかんと鳴る音の形容。
└2.言葉がきんきんとかどばって響くさま。〈漢字源〉
┌1.金石の声。
└2.また、言明の明確をたとえる。〈字通〉
┌1.金属や石などのぶつかり合う音。また、鳴りわたる鐘の音。
└2.言葉がはっきりしているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
●H24-1㈠
643 杜鵑 ◆2 とけん   ┌1.鳥の名。ホトトギス。背は灰色で、腹は白く黒い筋がある。晩春に鳴き、その声は哀切である。
└2.木の名。ツツジの一種。初夏に赤い花をつける。ヤマツツジ。〈新漢和大字典〉
┌1.ホトトギスの別称。子規。
└2.サツキ。ツツジの一種。杜鵑花。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H20-2㈠
644 跼蹐 ◆2 きょくせき   ┌「跼天蹐地(キョクテンセキチ)」の略。〈大辞泉〉
┌おそるおそる歩くこと。非常におそれるさま。「跼天蹐地」の略。〈漢字ペディア〉
★跼天蹐地・・・肩身がせまく、世間に気兼ねしながら暮らすこと。ひどくつつしみ恐れること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈠
645 烏鵲 ◆2 うじゃく うしゃく ┌1.からすと、かささぎ。
└2.かささぎ。〈漢字源〉
┌1.カササギ。
└2.カササギとカラス。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-3㈠
●H20-2㈠
646 謫徙 ◆2 たくし   ┌とがめを受けて、官位を落とされ、地方へ左遷されること。〈新漢和大字典〉
┌罪によって辺地に貶謫(ヘンタク:官位を下げ、遠方へ流すこと)する。〈字通〉
┌罪によって辺境の地に移されること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
647 廝養 ◆2 しよう   ┌1.雑用。
└2.雑用する召使。〈漢字源〉
┌雑役の者。〈字通〉
┌たきぎをとり、馬をやしなうしもべ。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H26-1㈠
648 駸駸 ◆2 しんしん   ┌1.馬がどんどん進むさま。
└2.物事が急速に進行するさま。〈新漢和大字典〉
┌1.ウマが速く走るさま。
└2.時間や物事の進みが早いさま〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-2㈠「駸駸乎」
●H17-1㈠
649 諠鬧 ◆2 けんどう けんとう ┌さわがしいこと。また、そのさま。喧騒。≒喧鬧〈大辞林〉
┌さわがしいこと。また、そのさま。≒喧鬧〈大辞泉〉
●H15-3㈠
●H19-3㈠
650 搏噬 ◆2 はくぜい   ┌つかんで食う。つかんでかみつく。〈漢字源〉
┌手でうちかみつく。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
651 痊癒 ◆2 せんゆ   ┌快癒。〈字通〉
┌なおる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H13-2㈠
652 襯衫 ◆2 しんさん   ┌下着。〈字通〉
┌下着。肌着。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-3㈠
653 朝暾 ◆2 ちょうとん   ┌まるい朝の太陽。〈漢字源〉
┌朝日。≒朝陽、朝旭〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-2㈠
●H23-2㈠
654 毀瘠 ◆2 きせき   ┌喪に服し、哀しむあまりやせ衰える。〈漢字源〉
┌喪に服していて、あまりの哀しさにやせさらばえる。過度の悲しみに、やせおとろえる。〈漢辞海〉
●H27-2㈠
655 遐陬 ◆2 かすう   ┌都から遠いへんぴな所。辺地。〈大辞林〉
┌都から遠く離れた片田舎。僻地。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
●H17-3㈠
656 涕洟 ◆2 ていい   ┌涙と鼻水。〈字通〉
┌「涕泗(テイシ:流れるなみだと、はなみず)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
657 遐邇 ◆2 かじ   ┌とおきと、ちかきと。≒遠近〈字源〉
┌遠い所と、近い所。遠近。〈新漢和大字典〉
┌遠い所と近い所。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
658 瀉出 ◆2 しゃしゅつ   ┌そそぎだすこと。また、そそぎ出ること。流れ出ること。〈漢字ペディア〉
┌そそぎ出る。はき出す。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-2㈠
659 丕績 ◆2 ひせき   ┌偉大な功績。〈漢字源〉
┌偉大な功績。偉績。大功。〈大辞泉〉
┌大きな功績。偉大な手柄。偉績。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H19-2㈠
660 登遐 ◆2 とうか   ┌天子の崩御をいう語。≒登霞〈大辞泉〉
┌≒登仮
├1.仙界に登る。天子などの死を間接的に表現した言い方。
└2.ある境界・状態にまで登りいたる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
661 勠力 ◆2 りくりょく   ┌協力する。≒戮力〈漢字源〉
┌力を合わせる。協力する。〈漢辞海〉
┌力をあわす。≒戮力〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
662 鏡匳 ◆2 きょうれん   ┌鏡を入れるはこ。〈字通〉
┌「鏡匣(キョウコウ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-2㈠
663 譎詐 ◆2 けっさ きっさ ┌いつわり。うそ。〈大辞泉〉
┌いつわって欺く。〈新漢和大字典〉
┌いつわりあざむくこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-3㈠
664 腥羶 ◆2 せいせん   ┌1.なまぐさい、けものの肉。
└2.外国人をののしって言う言葉。〈漢字源〉
┌1.なまぐさい。
└2.外国人をののしる語。〈新大字典〉
●H25-1㈠
665 鷙悍 ◆2 しかん   ┌あらあらしくて強い。〈字通〉
┌たけだけしく強い。勇猛なさま。≒鷙勇、鷙強、鷙猛〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H19-2㈠
666 榛莽 ◆2 しんもう しんぼう ┌草木の乱れのびた所。やぶ。〈漢字源〉
┌雑木林。やぶ。〈字通〉
┌やぶ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●H27-3㈠
667 村墅 ◆2 そんしょ   ┌いなかにある別荘。〈漢字源〉
┌≒村荘
├1.いなか別荘。
└2.村の家屋。また、ひろく、村ざと。〈漢辞海〉
┌村里にある別荘。村荘。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●R1-1㈠
668 癇癖 ◆2 かんぺき   ┌すぐにかっとなる性格。怒りっぽい性癖。〈漢字源〉
┌感情をおさえきれず、怒りやすい性質。また、その発作。≒疳癖、癇癪〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
669 臍下 ◆2 せいか さいか ┌へその下。丹田のあるところ。〈字通〉
┌へその下。下腹。〈日本国語大辞典〉
670 鹵莽 ◆2 ろもう ろぼう ┌1.荒っぽく不注意である。おろそか。粗略。
└2.塩分のある土地と、雑草の生えた土地。ともに作物のできない土地。〈漢字源〉
┌1.塩分の多い土地と草ぼうぼうの野原。荒れ果てた土地。
└2.おそまつなこと。粗略。軽率。〈大辞林〉
┌1.塩分を多く含んだ土地と草の茂った野原。転じて、土地が荒れ果てていること。
└2.軽率で粗略なこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈠
●H20-3㈠
671 崟崟 ◆2 ぎんぎん   ┌高峻。〈字通〉
┌高くけわしきさま。≒岑崟〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H26-1㈠
●H29-1㈠
672 遯竄 ◆2 とんざん   ┌逃げ隠れすること。どこかへ逃げうせること。〈漢字ペディア〉
┌逃げかくれること。逃げうせる。逃竄。≒遁竄〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
673 靦汗 ◆2 てんかん   ┌恥じて汗を流すこと。〈新大字典〉
┌恥じて冷や汗を流す。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●R1-2㈠
674 葩卉 ◆2 はき   ┌美しいはなが咲く草。草ばな。花卉。〈新漢和大字典〉
┌草花。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H22-1㈠
675 蝸廬 ◆2 かろ   ┌カタツムリのからのように小さい家。自分の家を謙遜して言う言葉。≒蝸舎〈新漢和大字典〉
┌小さな家。〈字通〉
┌「蝸牛廬(カギュウロ)」の略。カタツムリの殻のように狭い家。自分の家をへりくだっていう語。≒蝸舎〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
676 狃習 ◆2 じゅうしゅう   よくなれる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H26-2㈠
●H28-3㈠
677 綦巾 ◆2 ききん   腰に帯びるもえぎ色の布。昔、未婚の女、また身分の低い女などが着けた。〈漢字源〉
★縞衣(コウイ)綦巾…1.白い衣服とよもぎ色のスカーフ。中国、周代の身分の低い女性の質素な服装。
└…………………2.転じて、自分の妻の謙称。〈漢検四字熟語辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H28-2㈠
678 嘉卉 ◆2 かき   ┌美しい草花。〈漢字源〉
┌美しい草木。きれいな草花。〈日本国語大辞典〉
●H26-3㈠
679 鹵掠 ◆2 ろりゃく   ┌奪う。かすめとる。〈新漢和大字典〉
┌かすめ取ること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
●H27-3㈠
680 蒹葭 ◆2 けんか   ┌ヒメヨシ。広くアシのこと。〈新漢和大字典〉
┌おぎと、あし。水草。〈字通〉
┌1.水辺にはえるオギとアシ。
└2.アシの生長しきらないもの。ヒメヨシ。〈漢字ペディア〉
★蒹葭玉樹(ギョクジュ)に倚(ヨ)る…草の荻や葦が立派な大木によりかかっている。実力もない者が親類などの威光で分不相応に引き立てられることのたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
681 癰疽 ◆2 ようそ   ┌悪性で危険なできもの。〈漢字ペディア〉
┌1.悪性のできもの。よう。
└2.はれものができた人。また、はれものを治療する医者。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-2㈠
●H25-3㈠
682 姚冶 ◆2 ようや   ┌顔かたちが美しく、なまめかしい。〈漢字源〉
┌美しい。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H11-2㈠
●H27-1㈠
683 翩翻 ◆2 へんぽん   ┌旗などが風にゆれ動くさま。〈大辞泉〉
┌ひらひら飛ぶさま。旗などがひらひらと翻るさま。〈新漢和大字典〉
┌空にひるがえる。〈字通〉
┌旗などがひらひらと風にひるがえるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
684 麈尾 ◆2 しゅび   ┌仏具。払子(ホッス)のこと。大鹿の尾の動きに従って、他の鹿の群れが動くところから、他が従うという意を寓して、その尾にかたどって作られたという。〈大辞泉〉
┌獣毛などを束ねて柄をつけた仏具。払子。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-1㈠
●H24-3㈠
685 仇讐 ◆2 きゅうしゅう   ┌あだ。かたき。仇敵。〈大辞泉〉
┌かたき。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
●H15-3㈠
686 寥落 ◆2 りょうらく   ┌1.おちぶれたさま。
├2.荒れ果てて寂しいさま。
└3.星などが少なくてまばらなさま。〈漢字源〉
┌1.少なくてまばらなさま。
├2.おちぶれたさま。
└3.荒れ果ててさびしいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
687 洶湧 ◆2 きょうゆう きょうよう ≒洶涌
┌1.水が勢いよくわき出ること。また、波が立ち騒ぐこと。きょうよう。
└2.水が勢いよくわき出るさま。また、波が立ち騒ぐさま。きょうよう。〈大辞泉〉
┌水が勢いよくわき出るさま。波がわき立つ音。また、そのさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
688 朝覲 ◆2 ちょうきん   ┌1.臣下が参内して天子にお目にかかること。
└2.(国)昔、天皇が、上皇または皇太后の宮に行幸すること。〈漢字源〉
┌1.諸侯または属国の王などが、参内して君主に拝謁すること。
└2.年頭に、天皇が上皇または皇太后の御所に行幸すること。また、その儀式。践祚(センソ)・即位・元服の後にも臨時に行われる。〈大辞泉〉
┌1.中国で、臣下が参内して天子にお目にかかること。≒朝謁、朝見
└2.天皇が、太上(ダイジョウ)天皇・皇太后の御所に行幸すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈠
689 閨怨 ◆2 けいえん   ┌夫とはなればなれの妻のうらみや悲しみ。〈漢字ペディア〉
┌夫と別れた婦人が、ひとり寝の寂しさをうらむこと。また、その気持ち。〈大辞泉〉
┌妻が夫と離別している悲しみ・失意の気持ち。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
690 枌楡 ◆2 ふんゆ   ┌1.にれの木。
└2.郷里の意。〈漢字源〉
┌1.ニレの木。
├2.神聖な場所。神社。
└3.郷里。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
691 殫竭 ◆2 たんけつ   ┌つきはてる。すっかりなくなること。〈漢字源〉
┌尽き果てる。尽くす。〈新大字典〉
┌尽き果てる。≒殫極、殫尽〈漢辞海〉
●H26-3㈠
●H30-2㈠
692 皚皚 ◆2 がいがい   ┌雪や霜花などが明るく白いさま。〈漢字源〉
┌霜雪の白いさま。〈字通〉
┌雪や霜などで、あたり一面が白く見えるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈠
693 蟹螯 ◆2 かいごう   かにのはさみ。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H20-3㈠
694 閭巷 ◆2 りょこう   ┌1.村のこみち。
└2.村里。いなか。
3.民間。〈新漢和大字典〉
┌1.村里。いなか。
└2.ちまた。また、民間。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
695 蓴羹 ◆2 じゅんこう   じゅんさいのあつもの。〈字通〉
696 慳吝 ◆2 けんりん   ┌欲が深く、物惜しみをすること。けちんぼ。しみったれ。〈漢字ペディア〉
┌けち。〈字通〉
┌ものおしむすること。しみったれ。けち。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
697 鬚髥 ◆2 しゅぜん   ┌あごひでとほおひげ。ひげ。〈漢字源〉
┌あごひげと、ほおひげ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈠
●H25-3㈠
698 棣鄂 ◆2 ていがく   ┌にわうめの花。≒棣萼〈漢字源〉
┌ニワウメの木。兄弟のたとえ。ニワウメは、互いに寄り合って花を形成するところから、兄弟が助け合うさまにたとえる。≒棣萼、棣華〈漢辞海〉
★棣鄂の情…兄弟の美しい情愛のこと。兄弟愛。〈新明解故事ことわざ辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H22-1㈠
●H24-3㈠
●H28-1㈠
699 耘鋤 ◆2 うんじょ   ┌1.すきやくわで土をまぜかえし、田畑を耕す。
└2.国土を平定する。〈新漢和大字典〉
┌くさぎり、すく。〈字源〉
┌1.雑草を取り除く。
├2.草刈りぐわ。
├3.農作業。
└4.国土を平定する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
700 樊籠 ◆2 はんろう   ┌1.鳥かご。
├2.官職など、人を縛るもののたとえ。
└3.獄。ろうや。〈漢字源〉
┌1.鳥獣を入れるおりやかご。
├2.自由を束縛された境遇のたとえ。
└3.(仏)煩悩に縛られるたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-3㈠
●H14-3㈠
701 齏塩 ◆2 せいえん   ┌1.ハジカミやニンニクなどのつけもの。
└2.転じて、粗食。〈新漢和大字典〉
┌素食をいう。〈字源〉
●H26-2㈠
702 根蔕 ◆2 こんてい こんたい ┌1.根元と果実のへた。
└2.転じて、物事のよりどころ。物事の土台。〈漢字源〉
┌1.ねもとと、へたと。
└2.物事の土台。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
703 筌蹄 ◆2 せんてい   ┌手段。〈字通〉
┌1.魚をとるうえと、うさぎをとらえるわな。魚やうさぎをとらえる道具で、目的を達すると忘れられてしまうもの。転じて、目的を達成するまでの方便、本質に対する末枝の類。
├2.手引き。また、手引き書。
└3.士大夫(シタイフ:知識階級や科挙に合格して官職にある者)が講和するときに用いた払子(ホッス:獣毛などを束ね、これに柄をつけて蚊虻を追い払う道具)の類。〈漢字源〉
┌1.目的を達成するための方便や手段。
└2.案内。手引き。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
704 酖毒 ◆2 ちんどく   ┌鴆(チン)という鳥の羽にある猛毒。転じて、猛毒。毒物。≒鴆毒〈大辞泉〉
┌中国にすむといわれる、酖(チン)という鳥の羽にある猛毒。その羽を浸した酒を飲めば死ぬという。≒鴆毒〈漢字ペディア〉
★宴安(エンアン)は酖毒・・・いたずらに遊び楽しむことは猛毒の酖毒と同じで、最後には身を滅ぼす。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
705 識閾 ◆2 しきいき   ┌ある意識の出現または消失の境界。意識閾。〈大辞泉〉
┌心理学で、刺激によって感覚や反応が起こる境界。無意識から意識へ、また、意識から無意識へと移る境目を言う語。閾(シキイ)。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H24-2㈠
706 冤枉 ◆2 えんおう   ┌無実の罪。冤罪。ぬれぎぬ。〈大辞泉〉
┌「冤罪」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
707 巉巌 ◆2 ざんがん   ┌切り立った険しいがけ。高くそびえた岩。〈大辞泉〉
┌≒巉嵒
├1.険しい山の岩。
└2.山が険しいさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H18-1㈠
●H22-2㈠
●H25-2㈠
●H30-1㈠
708 鬚眉 ◆2 しゅび   ┌1.ひげと、まゆ。
└2.男子のこと。〈新漢和大字典〉
┌≒須眉
├1.ひげとまゆげ。
└2.男子のこと。〈日本国語大辞典〉
★目(メ)、鏡(カガミ)を失(ウシナ)えば以(モッ)て鬚眉を正(タダ)すこと無(ナ)し…よい目があっても鏡がなければ、自分のひげやまゆ毛を整えることができない。人は常に道を鏡として己の身を正すべきであるというたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
709 眷恋 ◆2 けんれん   ┌思い慕う。心に思っていつも忘れない。≒拳攣〈新漢和大字典〉
┌思い慕うこと。〈新大字典〉
┌思いしたうこと。恋いこがれること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-1㈠
710 詛詈 ◆2 そり   ┌のろいののしる。〈字通〉
┌のろいののしる。〈字源〉
711 地窖 ◆2 ちこう   ┌地中のあなぐら。〈漢字ペディア〉
┌地面を掘った穴。穴ぐら。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-3㈠
712 夕暉 ◆2 せっき   ┌夕日のこと。また、夕方の日影。〈漢字源〉
┌夕日。夕日の光。いりひ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
713 槓杆 ◆2 こうかん   ┌てこ。レバー。〈漢字源〉
┌「槓杆(テコ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
★「槓杆」で「てこ」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
714 榱桷 ◆2 すいかく   ┌たるき。〈漢字源〉
┌たるき。重任の人物。〈字通〉
★大(ダイ)は棟梁(トウリョウ)と為(ナ)し小(ショウ)は榱桷と為(ナ)す…大きい材木はむな木やはりとして用い、小さいのはたる木にする。才能に応じてふさわしい場所に人を登用することのたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
715 棘心 ◆2 きょくしん   ┌1.いばらの木の芯。
└2.育てるのに苦労する幼児を、生長しにくいいばらの木の芯にたとえていうことば。〈漢字源〉
┌1.イバラの木のしん。
└2.育てるのに苦労する子どもを、生長しにくいイバラの木にたとえていう言葉。〈漢字ペディア〉
★凱風(ガイフウ)南(ミナミ)よりして彼(カ)の棘心を吹(フ)く…南のやわらかい風が吹くと、棘の若芽がすくすくとのびる。母親は子供を育てるために、優しい愛情をもってし、いろいろ苦労した。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
716 参商 ◆2 しんしょう   ┌1.参星(オリオン座の三つ星)と商星(さそり座のアンタレスを含む三つ星)。
└2.参星と商星が西と東に遠く離れていて、同時に天に現れないところから、親しい人と遠く離れてあわないでいること。また、いっしょにならないことのたとえ。〈新漢和大字典〉
┌1.人が遠く離れていて、会うことのないたとえ。
└2.兄弟の仲が悪いたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
717 巫蠱 ◆2 ふこ   ┌祈祷や、まじないをして、人をのろうこと。〈漢字源〉
┌呪虫を用いて人をのろう。〈字通〉
┌みこやまじない師。また、神に祈ったり、まじないをしたりして人をのろうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-3㈠
●H21-2㈠
718 薤露 ◆2 かいろ   ┌漢代、貴人の葬式の時にうたう歌。〈新漢和大字典〉
┌小楽府の名。挽歌。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
719 賁臨 ◆2 ひりん   ┌他人が自分の家に訪れてくることを敬って言うことば。おいでになる。御光来。御光臨。〈新漢和大字典〉
┌御来臨。御光臨。〈字通〉
┌客を敬って、その来訪をいう語。光来。光臨。来臨。〈大辞泉〉
┌客が訪れてくることの敬称。お越し。≒光臨〈漢字ペディア〉
★連璧(レンペキ)賁臨・・・同時に二人の来客があること。
★「賁」には三通りの音読みがある。
├『賁:ヒ…かざる。かざり。』
├『賁:ホン…1.はしる。(≒奔)2.いさむ。』
├『賁:フン…おおきい。おおきくふくれる。』
└熟語で注目すべきは「ヒ」を用いる書き問題でも出そうな「賁臨(ヒリン)」。「フン」を用いる熟語は少ない。
◇漢字ペディア大見出し
720 劬労 ◆2 くろう   ┌体を使い減らして疲れ切る。〈漢字源〉
┌苦労して働くこと。ほねおり疲れること。つかれきること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
721 円顱 ◆2 えんろ   ┌1.まるい頭。
└2.髪をそったまるい頭。僧侶。〈大辞林〉
┌1.まるい頭。円頭。
└2.髪をそって頭をまるめた人。僧侶。〈日本国語大辞典〉
722 齔齠 ◆2 しんちょう   語義未詳。
★おそらく齔髫(シンチョウ:幼年)と同義。
●H27-3㈠
723 繊嗇 ◆2 せんしょく   ┌金銭にこまかい。けちで、ものおしみすること。≒吝嗇、孅嗇〈新漢和大字典〉
┌やぶさかなこと。惜しむこと。≒吝嗇〈新大字典〉
┌やぶさか。≒繊悋、吝嗇〈字源〉
┌ものおしみするさま。吝嗇。〈漢辞海〉
┌金銭にこまかい。けちで、ものおしみすること。≒孅嗇、吝嗇〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
●H10-1㈠
724 白堊 ◆2 はくあ はくあく ┌1.白色の土。
├2.白土をこねて塗った壁。白壁。
├3.石灰岩の一種。白色粉末状の炭酸カルシウム。
└4.白墨。チョーク。〈漢字源〉
┌1.白色の壁。
└2.石灰岩の一種。有孔虫などの死骸(シガイ)や貝殻などからできたもの。白墨・白壁塗料の原料。チョーク。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
725 羈軛 ◆2 きやく   ┌束縛すること。〈大辞林〉
┌牛馬をつなぎとめる道具。転じて、自由を制限すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-3㈠
726 颯颯 ◆2 さっさつ   ┌1.風が音を立てて吹くさま。
└2.人柄などが、さっぱりしたさわやかな印象を与えるさま。〈大辞泉〉
┌1.風の吹く音や雨の降る音、鈴の音などを表す語。札札。
└2.物事にこだわらず、気品があって颯爽としているさま。〈日本国語大辞典〉
┌さっと風の吹き起こるさま。また、その風の音。≒颯然〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
727 孩提 ◆2 がいてい   ┌骨組ができ、人に抱かれるくらいになった子ども。また、二、三歳の幼児。〈漢字源〉
┌二、三歳の子。笑うことを知り、抱きかかえられるくらいの子供の意。孩児。孩稚。〈新大字典〉
┌乳児。また、二、三歳の幼児。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
728 譎詭 ◆2 けっき   ┌1.いつわりあざむくこと。譎詐(ケッサ)。
└2.変わること。また、奇異なこと。〈大辞泉〉
┌人を欺き驚かす。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
●H18-2㈠
●H24-3㈠
●H28-2㈠
729 巍乎 ◆2 ぎこ   ┌高大のさま。〈字通〉
┌むっくりと盛り上がて目立つさま。≒巍然〈漢字源〉
730 厭飫 ◆2 えんよ   ┌1.食べ飽きる。また、あき足りる。満足する。
└2.いやがって避ける。あいそをつかす。〈漢字源〉
┌1.食べ飽きる。また、十分に満足する。
└2.愛想を尽かす。うんざりする。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈠
731 ◆2 しょう   ★牆の壊(コワ)るるは隙(スキ)においてす…小事であるからと言って油断すれば、ついに大事に至って取り返しがつかなくなることのたとえ。〈新大字典〉
●H10-2㈠
732 扈蹕 ◆2 こひつ   ┌天子の外出につき従う。〈漢字源〉
┌天子の行幸におともする。≒扈駕〈字源〉
●H30-2㈠
733 詬罵 ◆2 こうば   ┌悪口をいって、はずかしめる。〈新漢和大字典〉
┌ののしる。〈字通〉
┌ののしり、はずかしめること。≒罵倒〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈠
●H22-2㈠
734 賚予 ◆2 らいよ   ┌品物など与える。〈新漢和大字典〉
┌物をたまうこと。与えること。≒賚与〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
735 鼕鼕 ◆2 とうとう   ┌1.鼓(ツヅミ)や太鼓の鳴り響くさま。
└2.水や波の音の響くさま。〈大辞泉〉
┌1.鼓や太鼓のとんとんと鳴りひびく音。また、そのさま。
└2.波や水の流れが勢いよくたてる音。また、そのさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
●H20-2㈠
736 薔薇 ◆2 しょうび そうび ┌木の名。バラ科の落葉低木。つる性で、茎は細長く伸びる。とげがある。ノイバラ。また、バラの総称。果実は営実と言い、薬用になる。〈新漢和大字典〉
┌ばら。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H28-1㈠
737 親昵 ◆2 しんじつ   ┌したしくしてなじむ。また、親しく仲の良い人。〈漢字源〉
┌よく親しみなじむこと。≒昵懇〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
738 規箴 ◆2 きしん   ┌戒め。また、戒める。行動を取り締まる。〈漢字源〉
┌いましめること。いさめること。または、そのことば。規諫(キカン)。
◇漢字ペディア下付き
739 蜘蛛 ◆2 ちちゅ ちちゅう ┌虫の名。小刻みに動いてはとどまるくも。〈漢字源〉
┌くも。〈字通〉
★「蜘蛛」で「くも」とも読む。
◇漢字ペディア小見出し
740 誅戮 ◆2 ちゅうりく   ┌罪によってころす。〈字通〉
┌罪のある者をころす。〈新漢和大字典〉
┌罪を犯した者をころすこと。罪をただしてころすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
741 眼瞼 ◆2 がんけん   ┌まぶた。〈漢字源〉
┌眼球の上下をおおい、開閉する部分。まぶた。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
742 嫋娜 ◆2 じょうだ   ┌しなやかなさま。なよなよしたさま。〈大辞林〉
┌しなやかで美しいさま。なよなよしたさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-1㈠
743 囈語 ◆2 げいご   ┌ねごと。うわごと。〈字通〉
┌「囈語(ウワゴト」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
744 裹頭 ◆2 かとう   僧の頭を袈裟(ケサ)などで包み、目だけを出した装い。かしらづつみ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈠
745 輒然 ◆2 ちょうぜん   ┌1.ぺたぺたとくっつくさま。
├2.密着して一体になったさま。
└3.すぐ。突然。〈新漢和大字典〉
┌1.直立して身動きしないさま。
└2.にわかなさま。突然。≒忽然〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-3㈠
●H25-3㈠
●R1-1㈠
746 易簀 ◆2 えきさく   ┌病床をとりかえる意から、人の死を言う。〈漢字源〉
┌病牀をとりかえる。人の死をいう。〈字通〉
┌賢者が死ぬこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-1㈠
747 肚裡 ◆2 とり   ┌腹のうち。転じて、心のなか。≒肚裏〈漢字ペディア〉
┌腹の中。心中。≒肚裏〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-3㈠
748 庠序 ◆2 しょうじょ   ┌中国古代の学校。〈漢字源〉
┌学校。≒庠校〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈠
●H25-2㈠
●R1-2㈠
749 怫鬱 ◆2 ふつうつ   ┌気がふさいで、むかむかする。〈漢字源〉
┌心のふさぐさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H23-1㈠
750 肬贅 ◆2 ゆうぜい   ┌≒贅肬
├1.いぼと、こぶ。
└2.余計なもののたとえ。〈漢字ペディア〉
┌いぼと、こぶと。無駄なものにたとえる。≒贅肬〈字源〉
┌いぼと、こぶ。無用で余分なもの。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-2㈠
751 擒縦 ◆2 きんしょう   ┌とりこにすることと、放つこと。意のままにあやつること。〈大辞泉〉
┌とらえることと自由に放つこと。転じて、自在に扱うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
752 輓馬 ◆2 ばんば   ┌車を引かせるための馬。〈新漢和大字典〉
┌そりや車をひかせる馬。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
753 鄙陋 ◆2 ひろう   ┌品性・言動などがいやしいこと。見識などが浅はかであること。また、そのさま。≒卑陋〈大辞泉〉
┌いやしくて、見聞がせまい。〈新漢和大字典〉
┌身分・行動・品性などがいやしいこと。下品なこと。≒卑陋〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
754 絡繹 ◆2 らくえき   ┌後から後からとつながる。人馬が行き来して往来が絶えないさま。〈漢字源〉
┌往来の絶えないさま。〈新大字典〉
┌人や車馬の往来が絶え間なく続くさま。≒駱駅〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
755 擺脱 ◆2 はいだつ   ┌束縛・習慣などを抜け出すこと。それらを除き去ること。〈漢字ペディア〉
┌除き去ること。ぬけ出すこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-2㈠
●H13-3㈠
●H16-3㈠
756 旄倪 ◆2 ぼうげい   ┌老人と子ども。〈新漢和大字典〉
┌老人と小児。〈日本国語大辞典〉
┌老人と小児と。≒老幼〈字源〉
┌老人と子ども。老幼。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
●H26-1㈠
757 甎全 ◆2 せんぜん   ┌かわらのように、ねうちのないものとなって生きながらえる。むだに長生きする。瓦全。〈漢字源〉
┌世に尽くすこともなく、いたずらに生き長らえること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
758 曩祖 ◆2 のうそ どうそ ┌先祖。祖先。〈漢字ペディア〉
┌(国)先祖。祖先。〈漢辞海〉
┌先祖。祖先。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
759 巷陌 ◆2 こうはく こうばく ┌ちまた。みち。〈字通〉
┌町の道。ちまた。〈漢字源〉
●H27-1㈠
760 泯滅 ◆2 びんめつ   ┌ほろんでなくなる。〈漢字源〉
┌ほろんでなくなること。尽きてなくなること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-2㈠
761 渭浜 ◆2 いひん   渭水のほとり。太公望呂尚が釣して、文王に逢ったという浜。〈字通〉
★渭浜の器(キ)…将相となるべき大人物をいう。渭水(イスイ)のほとりで釣りをしていた太公望が、周の文王に見出されて、将相となったという故事から。〈日本国語大辞典〉
762 陞叙 ◆2 しょうじょ   ≒昇叙
┌現在よりも上級の官職や位階を授けられること。〈大辞泉〉
┌上級の官位に任用されること。また、任用すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
763 鯨鯢 ◆2 げいげい   ┌1.雄のクジラと、雌のクジラ。また、弱い者をいじめる悪人のかしらのたとえ。
└2.罪がなくて殺されるもののたとえ。〈新漢和大字典〉
┌1.クジラの雄と雌。または、小魚を食う大魚のたとえ。
└2.大悪人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-2㈠
764 流眄 ◆2 りゅうべん りゅうめん ┌流し目で見ること。また、流し目。りゅうめん。〈大辞泉〉
┌横目で見ること。ながし目。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-2㈠
765 僂指 ◆2 ろうし るし ┌指を折って数えること。〈大辞泉〉
┌指折り数える。一説に、素早くさし示して述べる。〈漢字源〉
┌指折り数えること。また、速やかに指し示して述べること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-3㈠
●H28-1㈠
766 掀髥 ◆2 きんぜん   笑って口ひげが動くさま。〈字通〉
●H28-2㈠
767 讒誣 ◆2 ざんぶ ざんぷ ┌事実ではないことを言いたてて他人をそしること。〈大辞泉〉
┌ありもしないことを言って非難すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
768 ◆2 びょう   ┌水面などが限りなく広がっているさま。はるかにかすんでいるさま。〈大辞泉〉
┌小さくて、よく見えないさま。かすかなさま。また、遠すぎて、はっきり見えないさま。〈漢字源〉
●H28-2㈠
769 鯤鵬 ◆2 こんほう   ┌この上もなく大きなもののたとえ。〈大辞泉〉
┌想像上の、大きな魚と大鳥。非常に大きなもののたとえ。〈新漢和大字典〉
┌果てしなく大きいもののたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
770 誣罔 ◆2 ふもう   ┌作りごとを言って人をそしること。誣謗。誹謗。〈大辞泉〉
┌事実を曲げて言うこと。誹謗。≒誣妄、誣謗(フボウ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-1㈠
771 擅恣 ◆2 せんし   ┌ほしいまま。〈字通〉
┌ほしいままにすること。また、そのさま。わがまま。きまま。専横。放恣。≒専恣〈日本国語大辞典〉
●H28-2㈠
772 憖憖 ◆2 ぎんぎん   ┌1.笑うさま。
└2.うやまいつつしむさま。〈漢字源〉
┌つつしみ深いさま。〈字通〉
●H14-2㈠「憖憖然」
●H27-1㈠「憖憖然」
773 諄諄 ◆2 じゅんじゅん   ┌1.よくわかるように教えるさま。
├2.誠実で慎み深いさま。
└3.年をとって鈍くなったさま。〈漢字源〉
┌よくわかるように何度も繰り返し、丁寧に説くようす。≒懇切、懇懇〈漢字ペディア〉
★「諄諄」で「くどくど」とも読む。
◇漢字ペディア大見出し
774 掎角 ◆2 きかく   ┌1.前後呼応して敵を制すること。
└2.両雄が、相対して争うこと。〈大辞泉〉
┌1.前後から敵を攻撃すること。
└2.両雄が相対して争うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-2㈠
775 躋攀 ◆2 せいはん   ┌よじのぼる。〈字通〉
┌よじのぼること。〈字通〉
┌よじのぼること。≒攀躋〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
776 広袤 ◆2 こうぼう   ┌大きな面積〈字通〉
┌土地の広さ・面積。〈漢字源〉
┌土地の広さ。面積。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-1㈠
777 諂諛 ◆2 てんゆ   ┌へつらうこと。阿諛。〈大辞泉〉
┌1.やわらかくみせて、相手にへつらう。
└2.こびへつらう者。〈新漢和大字典〉
┌こびへつらうこと。おもねりへつらうこと。≒阿諛〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈠
●H19-1㈠
778 擣碪 ◆2 とうちん   ┌きぬたで衣をうつ。〈字源〉
┌きぬたの石。〈字通〉
┌着物を石や木の台にのせ、棒でたたいて生地を柔らかくする。きぬたを打つ。≒擣砧、擣衣〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H23-2㈠
779 喞喞 ◆2 しょくしょく   ┌虫などが、ちっちっとしきりに鳴く声の形容。また、嘆息の声の形容。〈漢字源〉
┌1.機を織る小さい音。
├2.虫・小鳥・ネズミなどが小さく鳴くさま。
└3.嘆息の声。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
●H21-2㈠
●H28-2㈠
780 塚上 ◆2 ちょうじょう   つかの上。〈字通〉
●H28-1㈠
781 銓衡 ◆2 せんこう   ┌1.物の重さをはかる道具。はかり。
└2.≒選考〈新漢和大字典〉
┌≒選考〈大辞泉〉
┌人物や才能などを調べ、適当な担当者を選ぶこと。≒選考〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
782 蓴鱸 ◆2 じゅんろ   ★≒蓴羹鱸膾(ジュンコウロカイ)
じゅんさいの吸い物とすずきのなます。故郷を思う情のたとえ。「蓴鱸」とも。〈漢字源〉
783 苞裹 ◆2 ほうか   ┌つつむ。〈字通〉
┌多くのものを一つにまとめて支配する。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H21-2㈠
784 兀坐 ◆2 こつざ ごつざ ┌体を動かさず、じっとすわっている。ぼんやりしてすわる。〈漢字源〉
┌じっとすわっていること。〈大辞泉〉
┌ひとりできちんとすわっていること。端座。〈新大字典〉
785 惆悵 ◆2 ちゅうちょう   ┌がっかりして、元気をなくす。〈漢字源〉
┌うらみ嘆くこと。残念がり悲しむこと。また、そのさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-2㈠
●H16-1㈠
786 裨補 ◆2 ひほ   ┌物事の欠点などを助け補う。〈新漢和大字典〉
┌不足している部分を補って、助けること。たすけ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
787 拮据 ◆2 きっきょ けっきょ ┌1.指先でくっくっとつまむ。
└2.貧しくで苦しい生活をする。〈漢字源〉
┌手や口を動かして、忙しく働くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
788 蹉跎 ◆2 さた さだ ┌1.つまずいて時機を失すること。
└2.時機を逸しているさま。不遇であるさま。〈大辞泉〉
┌1.つまずく。
├2.時機をやり過ごしてしまう。時が過ぎてしまう。
└3.つまずいて、思い通りにならない。事の運びがちぐはぐになる。〈漢字源〉
┌1.つまずいて転ぶさま。
├2.ぐずぐずして時機を失うこと。
└3.不遇なこと。落ちぶれること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
789 銷鑠 ◆2 しょうしゃく   ┌1.金属をとかす。
└2.とけて形がなくなる。〈漢字源〉
┌とけてきえる。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
790 揀択 ◆2 かんたく   ┌わかちえらぶ。≒選揀〈字源〉
┌わかちえらぶ。〈字通〉
●H21-2㈠
791 袂別 ◆2 べいべつ   ┌たもとを分かつこと。別れること。〈漢字ペディア〉
┌たもとをわかつこと。わかれること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-1㈠
792 淹留 ◆2 えんりゅう   ┌同じ場所に長くとどまること。〈漢字ペディア〉
┌長い間滞在すること。そのまま同じところにとどまること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-1㈠
●H28-3㈠
793 嚼蠟 ◆2 しゃくろう   ┌蠟をかむ。無味のはなはだしいことのたとえ。〈新大字典〉
┌無味。〈字通〉
●H28-3㈠
794 耽湎 ◆2 たんめん たんべん ┌物事にふけり、他の事にかえりみなくなる。〈漢字源〉
┌ふけりおぼれること。〈新大字典〉
┌酒色にふけり、おぼれること。〈漢字ペディア〉
┌酒色にふけり、すさむこと。耽溺。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
795 濺濺 ◆2 せんせん   ┌水がさらさらと流れるさま。また、涙がはらはら流れるさま。〈新大字典〉
┌1.水が小さなしぶきを散らして流れるさま。
└2.飛び散るしぶき。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
796 癭瘤 ◆2 えいりゅう   ┌こぶ。〈字通〉
┌他生物の寄生まれに共生によって、異常発育または異常形成を起こした植物体の部分。〈大辞林〉
◇漢字ペディア小見出し
●H30-3㈠
797 磧礫 ◆2 せきれき   ┌河原の小石。〈大辞泉〉
┌河原の小石。〈新大字典〉
┌浅い水中につらなる小石。一説に、小石が多くて、道が平らでないさま。≒磧歴〈漢字源〉
798 絢煥 ◆2 けんかん   ┌きらきらと美しいこと。〈新大字典〉
┌美しく光り輝くこと。〈大辞林〉
799 宸翰 ◆2 しんかん   ≒親翰
┌天子がみずから書いた文書。天子直筆の文書。≒宸筆〈漢字ペディア〉
┌天子自身が書かれた文書。天子の直筆のもの。宸筆。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
800 垢膩 ◆2 こうじ くに ┌あか・汗・あぶらのよごれ。〈漢字ペディア〉
┌肌につくあかとあぶら。垢脂(コウシ)。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈠
801 瓊葩 ◆2 けいは   ┌麗花。〈字通〉
┌玉のように美しい花。〈新漢和大字典〉
┌玉のように美しい花。〈新大字典〉
┌玉の如くうるわしき花。瓊蕊。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
●H19-3㈠
●H25-2㈠
802 蒿里 ◆2 こうり   1.死んだ人の魂が集まるという中国の山。転じて、墓地。
2.庶民の葬式にうたう挽歌。⇔薤露(カイロ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
803 匯滞 ◆2 かいたい   水流が滞ること。〈大辞林〉
●H28-1㈠
804 ◆2 いつ   鳥がすりぬけるようにはやく飛ぶさま。はやい。〈新漢和大字典〉
●H28-1㈠
805 跌宕 ◆2 てっとう   ┌細かいことにこだわらないこと。のびのびとして大きいこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌細かい物事にこだわらず、のびのびしていること。また、雄大なさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-3㈠
●H29-3㈠
806 喑噁 ◆2 いんお   ┌怒りのために、のどがつかえて声が思うように出ないさま。〈漢字源〉
┌怒るさま。〈字源〉
★喑噁叱咤(シッタ)…怒って、大声でしかりつけること。〈日本国語大辞典〉
●H27-2㈠
807 雹霰 ◆2 はくせん はくさん ┌あられ。〈新漢和大字典〉
┌あられ。〈字通〉
●H29-2㈠
808 鴟梟 ◆2 しきょう   ┌1.フクロウの別名。
└2.凶悪な者をたとえていう語。〈大辞泉〉
┌1.フクロウの別称。
└2.心がねじまがっていて悪い人のたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-2㈠
809 卸事 ◆2 しゃじ   ┌退職する。〈字通〉
┌任務を辞めること。≒卸任、卸仕〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R1-1㈠
810 塋域 ◆2 えいいき   ┌墓場。墓地。〈漢字源〉
┌はかば。一般の土地と区別されている墓地。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-1㈠
811 鴟尾 ◆2 しび   ┌古代の大建築で、大棟の両端につけた飾り。中国に源があり、形は鳥の尾または魚のようで、沓(クツ)にも似ているところから沓形(クツガタ)ともいう。後世の鬼瓦・しゃちほこの祖型。≒鵄尾、蚩尾〈大辞泉〉
┌や仏殿などの棟の両端にとりつける飾り。鳥の尾または魚が尾をはね上げた形という。後世のしゃちほこなどの原型。≒蚩尾、鵄尾、沓形(クツガタ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
812 莠言 ◆2 ゆうげん   ┌もっともらしく見えるが、悪意のあることば。まやかしのことば。〈新漢和大字典〉
┌よくないことば。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H25-1㈠
813 糴糶 ◆2 てきちょう   ┌穀物の売買。〈漢字源〉
┌米の売買。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H30-1㈠
814 碓舂 ◆2 たいしょう   ┌石うすでつく。〈新漢和大字典〉
┌臼つく。〈字通〉
●H11-1㈠
●H27-1㈠
815 千鎰 ◆2 せんいつ   ┌莫大な財産。非常に多くの金額。〈漢字源〉
┌大金。莫大な財産。〈漢辞海〉
★鎰は中国の戦国時代のめかたの単位で、一鎰は二十四両。
●H7-1㈠
816 栩栩然 ◆2 くくぜん   自由で愉快なさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
●H12-1㈠
●H23-2㈠「栩栩」
●H30-2㈠
817 霎時 ◆2 しょうじ   ┌しばらくの間。ちょっとの間。暫時。副詞的にも用いる。〈大辞泉〉
┌片時。〈字通〉
┌ほんの少しの間。しばし。≒暫時〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-1㈠
818 采椽 ◆2 さいてん   質素な建築に用いる、くぬぎのたる木。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
819 泛駕 ◆2 ほうが   ┌駕を覆す。〈字通〉
┌車をひっくりかえす。〈新漢和大字典〉
★泛駕の馬(ウマ)…ずばぬけた才能や学識があって、普通の道に従わない英雄豪傑のたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
●H26-2㈠
●H28-3㈠
820 兵燹 ◆2 へいせん   ┌戦争による火災。兵火。〈大辞泉〉
┌兵火。〈字通〉
┌戦争により起こる火災。≒兵火、戦火〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-1㈠
●H19-2㈠
●H24-2㈠
●H27-2㈠
821 獰飆 ◆2 どうひょう   ┌恐ろしい大風。〈新漢和大字典〉
┌はげしい風。〈字通〉
●R1-2㈠
822 仍世 ◆2 じょうせい   ┌代々。累代。〈漢字源〉
┌世々。〈字通〉
823 閃爍 ◆2 せんしゃく   ┌太陽の光がきらきらと輝く。〈漢字源〉
┌ひらめきかがやくこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
824 噴嚔 ◆2 ふんてい   ┌くしゃみ。〈漢字源〉
┌くしゃみ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈠
825 刈穫 ◆2 がいかく   ┌穀物を刈り取る。〈漢字源〉
┌穀物をかりとる。収穫。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H13-3㈠
826 跼躅 ◆2 きょくちょく   ┌行きなやむ。〈字通〉
┌かがんだり、足がつかえたりして、行きなやむさま。〈新漢和大字典〉
┌行き悩むようす。〈漢字ペディア〉
★騏驥(キキ)の跼躅は駑馬(ドバ)の安歩(アンポ)に如(シ)かず・・・すぐれた馬もぐずぐずしていれば、つまらない馬が静かに歩み続けるのに及ばない。すぐれた人も怠けていれば、平凡な人が努力するのに及ばないというたとえ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-3㈠
827 羔羊 ◆2 こうよう   ┌子羊と、大きな羊。〈新漢和大字典〉
┌子羊と羊。〈字通〉
●H10-1㈠
828 胎孕 ◆2 たいよう   ┌子を身ごもること。妊娠。〈漢字源〉
┌みごもること。妊娠。〈大辞林〉
┌はらむ。妊娠する。〈漢辞海〉
829 屛居 ◆2 へいきょ   ┌世間から身を遠ざけて家に引きこもる。隠居する。〈漢字源〉
┌1.家の一室に引きこもっていること。
└2.世の中からしりぞいて家にいること。≒隠居〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
830 仆斃 ◆2 ふへい ほくへい ┌斃死(ヘイシ:のたれ死に)する。〈字通〉
┌ぱったりたおれて死ぬ。〈漢字源〉
●H7-1㈠
831 巻繊 ◆2 けんちん   ┌椎茸・ごぼう・にんじんなどをせん切りにして味付けをし、湯葉で巻いて油で揚げたもの。現在は、つぶした豆腐を野菜とともに油で炒め、醤油・酒などで調味したものをいう。元来は禅僧が中国から伝えた普茶(フチャ)料理。〈大辞泉〉
┌1.中国から禅僧が伝えた料理。ゴボウ・ニンジン・シイタケなどを味付けし、湯葉で巻いて油で揚げたもの。
└2.「巻繊汁(ジル)」の略。くずした豆腐と野菜を油でいためたものを実にしたすまし汁。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-1㈠
832 蟾蜍 ◆2 せんじょ   ┌1.月にすむというヒキガエル。
└2.月の異称。〈漢字ペディア〉
┌1.ヒキガエルの一種。
└2.月の別名。〈新漢和大字典〉
┌ひきがえる。月中に居るという。転じて、月。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-3㈠
833 懋遷 ◆2 ぼうせん   ┌交易につとめはげむ。〈漢字源〉
┌交易する。〈字通〉
●H27-3㈠
834 大逵 ◆2 たいき   ┌大通り。大路。〈大辞林〉
┌広く大きな四辻(ヨツツジ)。大通り。大路(オオジ)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-2㈠
●H19-3㈠
●H22-3㈠
835 攤飯 ◆2 たんぱん   ┌満腹になった腹をゆったりと伸ばす。食後の昼寝のこと。〈漢字源〉
┌午睡。〈字通〉
┌食後の昼寝。〈漢辞海〉
●H27-1㈠
836 鶩列 ◆2 ぼくれつ   ┌アヒルのようにならぶ。また、朝廷の百官の列。〈新漢和大字典〉
┌行儀よくならぶ。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H12-3㈠
●H26-1㈠
837 隈澳 ◆2 わいいく   ┌入り込んだ水際。〈字通〉
┌湾曲して入り込んだ水際。〈新漢和大字典〉
┌湾曲して入りこんだ水際。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H25-1㈠
●H27-3㈠
838 鷁退 ◆2 げきたい   ┌六位の蔵人の極(ゴクロウ)の者が五位に欠員がないため昇任できないとき、蔵人として勤続を望む場合は、極揩退き、末席の新蔵人となること。≒逆退〈大辞林〉
┌六位の蔵人の極臈(ゴクロウ:最上位)が欠員がなくて五位に昇ることができず、蔵人を辞さなければならない時、極臈を辞して、末席の新蔵人になること。また、一般に官位の昇進において不遇であることを例えていう。≒逆退〈日本国語大辞典〉
★風に強いとされる鷁(ゲキ:想像上の水鳥)が、大風にあって吹きもどされ後退する意。
◇漢字ペディア小見出し
●H23-1㈠
839 皺襞 ◆2 しゅうへき   ┌しわと、ひだ。衣服のしわ、山肌に刻まれたひだなど。≒褶襞〈漢字ペディア〉
┌ひだ。また、ひだ状のもの。衣服のしわ、山のひだなど。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-2㈠
●H21-3㈠
●H24-2㈠
●H27-3㈠
840 犂牛 ◆2 りぎゅう   ┌黄と黒とが混じった、まだら毛のウシ。まだらウシ。〈漢字ペディア〉
┌黄と黒とのまじった、うすぎたない耕牛。まだら牛。〈漢字源〉
┌まだら牛。〈字通〉
★犂牛の喩(タト)え…どんな家柄に生まれようと、本人がすぐれた才能をもっていさえすれば、必ず世に用いられるという教え。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-1㈠
841 旋踵 ◆2 せんしょう   ┌かかとの向きをかえる。その場から引きさがること。転じて、短い時間のたとえ。〈漢字源〉
┌めぐる。〈字通〉
┌くびすをめぐらす。〈字源〉
┌1.くびすをめぐらすこと。足をむけかえること。
└2.打消しの語を伴って、少しの間もない意を表す。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H28-1㈠
842 蚊蜹 ◆2 ぶんぜい   ┌蚊(カ)。〈字通〉
┌蚊のこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
●H25-2㈠
843 遒勁 ◆2 しゅうけい   ┌書画・文章などの、筆勢が力強いこと。〈大辞泉〉
┌書・画・文章などの筆勢が、引き締まって、力強いこと。≒勁駿〈新漢和大字典〉
┌絵画や文章を書くときの筆の運びが力強いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈠
●H30-2㈠
844 品騭 ◆2 ひんしつ   ┌品定め。品評。〈大辞泉〉
┌事物の優劣や、品質などを論じ定めること。品定め。品藻。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H20-3㈠
●H23-1㈠
●H26-2㈠
●H28-1㈠
845 犇散 ◆2 ほんさん   はしり散る。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H29-2㈠
846 譖毀 ◆2 しんき   ┌悪口をいう。そしる。
┌そしる。〈字通〉
●H12-2㈠
847 鐫録 ◆2 せんろく   ┌深く心に刻みつけて記憶すること。〈大辞林〉
┌深く心にきざみしるすこと。〈日本国語大辞典〉
┌心に深く刻んで記憶すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
848 馬絛 ◆2 ばとう   ┌馬のはらおび。〈漢字源〉
┌馬につける腹帯。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●R1-2㈠
849 鐫黜 ◆2 せんちゅつ   ┌位を下げて官吏をその職務から退けること。〈新漢和大字典〉
┌官吏が罪ありて位をさげられる。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
850 恁地 ◆2 じんち いんち ┌1.こんなふうに。
└2.どんなふうに。〈漢字源〉
┌1.こんなふうに。
└2.どんなふうに。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H26-2㈠
851 ◆2 きょくれい   ┌精を出して努めはげむこと。〈漢字ペディア〉
┌つとめはげむ。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
852 搨本 ◆2 とうほん   ┌石碑などの文字を、墨などで刷り写したもの。石ずり。また、それを集めた本。≒拓本〈漢字ペディア〉
┌石ずり。拓本。〈漢字源〉
┌拓本。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
●R1-2㈠
853 杲杲 ◆2 こうこう   ┌日の光が輝いて明るいさま。〈漢字ペディア〉
┌日の光が輝くさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-3㈠
854 覈論 ◆2 かくろん   ┌1.きびしく議論する。
└2.しらべて評価する。〈新漢和大字典〉
┌きびしく論ずる。〈字通〉
★危言(キゲン)覈論…激しく議論を戦わせること。〈漢検四字熟語辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
855 蹉躓 ◆2 さち   ┌つまずくこと。また、失敗すること。〈大辞泉〉
┌つまずくこと。また、失敗すること。蹉跌。蹉跎。〈日本国語大辞典〉
856 覓索 ◆2 べきさく   ┌さがしもとめる。〈新漢和大字典〉
┌さがす。〈字通〉
┌たずねもとめること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
857 靨笑 ◆2 ようしょう   ┌顔にえくぼをつくって笑う。〈新漢和大字典〉
┌えくぼを生じてわらう。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●R1-1㈠
858 毳毛 ◆2 ぜいもう   ┌1.鳥獣の細くてやわらかい毛。にこげ。
└2.鳥の胸の柔らかい毛。〈漢字源〉
┌細く柔らかい毛。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H6-3㈠
859 屯蹇 ◆2 ちゅんけん   ┌物事が思うようにいかず悩み苦しむ。〈漢字源〉
┌行き詰まってなやむ。うまく行かずになやみ苦しむ。≒屯険(チュンケン)、屯困(チュンコン)、屯難(チュンナン)〈漢字ペディア〉
★「屯」には二通りの音読みがある。
├『屯:トン…たむろする。重さの単位(≒瓲・噸)。』
├『屯:チュン…行き悩む。』
└熟語は勿論「トン」読みが多い。「チュン」読みは「屯蹇(チュンケン)」が主である。
◇漢字ペディア大見出し
860 窘蹙 ◆2 きんしゅく   ┌くるしみ、ちぢまる。すくむ。〈漢字源〉
┌すくむ。〈字通〉
┌苦しみ縮むこと。すくむこと。また、迫り苦しめること。≒窘縮〈日本国語大辞典〉
861 丫鬟 ◆2 あかん   ┌あげまきに結った髪。転じて、その髪を結った少女・小間使。〈漢字源〉
┌1.あげまきに結んだ髪。
└転じて、頭をあげまきにした幼女。また、年少の侍女、腰元、婢。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H23-3㈠
862 竇窖 ◆2 とうこう   ┌円形と方形のあなぐら。〈字通〉
┌あな。また、あなぐら。〈漢字源〉
┌穴。あなぐら。〈漢辞海〉
●H29-3㈠
863 呶呶 ◆2 どど どうどう ┌くどくどいうさま。〈漢字源〉
┌しゃべる。多言する。やかましい。〈字通〉
┌くどくど言うこと。やかましく言うこと。また、そのさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-1㈠
864 串殺 ◆2 せんさつ   語義未詳。
●H27-1㈠
865 鷽鳩 ◆2 がくきゅう かくきゅう ┌小さいハト。一説にイカル。〈漢字ペディア〉
┌じゅずかけばと。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
★鷽鳩大鵬(タイホウ)を笑う・・・つまらない者には大人物の志がわからないたとえ。〈漢字ペディア〉
★鷽鳩大鵬(タイホウ)を笑う・・・小人物が大人物を理解し得ないこと。〈漢字源〉
●H29-2㈠
866 七竅 ◆2 しちきょう   ┌人の頭部にある七つの穴。目・耳・鼻の各二つと口。≒七穴、七孔〈漢字ペディア〉
┌1.頭部にある七つの穴。両目・両耳・鼻・口の穴のこと。
└2.聖人の胸にあるという七つの穴。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-2㈠
867 嶷然 ◆2 ぎょくぜん   ┌ひときわ高くそびえているさま。ひときわすぐれているさま。〈漢字ペディア〉
┌1.子が聡明なさま。
└2.高く抜きんでたさま。ひときわ優れたさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈠
●H28-3㈠
868 荐臻 ◆2 せんしん   ┌災いなどが、あとからあとからおこる。〈漢字源〉
┌災いが、次々と起こる。≒荐及〈漢辞海〉
869 怡怡 ◆2 いい   ┌心配事がなく、心穏やかになごむさま。〈漢字源〉
┌喜び楽しむさま。なごやかに楽しむさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
870 皁隷 ◆2 そうれい   ┌下僕の類。〈字通〉
┌黒衣を着たしもべ。のち役所の雑役夫。〈漢字源〉
┌身分の低い者。召し使い。奴僕。〈大辞林〉
◇漢字ペディア小見出し
●H22-2㈠
871 慴伏 ◆2 しょうふく   ┌おそれしたがうこと。おそれひれ伏すこと。≒懾伏〈漢字ペディア〉
┌勢いや力におそれて屈服、服従すること。≒懾服、懾伏〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
872 麋鹿 ◆2 びろく   ┌1.大形のシカ(麋)とシカ(鹿)。
└2.田舎びて野卑なこと。下品で卑しいたとえ。〈漢字ペディア〉
┌大鹿と鹿。獣類。〈大辞泉〉
┌1.トナカイと、シカ。世の中の俗事に心を煩わされず、自分の思うとおりに静かな生活を送ることにたとえる。
└2.田舎風で、上品でないこと。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
●H12-3㈠
873 霾翳 ◆2 ばいえい   ┌巻き上げられた土砂が空をおおって暗いこと。〈新漢和大字典〉
┌巻き上げられた土砂が空をおおって暗いこと。〈漢字源〉
┌つちぐもり。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
874 驪竜 ◆2 りりょう りりゅう ┌黒龍のこと。あごの下に玉を備えているという。〈新漢和大字典〉
┌黒色の龍。りりゅう。〈日本国語大辞典〉
┌黒色の竜。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
875 摺扇 ◆2 しょうせん   ┌「摺畳扇(ショウジョウセン)」の略。折り畳み式の扇のこと。扇子。〈漢字源〉
┌扇子。〈字通〉
┌扇子をいう。〈新大字典〉
●H13-1㈠
876 昊天 ◆2 こうてん   ┌空。大空。〈漢字源〉
┌1.広く大きい空。大空。天。
└2.夏の空。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-2㈠
877 驍名 ◆2 ぎょうめい   ┌強く勇ましいという評判。武勇のきこえ。〈大辞泉〉
┌強いという評判。武術に秀でているという名声。≒勇名〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈠
878 舂簸 ◆2 しょうは   ┌穀物を臼でつき、箕でぬかやかすをふるって取り除く。〈新漢和大字典〉
┌米をうすつき、箕で糠を除く。〈字通〉
●H30-2㈠
879 麕集 ◆2 くんしゅう きんしゅう ┌あつまる。〈字通〉
┌むらがり集まること。群集。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H30-2㈠
880 歛丐 ◆2 かんかい   物をもらおうとするこじき。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
881 棗脩 ◆2 そうしゅう   なつめと、干し肉。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
●H17-2㈠
882 丱角 ◆2 かんかく   ┌1.昔の子供の髪型の一つ。あげまき。つのがみ。
└2.幼い子供。〈漢字源〉
┌児童の髪形の一つ。あげまき。みずら。つのがみ。転じて、子供。児童。丱童。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H18-3㈠
●H21-3㈠
883 俛焉 ◆2 べんえん   ┌むりをして努力すること。〈漢字源〉
┌勤労するさま。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
884 蓖麻 ◆2 ひま   ┌トウゴマの別称。トウダイグサ科の一年草。アフリカ原産。ひまし油をとるために栽培。〈漢字ペディア〉
┌トウゴマの別名。〈大辞林〉
┌植物「とうごま(唐胡麻)」の漢名。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-2㈠
885 冪冪 ◆2 べきべき   ┌霧や雲などがたれこめ、一面をおおうさま。〈漢字ペディア〉
┌雲などが一面に覆いかぶさって暗いさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-3㈠
●H19-1㈠
886 卮酒 ◆2 ししゅ   ┌さかずきについだ酒。≒杯酒〈漢字源〉
┌さかづきの酒。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H29-1㈠
887 自售 ◆2 じしゅう   自分を売り込む。官職にありつこうとして運動すること。〈漢字源〉
888 猋風 ◆2 ひょうふう   ┌つむじかぜ。〈漢字源〉
┌つむじかぜ。扶揺。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H25-1㈠
889 涓埃 ◆2 けんあい   ┌1.ひとしずくの水を一つのちり。
└2.物事のほんわずかなことのたとえ。〈漢字源〉
┌1.しずくとちり。涓滴(ケンテキ)と塵埃(ジンアイ)。転じて、きわめてわずかな物や事のたとえにも用いる。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H23-1㈠
890 盍簪 ◆2 こうしん   ┌友達同士を寄せ集めること。転じて、友達どうしの集合のこと。〈漢字源〉
┌朋友が集まること。〈字通〉
┌友人どうしが速く寄り集まること。転じて、友人の集まり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-3㈠
●H25-3㈠
●R1-2㈠
891 鞭笞 ◆2 べんち   ┌むちうつ。〈字通〉
┌1.むち。
├2.むちでうつ。苦しめ、ひどい目にあわせる。
└3.転じて、励ます。〈漢字源〉
┌1.革のむちと竹のむち。
└2.むち打つこと。むち打って戒めること。≒鞭撻〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R1-2㈠
892 愆尤 ◆2 けんゆう   ┌あやまち。過失。〈漢字源〉
┌あやまち。過失。〈新大字典〉
●H14-2㈠
●H30-2㈠
893 説懌 ◆2 えつえき   ┌しこりがほぐれてよろこぶ。≒悦懌〈漢字源〉
┌よろこぶ。〈字通〉
┌よろこぶこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-2㈠
894 黔黎 ◆2 けんれい   ┌くろい頭。人民のこと。≒黔首〈漢字源〉
┌人民。庶民。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
●H20-1㈠
895 酒盞 ◆2 しゅさん   ┌さかずき。〈漢字源〉
┌さかずき。酒杯。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈠
896 黐粘 ◆2 ちでん   鳥を捕らえるのに使う、ねばねばしたもち。とりもち。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H28-3㈠
897 搏景 ◆2 はくえい   ┌「物の影をうつ」ということで、捕らえることのできないことのたとえ。また、手ごたえのないことのたとえ。〈漢字ペディア〉
┌物の影をなぐりつける。手ごたえのないことのたとえ。≒搏影〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
898 亥豕 ◆2 がいし   ★亥豕の譌(カ)・・・文字の書き間違い。「亥」と「豕」とは字形が似ていてまちがいやすいことから。〈漢字源〉
899 棺椁 ◆2 かんかく   ┌内と外と二重になった棺桶。〈新漢和大字典〉
┌内と外と二重になったひつぎ。≒棺槨〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-1㈠
●H28-3㈠
●H22-2㈠
900 黔突 ◆2 けんとつ   ┌黒ずんだ煙突。永く一所に滞在する意。〈字通〉
┌すすけて黒くなった煙突。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-2㈠
●H12-3㈠
901 餔歠 ◆2 ほせつ   ┌飲食。≒餔啜〈字通〉
┌飯を食べたりすすったりする。飲食すること。≒餔啜〈新漢和大字典〉
┌≒餔啜
├1.食べ物を食べたり、すすったりする。
└2.無駄に食禄をむさぼる。〈漢辞海〉
902 溝洫 ◆2 こうきょく   ┌1.田畑にあるみぞ。
└2.灌漑(カンガイ:農作物に水をやること)。〈漢字源〉
┌田畑の間のみぞ。溝淢(コウキョク)。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
●H11-2㈠
●H22-3㈠
903 豢擾 ◆2 かんじょう   ┌家畜を飼いならす。〈漢辞海〉
┌やしないならす。豢養馴擾。〈字源〉┌飼いならす。〈字通〉
┌獣などを養ってならす。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
904 盻盻 ◆2 けいけい   ┌勤め苦しんでやまないさま。〈漢字源〉
┌勤め苦みて休息せざるさま。〈字源〉
●H26-2㈠
●H29-3㈠「盻盻然」
905 滾滾 ◆2 こんこん   ┌1.水がぼこぼこと、ころがるように流れるさま。
└2.めぐり移って行くさま。
┌水の盛んに流れるさま。〈字源〉
906 髻鬟 ◆2 けいかん   ┌まるく結ったまげ。〈新漢和大字典〉
┌頭髪のまげ。わげ。かつら。〈日本国語大辞典〉
●H27-2㈠
907 乂安 ◆2 がいあん   ┌政治がうまくいって、世の中が安らかなこと。〈漢字源〉
┌世の中が治まって安らかなこと。≒艾安〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-1㈠
●H18-3㈠
●H20-2㈠
908 躑躅 ◆2 てきちょく   ┌1.いっては止まり、いっては止まりして進まない。
├2.二、三歩いっては止まる。また、けんけん遊び。
└3.とんとん足踏みする。〈新漢和大字典〉
┌1.足踏みすること。ためらうこと。≒躊躇
└2.ツツジの漢名。〈漢字ペディア〉
★「躑躅」で「つつじ」とも読む。
◇漢字ペディア大見出し
●H13-2㈠
909 奸黠 ◆2 かんかつ   ┌悪賢いこと。また、そのさま。狡猾。≒姦黠〈大辞泉〉
┌わるがしこいこと。ずるがしこいこと。また、そのさまや、そのような人。狡猾。≒姦黠〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H16-1㈠
●H17-3㈠
910 貂裘 ◆2 ちょうきゅう   ┌テンの毛皮で作った高貴な人の着る衣服。〈漢字ペディア〉
┌テンの毛皮でつくった衣服。身分の高い人が用いる。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-1㈠
●H14-2㈠
●H17-1㈠
911 老耋 ◆2 ろうてつ   ┌老いぼれ。≒老耄〈字通〉
┌おいぼれること。また、その人。〈新大字典〉
●H24-1㈠
912 簪珥 ◆2 しんじ   ┌冠をとめるかんざしと、耳につける飾り玉。〈新漢和大字典〉
┌貴人。〈字通〉
●H27-3㈠
913 婆娑 ◆2 ばさ   ┌1.舞人の衣の袖の翻るさま。
├2.影などの乱れ動くさま。
└3.ものに風や雨などが当たってがさがさと音を立てるさま。〈大辞林〉
┌1.舞う人の衣服の袖が美しくひるがえるさま。また、舞いめぐるさま。
├2.さまよいめぐるさま。徘徊するさま。
├3.影などが乱れ動くさま。
├4.物の散り乱れるさま。
├5.竹の葉などに雨や風があたってがさがさと音がするさま。
└6.琴などの曲調に変化が多いさま。
◇漢字ペディア下付き
914 便嬖 ◆2 べんぺい べんへい ┌1.こびへつらって人の機嫌をとること。
└2.主君などに寵愛されること。〈大辞泉〉
┌1.君主におもねり、寵愛を得た臣下。
└2.よこしまな臣下。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●H30-1㈠
915 崔嵬 ◆2 さいかい   ┌1.岩石がごろごろしているうず高い山。
├2.山がでこぼこしていて険しいさま。
├3.建物がすらっとそびえたつさま。
└4.心が平らかでないさま。〈漢字源〉
┌1.山に石があるさま。石山。
├2.高大でけわしいさま。
└3.心中の穏やかでないさま。〈新大字典〉
┌1.山で、岩や石がごろごろしていて険しいさま。
└2.堂や塔などが高くそびえているさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
●H20-2㈠
916 闃寂 ◆2 げきせき   ┌ひっそりと静かでさびしいさま。≒静寂〈漢字ペディア〉
┌ひっそりと静まり、さびしいさま。〈大辞泉〉
┌物寂しく静まり返っていること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-2㈠
917 朶頤 ◆2 だい   ┌1.あごを動かして食べること。食欲の盛んなこと。また、うらやみ欲しがること。
└2.強い国が弱い国を征服しようとすること。〈大辞泉〉
┌あごを動かして食べようとするさま。〈新漢和大字典〉
┌ものを食べようとする。欲する。〈字通〉
┌1.あごを下げ動かして、物を食べようとするさま。
└2.物欲しげなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
918 鎖鑰 ◆2 さやく   ┌1.錠と鍵。また、戸締まり。
└2.外敵の侵入を防ぐ重要な場所。要所。〈大辞泉〉
┌1.錠。門戸やふたなどが容易に開かないようにするための器具。錠と、かぎ。
├2.軍事的重要地点や、出入りの要所。
├3.非常に重要な要素。事柄のかぎ。
└4.防御することのたとえ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●H20-2㈠
●H22-1㈠
●R1-1㈠
919 貽厥 ◆2 いけつ   ┌1.留める。伝える。
├2.天子の位を伝える。
└3.子孫。「貽厥子孫」→「その子孫に貽(ノコ)す」の後半を省略してできた語。〈漢辞海〉
┌子孫。≒詒厥〈新漢和大字典〉
┌孫。または子孫に残すはかりごと。〈日本国語大辞典〉
┌子孫。「詒(=貽)厥孫謀」→「その孫謀を詒(=貽:ノコ)す」から。≒詒厥〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H30-3㈠
920 題簽 ◆2 だいせん   ┌和漢書などで、題名を書いて表紙にはる細長い紙や布。また、その題字や題名。〈漢字ペディア〉
┌和漢の書籍の表紙に題名などを記してはる細長い紙片または布片。外題紙(ゲダイガミ)。貼り外題。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-3㈠
921 卜筮 ◆2 ぼくぜい   ┌うらない。また、筮竹(ゼイチク:めどぎ)でうらなう。〈漢字源〉
┌うらない。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
922 摶飯 ◆2 たんぱん   ┌飯を手でまるめる。また、握り飯。〈新漢和大字典〉
┌1.飯を手でまるめる。
└2.握り飯。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
923 貶黜 ◆2 へんちゅつ   ┌官位を下げてしりぞける。〈新漢和大字典〉
┌官位を下げて、しりぞけること。貶斥(ヘンセキ)。へんちつ。〈大辞泉〉
┌官職を取りあげ、官界から追い出す。≒貶斥〈漢辞海〉
924 馬鬣 ◆2 ばりょう   ┌1.馬のたてがみ。
└2.「馬鬣封」の略。墳墓の形の名。馬のたてがみのあたりの肉の薄い部分の形に似た、土のもりかたをした墓。〈漢字源〉
┌馬の鬣(タテガミ)の如く薄く長い形に土を高く盛った墳墓。〈字源〉
┌馬のたてがみ。〈日本国語大辞典〉
●H27-2㈠
925 詒謀 ◆2 いぼう   ┌謀を子孫に残す。〈字通〉
┌子孫のためによいはかりごとをのこす。〈新漢和大字典〉
★「詒」には二通りの音読みがある。
├『詒:イ・・・おくる。つたえる。のこす。≒貽』
├『詒:タイ…いつわる。あざむく。≒紿』
└熟語は「イ」読みが多い。「詒厥(イケツ)」・「詒託(イタク)」
●H28-3㈠
926 佼黠 ◆2 こうかつ   ┌ずるがしこい。わるがしこい。〈字通〉
┌悪賢い。≒狡黠、狡猾〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H22-1㈠
927 麕至 ◆2 くんし きんし ┌むらがってやって来ること。むらがり集まること。〈漢字ペディア〉
┌群れるようにくる。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-3㈠
928 淤閼 ◆2 おあつ   ┌泥が詰まって水が流れなくなる。〈漢辞海〉
┌泥ふさがりたまる。≒淤塞〈字源〉
┌泥でふさがる。〈字通〉
┌泥がたまって水流がふさがり通じない。〈新大字典〉
929 輟食 ◆2 てっしょく   ┌食事を中断する。悲しむさま、憤るさまをいう。食(ショク)を輟(ヤ)む。〈漢辞海〉
┌食物をくいさしにする。〈字源〉
┌食物を食いさしにすること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
930 黼黻 ◆2 ふふつ ほふつ ┌1.天子の礼服のぬいとりの模様。
├2.美しい文章のたとえ。
└3.わきからたすける。〈新漢和大字典〉
┌1.古代の天子の礼服のぬいとり。
├2.美しい文章のたとえ。
└3.天子を助けること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-3㈠
931 灑涙雨 ◆2 さいるいう   陰暦七月七日に降る雨。≒洒涙雨〈日本国語大辞典〉
●H27-3㈠
932 良賈 ◆2 りょうこ   ┌よい商人。〈大辞林〉
┌よい商人。すぐれた商人。〈日本国語大辞典〉
★良賈は深(フカ)く蔵(ゾウ)して虚(ムナ)しきがごとし…賢者はその学徳や才能を深く隠して、ひけらかすことはしないたとえ。「賈」は商人の意。よい商人は品物があっても店の奥にしまって店先に並べないために、何もないように見えることから。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア下付き
●H12-2㈠
933 醯醢 ◆2 けいかい   ┌1.酢と、ししびしお。
└2.酢であえた塩魚。〈新漢和大字典〉
┌酢酒と、しおから。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H9-3㈠
●H26-1㈠
934 羈縻 ◆2 きび   ┌つながれる。〈字通〉
┌馬のおもがいと、牛の鼻づな。転じて、つなぎとめる。束縛して使役する。〈新漢和大字典〉
┌1.つなぎとめること。つなぎとめるもの。≒束縛
└2.中国が歴代、異民族を統治するのに用いた政策。相手の有力者をうまく手なずけて自治を許し、武力によることなく間接的に治めること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈠
●H30-3㈠
935 芸帙 ◆2 うんちつ   ┌書物のこと。〈新漢和大字典〉
┌書帙〈字通〉
★「芸(ウン)」は常用漢字の「芸(藝:ゲイ)」とは別字。
├『芸(ウン)・・・くさぎる。ヘンルーダ。』
└『芸(藝:ゲイ)・・・わざ。植える。』
●H28-3㈠
936 糶糴 ◆2 ちょうてき   ┌穀物の売買。〈新大字典〉
┌1.売り米と買い米。
└2.穀物の売買。〈大辞泉〉
●H25-2㈠
●H27-3㈠
937 醯鶏 ◆2 けいけい   ┌昆虫の名。ヌカカ。蠛蠓(ベツモウ)。〈新漢和大字典〉
┌甕(カメ)の中にすむ「さじ」という小虫。〈漢辞海〉
★醯鶏甕裏(オウリ)の天(テン)・・・世間知らずで見識の狭い人のたとえ。甕の底にすむ小虫が、甕の中だけを天地と考えて外界を知らないことから。〈新明解故事ことわざ辞典〉
938 芟除 ◆2 さんじょ せんじょ ┌雑草などを取り除くこと。〈漢字ペディア〉
┌刈り除くこと。転じて、賊を討ち平らげること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-2㈠
939 蛙黽 ◆2 あぼう   ┌あまがえる。〈漢字源〉
┌あまがえる。喧騒にたとえる。〈字通〉
┌アマガエル。また、カエルの声。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H11-2㈠
●H26-1㈠
940 倅車 ◆2 さいしゃ   ┌副車。〈字通〉
┌そえ車。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H27-3㈠
941 黽勉 ◆2 びんべん   ┌つとめはげむこと。精を出すこと。〈大辞泉〉
┌つとめ励むこと。精を出すこと。≒勉励〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
●H19-2㈠
●H22-3㈠
●H24-3㈠
942 尠少 ◆2 せんしょう   ┌非常に少ないこと。また、そのさま。わずか。〈大辞泉〉
┌非常に少ないこと。また、そのようす。≒鮮少〈漢字ペディア〉
●H22-1㈠
●H28-1㈠
943 欠伸 ◆2 けんしん   ┌あくびをし、のびをすること。〈大辞泉〉
┌あくびと背伸び。疲労の様子。≒欠申〈漢辞海〉
★「欠(ケン)」は常用漢字の「欠(缺:ケツ)」とは別字。
├『欠(ケン)・・・あくび。』
└『欠(缺:ケツ)・・・欠ける。休む。』
◇漢字ペディア小見出し
●H25-1㈠
●H27-3㈠
944 幺麼 ◆2 ようま   ┌1.小さい。細かい。
└2.価値のないつまらないこと。また、そのような人。〈漢字源〉
┌小さいこと。取るに足りないこと。また、そのような人。「幺」も「麼」も小さい意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-1㈠
●H28-2㈠
●H25-3㈠
945 罅漏 ◆2 かろう   ┌すきま。〈漢字源〉
┌すきま。欠漏。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H27-3㈠
946 亀鼈 ◆2 きべつ   ┌1.かめと、すっぽん。
└2.人を軽んじていやしめていうことば。〈漢字源〉
┌1.かめと、すっぽんと。
└2.人を軽んじいやしめる語。〈字源〉
947 器皿 ◆2 きべい   ┌うつわ。皿や小鉢。〈大辞泉〉
┌食べ物を盛る皿や小鉢。食器。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-3㈠
●H12-3㈠
●H17-2㈠
948 纏繞 ◆2 てんじょう   ┌まといつくこと。からまりついて邪魔をすること。〈大辞林〉
┌1.まつわりつく。
└2.邪魔する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
949 窪隆 ◆2 わりゅう   ┌1.くぼむことと盛り上がること。
└2.衰えることと盛んになること。〈新大字典〉
┌1.くぼみと盛り上がり。
└2.衰えることと盛んになること。〈漢字源〉
●H27-3㈠
950 瞑眩 ◆2 めんげん めんけん
めいげん
┌目がくらくらする症状。めまい。眩暈。〈新漢和大字典〉
┌目がくらむこと。めまい。特に、強い薬の反応で起こるめまい。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
951 叶洽 ◆2 きょうこう   ┌十二支の未。〈字通〉
┌十二支の未の異名。≒協洽〈新大字典〉
●H29-3㈠
952 黽俛 ◆2 びんべん   語義未詳。
★おそらく黽勉・僶俛(ビンベン:つとめはげむこと)と同義。
●H27-3㈠
953 釁隙 ◆2 きんげき   ┌1.すきま。ひま。
└2.不和。仲たがい。〈大辞泉〉
┌すきま。仲たがいのこと。〈新漢和大字典〉
┌不和。〈字通〉
┌物事のすきま。また、不和。仲たがい。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈠
●H20-3㈠
●H25-1㈠
954 困阨 ◆2 こんやく   ┌苦しみ悩むこと。苦しみ。また、災難。≒困厄〈大辞林〉
┌難儀。くるしみ。≒困厄〈字源〉
┌≒困厄
├1.困り果てるさま。
└2.災難。危機。〈漢辞海〉
●H18-2㈠
955 螫齧 ◆2 せきげつ   さし、かむ。〈字通〉
●H27-3㈠
956 鏗然 ◆2 こうぜん   ┌金属・石・楽器などがかん高い音を出すさま。〈大辞泉〉
┌1.音が明るく響くさま。
└2.硬いさま。〈漢辞海〉
●H11-3㈠
●H27-1㈠
957 啜賺 ◆2 せったん   ┌巧みにことばをつづる。内容のともなわないことばでだます。〈漢字源〉
┌すかす。〈字通〉
┌ことば巧みにだます。≒啜洪〈漢辞海〉
●R1-2㈠
958 軒輊 ◆2 けんち   ┌あがり下がり。高低。転じて、優劣・軽重・大小などの差があること。〈大辞泉〉
┌1.車の前部が高いさま(軒)と、低いさま(輊)
└2.ものの高低・軽重・優劣。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H16-2㈠
●H18-1㈠
959 瞻矚 ◆2 せんしょく   ┌仰ぎ見る。〈字通〉
┌1.みつめる。
└2.眼光。〈漢辞海〉
●H27-1㈠
●R1-2㈠
960 賻儀 ◆2 ふぎ   ┌金品を贈って死者の出た家を助ける贈り物。≒賻助、賻贈、賻礼〈漢辞海〉
┌死者の霊前に供える金銭。香典。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
961 粥文 ◆2 いくぶん   ┌文章を売る。文章を売って生計をたてること。〈新大字典〉
┌人から依頼されて、金をとって文章を作る。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H27-1㈠
962 囁囁 ◆2 しょうしょう じょうじょう
しょうじょう
よくしゃべるさま。〈新漢和大字典〉
●H23-3㈠
963 呑噬 ◆2 どんぜい   ┌1.のむことと、かむこと。
└2.他国を侵略する。〈漢字源〉
┌1.のむこととかむこと。
└2.他国を攻めて領土を奪うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈠
964 藐視 ◆2 びょうし   ┌みくびること。軽視。〈大辞泉〉
┌軽んじて見ること。軽視すること。みくだすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈠
●H24-1㈠
965 逵路 ◆2 きろ   城壁の中にあって周囲に通じている大きな道路。〈漢字源〉
●H27-1㈠
966 公衙 ◆2 こうが   ┌役所。〈字通〉
┌役所。官公庁。〈新漢和大字典〉
967 艱窘 ◆2 かんきん   ┌悩み苦しむこと。〈新大字典〉
┌1.難儀。
└2.飢饉の年。〈漢字源〉
●H27-1㈠
968 甄陶 ◆2 けんとう   ┌1.土をこねて陶器をつくる。
├2.転じて、天地が万物を作る。
└3.君主が人民を教え導く。〈漢字源〉
┌造化のはたらき。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H13-3㈠
●H27-2㈠
969 輸贏 ◆2 しゅえい ゆえい ┌勝ち負け。勝負。〈大辞泉〉
┌まけることと勝つこと。勝敗。〈漢字源〉
┌勝ち負け。≒勝敗〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈠
970 坡陀 ◆2 はだ   ┌1.平らでないさま。
└2.けわしいさま。〈新大字典〉
┌高低起伏してつづく。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H26-3㈠
971 午餉 ◆2 ごしょう   ┌ひるめし。ひるげ。昼食。〈大辞泉〉
┌昼食。昼めし。≒午餐、午食、午饌、午飯〈漢辞海〉
┌ひるめし。≒午饌〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H19-1㈠
972 柊葉 ◆2 しゅうよう   ┌中国南部産の生姜の一種。葉が大きく、食物を包んでおくと長持ちする。ちまきを包むのに用いる。〈漢字源〉
┌柊の葉。〈字通〉
●H27-1㈠
973 蘊藉 ◆2 うんしゃ   ┌おだやか。温厚。〈字通〉
┌寛大でおだやか。ゆったりとつつみこんで、こせこせと人をとがめない。〈漢字源〉
┌気持ちが広くおだやかなさま。余裕のあるさま。≒温藉〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈠
●H17-3㈠
●H20-2㈠
974 抃躍 ◆2 べんやく へんやく ┌欣喜して手舞い足躍る。〈字通〉
┌手をうって喜び、おどり上がるさま。≒抃舞〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈠
975 岌嶷 ◆2 きゅうぎょく   ┌高くそびえる山。また、山が高くそびえるさま。≒岌峨〈漢字源〉
┌高峻。〈字通〉
●H27-1㈠
976 甌窶 ◆2 おうろう   ┌狭い高地。〈漢字源〉
┌高く狭い地。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H30-2㈠
977 摎殺 ◆2 きゅうさつ こうさつ ≒絞殺〈漢字源〉
978 黝藹 ◆2 ゆうあい   ┌樹木がこんもり茂るさま。〈漢字源〉
┌ほの暗い木かげのさま。〈字通〉
●H27-1㈠
979 傴僂 ◆2 うる うろう ┌1.背が曲がって小さいこと。
├2.背をかがめる。
└3.うやうやしくつつしむさま。〈漢字源〉
┌1.前かがみになる。
├2.背中の骨がもりあがる病気。またその人。せむし。
└3.うやうやしく、つつしむさま。〈漢辞海〉
┌1.腰をかがめること。また、腰が曲がっていること。
└2.佝僂(クル)病。〈日本国語大辞典〉
★「傴僂」で「せむし/くぐせ」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
980 舟楫 ◆2 しゅうしゅう   ┌1.舟とかじ。転じて舟。
└2.舟で荷物を運搬すること。〈漢字ペディア〉
┌1.舟とかい。また、舟のこと。
└2.転じて、天子の政治を助ける臣下のたとえ。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-2㈠
●H24-3㈠
●H28-3㈠
981 藐焉 ◆2 ばくえん   ┌1.はるかに遠いさま。
└2.孤独なさま。〈漢字ペディア〉
┌非常に遠いさま。遠くてはっきりしないさま。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-2㈠
982 九竅 ◆2 きゅうきょう   ┌人体にある九つのあな。口が一つ、目・鼻・耳が各二つ、大小便の二つ。≒九穴〈漢字ペディア〉
┌人体のある九つの穴。口・両眼・両耳・両鼻孔・両便(大小便)の穴のこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-2㈠
●H27-1㈠
983 簞食 ◆2 たんし   ┌竹の器に入れた飯。〈大辞泉〉
┌竹の器に入れた飯。弁当。〈大辞泉〉
984 彬彬 ◆2 ひんぴん   ┌1.文章の外形と実質とが共に備わっているさま。
└2.文物が盛んに興るさま。〈大辞林〉
┌外形と内容がそろって整い、調和がとれているさま。特に、文章についていう。≒斌斌〈漢字ペディア〉
★文質(ブンシツ)彬彬…外見と実質とがほどよく調和していること。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
985 饕餮 ◆2 とうてつ   ┌1.金銭や飲食などをむさぼること。きわめて貪欲なこと。また、その人。
└2.≒饕餮文〈日本国語大辞典〉
┌1.金銭や飲食をむさぼる。欲が深いさま。また、その人。
├2.舜の時代の蛮族の名。
└3.想像上の悪獣の名。青銅器の模様に用いた。〈漢辞海〉
┌1.財貨・金銭をむさぼること。
├2.凶悪な者のたとえ。
└3.怪獣の名。殷・周のころ、その姿を青銅器などに刻んで飾りとした。〈新漢和大字典〉
┌悪獣の名。古銅器の文様に饕餮文があり、おおむね器の鼻梁を中心とした虎の展開図を用いる。饕餮は虎を文様化したものであろう。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
●H21-3㈠
●H24-2㈠
●H29-3㈠「饕餮文(トウテツモン)」
986 畛畦 ◆2 しんけい   ┌田のうね。さかい。〈字通〉
┌さかい。物の隔てをなすにいう。〈字源〉
┌田のあぜ。田と田のさかい。転じて、へだてがあること。そのへだて。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-2㈠
●H25-2㈠
●H28-1㈠
987 輦轂 ◆2 れんこく   ┌1.輦(テグルマ)の轂(コシキ)。
└2.天子の乗り物。〈大辞泉〉
┌天子の乗る車。〈新漢和大字典〉
┌1.輦(テグルマ)のこしき。
└2.天子の車。天皇の乗り物。〈漢字ペディア〉
★輦轂の下(モト)・・・天子のおひざもと。皇居のある地。首都。輦下(レンカ)。
◇漢字ペディア大見出し
●H21-2㈠
988 孱顔 ◆2 さんがん せんがん ┌高く険しいさま。巉巌。〈新漢和大字典〉
┌巉巌。山のけわしいさま。〈字通〉
┌1.そろっていないさま。
├2.山が険しいさま。また、高い峰。孱孱。
└3.色彩が鮮やかにまじりあうさま。〈漢辞海〉
●H30-1㈠
989 仍孫 ◆2 じょうそん   ┌子孫の世代の一つで、子・孫・曾孫(ソウソン)・玄孫・来孫・昆孫・仍孫・雲孫となる。〈漢字源〉
┌自分から数えて七代目の孫。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-2㈠
990 哽噎 ◆2 こうえつ   ┌のどにつかえる。また、むせぶ。むせび泣く。〈字通〉
┌のどを詰まらせて、むせび泣く。≒哽咽〈漢字源〉
●H23-3㈠
●H28-2㈠
991 荐食 ◆2 せんしょく   ┌1.しきりに食べる。
└2.蚕が桑の葉をしきりに食べるように、つぎつぎに土地を侵略して自分のものとしてしまう。蚕食。〈漢字源〉
┌浸食。〈字通〉
●H28-2㈠
992 圧状 ◆2 おうじょう   ┌1.脅しつけて強制的に書かせた文書。
└2.無理に押しつけて同意させること。当て字で「往生」とも書く。〈大辞泉〉
┌強制して書かせた文書。人に圧力をかけて書かせた書状。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-2㈠
●H25-1㈠
●R1-1㈠
993 抔土 ◆2 ほうど   ┌1.手ですくうほどのわずかな土。
└2.墓の土。〈漢字源〉
┌一杯の土。〈字通〉
┌ひとつかみの土。また、陵墓の義。〈字源〉
●H29-1㈠
994 汨没 ◆2 こつぼつ   ┌沈み没する。〈字通〉
┌沈みかくれるさま。〈字源〉
●H28-2㈠
995 蔚薈 ◆2 うつわい いわい ┌雲が興るさま。〈字通〉
┌1.雲や霧の盛んに起こるさま。
└2.草木の盛んに茂ること。〈新大字典〉
●H28-2㈠
996 楔子 ◆2 せっし けっし ┌1.くさび。
├2.元曲で、四幕でまとまらないとき加えられる短い一幕。
└3.明・清代、またはそれ以後の長編小説で、前置きの文章のこと。序章。プロローグ。〈漢字源〉
┌1.くさび。かすがい。
├2.物事の最も重要なところ。
└3.コッター。〈大辞泉〉
●H29-2㈠
997 綏撫 ◆2 すいぶ   ┌なだめて、安らかにすること。安んじいたわること。〈漢字ペディア〉
┌なだめて、やすらかに落ち着かせる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-3㈠
●H28-2㈠
●H30-1㈠
998 軫憂 ◆2 しんゆう   ┌いたみうれえる。きめ細かく心配する。〈漢字源〉
┌いたみ憂えること。重い心配。〈新大字典〉
●H28-2㈠
999 殪没 ◆2 えいぼつ   たおれ死ぬ。〈字通〉
●H28-2㈠
1000 轡銜 ◆2 ひかん   ┌たづなと、くつわ。制御するたとえにも用いる。〈漢字源〉
┌たづなと、くつわ。自分の意のままに操るもののたとえ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H13-1㈠
●H24-3㈠
1001 寒窶 ◆2 かんく   ┌貧しくやつれる。〈字通〉
┌貧しくやつやつしい。〈字源〉
●H28-2㈠
1002 冢塋 ◆2 ちょうえい   ┌盛り土をした墓。墳墓。〈漢字源〉
┌はか。つか。はかば。墓所。墳墓。冢墓。≒塚塋〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H23-2㈠
1003 勖勉 ◆2 きょくべん   ┌はげみつとめる。〈字通〉
┌努力する。〈漢字源〉
┌はげみつとめる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H22-1㈠
●H25-3㈠
1004 罍子 ◆2 らいし   高坏(タカツキ)に似た縁の高い器。酒や菓子などを盛った。〈大辞泉〉
●H28-1㈠
1005 錙銖 ◆2 ししゅ   ┌ほんのわずかな目方。わずかなもの、つまらないもののたとえ。〈漢字源〉
┌わずか。きわめて少ないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-2㈠
1006 隴畝 ◆2 ろうほ   ┌1.うねとあぜ。田畑。
└2.田舎。また、民間。〈大辞泉〉
┌畑のうね。いなか・民間にたとえることもある。≒壟畝〈新漢和大字典〉
┌≒壟畝
├1.はたけ。
├2.いなか。
└3.民間。
●H8-3㈠
1007 櫂歌 ◆2 とうか   船頭が船をこぐときに歌う仕事の歌。ふなうた。〈漢字源〉
●H28-1㈠
1008 崎嶇 ◆2 きく   ┌1.山道が曲がりくねってけわしいさま。
└2.世渡りの困難なさま。〈漢字ペディア〉
┌1.山道のけわしいさま。また、道がけわしくて行き悩むさま。
├2.世渡りが難しいこと。
└3.傾く。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈠
1009 幎冒 ◆2 べきぼう   顔隠しで死者の顔を覆う。〈漢字源〉
1010 鳧翁 ◆2 ふおう   ┌1.カモのくびに生えた毛。
└2.雄ガモ。〈新漢和大字典〉
┌1.雄ガモ。
└2.カモの首の毛。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H30-1㈠
1011 悚懼 ◆2 しょうく   ┌おそれおののく。びくびくする。〈漢字源〉
┌おそれる。おそれすくむ。竦懼。〈漢辞海〉
┌おそれる。≒惶懼〈字源〉
●H11-3㈠
1012 青瓷 ◆2 せいじ   ┌青磁。〈字通〉
┌磁器の一種。薄い緑や青の釉薬をかけた磁器。≒青磁〈漢辞海〉
●H24-2㈠
●H28-1㈠
1013 啓迪 ◆2 けいてき   ┌教え導く。教導。〈漢字源〉
┌ひらき導くこと。啓誘。啓発。「迪」は導くの意。〈日本国語大辞典〉
┌教え導くこと。啓発すること。「啓」も「迪」も教え導く意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-2㈠
●H26-1㈠
1014 罌缶 ◆2 おうふ   ┌口の部分が小さく、腹部が大きい甕(カメ)。〈新漢和大字典〉
┌もたい(酒などを入れる甕(カメ))。〈字通〉
★「缶(フ)」は常用漢字の「缶(罐:カン)」」とは別字。
├『缶(フ)・・・ほとぎ。もたい。』
└『缶(罐:カン)・・・かま。かん。』
◇漢字ペディア小見出し
●H24-1㈠
●H25-3㈠
●H30-1㈠
1015 頽檐 ◆2 たいえん   語義未詳。
★おそらく頽簷(タイエン:くずれた軒。あばらや。)と同義。
●H13-2㈠
●H28-1㈠
1016 薜蘿 ◆2 へいら   ┌1.かずらと、つた。つる状にのびてまとわりつく植物の総称。
└2.隠者の服。〈漢字源〉
┌1.カズラ。つる草の総称。
├2.カズラで織った布。
└3.隠者の住居。〈漢辞海〉
┌1.柾(マサキ)の葛(カズラ)と、蔦葛(ツタカズラ)。ふじかずら。
└2.その葛で織った布。粗末な服。特に、隠者の服。転じて、隠者の住居。〈日本国語大辞典〉
┌1.つる草。かずら。
└2.隠者の衣服。また、その住居。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-2㈠
●H28-1㈠
1017 枳棘 ◆2 ききょく   ┌1.からたちと、いばら。ともに、とげのある木。
└2.人の邪魔をするもの。〈漢字源〉
┌1.とげのあるカラタチといばら。
└2.悪者・邪魔者のたとえ。〈漢字ペディア〉
★枳棘は鸞鳳(ランポウ)の棲(ス)む所(トコロ)に非(アラ)ず…りっぱな人は自分の居場所を選ぶたとえ。また、すぐれた人は低い地位に甘んじるべきではないことのたとえ。とげのある枳棘のなかには、鸞鳥(ランチョウ)や鳳凰(ホウオウ)のような鳥はすまない意から。「枳棘」は悪い場所や低い地位のたとえ。「鸞鳳」は鸞鳥と鳳凰で、ともに神鳥。転じて、すぐれた人のたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-1㈠
●H17-2㈠
1018 宝祚 ◆2 ほうそ   ┌天子の位。≒丕祚〈漢字源〉
┌天子の位。帝位。帝座。〈漢辞海〉
┌天子の位。あまつひつぎ。≒皇位、玉座〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-1㈠
1019 泛泛 ◆2 はんぱん   ┌1.うかび漂うさま。
├2.一面におおいかぶさるさま。
└3.うきうきと落ち着きのないさま。〈新漢和大字典〉
┌浮き漂うさま。広大で限りないさま。〈字通〉
┌1.水にうかびただようさま。
├2.水が満ちて流れるさま。
└3.軽々しいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-3㈠
●H13-3㈠
●H20-3㈠
1020 砌下 ◆2 せいか   ┌1.石の階段の下のあたり。
├2.軒下の雨だれを受けるための敷石。
└3.手紙の脇(ワキ)づけに用いて敬意を示す語。≒足下〈漢字ペディア〉
┌1.石の階段のもと。
└2.手紙の宛名のそばに書き添えて敬意をあらわすことば。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-1㈠
1021 蕩滌 ◆2 とうでき   ┌あらいきよめる。〈字源〉
┌洗いのぞく。〈字通〉
┌あらいすすぐこと。≒盪滌、洗滌〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H19-2㈠
1022 讖緯 ◆2 しんい   ┌未来の事を書きしるした書物と、神秘的な事を書き記した書物のこと。〈漢字源〉
┌未来の吉凶・禍福を予言した讖書と神秘的な事柄を説いた緯書。漢代に学問として流行した。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-2㈠
●H28-1㈠
●R1-2㈠
1023 簒弑 ◆2 さんし さんしい ┌君主を殺して、その位を奪うこと。〈日本国語大辞典〉
┌君主を殺害して、地位を横どりすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-2㈠
1024 徼幸 ◆2 きょうこう ぎょうこう ┌まぐれ当たりの幸福を求めること。また、その幸福。こぼれざいわい。〈漢字ペディア〉
┌まぐれあたりの幸運を求める。また、その幸運。≒徼倖〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-2㈠
●H14-3㈠
●H20-3㈠
1025 澆漓 ◆2 ぎょうり   ┌人情が薄いこと。〈漢字ペディア〉
┌義理人情などが薄いこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
1026 粉齏 ◆2 ふんせい   ┌こなごなに打ち砕くこと。〈新大字典〉
┌こなごなにくだく。〈字源〉
●H22-2㈠
●H28-3㈠
1027 蜑戸 ◆2 たんこ   ┌あまの住む家。〈漢字ペディア〉
┌海人(アマ)の家。漁家。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈠
●H23-1㈠
●H28-3㈠
1028 黝然 ◆2 ゆうぜん   ┌黒々としたさま。〈字通〉
┌1.うすぐろいさま。≒黝然
└2.樹木がこんもりと茂ってうす暗いさま。≒黝然〈漢字源〉
●H28-3㈠
●R1-2㈠
1029 磔罪 ◆2 たくざい   ┌磔刑(タッケイ:はりつけ)の罪。〈新大字典〉
┌磔刑。〈字通〉
●H28-3㈠
1030 淤塞 ◆2 おそく   ┌泥深くてふさがること。〈新大字典〉
┌泥でふさがる。〈字通〉
●H26-3㈠
●H28-3㈠
1031 茅簷 ◆2 ぼうえん   ┌かやぶきの軒。また、その家。≒茆簷〈漢字源〉
┌かやぶきの軒。〈字通〉
●H28-3㈠
1032 籌筴 ◆2 ちゅうさく   ┌はかりごと。また、はかりごとをめぐらすこと。≒籌画、籌略、籌策〈漢字ペディア〉
┌はかりごと。たくらみ。≒籌策〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-1㈠
●H15-3㈠
●H17-2㈠
1033 筐筥 ◆2 きょうきょ   ┌竹で編んだ四角いかごと丸いかご。〈漢字ペディア〉
┌物を盛る竹製のかご。筐は方形のもの。筥は円いものをいう。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-3㈠
●H13-3㈠
1034 簑笠 ◆2 さりゅう   みのと、かさ。雨雪をしのぐために、蓑をまとい、笠をかぶること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
1035 繚繞 ◆2 りょうじょう   1.長いものがまつわるさま。
2.袖が長くまつわるさま。また、ひるがえるさま。
3.曲がりくねるさま。川などが湾曲するさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1036 玩愒 ◆2 がんかい   ┌1.年月を無駄に過ごす。
└2.貨財をむさぼり、欲が深いこと。〈新大字典〉
┌もてあそびおろそかにする。〈字通〉
★「愒」は、「むさぼる」意だと「カイ(愒日/玩愒)」、「おどす」意だと「カツ(恐愒/恫愒)」、出典は少ないが「いこう」意だと「ケイ(愒息)≒憩」と読むときが多いようだ。過去出題歴もある「カイ」音が特に重要。
◇漢字ペディア下付き
1037 耿介 ◆2 こうかい   ┌1.堅く節操を守ること。
└2.徳が光り輝いて大いなるさま。〈新大字典〉
┌1.節操がかたく、自立している。
├2.ちかちかと光り輝くさま。
└3.かたく節操を守ること。〈漢字源〉
┌堅く節操を守り、俗世間にまじわらないさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
1038 胙余 ◆2 そよ   ┌供え物の肉のあまり。〈新漢和大字典〉
┌祭りの余肉。〈字通〉
┌祭り用に備えた酒食の余り。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H23-2㈠
1039 荼毒 ◆2 とどく   1.非常に苦しめること。また、苦しむこと。
2.害毒をなすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-2㈠
1040 萌櫱 ◆2 ほうげつ ぼうげつ ┌1.出たばかりの芽と、ひこばえ。
└2.転じて、物事のはじまり。〈新漢和大字典〉
┌物の発生のたとえ。〈新大字典〉
┌めばえと、ひこばえ。〈字通〉
┌芽生えとひこばえ。種子から生じた芽と切り株から生じた芽。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
●H18-3㈠
●H26-1㈠
1041 恁麼 ◆2 いんも にんま
じんも
じんま
┌1.疑問を表す。どのよう。いかよう。└2.指示を表す。このよう。かくのごとく。〈大辞泉〉
┌こんな・そんな〈新漢和大字典〉
┌どうして。このような。〈字通〉
┌かくある。こんな。そんな。このように。そのように。〈日本国語大辞典〉
┌1.このように。このような。
└2.なに。なんの。〈漢辞海〉
●H30-3㈠
1042 楔形 ◆2 せっけい けっけい くさびのような形。くさびがた。〈大辞林〉
★楔形文字(モジ)…くさびの形をした文字。古代メソポタミアを中心に用いられ、多く、粘土板に角のとがった用具で刻んだ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
1043 一齣 ◆2 いっせき   ┌小説・戯曲などのひとくぎり。一節。一段落。〈大辞泉〉
┌戯曲の一区切り。芝居の一幕。小説の一段落。一章。フィルムの一こま。一くさり。いっく。〈日本国語大辞典〉
●H29-2㈠
1044 繳繞 ◆2 きょうじょう   ┌まといつく。〈字通〉
┌細かいことにこだわってからむ。〈新漢和大字典〉
┌1.物事がもつれて見通しのつかないさま。
├2.取り囲むさま。
└3.ふらふら遠回りする。〈漢辞海〉
●H29-1㈠
1045 轅駒 ◆2 えんく   ┌車の轅(ナガエ)に繋がれた馬。自由にならないものにたとえる。〈漢字源〉
┌轅(ナガエ)に繋がれた馬。不自由のたとえ。〈字通〉
★轅下(エンカ)の駒(コマ)の略。
1046 謫所 ◆2 たくしょ   ┌罪を犯して流されている場所。≒配所〈漢字ペディア〉
┌流罪にされて住んでいる場所。≒配所〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
1047 亢奮 ◆2 こうふん   ┌≒昂奮、興奮
├1.刺激によって感情が高ぶること。⇔沈静
└2.刺激を受けて神経や諸器官のはたらきが活発になること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
1048 奸雄 ◆2 かんゆう   ┌悪知恵にたけた英雄、また、豪傑。≒姦雄〈漢字ペディア〉
┌悪知恵の非常にすぐれた者。≒姦雄〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
1049 冀求 ◆2 ききゅう   ┌こうあってほしいと強く願い求めること。こいねがうこと。≒熱望、切望、希求〈漢字ペディア〉
┌はげしく願い求めること。≒希求〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
●H5-2㈠
1050 戛戛 ◆2 かつかつ   ┌金石など硬い物の触れ合う音。〈漢字ペディア〉
┌堅い物どうしが触れ合う音。また、その音を立てるさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
●H17-3㈠
1051 清暉 ◆2 せいき   ┌清らかな日の光。≒清輝〈漢字ペディア〉
┌月や日の清らかな光。≒清輝〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
1052 老媼 ◆2 ろうおう   ┌年をとった女性。老女。おうな。〈漢字ペディア〉
┌年をとった女性。おうな。老嫗(ロウウ)。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
1053 彙報 ◆2 いほう   ┌資料を分類して種類別にまとめた報告。〈漢字ペディア〉
┌いろいろの知らせを取り集めたもの。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
1054 蚕繭 ◆2 さんけん   ┌蚕がつくる繭。また、蚕と繭。〈大辞泉〉
┌蚕の作った繭。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-1㈠
●H12-2㈠
●H14-2㈠
1055 鷙鳥 ◆2 しちょう   ┌ワシ・タカなど、他の動物を捕食する鳥。また、性質のあらい鳥。猛鳥。猛禽(モウキン)。〈漢字ペディア〉
┌1.荒々しい鳥。たか・はやぶさなど。猛鳥。≒鷙禽
└2.つばめの別名。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-1㈠
●H17-2㈠
1056 鳧燕 ◆2 ふえん   語義未詳。
●H6-1㈠
1057 蔚藍 ◆2 うつらん いらん ┌濃き藍色の空。蔚は鬱。〈字源〉
┌濃い青色。〈新大字典〉
●H11-2㈠
1058 頁岩 ◆2 けつがん   堆積(タイセキ)岩の一種。板状で薄くはがれやすい。黒色または灰色で、すずり・砥石(トイシ)に使う。泥板岩ともいう。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-1㈠
●H11-1㈠
1059 奕棋 ◆2 えっき えきき ┌囲碁。また、碁をうつこと。〈漢字ペディア〉
┌碁を打つこと。囲碁。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-1㈠
●H24-1㈠
1060 刪修 ◆2 さんしゅう   ┌不要な語句をけずって文章を整えること。≒刪正、刪定
┌不要な字句をけずり改めて文章をよくする。≒刪正、刪節、刪定〈漢字源〉
●H6-2㈠
1061 繭眉 ◆2 けんび   蛾眉。〈字通〉
●H6-2㈠
1062 恤兵 ◆2 じゅっぺい   ┌出征兵士の苦労をねぎらって金品を贈ること。〈漢字ペディア〉
┌物品を送って、戦地の兵士を慰問すること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-2㈠
1063 瀛海 ◆2 えいかい   ┌大きなうみ。おおうなばら。〈漢字ペディア〉
┌大海。大洋。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-2㈠
1064 牝鶏 ◆2 ひんけい   ┌めすのニワトリ。めんどり。〈漢字ペディア〉
┌めんどり。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-2㈠
●H7-2㈠
1065 疇輩 ◆2 ちゅうはい   ┌仲間。同輩。≒疇匹〈漢字源〉
┌なかま。〈字通〉
┌おなじ仲間。同類。〈新大字典〉
┌なかま。≒儔輩、等輩、流輩〈字源〉
●H6-2㈠
1066 野雉 ◆2 やち   野のきじ。〈字通〉
●H6-2㈠
1067 熙熙 ◆2 きき   ┌なごやかに楽しみ合うさま。ゆったりと楽しげなさま。〈漢字ペディア〉
┌1.なごやかに喜び合うさま。一説に、みだらで情欲の多いさま。
└2.なごやかな音楽の音。一説に、ひろいさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-2㈠
1068 羈絆 ◆2 きはん   ┌つなぎとめること。また、そのもの。行動を拘束するものや事柄。きずな。≒束縛、桎梏、羇絆〈漢字ペディア〉
┌≒羈束、羈勒
├1.つなぐ。しばる。
└2.きずな。束縛。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-3㈠
1069 翕合 ◆2 きゅうごう   ┌合わせ集めること。また、集まること。≒聚合〈漢字ペディア〉
┌1.多くのものを合わせあつめる。
└2.多くのものがあつまる。〈漢字源〉
┌ある目標、目的のもとに人々を呼び集めること。一つに結集すること。鳩合。≒糾合〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-3㈠
1070 甕天 ◆2 おうてん   かめの中の天地。転じて狭い世間の意で、見識の狭いことのたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-3㈠
1071 砥礪 ◆2 しれい   ┌1.といし。
├2.とぎみがくこと。
└3.学問・修養につとめること。〈漢字ペディア〉
┌≒砥
├1.といしでとぎ、みがく。
├2.学習・修養につとめはげむ。
└3.といし。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-3㈠
1072 梟鸞 ◆2 きょうらん   梟はふくろうで悪鳥。鸞は鳳凰に似る霊鳥。小人と君子にたとえる。〈字源〉
●H6-3㈠
1073 盥沐 ◆2 かんもく   ┌1.手や髪を洗うこと。
└2.風呂に入ること。湯あみ。≒入浴、沐浴〈漢字ペディア〉
┌1.手や髪を洗い清める。
└2.湯あみ。
◇漢字ペディア大見出し
●H7-1㈠
●H14-2㈠
1074 眩暈 ◆2 げんうん   ┌目が回ること。目がくらんで倒れそうになること。〈漢字ペディア〉
┌目がくらんで倒れそうになること。目がまわること。≒目眩
★「眩暈」で「めまい」とも読む。
◇漢字ペディア大見出し
●H7-1㈠
1075 譬類 ◆2 ひるい   ┌たとえ。≒比喩〈字通〉
┌≒譬喩、譬諭
├1.たとえ。また、たとえ話。
└2.たとえる。≒比喩〈漢字源〉
●H7-1㈠
1076 棗栗 ◆2 そうりつ   ┌なつめと栗。〈字通〉
┌なつめと、くり。昔、女性が人をたずねるときに持っていく手土産とした。
●H7-1㈠
●H14-2㈠
1077 ◆2   ┌六十歳の意。〈大辞泉〉
┌老人。六十歳あるいは八十歳をいう。また、経験の豊かな者をいう。〈漢字源〉
●H7-1㈠
1078 ◆2 ぼう   ┌七十歳。また、八十歳、九十歳。〈大辞泉〉
┌年老いた人の称。八十歳、または九十歳の老人。〈漢字源〉
●H7-1㈠
1079 冤家 ◆2 えんか   ┌かたき。〈字通〉
┌1.かたきの家。
└2.恋人。愛人。〈漢字源〉
●H7-1㈠
1080 譚論 ◆2 たんろん   ┌盛んに語り論ずる。談論。〈新漢和大字典〉
┌≒談論。〈字通〉
●H7-1㈠
1081 九皐 ◆2 きゅうこう   ┌奥深い沢。〈漢字源〉
┌奥深い沢。〈漢字ペディア〉
★鶴(ツル)九皐に鳴(ナ)き、声(コエ)天(テン)に聞(キ)こゆ…すぐれた人物は、隠れていてもその名声が遠くまで知れ渡ることのたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-1㈠
●H16-2㈠
1082 不謬 ◆2 ふびゅう   語義未詳。
★おそらく「誤(謬)らず(不)」の意。
●H7-2㈠
1083 補綴 ◆2 ほてい ほてつ ┌1.破れやほころびなどを補いつづること。また、文章の不足を書き補うこと。≒補筆
└2.古人の字句をつづり合わせ、詩文を作ること。〈漢字ペディア〉
┌1.衣類などの破れを繕う。
├2.足りない分を補ってつなぎ合わせる。
└3.詩文をつくるのに、古句をつづり合わせること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-2㈠
1084 梟雄 ◆2 きょうゆう   ┌残忍で強く荒々しいこと。また、その人。悪者などの首領にいう。〈大辞泉〉
┌荒々しく強い英雄。〈漢字源〉
┌勇ましく強いが、残忍な人物。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-2㈠
●H18-1㈠
1085 悚然 ◆2 しょうぜん   ┌おそれてぞっとするさま。びくびくして身がすくむさま。≒悚悚、慄然〈漢字ペディア〉
┌ひどく恐れるさま。ぞっとしてすくむさま。≒竦然〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-2㈠
1086 釣鉤 ◆2 ちょうこう   ┌魚を釣るときに用いる針。釣り針。〈漢字源〉
┌魚を釣るときに用いる、はり。釣りばり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-2㈠
1087 空翠 ◆2 くうすい   ┌1.空にそびえる木立の緑色。
└2.みずみずしい山気。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
┌空高くそびえる木々の緑色。〈漢字源〉
●H7-2㈠
1088 寵辱 ◆2 ちょうじょく   ┌1.もてはやされることと、そしられてはずかしめられること。≒栄辱
└2.繁栄することと、落ちぶれること。〈漢字ペディア〉
┌世のもてはやされることと、粗末に踏みつけられること。名誉と恥辱のこと。≒栄辱〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-2㈠
1089 奄忽 ◆2 えんこつ   ┌たちまち。にわかに。〈字通〉
┌たちまち。はやし。にわか。≒倏忽、忽然、奄然〈字源〉
●H7-2㈠
1090 黔首 ◆2 けんしゅ   ┌中国、秦(シン)の時代の人民。民衆が冠をかぶらず、黒い頭髪のままだったことから。また、黒い頭巾をかぶっていたことからともいう。のちに、人民の通称となる。〈漢字ペディア〉
┌くろい頭。人民のこと。冠をかぶらずに黒髪をあらわしていることから。また、一説に、黒頭巾をかぶったからという。古くは黎民(レイミン)・黎首(レイシュ)といい、秦代には黔首といった。≒黔細、黔庶、黔愚、黔黎〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-2㈠
1091 灑掃 ◆2 さいそう   ┌水を流してあらい、塵をはらうこと。掃除。≒洒掃〈漢字ペディア〉
┌水をかけて洗い、ほうきではき清める。掃除すること。≒洒掃〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-2㈠
1092 暁闇 ◆2 ぎょうあん   ┌あかつきに月がなく暗いこと。夜明け前のほの明るいやみ。〈漢字ペディア〉
┌明け方の薄暗い時。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-3㈠
1093 綾羅 ◆2 りょうら   ┌1.あや絹とうす絹。
└2.美しく贅沢な着物。〈漢字ペディア〉
┌1.あや絹と、うす絹。
└2.美しい贅沢な着物。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-3㈠
1094 譌言 ◆2 かげん   ┌いつわりごと。≒譌言〈字通〉
┌1.いつわりという。また、その言葉。いつわりのうわさのこと。流言。≒訛言
└2.なまった言葉。〈漢字源〉
┌いつわりのことば。≒訛言〈新大字典〉
●H7-3㈠
1095 万朶 ◆2 ばんだ   ┌花の咲いた多くの枝。多くの垂れ下がった枝。〈漢字ペディア〉
┌花の咲いた多くの枝。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-3㈠
1096 茆茨 ◆2 ぼうし   ┌かやぶき。≒茅茨〈字通〉
┌粗末なあばら屋。≒茅茨〈漢字源〉
●H7-3㈠
●H12-2㈠
1097 噬犬 ◆2 ぜいけん   かみくせのある犬。〈字通〉
●H7-3㈠
1098 悖戻 ◆2 はいれい   ┌道理にそむくこと。〈漢字ペディア〉
┌道理にもとる。≒背戻〈漢字源〉
★「悖」は、「もとる」意や「みだれる」意だと「ハイ(悖戻/暴悖)」、「さかん」な意だと「ボツ(悖然)≒勃」と読むときが多いようだ。過去出題歴も「ハイ」音が重要。
◇漢字ペディア大見出し
●H7-3㈠
●H14-3㈠
●H16-2㈠
1099 牖中 ◆2 ゆうちゅう   ★牖中に日(ヒ)を窺(ウカガ)う…視野の狭いたとえ。知識や見識の浅薄なことのたとえ。窓から太陽をうかがい見る意から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-3㈠
●H13-3㈠
1100 牖戸 ◆2 ゆうこ   ┌まど。壁にあけたまど。〈字通〉
┌窓と戸。また、出入り口。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H20-3㈠
1101 瓏玲 ◆2 ろうれい   ┌玉の触れ合う音。また、玉のように美しいさま。≒玲瓏〈字通〉
┌1.玉のように、すみきって輝くさま。
└2.玉のように澄み切った音の形容。≒玲瓏〈漢字源〉
1102 咳唾 ◆2 がいだ   ┌1.せきと、つばき。
└2.目上の人の言葉。〈漢字源〉
┌1.せきとつば。せきばらい。
└2.目上の人の言葉を敬っていう語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-1㈠
1103 ◆2 だつ   ┌カワウソの別名。〈大辞泉〉
┌かわうそ。〈漢字源〉
●H8-1㈠
1104 打嚔 ◆2 だてい   語義未詳。
★おそらく「くしゃみ(嚔)する(打)」の意。
●H8-1㈠
●H25-3㈠
1105 杳杳 ◆2 ようよう   ┌暗くはっきりしないさま。また、遠くかすかなさま。〈大辞泉〉
┌1.ほのかに暗くぼんやりとしたさま。
└2.はるかに遠いさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-1㈠
1106 二竪 ◆2 にじゅ   ┌病気のこと。〈漢字源〉
┌病魔のたとえ。〈漢字ペディア〉
★中国、晋(シン)の景公(ケイコウ)が病気にかかったとき、病魔である二人の子ども(二竪)が良医から逃れようとして心臓の下の肓(コウ)と胸の上部の膏(コウ)の部分に隠れる夢を見たという故事による。
◇漢字ペディア大見出し
●H8-1㈠
●H15-2㈠
1107 城砦 ◆2 じょうさい   ┌城と城の外敵を防ぐためのとりで。≒城塞、城堡〈漢字ペディア〉
┌とりで。≒城塞、城寨、城塁〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-2㈠
●H11-3㈠
1108 佞利 ◆2 ねいり   語義未詳。
●H8-2㈠
1109 封豕 ◆2 ほうし   ┌大きなイノシシ。〈漢字ペディア〉
┌大きな豚。〈字通〉
★封豕長蛇(チョウダ)…強欲で思いやりがなくむごい悪人のたとえ。〈漢字ペディア〉
●H8-2㈠
1110 斯須 ◆2 ししゅ   ┌しばらく。ひと時。暫時。≒須臾
┌しばらく。〈字通〉
┌しばらくの間。≒暫時、須臾〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
1111 薤上 ◆2 かいじょう   ★薤上の露(ツユ)・・・人の命のはかないことのたとえ。韮(ニラ)の葉の上に置いた露の意。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
●H8-2㈠
●H12-1㈠
1112 ◆2   ひぐま。〈漢字源〉
●H8-2㈠
1113 弥年 ◆2 びねん   ┌一年すぎ。いつまでも。〈字通〉
┌ある年から次の年にわたる。年が長くたつこと。〈新大字典〉
●H8-2㈠
1114 ◆2   牛や羊の乳を煮詰めて濃くしたもの。≒蘇〈大辞泉〉
●H8-2㈠
●H21-2㈠
1115 螽斯 ◆2 しゅうし   ┌1.イナゴまたはキリギリスの漢名。
└2.子孫が繁栄すること。〈漢字ペディア〉
┌きりぎりす。〈新大字典〉
┌いなご。一度にたくさんの子を産むので、子孫繁栄のしるしにされる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-2㈠
●H19-3㈠
●H23-1㈠
1116 ◆2 げき   ★白駒(ハック)の郤を過(ス)ぐ…時間または年月の過ぎ去ることのはやいこと。白馬が壁の隙間を過ぎ去る意。
●H8-3㈠
●H16-2㈠
1117 紐釦 ◆2 ちゅうこう   ┌ひもを曲げてつくったボタン。〈漢字源〉
┌ぼたん。こはぜ。〈新大字典〉
●H8-3㈠
1118 蠹虫 ◆2 とちゅう   きくいむし。〈新大字典〉
●H8-3㈠
1119 蠹害 ◆2 とがい   ┌≒蠹毒
├1.しみ(虫の名)が衣服や書物を食い破る害。
└2.物事を害すること。またその害。〈漢字源〉
┌害毒となる。〈字通〉
┌1.虫が物を食って害をなすこと。
└2.物事を害すること。また、その者。〈大辞泉〉
┌蠹毒≒
├1.虫が本や衣服などを食って害をなすこと。また、その害。
└2.物事をむしばみそこなうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1120 蠹毒 ◆2 とどく   ┌≒蠹害
├1.害虫が樹木や本などをむしばむこと。
└2.物事に害を与えること。また、その害毒。〈漢字ペディア〉
┌害毒を与えること。また、害毒。〈新大字典〉
┌害毒となる。≒蠹害〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
●H18-3㈠
●H20-2㈠
1121 屑然 ◆2 せつぜん   ┌≒屑屑
├1.こまごまとたち働く。
└2.拘泥する。〈字通〉
┌1.こまごまと数の多いさま。
├2.こせこせするさま。こまごまと気を配るさま。
├3.突然。
└4.かすかに聞こえるさま。〈新漢和大字典〉
●H8-3㈠
1122 播弄 ◆2 はろう   ┌思うままに弄ぶ。〈字通〉
┌ひらきもてあそぶ。≒擺弄〈字源〉
●H8-3㈠
1123 ◆2 えつ   ★噎に因(ヨ)りて食(ショク)を廃(ハイ)す…物を食べているときにむせたのに懲りて、物を食べなくなる。小さなことに懲りて、大事なことをやめることのたとえ。〈漢字源〉
●H8-3㈠
1124 滓穢 ◆2 しわい   ┌けがれ。〈字通〉
┌1.よごしけがす。けがれ。
└2.たまったあか。〈新漢和大字典〉
●H8-3㈠
1125 汚穢 ◆2 おわい おあい ┌1.よごれていること。けがれていること。
└2.大小便。糞尿。〈漢字ペディア〉
┌1.けがる。けがれ。
└2.けがす。〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
1126 黠鼠 ◆2 かっそ   ネズミ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-1㈠
●R1-1㈠
1127 哂笑 ◆2 しんしょう   ┌ばかにしてわらう。あざわらう。〈漢字源〉
┌あざわらう。〈新大字典〉
┌嘲笑する。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H9-1㈠
●H21-1㈠
●H23-2㈠
1128 玉卮 ◆2 ぎょくし   ┌玉のように美しくりっぱな杯。≒玉杯〈漢字ペディア〉
┌玉製のさかずき。≒玉杯〈新大字典〉
┌玉のさかずき。≒玉杯〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-1㈠
1129 牙籌 ◆2 がちゅう   ┌1.昔、中国で、計算に用いた象牙製の棒。かずとり。
└2.そろばん。また、計算。〈漢字ペディア〉
┌1.昔、中国で計算に用いた象牙製の数取り。
└2.そろばん。〈大辞泉〉
┌象牙で作った数取りの棒。象牙製の計算用の棒のこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-2㈠
1130 一籌 ◆2 いっちゅう   ┌一つの数取り。〈漢字ペディア〉
┌1.一つの数取り。
└2.一つのはかりごと。〈大辞泉〉
★一籌を輸(ユ)する…ひけをとる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1131 ◆2 せん   ★巧笑(コウショウ)倩たり、美目(ビモク)盼たり…えくぼのできる愛らしい笑顔、ぱっちりとした美しい目。美人をたたえていう。「巧笑」は、愛らしい笑い。「倩」は、えくぼのある美しい口もと。「美目」は、美しい目。「盼」は、目がぱっちりとしていて美しいこと。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
●H9-1㈠
1132 髫齔 ◆2 ちょうしん   ┌おさなご。≒幼児〈漢字ペディア〉
┌たれがみして歯が抜けかわる。七・八歲のこども。≒齔髫〈字源〉
┌七、八歳の子供のこと。〈漢字源〉
┌垂れ髪の歳。≒幼年、髫歳〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-1㈠
●H12-3㈠
●H21-3㈠
●H24-2㈠
1133 不諱 ◆2 ふき   ┌≒不忌
├1.いみはばかるところなく言うこと。遠慮なく言うこと。
└2.死ぬこと。死。〈大辞泉〉
┌1.忌みはばかることをしない。上位者に思った通りを述べること。
├2.主君や父の名を避けないで用いる。
└3.死ぬこと。死は人が避けることのできないものであることから。〈漢字源〉
┌1.君や父の名を忌み避けないこと。
├2.直言を忌み避けないで諫めること。
└不可諱の略。死をいう。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
●H12-1㈠
1134 偏諱 ◆2 へんき   ┌二字の名のうちの一字を忌み避けて、用いないこと。〈漢字源〉
┌貴人などの二字名の中の一方の字を忌(イ)み避けること。また、その二字名の一方の字。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
●H16-3㈠
●H23-1㈠
●R1-1㈠
1135 匕鬯 ◆2 ひちょう   ┌祭祀に用いるさじを香り酒。〈字通〉
┌匕は羮(アツモノ)の匙(サジ)。鬯は鬱鬯(ウッチョウ:におい酒)を盛る樽。皆宗廟の祭祀に用いる器。〈字源〉
●H9-1㈠
1136 眷顧 ◆2 けんこ   ┌1.振り返って見ること。
└2.目をかけること。引き立てること。ひいきにすること。≒愛顧〈漢字ペディア〉
┌1.情けをかけること。≒贔屓、愛顧
└2.ふりかえり見ること。〈新大字典〉
┌1.ふりかえりみる。
└2.情をかけてひいきする。≒愛顧、顧眷〈新漢和大字典〉
┌特別に目をかけること。≒贔屓〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
1137 ◆2 がい   頭髪がよもぎのように白くなるところから。五十歳。一説に、七十歳。〈日本国語大辞典〉
●H9-2㈠
1138 ◆2   ばけものの類。〈日本国語大辞典〉
●H9-2㈠
1139 皁絹 ◆2 そうけん   黒絹。〈字通〉
●H9-2㈠
1140 枳殻 ◆2 きこく   ┌カラタチの別名。〈大辞泉〉
┌1.カラタチの木。また、その実で熟しているもの。
└2.カラタチやミカン類の成熟直前の果実を輪切りにして干したもの。生薬。〈新漢和大字典〉
●H9-3㈠
1141 丘壑 ◆2 きゅうがく きゅうかく ┌1.丘と谷。
└2.世俗を離れた隠者の住む別天地。また、隠者になること。〈漢字ペディア〉
┌1.おかと谷。
└2.隠者の住む所。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-3㈠
1142 嗚咽 ◆2 おえつ   ┌息を詰まらせながら泣くこと。むせび泣き。〈漢字ペディア〉
┌声をつまらせて泣くこと。むせび泣き。〈大辞泉〉
┌むせび泣く。〈字通〉
┌むせび泣く。≒嗚噎〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
1143 殄熄 ◆2 てんそく   滅ぼし尽くすこと。〈新大字典〉
●H9-3㈠
1144 潸然 ◆2 さんぜん せんぜん ┌さめざめと、涙を流して泣くさま。〈漢字ペディア〉
┌涙を流して泣くさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-3㈠
●H21-2㈠
1145 阨狭 ◆2 あいきょう   山などがせまって土地が狭くなっていること。狭苦しいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-3㈠
1146 案牘 ◆2 あんとく   ┌調査を必要とする書類。また、広く文書や手紙。〈漢字ペディア〉
┌取り調べを必要とする書類や手紙。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-3㈠
1147 短雋 ◆2 たんしゅん   語義未詳。
●H10-1㈠
1148 一臠 ◆2 いちれん   ┌肉などの一切れ。一片。〈日本国語大辞典〉
┌肉一片。〈字通〉
┌肉のひときれ。〈新大字典〉
●H10-1㈠
1149 煢煢 ◆2 けいけい   ┌独りきりで頼るところのないさま。孤独なようす。〈漢字ペディア〉
┌孤独で頼るところのないさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-1㈠
●H21-1㈠
1150 臥榻 ◆2 がとう   ┌寝台。ねどこ。ベッド。〈漢字ペディア〉
┌寝台。ねどこ。〈大辞泉〉
┌寝台。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-1㈠
1151 謹飭 ◆2 きんちょく   ┌つつしみ深いこと。かしこまるさま。≒謹勅〈漢字ペディア〉
┌つつしみ深いこと。また、そのさま。≒謹勅〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-1㈠
1152 ◆2 かん   語義未詳。
●H10-1㈠
1153 揖謝 ◆2 ゆうしゃ   拱手して別れる。〈字通〉
●H10-1㈠
1154 頃刻 ◆2 けいこく きょうこく ┌少しの間。しばらく。〈漢字ペディア〉
┌しばらくの間。しばらく。〈新漢和大字典〉
┌しばらく。少しの間。〈新大字典〉
┌しばらくの時間。≒暫時〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-2㈠
1155 蔽虧 ◆2 へいき   ┌草木が繁茂して日光の当たらないこと。おおいかくすこと。〈新大字典〉
┌おおいかくす。草木が生い茂って、日月の光が遮られる。〈新漢和大字典〉
●H10-2㈠
1156 ◆2 けい   こうがいする。髪にこうがいをさす。また、女子の成年式。〈漢字源〉
●H10-2㈠
●H20-2㈠
1157 妖孼 ◆2 ようげつ   ┌あやしいわざわい。また、わざわいをもたらす不気味な前兆。〈漢字ペディア〉
┌あやしいわざわい。災厄をもたらす前兆。不吉な事件の前ぶれ。夭逆(ヨウゲキ)。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-2㈠
●H22-1㈠
1158 遺孼 ◆2 いげつ   ┌1.父の死後に残された子供。わすれがたみ。
└2.滅亡した家の血すじをひくもの。残党。〈大辞林〉
┌生き残りの小さい子供。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア下付き
●H18-1㈠
●H24-2㈠
●H29-3㈠
1159 六衢 ◆2 りっく りくく ★道(ミチ)は一原(イチゲン)に出(イ)で、九門(キュウモン)に通(ツウ)じ、六衢に散(サン)ず…道路は本は一つであるが、城中の九門に通じ、六方の街並みに散らばっていく。それと同じく、道理は一つの根源から出てくるが、その働きは四方八方に散じ行き、通じ行く。〈中国古典名言事典〉
●H10-2㈠
1160 ◆2 へい   語義未詳。
★問題文の出典は『詩経-小雅・大田』の文「彼有遺秉、此有滯穗、伊寡婦之利」より。字通に書き下し文がある。「彼に遺秉有り、此れに滯穗有り、伊れ寡婦の利なり」。「遺秉」は、取り残しの稲の意。〈字通〉
●H10-2㈠
1161 秉彝 ◆2 へいい   ┌天から与えられた正しい道を守る。≒秉夷〈新漢和大字典〉
┌人が、天から与えられた正しい道を守ること。〈漢字ペディア〉
┌人の常道をとり守ること。〈新大字典〉
┌常道を守る。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
1162 秉燭 ◆2 へいしょく   ┌ともしびを手に持つ。〈新漢和大字典〉
┌燭火をとる。〈字通〉
┌灯(トモシビ)を手に持つこと。転じて、灯をともすころ。宵(ヨイ)。夕方。〈漢字ペディア〉
┌火ともしごろ。≒夕刻〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
1163 沢鹵 ◆2 たくろ   ┌塩気ある沢辺の地。〈字源〉
┌塩気をふくんで耕作できない所。≒斥鹵〈新大字典〉
●H10-3㈠
1164 鎌府 ◆2 れんぷ   鎌倉の雅称。〈新大字典〉
●H10-3㈠
1165 茘枝 ◆2 れいし   ┌1.ムクロジ科の常緑高木。中国原産。亜熱帯で果樹として栽培。果実はうろこ状の皮でおおわれ、多汁で甘く、食用。ライチー。
├2.ツルレイシの略。ウリ科のつる性一年草。ニガウリ。
└3.レイシガイ科の巻貝。殻はいぼ状の突起があり、1.の実に似る。〈漢字ペディア〉
┌1.ムクロジ科の常緑小高木。葉は羽状複葉。枝先に、花びらのない黄色の小花を円錐状につける。果実は直径3センチほどの卵球形で、うろこ状の赤い皮に覆われる。果肉は白いゼリー状で芳香があり、生食する。中国南部の原産。ライチー。
├2.ツルレイシの別名。
└3.レイシガイの別名。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-3㈠
1166 雕琢 ◆2 ちょうたく   ┌1.宝石などを刻んで磨きあげること。
└2.詩文を推敲し、練り上げること。〈漢字ペディア〉
┌1.玉を刻み磨くこと。
└2.詩文などを工夫して上手に作ること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-3㈠
●H21-1㈠
1167 忠謇 ◆2 ちゅうけん   ┌忠誠にして直言する。〈字源〉
┌忠実で正しいこと。〈新大字典〉
┌真心で直言する。〈字通〉
●H10-3㈠
1168 私昵 ◆2 しじつ   ┌ひそかにむつまじくすること。個人的に特に目をかけている者。
┌親近の者。〈字通〉
┌ある人が個人的に世話をして愛する人。〈漢字源〉
●H10-3㈠
1169 ◆2 せん   語義未詳。
●H10-3㈠
1170 馳騁 ◆2 ちてい   ┌1.ウマを速く走らせること。ウマでかけ回ること。また、狩猟をすること。
└2.あるものを支配すること。〈漢字ペディア〉
┌1.馬を走らせること。
└2.奔走すること。また、思いのままに動きまわること。〈大辞泉〉
★天下(テンカ)の至柔(シジュウ)は、天下(テンカ)の至堅(シケン)を馳騁す…天下で一番柔らかいものが、天下の一番堅いものを駆逐し、支配する力を持つ。〈中国古典名言事典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-3㈠
●H16-1㈠
●H26-3㈠
1171 岡阜 ◆2 こうふ   ┌小高いおか。〈漢字ペディア〉
┌高い台地。≒丘阜〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-1㈠
1172 剝棗 ◆2 はくそう ほくそう ┌なつめの実を叩いて落とすこと。また、収穫の時期であることから、陰暦八月の異称。〈新大字典〉
┌なつめの実を割る。旧暦の八月。〈字通〉
●H11-1㈠
1173 丱女 ◆2 かんじょ   ┌髪をあげまきに結った少女。また、幼女。〈漢字ペディア〉
┌揚巻(アゲマキ)に結った幼女。童女。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
1174 童丱 ◆2 どうかん   ┌子ども。童子。〈日本国語大辞典〉
┌幼童。子ども。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
1175 乖戻 ◆2 かいれい   ┌道理に逆らい、そむくこと。≒背戻〈漢字ペディア〉
┌そむき逆らうこと。≒背戻〈大辞泉〉
┌そむきもとること。食い違うこと。≒乖悖〈新大字典〉
┌さからい、そむくこと。また、性質が反抗的なさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
1176 亢竜 ◆2 こうりょう こうりゅう ┌天高くのぼりつめた竜。〈漢字ペディア〉
┌天空高くのぼつめた竜。転じて、富貴、栄華をきわめた者をたとえて言う。〈日本国語大辞典〉
★亢竜悔(ク)い有(ア)り…物事は頂点を極めてしまうと必ず衰えるたとえ。いったん天高くまでのぼりつめた竜は、あとはくだるしかなく、やがて後悔することになる意から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1177 仄日 ◆2 そくじつ   ┌夕日。夕方のかたむいた太陽。≒斜陽〈漢字ペディア〉
┌西に傾く日。夕日。斜陽。〈日本国語大辞典〉
┌夕方のかたむいた太陽。夕日。
◇漢字ペディア大見出し
1178 仆偃 ◆2 ふえん   ┌ぱったりたおれ伏す。たおれること。〈漢字源〉
┌たおれふす。たおれる。≒偃仆〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1179 斃仆 ◆2 へいふ   ┌たおれ死ぬこと。斃死。〈日本国語大辞典〉
┌たおれて死ぬこと。斃死。〈大辞林〉
◇漢字ペディア小見出し
●H26-3㈠
1180 生擒 ◆2 せいきん   ┌いけどりにすること。≒生獲、生禽〈日本国語大辞典〉
┌いけどること。生きたままつかまえること。≒生獲、生禽〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈠
1181 磬折 ◆2 けいせつ   ┌中国古代の楽器の磬の形のように、体を折り曲げること。また、上体を深く曲げて礼をすること〈漢字ペディア〉
┌立ったままで腰を深く折り曲げて礼をすること。謹んで礼をするさま。けいせち。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
1182 扛鼎 ◆2 こうてい   ┌鼎(カナエ)を持ち上げること。転じて、力の極めて強いこと。〈日本国語大辞典〉
┌かなえを担ぎ上げる。非常に力が強いことのたとえ。〈漢字源〉
★筆力(ヒツリョク)扛鼎…文章の筆力が非常に強いこと。筆力(ヒツリョク)鼎(カナエ)を扛(ア)ぐ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
●H16-3㈠
1183 不腆 ◆2 ふてん   ┌1.粗末なこと。粗略なこと。自分に関する物事を謙って言う語。
└2.自分の贈るものを謙って言う語。末寺や檀信家への贈物に用いる粗品。永平寺や総持寺など禅寺の大本山で用いる。薄志。〈日本国語大辞典〉
┌礼の厚からざるをいう。人に物を贈る謙辞。≒粗品、薄謝〈字源〉
┌自分に関すること、また自分が贈る物をへりくだっていう語。粗品。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
●H18-2㈠
1184 轂撃 ◆2 こくげき   ┌車馬の通行がきわめて多いこと。人の混み合うさま。〈日本国語大辞典〉
┌車馬の往来がはげしいこと。混雑していること。〈大辞林〉
★肩摩(ケンマ)轂撃…人や車馬で往来が混み合うさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
1185 勿翦 ◆2 ぶっせん   語義未詳。
●H11-1㈠
1186 ◆2 たん   語義未詳。
●H11-1㈠
1187 宝匣 ◆2 ほうこう   ┌宝玉の装飾を施したりっぱなはこ。また、宝物を入れるはこ。≒宝篋〈漢字源〉
┌≒宝篋
├1.宝物などを入れる箱。
└2.玉璽を入れる箱。また、玉璽、政権のたとえ。〈漢辞海〉
●H11-1㈠
1188 嬉怡 ◆2 きい   ┌やわらぎよろこぶ。≒熙怡〈字源〉
┌たのしみ喜ぶ。〈字通〉
●H11-1㈠
1189 一轂 ◆2 いっこく   ★三十輻(サンジップク)一轂を共(トモ)にす…車輪の三十本の輻(ヤ:スポーク)は、一つのこしきの真ん中に空洞があってはじめて車の用をする。虚無無為の貴さのたとえ。〈漢辞海〉
●H11-1㈠
1190 巽与 ◆2 そんよ   ★巽与の言(ゲン)…相手の気持ちに逆らわず、へりくだった言い方をすること。巽言。〈漢辞海〉
★巽与の言(ゲン)…遠慮をして、人と調子を合わせることば。〈漢字源〉
●H11-1㈠
1191 冢宰 ◆2 ちょうさい   ┌1.官名。周代、天官の長で王を補佐した。
└2.皇帝を補佐して国を統治する最高位の官。丞相。相国。宰臣。宰輔。≒宰相〈漢辞海〉
┌「周礼」の官名。六卿の一つ。六官を統括する長官。天子をたすけて百官をひきいた。天官の長官としては大宰(タイサイ)ともいう。のち、吏部尚書(リブショウショ)の名称をもなった。今の首相にあたる。〈漢字源〉
●H11-1㈠
1192 諛言 ◆2 ゆげん   ┌へつらいのことば。≒諛辞〈字源〉
┌へつらって言うことば。≒諛辞〈日本国語大辞典〉
●H11-2㈠
1193 舛馳 ◆2 せんち   ┌おのおのが異なる方向に進む。〈漢辞海〉
┌1.逆の方向に進む。
└2.それぞれ、勝手なやり方で行う。〈漢字源〉
●H11-2㈠
1194 岑壑 ◆2 しんがく   山と谷。〈字通〉
●H11-2㈠
1195 ◆2 ぼう   語義未詳。
●H11-2㈠
1196 噬臍 ◆2 ぜいせい   あとで後悔すること。臍(ほぞ)をかむこと。≒噬斉〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-3㈠
●H15-3㈠
1197 冉冉 ◆2 ぜんぜん   1.だんだん行き進んでうつりかわるようす。徐々にひたしていくさま。
2.しなやかでやわらかなようす。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-3㈠
1198 凍餒 ◆2 とうだい とうたい ┌飢えたり凍えたりする。生活がきびしいことをいう。≒凍餓、凍飢〈漢辞海〉
┌こごえることと飢えること。生活に苦しむこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
●H11-3㈠
●H19-2㈠
●H21-2㈠
1199 邪諂 ◆2 じゃてん   ┌よこしまにしてへつらう。≒邪佞〈字源〉
┌よこしまで、へつらう。〈漢辞海〉
┌よこしまでへつらうこと。〈漢字源〉
●H11-3㈠
1200 ◆2 るい   死者の生前の事柄を述べて哀悼の意を表す。〈漢辞海〉
●H11-3㈠
1201 聿修 ◆2 いっしゅう   ┌祖先の徳業などを継承する。≒聿脩〈漢辞海〉
┌祖先・先人の徳を慕い、それを明らかにしておさめる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H11-3㈠
●H22-3㈠
1202 ◆2 そん   易の八卦の一。算木で☴の形で示す。従順・卑下の徳を表し、南東(たつみ)の方角に配する。〈大辞林〉
●H11-3㈠
1203 擣衣 ◆2 とうい   布をしなやかにし、つやを出すために砧(きぬた)をうつこと。≒搗衣〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-1㈠
●H16-3㈠
1204 朔塞 ◆2 さくさい   朔北のとりで。〈字通〉
●H12-1㈠
1205 獰鱗 ◆2 どうりん   語義未詳。
●H12-1㈠
1206 藹然 ◆2 あいぜん   1.勢いよく盛んなようす。
2.気持ちが穏やかなさま。
3.雲が集まるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-1㈠
●H16-1㈠
1207 守圉 ◆2 しゅぎょ   ┌まもり防ぐ。≒守禦、守御〈漢辞海〉
┌まもり防ぐ。〈字通〉
●H12-1㈠
1208 輯穆 ◆2 しゅうぼく   ┌人々を集めて仲良くさせる。≒緝穆〈漢字源〉
┌仲の良いさま。また、和睦させる。≒輯睦〈漢辞海〉
●H12-1㈠
1209 践祚 ◆2 せんそ   天皇の位につくこと。天皇の地位を受けつぐこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-2㈠
1210 斂葬 ◆2 れんそう   ┌死者を、地中にほうむりおさめること。しかばねを、埋めほうむること。≒埋葬〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-2㈠
1211 袂接 ◆2 べいせつ   袂接肩摩。人の多いことをいう。〈字通〉
●H12-2㈠
1212 鑰匣 ◆2 やくこう やっこう ┌かぎ箱。かぎを入れる箱。〈漢辞海〉
┌かぎ箱。〈字通〉
●H12-2㈠
1213 釁端 ◆2 きんたん   争いの糸口。不和のもと。仲たがいのはじまり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-2㈠
●H19-1㈠
1214 孤犢 ◆2 ことく   ┌親にはなれたるこうし。〈字源〉
┌親に離れた子牛。〈新大字典〉
●H12-2㈠
1215 ◆2   内部にあって害毒を及ぼすもの。〈大辞泉〉
●H12-2㈠
1216 馨香 ◆2 けいこう   かぐわしい香り。よいにおい。また、徳化の遠方にまで及ぶことのたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-2㈠
1217 連亙 ◆2 れんこう   ┌長くつらなって続いていること。≒聯亙、連亘〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-2㈠
1218 一禾 ◆2 いっか   語義未詳。
★「ひとつの稲」の意か。
●H12-3㈠
1219 儁傑 ◆2 しゅんけつ   才徳が衆人よりすぐれていること。また、そのさまやその人。衆に秀でた人。英傑。俊彦。≒俊傑〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H12-3㈠
1220 猷念 ◆2 ゆうねん   ┌はかりおもう。〈字源〉
┌考えたくらむ。おもいめぐらす。〈漢字源〉
●H12-3㈠
1221 桑柘 ◆2 そうしゃ   ┌やまぐわ。〈字源〉
┌桑のこと。特に山桑をいう。〈日本国語大辞典〉
●H12-3㈠
●H24-2㈠
●H30-3㈠
1222 白髥 ◆2 はくぜん   白いほおひげ。〈大辞泉〉
●H13-1㈠
1223 羸馬 ◆2 るいば   ┌やせて疲れた馬。〈日本国語大辞典〉
┌やせて衰えた馬。≒羸駑〈漢字源〉
●H13-1㈠
●H22-2㈠
1224 ◆2 れい   醴酒(レイシュ:あまざけ)。〈日本国語大辞典〉
●H13-1㈠
●H17-2㈠
1225 愍焉 ◆2 びんえん   ┌ふびんにおもうさま。いたましくあわれなるさま。≒愍然、憫然〈字源〉
┌ふびんに思う。〈字通〉
●H13-1㈠
1226 闃然 ◆2 げきぜん   人けがなく、ひっそりと静かなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-1㈠
1227 高甍 ◆2 こうぼう   語義未詳。
●H13-2㈠
1228 象嵌 ◆2 ぞうがん ぞうかん ≒象眼〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-2㈠
1229 兀然 ◆2 こつぜん ごつぜん ┌ぼうっとしたさま。〈漢辞海〉
┌1.無知であるさま。また、自分勝手でおごるさま。
├2.孤立して動かないさま。
└3.高く突き出ているさま。〈漢字源〉
●H13-2㈠
1230 貶謫 ◆2 へんたく   官位を下げ、遠方へ流すこと。≒貶竄、貶流〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-2㈠
●H25-1㈠
1231 弊袴 ◆2 へいこ   いたんで、やぶれたはかまやズボン。≒敝袴〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-2㈠
1232 露簟 ◆2 ろてん   語義未詳。
●H13-2㈠
1233 ◆2   ★精(セイ)を得(エ)て麤を忘(ワス)る…物事の真髄をつかんで、本質的ではないことは忘れてしまうこと。本質だけをとらえ、外形などにとらわれないことのたとえ。「麤」は、粗と同じで、粗末なもの。一番すぐれた点をつかまえて、できの悪さは心にかけない意から。〈新明解故事ことわざ辞典〉
●H13-2㈠
1234 雕題 ◆2 ちょうだい   ┌1.ひたいにほりものす。
└2.転じて書物の頭註。〈字源〉
┌1.額に彫り物をすること。南方種族の風俗。
└2.転じて、書物の上欄に施す解釈。頭注。〈新大字典〉
●H13-3㈠
1235 癸亥 ◆2 きがい   十干と十二支とを組み合わせたものの第六〇番目。みずのとい。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H13-3㈠
1236 喟然 ◆2 きぜん   ため息をつくさま。嘆息するさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-3㈠
●H22-2㈠
●H24-2㈠
1237 簪笏 ◆2 しんこつ   ┌冠を固定するかんざしと、手に持つしゃく。官吏の礼装。また、官吏のたとえ。〈漢辞海〉
┌冠をとめるこうがいと、しゃく(手版)と。転じて礼服。また、礼服をつけたる官吏の義とす。〈字源〉
┌1.冠をとめるかんざしと、手に持つしゃく。
├2.礼服。また、礼服をつけた官吏。ともに礼装の用具であることから。
└3.官吏に任官すること。〈漢字源〉
●H13-3㈠
1238 ◆2 こん   天子や上公(三公)が着る礼服。竜のぬいとり模様がある。〈漢字源〉
●H13-3㈠
1239 琳琅 ◆2 りんろう   1.美しい玉。宝石。
2.美しい詩文などのたとえ。
3.玉が触れあって鳴る音の形容。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-1㈠
1240 炳乎 ◆2 へいこ   ┌光り輝くさま。また、あきらかなさま。≒炳然〈漢字ペディア〉
┌きわめて明らかなさま。また、光り輝くさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-1㈠
●H24-3㈠
1241 怡楽 ◆2 いらく   ┌喜び楽しむこと。〈大辞泉〉
┌喜び楽しむこと。〈日本国語大辞典〉
●H14-1㈠
●H17-1㈠
1242 粉膩 ◆2 ふんじ   なめらかなおしろい。転じて、化粧。〈大辞林〉
●H14-1㈠
1243 只管 ◆2 しかん   ★只管打坐(ダサ)…雑念をふり払い、ただひたすらに座禅をすること。特に、曹洞宗の語で、「只管」は、ひたすら・ただいちずにの意。「打坐」は座禅をすること。≒祗管打坐〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-1㈠
1244 ◆2 しゅう   ★雲(クモ)は心無(ココロナ)くして以(モッ)て岫を出(イ)づ自然に従い、何物にも束縛されず、悠々と心静かに生活することのたとえ。「岫」は、山の洞穴の意。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
●H14-1㈠
●H20-1㈠
1245 叶和 ◆2 きょうわ   和合する。協和。〈字通〉
●H14-1㈠
1246 匆忙 ◆2 そうぼう   いそがしいこと。せわしいこと。≒怱忙〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-1㈠
1247 羈絏 ◆2 きせつ   ┌たづな。また、馬のおもがいとたづな。転じて、つなぎとめること、拘束すること、また、その物事の意にいう。束縛。≒羈紲〈日本国語大辞典〉
┌たづな。また、つなぐこと。つなぎとめられること。転じて、駆使される僕役。また、従者の謙辞。≒羈紲〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H14-1㈠
1248 匏瓜 ◆2 ほうか   ┌1.ウリの一種。ひさご。ふくべ。
└2.星名。牽牛星の北東に位置する。天鶏。〈漢辞海〉
┌瓜。にが瓜。〈字通〉
┌1.うりの一種。ひさご。
└2.星の名。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H14-1㈠
●H23-1㈠
1249 擅権 ◆2 せんけん   ┌権力をほしいままにすること。≒専権〈漢字ペディア〉
┌権力をほしいままにする。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-2㈠
●R1-2㈠
1250 ◆2 かつ   悪がしこい。腹黒くてぬけめがない。〈漢字源〉
●H14-2㈠
1251 戮力 ◆2 りくりょく   ┌力を合わせる。協力する。〈漢辞海〉
┌協力する。≒勠力〈漢字源〉
┌ちからをあわす。≒勠力〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H14-2㈠
1252 甍瓦 ◆2 ぼうが   語義未詳。
●H25-1㈠
1253 餒饉 ◆2 だいきん   ┌うえかつえる。〈字源〉
┌飢えて行き倒れ、死ぬ。≒餒斃(ダイヘイ)〈漢辞海〉
┌飢えて、体が衰える。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H26-1㈠
1254 銀鑰 ◆2 ぎんやく   ┌銀で作ったかぎ。〈日本国語大辞典〉
┌銀のかぎ。〈字通〉
●H14-2㈠
1255 諂佞 ◆2 てんねい   ┌へつらう。≒諂諛、阿諛〈字源〉
┌こびる。〈字通〉
●H14-2㈠
●R1-2㈠
1256 誄文 ◆2 るいぶん   故人の生前の功業をたたえる文章。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈠
1257 進陟 ◆2 しんちょく   仕事などが進みはかどること。⇔停滞、≒進捗〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈠
1258 巻帙 ◆2 かんちつ   1.書物の巻(まき)と、巻を包む帙(和本のいたみを防ぐため、厚紙に布を張ったおおい)。
2.書物。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈠
●H18-2㈠
1259 憫諒 ◆2 びんりょう   あわれみ思いやること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈠
1260 芳卉 ◆2 ほうき   ┌かんばしきくさ。〈字源〉
┌芳草。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
●H14-3㈠
1261 佇眄 ◆2 ちょべん   ┌たちとまりてみる。〈字源〉
┌立ちどまって見る。≒佇見〈漢辞海〉
●H14-3㈠
1262 袞竜 ◆2 こんりょう   竜が縫い取られた天子の礼服。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈠
1263 鞏固 ◆2 きょうこ   ≒強固〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈠
1264 鏗錚 ◆2 こうそう   ┌玉や鐘、琴などの鳴り響くようす。また、その音。≒鏗鏘、鏗鎗〈漢字ペディア〉
┌金石または琴などの声。≒鏗鏘、鏗戛〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈠
●H19-3㈠
1265 豢養 ◆2 かんよう   ┌やしない育てること。〈日本国語大辞典〉
┌やしなうこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H15-1㈠
●H20-3㈠
●H24-2㈠
1266 廓寥 ◆2 かくりょう   広大でがらんとして、もの寂しいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈠
1267 嫩芽 ◆2 どんが   ┌若い芽。新芽。〈大辞泉〉
┌草や木の、出たてのやわらかな若芽。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H15-1㈠
●H18-2㈠
1268 藜羹 ◆2 れいこう   アカザの葉の吸い物。また、粗末な食事のたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-1㈠
1269 跪拝 ◆2 きはい   ひざまずいておがむこと。≒拝跪、跪伏〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈠
1270 衙門 ◆2 がもん   1.役所。官庁。
2.役所・兵営の門。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈠
1271 山巓 ◆2 さんてん   山のいただき。てっぺん。頂上。山頂。≒山顚〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈠
1272 浮萍 ◆2 ふへい   ┌「浮萍(うきくさ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
┌うきくさ。また、住居の定まらないことのたとえ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈠
●H21-1㈠
1273 兜率天 ◆2 とそつてん   (仏)欲界の六天のうち第四位の天。内院と外院があり、内院には弥勒菩薩(ミロクボサツ)がすみ、外院には天人がすむとされる。≒知足天〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈠
1274 龕灯 ◆2 がんとう がんどう 1.仏壇のともしび。灯明(トウミョウ)。
2.「龕灯提灯(ヂョウチン)」の略。鉄・ブリキなどでつりがね形に作り、中に回転できるろうそく立てをつけ、前面だけを照らす提灯。≒強盗〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈠
1275 粗鹵 ◆2 そろ   ┌粗末で役に立たないこと。疎漏でうるおいのないこと。また、そのさま。≒疎鹵、麤鹵〈日本国語大辞典〉
┌粗末なこと。粗莽。鹵莽。〈新大字典〉
┌そまつで役に立たないこと。また、そのさま。≒疎鹵、麤鹵〈大辞林〉
◇漢字ペディア小見出し
●H15-2㈠
1276 赧然 ◆2 たんぜん   恥じて顔を赤くするさま。きまり悪く思うさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈠
1277 庖厨 ◆2 ほうちゅう   ┌「庖(くりや)」に同じ。〈漢字ペディア〉
┌台所。くりや。〈大辞泉〉
┌1.台所。くりや。
└2.料理人。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈠
1278 病羸 ◆2 びょうるい   ┌病気をして疲労すること。〈日本国語大辞典〉
┌やみつかれること。〈大辞林〉
◇漢字ペディア下付き
●H15-3㈠
1279 欷歔 ◆2 ききょ   「欷泣(キキュウ:すすり泣く。むせび泣く。)」に同じ。≒歔欷、噓唏〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈠
1280 闔国 ◆2 こうこく   ┌全国。国全体。国じゅう。〈漢字ペディア〉
┌全国。挙国。国じゅう。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈠
●H19-1㈠
1281 溝壑 ◆2 こうがく   ┌1.みぞ。谷間。堀。どぶ。
└2.人から施しを受ける身のたとえ。〈漢辞海〉
┌みぞや谷間。貧困などのために路傍で倒れ死ぬ場合などに用いる。〈日本国語大辞典〉
★志士(シシ)は溝壑に在(ア)るを忘(ワス)れず…正しい道義を守ろうとする者は、困窮に陥りがちであり、死んでも葬式も行なわれず、みぞや谷間に死体が捨てられるくらいのことは、常に覚悟して行動している。「溝壑に在る」は、死体がみぞに捨てられたままで、ちゃんとした葬式も行なわれないこと。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
●H15-3㈠
1282 ◆2   1.にえ。神や朝廷に奉るささげもの。特に鳥、魚など。
2.会見や訪問の時、たずさえていく礼物。また、入門に当たって師に贈る礼物。束脩。てみやげ。〈日本国語大辞典〉
●H15-3㈠
●H19-1㈠
1283 箕踞 ◆2 ききょ   ┌両足を前へ投げ出して座ること。箕坐(キザ)。〈大辞泉〉
┌両足をのべてすわる。≒箕坐
┌両足を前にのばしてすわること。無作法なすわり方とされる。足の姿が四角い箕に似ていることから。≒箕倨、箕坐〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
●H16-1㈠
1284 奕奕 ◆2 えきえき   ┌1.大きいさま。
├2.美しく光り輝くさま。盛んなさま。
├3.世代などの重なるさま。次々と連なるさま。
└4.うれえるさま。〈漢字ペディア〉
┌1.光り輝くさま。
└2.美しいさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈠
1285 罅隙 ◆2 かげき   ┌裂け目。割れ目。亀裂。〈大辞泉〉
┌すきま。われめ。〈日本国語大辞典〉
┌すきま。≒罅漏〈漢字源〉
┌すき間。血管をいう。≒罅漏〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H16-1㈠
1286 煢然 ◆2 けいぜん   ┌1.孤独でたよりないさま。独りでさびしいさま。
└2.憂えるさま。〈漢字ペディア〉
┌1.孤独でさびしいさま。たよりないさま。
└2.憂えるさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈠
●H30-1㈠
1287 椽大 ◆2 てんだい   ┌たるきの大きさ。〈日本国語大辞典〉
┌たるきほどの大きさ。〈大辞泉〉
★椽大の筆(フデ)…堂々としたりっぱな文章のたとえ。「椽」は垂木(たるき)のこと。垂木のように太く大きな筆の意から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈠
1288 篋底 ◆2 きょうてい   ┌箱の底。≒筐底〈漢字ペディア〉
┌箱の底。箱の中。≒筐底〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
1289 嬋姸 ◆2 せんけん   ┌あでやかで美しいさま。なよなよとして美しいさま。≒嬋娟〈漢字ペディア〉
┌あでやかで美しいさま。≒嬋娟〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
●H20-2㈠
1290 頌辞 ◆2 しょうじ   ┌功績を褒めたたえる言葉。頌詞。〈大辞泉〉
┌ほめたたえることば。賛辞。〈漢辞海〉
●H16-2㈠
●H23-3㈠
1291 孜孜 ◆2 しし   熱心にはげむさま。あきずに努めるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
1292 検覈 ◆2 けんかく   ┌厳しく調べること。〈大辞泉〉
┌厳しく調べること。くわしく調べること。〈日本国語大辞典〉
┌調べて確かめる。≒検考〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H16-2㈠
●H22-3㈠
1293 数炷 ◆2 すうしゅ   ★炷(シュ)は香や線香などを数える単位。
●H16-3㈠
1294 臚列 ◆2 ろれつ   ┌連ね並べること。また、連なり並ぶこと。〈日本国語大辞典〉
┌並べること。つらなり並ぶこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈠
●H26-2㈠
1295 埃氛 ◆2 あいふん   ほこりっぽい空気。また、俗世間のよごれた空気。「氛」は気・空気の意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈠
●H30-2㈠
1296 罪咎 ◆2 ざいきゅう   つみととが。罪科。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
●H16-3㈠
●H20-3㈠
●H22-3㈠
1297 赭髥 ◆2 しゃぜん   語義未詳。
★「あかい(赭)ほおひげ(髥)」の意だろう。
◇漢字ペディア小見出し
●H16-3㈠
●H18-2㈠
1298 朝暉 ◆2 ちょうき   ┌朝日。朝陽。〈大辞泉〉
┌朝の日光。晨暉。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●H16-3㈠
1299 媼嫗 ◆2 おうう   ┌ばば。老いたる女。〈字源〉
┌年老いた女。老婆。〈漢辞海〉
┌年とった女。老婆。≒老媼〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H17-1㈠
1300 嗷訴 ◆2 ごうそ   ┌集団となって訴え出ること。≒強訴〈漢字ペディア〉
┌≒強訴
├1.平安中期より室町時代にかけて、寺社の僧徒・神人が、朝廷・幕府に対し、仏力・神威をかざしてその訴えを主張した集団行動。興福寺・延暦寺のものは有名。
└2.江戸時代、百姓一揆の一形態。農民が掟に反して自己の要求を領主・代官・名主などに集団で訴えた直接行動。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈠
●H23-3㈠
1301 分袂 ◆2 ぶんべい   たもとをわかつ意から、人と別れること。≒決別〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈠
●H24-1㈠
1302 夐然 ◆2 けいぜん   ┌はるかなさま。下に打消を伴って、全く、少しも、の意に用いることもある。〈日本国語大辞典〉
┌はるかに遠いさま。≒夐遠〈漢辞海〉
┌はるかに遠いさま。≒夐遠〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H17-1㈠
1303 匹儔 ◆2 ひっちゅう   同程度であること。肩を並べること。また、その相手。たぐい。仲間。≒匹敵〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈠
1304 俊髦 ◆2 しゅんぼう   才能や人徳が人並以上にすぐれた人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈠
1305 嗤笑 ◆2 ししょう   あざけりわらうこと。あざわらい。≒嘲笑〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し</p>
●H17-2㈠
●H21-3㈠
1306 震慴 ◆2 しんしょう   ┌ふるいおそれる。〈字源〉
┌ふるえあがって恐れる。恐れおののき、身がすくむ。≒震悚、震竦〈漢辞海〉
┌震えおののくこと。≒震懾、震悚〈大辞泉〉
●H17-2㈠
●H25-2㈠
1307 舅姑 ◆2 きゅうこ   ┌しゅうととしゅうとめ。配偶者の父母。〈漢字ペディア〉
┌夫または妻の父母。しゅうととしゅうとめ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-2
●H22-2㈠
1308 刪潤 ◆2 さんじゅん   詩文の悪い部分や不要な部分をけずり、足りないところを補うこと。「潤」はかざる、つやを出す意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-2㈠
●H22-1㈠
1309 淹博 ◆2 えんぱく   ┌学問・知識が広く深い。〈漢辞海〉
┌学問・知識が深く広い。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H17-2㈠
1310 縲紲 ◆2 るいせつ   罪人として獄に入れられること。縄目にかかること。≒縲絏〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-2㈠
●H24-1㈠
1311 瑰麗 ◆2 かいれい   珍しく、きれいなこと。美しくすぐれていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
1312 壅塞 ◆2 ようそく   ふさぐこと。ふさがること。さえぎること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
●H20-1㈠
●H22-1㈠
●H23-3㈠
1313 斌斌 ◆2 ひんぴん   ┌文と質と相まざりて均しきさま。≒彬彬。〈字源〉
┌≒彬彬
├1.外形と内容とが調和し、充実しているさま。
└2.文化的な事物の盛んに起こるさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
●H17-3㈠
1314 嚮導 ◆2 きょうどう   ┌1.人々の先に立って導くこと。また、その人。
└2.軍隊などで、整列や行進の基準とされる者。〈漢字ペディア〉
┌1.先に立って案内すること。また、その人。
└2.軍隊で、横隊の隊列の両端にあって整列・行進などの基準となる者。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
1315 釐正 ◆2 りせい   ┌改め正すこと。おさめ正すこと。改正すること。≒釐革〈漢字ペディア〉
┌きちんとととのえ正すこと。あらため正すこと。改正。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
1316 寧馨児 ◆2 ねいけいじ   ┌すぐれた子。神童。麒麟児(キリンジ)。〈大辞泉〉
┌すぐれた子ども。神童。「寧馨」は、中国の晋(シン)・宋(ソウ)代の俗語で「このような」という意味。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
1317 雲鬢 ◆2 うんびん   ┌女性の豊かな髪の美しさを雲にたとえた言葉。転じて、美しい女性。〈漢字ペディア〉
┌女性の鬢の毛の美しさを雲にたとえていう語。転じて、美しい女性のこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈠
1318 孳孳 ◆2 しし じじ ┌物事に熱心に励むさま。≒孜孜〈漢字ペディア〉
┌努力し励むさま。孜孜(シシ)。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈠
●H27-2㈠
1319 竈煙 ◆2 そうえん   かまどの煙。〈字通〉
●H18-1㈠
1320 贏輸 ◆2 えいしゅ えいゆ ┌勝ちと負け。≒勝敗、勝負〈漢字ペディア〉
┌勝ち負け。勝負。輸贏(シュエイ)。〈大辞泉〉
★「贏輸(エイユ)」は慣用読み。
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈠
1321 官衙 ◆2 かんが   ┌役所。官庁。〈漢字ペディア〉
┌役所。官庁。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈠
1322 安佚 ◆2 あんいつ   ┌≒安逸〈漢字ペディア〉
┌気楽に過ごすこと。何もせずに、ぶらぶらと遊び暮らすこと。また、そのさま≒安逸〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈠
1323 東瀛 ◆2 とうえい   ┌1.東のほうの海。東海。
└2.日本。〈漢字ペディア〉
┌東方の大海。東海。転じて、日本のこと。〈大辞泉〉
┌1.東方の海。東海。
└2.日本。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈠
●H22-1㈠
1324 儲位 ◆2 ちょい   ┌儲(もうけ)の君の位。皇太子の地位。〈大辞泉〉
┌皇太子の位。〈漢辞海〉
┌世継ぎの地位。皇太子の地位。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈠
1325 嬖愛 ◆2 へいあい   ┌特別に愛すること。この上もなくかわいがること。また、その人やもの。〈日本国語大辞典〉
┌寵愛する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H18-2㈠
1326 菜羹 ◆2 さいこう   ┌野菜のあつもの。野菜の吸物。また、質素な食事のたとえ。〈日本国語大辞典〉
┌野菜で作った、あつもの。〈漢辞海〉
┌野菜のあつもの。蔬羹(ソコウ)。〈漢字源〉
┌野菜のあつもの。≒蔬羹〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H18-2㈠
1327 鹵簿 ◆2 ろぼ   ┌儀仗(ギジョウ)を備えた行幸・行啓の行列。〈大辞泉〉
┌儀礼用の武器や武具を備えた兵を伴った、行幸・行啓の行列。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈠
1328 懐孕 ◆2 かいよう   ┌子をはらむこと。懐妊。懐胎。〈大辞泉〉
┌はらむ。みごもる。妊娠する。≒懐妊、懐胎〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H18-3㈠
●H21-1㈠
1329 贅肬 ◆2 ぜいゆう   ┌≒贅疣
├1.いぼやこぶのような、よけいな肉。
└2.無用なもの。むだなもの。〈大辞泉〉
┌≒贅疣、贅瘤
└こぶ。無用なもののたとえ。〈漢辞海〉
●H18-3㈠
●H23-2㈠
1330 爺娘 ◆2 やじょう   ┌父母の俗称。≒爺嬢〈漢字ペディア〉
┌父母の俗称。≒爺嬢〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈠
1331 涓滴 ◆2 けんてき   ┌しずく。水のしたたり。転じて、小さなもの。わずかなもの。〈漢字ペディア〉
┌水のしたたり。微少の義。〈字源〉
┌1.水がしたたるように流れる。
├2.しずく。わずかな水。
└3.わずかなもののたとえ。
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈠
1332 山墅 ◆2 さんしょ   ┌山中にある別荘。山間の小屋。山荘。〈日本国語大辞典〉
┌山中の別荘。≒山荘〈新大字典〉
●H18-3㈠
●H23-3㈠
1333 婚娶 ◆2 こんしゅ   ┌夫婦となること。結婚。〈大辞泉〉
┌婚姻に同じ。≒婚嫁〈字源〉
┌結婚。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
●H19-1㈠
1334 抃舞 ◆2 べんぶ   ┌手をうって喜び、舞いおどるさま。〈漢字ペディア〉
┌喜びのあまり、手を打って踊ること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈠
1335 瞿然 ◆2 くぜん   ┌1.驚いて、きょろきょろするさま。
├2.驚き、恐れるさま。
└3.よろこぶさま。〈漢辞海〉
┌驚いて見るさま。驚いて顔色を変えるさま。〈大辞泉〉
┌目を見開いて驚くさま。びっくりして顔色を変えるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈠
●H26-1㈠
1336 考覈 ◆2 こうかく   ┌≒考核
├1.調査する。考査する。
└2.研究し考証する。〈漢辞海〉
┌物事をしらべ考えて、明らかにすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈠
1337 孱弱 ◆2 せんじゃく   小さくかよわいこと。ひよわなこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈠
●H22-2㈠
1338 敗衄 ◆2 はいじく   ┌戦いに負ける。〈漢辞海〉
┌戦いに負けること。敗北。〈大辞泉〉
┌戦いに負けること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈠
●H24-1㈠
●H26-2㈠
1339 戍卒 ◆2 じゅそつ   ┌国境を警固する兵士。城砦(ジョウサイ)を守備する兵卒。≒戍兵〈漢字ペディア〉
┌国境やとりでなどを守備する兵卒。番兵。戍兵。〈大辞泉〉
┌国境・辺境の守備兵。≒戍人〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈠
1340 鶉衣 ◆2 じゅんい   ┌継ぎはぎだらけの衣。みすぼらしい衣服。弊衣。うずらごろも。〈大辞泉〉
┌つぎはぎだらけのみすぼらしい着物。弊衣。うずらごろも。うずらぎぬ。≒鶉服〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-1㈠
●H25-2㈠
1341 煎熬 ◆2 せんごう   ┌1.汁がなくなるまで煮つめること。
└2.製塩で、海水、または海水を濃厚にして得た鹹水(カンスイ)を煮つめて塩を製すること。〈大辞泉〉
┌1.食物の水分がなくなるまで煮つめる。
└2.この上なく憂えるさま。焦灼。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●H19-2㈠
1342 羶肉 ◆2 せんにく   ┌生臭い肉。また特に、羊の肉。〈大辞泉〉
┌なまぐさい肉。また、羊の肉。〈日本国語大辞典〉
●H19-2㈠
1343 禁遏 ◆2 きんあつ   ┌禁止してやらせないようにすること。おしとどめること。≒禁止〈漢字ペディア〉
┌禁じてやめさせること。〈大辞泉〉
┌差し止める。おさえ、とどめる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-2㈠
●H21-3㈠
1344 撃柝 ◆2 げきたく   ┌拍子木を打ち鳴らすこと。また、打ち鳴らす人。〈大辞泉〉
┌(夜警または時報のため)拍子木を打つ、また、その役目の者。〈漢辞海〉
┌拍子木を打って夜回りすること。また、その人。
└2.低い役目に従事している人。また、その役目。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
●H19-2㈠
●H24-1㈠
1345 凶歉 ◆2 きょうけん   ┌農作物が著しく不作であること。凶荒。〈大辞林〉
┌不作。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H19-2㈠
●H23-1㈠
1346 墳塋 ◆2 ふんえい   ┌墓。墓場。〈日本国語大辞典〉
┌墓。墓場。≒墳冢〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●H19-2㈠
●H25-1㈠
1347 潸潸 ◆2 さんさん   1.涙がはらはらと流れるさま。≒潸然
2.雨がぱらぱらと降るさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-2㈠
1348 擠陥 ◆2 せいかん   ┌人を罪におとし入れること。〈大辞泉〉
┌人を罪に陥れる。〈漢辞海〉
┌人を罪におとし入れる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H19-3㈠
●H29-3㈠
1349 誄詞 ◆2 るいし   ┌故人の生前の功業をたたえる言葉。誄。〈大辞林〉
┌死者を弔い哀悼の意を表すために、故人の生前の功業を数え上げて述べた歌や言葉。しのびうた。≒誄歌〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈠
1350 耦語 ◆2 ぐうご   ┌向かい合って、ひそひそと話す。〈漢辞海〉
┌二人むかい合って語り合うこと。≒偶語〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H19-3㈠
1351 延袤 ◆2 えんぼう   ┌1.連なり続く。長くはるかにのびる。
└2.長さと広さ。また、面積。〈漢辞海〉
┌土地の広さ、大きさ。〈大辞泉〉
┌土地の広さや、長さ。「延」は東西、「袤」は南北の広がりの意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈠
●H23-3㈠
●H29-3㈠
1352 一盞 ◆2 いっさん   ┌一つのさかずき。また、一杯の酒。〈漢字ペディア〉
┌1.一つのさかずき。
└2.一杯の酒や水。また、それを飲むこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈠
●H22-3㈠
1353 弊竇 ◆2 へいとう   ┌弊害の存する穴。弊害となる点。欠陥。〈日本国語大辞典〉
┌弊害となる点。欠陥。〈大辞泉〉
┌害のある点。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈠
●H21-2㈠
●H25-3㈠
●R1-2㈠
1354 奕葉 ◆2 えきよう   ┌世を重ねること。世々。代々。累世。奕世(えきせい)。〈大辞泉〉
┌「奕世(エキセイ:代々。よよ。世を重ねること。≒奕葉、累世、累代)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈠
1355 ◆2 よく   ★杙を以(モッ)て楹(エイ)と為(ナ)す…小さなくいを家の太い柱とする。つまらぬ人間を重く用いることのたとえ。〈漢字源〉
●H19-3㈠
●H21-3㈠
1356 紅裙 ◆2 こうくん   ┌≒紅裙
├1.赤いもすそ。
└2.美人。〈漢辞海〉
┌1.紅色の着物の裾。
└2.美人。また、芸妓。〈大辞泉〉
┌美人。また、芸者。紅色の着物のすその意から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈠
1357 贍給 ◆2 せんきゅう   ┌不足をおぎない、めぐみ与えること。〈漢字ペディア〉
┌恵み与えること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈠
1358 傅育 ◆2 ふいく   守り育てること。かしずき育てること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈠
1359 糶売 ◆2 ちょうばい   1.米を売ること。売り米(ヨネ)。
2.せり売りすること。競売。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈠
●H22-3㈠
1360 大纛 ◆2 たいとう だいとう ┌1.軍中で用いる大きな旗。また、天子の乗り物の左に立てる旗。
└2.天皇のいる陣営。大本営。〈大辞泉〉
┌1.羽飾りをつけた旗。天子や節度使などの車にたてる。また、軍中に用いる大旗。乗輿の左に立てる大きな軍旗。
└2.転じて、天皇のいる陣営。大本営。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H20-1㈠
1361 楮幣 ◆2 ちょへい   ┌紙幣。〈大辞泉〉
┌紙幣。≒楮券〈漢辞海〉
┌紙幣。おさつ。≒楮鈔〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈠
1362 諫諍 ◆2 かんそう   ┌争ってまでも強く目上をいさめること。≒諫争〈大辞泉〉
┌君主の過失をいさめる。≒諫争〈漢辞海〉
┌面と向かって、主君をいさめること。争ってまでいさめること。≒諫争〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈠
1363 和煦 ◆2 わく   ┌日が温暖なさま。〈漢辞海〉
┌春の日ざしの暖かく穏やかなこと。〈大辞泉〉
┌春の日の、のどかで暖かなこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈠
●H26-3㈠
1364 酒醴 ◆2 しゅれい   ┌酒と甘酒。各種の酒。〈漢辞海〉
┌さけとあまざけ。〈日本国語大辞典〉
┌普通の酒とあま酒。〈漢字源〉
●H20-1㈠
1365 衙府 ◆2 がふ   役所。官庁。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H20-2㈠
1366 兀立 ◆2 こつりつ ごつりつ ┌1.とびぬけて高くそびえていること。
└2.ぼんやりと立っていること。〈大辞泉〉
┌1.とびぬけて高くそびえ立つさま。
└2.姿勢正しく立つさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-2㈠
1367 搏闘 ◆2 はくとう   ┌殴り合ってたたかうこと。組み打ちすること。格闘。搏戦。〈大辞泉〉
┌手でなぐりあって戦うこと。組みうちすること。≒搏戦〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-2㈠
1368 ◆2 げき   ┌静まりかえったさま。ひっそりとして人けのないさま。〈大辞泉〉
┌しずか。人けがなくひっそりしたさま。〈漢字源〉
●H20-2㈠
1369 開敞 ◆2 かいしょう   ┌1.前面がひらけていて、さえぎるもののないこと。
└2.港湾が外海に面していて、直接、風波を受けること。〈大辞泉〉
┌ひらけていて、さえぎるもののないこと。特に港湾が外海に面していること。〈日本国語大辞典〉
●H20-3㈠
1370 黌堂 ◆2 こうどう   ┌校舎。≒黌校、黌宇、黌室〈漢辞海〉
┌学校。≒黌校、黌宇、黌室、黌舎、黌序〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H20-3㈠
1371 寰中 ◆2 かんちゅう   ┌1.天子の直轄する地域。畿内(キナイ)。
└2.天子のおさめる所。国内。〈日本国語大辞典〉
┌1.天子直轄の地域。寰内。畿内。
└2.天下。国内。〈大辞林〉
◇漢字ペディア小見出し
●H20-3㈠
1372 疆界 ◆2 きょうかい   土地の境界。境域。さかい。≒境界〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-3㈠
1373 偃臥 ◆2 えんが   ┌うつぶして寝ること。腹ばうこと。〈大辞泉〉
┌寝る。寝ころぶ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H20-3㈠
1374 箕帚 ◆2 きそう きしゅう ちりとりと、ほうき。また、掃除すること。≒箕箒〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-3㈠
1375 機杼 ◆2 きちょ   ┌1.機(ハタ)を織る機具。杼(ヒ)。
└2.詩文などに新体を案出すること。工夫。〈日本国語大辞典〉
┌1.機(ハタ)の杼(ヒ)。
├2.機織りの仕事。
└3.詩文を作るときの構想。〈漢辞海〉
★一家(イッカ)を機杼す…機(ハタ)織りでいろいろの柄(ガラ)を織り出すように、独自の言論や文章を編み出して一派を立てる。〈大辞泉〉
●H20-3㈠
1376 杳然 ◆2 ようぜん   奥深くはるかなさま。遠いさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-3㈠
1377 嫩緑 ◆2 どんりょく   ┌若葉の緑。新緑。〈大辞泉〉
┌芽生えたばかりの若葉の緑。≒新緑〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-1㈠
1378 連甍 ◆2 れんぼう   いらかが連なる。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
●H21-1㈠
1379 一甕 ◆2 いちおう   語義未詳。
★「一つの甕(カメ:酒などを入れる大きな器)」の意か。
●H21-1㈠
1380 騁望 ◆2 ていぼう   楽しんで見物すること。また、思う存分に眺めること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-1㈠
1381 靄然 ◆2 あいぜん   1.もや、霧などがたなびくさま。
2.気持ちや表情がなごやかなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-2㈠
1382 簷滴 ◆2 えんてき   のきからしたたり落ちる雨だれ。≒檐滴〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-2㈠
1383 廟謨 ◆2 びょうぼ   ┌廟堂のはかりごと。朝廷の政策。〈大辞泉〉
┌朝廷で決める方策・方針。≒廟略、廟策、廟算、廟謀〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●H21-2㈠
●H23-1㈠
1384 肆廛 ◆2 してん   ┌ものを売る家。みせ。≒肆店〈日本国語大辞典〉
┌店。店舗。商店。≒肆店〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-2㈠
1385 鶏鶩 ◆2 けいぼく   ┌鶏とアヒル。小人や平凡のたとえ。〈漢辞海〉
┌1.にわとりと、あひる。
└2.平凡な人のこと。鴻(オオガモ)・鳳(オオトリ)になどに対していわれる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
●H21-2㈠
1386 関雎 ◆2 かんしょ   ┌夫婦仲がよくて礼儀正しいこと。〈大辞泉〉
┌夫婦の道のこと。また、夫婦が和合してかつ礼儀正しいこと。〈日本国語大辞典〉
★「関関雎鳩」の略。
●H21-3㈠
1387 賊寨 ◆2 ぞくさい   賊のたてこもっているとりで。賊軍の占拠している要塞。≒賊塞〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H21-3㈠
1388 雨潦 ◆2 うろう   ┌1.雨が降ってできた水たまり。
└2.雨による出水。〈漢辞海〉
┌降雨によってできた水たまり。または、あまみず。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H21-3㈠
●H24-3㈠
1389 上廁 ◆2 じょうし   ┌便所にはいること。〈大辞泉〉
┌便所にいくこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
●H21-3㈠
●H25-2㈠
1390 糧餉 ◆2 りょうしょう   ┌兵糧。かて。糧食。〈大辞林〉
┌軍隊の食糧。兵糧。〈漢辞海〉
●H21-3㈠
●H23-2㈠
1391 陪冢 ◆2 ばいちょう   大形古墳に近接して存在する小古墳で、その性格が大形墳に従属するものをいう。殉死者の墓ともいわれるが考古学的には不明。≒陪塚〈日本国語大辞典〉
●H21-3㈠
1392 蒼朮 ◆2 そうじゅつ   ホソバオケラ・シナオケラの根茎。漢方で、利尿・解熱・健胃薬などに用いる。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
●H21-3㈠
1393 鈕釦 ◆2 ちゅうこう   語義未詳。
★「ボタン」の意か。
◇漢字ペディア小見出し
●H21-3㈠
1394 殄滅 ◆2 てんめつ   滅ぼす。絶やす。残らず滅びる。死に絶える。≒絶滅〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-3㈠
1395 鳧脛 ◆2 ふけい   ★鳧脛短(ミジカ)しといえども之(コレ)をつがば則(スナワ)ち憂(ウレ)えん…「鳧脛」は、カモの脛(ハギ)の意。カモの脚は短いけれど、これをつぎ足してのばしてやれば、カモは嫌がる。物には、それぞれにふさわしい自然の特徴があるから、いたずらに手を加えたりしないで自然のままに従うのがよいということ。〈漢字ペディア〉
●H21-3㈠
1396 瀏覧 ◆2 りゅうらん   ┌≒劉覧
├1.くまなく目を通すこと。通覧。
└2.他人を敬って、その閲覧するのをいう語。〈大辞泉〉
┌≒劉覧
├1.すみずみまで目をとおすこと。≒通覧
└2.他人が見ることの尊敬語。〈漢字ペディア〉
●H22-1㈠
●H24-3㈠
1397 遐壌 ◆2 かじょう   ┌はるかに遠い土地。遠地。遐域。〈日本国語大辞典〉
┌遠くへだたった土地。遠い国。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-1㈠
1398 捐館 ◆2 えんかん   ┌住み慣れた屋敷を捨てる。人の死の婉曲表現。館舎を捐(ス)つ。〈漢辞海〉
┌高貴な人の死去をいう語。館を捐(ス)てて世を去る意。〈大辞泉〉
┌身分の高い人の死。住んでいた館(ヤカタ)をすてる意から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-1㈠
1399 懽呼 ◆2 かんこ   歓呼。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H22-1㈠
1400 左袵 ◆2 さじん   ┌衣服の右襟を上にして着ること。左前(ヒダリマエ)。中国では、右前を漢民族の習俗、左前を蛮族の習俗とした。〈漢字ペディア〉
┌衣服を左前に着ること。昔、中国では夷狄(イテキ)の風俗とした。
┌左前に着る。異民族の風俗をいう。袵(エリ)を左(ヒダリ)にす。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-1㈠
1401 令尹 ◆2 れいいん   ┌1.中国、周代、楚(ソ)国の最上位の官。転じて、宰相。
└2.地方長官。県の長官を「令」、府の長官を「尹」としたことから。〈漢字ペディア〉
┌1.周代、楚国の官名。上卿で政治をとる最高の官位。転じて、宰相。
└2.地方長官の異称。「令」も「尹」も長官の意。秦漢以来、県の長官を令といい、唐代、府の長官を尹といったところから。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-1㈠
●H26-2㈠
1402 頭顱 ◆2 とうろ   ┌あたま。頭部。〈大辞泉〉
┌あたま。かしら。頭部。また、しゃれこうべ。〈日本国語大辞典〉
┌≒頭盧
├1.頭蓋骨。特に、されこうべ。
└2.あたま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●H22-1㈠
1403 誠愨 ◆2 せいかく   ┌誠実なこと。まこと。〈日本国語大辞典〉
┌誠実なさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H22-1㈠
1404 遠巒 ◆2 えんらん   ┌遠方に見える峰。≒遥巒、遠峰〈字源〉
┌遠くに見える山々。遠山。〈大辞泉〉
●H22-2㈠
1405 窓櫺 ◆2 そうれい   ┌窓につけた格子。また、格子をつけた窓。〈日本国語大辞典〉
┌窓の格子。れんじ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H22-2㈠
●H24-2㈠
1406 警柝 ◆2 けいたく   ┌注意をうながすために打つ拍子木。〈大辞泉〉
┌夜間の用心のために鳴らす拍子木。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●H22-2㈠
1407 嬖臣 ◆2 へいしん   主君に、特にかわいがられる臣下。気に入りの家来。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-2㈠
1408 僉議 ◆2 せんぎ   多くの人で評議すること。多人数で相談すること。≒衆議〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-2㈠
1409 奎文 ◆2 けいぶん   文学・文章のこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈠
1410 懿旨 ◆2 いし   ┌皇后や皇太后・太皇太后の指示。〈漢字ペディア〉
┌皇后や皇太后の仰せ。また、高貴・長上の婦人の言いつけ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈠
●H30-1㈠
1411 邨醸 ◆2 そんじょう   ┌いなかで醸造した酒。村酒。≒村醸〈日本国語大辞典〉
┌いなかづくりの酒。≒村醪、村酒〈漢字源〉
●H22-3㈠
●H25-2㈠
1412 俛首 ◆2 ふしゅ   ┌頭をたれること。うつむくこと。頭をさげること。≒俯首〈日本国語大辞典〉
┌首を垂れて、顔をうつむける。≒俯首〈漢字源〉
●H22-3㈠
1413 裔胄 ◆2 えいちゅう   ┌遠い子孫。裔孫(エイソン)。末裔。「胄」は血縁の意。〈日本国語大辞典〉
┌遠い子孫。≒裔孫〈漢辞海〉
┌遠い子孫。「胄」は、血筋。≒裔孫〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
●H22-3㈠
1414 酪漿 ◆2 らくしょう   ┌1.牛や羊などの乳。
└2.酒。〈漢辞海〉
┌牛・羊などの乳汁。酪のつくりみず。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H22-3㈠
1415 軫念 ◆2 しんねん   ┌1.憂え思うこと。心配すること。
└2.天子が心を痛めること。天子の心。〈漢字ペディア〉
┌心配する。悲しむ。≒軫憂〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-1㈠
●R1-1㈠
1416 笄年 ◆2 けいねん   ┌はじめて髪に笄(コウガイ)を挿す年齢。女子の成人となる十五歳。また、女子の結婚適齢期をいう。〈漢辞海〉
┌はじめて笄(コウガイ)をさす年。女の十五歳のこと。また、女の結婚適齢期。〈漢字源〉
●H23-1㈠
1417 瑟瑟 ◆2 しつしつ   ┌1.風が冷たく寂しげに吹くさま。
└2.波の立つさま。〈漢字ペディア〉
┌1.風のさびしく吹くさま。
├2.緑色の珠玉の名。
└3.深くしずんだ緑色の形容。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-1㈠
1418 推鞫 ◆2 すいきく   ┌≒推問、推劾、推治
├1.罪を問いただす。
└2.問いつめる。〈漢辞海〉
┌罪人などを取り調べること。吟味。推問。訊問(ジンモン)。≒推鞠〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H23-1㈠
1419 閹奴 ◆2 えんど   ┌宦官。〈字通〉
┌「閹人(エンジン:宮刑に処せられ去勢された者。転じて、宦官をいう)」に同じ。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H23-1㈠
1420 鎌取 ◆2 れんしゅ   刈る。〈字通〉
●H23-1㈠
1421 甍棟 ◆2 ぼうとう   ┌甍をおく棟。国の重臣にたとえる。〈字通〉
┌いらかとむね。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H23-1㈠
1422 楔状 ◆2 けつじょう   ┌1.くさびの形。くさびがた。
├2.「楔状骨」の略。頭蓋骨の蝶形骨(チョウケイコツ)。
└3.「楔状文字」の略。くさびがた文字。〈漢字ペディア〉
┌頭部が大きく、末端が平たくとがっている形。くさびがた。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-2㈠
1423 杲乎 ◆2 こうこ   ┌高いさま。〈漢辞海〉
┌高いさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H23-2㈠
●H26-3㈠
1424 丘垤 ◆2 きゅうてつ   ┌小さな山。小さな丘。〈漢字ペディア〉
┌蟻塚。〈大辞泉〉
┌蟻が巣を作るとき地表に運び出した土砂の山。また、土や落葉を塚のように積み上げて作った蟻の巣。蟻垤。蟻塚。蟻封。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-3㈠
1425 翁媼 ◆2 おうおう   ┌年をとった男と女。おじいさんとおばあさん。おきなと、おうな。≒翁嫗(オウウ)〈漢辞海〉
┌翁(おきな)と媼(おうな)。老夫と老婆。翁嫗。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H23-3㈠
1426 甲戌 ◆2 こうじゅつ   十干と十二支とを組み合わせたものの第十一番目。きのえいぬ。〈日本国語大辞典〉
●H23-3㈠
1427 佞諂 ◆2 ねいてん   へつらう。〈字通〉
●H23-3㈠
1428 冕旒 ◆2 べんりゅう   ┌冕冠(ベンカン)の上の冕板に垂らす、珠玉を通した糸縄(シジョウ)。〈漢字ペディア〉
┌1.冕の前後に垂らした、五色の飾り玉をひもで連ねたもの。
├2.天子など、貴人の用いる礼装用の冠。
└3.天子。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-1㈠
●H29-3㈠
1429 笞刑 ◆2 ちけい   ┌五刑の一。笞(むち)で罪人の尻を打つ刑。笞罪。〈大辞林〉
┌むちで罪人の体を打つ刑。古代、律の五刑のうちで最も軽いもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-1㈠
1430 靦然 ◆2 てんぜん   ┌あつかましいさま。恥じる表情のないさま。≒恬然〈漢字ペディア〉
┌まのあたりに見るさま。転じて、あつかましいさま。恥じる様子の見えないさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-1㈠
●H27-2㈠
●H29-3㈠
1431 ◆2 いつ   鳥がすり抜けるようおに飛ぶさま。はやい。〈漢字源〉
●H24-1㈠
1432 龕像 ◆2 がんぞう   ┌石窟などの壁面に、龕とともに彫り出された仏像。また、それに似せて小さな厨子(ズシ)に納まるように造られた仏像。〈大辞泉〉
┌小さな厨子の中の龕(壁面のくぼみ)に安置される仏像。インドや中国の石窟寺を模したもの。〈日本国語大辞典〉
●H24-2㈠
1433 夭殤 ◆2 ようしょう   ┌若死にする。≒夭逝、夭没〈漢辞海〉
┌負傷や急病で若死にすること。〈漢字源〉
┌≒夭折〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H24-2㈠
1434 ◆2 けい   中国古代の打楽器。枠の中に「へ」の字形の石板をつり下げ角(ツノ)製の槌(ツチ)で打ち鳴らすもの。石板が1個だけの特磬と、十数個の編磬とがある。宋代に朝鮮に伝わり雅楽に使用。日本では奈良時代以降、銅・鉄製の特磬を仏具に用いる。〈大辞泉〉
●H24-2㈠
1435 淫祀 ◆2 いんし   ┌いかがわしいものを神としてまつりあがめること。また、その信仰。≒淫祠〈漢字ペディア〉
┌いかがわしいものを神として祭ること。また、そのやしろ。≒淫祠〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-2㈠
1436 磔殺 ◆2 たくさつ   ┌1.体をばらばらに裂いて殺す。
└2.(国)はりつけの刑で殺す。〈漢辞海〉
┌はりつけにして殺すこと。〈大辞泉〉
●H24-2㈠
1437 評騭 ◆2 ひょうしつ   ┌批評すること。批評し正すこと。〈日本国語大辞典〉
┌批評してただすこと。〈大辞林〉
●H24-3㈠
1438 逬散 ◆2 ほうさん   ┌ほとばしり散ること。勢いよくほとばしり出ること。〈日本国語大辞典〉
┌1.水や光がほとばしり出る。
└2.ちりぢりに逃げる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H24-3㈠
●H30-3㈠
1439 讖文 ◆2 しんぶん   ┌予言を記した文書。未来記。〈日本国語大辞典〉
┌未来を予言した文書。未来記。≒讖書〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-3㈠
1440 墓碣 ◆2 ぼけつ   ┌墓地に立てる、頭部の円い碑。方形のものは墓碑という。〈漢辞海〉
┌墓のしるしに立てる石。墓石。〈大辞泉〉
┌墓地にたてる、自然石をたてた形の碑。〈漢字源〉
┌墓じるしの石。墓石。〈日本国語大辞典〉
┌形の円なる墓じるしの石。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H24-3㈠
1441 雋髦 ◆2 しゅんぼう   ┌すぐれたる人。≒俊髦〈字源〉
┌すぐれた人。〈新大字典〉
●H24-3㈠
1442 ◆2 せん   語義未詳。
●H24-3㈠
1443 籬垣 ◆2 りえん   ┌まがき。〈字源〉
┌かきね。≒籬牆、籬藩〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H25-1㈠
●H29-3㈠
1444 丐者 ◆2 かいしゃ   ┌ものごいをする人。ものもらい。こじき。おこも。≒丐子、丐児、丐夫〈漢辞海〉
┌物ごいする者。≒丐子、丐児、丐夫〈漢字源〉
●H25-1㈠
1445 剿絶 ◆2 そうぜつ   すばやく一撃のもとに滅ぼし、根絶やしにする。〈漢字源〉
●H25-1㈠
1446 勍敵 ◆2 けいてき   ┌強い敵。強敵。≒勁敵〈日本国語大辞典〉
┌強敵。〈漢字源〉
┌つよきかたき。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H25-1㈠
1447 蕈中 ◆2 しんちゅう じんちゅう 語義未詳。
●H25-1㈠
1448 煦育 ◆2 くいく   ┌めぐみてあたためそだつ。〈字源〉
┌あたたかく育てる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H25-1㈠
1449 丫頭 ◆2 あとう   ┌年少きあげまきの侍女。〈字源〉
┌頭をあげまきにした年少の侍女、小間使。丫鬟(アカン)。〈日本国語大辞典〉
●H25-2㈠
1450 村媼 ◆2 そんおう   ┌いなかのばば。〈字源〉
┌村の老女。いなかの老女。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
●H25-2㈠
1451 胙肉 ◆2 そにく   ┌祭りのとき、神に供え、祭りがすんでから人々に配る肉。ひもろぎ。〈漢字源〉
┌ひもろぎ。神に供えたる余りの肉。〈字源〉
●H25-2㈠
1452 躡足 ◆2 じょうそく   ★躡足附耳(フジ)…人に注意するときには相手の立場を考え、相手を傷つけない配慮が必要であるということ。また、他に悟られないように、そっと相手に教えること。〈漢字ペディア〉
●H25-2㈠
1453 臠炙 ◆2 れんしゃ   焼き肉。〈字通〉
●H25-2㈠
1454 播遷 ◆2 はせん   遠くをさすらうこと。遠国をさまよい歩くこと。〈日本国語大辞典〉
●H25-3㈠
1455 寿讌 ◆2 じゅえん   ┌ことぶきのさかもり。祝いの席。≒壽筵〈字源〉
┌長寿の祝の酒宴。賀宴。≒寿宴、寿莚〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H25-3㈠
1456 刱業 ◆2 そうぎょう   語義未詳。
★おそらく「創業」と同義。
●H25-3㈠
1457 筐篋 ◆2 きょうきょう   ┌竹で作った書物を入れる細長い箱。〈漢辞海〉
┌本箱として用いる、竹の箱。〈漢字源〉
●H25-3㈠
1458 羅襪 ◆2 らべつ   うすぎぬで作った足袋・靴下。〈漢辞海〉
●H25-3㈠
1459 下舂 ◆2 かしょう   ┌日のうすづくこと。夕日の沈もうとする頃。ひぐれ。日没。〈日本国語大辞典〉
┌夕日が沈むころ。夕方。ひぐれ。〈漢辞海〉
●H25-3㈠
1460 繭紬 ◆2 けんちゅう   ┌やままゆの糸にて織りし絹。≒絹紬、絹綢〈字源〉
┌柞蚕(サクサン)の糸で織った一種の紬(つむぎ)。淡褐色を帯びて節がある。中国山東省の名産で、日本では蒲団、兵児帯(ヘコオビ)、洋傘、衣服などに多く用いられた。けんちゅうつむぎ。≒絹紬〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H26-1㈠
1461 靄迺 ◆2 あいだい あいない ≒欸乃
1.舟の艫(ロ)のきしる音。また、船に棹(サオ)さす時に掛ける声。転じて、船人のうたう歌。船頭歌。船歌。棹歌。あいない。
2.木こりのうたう歌。〈日本国語大辞典〉
●H26-1㈠
●H30-2㈠
1462 村醪 ◆2 そんろう   ┌田舎にて造りたる酒。≒村酒、村醸〈字源〉
┌どぶろく。〈字通〉
┌田舎づくりの濁酒。村醸。〈日本国語大辞典〉
●H26-1㈠
1463 柔腴 ◆2 じゅうゆ   語義未詳。
●H26-1㈠
1464 霈艾 ◆2 はいがい   ≒沛艾
1.馬の性質が荒くはね狂うこと。馬がかん強くおどり上がること。馬が勇み立つこと。
2.人が暴れること。過激な行動をすること。〈日本国語大辞典〉
●H26-1㈠
1465 釣鼇 ◆2 ちょうごう   1.海中の大亀を釣る。
2.借りて以て豪挙にたとえる。〈字源〉
●H26-1㈠
1466 簟牀 ◆2 てんしょう   ┌竹のすのこ。また、竹のすのこを敷いた寝台。≒簟床〈漢辞海〉
┌竹のすのこ。〈新大字典〉
●H26-1㈠
1467 謨訓 ◆2 ぼくん   ┌国家の大計や後世の政治の手本となる教え。〈漢字ペディア〉
┌国家の大計と後世の政治の手本となる教え。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-1㈠
1468 明鬯 ◆2 めいちょう   ┌論旨がよくとおる。≒明暢〈字源〉
┌≒明暢
├1.明るくのびのびしていること。空が明るく澄み渡ること。また、そのさま。
├2.音声が明らかでのびのびしていること。また、そのさま。
└3.論旨があきらかで筋道が通っていること。また、そのさま。〈日本国語大辞典〉
●H26-2㈠
1469 香匳 ◆2 こうれん   ┌1.女性の化粧道具を入れる箱。
└2.香を供えるときに用いる容器。香を入れる箱。〈漢辞海〉
┌1.香を入れる容器。
└2.女の化粧道具を入れる箱。〈漢字源〉
●H26-2㈠
1470 彫鐫 ◆2 ちょうせん   ┌ほりきざむこと。彫(エ)ること。彫刻。彫鏤(チョウル・チョウロウ)。〈日本国語大辞典〉
┌1.彫りきざむ。彫刻する。
└2.心を砕いて文章を作るたとえ。〈漢辞海〉
●H26-2㈠
1471 纛下 ◆2 とうか   大旗のもと。旗下。〈新大字典〉
●H26-2㈠
1472 甃甎 ◆2 しゅうせん   敷きがわら。〈漢字源〉
●H26-2㈠
1473 歯齦 ◆2 しぎん   ┌はぐき。歯肉。〈大辞泉〉
┌はぐき。≒歯茎〈漢辞海〉
●H26-2㈠
1474 金罍 ◆2 きんらい   ┌黄金のさかだる。〈字源〉
┌黄金で飾った酒つぼ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●H26-2㈠
1475 媒娉 ◆2 ばいへい   結婚しようとする男女の仲介をする人。仲人。≒媒人(バイジン・バイニン)。〈漢字源〉
●H26-2㈠
1476 籠罩 ◆2 ろうとう   ┌1.魚を捕えるたけかご。
└2.籠の中に入れたる如くひとまとめにする。〈字源〉
┌1.魚や鳥を捕らえる竹かご。
├2.かごをふせたように盛り上がるさま。
└3.まるめこむ。〈漢辞海〉
●H26-2㈠
1477 日昃 ◆2 にっしょく にっそく ┌日がかたむく。ひぐれ。≒日仄〈字源〉
┌昼過ぎ。午後二時ごろ。≒日仄〈漢辞海〉
●H26-3㈠
1478 朏魄 ◆2 ひはく   新月。〈漢辞海〉
●H26-3㈠
1479 娶嫁 ◆2 しゅか   ┌めとると、とつぐと≒嫁娶〈字源〉
┌嫁取りと嫁入り。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H26-3㈠
1480 俛伏 ◆2 ふふく   ┌≒俯伏
├1.頭を下げてうつむくこと。恐れ入ること。
└2.手に笏(シャク)を持ち、腰を折って深く礼をすること。〈大辞泉〉
┌平伏。〈字通〉
●H26-3㈠
1481 指麾 ◆2 しき   ┌人々に指図すること。特に、音楽で楽団員に指図して演奏全体をまとめること。≒指揮〈漢字ペディア〉
┌1.多くの人々を指図して、統一ある動きをさせること。下知。
└2.合奏・合唱などの音楽演奏を、身振りや指揮棒によって統率すること。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-3㈠
1482 梳盥 ◆2 そかん   ┌髮をくしけずり、手をあらう。≒櫛盥〈字源〉
┌髪をとかし、手を洗う。〈漢辞海〉
●H26-3㈠
1483 輀車 ◆2 じしゃ   ┌高貴な人の葬儀で棺(ヒツギ)をのせて運ぶ車。〈漢字ペディア〉
┌貴人の葬送の際、棺を載せて運ぶ車。車輪に哀音を発する仕掛けがある。喪車。きぐるま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-3㈠
1484 皴裂 ◆2 しゅんれつ   ┌ひびがきれる。〈字源〉
┌寒気のためにひびやあかぎれができること。≒皹裂〈漢字源〉
●H26-3㈠
1485 駐紮 ◆2 ちゅうさつ   ┌官吏がその任地に留まり居る。≒駐劄、駐在〈字源〉
┌官吏が職務上の理由で任地に滞在すること。≒駐箚〈漢字源〉
┌≒駐箚
├1.軍隊がある場所にとどまる。駐屯。
└2.官吏が任地に派遣され、滞在する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H26-3㈠
1486 眇身 ◆2 びょうしん   ┌細小なる身という謙辞。〈字源〉
┌小さな体。帝王が自分をへりくだっていうことば。≒眇軀〈漢辞海〉
┌小さな体。自分をへりくだっていうことば。≒眇軀〈漢字源〉
┌小さい体。また、天子が自分をへりくだっていう時に用いる語。眇軀。〈日本国語大辞典〉
●H26-3㈠
1487 銜恤 ◆2 がんじゅつ かんじゅつ ┌1.心にうれいをいだく。
├2.父母の死後、喪に服す。
└3.あわれむ。〈漢辞海〉
┌うれいを心に含み持つ。うれいをいだきつづける。〈漢字源〉
┌1.憂いを含むこと。
└2.父母の死をいう。〈新大字典〉
●H26-3㈠
1488 羔雁 ◆2 こうがん   ┌1.中国で、卿大夫が面会する際に、手みやげとして持参する礼物。
└2.一般に贈り物や手みやげをいう。〈日本国語大辞典〉
┌小羊と雁。卿大夫が贄(シ:礼物)として用いた。〈字通〉
●H27-2㈠
1489 ◆2   語義未詳。
★そのまま「ひもろぎ」の意だろう。
●H27-2㈠
1490 刱意 ◆2 そうい   おもいつき。創意。〈新大字典〉
●H27-2㈠
1491 廛肆 ◆2 てんし   ┌みせ。〈字源〉
┌みせ。≒廛舗〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H27-2㈠
1492 貂蟬 ◆2 ちょうせん ちょうぜん ┌位高き侍臣の冠の飾に貂尾と蝉羽とを用いるをいう。轉じて、高官の人を呼ぶ。〈字源〉
┌1.テンの尾と金工のセミの徽章。ともに高位高官の冠の装飾。
├2.高官。
└3.三国時代の美女。董卓の侍女、のち、呂布の妾。〈漢辞海〉
┌貂(テン)の尾と蝉(セミ)の羽を用いた冠の飾り。また、その冠。貂の毛は華美でなく、蝉は露を飲んで清らかだというところから、ともに君子の徳にかたどったもの。また、その冠をつける人。高位高官。〈日本国語大辞典〉
●H27-2㈠
1493 忱恂 ◆2 しんじゅん   まこと。〈字通〉
●H27-2㈠
1494 腁胝 ◆2 へんち べんち ┌手足のたこ。〈漢辞海〉
┌1.常に摩擦圧迫を受けた表皮の一部が、異常に肥厚して角質化したもの。たこ。
└2.寒さなどのため、皮膚が乾燥して弾力がなくなり、割れ目ができること。ひび。あかぎれ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H27-2㈠
●R1-2㈠
1495 餓殍 ◆2 がひょう   ┌1.餓死者。行き倒れ。
├2.飢え死にしそうな人。
└飢え死にする。させる。≒餓殺〈漢辞海〉
┌飢え死にした人。〈漢字源〉
┌ゆきだおれ。〈字通〉
●H27-2㈠
1496 岡隴 ◆2 こうろう   ┌おか。〈字通〉
●H29-1㈠
1497 悪莠 ◆2 あくゆう   語義未詳。
●H29-1㈠
1498 刱造 ◆2 そうぞう   ┌はじめる。起こす。発明する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H29-1㈠
1499 蓖麻子油 ◆2 ひましゆ   トウゴマ(ヒマ)の種子からとった油。下剤や潤滑油などの原料となる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-1㈠
1500 白鬣 ◆2 はくりょう   語義未詳。
●H29-1㈠
1501 羸瘠 ◆2 るいせき   ┌疲れ、やせ衰えたさま。≒羸脊、羸痩〈漢辞海〉
┌つかれてやせる。≒羸脊、羸痩〈漢字源〉
●H29-1㈠
1502 耨耜 ◆2 どうし   すきくわ。〈字通〉
●H29-1㈠
1503 遺偈 ◆2 いげ ゆいげ ┌臨終のとき、あとに残す偈(ゲ)。多く禅僧が行なうもの。ゆいげ。〈日本国語大辞典〉
┌高僧が死後に残した偈。〈漢字源〉
●H29-1㈠
1504 緡銭 ◆2 びんせん   ┌ぜにさしでたばにした銭。〈漢字源〉
┌1.緡(サシ)に貫いた銭。
└2.孔のある銭。あなあきせん。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H29-1㈠
1505 醴泉 ◆2 れいせん   ┌甘味のある水がわく泉。味の良い泉。中国で、太平の世にわいたという。≒甘泉〈漢字ペディア〉
┌甘い味の泉。中国で、太平の世にわき出たといわれる。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-1㈠
1506 孛星 ◆2 はいせい   ┌ははきほし。≒長星、彗星〈字源〉
┌ぱっと空に広がるほうきぼし。≒孛彗、彗星〈漢字源〉
┌箒星(ホウキボシ)の異称。〈日本国語大辞典〉
●H29-1㈠
1507 蟻垤 ◆2 ぎてつ   ┌ありづか。転じて小さい山にたとえる。≒蟻封、蟻壌〈字源〉
┌ありづか。≒蟻冢、蟻城、蟻壌、蟻塚、蟻塔、蟻封〈漢辞海〉
┌ありづか。丘垤(キュウテツ)。〈大辞林〉
●H29-1㈠
1508 漬墨 ◆2 しぼく   ┌よごれて黒くなる。また、よごして黒くする。〈字源〉
┌1.よごれて黒くなる。
├2.墨で書いた筆のあと。字蹟。
└3.墨汁をためる。〈漢辞海〉
●H29-1㈠
1509 抃踊 ◆2 べんよう   ┌手をたたいて舞い踊る。非常に喜ぶさま。≒抃舞、抃躍〈漢辞海〉
┌手をたたいて舞う。非常に喜ぶさま。≒抃舞、抃躍〈漢字源〉
●H29-2㈠
1510 柝撃 ◆2 たくげき   ┌夜警のたたく拍子木の音。〈漢字源〉
┌撃柝。〈字通〉
●H29-2㈠
1511 耋翁 ◆2 てつおう   語義未詳。
●H29-2㈠
1512 残燹 ◆2 ざんせん   戦火の余燼。〈字通〉
●H29-2㈠
1513 瓊筵 ◆2 けいえん   ┌玉のように美しい敷物。転じて、美しく華やかな宴席。〈漢字ペディア〉
┌宴席の美称。〈大辞泉〉
┌1.玉のように美しいむしろ。
├2.天子の宴席。
└3.美しくさかんな宴席。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-2㈠
1514 喧鬨 ◆2 けんこう   語義未詳。
●H29-2㈠
1515 龐眉 ◆2 ほうび   ★龐眉皓髪(コウハツ)…太い眉と、白髪。老人。また、そのさま。〈漢辞海〉
●H29-2㈠
1516 輓夫 ◆2 ばんぷ   車夫。〈字通〉
●H29-2㈠
1517 鏖戦 ◆2 おうせん   ┌命がけで激しく戦う。激しい争いのたとえ。〈漢辞海〉
┌敵を皆殺しにするほどに激しく戦うこと。〈大辞泉〉
┌敵をみなごろしにするまで、死力を尽くして戦うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-2㈠
1518 戍役 ◆2 じゅえき   ┌辺境をまもるえだち。また、その兵。≒戍徭〈字源〉
┌国境を守る兵役。また、その兵士。〈日本国語大辞典〉
●H29-2㈠
1519 捫蝨 ◆2 もんしつ   ┌人前でシラミをつぶす。物事にこだわらないさま。しらみをひねる。〈漢辞海〉
┌人前で、しらみを手さぐりしてつぶす。無頓着で、あたりをかまわないさま。〈漢字源〉
★晋の王猛が、服のシラミを人と面談しながらつぶしていたという故事から。
●H29-2㈠
1520 悁悒 ◆2 えんゆう   ┌憂えいきどおる。≒悁邑〈漢辞海〉
┌心がはればれしないさま。心がむすぼれるさま。≒悁邑〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H29-2㈠
1521 鄙忱 ◆2 ひしん   語義未詳。
★「はかりごと」の意か。
●H29-2㈠
1522 裂罅 ◆2 れっか   ┌さけめ。われめ。〈字源〉
┌裂けてできたすきま。裂け目。割れ目。〈大辞泉〉
┌われめ。さけめ。すきま。〈漢辞海〉
●H29-3㈠
1523 蒙茸 ◆2 もうじょう   ┌1.草のみだれ生ずるさま。
├2.物のみだれるさま。≒尨茸、蒙戎
└3.みだれ走るさま。〈字源〉
┌1.草の乱れ生ずる状態。茂った草むら。また、物の乱れるさま。
└2.乱れはしるさま。〈日本国語大辞典〉
●H29-3㈠
1524 謨猷 ◆2 ぼゆう   語義未詳。
●H29-3㈠
1525 鼯鼠 ◆2 ごそ   ┌動物「むささび(鼯鼠)」の異名。≒吾鼠、梧鼠〈日本国語大辞典〉
┌リス科の哺乳類。夜行性で、飛膜がある。ムササビ、あるいはモモンガ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H29-3㈠
1526 浣滌 ◆2 かんでき   ┌あらひすすぐ。〈字源〉
┌あらいすすぐ。≒浣濯、浣洒〈漢辞海〉
●H29-3㈠
1527 滝滝 ◆2 ろうろう   ┌水流や降雨の音。〈漢辞海〉
┌水の流れる音のさま。〈字通〉
●H29-3㈠
1528 廩粟 ◆2 りんぞく   ┌1.くらにあるもみ。
└2.官より給するもみ。〈字源〉
┌1.倉庫にある米。
└2.役所から支給される穀物。ふち米のこと。〈漢字源〉
┌1.倉庫にある穀物。
└2.役所から俸給として与えられる穀物。〈漢辞海〉
●H29-3㈠
1529 菌蕈 ◆2 きんじん きんしん ┌きのこ類の総称。きのこ。〈新大字典〉
┌きのこ類の総称。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H30-1㈠
1530 皺曲 ◆2 しゅうきょく   地殻にはたらく力によって地層が波状に押し曲げられること。また、その状態。≒褶曲〈大辞林〉
●H30-1㈠
1531 蟠結 ◆2 はんけつ ばんけつ ┌わだかまり、むすぼれる。≒盤結〈字源〉
┌わだかまって解けがたく結ばれていること。また、わだかまってかたまること。盤結。〈日本国語大辞典〉
┌複雑に入り組み、わだかまりむすぼれる。盤結。〈漢辞海〉
●H30-1㈠
1532 勦殄 ◆2 そうてん   ┌敵をほろぼしつくす。≒殄滅〈字源〉
┌ほろぼし尽くすこと。〈新大字典〉
●H30-1㈠
1533 寒暄 ◆2 かんけん   ┌さむさとあたたかさ。≒寒暖〈漢字ペディア〉
┌寒さと暖かさ。寒暖。〈大辞泉〉
┌≒寒温
├1.暑さと寒さ。
├2.時候の挨拶。
└3.歳月。
◇漢字ペディア大見出し
●H30-1㈠
1534 ◆2 たん   ┌風や波によってゆったりと動くさま。〈大辞林〉
┌1.水がゆったりたゆたうさま。
└2.しずか。やすらか。ゆったりと落ち着いたさま。しずかで穏やかなさま。〈漢字源〉
●H30-1㈠
1535 畚土 ◆2 ほんど   もっこの中の土。〈新大字典〉
●H30-1㈠
1536 因仍 ◆2 いんじょう   ┌前例を引き継ぐ。〈漢辞海〉
┌相次ぐ。従来のしきたりによる。〈字通〉
●H30-1㈠
1537 茜衫 ◆2 せんさん   赤い服。〈字通〉
●H30-1㈠
1538 勖率 ◆2 きょくそつ   語義未詳。
★おそらく「つとめて率いる」意。
●H30-1㈠
1539 不辜 ◆2 ふこ   ┌罪がないこと。無実の罪。また、無実の罪をかぶせられた人。≒無辜〈漢字ペディア〉
┌罪のないこと。また、無実の罪をこうむった人。無辜(ムコ)。〈日本国語大辞典〉
┌無罪のさま。また、そのことや人。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-2㈠
1540 牆垣 ◆2 しょうえん   ┌かき。≒垣牆、牆壁〈字源〉
┌かき。まがき。かきね。〈日本国語大辞典〉
┌かきね。垣牆。≒牆籬(ショウリ)。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●H30-2㈠
1541 蠡測 ◆2 れいそく   ┌見識の狭いことのたとえ。〈漢字ペディア〉
┌法螺貝(ホラガイ)で海水を汲んで、はかること。転じて、小知で大事を測ること。見識の狭いこと。また、事を成し得ないことのたとえ。〈日本国語大辞典〉
┌蠡(ヒサゴ)で海水の量を測る。浅薄な知識で高遠なことを知ろうとする愚かさのたとえ。一説に、蠡(ラ:貝殻)で測るとする。〈漢辞海〉
●H30-2㈠
1542 薈萃 ◆2 わいすい   ┌人材や名品が集中する。〈漢辞海〉
┌集まる。〈字通〉
●H30-2㈠
1543 瀛表 ◆2 えいひょう   ┌海外のこと。〈漢辞海〉
┌海外をいう。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H30-2㈠
1544 嶷岌 ◆2 ぎょくきゅう   ┌高いさま。≒岌嶷〈字源〉
┌高いさま。〈字通〉
●H30-2㈠
1545 貝闕 ◆2 ばいけつ   ┌紫の貝殻で装飾した宮門わきの楼閣。河伯(水神)の住む所。のち、壮麗な宮殿の形容を言う。〈漢辞海〉
●H30-3㈠
1546 屛嶂 ◆2 へいしょう   語義未詳。
★「屛障」または「屛牆」と同義か。
●H30-3㈠
1547 胥吏 ◆2 しょり   ┌下級の役人。小役人。小吏。〈大辞泉〉
┌1.役所の小役人。
└2.中国、宋(ソウ)代以降、役所の長によって採用された下役人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-3㈠
1548 窖中 ◆2 こうちゅう   あなぐらの中。〈字通〉
●H30-3㈠
1549 拿攫 ◆2 だかく   語義未詳。
★「拿獲(≒捕獲)」と同義か。
●H30-3㈠
1550 縦迹 ◆2 しょうせき   ┌足あと。ゆくえ。≒縦跡〈漢辞海〉
┌あしあと。≒蹤迹〈字源〉
┌≒蹤跡
├1.ことが行なわれたことを示す、しるしとなるようなもの。前例や事跡。
├2.あとを追うこと。追跡すること。また、去ったあと。ゆくえ。
└3.住む所。居所。〈日本国語大辞典〉
●H30-3㈠
1551 芸籤 ◆2 うんせん   書帙の籤。〈字通〉
●H30-3㈠
1552 臠截 ◆2 れんせつ   ┌こま切り。≒臠切〈字通〉
┌きりさいなむこと。〈新大字典〉
●H30-3㈠
1553 ◆2 たく   語義未詳。
★「刺す」または「突く」意か。
●H30-3㈠
1554 惶怛 ◆2 こうだつ   ┌おそれていたみかなしむ。〈字源〉
┌おそれていたみ悲しむこと。〈新大字典〉
●H30-3㈠
1555 自鬻 ◆2 じいく   ┌身を売って人に使われること。〈新大字典〉
┌身を売る。〈字通〉
●R1-1㈠
1556 梭影 ◆2 さえい   語義未詳。
●R1-1㈠
1557 外舅 ◆2 がいきゅう   ┌妻の父。岳父。⇔外姑〈大辞泉〉
┌妻の父。〈字源〉
┌妻の父。≒外父〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●R1-1㈠
1558 堙晦 ◆2 いんかい   うずもれ隠れること。また、姿や才能をくらますこと。≒湮晦〈日本国語大辞典〉
●R1-1㈠
1559 郢曲 ◆2 えいきょく   ┌楚の歌。卑俗な音楽・流行歌をいう。〈漢辞海〉
┌1.催馬楽(サイバラ)・風俗歌(フゾクウタ)・今様(イマヨウ)など中世・中古の歌謡・流行歌(ハヤリウタ)の総称。
└2.低俗な音楽。俗曲。〈漢字ペディア〉
┌1.中国の春秋時代、楚の都、郢で歌われた卑俗な歌曲。転じて、はやり歌。俗曲。
└2.平安から鎌倉初期の歌謡の総称。平安初期には神楽歌・催馬楽・風俗歌・朗詠をさし、中期に今様、後期に雑芸(ゾウゲイ)、鎌倉期に宴曲が加えられた。狭義には、朗詠または宴曲をさす。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●R1-1㈠
1560 陋巷 ◆2 ろうこう   ┌むさくるしく見苦しい町。狭くきたない町。狭い小路。また、俗世間。〈日本国語大辞典〉
┌狭くむさくるしい町すじ。路地裏。〈漢辞海〉
┌せま苦しく、きたない街。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R1-1㈠
1561 莅職 ◆2 りしょく   ┌職務にのぞむ。〈字源〉
┌職務をつかさどること。〈新大字典〉
●R1-1㈠
1562 玉笄 ◆2 ぎょっけい ぎょくけい ┌玉で作ったかんざし。〈日本国語大辞典〉
┌玉で作ったかんざし。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
●R1-1㈠
1563 碪杵 ◆2 ちんしょ   ┌≒砧杵
├1.きぬたに用いる石と杵(キネ)。
└2.きぬたの音。〈漢辞海〉
┌きぬたとそれを打つつち。また、きぬたを打つことや、その音。≒砧杵〈日本国語大辞典〉
●R1-1㈠
1564 弭息 ◆2 びそく   ┌やむ。≒止息〈字源〉
┌不穏な動きがやむ。平静になる。止息。〈漢辞海〉
●R1-1㈠
1565 麤述 ◆2 そじゅつ   大略を述べること。略述。〈新大字典〉
●R1-2㈠
1566 鷁首 ◆2 げきしゅ げきす ┌1.ゲキという鳥の頭。
└2.水難よけのために、ゲキの頭の形を船首に刻んだり描いたりした船。〈漢字ペディア〉
┌1.竜頭船と一対となり、王侯貴族の儀式、社寺の祭礼などに船楽を奏する船。水難を防ぐ意味で、船首に鷁(ゲキ:想像上の水鳥)の彫刻または絵画をつけたもの。また、その船首をもいう。竜頭船と合わせて竜頭鷁首ということが多い。鷁首船。げきす。鷁舟。
└2.香木の名。分類は伽羅(キャラ)。二百種名香の一つ。〈日本国語大辞典〉
★竜頭(リュウトウ)鷁首…天子の乗る船。また、高貴な人の船遊びに使う船。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R1-2㈠
1567 嘴喙 ◆2 しかい   語義未詳。
★「くちばし」の意か。
●R1-2㈠
1568 覃耜 ◆2 たんし えんし ┌するどいすき。〈新大字典〉
┌鋭いすき。〈字通〉
●R1-2㈠
1569 倚門 ◆2 いもん   ┌1.門によりかかる。
├2.村の入り口の門によりかかり、遠くを眺める。子どもの帰りを首を長くして待つ形容。倚門の望(イモンノボウ)。門(モン)に倚(ヨ)りて望む。≒倚閭
└3.妓女が売春する。〈漢辞海〉
┌門戸に寄りかかること。門口に立つこと。〈大辞泉〉
┌門戸に寄り掛かること。門口に立って帰りを待つこと。倚閭(イリョ)。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
1570 短矮 ◆2 たんわい   背が低く、小さいこと。〈大辞林〉
1571 羽觴 ◆2 うしょう   スズメが羽を広げた形を模して作った杯。〈漢辞海〉
★羽觴を飛(ト)ばす…宴会など杯のやり取りを盛んに行うこと。〈新明解故事ことわざ辞典〉
◇漢字ペディア下付き
1572 感佩 ◆2 かんぱい   ┌恩などに深く感謝して忘れないこと。〈漢字ペディア〉
┌いつまでも忘れられないほど感動する。また、そのこと。〈漢辞海〉
┌心から感謝して忘れないこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
1573 鬯浹 ◆2 ちょうしょう   ┌のびやかに広くゆきわたる。〈漢辞海〉
┌のびのびと、ひろく行き渡ること。≒暢浹〈漢字源〉
1574 長嘯 ◆2 ちょうしょう   ┌口をすぼめて声を長く伸ばすこと。また、声を長く引いて、詩歌をうたうこと。〈漢字ペディア〉
┌声を長く引いて、詩歌を吟じること。〈大辞泉〉
┌1.大声で叫ぶ。
└2.(詠嘆の気分を表すために)口をすぼめて声を長くのばす。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
1575 田麩 ◆2 でんぶ でんぷ ┌タイ・タラなどの魚肉を蒸して細かくほぐし、醬油・砂糖などで味をつけて炒(イ)った食品。〈漢字ペディア〉
┌タイなどの魚肉を細かくほぐし、砂糖・醤油・みりんなどで味つけし、煎(イ)った食品。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
1576 壅遏 ◆2 ようあつ   ┌おさえとどめること。〈新大字典〉
┌ふさぎ、さえぎる。〈漢辞海〉
┌行動をさえぎりとどめる。わく内に押しこめる。〈漢字源〉
1577 摧衄 ◆2 さいじく   ┌くじけやぶれる。〈新大字典〉
┌くじけ敗れる。〈字通〉
1578 箴諫 ◆2 しんかん   ┌いましめいさむ。〈字源〉
┌悪い点を指摘していましめること。〈大辞泉〉
┌よくない点を指摘してやめるようにいさめること。また、そのいましめ。〈日本国語大辞典〉
┌欠点を指摘していましめること。また、そのいましめ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1579 阮籍 ◆2 げんせき   ★阮籍青眼(セイガン)…心から人を歓迎すること。中国、三国時代、魏(ギ)の阮籍が、世俗の礼法にこだわらず、気に入らない世俗の人には白い目で応対し、気に入った人には黒い目で応対したこと。「阮籍」は竹林の七賢の中心的人物で、老荘の学を好み、世俗を白眼視した。〈漢字ペディア〉
1580 杞梓 ◆2 きし   ┌カワヤナギとアズサ。ともに樹木名。どちらもいい材質であるところから、才能のすぐれた人材をたとえていう。〈漢辞海〉
┌杞(センダンまたはヤナギの一種)と梓(アカメガシワまたはトウキササゲ)。ともに良材として器物を作るのに用いられる。転じて、有用の材。〈日本国語大辞典〉
★杞梓連抱(レンポウ)にして数尺(スウセキ)の朽(キュウ)あるも良工(リョウコウ)は棄(ス)てず…その人の長所を生かして使うのが人材を生かす道だというたとえ。「杞」は、カワヤナギの木。「梓」は、アズサの木。杞や梓のような良材の、いくかかえもあるような大木に、数尺の腐食が入っていようとも、良い職人は捨てずに使うものだという意。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
1581 湮滅 ◆2 いんめつ   ┌あとかたもなく消えること。あとが残らないように、消すこと≒隠滅、堙滅〈漢字ペディア〉
┌跡形もなく消えてしまうこと。また、消すこと。≒隠滅、堙滅〈大辞泉〉
┌消え去る。≒湮淪〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
1582 孑立 ◆2 けつりつ げつりつ
げつりゅう
けつりゅう
┌孤立しているさま。〈漢辞海〉
┌ひとりだつ≒孤立〈字源〉
┌ひとりぼっちでいる。孤立。〈漢字源〉
┌孤立をいう。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
1583 屈撓 ◆2 くっとう くつどう ┌かがみたわむこと。また、屈服すること。〈大辞泉〉
┌しなうように曲がること。力を加え、そり曲がった状態にすること。転じて、屈服すること。服従すること。〈日本国語大辞典〉
┌≒屈橈
├1.しりごみする。ひるむ。
└2.たわめる。〈漢辞海〉
┌≒屈橈
├1.たわむ。たわめる。
└2.おそれひるむこと。〈新大字典〉
★「撓(トウ)」は慣用音。
◇漢字ペディア下付き
1584 撓屈 ◆2 とうくつ どうくつ ┌たわんで曲がること。また、力を加えてしならせること。〈漢字ペディア〉
┌1.法などをねじ曲げる。
└2.屈服する。〈漢辞海〉
┌しなうように曲がること。また、曲げること。屈撓。〈大辞泉〉
┌しなうように曲がること。また、力を加えて、そり曲がった状態にすること。屈撓。〈日本国語大辞典〉
┌1.たわめかがめること。
└2.しりごみすること。〈新大字典〉
★「撓(トウ)」は慣用音。
◇漢字ペディア大見出し
1585 祓禳 ◆2 ふつじょう   ┌神に祈り、災いをはらい除く。〈漢辞海〉
┌災凶を祓う。〈字通〉
1586 駢死 ◆2 へんし べんし ┌首をならべて死す。死する者の多きをいう。〈字源〉
┌肩を並べて死ぬ。〈漢辞海〉
┌首を並べて死ぬこと。〈日本国語大辞典〉
┌相並んで死ぬこと。〈新大字典〉
1587 懾服 ◆2 しょうふく   ┌おそれしたがうこと。おそれひれ伏すこと。≒懾伏、慴伏〈漢字ペディア〉
┌勢いに恐れてひれ伏すこと。≒懾伏、慴伏〈大辞泉〉
┌恐れ屈服する。摂服(ショウフク)。≒懾伏〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
1588 妻孥 ◆2 さいど   ┌妻と子ども。家族。≒妻帑、妻子、妻児〈漢字ペディア〉
┌妻と子。また、家族。〈大辞泉〉
┌妻と子ども。≒妻息〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
1589 肺腑 ◆3 はいふ   ┌1.肺臓。また、体内の五臓六腑。
├2.胸中。心の奥底のたとえ。
└3.信頼するに足る肉親・一族。〈漢字源〉
┌1.肺臓。
├2.心の奥底。
└3.皇帝の身内。
└4.親密な関係。また、その人。〈漢辞海〉
┌1.肺。≒肺臓
└2.心の奥底。≒肺肝〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1590 刎死 ◆3 ふんし   ┌自分の頸(クビ)の動脈を切って死ぬ。〈漢字源〉
┌自分で自分の首を切って死ぬこと。自刎。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1591 弑逆 ◆3 しいぎゃく しぎゃく ┌臣下が主君を、また、子が親を殺すこと。〈漢字源〉
┌臣下が主君を、子が父を殺すこと。≒弑虐〈漢辞海〉
┌臣下や子が主君や親を殺すこと。≒弑虐〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1592 間歇 ◆3 かんけつ   ┌一定の間をおいて、おこったりやんだりすること。≒間欠〈漢字源〉
┌一定の時間をおいて起こったり、やんだりすること。≒間欠〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1593 鏖殺 ◆3 おうさつ   ┌皆殺しにすること。〈大辞泉〉
┌みなごろしにすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1594 隕潰 ◆3 いんかい   ┌壊滅する。〈漢辞海〉
┌やぶる。〈字源〉
┌破れる。〈字通〉
1595 搔爬 ◆3 そうは   ┌1.かゆいところをひっかく。
└2.体の中の病的組織などを取り出すこと。特に、胎児を未生育の内に、母胎から医療器具で取り出すこと。〈漢字源〉
┌体内の組織をけずり取ること。特に、人工妊娠中絶の手術。〈漢字ペディア〉
┌≒搔把
├1.つめでひっかく。
└2.医学で、身体の病的組織などを削り取る。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
1596 恬然 ◆3 てんぜん   ┌やすらかで静かなさま。穏やかなさま。
平気でいるさま。心に感じないさま。≒平然〈漢字ペディア〉
┌安らかでのんびりしているさま。また、物に動じないさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
1597 壊疽 ◆3 えそ   ┌局所的に壊死した組織の表面が黒変した状態。脱疽。〈大辞林〉
┌壊死した細胞が脱落したり、腐敗したりしたもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1598 炸薬 ◆3 さくやく   ┌爆薬。〈漢字源〉
┌爆弾・砲弾・魚雷などの内部につめ、発射後に爆発させる火薬。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1599 飛絮 ◆3 ひじょ   ┌風に飛び散る柳絮(リュウジョ)。柳絮は、綿毛をつけた柳の種子。〈新大字典〉
┌風に吹かれてとぶやなぎの花。〈漢字源〉
┌風に舞う柳の綿毛。〈漢辞海〉
1600 引磬 ◆3 いんきん いんけい ┌仏教の楽器の一。椀状の小鐘に柄をつけたもの。読経のときなど、小さい鉄棒で打ち鳴らす。手磬。いんけい。〈大辞泉〉
┌仏語。仏事用の楽器の一つ。おわんの形をした小鐘の底に穴をあけ、ひもを通して木や竹の柄をつけたもの。細い鉄の棒で打ち鳴らす。法会などの際、大勢の人々の注意を引くために用いる。手磬。小手磬。〈日本国語大辞典〉
1601 匆匆 ◆3 そうそう   ┌1.あわただしいさま。
└2.転じて、手紙の末尾につけて簡略をわびることば。〈漢字源〉
┌≒怱怱・草草
├1.そわそわしていそがしいさま。
└2.手紙の末尾に添えて走り書きであることを詫(ワ)びる語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1602 綸旨 ◆3 りんじ りんし ┌昔、天皇の命を受けて蔵人(クロウド)が書いて出した文書。≒詔勅〈漢字ペディア〉
┌天子のことば。みことのり。天子のことばは、初めは糸のように細いが、天下に達して行われる時には綸のように太くなることから。≒綸言〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
1603 檳榔樹 ◆3 びんろうじゅ   ┌ヤシ科の常緑高木。マレーシア原産。高さ一〇〜二五(メートル)。葉は羽状複葉で、幹の頂に集まってつく。卵形の果実は檳榔子(ビンロウジ)といい、薬用や染料にする。〈漢字ペディア〉
┌ヤシ科の常緑高木。高さ10〜17メートル。幹は直立し、環紋がある。葉は羽状複葉で、幹の頂に集まってつき、その下から枝分かれした柄に雄花と雌花とをつける。果実は楕円形や球形で、黄・橙・白色などに熟す。マレーシアの原産。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
1604 淅瀝 ◆3 せきれき   ┌風雨や霰(アラレ)・落ち葉などがたてる寂しげな音のさま。〈漢字ペディア〉
┌哀れで寂しいさま。また、風雨や葉の落ちる音のもの寂しいさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
1605 鞭辟 ◆3 べんぺき   ┌1.励ます。促す。≒鞭策
└2.分析する。〈漢辞海〉
┌1.身分の高い人の通る道をあけるために、むちで民衆を追い散らしていくこと。
├2.むちうち、励ます。
└3.努力して切り開く。〈漢字源〉
┌1.貴人が通行のとき、前駆の者がむちをもって人払いをすること。
└2.励ますこと。〈新大字典〉
┌露払い。〈字通〉
1606 乙丑 ◆3 いっちゅう おっちゅう 十干と十二支とを組み合わせたものの第二番目。いっちゅう。きのとうし。〈日本国語大辞典〉
1607 抒情 ◆3 じょじょう   ┌詩文などで、自分の感情をのべること。≒叙情、⇔叙事〈漢字ペディア〉
┌叙事に対して、感情を述べあらわす。≒叙情〈漢字源〉
┌情意を述べる。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
1608 丙寅 ◆3 へいいん   十干と十二支とを組み合わせたものの第三番目。ひのえとら。〈日本国語大辞典〉
1609 丁卯 ◆3 ていぼう   十干と十二支とを組み合わせたものの第四番目。ひのとう。〈日本国語大辞典〉
1610 壬申 ◆3 じんしん   ┌十干(じっかん)と十二支とを組み合わせたものの第九番目。みずのえさる。〈日本国語大辞典〉
┌干支(えと)の一つ。みずのえさる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1611 癸酉 ◆3 きゆう   十干と十二支とを組み合わせたものの第一〇番目。みずのととり。〈日本国語大辞典〉
1612 薬研 ◆3 やげん   ┌薬の材料を粉砕するための舟形の器具。金属性でおもに漢方で用いる。薬おろし。〈漢字ペディア〉
┌1.漢方医などが生薬を粉末にするのに用いる金属製の器具。細長い舟形で、中央がV字形にくぼんでいるもの。中に生薬を入れ、円板形の車に通した軸を両手でつかみ、前後に回転させて押し砕く。くすりおろし。
└2.鶏の胸骨の先端部分。焼き鳥やから揚げなどにする。1.に形が似るところから。〈大辞泉〉
┌(国)漢方で、薬種を砕く舟形の器具。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
1613 癸未 ◆3 きび   十干と十二支とを組み合わせたものの第二〇番目。みずのとひつじ。〈日本国語大辞典〉
1614 丙戌 ◆3 へいじゅつ   十干と十二支とを組み合わせたものの第二三番目。ひのえいぬ。〈日本国語大辞典〉
1615 頷聯 ◆3 がんれん   ┌律詩の第3・4の2句。前聯。〈大辞泉〉
┌漢詩で、律詩の第三句・第四句。対句をなす。前聯。⇔起聯、頸聯、尾聯〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1616 壬戌 ◆3 じんじゅつ   十干(じっかん)と十二支とを組合わせたものの第五九番目。みずのえいぬ。〈日本国語大辞典〉
1617 頽廃 ◆3 たいはい   ┌道徳や健全な気風が崩れること。≒退廃〈漢字ペディア〉
┌≒退廃
├1.衰えてすたれること。くずれ荒れること。廃頽。
└2.道徳的な気風がすたれて健全な精神を失うこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
1618 侃諤 ◆3 かんがく   ┌剛直で、遠慮せずにありのままをずばりと述べること。≒侃々諤々〈新漢和大字典〉
┌剛直にして言を曲げざるさま。≒侃々諤々〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1619 衡軛 ◆3 こうやく   ┌兵法で、陣立ての一。前線を魚鱗か鶴翼にし、第2陣以下を左右に縦に配した陣形。八陣の一つ。〈大辞泉〉
┌車の横木。〈字通〉
1620 俾益 ◆3 ひえき   ┌おぎなって利益を与えること。助けとなること。役に立つこと。≒裨益〈漢字ペディア〉
┌おぎないます。助ける。裨益。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
1621 俯伏 ◆3 ふふく   ┌うつむきふす。目上の人に遠慮して下を向くこと。〈漢字源〉
┌うつむき伏せること。かしこまってひれ伏すこと。平身低頭。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1622 魂魄 ◆3 こんぱく   ┌死者のたましい。≒霊魂〈大辞泉〉
┌死者のたましい。≒霊魂〈漢字ペディア〉
┌たましい。≒霊魂〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
1623 勁風 ◆3 けいふう   ┌強い風。〈漢字源〉
┌強く吹く風。強風。〈大辞泉〉
┌つよく吹くかぜ。〈字源〉
1624 脱肛 ◆3 だっこう   ┌直腸の下端の粘膜が肛門の外へ出る症状。多くは痔核が原因となる。〈大辞林〉
┌直腸の粘膜が、肛門の外に押しだされる疾患。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1625 藷糜 ◆3 しょび   ┌いもがゆ。〈新大字典〉
┌いも粥。〈字通〉
1626 含嗽 ◆3 がんそう   ┌うがいをする。〈漢字源〉
┌水などで口の中をすすぐこと。うがい。≒含漱〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1627 茉莉 ◆3 まつり   ┌木の名。モクセイ科の常緑小低木。暖地に生える。夏、白い小さな花を開く。非常に香りがよく、茶に混ぜて飲む。マツリカ。ジャスミンの一種。〈新漢和大字典〉
┌ジャスミン。〈字通〉
┌「茉莉花(マツリカ:ジャスミンの一種)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1628 宿禰 ◆3 すくね   ┌1.古く、人名に添えた敬称。野見宿禰(ノミノスクネ)の類。
└2.天武天皇が制定した八色(ヤクサ)の姓(かばね)の第三位。主に連(ムラジ)姓の神別氏族に与えられた。大伴宿禰の類。〈大辞泉〉
┌1.上代、貴人を親しんで呼んだ敬称。
└2.古代の姓(カバネ)の一つ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1629 香奠 ◆3 こうでん   ┌香のかわりに霊前に供える金品。香料。〈大辞泉〉
┌死者の霊前に香のかわりに供える金品など。≒香料、香典〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1630 誦経 ◆3 じゅきょう ずきょう ┌経文を声を出して読むこと。また、そらんじて唱えること。ずきょう。〈大辞泉〉
┌声を出して経文をよむこと。また、経文を暗誦(アンショウ)すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1631 匕箸 ◆3 ひちょ   ┌食事の道具としてのさじと、はし。〈漢字源〉
┌さじ、はし。食を口に運ぶ器。〈字源〉
┌さじとはし。食事の道具。〈新大字典〉
★匕箸を失(ウシナ)う…食事中持っていたさじとはしとを取り落とす。非常に驚くさま。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
1632 作務衣 ◆3 さむえ   僧などが日常の作業をするときに着る衣服。上衣は打ち合わせがあって筒袖(ツツソデ)、下衣はズボン状で、裾(スソ)がすぼまる。藍染めの木綿などで作る。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1633 隧道 ◆3 ずいどう すいどう ┌1.(ズイドウ)山腹・海底・地下を掘り抜いた道。トンネル。
└2.(スイドウ)棺を埋めるために斜めに掘り下げた墓への通路。〈漢字ペディア〉
┌1.墓地の桟道。陵などの丘状の墓で、平地から斜めに掘り下げて、墓穴に通じている道。
└2.地中を掘って通した道。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
1634 諳誦 ◆3 あんしょう あんじゅ ┌記憶している物事をそらで言うこと。≒暗唱〈漢字ペディア〉
┌暗記したことを口に出して唱えること。あんじゅ。≒暗唱、≒暗誦〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
1635 疣贅 ◆3 ゆうぜい   ┌1.いぼと、こぶ。
└2.転じて、むだなもの。よけいなもの。〈漢字源〉
┌1.いぼと、こぶ。
└2.無用のもの。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
1636 蝌蚪 ◆3 かと   ┌オタマジャクシのこと。〈新漢和大字典〉
┌1.「蝌蚪(おたまじゃくし)」に同じ。
└2.「蝌蚪文字(カトモジ)」の略。中国の古代文字の一種。書体がおたまじゃくしに似ている。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1637 黄疸 ◆3 おうだん   ┌胆汁色素が血液中に増加し、皮膚や粘膜が黄色くなる状態。胆囊(タンノウ)・肝臓の病気、赤血球が多量に破壊される病気などで起こる。〈大辞泉〉
┌皮膚が黄色になる病気。肝臓の故障が主な原因。〈漢字源〉
┌胆汁の色素が血液中に増加し、皮膚や粘膜などが黄色くなる症状。〈漢字ペディア〉
★黄疸病(ヤ)みには何(ナン)でも黄色(キイロ)く見(ミ)える…心がねじけていたり偏見をもつ者は、どんなことでも曲解することのたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
1638 兌換 ◆3 だかん   ┌とりかえること。ひきかえること。〈大辞林〉
┌紙幣を正貨と取り替えること。〈漢字ペディア〉
★兌・・・非常に音読みの多い漢字の一つ。以下一覧。
├『兌:ダ・・・とりかえる。また、易の八卦の一。』
├『兌:エツ・・・よろこぶ。≒悦』
├『兌:エイ・・・するどい。≒鋭』
├『兌:タイ・・・脱(タイ)に同じで、ゆるやかなさまの意か。音熟語見当たらず。義不明。』
└熟語では「ダ」の用例が多い。「兌換(ダカン)」・「発兌(ハツダ)」
◇漢字ペディア大見出し
1639 膏粱 ◆3 こうりょう   ┌肥肉と美穀。美食。〈字通〉
┌1.あぶらののった肉と、味のよいめし。ごちそうのこと。美食。
└2.大金持ち。富豪。〈漢字源〉
★膏粱の子弟(シテイ)…美食をしつけている子弟。富貴の家に生まれた者。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
1640 腓骨 ◆3 ひこつ   ┌下腿の後ろ外側にあり脛骨とならぶ管状の長骨。脛骨に比べ著しく細く、下端の外側は外踝(ソトクルブシ)をなす。〈大辞林〉
┌すねの外側の細長い骨。〈新大字典〉
┌脛骨(ケイコツ)の外側にある細い骨。ひざからくるぶしにかけての骨の一つ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1641 掩蔽 ◆3 えんぺい   ┌1.おおい隠すこと。
└2.月が他の星をさえぎり隠す現象。〈漢字ペディア〉
┌1.おおい隠すこと。
└2.地球と恒星または惑星との間に月が入り、恒星・惑星を隠す現象。月の位置の精密測定に利用される。星食(セイショク)。〈大辞泉〉
┌≒掩閉
├1.おおい隠す。
├2.ごまかす。
└3.のり越える。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
1642 爬行 ◆3 はこう   地面をはって行くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1643 擡頭 ◆3 たいとう   ┌≒台頭
├1.頭をもち上げること。
├2.勢力を得てくること。
└3.文章を書くとき、貴人の姓名などを文中で改行し、一字または二字分ほかの行よりも上に出して敬意を表す書式。一字上がるのが一字擡頭、二字上がるのが二字擡頭。〈漢字ペディア〉
┌≒台頭
├1.頭をもたげること。勢いを増してくること。
└2.上奏文などで、貴人の名やそれに関する語の出てくるとき、敬意を表して改行し、一段高く書くこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
1644 蟯虫 ◆3 ぎょうちゅう じょうちゅう ┌ギョウチュウ科の線虫。体は白く形は先端のとがった線状で、体長は約一(センチメートル)。人の肛門(コウモン)の周辺に産卵し、小腸や盲腸などに寄生する。〈漢字ペディア〉
┌線虫綱蟯虫科の袋形動物。体は糸状で、体長約1センチ。雄のほうが小さい。人間の盲腸などに寄生。雌は夜間に肛門からはい出して周辺に卵を産みつける。肛門周辺部の不快なかゆみがあり、虫卵は経口的に摂取される。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
1645 熬煎 ◆3 ごうせん   ┌1.火にかけている。
├2.火で煎るように痛めつける。
└3.(国)絶えまないつらさ。また、ひどい悩み。〈漢字源〉
┌1.煮たり炒めたりする。
├2.苦しみ。また、苦しめる。
└3.苦しいさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
1646 勅諡 ◆3 ちょくし   勅命によって諡(オクリナ:死者に贈る名)を与えること。また、その諡。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
1647 誰呵 ◆3 すいか   何者。また、名を問いただす。≒誰何〈字通〉
1648 奄冉 ◆3 えんぜん   ┌1.ぐずぐずする。
└2.何もしないうちに日時が過ぎ去ること。〈漢字源〉
┌1.ぐずぐずすること。
└2.進み行くこと。時間がたちまち過ぎ去ること。〈新大字典〉
1649 痒痾 ◆3 ようあ   ┌かゆい病。〈字通〉
┌かゆい病。〈字源〉
1650 剔除 ◆3 てきじょ   悪い部分を取り去る。〈漢字源〉
1651 勦除 ◆3 そうじょ   ┌征伐して取り除く。〈漢字源〉
┌討ち滅ぼす。討伐して取り除く。〈新大字典〉
┌消滅する。殺し除く。〈字通〉
1652 襟腑 ◆3 きんぷ   ┌心のうち。〈字通〉
┌まごころ。〈字源〉
1653 渥眄 ◆3 あくべん   ┌特に目をかけて、ひきたてること。〈新漢和大字典〉
┌厚遇。〈字通〉
1654 野哭 ◆3 やこく   ┌葬式の時、野原の墓地で死者の遺族たちが大声で泣くこと。〈漢字源〉
┌野外の墓で遺族が声をあげて泣く。〈漢辞海〉
1655 煽熾 ◆3 せんし   ┌あおりたてる。〈字通〉
┌勢さかんなり。〈字源〉
1656 謇謇 ◆3 けんけん   ┌直言する。〈字通〉
┌1.遠慮せずにありのままにいうさま。
└2.苦労するさま。〈新漢和大字典〉
┌1.言いにくいことをはっきり言うさま。特に、目上の人に向かって正しいと思うことをそのまま言うさま。
└2.ひどく苦しむさま。難儀するさま。≒蹇蹇〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1657 礫石 ◆3 れきせき   ┌小石。つぶて。〈漢字源〉
┌「礫(ツブテ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
★「礫石」で「つばい」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1658 焉烏 ◆3 えんう   ┌字形の誤り易いこと。また、烏焉馬を成すともいう。〈字通〉
┌字形が似ていることから、間違いやすいこと。烏焉。〈漢辞海〉
1659 圄空 ◆3 ぎょくう   ┌罪を犯すものがなくて、国がよく治まっていること。〈漢字源〉
┌牢獄が空であるさま。国がよく治まり、罪を犯すものがいないさまをいう。〈漢辞海〉
1660 庭燎 ◆3 ていりょう   ┌宮中の庭で警護の人が焚くかがり火。〈漢字源〉
┌昔、宮中へ夜中に参内する諸臣のために、庭でたいたかがり火。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1661 謖謖 ◆3 しょくしょく しゅくしゅく ┌松などが高くそびえるさま。〈字通〉
┌1.高くそびえたつさま。
└2.松にあたる風の形容。〈新漢和大字典〉
1662 奎運 ◆3 けいうん   ┌文芸の発達。文運。〈漢字源〉
┌=文運〈漢辞海〉
1663 捷逕 ◆3 しょうけい   ≒捷径
1.目的地に早く行ける道。近道。
2.目的を達するてっとり早い方法。早道。近道。〈大辞泉〉
1664 焙籠 ◆3 はいろう ほいろう ほいろ。木の枠に紙を張り、茶や薬を乾かすのに用いる。〈字通〉
1665 隙駟 ◆3 げきし   月日の過ぎ去ることが早いこと。隙駒(ゲキク)。〈大辞泉〉
1666 瑛瑶 ◆3 えいよう   美しい玉。〈字通〉
1667 峙立 ◆3 じりつ   ┌じっとそびえたつ。〈漢字源〉
┌そびえ立つ。ならび立つ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
1668 已往 ◆3 いおう   ┌過ぎ去ったこと。≒既往〈漢字源〉
┌1.過ぎ去ったこと。過去。以前。
└2.これから。以後。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
1669 很戻 ◆3 こんれい   ┌ひねくれて、道理に逆らう。〈漢字源〉
┌ひねくれて、人の言うことを聞き入れないさま。≒很忤、很愎〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
1670 腥穢 ◆3 せいわい せいえ ┌なまぐさくて、けがれている。〈新漢和大字典〉
┌けがれる。〈字通〉
┌なまぐさくてけがれていること。また、そのもの〈日本国語大辞典〉
1671 怱遽 ◆3 そうきょ   ┌急ぎあわてること。また、そのさま。〈漢字源〉
┌あわてる。≒倉卒〈字源〉
1672 跋文 ◆3 ばつぶん   ┌本文とは別に、書物の終わりにしるす文章。あとがき。跋。〈大辞泉〉
┌書物の終わりに書く文章。あとがき。≒跋語、⇔序文〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1673 罹辜 ◆3 りこ   罪にかかる。〈字通〉
1674 腴沃 ◆3 ゆよく   沃土(地味の肥えた土壌)。〈字通〉
1675 扞禦 ◆3 かんぎょ   ┌防いで相手をいれないようにする。≒捍禦〈漢字源〉
┌ふせぎ守ること。≒防御、捍禦〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1676 謗毀 ◆3 ぼうき   ┌けなすこと。そしること。〈大辞泉〉
┌人を悪く言うこと。そしること。そしり。≒毀謗〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1677 拱木 ◆3 きょうぼく   ┌1.一かかえもある木。大木のこと。
└2.墓地に植えた木。〈漢字源〉
┌1.両手で抱えるほどの大木。
└2.墓のそばに植える木。死にたとえる。〈漢辞海〉
1678 揀取 ◆3 かんしゅ   えらびとる。〈漢字源〉
1679 霓旌 ◆3 げいせい   ┌羽毛を五色に染めてつづった旗。天子の儀仗(ギジョウ)の旗とする。〈新漢和大字典〉
┌にじのように美しい旗。羽毛を五色に染めてつづった旗。天子の儀仗に用いた。〈漢辞海〉
1680 攢巒 ◆3 さんらん   ┌群がっている山。〈漢字源〉
┌重なりあう山なみ。≒攢峰〈漢辞海〉
1681 乞骸 ◆3 きつがい   ┌官の辞職を願い出ること。〈漢字源〉
┌官吏が辞職を願い出る。骸骨を乞う。≒乞身(キッシン)〈漢辞海〉
★骸(ガイ)を乞(コ)う…自分の身は主君に捧げてしまったので、その遺骸のみをもらい受けて郷土に帰り、埋葬する意。乞骸はその故事から。〈漢字源〉
1682 賦斂 ◆3 ふれん   ┌むりに税を取り立てること。〈漢字源〉
┌税金を割り当て、取り立てる。〈漢辞海〉
1683 蛟蛇 ◆3 こうだ   ┌大蛇。おろち。〈新漢和大字典〉
┌大蛇。みずち。〈字通〉
1684 痩瘁 ◆3 そうすい   やせ衰える。やつれる。〈漢字源〉
1685 跪居 ◆3 ききょ   ┌礼の一。両ひざをつき、つま先を立てて、かかとの上に尻をおく姿勢。また、その姿勢をとること。〈大辞泉〉
┌敬礼の一つ。両膝をつき、爪先を立てて、踵(カカト)の上に尻を置く姿勢。ひざまずき。跪礼(キレイ)。〈日本国語大辞典〉
1686 牋翰 ◆3 せんかん   ┌紙と筆。また、かきつけ。〈新大字典〉
┌紙と筆。〈字通〉
●R1-1㈠
1687 罷駑 ◆3 ひど   ┌疲れた馬。転じて、鈍才の人のたとえ。〈新大字典〉
┌1.つかれきった馬。
└2.役に立たない鈍才。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
1688 槿域 ◆3 きんいき   ┌朝鮮の別名。〈漢字源〉
┌朝鮮。〈字通〉
★槿(ムクゲ)の花が多いことから。〈漢字源〉
★槿は韓国の国花。
◇漢字ペディア小見出し
1689 謳吟 ◆3 おうぎん   ┌うたう。〈字通〉
┌1.ふくみ声で歌をうたう。
└2.天子などの仁政や徳行をほめたたえる。≒謳歌〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
1690 秋蛩 ◆3 しゅうきょう   コオロギの別名。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
1691 逞筆 ◆3 ていひつ   自在に筆をふるう。〈字通〉
1692 鬱紆 ◆3 うつう   ┌1.山道などが曲がりくねるさま。
└2.心がむすぼれて、気持ちがはればれしないさま。≒鬱悒〈漢字源〉
┌道がめぐる。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
1693 蜀魄 ◆3 しょくはく   ┌鳥のホトトギスのこと。〈新漢和大字典〉
┌ほととぎす。〈字通〉
★「蜀魄/蜀魂」で「ほととぎす」とも読む。〈漢字ペディア〉
1694 褻翫 ◆3 せつがん   ┌なれもてあそぶ。また、そのもの。〈新漢和大字典〉
┌もてあそぶ。=褻玩〈漢辞海〉
1695 淆乱 ◆3 こうらん   ┌乱れる。〈字通〉
┌入りまじって秩序がなくなること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1696 洗滌 ◆3 せんでき せんじょう ┌洗って綺麗にすること。水・薬剤などでそそぎ洗うこと。〈大辞林〉
┌あらいすすぐ。あらいきよめる。〈漢字源〉
┌洗いそそぐ。また、赦免。〈字通〉
┌あらう。〈字源〉
┌洗いすすぐこと。洗ってきれいにすること。≒洗浄〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1697 駭愕 ◆3 がいがく   ┌ぎくっとして、おどろきあわてる。また、急激なおどろき。≒驚愕〈新漢和大字典〉
┌非常に驚く。驚愕。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
1698 肱膂 ◆3 こうりょ   ┌ひじと、せぼね。物事の中心として頼りにできるもの。〈漢字源〉
┌腕と背骨、腹心。〈字通〉
1699 蠟炬 ◆3 ろうきょ   ろうそく。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
1700 焜黄 ◆3 こんこう   ┌草木の葉などが、黄色くぼやけて色が衰えること。〈漢字源〉
┌衰える。〈字通〉
┌草木がしぼみ黄ばむ。≒隕黄、芸黄(ウンコウ)〈漢辞海〉
1701 褻狎 ◆3 せっこう   ┌近づきなれる。過度になれなれしくすること。〈新漢和大字典〉
┌近幸(キンコウ:お気に入り)の人。〈字通〉
┌≒褻慢
├1.なれなれしく、心やすいさま。なれなれしくして侮ること。
└2.侮るさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
1702 亢陽 ◆3 こうよう   ┌1.日照り。
├2.たかい建物。
└3.易の陽爻で高位にあるもの。転じて、高位をいう。〈漢字源〉
┌ひでり。≒亢旱〈日本国語大辞典〉
1703 鏖馘 ◆3 おうかく   みな殺し。〈字通〉
1704 鵝口瘡 ◆3 がこうそう   カンジダという真菌の感染によって、口の中の舌やほおの粘膜に白い斑点ができる病気。それがはがれた跡は赤くただれている。栄養不良の乳幼児などに多い。したとぎ。〈大辞泉〉
1705 刪述 ◆3 さんじゅつ   文章の良くないところをけずり、良いところを述べ伝える。〈漢字源〉
1706 逋逸 ◆3 ほいつ   ┌逃亡。〈字通〉
┌罪をおかして逃亡する。また、その者。〈新漢和大字典〉
1707 厳飭 ◆3 げんちょく   ┌きびしくいましめる。〈漢字源〉
┌厳誡する。〈字通〉
1708 困匱 ◆3 こんき   動きが取れないほど貧しい。また、貧乏して物に不自由する。〈漢字源〉
1709 駱駅 ◆3 らくえき   ┌人馬の往来などの、絶え間なく続くさま。≒絡繹〈大辞泉〉
┌人馬の往来が絶え間なく続くさま。≒絡繹〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1710 腰膂 ◆3 ようりょ   ┌1.腰と、せぼね。
└2.転じて、物事の重要なところ。〈漢字源〉
┌1.腰と背骨。
└2.重要なところのたとえ。〈新大字典〉
1711 吶吃 ◆3 とっきつ   ┌どもる。〈字通〉
┌ことばがつかえるさま。〈漢辞海〉
┌ことばがつかえるさま。〈漢辞海〉
1712 菽粟 ◆3 しゅくぞく   ┌人間の常食としての、豆類と穀物類。〈新漢和大字典〉
┌常の食事。〈字通〉
┌豆類と穀類。人の常食とする穀物。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
1713 株楹 ◆3 しゅえい   丸太の柱。〈字通〉
1714 潜涵 ◆3 せんかん   ┌1.ひそみ沈むこと。
└2.うるおうこと。〈新大字典〉
┌ひそむ。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
1715 咬嚼 ◆3 こうしゃく   ┌文章をよく理解し味わって読むこと。〈漢字源〉
┌1.かみこなす。
└2.文章をよく味わって繰り返し理解するたとえ。〈漢辞海〉
1716 秕稗 ◆3 ひはい   しいなと、ひえ。つまらぬもののたとえ。〈字通〉
1717 逋税 ◆3 ほぜい   ┌税金逃れをして納税しないこと。〈大辞泉〉
┌税からのがれること。また、滞納している税。≒脱税〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1718 隷圉 ◆3 れいぎょ   使用人と馬を養う者。身分の低い者。〈漢字源〉
1719 塹塁 ◆3 ざんるい   とりで。〈漢字源〉
1720 弛紊 ◆3 しぶん   ┌規律などがゆるみ乱れること。〈漢字源〉
┌ゆるみみだれること。〈新大字典〉
┌規律などが乱れたさま。〈漢辞海〉
1721 箭鏃 ◆3 せんぞく   ┌やじり。〈漢字源〉
┌やのね。やじり。〈新大字典〉
1722 梓楡 ◆3 しゆ   ほおの木。〈字通〉
1723 奇峭 ◆3 きしょう   山などがけわしくそびえたつさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1724 渾敦 ◆3 こんとん   ┌愚昧。〈字通〉
┌開き通じないさま。〈新大字典〉
1725 掃帚 ◆3 そうそう そうしゅう 1.ほうき。
2.ほうき草。〈漢字源〉
1726 秕政 ◆3 ひせい   ┌悪い政治。悪政。〈漢字源〉
┌悪い政治。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1727 鏃鏃 ◆3 ぞくぞく   ┌新しくて目立つ。〈字通〉
┌1.つくつくとつき出て目立つさま。
└2.植物の目立ちのように新しいさま。≒蔟蔟〈新漢和大字典〉
1728 弩箭 ◆3 どせん   大ゆみの矢。〈漢字源〉
1729 脂膩 ◆3 しじ   ┌1.生物の体のあぶら。ねっとりしたあぶらけ。
└2.あぶらけのある化粧品。口紅など。〈新漢和大字典〉
┌あぶらとつや。また、その化粧品〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
1730 県鶉 ◆3 けんじゅん   ぶらさげた鶉の意で、破れ衣のたとえ。〈漢字源〉
1731 菁葱 ◆3 せいそう   茂る。≒青葱〈字通〉
1732 肥腴 ◆3 ひゆ   ┌肥えたる良き地。≒肥饒(ヒジョウ)〈字源〉
┌地味が肥えていること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
1733 鎧仗 ◆3 がいじょう   ┌よろいと、武器と。〈字源〉
よろいと武器。〈漢字源〉
1734 畳嶂 ◆3 じょうしょう   ┌かさなり連なる山。〈漢字源〉
┌うち重なり連なる山々。〈字通〉
1735 梅霖 ◆3 ばいりん   ┌梅雨。さみだれ。つゆ。〈大辞泉〉
┌「梅雨(ツユ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1736 羝乳 ◆3 ていにゅう   ┌おすの羊が子を生むこと。あるはずのないことのたとえ。〈新大字典〉
┌牡羊が子を生む。決してありえないことのたとえ。〈字通〉
1737 駆騁 ◆3 くてい   馬をあちこちに走らせる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
1738 菁菁 ◆3 せいせい   ┌草木が青々と茂るさま。〈新漢和大字典〉
┌草木の茂るさま。〈字通〉
┌盛んに茂るさま。転じて、人材を育成する意。〈新大字典〉
┌草木が青々と茂るさま。転じて、人材を育成すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1739 西膠 ◆3 せいこう   ┌学校のこと。〈新漢和大字典〉
┌学校。〈字通〉
1740 紬繹 ◆3 ちゅうえき   ┌糸口をみつけて問題点などを次々と引き出す。〈新漢和大字典〉
┌いとぐちを引き出す。〈字通〉
┌引き抜くこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
1741 揆度 ◆3 きたく   全体をおしはかる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1742 旰昃 ◆3 かんしょく   ┌1.日暮れ。
└2.日暮れまで政務に励むこと。〈漢字源〉
┌ひぐれ。遅くまで政務につとめる。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
1743 晨炊 ◆3 しんすい   早朝の飯炊き。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
1744 蕭牆 ◆3 しょうしょう   1.君臣の会見所の周囲に設けた細長いへい。
2.ある組織などの内部。うちわ。〈漢字源〉
1745 膾截 ◆3 かいせつ   ┌なますにするように切り刻むこと。〈新漢和大字典〉
┌なますの切身。〈字通〉
┌なますのように細かく切ること。〈新大字典〉
1746 棣棣 ◆3 ていてい たいたい ┌順序正しく並んで、乱れないさま。礼儀に慣れているさま。〈漢字源〉
┌威儀のあるさま。〈字通〉
┌威儀に閑習するさま。〈字源〉
1747 牀榻 ◆3 しょうとう   ┌寝台。また、腰掛け。〈漢字源〉
┌腰掛け。また、寝台。≒床榻〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1748 襴裙 ◆3 らんくん   腰紐。〈字通〉
1749 瘢疣 ◆3 はんゆう   ┌きずと、いぼ。〈字通〉
┌きずと、いぼ。欠点のたとえ。〈漢辞海〉
1750 歉歳 ◆3 けんさい   ┌凶作の年。〈字通〉
┌穀物の不作の年。凶年。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1751 疝癪 ◆3 せんしゃく   ┌胸や腹がさし込んで痛む病気。〈大辞林〉
┌胸・腹部などが痛んで痙攣(ケイレン)を引き起こす病気。癪気。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
1752 霰弾 ◆3 さんだん   ┌発射すると、薬莢(ヤッキョウ)に込められた多数の細かい鉛のたまが銃口から散らばって出るように作られた銃弾。ばらだま。≒散弾〈大辞泉〉
┌発射すると、多数のこまかい鉛のたまがあられのように飛びちるしかけの弾丸。ばらだま。≒散弾〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1753 毫楮 ◆3 ごうちょ   ┌筆と紙。紙筆。〈漢字源〉
┌筆紙。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
1754 臀癰 ◆3 でんよう   尻のできもの。〈字通〉
1755 菲履 ◆3 ひり   刑罰用の草履。〈字通〉
1756 伉直 ◆3 こうちょく   ┌心が強くてすなおなこと。〈漢字源〉
┌強く真っすぐなさま。剛直。〈漢辞海〉
1757 渾天 ◆3 こんてん   ┌地をとりまく、まんまるい球形をした天。〈漢字源〉
┌円形をなしている天の全体。天空。〈日本国語大辞典〉
1758 贅瘤 ◆3 ぜいりゅう   ┌1.こぶ。
└2.無用なもの。よけいなもの。〈漢字源〉
┌こぶ。無用なもののたとえ。≒贅疣、贅肬〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
1759 游禽 ◆3 ゆうきん   ┌1.飛び回る鳥。
└2.水鳥。〈漢字源〉
┌1.飛びまわる鳥。
└2.水鳥。ガン・カモなど。〈漢辞海〉
1760 岩菲 ◆3 がんぴ   ┌ナデシコ科の多年草。高さ30〜60センチ。葉は長卵形で厚く、対生。初夏、黄赤色の5弁花を開く。白い花のものもある。中国の原産。岩菲仙翁(ガンピセンノウ)。〈大辞泉〉
┌ナデシコ科の多年草。中国原産。葉はやや硬く長卵形。夏に黄赤色の五弁花が咲く。白色やしぼりもある。観賞用。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1761 蜿蜿 ◆3 えんえん   ≒蜿蜒、蜒蜒
┌1.ヘビなどがうねり進むようす。
└2.うねうねと長く続くようす。〈漢字ペディア〉
┌竜蛇などのうねりゆくさま。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
1762 稠畳 ◆3 ちゅうじょう   ┌びっしりと重なりあうこと。≒重畳〈漢字源〉
┌多くのものが重なりあう。〈字通〉
★稠(チュウ)・・・おおい。こみあう。
└稠(チョウ)・・・調に通じる
1763 晩霽 ◆3 ばんせい   ┌夕方、雨が上がって空が晴れること。≒晩晴〈大辞林〉
┌夕方になって空が晴れること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
1764 羹献 ◆3 こうけん   ┌犠牲の犬。〈字通〉
┌犬。犬の肉を神にすすめるときの称。人が食べたあつものの残りを犬の与え、犬がこれを食べて肥える。その肥えた犬を献じて鬼神を祭るゆえにいう。〈新大字典〉
1765 欺騙 ◆3 ぎへん   ┌あざむきだますこと。欺瞞(ギマン)。〈大辞泉〉
┌真相を隠してだます。ぺてんにかける。〈漢辞海〉
┌あざむきかたる。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
1766 鶻影 ◆3 こつえい   はやぶさの飛ぶかげ。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1767 蜷局 ◆3 けんきょく   ┌縮まって進まないさま。背をまるくして伸びないさま。転じて、順調でないさま。〈漢字ペディア〉
┌1.かがまって行かないさま。また、虫のくぐまり行くさま。
└2.とぐろ。蛇などが身を巻いてわだかまること。とぐろを巻くこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
1768 冑臍 ◆3 ちゅうせい   かぶとの鉢の中央のあな。かぶとの星。〈漢字源〉
★「冑(チュウ)」は「胄(チュウ)」とは別字。
├『冑(チュウ)・・・かぶと。』
└『胄(チュウ)・・・跡継ぎ。』
1769 詆譏 ◆3 ていき   ┌そしること。けなすこと。〈大辞泉〉
┌そしること。悪口すること。誹毀。≒詆毀〈日本国語大辞典〉
1770 瞠乎 ◆3 どうこ   ┌目を見開いて、あきれる。〈字通〉
┌おどろいて目を見張るさま。あきれはてて目を見張るさま。≒瞠然、瞠若〈漢辞海〉
1771 菱藕 ◆3 りょうぐう   ┌ヒシの実と、ハスの根。ともに食用になる。〈新漢和大字典〉
┌ヒシの実とハスの根。〈漢辞海〉
1772 估価 ◆3 こか   ┌1.値段を見積もる。
└2.値段。〈漢字源〉
┌1.売値。
└2.値を見積もる。値をつける。〈漢辞海〉
1773 嘔泄 ◆3 おうせつ   ┌胸がつかえて吐くことと、下痢をすること。〈漢字源〉
┌嘔吐と下痢。はきくだし。〈漢辞海〉
1774 臉頰 ◆3 けんきょう   顔。〈字通〉
1775 旭霽 ◆3 きょくせい   雨後に日が出る。〈字通〉
1776 農穡 ◆3 のうしょく   ┌田畑を耕し、とり入れをする。畑仕事。〈漢字源〉
┌農業。〈漢辞海〉
1777 羸憊 ◆3 るいはい   ┌疲弊。〈字通〉
┌疲れよわること。やせて疲れること。〈日本国語大辞典〉
1778 感孚 ◆3 かんぷ   ┌まごころに感じること。〈日本国語大辞典〉
┌まごころに深く感じること。〈大辞林〉
┌心に深く感じること。まごころを通わすこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
1779 宸遊 ◆3 しんゆう   ┌天子が出かけること。行幸。〈漢字源〉
┌天子が巡遊すること。行幸。〈漢辞海〉
1780 譚叢 ◆3 たんそう   ┌物語集。〈字通〉
┌種々の話を集めたもの。〈新大字典〉
1781 嶮隘 ◆3 けんあい   ┌地形がせばまっていて険しい。また、そのような所。〈漢字源〉
┌狭くけわしいさま。≒険隘〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1782 市廛 ◆3 してん   ┌1.町にある店。
└2.店のある町。市街地。〈漢字源〉
┌1.町なかの店。
└2.商店のある町。市街。〈漢辞海〉
1783 痩羸 ◆3 そうるい   ┌やせて疲れる。やつれる。〈漢字源〉
┌弱る。〈字通〉
┌やせて疲れること。やせ衰えること。ひどくやつれること。また、そのさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1784 転徙 ◆3 てんし   ┌場所・すまいを次々と変える。〈漢字源〉
┌1.移る。
└2.変化する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
1785 忿 ◆3 ふんれい   激しく怒ること。〈漢字源〉
1786 葭葦 ◆3 かい   ┌アシ。〈新漢和大字典〉
┌あし。よし。〈字通〉
1787 虚佇 ◆3 きょちょ   ┌天子が心をからにし、わだかまりをなくして、じっと賢臣の言葉を聞くこと。〈漢字源〉
┌無心に臣下の意見を待ち望む。〈漢辞海〉
1788 民譚 ◆3 みんだん みんたん ┌民間で語り継がれている説話。昔話。伝説。≒民話〈漢字ペディア〉
┌民間説話。≒民話〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
1789 榛穢 ◆3 しんわい しんあい ┌1.草木が茂り乱れる。
└2.転じて、悪い風習や、乱れた政治。〈漢字源〉
┌1.雑草が生い茂る。
└2.転じて、悪しき習俗や政事。〈字源〉
┌1.生い茂った雑草。
└2.悪風や悪政。〈漢辞海〉
1790 矮奴 ◆3 わいど   小人。〈字通〉
1791 蟬翅 ◆3 せんし   ┌薄くて、軽いセミの羽。〈漢字源〉
┌せみのはね。蟬翼。〈新大字典〉
1792 驀越 ◆3 ばくえつ   のりこえる。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
1793 憫黙 ◆3 びんもく   ┌うれえてものをいわないさま。〈漢字源〉
┌沈み悲しむ。〈字通〉
┌深い感慨のために、おしだまる。〈漢辞海〉
1794 花萼 ◆3 かがく   花と萼(ウテナ)。兄弟にたとえる。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
1795 拈香 ◆3 ねんこう   ┌法会などで香を指先でつまんでたく。≒焼香〈漢字源〉
┌香を指先でつまんでたくこと。焼香。≒捻香〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1796 犢鼻褌 ◆3 とくびこん   ┌ふんどし。たふさぎ。〈大辞林〉
┌男性が陰部をおおうのに用いる布。したおび。ふどし。〈漢字ペディア〉
★「犢鼻褌」で「ふんどし/たふさぎ」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1797 掣籤 ◆3 せいせん   ┌くじ引き。〈字通〉
┌くじを引く。抽籤。〈漢辞海〉
1798 靡敝 ◆3 びへい   ┌おとろえる。≒靡弊〈新漢和大字〉
┌疲弊する。〈字通〉
1799 撥弓 ◆3 はっきゅう   ┌ねじれて、はねかえった弓。中心の狂った弓のこと。〈漢字源〉
┌くるった弓。〈新大字典〉
1800 擠抑 ◆3 せいよく   ┌おしのけ、おさえつける。他人の昇進を妨げること。〈漢字源〉
┌押さえつけ、昇進をさまたげる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
1801 鸞駕 ◆3 らんが   ┌天子の乗り物。〈新漢和大字典〉
┌天子の乗り物。鸞輅。竜駕。鳳駕。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
1802 攣拘 ◆3 れんこう   ┌つなぎしばられる。束縛される。〈漢字源〉
┌つなぎしばられる。束縛せられる。≒拘攣、拘束〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1803 欺罔 ◆3 ぎもう きもう
ぎぼう
┌人の目をくらまし、あざむくこと。〈漢字ペディア〉
┌1.人をあざむき、だますこと。
└2.法律上、詐欺の目的で人をだまして錯誤に陥らせること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
1804 蝟結 ◆3 いけつ   多く集まる。〈字通〉
1805 駒犢 ◆3 くとく   子馬と子牛。〈字通〉
1806 技癢 ◆3 ぎよう   ┌自分のすぐれた腕まえを思う存分発揮したいと思う気持ち。≒伎癢、技痒〈漢字源〉
┌技能の持ち主が腕をむずむずさせるさま。≒伎癢、技痒〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
1807 呉絽 ◆3 ごろ   呉絽服連(ゴロフクレン)の略。≒呉羅、呉呂〈大辞林〉
★呉絽服連・・・舶来の梳毛織物。近世、イギリス・オランダなどから輸入。カッパ地・帯地などにした。〈大辞林〉
1808 臘酒 ◆3 ろうしゅ   ┌陰暦十二月に醸造される酒。〈新漢和大字典〉
┌暮れに醸す酒。〈字通〉
1809 棠棣 ◆3 とうてい   果樹の名。にわうめ。≒唐棣〈漢字源〉
★「棠棣」で「はねず」とも読む。
◇漢字ペディア小見出し
1810 考槃 ◆3 こうはん   ┌あぐらをかいて、きままなくらしをする。〈漢字源〉
┌考え楽しむこと。隠遁して自分の好きなように楽しむこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
1811 檄羽 ◆3 げきう   ┌急使のもたらす回状。檄上に羽をさしはさむ。〈字通〉
┌軍兵または同志を募るときなどに用いる回状。至急、決起を促す文書。檄書。≒檄文〈新大字典〉
1812 癨乱 ◆3 かくらん   炎暑のころ、暑さにあたってはげしく吐き下しする病気の総称。≒霍乱〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1813 魯縞 ◆3 ろこう   魯の国に産する、薄く、しまの細かい白絹。〈漢字源〉
★強弩(キョウド)の末(スエ)魯縞に入(イ)る能(アタ)わず・・・強い弓で射た矢も、最後にはその勢いが衰えて、魯で産する薄絹さえも射通すことができない。強いものも、衰えてしまっては何事もできなくなることのたとえ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
1814 伏臘 ◆3 ふくろう   ┌夏の祭りと、冬の祭り。〈漢字源〉
┌夏祭りと冬祭り。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
1815 鼻洟 ◆3 びい びてい 鼻汁。〈字源〉
1816 衿纓 ◆3 きんえい   ┌1.昔、中国で成年に達した女が結ぶ衣のひも。また、そのひもを結ぶこと。
└2.昔、中国で未成年の男女が結ぶひも。また、そのひもを結ぶこと。〈新漢和大字典〉
┌昔、未成年の男女が結んだひも。〈字通〉
┌ひもをむすぶ。〈字源〉
1817 侏離 ◆3 しゅり   ┌蛮夷の言語の意味が通じないこと。〈大辞林〉
┌1.中国西方に住む民族の音楽。
└2.意味の不明な外国語を言うことば。〈漢字源〉
┌外国語の意味がわからないさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1818 戎狄 ◆3 じゅうてき   ┌えびす。西戎北狄。〈字通〉
┌野蛮な国の人民。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1819 溘死 ◆3 こうし   にわかに死ぬ意から、人の死を言う。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1820 臙膩 ◆3 えんじ   化粧品。〈新漢和大字典〉
1821 鸞鷺 ◆3 らんろ   鸞と鷺。身分の高い人や顕官のたとえ。〈新漢和大字典〉
1822 瀾瀾 ◆3 らんらん   ┌涙の流れるさま。〈漢字源〉
┌涙の流れるさま。〈字源〉
1823 佻巧 ◆3 ちょうこう   ┌軽薄で、外面だけうまく取り繕うこと。〈漢字源〉
┌1.軽薄で、ことば巧みにたちまわること。軽佻。
└2.詩文がうわついたさま。〈漢辞海〉
1824 抑勒 ◆3 よくろく   ┌押さえ従わせる。〈漢字源〉
┌おさえつける。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1825 馳驟 ◆3 ちしゅう   ┌馬や馬車で駆けまわること。〈大辞林〉
┌馬をはしらせる。〈字通〉
┌馬や馬車に乗って、かけ回ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1826 蝴蝶 ◆3 こちょう   ≒胡蝶
┌1.昆虫チョウの別名。
└2.紋所の名。チョウの形を図案化したもの。〈大辞泉〉
┌チョウの別称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1827 雑佩 ◆3 ざっぱい   ┌腰に帯びる、いろいろな玉で作られた服飾品。≒雑珮〈漢字源〉
┌≒雑珮
├1.腰に帯びる各種の玉。
└2.辞句の配列に変化をつけること。〈漢辞海〉
1828 虫癭 ◆3 ちゅうえい   昆虫・ダニなどの寄生や産卵による刺激によって、植物の組織が異常に発育したもの。〈大辞林〉
1829 遽叱 ◆3 きょしつ   性急にしかる。〈字通〉
1830 翡帷 ◆3 ひい   かわせみの羽毛で飾ったとばり。〈字通〉
1831 鴻臚 ◆3 こうろ   ┌外国の使臣をつかさどる官。〈字通〉
┌官名。直轄地以外の諸侯や異民族のことを司った。漢代には大鴻臚といわれ、九卿の一つ。〈新漢和大字典〉
1832 鑽鑿 ◆3 さんさく   ┌1.穴をあける。
└2.刑罰の名。ひざの骨を切りとり、入れ墨をする。〈漢字源〉
┌深く研究する。〈漢辞海〉
┌1.刑罰の名。あしきりといれずみ。
└2.掘りうがつこと。〈新大字典〉
1833 翦屠 ◆3 せんと   ┌きり殺す。〈字通〉
┌きりほふる。〈字源〉
1834 騰驤 ◆3 とうじょう   ┌1.馬がいさんでおどりあがること。
└2.馬がはやく走ること。〈漢字源〉
┌おどり上がる。とび上がる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
1835 蒿藜 ◆3 こうれい   ┌よもぎと、あかざ。ともに雑草とされる。〈新漢和大字典〉
┌よもぎと、あかざ。〈新大字典〉
1836 蝨官 ◆3 しっかん   ┌国をむしばむ要因。〈新漢和大字典〉
┌姦悪の吏。〈字通〉
┌国や民を害する悪人・悪事。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
1837 掀轟 ◆3 きんごう   高く上にとどろく。雷声。〈字通〉
1838 狡詐 ◆3 こうさ   悪賢くて、場あたりなうそをつく。〈漢字源〉
1839 譴謫 ◆3 けんたく   ┌罪をせめて罰する。とがめて遠い地に左遷する。〈新漢和大字典〉
┌責めて罰する。〈字通〉
1840 夥伴 ◆3 かはん   つれ。仲間。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1841 奢蕩 ◆3 しゃとう   とめどなく贅沢なさま。〈漢字源〉
1842 綽約 ◆3 しゃくやく   ┌1.弱々しいさま。しなやかなさま。
└2.女性のたおやかで美しいさま。〈漢字ペディア〉
┌ゆったりとしてしとやかなさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
1843 鑽仰 ◆3 さんぎょう さんごう ┌聖人や偉人の徳を仰ぎ尊ぶこと。さんごう。≒賛仰〈大辞泉〉
┌聖人の徳を慕い仰ぎ見る。学問や徳のある人を尊敬し慕うこと。≒賛仰〈漢字源〉
┌徳をあおぎ慕うこと。ほめたたえてあおぐこと。転じて、学問・研究に精進すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1844 媚附 ◆3 びふ   ┌こび従う。〈字通〉
┌こびを売って、相手に迎合する。〈漢辞海〉
1845 誅翦 ◆3 ちゅうせん   ┌罪をせめて罰としてころす。〈漢字源〉
┌誅殺。〈字通〉
┌つみあるものを殺す。〈字源〉
1846 嬌嬰 ◆3 きょうえい   愛らしい赤ん坊。〈漢字源〉
1847 鹹鹵 ◆3 かんろ   塩分が多いこと。また、その土地。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア下付き
1848 屠沽 ◆3 とこ   ┌酒肉をうる。〈字通〉
┌1.犬や豚を殺して肉をとる者と、町で酒を売る者。転じて、いやしい職業の人のこと。
└2.人をいやしんでいうことば。
┌1.肉を売る者と酒を売る者。
└2.賤業に従事する者。人を卑しんでいう。〈漢辞海〉
1849 覯閔 ◆3 こうびん   ┌悲しい目にあう。〈字通〉
┌憂えにあう。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1850 狷忿 ◆3 けんふん けんぷん ┌心せまく怒りやすい。〈字通〉
┌心が狭くて、おこりっぽい。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
1851 讌坐 ◆3 えんざ   ┌遠慮せずにくつろいですわること。〈新漢和大字典〉
┌くつろぐ。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
1852 帑廩 ◆3 どりん   ┌金ぐらと米ぐら。〈漢字源〉
┌布帛や米穀を入れておく蔵。かねぐらと穀ぐら。〈新大字典〉
1853 点竄 ◆3 てんざん   ┌文章の字句を訂正すること。〈漢字ペディア〉
┌文章などの字句を、ところどころあらためること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
1854 廉恪 ◆3 れんかく   ┌私欲がなくつつしみ深い。〈漢字源〉
┌無欲でつつしみ深い。〈漢辞海〉
1855 錯愕 ◆3 さくがく   ┌思いがけないことに当面してあわてる。〈漢字源〉
┌突然でびっくりして慌てるさま。〈漢辞海〉
┌驚き惑うこと。あわて惑うこと。〈日本国語大辞典〉
1856 蹤跡 ◆3 しょうせき   ┌1.事が行われたあと。事跡。踪跡。
└2.あとを追うこと。追跡。また、行方。踪跡。〈大辞泉〉
┌1.あしあと。転じて、以前にあった事柄。前例。≒事跡
└2.人のあとをつけて行くこと。≒追跡〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1857 甌臾 ◆3 おうゆ   ┌陶器のうつわのように、くぼんだ土地。〈漢字源〉
┌凹地。土もりとみぞ。〈字通〉
1858 懦夫 ◆3 だふ   ┌気の弱い男。また、臆病で意気地のない男。〈漢字源〉
┌気のよわい男性。臆病(オクビョウ)で意気地のない男性。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1859 抉拾 ◆3 けっしゅう   ゆがけと、ゆごて。拾はなめし皮で左臂につける。〈字通〉
1860 覲饗 ◆3 きんきょう   1.まみえ饗応する。
2.神として祭る。〈字通〉
1861 忿邑 ◆3 ふんゆう   いかり憂える。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
1862 猊座 ◆3 げいざ   ┌(仏)仏の座。また、転じて高僧の座。〈漢字源〉
┌(仏)仏の座る場所。転じて、高僧の座。獅子(シシ)の座。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1863 邃古 ◆3 すいこ   ┌おおむかし。≒遂古〈新漢和大字典〉
┌おおむかし。太古。上古。〈大辞泉〉
┌1.おおむかし。太古。上古。
└2.庭園などが奥深く、きわめて閑静なこと。〈日本国語大辞典〉
┌おおむかし。〈新大字典〉
┌はるか昔。〈漢辞海〉
1864 撩戦 ◆3 りょうせん   ┌戦いをいどむ。〈漢字源〉
┌戦をいどむ。≒挑戦〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1865 攫客 ◆3 かっかく かくかく ┌すり、かっぱらいの類。〈日本国語大辞典〉
┌掏摸(スリ)に同じ。〈字源〉
┌すり。〈字通〉
1866 皓首 ◆3 こうしゅ   ┌白髪の頭。老年。〈字通〉
┌1.白髪の頭。
└2.老人のこと。〈漢字源〉
1867 竟夕 ◆3 きょうせき   ┌一晩中。終夜。よもすがら。〈漢字源〉
┌一晩中。夜もすがら。〈漢辞海〉
1868 邇来 ◆3 じらい   ┌1.近来。ちかごろ。
└2.その後。それ以来。≒爾来〈新漢和大字典〉
┌1.近ごろ。最近。
└2.その後。その時以来。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1869 蓁藪 ◆3 しんそう   ┌草木の茂ったやぶ。〈新漢和大字典〉
┌雑木の茂み。〈字通〉
1870 楡莢 ◆3 ゆきょう   1.にれの実をつつむ羽のような形のさや。食用になる。
2.漢代の銭の名。にれのさやの形に似ているのでいう。〈漢字源〉
1871 覿武 ◆3 てきぶ   武を示す。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
1872 賤俘 ◆3 せんぷ   ┌いやしい捕虜。〈漢字源〉
┌投降した家来。捕虜みずからの謙称。〈漢辞海〉
1873 危檣 ◆3 きしょう   ┌たかくそびえたつ帆柱。〈漢字源〉
┌高い帆柱。マスト。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1874 鞏鞏 ◆3 きょうきょう   物事にこだわるさま。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
1875 麝煤 ◆3 じゃばい   ┌においのよい墨。〈新漢和大字典〉
┌墨の異名。〈大辞林〉
┌墨の別称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1876 牀蓐 ◆3 しょうじょく   ┌寝床。〈漢字源〉
┌寝床。〈字通〉
1877 繰糸 ◆3 そうし   ┌煮た繭から糸をとって生糸にすること。また、その作業。〈大辞泉〉
┌繭から生糸をたぐりとる作業。糸をくること。糸くり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1878 洶涌 ◆3 きょうゆう きょうよう ┌波がわきたつ音。また、そのさま。≒洶湧〈漢字源〉
┌水勢がわき上がる。〈字通〉
┌水が勢いよくわき出るさま。波がわき立つ音。また、そのさま。≒洶湧〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1879 嫌猜 ◆3 けんさい   あれこれと気を回して、信用できない。疑い嫌うこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
1880 竽笙 ◆3 うしょう   竹管を組み合わせた笛。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1881 閔勉 ◆3 びんべん   ┌あることに専念して努力する。〈新漢和大字典〉
┌つとめる。黽勉。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
1882 濺沫 ◆3 せんまつ   ┌飛び散るしぶき。≒飛沫。〈漢字源〉
┌とびちる水しぶき。〈新大字典〉
1883 炮煮 ◆3 ほうしゃ   ┌火であぶることと、煮ること。〈漢字源〉
┌あぶると、にると。≒炮煎〈字源〉
1884 觚牘 ◆3 ことく   ┌1.昔、文字をしるした木の札。簡策。
└2.転じて、文章。また、書物。〈新漢和大字典〉
┌木簡。書物。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
1885 鋒鏑 ◆3 ほうてき   ┌ほこ先と、やじり。〈字通〉
┌武器。兵器。〈大辞林〉
┌ほこさきとやじり。刀と矢。転じて、武器。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1886 猖狂 ◆3 しょうきょう   ┌狂気の沙汰の荒い行いをする。〈漢字源〉
┌激しくくるうこと。くるったように荒れた行動をとること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1887 舒暢 ◆3 じょちょう   心をゆるやかにすること。心をのびのびさせること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1888 鎚鑿 ◆3 ついさく   つちと、のみ。〈新漢和大字典〉
1889 耳剽 ◆3 じひょう   人の話を聞き覚えただけで自分で学問しないこと。〈漢字源〉
1890 瑶緘 ◆3 ようかん   ┌1.書物を入れる美しく立派な箱。
└2.転じて、他人の手紙を敬っていうことば。〈漢字源〉
┌人からの手紙の敬称。≒瑶函〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
1891 閨閤 ◆3 けいこう   ┌1.婦人のへや。ねや。≒閨房
├2.宮殿・御殿の中の小さい門。
└3.転じて、奥御殿。〈新漢和大字典〉
┌1.寝室。寝所。
└2.女性の居る部屋。また、女性。〈漢字ペディア〉
★閨閤の臣(シン)…主君の近くにつかえる臣。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
1892 衰耄 ◆3 すいぼう すいもう ┌年老いて、おとろえること。〈漢字ペディア〉
┌体力が衰え、老いぼれること。≒耄碌〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
1893 麩炭 ◆3 ふたん   消し炭。〈字通〉
1894 咄咄 ◆3 とつとつ   ┌意外なことに驚いて出る声の形容。おやおや。〈漢字源〉
┌1.舌うちする音。
└2.意外さに驚いて発する声。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1895 慍見 ◆3 おんけん うんけん ┌むっと怒った様子で人に会う。〈新漢和大字典〉
┌いかって人に面会すること。〈新大字典〉
1896 豁悟 ◆3 かつご   ┌迷いが解けてはっきりと悟る。〈新漢和大字典〉
┌からりとさとる。〈字通〉
1897 顚蹶 ◆3 てんけつ   ┌1.つまずきたおれる。
└2.困難にあって苦しむ。〈漢字源〉
┌つまずき倒れること。また、失敗すること。≒転蹶〈大辞林〉
┌つまずき倒れること。ころぶこと。転じて、失敗すること。挫折すること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
1898 嗷嗷 ◆3 ごうごう   ┌1.がやがやと大声で騒ぐさま。
└2.多くのものが悲しみや苦痛の声を上げるさま。〈漢字源〉
┌1.やかましく大声で騒ぐさま。
└2.大勢の人が悲しみや苦痛の声をあげるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1899 韋脂 ◆3 いし   柔らかくてなめらかな、なめしがわとあぶら。人にこびへつらうことのたとえ。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
1900 舸艦 ◆3 かかん   ┌大きな軍艦。〈新漢和大字典〉
┌軍船。また、巨艦。〈字通〉
┌大きないくさぶね。≒巨艦〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1901 闔郡 ◆3 こうぐん   ┌郡内ぜんぶ。一群ぜんたい。〈漢字源〉
┌郡内残らず。〈字源〉
┌全群。〈漢辞海〉
1902 黄墟 ◆3 こうきょ   ┌あの世。よみ。〈漢辞海〉
┌冥土。〈字通〉
1903 觥撻 ◆3 こうたつ   礼を失くしたものに対する罰。〈字通〉
1904 情猴 ◆3 じょうこう   (仏)心の狂いやすく定まらないさまを猿にたとえていう。≒意馬、心猿〈字源〉
1905 蹶蹶 ◆3 けつけつ けいけい ┌1.動作がすばやいさま。
└2.はっとおどろくさま。〈新漢和大字典〉
┌動作の敏捷のさま。〈字通〉
┌1.ケツケツ…すばやいさま。
├2.ケイケイ…勤勉なさま。
└3.ケイケイ…驚きあわてるさま。〈漢辞海〉
1906 奸凶 ◆3 かんきょう   悪者。悪漢。〈漢字源〉
1907 娟娟 ◆3 けんけん えんえん ┌ちらほらと見えるさま。隙間から見える景色、月の光、蝶の姿、女性の美しく繊細な姿などを形容する言葉。〈漢字源〉
┌美しいさま。清らかなさま。〈字通〉
┌1.幽遠なさま。
├2.美しく清らかなさま。
└3.蝶の飛ぶさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
1908 正閏 ◆3 せいじゅん   1.平年とうるう年。
2.正統なことと正統でないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1909 婚媾 ◆3 こんこう   ┌結婚。〈字通〉
┌婚姻関係を結ぶこと。夫婦の縁組。結婚。「婚」は新しい縁組。「媾」は、親族との縁組。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
1910 旌麾 ◆3 せいき   ┌将軍の旗。〈字通〉
┌1.総指揮官の旗。
├2.旗。
└3.戦争。兵乱。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
1911 藷蔗 ◆3 しょしょ しょしゃ ┌甘蔗(カンショ:さとうきび)。〈字通〉
┌さとうきび。甘蔗。〈漢字源〉
┌イネ科の多年草。茎から蔗糖(ショトウ)を製する。甘蔗。さとうきび。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
1912 寞寞 ◆3 ばくばく   ┌静かなるさま。〈字源〉
┌寞然(バクゼン:さびしい)としたさま。〈字通〉
┌静かでさびしいさま。ひっそりと静まりかえっているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1913 孱夫 ◆3 せんぷ   よわい、臆病な男。〈漢字源〉
1914 觴酌 ◆3 しょうしゃく   ┌さかずきと、酒を入れるちょうし。酒を酌み交わすこと。〈新漢和大字典〉
┌1.酒器。觴勺。
└2.酒を飲む。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
1915 頗僻 ◆3 はへき   ┌正常の線からずれて一方に偏っていること。また、かたよっていて不公平であること。〈新漢和大字典〉
┌かたよる。〈字通〉
┌かたよる。ひがみてよこしまなり。〈字源〉
1916 繙閲 ◆3 はんえつ ほんえつ ┌書物を開いて、読み調べること。〈漢字ペディア〉
┌書物を読み調べる。〈漢辞海〉
┌書物を読み調べること。繙読。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
1917 黌宇 ◆3 こうう   ┌学校。〈新漢和大字典〉
┌学舎。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
1918 所怙 ◆3 しょこ   ┌親の別称。〈漢辞海〉
┌頼りにするものの意から、親のこと。〈漢字源〉
┌親。〈字通〉
┌頼みにする人の意で、父母をいう。〈新大字典〉
1919 蟄蟄 ◆3 ちつちつ   ┌おとなしくとじこもるさま。静かなさま。〈新漢和大字典〉
┌多くのものがしずかに集まる。〈字通〉
┌和らぎ集まるさま。一説に、多いさま。〈漢辞海〉
1920 猥多 ◆3 わいた   ┌ごたごたと多い。〈漢字源〉
┌みだりに多い。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1921 香盒 ◆3 こうごう   ┌香を入れる小さな容器。漆器・木地・蒔絵・陶磁器などがある。香箱。〈大辞林〉
┌香を入れるふたのついた容器。≒香箱、香合〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1922 寇讐 ◆3 こうしゅう   ┌攻撃を仕掛けてくる敵。〈漢字源〉
┌あだ。かたき。〈日本国語大辞典〉
┌仇敵。かたき。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
1923 憐愍 ◆3 れんびん れんみん ┌あわれむこと。かわいそうに思うこと。≒憐憫〈漢字ペディア〉
┌あわれむこと。なさけをかけること。あわれみ。れんみん。≒憐憫、憐閔〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
1924 船艙 ◆3 せんそう   ┌船内で荷物を積んでおく所。≒船倉〈漢字ペディア〉
┌船の甲板の下部にあり貨物を入れるところ。ふなぐら。≒船倉〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
1925 孥戮 ◆3 どりく   ┌夫や父親の罪によって、その妻子まで罰すること。〈漢字源〉
┌妻子をも殺す。〈字通〉
┌妻子にまで罪を及ぼすこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
1926 螳怒 ◆3 とうど   螳螂(カマキリ)の怒り。〈字通〉
1927 芬馨 ◆3 ふんけい   ┌芳香。〈字通〉
┌かおり。〈字源〉
1928 獪猾 ◆3 かいかつ   悪賢い。ずるい。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1929 捐軀 ◆3 えんく   ┌1.身を捨てる。
└2.忠義のために死ぬ。〈漢字源〉
┌身を捨ててつくす。命を捧げる。〈字通〉
1930 棄擲 ◆3 きてき   ┌なげすてること。すててかえりみないこと。〈日本国語大辞典〉
┌すてなげうつ。うちゃる。≒擲棄、投棄。〈字源〉
┌なげすてること。投棄。〈新大字典〉
1931 笨拙 ◆3 ほんせつ   鈍重でへたなこと。〈漢字源〉
1932 鄂鄂 ◆3 がくがく   ≒諤諤
┌1.あごをがくがく動かせて、大いにしゃべるさま。
└2.正しいと思う意見を堂々と直言するさま。〈新漢和大字典〉
┌直言のさま。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1933 閭閻 ◆3 りょえん   ┌1.村の出入り口の門と、村の中にある門。
├2.村里。村落。
└3.村に住む庶民。〈漢字源〉
┌里中の門。転じて、村里の賤人。〈字源〉
1934 緡緡 ◆3 びんびん   ┌無知なさま。〈新漢和大字典〉
┌心知のはたらきのないさま。〈字通〉
1935 撈採 ◆3 ろうさい   ┌水中で採る。〈字通〉
┌水をくぐりて物を取る。〈字源〉
1936 総攬 ◆3 そうらん   ┌1.政治を一手にすべ治める。
└2.人々の心をまとめて服従させる。〈漢字源〉
┌全体を一手に握り、おさめること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1937 曚昧 ◆3 もうまい   ┌1.薄暗い。
└2.道理にくらい。≒蒙昧〈漢字源〉
┌1.光がおおわれてうす暗い。うす暗くて見えない。
└2.無知であること。道理に暗いこと。≒蒙昧〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1938 秋柝 ◆3 しゅうたく   秋の夜、夜まわりが見回って歩くときに打つ拍子木の音。〈漢字源〉
1939 齏粉 ◆3 せいふん   ┌粉身。〈字通〉
┌こなみじんになること。転じて、身を粉にして働くこと。粉骨砕身。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1940 垂髫 ◆3 すいちょう   ┌子どものこと。〈漢字源〉
┌1.子どもの垂れた髪。さげがみ。また、髪をそのようにした子ども。垂髪。うない。
└2.幼い時。幼時。幼年。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
1941 楹書 ◆3 えいしょ   ┌遺言状。遺書。〈漢字源〉
┌遺言書。〈字通〉
1942 芥蔕 ◆3 かいたい   ┌1.とてもわずかなこと。
└2.ほんのすこしのわだかまり。〈漢字ペディア〉
┌1.微細なもののこと。
└2.何か小さい物がつかえる。食物がつかえたり心配事などがあって気持がすっきりしないこと。〈漢字源〉
┌ごく小さな。気になるもの。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
1943 閹人 ◆3 えんじん   ┌宮刑に処せられて、宮中に仕える男。宦官。〈新漢和大字典〉
┌昔、中国で宮廷に仕えるために去勢された男性。≒宦官〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1944 氈裘 ◆3 せんきゅう   ┌1.フェルトの布と動物の皮で作った衣服。匈奴が衣服として用いた。
└2.転じて、匈奴のこと。〈漢字源〉
┌匈奴人の服する毛織の皮衣。〈字源〉
┌1.毛織物と皮衣。
└2.匈奴。毛織物と毛皮を着ていたことから。〈漢辞海〉
1945 慶讃 ◆3 けいさん きょうさん ┌1.仏菩薩や祖師の功徳(クドク)を喜び、ほめたたえること。
└2.新たに仏像・経巻・堂塔などが完成したときに行う、喜びたたえる仏事。〈大辞泉〉
┌(仏)「慶賀称讃」の略。寺院・仏像・経巻などの完成を祝うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1946 蒸溽 ◆3 じょうじょく   むし暑い。〈字通〉
1947 韶景 ◆3 しょうけい   ┌春の明るい景色。〈新漢和大字典〉
┌春光。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
1948 懸瀑 ◆3 けんばく   ┌たき。〈字源〉
┌滝をいう。〈新大字典〉
1949 艨衝 ◆3 もうしょう   ┌1.牛皮で船体をおおって矢や石を防ぎ、細長いへさきで敵船を突き破る船。
└2.いくさぶね。軍艦。〈漢字源〉
┌昔の戦艦。構造は堅固で細長く、敵船中に突入するのに用いる。もうどう。≒蒙衝〈日本国語大辞典〉
1950 蟯動 ◆3 ぎょうどう   虫などがぐねぐねとうごめく。〈漢字源〉
1951 軽煖 ◆3 けいだん   ┌軽くてあたたかな、よい衣服。〈漢字源〉
┌軽くあたたかい衣服。≒軽暖〈字源〉
┌1.ふんわりと軽くて暖かいさま。また、その衣服。
└2.ほのかに暖かい。〈漢辞海〉
1952 豺虎 ◆3 さいこ   ┌1.やまいぬと、とら。猛獣。
└2.あらあらしく強い悪人をたとえていう語。〈大辞泉〉
┌ヤマイヌとトラ。残酷な悪人にたとえる。〈新漢和大字典〉
┌ヤマイヌとトラ。転じて、残酷で無慈悲な人のたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1953 頡頏 ◆3 けっこう きっこう ≒拮抗
┌1.鳥が飛び上がったり、舞い下りたりすること。
└2.勢力が同じくらいで優劣が決まらないこと。拮抗。〈大辞泉〉
┌1.鳥が飛び上がり、また飛び降りること。
└2.張り合うこと。人に屈しないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1954 匹耦 ◆3 ひつぐう   ┌≒匹偶
├1.相手や仲間になること。また、その相手や仲間。
└2.結婚すること。また、つれあい、めおと。〈漢字ペディア〉
┌1.両者がぴったり合う。
├2.つれあい。
└3.夫婦になる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
1955 黛鬟 ◆3 たいかん   ┌黒々とつやのある、女の髪。〈新漢和大字典〉
┌黒髪。〈字通〉
1956 作俑 ◆3 さくよう   1.死者とともに埋める人形をつくる。
2.悪いことの糸口となることのたとえ。〈漢字源〉
1957 鴻眇 ◆3 こうびょう   高遠。〈字通〉
1958 斧劈 ◆3 ふへき   ┌中国の山水画の画法の一つ。〈漢字源〉
┌山水画の画法の一つ。岩石の険しさを表現するために、斧で木を切り裂いたようなしわを描く技。〈漢辞海〉
1959 酣觴 ◆3 かんしょう   ┌心ゆくまで酒を飲む。〈漢字源〉
┌ほしいままに酒を飲む。≒酣飲、酣縦〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
1960 黥首 ◆3 げいしゅ   ┌ひたいにいれずみをする刑罰。また、いれずみをしたひたい。〈漢字源〉
┌額(ヒタイ)に入墨をする刑。〈字通〉
┌罪人の額に入れ墨をする刑罰。〈大辞泉〉
1961 嘔軋 ◆3 おうあつ   ┌きしる音。〈字通〉
┌物がきしる。また、その音。〈漢字源〉
1962 蟠屈 ◆3 ばんくつ はんくつ 1.めぐり曲がること。
2.わだかまったまま気が晴れないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1963 鄙俚 ◆3 ひり   ┌風俗やことばづかいなどが、いなかじみていて下品なこと。〈漢字源〉
┌1.田舎。
└2.言葉や風俗などが田舎びていること。あかぬけしないこと。≒鄙野〈漢字ペディア〉
┌言語や風俗などが田舎めくこと。ひなびていること。いやしいこと。また、そのさま。鄙野。≒卑俚〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
1964 巒壑 ◆3 らんがく   ┌山と谷。〈漢字ペディア〉
┌山と谷。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
1965 縟彩 ◆3 じょくさい   ┌美しくかざり立てる。≒縟采〈字通〉
┌飾りの多いこと。また、詩文などを練り飾ること。〈新大字典〉
1966 髭鬚 ◆3 ししゅ   ┌1.ぎざぎざしたひげと、柔らかいひげ。
└2.口ひげと、あごひげ。〈新漢和大字典〉
┌くちひげと、あごひげ。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
1967 塵囂 ◆3 じんごう   ┌ちりにけがれた騒がしいところ。俗世間のこと。〈漢字源〉
┌きたなくさわがしい俗世間。また、俗世間のうるさい事柄。〈日本国語大辞典〉
┌世の中の乱れや、さわがしさ。〈漢辞海〉
1968 壅蔽 ◆3 ようへい   ┌君主の耳をふさいで善言や真実を聞かせない。また、君主にそのような態度。〈漢字源〉
┌君主や大臣の耳をふさぐ。≒壅敝〈漢辞海〉
1969 訶詰 ◆3 かきつ   ┌しかりなじる。しかり問い詰める。〈新漢和大字典〉
┌しかりなじる。≒譴詰〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1970 ◆3 ようれい   ┌疾疫をいう。〈字源〉
┌疫病で夭死する。〈字通〉
1971 孥稚 ◆3 どち   ┌幼い者。幼児。〈漢字源〉
┌幼い者。〈新大字典〉
┌幼き者。≒稚子〈字源〉
┌幼子。幼児。〈漢辞海〉
1972 寰海 ◆3 かんかい   ┌領地と海。天下のこと。世界。〈漢字源〉
┌世界。〈字通〉
┌国の四方を取り囲んでいる海。また、四方を海に取り囲まれている国。海内。≒環海〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
1973 訶梨勒 ◆3 かりろく   ┌1.インドなどに産するシクンシ科の高木。高さ30mに達し、葉は長楕円形。枝先に白い花が群がって咲く。果実を風邪・便通などの薬にし、材は器具用にする。
└2.室町時代、象牙・銅・石などでカリロクの実の形を作り、美しい袋に入れ、柱に掛けた飾り物。〈大辞泉〉
┌シクンシ科の落葉高木。インドシナ半島などに自生。白い花が群がって咲く。果実は薬用。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1974 徙倚 ◆3 しい   ┌1.少し動いては立ち止まり、うろうろとする。
└2.だらしのないさま。〈漢字源〉
┌さまよう。低回する。〈字通〉
┌歩きめぐること。さまようこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
1975 帷裳 ◆3 いしょう   ┌1.朝廷に出仕するとき、または、催事の時に用いる裳。
└2.婦人用の車のほろ。〈漢字源〉
┌1.朝廷への出仕や祭祀のときに着る縫い目のない衣服。
└2.車のほろ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
1976 駆黴 ◆3 くばい   ┌梅毒(バイドク:代表的な性病)を治療すること。≒駆梅〈大辞泉〉
┌梅毒を治療すること。≒駆梅〈日本国語大辞典〉
1977 倨侮 ◆3 きょぶ   ┌おごり高ぶって人を侮る。〈漢字源〉
┌おごりたかぶって、他人を侮ること。尊大に構えて人を見下すこと。軽侮。〈日本国語大辞典〉
1978 愎戻 ◆3 ふくれい ひょくれい ┌心がいじけているさま。〈漢辞海〉
┌ねじけもとる。≒悖戻〈字源〉
┌わがままなこと。心がねじけて素直でないこと。〈新大字典〉
┌心がねじけていて、人に従わない。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1979 繆篆 ◆3 びゅうてん   ┌六書の一つ。篆書の一種で、うねり曲がった書体、漢代に印刻に用いられた。〈新漢和大字典〉
┌六書の一、屈曲の多い漢字。印刻に多く用いる。〈字通〉
★「繆」は、「誤る・間違う」意だと「ビュウ(繆説/紕繆)」と読み、この意と音を用いる熟語が多い。その他の音では「まとう」意だと「リョウ(繆繞)≒繚」、「結ぶ・縊る」意だと「キュウ(繆死)」、穆に通じるときは「ボク」の三項が挙げられるが、いずれも稀有。上記の意と音が反するが例外で「綢繆(チュウビュウ)」は過去頻出の語句なので必修。
1980 鬚鬢 ◆3 しゅびん   あごひげと、びんの毛。〈字通〉
1981 蠢蠢 ◆3 しゅんしゅん   ┌1.虫がうごめくさま。
├2.礼儀のないさま。
└3.わけもわからずに騒ぎ立てるさま。〈漢字源〉
┌虫がうごめく。また、乱れさわぐさま。〈字通〉
┌「蠢動(シュンドウ:虫がうごめくこと)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1982 捍禦 ◆3 かんぎょ   ┌ふせぐ。〈字通〉
┌ふせぎ守ること。≒扞禦〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1983 凝眸 ◆3 ぎょうぼう   ┌凝視。〈字通〉
┌ひとみを凝らす。じっと集中して見る。≒凝睇〈漢辞海〉
1984 宿酲 ◆3 しゅくてい   ┌ふつかよい。宿酔。〈大辞泉〉
┌酒を多量に飲んだことにより翌日に残る頭痛などの症状。ふつかよい。≒宿酔〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1985 冤尤 ◆3 えんゆう   ┌とがめ。〈字通〉
┌とがめ。〈新大字典〉
1986 撼膝 ◆3 かんしつ   ┌膝をゆする。〈字通〉
┌ひざをゆりうごかす。〈字源〉
1987 蟬鬢 ◆3 せんびん   ┌1.せみの羽のように透き通る、薄くすいた女性の髪。
└2.転じて、美人の美しい髪のたとえ。〈漢字源〉
┌せみの羽の如く透き通って見える髪。女の髮の美しいことに喩える。〈字源〉
1988 旃車 ◆3 せんしゃ   毛氈を荷台に張り巡らした車。〈漢字源〉
1989 詛盟 ◆3 そめい   ┌ちかうこと。誓約すること。〈大辞林〉
┌ちかう。誓約する。また、ちかい。〈新漢和大字典〉
┌ちかう。誓約する。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1990 平曠 ◆3 へいこう   ┌平らで広いこと。〈漢字源〉
┌平らで広々としているさま。≒平闊〈漢辞海〉
1991 睇眄 ◆3 ていべん   ┌よこめにみる。〈字通〉
┌よこめにみる。〈字源〉
┌ぬすみ見る。横目でちらっと見る。≒睇視〈漢辞海〉
1992 闕掖 ◆3 けつえき   ┌宮中。〈新漢和大字典〉
┌宮廷。〈字通〉
┌御所。宮中。〈漢字ペディア〉
┌宮中。≒禁掖、宸掖〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
1993 根柢 ◆3 こんてい   ┌物事が成りたつ土台となるもの。根拠。≒根底〈漢字ペディア〉
┌≒根底
├1.ねもと。
├2.物事の基礎・土台。よりどころ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
1994 聘請 ◆3 へいせい   ┌招聘する。〈字通〉
┌礼儀を尽くして人を迎え入れる。〈新漢和大字典〉
┌召し迎えること。〈新大字典〉
┌礼をつくして人を迎える。多く君主が賢者を招くことをいう。≒聘召、聘招、聘徴、聘命〈漢辞海〉
1995 干黷 ◆3 かんとく   おかしけがす。≒干瀆〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1996 箝制 ◆3 かんせい けんせい ┌自由を奪うこと。束縛。〈漢字源〉
┌束縛する。〈字通〉
┌自由を奪うこと。束縛して自由にさせないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
1997 殲撲 ◆3 せんぼく   ┌殲滅する。〈字通〉
┌うちたいらげてみなごろしにする。〈漢字源〉
┌つくしうつ。うちほろぼす。≒鏖撲〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
1998 乖繆 ◆3 かいびゅう   ┌あやまり。〈字通〉
┌物事が食い違ってでたらめである。〈漢字源〉
┌1.背を向け合うさま。食い違ったさま。
└2.道理に合わないさま。〈漢辞海〉
★「繆」は、「誤る・間違う」意だと「ビュウ(繆説/紕繆)」と読み、この意と音を用いる熟語が多い。その他の音では「まとう」意だと「リョウ(繆繞)≒繚」、「結ぶ・縊る」意だと「キュウ(繆死)」、穆に通じるときは「ボク」の三項が挙げられるが、いずれも稀有。上記の意と音が反するが例外で「綢繆(チュウビュウ)」は過去頻出の語句なので必修。
1999 印顆 ◆3 いんか   ┌印章。印判。印鑑。印。〈大辞泉〉
┌印材に、姓名・官職名などを彫ったもの。印章。印判。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2000 民氓 ◆3 みんぼう   ┌人民のこと。≒民萌〈漢字源〉
┌一般人民。たみ。≒民萌〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2001 蚊睫 ◆3 ぶんしょう   ┌蚊のまつげ。ごく微細なもののたとえ。〈漢字源〉
┌蚊のまつげ。極めて微細な場所のたとえ。〈漢辞海〉
2002 滄瀛 ◆3 そうえい   ┌大海原。〈字通〉
┌あおうなばら。蒼海。〈新大字典〉
┌大海。≒滄溟〈字源〉
2003 聚訟 ◆3 しゅうしょう   ┌皆で是非を争う。〈字通〉
┌1.みんながわいわいと言い張る。あつまって言い争う。
└2.多くの人が連名でうったえる。〈新漢和大字典〉
┌言い争ってまとまりがつかないこと。〈大辞泉〉
2004 瀏瀏 ◆3 りゅうりゅう   ┌1.きよくさえて、なめらかなさま。
└2.風の速くふくさま。〈漢字源〉
┌1.風の速く吹くさま。
└2.清らかで明るいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2005 芒刺 ◆3 ぼうし   1.草木のとげ。いばらなどのとげ。のぎ。
2.生物の体表などにあるとげ状の突起。〈日本国語大辞典〉
★芒刺背(ハイ)に在(ア)り…いばらのとげがせなかにある。びくびくして落ち着かないさま。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
2006 烝民 ◆3 じょうみん   ┌万民。〈字通〉
┌多くの民。〈字源〉
┌多くの人民。庶民。万民。≒黎民、蒸民〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2007 詆訶 ◆3 ていか   ┌そしる。けなす。〈字通〉
┌悪く言う。そしる。〈新漢和大字典〉
2008 乖別 ◆3 かいべつ   ┌人々が離れ離れになる。離散する。〈漢字源〉
┌別れる。〈字通〉
2009 瞳睛 ◆3 どうせい   ┌ひとみ。〈字通〉
┌ひとみ。〈字源〉
┌「瞳孔」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2010 闡繹 ◆3 せんえき   ┌明らかにし、のべる。〈字通〉
┌明らかにし述べる。〈漢辞海〉
┌ひらき述べる。〈字源〉
2011 城址 ◆3 じょうし   ┌しろあと。≒城趾〈漢辞海〉
┌城のあったあと≒城趾、城跡〈漢字ペディア〉
┌城のあった跡。城郭また城市の跡。しろあと。城跡。≒城趾
◇漢字ペディア大見出し
2012 詆劾 ◆3 ていがい   弾劾。〈字通〉
2013 瑜瑕 ◆3 ゆか   ┌美しきと、きずと。善悪の義。〈字源〉
┌美しい玉と、きず。美点と欠点。〈字通〉
2014 睾睾 ◆3 こうこう   ┌広大なるさま。〈字源〉
┌広大なさま。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2015 厥角 ◆3 けっかく   ┌頭をさげて礼を行う。〈字源〉
┌稽首する。〈字通〉
★厥角稽首(ケイシュ)…ひたいをたれ、頭を地につける。慎んで従うさま。従順なさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2016 僑廬 ◆3 きょうろ   仮り住居。〈字通〉
2017 咤吶 ◆3 たとつ   怒鳴る。〈字通〉
2018 倡優 ◆3 しょうゆう   ┌芝居・演劇の役者。倡(ワザオギ)。≒俳優〈漢字ペディア〉
┌役者。芸人。俳優。わざおぎ。倡優者。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
2019 瓊瑶 ◆3 けいよう   ┌1.美しいおび玉。腰につける玉。
└2.人からの贈り物・詩文・手紙などの尊称。〈漢字源〉
┌佩玉。〈字通〉
┌美しい玉。美麗な宝玉。瓊玉。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
2020 睹物 ◆3 とぶつ   思い出のものを見る。物を見て人を思う。〈字通〉
2021 箋檄 ◆3 せんげき   ┌まわしぶみ。回状。〈漢字源〉
┌文書を回覧する。また、回覧文書。〈漢辞海〉
2022 紫闥 ◆3 したつ   ┌宮中の門。また、宮中。禁門。〈大辞泉〉
┌宮中の門。また転じて、宮中をいう。禁門。禁中。〈日本国語大辞典〉
2023 顴骨 ◆3 けんこつ かんこつ ┌両ほおの上部、目の斜め下にある骨。頰骨(ホオボネ・キョウコツ)。〈漢字ペディア〉
┌ほおの隆起をなす骨。頬骨。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2024 舒嘯 ◆3 じょしょう   ┌声を長く引いて歌う。〈漢辞海〉
┌1.のんびりと詩などを口ずさむ。
└2.口笛を吹く。〈漢字源〉
┌ゆるやかに口ずさむ。また、ゆるやかに口笛を吹くこと。〈新大字典〉
2025 聳峙 ◆3 しょうじ   山などが高くそびえ立つこと。≒聳立、屹立(キツリツ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2026 嚼齧 ◆3 しゃくげつ しゃくけつ
しゃっけつ
┌歯で強くかむ。〈漢字源〉
┌歯でかむ。〈漢辞海〉
2027 基址 ◆3 きし   ┌建物の土台。転じて、物事が成り立つもと。〈漢字源〉
┌土台。いしずえ。もとい。≒基礎、基趾〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2028 谿壑 ◆3 けいがく   ┌大きく深い谷。〈漢字源〉
┌1.大きい谷。深い谷。
└2.強い欲望。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2029 詼諧 ◆3 かいかい   ┌こっけいな言動をしてふざけること。おどけ。諧謔(カイギャク)。〈大辞泉〉
┌おどけること。たわむれ。冗談。≒諧謔〈漢字ペディア〉
┌おどけたわむれる。≒滑稽、諧謔、戯謔〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
2030 澄瑩 ◆3 ちょうえい   すきとおっていて明るいこと。〈漢字源〉
2031 鈍瞎漢 ◆3 どんかつかん   ┌にぶくて道理のわからない男。〈大辞林〉
┌にぶくて道理のわからない男。頭が悪くて理解力のない者。〈日本国語大辞典〉
2032 箒掃 ◆3 そうそう   ┌ほうきにて掃く。〈字源〉
┌ほうきで掃くこと。〈新大字典〉
2033 娜娜 ◆3 だだ   ┌なよなよと揺れ動くさま。また、しなやかなさま。〈漢字源〉
┌やわらかにして長いさま。〈字源〉
┌しなやかにゆれるさま。〈字通〉
2034 聳懼 ◆3 しょうく   ┌棒立ちになって怖がる。≒竦懼〈新漢和大字典〉
┌おそれる。〈字通〉
┌おそれおののくこと。悚懼。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
2035 嬪儷 ◆3 ひんれい   ┌つれあい。〈字源〉
┌つれあい。〈字通〉
2036 薨奄 ◆3 こうえん   逝去。〈字通〉
2037 屠狗 ◆3 とく   ┌犬を屠る。〈字通〉
┌1.犬を殺す。
├2.犬を殺し、その肉を売るのを職業とする人。犬殺し。
└3.転じて、いやしい職業に従事する者のたとえ。〈漢字源〉
┌犬を殺す。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2038 俾倪 ◆3 へいげい   ┌≒睥睨
├1.横目でにらむこと。尻目(シリメ)に見ること。
└2.あたりをにらみつけて勢いを示すこと。〈漢字ペディア〉
┌1.城壁の低い垣の間から見下ろすこと。また、城壁の低くなった所。
├2.横目でにらむこと。しり目にかける。≒睥睨
└3.ひめがき。≒埤堄〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
2039 嵌空 ◆3 かんくう   ┌1.ほら穴。
└2.すきとおるような美しさ。〈漢字源〉
┌うつろ。〈字源〉
┌ひろびろとしたさま。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2040 瑣屑 ◆3 させつ   ┌細かく。わずらわしい。〈字通〉
┌くだくだしく細か。≒煩細、瑣砕〈字源〉
2041 氈幄 ◆3 せんあく   ┌1.フェルトのとばり。
├2.毛氈(モウセン:獣毛と綿糸をまぜて荒く織った幅の広い敷物)をはりめぐらした家。
└3.匈奴のこと。〈漢字源〉
┌≒氈帳
├1.毛氈のとばり。毛氈を張り巡らした家。北方の民族、匈奴の家。
└2.匈奴。〈漢辞海〉
2042 園廬 ◆3 えんろ   ┌1.田園と小屋。
└2.田園にある小屋。〈漢字源〉
┌田園と屋敷。〈字通〉
2043 鼇頭 ◆3 ごうとう   ┌1.書物の本文の上の空欄。また、そこに書きつけた注記。頭注。
└2.官吏登用試験に首席で及第した者。〈大辞泉〉
┌1.書物の本文の上にある余白。また、そこにつけた注釈。
└2.中国で、科挙に主席で合格した者。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2044 蕭疏 ◆3 しょうそ   さびしくまばら。〈字通〉
2045 咤叱 ◆3 たしつ   ┌大声でしかりとばす。〈新漢和大字典〉
┌したうちしてしかる。≒叱咤。〈字源〉
2046 詭妄 ◆3 きもう きぼう ┌こじつけた嘘。でたらめ。〈漢字源〉
┌いつわり。でたらめ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2047 弄璋 ◆3 ろうしょう   ┌男の子が生まれること。〈漢字源〉
┌男の子が生まれること。⇔弄瓦〈漢字ペディア〉
★昔、中国では男の子が生まれると璋(タマ)をおもちゃとして与えてかわいがり、女の子が生まれると瓦(ガ:素焼きの紡錘車)のおもちゃとして与えたという故事による。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
2048 瞑臥 ◆3 めいが   眠る。〈字通〉
2049 醴漿 ◆3 れいしょう   ┌あま酒。〈字通〉
┌あまざけ。〈字源〉
┌甘酒。祭礼用に使われた。≒醴酒〈漢辞海〉
2050 楚愴 ◆3 そそう   鼻がつんとするつらい感じ。〈漢字源〉
2051 颶母 ◆3 ぐぼ   ┌台風の前兆の、虹や太陽にかかるかさ。〈新漢和大字典〉
┌台風の前兆としてあらわれる虹。〈字通〉
2052 慓悍 ◆3 ひょうかん   ≒剽悍
┌動作がすばやく、気性がきつくて強いこと。〈漢字ペディア〉
┌すばしこくて荒々しい。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
2053 懽懌 ◆3 かんえき   よろこぶ、よろこび。≒悦懌、欣懌〈字源〉
2054 髦彦 ◆3 ぼうげん   ┌すぐれる。≒俊傑〈字通〉
┌すぐれたる士。〈字源〉
2055 摧折 ◆3 さいせつ   ┌1.うちこわす。
└2.相手の勢力などをくじいてほろぼす。〈漢字源〉
┌くじき折ること。樹木などが折れること。勢いがくじけることや威勢に屈することをもいう。〈日本国語大辞典〉
2056 縲囚 ◆3 るいしゅう   ┌とらえて、つながれる。〈字通〉
┌囚人。≒累囚〈大辞林〉
2057 飄疾 ◆3 ひょうしつ   ┌風のようにはやい。〈新漢和大字典〉
┌すみやか。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2058 擒賊 ◆3 きんぞく   賊をとらえる。〈字源〉
2059 芬芬 ◆3 ふんぷん   ┌1.かんばしいさま。よいかおりがするさま。
└2.においが強く感じられるさま。〈漢字ペディア〉
┌芳気の高くかおるさま。また、広く悪臭の漂うさまをもいう。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
2060 旆旌 ◆3 はいせい   ┌旗。〈漢字源〉
┌はた。〈字源〉
┌はた。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2061 洲嶼 ◆3 しゅうしょ   ┌中洲。〈字通〉
┌州と島。〈大辞泉〉
┌川の中の小島。川にできた砂地の陸。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2062 呵詬 ◆3 かこう   しかり、ののしる。〈漢字源〉
2063 暄和 ◆3 けんわ   ┌あたたかくのどか。〈漢字源〉
┌暖かくのどか。≒暖和〈字源〉
2064 攢柯 ◆3 さんか   茂った枝。〈字通〉
2065 榾柮 ◆3 こつとつ こっとつ ┌たき火にする木の切れ端。ほた。〈漢字源〉
┌木ぎれ。木材。〈新大字典〉
★「榾柮」で「ほた」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
2066 飄瓦 ◆3 ひょうが   ┌屋根から偶然に舞い上がって落ちてくる瓦。天災のこと。〈新漢和大字典〉
┌屋根より落ちてくる瓦。天災の意。〈字源〉
★怒気(ドキ)ある者(モノ)も飄瓦は咎(トガ)めず…怒りっぽい人でも、風に飛ばされて落ちてくる瓦(カワラ)に対しては腹を立てるわけにはいかない。天災には文句がいえないというたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
2067 肆掠 ◆3 しりゃく   刑死者をさらし、また笞杖の刑を加える。〈字通〉
2068 魏魏 ◆3 ぎぎ   ┌まるく盛り上がって大きいさま。≒巍巍〈新漢和大字典〉
┌1.山などの高く大きいさま。
└2.徳の高く尊いさま。〈大辞泉〉
┌山や岩が高く大きいさま。≒巍巍〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2069 棍徒 ◆3 こんと   ┌無頼の徒をいう。悪漢。〈字源〉
┌ごろつき。ならず者。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2070 宮槐 ◆3 きゅうかい   宮中の庭に生えているえんじゅの木。〈漢字源〉
2071 凹嶮 ◆3 おうけん   おちこんでけわしい。〈字通〉
2072 偃息 ◆3 えんそく   ┌1.寝ころんで休む。
└2.物事が終わりになる。〈漢字源〉
┌寝ころんで休むこと。いこうこと。≒偃憩〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2073 拱璧 ◆3 きょうへき   ┌大玉璧。〈字通〉
┌ひとかかえもあるほどの大きな玉。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2074 遐瞰 ◆3 かかん   ┌遠方を見下ろす。〈字源〉
┌遠く見下ろす。〈字通〉
2075 殀寿 ◆3 ようじゅ   ┌若死にと長生き。〈字通〉
┌若死にと長生き。≒夭寿〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2076 氛埃 ◆3 ふんあい   ┌大気中に飛散するちり。〈漢字源〉
┌けがれたるほこり。≒塵埃〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
2077 肆侈 ◆3 しし   奢侈(シャシ:度をこえて贅沢なこと。身分不相応な暮らしをすること。)をきわめる。〈字通〉
2078 漏泄 ◆3 ろうえい ろうせつ ┌1.水が漏れる。また、もらす。
└2.機密や、隠し事が知られる。また、それを知らせる。〈漢字源〉
┌秘密などがもれること。また、もらすこと。≒漏洩〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2079 鼴腸 ◆3 えんちょう   もぐらもちの腹。小度量にたとえる。〈字通〉
2080 偕行 ◆3 かいこう   ┌1.ともに行う。また、ともに行われる。
└2.人といっしょにいく。同伴する。〈漢字源〉
┌1.ともに行うこと。
└2.一緒に行くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2081 鶻淪 ◆3 こつりん   ┌物事がいりまじって、はっきりしないさま。〈漢字源〉
┌未分の状態。≒鶻崙(コツリン)〈字通〉
2082 魍魅 ◆3 もうみ   ┌すだま。〈字通〉
┌水中の怪精。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2083 鼻鼾 ◆3 びかん   ┌いびき。〈漢字源〉
┌いびき。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2084 圭璋 ◆3 けいしょう   ┌≒珪璋
├1.儀式のとき、飾りに用いる。
└2.人柄の上品なことのたとえ。〈漢字源〉
┌礼式に用いる玉。≒珪璋〈大辞林〉
┌儀式で用いる尊い玉。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2085 誅鋤 ◆3 ちゅうじょ   ┌1.鋤(スキ)で掘りおこして雑草を根絶やしにすること。
└2.悪人などを殺して絶滅すること。〈大辞泉〉
┌1.草などを根からすっかり抜き取ること。
└2.罪のある者をころし、絶やすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2086 友于 ◆3 ゆうう   ┌1.兄弟が仲良くすること。
└2.仲の良い兄弟。〈漢字源〉
┌兄弟の仲が良いこと。転じて、兄弟。はらから。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2087 瓠犀 ◆3 こさい   ┌ひさごの中のたね。美人の白くきれいにならんだ歯にたとえる。〈漢字源〉
┌ひさごの種子。白く並んだ美人の歯をたとえて言う語。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
2088 香篝 ◆3 こうこう   ふせご。〈字源〉
2089 臠婿 ◆3 れんせい   ┌天子のむすめむこ。また、後世、科挙(官吏登用試験)の進士の及第者の中から婿を選ぶこと。〈新漢和大字典〉
┌婿選び。〈字通〉
┌天子の女壻。後世、進士及第者の中から婿を選ぶことをいう。〈新大字典〉
2090 摘蕾 ◆3 てきらい   大きな花を咲かせるなどのために、一つだけ残して余分のつぼみを摘み取ること。〈大辞泉〉
2091 夏凊 ◆3 かせい   夏の暑さを和らげるために涼しくする方法をとること。〈漢字源〉
★冬温(トウオン)夏凊…冬あたたかくし、夏すずしくする。子が両親につくべき心がけ。〈漢辞海〉
2092 篩骨 ◆3 しこつ   ┌頭蓋骨の一部。鼻腔の上壁および側壁と鼻中隔の上部を構成する複雑な形の骨。その一部に多数の嗅神経の通る小孔が篩(フルイ)のように開いている。〈大辞林〉
┌頭蓋骨(ズガイコツ)の一部。鼻腔と前頭蓋骨窩(カ)・両眼窩との間にある複雑な形の骨。その一部に多数の嗅(キュウ)神経の通る小さいあなが篩(フルイ)のように開いている〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2093 繫匏 ◆3 けいほう   ┌棚にかかれるふくべ。転じて、ふくべの棚にかかりてなすことなきが如く、何事をもなさず、徒に日を過ごすにたとえる。〈字源〉
┌棚にぶらさがっているふくべ。無用・無為。≒匏繫〈字通〉
2094 ◆3 しれい   ┌≒疵癘
├1.病気。
└2.たたり。わざわい。〈漢字源〉
┌傷つける。悪気に触れる。≒疵癘〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2095 衍溢 ◆3 えんいつ   ┌川の水などが満ち溢れる。〈新漢和大字典〉
┌満ち溢れる。〈字通〉
2096 霊輀 ◆3 れいじ   ┌ひつぎぐるま。〈漢字源〉
┌霊柩車を乗せる輀車(ジシャ:貴人の葬儀に際して、棺を載せて運ぶ車)。柩を乗せて運ぶ車。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2097 棺槨 ◆3 かんかく   ┌内と外と二重になったかんおけ。〈新漢和大字典〉
┌遺体を納める箱。ひつぎ。〈大辞泉〉
┌内と外と二重になったひつぎ。≒棺椁〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2098 飽飫 ◆3 ほうよ   ┌腹一杯に食う。〈字通〉
┌飽くまで食らう。〈字源〉
┌腹いっぱい、十分に食べる。〈漢辞海〉
2099 堙滅 ◆3 いんめつ   ┌あとかたのないようにうずもれて消える。また、うずめて消す。〈漢字源〉
┌うずもれてなくなること。ほろびること。また、消えてなくなること。≒隠滅、湮滅〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2100 奄藹 ◆3 えんあい   雲気がたちこめる。〈字通〉
2101 訓誨 ◆3 くんかい   ┌教えさとすこと。教誨。〈大辞泉〉
┌おしえさとすこと。≒教誨〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2102 夾輔 ◆3 きょうほ   ┌補佐する。〈字通〉
┌左右から助けること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
2103 娉命 ◆3 へいめい   ┌夫婦の約束。婚約。〈新大字典〉
┌結婚の約束。〈字源〉
2104 茆廬 ◆3 ぼうろ   かやぶき。〈字通〉
2105 齔童 ◆3 しんどう   ┌乳歯が抜けかわって永久歯になる年ごろの子ども。7、8歳の子ども。〈新漢和大字典〉
┌歯の抜けかわる年頃のこども。≒童齔〈字源〉
┌歯が抜けかわる年頃の子供。6、7歳の小児。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2106 絃妓 ◆3 げんぎ   ┌芸者。うたいめ。〈大辞林〉
┌(国)三味線をひく歌い女。≒芸妓〈字源〉
2107 岌岌 ◆3 きゅうきゅう   ┌1.高いさま。
├2.危ういさま。
└3.動きの速いさま。〈大辞林〉
┌1.傾斜が急で高いさま。
└2.危険なさま。不安で、はらはらするさま。〈新漢和大字典〉
┌高く危ういさま。〈字通〉
┌1.山が高くけわしいさま。
└2.見るからに危険なさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2108 嵎夷 ◆3 ぐうい   ┌日の出る所。〈字通〉
┌日の出るといわれる東方の地。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2109 層巓 ◆3 そうてん   重なった山のいただき。〈漢字源〉
2110 矍矍 ◆3 かくかく   ┌1.目をきょろきょろさせて落ち着かないさま。
├2.すばやく走るさま。きびきびしたさま。
└3.活発で休まないさま。〈漢字源〉
┌1.きょろきょろと落ち着かない。
└2.疾走するさま。〈字通〉
2111 生魄 ◆3 せいはく   ┌1.陰暦16日の月。≒既望
└2.たましい。生き霊。〈大辞泉〉
┌1.陰暦の16日の月(≒既望)。また、陰暦の16日。死魄に対していう語。
└2.生霊をいう。たましい。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2112 鈞枢 ◆3 きんすう   物のかなめとなるもの。また、転じて、国の要職。大臣。〈新漢和大字典〉
2113 繙訳 ◆3 はんやく ほんやく ┌他の言語文字を訳し写す。≒翻訳〈字通〉
┌ある言語で表現された内容を、他の言語に直して表現すること。≒翻訳〈新漢和大字典〉
2114 徂落 ◆3 そらく   ┌天子が死ぬこと。〈漢字源〉
┌1.天子が死ぬ。崩御。
└2.衰退する。消えゆく。〈漢辞海〉
2115 負恃 ◆3 ふじ   ┌たよる。たのみにする。〈漢字源〉
┌たのみにす。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2116 衢巷 ◆3 くこう   ┌ちまた。〈字通〉
┌ちまた。≒街巷〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2117 宋襄 ◆3 そうじょう   中国、春秋時代の宋王、襄公のこと。〈大辞泉〉
★宋襄の仁(ジン)…無益の情け。つまらない情けをかけてひどい目にあうこと。〈大辞泉〉
2118 雕悍 ◆3 ちょうかん   鷲のように猛々しい。〈漢字源〉
2119 炳誡 ◆3 へいかい   ┌明らかにいましめること。いましめ。〈大辞林〉
┌あきらかないましめ。炯戒(ケイカイ)。〈日本国語大辞典〉
2120 槁悴 ◆3 こうすい   ┌1.草木が枯れしぼむ。
└2.病気や貧乏などで、やせたり、やつれたりすること。〈漢字源〉
┌1.草木がかれしぼむ。
└2.やつれる。〈字源〉
2121 眺矚 ◆3 ちょうしょく   ┌遠くをじっとながめる。〈漢字源〉
┌遠くながめる。〈字源〉
┌ながめみること。眺望。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2122 慍色 ◆3 うんしょく おんしょく ┌むっと怒りを含んだ顔つき。〈漢字源〉
┌腹を立てて、むっとした顔つき。おんしょく。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
2123 凜慄 ◆3 りんりつ   1.さむざむとしたさま。
2.恐れおののくさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2124 繚垣 ◆3 りょうえん   ┌めぐらした牆。〈字通〉
┌囲いめぐらしてあるかきね。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2125 慵懶 ◆3 ようらん   ┌1.めんどうくさい。
└2.ものぐさ。〈漢字源〉
┌ものうくなまける。≒慵惰〈字源〉
┌だらだらおこたるさま。≒慵嬾、慵惰〈漢辞海〉
2126 兵戈 ◆3 へいか   ┌1.ほこ。
└2.戦争。〈漢字源〉
┌戦争により起きる火災。≒兵燹、戦火
└2.戦争。≒戦火〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2127 尖峭 ◆3 せんしょう   尖(トガ)って鋭く切り立つこと。〈大辞林〉
2128 誑誕 ◆3 きょうたん   ┌ほら。でたらめ。〈字通〉
┌うそ。でたらめ。〈新漢和大字典〉
2129 拿獲 ◆3 だかく   ┌罪人などを捕まえる。〈漢字源〉
┌罪人などをとらえること。つかまえること。≒拿捕、捕獲〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2130 掖垣 ◆3 えきえん   ┌1.宮殿の両側にある垣根。転じて、宮中・御所のこと。
└2.唐代、門下省・中書省のこと。〈漢字源〉
┌天子の宮殿近くにある垣。転じて、宮廷、御所。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
2131 搴裳 ◆3 けんしょう   ┌衣服のすそをかかげる。〈漢字源〉
┌すそをからげる。〈漢辞海〉
2132 擅断 ◆3 せんだん   ┌自分ひとりで物事をきめる。〈漢字源〉
┌自分だけで勝手に物事を決めること。≒専断〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2133 敞豁 ◆3 しょうかつ   ひろくうちひらける。〈字源〉
2134 衾褥 ◆3 きんじょく   ┌掛布団と、敷布団。広く、夜具のこと。〈新漢和大字典〉
┌臥具。〈字通〉
┌ふすまと、しとね。掛けぶとんと敷きぶとん。夜具。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2135 嶮岨 ◆3 けんそ   道などがけわしいさま。また、その場所。≒険阻〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2136 誥誓 ◆3 こうせい   ┌1.「書経」の中の、天子のいましめのことば(酒誥・洛誥など)と、天子の誓いのことば(湯誓・牧誓など)。
├2.天子が下につげる文と、行軍中に天子が誓う文。
└3.つげて誓う。〈新漢和大字典〉
┌尚書の六誓七誥など、政治的な文章。〈字通〉
2137 暘烏 ◆3 ようう   ┌太陽のこと。〈漢字源〉
┌日の異名。≒陽烏〈字源〉
2138 荊杞 ◆3 けいき   ┌1.いばらとクコ。ともに、荒地に生える雑木。
└2.悪臣のたとえ。〈漢字源〉
┌いばらとクコ。〈字通〉
2139 鉄枴 ◆3 てっかい   ┌鉄製のつえ。〈漢字源〉
┌鉄でできた杖(ツエ)。鉄杖(テツジョウ)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2140 鮫鰐 ◆3 こうがく   ★鮫鰐の淵(フチ)…サメやワニのすむ淵。凶悪な賊のすみかのたとえ。〈新漢和大字典〉
2141 茵蓐 ◆3 いんじょく   ┌しとね。しきもの。〈字通〉
┌しとね。敷物。≒茵褥〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2142 凋槁 ◆3 ちょうこう   ┌しぼみ枯れる。〈漢字源〉
┌しぼみかれる。≒凋枯、枯槁〈字源〉
2143 榴華 ◆3 りゅうか   ざくろの花。〈漢字源〉
2144 誚譲 ◆3 しょうじょう   ┌しかり咎(トガ)める。〈新漢和大字典〉
┌責める。〈字通〉
┌責めとがめること。しかり責めること。譴責。〈日本国語大辞典〉
┌せめる。≒譴責〈字源〉
┌詰責すること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2145 傲兀 ◆3 ごうごつ ごうこつ ┌たかぶりて屈せざるさま。尊大にかまえる。≒傲岸〈字源〉
┌たかぶって屈しないさま。〈新大字典〉
┌おごったさま。≒傲岸〈漢辞海〉
2146 孤櫂 ◆3 ことう   一艘だけ、ぽつんと浮いている船。〈漢字源〉
2147 亀鈕 ◆3 きちゅう   ┌亀の形を刻んだ、印のつまみ。〈漢字源〉
┌亀の形をした印材のつまみ。〈字通〉
2148 餞筵 ◆3 せんえん   ┌送別の宴。〈字通〉
┌送別の小宴。〈漢字源〉
┌送別のさかもり。〈字源〉
2149 甘汞 ◆3 かんこう   ┌塩化水銀の通称。〈大辞泉〉
┌塩化第一水銀の別称。無色の結晶で、水に溶けにくい。下剤などの薬用に用いる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2150 誦諫 ◆3 しょうかん   ┌いましめになる歌をうたっていさめる。〈新漢和大字典〉
┌諫言をとなえる。〈字通〉
2151 湃湃 ◆3 はいはい   ┌波の声。〈字源〉
┌波の相うつ音。〈字通〉
2152 矮陋 ◆3 わいろう   ┌1.背が低くて醜いこと。
└2.家などが、小さくてむさくるしいこと。〈新大字典〉
┌1.背たけが低く、みにくい。
└2.家などが小さくて、むさくるしい。〈漢字源〉
2153 滔蕩 ◆3 とうとう   ┌1.広大なさま。
└2.大きくゆれ動く。〈漢字源〉
┌ほしいまま。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2154 鈕鉤 ◆3 ちゅうこう   こはぜ。〈字通〉
2155 餬口 ◆3 ここう   ┌ほそぼそと暮らしを立てること。生計。よすぎ。くちすぎ。≒糊口〈大辞泉〉
┌生計を立てること。口すぎ。≒糊口〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2156 瀛寰 ◆3 えいかん   ┌海と陸の総称。世界。〈漢字源〉
┌世界。〈漢辞海〉
2157 茱萸 ◆3 しゅゆ   ┌木の名。落葉低木で、初夏に黄色の小花をつける。ゴシュユ。〈新漢和大字典〉
┌ゴシュユの別称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2158 熄滅 ◆3 そくめつ   ┌1.滅びてなくなる。
└2.物事がやむ。また、やめる。〈漢字源〉
┌1.消えてなくなること。
└2.物事がやむこと。また、やめること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2159 車輛 ◆3 しゃりょう   乗客や荷物を輸送する自動車や列車、電車などの総称。≒車両〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2160 鈑金 ◆3 ばんきん   ≒板金
┌1.切り金の一。金を板のように薄く打ち延ばしたもの。
└2.金属板や帯板を、常温のまま曲げたりしぼったりして加工すること。〈大辞泉〉
┌1.金属を薄く板のように打ちのばしてつくること。また、そのもの。いたがね。
└2.金属板を加工すること。また、そのもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2161 藕芽 ◆3 ぐうが   蓮の芽。婦人の指にたとえる。〈字通〉
2162 麾鉞 ◆3 きえつ   ┌さしず用の旗と、まさかり。ともに大将が用いる。〈新漢和大字典〉
┌さしず旗と鉞(マサカリ)。将軍の指揮に用いる。〈字通〉
┌大将のさしず旗と、まさかり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2163 疆陲 ◆3 きょうすい   国境。辺境。〈字通〉
2164 繽繽 ◆3 ひんぴん   ┌多いさま。〈字通〉
┌1.もつれ乱れるさま。
└2.多いさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2165 噓唏 ◆3 きょき   ┌1.ため息をついて嘆く。
└2.すすり泣く。〈漢字源〉
┌すすり泣くこと。むせび泣き。≒歔欷〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2166 奢僭 ◆3 しゃせん   ┌身分不相応の贅沢をする。〈字通〉
┌身分不相応に、ぜいたくをする。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2167 赭顔 ◆3 しゃがん   ┌赤みがかった顔。あからがお。〈大辞泉〉
┌1.恥じ入って、顔を赤くすること。赤面。
└2.あからがお。〈日本国語大辞典〉
┌あからがお。日焼け、酒焼けなどで赤みをおびた顔。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2168 喞筒 ◆3 しょくとう そくとう ┌弁を使って気体や液体を送り出すもの。〈漢字源〉
┌圧力の働きで、液体などを吸い上げたり押し上げたりする機械。〈漢字ペディア〉
★「喞筒」で「ぽんぷ」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2169 觥籌 ◆3 こうちゅう   ┌角でつくって罰飲に用いる大きなさかずきと、勝負事の勝ち負けの数を数えるためにつぼに投げ入れる竹製の棒。〈漢字源〉
┌罰杯の数とり。〈字通〉
2170 噪噪 ◆3 そうそう   がやがやとさわぐさま。〈漢字源〉
2171 胄裔 ◆3 ちゅうえい   ┌血すじをひいた子孫。〈新漢和大字典〉
┌血筋を引いた子孫。〈漢辞海〉
★「胄」は「冑」とは別字。
├『冑(チュウ)・・・かぶと。』
└『胄(チュウ)・・・跡継ぎ。』
◇漢字ペディア小見出し
2172 鯢鮒 ◆3 げいふ   小さい魚類。〈新漢和大字典〉
2173 啓龕 ◆3 けいがん   厨子(ズシ)を開いて中の仏像を拝ませること。開帳。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
2174 僮僕 ◆3 どうぼく   ┌男の召使。〈漢字源〉
┌召使いの少年。しもべ。≒童僕〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2175 轅下 ◆3 えんか   ┌人に使われること。人の部下。門下。〈大辞泉〉
┌1.車のながえの下。
└2.転じて、部下。門下。〈新漢和大字典〉
┌1.車の轅(ナガエ)の下。
└2.人に使われること。部下。門下。〈漢字ペディア〉
★轅下の駒(コマ)・・・人の束縛を受けて自由にならないこと、また、任務を果たす力のないことのたとえ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2176 保姆 ◆3 ほぼ   養護施設や保育所などの児童福祉施設で、幼児や児童の保育にあたる女性職員の通称。≒保母〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2177 籃輿 ◆3 らんよ   ┌竹を編んで作った籠の乗り物。〈漢字源〉
┌竹編みの駕籠。〈字通〉
┌人の座る部分を木や竹で編んで作り、棒につるして前後で担ぐ乗り物。あじろかご。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2178 茹菽 ◆3 じょしゅく   ┌野菜と豆。〈新漢和大字典〉
┌野菜と豆。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2179 岡巒 ◆3 こうらん   ┌高い台地と山。〈漢字源〉
┌丘と、山と。≒丘山〈字源〉
┌丘と山。〈新大字典〉
2180 装幀 ◆3 そうてい   ┌書物をとじて表紙をつけ、装飾を施して外形を整えること。また、その体裁。〈漢字源〉
┌書物をとじて表紙をつけ、一冊の本として整えること。また、書物の表紙などのデザイン。≒装本、装釘、装丁〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2181 凶饉 ◆3 きょうきん   ┌穀物が実らないこと。ききん。〈漢字源〉
┌飢饉。不作。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2182 肥胖 ◆3 ひはん   ┌肥え太っていること。〈新大字典〉
┌肥え太っていること。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌太っていること。また、そのさま。肥満。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2183 忻忻 ◆3 きんきん   よろこび楽しむさま。≒欣欣〈漢字源〉
2184 悃款 ◆3 こんかん   ┌誠実。〈字通〉
┌まごころがあってねんごろ。〈字源〉
2185 硼隠 ◆3 ほういん   ┌つづみのこえ。〈字源〉
┌鼓を打つ音。〈新大字典〉
2186 籐枕 ◆3 とうちん   籐(トウ:ヤシ科の蔓植物の総称)製の枕。〈字通〉
2187 扣除 ◆3 こうじょ   ┌金額などを除くこと。特に、収入のうち課税対象額から除外すること。≒控除〈漢字ペディア〉
┌差し引く。控除する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
2188 手挌 ◆3 しゅかく   ┌武器を使わずに、手で打ち殺す。〈漢字源〉
┌素手で格闘して捕らえる。また、そのようにして殺す。≒手挌〈漢辞海〉
2189 轆轆 ◆3 ろくろく   ┌1.車が走るときのごろごろという音の形容。≒碌碌
└2.車。滑車。〈新漢和大字典〉
┌車輪の回転する音。〈字通〉
┌1.車が走って音を立てるさま。
└2.馬のいななくさま。〈大辞泉〉
┌1.車が音を立てて走る響き。
└2.馬のいななく声。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2190 穿敝 ◆3 せんぺい   ┌衣服などに穴に開いて破れること。〈漢字源〉
┌1.穴があいて破れる。衣服がぼろぼろなさま。
└2.悪弊。よくないくせ。〈漢辞海〉
2191 蘚駁 ◆3 せんばく   ┌こけがまだらに生えていること。〈新漢和大字典〉
┌こけの模様。≒蘚紋〈字通〉
2192 旒綴 ◆3 りゅうてい   はたあし。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2193 晏寧 ◆3 あんねい   ┌安らかなさま。≒安寧〈漢字源〉
┌やすらか。≒安寧〈字源〉
2194 廷諍 ◆3 ていそう   ≒廷争
┌朝廷において、多くの臣下の前で君主のあやまちをいさめて論争すること。〈漢字源〉
┌朝廷の多くの臣下の前で君主をいさめて争うこと。庭争。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
2195 儔匹 ◆3 ちゅうひつ   ┌仲間。〈漢字源〉
┌自分と同じたぐいの者。仲間。ともがら。儔類。≒疇匹〈日本国語大辞典〉
┌同じともがら。≒儔侶、儔類、儔倫〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
2196 碌碌 ◆3 ろくろく   ≒陸陸
1.能力がなく、役に立たないようす。
2.十分に。碌に。打ち消しの語を伴う。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2197 茫昧 ◆3 ぼうまい   ┌ぼんやりとしていて、よくわからないさま。〈新漢和大字典〉
┌ぼんやり。定かでない。〈字通〉
┌広々としてはっきりしないこと。ぼんやりしていること。〈新大字典〉
2198 宛延 ◆3 えんえん   ┌うねうねと長く続くさま。≒婉延、蜿蜒〈漢字源〉
┌くねくねと曲がって長く続くさま。ヘビなどの動きのさま。≒蜿蜒、宛蜒〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2199 苔蘚 ◆3 たいせん   ┌こけ。〈漢字源〉
┌こけ。〈字通〉
┌こけ。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
2200 斂袵 ◆3 れんじん   ┌襟を正す。〈字通〉
┌1.すそがばらつかないようにしてひざまずく。
└2.襟元を引き締める。身なりをきちんと整えること。〈漢字源〉
┌1.えりを正す。表敬のさま。
└2.元代以降、女子の拝礼のこと。〈漢辞海〉
★袵(ジン)を斂(オサ)む。
2201 於悒 ◆3 おゆう   ≒於邑
┌心がむすぼれる。〈字通〉
┌悲しみのため気持ちがふさがる。〈新漢和大字典〉
2202 疇隴 ◆3 ちゅうろう   ┌1.畑のうね。
└2.田畑。〈漢字源〉
┌はたけ。〈字通〉
2203 轢蹙 ◆3 れきしゅく   ┌人をしのぎ、犯す。〈字通〉
┌ごり押しをして、相手をしのぎ犯す。相手をふみにじって苦しめること。〈新漢和大字典〉
2204 牙籤 ◆3 がせん   ┌象牙作りの書籍の標題のふだ。〈新大字典〉
┌象牙にて作りたるふだ。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
2205 苛殃 ◆3 かおう   ┌ひどい災難。〈漢字源〉
┌むごいわざわい。〈新大字典〉
┌厳しき災い。〈字源〉
2206 磊嵬 ◆3 らいかい   ┌高く険しいさま。〈字通〉
┌大きくて高いさま。〈新大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2207 毀詆 ◆3 きてい   ┌悪口をいう。〈字通〉
┌そしる。≒詆毀、謗毀〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
2208 饋饌 ◆3 きせん   ┌目上の人にすすめるごちそう。〈新漢和大字典〉
┌尊者に食事を供する。〈字通〉
┌尊者にすすめる飯食。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2209 脛脛 ◆3 けいけい   ┌正直なさま。まっすぐなさま。〈漢字源〉
┌真情。思うまま。〈字通〉
2210 曠茫 ◆3 こうぼう   ┌ひろびろしたさま。広くひらけたさま。〈大辞林〉
┌広々としたさま。〈新大字典〉
2211 晃蕩 ◆3 こうとう   ┌光がゆれる。また、明るくひろいさま。〈字通〉
┌光が広がって明るいさま。〈新漢和大字典〉
┌光の定まらざるさま。〈字源〉
2212 滞淹 ◆3 たいえん   1.とどこおる。
2.賢才が世にうもれていること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2213 湮厄 ◆3 いんやく   ┌落ちぶれて苦しむ。困りきる。≒湮阨〈漢辞海〉
┌不幸。≒湮阨〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2214 面疔 ◆3 めんちょう   ┌(国)顔面、特に、口のまわり・鼻・額などにできるはれもの。〈漢字源〉
┌顔面にできる悪性のはれもの。毛穴に細菌が入って炎症を起こす。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2215 渺瀰 ◆3 びょうび   水がはるかに広がるさま。〈字通〉
2216 隗俄 ◆3 かいが   ┌酔いつぶれる。〈字通〉
┌ひどく酔うさま。≒隗然〈漢辞海〉
2217 饑溺 ◆3 きでき   ┌うえることと、おぼれること。人民の苦しむことのたとえ。〈新漢和大字典〉
┌うえると、おぼれると。民の疾苦にたとえる。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2218 瀚瀚 ◆3 かんかん   ┌広大なるさま。〈字源〉
┌広大。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2219 炯鑑 ◆3 けいかん   ┌あきらかなる手本。〈字源〉
┌明らかな鑑。〈字通〉
2220 虔恪 ◆3 けんかく   ┌つつしむ。〈新漢和大字典〉
┌つつしむ。〈字通〉
2221 烽燧 ◆3 ほうすい   ┌のろし。〈字通〉
┌のろし。〈漢字源〉
┌「烽火(ノロシ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2222 掣曳 ◆3 せいえい   ┌ひきとめて妨げる。〈字源〉
┌妨げる。〈字通〉
2223 諳悉 ◆3 あんしつ   ┌暗記しつくす。〈字通〉
┌くわしくのみこんですっかり記憶する。〈新漢和大字典〉
2224 藩籬 ◆3 はんり   ┌垣根。垣。防備のための囲い。≒藩屏
├2.守護するもの。特に、王家を守護するもの。藩翰(ハンカン)。≒藩屏
├3.他と隔てるもの。
└4.学問・芸術などの糸口。初歩的な段階。〈大辞泉〉
┌1.まがきのこと。転じて、外側から王室などを守るもの。
└2.区切られた範囲のこと。〈漢字源〉
┌まがき。奥をのぞく入口。門戸。〈字通〉
┌「藩屛(ハンペイ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2225 杏臉 ◆3 きょうけん   白い顔。〈字通〉
2226 剣匣 ◆3 けんこう   剣を入れる箱。〈漢字源〉
2227 杙屋 ◆3 よくおく   水上の家。〈字通〉
2228 肥饒 ◆3 ひじょう   ┌土地がよく肥えていること。〈漢字源〉
┌地味が肥えて、作物が多くできること。肥沃。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2229 脯資 ◆3 ほし   ┌1.干し肉と糧食。
└2.ほじしの贈り物。転じて、旅費。〈新大字典〉
┌1.干し肉と、食糧。
└2.転じて、旅行の費用。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2230 蛙蚓 ◆3 あいん   かえるとみみず〈字通〉
2231 哽咽 ◆3 こうえつ   ┌のどにつかえる。また、むせぶ。むせび泣く。〈字通〉
┌のどを詰まらせて、むせび泣く。≒哽噎〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2232 嗜慾 ◆3 しよく   ┌見たい、聞きたい、食べたいなどという欲望。〈漢字源〉
┌欲するままに好むことをしようとすること。また、その欲望。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2233 隴客 ◆3 ろうかく ろうきゃく ┌鸚鵡のこと。〈新漢和大字典〉
┌鸚鵡。〈字通〉
★隴山(ロウザン:山の名)に多く産むことから。〈新漢和大字典〉
2234 纜舸 ◆3 らんか   ┌ともづな。〈字通〉
┌船をつなぐこと。〈新大字典〉
2235 富饒 ◆3 ふじょう ふうじょう
ふにょう
┌富んで豊かなこと。また、そのさま。ふにょう。〈大辞泉〉
┌財力に富んでいてたくさんの物があること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2236 圃囿 ◆3 ほゆう   ┌野菜を植える庭園と、動物を飼ったりするための周囲を囲った庭園。〈漢字源〉
┌その。また、禁苑をいう。〈字源〉
2237 堡砦 ◆3 ほうさい ほさい ┌とりで。〈字通〉
┌とりで。〈新大字典〉
┌「堡(トリデ)」に同じ。≒堡塞〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2238 裙釵 ◆3 くんさい   ┌婦人のつけるもすそと、かんざし。〈字通〉
┌1.婦人が用いる、裳(モ)と、かんざし。
└2.転じて、婦人のこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2239 儼然 ◆3 げんぜん   ┌態度などが厳かなさま。≒厳然〈漢字源〉
┌いかめしく、おごそかなさま。動かしがたいさま。≒厳然〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2240 奐衍 ◆3 かんえん   散りひろがる。〈字通〉
2241 迥遼 ◆3 けいりょう   ┌はるかに離れている。〈新漢和大字典〉
┌はるかに遠い。〈字通〉
┌はるかに遠いさま。≒迥遠〈漢辞海〉
2242 撤饌 ◆3 てっせん   ┌神前の供物を下げること。〈大辞泉〉
┌神にそなえている供物をさげる。〈字源〉
┌神前の供え物を下げること。献饌に対して言う。〈日本国語大辞典〉
2243 浦嶼 ◆3 ほしょ   入り江にある小島〈字通〉
2244 芋粥 ◆3 うしゅく   ┌いもがゆ。〈漢字源〉
┌いもがゆ。〈新大字典〉
┌1.ヤマノイモをアマズラの汁で煮たかゆ。
└2.サツマイモを入れて煮たかゆ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2245 孺子 ◆3 じゅし   ┌1.乳飲み子。幼児。
├2.人を見さげて言う言葉。
├3.若くて美しい女。
└4.幼い相続人。〈漢字源〉
┌≒竪子
├1.おさなご。子ども。
└2.人を軽蔑(ケイベツ)していう語。小僧。青二才。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2246 栖鶻 ◆3 せいこつ   ┌くまたか。〈字通〉
┌クマタカ。〈新漢和大字典〉
★栖鶻の危巣(キソウ)…ハヤブサのすむ、けわしい所。〈新漢和大字典〉
2247 玉趾 ◆3 ぎょくし   ┌人の足の敬称。おみあし。〈漢字源〉
┌天子や貴人の足。また、相手を敬って、その人の足をいう語。おみあし。〈大辞泉〉
2248 幽闃 ◆3 ゆうげき   ┌寂しく静かなこと・さま。〈大辞林〉
┌もの静か。〈字通〉
┌寂しく静かなこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
2249 游弋 ◆3 ゆうよく   ┌1.狩猟。
└2.軍艦が警備の目的で海上を航行すること。〈漢字源〉
┌≒遊弋
├1.艦船が海上をあちこち見回って警戒すること。
└2.鳥をとる遊猟。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2250 献饌 ◆3 けんせん   ┌神前に物を供えること。〈大辞泉〉
┌神前に供えものをすること。〈日本国語大辞典〉
2251 彽徊 ◆3 ていかい   ┌頭を垂れ、考え事をしながらあちこちさまよう。〈漢字源〉
┌物思いにふけりながら、うろうろと行ったり来たりすること。≒低回〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2252 脣吻 ◆3 しんぷん   ┌くちさき。〈新漢和大字典〉
┌くちさき。〈字通〉
2253 違忤 ◆3 いご   ┌さからうこと。そむくこと。〈日本国語大辞典〉
┌さからう。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
2254 芋梗 ◆3 うこう   芋がら。ずいき。〈字通〉
2255 悒怏 ◆3 ゆうおう   ┌心がふさぎ、楽しくない。うっとうしい。〈漢字源〉
┌心むすぼれて安からず。≒怏悒
2256 拇趾 ◆3 ぼし   ┌足の第1指。足のおやゆび。〈大辞林〉
┌足の親指。〈字通〉
2257 鐘磬 ◆3 しょうけい   ┌鐘と磬。楽器。〈字通〉
┌鐘と磬。ともにつりさげてたたく楽器。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2258 粲爛 ◆3 さんらん   ┌光り輝いて美しいさま。きらびやかなさま。あざやかで美しいさま。≒燦爛〈漢字ペディア〉
┌衣装・容貌、詩文の表現などが、美しくて鮮やかなさま。〈漢字源〉
┌光り輝く。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
2259 幽慷 ◆3 ゆうこう   深く嘆くこと。〈大辞林〉
2260 菁莪 ◆3 せいが   ┌1.人材を教育すること。
└2.多くの人材。〈新漢和大字典〉
┌人材を教育することをいう。〈字通〉
┌人材を育成すること。また、それを楽しむこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2261 扛挙 ◆3 こうきょ   ┌両手で物を持ち上げる。〈漢字源〉
┌持ち上げる〈字通〉
2262 跏趺 ◆3 かふ   ┌「結跏趺坐」の略。〈大辞林〉
┌「結跏趺坐(ケッカフザ)」の略。座禅をするときの足の組み方。≒跏坐〈漢字ペディア〉
★結跏趺坐(ケッカフザ)…結跏趺坐の略式のすわり方。片方の足だけを他方の大腿部の上に置くすわり方。半跏坐。菩薩坐。半跏。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
2263 沙磧 ◆3 させき   ┌砂の原。砂漠。〈漢字源〉
┌沙原。〈字通〉
┌砂の河原。砂原。砂漠。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2264 肘腋 ◆3 ちゅうえき   ┌1.胸の両横で腕のくっつく部分。わき。
└2.ひじと、わき。非常に距離が近い所。〈新漢和大字典〉
┌わき。〈字通〉
┌1.胸の両横で、腕のついている部分。わき。
└2.ひじと、わき。転じて、非常に近いところ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2265 敲朴 ◆3 こうぼく   ┌むちで罪人をうつ。また、そのむち。〈漢字源〉
┌つえで罪人をうつ。また、そのつえ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2266 凌兢 ◆3 りょうきょう   恐れおののくさま。また、寒さにふるえるさま。〈漢字源〉
2267 横痃 ◆3 おうげん   ┌両足の付け根のリンパ節が炎症を起こして腫れたもの。梅毒など性病が原因で起こるものが多い。便毒。≒横根〈大辞泉〉
┌性病の一種。横根。股のつけねのリンパ腺が腫れる。〈漢字源〉
┌「横痃(ヨコネ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2268 曼頰 ◆3 まんきょう   ┌ゆたかな頬。〈字通〉
┌きめこまかなる頬。〈字源〉
2269 縄枉 ◆3 じょうおう   曲がっているものをまっすぐにする。悪事などをただすこと。〈漢字源〉
2270 俘馘 ◆3 ふかく   敵をいけどりにして、その左耳を切り取る。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2271 腆顔 ◆3 てんがん   厚顔。あつかましい。〈字通〉
2272 椒桂 ◆3 しょうけい   山椒と桂。賢人にたとえる。〈字通〉
2273 楮券 ◆3 ちょけん   ┌紙幣。さつ。〈漢字源〉
┌紙幣。≒楮幣〈漢辞海〉
2274 諷嘯 ◆3 ふうしょう   詩文をそらんじうそぶく。〈字通〉
2275 疼愛 ◆3 とうあい   ┌溺愛する。〈字通〉
┌ひどくかわいがる。〈漢字源〉
2276 糅雑 ◆3 じゅうざつ   混雑。〈字通〉
2277 肝脾 ◆3 かんぴ   ┌1.肝臓と脾臓。
└2.転じて、心。〈漢字源〉
┌1.肝臓と脾臓。
└2.心。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2278 沽酒 ◆3 こしゅ   ┌1.かった酒。また、売り物の酒。
└2.酒をかう。また、酒を売る。〈漢字源〉
┌酒を売買すること。また、その酒。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
2279 褌袴 ◆3 こんこ   ┌したばかま。〈字通〉
┌したばかま。〈新漢和大字典〉
2280 涸旱 ◆3 こかん   ┌1.ひでり。
└2.干上がる。〈漢字源〉
┌ひでり。〈字通〉
2281 幸冀 ◆3 こうき   ┌万一の幸運を祈る。〈漢字源〉
┌ねがう。希望する。〈漢辞海〉
2282 渙爛 ◆3 かんらん   ┌かがやく。〈字通〉
┌あやのあるさま。光り輝くさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2283 ◆3 せき   ★跖の犬(イヌ)尭(ギョウ)に吠(ホ)ゆ・・・善人・悪人にかかわらず自分の仕えている人に忠義を尽くすことのたとえ。また、善悪の評は立場を変えれば逆になることのたとえ。大泥棒の盗跖(トウセキ)の犬は、聖人の帝尭(ギョウ)に対して吠える意。〈漢字源〉
2284 芬馥 ◆3 ふんぷく   ┌ぷんぷんとよいかおりがたとこめるさま。かおりが高いさま。≒芬郁〈漢字源〉
┌香気の盛んなさま。〈字通〉
┌ぷんぷんとよいかおりがたちこめるさま。かおりが高いさま。〈新漢和大字典〉
┌香気が高いさま。かおりがいいさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2285 灯炷 ◆3 とうしゅ   ┌灯心。〈字源〉
┌皿の油にひたして火をともすのに用いるひも。≒灯心〈漢辞海〉
2286 乖歪 ◆3 かいわい   ┌そむきゆがむ。〈字源〉
┌そむきゆがむ。ねじける。〈新大字典〉
2287 賜諡 ◆3 しし   ┌死後、君主から諡(オクリナ:死者に贈る名)をたまわる。〈漢字源〉
┌おくりなをたまわる。〈字通〉
┌おくりなを君よりたまわる。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
2288 突厥 ◆3 とっけつ とっくつ ┌トルコ系の遊牧民族の名。また、その国。隋・唐時代にモンゴル高原からトルキスタンを支配したが、七世紀半ばに回紇(カイコツ:ウイグル)および抜悉密(バツシツミツ)に滅ぼされた。チュルク。〈新大字典〉
┌中国北方の異民族の名。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2289 忿懣 ◆3 ふんまん ふんもん ┌いきどおり、心中にわだかまること。腹立たしく、もだえること。≒憤懣〈漢字ペディア〉
┌いきどおりもだえること。〈新大字典〉
┌いきどおりもだえること。腹が立っていらいらすること。心中にわだかまる怒り。≒憤懣〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
2290 憑恃 ◆3 ひょうじ   ┌たよりにする。〈漢字源〉
┌たのむこと。たよること。〈新大字典〉
2291 揄揚 ◆3 ゆよう   ┌引き上げること。ほめあげること。〈新大字典〉
┌1.ひきあげる。
└2.ほめあげる。〈漢字源〉
┌ほめあげる。あげ示す。〈字通〉
┌引き挙げる。転じて、ほめそやす、ほめ言う。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2292 浚急 ◆3 しゅんきゅう   ┌水の流れの深くて速いこと。〈新大字典〉
┌深くて速い流れ。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2293 烝矯 ◆3 じょうきょう   ┌曲がった木をむしてため正すこと。〈新大字典〉
┌曲がった木をむしてまっすぐにする。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2294 郊燎 ◆3 こうりょう   ┌野火を焚き天を祭ること。〈新大字典〉
┌野原にたき火して天をまつる礼。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
2295 瑩磨 ◆3 えいま   ┌みがくこと。転じて、朋友などが互いに励まし合うことにいう。〈新大字典〉
┌みがく。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2296 瑰瓊 ◆3 かいけい   ┌よい玉。美玉。すぐれた詩句などのたとえ。〈新大字典〉
┌玉のようにすぐれる。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2297 瓜瓠 ◆3 かこ   ┌1.うりとひさご。
└2.星の名。〈新大字典〉
┌1.うりとひさご。
└2.星の名。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2298 睛眸 ◆3 せいぼう   ┌ひとみ。くろめ。〈大辞林〉
┌ひとみ。くろめ。まなこ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2299 彊禦 ◆3 きょうぎょ   ┌凶暴で人を受けいれない。〈字通〉
┌わるづよくて善をしりぞけること。また、武勇のすぐれていること。また、その者。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2300 蕪穢 ◆3 ぶあい ぶわい ┌土があれて、雑草が生い茂ること。〈漢字ペディア〉
┌1.土地が荒れて雑草が茂る。
└2.いやしくて下品なこと。〈漢字源〉
┌あれけがれる。≒荒穢、荒廃〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
2301 寧靖 ◆3 ねいせい   ┌世の中が安らかである。≒寧静、寧謐、寧泰、寧定〈漢字源〉
┌安らかに治まる。おだやか。〈新大字典〉
┌国家などを安らかに治めること。また、そのような状態。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2302 篝火 ◆3 こうか   ┌夜間の警備や漁猟に照明としてたく火。かがり。〈漢字ペディア〉
┌夜の警護や、漁などに用いるために焚く火。篝灯。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
2303 珥筆 ◆3 じひつ   ┌1.筆を冠側にはさむこと。転じて、侍中の職。
└2.人に訴訟を教えること。〈新大字典〉
┌筆を冠のへりにさしはさむ。筆記の職。侍中の職をいう。〈字通〉
┌筆を耳の間にさしはさむ。昔、役人が書き物をする時、冠と耳の間に筆をはさんだ。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2304 糟粕 ◆3 そうはく   ┌酒のかす。転じて、つまらないもの。≒糟魄。〈新大字典〉
┌1.酒のしぼりかす。酒かす。
└2.よい部分を取り去った残り。また、つまらないもののたとえ。≒糟糠〈漢字ペディア〉
★古人の糟粕(糟魄)…言葉や文章では、聖人や賢人の本質を伝えるのはとうてい不可能であるということ。今日伝わる昔の聖賢の言葉や書物は残りかすのようなものであるという意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2305 綸綬 ◆3 りんじゅ   ┌くみひも。〈新大字典〉
┌青綬。〈字通〉
┌青糸のくみひも。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2306 翩翩 ◆3 へんぺん   ┌1.軽くひるがえるさま。身軽に飛ぶさま。
└2.軽々しいさま。〈漢字ペディア〉
┌1.ひるがえるさま。軽やかなさま。
├2.軽々しくて落ち着きのないさま。
└3.才気のみなぎるさま。風流なさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
2307 聊啾 ◆3 りょうしゅう   ┌心配で耳が鳴ること。〈新大字典〉
┌かすかに耳が鳴る。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2308 喋血 ◆3 ちょうけつ   ┌血をふむ。おびただしい流血の形容。戦争の激しいことを言う。〈新大字典〉
┌血を踏んで、足の裏についた血が地面にペタペタとくっつくさま。〈漢字源〉
┌流血。流血をふむ。〈字通〉
┌戦争や殺人で血の海となる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2309 鶴脛 ◆3 かくけい   つるのはぎ。〈新大字典〉
★鶴脛長(ナガ)しと雖(イエド)もこれを断(タ)たばすなわち悲(カナ)しむ…物にはおのおの自然に備わった特性があるので、みだりに人為を加えてはいけない意。鶴長鳧短(フタン)。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
2310 腥聞 ◆3 せいぶん   ┌けがれた評判。不品行のうわさ。〈新大字典〉
┌身持ちが悪いといううわさ。また、悪いことをしているといううわさ。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2311 腿肚 ◆3 たいと   ふくらはぎ。〈新大字典〉
2312 艟艨 ◆3 どうもう   軍艦。いくさぶね。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2313 芳芬 ◆3 ほうふん   ┌1.花の香気。かんばしい香り。
└2.ほまれの高いこと。名声。〈漢字ペディア〉
┌1.かんばしいにおい。よい香り。
└2.ほまれのある名。名誉の名。≒芳名〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
2314 紅萼 ◆3 こうがく   赤いはなびら。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2315 葦笥 ◆3 いし   ┌あしの葉を編んで作ったはこ。着物・食べ物などを入れる。〈新漢和大字典〉
┌あしで編んだはこ。
◇漢字ペディア小見出し
2316 葷羶 ◆3 くんせん   ┌ニラ・ニンニクなどくさいにおいの野菜と、なまぐさい肉。〈漢字ペディア〉
┌ネギ、ニラなどのくさい野菜と、なまぐさい肉。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
2317 蓁蓁 ◆3 しんしん   ┌草木の葉が盛んに生い茂るさま。榛榛。〈漢字ペディア〉
┌木の葉などが盛んに茂るさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
2318 漁樵 ◆3 ぎょしょう   ┌漁夫ときこり。〈字通〉
┌1.漁師と、きこり。魚を取ったり、きこりをしたりして生活する人。
└2.転じて、名利を忘れて世俗から離れて暮らすこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2319 不虞 ◆3 ふぐ   ┌思いがけないこと。また、その事柄。不慮。〈大辞泉〉
┌予期しないこと。思いがけないこと。また、そのような事柄やさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2320 斂迹 ◆3 れんせき   挙動を引き締めてつつしむ。〈漢字源〉
2321 匯集 ◆3 かいしゅう   ┌集まる。〈字通〉
┌水が低いところにあつまるように。輪をなして集まる。〈漢字源〉
┌あつまること。〈新大字典〉
2322 ◆3 ぎょ   馬をならしてあやつる。〈新漢和大字典〉
★朽索(キュウサク)の六馬(ロクバ)を馭するが如(ゴト)し…腐った縄で六頭の馬を操るように、非常に困難で危険なことのたとえ。〈大辞泉〉
2323 不乙 ◆3 ふいつ   ┌1.十分に意を尽くしていないこと。手紙の終わりに添える語。不具。不尽。不備。
└2.一様でないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌≒不一
├1.同じではないこと。一様ではないこと。ふいち。
└2.手紙の結びに添えて、まだ十分に意を尽くしていないことを表す語。不具。不尽。不備。ふいち。〈日本国語大辞典〉
┌≒不一
├1.手紙の終わりに書く結びの語。まだ十分に気持ちを表していない意。≒不悉、不尽
└2.そろっていないさま。一様でないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2324 喑啞 ◆3 いんあ   ┌1.口がきけない人。
├2.黙って口をつぐむ。
└3.怒りのために声が出ないでうなる。〈漢字源〉
┌1.障害により、口がきけないさま。
├2.口をつぐむ。
└3.怒ってどなりつける。喑噁(インオ)。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2325 人迹 ◆3 じんせき   ┌人の足跡。人の通った跡。〈大辞泉〉
┌人のあしあと。人の通ったあと。人の往来。ひとあし。≒人跡。〈日本国語大辞典〉
2326 嗤誚 ◆3 ししょう   ┌あざけりなじる。〈漢字源〉
┌そしる。〈字通〉
2327 糝薯 ◆3 しんじょ   ┌魚をすりつぶし、すったヤマノイモを加えて調味し、蒸したり揚げたりゆでたりした練り物。鶏肉・カニなどを加えることもある。〈大辞泉〉
┌料理の一種。すり身にした魚や鳥肉に、卵白やだし汁で味をつけてすりまぜ、固めて蒸したもの。わさび醤油でそのまま食べたり、吸いものの実にする。古くは米の粉とヤマノイモを原料としたことからこの名がある。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
2328 腁攣 ◆3 へんれん   ┌ひびがきれて、手がかじかんだ形になる。〈新漢和大字典〉
┌手足がかがまる。〈字通〉
2329 啾喞 ◆3 しゅうしょく   ┌1.小さな声を出す。
└2.たくさんの声のまじりあって騒がしいさま。〈漢字源〉
┌1.細かに砕けたる声。
└2.声が多くしてまざる。〈字源〉
2330 嫩草 ◆3 どんそう   ┌若く柔らかい草。〈漢字源〉
┌わかわかしく、やわらかい草。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2331 温藉 ◆3 おんしゃ うんしゃ ┌寛大で、おだやかなこと。≒蘊藉〈漢字源〉
┌心が広く包容力があること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2332 孼根 ◆3 げっこん   禍根。〈字通〉
2333 虔祗 ◆3 けんし   ┌つつしむ。〈字源〉
┌恭敬。〈字通〉
★「祗(シ)」は「祇(ギ)」とは別字。
├『祗(シ)・・・つつしむ。只(タダ)。』
└『祇(ギ)・・・くにつかみ。』
2334 罩袱 ◆3 とうふく   袱紗(フクサ)。〈字通〉
2335 甜脆 ◆3 てんぜい   甘く柔らか。〈字通〉
2336 寧謐 ◆3 ねいひつ   ┌世の中が治まり、おだやかなこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌世の中が安らかで平穏に治まっていること。また、そのさま。
2337 廖廓 ◆3 りょうかく   広大でむなしい。≒寥廓〈字通〉
2338 恐愒 ◆3 きょうかつ   ┌相手の弱みなどにつけこみおどすこと。また、おどして金品をゆすりとること。≒恐喝〈大辞泉〉
┌相手の弱点や秘密につけこんで人をおどすこと。また、おどして金品をゆすりとること。≒恐嚇、脅嚇、恐喝〈漢字ペディア〉
┌おどす。威力でもっておびやかす。≒恐喝、恐嚇〈漢辞海〉
★「愒」は、「むさぼる」意だと「カイ(愒日/玩愒)」、「おどす」意だと「カツ(恐愒/恫愒)」、出典が少ないが「いこう」意だと「ケイ(愒息)≒憩」と読むときが多いようだ。過去出題歴もある「カイ」音が特に重要。
◇漢字ペディア大見出し
2339 愿愨 ◆3 げんかく   ┌きまじめで、誠実なさま。〈漢字源〉
┌素直にしてまことあり。〈字源〉
2340 霈然 ◆3 はいぜん   ┌雨が勢いよく降るさま。≒沛然〈大辞泉〉
┌雨が激しく降るようす。≒沛然〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2341 這箇 ◆3 しゃこ   ┌これ。これら。この。〈大辞泉〉
┌この。これ。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2342 火燵 ◆3 こたつ   ┌熱源をやぐらでおおい、その上に布団を掛けて暖をとるもの。〈大辞泉〉
┌暖房器具の一つ。炭火などの熱源の上にやぐらをかぶせ、上を布団でおおったもの。≒炬燵〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2343 祚胤 ◆3 そいん   ┌1.長く子孫まで幸福を授かること。
└2.子孫。〈漢字源〉
┌さいわいのを子孫に伝える。転じて、よい子孫。〈新大字典〉
2344 鍮石 ◆3 とうせき ちゅうせき
ちゅうじゃく
┌しんちゅう(真鍮)。また、自然銅の質の良いもの。〈新漢和大字典〉
┌黄銅鉱。〈漢辞海〉
┌しんちゅう。また、自然銅の質の良いもの。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2345 燻胥 ◆3 くんしょ   くすぶりがだんだんひろがる。他人の罪に引き込まれることのたとえ。〈漢字源〉
2346 朏明 ◆3 ひめい   ほのぼのとした夜明け。〈漢字源〉
2347 杼機 ◆3 ちょき   ┌機(ハタ)。〈字通〉
┌ひと、はた。はたを織るのに用いる具。〈字源〉
┌杼(ヒ)と機(ハタ)。ともに機織りの道具。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2348 梨棗 ◆3 りそう   ┌なしと、なつめと。〈字源〉
┌梨と棗(ナツメ)。転じて、梨と棗はともに版木に用いられることから、版木、また、版木にして出版すること。〈日本国語大辞典〉
2349 貪瞋痴 ◆3 とんじんち   ┌仏語。むさぼりと怒りと無知。貪欲と瞋恚(シンイ)と愚痴。三毒。〈大辞泉〉
┌貪欲・瞋恚・愚痴の、三つの根本的な煩悩。三毒。「貪欲」は欲が深いこと、「瞋恚」は怒り、「愚痴」は理非を見失うおろかさの意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2350 焚燼 ◆3 ふんじん   ┌焼けて灰燼となる。〈字通〉
┌燃え残り。〈漢字源〉
┌燃え残り。燃えかす。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2351 檐鈴 ◆3 えんれい   ┌風鈴。〈漢字源〉
┌風鈴。〈字源〉
┌のきにつるした風鈴。≒檐鐸〈漢辞海〉
2352 浣洒 ◆3 かんさい   ┌あらいすすぐ。〈漢字源〉
┌すすぐ。〈字通〉
┌あらいすすぐ。≒浣濯、浣滌〈漢辞海〉
2353 禾莠 ◆3 かゆう   田の雑草。〈字通〉
2354 鶯梭 ◆3 おうさ   ┌鶯が飛び交う。〈字通〉
┌鶯が枝から枝へ飛び移って鳴くようすを、機(ハタ)の梭(ヒ)の動くのにたとえていう語。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
2355 靴笏 ◆3 かこつ   ┌靴と、しゃく。〈漢字源〉
┌靴と、しゃく。〈字通〉
2356 霎霎 ◆3 しょうしょう   ┌雨の音。〈字通〉
┌さっさっという風の音や、雨の降る音の形容。≒颯颯〈新漢和大字典〉
2357 積潦 ◆3 せきろう   ┌大水。洪水。〈漢字源〉
┌大水。洪水。〈新大字典〉
2358 椿萱 ◆3 ちんけん   ┌父母のこと。〈漢字源〉
┌椿堂と萱堂。父母を言う。椿は長寿の木で父にたとえ、萱は北堂(主婦のいる所)に植える木で母にたとえる。〈新大字典〉
★椿萱並び茂る…父も母もともに健在であること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2359 禿瘡 ◆3 とくそう   ┌頭部に発生する皮膚病。ところどころに円形をした紅色の斑点を生じ、時にはそこの毛髪が抜け落ちる。〈大辞泉〉
┌頭部に発生する皮膚病の一種。はげがさ。〈新大字典〉
2360 丐命 ◆3 かいめい   ┌命の助かることを願う。助命を求めること。≒乞命〈新漢和大字典〉
┌命ごい。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2361 羈窶 ◆3 きく   他郷にあって貧苦の生活をする。〈字通〉
2362 菎蒻 ◆3 こんにゃく   ┌(国)1.草の名。その球茎はこんにゃくの原料とされる。
└2.食品名。菎蒻の球茎を加工したもの。≒蒟蒻〈新漢和大字典〉
┌サトイモ科の多年草。≒蒟蒻〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2363 霑濡 ◆3 てんじゅ   1.びっしょりぬれる。
2.恩恵を受ける。〈新漢和大字典〉
2364 羌笛 ◆3 きょうてき   ┌羌人(古代より中国西北部に住んでいる民族の人)の吹く笛のこと。〈新漢和大字典〉
┌羌人の笛。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2365 蜑叟 ◆3 たんそう   蜑人(タンジン:中国南部の水上生活者)の老人。〈漢字源〉
2366 傾仄 ◆3 けいそく   ┌1.横に傾く。
└2.物事が一方にかたよっていて正しくない。〈漢字源〉
┌1.かたむくこと。かたむけること。≒傾側
└2.よこしま。不正。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2367 哺啜 ◆3 ほせつ   飲食する。〈字通〉
2368 豕喙 ◆3 しかい   ┌いのししのように長くて細い口先。欲深い人の人相とされる。〈漢字源〉
┌いのこの如き長く鋭い口ばし。転じて、人の貪慾なる相。〈字源〉
2369 羔裘 ◆3 こうきゅう   ┌子羊の皮で作った衣服。〈新漢和大字典〉
┌黒羊の皮衣。大夫の礼服。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2370 膠粘 ◆3 こうでん   ┌にかわがねばりつく。また、にかわでくっつける。〈新漢和大字典〉
┌ねばる。〈字通〉
┌にかわづけにすること。〈新大字典〉
2371 梏桎 ◆3 こくしつ   ┌手かせ足かせ。転じて、きびしく束縛して自由を奪うこと。拘束すること。ほだし。桎梏。〈日本国語大辞典〉
┌1.手かせと足かせ。
└2.しばって自由にさせないこと。≒桎梏〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2372 秉鈞 ◆3 へいきん   ┌権力を掌握する。〈字通〉
┌政権を執る。〈字源〉
2373 迸出 ◆3 へいしゅつ ほうしゅつ ┌ほとばしり出る。水などが勢いよくわき出ること。≒澎出〈新漢和大字典〉
┌ほとばしり出ること。〈大辞泉〉
┌ほとばしり出ること。勢いよくわき出ること。≒迸発〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2374 姸蚩 ◆3 けんし   ┌美しいことと醜いこと。また、好ましいことと憎たらしいこと。美醜。〈漢字源〉
┌美しいことと醜いこと。美醜。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
2375 巻舒 ◆3 けんじょ   巻くこととのばすこと。〈漢字ペディア〉
★旌旗(セイキ)巻舒…戦いが続くことのたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2376 宦情 ◆3 かんじょう   ┌仕えて、役人になりたいという気持ち。〈漢字源〉
┌≒官情
├1.仕官を望む心。
└2.官僚社会の様子。役人仲間の内情。〈日本国語大辞典〉
2377 迸発 ◆3 ほうはつ   ┌ほとばしり出ること。逬出。〈大辞林〉
┌勢いよく発すること。ほとばしり出ること。≒迸出〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2378 痃癖 ◆3 けんぺき   首から肩にかけての筋が引きつること。肩凝り。肩癖。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2379 霖潦 ◆3 りんろう   ┌1.大雨が降り続く。また、ながあめで道が流れのようになる。
└2.ながあめによる洪水。〈新漢和大字典〉
┌ながあめにて濁流が漲る。≒淫潦〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
2380 羞赧 ◆3 しゅうたん   ┌肩身の狭い思いをして顔を赤くする。〈新漢和大字典〉
┌赤面する。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2381 謝忱 ◆3 しゃしん   お礼の真情。〈漢字源〉
2382 憾恚 ◆3 かんい   ┌うらみいかる。〈漢字源〉
┌うらみいかる。〈字源〉
2383 愒日 ◆3 かいじつ   日をむさぼる。〈字通〉
★「愒」は、「むさぼる」意だと「カイ(愒日/玩愒)」、「おどす」意だと「カツ(恐愒/恫愒)」、出典が少ないが「いこう」意だと「ケイ(愒息)≒憩」と読むときが多いようだ。過去出題歴もある「カイ」音が特に重要。
2384 赴愬 ◆3 ふそ   ┌はせつけてうったえる。〈漢字源〉
┌赴いて告げ訴える。〈字通〉
★漢字ペディアを見れば、「愬」は「ソ」「サク」の二音を載せている。「ソ」は「≒訴」と解釈して、「サク」を意識して覚えてと言いたいところだが優先度は低い。どちらかと言えばこの字は訓読みの方が重要である(膚受の愬え)。
2385 戛撃 ◆3 かつげき   ┌金石の楽器をうちならす。〈字通〉
┌音をさせて軽くうつ。〈字源〉
┌楽器を軽く打ち鳴らす。〈漢辞海〉
2386 羈紲 ◆3 きせつ   ┌1.手綱。また、おもがいと手綱。
└2.つなぎとめること。また、その物事。拘束。〈大辞泉〉
┌束縛され、使役される。〈字通〉
┌たづな。〈漢字源〉
┌たづな。また、馬のおもがいとたづな。転じて、つなぎとめること、拘束すること、また、その物事の意にいう。束縛。≒羈絏〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
2387 餒斃 ◆3 だいへい   ┌うえて、行き倒れになって死ぬこと。〈漢字源〉
┌うえてたおれ死す。〈字源〉
┌飢えて行き倒れ、死ぬ。≒餒饉〈漢辞海〉
2388 蛹臥 ◆3 ようが   さなぎのようにこもる。隠者となる。〈字通〉
2389 淵謨 ◆3 えんぼ   ┌深いはかりごと。深謀。〈漢字源〉
┌深いはかりごと。深謀。遠謀。〈日本国語大辞典〉
2390 遏絶 ◆3 あつぜつ   ┌1.一族を残らず滅ぼす。
└2.おしとどめて物事をさせない。≒遏止〈新漢和大字典〉
┌さえぎりとどめること。排斥すること。〈大辞林〉
┌1.おしとどめて物事をさせないこと。≒遏止
└2.たちきること。一族を絶滅させること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2391 投杼 ◆3 とうちょ   ┌いつわりの告げ口も、たび重なると人が信ずるようになるたとえ。〈漢字ペディア〉
┌他人の告げ口も、何回も聞かされると信用するようになること。〈漢字源〉
★曾参(孔子の弟子)の母親は曾参を深く信じていたが、曾参が人を殺したと告げる人が三人も出てきた時に、とうとう手に持っていた機織りの道具の杼(ヒ)を投げ捨てて家を飛び出したという。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
2392 纂輯 ◆3 さんしゅう   ┌文書を集めて、書物にまとめること。編纂。編集。〈大辞泉〉
┌材料を集めて書物を編集すること。〈新漢和大字典〉
┌集める。〈字通〉
2393 戸牖 ◆3 こゆう   ┌戸や窓。入口。〈字通〉
┌1.出入り口と窓。
└2.学問・技芸などで一つの流派をなすもの。〈漢字源〉
┌戸口と窓。戸口や窓。こよう。〈日本国語大辞典〉
2394 蔗境 ◆3 しゃきょう しょきょう ┌話や文章・事柄などが、次第におもしろくなっていく部分。≒佳境〈漢字源〉
┌老境にたとえる。〈字通〉
┌文章、話、状態などが、次第に面白くなってくるところ。佳境。蔗を嚙む境(キョウ)。〈日本国語大辞典〉
┌談話や文章などのだんだんおもしろくなるところ。佳境。〈漢字ペディア〉
★さとうきびは先から食べて根元にいけばいくほど甘みを増すことから。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
2395 牟尼 ◆3 むに   ┌1.インドで、山林にあって沈黙の行をする人の称。
└2.釈迦の尊称。釈迦牟尼。〈大辞泉〉
┌1.仏語。インドで、心身を静め沈黙の行を修する行者をいう。
└2.特に釈迦の尊称。釈迦牟尼。〈日本国語大辞典〉
2396 聾喑 ◆3 ろういん   ┌耳が聞こえないことと、口がきけないこと。意志が通じ合っていないことにたとえる。〈字通〉
┌耳と口が不自由。〈字通〉
2397 ◆3 さいれい   ┌みがきをかける。〈字通〉
┌気を引き締めて、つとめはげむ。〈漢字源〉
┌1.刃物に焼きを入れ、とぎみがく。
└2.激励する。鍛える。〈漢辞海〉
2398 舂牘 ◆3 しょうとく   竹楽器。〈字通〉
2399 訂譌 ◆3 ていか   ┌あやまりを正す。〈漢字源〉
┌正誤。〈字通〉
2400 駢文 ◆3 べんぶん   ┌四字と六字の対句を用い、音調を整えて故事を多用する文体。内容よりも形式を重んじる。中国、六朝(リクチョウ)から唐の時代に流行した。四六駢儷体(シロクベンレイタイ)。〈漢字ペディア〉
┌漢文の文体の一。4字または6字の句を基本とし、対句を用いて句調を整え、典故を多用した華麗な文章。中国で六朝(リクチョウ)から唐にかけて流行。日本では奈良・平安時代の漢文に多く用いられた。四六駢儷(ベンレイ)体。駢儷体。駢体文。四六文。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2401 肇釁 ◆3 ちょうきん   争いをはじめる。釁は隙(スキ)。〈字通〉
2402 遺佚 ◆3 いいつ   ┌≒遺逸
├1.見捨てられて用いられない。
└2.わすれる。〈漢字源〉
┌≒遺逸
├1.有能な人が、世に用いられず、民間に埋もれていること。また、その人。
└2.物事が散らばり、なくなること。また、その物事。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2403 氛霾 ◆3 ふんばい   ┌うす曇り。〈字通〉
┌うすぐらく土ふる。〈字源〉
2404 鼈羹 ◆3 べっかん べつかん ┌すった山の芋に小麦粉・小豆粉・砂糖などを練り合わせて蒸し、亀甲形に切った餅菓子。もと、禅家の間食用。〈大辞泉〉
┌禅家で間食に用いる餅菓子の一種。すった山の芋に小豆粉・小麦粉・砂糖などを練り合わせて蒸し、亀甲の形に切ったもの。〈大辞林〉
2405 韮萍 ◆3 きゅうへい   にらと、うきくさ。〈字通〉
2406 覆載 ◆3 ふうさい   ┌1.天が万物をおおい、地が万物をのせること。また、天地や君主の恩恵のたとえ。
└2.転じて、天と地。宇宙。乾坤(ケンコン)。〈大辞林〉
┌1.万物をおおう天と、万物をのせる地。また、天が万物をおおい、地が万物をのせること。
└2.天地。宇宙。乾坤(ケンコン)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2407 鐫喩 ◆3 せんゆ   ┌深く掘り下げて、親切に教えさとす。〈漢字源〉
┌深く勧め、切にさとす。〈字源〉
2408 黍稷 ◆3 しょしょく   ┌もちきびとうるきび。また、きびとあわ。転じて、五穀の称。〈日本国語大辞典〉
┌モチキビとウルチキビ。転じて、五穀。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
2409 瓶嘴 ◆3 へいし   かめの口。〈字通〉
2410 圜宰 ◆3 えんさい   ┌天のこと。≒圜則〈漢字源〉
┌天。天道。≒圜則〈漢辞海〉
2411 垠崖 ◆3 ぎんがい   ┌そびえたつがけ。〈漢字源〉
┌1.切り立った崖。
└2.はて。かぎり。〈漢辞海〉
2412 葺牆 ◆3 しゅうしょう   ┌カヤで作ったかきね。また、草で作ったかきね。〈新漢和大字典〉
┌草の垣。〈字通〉
┌かきをつくろう。〈新大字典〉
2413 奠菜 ◆3 てんさい   ┌神前に野菜を供えること。また、供え物。〈漢字源〉
┌神前に供え物をする。また、その供え物。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2414 婢妾 ◆3 ひしょう   ┌めかけ女中。〈字通〉
┌婢と妾。女中またはめかけ。召使の女。はしため。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
2415 癈兵 ◆3 はいへい   ┌戦争で負傷してからだが不自由になった兵士。〈漢字源〉
┌戦争で負傷して、身体に障害をきたし、ふたたび戦闘に従事することのできなくなった兵。≒廃兵〈日本国語大辞典〉
2416 縹帙 ◆3 ひょうちつ   ┌はなだ色の書衣。転じて、書物。〈新大字典〉
┌1.うすい藍色の帙。
└2.転じて、書物のこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2417 垢穢 ◆3 くえ   ┌垢で汚れること。〈大辞林〉
┌あかでよごれていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2418 矜縦 ◆3 きょうしょう   ┌ほしいままにする。〈字通〉
┌ほこってほしいままなこと。〈新大字典〉
2419 靠幇 ◆3 こうほう   助け合う。〈字通〉
2420 弭忘 ◆3 びぼう   ┌考えることをやめる。忘れる。〈漢字源〉
┌忘れる。〈字通〉
2421 悖乱 ◆3 はいらん   ┌正しい道に背いて乱を起こす。謀反。〈漢字源〉
┌1.正道にそむいて乱を起こすこと。むほん。≒反乱
└2.道にもとり、正義を乱すこと。〈漢字ペディア〉
┌道理に逆らい正道を乱すこと。〈日本国語大辞典〉
★「悖」は、「もとる」や「みだれる」意だと「ハイ(悖戻/暴悖)」、「さかん」な意だと「ボツ(悖然)≒勃」と読むときが多いようだ。過去出題歴も「ハイ」音が重要。
◇漢字ペディア大見出し
2422 犖犖 ◆3 らくらく   ┌模様のけじめが明らかなさま。また、一つ一つが目立つさま。〈漢字源〉
┌1.明らかなさま。
└2.すぐれるさま。〈字通〉
┌1.人よりもすぐれているさま。
└2.あきらかなさま。〈日本国語大辞典〉
2423 侈靡 ◆3 しび   ┌身分不相応に贅沢すること。〈漢字源〉
┌身分にすぎたおごり。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2424 芟薙 ◆3 さんてい   ┌刈りたおす。〈字通〉
┌かりのぞく。〈字源〉
┌刈りのぞくこと。〈新大字典〉
┌刈り除く。〈漢辞海〉
2425 佞姦 ◆3 ねいかん   ┌口先がうまく心がねじけていること。〈漢字源〉
┌口先がうまくて表面は従順だが、心はねじけていて正しくないこと。また、そのようすやその人。≒佞奸〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2426 挈瓶 ◆3 けつべい けっぺい
けつぺい
┌ちっぽけなもののたとえ。〈漢字源〉
┌1.水をくむための小さな、かめ。わずかな知識のたとえ。
└2.かめを手にして水をくむ。〈漢辞海〉
★挈瓶の智(チ)…小知のたとえ。〈新大字典〉
2427 蹇躓 ◆3 けんち   ┌つまずきなやむ。物事に失敗すること。また、そのような人。〈新漢和大字典〉
┌1.物事が順調に運ばないさま。
├2.ことばがなめらかでないさま。
└3.のろい馬。〈漢辞海〉
2428 譏揣 ◆3 きし   ┌人の長所・短所を非難してもみくしゃにする。〈漢字源〉
┌人の長短を論評する。〈字通〉
┌人の長短を批評し、そしる。〈漢辞海〉
2429 綏綏 ◆3 すいすい   ┌1.尾を垂れさげるさま。
├2.連れ立っていくさま。
├3.上から下へと雨や雪が降るさま。
└4.やすらかに落ち着いたさま。〈新漢和大字典〉
┌夊夊(スイスイ)、ぶらぶら歩き。〈字通〉
2430 鉄鐺 ◆3 てっそう   ┌鉄鍋。〈字通〉
┌三足ある鍋。〈字源〉
★漢字ペディアを見れば「鐺」は「トウ」「ソウ」の二音を載せている。読み分けの言及はなく、大見出しには「茶鐺(チャトウ)」、漢検四字熟語辞典には「鼎鐺玉石(テイソウギョクセキ)」、そして過去に出題されたものとして「鐺裏」を読む問題があるが、標準解答は「トウリ」のみと各所でバラバラ。旁(ツクリ)が「当」の旧字にあたるので、「トウ」読みは慣用音ではないかとは思ったが根拠はない。(〈漢字源〉〈新大字典〉などでは「トウ」と「ソウ」で読み分けがされている)
2431 砌塡 ◆3 せいてん   きざはしをうずめる。空所を埋める。〈字通〉
2432 匡翊 ◆3 きょうよく   ただしたすける。≒匡翼〈字通〉
2433 斎粥 ◆3 さいしゅく   仏語。仏家で朝と昼に食べる食事。また、法会のおり、供される食事。〈日本国語大辞典〉
2434 斗斛 ◆3 とこく   ┌1.ます。
└2.一斗と一石。わずかな分量のたとえ。〈漢字源〉
┌斛は十斗。僅少のものをいう。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2435 銜枚 ◆3 かんばい がんばい ┌枚(バイ:口木)を口に含ませ両端に紐をつけて首の後に結びつけ、進軍中の談話を禁ずる。また、馬の鳴くを防ぐために用いる。〈字源〉
┌1.枚(バイ:箸のような木片)を含む。奇襲の際、兵士や馬の口に枚を加えさせ、声を立てるのを防いだ。
├2.口をつぐむ。
└3.無音のさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2436 曄曄 ◆3 ようよう   ┌赤赤とかがやくさま。〈漢字源〉
┌かがやくように美しいさま。〈字通〉
2437 翕忽 ◆3 きゅうこつ   ┌急におこり、ふと消える。変化・移動がすばやいさま。〈新漢和大字典〉
┌すみやかなさま。〈字通〉
2438 枕簟 ◆3 ちんてん   ┌まくらと、むしろ。転じて、寝具のこと。〈漢字源〉
┌まくらと。たかむしろと。寢具。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
2439 翕赫 ◆3 きゅうかく   ┌物事の盛んで激しいさま。〈新漢和大字典〉
┌盛んなさま。〈字通〉
2440 矜驕 ◆3 きょうきょう   ┌ほこりたかぶる。自信が強い。〈漢字源〉
┌ほこりおごること。矜邁(キョウマイ)。〈新大字典〉
┌おごり高ぶる。≒矜高〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2441 沛乎 ◆3 はいこ   ┌盛んに広がるさま。〈漢字源〉
┌盛んなさま。〈字通〉
2442 鸞軫 ◆3 らんしん   ┌天子の乗り物。〈新漢和大字典〉
┌天子が乗る車。≒鸞車、鸞駕、鸞輿、鸞路、鸞輅〈漢辞海〉
2443 沿泝 ◆3 えんそ   ┌川をくだることとさかのぼること。〈漢字源〉
┌流れに沿うて上下する。〈字通〉
2444 浹辰 ◆3 しょうしん   ┌十二日間。十二支の子から亥までのひと巡りの意。〈漢辞海〉
┌十二日間。十二支の子から亥までのひとめぐりの意。〈漢字源〉
┌十二支一巡。十二日。〈字通〉
┌一二日間。短時日の間の意にも用いる。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
2445 覘伺 ◆3 てんし   さぐる。〈字通〉
2446 貝勒 ◆3 ばいろく   ┌1.貝殻で飾った馬のくつわ。
└2.中国、清朝皇族に与えられた第三等の爵位。〈大辞泉〉
┌貝殻で飾ったウマのくつわ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2447 驍悍 ◆3 ぎょうかん   ┌気性が荒くて強い。〈新漢和大字典〉
┌気性が激しく力が強いこと。勇猛であるさま。勇悍。〈日本国語大辞典〉
2448 蝎蠹 ◆3 かつと   損害を与える。〈字通〉
2449 煢釐 ◆3 けいり   ┌夫と死別した妻。未亡人。やもめ。〈漢字源〉
┌やもめ。〈字通〉
2450 蹇驢 ◆3 けんろ   足の不自由な驢馬(ロバ)。〈新漢和大字典〉
2451 臚句 ◆3 ろこう ろく ┌通訳の官。〈新漢和大字典〉
┌通訳の官。下に伝えるを臚、上に伝えるを句という。〈字通〉
┌≒臚伝
├1.下位者に伝え告げる。また、その官。
└宰相が科挙の合格者の名前を天子の前で読み上げ、役人がそれを階下まで伝えること。〈漢辞海〉
2452 俚諺 ◆3 りげん   ┌世間に言い伝えられてきたことわざ。〈大辞泉〉
┌世のことわざ。〈字通〉
┌民間で広く言いならわされてきたことわざ。通俗なことわざ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2453 麻冕 ◆3 まべん   麻で織った儀式用のかんむり。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2454 讃仏偈 ◆3 さんぶつげ   ┌(仏)仏の行い、姿形。〈新漢和大字典〉
┌仏の功徳をほめたたえた偈頌。〈大辞林〉
2455 蹇跛 ◆3 けんぱ   ┌足が不自由なこと。あしなえ。〈新漢和大字典〉
┌あしなえ。〈字通〉
2456 剿襲 ◆3 そうしゅう   他人の説を手早く盗み取って、自分の説とする。≒剿取、剿説、鈔襲、抄襲〈漢字源〉
2457 五礙 ◆3 ごげ   ┌仏語。≒五障
├1.女性のもつ5種の障害。女性は修行しても、梵天王・帝釈天・魔王・転輪聖王・仏にはなれないということ。五礙。五つの障り。
├2.修行の妨げとなる5種のもの。煩悩障・業障・生障・法障・所知障。
└3.五善根の障りとなる欺・怠・瞋・恨・怨の五つ。〈大辞泉〉
┌仏語。女性の身にそなわる五つの障害。女性には、梵天王、帝釈、魔王、転輪聖王、仏のどれにもなることができない五つの障害があるという。五障。〈日本国語大辞典〉
2458 嬌娘 ◆3 きょうじょう   ┌美少女。〈字通〉
┌愛らしきむすめ。〈字源〉
2459 譴咎 ◆3 けんきゅう   ┌罪や過失についてのとがめ。〈新漢和大字典〉
┌とがめ。つみ。〈字通〉
2460 貧窶 ◆3 ひんく ひんる ┌まずしさのためにやつれること。〈漢字ペディア〉
┌貧乏でやつれること。〈漢字源〉
┌やつれ。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
2461 緇褐 ◆3 しかつ   黒いあら布の衣。〈字通〉
2462 椽桷 ◆3 てんかく   ┌たるき。〈字通〉
┌たるき。〈新漢和大字典〉
2463 鞅罔 ◆3 おうもう   ┌無頼。〈字通〉
┌わるがしこいこと。また、たのみのないことをいう。央亡。〈新大字典〉
┌わるがしこい。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
2464 酸嘶 ◆3 さんせい   つらくて、声をかすらせてうめく。〈漢字源〉
2465 祈嚮 ◆3 ききょう   ┌物事を一心に祈る。〈漢字源〉
┌心を寄せる。〈字通〉
2466 阜垤 ◆3 ふてつ   小高い丘。丘陵。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2467 蹙縄 ◆3 しゅくじょう   ┌ぶらんこ。〈新漢和大字典〉
┌鞦韆。〈字通〉
2468 蚤蝨 ◆3 そうしつ   のみと、しらみ。〈字通〉
2469 弥亙 ◆3 びこう   連なり続く。〈字通〉
2470 邀斫 ◆3 ようしゃく   ┌むかえてきること。〈新大字典〉
┌まちうけしてきる。〈字源〉
2471 闇斫 ◆3 あんしゃく   やみうち。〈字源〉
2472 恫痛 ◆3 とうつう どうつう ┌つらくて、たまらない。〈漢字源〉
┌かなしみいたむ。〈新大字典〉
2473 逼窄 ◆3 ひっさく ひょくさく せまくるしい。〈字通〉
2474 駅站 ◆3 えきたん   ┌1.宿駅。
├2.公文書の連絡を司る「駅」と、軍事の連絡を司る「站」。
└3.停車場。〈漢字源〉
┌1.中国、清代における駅伝制の宿駅の呼び名。
└2.宿駅や鉄道の停車場。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
2475 翳薈 ◆3 えいわい   ┌草木が茂っておおいかぶさっていて、状況が判断しにくいさま。〈新漢和大字典〉
┌鬱蒼と茂る。〈字通〉
┌草木が覆い繁り、かげるさま。〈漢辞海〉
2476 驪駒 ◆3 りく   ┌くろうま。送別の歌、逸篇。〈字通〉
┌1.黒い馬。くろこま。
└2.送別のときに別れを惜しんで歌う歌。〈新漢和大字典〉
2477 淹漬 ◆3 えんし   ┌水につかること。また、水につけること。水びたし。〈漢字源〉
┌ひたす。〈字通〉
2478 讐釁 ◆3 しゅうきん   不和。〈字通〉
2479 摯忱 ◆3 ししん   誠実。〈字通〉
2480 俎豆 ◆3 そとう   ┌1.俎と豆。祖先の祭りのとき、供物をのせる台と、たかつき。
├2.一般に祭りに用いる道具のこと。
└3.お供えを設けてまつりあげる。〈漢字源〉
┌1.中国古代の祭器で、供物の肉を載せる台の俎と、食物を盛るたかつきの豆(トウ)。また、祭器一般。
└2.偉い人としてまつりあげること。また、祭り。儀式。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2481 陶猗 ◆3 とうい   1.陶朱と猗頓のこと。ともに昔の大金持ち。
2.転じて、富豪。金持ち。〈漢字源〉
2482 白朮 ◆3 びゃくじゅつ   ┌キク科植物のオケラやオオバナオケラの根茎。〈大辞泉〉
┌オケラの根茎を乾燥させた生薬。芳香があり、利尿剤・健胃剤用。また、屠蘇散(トソサン)の材料。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2483 翹袖 ◆3 ぎょうしゅう   ┌袖を高くかかげて舞う〈新漢和大字典〉
┌袖をあげる。〈字通〉
2484 薜幄 ◆3 へいあく   まさきのかずらのとばり。≒薜帷(ヘイイ)〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2485 紅妝 ◆3 こうしょう こうそう ┌紅でよそおうこと。化粧。また、化粧した美人。≒紅粧〈日本国語大辞典〉
┌あでやかな化粧。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2486 讒佞 ◆3 ざんねい   ┌ことばたくみに讒(ザン:人を陥れるために事実を曲げて告げ口する)する。〈字通〉
┌あしざまに告げ口をして、目上の人にへつらう。また、そのような人。〈新漢和大字典〉
┌人を中傷して上の者にへつらうこと。また、その人。〈大辞泉〉
┌事実を曲げたり、いつわったりして、人をあしざまに言い、目上の人にへつらうこと。また、その人。〈日本国語大辞典〉
2487 櫺檻 ◆3 れいかん   ┌れんじの手すり。格子の手すり。≒櫺軒〈漢字源〉
┌れんじのてすり。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2488 竦企 ◆3 しょうき   ┌つまさきだちになって待ち望む。〈漢字源〉
┌足をそばだてる。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2489 圉絆 ◆3 ぎょはん   ┌拘禁する。〈字通〉
┌とらわれ人となって獄につながれること。〈新大字典〉
2490 翹彦 ◆3 ぎょうげん   ┌抜き出てすぐれた人。〈字通〉
┌すぐれた人。〈新大字典〉
2491 俛仰 ◆3 ふぎょう   ┌1.うつむいたり仰いだりする。
├2.上がったり下がったりする。
└3.応対する。相手になる。〈漢辞海〉
┌≒俯仰
├1.うつむいたり、あおいだりすること。
└2.たちいふるまい。〈漢字源〉
┌うつむくと、あおむくと。≒俯仰〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2492 図讖 ◆3 としん   ┌未来の吉兆を記した書物。〈漢字源〉
┌未来の吉兆を予言した書物。未来記。
◇漢字ペディア下付き
2493 邨巷 ◆3 そんこう   ≒村巷
1.村の道。
2.村ざと。〈漢字源〉
2494 河滸 ◆3 かこ   ┌河のほとり。〈字通〉
┌河のほとり。〈字源〉
2495 耆碩 ◆3 きせき   ┌学問があって徳望の高い老人。〈新漢和大字典〉
┌年老いて学徳ある人〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2496 縉笏 ◆3 しんこつ   笏(シャク)をさしはさむ。〈漢字源〉
2497 綰髪 ◆3 わんぱつ   括り髪。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2498 綏馭 ◆3 すいぎょ   ≒綏御
┌安んじ治めること。〈新大字典〉
┌やすんじ治める。〈字通〉
2499 麤糲 ◆3 それい   ┌白くついていない米。玄米。〈新漢和大字典〉
┌精白していない、粗末なくろごめ。また、粗末なくろごめを用いた食事。粗飯。粗食。粗餐。≒粗糲、蔬糲〈日本国語大辞典〉
┌精米していない米。粗づきの米。玄米。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2500 觜爪 ◆3 しそう   ┌鳥のくちばしと、つめ。〈新漢和大字典〉
┌くちばしと爪。〈字通〉
┌くちばしとつめ。
◇漢字ペディア小見出し
2501 貿糴 ◆3 ぼうてき   交易。〈字通〉
2502 皴皺 ◆3 しゅんしゅう   ┌しわ。〈字通〉
┌1.しわ。
└2.筆法の一。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2503 髀胝 ◆3 ひち   股(モモ)肉が、厚く堅くなったもの。しりだこ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2504 鳧舫 ◆3 ふほう ふぼう ┌かもの形の舟。鳥舟。〈字通〉
┌カモの形をした舟。≒鳧船、鳧舟〈漢辞海〉
2505 雛雉 ◆3 すうち   キジのひな。〈新漢和大字典〉
2506 嗚嗚 ◆3 おお   ┌声をはりあげるさま。歌うとき、泣くときなどに用いる。〈漢字源〉
┌1.歌う声のさま。
└2.むせぶような声のさま。〈漢辞海〉
2507 内郤 ◆3 ないげき   ┌国内または家内のうちわもめ。≒内訌、内乱〈字源〉
┌内部の仲たがい。≒内隙〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2508 緝穆 ◆3 しゅうぼく   ┌人々を集めて仲良くさせる。≒輯穆〈漢字源〉
┌≒緝睦、緝和
├1.仲睦まじくさせる。
└2.仲良くする。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2509 綰轂 ◆3 わんこく   ┌統べくくること。〈新大字典〉
┌道路の集まる要所。また、その要所を控制する。〈字通〉
2510 耄耋 ◆3 ぼうてつ   ┌衰え弱った老人。おいぼれ。〈新漢和大字典〉
┌老年。八十を耋という。〈字通〉
★耄耋の年…80〜90歳。
◇漢字ペディア小見出し
2511 嚶嚶 ◆3 おうおう   ┌1.鳥が調子よくより鳴くさま。また、鳴き交わすさま。
└2.友人どうしが、仲良く励まし合うことのたとえ。〈漢字源〉
┌1.鳥が互いに鳴き合うさま。
└2.友人どうしが声を出してはげまし合うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2512 阜螽 ◆3 ふしゅう   ┌いなご。稲虫。〈漢字源〉
┌いなご。〈字通〉
┌いなご。〈字源〉
2513 恬豁 ◆3 てんかつ   ┌欲がなくて、あけすけである。〈漢字源〉
┌心がやすらかにひろし。〈字源〉
2514 鉢盂 ◆3 はつう   ┌(仏)僧侶の用いる食器。≒鉢釪〈漢字源〉
┌僧の食器。〈字通〉
2515 郢斧 ◆3 えいふ   ┌詩文の添削を人に請うときに用いる語。〈大辞泉〉
┌詩文の添削を頼むときに使う語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2516 緝熙 ◆3 しゅうき   ┌光の明るいさま。徳があり広く知れわたることのたとえ。〈漢字源〉
┌ひかりかがやく。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2517 孛彗 ◆3 はいすい   ┌ははきほし。〈字源〉
┌彗星。〈字通〉
2518 噬螫 ◆3 ぜいせき   かみ刺す。〈字通〉
2519 枯竭 ◆3 こけつ   ┌乾いてひからびること。水分がなくなり乾燥すること。〈大辞泉〉
┌かれてなくなる。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2520 韋篋 ◆3 いきょう   ┌皮製のはこ。〈字通〉
┌なめしがわのはこ。〈新大字典〉
2521 耋艾 ◆3 てつがい   ┌老人。また、老少。〈字通〉
┌年寄りと若者。一説に、老人。〈新大字典〉
┌高齢の人。〈漢辞海〉
2522 飴漿 ◆3 いしょう   ┌飴汁〈字通〉
┌あめのしる。〈字源〉
2523 詆訐 ◆3 ていけつ   ┌1.欠点を暴いて、とことんまでつきつめる。
└2.そしる。人のことを馬鹿にする。〈漢字源〉
┌あばく。〈字通〉
┌他人をそしり、欠点をあばく。〈漢辞海〉
2524 髦髫 ◆3 ぼうちょう   ┌さげがみの子ども。〈新漢和大字典〉
┌さげがみのこども。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2525 艘楫 ◆3 そうしゅう   ┌舟のかい。〈字通〉
┌ふねとかじ。また、ふねのかい。〈新大字典〉
2526 太簇 ◆3 たいそう   ┌≒大簇
├1.陰暦一月の異名。
└2.中国音楽の十二律の三番目の音。日本の十二律の平調(ヒョウジョウ)にあたる。〈漢字ペディア〉
┌≒大簇
├1.中国音楽十二律の第三律。日本十二律の平調(ヒョウジョウ)に相当する。
└2.陰暦一月の異称。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
2527 蒼旻 ◆3 そうびん   ┌あおぞら。〈漢字源〉
┌あおぞら。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2528 月暈 ◆3 げつうん   ┌月のかさ。月のまわりに見える光の輪。〈漢字源〉
┌「月暈(ツキガサ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2529 蹲鴟 ◆3 そんし   ┌1.芋。うずくまった鴟(フクロウ)に形が似ていることから。
├2.橋の柱の下の砂の中に入れる横木。
└3.指で拳をやるときの親指。〈新漢和大字典〉
┌サトイモの別称。鴟(フクロウ)がうずくまっている形に似ているのでいう。〈漢辞海〉
┌芋の異名。芋頭の形の似たるが故。〈字源〉
★蹲鴟を羊と為す・・・無学の者が早のみこみして間違えることのたとえ。〈新明解故事ことわざ辞典〉
2530 頃筐 ◆3 けいきょう   ┌へりが後方で高く前方で低くて、ななめになっているかご。〈漢字源〉
┌一方が低いかご。草摘み用。〈字通〉
┌かごの一種。縁の一方が高く、一方が低い。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
2531 櫛梳 ◆3 しっそ   髪をくしけずる。〈漢字源〉
2532 鋤犂 ◆3 じょれい じょり ┌すき。〈新大字典〉
┌すき。〈字通〉
┌1.すき。
└2.農作業。〈漢辞海〉
2533 訛舛 ◆3 かせん   ┌まちがう。また、まちがい。〈新漢和大字典〉
┌あやまりたがう。〈字通〉
2534 豢圉 ◆3 かんぎょ   ┌飼育する。〈字通〉
┌牛や馬を飼うところ。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2535 黄檗 ◆3 おうばく   ┌ミカン科の落葉高木の一種。きはだ。〈漢字源〉
┌1.キハダの別称。またキハダの樹皮からとった染料および生薬。黄檗(キハダ)
└2.「黄檗宗」の略。曹洞宗・臨済宗とともに日本三大禅宗の一派。江戸時代、中国、明(ミン)から渡来した隠元(インゲン)が京都の万福寺を建てて広めた。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2536 盪尽 ◆3 とうじん   あらい流したようにすっかりなくなる。〈漢字源〉
2537 笄冠 ◆3 けいかん   ┌笄(コウガイ)と冠。男女ともに成人の礼をあげること。〈漢字源〉
┌男女成人の礼。〈字通〉
2538 良耜 ◆3 りょうし   よいすきぐわ。〈新大字典〉
2539 糾黜 ◆3 きゅうちゅつ   ┌罪をただして、しりぞける。〈漢字源〉
┌罪をただして排斥する。〈漢辞海〉
2540 沮遏 ◆3 そあつ しょあつ ┌おしとどめる。阻止する。〈字通〉
┌進んでくるのを食い止める。〈新漢和大字典〉
┌さえぎりとどめること。妨害すること。そあつ。≒阻遏〈日本国語大辞典〉
2541 涎蝣 ◆3 せんゆう   なめくじ。〈字通〉
2542 鳶唳 ◆3 えんれい   とびが鳴く。〈字通〉
2543 水獺 ◆3 すいだつ   ┌1.獣の名。かわうそ。
└2.中国南部の水上生活者を、いやしめていう言葉。蜑戸。〈漢字源〉
┌かわうそ。〈字通〉
2544 閹尹 ◆3 えんいん   ┌宦官(カンガン:去勢された男子で貴族や宮廷に仕えた者)の長。〈字通〉
┌1.宦官を管理する官。
└2.宦官。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2545 澆訛 ◆3 ぎょうか   ┌軽薄で偽りが多い。〈漢字源〉
┌軽薄で誠意のないこと。〈新大字典〉
2546 閑澹 ◆3 かんたん   ゆったりしていて欲がないこと。〈漢字源〉
2547 黝黝 ◆3 ゆうゆう   1.うすぐろいさま。
2.樹木がこんもりと茂ってうすぐらいさま。〈新漢和大字典〉
2548 灑泣 ◆3 さいきゅう   ┌はらはらと涙を流す。〈漢字源〉
┌なみだをぬぐう。≒灑涙〈漢辞海〉
2549 鵜獺 ◆3 ていだつ   ┌鵜と、かわうそ。〈字通〉
┌がらんちょうと、かわうそと。共に魚を捕らえ食うもの。〈字源〉
2550 艱窶 ◆3 かんく   貧しく苦しむ。〈字通〉
2551 蓼穂 ◆3 りょうすい   ┌タデの花。蓼花。〈新漢和大字典〉
┌たでの花。〈字通〉
┌たでの花。〈新大字典〉
2552 刱傷 ◆3 そうしょう   傷つける。また、傷。〈漢字源〉
2553 頌歎 ◆3 しょうたん   感心してほめたたえる。〈新漢和大字典〉
2554 艱屯 ◆3 かんちゅん   ┌険阻なこと。また、困難なこと。〈新大字典〉
┌行き悩む。〈字通〉
★「屯」には二通りの音読みがある。
├『屯:トン…たむろする。重さの単位(≒瓲・噸)。』
├『屯:チュン…行き悩む。』
└熟語は勿論「トン」読みが多い。「チュン」読みは「屯蹇(チュンケン)」・「艱屯(カンチュン)」が主である。
2555 呵欠 ◆3 かけん   あくび。〈漢字源〉
2556 鼻哂 ◆3 びしん   ┌鼻でわらう。せせらわらう。〈漢字源〉
┌せせら笑い。〈字通〉
┌鼻でせせら笑う。〈漢辞海〉
┌せせらわらい。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
2557 碩鼠 ◆3 せきそ   ┌大鼠。搾取する領主にたとえる。〈字通〉
┌1.大きな鼠。
└2.「詩経」魏風の篇名。重税を取る君主をおおねずみにたとえて歌った詩。〈新大字典〉
2558 啜汁 ◆3 せつじゅう   甘い汁を吸う。他人の力で利益を得る。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2559 喟焉 ◆3 きえん   嘆息をつくさま。〈漢字源〉
2560 倩眄 ◆3 せんべん   美人の、愛らしい口もとと、美しい目つき。〈漢字源〉
2561 酣豢 ◆3 かんかん   酒や、うまい物を飲み食いして、ぜいたくに暮らす。〈漢字源〉
2562 耿耿 ◆3 こうこう   ┌1.小さくちかちかと輝くさま。
└2.目がちかちかとさえて眠れないさま。〈新漢和大字典〉
┌目がさえて寝られない。〈字通〉
2563 艾餠 ◆3 がいへい   ┌よもぎ餅。〈字通〉
┌よもぎもち。〈字源〉
┌よもぎの若葉をゆで混ぜてついた餅。〈新大字典〉
2564 黯湛 ◆3 あんたん   ┌うすぐらくて、はっきりしないこと。〈新漢和大字典〉
┌うすぐらい。〈字通〉
2565 目眥 ◆3 もくし もくせい まなじり。〈字通〉
2566 酥酪 ◆3 そらく   ┌酥と酪。ともに、牛や羊の乳を煮て、つくったもの。〈漢字源〉
┌乳製の飲み物。〈字通〉
2567 頷頤 ◆3 がんい   あごでうなずく。〈漢字源〉
2568 耿燿 ◆3 こうよう   かがやく。〈字通〉
2569 花鬘 ◆3 けまん   ┌1.糸で花をつづった飾り。インド・西域の人が首や胸に付けた。
└2.(仏)仏像・仏前にかける飾り。金・銅でつくり、花鳥・天女などをすかし彫りしてある。≒華鬘〈漢字源〉
┌仏堂内陣の欄間などにかける荘厳具。金・銅・革などを材料に、花鳥・天女などを透かし彫りにする。〈大辞林〉
2570 蓬艾 ◆3 ほうがい   ┌よもぎ。〈漢字ペディア〉
┌よもぎ。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
2571 黯澹 ◆3 あんたん   ┌うすぐらいこと。〈新漢和大字典〉
┌うすぐらい。〈字通〉
2572 蕘竪 ◆3 じょうじゅ   ┌しばを刈る子ども。〈新漢和大字典〉
┌草刈る童。〈字通〉
┌草を刈る子ども。〈新大字典〉
2573 乞丐 ◆3 きっかい   ┌人を押しとめて物乞いすること。また、その人。〈漢字源〉
┌物ごいをすること。また、その人。こじき。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2574 亀筴 ◆3 きさく   占いに用いるかめと、めどぎと。〈字源〉
2575 蟾酥 ◆3 せんそ   ┌ヒキガエルなどの皮膚腺の分泌物。漢方で強心・鎮痛薬に用いる。〈大辞泉〉
┌生薬の一つ。ヒキガエルなどの皮膚腺(セン)の分泌液からつくられる。強心剤などに用いる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2576 龐錯 ◆3 ほうさく   ┌もやもやと、入り乱れるさま。〈漢字源〉
┌紛乱する。〈字通〉
2577 徼循 ◆3 きょうじゅん   ┌見回って取り締まる。巡回する。〈漢字源〉
┌みまわること。めぐること。徼巡。〈新大字典〉
┌巡察する。≒徼巡〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2578 耆艾 ◆3 きがい   ┌1.老人。
├2.徳の高い人。
└3.恩師のこと。〈漢字源〉
┌としより。艾は五十。老師・尊者をいう。〈字通〉
┌1.老人。
└2.賢者。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2579 松蕈 ◆3 しょうじん   マツタケ。〈新漢和大字典〉
2580 乞食 ◆3 こつじき   ┌1.僧侶が修行のために人家の門前で経文を唱え、施しを受けること。また、その僧侶。
└2.こじき。〈漢字ペディア〉
┌1.僧侶が修行のため、人家の門前に立って、食を請い求めること。また、その僧。托鉢(タクハツ)。分衛(ブンエ)。
└2.「こじき」に同じ。〈大辞泉〉
★音読みの大問で「こじき」と読み誤らないこと。
◇漢字ペディア大見出し
2581 悁悁 ◆3 えんえん   ┌心が晴れ晴れしないさま。心が結ぼれるさま。〈漢字源〉
┌1.憂えるさま。
├2.腹をたてるさま。
└3.親切で丁寧なさま。〈漢辞海〉
2582 惶悚 ◆3 こうしょう   ┌おそれつつしむ。〈漢字源〉
┌おそれる。〈字源〉
2583 芝艾 ◆3 しがい   ┌霊芝と、よもぎ。高貴なものと下賤な者とのたとえ。貴賤。〈漢字源〉
┌貴賤。〈字源〉
2584 香蕈 ◆3 こうじん   シイタケ。〈新漢和大字典〉
2585 俄頃 ◆3 がけい   ┌しばらくの間。〈漢字源〉
┌にわかに。急に。しばらく。瞬時。俄刻。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
2586 追躡 ◆3 ついじょう   ┌あとから追うこと。追跡。〈大辞泉〉
┌足あとをたどって、追いかける。〈漢辞海〉
┌あとから追いかけること。追跡。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2587 搤殺 ◆3 やくさつ   首を絞めてころす。〈漢字源〉
2588 頽弛 ◆3 たいし   おきてなどが、ゆるみすたれる。〈新漢和大字典〉
2589 聒耳 ◆3 かつじ   ┌わいわいとやかましい。〈新漢和大字典〉
┌耳にかまびすしい。〈字通〉
2590 鍼艾 ◆3 しんがい   ┌鍼灸。〈字通〉
┌1.治療に用いるはりと、もぐさ。
└2.転じて、いましめ。教訓。〈漢字源〉
2591 蠡実 ◆3 れいじつ   ネジアヤメの漢名。中国原産のアヤメ科の多年草。〈新漢和大字典〉
2592 杳靄 ◆3 ようあい   ┌ふかくくらい。〈字通〉
┌深いもや。〈日本国語大辞典〉
2593 箚青 ◆3 さっせい とうせい ┌いれずみ。ほりもの。〈字通〉
┌皮膚に朱などの色を針で刺し入れ、模様などをあらわしたほりもの。いれずみ。≒刺青〈漢字源〉
┌皮膚に針や刃物で傷をつけ、色素を刺し入れる彫り物。入れ墨。≒刺青(シセイ/いれずみ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2594 軋伊 ◆3 あつい   糸車の音。〈字通〉
2595 榜笞 ◆3 ぼうち   ┌罪人を右と左の両側からむちでうつ。〈漢字源〉
┌罪人をむちで打って拷問する。≒榜掠(ボウリョウ)、榜捶、榜楚〈漢辞海〉
2596 賈衒 ◆3 こげん   ┌1.掛け値をつけて商売をすること。
└2.店で商売をすることと、行商すること。〈新漢和大字典〉
┌ものを買う。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2597 欠債 ◆3 けんさい   負債。〈字通〉
★「欠(ケン)」は常用漢字の「欠(缺:ケツ)」とは別字。
├『欠(ケン)・・・あくび。』
└『欠(缺:ケツ)・・・欠ける。休む。』
2598 簪裾 ◆3 しんきょ   ┌1.冠をとめるかんざしと、着物のすそ。
└2.転じて、役人や高い位の人の服装。〈漢字源〉
┌貴人の服。〈字通〉
┌かんざしと衣のすそ。転じて、高官の服。衣冠。〈新大字典〉
2599 狷隘 ◆3 けんあい   ┌気が短く、心がせまい。〈字通〉
┌気短で、心が狭い。〈漢字源〉
2600 薀崇 ◆3 うんしゅう うんすう ┌高く積み上げる。〈新漢和大字典〉
┌高く積み上げる。〈字通〉
2601 倅弐 ◆3 さいじ   ┌副官。〈字通〉
┌補佐の官。副官。〈漢辞海〉
2602 湍悍 ◆3 たんかん   ┌水勢がはやく強いこと。〈字通〉
┌水流が急で激しいこと。〈新大字典〉
2603 醂柿 ◆3 りんし   ┌酒を使って渋を去ったたる柿。〈新漢和大字典〉
┌さわしがき。〈漢辞海〉
2604 潸焉 ◆3 さんえん   ┌涙の流れるさま。〈字通〉
┌涙の流れるさま。≒潸然〈新大字典〉
2605 鬨声 ◆3 こうせい   ときの声。〈字通〉
2606 颯灑 ◆3 さっさい   ┌1.風が草木に吹き付ける音。
└2.ひらひら舞うさま。〈漢辞海〉
┌風が物を吹き動かすこと。〈新大字典〉
┌風の吹き散らす意。〈字源〉
2607 蠹蝕 ◆3 としょく   ┌虫が食う。むしばむ。〈漢字源〉
┌むしばむ。〈字通〉
2608 匯兌 ◆3 かいだ わいだ 為替を現金にする。また、為替。〈新漢和大字典〉
★兌・・・非常に音読みの多い漢字の一つ。以下一覧。
├『兌:ダ・・・とりかえる。また、易の八卦の一。』
├『兌:エツ・・・よろこぶ。≒悦』
├『兌:エイ・・・するどい。≒鋭』
├『兌:タイ・・・脱(タイ)に同じで、ゆるやかなさまの意か。音熟語見当たらず。義不明。』
└熟語では「ダ」の用例が多い。「兌換(ダカン)」・「発兌(ハツダ)」
◇漢字ペディア小見出し
2609 黻冕 ◆3 ふつべん   ┌礼服の、ひざかけとかんむり。〈新漢和大字典〉
┌ひざかけと、かんむり。礼服。〈字通〉
2610 箚記 ◆3 さっき とうき ┌書物を読んだ感想を、随時書き記した物。〈漢字源〉
┌読書して得た感想や考えなどを、随時しるしたもの。随想録。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2611 醢醯 ◆3 かいけい   ┌発酵させた肉の塩漬け。〈新漢和大字典〉
┌しおからと酢の物。〈字通〉
2612 縻鎖 ◆3 びさ   ┌くさり。〈字通〉
┌くさりをつなぐこと。〈新大字典〉
2613 黼座 ◆3 ふざ ほざ 黼扆(フイ・ホイ:黒と白に塗り分けた斧の形を描いた屏風)のあるところ。天子の御座所のこと。〈新漢和大字典〉
2614 咎殃 ◆3 きゅうおう   差し障り。災難。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2615 薈蔚 ◆3 わいうつ わいい ┌1.草木がこんもりと茂るさま。
├2.雲がもくもくとわきおこるさま。
└3.雲や霧がたちこめてうるおいがあること。〈新漢和大字典〉
┌雲霧が立ち込めるさま。草木が生い茂る。〈字通〉
┌1.雲や霧が立ち込めているさま。
└2.草木が盛んに茂るさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2616 啜泣 ◆3 てっきゅう せっきゅう ┌すすり泣く。〈漢字源〉
┌しゃくりあげて泣く。
◇漢字ペディア小見出し
2617 鴉軋 ◆3 ああつ   ┌轆轤(ロクロ)や舟の櫓(ロ)、門の扉などを開閉するときに出る音。ぎしぎし。〈漢字源〉
┌船の櫓(ロ)や門の扉などが、ぎしぎしときしむ音。〈漢辞海〉
2618 鬱鬯 ◆3 うっちょう   ┌1.香草の一つ。鬱金香(ウッコンコウ)のこと。それをまぜて酒によい香りをつけるのに用いた。
└2.鬱金香をまぜてつくった香酒。祭りに用いた。〈新漢和大字典〉
┌鬱金香で香をつけた酒。祭祀に用いる。〈字通〉
┌鬱と鬯。ともに香草の名。〈新大字典〉
2619 曠劫 ◆3 こうごう   ┌仏語。きわめて長い年月。〈大辞泉〉
┌仏語。非常に長い年月。永劫。≒広劫〈日本国語大辞典〉
2620 妹倩 ◆3 まいせん   妹の婿。〈漢字源〉
2621 追賁 ◆3 ついひ   ┌死者の供養をして、その功徳を飾ること。追善。〈大辞泉〉
┌死者の供養をして、その功徳を飾ること。追善。〈日本国語大辞典〉
★「賁」には三通りの音読みがある。
├『賁:ヒ…かざる。かざり。』
├『賁:ホン…1.はしる。(≒奔)2.いさむ。』
├『賁:フン…おおきい。おおきくふくれる。』
└熟語で注目すべきは「ヒ」を用いる書き問題でも出そうな「賁臨(ヒリン)」。「フン」を用いる熟語は少ない。
2622 妝幺 ◆3 しょうよう   作り話。〈字通〉
2623 醪醴 ◆3 ろうれい   1.にごりざけ。
2.(漢方)薬酒。〈新漢和大字典〉
2624 洽浹 ◆3 こうしょう   ┌1.広く行き渡る。知識・学問などにあまねく通ずる。
2.あまねくしみこむ。あまねく潤う。〈新漢和大字典〉
┌ゆきわたる。〈字通〉
2625 縹醪 ◆3 ひょうろう   うすい藍色をしたにごり酒。〈新漢和大字典〉
2626 鬻売 ◆3 いくばい   物を売る。商売をする。あきなう。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2627 卦筮 ◆3 かぜい   ┌八卦の占い。占い。〈新漢和大字典〉
┌易の占い。〈字通〉
2628 聿懐 ◆3 いっかい   ┌1.心に思う。懐かしがる。
└2.先王の徳を胸に抱いて、人民を安んずる。〈新漢和大字典〉
┌述べて思う。先王の美徳を修め、人民の心を安らぐ。〈字通〉
2629 芻豢 ◆3 すうかん   ┌草食の家畜と、穀食の家畜。〈新漢和大字典〉
┌まぐさを食う牛馬、穀を食う犬豕の属。祭祀の犠牲とする。〈字通〉
2630 怛然 ◆3 だつぜん   ┌1.はらはらするさま。
└2.心をいため悲しむさま。〈漢字源〉
┌驚くさま。おそれるさま。また、いたみかなしむさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2631 狠恣 ◆3 こんし   ┌心がねじけていて、気ままなこと。〈漢字源〉
┌心がねじけて勝手気ままなこと。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2632 軫悼 ◆3 しんとう   ┌天子がかなしみなげく。〈字通〉
┌人の死などを悼み悲しむ。〈漢辞海〉
2633 肄習 ◆3 いしゅう   ┌練習する。〈字通〉
┌実際に練習する。〈新漢和大字典〉
2634 軼材 ◆3 いつざい   ≒逸材〈新漢和大字典〉
2635 篋笥 ◆3 きょうし   ┌文書や衣類などを入れるはこ。〈字通〉
┌書物や衣服などを入れるはこ。〈漢字源〉
2636 揄袂 ◆3 とうべい ゆべい ┌ふところの中に手を入れて、たもとの中で探る格好で行くこと。〈漢字源〉
┌袂(タモト)を垂れること。また、袂の中に手を入れること。〈新大字典〉
2637 阨巷 ◆3 あいこう   ┌せまい通り。せまい路地。〈新漢和大字典〉
┌狭苦しい町。〈漢辞海〉
2638 荊璞 ◆3 けいはく   ┌荊山から産する璞(玉の原石)。荊山璞。すぐれた資質にたとえる。〈漢字源〉
┌荊山の璞玉。美質あるにたとえる。〈字通〉
2639 賽饌 ◆3 さいせん   ┌お礼のために、神仏に供える食べ物。〈新漢和大字典〉
┌お供え。〈字通〉
2640 賺騙 ◆3 たんへん   だます。〈字通〉
2641 釁孼 ◆3 きんげつ   禍難。〈字通〉
2642 暈繝 ◆3 うんげん   ┌繧繝。同じ色を濃から淡へ、淡から濃へと層をなすように繰り返す彩色法。中国西域から伝わり、主に宝相華などの文様を表す。赤・青・緑・紫などの色を用い、奈良・平安時代の仏画、寺院の装飾や染織などに用いられた。繧繝彩色。〈大辞泉〉
┌同系色による彩色法。色の並びをだんだんと濃くしていく方法。≒繧繝〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2643 飄泛 ◆3 ひょうはん   ┌1.物がひらひらと浮かぶ。
└2.あてもなくさまよう。〈新漢和大字典〉
┌浮かびさすらう。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2644 ◆3 ろうけち ろうけつ 文様染めの一。布帛(フハク)に蝋で文様を描き、染液中に浸したあとで蝋を取り除くもの。型で蝋を押して文様を表したものが多い。日本には中国を経て伝わり、奈良時代に盛行した。蝋染め。ろうけつ。〈大辞泉〉
2645 桓楹 ◆3 かんえい   ┌天子・諸侯の棺を墓穴に下ろすとき気を石碑のように四方に立てたもの。〈新大字典〉
┌棺を下ろすため、墓穴の四隅に立てる柱。柱頭に穴をあけ、紐を通して静かに下ろす。のち石柱を立て、碑銘を刻するようになった。木柱には宮廟の柱頭のように雕飾を加えた。〈字通〉
2646 喋囁 ◆3 ちょうしょう   ┌私語。〈字通〉
┌ささやく。≒沾囁、私語〈字源〉
2647 瞿麦 ◆3 くばく   ┌秋の七草の一つ。なでしこ。〈漢字源〉
┌なでしこ。〈字通〉
2648 籒篆 ◆3 ちゅうてん   漢字の書体の一つ。籒が作ったものという。字画が煩雑で、装飾的な書体。古籒・籒書・籒文ともいう。秦の李斯のつくった小篆に対して、大篆ともいう。〈漢字源〉
2649 疵釁 ◆3 しきん   ┌1.きずと、われめ。
└2.つみや、とが。〈漢字源〉
┌1.あやまち。欠点。
└2.人間関係の亀裂。〈漢辞海〉
2650 窮阨 ◆3 きゅうやく   ┌困窮する。〈字通〉
┌くるしむ。≒窮厄〈字源〉
2651 飆塵 ◆3 ひょうじん   ┌突風の突き上げるつちぼこり。風塵。〈新漢和大字典〉
┌風に舞う塵。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2652 苟偸 ◆3 こうとう   ┌一時しのぎの安楽をむさぼる。〈新漢和大字典〉
┌一時の安逸をむさぼる。〈字通〉
┌一時の安楽をむさぼる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2653 燔柴 ◆3 はんさい   ┌しばを焼いて天を祭ること。〈新大字典〉
┌柴の上に玉帛(ギョクハク)・いけにえなどをのせ、その柴を燃やして天をまつる。また、その儀式。〈漢字源〉
┌天を祭る儀式。祭壇に薪を積み、その柴の上に玉帛や生け贄をのせ、焼いてその気を天まで届かせるという儀式。≒燔燎〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2654 薜蔓 ◆3 へいまん   まさきのかずらのつる。〈字通〉
2655 熙怡 ◆3 きい   ┌和らぎよろこぶ。〈字通〉
┌和らぎよろこぶこと。〈新大字典〉
2656 愆釁 ◆3 けんきん   ┌仲違い。〈字通〉
┌仲違い。仲の悪いこと。〈新大字典〉
2657 繞膝 ◆3 じょうしつ   膝にまとわりつく。〈字通〉
2658 坤垠 ◆3 こんぎん   地の果て。〈字通〉
2659 偈頌 ◆3 げじゅ げしょう ┌仏の徳をたたえる詩。偈。〈漢字源〉
┌(仏)韻文体の経文。また、仏教の教えを詩の形式で表したもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2660 贄敬 ◆3 しけい   ┌はじめて、先生のところに入門するとき、持っていく手土産。〈漢字源〉
┌入門の礼。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2661 涌湍 ◆3 ようたん   ┌水がわきたって激しくながれるさま。〈新漢和大字典〉
┌激流。〈字通〉
2662 誄讃 ◆3 るいさん   しのびごと。生前の事功をたたえる弔辞。〈字通〉
2663 偸取 ◆3 とうしゅ   ┌そっと中身を奪い取る。〈漢字源〉
┌一時にむさぼりとる。〈字通〉
2664 贅婿 ◆3 ぜいせい   ┌入り婿。〈大辞泉〉
┌1.養子。入り婿。結婚して女の家に入る。中国では、卑しまれた。
└2.卑しい身分の人。〈漢辞海〉
★中国で入婿のことをいう。夫が妻の家に入ることを卑しんで贅(あまりもの)と称した。贅には質(シチ)の意もあり、貧夫が妻家に金品を納めることができないため、代わりに妻家に質となって労力を提供したので、この名があるという。
2665 瞻仰 ◆3 せんぎょう せんごう ┌1.みあげること。
└2.人を尊敬する。〈漢字源〉
┌1.仰ぎ見ること。見上げること。
└2.仰ぎ尊ぶこと。慕い敬うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2666 坡塘 ◆3 はとう   ┌堤。〈字通〉
┌土手。堤防。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2667 繽繙 ◆3 ひんぱん   ┌とぶさま。〈字通〉
┌風が旗を吹くさま。はためくさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
2668 鼻衄 ◆3 びじく   鼻孔から出血すること。鼻血。〈新漢和大字典〉
2669 薺米 ◆3 せいまい   ヒシモドキの漢名。沼の泥中に根を下ろすゴマ科の多年草。〈新漢和大字典〉
2670 衒鬻 ◆3 げんいく   ┌実力以上に誇張して自分の才能を売り込む。〈新漢和大字典〉
┌1.売り払う。たたき売る。衒売。
└2.自分を高く売り込む。衒耀。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2671 偸盗 ◆3 ちゅうとう とうとう ┌1.(仏)十悪の一つ。物を盗むこと。
├2.物を盗むこと。五戒の一つとして禁じられている。
└3.ぬすびと。〈漢字源〉
┌1.(仏)五戒の一つで、人の物をぬすむこと。ぬすみ。
└2.ぬすびと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2672 瓷器 ◆3 じき   ┌うわぐすりをかけて焼いたかたい焼き物。〈漢字源〉
┌磁器。〈字通〉
┌土器より堅い焼き物。磁器成立以前の原始的なものをさすことが多い。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
2673 繙覈 ◆3 はんかく   書物をひもといて、対校(基準とする本文に異本同士をつきあわせて照らし、本文の異同を確かめること。)する。〈字通〉
2674 誨猷 ◆3 かいゆう   はかりごと。〈字通〉
2675 攢簇 ◆3 さんそう   ┌群がりあつまる。≒攢叢、攢聚〈漢字源〉
┌群がる。〈字通〉
┌群がり集まる。≒攢叢、攢聚〈漢辞海〉
2676 倚藉 ◆3 いしゃ   ┌頼ること。たのみとすること。よりかかること。〈漢字ペディア〉
┌たよる。〈字通〉
┌よること。頼ること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2677 甃砌 ◆3 しゅうせい   ┌平たい石を敷き詰めたもの。石畳。〈漢字源〉
┌煉瓦・しき瓦をしいたところ。〈字通〉
┌いしだたみ。〈新大字典〉
2678 賑贍 ◆3 しんせん   ┌不足した物をほどこして元気づける。〈漢字源〉
┌貧困者、被災者などを救うために金品を施し与えること。贍賑。賑恤。〈日本国語大辞典〉
┌物資を与え、人を救う。≒贍給〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2679 饑餒 ◆3 きだい   ┌うえる。〈字通〉
┌うえる。〈字源〉
┌≒飢餓〈新大字典〉
2680 襴衫 ◆3 らんさん   ┌すそ飾りのある裳の服。〈字通〉
┌すそべりがついた衣服。〈漢字源〉
2681 帝傅 ◆3 ていふ   ┌1.帝王の先生。
└2.宰相のこと。〈漢字源〉
┌1.天子の先生。≒帝師
└2.宰相・太傅の尊称。〈漢辞海〉
2682 餔啜 ◆3 ほせつ   ┌飲食。≒餔歠〈字通〉
┌飯を食べたりすすったりする。飲食すること。≒餔歠〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2683 藐玩 ◆3 びょうがん   軽蔑してあつかう。〈字通〉
2684 贓蠹 ◆3 ぞうと   わいろをむさぼりとる者。〈新漢和大字典〉
2685 矜伐 ◆3 きょうばつ   ┌ほこって自慢する。〈漢字源〉
┌ほこる。〈字通〉
┌手柄にして威張る。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2686 擲梭 ◆3 てきさ   ┌1.梭(ヒ)を縦糸の間に投げ入れて機を織る。
└2.梭(ヒ)が動くように時間がたつことのたとえ。〈漢字源〉
┌機を織る。〈字通〉
┌1.機織りで、杼を経糸の間に投げ入れて機を織る。
└2.時のたつのが早いさま。また、頻繁な往来のたとえ。〈漢辞海〉
2687 儲胥 ◆3 ちょしょ   ┌1.たくわえ。備蓄。転じて、費用。
├2.かきね。柵欄。
├3.しもべ。僕婢。
└4.漢の宮殿の一つの名。〈新大字典〉
┌1.必要な時の場合に備えておくたくわえ。
├2.軍中のかきね。
└3.召使。〈漢字源〉
2688 袞職 ◆3 こんしょく   ┌天子の職。〈字通〉
┌1.天子の職務。転じて、天子のこと。
└2.三公の職務。〈漢字源〉
2689 嵩岫 ◆3 すうしゅう   ┌高い山。〈字通〉
┌高い山のほら。〈字源〉
2690 甍宇 ◆3 ぼうう   かわらぶきの家。〈字通〉
2691 暫輟 ◆3 ざんてつ   しばらく休む。〈字通〉
2692 莞簟 ◆3 かんてん   ┌いむしろと、たかむしろ。〈漢字源〉
┌いのむしろと、たかむしろ。〈字通〉
┌いむしろと、たかむしろ。〈新大字典〉
2693 戡殄 ◆3 かんてん   ┌みなごろしにする。絶滅。〈漢字源〉
┌滅ぼす。〈字通〉
2694 蟹胥 ◆3 かいしょ   かにのひしお。〈字通〉
2695 齧噬 ◆3 げつぜい   ┌物をかむ。〈新漢和大字典〉
┌かむ。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2696 涅歯 ◆3 でっし ねっし ┌歯を黒く染めること。また、黒く染めた歯。〈漢字ペディア〉
┌歯を黒く染めること。また、その歯。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
2697 僉謀 ◆3 せんぼう   みんなで計画をたてる。〈漢字源〉
2698 甕牖 ◆3 おうゆう   ┌こわれたかめの口でつくった窓。貧しい家のたとえ。〈漢字源〉
┌甕(カメ)の口を家の窓にする。貧家。〈字通〉
2699 輟耕 ◆3 てっこう   1.耕作を途中でやめる。
2.農業を営むことをやめること。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2700 簷楹 ◆3 えんえい   ┌のきの柱。〈漢字源〉
┌のき。〈字通〉
2701 濬潭 ◆3 しゅんたん   ┌ふかいふち。深淵。〈漢字源〉
┌深いふち。深潭。〈新大字典〉
┌深いうふち。深淵。〈漢辞海〉
2702 濬川 ◆3 しゅんせん   川を深くする。〈字通〉
2703 胥蠹 ◆3 しょと   悪役人。〈字通〉
2704 赤幟 ◆3 せきし   赤い色の旗。〈新漢和大字典〉
2705 胙俎 ◆3 そそ   ┌祭りの肉を載せる台。〈新大字典〉
┌祭りのとき神に供える肉をのせる台。〈新漢和大字典〉
┌主人の俎(マナイタ)。〈字通〉
2706 鯢桓 ◆3 げいかん   ★鯢桓の審(シン)…クジラが泳ぎまわる大海原の深みのこと。〈新漢和大字典〉
2707 来茲 ◆3 らいじ   ┌来年。〈漢字源〉
┌来年。〈字通〉
┌1.来年。
└2.今後。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2708 忍辱 ◆3 にんにく   仏語。六波羅蜜の第三。侮辱や苦しみに耐え忍び、心を動かさないこと。忍辱波羅蜜。〈大辞泉〉
★柔和(ニュウワ)忍辱…仏法に従い、心やさしく、侮辱や迫害にも耐え忍ぶこと。〈大辞泉〉
2709 袗衣 ◆3 しんい   ┌ぬいとりのある衣服。〈漢字源〉
┌天子の着る美しい正装。〈漢辞海〉
2710 誣愬 ◆3 ふそ   ┌無実なのに罪があるように偽って訴える。〈新漢和大字典〉
┌偽り訴える。〈字通〉
★漢字ペディアを見れば、「愬」は「ソ」「サク」の二音を載せている。「ソ」は「≒訴」と解釈して、「サク」を意識して覚えてと言いたいところだが優先度は低い。どちらかと言えばこの字は訓読みの方が重要である(膚受の愬え)。
2711 凭肩 ◆3 ひょうけん   肩をよせる。≒憑肩〈字通〉
2712 勍勍 ◆3 けいけい   たけだけしいようす。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2713 簽押 ◆3 せんおう   ┌署名捺印すること。署名して、印を押すこと。〈漢字源〉
┌署名。〈字通〉
2714 禍簒 ◆3 かさん   ┌簒奪されて生じるわざわい。〈漢字源〉
┌簒奪の災い。また、災いと簒奪。〈漢辞海〉
2715 胝肩 ◆3 ちけん   肩にまめができる。〈字通〉
2716 藜莠 ◆3 れいゆう   あかざと、はぐさ。雑草。〈字通〉
2717 搏埴 ◆3 はくしょく   ┌陶土をうちこねる。〈字通〉
┌粘土をこねて陶器を作ること。また、陶工。〈新大字典〉
2718 誣譖 ◆3 ふしん   無実のことでそしる。〈字通〉
2719 畚築 ◆3 ほんちく   ┌土の運ぶためのもっこと、盛り土をかためるためのかきね。〈漢字源〉
┌版築。〈字通〉
┌土木建築の用具・仕事。〈漢辞海〉
2720 苔砌 ◆3 たいせい   ┌こけが一面に生えている石畳。〈漢字源〉
┌こけむした石だたみ。〈新大字典〉
2721 拱揖 ◆3 きょうゆう   ┌両手を胸の前で組み合わせて会釈する。〈新漢和大字典〉
┌お辞儀する。〈字通〉
┌両手を胸の前に組んで会釈する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2722 饂麺 ◆3 うんめん   汁で煮たうどんの一種。特に、宮城県白石市特産の「うーめん」のこと。〈大辞泉〉
2723 老嫗 ◆3 ろうう   ┌年をとって衰え弱った女。〈漢字源〉
┌年をとった女。おうな。老婆。≒老媼〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2724 孳息 ◆3 じそく   ┌生長し、子孫がふえる。〈漢字源〉
┌ふえる。〈字通〉
┌生まれふえる。≒孳生〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2725 関尹 ◆3 かんいん   関所を守る役人。また、そのかしら。関もり。〈漢字源〉
2726 岑蔚 ◆3 しんうつ しんい ┌山の峰で木が茂った所。〈新漢和大字典〉
┌深く茂った峰。〈字通〉
2727 峨髻 ◆3 がけい   高く結い上げた髪。〈字通〉
2728 溷廁 ◆3 こんし   ┌便所。かわや。〈漢字源〉
┌かわや。便所。〈新大字典〉
┌便所。≒溷軒〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2729 存恤 ◆3 そんじゅつ   ┌あわれみ、慰めて救う。慰問・救済する。〈漢字源〉
┌あわれんでねぎらうこと。慰問して恵むこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2730 撰輯 ◆3 せんしゅう   ┌1.多数の漢文の作品から、すぐれたもの、あるいは、選者の好みに合うものを選んで編集する。また、その書物。
└2.ある人の代表的な著作を択び集めた書物。〈新漢和大字典〉
┌編集する。〈字通〉
2731 儁秀 ◆3 しゅんしゅう   ┌才知に優れていること。また、その人。俊英。俊才。≒俊秀〈漢字源〉
┌すぐれてひいでていること。≒俊秀〈新大字典〉
2732 夾纈 ◆3 きょうけち   板で布をしめつけて染める。〈新漢和大字典〉
2733 ◆3 あい   せまい。くびれてせまい。場所が狭い。また、度量がせまい。〈新漢和大字典〉
2734 撻笞 ◆3 たっち   むちでうちのめす。〈漢字源〉
2735 斌蔚 ◆3 ひんうつ   文彩の盛んなさま。〈字通〉
2736 趁節 ◆3 ちんせつ   拍子に合わせる。〈字通〉
2737 枸杞 ◆3 くこ こうき ┌ナス科の落葉小低木。夏、淡紫色の花が咲き、赤い実を結ぶ。若葉は食用。実は薬用。〈漢字ペディア〉
┌ナス科の落葉小低木。〈漢字源〉
┌クコ。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
2738 柬請 ◆3 かんせい   招待状。〈字通〉
2739 諍論 ◆3 じょうろん そうろん ┌論争すること。論争。〈大辞林〉
┌言い争うこと。論争。〈大辞泉〉
┌互いに意見を主張して、議論すること。議論して、言い争うこと。論争。≒争論〈漢字ペディア〉
┌言い争うこと。議論して争うこと。言い争い。いさかい。≒争論〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
2740 趙痩 ◆3 ちょうそう   ┌やせ型の美人のこと。漢の成帝の后、趙飛燕がやせて美しかったことから。〈大辞林〉
┌やせ型の美人。漢の成帝の后、趙飛燕がやせていて美しかったところから。〈日本国語大辞典〉
2741 石碣 ◆3 せっけつ   ┌石碑。まるい石碑。〈字通〉
┌1.まるい石碑。
└2.越王が陣中で用いさせた矢の名。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2742 簪纓 ◆3 しんえい   ┌かんざしと冠のひも。転じて、高官の人。〈新大字典〉
┌1.冠をとめるかんざしと、冠のひも。
└2.転じて、高い位。また、高い位の人。〈漢字源〉
┌かんざしと冠の紐。転じて、高位高官。また、その人。公卿。貴族。〈日本国語大辞典〉
2743 泓涵 ◆3 おうかん   ┌深い。〈字通〉
┌水を深くたたえているさま。〈字源〉
2744 嵐岫 ◆3 らんしゅう   山気のたちこめる山。〈字通〉
2745 眩泯 ◆3 げんべん げんびん ┌目のくらむさまをいう。〈漢字源〉
┌目くらみ。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2746 塵涓 ◆3 じんけん   ┌1.ちりと、しずく。非常に小さいもののたとえ。
└2.自分の行為を謙遜していうことば。〈漢字源〉
┌1.ちりと水滴。極めて微小なことのたとえ。
└2.転じて、自分の行為に対する謙譲語。微衷。微力。〈新大字典〉
2747 岐嶷 ◆3 きぎょく   ┌よく立ち上がる。幼くて聡慧なことをいうのに用いる。〈字通〉
┌子供の思慮深いこと。〈新漢和大字典〉
┌1.幼少のころから才知に優れていること。
└2.状貌の卓異なこと。〈新大字典〉
★「岐嶷」で「いこよか」とも読む。姿や形が堂々としていてりっぱなさま。〈漢字ペディア〉
2748 脩袂 ◆3 しゅうべい   ┌細長いたもと。〈新漢和大字典〉
┌長袖。〈字通〉
2749 杳茫 ◆3 ようぼう   ┌はるかなさま。遠いさま。〈大辞林〉
┌はるかなさま。深く遠いさま。〈日本国語大辞典〉
2750 跂踵 ◆3 きしょう   ┌1.つまだつこと。かかとを上げること。
└2.転じて、待ち望むこと。〈新大字典〉
┌1.かかとを上げる。ひたすら待ち望んだり、敬慕するさまをいう。
├2.希望する。待ち望む。
└3.足を上げる間。短時間のたとえ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2751 辜磔 ◆3 こたく   ┌はりつけにする。〈新漢和大字典〉
┌はりつけ。〈字通〉
2752 牙纛 ◆3 がとう   さおの先に象牙の飾りのある、天子や大将軍の旗。〈大辞泉〉
2753 饒贍 ◆3 じょうせん   ┌ゆとりがある。ゆたかでじゅうぶんに足りる。〈新漢和大字典〉
┌ゆたかに足る。〈字通〉
2754 脩袖 ◆3 しゅうしゅう   ┌細長いそで。〈新漢和大字典〉
┌長袖。〈字通〉
2755 虧喪 ◆3 きそう   ┌欠けてなくなる。欠損。〈新漢和大字典〉
┌欠損する。失う。〈字通〉
2756 銜勒 ◆3 かんろく がんろく ┌くつわ。〈字通〉
┌轡(クツワ)。馬銜(クツバミ)。転じて、民を直接に支配する法律、官職など。〈日本国語大辞典〉
┌1.くつわと、おもがい。
└2.制限。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2757 耆叟 ◆3 きそう   ┌老人。〈字通〉
┌老人。〈新大字典〉
2758 磔禳 ◆3 たくじょう   ┌犬や家畜の体をひきさいて神にそなえ、わざわいがふりかからないように祈ること。≒磔攘〈漢字源〉
┌犠牲の動物のからだを引き裂いて供え、わざわいをはらう。≒磔攘〈漢辞海〉
2759 粤犬 ◆3 えっけん   ★粤犬雪(ユキ)に吠(ホ)ゆ・・・見慣れないものや、自分の見識の及ばない事柄は、とかく疑ったり、非難したりしがちであることのたとえ。粤(エツ)の地方は暖かくほとんど雪の降ることがない。その地方の犬は雪が降ると、雪を怪しんで吠えるということから。〈漢字源〉
2760 麼虫 ◆3 まちゅう   ┌微小の虫。〈字通〉
┌細かい虫。〈新漢和大字典〉
2761 脯脩 ◆3 ほしゅう   ┌干し肉〈漢字源〉
┌乾肉。〈字通〉
2762 薜茘 ◆3 へいれい   ┌まさきのかずら。〈字通〉
┌木の名。オオイタビ。〈新漢和大字典〉
2763 茨棘 ◆3 しきょく   ┌1.とげのある低木や、いばら。
└2.草深い田舎。〈漢字源〉
┌1.いばら。転じて、困難なこと。
└2.草深い田舎。〈新大字典〉
2764 坡壟 ◆3 はろう   1.土手と丘。
2.小高くなったところ。堤防や、丘など。〈漢字源〉
2765 悋惜 ◆3 りんせき りんしゃく
りんじゃく
┌物惜しみすること。〈大辞泉〉
┌1.ものおしみすること。≒悋嗇
└2.嫉妬。≒悋気〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2766 栖鴉 ◆3 せいあ   ┌ねぐらにいるカラス。ねぐらに帰るカラス。〈新漢和大字典〉
┌巣にいるカラス。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2767 跂跂 ◆3 きき   ┌虫などが何本もの足で這うさま。〈新漢和大字典〉
┌虫のゆくさま。〈字通〉
2768 貪婬 ◆3 たんいん   非常に色を好むこと。≒貪淫〈大辞泉〉
2769 嫗煦 ◆3 うく おうく ┌あたためそだてる。親が子を大事にそだてる如く人民を愛し保護するにたとえる。〈字源〉
┌よしよしといって子どもをふところに抱いてあたためる。〈漢字源〉
2770 莅決 ◆3 りけつ   ┌その場に臨んで論決する。〈字通〉
┌その場に臨んで決すること。〈新大字典〉
2771 蚩眩 ◆3 しげん   ┌ばかにしてだます。〈新漢和大字典〉
┌だます。〈字通〉
┌ばかにしてだます。あなどる。〈漢辞海〉
2772 岫幌 ◆3 しゅうこう   洞口。〈字通〉
2773 縫罅 ◆3 ほうか   ┌縫い目。〈字通〉
┌1.衣服などの縫い目。≒縫界
└2.すきま。〈新大字典〉
2774 恂恂 ◆3 じゅんじゅん   ┌1.まことあるさま。まじめなさま。
└2.おそれつつしむさま。〈漢字ペディア〉
┌1.ねんごろなさま。
└2.おずおずと、細かく心を配るさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
2775 裼襲 ◆3 せきしゅう   ひとえと、かさね。〈字通〉
2776 慷愾 ◆3 こうがい   ┌1.感情が高まって嘆く。
└2.意気盛んなこと。〈漢字源〉
┌≒慷慨
├1.外に感情が高まり出る。
├2.内に身にしみて感じ、嘆息する。
└3.意気が盛んなさま。〈漢辞海〉
2777 餮饕 ◆3 てっとう   ┌悪獣の名。古銅器の文様に饕餮文(トウテツモン)があり、おおむね器の鼻梁を中心とした虎の展開図を用いる。饕餮は虎を文様化したものであろう。≒饕餮〈字通〉
┌欲深く貪ること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
2778 懾憚 ◆3 しょうたん   ┌恐れはばかる。恐れつつしむ。〈漢辞海〉
┌おそれはばかる。≒畏憚〈字源〉
┌恐れはばかる。〈漢字源〉
2779 脯醢 ◆3 ほかい   ┌1.干し肉と、肉のしおから。
2.刑罰の一つ。最も残酷な刑。人を殺し、その肉を干し肉にしたり、しおからにしたりする。〈新漢和大字典〉
┌ほじしと、しおから。〈字通〉
2780 鳧鴨 ◆3 ふおう   カモや、アヒル。また、水に浮かんでいる水鳥のこと。〈新漢和大字典〉
2781 掀掀 ◆3 きんきん   ┌高くあがるさま。〈漢字源〉
┌高挙。〈字通〉
2782 迪哲 ◆3 てきてつ   ┌明らかに物事の道理をふみ行う。〈新漢和大字典〉
┌明哲の道をふむ。〈字通〉
2783 雋乂 ◆3 しゅんがい   才能や徳がすぐれた人。≒俊乂〈新漢和大字典〉
2784 罌粟 ◆3 おうぞく   ┌草の名。けし。〈漢字源〉
┌ケシ科の二年草。五月ごろ花を開き、実の乳液からアヘンを作る。〈漢辞海〉
★罌粟殻(オウゾクコク)・・・漢方で罌粟の果実のこと。
★「罌粟」で「けし」とも読む。
◇漢字ペディア下付き
2785 寒鴉 ◆3 かんあ   ┌冬の烏。かんがらす。〈大辞泉〉
┌≒寒烏
├1.冬のカラス。
└2.カラスの一種。慈烏(ジウ)。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2786 汰侈 ◆3 たし たいし ┌身分不相応におごること。≒奢侈〈漢字源〉
┌おごりたかぶるさま。≒汰肆〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2787 櫟樗 ◆3 れきちょ   ┌1.くぬぎと、にわうるし。ともに役にたたない木。
└2.転じて、才能がなく役にたたない人。〈漢字源〉
┌くぬぎと、おうち。不材の木。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2788 雉兎 ◆3 ちと   ┌1.キジとウサギ。
└2.キジやウサギを捕らえる人。猟師。〈大辞林〉
┌キジとウサギ。また、それらを捕らえる猟師。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2789 嫩蕊 ◆3 どんずい   若い花のずい。〈字通〉
2790 罍罌 ◆3 らいおう   ┌酒樽。〈字通〉
┌雷雲模様の酒だる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2791 皁莢 ◆3 そうきょう   ┌さいかち。〈字通〉
┌サイカチ属植物の漢名。夏、黄色い花をつける。果実は長く扁平なさや状で、干したものを同名で生薬とする。さやの煮汁で洗濯した。〈新漢和大字典〉
★「皁莢」は「さいかち」とも読む。〈漢字ペディア〉
2792 湍滝 ◆3 たんろう   ┌たきつせ。〈字通〉
┌急激な流れ。たきつせ。〈字源〉
2793 鹿寨 ◆3 ろくさい   ┌敵の侵入を防ぐため、先のとがった竹や枝のある木などを鹿の角の形に立て並べた垣。さかもぎ。≒鹿砦、鹿柴〈大辞泉〉
┌鹿の円陣。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2794 櫟釜 ◆3 ろうふ れきふ ┌釜の中に何もないことを示すために、釜の底をがりがりする。〈新漢和大字典〉
┌釜の底をこすり鳴らす。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2795 殍餓 ◆3 ひょうが   ┌餓死。〈字通〉
┌うえじに。〈漢字源〉
2796 佞諛 ◆3 ねいゆ   ┌へつらいこびる。〈字通〉
┌こびへつらう。〈漢字源〉
┌こびへつらう。≒諂諛、追従〈字源〉
2797 錙錘 ◆3 しすい   ┌わずかな目方。すこしの量やささいなもののたとえ。〈漢字源〉
┌少量。〈字通〉
2798 滂湃 ◆3 ほうはい ぼうはい ┌水の流れや水しぶきの勢いが盛んなさま。〈漢字ペディア〉
┌波がぶつかり合うさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
2799 鴥隼 ◆3 いつじゅん   はやぶさのこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
2800 瀝忱 ◆3 れきしん   誠意を披瀝する。〈字通〉
2801 荼蓼 ◆3 とりょう   ┌にがい草。〈字通〉
┌1.ニガナとタデ。田畑や沼沢の雑草をいう。
└2.苦痛のたとえ。特に、父母の死。〈漢辞海〉
2802 焠掌 ◆3 さいしょう   ┌つらいのをがまんして努力することのたとえ。〈漢字源〉
┌眠気を覚ますため、掌をやいて勉強する。〈字通〉
┌刻苦して学問に励むこと。孔子の弟子の有若が、眠気をさますために手のひらを火で焼いた故事による。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2803 旻天 ◆3 びんてん   ┌1.空。天空。
└2.秋の空。秋の天。〈漢字ペディア〉
┌1.そら。天。
└2.秋の空。秋天。秋旻。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2804 惻怛 ◆3 そくだつ   ┌悲しみいたむこと。〈漢字ペディア〉
┌悲しみ、心を痛める。≒惻痛、惻傷、惻悽、惻楚、惻愴
◇漢字ペディア大見出し
2805 澆灌 ◆3 ぎょうかん   ┌田などに水をそそぐこと。〈新大字典〉
┌田畑に水をそそぐ。〈漢字源〉
┌田に水をそそぐ。灌漑。≒澆漑〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2806 滌漑 ◆3 できがい   ┌洗いすすぐこと。〈新大字典〉
┌洗滌(センデキ)する。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2807 碧潭 ◆3 へきたん   ┌水が深く青緑色に見えるふち。〈漢字源〉
┌あおい色の深い淵。碧潯(ヘキジン)。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
2808 祁祁 ◆3 きき   ┌1.ゆるやかなさま。
├2.多いさま。
└3.おだやかなさま。〈漢辞海〉
┌1.ゆるやかなさま。
└2.数の多いさま。〈漢字源〉
┌1.数の多いさま。
├2.のんびりゆったりとしたさま。雨の静かに降るさま。
└3.往来するさま。〈新大字典〉
2809 叢薈 ◆3 そうわい   草むらのこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2810 牖民 ◆3 ゆうみん   ┌民を善導する。≒導民〈漢字源〉
┌民を善に導くこと。〈新大字典〉
┌民を導く。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2811 犂鋤 ◆3 りじょ   ┌1.からすきと、すき。
└2.すきで耕作すること。〈漢字ペディア〉
┌からすきとくわ。農具。また、すきやくわで耕地を耕すこと。〈日本国語大辞典〉
┌1.からすきとすき。農具。
└2.耕作。〈大辞林〉
★二字を反転した「鋤犂」だとジョレイとジョリの読みを記した字書はあるが、「犂鋤」だとリジョのみの読みしか今の所記載がない。
◇漢字ペディア大見出し
2812 疽腫 ◆3 そしょう   ┌悪性の腫(ハ)れもの。〈新大字典〉
┌悪性のはれもの。〈新大字典〉
★「疽腫(ソシュ)」でも良いと思うが(漢音(ショウ)か呉音(シュ)かの違い)、そのように読む典が見つからないので許容外とした。
◇漢字ペディア小見出し
2813 癈疾 ◆3 はいしつ   ┌1.治らない病気。
└2.律令(リツリョウ)制の規定で、身体に疾病や障害があり仕事ができないこと。また、その人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2814 矜恤 ◆3 きょうじゅつ   ┌あわれんで恵むこと。〈新大字典〉
┌あわれんで恵むこと。≒憐恤〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2815 黎祁 ◆3 れいき   ┌豆腐の異名。〈字源〉
┌豆腐の異名。〈新大字典〉
2816 祗候 ◆3 しこう   ┌≒伺候
├1.つつしんで貴人のそば近く仕えること。また、その人。
└2.つつしんでご機嫌うかがいに上がること。〈漢字ペディア〉
★「祗(シ)」は「祇(ギ)」とは別字。
├『祗(シ)・・・つつしむ。只(タダ)。』
└『祇(ギ)・・・くにつかみ。』
◇漢字ペディア大見出し
2817 笄丱 ◆3 けいかん   ┌青少年。〈字通〉
┌初めて成年となりし年頃。〈字源〉
2818 簇生 ◆3 ぞくせい そうせい ┌草木が群がり生えること。〈漢字ペディア〉
┌むらがり生じること。族生。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
2819 簸却 ◆3 はきゃく   箕(み)であおってふるい分けるように、悪い部分を捨て去ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2820 翊賛 ◆3 よくさん   ┌助けること。補佐すること。〈新大字典〉
┌たすける。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2821 耨耕 ◆3 どうこう   ┌手すきで田畑の雑草を除き、耕すこと。〈漢字ペディア〉
┌くさぎりたがやす。≒耕耨、耕耘〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
2822 噪聒 ◆3 そうかつ   ┌かまびすしいこと。さわがしいこと。〈新大字典〉
┌さわがしい。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2823 聿越 ◆3 いつえつ   ┌速く越える。〈新大字典〉
┌越える。〈字通〉
┌迅速にこえる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2824 蜀葵 ◆3 しょっき しょくき ┌タチアオイの漢名。花を観賞するアオイ科の大形越年草。〈新漢和大字典〉
┌たちあおいの漢名。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2825 臆揣 ◆3 おくし   ┌おしはかり考えること。〈新大字典〉
┌臆測する。〈字通〉
2826 縦臾 ◆3 しょうゆ しょうよう ┌すすめそそのかすこと。〈新大字典〉
┌おだてすすめてやらせる。そそのかす。〈漢字源〉
┌すすめ、そそのかす。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2827 芟正 ◆3 さんせい   ┌悪いところを除いて正しくすること。〈新大字典〉
┌悪いところを除いて正しくする。≒刪正〈漢字源〉
┌悪いところを取り除いて正しくする。刪正。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2828 苞栩 ◆3 ほうく   茂っている栩(クヌギ)。〈新大字典〉
2829 辜較 ◆3 ここう こかく ┌あらまし。大略。〈字源〉
┌1.財政を独占すること。取引を一手に握って利益を独り占めにすること。估較(ココウ)。
└2.全体をまとめること。あらまし。だいたい。〈新漢和大字典〉
┌大略。〈字通〉
┌1.権力によって利益の独占をはかる。
└2.あらまし。概略。〈漢辞海〉
★「較(カク)」は慣用音。
◇漢字ペディア小見出し
2830 梵砌 ◆3 ぼんぜい   寺院の境内。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2831 綴緝 ◆3 ていしゅう   ┌編集する。〈字通〉
┌つづり集める。出来事や昔の文などを繫いで一つに集めること。≒綴輯〈漢字源〉
┌つづり集める。≒綴輯、綴集〈漢辞海〉
2832 蝸螺 ◆3 らら から にな。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2833 汨汨 ◆3 こつこつ   ┌1.波の声。
└2.沈み果てるさま。〈字源〉
┌水の流れるさま。〈字通〉
2834 什麼 ◆3 じゅうま   ┌なに。〈新漢和大字典〉
┌いかに。〈字通〉
2835 隴種 ◆3 りょうしょう ろうしょう
ろうしゅ
┌≒竜鍾、竜衝
├1.涙がはらはらと落ちるさま。
└2.くだけこわれるさま。〈新漢和大字典〉
┌衰敗する。〈字通〉
┌遺失するさま。また、不遇のさま。〈新大字典〉
2836 闖闖 ◆3 ちんちん   うかがい見るさま。〈新大字典〉
2837 哮噬 ◆3 こうぜい   ┌1.たけりてかみつく。
└2.転じて、賊軍の兵威の猛烈なるをいう言葉。〈字源〉
┌たけりかみつく。〈字通〉
┌1.怒りかみつく。
└2.反乱軍の勢いの盛んなこと。〈漢字源〉
┌反乱軍などがたけり狂う。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2838 懊恨 ◆3 おうこん   ┌なやみうらむこと。〈新大字典〉
┌恨む。〈字通〉
2839 堡寨 ◆3 ほうさい ほさい ┌とりで。〈新大字典〉
┌本城の他に、重要な地点に設けたとりで。堡塁。防塞。≒堡砦、堡塞〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2840 城堡 ◆3 じょうほう じょうほ ┌城ととりで。また、敵を防ぐための構造物。じょうほ。〈大辞泉〉
┌土や石で築いた小さい城。とりで。≒城保〈新大字典〉
┌城ととりで。敵を防ぐための城。砦。じょうほ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2841 垢滓 ◆3 こうし   ┌あかと、かす。よごれたもの。〈漢字源〉
┌あかとかす。よごれ。けがれ。〈新大字典〉
┌よごれ。〈字通〉
2842 滌盪 ◆3 できとう てきとう ┌汚れや穢(ケガ)れを、あらい落とすこと。≒滌蕩〈漢字ペディア〉
┌≒滌蕩
├1.よごれを洗い去る。よごれを洗い落とす。
├2.滅んでなくなる。
└3.ゆり動かす。ゆれ動く。〈漢字源〉
┌洗い流す。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
2843 蠹居 ◆3 ときょ   ★蠹居棊処(キショ)…至るところに悪人がいることのたとえ。〈漢検四字熟語辞典〉
2844 蠹簡 ◆3 とかん   ┌むしばみたる書き物。≒蠹編、蠹冊〈字源〉
┌虫が食った書物。≒蠹編〈漢字源〉
┌虫食い本。〈字通〉
2845 蠹魚 ◆3 とぎょ   ┌1.シミの別称。本や衣服などを食う虫。
└2.いつも本を読むばかりで活用する才のない者。〈漢字ペディア〉
┌1.昆虫シミの別名。
└2.本ばかり読んでいる人。また、本を読んでもその真意を理解できない者をあざけっていう語。≒書蠹〈大辞泉〉
┌1.虫の名。衣類や書物を食い破る。紙魚。衣魚。
└2.いつも本ばかり読んでいる者をあざけって言う言葉。〈漢字源〉
★「蠹魚」で「しみ」とも読む。
◇漢字ペディア大見出し
2846 書蠹 ◆3 しょと   ┌1.書物の紙を食い荒らす虫。しみ。
└2.読書するだけで、その知識を活用できない人を、あざけっていう語。〈大辞泉〉
┌しみ。〈字通〉
┌1.書物の紙を食い荒らす虫。しみ。
└2.読書ばかりして書物の内容をうのみにするだけで、その活用を知らない人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2847 蠱毒 ◆3 こどく   ┌毒を盛って、気づかれないように人を害すること。〈漢字ペディア〉
┌毒殺する。〈字通〉
┌害する。害毒。〈字源〉
┌ひそかに毒を盛ること。害すること。害毒。〈新大字典〉
┌虫の毒気や毒薬で人を害する。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
2848 丘隴 ◆3 きゅうろう   ┌墳墓。≒丘壟〈字通〉
┌≒丘壟
├1.丘。
└2.墓。墳墓。〈新漢和大字典〉
┌≒丘壟
├1.おか。
└2.墓。〈新大字典〉
2849 麦隴 ◆3 ばくろう   ┌麦畑のうね。また、転じて、麦畑。≒麦壟
┌麦畑のうね。≒麦壟〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
2850 隴上 ◆3 ろうじょう   ┌隴畝のほとり。〈字通〉
┌1.畑のそば。また、畑のうねのそば。≒壟上
└2.隴山(ロウザン:陝西省と甘粛省との境にある山の名)のあたり。
2851 娟雅 ◆3 けんが えんが しなやかに美しく、上品である。〈新漢和大字典〉
2852 便娟 ◆3 べんえん べんけん ┌身軽で美しい。≒便姸〈字通〉
┌1.美しくてなまめかしいさま。
├2.軽やかに舞を舞うさま。
└3.雪の軽く舞うさま。〈新漢和大字典〉
2853 噎鬱 ◆3 えつうつ   ┌気がふさいで晴れないさま。〈漢字ペディア〉
┌気がふさがる。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
2854 穢行 ◆3 わいこう あいこう ┌みにくい行為。〈字通〉
┌けがれた行為。≒醜行〈新大字典〉
┌けがれたる行い。〈字源〉
┌不道徳な行為。みだらな行い。〈日本国語大辞典〉
2855 醜穢 ◆3 しゅうわい   ┌みにくくけがらわしいこと。また、そのさま。しゅうかい。〈大辞泉〉
┌みにくくけがらわしいこと。また、そのさま。しゅうかい。≒醜猥〈日本国語大辞典〉
2856 黠児 ◆3 かつじ   ┌かしこい子。〈字通〉
┌かしこき小児。〈字源〉
2857 狡黠 ◆3 こうかつ   ┌ずるがしこくて悪知恵がはたらくさま。≒狡猾、狡獪〈漢字ペディア〉
┌わるがしこい。奸智多詐。≒狡猾〈字通〉
┌ずるく悪賢いこと。また、そのさま。≒狡猾〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2858 剽疾 ◆3 ひょうしつ   ┌動作がすばやいこと。≒慓疾〈漢字ペディア〉
┌すばやいこと。すみやかなこと。〈新大字典〉
┌すばやい。〈字通〉
┌人の動作がすばやい。また、すばやいこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
2859 軽剽 ◆3 けいひょう   ┌かるがるしくて落ち着きのないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌≒軽僄
├1.軽はずみで、浮ついたさま。
└2.敏捷で勇敢なさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2860 剽掠 ◆3 ひょうりゃく   ┌強奪すること。おびやかし奪うこと。かすめとること。≒剽略、剽盗〈漢字ペディア〉
┌おどかしてかすめとること。≒剽略〈大辞泉〉
┌人の財物をおびやかしかすめとること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
2861 剽賊 ◆3 ひょうぞく   ┌1.他人の詩歌や文章などをぬすんで、自分のものとして発表すること。また、その人。≒剽窃
└2.通行人などをおどして衣服や持ち物を奪い取ること。おいはぎ。≒剽盗〈漢字ペディア〉
┌1.他人の作品・学説などを自分のものとして発表すること。≒剽窃
└2.おいはぎ。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
2862 剽盗 ◆3 ひょうとう   ┌通行人などをおどして衣服や持ち物を奪い取ること。おいはぎ。≒剽賊、剽掠〈漢字ペディア〉
┌人をおどして金品や衣類を奪い取ること。また、その人。〈大辞泉〉
┌かすめ盗むこと。おいはぎ。≒剽賊〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
2863 剿滅 ◆3 そうめつ   ┌すっかりほろぼすこと。≒掃滅、全滅、殲滅〈漢字ペディア〉
┌ほろぼし尽くすこと。≒掃滅〈新大字典〉
┌はき清めてしまったように、すっかり滅ぼしてしまう。≒掃滅、掃殄〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
2864 勦滅 ◆3 そうめつ   ┌すっかりほろぼすこと。≒勦絶、掃滅〈漢字ペディア〉
┌皆殺しにする。〈字通〉
┌皆ごろしにして、滅ぼし尽くす。≒勦尽、勦絶、勦殄〈漢字源〉
┌すっかり滅ぼしてしまうこと。≒掃滅〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2865 勦絶 ◆3 そうぜつ   ┌すっかりほろぼすこと。≒勦滅、掃滅〈漢字ペディア〉
┌たちほろぼす。〈字通〉
┌皆ごろしにして、滅ぼし尽くす。≒勦尽、勦滅、勦殄
┌滅ぼしつくすこと。皆殺しにすること。≒勦滅〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2866 勦説 ◆3 そうせつ   ┌1.他人の説を盗み取って自分のものとすること。
└2.人の話を遮り、自分の説を主張すること。〈新大字典〉
┌他人の説を盗み取って自分のものとすること。≒勦襲、剽窃〈漢字源〉
2867 運籌 ◆3 うんちゅう   ┌はかりごとをめぐらす。〈新大字典〉
┌謀をめぐらす。〈字通〉
2868 籌略 ◆3 ちゅうりゃく   ┌はかりごと。≒策略、謀略〈漢字ペディア〉
┌はかりごと。〈新大字典〉
┌はかりごと。≒計謀〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
2869 気魄 ◆3 きはく   ┌恐れずに立ち向かう強い精神力・意気込み。≒気迫、気力、気概〈漢字ペディア〉
┌しようとする気力。強い精神力。〈漢字源〉
┌力強く立ち向かってゆく精神力。≒気迫〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2870 死魄 ◆3 しはく   ┌陰暦29日に月の光が消えてほの白い月の外枠が残ること。≒死覇(シハク)〈漢字源〉
┌下弦の月。陰暦の朔日の月。また、朔日。生魄に対していう語。〈日本国語大辞典〉
┌陰暦の朔日をいう。魄は月の輪廓の光なきところ、死は月光の蔽われて消える意。〈字源〉
┌陰暦朔日の称。魄は、月の光る部分。〈新大字典〉
┌月相の名。西周の金文によると、既死覇は月が光を失う第四週。≒死覇〈字通〉
2871 倩倩 ◆3 せんせん   ┌すっきりしたさま。いきなさま。〈漢字源〉
┌美好なるさま。〈字源〉
┌美しいさま。〈字通〉
2872 齔髫 ◆3 しんちょう   ┌幼児・幼者の意。〈新大字典〉
┌子供。〈漢字源〉
┌幼年。〈字通〉
2873 髫髪 ◆3 ちょうはつ   ┌子供の垂れ髪。転じて、幼者をいう。うない。〈新大字典〉
┌垂れ髪。その年齢。〈字通〉
┌子ども。≒幼児〈漢字源〉
┌子どもが首のあたりまで髪の毛を垂らしていること。また、その子ども。転じて、広く童児をいう。うない。〈日本国語大辞典〉
★「髫髪」で「うない」とも読む。
2874 諱忌 ◆3 きき   ┌いみきらうこと。おそれ避けること。また、その事柄。≒諱忌〈漢字ペディア〉
┌さけていわない。おそれはばかって触れない。〈漢字源〉
┌忌みはばかること。≒禁忌〈字通〉
┌忌みはばかる。≒忌諱〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
2875 諱言 ◆3 きげん   ┌1.はばかって口にしない言葉。
└2.おそれはばかって言わない。〈漢字源〉
┌はばかって直言しない。〈字通〉
2876 匕首 ◆3 ひしゅ   ┌あいくち。≒短刀、短剣〈新大字典〉
┌つばのない短刀。九寸五分(クスンゴブ)。〈漢字ペディア〉
┌あいくち。長さ一尺八寸の短剣。〈字源〉
★「匕首」で「あいくち」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2877 顧眄 ◆3 こべん   ┌ふりかえって見ること。周囲を見ること。〈漢字ペディア〉
┌振り返って見ること。こめん。〈大辞泉〉
┌1.かえりみる。ふりかえってみる。
└2.あたりを見回す。あちこち気にする。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
2878 眷眄 ◆3 けんべん   ┌目をかける。〈漢字源〉
┌愛し顧念する。≒顧眷〈字通〉
2879 一眄 ◆3 いちべん   一睨(ヒトニラ)みすること。〈大辞林〉
2880 篳門 ◆3 ひつもん   ★篳門閨竇(ケイトウ)…しば竹のしおり戸と、粗末なくぐり戸。貧しい家の門のこと。転じて、貧しい家のこと。〈新漢和大字典〉
2881 眷眷 ◆3 けんけん   ┌1.気にかけて回想するさま。
└2.思いをよせるさま。恋いしたうさま。〈漢字ペディア〉
┌1.かえりみるさま。また、勤厚のさま。
└2.恋い慕うさま。〈新大字典〉
┌心に常に思う。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
2882 緑礬 ◆3 りょくばん   ┌硫酸鉄(U)の七水和物の俗称。〈大辞泉〉
┌硫酸第一鉄の七水塩の俗称。淡緑色の結晶であるところからの名。ろくばん。ろうは。〈日本国語大辞典〉
┌鉱物(硫酸塩鉱物)の一種。化学組成は硫酸鉄(II)の7水和物(FeSO4・7H2O)。単斜晶系。黄鉄鉱(FeS2)や磁硫鉄鉱(Fe1-xS)などが酸化分解することによって生じる二次鉱物。〈wikipedia〉
2883 眷想 ◆3 けんそう   ┌かえりみて思う。〈新漢和大字典〉
┌顧み思う。〈字通〉
2884 烏喙 ◆3 うかい   ┌1.カラスのくちばし。
└2.カラスに似た突き出た口つき。欲深い人相のたとえ。〈漢字ペディア〉
┌カラスのようなくちばし。欲の深い人相のたとえ。〈大辞林〉
★長頸(チョウケイ)烏喙…くびが長く、口先のとがった人相。残忍・強欲で、ともにいると労苦が多く、安楽にいられない人の相といわれる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2885 嗚呼 ◆3 おこ   ┌1.愚かなこと。
└2.呼び求める。〈新漢和大字典〉
┌愚かなこと。〈新大字典〉
★嗚呼絵…「ばかげたおどけ絵」の意味で,平安時代から鎌倉時代にかけて用いられた言葉。風刺や滑稽を目指した戯画の一種と考えられる。
2886 右弼 ◆3 ゆうひつ うひつ ★左輔(サホ)右弼…君主の左右にいて、政治をたすける臣。輔弼(ホヒツ)の臣。〈大辞泉〉
2887 雋永 ◆3 せんえい しゅんえい ┌肥えてうまい肉の如く、義理深長にして味あること。〈字源〉
┌意味深長で味のあること。〈日本国語大辞典〉
┌肥肉。すぐれる。〈字通〉
┌肥えてうまい肉。〈新大字典〉
┌1.肥えてうまい肉。
└2.言辞や詩文が味わい深いさま。〈漢辞海〉
2888 揖揖 ◆3 しゅうしゅう   ┌たくさん寄り集まり、まとまるさま。〈新漢和大字典〉
┌虫などの多いさま。〈字通〉
┌あつまるさま。≒輯輯〈字源〉
┌多く集まるさま。〈新大字典〉
2889 紜紜 ◆3 うんうん   ┌1.物が多く入り乱れているさま。
└2.人の往来の盛んなさま。〈新漢和大字典〉
┌1.多くて乱れるさま。
└2.往来の盛んなさま。〈新大字典〉
2890 庇蔭 ◆3 ひいん   ┌1.ひさしのかげ。
├2.かばい助けること。
└3.おかげ。たすけ。〈漢字ペディア〉
┌1.かばい助ける。≒陰庇、蔭庇
├2.人のおかげ。助け。
└3.ひさしのかげ。〈新漢和大字典〉
┌≒庇陰
├1.ひさしのかげ。
└2.かばうこと。また、おかげをこうむること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2891 饕戻 ◆3 とうれい   欲が深くて、人の道にもとる。また、その者。≒貪者〈漢字源〉
2892 蕃屛 ◆3 はんぺい   ┌≒藩屛
├1.外側をとりまくかき。守りのしきり。
└2.転じて、防ぎ守ること。また、その者。
┌1.垣根と屛。
└2.まがきとなって庇い守ること。〈新大字典〉
2893 竺学 ◆3 じくがく   ┌仏教の学問。仏学。〈新大字典〉
┌仏教についての学問。〈新漢和大字典〉
2894 孼牙 ◆3 げつが   芽生え。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2895 孼子 ◆3 げっし   ┌めかけの子。≒孼庶、庶子〈新漢和大字典〉
┌妾腹の子。≒庶子、孼出〈新大字典〉
┌めかけばらの子。≒庶子〈字源〉
┌≒庶子〈字通〉
2896 秉公 ◆3 へいこう   ┌公平であることを守る。〈新漢和大字典〉
┌公平をとり守ること。〈新大字典〉
┌公正を操る。〈字通〉
2897 権秉 ◆3 けんぺい   権力。支配権。≒権柄〈字通〉
2898 椅几 ◆3 いき   ┌脇息。〈字通〉
┌よりかかる台。おしまずき。脇息。〈新大字典〉
┌脇息。おしまずき。〈字源〉
┌すわってよりかかる台。脇息。〈漢字源〉
2899 卉然 ◆3 きぜん   ┌盛んなさま。〈字通〉
┌起こり始まるさま。盛んなさま。〈新大字典〉
2900 譎諫 ◆3 けっかん   ┌遠回しに諫めること。直言しないで諫めること。〈新大字典〉
┌直言せずして遠回しにいさめる。〈新大字典〉
┌遠回しに諫める。〈字通〉
2901 羶血 ◆3 せんけつ   ┌1.なまぐさい血。
└2.肉食する人。〈漢字ペディア〉
┌なまぐさい血。また、肉を食する人。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
2902 殷阜 ◆3 いんぷ   ┌盛んで豊かなこと。≒殷昌、繁茂〈新大字典〉
┌財がゆたか。≒繁盛、繁茂〈字源〉
┌繁昌する。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2903 剽剝 ◆3 ひょうはく   ┌1.非難攻撃すること。論難すること。
├2.削除すること。はがすこと。
├3.はげ落ちること。
└4.文章を写しかすめ取ること。〈新大字典〉
┌非難攻撃する。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2904 丐子 ◆3 かいし   物乞いする者。≒丐夫、丐児、丐者〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2905 丐取 ◆3 かいしゅ   ┌ねだり取る。〈字通〉
┌ねだって手に入れる。〈漢字源〉
┌ねだりとること。〈新大字典〉◇漢字ペディア小見出し
2906 丕子 ◆3 ひし   ┌天子。また、天子の後継ぎの皇太子をいう。〈新大字典〉
┌天子の嫡子。≒元子〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2907 丕基 ◆3 ひき   ┌天子が国を統治する大事業の土台。〈漢字ペディア〉
┌大事業の基礎。国家統治のもとい。〈大辞林〉
┌天子が一国家を統治するという大きな原則的基本。〈日本国語大辞典〉
┌天子の大事業の基礎。≒鴻基〈漢字源〉
┌大いなる基礎。王業。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
2908 丕業 ◆3 ひぎょう   ┌大きな事業。大業。〈大辞泉〉
┌大きな事業。大業(タイギョウ)。〈漢字ペディア〉
┌大きな事業。大業。鴻業。〈日本国語大辞典〉
┌大事業。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
2909 丕顕 ◆3 ひけん   ┌大いに明らかなこと。〈大辞泉〉
┌大いにあきらかなこと。立派なこと。また、そのさま。〈日本国語大辞典〉
┌豊かで明らかである。〈漢字源〉
┌大いに明らかな徳。〈字通〉
2910 右丞相 ◆3 うじょうしょう うしょうじょう ┌右大臣の唐名。右相。〈大辞泉〉
┌右大臣の唐名。〈日本国語大辞典〉
2911 丱童 ◆3 かんどう   ┌髪をあげまきに結った童子。転じて、童男、童女をいう。〈日本国語大辞典〉
┌あげまきに髪を結った幼童。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2912 乂寧 ◆3 がいねい   ┌治まって無事。≒乂安〈字通〉
┌よく治まって安らかなこと。≒乂安〈新大字典〉
┌治まりて安らか。≒安寧〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2913 俊乂 ◆3 しゅんがい   ┌すぐれた人。俊英。賢才。英才。〈日本国語大辞典〉
┌才知のすぐれた人。≒儁乂、俊艾〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2914 頃之 ◆3 けいし   しばらくして。〈字通〉
2915 乖違 ◆3 かいい   ┌意見・態度などが互いに食い違。気が合わないこと。≒乖異〈漢字ペディア〉
┌そむきたがうこと。〈大辞泉〉
┌そむきたがう。≒乖異〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
2916 乖背 ◆3 かいはい   ┌そむき反すること。≒背馳〈大辞泉〉
┌道理にそむくこと。≒背馳〈漢字ペディア〉
┌もとりそむくこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
2917 于役 ◆3 うえき   ┌君命によって、使者として他国に行ったり、国境の警備などに行ったりすること。〈漢字ペディア〉
┌君命で他国に使者として行くこと。また、戦いに行くこと。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
2918 于帰 ◆3 うき   女子が嫁に行くこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2919 亢進 ◆3 こうしん   ┌精神や神経がたかぶり、病状などが進行すること。≒高進、昂進〈漢字ペディア〉
┌1.気持ちや病勢などが、高ぶり進むこと。
└2.物事の度合いが高まること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2920 亢傲 ◆3 こうごう   ┌たかぶりおごること。〈新大字典〉
┌おごりたかぶる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2921 仄聞 ◆3 そくぶん   ┌風のたよりに聞くこと。ほのかに聞くこと。≒側聞〈漢字ペディア〉
┌ほのかに聞く。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
2922 反仄 ◆3 はんそく   寝返りをうつ。また、裏切る。≒反側〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2923 仄韻 ◆3 そくいん   漢字の四声(シセイ)のうち、仄声(ソクセイ)の韻。⇔平韻〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2924 仄声 ◆3 そくせい   漢字を平声(ヒョウショウ)・上声(ジョウショウ)・去声(キョショウ)・入声(ニッショウ)の四声(シセイ)(四種の声調)に分けたとき、平声以外の音。≒仄韻、⇔平声〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2925 蠆芥 ◆3 たいかい   ┌わずかなこと。ささいなこと。また、わずかな心のわだかまり。芥蔕。≒蔕芥〈日本国語大辞典〉
┌小さいとげ。転じて、細かい物事。蔕芥(タイカイ)。〈新大字典〉
2926 穎慧 ◆3 えいけい   ┌すぐれてさとい。〈字通〉
┌才知が優れて賢いさま。英悟。英敏。≒穎悟、穎敏〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2927 黝堊 ◆3 ゆうあく   ┌1.青黒く塗る。
└2.塗り土や漆喰を塗る。〈漢字源〉
┌青黒くぬる。〈字源〉
┌黒白塗り。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2928 赭堊 ◆3 しゃあく   ┌1.赤色と白色。
├2.赤土と白土。
└3.赤土や白土で、下壁などをぬる。また、その下塗り。〈漢字源〉
┌1.あか土と、白つちと。
└2.赤土で塗る。〈字源〉
┌赤土と白土。建物に塗り飾る。丹堊。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2929 悴顔 ◆3 すいがん   ┌やつれた顔。〈字通〉
┌やつれたる顔。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2930 擅譲 ◆3 ぜんじょう せんじょう ┌天子が、自分の子孫にでなく、徳の高い人にその位を譲ること。≒禅譲〈漢字源〉
┌天子の位を譲る。≒禅譲〈字通〉
┌天子が位を、子孫ではなく、他姓の有徳者に譲る。尭が舜に、舜が禹に行った。禅譲。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2931 很忤 ◆3 こんご   ┌さかう。〈字源〉
┌もとりさからう。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
2932 忤逆 ◆3 ごぎゃく   ┌そむくこと。さからうこと。〈日本国語大辞典〉
┌そむいて逆らうこと。〈大辞林〉
◇漢字ペディア小見出し
2933 磬控 ◆3 けいこう   ┌馬を馭する法。〈字源〉
┌馬を走らせるを磬、とめるを控という。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2934 雑糅 ◆3 ざつじゅう   ┌いりまじる。〈字源〉
┌入り混じる。≒雑揉、雑蹂、雑錯〈漢字源〉
┌雑然と入り混じること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2935 角觝 ◆3 かくてい   ┌1.力をくらべること。
└2.「角力(スモウ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
┌力比べや相撲をすること。転じて、優劣を争うこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2936 黒甜 ◆3 こくてん   ┌昼寝をすること。うたたね。〈漢字源〉
┌ひるね。午睡。〈日本国語大辞典〉
┌午睡。〈字源〉
2937 愿朴 ◆3 げんぼく   ┌素直でかざりけのないこと。つつしみ深く質朴なさま。素朴。〈日本国語大辞典〉
┌ありのままで飾らない。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2938 洪鈞 ◆3 こうきん   ┌造化のはたらき。造物主。天の神。天。〈日本国語大辞典〉
┌造物者。天。〈漢字源〉
┌天。また、造化。鈞は陶器を作る轆轤(ロクロ)以て造物者に比す。〈字源〉
┌造化。天。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2939 轂下 ◆3 こっか こくか ┌天子の御車のもと。転じて、天皇のひざ元。また、宮城のある土地。帝都。首都。〈日本国語大辞典〉
┌天子のひざもと。宮城のある地。帝都。首都。輦下(レンカ)。〈大辞泉〉
┌1.天子の車のもと。帝都をいう。
└2.車の下。貴人の身近をいう。〈漢辞海〉
┌天子のおひざもと。≒輦下、輦轂下、京師〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2940 推轂 ◆3 すいこく   ┌人をすすめあげること。官途などにとりもつこと。推挙。推薦。
┌1.人の事業を助成すること。
└2.人を推薦すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2941 周匝 ◆3 しゅうそう   ┌1.まわりをめぐること。また、そのまわり。
└2.方々にまで十分行きわたること。〈漢字ペディア〉
┌1.まわりをまわること。まわりをとりまくこと。また、そのまわり。めぐり。
└2.すみずみまでゆきわたること。また、そのさま。周到。普遍。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
2942 挈挈 ◆3 けつけつ   ┌急ぐさま。〈新大字典〉
┌せわしい。〈字通〉
┌急ぐさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
2943 挈起 ◆3 けっき   ┌手にて持ちあげる。〈字源〉
┌手で持ち上げること。〈新大字典〉
2944 官銜 ◆3 かんがん   ┌官制上の地位。官制によって定められた具体的な職務を分担する地位。≒官職〈日本国語大辞典〉
┌新旧の官。〈字通〉
┌官職。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
2945 馬銜 ◆3 ばかん   ┌馬のくつわ。〈漢字源〉
┌1.馬のくつわの口中にかむ部分。くつばみ。はみ。馬勒(バロク)。
└2.海神の名。
┌うまのくつわ。≒馬勒。
└2.海神の名。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
2946 蚤夭 ◆3 そうよう   ┌早死に。若死に。〈新大字典〉
┌年が若くて死ぬこと。わかじに。≒早夭、蚤死、蚤世〈漢字源〉

┌わかじに。≒蚤世〈字源〉◇漢字ペディア下付き
2947 漣猗 ◆3 れんい   ┌漣漪≒
├1.さざ波。
└2.さざ波の立つさま。〈日本国語大辞典〉
┌さざ波立つ。〈字通〉
┌さざなみ。小波。≒漣漪〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
2948 柔毳 ◆3 じゅうぜい   ┌1.やわらかな細い毛。
└2.やわらかでもろいこと。〈新大字典〉
┌1.やわらかなる細き毛。にこげ。≒柔毛
└2.やわらか。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
2949 瀏莅 ◆3 りゅうり   ┌風が木々をふるい動かすさま。〈新大字典〉
┌金石などのすんだ声の形容。〈字通〉
2950 舛駁 ◆3 せんばく   ┌入り交じって統一がないさま。〈漢辞海〉
┌それぞれ食い違っていて統一がないこと。〈漢字源〉
2951 井竈 ◆3 せいそう   ┌井戸と、かまど。生活必需品をいう。〈漢辞海〉
┌水を得る井戸と、食べ物を煮炊きするかまど。ともに生活に必要なもの。〈漢字源〉
2952 自歉 ◆3 じけん   ┌ひけめに思う。自ら満足しない。〈字通〉
┌自分にひけ目を感じ、満足しない。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2953 照懋 ◆3 しょうぼう   ┌明らかにして盛んなこと。〈新大字典〉
┌あきらかにしてさかんなり。〈字源〉
2954 屹屹 ◆3 きつきつ   ┌山が高くそびえるさま。けわしくそびえ立つさま。〈漢字ペディア〉
┌山が高くそびえ立つさま。≒屹然〈漢辞海〉
┌山などが高くそびえ立つさま。また、いかめしい感じがするさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2955 驕易 ◆3 きょうい   ┌おごり高ぶって、人を侮るさま。≒驕慢〈漢辞海〉
┌おごりあなどる。≒驕慢、慢易〈字源〉
2956 佻易 ◆3 ちょうい   ┌軽薄なさま。〈漢辞海〉
┌軽薄。〈字通〉
2957 竄易 ◆3 ざんえき   ┌文字や文章を書き変えて内容をごまかす。改竄。≒竄改〈漢辞海〉
┌書き替えること。〈新大字典〉
┌変易する。〈字通〉
2958 勿罔 ◆3 ぶつもう   ┌1.はっきりしないさま。
└2.広大なさま。〈漢辞海〉
┌1.はっきりわからないさま。
└2.とりともなく広大なさま。
2959 沈痾 ◆3 ちんあ   ┌久しきやまい。≒沈痼、痼疾〈字源〉
┌いつまでも全快の見込みのない病気。ながわずらい。痼疾。宿病。宿痾。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2960 枸橘 ◆3 くきつ   ┌からたち。〈漢字源〉
┌からたち。きこく。≒枳殻〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2961 震眩 ◆3 しんげん   ┌ふるえおののき、目がくらむ。〈漢字源〉
┌おどろきて目がくらむ。〈字源〉
┌ふるえ驚いて、目がくらむ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2962 商估 ◆3 しょうこ   ┌あきんど。商売人。≒商賈〈漢辞海〉
┌あきうど。〈字源〉
┌≒商賈、商沽
├1.商売。あきない。
└2.商人。あきんど。また、商店。〈大辞泉〉
┌商人の総称。あきんど。≒商賈〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2963 碧梧 ◆3 へきご   ┌アオギリの別称。〈漢字ペディア〉
┌1.樹木名。アオギリ。梧桐。
└2.すばらしい才徳や、すぐれた姿のたとえ。〈漢辞海〉
┌アオギリの別名。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2964 蒼昊 ◆3 そうこう   ┌あおぞら。≒碧漢、昊蒼〈字源〉
┌青空。空。天。〈大辞泉〉
┌1.天。
└2.春の空。≒蒼天、蒼穹、蒼空、蒼玄〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
2965 嬖倖 ◆3 へいこう   ┌賤しくして君王の寵を得るもの。≒嬖人、嬖幸〈字源〉
┌君主のそば近くに仕えて、気に入られる。また、その者。≒嬖幸、嬖御、嬖寵〈漢辞海〉
┌君主などに特別にかわいがられること。また、その人。≒嬖幸〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2966 倭寇 ◆3 わこう   ┌鎌倉時代から室町時代にかけて、中国や朝鮮半島の沿岸で海賊行為をした日本人を、中国・朝鮮から呼んだ語。≒和寇〈漢字ペディア〉
┌13世紀から16世紀にかけて、朝鮮および中国大陸沿岸に出没し、略奪行為や密貿易を行った海賊集団に対する朝鮮・中国側の呼称。15世紀までの前期倭寇は瀬戸内海・北九州を本拠とした日本人が多かったが、16世紀の後期倭寇は中国人を主体とした。八幡(バハン)。〈大辞泉〉
┌元未明(ミン)初、中国および朝鮮沿海で略奪を行った日本の海賊。≒倭賊〈漢辞海〉
┌鎌倉時代から室町時代にかけて、中国や朝鮮の沿海地方を荒らし回った日本人の海賊を、中国人からいったことば。≒和寇、倭賊〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
2967 溷淆 ◆3 こんこう   ┌入り乱れたさま。ごたまぜなさま。渾淆。混淆。≒溷肴〈漢辞海〉
┌入り乱れる。≒溷肴、混淆、溷錯〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2968 潜蛟 ◆3 せんこう   ┌水中に隠れてひそんでいるみずち。埋もれた才能のたとえ。〈漢辞海〉
┌水中にかくれているみずち。〈漢字源〉
┌ひそんでいるみずち。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
2969 諠囂 ◆3 けんごう   ┌音が大きく、やかましいさま。〈漢辞海〉
┌≒喧囂
├1.やかましいこと。うるさいこと。また、そのさま。喧喧囂囂。
└2.うるさくさわぐこと。がやがやとやかましくすること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2970 花瞼 ◆3 かけん   ┌花のように美しいまぶた。美人のまぶた。〈大辞泉〉
┌花のように美しいまぶた。美人のまぶた。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
2971 ◆3 ひつ   ★蹕を犯(オカ)す…天子の車馬の前を侵犯する。〈漢辞海〉
└…………………天子の行幸の道を侵犯する。〈漢字源〉
2972 立纓 ◆3 りゅうえい   ┌冠の纓(エイ)が上を向いて立っているもの。江戸時代以降、天皇が用いた。〈大辞泉〉
┌纓(冠のうしろに尾のようにつけてある飾り)が上を向いて直立したもの。天皇が用いる冠。古くは、天皇の冠は無纓であったが、江戸時代から、立纓となった。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2973 ◆3 ちょう   ★趙に帰(カエ)す…物を人に返却する。完璧帰趙(カンペキキチョウ)の略。〈漢辞海〉
2974 ◆3   ★多銭(タセン)善(ヨ)く賈す…金持ちほどうまく商売する。条件が十分に整っていると成功しやすいたとえ。〈漢辞海〉
└……………………………銭の多い者はうまく商売する。条件のよい者は成功しやすいことのたとえ。〈漢字源〉
2975 暘谷 ◆3 ようこく   ┌1.昔、中国で、太陽がのぼると考えられた東の果ての場所。
└2.転じて、日本。〈日本国語大辞典〉
┌伝説上で、太陽が昇る東方の場所。⇔昧谷(マイコク)〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2976 便辟 ◆3 べんぺき べんへき ┌人の意に迎合してこびへつらうこと。人にこびてごきげんをとること。また、その人。便嬖(ベンペイ)。〈日本国語大辞典〉
┌ひとに媚びる。〈漢辞海〉
┌表向きの動作や態度はりっぱだが、心が正しくないこと。また、そのような人。一説に、こびへつらうこと。また、その人。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2977 紆軫 ◆3 うしん   ┌1.心が晴れず気がふさぐ。また、そのさま。
├2.地形などが曲がりくねっているさま。
└3.軫(車)をまわす。他人の来訪を敬っていう。枉駕。〈漢辞海〉
┌1.心がむすぼれて憂えるさま。
└2.地形が屈曲したさま。〈漢字源〉
┌心結ぼれる。〈字通〉
2978 檀欒 ◆3 だんらん   ┌竹が美しく茂り、長く伸びているさま。また、竹。〈漢辞海〉
┌竹の伸び茂るさま。〈漢字源〉
2979 磨淬 ◆3 まさい   ┌刀剣などを磨いたり、焼いて水に入れて鍛えたりする。〈新大字典〉
┌刀剣などをみがきにらぐ。≒礪淬〈字源〉
2980 ◆3 でん   ★臀株木(シュボク)に困(クル)しむ…木の切り株に腰掛けて、しりがいたくなること。困窮のどん底に陥り、安住するところのないことのたとえ。〈漢字源〉
2981 ◆3 しゃ   ┌くだる。下痢をする。また、食物などを吐き出す。〈大辞泉〉
┌下痢をする。吐く。〈大辞林〉
┌はく。食物を口から吐き出す。また、肛門からくだす。〈漢字源〉
2982 攘臂 ◆3 じょうひ   ┌腕まくりする。尽力する意。臂(ヒジ)を攘(ハラ)う。〈漢辞海〉
┌うでまくりをすること。〈日本国語大辞典〉
┌腕まくりをする。また、尽力する。臂(ヒジ)を攘(ハラ)う。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
2983 告訐 ◆3 こっけつ こうけつ ┌他人の悪事を告発する。≒告愬、告遡〈漢辞海〉
┌他人の隠れた悪事をあばいて上に告げる。〈漢字源〉
┌人の陰悪をあばいて上に告げること。〈新大字典〉
2984 ◆3 きょ   ★社稷(シャショク)墟となる…社稷が祭られず、祭場が荒地になる。国家が滅びる。〈大辞泉〉
2985 疇曩 ◆3 ちゅうのう ちゅうどう ┌先日。往日。〈漢辞海〉
┌先に。前日。曩は、嚮の意。〈新大字典〉
┌前日。〈字通〉
2986 蜚禽 ◆3 ひきん   ┌飛ぶ鳥。〈漢辞海〉
┌飛ぶ鳥。〈新大字典〉
2987 觜翅 ◆3 しし   ┌くちばしと、つばさと。〈字源〉
┌くちばしとつばさ。〈字通〉
2988 流歠 ◆3 りゅうせつ   ┌一気に飲みほす。〈漢辞海〉
┌水の流れる如くむさぼりすする。〈字源〉
┌水の流れるような音を立てて汁を吸う。〈漢字源〉
2989 苑囿 ◆3 えんゆう   ┌1.草木を植え、鳥や獣を放し飼いにしている庭園。園囿。
└2.あやつる。うまく扱う。〈漢辞海〉
┌鳥や獣を放し飼いにする庭。≒園囿、囿苑〈漢字源〉
┌動物をかうところ。大を苑、小を囿という。また、樹木に苑、禽獣に囿という。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
2990 檻穽 ◆3 かんせい   ┌檻(オリ)と落とし穴。〈漢字ペディア〉
┌おりと落とし穴。〈漢辞海〉
┌檻(オリ)と落とし穴。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2991 瀾汗 ◆3 らんかん   ┌波の長くうねるさま。〈字源〉
┌波が広く大きくうねるさま。〈漢辞海〉
┌大波のうねるさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2992 榜掠 ◆3 ぼうりょう ぼうりゃく ┌罪人をむちで打って拷問する。≒榜捶、榜楚〈漢辞海〉
┌罪人の右と左の両側からむちでうつ。≒榜捶、榜楚、榜笞〈漢字源〉
┌むちで罪人を打って拷問すること。〈新大字典〉
┌拷問する。〈字通〉
┌罪人をむちうちて拷問する。≒鞕撻〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
2993 金榜 ◆3 きんぼう   ┌1.金製あるいは金文字で書いた額、または掲示板。
└2.中国で科挙の及第者の名前を掲示した、黄金製のふだ。転じて、科挙に及第することにたとえる。〈日本国語大辞典〉
┌1.金色の扁額・掛け札。また、金字・金漆で書かれた扁額・掛け札。
└2.科挙(官吏登用試験)の殿試(最終試験)に及第した者の姓名を掲示する、ふだ。また、科挙に及第すること。「金」は、美称。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
2994 悸悸 ◆3 きき   ┌驚き恐れて胸さわぎするさま。〈大辞林〉
┌1.はっきりしているさま。節度のあるさま。
└2.驚き恐れて胸がどきどきするさま。〈日本国語大辞典〉
┌おそれ驚き、胸騒ぎがするさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
2995 旁午 ◆3 ぼうご   ┌≒傍午
├1.往来が激しいこと。縦横に行き交うこと。
└2.込み入って煩雑なこと。〈漢字ペディア〉
┌1.縦横が十字に交わる。行きかう。
├2.入り乱れる。
├3.四方八方。いたるところ。
└4.正午に近い時刻。〈漢辞海〉
┌縦横に入り乱れること。また、往来の激しいこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
2996 旃旌 ◆3 せんせい   ┌はた。旌は、五色の羽毛を竿首に垂らしたもの。〈新大字典〉
┌1.赤い旗。
└2.旗の総称。〈漢辞海〉
┌はた。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
2997 暉暉 ◆3 きき   ┌日のかがやくさま。照りかがやくさま。≒輝輝〈漢字ペディア〉
┌1.日光の輝くさま。
└2.澄んで明らかなさま。〈漢辞海〉
┌日光が照り輝くさま。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
2998 ◆3 ぐう   ★虎(トラ)嵎を負(オ)う…英雄が一方に割拠して威力を示すことのたとえ。「嵎」は、山の折れ曲がった、山ふところのような所。虎が山ふところを背にして身構える意。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
2999 槍杆 ◆3 そうかん   ┌やりの柄(エ)。≒槍幹、槍竿〈漢辞海〉
┌やりの柄。≒槍幹、槍竿〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3000 殲殪 ◆3 せんえい   殺害される。また、討ち死にする。〈漢辞海〉
3001 一顆 ◆3 いっか   ┌丸くて小さいもの一つ。一粒(ツブ)。〈漢字ペディア〉
┌果物、石など、丸くて小さな物一つ。一粒。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
3002 嬰孩 ◆3 えいがい   ┌生まれたばかりの赤ん坊。乳飲み子。みどりご。≒嬰児〈漢辞海〉
┌赤ん坊。ちのみご。嬰児(エイジ)。〈大辞泉〉
┌みどりご。孩は赤子の初めて笑うをいう。≒嬰児〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
3003 九陌 ◆3 きゅうはく   ┌1.九本の大通り。都の大通り。
└2.田畑。耕作地。〈漢辞海〉
┌九本の大道。また、唐の長安や、それを模してつくられた平安京が、九条の大道を通したところから、都の大道をいう。都大路。〈日本国語大辞典〉
┌九本の大きな道。都の大通りのこと。〈漢字源〉
3004 老懶 ◆3 ろうらん   ┌年をとって、ものうく気分の晴れないさま。≒老爛〈漢辞海〉
┌年老いて物憂いこと。また、そのさま。≒老爛〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
3005 鴛衾 ◆3 えんきん   ┌相思相愛の夫婦や男女が共に寝る布団。また、おしどりの刺繍がしてある布団。≒鴛鴦衾(エンオウキン)、鴛鴦被(エンオウヒ)〈漢辞海〉
┌オシドリの縫い取りをしたしとね。夫婦共寝の蒲団。鴛鴦(エンオウ)の衾(フスマ)。〈日本国語大辞典〉
3006 鮫函 ◆3 こうかん   ┌さめの皮のよろい。〈字源〉
┌さめの皮で作ったよろい。≒鮫甲
◇漢字ペディア小見出し
3007 ◆3 せん   ┌はなむけをすること。餞別。また、別れの宴。〈大辞泉〉
┌旅立つ人へのおくりもの。はなむけ。また、別れの宴。餞別。〈日本国語大辞典〉
3008 陟陞 ◆3 ちょくしょう   ┌高い所にのぼる。≒陟升〈漢辞海〉
┌高い所にのぼる。≒陟升〈漢字源〉
3009 繻珍 ◆3 しゅちん しちん
しっちん
┌繻子に、いろいろな色糸を用いて模様を織り出した織物。帯地・羽織の裏地などに用いる。≒朱珍〈漢字ペディア〉
┌繻子(シュス)地に2色以上の横糸を使って、模様を織り出した地質の厚い絹織物。帯地・袋物・袈裟(ケサ)などに使う。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3010 堂陲 ◆3 どうすい   ★千金(センキン)の子(コ)堂陲に坐(ザ)せず…金持ちの子は、からだが大切なので軽率な行動をしない。「堂陲」は、堂の端。金持ちの子は、落ちてけがをすることをおそれて堂の端近くにすわらない意。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
3011 餉饋 ◆3 しょうき   ┌≒餉餽
├1.食糧。
└2.食糧をおくり届ける。〈漢辞海〉
┌兵糧。≒糧饋〈字源〉┌≒餉餽
├1.食糧をおくり届けること。
└2.軍隊の食糧。兵糧。また、食糧。〈漢字源〉
3012 磑磑 ◆3 がいがい   ┌1.白く光るさま。
├2.堅固なさま。
├3.高いさま。
└4.積み重なるさま。〈漢辞海〉
┌1.ごりごりしてかたいさま。
├2.雪などのしろいさま。≒皚皚
└3.高くそびえるさま。〈漢字源〉
3013 扁鵲 ◆3 へんじゃく   ┌中国、戦国時代の伝説的名医。渤海郡(河北省)の人。姓は秦、名は越人。長桑君に学んで禁方の術を受け、虢(カク)の太子の急病を救ったという。耆婆(ギバ)と並び称される。転じて、名医をいう。〈大辞泉〉
┌戦国鄭(テイ)の伝説上の名医。姓名は秦越人(シンエツジン)。脈診の医術を発明したといわれる。名医の代名詞。〈漢辞海〉
★耆婆(ギバ)扁鵲…名医のたとえ。〈漢字ペディア〉
3014 乾鵲 ◆3 かんじゃく   鳥名。カササギ。〈漢辞海〉
★乾鵲噪(サワ)ぎて行人(コウジン)至(イタ)る…かささぎが鳴くときは遠行の客が帰り来るしるしなりという俗説。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
3015 英絢 ◆3 えいけん   ┌美しさが抜きんでていること。きらびやかで美しいこと。〈漢字ペディア〉
┌すぐれてあやあり。〈字源〉
┌すぐれてあやがあること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
3016 恫愒 ◆3 どうかつ   ┌おどして、怖がらせること。おどかし。≒脅迫、恫喝〈漢字ペディア〉
┌おどしておびえさせること。≒恫喝〈大辞泉〉
★「愒」は、「むさぼる」意だと「カイ(愒日/玩愒)」、「おどす」意だと「カツ(恐愒/恫愒)」、出典が少ないが「いこう」意だと「ケイ(愒息)≒憩」と読むときが多いようだ。過去出題歴もある「カイ」音が特に重要。
◇漢字ペディア大見出し
3017 胤裔 ◆3 いんえい   ┌血筋を引く者。子孫。後胤。〈大辞泉〉
┌血筋を引いたもの。子孫。末孫。後胤〈日本国語大辞典〉
┌子孫。≒後裔〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3018 ◆3 くん   ┌いぶる。けむる。〈大辞泉〉
┌完全燃焼しないで煙が出る。くすぶる。いぶる。けむる。〈日本国語大辞典〉
3019 傴背 ◆3 うはい   ┌せむし。背中が曲がり屈していること。傴僂(ウル)。佝僂(クル)。〈新大字典〉
┌佝僂(クル)。傴僂(ウル)。〈字通〉
3020 蛹化 ◆3 ようか   ┌昆虫の幼虫が、成虫になる前にさなぎに変態すること。〈漢字ペディア〉
┌昆虫の幼虫が変態し、さなぎになること。〈大辞泉〉
┌昆虫の幼虫が蛹(サナギ)になること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
3021 霧瘴 ◆3 むしょう   ┌熱帯で霧のようにたちこめる毒気。〈漢辞海〉
┌きりの毒気。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
3022 譫語 ◆3 せんご   ┌たわごと。うわごと。≒譫言〈漢辞海〉
┌「譫言(ウワゴト)」に同じ。〈漢字ペディア〉
┌うわごと。転じて、筋道の立たない言葉。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3023 緇流 ◆3 しりゅう   ┌僧侶の社会。〈大辞泉〉
┌僧。僧侶。≒緇徒、緇侶〈漢辞海〉
┌僧侶の社会。〈日本国語大辞典〉
3024 醢醬 ◆3 かいしょう   ┌ししびしおと、ひしお。〈字通〉
┌ひしお。ししびしお。〈新大字典〉
3025 杳窕 ◆3 ようちょう   ┌はるかなさま。遠く奥深いさま。〈漢字ペディア〉
┌はるかに遠いさま。〈日本国語大辞典〉
┌はるかに遠きさま。≒杳杳、杳渺、杳然、杳乎〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
3026 贈賻 ◆3 ぞうふ   ┌葬式の援助のために喪主に金品を贈る。〈漢辞海〉
┌喪に服している家への進物。〈大辞泉〉
┌喪のある家に贈る進物。香典。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
3027 分櫱 ◆3 ぶんけつ ぶんげつ ┌稲・麦・トウモロコシなどで、茎の根に近い節から新しく茎が発生すること。また、その茎。株張り。〈大辞泉〉
┌イネやムギなどが、根に近い茎の関節から新しく茎を出すこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3028 欹危 ◆3 きき   ┌あぶなっかしくかたむくさま。〈日本国語大辞典〉
┌あぶなっかしく、かたむくさま。〈大辞林〉
◇漢字ペディア小見出し
◇漢字ペディア小見出し
3029 溲瓶 ◆3 しゅびん しびん
しゅうへい
┌「溲器(シュウキ:病人などのそばに置いて小便をとる器)」に同じ。〈新大字典〉
┌病人や老人が、寝たまま尿をするのに用いる器。≒尿瓶(シビン)〈大辞泉〉
┌しびん。〈漢辞海〉
┌病人などが寝たままで排尿できるようにした容器。尿器。尿瓶。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3030 頸枷 ◆3 けいか   ┌罪人の行動の自由を束縛するために、その首にかける刑具。〈漢字源〉
┌首かせ。〈字通〉
3031 ◆3   ┌首かせをかける。〈漢辞海〉
┌首かせをはめる。〈漢字源〉
3032 嬌靨 ◆3 きょうよう   ┌あいぐるしきえくぼ。〈字源〉
┌愛嬌のあるえくぼ。〈新大字典〉
3033 莽蒼 ◆3 もうそう ぼうそう ┌1.景色が広々として、はっきりと見えないさま。
└2.さびしく広がるさま。また、その原野。〈漢辞海〉
┌ひろびろとしたる野原の色。〈字源〉
┌草木の青々とした色。また、青々とした草木が生い茂っている野原。近郊、郊外の野。〈日本国語大辞典〉
3034 嚮背 ◆3 きょうはい こうはい ┌1.正面と背面。こちらとあちら。
└2.味方することと、背くこと。〈漢辞海〉
┌くみすることと、そむくこと。向背。郷背。〈新大字典〉
3035 港澳 ◆3 こういく   ┌船の出入りする、みなと。≒港湾〈漢辞海〉
┌みなと。≒港湾〈字源〉
┌みなと。ふなどまり。〈新大字典〉
3036 苴杖 ◆3 しょじょう   ┌1.父親の喪中にある息子が用いた粗悪で黒色の竹の杖。
└2.父の喪のたとえ。〈漢辞海〉
┌喪中に用いる黒き色の竹の杖。〈字源〉
┌喪中に使う、黒い色の竹の杖。〈漢字源〉
3037 掩蓋 ◆3 えんがい   ┌1.おおい。
└2.敵の弾を防ぐために、塹壕(ザンゴウ)の上をおおうもの。〈漢字ペディア〉
┌1.おおう。
└2.しまう。〈漢辞海〉
┌物の上を覆うもの。特に、軍隊で、敵弾を防ぐため塹壕(ザンゴウ)などの上部を覆ったもの。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3038 金匱 ◆3 きんき   ┌文献・文物などを収蔵する銅製の戸棚。≒金函〈漢辞海〉
┌≒金櫃
├1.金属製の箱。秘書を納める。転じて、貴重書のこと。
├2.貨幣などを入れる箱。金庫。
└3.(金匱)中国の古医書。「金匱要略」および「金匱鉤元」の略。〈日本国語大辞典〉
3039 府帑 ◆3 ふど ふとう ┌政府の金ぐら。国庫。〈漢辞海〉
┌政府のかねぐら。国庫。また、そこに蔵する金。国庫金。〈大辞泉〉
┌政府のかねぐら。〈字源〉
3040 ◆3 てい   目を細めてみる。〈漢辞海〉
3041 鸚猩 ◆3 おうしょう おうせい ┌オウムとショウジョウ。ともに人語をまねる。〈漢辞海〉
┌おうむとしょうじょう。人語をまねるもの。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3042 迹門 ◆4 しゃくもん   ┌天台宗・日蓮宗で、法華経二十八品の前半、序品(ジョボン)から安楽行品にいたる十四品をいう。この世に垂迹(スイジャク)した仏(釈尊)が一切衆生を一乗に会入させていくことを説いた部分。〈大辞林〉
┌(仏)法華経二八品の中で、序品(ジョボン)から安楽行品までの前半の一四品のこと。⇔本門〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3043 橈骨 ◆4 とうこつ   ┌ひじから手首までの前腕の親指側にある長い骨。尺骨と平行する。〈漢字ペディア〉
┌前腕の親指側にある長骨。上は上腕骨・尺骨に、下は腕骨につながる。〈大辞泉〉
★「橈(トウ)」は慣用音。
◇漢字ペディア大見出し
3044 褪紅色 ◆4 たいこうしょく   ┌薄い桃色。淡紅色。〈漢字ペディア〉
┌やや色の薄い赤色。うすももいろ。淡紅色。≒退紅色〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
3045 痲痺 ◆4 まひ   ┌1.しびれて感覚がなくなること。しびれ。
├2.通常のはたらきや動きが停止すること。
└3.脳・神経や筋肉が働かなくなって、運動機能や精神作用・知覚機能が失われること。〈大辞泉〉
┌体が感覚や運動能力を失う。しびれ。≒痲痹〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3046 褶曲 ◆4 しゅうきょく   ┌地殻にはたらく力によって地層が波状に押し曲げられること。また、その状態。〈大辞林〉
┌平らな地層が、地殻変動による横からの圧力で波状に曲がる現象。山や谷ができる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3047 秤量 ◆4 しょうりょう ひょうりょう ┌1.秤(ハカリ)で重さをはかること。
└2.秤ではかることができる最大限の重量。〈漢字ペディア〉
┌はかりにかけて量る。〈字通〉
┌(国)はかりにかけて量る。〈漢字源〉
┌はかりにかけて量ること。また、その量。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
3048 痳病 ◆4 りんびょう   ┌痳菌により感染し、尿道などに炎症を起こす性病。≒淋病〈漢字ペディア〉
┌淋菌の感染による性病。性行為のほか菌の付着した手やタオルからも感染する。2〜7日の潜伏期ののち、男性では尿道炎、女性では膣炎として発症し、激しい排尿痛や灼熱感があり、膿が出たりする。前立腺炎・卵管炎などを併発することもある。淋疾。トリッペル。≒淋病〈大辞泉〉
★痳病と瘡気(カサケ)の無い者はない…誰でも淋病と梅毒にはかかる危険はあるので気を付けろ。
◇漢字ペディア大見出し
3049 瘋癲 ◆4 ふうてん   ┌1.精神の状態が正常でないこと。また、その人。
└2.通常の社会生活からはみ出して、ぶらぶらと日を送っている人。〈大辞泉〉
┌1.定職をもたず、ぶらぶらしている人。
└2.言行錯乱や感情激発など精神状態に異常が見られること。また、そういう症状の人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3050 経膣 ◆4 けいちつ   膣を経由すること。〈大辞泉〉
3051 悔悛 ◆4 かいしゅん   ┌悪いところを悟って、悔い改める。改悛。〈漢字源〉
┌キリスト教で、自分が過去に犯した罪を神に告げ、わびて許しを得ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3052 羚羊 ◆4 れいよう   ┌ウシ科の哺乳動物のうち、シカに似た体形のものの総称。アフリカ・インド・モンゴルなどの乾燥した草原にすむ。あしが細く、走るのが速い。日本ではカモシカと混同されてきたが、別種。〈漢字ペディア〉
┌ウシ科のうち、鹿に似た体系の一群の動物の総称。カモシカ。〈新漢和大字典〉
┌かもしか。夜、角を木に繫げて眠るという。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
3053 菠薐 ◆4 はろう ほうれん ┌ホウレンソウの漢名。アカザ科の一年または二年草。〈新漢和大字典〉
┌アカザ科の一、二年草。ホウレンソウ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3054 瘻管 ◆4 ろうかん   ┌1.体内の器官と器官、あるいは体内の器官と体表との間にできた管のような通路。炎症性の疾患によって生じる。痔瘻など。フィステル。
└2.胃・腸などを体外に交通させるため、手術によって管を入れて作った導管。胃瘻・膀胱瘻など。〈大辞林〉
┌1.炎症などの疾患により体の組織や器官にできる異常な導管。痔瘻など。
└2.胃腸から体外に、手術で通す人工の導管。胃瘻など。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3055 苦患 ◆4 くげん   ┌仏語。地獄におちて受ける苦しみ。転じて、一般に苦しみや悩み。苦悩。〈大辞泉〉
┌(仏)苦しい悩み。また、苦しみと悩み。苦悩。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3056 鉛槧 ◆4 えんざん   ┌1.文字を書いたり、塗って消したりするのに用いる胡粉と、文字を書く板。筆記用具。
└2.詩文を書くこと。文筆に携わること。〈漢字源〉
┌詩や文章を書くこと。〈漢字ペディア〉
★書(ショ)を読(ヨ)みて聖賢(セイケン)を見(ミ)ざれば、鉛槧の傭(ヨウ)と為(ナ)る…たとえどんな立派な本を読んでも、聖人賢者の精神をとらえなければ、印刷屋の使用人となったようなものだ。〈中国古典名言事典〉
◇漢字ペディア大見出し
3057 堪能 ◆4 たんのう   ┌1.技術・学芸にすぐれていること。
└2.十分に満足すること。〈漢字ペディア〉
┌1.(カンノウ)仏語。よくたえ忍ぶ能力。
├2.(カンノウ)深くその道に通じていること。また、そのような人や、そのさま。たんのう。
├3.(タンノウ)十分に満足すること。
├4.(タンノウ)気が済むこと。納得すること。
└5.(タンノウ)技芸・学問などにすぐれているさま。「堪能(カンノウ)」と混同されてできた意。〈大辞泉〉
┌1.(カンノウ)することができる。
├2.(カンノウ)才能がすぐれたさま。
├3.(タンノウ)(国)技芸にすぐれている。
└4.(タンノウ)(国)満足する。〈漢辞海〉
★「堪(タン)」は慣用音だが、「満足する」意で「カンノウ」と読んだ場合の正誤判定は不明。漢字ペディアに読み分けの特記はなし。
◇漢字ペディア大見出し
3058 副司 ◆4 ふうす   ┌禅宗寺院で会計を担当する役職。六知事の一。庫頭(クジュウ)。〈大辞泉〉
┌禅寺で、会計を担当する役僧。庫頭(クトウ)。≒副寺〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3059 瘰癧 ◆4 るいれき   ┌頸部リンパ節が数珠状に腫れる、結核症の特異型。感染巣から結核菌が運ばれて起こる。頸腺結核。結核性頸部リンパ節炎。頸部リンパ節結核。〈大辞泉〉
┌結核菌の感染によって起こる首のリンパ節の炎症。ぐりぐり。〈漢字源〉
┌頸部(ケイブ)リンパ節結核の古称。頸部などのリンパ腺が結核菌におかされて腫れ、しこりができる病気。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3060 南鐐 ◆4 なんりょう   ┌1.美しい銀。精錬した上質の銀。
└2.江戸時代、二朱銀の異称。長方形の銀貨幣で、1両の8分の1。南鐐銀。南挺(ナンテイ)。〈大辞泉〉
┌1.上質の銀。また、銀の別称。≒南挺(ナンテイ)
└2.江戸時代の貨幣、二朱銀の別称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3061 吩咐 ◆4 ふんぷ   ┌いいつけ。〈字通〉
┌言いつける。指図する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3062 還俗 ◆4 げんぞく   ┌いったん出家して僧籍に入った者が、再び俗人に戻ること。復飾。〈大辞林〉
┌一度出家した者がもとの俗人に戻ること。法師がえり。〈大辞泉〉
┌出家した僧や尼が、再び世俗の人間にかえること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3063 阿含 ◆4 あごん   ┌1.釈迦の説いた教え。経典。
└2.小乗仏教の異称。〈大辞泉〉
┌1.釈迦の説いた教え。
└2.小乗仏教。また、小乗経典の総称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3064 肺癆 ◆4 はいろう   ┌肺結核の旧称。≒癆咳〈漢字ペディア〉
┌肺結核の旧称。労咳。≒肺労〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3065 癜風 ◆4 でんぷう   マラセチアという真菌の感染によって起こる皮膚の病気。頚部・背部・胸部・上腕などに、米糠のような鱗屑を伴った淡褐色の色素斑または脱色素斑ができる。自覚症状はほとんどない。黒なまず。〈大辞泉〉
3066 欣求 ◆4 ごんぐ   ┌仏語。喜んで仏の道を願い求めること。〈大辞泉〉
┌自らすすんで仏の道を求めること。積極的に願うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3067 囲遶 ◆4 いにょう いじょう ┌ぐるりととり巻く。≒囲繞〈漢字源〉
┌とりまく。とりかこむ。≒囲繞〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3068 救世 ◆4 くせ ぐせ
くぜ
ぐぜ
┌1.世の人々を苦しみの中から救うこと。
├2.仏・菩薩(ボサツ)の通称。
└3.観世音菩薩のこと。〈大辞泉〉
┌1.俗世間の苦しみから人々をすくうこと。
└2.「救世観世音菩薩(カンゼオンボサツ)」の略。また、仏や菩薩の通称。〈漢字ペディア〉
┌仏語。仏が衆生を救済すること。世の中の人々の苦しみを救うこと。〈日本国語大辞典〉
★救世の闡提(センダイ)…仏語。救世観世音菩薩の、大悪不信の者をも救うという大慈悲をいう語。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3069 靺鞨 ◆4 まっかつ   ┌中国、隋・唐の時代に、中国東北部から朝鮮半島北部に住んでいたツングース系諸族の中国側からの呼び名。七部に分かれ、その一部である粟末(ゾクマツ)部は、渤海(ボッカイ)国を建国。黒水部はその支配下に入らず、のちに女真と称された。勿吉(モッキツ)。〈大辞泉〉
┌中国古代、東北地区の異民族。ツングース族の一種族。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3070 棹郎 ◆4 とうろう   ┌さおで、船を操る人。船頭。〈漢字源〉
┌船頭。〈字通〉
3071 鞨鼓 ◆4 かっこ   五胡の一である羯族の用いる両面うちの鼓。両杖鼓。≒羯鼓〈字通〉
3072 ◆4 けん   ★赫(カク)たり愃たり…かがやかしく心はゆったりしている。〈漢辞海〉
3073 鞦韆 ◆4 しゅうせん   ┌ぶらんこ。〈大辞泉〉
┌ぶらんこ。≒秋千、鞦千〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3074 契丹 ◆4 きったん   ┌中国北東部にいたモンゴル系遊牧民族。唐代末から勢力をもち、遼(リョウ)と称した。のちに金(キン)に滅ぼされた。キタイ。〈漢字ペディア〉
┌四世紀以来、中国東北部にいた種族の名。唐末に内蒙古(ナイモウコ)を占領し、五代のころ東北地方をも占領して遼(リョウ)と称したが、のち、金に滅ぼされた。〈漢辞海〉
★契丹文字(モジ)…契丹族が10世紀の遼代に制定し、金でも使用された文字。字形は漢字に似て、表意文字の大字と表音文字の小字とから成るが、現在もすべては解読されていない。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3075 媒妁 ◆4 ばいしゃく   ┌結婚の仲立ちをすること。また、その人。≒仲人、媒人、媒酌〈漢字ペディア〉
┌結婚の仲立ちをすること。また、その人。仲人。≒媒酌〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3076 拇印 ◆4 ぼいん   ┌手の親指の先を印章のかわりにして押したもの。つめ印。〈漢字源〉
┌親指の先に朱肉または墨をつけて指紋を押し、印鑑の代わりとするもの。爪印(ツメイン)。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3077 橙黄色 ◆4 とうこうしょく   赤みがかった黄色。だいだい色。〈大辞泉〉
3078 箜篌 ◆4 くご こうこう ┌東洋の弦楽器の一。琴に似た臥箜篌、ハープに似た竪箜篌、先端に鳳首の装飾のある鳳首箜篌があったが、早くに滅びた。くうご。〈大辞泉〉
┌楽器の名。ハープに似ていて、両手でかきならす。百済琴(クダラゴト)。〈漢字源〉
┌くご。〈字通〉
┌弦楽器の一つ。琴に似た横に置くものと、ハープに似た竪(タテ)のものとがあり、ともに両手でかき鳴らす。奈良時代に百済(くだら)を経て伝来した。正倉院に残る。〈漢字ペディア〉
★「箜篌」で「くだらごと」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3079 繃帯 ◆4 ほうたい   ┌包帯。〈字通〉
┌医療で、疾患部の保護や固定のために、おおったり巻きつけたりする布など。≒包帯〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3080 颱風 ◆4 たいふう   ┌夏から秋にかけて、北太平洋南西部に発生する熱帯低気圧の一つ。暴風雨をもたらす。≒台風〈漢字ペディア〉
┌太平洋西部に発生する激しい熱帯性の暴風。台風。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
3081 伎倆 ◆4 ぎりょう   ┌物事を行ったり、作ったりする腕まえ。〈漢字源〉
┌物事を行う手なみ。腕前。≒力量、技能、手腕、技量〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3082 相剋 ◆4 そうこく   ┌1.対立・矛盾するものが互いに争うこと。
└2.五行説で、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木に勝つこと。⇔相生〈漢字ペディア〉
┌1.対立・矛盾する二つのものが互いに相手に勝とうと争うこと。
└2.五行説で、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木にそれぞれ剋(カ)つとされること。五行相克。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3083 肩胛骨 ◆4 けんこうこつ   ┌左右の肩にあって、腕の骨と胴をつなぐ逆三角形の大きな骨。肩骨。かいがらぼね。〈大辞泉〉
┌両肩の後ろにある、胴体と腕を結合する逆三角形の平たい骨。かいがらぼね。≒肩甲骨〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3084 冷洌 ◆4 れいれつ   ┌ひややかにして清し。〈字源〉
┌ひややかで清らかなこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
3085 喇嘛 ◆4 らま   ┌チベット仏教の高僧。また一般にチベット仏僧の称。〈大辞泉〉
┌ラマ教の僧の称。最上者の意。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3086 坩堝 ◆4 かんか   ┌金属を溶かすために使う耐火粘土製のつぼ。〈漢字源〉
┌金属などを溶かすために使う、粘土や黒鉛などでできた耐熱性容器。るつぼ。≒坩鍋〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3087 袢纏 ◆4 はんてん   ┌≒半纏
├1.丈が短く、羽織に似るが、折り襟でなく胸ひものない和風の上着。
└2.「印(シルシ)半纏」の略。背中などに屋号や氏名を染めぬいた半纏。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3088 砒素 ◆4 ひそ   ┌窒素族元素の一。金属と非金属との中間的性質を持つ。〈大辞泉〉
┌灰白色で金属のような光沢がある、もろい固体。非金属元素の一つで、化合物は猛毒。農薬・医薬の原料。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3089 硅素 ◆4 けいそ   ┌非金属元素の一つ。化合物として地殻中に大量に存在する。半導体に用いる。シリコン。≒珪素〈漢字ペディア〉
┌炭素族元素の一。地殻中では酸素の次に多く、天然に遊離状態では産出しないが、酸化物または珪酸塩として岩石や土の主成分となっている。≒珪素〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3090 茯苓 ◆4 ぶくりょう   ┌サルノコシカケ科のキノコの菌核。アカマツの根などに寄生。丸みのある塊状。漢方で鎮静・利尿薬などに用いる。まつほど。〈大辞泉〉
┌まつほど。〈字通〉
3091 疚心 ◆4 きゅうしん   ┌心をなやます。いつまでも気がとがめる。〈漢字源〉
┌悩む。〈字通〉
3092 ◆4 いち   形容詞、時には名詞・動詞に付いて、勢のはなはだしい、すぐれているなどの意を添える。〈大辞泉〉
★逸早(ハヤ)く…真っ先に。だれよりも早く。〈漢字ペディア〉
3093 入鋏 ◆4 にゅうきょう   乗車券・入場券などに、係員がはさみを入れること。〈大辞泉〉
3094 影向 ◆4 ようごう   ┌神仏が仮の姿をとって現れること。神仏の来臨。〈大辞泉〉
┌神仏が仮の姿となって、この世に現れること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3095 垂迹 ◆4 すいじゃく   ┌仏語。仏・菩薩が人々を救うため、仮に日本の神の姿をとって現れること。〈大辞泉〉
┌(仏)仏・菩薩(ボサツ)が衆生(シュジョウ)を救うために、仮に神の姿になってこの世に出現すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3096 瘡痍 ◆4 そうい   ┌1.刀傷。また転じて、戦争などで受けた損害。
└2.病気の苦しみ。〈漢字源〉
┌≒瘡夷
├1.刀きず。きずあと。
├2.戦争や災害による苦しみ。
└3.できもの。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
3097 関礙 ◆4 かんがい   ┌1.さまたげる。
└2.さまたげ。障害。〈漢字源〉
┌1.さまたげ。また、さまたげる。
└2.かかわる。〈漢辞海〉
3098 蜒蚰 ◆4 えんゆう   ┌ナメクジのこと。〈新漢和大字典〉
┌ナメクジ科の軟体動物。ナメクジ。〈漢辞海〉
3099 襁褓 ◆4 きょうほう   ┌1.おむつ。おしめ。
├2.赤子のこと。
└3.赤ん坊をくるむ布。産着。〈大辞泉〉
┌幼児を背負う帯と、幼児をつつむ着物。〈漢字源〉
★「襁褓」で「おしめ」・「むつき」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
3100 汀葭 ◆4 ていか   みぎわのあし。〈字通〉
3101 熹微 ◆4 きび   ┌太陽の光が、ほのぼのとさすこと。〈漢字源〉
┌朝の薄明り。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3102 鏘鏘 ◆4 しょうしょう そうそう ┌1.金属・鈴・石などの鳴る澄んだ音の形容。
├2.鳳凰が声をあわせて鳴く声の形容。
├3.勢い盛んなさま。
└4.さっさと歩みゆくさま。〈漢字源〉
┌1.玉や金属が触れ合って鳴り響くさま。また、高く美しい音の響くさま。鏘然。
└2.盛んなさま。〈大辞泉〉
┌1.石や金属・鈴などが音を立てて鳴るさま。
└2.物事が盛んなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3103 罟客 ◆4 こきゃく こかく 漁師。〈字通〉
3104 鷓鴣 ◆4 しゃこ   ┌キジ科シャコ属の鳥の総称。茶褐色の羽毛をもつものが多く、コジュケイに似る。〈大辞泉〉
┌キジ科の鳥のうち、ウズラより大きくキジより小さいものの呼称。アフリカ・西南アジアなどにすむ。尾が短く、茶褐色の地に、白い斑点(ハンテン)がある。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3105 嚬呻 ◆4 ひんしん   ┌顔をしかめて、苦しんでうめく。〈漢字源〉
┌1.眉をしかめて苦しみうめく。
└2.苦吟する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3106 螟蛉 ◆4 めいれい   ┌1.あおむし。
└2.養子のこと。螟蛉子とも。〈漢字源〉
┌1.青虫(アオムシ)。
└2.養子。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3107 阿咸 ◆4 あかん   甥と同じ年代の者をいう言葉。〈漢字源〉
3108 啼鳥 ◆4 ていちょう   ┌1.鳴く鳥。
└2.鳥の鳴き声。〈漢字源〉
┌1.鳴く鳥。
└2.鳥の鳴き声。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3109 鎗鍠 ◆4 そうこう   鐘鼓の声。〈字源〉
3110 白坿 ◆4 はくふ   石英。〈漢字源〉
3111 蜻蛉 ◆4 せいれい   ┌1.すっきりした形をしたとんぼ。あきつ。
└2.(国)ゆらゆらと飛ぶ昆虫の名。〈漢字源〉
┌1.トンボ目トンボ科の昆虫の総称。
└2.(国)昆虫名。カゲロウ。蜉蝣。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3112 刋改 ◆4 せんかい   板木をけずり改める。〈字源〉
3113 黒痣 ◆4 こくし   ほくろ。狭い土地にたとえる。≒黒子〈字源〉
3114 祠祀 ◆4 しし   ┌1.神をまつる。
└2.漢代、祭りをつかさどる官。〈漢字源〉
┌まつる。〈字通〉
3115 荳菽類 ◆4 とうしゅくるい   マメ科で種子を利用する作物の総称。ダイズ・アズキ・エンドウ・ソラマメなど。〈大辞林〉
3116 蛔虫 ◆4 かいちゅう   ┌人類や家畜の小腸に寄生する害虫。〈漢字源〉
┌カイチュウ科の線虫で、寄生虫。卵が生の野菜などについて人や家畜の体内に入り、胃や腸でひも状の成虫となる。≒回虫〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3117 褪英 ◆4 たいえい   色褪(ア)せた花びら。〈字通〉
3118 痞結 ◆4 ひけつ   ┌食物などが胸につかえて通じないこと。また、そのような症状の病気。〈漢字源〉
┌食物などがつかえて通らないこと。また、その病気。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3119 粢糲 ◆4 しれい しらつ ┌きびをついてつくったもち。非常に粗末な食事なこと。〈漢字源〉
┌粟飯。粗食。〈字通〉
┌玄米やキビで作ったもち。黒米のもち。粗末な食事のたとえ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3120 駛足 ◆4 しそく   ┌足の速い者。≒疾足〈新漢和大字典〉
┌飛脚。〈字通〉
3121 荵冬 ◆4 にんとう にんどう ┌草の。薬用にする。すいかずら。にんどう。〈漢字源〉
┌スイカズラの別称。また、その葉の生薬名。〈漢字ペディア〉
★「荵冬」で「すいかずら」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3122 悄悄 ◆4 しょうしょう   ┌1.しょんぼりして心配するさま。
└2.ひっそり静まったさま。〈漢字源〉
┌≒悄然
├1.「悄悄(シオシオ)」に同じ。
└2.ひっそりとして静かなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3123 惘惘 ◆4 もうもう ぼうぼう ┌気を落とすさま。〈字通〉
┌1.ぼんやりするさま。
└2.慌てるさま。〈新漢和大字典〉
┌気が抜けてぼんやりしたさま。〈大辞林〉
┌がっかりして、ぼんやりするさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3124 痿蹶 ◆4 いけつ   ┌足がしびれて倒れること。脚気の類の病気。〈漢字源〉
┌1.手足がなえて行動しにくい病気。脚気の類。
└2.生気がないさま。〈漢辞海〉
3125 砲熕 ◆4 ほうこう   ┌大砲。〈新漢和大字典〉
┌大砲。おおづつ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3126 金鵄 ◆4 きんし   ┌日本の建国説話に出てくる金色のトビ。神武天皇の東征に際して、長髄彦(ナガスネヒコ)征伐の際に弓の先に止まって天皇の軍を助けたという。〈大辞林〉
┌日本の建国神話に登場する金色のトビ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3127 戔戔 ◆4 せんせん   ┌1.数の多いさま。
├2.物が積み重なったさま。
├3.あきらかにあらわれるさま。
└4.少ないさま。〈漢辞海〉
┌わずかなさま。一説に、数の多いさま。〈新大字典〉
3128 早蛩 ◆4 そうきょう   初秋になくこおろぎ。〈漢字源〉
3129 禎祺 ◆4 ていき   ┌吉祥。〈字通〉
┌さいわい。吉祥。〈新大字典〉
┌さいわい。幸福。吉祥。〈漢辞海〉
3130 拑口 ◆4 かんこう   ┌口をとじて言わない。≒箝口、鉗口〈漢字源〉
┌口をふさぐ。〈字通〉
┌≒箝口、鉗口
├1.口をつぐんで、ものを言わないこと。≒緘口
└2.何も言わせないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3131 捶撻 ◆4 すいたつ   ┌むちうつ。〈字通〉
┌むちうつ。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
3132 搗臼 ◆4 とうきゅう   上部のくぼみに米などを入れてつくうす。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3133 燉酒 ◆4 とんしゅ   酒の燗。〈字通〉
3134 羂挂 ◆4 けんけい   糸をかける。〈字通〉
3135 擂槌 ◆4 らいつい   ┌すりこぎ。連木。〈字源〉
┌すりこぎの異称。〈新大字典〉
3136 膚腠 ◆4 ふそう   はだ。〈字通〉
3137 鵁鶄 ◆4 こうせい   ┌鳥の名。サギの一種。頭から首にかけて赤褐色で、ほかはほぼ白い。アカガシラサギ。〈新漢和大字典〉
┌あおさぎ。ごいさぎ。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3138 蝗旱 ◆4 こうかん   いなごの害と、ひでりによる害。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3139 襁負 ◆4 きょうふ   ┌帯ひもで幼児を背負う。〈新漢和大字典〉
┌1.背負い帯で背負う。
├2.人を背負う。
└3.財貨を背負う。〈漢辞海〉
3140 晤歌 ◆4 ごか   むかいあって歌う。〈字通〉
3141 羂索 ◆4 けんさく   ┌1.鳥獣を捕らえるわな。
└2.(仏)仏や菩薩が衆生を救うために用いる、五色の糸をより合わせて作った縄。〈漢字ペディア〉
┌青・黄・赤・白・黒の五色の糸をなって作る縄状の仏具。端に半形の金剛杵や鐶をつける。不動明王・不空羂索観音などが持ち、衆生済度の象徴とする。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
3142 梃杖 ◆4 ていじょう   ┌杖。〈字通〉
┌つえ。〈新大字典〉
3143 胸膈 ◆4 きょうかく   ┌1.胸と腹との間。また、胸部。
└2.転じて、胸中。気持ち。〈漢字ペディア〉
┌1.胸と腹との間。また、そこにある横隔膜。
└2.心の中。気持ち。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
3144 鴿書 ◆4 こうしょ   伝書鳩の書。〈字通〉
3145 潟湖 ◆4 せきこ   湾口に発達した砂州によって外海と切り離されてできた湖。潟(カタ)。〈大辞泉〉
3146 矛槊 ◆4 ぼうさく   ┌ほこ。〈漢字源〉
┌ほこ。〈漢辞海〉
3147 春祺 ◆4 しゅんき   春のさいわい。〈字源〉
3148 殞命 ◆4 いんめい   ┌死ぬ。〈字通〉
┌命を落とす。死ぬ。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3149 犲狼 ◆4 さいろう   ヤマイヌとオオカミ。転じて、欲深く無慈悲な人のたとえ。≒豺狼〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3150 毬灯 ◆4 きゅうとう   ┌球形の提灯。〈漢字源〉
┌球形のとうろう。球灯。〈漢辞海〉
3151 沍陰 ◆4 ごいん   ┌陰気が堅く氷結ぶ。〈字源〉
┌陰気がむすぶこと。寒さがきびしく、凍り付くこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
3152 涕泗 ◆4 ていし   ┌涙と鼻水。〈字通〉
┌たれるなみだと鼻水。〈漢字源〉
┌流れるなみだと、はなみず。≒涕洟〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3153 謎語 ◆4 めいご   ┌なぞ。隠しことば。〈字通〉
┌なぞを含んだ言葉。また、意味のあいまいな語。〈大辞泉〉
┌なぞが含まれた言葉。また、意味のわかりにくい語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3154 渝溢 ◆4 ゆいつ   ┌中の水があふれ出る。〈漢字源〉
┌あふれる。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3155 桀紂 ◆4 けっちゅう   ┌中国、夏の桀王と殷の紂王。暴虐驕慢の君主のたとえにいう。〈大辞林〉
┌古代中国の、夏(カ)の桀王と殷の紂王。ともに暴虐な君主。転じて、暴君のこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
3156 羇寓 ◆4 きぐう   ┌旅をして宿泊すること。≒旅寓、旅泊〈漢字ペディア〉
┌旅先の宿。羈寓。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
3157 空濛 ◆4 くうもう   ┌小雨が降ったり、もやが立ち込めたりしてぼんやりと薄暗いさま。〈漢字源〉
┌小雨の降ってうす暗いさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
3158 萁稈 ◆4 きかん   ┌豆がら〈字通〉
┌豆がら。〈新漢和大字典〉
3159 蜃蛤 ◆4 しんこう   ┌はまぐり。〈漢字源〉
┌はまぐり。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3160 眩燿 ◆4 げんよう   ┌まばゆいほどにかがやく。〈漢字源〉
┌まぶしく輝く。〈字通〉
┌≒眩耀
├1.光り輝いて、目を奪う。まばゆいほどに光り輝く。
└2.まよう。まどわす。〈漢辞海〉
3161 冏冏 ◆4 けいけい   ┌光り輝くさま。≒炯炯〈漢字源〉
┌光り輝くさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3162 袒跣 ◆4 たんせん   ┌はだぬぎになり、はだしになること。〈漢字源〉
┌はだぬぎになり、はだしになる。謝罪をするときの態度。また、ものにとらわれない隠者の服装。〈漢辞海〉
3163 禹甸 ◆4 うでん   ┌中国の別名。禹王のおさめた地域の意。〈漢字源〉
┌禹王が治めた地域。中国の別称。〈漢辞海〉
3164 鈿瓔 ◆4 でんえい   ┌金をはめ込んで飾った首飾り。〈字通〉
┌黄金をはめ込んで飾った首飾り。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア下付き
3165 嗔訶 ◆4 しんか   叱責する。〈字通〉
3166 紕繆 ◆4 ひびゅう   ┌あやまり。あやまち。≒誤謬〈漢字源〉
┌あやまる。たがう。〈字通〉
┌まちがい。あやまり。誤謬。〈日本国語大辞典〉
★「繆」は、「誤る・間違う」意だと「ビュウ(繆説/紕繆)」と読み、この意と音を用いる熟語が多い。その他の音では「まとう」意だと「リョウ(繆繞)≒繚」、「結ぶ・縊る」意だと「キュウ(繆死)」、穆に通じるときは「ボク」の三項が挙げられるが、いずれも稀有。上記の意と音が反するが例外で「綢繆(チュウビュウ)」は過去頻出の語句なので必修。
◇漢字ペディア小見出し
3167 鏗鏘 ◆4 こうそう   玉や鐘、琴などの鳴り響くようす。また、その音。≒鏗錚、鏗鎗〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3168 珠瓔 ◆4 しゅえい   ┌真珠の首飾り。〈新漢和大字典〉
┌珠の首飾り。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
3169 駻突 ◆4 かんとつ   ┌あれる馬。〈字通〉
┌気が荒くてあやつりにくい馬。〈新漢和大字典〉
★鞿を以(モッ)て駻突を御(ギョ)す…おもがいだけで荒馬を思う通りに動かそうとする。軽い、おだやかな刑罰によって悪人の行動をおさえようとすることのたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
3170 萃蔡 ◆4 すいさい   ┌衣ずれの音。〈字通〉
┌衣服のすれ合う音の形容。〈新漢和大字典〉
┌衣服のすれ合う音。〈漢辞海〉
3171 九垓 ◆4 きゅうがい   1.天の果て。
2.地の果て。
3.中国全土のこと。〈漢字源〉
3172 剔刔 ◆4 てっけつ   ほじくり出す。≒剔抉〈漢字源〉
3173 奚奴 ◆4 けいど   ┌1.宮中で使われる女のどれい。
└2.召使。〈漢字源〉
┌しもべ。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3174 霏霏 ◆4 ひひ   ┌雪や細かい雨がしきりに降り続くさま。〈漢字ペディア〉
┌1.雨や雪などが乱れてしきりに降るさま。≒雰雰
├2.細かいものが飛び散るさま。
├3.霜や露が多いさま。
├4.雲がとぶさま。
├5.草が入り乱れて茂るさま。
├6.電光があちこちにひらめくさま。
├7.入り乱れるさま。
└8.涙が流れるさま。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
3175 娵隅 ◆4 しゅぐう   さかな。〈字源〉
3176 嫖子 ◆4 ひょうし   ┌遊女。うかれめ。あそびめ。〈字源〉
┌遊女。〈字通〉
3177 鸛鵲 ◆4 かんじゃく   かささぎ。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3178 蜻蜓 ◆4 せいてい   ┌とんぼ。〈字通〉
┌トンボ。特にヤンマのこと。〈新漢和大字典〉
┌ヤンマの別名。〈大辞泉〉
┌大形のトンボの総称。ギンヤンマ・オニヤンマなど。〈漢字ペディア〉
★「蜻蜓」で「やんま/とんぼ」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3179 桴筏 ◆4 ふばつ   ┌いかだ。〈漢字源〉
┌いかだ。小さいものを桴、大きいものを筏という。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3180 誕謾 ◆4 たんまん   1.でたらめで大げさなことをいう。
2.大げさにおごりたかぶる。
3.おおまかで、だらしがない。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
3181 瘉疾 ◆4 ゆしつ   全快する。≒快愈〈字通〉
3182 徇国 ◆4 じゅんこく   国家のためにつくして死ぬこと。〈漢字源〉
3183 爰爰 ◆4 えんえん   ┌ゆったりと、ゆとりのあるさま。また、ゆるゆると動作をするさま。〈漢字源〉
┌のんびり。ゆるやか。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3184 秧苗 ◆4 おうびょう   稲の苗。〈字通〉
3185 泥鏝 ◆4 でいまん   ┌ぬりごて。〈字通〉
┌壁を塗るときに用いるこて。〈大辞林〉
┌左官職人が、壁を塗るときに用いるこて。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3186 慊慊 ◆4 けんけん   ┌あきたりないさま。〈新漢和大字典〉
┌心の満ち足りぬさま。〈字通〉
★漢字ペディアを見れば「慊」は「ケン」「キョウ」の二音を載せている。読み分けの言及はない。慊慊、慊焉、慊然など、持つ熟語ほぼ全てが「ケン」読みなのでそれだけ学習すれば良い。「あきた-りない」の訓読みが過去2回既出。
◇漢字ペディア小見出し
3187 鶚視 ◆4 がくし   みさごのように鋭くみつめる。〈字通〉
3188 諠譁 ◆4 けんか   ≒喧嘩
┌1.言い合ったり殴り合ったりしてあらそうこと。いさかい。
└2.騒がしいこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌1.言い争うこと。また、腕力で争うこと。
└2.やかましく騒ぐこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3189 瘧疾 ◆4 ぎゃくしつ   ┌おこり(主にマラリアの一種、三日熱をさす)。〈字通〉
┌「瘧(おこり)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3190 測鏈 ◆4 そくれん   距離を測定するのに用いる鉄製のくさり。測鎖。〈大辞泉〉
3191 霤槽 ◆4 りゅうそう   雨垂れ受けの桶。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3192 ◆4 きりん   ┌1.一日に千里も走るという、すばらしい馬。駿馬。
└2.麒麟に同じ。〈大辞泉〉
┌1.太平の世に現れるという中国の想像上の動物。
└2.すぐれた馬。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3193 仟佰 ◆4 せんぱく   ┌1.数が非常に多いこと。あまた。
├2.南北・東西に通じる田畑の道。≒阡陌
└3.千人の長と、百人の長。〈漢字源〉
┌1.あまた。多数の義。≒千百
├2.田間の道をいう。≒阡陌
└3.千人の長と百人の長と。〈字源〉◇漢字ペディア小見出し
3194 踝跣 ◆4 かせん   すあし。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3195 夾紵 ◆4 きょうちょ   古代中国の漆技法の一つで、麻布を漆ではさむように貼り合わせて造形すること。≒挟紵、夾貯〈大辞泉〉
3196 霪雨 ◆4 いんう   ≒淫雨
ながあめ。≒霖雨〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3197 羯羶 ◆4 かっせん   生臭い肉の匂い。羯は胡人の居る上党の地。〈字通〉
3198 蛤蜊 ◆4 こうり   ┌1.はまぐりと、あさり。
└2.貝の一種。しおふき。〈漢字源〉
┌二枚貝。ハマグリ・アサリ・シオフキなど。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
3199 价人 ◆4 かいじん   ┌徳のあるすぐれた人。〈漢字源〉
┌徳のある善人。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3200 灯檠 ◆4 とうけい   ┌ともしびをかかげる台。〈漢字源〉
┌灯かけ。〈字通〉
┌灯火の油皿をのせる台。灯台。≒燭台〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3201 踑踞 ◆4 ききょ   あぐらをかくこと。また、足を投げ出してすわること。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3202 欒櫨 ◆4 らんろ   ┌ひじぎ、柱上のますがた。〈字源〉
┌柱上の肱木(ヒジキ)と桝形(マスガタ)。〈字通〉
3203 彭殤 ◆4 ほうしょう   ┌長命と短命。〈漢字源〉
┌長命と短命。〈漢辞海〉
3204 羯磨 ◆4 かつま   ┌受戒・懺悔の儀式作法。〈大辞泉〉
┌1.(仏)作業。働き。
├2.儀式や作法。特に、修行者の受戒や懺悔。
└3.「羯磨金剛」の略。三鈷(サンコ)を十字形に組み合わせた密教の法具。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3205 沁痕 ◆4 しんこん   ┌しみあと。〈字通〉
┌しみこみたるあと。〈字源〉
┌しみ込んだあと。〈新大字典〉
3206 泅泳 ◆4 しゅうえい   ┌およぐ。〈字源〉
┌およぐこと。〈新大字典〉
3207 蜥蜴 ◆4 せきえき   ┌からだがうすく平らなトカゲ。〈新漢和大字典〉
┌トカゲ目の爬虫類。トカゲ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3208 踟躇 ◆4 ちちょ   ┌1.一、二歩だけ、つっと前に進んで止まる。行きつ止まりつ。
└2.はたおりで、横糸を通すための梭(ヒ)。〈漢字源〉
┌躊躇(チュウチョ)。〈字通〉
3209 廩稍 ◆4 りんしょう   ┌扶持。手当。〈字通〉
┌役所から少しずつ与えられるふち米。〈漢字源〉
┌宮より給する食料。稍はややの義、少しずつ分ち給する義。〈字源〉
3210 溟濛 ◆4 めいもう   ┌小雨が降ってうすぐらいこと。また、その雨。〈漢字源〉
┌小雨が降ったり曇ったりして、うす暗くぼんやりしているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3211 絳脣 ◆4 こうしん   ┌あかいくちびる。美人の形容。〈新大字典〉
┌美人のあかいくちびる。〈漢字源〉
3212 蕩漾 ◆4 とうよう   ┌ただようさま。また、水がゆれうごくさま。〈漢字源〉
┌漂いゆらぐ。〈字通〉
┌ただよい動くこと。静かに揺れ動くこと。また、そのさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
3213 皎皎 ◆4 きょうきょう こうこう ┌1.月の光などが明るく光るさま。
└2.白く清らかなさま。潔白なさま。〈漢字ペディア〉
┌1.真っ白なさま。潔白なさま。
├2.光り輝くさま。
└3.はっきりしているさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
3214 羲景 ◆4 ぎけい   陽光。〈字通〉
3215 臂胛 ◆4 ひこう   ┌腕と肩。〈字通〉
┌腕と両肩の間。〈新大字典〉
3216 ◆4 ほう   棺を穴の中に埋める。〈漢字源〉
3217 譁譟 ◆4 かそう   やかましくさわぐ。〈字通〉
3218 綜絖 ◆4 そうこう   ┌織機の部品。縦糸を上下させて横糸の杼(ヒ)を通すための器具。あぜ。〈漢字ペディア〉
┌織機で、横糸を通すために、縦糸を上下に分ける器具。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3219 萍蘋 ◆4 へいひん   ┌うきくさ。〈新漢和大字典〉
┌浮草。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
3220 ◆4 かん   明らかなさま。明星が明るく光るさま。〈漢字源〉
3221 遑遑 ◆4 こうこう   ┌心が落ち着かないさま。あわただしいさま。〈大辞林〉
┌あわただしくて落ち着かないさま。〈新漢和大字典〉
┌うろうろと落ち着かないさま。あわただしく忙しいさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3222 騫騫 ◆4 けんけん   ┌1.かいつまんで粗略なさま。軽々しくて気ままなさま。
└2.ひょいひょいと軽やかに飛ぶさま。〈新漢和大字典〉
┌1.軽やかに飛ぶさま。
└2.いいかげんなさま。気ままなさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3223 叨陪 ◆4 とうばい   ┌みだりに貴人の側にいること。〈新大字典〉
┌ご同席。〈字通〉
┌分不相応に陪席する。〈漢辞海〉
3224 苣苳 ◆4 きょとう   冬に生える草の名。〈新漢和大字典〉
3225 俔俔 ◆4 けんけん   うかがいみるさま。〈字源〉
3226 劭美 ◆4 しょうび   美しい。〈字通〉
3227 綉襖 ◆4 しゅうおう   ≒繍襖
ぬいとりのある長い上衣。〈字通〉
3228 嫺雅 ◆4 かんが   ┌みやびやか。〈字源〉
┌動作がおっとりして、美しい。優雅。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3229 蜩螗 ◆4 ちょうとう   ┌1.ミンミンゼミ。
└2.やかましいセミの声。〈新漢和大字典〉
┌せみ。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3230 蘆苻 ◆4 ろふ   アシの茎の中にある薄い膜。〈新漢和大字典〉
3231 佗負 ◆4 たふ   ┌背負う。≒駝負〈漢字源〉
┌馬などの背にになう。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3232 宴犒 ◆4 えんこう   さかもりしてねぎらう。〈字源〉
3233 驂乗 ◆4 さんじょう   ┌身分の高い人の護衛として馬車に同乗すること。また、その人。そえのり。〈新漢和大字典〉
┌そえのり。陪乗。車右。〈字通〉
┌貴人や武士の車に護衛として同乗する。また、その者。護衛は右側に乗った。車右。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3234 ◆4 ばん   ┌クイナ科の鳥。水辺にすみ、全長33センチくらい。全体に灰黒色で、額からくちばしにかけ鮮紅色。泳ぐときに首を前後に振る。温・熱帯に分布。北日本では夏鳥であるが、南日本では留鳥。〈大辞泉〉
┌クイナ科の水鳥。〈漢辞海〉
3235 蜚蠊 ◆4 ひれん   ┌虫の名。羽があってとび、台所などにすむ。ゴキブリ。〈新漢和大字典〉
┌虫の名。羽をひろげて飛ぶあぶらむし。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3236 蒔蘿 ◆4 じら   ┌草の名。セリ科の一年草。果実は薬用・香味料になる。イノンド。〈新漢和大字典〉
┌草の名。〈新大字典〉
3237 遘愍 ◆4 こうびん   憂えにあう。〈字通〉
3238 懍慄 ◆4 りんりつ   ┌ひやりとする。おののく。〈漢字源〉
┌恐れるさま。〈字通〉
┌1.寒さにふるえるさま。
└2.恐れおののく。ぞっとする。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3239 蝙蝠 ◆4 へんぷく   ┌こうもり。〈字通〉
┌コウモリのこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
3240 遨遊 ◆4 ごうゆう   ┌1.気ままにあそびたのしむ。
└2.あちこちで歩いてのんきに世間話すること。〈新漢和大字典〉
┌盛んに遊ぶこと。〈大辞泉〉
┌気ままにあそび楽しむこと。出歩いて世間話などしたりして気ままに過ごすこと。≒敖遊〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3241 驃騎 ◆4 ひょうき   1.将軍の名称の一つ。漢代に始まり、三公に次ぐ高官であったが、のち、名だけで実務のない散官になった。驃騎将軍。
2.漢の霍去病のこと。〈新漢和大字典〉
★驃騎兵(ヘイ)…身軽に装備した騎兵。軽騎兵。〈大辞泉〉
3242 佶屈 ◆4 きっくつ   ┌文字などが難しくて堅苦しいこと。〈漢字源〉
┌≒詰屈
├1.物や体の一部が折れ曲がって伸びないこと。
└2.文字や文章が、堅苦しくてわかりにくいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3243 坎穽 ◆4 かんせい   ┌おとしあな。≒陥穽〈漢字源〉
┌落とし穴。陥穽。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3244 碼瑙 ◆4 めのう   ┌玉髄の一種。石英の微細結晶の集合体で、層状または縞状の模様のある鉱物。≒瑪瑙〈大辞林〉
┌紅・緑・白などの模様をもった、玉に似た宝石の一種。≒瑪瑙、馬瑙(メノウ)〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3245 桴鼓 ◆4 ふこ   ┌つづみをばちで打つ。〈字源〉
┌1.ばちとつづみ。転じて、相応じるたとえ。
└2.ばちで鼓をうつこと。〈新大字典〉
┌1.ばちと、つづみ。相応じる、打てばひびくたとえ。
└2.戦争や警備に用いる、つづみ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3246 椰樹 ◆4 やじゅ   ┌やしの木。〈字源〉
┌やしの木。〈字通〉
3247 蛤蠣 ◆4 こうれい   ┌貝の一種。シオフキガイ。〈新漢和大字典〉
┌かき。〈字通〉
3248 樅樅 ◆4 しょうしょう   ┌葉の茂りあうさま。また、木の高くそびえるさま。〈漢字源〉
┌樹の茂りあうさま。鐘磬を懸ける器の、鋸歯のようなきざみ。〈字通〉
3249 鑞接 ◆4 ろうせつ   ┌金属材料を、鑞(ロウ)を用いて接合すること。鑞付け。〈大辞泉〉
┌金属を、はんだなどでくっつけること。鑞付け。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3250 号碼 ◆4 ごうま   ┌数字の番号のこと。〈新漢和大字典〉
┌番号〈漢辞海〉
★四角号碼(シカクゴウマ)・・・漢字の検索法の一。漢字の四隅の形に対応させて0から9の号碼(番号)を決め、四桁の数字で特定の字を示すようにしたもの。〈大辞泉〉
3251 淒其 ◆4 せいき   ┌さびしい。〈字通〉
┌寒く寂しいこと。其は、助字。〈新大字典〉
3252 讙譟 ◆4 かんそう   ┌騒がしい。〈漢字源〉
┌さわぐ。〈字通〉
3253 疥癩 ◆4 かいらい   はたけ(疥:主に小児の顔に、硬貨大の円形の白い粉をふいたような発疹ができる皮膚病)。〈字通〉
3254 魚滬 ◆4 ぎょこ   えり(魞:漁具のひとつ)。〈字通〉
3255 鑪冶 ◆4 ろや   鉱石を溶かす炉を設けて、鉄や銅を精錬すること。〈新漢和大字典〉
3256 滲漓 ◆4 しんり   ┌水が、じわじわとしみこむ。〈漢字源〉
┌流下する。〈字通〉
3257 澣濯 ◆4 かんたく   ┌洗いすすぐ。〈字通〉
┌衣服などをすすぎあらうこと。〈新大字典〉
┌衣服などをすすぎあらうこと。≒浣濯〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3258 翔佯 ◆4 しょうよう   ┌あちこち飛び回る。〈新漢和大字典〉
┌さまよう。〈字通〉
┌さまよう。たちもとおる。〈字源〉
3259 墨瀋 ◆4 ぼくしん   ≒墨汁〈字源〉
3260 頑癬 ◆4 がんせん   ┌白癬菌の寄生による皮膚病。陰部・内股にでき、周囲は連環状に赤く隆起し、中央は暗紅色で、かゆみが強い。股部白癬。いんきんたむし。〈大辞泉〉
┌皮膚病の一つ。たむし。〈字源〉
┌白癬(ハクセン)の一種で、糸状菌の寄生により起こる皮膚病。青年男子に多く、陰部や内股(ウチマタ)にでき、かゆみが激しい。〈漢字ペディア〉
★「頑癬」で「たむし」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3261 集葯 ◆4 しゅうやく   ★集葯雄蕊(シュウヤクユウズイ)・・・個々の花糸は離れているが、葯(ヤク:花粉をつくる器官)の部分で互いに合着し円筒形になった雄しべ。キク科植物にみられる。合葯雄蕊。〈大辞林〉
3262 逆覩 ◆4 ぎゃくと   あらかじめ将来を見越すこと。予測。≒逆睹〈大辞林〉
3263 刳心 ◆4 こしん   私心を除く。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3264 綵舟 ◆4 さいしゅう   いろどり美しく飾った船。〈漢字源〉
3265 搶奪 ◆4 そうだつ しょうだつ ┌奪う。〈字通〉
┌むりに奪い取る。〈新漢和大字典〉
┌金品を奪い取ること。〈大辞林〉
◇漢字ペディア小見出し
3266 慊吝 ◆4 けんりん   ┌いやがる。しぶる。〈漢辞海〉
┌1.不満でならない。
└2.物を惜しむ。≒惜吝〈漢字源〉
┌惜しむ。〈字通〉
3267 覩聞 ◆4 とぶん   見たり聞いたりすること。見聞。〈大辞林〉
3268 什佰 ◆4 じゅうはく じゅうひゃく ┌1.十倍と百倍。
└2.十人または百人の兵卒の組織。〈漢字源〉
┌1.十人(什)または百人(佰)を一組とする兵隊組織。
├2.ひろく、軍隊を指す。
└3.十倍と百倍。〈漢辞海〉
3269 狐狢 ◆4 こかく   ┌きつねと、むじな。また、その毛で作った衣。身分の高い人が着る上等な衣服とされた。≒狐貉〈漢字源〉
┌狐とむじな。その毛皮。〈字通〉
3270 芻秣 ◆4 すうまつ   ┌まぐさ。〈字通〉
┌まぐさ。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
3271 鹵楯 ◆4 ろじゅん   おおだて。〈字通〉
3272 独侑 ◆4 どくゆう   ┌ひとりで酒を飲むこと。〈漢字源〉
┌一人、酒を酌む。≒独酌〈漢辞海〉
3273 倔起 ◆4 くっき   ┌1.むくっとおきあがる。
└2.貧しい状態から身を起こして出世する。身をおこす。〈漢字源〉
┌突如として起き上がる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3274 佯狂 ◆4 ようきょう   ┌狂人のふりをする。〈漢字源〉
┌発狂したふりをすること。また、その人。≒陽狂〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3275 崛崎 ◆4 くっき   ┌山がそびえ立つさま。〈漢辞海〉
┌山のけわしきさま。〈字源〉
┌1.山がけわしくそそりたつさま。
└2.ひときわぬきんでるさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3276 雲鑼 ◆4 うんら   中国の打楽器の一。縦横に3個ずつ、最上列中央の上にさらに1個、計10個の鉦(カネ)を木架の枠の中につり、木製の小槌(コヅチ)で打ち鳴らすもの。明楽(ミンガク)・清楽(シンガク)に用いられた。〈大辞泉〉
3277 堂廡 ◆4 どうぶ   ┌堂のひさし。廊下。座敷。〈新大字典〉
┌座敷。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
3278 彎環 ◆4 わんかん   まるいさま。〈漢字源〉
3279 驩洽 ◆4 かんこう   ┌よろこびうちとける。≒歓洽〈新漢和大字典〉
┌よろこびとけあう。〈字通〉
┌よろこびやわらぐ。〈字源〉
┌よろこび和らぐこと。〈新大字典〉
3280 鑾輿 ◆4 らんよ   ┌天子の乗る車。〈漢字源〉
┌天子の馬車。≒鑾輅、鑾駕〈字源〉
3281 蝘蜓 ◆4 えんてい   やもり。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3282 俟望 ◆4 しぼう   期待してまち望む。〈漢字源〉
3283 拯溺 ◆4 しょうでき じょうでき ┌水に溺れる者をすくう。〈字通〉
┌水に溺れるのを救う。〈新大字典〉
3284 皎月 ◆4 こうげつ きょうげつ ┌白く輝く月。〈漢字源〉
┌白く澄みきって輝く月。明るい月。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3285 竚立 ◆4 ちょりつ   たたずむ。≒佇立〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3286 矯揉 ◆4 きょうじゅう   ┌欠点をなおす。〈漢字源〉
┌ためる。〈字通〉
┌ためあらためる。〈字源〉
┌曲がったものを真っ直ぐにし、真っ直ぐなものを曲げる。改め直す意。〈漢辞海〉
3287 索綯 ◆4 さくとう   ┌縄を綯(ナ)う。〈字源〉
┌縄をなうこと。また、つな。〈新大字典〉
3288 箘桂 ◆4 きんけい   ┌香木。〈字通〉
┌桂(ニッケイ)の一種。葉は柿の葉に似、光沢がある。皮は香りがよく甘い。セイロンニッケイ。シナモン。〈新漢和大字典〉
3289 擡鎗 ◆4 たいそう   火縄銃。〈字通〉
3290 麌麌 ◆4 ごご   ┌シカの群れがたわむれるさま。〈新漢和大字典〉
┌多く群がるさま。〈漢辞海〉
┌多く群がるさま。〈漢辞海〉
3291 蛞蝓 ◆4 かつゆ   ┌ナメクジ。〈新漢和大字典〉
┌なめくじ。〈字通〉
3292 讒慝 ◆4 ざんとく   ┌わるだくみ。また、邪悪な人。〈新漢和大字典〉
┌邪悪。〈字通〉
┌人を讒言する悪しき心あるもの。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3293 ◆4 しょこう   物事の枠組みや基礎。〈漢字源〉
3294 屋梠 ◆4 おくろ おくりょ ┌のき。〈漢字源〉
┌ひさし。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3295 蝲蛄 ◆4 らっこ   ┌甲殻類の名。ザリガニ。えびに似、大きなはさみを持つ。川や渓流に生息する。〈漢字源〉
┌甲殻類の一種。ザリガニ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3296 樔絶 ◆4 そうぜつ しょうぜつ ┌絶える。〈字通〉
┌命が絶える。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3297 ◆4 かん   ★衣は骭に至り袖(ソデ)腕に至る…短い着物を着て、すねと腕をまる出しにしている。剛健な気風をいう。〈大辞泉〉
3298 甥舅 ◆4 せいきゅう   ┌母方のおじと、おい。〈字通〉
┌1.おいと、おじ。「甥」は、姉妹の子。「舅」は、母の兄弟。
└2.むこと、しゅうと。「甥」は、娘の夫。「舅」は、妻の父。〈漢辞海〉
3299 蠑螈 ◆4 えいげん   イモリ。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3300 浙東 ◆4 せっとう   ┌浙江の東部。浙江省東部の地の総称。〈漢字源〉
┌浙江省東部の地の総称。〈漢辞海〉
3301 滉瀁 ◆4 こうよう   ┌水が広々とたゆたうさま。≒滉漾、滉蕩〈漢字源〉
┌湖が海洋などで、水面が広々としていて底の深そうなさま。〈日本国語大辞典〉
┌水の広く深いさま。≒滉漾、滉蕩〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3302 綟綬 ◆4 れいじゅ   ┌もえぎの印のひも。〈字源〉
┌もえぎ色の飾りひも。〈新大字典〉
3303 鹹滷 ◆4 かんろ   塩気のある荒地。〈字通〉
3304 革鞜 ◆4 かくとう   革製のくつ。〈漢字源〉
3305 澡雪 ◆4 そうせつ   ┌1.あらいすすぐ。
└2.心を清める。〈漢字源〉
┌洗いすすぐこと。洗い清めること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3306 骰子 ◆4 とうし   さいころ。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3307 翠瀲 ◆4 すいれん   ┌みどりの波うちぎわ。〈字通〉
┌みどり色のみぎわ。〈字源〉
3308 蓆藁 ◆4 せきこう   わらの席。〈字通〉
3309 讙虞 ◆4 かんぐ   1.うるさく騒ぎわめく。
2.喜んで大声を出す。〈新漢和大字典〉
3310 面皰 ◆4 めんぽう   主として思春期の顔などに発生する小さい吹き出物。にきび。〈漢字源〉
3311 蹻勇 ◆4 きょうゆう   ┌強くいさましい。〈字通〉
┌勇ましくてすばしこい。〈漢字源〉
3312 骸骼 ◆4 がいかく   かばね。死体。〈字通〉
3313 笊籬 ◆4 そうり   ┌ざる。〈漢字源〉
┌ざる。〈字通〉
★「笊籬」で「いかき」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
3314 邱園 ◆4 きゅうえん   ≒丘園
丘や田園。〈新漢和大字典〉
3315 匈匈 ◆4 きょうきょう   1.心中でびくびくするさま。おじけづいて騒ぐさま。
2.やかましく議論しあうさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3316 縮綣 ◆4 しゅくけん   まるく巻いて縮む〈新漢和大字典〉
3317 咏歎 ◆4 えいたん   声を長くして歎息する。≒咏嘆〈字源〉
3318 羲和 ◆4 ぎか ぎわ ┌1.中国古代伝説上の人物、羲氏と和氏。ともに尭帝の下で暦象をつかさどる官にあった。
└2.太陽の馬車の御者。転じて、日月をいう。〈大辞林〉
┌1.羲氏と和氏。尭帝・舜帝のとき、ともに暦法を定めたという。
└2.太陽を運行させる馭者。転じて、日月。〈新大字典〉
┌1.中国の古代伝説上の人物で、羲氏と和氏。暦法を定めたといわれる。
└2.太陽を運行させる御者(ギョシャ)。転じて、太陽。日月。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3319 笆籬 ◆4 はり   ┌まがき。〈字源〉
┌竹の生け垣。まがき。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3320 槃盂 ◆4 ばんう   ┌たらいと鉢。〈字通〉
┌1.平らな鉢と、まるくくぼんだ碗。
└2.黄帝の史官の孔甲が、槃盂に書いて戒めとした銘のこと。〈新漢和大字典〉
3321 嘸然 ◆4 ぶぜん   ┌怪訝(ケゲン:不思議で納得がいかないこと)なふり。〈字通〉
┌曖昧にしてはっきりとしないさま。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3322 麺麭 ◆4 めんぽう   パン。もと軍隊で用いた語。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
3323 ◆4 かん   1.くぼみ。あな。
2.穴を掘ること。
3.易の八卦の一つ。算木で☵とかたどる。また、六四卦の一つ。☵☵。水、雨、雲をあらわし、方角では子(ネ)、すなわち正北にあたる。〈日本国語大辞典〉
3324 闌殫 ◆4 らんたん   ┌力を出しすぎて、疲れて力がつきる。〈新漢和大字典〉
┌疲れて力が尽きること。〈新大字典〉
3325 胡笳 ◆4 こか   ┌あしぶえ。また、その曲。〈字通〉
┌あしの葉を巻いて作った笛。悲しい音色を出す。もと、北方の遊牧民族が用いた。〈漢字源〉
┌1.中国、北方の異民族がアシの葉で作った笛。あしぶえ。
└2.雅楽に用いられる篳篥(ヒチリキ)の別称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3326 沼沚 ◆4 しょうし   ┌沼と、みぎわ。〈字通〉
┌1.ぬまのみぎわ。沼岸。
└2.皇后の徳。皇后が沼の汀(ミギワ)でシロヨモギをとって祭祀に供したことからいう。〈新大字典〉
3327 郛郭 ◆4 ふかく   1.城外の大きい囲い。外城に囲まれたくるわ。
2.外からつつんで保護すること。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3328 縲緤 ◆4 るいせつ   まつわるひも。転じて、やっかいな束縛。〈漢字源〉
3329 公廨 ◆4 くがい くかい
くげ
こうかい
┌1.役所。また、その建物。
└2.政府の所有物。役所の費用・物品・田地など。〈漢字ペディア〉
┌1.官衙。役所の建物。
├2.おおやけの物。官物。公廨物(クガイモツ)。
├3.「公廨稲(クガイトウ)」の略。
├4.「公廨田(クガイデン)」の略。
└5.「公廨銭(クガイセン)」の略。〈日本国語大辞典〉
┌役所。役場。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
3330 艀艇 ◆4 ふてい   ┌港湾などに停泊している船と陸との間に、貨物・旅客などを運ぶための小舟。はしけ。艀船(フセン)。〈新大字典〉
┌艀(ハシケ:河川・港湾などで大型船と陸との間を往復して貨物や乗客を運ぶ小舟)。〈字通〉
3331 蔬筍 ◆4 そじゅん   ┌野菜と、たけのこ。〈新漢和大字典〉
┌野菜とたけのこ。〈字通〉
3332 恟駭 ◆4 きょうがい   おそれてびくびくする。〈字通〉
3333 同笵 ◆4 どうはん   鋳造に同じ鋳型を用いていること。〈日本国語大辞典〉
3334 淑慝 ◆4 しゅくとく   ┌よいことと、悪いこと。〈漢字源〉
┌善悪。〈字通〉
┌よいことと悪いこと。よしあし。善悪。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
3335 緡繦 ◆4 びんきょう   銭さし。銭を通すひも。〈字通〉
3336 慥慥 ◆4 ぞうぞう   ┌篤実なさま。〈字通〉
┌篤実のさま。〈字源〉
3337 拊循 ◆4 ふじゅん   ┌いたわっててなずける。〈漢字源〉
┌1.慰みいたわる。
└2.機械などの保守・修理をする。
└3.訓練する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
3338 縋登 ◆4 ついとう   ┌綱でよじ登る。〈字通〉
┌縄をかけ、それにすがって登ること。〈新大字典〉
3339 鹿盧 ◆4 ろくろ   ┌1.重いものをひっぱったり、引き上げたりするのに使う滑車。≒鹿櫨、轆轤
└2.昔の剣の名。剣首に鹿盧型の玉飾りがついていた。〈漢字源〉
┌滑車。鹿櫨。〈字通〉
★轆轤(ロクロ)は、「円形の陶磁器を成形する時の台」の意味だけでなく、「重いものの上げ下ろしに用いる滑車」という意味も持っている。
3340 楡枋 ◆4 ゆぼう   にれの木と、まゆみの木。ともに、車をつくるのに用いた。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3341 蹼足 ◆4 ぼくそく   鳥の足指に角質膜の水かきがあること。蹼足・全蹼足・欠蹼足・半蹼足がある。〈大辞林〉
3342 殯柩 ◆4 ひんきゅう   1.死体を納めたひつぎ。
2.死者を納棺してまつること。〈漢字源〉
3343 艤棹 ◆4 ぎとう   かいをそろえて、船出の用意をする。〈新漢和大字典〉
3344 螾衍 ◆4 いんえん   みみず。また、げじげじ。〈新漢和大字典〉
3345 淙潺 ◆4 そうせん   ┌さらさらと水の流れる音の形容。〈漢字源〉
┌水声。〈字通〉
┌水がさらさらと流れる音。〈漢辞海〉
3346 紫筍 ◆4 しじゅん   ┌茶の名。〈字通〉
┌1.紫色の皮のたけのこ。
└2.茶の名。上等の茶とされる。〈漢字源〉
3347 蘿蔔 ◆4 らふく   ┌アブラナ科の草の名。ダイコン。根と葉は食用。〈新漢和大字典〉
┌ダイコンの漢名。〈大辞泉〉
┌大根。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
3348 桁梧 ◆4 こうご   桁と柱。〈字通〉
3349 玫瑰 ◆4 ばいかい まいかい ┌1.バラ科の落葉低木。中国原産。茎はとげを持つ。5、6月ごろ、芳香のある白または紫紅色の八重の花が咲く。中国では花を乾燥させて茶や酒の香料にする。
├2.ハマナスの別名。
└3.中国に産する美しい赤色の石。〈大辞泉〉
┌1.赤色の玉の名。赤斉珠。
└2.赤い花をつけるはまなす。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3350 冱凅 ◆4 ごこ   ┌こおりつく。〈漢字源〉
┌氷る。〈字通〉
3351 海甸 ◆4 かいでん   ┌海辺の低地。〈漢字源〉
┌海辺の町はずれ。〈字源〉
3352 晧白 ◆4 こうはく   まっしろなさま。≒皓白〈新漢和大字典〉
3353 敦厖 ◆4 とんぼう   ┌真心がこもっていること。〈漢字源〉
┌ねんごろで人情にあついこと。民風のあついこと。また、人民の生活が豊かなこと。〈新大字典〉
3354 顚蕀 ◆4 てんきょく   草の名。ユリ科の多年草。クサスギカズラ。海岸に自生。根は薬用にする。天門冬。≒顚棘〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3355 俐亮 ◆4 りりょう   爽快。〈字通〉
3356 榧檜 ◆4 ひかい   かや。ひのき。〈字通〉
3357 噤閉 ◆4 きんぺい   ┌口を閉じる。〈漢字源〉
┌口をつぐんで黙すること。〈新大字典〉
3358 蕣華 ◆4 しゅんか   ┌むくげ。〈字通〉
┌ムクゲの花。また、美人をたとえていう。〈日本国語大辞典〉
3359 我們 ◆4 がもん   ┌わたくしたち。我々。〈字通〉
┌わたくしども。≒我輩、我等〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3360 珠珮 ◆4 しゅはい   真珠のおびだま。〈漢字源〉
3361 躊竚 ◆4 ちゅうちょ   ためらう。また、ゆったりと落ち着く。≒躊躇〈字通〉
3362 兼幷 ◆4 けんぺい   ┌あわせて一つにする。他人の物を奪い自分のものにする。〈漢字源〉
┌かね合せて一つにする。≒幷兼〈字源〉
┌他国や他人のものを、自分のものにする。併せ取って一つにする。≒兼併〈漢辞海〉
3363 彭彭 ◆4 ほうほう   ┌ものの多く、勢いのさかんなさま。〈字通〉
┌1.張った太鼓の類を鳴らす音の形容。
├2.張り切って盛んなさま。
└3.数が多くて盛んなさま。
┌多く盛んなさま。盛大なさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
3364 躔次 ◆4 てんじ   ┌星のやどり。天体が運航して占める位置のこと。≒星次〈新漢和大字典〉
┌天の赤道を基準にした座標上の日・月・五星(金・木・水・火・土)の位置。〈漢辞海〉
3365 竹筧 ◆4 ちっけん ちくけん ┌竹でつくったかけひ。〈日本国語大辞典〉
┌竹のかけひ。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3366 慠誕 ◆4 ごうたん   ┌おごりほしいままにする。〈字通〉
┌おごってほしいままに大言を好む。〈字源〉
3367 聆聆 ◆4 れいれい   ┌心にさとるさま。また、明らかとなるさま。〈字通〉
┌はっきりしているさま。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3368 黶然 ◆4 えんぜん   かくす。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3369 闌珊 ◆4 らんさん   ┌盛りをすぎて衰えるさま。≒闌散、闌残(ランザン)〈新漢和大字典〉
┌1.尽き衰える。
└2.夜が更ける。〈字通〉
┌衰えるさま。また、散り乱れるさま。≒衰落〈字源〉
┌1.衰え果てるさま。
├2.乱雑なさま。
└3.困窮しているさま。〈漢辞海〉
3370 病歿 ◆4 びょうぼつ   ┌病気で死ぬこと。≒病没〈漢字源〉
┌病気で死亡すること。≒病死、病没〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3371 洸洋 ◆4 こうよう   ┌1.水が深く広いさま。
└2.学説・議論などが深遠でつかみどころがないこと。〈漢字源〉
┌ひろびろとして、はてしないさま。また、議論や学説などが広く深いさま。〈日本国語大辞典〉
3372 一繦 ◆4 いっきょう   銭さしに通した銭。一繦は銭一貫文をいう。結。緡(ビン)。〈日本国語大辞典〉
3373 俶装 ◆4 しゅくそう   ┌身なりを引き締めてととのえる。〈漢字源〉
┌身仕度。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3374 偲偲 ◆4 しし   ┌善をすすめて琢磨する。〈字通〉
┌互いにすすめて善をはげます。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3375 自剄 ◆4 じけい   ┌自分で自分の首をはねて自殺する。〈漢字源〉
┌自分の首を切ること。自ら首をはねること。自刎(ジフン)。〈日本国語大辞典〉
3376 昭晢 ◆4 しょうせつ しょうせい ┌鮮明なさま。〈字通〉
┌1.明るいさま。輝くさま。
└2.はっきりと明らかなさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
3377 聳眛 ◆4 しょうまい   聾盲(耳目の不自由な人)。〈字通〉
3378 听听 ◆4 きんきん ぎんぎん ┌言い争う。〈字通〉
┌いがみあうさま。一説に、よろこぶさま。〈漢辞海〉
3379 縵帛 ◆4 まんぱく   ┌模様のない絹地。〈新漢和大字典〉
┌粗い帛。〈字通〉
3380 薑桂 ◆4 きょうけい   ┌ショウガと、肉桂。ともにかおりがよく、肉料理の調味料とする。〈新漢和大字典〉
┌しょうがと肉桂。調味に用いる。〈字通〉
★薑桂の性(セイ)…年老いてもなかなか変わらない激しい気性のこと。また、そのような気性の人のこと。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3381 堆埼 ◆4 たいき   砂岸。〈字通〉
3382 菟裘 ◆4 ときゅう   地名。今の山東省泗水県の北。春愁時代。魯の国の隠公が隠居したところ。〈漢字源〉
★菟裘の地(チ)…退官して余生を過ごす土地。隠居の地。〈漢字ペディア〉
3383 夸耀 ◆4 こよう かよう ┌ほこりかがやかす。ほこって見せびらかすこと。〈漢字源〉
┌名誉、美しさなどをさかんに誇ること。自慢して見せびらかすこと。〈日本国語大辞典〉
┌ひけらかす。誇耀。〈漢辞海〉
┌ほこりかがやかす。〈新大字典〉
3384 妻嫂 ◆4 さいそう   1.妻と兄嫁。
2.妻の兄の妻。〈漢字源〉
3385 惓惓 ◆4 けんけん   ┌ねんごろなさま。腰を曲げて丁寧なさま。〈漢字源〉
┌ねんごろに。まごころを尽くす。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3386 惷愚 ◆4 しゅんぐ   ┌ものわかりが鈍くてのろい。〈漢字源〉
┌おろか。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3387 箭箙 ◆4 せんぷく   ┌矢をそろえておく筒。えびら。〈漢字源〉
┌えびら。〈字通〉
3388 阡陌 ◆4 せんぱく   ┌1.南北に通ずる道と東西に通ずる道。
└2.道路の交差している所。〈大辞林〉
┌耕作地の間を南北・東西に通るこみち。畑のあぜ道のこと。なわて。≒仟佰〈新漢和大字典〉
┌1.道路。特に、あぜ道。
└2.二本の道路が交差した場所。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3389 璇室 ◆4 せんしつ   ┌玉で飾った美しい部屋。〈漢字源〉
┌玉の室。〈字通〉
3390 闡幷 ◆4 せんぺい   領有する。〈字通〉
3391 怠敖 ◆4 たいごう   ┌たるんで遊びまわる。また、なまけておごる。〈漢字源〉
┌おこたりおごる。≒惰傲。〈字源〉
3392 曙曦 ◆4 しょぎ   ┌朝の光。〈字通〉
┌あさひ。≒朝曦。〈字源〉
3393 徒杠 ◆4 とこう   ┌車の通れない、徒歩の者が渡る橋。〈漢字源〉
┌かちにてわたる小さき橋。〈字源〉
3394 幽篁 ◆4 ゆうこう   ┌奥深く茂った竹やぶ。〈漢字源〉
┌静かな竹やぶ。〈字通〉
┌奥深い静かな竹やぶ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3395 鼬鼯 ◆4 ゆうご   ┌イタチと、ムササビ。〈漢字源〉
┌いたちと、むささび。〈字通〉
3396 薇蕨 ◆4 びけつ   ┌ゼンマイと、ワラビ。〈新漢和大字典〉
┌ぜんまい。わらび。〈字通〉
┌ぜんまいと、わらびと。〈字源〉
3397 榕樹 ◆4 ようじゅ   ┌ガジュマルの別名。〈大辞泉〉
┌クワ科の常緑高木。熱帯・亜熱帯に生え、日本では沖縄・屋久島に自生。葉は楕円(ダエン)形で厚く光沢がある。幹・枝はよく分枝して多数の気根を垂れる。ガジマル。
★「榕樹」で「がじゅまる」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3398 朱櫃 ◆4 しゅき   赤塗りのひつ。〈字源〉
3399 渟膏 ◆4 ていこう   ┌深い水が、あぶらをたたえたようによどんでいること。〈漢字源〉
┌水の清澄なさま。〈字通〉
3400 滲漉 ◆4 しんろく   ┌にじみしたたる。〈字通〉
┌にじみ出て、したたり落ちる。〈漢字源〉
┌1.じわじわにじみ出て、したたり落ちる。
└2.恩沢が施されているたとえ。〈漢辞海〉
3401 浪潯 ◆4 ろうじん   ┌波打ち際。〈字源〉
┌波打ち際。〈新大字典〉
3402 繖蓋 ◆4 さんがい   きぬがさ。〈字通〉
3403 澪標 ◆4 れいひょう   ┌(国)みおつくし。〈字源〉
┌みおつくし。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
3404 烙鏝 ◆4 らくまん   ┌焼きごて。〈字通〉
┌やきごて。烙鉄。〈新大字典〉
3405 阮咸 ◆4 げんかん   ┌1.中国、魏晋時代の文人。
└2.中国の弦楽器の一。円形または八角形の胴に長い棹(サオ)をつけ、4弦または5弦を張り、棹上に十数個の柱(ジュウ)を立てたもの。日本でも明清楽(ミンシンガク)に用いる。〈大辞泉〉
┌1.中国、魏晉時代の竹林七賢の一人。字(アザナ)は仲容。阮籍の兄の子。官は散騎侍郎。音楽に通じ、琵琶をよくした。楽器「阮咸」を作ったという。
└2.弦楽器の一つ。琵琶の一種で、円胴に棹を付けたもの。秦代の楽器の弦鼗(ゲントウ)から出た。正倉院に現存するものは四弦十四柱(ジ)。明・清代には胴を八角形にしたものが用いられ、日本の明清楽でも使われた。月琴(ゲッキン)〈日本国語大辞典〉
★阮咸は竿上(カンジョウ)の褌(コン)を手向(タム)く…阮咸が七夕の日に世人が豪華で美しい衣装を庭で干すのにならって、ふんどしを竿にかけて世を愚弄したという「晉書−阮籍伝」に見える故事。
◇漢字ペディア小見出し
3406 誂弄 ◆4 ちょうろう   もてあそぶ。〈字通〉
3407 瞽言 ◆4 こげん   ┌つまらないことば。物事の見えずて妄言する如きにたとえる。〈字源〉
┌盲人が、自分が見えないので実物を見ないで言う言葉。正確でない内容のことばのこと。≒瞽説〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3408 基阯 ◆4 きし   基礎。建造物の土台。≒基趾〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3409 夢魘 ◆4 むえん   ┌夢でうなされる。〈字通〉
┌恐ろしい夢を見てうなされること。悪夢におそわれること。〈日本国語大辞典〉
┌悪夢にうなされる。≒夢厭〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
3410 哢吭 ◆4 ろうこう   ┌鳥が玉をころがすような声でさえずる。〈漢字源〉
┌鳥のさえずる声。〈字通〉
┌鳥がさえずる。〈字源〉
┌のどを伸ばして高くさえずる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3411 苹果 ◆4 へいか ひょうか ┌りんごの実。〈大辞林〉
┌林檎。〈字通〉
┌リンゴの果実。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3412 大哥 ◆4 たいか   ┌1.長兄。
└2.仲間のうちで、年長者・先輩などを親しんで呼ぶ言葉。〈漢字源〉
┌兄貴。大兄の意。〈字源〉
┌1.長兄。
├2.自分の長男を呼ぶ言葉。おにいちゃん。
├3.自分と同年輩の男子を呼ぶ言葉。あにき。
└4.妻が夫を呼ぶ言葉。あなた。〈漢辞海〉
3413 壙壙 ◆4 こうこう   ┌1.何もなく、がらんと広がったさま。
└2.野原の広く開けたさま。〈漢字源〉
┌原野の空廓なるさま。≒茫茫〈字源〉
3414 僊僊 ◆4 せんせん   ┌ひらひらと舞うさま。≒仙仙〈漢字源〉
┌かるく舞うさま。〈字源〉
3415 瞳矇 ◆4 どうもう   ┌道理をよく知らないこと。また、その人。〈漢字源〉
┌1.ものの道理が分からないさま。
└2.道理の分からない人。≒童蒙〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3416 囮場 ◆4 かじょう   賭場。〈字通〉
3417 嫣紅 ◆4 えんこう   ┌あでやかな濃い紅色。〈漢字源〉
┌赤い花。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3418 嬾架 ◆4 らんか   ┌書物を載せて読む台。見台。〈字源〉
┌横臥して書を読む見台。〈字通〉
┌臥して読めるように書物を載せる台。見台。〈新大字典〉
3419 孰慮 ◆4 じゅくりょ   熟慮。よく考える。〈字通〉
3420 廱廱 ◆4 ようよう   ┌和らぐさま。〈字通〉
┌やんわりしたさま。〈漢字源〉
┌やわらぎ楽しむさま。〈新大字典〉
3421 苜蓿 ◆4 もくしゅく   ウマゴヤシの別名。〈大辞泉〉
★「苜蓿」で「うまごやし」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
3422 倣傚 ◆4 ほうこう   ┌くらべてまねる。〈漢字源〉
┌ならふ。まねる。〈字源〉
3423 愀然 ◆4 しゅうぜん しょうぜん ┌顔をしかめるさま。心配そうなさま。表情を引き締めるさま。〈漢字源〉
┌1.顔色を変えるさま。
└2.うれえるさま。かなしい思いに沈むさま。しゅうねん。≒愁然〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
3424 篷窓 ◆4 ほうそう   ┌1.とまをかけた舟の窓。
└2.転じて、舟の窓のこと。〈漢字源〉
┌船の窓。船窓。〈新大字典〉
3425 釿鋸 ◆4 きんきょ   ┌手斧と鋸(ノコギリ)。〈字通〉
┌ておのとのこぎり。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3426 陌阡 ◆4 はくせん   田畑のあぜみち。≒阡陌(センパク)〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3427 懈惰 ◆4 かいだ   ┌心がゆるんで物事をおろそかにする。おこたる。なまける。〈漢字源〉
┌おこたる。〈字通〉
┌「懈怠(ケダイ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3428 扎扎 ◆4 さつさつ   ┌布を織る音、虫の鳴く声などの形容。〈漢字源〉
┌蝉の声。鋤きかえす音。また、機を織る音。≒札札〈字通〉
3429 撥捩 ◆4 はつれい   ┌バチを打つ。〈字通〉
┌ばちで弦を払うこと。〈新大字典〉
3430 簧鼓 ◆4 こうこ   ┌笛の舌を鼓動させるように、たくみに人をあざむく。〈字通〉
┌笛の舌を打ち響かすこと。転じて、妄言して人々を惑わすこと。根拠のないことを告げて人々を扇動すること。〈日本国語大辞典〉
3431 陜隘 ◆4 きょうあい   ┌1.地形などが、両側がはさまれていてせまい。
└2.心がせまい。〈新漢和大字典〉
┌≒陜阨
├1.地勢が狭くて険しいさま。
└2.心が狭い。〈漢辞海〉
★「陜(キョウ)」は「陝(セン)」とは別字。
├『陜(キョウ)…せまい。山あい。』
└『陝(セン)…中国の県名。また、陝西省(センセイショウ)の略。』
3432 齦齶 ◆4 ぎんがく   岩石などが、歯茎のようにでこぼこしているさま。〈新漢和大字典〉
3433 鯊魚 ◆4 さぎょ   はぜ。〈字通〉
3434 薹笠 ◆4 たいりゅう   すげ笠。〈字通〉
3435 嫻妖 ◆4 かんよう   美しくなまめかしい。≒嫺妖〈字通〉
3436 亟務 ◆4 きょくむ   急いでやるべき務め。〈漢字源〉
★亟を『キョク』と読む場合は『すみやか』の意、亟を『キ』と読む場合は『しばしば』の意となる。
◇漢字ペディア小見出し
3437 石矼 ◆4 せっこう   ┌川などを渡るために置いた飛び石。≒石杠〈漢字源〉
┌川を渡るための飛び石。一説に、石橋。≒石杠〈漢辞海〉
3438 鳳簫 ◆4 ほうしょう   簫(ショウ:楽器の一つ)の美称。〈漢字源〉
3439 尸諫 ◆4 しかん   ┌死を以て抗議すること。〈新漢和大字典〉
┌死を以ていさめる。〈字通〉
┌死をもって主君に忠告すること。≒死諫、屍諫〈大辞泉〉
┌しかばねとなって(一命を捨てて)、主君をいさめること。≒屍諫〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3440 裂繻 ◆4 れつじゅ   ┌きぬを二つに引き裂くこと。また、そのきれ。関所の通行手形とした。〈新大字典〉
┌裂いた布きれ。絹を二つに裂いて、通行手形などに用いたもの。〈漢字源〉
3441 剌謬 ◆4 らつびゅう   ┌くいちがうこと。〈漢字源〉
┌背く。くいちがう。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3442 餽遺 ◆4 きい   ┌食べ物や金品を贈ること。≒饋遺〈新漢和大字典〉
┌物を贈る。また、進物。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3443 呷然 ◆4 こうぜん   大きな声をあげるさま。〈大辞林〉
3444 蒸餾 ◆4 じょうりゅう   ┌1.蒸すこと。
└2.蒸発して気体となったものを冷やして再び液体にすること。蒸溜。蒸留。〈新大字典〉
┌むす。〈字源〉
3445 霊畤 ◆4 れいじ   ┌まつりのにわ。祭場。〈字源〉
┌祭場。〈字通〉
3446 \紘 ◆4 こうこう   ┌綿で作った、冠の左右の飾り。〈字通〉
┌王冠の左右に垂らす耳かくし。〈漢辞海〉
3447 孅趨 ◆4 せんすう   ┌おもねる態度。〈字通〉
┌体をたおやかにして巧みにおもねりすすむ。≒足恭〈字源〉
┌へつらいおもねって進み出る。〈新大字典〉
3448 僵尸 ◆4 きょうし   ┌倒れた死体。〈漢字源〉
┌≒僵屍
├1.倒れたままの硬直した死体。
└2.ひろく、死体。〈漢辞海〉
3449 赬鯉 ◆4 ていり   あかい鯉。ヒゴイ。〈新漢和大字典〉
3450 池隍 ◆4 ちこう   ┌城を取り巻いているから堀。〈漢字源〉
┌城の空堀。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
3451 旒\ ◆4 りゅうこう   王冠の垂旒(冠の飾りの垂れ)と耳あて。〈字通〉
3452 鰕鬚 ◆4 かしゅ   えびのひげ。簾の異名。〈字通〉
3453 鰈域 ◆4 ちょういき   ┌朝鮮の異称。≒槿域〈字源〉
┌東海、古朝鮮。〈字通〉
3454 蘆荻 ◆4 ろてき   ┌アシと、オギ。〈新漢和大字典〉
┌あしと、おぎ。〈字通〉
┌アシとオギ。水辺に生える草の総称として用いる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3455 悽愴 ◆4 せいそう   ┌かなしみいたむ。〈字通〉
┌≒凄愴
├1.すさまじく、いたましいさま。
└2.身にしみるほどわびしいこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3456 赬尾 ◆4 ていび   ┌赤い尾。魚は泳ぎ疲れると尾が赤くなるといい、転じて、君子が治政に苦労することを言う。〈日本国語大辞典〉
┌1.魚のあかい尾。魚が疲れると尾があかくなるという。
└2.人民が君子の暴政に苦しむことにたとえる。〈新漢和大字典〉
★魴魚(ホウギョ)赬尾・・・人民の苦労のひどいことのたとえ。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3457 鉗口 ◆4 けんこう かんこう ┌1.口をつぐんでものを言わないこと。
└2.他人にものを言わせないこと。〈大辞泉〉
┌1.口をかたく閉じてものを言わないこと。≒箝口・拑口・緘口
└2.ある事柄を口にするのを禁じること。〈漢字ペディア〉
★「鉗口(カンコウ)」は慣用読み。
◇漢字ペディア大見出し
3458 崚層 ◆4 りょうそう   ┌幾重にもそびえる。〈字通〉
┌高く重なっているさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3459 鰒魚 ◆4 ふくぎょ   とこぶし。石決明。〈字通〉
3460 斧戉 ◆4 ふえつ   ┌1.おのとまさかり。
├2.転じて、重い刑罰。
└3.征伐。〈漢字源〉
┌1.斧と、まさかり。兵器。また、刑罰のたとえ。
├2.征伐
└3.文章の手入れ。修正。〈漢辞海〉
3461 袍襖 ◆4 ほうおう   かさね(襲)。〈字通〉
3462 ◆4   かたよったさま。〈漢辞海〉
3463 鼎鉉 ◆4 ていげん   ┌1.かなえの両耳にかけ渡した、金属製の取っ手。かなえの耳づる。
└2.大臣・宰相のこと。〈漢字源〉
┌1.かなえのみみづる。
└2.転じて三公の位に比す。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
3464 造搆 ◆4 ぞうこう   組み立てて作ること。特に、建造物を造り構えること。また、そのつくられ方やつくられたもの。つくり。構造。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
3465 胯股 ◆4 ここ   股。〈字通〉
3466 扱排 ◆4 きゅうはい   収めとる。〈字通〉
3467 晦暝 ◆4 かいめい   ┌くらいこと。まっくらになること。くらやみ。≒晦冥〈漢字ペディア〉
┌真っ暗なさま。また、くらやみ。晦冥。≒晦暗、晦闇、晦蒙〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
3468 轎夫 ◆4 きょうふ   ┌かごかき。〈大辞林〉
┌かごかきの人夫。〈新漢和大字典〉
3469 摂籙 ◆4 せつろく しょうろく ┌摂政、または関白のこと。また、その家柄。しょうろく。〈大辞泉〉
┌摂政の異名。関白をもいう。しょうろく。〈大辞林〉
┌摂政。〈字通〉
3470 嶬嶬 ◆4 ぎぎ   山がかどだって険しいさま。〈新漢和大字典〉
3471 魚鰾 ◆4 ぎょひょう   ┌1.魚のうきぶくろ。
└2.魚肚(ギョト:チョウザメ・イシモチなどの鰾(ウキブクロ)を乾燥した食品)に同じ。〈大辞林〉
┌魚のうきぶくろ。〈日本国語大辞典〉
3472 敦樸 ◆4 とんぼく   ┌人情があつく、正直で飾らないこと。≒敦朴〈漢字ペディア〉
┌情が厚く飾り気のないこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
3473 檸檬 ◆4 ねいもう どうもう ┌レモン。みかん科の常緑小高木。〈漢字源〉
┌レモン。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3474 蔦蘿 ◆4 ちょうら   つたかずら。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
3475 袿袴 ◆4 けいこ   ┌明治17年に制定された婦人の和装大礼服。袿(ウチキ)・単(ヒトエ)・切り袴(バカマ)・帯・小袖からなり、檜扇(ヒオウギ)を手に持つ。うちきばかま。〈大辞泉〉
┌一八八四(明治一七)年に制定された婦人用の和装礼服。袿(ウチギ)・単(ヒトエ)・袴(ハカマ)・小袖(コソデ)・檜扇(ヒオウギ)などからなり、宮中の儀式に着用した。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3476 儳互 ◆4 ざんご   ぎざぎざに入り込んで醜いさま。整っていないさま。〈漢字源〉
3477 鉋花 ◆4 ほうか   かんなくず。〈字通〉
3478 碾磑 ◆4 てんがい   ┌うわうすとしたうす。ひきうす。また、水車。〈新大字典〉
┌水車でまわして粉をひく石うす。〈漢字源〉
┌1.ひきうす。
└2.水車。〈字通〉
3479 剞刻 ◆4 きこく   ┌彫刻に用いる刃物。彫刻刀。〈新大字典〉
┌ほる。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3480 原隰 ◆4 げんしつ げんしゅう ┌高原と、低湿地。≒原湿〈漢字源〉
┌高く平かなる地と、低く平かなる湿地と。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
3481 鱠鯉 ◆4 かいり   鯉をなますにする。〈字通〉
3482 呰災 ◆4 しさい   災い。災難。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3483 咢咢 ◆4 がくがく   ┌高く堂々と立ちふさがるさま。〈漢字源〉
┌冠の高きさま。また、直言して争うさま。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3484 麑裘 ◆4 げいきゅう   こじかの皮でつくった皮衣。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3485 疥壁 ◆4 かいへき   ┌壁に落書きして汚すこと。〈漢字源〉
┌壁に落書きする。〈字通〉
3486 噯気 ◆4 あいき   胃にたまったガスが口から出るもの。げっぷ。〈漢字源〉
3487 蜈蚣 ◆4 ごこう   ┌毒虫の名。ムカデ。〈新漢和大字典〉
┌ムカデの異名。
◇漢字ペディア小見出し
3488 壼奥 ◆4 こんおう   ┌1.宮中の奥深い所。
└2.物事の奥深い所。〈漢字源〉
┌1.宮中の奥深き所。
└2.転じて、物事の奥底。≒蘊奧〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3489 中冓 ◆4 ちゅうこう   ┌閨中。ねや。〈字通〉
┌寝室の中。閨中。〈日本国語大辞典〉
3490 姨母 ◆4 いぼ   おば。母の姉妹。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3491 酒缸 ◆4 しゅこう   酒を入れる甕(カメ)。〈漢字源〉
3492 孀閨 ◆4 そうけい   ┌未亡人のいるへや。〈漢字源〉
┌やもめの居るへや。〈字源〉
3493 儻来 ◆4 とうらい   ┌たまたまやってくる。〈漢字源〉
┌不意に来ること。〈新大字典〉
3494 塵痂 ◆4 じんか   ちりと、かさぶたと。〈字源〉
3495 磅唐 ◆4 ほうとう   ┌1.広くはびこるさま。
└2.音が四方に響きわたるさま。
┌ひろくゆきわたる、みちあふれる。〈字通〉
3496 西廂 ◆4 せいしょう せいそう 建物の中心となる部屋の西側にあるわき屋。〈漢字源〉
3497 惺悟 ◆4 せいご   ┌はっとさとる。〈漢字源〉
┌さとる。〈字通〉
3498 吟哦 ◆4 ぎんが   ┌詩歌を、声を出して、節をつけて歌う。〈漢字源〉
┌詩歌をうたう。≒吟詠、吟諷〈字源〉
3499 懆懆 ◆4 そうそう   ┌憂えるさま。〈字通〉
┌うれえて不安なさま。〈漢辞海〉
3500 蚌蛤 ◆4 ぼうこう   ┌ハマグリ。〈新漢和大字典〉
┌はまぐり。
◇漢字ペディア小見出し
3501 楓宸 ◆4 ふうしん   ┌天子のいる宮殿。〈新漢和大字典〉
┌宮殿。〈字通〉
3502 牙疳 ◆4 がかん   歯槽膿漏のこと。〈漢字源〉
3503 揩鼓 ◆4 かいこ   ┌すりつづみ。〈大辞林〉
┌昔、雅楽に用いられた打楽器の一種。胴の両側に革をはり、ひもで締めたもの。こすったりはじいたりして音を出す。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3504 銹錆 ◆4 しゅうせい   ┌金属がさびること。さび。〈大辞泉〉
┌金属が酸化すること。さびること。また、そのさび。〈日本国語大辞典〉
3505 搶攘 ◆4 そうじょう   ┌つきとばしたり、はらいのけたりする。乱れるさま。〈漢字源〉
┌みだれるさま。〈字源〉
3506 新莟 ◆4 しんがん   つぼみ。〈字通〉
3507 蚯蚓 ◆4 きゅういん   ┌虫の名。ミミズ。〈新漢和大字典〉
┌みみず。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3508 晞土 ◆4 きど   かわいた土。〈字通〉
3509 曁曁 ◆4 きき   ┌張り切ったさま。〈漢字源〉
┌果断剛毅のさま。〈字通〉
3510 恊和 ◆4 きょうわ   ≒協和〈大辞林〉
3511 裲襠 ◆4 りょうとう   ┌うちかけ。〈字通〉
┌1.胸と背とに当てて着る、そでのない衣服。そでなし。チョッキ。
└2.昔、朝廷の儀式のとき、武官が装束の上につけた衣服。そでがなく、背と胸に当てて着る。舞楽の装束として用いる。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3512 橿橿 ◆4 きょうきょう   ┌強盛のさま。〈字通〉
┌強く盛んなさま。≒彊彊〈新漢和大字典〉
3513 兪扁 ◆4 ゆへん   ┌名医の治療のこと。〈漢字源〉
┌兪跗(ユフ)と扁鵲の併称。ともに、古代の名医。〈漢辞海〉
3514 鋒鋩 ◆4 ほうぼう   ┌細くとがったきっさき。また、鋭く激しい気性のたとえ。〈新漢和大字典〉
┌1.刃物の切っ先。
└2.相手を追及する激しい気質・気性のたとえ。〈大辞泉〉
┌1.刀やほこなどの先。切っ先。ほこさき。
└2.鋭い気性や言葉のたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3515 雍塞 ◆4 ようそく   ┌あふれる川の水などをふさぎとどめる。〈新漢和大字典〉
┌ふさぐ。〈字通〉
┌ふさぐ。洪水などをふせぐ。〈漢辞海〉
3516 毋望 ◆4 むぼう ぶぼう 意外。〈字通〉
★毋望の福(フク)・・・思いがけない幸福。〈漢字源〉
★毋望の福(フク)・・・望まずして忽ち至る幸、勿怪(モッケ)の幸い。〈字源〉
3517 罕儔 ◆4 かんちゅう   ┌同類が少ない。比類まれである。〈新漢和大字典〉
┌なかまが少ない。世に稀な。〈字通〉
3518 汪肆 ◆4 おうし   広大。〈字通〉
3519 莎鶏 ◆4 さけい   ┌昆虫の名。クツワムシ。羽をこすり合わせて鳴く。紡織娘。〈新漢和大字典〉
┌きりぎりす。〈新大字典〉
3520 蛆蠅 ◆4 しょよう   うじと、はえ。〈字通〉
★蛆蠅糞穢(フンワイ)…うじと、はえと、くそと。他をいやしめて言う。〈字源〉
3521 檮昧 ◆4 とうまい   ┌愚昧。〈字通〉
┌おろかなこと。蒙昧。愚昧。〈大辞林〉
┌愚かで道理に暗いこと。また、そのさま。無知。≒蒙昧、愚昧〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3522 磴桟 ◆4 とうさん   ┌石のかけはし。〈字通〉
┌険しい山腹につけた石造りのかけ橋。〈漢字源〉
3523 溏泄 ◆4 とうせつ   どろ状の柔らかい大便をすること。〈新漢和大字典〉
3524 脯糒 ◆4 ほび   ┌干し肉と、干し飯と。〈字源〉
┌干し肉とほしいい。〈字通〉
┌ほし肉とほしいい。転じて、ひからびて滋味の薄い食物。〈新大字典〉
3525 罔罟 ◆4 もうこ   ┌鳥獣や魚をとる網。≒網罟〈新漢和大字典〉
┌獣あみと、魚網。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3526 綵棚 ◆4 さいほう   ┌木を架し、綵帛を張り、覆いとなるもの。〈字源〉
┌美しいとばり。〈字通〉
3527 褊隘 ◆4 へんあい   ┌心が狭くて人を受け入れない。〈新漢和大字典〉
┌偏り、狭い。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
3528 范熔 ◆4 はんよう   金属を溶かして鋳型に入れること。金銭を鋳造すること。〈新大字典〉
3529 功勣 ◆4 こうせき   てがら。いさお。≒功績〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3530 悽惻 ◆4 せいそく   ┌心がひどくいたみ、悲しむこと。〈漢字ペディア〉
┌ひどくかなしむこと。いたましく思うこと。また、そのさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
3531 撥鐙法 ◆4 はっとうほう   ┌書法の一。乗馬者が鐙(アブミ)を浅く踏んで馬を動きやすくするように、筆を指先で軽く持ち自由に動かす筆法。〈新大字典〉
┌書道の運筆法の一つ。筆を浅く持って自由に筆を動かして文字を書く。〈日本国語大辞典〉
3532 槭然 ◆4 せきぜん   草木の枯れしぼむさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3533 樸陋 ◆4 ぼくろう   ┌飾り気がなくいやしいこと。〈新大字典〉
┌粗末。〈字通〉
3534 歇後 ◆4 けつご   ┌成語の下の語を省略し、前半だけで全体の意を表す方法。後略語。〈漢字ペディア〉
┌成語の後尾の語を略していわないこと。〈新大字典〉
★『論語』の「友于兄弟(兄弟いつくしみあい仲良くする)」を「友于」のみで「兄弟仲良く」の意とするなど。
◇漢字ペディア大見出し
3535 澡漱 ◆4 そうそう   ┌手を洗い口を洗いすすぐこと。〈新大字典〉
┌口をすすぎ手を洗う。澡盥。〈字通〉
3536 雍熙 ◆4 ようき   ┌和らぎ楽しむこと。〈新大字典〉
┌天下がよくおさまってやわらぎ楽しむ。〈漢字源〉
┌やわらぐ。天下がおさまり、楽しむこと。〈漢辞海〉
3537 矇瞽 ◆4 もうこ   ┌目のはっきり見えないこと。めしい。〈新大字典〉
┌盲人。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
3538 笙簧 ◆4 しょうこう   ┌笙の舌。〈漢字源〉
┌笙の舌。〈新大字典〉
3539 洞簫 ◆4 どうしょう   中国の管楽器。竹製で、長さは60cmくらいの縦笛。指孔は前面に五つ、背面に一つある。尺八に似ている。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3540 糲粢 ◆4 れいし らっし ┌玄米ときび。〈字通〉
┌あらごめときび。粗悪な食物。〈新大字典〉
┌玄米と、キビ。粗末な食事のたとえ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3541 絳帳 ◆4 こうちょう   ┌あかいとばり。師の席に言う。〈新大字典〉
┌1.あかいとばり。
└2.先生の席や学者の書斎のこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3542 翦綵 ◆4 せんさい   ┌色糸や絹布などで作った造花などの細工物。≒剪綵〈日本国語大辞典〉
┌色糸や絹の布を用いて作る造花や細工物。≒剪綵〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3543 褌襠 ◆4 こんとう   ┌したばかま。〈字通〉
┌したばかま。袴襠。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3544 縺縷 ◆4 れんる   もつれた糸筋。〈新大字典〉
3545 繦褓 ◆4 きょうほう   ≒襁褓(キョウホウ)
┌1.小児を背負う帯とうぶぎ。
├2.転じて、小児をいう。
└3.おしめ。おむつ。むつき。〈新大字典〉
┌1.幼児を背負うためのねんねこ。
├2.転じて、小児。
├3.(国)うぶぎ。
└4.(国)おしめ。むつき。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3546 耙耡 ◆4 はじょ   ┌牛馬に引かせて土くれを砕く農具。〈新大字典〉
┌牛馬に引かせて田のつちくれをくだきならす器。〈字源〉
3547 蒲盧 ◆4 ほろ   ┌1.ガマとアシ。ともに水辺に生える草。生長が早いことから、政治が行われやすいことのたとえ。
├2.虫の名。蜂の一種。腰の部分が細くくびれている。細腰蜂(サイヨウホウ)。土蜂。ジガバチ。
└3.腰の部分が細くくびれたヒョウタン。≒蒲蘆〈新漢和大字典〉
┌1.がまとあし。生えやすく生長のすみやかなもの。政治の行われやすいたとえ。
├2.じがばち。
├3.細腰のふくべ。
└4.蛤の一種。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3548 蔣茅 ◆4 しょうぼう   ┌まこもと、かや。〈新大字典〉
┌まこもと、かや。〈字通〉
3549 艪声 ◆4 ろせい   櫓(ロ)をこぐ音。≒櫓声〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3550 苧麻 ◆4 ちょま   ┌カラムシの別称。また、その茎からとった繊維。〈漢字ペディア〉
┌からむし。真麻。〈新大字典〉
★「苧麻」で「まお/からむし」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3551 茄花 ◆4 かか   ┌はすの花。〈新大字典〉
┌蓮(ハス)の花。〈字通〉
3552 蒲蓆 ◆4 ほせき   語義未詳。
★漢字ペディアから抜粋。意味は載っていないがおそらく「蒲席(ホセキ:ガマの葉で編んだむしろ。)」と同じ意か。
◇漢字ペディア小見出し
3553 葦汀 ◆4 いてい   ┌あしの生えたみぎわ。〈新大字典〉
┌葦辺(アシベ)。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3554 罘罔 ◆4 ふもう   ┌鳥獣を捕らえるため車の上に張ったあみ。≒罘網〈新漢和大字典〉
┌うさぎを捕らえる網。また、車上に編みを張って禽獣を捕らえるもの。≒罘網〈新大字典〉
3555 香顋 ◆4 こうさい   かぐわしいほお。美人のあごのこと。〈新漢和大字典〉
3556 菫荼 ◆4 きんと   ┌とりかぶとと、にがな。〈字通〉
┌とりかぶとと、にがなと。〈字源〉
3557 糝粒 ◆4 さんりゅう   ┌こめつぶ。〈漢字源〉
┌こめつぶ。米粒。〈新大字典〉
3558 褞褐 ◆4 おんかつ   1.木綿のわたいれ。ぬのこ。
2.粗衣のぬのこを着た人。卑しい人のこと。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3559 脩罠 ◆4 しゅうびん   ┌長いあみ。〈新漢和大字典〉
┌長い網。〈字通〉
3560 変徴 ◆4 へんち   ┌中国・日本音楽の階名の一。五声の徴より半音低い音。〈大辞泉〉
┌五声の一つの徴(チ)を半音だけ低くしたもの。七音のファに当たる。〈漢字源〉
3561 干姜 ◆4 かんきょう   ┌生姜の根を干したもの。漢方薬や、調味料とする。かんしょうが。ほしはじかみ。〈大辞林〉
┌ショウガの根茎を乾燥させたもの。漢方で健胃・鎮嘔・鎮咳薬などに用いる。〈大辞泉〉
┌干した生姜の根。主に漢方薬にするが、ソース、菓子などの原料にも用いられる。ジンジャー。ほしはじかみ。かんしょうが。かんこう。かんきょ。≒乾薑〈日本国語大辞典〉
3562 混淪 ◆4 こんろん   ┌はっきり分かれず、もやもやと入りまじるさま。〈新漢和大字典〉
┌水の流れるさま。また、もやもやとまじりあうさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3563 孑孒 ◆4 げっきょう げつきょう
けつきょう
┌水中に棲む虫。ぼうふり、蚊の幼虫。〈字源〉
┌ぼうふら。〈字通〉
┌ぼうふら。〈漢字源〉
┌蚊の幼虫。ぼうふら。〈漢辞海〉
★「孑孒」で「ぼうふら」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
3564 寒燠 ◆4 かんいく   ┌1.寒さと暑さ。
└2.苦しみと楽しみ。苦楽。〈漢字源〉
┌寒気と暑気。〈新大字典〉
┌寒さと暑さ。寒暖。寒暑。かんおう。〈日本国語大辞典〉
┌1.寒さと暑さ。寒暑。
├2.苦しみと楽しみ。
└3.季節のあいさつ。〈漢辞海〉
3565 焙炉 ◆4 ほいろ   ┌1.火にかざして茶などを焙(ホウ)じたり、物を熱したりするのに用いる容器。
└2.製茶に用いる乾燥炉。〈漢字ペディア〉
┌1.製茶用の乾燥炉。もとは木の枠に厚手の和紙を張ったもので、蒸した茶の葉を炭火で乾燥させながら揉んだ。
└2.製パン工程で生地を発酵させるときに用いる保温装置。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3566 蛞螻 ◆4 かつろう   ┌けら。〈漢字源〉
┌けら。〈字通〉
3567 怪祟 ◆4 かいすい   ┌怪しきもののたたり。〈字源〉
┌たたり。〈字通〉
3568 麴糱 ◆4 きくげつ   ┌こうじ。これで酒をつくる。〈字通〉
┌こうじ。〈新大字典〉
┌酒を醸造するためのこうじ。また、酒。〈日本国語大辞典〉
3569 槃特 ◆4 はんどく   1.周利(シュリ)槃特。
2.愚鈍な人。愚か者。〈大辞泉〉
★槃特が愚痴(グチ)も文殊(モンジュ)の知恵(チエ)…槃特の愚かさも文殊の知恵も相対的な差異でしかなく、悟りの立場からみれば同等であること。また、どちらも悟りに至れば同一であること。〈大辞林〉
3570 逗撓 ◆4 とうどう   ┌敵を見てひるみ、足をとめて前に進まないこと。〈漢字源〉
┌敵を見て恐れとどまり、勢いがなくなること。≒逗橈〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
3571 莨莠 ◆4 ろうゆう   たばこと、はくさ。ともに野草。邪悪なるもの。〈字通〉
3572 祓禊 ◆4 ふっけい   ┌災いをはらうこと。〈新大字典〉
┌1.けがれをはらうため川で身を清める行事。みそぎ。
└2.災いやけがれをはらい除く。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
3573 糺弾 ◆4 きゅうだん   ≒糾弾
┌罪状を調べ上げて、あばきたてる。〈漢字源〉
┌罪悪・失敗などを問いただして責めたてること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3574 菴婪 ◆4 あんらん   ┌ひとりじめする。むさぼる。〈新漢和大字典〉
┌貪る。〈字通〉
3575 椹質 ◆4 ちんしつ   ┌1.腰斬の刑に処するとき、罪人をのせる台。転じて、刑罰。
├2.金属を鍛える台。
├3.木・藁などを切る台。
└4.矢のまと。〈漢字源〉
┌1.切り藁の台。
├2.矢の的。
└3.首切りの台。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3576 熊羆 ◆4 ゆうひ   ┌熊と羆(ヒグマ)。転じて、勇猛な者のたとえ。〈大辞林〉
┌くまとひぐま。〈新大字典〉
★熊羆の士(シ)…勇猛な士。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3577 袒膊 ◆4 たんぱく   ┌はだぬだになって、腕をむき出す。〈漢字源〉
┌はだをぬぐ。〈字通〉
3578 痿痹 ◆4 いひ   ┌1.手足などがしびれる病気。
└2.政治がゆるんでしっかりしていないことのたとえ。〈漢字源〉
┌しびれる病。〈字通〉
┌1.手足がしびれて力がないさま。
└2.物事に対する反応が鈍いさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3579 跟腱 ◆4 こんけん   踵の腱。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3580 溥博 ◆4 ふはく   ┌ひろく大きいこと。〈漢字源〉
┌広大で行き渡る。〈字通〉
3581 鍋竈 ◆4 かそう   かまど。〈字通〉
3582 跟随 ◆4 こんずい   ┌人のすぐ後ろにつきしたがう。また、従者。〈新漢和大字典〉
┌人のあとについていくこと。〈大辞泉〉
┌人を頼り、後ろについていくこと。また、従者。≒追随〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3583 糾逖 ◆4 きゅうてき   ┌悪人をただし遠ざける。〈字通〉
┌悪人をただし遠ざけること。〈新大字典〉
3584 縫紉 ◆4 ほうじん   ┌縫い合わせる。〈漢字源〉
┌糸で縫う。〈字源〉
┌糸で縫うこと。裁縫。〈新大字典〉
3585 駮犖 ◆4 はくらく   色彩がいりまじること。≒駮落、駮楽、駁犖〈新漢和大字典〉
3586 鹹潟 ◆4 かんせき   ┌塩気のある浜。または、ひがた。〈新漢和大字典〉
┌潮干潟。〈字通〉
3587 尼甫 ◆4 じほ   孔子の敬称。≒尼父〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3588 仮寧 ◆4 けにょう   平安時代、官吏に与えられた休暇。六日ごとに一日の休暇があった。〈大辞林〉
3589 藻梲 ◆4 そうせつ   ┌うだちに水草の模様をえがく。〈字通〉
┌文様のあるうだつ。〈新大字典〉
3590 噫噎 ◆4 あいえつ   ┌胸がつかえでむせぶ。〈漢字源〉
┌むせぶ。〈字通〉
3591 襌襦 ◆4 たんじゅ   単衣。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3592 窪坎 ◆4 わかん   くぼ地。〈字通〉
3593 亶亶 ◆4 たんたん   平坦。≒坦坦〈字通〉
3594 瓠落 ◆4 かくらく   ┌大きくて、中がうつろなさま。〈新漢和大字典〉
┌まるくて中がうつろなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
3595 菘藍 ◆4 すうらん   タイセイの漢名。江戸時代に到来したアブラナの多年草。大藍とも。〈新漢和大字典〉
3596 匙箸 ◆4 しちょ   さじと、はし。〈字通〉
3597 褶襞 ◆4 しゅうへき   ┌ひだ。また、ひだ状のもの。衣服のしわ、山のひだなど。〈大辞泉〉
┌1.襞(ヒダ)。衣服のしわ、顔のしわ、山の襞など。
├2.きのこの襞の旧称。
└3.襞を合わせること。折りたたむこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
3598 嶢闕 ◆4 ぎょうけつ   ┌宮城のたかい門。〈漢字源〉
┌高い門。皇居の門を言う。〈新大字典〉
┌宮城の高い門。〈漢辞海〉
3599 襪綫 ◆4 べっせん ばっせん ┌足袋の織糸が短いこと。才の劣ることをいう。〈字通〉
┌足袋の糸。これを解いても長い糸がないことから、特に長じた才芸のないことを言う謙辞。〈新大字典〉
┌1.足袋の糸。
└2.才能の少ない者のたとえ。自分の能力の謙称。〈漢辞海〉
3600 篠籬 ◆4 しょうり   竹垣。〈字通〉
3601 悾悾 ◆4 こうこう   真っ正直なだけで気が利かない愚かなさま。愚直なさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3602 瘟疫 ◆4 おんえき   ┌熱がこもってひかない急性の感染症。〈漢字源〉
┌急性の流行病。マラリアの類。〈字通〉
3603 逗橈 ◆4 とうどう   ┌1.敵を見てひるみ、足をとめて前に進まないこと。
└2.漢代の罪名。軍事行動で期日に遅れ、決戦に間に合わないこと。斬刑にあたる。〈新漢和大字典〉
┌敵を見て恐れとどまり、勢いがなくなること。≒逗撓〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
3604 蛭螾 ◆4 しついん   ┌ヒルやミミズ。〈新漢和大字典〉
┌ひるとみみず。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3605 番番 ◆4 はは   ┌1.元気のよいさま。強く勇ましいさま。
└2.白くひらひらするさま。また、頭髪の白いさま。〈漢字源〉
┌勇武のさま。〈字通〉
┌武勇あるさま。〈字源〉
3606 扠腰 ◆4 さよう   腰に手をあてる。〈字通〉
3607 拆裂 ◆4 たくれつ   さけ、割れる。≒坼裂〈漢字源〉
3608 牀几 ◆4 しょうぎ   ┌長方形のわく二つを筋交いに組み合わせて布を張った、折り畳みの腰掛け。〈漢字ペディア〉
┌1.たたむことのできる腰掛け。
└2.(国)横に長い腰掛け。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
3609 秬鬯 ◆4 きょちょう   ┌くろきびと鬯(香草の名)とでつくった酒。祭りに用いる。〈漢字源〉
┌くろきびに鬱金草(ウッコンコウ:チューリップの別名)を加えて醸した酒。神事に用いた。〈字通〉
┌くろきびで醸造し、香草を加えてつくった酒。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
3610 撓乱 ◆4 どうらん こうらん ┌乱すこと。混乱させること。〈大辞林〉
┌みだす。〈字通〉
┌乱れること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3611 膰俎 ◆4 はんそ   ┌膰肉(ハンニク:ひもろぎ)をのせる台。〈新漢和大字典〉
┌俎に乗せて供える膰肉(ハンニク)。祭後に同族などに頒(ワ)かつ。〈字通〉
3612 鶤鶏 ◆4 こんけい   1.蜀で作り出されたニワトリの品種。
2.鳳凰の別名。〈新漢和大字典〉
★「鶤鶏」で「とうまる」とも読む。〈大辞泉〉
3613 乾闥婆 ◆4 けんだつば   ┌仏法護持の八部衆の一。帝釈(タイシャク)に仕え、香だけを食し、伎楽を奏する神。法華経では観音三十三身の一つに数える。〈大辞泉〉
┌八部衆の一つ。帝釈(タイシャク)天に仕え、音楽を奏する。香を食し、虚空を飛行するという。≒健達縛〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3614 姫姜 ◆4 ききょう   ┌1.大国の姫君。また、宮中に仕える身分の高い女性。
└2.美人のこと。〈漢字源〉
┌1.大国の姫君。「姫」は周国の姓、「姜」は斉国の姓で、周・斉はともに大国であったことから。
└2.美女。「姫」は黄帝、「姜」は炎帝の姓に連なるとされ、この両姓の出身に美人が多かったことから。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
3615 緬甸 ◆4 めんでん   ┌国名。ビルマ。〈新漢和大字典〉
┌明代以後、中国でビルマをいった語。〈大辞林〉
3616 朞匝 ◆4 きそう   ひとめぐり。〈漢字源〉
3617 秣粟 ◆4 まつぞく   ┌1.牛馬のかいばにする穀物。
└2.穀物をかいばに用いること。〈漢字源〉
┌馬に粟を与える。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
3618 桀黠 ◆4 けっかつ   ┌悪がしこい。〈漢字源〉
┌わるがしこい。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3619 ◆4 ちょう   ★細長いものを数える語。銃・鍬(スキ)・鍬(クワ)・墨・ろうそくなどに用いる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3620 菠蘿 ◆4 はら   果樹の名。パイナップル。唐代初め、西域から中国に伝えられた。鳳梨。〈新漢和大字典〉
3621 尼父 ◆4 じほ   孔子の敬称。≒尼甫〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3622 ◆4 すい   楚の項羽の愛馬の名。〈新漢和大字典〉
★騅逝(ユ)かず…志と違って物事が思いどおりにゆかず苦境に陥るたとえ。〈大辞泉〉
3623 貫弓 ◆4 わんきゅう   ┌弓に矢をつがえてじゅうぶんにひきしぼる。≒彎弓〈新漢和大字典〉
┌弓をひきしぼる。彎弓。〈字通〉
┌弓を充分に引きしぼる。弓(ユミ)を貫(ヒ)く。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3624 瘴癘 ◆4 しょうれい   ┌湿度の高い熱帯などの気候や風土で起こるマラリアなどの熱病。〈漢字ペディア〉
┌毒気にあたっておこる熱病や皮膚病。マラリアの類。南方の湿地に多い。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
3625 鐃吹 ◆4 どうすい   ┌どらを鳴らし、笛を吹く。〈新漢和大字典〉
┌どらを用いる軍楽。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3626 臂膊 ◆4 ひはく   ┌うで。〈新漢和大字典〉
┌腕の脈。両腕。〈字通〉
┌ひじと肩。〈新大字典〉
3627 湛湎 ◆4 ちんめん   ┌物事にひたりきる。物事にふけりおぼれる。≒沈湎〈漢字源〉
┌耽溺する。〈字通〉
3628 佚宕 ◆4 てっとう   ┌おおまかで、しまりがない。〈漢字源〉
┌しまりなし(舒緩)だらしない。≒佚蕩、跌蕩〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3629 鷹鷂 ◆4 ようよう   たかと、はしたか。猛禽。〈字通〉
3630 監物 ◆4 けんもつ   ┌律令制で、中務(ナカツカサ)省に属し、大蔵(オオクラ)・内蔵(ウチクラ)などの出納を監督し、諸庫の鍵を管理していた職。おろしもののつかさ。けんもち。〈大辞泉〉
┌律令(リツリョウ)制度で中務(ナカツカサ)省に属し、金銭・物品の出納を担当した官職。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3631 嘶嗄 ◆4 せいさ   漢方医学で、声がしわがれる症状。〈新漢和大字典〉
3632 紿告 ◆4 たいこく   あざむき告げること。〈新大字典〉
3633 犂旦 ◆4 れいたん   ┌夜明け方。〈漢字源〉
┌黎明。〈字通〉
┌あけがた。未明。黎明。≒黎旦〈日本国語大辞典〉
┌夜がまさに明けようとするころ。夜明け方。黎明。≒犂明〈漢辞海〉
3634 瘻癘 ◆4 ろうれい ろうらい ┌首にできるはれものと、ハンセン病。〈漢字源〉
┌るいれきと癩。〈字通〉
3635 僭踰 ◆4 せんゆ   ┌身分を越えた振る舞いをすること。〈大辞林〉
┌身のほどを越えた振る舞いをすること。僭越(センエツ)。〈大辞泉〉
┌分限を越えた振る舞いをすること。僭越。〈日本国語大辞典〉
3636 鐶鈕 ◆4 かんちゅう   取っ手。金の把手。〈字通〉
3637 佝僂 ◆4 くる   ┌背がカギ型に曲がって小さいこと。≒痀瘻〈漢字源〉
┌佝僂病(クルビョウ:ビタミンDの摂取不足や紫外線に当たることの少なさが原因で起きる脊椎、四肢などの曲がる病気。多く幼児に発生する)にかかった人。≒痀瘻〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
3638 踴躍 ◆4 ようやく   ≒踊躍〈漢字源〉
3639 毋慮 ◆4 むりょ   ┌大凡。〈字通〉
┌およそ。無慮。〈新漢和大字典〉
3640 瞞然 ◆4 もんぜん   はじるさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3641 驂馭 ◆4 さんぎょ   1.御者。
2.天子のそば近くにつかえる役。侍従職。〈新漢和大字典〉
3642 鴇羽 ◆4 ほうう   ★鴇羽の嗟(サ)…人民が、兵役にかりだされてばかりいて、自分の父母を養うことができない嘆き。〈漢字源〉
3643 蒜齏 ◆4 さんせい   ノビルを酢につけたもの。薬用や、酒のさかなにした。〈新漢和大字典〉
3644 貝母 ◆4 ばいも   ┌アミガサユリの別名。また、その鱗茎(リンケイ)を乾燥させたもの。漢方で鎮咳(チンガイ)・去痰(キョタン)・排膿(ハイノウ)薬などに用いる。〈大辞泉〉
┌ユリ科の多年草。中国原産。春につり鐘状の花をつける。観賞用。鱗茎(リンケイ)はせき止め剤。アミガサユリ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3645 蔘精 ◆4 じんせい   ┌人参エキス(チョウセンニンジンを煎じて煮つめたもの。滋養・強壮薬とされる)。〈大辞林〉
┌ニンジンのエキス。〈日本国語大辞典〉
3646 蹊隧 ◆4 けいすい   ┌こみち。〈字通〉
┌細く奥深い山あいのこみち。〈新漢和大字典〉
┌山間のこみち。〈字源〉
3647 絛虫 ◆4 じょうちゅう   ┌扁形動物条虫綱の寄生虫の総称。〈大辞林〉
┌さなだむし。〈漢字源〉
┌扁形(ヘンケイ)動物で、脊椎(セキツイ)動物の腸内に寄生する虫。体は平たく、多くの節があり、真田紐(サナダヒモ)に似ている。≒条虫〈漢字ペディア〉
★「絛虫」で「さなだむし」とも読む〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3648 鐺鐺 ◆4 とうとう   ┌金声。〈字通〉
┌金属の音。〈新大字典〉
┌金属がふれ合って出る音。〈漢辞海〉
★漢字ペディアを見れば「鐺」は「トウ」「ソウ」の二音を載せている。読み分けの言及はなく、大見出しには「茶鐺(チャトウ)」、漢検四字熟語辞典には「鼎鐺玉石(テイソウギョクセキ)」、そして過去に出題されたものとして「鐺裏」を読む問題があるが、標準解答は「トウリ」のみと各所でバラバラ。旁(ツクリ)が「当」の旧字にあたるので、「トウ」読みは慣用音ではないかとは思ったが根拠はない。(〈漢字源〉〈新大字典〉などでは「トウ」と「ソウ」で読み分けがされている)
3649 愬愬 ◆4 さくさく   ┌ぎくりと驚くさま。〈漢字源〉
┌おそれるさま。〈字通〉
┌おどろきおそれるさま。〈字源〉
★漢字ペディアを見れば、「愬」は「ソ」「サク」の二音を載せている。「ソ」は「≒訴」と解釈して、「サク」を意識して覚えてと言いたいところだが優先度は低い。どちらかと言えばこの字は訓読みの方が重要である(膚受の愬え)。
3650 覃祺 ◆4 たんき   平安。〈字通〉
3651 蟬蜎 ◆4 せんけん   ┌1.あでやかで美しい。しなやか。≒嬋娟
└2.はるかに見えるさま。〈漢字源〉
┌美しいさま。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3652 晢晢 ◆4 せいせい   ┌星が明るく輝くさま。〈漢字源〉
┌星の光るさま。〈字通〉
┌星のひかるさま。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3653 杪秋 ◆4 びょうしゅう   ┌秋の終わり。〈漢字源〉
┌1.秋の終わり。晩秋。
└2.陰暦9月の異称。杪商(ビョウショウ)。〈大辞泉〉
3654 枳枸 ◆4 きこう   ┌カラタチの曲がってこぶのようになった枝。また、カラタチ。≒枳句〈漢字ペディア〉
┌からたち。きこく。≒枳殼〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
3655 騾驢 ◆4 らろ   ┌1.ラバと、ロバ。
└2.凡庸な人のたとえ。〈新漢和大字典〉
┌1.凡庸の者。
└2.獣名。四不象。〈字通〉
3656 鸞輅 ◆4 らんろ   ┌天子の乗り物。〈新漢和大字典〉
┌天子の御くるま。≒鸞車、鸞路〈字源〉
3657 欅柳 ◆4 きょりゅう   こぶやなぎ。〈字通〉
3658 遶弄 ◆4 じょうろう   とりまいて戯れる。〈字通〉
3659 歙肩 ◆4 きゅうけん   ┌肩をすぼめて人にへつらうこと。〈新大字典〉
┌肩をそびやかす。人にへつらうさま。〈漢字源〉
┌肩をすぼめる。肩をちぢこめて、体を小さくする。〈漢辞海〉
3660 殞殪 ◆4 いんえい   ┌たおれる。〈字通〉
┌死にたおれる。〈字源〉
┌死ぬ。〈漢辞海〉
3661 葆祠 ◆4 ほうし   ┌宝としてまつる。〈新漢和大字典〉
┌宝としてまつること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3662 幡葆 ◆4 はんぽう   ┌旗の羽飾り。〈字通〉
┌はたじるし。〈新大字典〉
3663 彪炳 ◆4 ひゅうへい ひょうへい ┌きらびやかで美しい。〈字通〉
┌1.とらの皮の模様がはっきりとして美しいこと。
└2.きらびやかで美しいこと。〈漢字源〉
┌虎の皮のあや模様が明らかなこと。また、明らかで美しいこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
3664 阡眠 ◆4 せんべん せんめん
せんみん
┌1.野原にたって、はるか遠くを見つめる。
└2.草木の生い茂ったさま。〈漢字源〉
┌遥かなさま。また、草木の茂るさま。〈字通〉
┌草木の茂りて密かなるさま。〈字源〉
┌1.遥かに見ること。
└2.草木の茂ったさま。阡阡。〈新大字典〉
┌びっしり生い茂るさま。〈漢辞海〉
3665 袷輅 ◆4 こうろ   ┌ひかえぐるま。副車。〈新漢和大字典〉
┌副車。〈字通〉
3666 狎恰 ◆4 こうこう   ┌遠慮もなしに、からだをくっつける。押しあいへしあいする。〈漢字源〉
┌おしあう。〈字通〉
3667 鑰匙 ◆4 やくし   ┌かぎ。〈新漢和大字典〉
┌かぎ。〈字通〉
┌かぎ。錠の穴に差しこんで錠を開閉する金具。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3668 磽瘠 ◆4 こうせき   ┌石が多くて地味のよくないこと。〈大辞林〉
┌石が多く、やせた土地。〈漢字源〉
┌やせた土地。≒磽薄〈漢辞海〉
3669 翔畋 ◆4 しょうでん   遊猟。〈字通〉
3670 驂鸞 ◆4 さんらん   美しい車。鸞を添え馬とする。〈字通〉
3671 傍輩 ◆4 ほうばい   ┌1.友達。
└2.同僚。≒朋輩〈漢字源〉
┌主人や先生が同じである仲間。また、友人。同輩。同僚。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3672 鑷子 ◆4 じょうし せっし ┌金属製の毛抜き。ピンセットのこと。〈大辞泉〉
┌小さいものをはさむ金属製の器具。ピンセット。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3673 鞴靫 ◆4 ほさい   ┌革製の矢入れ。〈漢字源〉
┌矢を入れる器。うつぼ。〈新大字典〉
┌矢を入れる用具。矢筒。うつぼ。歩靫。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3674 倭琴 ◆4 わごん   ┌日本の弦楽器の一。神楽・東遊(アズマアソ)びなど、雅楽の日本古来の歌舞に用いる6弦の琴。≒和琴〈大辞泉〉
┌神楽・東遊びなど雅楽の日本古来の歌舞に用いられる弦楽器。特に、六弦琴をいう。あずまごと。やまとごと。≒和琴、大和琴〈日本国語大辞典〉
3675 蝗螽 ◆4 こうしゅう   いなごの類。〈字通〉
3676 啀恚 ◆4 がいい   腹を立てていがみ合う。〈漢字源〉
3677 臧匿 ◆4 ぞうとく そうとく ┌かくまう〈字通〉
┌1.隠れて物事の表面にあらわれない。
└2.人をかくまう。「蔵匿」にあてた用法。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
★「臧(ゾウ)」は慣用音。
3678 圜繞 ◆4 かんじょう   ┌ぐるりと、取り囲む。〈漢字源〉
┌ぐるりと取り囲む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3679 培塿 ◆4 ほうろう   ┌小丘。〈字通〉
┌1.小さい丘。小さな墓。
└2.自分を卑小なものとして謙遜する言葉。〈漢字源〉
3680 浴沂 ◆4 よくき   沂水に浴する。〈新大字典〉
★浴沂の楽(タノ)しみ…門人を連れて郊外に遊ぶ楽しみ。悠々自適のたとえ。沂に浴し舞雩(ブウ)に風(フウ)す(沂水(川の名)のほとりの温泉につかり、舞雩(天を祭り雨を禱る所)のあたりの美景を愛でる)。〈新大字典〉
3681 臧否 ◆4 ぞうひ そうひ ┌物事の善悪・是非。人物のよしあしを判断し、批判する。〈漢字源〉
┌善悪。批判する。〈字通〉
┌1.善悪。善人と悪人。否臧。
└2.善悪を判定すること。〈新大字典〉
┌よしあし。≒否臧、善悪、淑慝、可否〈字源〉
★「臧(ゾウ)」は慣用音。
3682 親串 ◆4 しんかん   ┌なれる。〈字通〉
┌親しみなれること。〈新大字典〉
3683 逡遁 ◆4 しゅんじゅん   ┌たちすくむ。ぐずぐずしてためらう。≒蹲循、逡巡〈新漢和大字典〉
┌あとずさり。ためらう。≒逡巡〈字通〉
┌決断をためらって、ぐずぐずすること。しりごみすること。≒躊躇、逡巡〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3684 酋渠 ◆4 しゅうきょ   酋長(シュウチョウ:蛮族の首領)。〈字通〉
3685 幢牙 ◆4 とうが   ┌大将の立てる旗。〈漢字源〉
┌天子や将軍の用いるはた。〈字通〉
┌大将の大きな旗。牙幢。〈漢辞海〉
3686 腔綫 ◆4 こうせん   発射弾に回転運動を与えるために、銃身・砲身の内面にらせん状につけた溝。ライフル。≒腔線〈大辞泉〉
3687 竹笘 ◆4 ちくせん   竹のふだ。〈字通〉
3688 串狎 ◆4 かんこう   ┌なれる。〈新漢和大字典〉
┌親しみ戯れること。親しみなれること。〈新大辞典〉
3689 蝮蠆 ◆4 ふくたい   ┌まむしと、さそり。〈字通〉
┌まむしと、さそりと。〈字源〉
3690 昆侖 ◆4 こんろん   ┌1.物の区別がつかないさま。でたらめ。≒胡乱
└2.崑崙山のこと。〈漢字源〉
┌山名。〈字通〉
┌1.山の名。崑崙。
└2.物の区別がはっきりしないさま。〈新大字典〉
3691 筱驂 ◆4 しょうさん   ┌竹馬。≒篠驂〈字通〉
┌竹馬。≒篠驂〈漢辞海〉
┌竹馬をいう。〈新大字典〉
3692 油油 ◆4 ゆうゆう   ┌1.大きな川の水がゆるやかに流れるさま。
├2.態度が穏やかで慎みのあるさま。
├3.ゆったりとして落ち着いているさま。
├4.草木がわき出るように茂っているさま。
└5.雲が次々とわき出るさま。〈漢字源〉
┌1.水や雲などがゆったりと流れるさま。
├2.ゆったりと落ち着いたさま。
└3.つやつやとしているさま。〈漢字ペディア〉
★禾黍(カショ)油油…イネやキビがつややかに生長しているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3693 橡栗 ◆4 しょうりつ   ささぐりの実。しばぐり。〈字通〉
3694 掏摸 ◆4 とうばく   ┌他人が所持している金品をすばやくすくいとるように盗み取ること。また、その人。〈漢字源〉
┌すり。〈字通〉
┌人の懐中の金品をすりとる。また、その人。すり。〈漢辞海〉
┌人の身につけている金品をかすめとる者。≒掏児〈新大字典〉
3695 鍬钁 ◆4 しょうかく   ┌大小のくわ。〈字通〉
┌すきとくわ。〈字源〉
3696 鞋韈 ◆4 あいべつ   ┌くつと、くつした。〈新漢和大字典〉
┌靴と足袋。〈字通〉
3697 舁送 ◆4 よそう   荷物をかついで運ぶこと。〈大辞林〉
3698 蓍簪 ◆4 ししん   ┌1.メドハギで作ったかんざし。
└2.古い物を珍しがることのたとえ。〈新漢和大字典〉
┌めどぎのかんざし。旧物をなつかしむたとえ。〈字通〉
3699 釘鞋 ◆4 ていあい   ┌すべらないように底にくぎをうったくつ。〈新漢和大字典〉
┌靴底の釘。〈字通〉
3700 柞櫟 ◆4 さくれき   ┌くぬぎ。〈字通〉
┌ははそ。〈新大字典〉
3701 芒鞋 ◆4 ぼうあい ぼうかい ┌わらぐつ。〈漢字源〉
┌わらじ。〈字通〉
┌わらじ。わらぐつ。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
3702 鉦鐃 ◆4 しょうどう   かね。〈字通〉
3703 蹠蹻 ◆4 せききょう せっきょう ≒跖蹻
盗跖(トウセキ)と荘蹻(ソウキョウ)。ともに古代の大泥棒。蹠蹻とも。〈新漢和大字典〉
3704 綸巾 ◆4 かんきん   ┌青い組みひもで作った頭巾。諸葛亮が好んで用いた。〈字通〉
┌絹の組みひもで作った頭巾。ふだん着用のかぶりもの。〈漢字源〉
3705 横閂 ◆4 おうさん   かんぬき。〈字源〉
3706 湫隘 ◆4 しゅうあい   ┌低くて狭い。〈字通〉
┌せまいこと。また、低くて湿気が多く狭小な地をいう。〈新大字典〉
┌土地が低くて狭いこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
3707 陸陸 ◆4 ろくろく   ≒碌碌
十分に。満足に。ろくに。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3708 耆欲 ◆4 しよく   ┌好きな物。このみ。また、好き勝手にしたいと思う心。≒嗜欲〈漢字ペディア〉
┌たしなむ。すきこのむこと。≒嗜欲〈新漢和大字典〉
┌嗜欲。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
3709 撚鬚 ◆4 ねんしゅ   ┌ひげをひねる。考える。〈字通〉
┌ひげをひねること。〈新大字典〉
3710 呂鉅 ◆4 りょきょ   ┌尊大。〈字通〉
┌ほこりおごるさま。〈新大字典〉
3711 悖然 ◆4 ぼつぜん   ┌勃然。顔色を変えて怒る。〈字通〉
┌1.怒ったりあわてたりして急に顔色を変えるさま。
└2.にわかに。突然。〈漢辞海〉
★「悖」は、「もとる」や「みだれる」意だと「ハイ(悖戻/暴悖)」、「さかん」な意だと「ボツ(悖然)≒勃」と読むときが多いようだ。過去出題歴も「ハイ」音が重要。
◇漢字ペディア小見出し
3712 躡蹻 ◆4 じょうきゃく   ┌旅行する。〈字通〉
┌旅に行くこと。〈新漢和大字典〉
┌わらぐつをはく。〈字源〉
3713 吁吸 ◆4 くきゅう   呼吸する。〈字通〉
3714 蟋蟀 ◆4 しつしゅつ しっしゅつ ┌虫の名。コオロギ。〈新漢和大字典〉
┌こおろぎ。〈字通〉
┌コオロギ科の昆虫の総称。体は黒褐色で草地に生息し、羽を摩擦させて鳴く。コオロギ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3715 皹裂 ◆4 くんれつ   ┌寒気のためにひびやあかぎれができること。〈漢字源〉
┌寒気のために、ひびがきれる。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3716 倬詭 ◆4 たくき たっき ┌すぐれていて、異彩がある。〈字通〉
┌他にすぐれて異彩があること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3717 夬夬 ◆4 かいかい   ┌思い切りのよい。また、はなれるさま。〈字通〉
┌思い切りのよいさま。決断して疑いをもたないさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3718 軾閭 ◆4 しょくりょ   ┌村里の門の前を通り過ぎるとき、車の横木に手をかけて礼をすること。〈漢字源〉
┌賢者の居る里門に敬意を表する。〈字通〉
3719 契闊 ◆4 けっかつ   ┌つとめ苦しむこと、久しくあわないこと。〈漢検四字熟語辞典〉
┌1.苦労の多いさま。
├2.久しく別れて合わないさま。また、そのあいさつ。
├3.恋しく思う。
└4.交わりを結ぶ。〈漢辞海〉
★死生(シセイ)契闊…生死を共にすることを約束し、共に苦しみ努力すること。〈漢検四字熟語字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3720 元亨 ◆4 げんこう   大いに通る。〈字通〉
★元亨利貞(ゲンコウリテイ)…易で、天の持つ四つの徳。〈漢検四字熟語辞典〉
3721 惴慄 ◆4 ずいりつ   ┌震えおそれる。〈字通〉
┌おそれふるう。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3722 谿澗 ◆4 けいかん   ≒渓澗
┌谷川。谷。〈大辞泉〉
┌谷川。渓流。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3723 徭戍 ◆4 ようじゅ   ┌辺境の守備。〈字通〉
┌徴発されて国境地帯を守備する兵卒。〈漢字源〉
3724 訖了 ◆4 きつりょう   終わる。〈字通〉
3725 豈弟 ◆4 がいてい   ≒ト悌
┌やわらぎ楽しむ。〈字通〉
┌楽しみやわらぐさま。〈新漢和大字典〉
┌楽しみやわらぐこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3726 雍閼 ◆4 ようあつ   ┌ふさぎとどめる。物事をやめさせること。〈漢字源〉
┌ふさぎとめる。〈字通〉
┌さえぎりとどめる。≒雍遏〈漢辞海〉
3727 韞価 ◆4 うんか   ┌価値のあるものをしまっておく。才能や知識がありながら、世に知られないことのたとえ。〈新漢和大字典〉
┌才知がありながら世人に知られていないこと。〈新大字典〉
┌価値のあるものをしまっておく。才知がありながら、世人に知られないことを言う。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3728 畛畷 ◆4 しんてつ   あぜみち。〈字通〉
3729 蚕蔟 ◆4 さんぞく   ┌かいこを中に入れて繭を作らせる道具。まぶし。えびら。〈新漢和大字典〉
┌まぶし。〈大辞林〉
┌まぶし。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
3730 蹲循 ◆4 しゅんじゅん   ┌1.尻が重くてうろうろする。ためらってなかなか進まない。しりごみしてためらうさま。≒逡循
└2.のっそりしたさま。〈新漢和大字典〉
┌あとずさりするさま。≒逡巡〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3731 摶心 ◆4 せんしん   ┌専心。〈字通〉
┌心をもっぱらにする。〈字源〉
3732 擣砧 ◆4 とうちん   きぬたをうつ。〈漢字源〉
3733 鰭棘 ◆4 ききょく   ┌魚類のひれを支えている先のとがった骨質のもの。〈大辞泉〉
┌魚のひれの支柱である鰭条(ヒレスジ)のうちで関節のないものをいう。普通魚類学では単に棘(キョク)と呼ぶ場合が多い。〈日本国語大辞典〉
3734 榑桑 ◆4 ふそう   ┌1.くれ。皮のついたままの丸太。
└2.日本のこと。〈漢字源〉
┌1.神木の名、扶桑。
└2.日本の異称。日の出る処に在るが故。〈字源〉
★中国から見て、日の出る方角にあることから。「扶桑」とも。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3735 鰓耙 ◆4 さいは   魚類の鰓(エラ)の一部で、口から吸い込んだものを固形物(餌や小石などの異物)と水とに分離する濾過器官。〈大辞泉〉
3736 禽獮 ◆4 きんせん   ┌とらえてころす。〈字源〉
┌捕えて殺すこと。〈新大字典〉
3737 緞通 ◆4 だんつう   ┌内敷物用織物のうち、手織りの高級品の称。地糸に麻糸や綿糸を使い、羊毛などの毛を結びつけて立毛にし、さらに各種の色糸を織り込んで模様を表したもの。≒段通〈大辞泉〉
┌敷物とする織物。段通。〈新大字典〉
┌さまざまな模様を織りこんだ、厚地の敷物用織物。中近東原産。室町時代に伝来。≒段通〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3738 縕袍 ◆4 おんぽう   ┌綿入れ。どてら。また、粗末な衣服。〈大辞林〉
┌布子の粗末なもの。古綿を入れたどてら。〈新大字典〉
3739 浹渫 ◆4 しょうちょう   ┌波がちゃぶちゃぶと寄せるさま。〈漢字源〉
┌波のつらなるさま。〈字源〉
┌水がわいて流れるさま。〈漢辞海〉
3740 酖溺 ◆4 たんでき   ┌一つのことに夢中になって、他を顧みないこと。多く不健全な遊びにおぼれることにいう。≒耽溺〈大辞泉〉
┌よくないことにひたりきる。〈漢辞海〉
┌酒におぼれて、ほかをかえりみないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3741 縕奥 ◆4 うんおう うんのう 学問の奥深いところ。〈字通〉
3742 耡鎌 ◆4 じょれん   草刈り鎌。〈字通〉
3743 岬岫 ◆4 こうしゅう   ┌巌穴。〈字通〉
┌山のかたほとり。また、山のいただき。〈新大字典〉
3744 訝賓 ◆4 がひん   ┌賓客を迎える。〈字通〉
┌途中まで客を出迎えてねぎらう。〈新漢和大字典〉
★「訝(ゲン)」は慣用音。
3745 縒綜 ◆4 さくそう   ┌入り乱れる。〈新漢和大字典〉
┌乱れる。〈新大字典〉
3746 尻坐 ◆4 こうざ   尻をすえて、うずくまってすわる。〈漢字源〉
3747 参縒 ◆4 しんし   ┌糸の乱れるさま。〈新大字典〉
┌布の先端がぎざぎざでそろわないさま。〈新漢和大字典〉
★参(サン)・・・参る。仲間入りする。引き比べる。負ける。三の代用字。
参(シン)・・・ふぞろいなさま。
└「シン」読みを用いる熟語の『参差(シンシ)』は必修。
3748 銚耨 ◆4 ちょうどう   すきと、くわ。〈字通〉
3749 蛮貊 ◆4 ばんばく ばんぱく
はんばく
┌えびす。貊は北方のえびす。≒南蛮北狄〈字源〉
┌南方の蛮人と北方の蛮人。南蛮と北狄。〈日本国語大辞典〉
┌野蛮な人々。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
3750 圻内 ◆4 きない   王畿の内。〈字通〉
3751 甥姪 ◆4 せいてつ   おいとめい。〈字通〉
3752 躄踊 ◆4 へきよう   ┌右に左にといざって、踊るようにして泣く。親の死をひどくなげき悲しむこと。〈新漢和大字典〉
┌胸をうち、足ふみして嘆く。≒辟踊〈字通〉
┌胸をたたき、地団駄を踏む。ひどく悲しむさま。〈漢辞海〉
3753 箱筥 ◆4 そうきょ   ┌はこ。〈字通〉
┌はこ。〈漢字源〉
3754 泪堂 ◆4 るいどう   目の下のふくらみ。涙袋。≒涙堂〈大辞泉〉
3755 贏縢 ◆4 えいとう   脛巾(ハバキ)。〈字通〉
★脛巾・・・旅行や作業などの際、すねに巻きつけてひもで結び、動きやすくしたもの。古くは藁や布で作った。後世の脚絆にあたる。〈大辞泉〉
3756 酳酢 ◆4 いんさく   尸(カタシロ)の食後に酒をすすめ、また尸が主人夫婦に酒をすすめる。〈字通〉
3757 貲財 ◆4 しざい   ┌財産。≒貲産〈漢辞海〉
┌たからや金銭。財産のこと。≒資財、貲産〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3758 天掟 ◆4 てんてい   天のおきて。もと道教の言葉。〈漢字源〉
3759 黶翳 ◆4 えんえい   1.おおわれて、くらいさま。
2.ものさびしいさま。〈新漢和大字典〉
3760 畋漁 ◆4 でんぎょ   ┌鳥・獣をとつことと、さかなをとること。≒佃漁〈漢字源〉
┌狩猟と、すなどり。〈字通〉
3761 婁宿 ◆4 ろうしゅく   二十八宿の一。西方の第二宿。牡羊(オヒツジ)座の頭部分の三星。たたらぼし。〈大辞泉〉
3762 丫叉 ◆4 あさ   ふたまたになっている部分。また、先端がふたまたになった細長い器物。〈新漢和大字典〉
3763 醋酸 ◆4 さくさん   ┌刺激臭のある無色の液体。酸味がある。酢の主成分。≒酢酸〈漢字源〉
┌刺激性の臭気と酸味のある無色の液体。食用酢の酸味の主成分。食品・薬品・工業用の原料とする。≒酢酸〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3764 藉田 ◆4 せきでん   ┌古代中国で、天子や諸侯が祖先に供える穀物を自ら農耕した田。また、その儀式。日本でも行われた。〈漢字ペディア〉
┌古代中国で、宗廟に供える穀物を天子みずから耕作した儀式。また、その田。日本でも行われた。≒籍田〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3765 闔闢 ◆4 こうへき   ┌とじることと、開くこと。開閉。〈漢字源〉
┌開閉する。〈字通〉
┌とじると、ひらくと。≒開閉〈字源〉
┌1.開閉する。
└2.文体の抑揚。〈漢辞海〉
3766 燠沐 ◆4 いくもく   温暖。〈字通〉
3767 鍼黹 ◆4 しんち   ┌衣を縫う。女工をいう。〈字源〉
┌はり仕事。〈字通〉
3768 欺詒 ◆4 ぎたい   あざむく。≒欺紿〈字通〉
★「詒」には二通りの音読みがある。
├『詒:イ・・・おくる。つたえる。のこす。』
├『詒:タイ…いつわる。あざむく。≒紿』
└熟語は「イ」読みが多い。「詒厥(イケツ)」・「詒託(イタク)」
3769 緊箍児 ◆4 きんこじ   孫悟空の頭にある輪の名前。〈西遊記〉
3770 江濆 ◆4 こうふん   川のほとり。〈漢字源〉
3771 薀藻 ◆4 おんそう   水草の名。キンギョモ。ホザキノフサモ。別名、聚藻(シュウソウ)。〈新漢和大字典〉
3772 参昴 ◆4 しんぼう   参星と、昴星。オリオン座の三つ星と、おうし座のすばる星。〈新漢和大字典〉
3773 煬竈 ◆4 ようそう   ┌かまどの火をひとりだけであたって他人にあたらせない。悪い臣下が政治をほしいままにして、君主の賢明さを隠すことのたとえ。〈漢字源〉
┌かまどにあたる。一人があたれば、他はあたれないのみならず、見ることもできないことから、寵愛の臣が政をほしいままにするたとえ。かまどは、天子のたとえ。〈新大字典〉
3774 躱閃 ◆4 たせん   ┌1.からだをかわして避ける。
└2.責任を避けて逃げる。〈新漢和大字典〉
┌逃げる。〈字通〉
┌逃げ隠れる。〈漢辞海〉
┌からだをひらりとかわしてにげる。〈字源〉
3775 顳顬 ◆4 しょうじゅ   ┌こめかみ。〈新漢和大字典〉
┌こめかみ。〈大辞泉〉
┌こめかみの動くこと。また、鬢の骨。〈新大字典〉
3776 俶儻 ◆4 てきとう   ┌非凡であるさま。すぐれているさま。〈漢字源〉
┌卓異。〈字通〉
3777 鬮令 ◆4 きゅうれい   くじで争う遊戯。酒場では酒令。〈字通〉
3778 芫花 ◆4 げんか   ┌ふじもどきの漢名。中国原産のジンチョウゲ科の落葉低木。〈新漢和大字典〉
┌ふじもどきの漢名。〈新大字典〉
3779 淤淀 ◆4 おでん   ┌沈んでかたまったどろ。どろのかたまり。≒淤澱〈新漢和大字典〉
┌水のよどみたまって流れないであるもの。〈新大字典〉
3780 絣紘 ◆4 ほうこう   弓をひきはなつ音。〈字通〉
3781 虎賁 ◆4 こほん   ┌1.勇士のこと。
└2.官名。周代、天子の前後の護衛にあたった。漢以後には虎賁郎将など、宮中の宿衛にあたる官がある。〈漢字源〉
┌1.周代の官名。王を守る近衛兵。勇武の者を任命した。
└2.勇士の称。〈新大字典〉
┌1.勇士。「賁」は「奔」で、トラが奔(ハシ)るように勇猛である意。
├2.官名。周代、天子の前後の警護に当たった。漢代以降は虎賁郎将として宮中の宿衛に当たった。
└3.星名。〈漢辞海〉
★「賁」は三通りの音読みがある。
├『賁:ヒ…かざる。かざり。』
├『賁:ホン…1.はしる。(≒奔)2.いさむ。』
├『賁:フン…おおきい。おおきくふくれる。』
└熟語で注目すべきは「ヒ」を用いる書き問題でも出そうな「賁臨(ヒリン)」。「フン」を用いる熟語は少ない。
3782 咥噬 ◆4 てつぜい   かむ。〈字通〉
★「咥」には二通りの音読みがある。
├『咥:テツ…くわえる。かむ。』
├『咥:キ…わらう。』
└熟語は「テツ」読みが少し、「キ」読みの熟語は見つからず。「咥噬(テツゼイ)」
3783 闢邪 ◆4 へきじゃ   ┌邪気をはらう。≒辟邪〈字通〉
┌邪説をひらきしりぞける。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3784 苫廬 ◆4 せんろ   喪屋。〈字通〉
3785 悁急 ◆4 けんきゅう   短気。躁急。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3786 煩懣 ◆4 はんもん   ┌もだえること。煩悶。〈新大字典〉
┌1.心がわずらいもだえる。
└2.胸がつかえて苦しい。〈字源〉
┌1.潜在的持病から内臓が熱を持つ症状。
└2.≒煩悶〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3787 縷綵 ◆4 るさい   ぬいとりの模様。〈字通〉
3788 懃懇 ◆4 きんこん   ┌こまめで丁寧なさま。〈漢字源〉
┌懇切。〈字通〉
┌ねんごろ。まこと。親切。〈新大字典〉
┌1.ねんごろで心のこもったさま。
└2.勤勉なさま。≒懃懃〈漢辞海〉
3789 抖膝 ◆4 とうしつ   ひざを貧乏ゆすりさせる。〈漢字源〉
3790 捫著 ◆4 もんちゃく もんじゃく ┌(国)もめごと。紛争。≒悶着〈漢字源〉
┌もつれること。もめごと。紛争。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3791 噫欠 ◆4 あいけん   おくびと、あくび。〈字通〉
3792 梟盧 ◆4 きょうろ   ┌博打。〈漢字源〉
┌ばくち。〈字通〉
┌ばくち。さいころの目で勝負が決まる遊び。さいころの目で、「梟」は一、「盧」は六を表す。〈漢辞海〉
3793 楸局 ◆4 しゅうきょく   ┌碁盤。〈漢字源〉
┌碁盤。〈漢辞海〉
3794 拠軾 ◆4 きょしょく   車の前の横木によりかかる。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
3795 噫嗚 ◆4 いお   なげく。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3796 殷勤 ◆4 いんぎん   ┌ねんごろでていねいなこと。≒慇懃〈漢字源〉
┌ねんごろなこと。丁寧なこと。≒慇懃〈新大字典〉
┌ねんごろ。しんせつ。≒慇懃。〈字源〉
┌ねんごろ。≒慇懃〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3797 萵苣 ◆4 わきょ   ┌ちしゃ(レタス)。〈漢字源〉
┌野菜の名。結球性の物は、レタス。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3798 沾湿 ◆4 てんしつ てんしゅう
せんしつ
┌ひたひたとぬれる。また、雨などでぬらす。〈漢字源〉
┌ぬれる。しめる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3799 款識 ◆4 かんし   ┌1.鐘や鼎(カナエ)などに刻した文字。銘。銘文。
└2.書画に筆者が署名、捺印すること。また、その署名、捺印。落款。〈大辞泉〉
┌鐘鼎の銘文。陰文を款、陽文を識という。〈字通〉
┌鐘や鼎(かなえ)に刻んだ文字。凹字(陰刻)を款、凸字(陽刻)を識という。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3800 洵美 ◆4 じゅんび   ┌本当に美しい。〈漢字源〉
┌美しい。〈字通〉
3801 茗肆 ◆4 めいし   ┌客に茶を飲ませる店。茶店。〈漢字源〉
┌茶の店。〈字通〉
3802 舎奠 ◆4 せきてん   ≒釈奠
┌1.天子が地方を巡行したのち、または、征伐の前に、山川の神や古代の聖人に牛・羊などのいけにえや、その他の供え物を供えて行う祭り。
└2.学校で孔子をまつる祭り。〈漢字源〉
┌教育施設(学校)において牛・羊などの生け贄や供え物をささげて、天地の神や古代の聖人(特に孔子)を祭る行事。〈漢辞海〉
3803 兜轎 ◆4 とうきょう   座位だけのかご。≒兜子〈字通〉
3804 偈偈 ◆4 けっけつ けつけつ ┌1.苦労しながら努力するさま。
└2.車などが力強く音を立てて走るさま。〈漢字源〉
┌つとめる。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
3805 輦輅 ◆4 れんろ   天子の乗る車。〈漢字源〉
3806 齎用 ◆4 せいよう しよう ┌日常用いる品物や金銭。〈新漢和大字典〉
┌資用。〈字通〉
┌日常、必要な品物や金銭。〈漢辞海〉
3807 衄衊 ◆4 じくべつ   鼻血と汚血。〈新漢和大字典〉
3808 瓣鰓類 ◆4 べんさいるい   二枚貝の類。弁状のえらをもつのでいう。〈大辞泉〉
3809 輅馬 ◆4 ろば   ┌天子の乗る車をひく馬。≒路馬〈新漢和大字典〉
┌輅車(ロバ:大きな車。また、天子の車)を引く馬。天子の車の馬を言う。〈漢辞海〉
3810 曰若 ◆4 えつじゃく   ┌ここに。〈字通〉
┌さて。文頭の、発語の言葉。〈漢辞海〉
┌さて。文頭の、発語のことば。〈漢辞海〉
3811 悉曇 ◆4 しったん   ┌1.梵字の字母とそれが表す音声の総称。広義には摩多(母音)と体文(タイモン)(子音)の総称として用いられるが、狭義には摩多の一二韻のみをさす。日本には天平年間(729〜749)に中国を経てインドから伝えられた。
└2.「悉曇学」の略。〈大辞泉〉
┌1.完全になし遂げること。梵語(ボンゴ)の音訳で、成就・吉祥の意。
├2.梵語の文字。
└3.梵語の音声に関する学問の総称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3812 哇咬 ◆4 あいこう わこう 1.音が小刻みなさま。
2.みだらな歌や音楽。〈漢字源〉
3813 啅噪 ◆4 たくそう とうそう ┌大勢のやかましい声。〈新漢和大字典〉
┌叫び騒ぐこと。がやがやと騒ぐこと。〈新大字典〉
3814 一瓮 ◆4 いちおう   ひとかめ。〈漢字源〉
3815 猝嗟 ◆4 そっさ   ┌にわかに嘆声を発する。また、その声。〈漢字源〉
┌にわかに大声でしかりつける。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3816 肓兪 ◆4 こうゆ   足の少陰腎経の経穴。臍中央より親指幅半分外方にある。腎炎、急性下痢、糖尿病、腹膜炎を治す。〈新漢和大字典〉
3817 坏戸 ◆4 はいこ   巣穴。〈字通〉
3818 ◆4 いん   うつくしい。バランスがとれているさま。〈新漢和大字典〉
3819 釵釧 ◆4 さいせん   ┌かんざしと、うでわ。〈新漢和大字典〉
┌かんざしと、うでわ。〈字通〉
┌かんざしと腕輪。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3820 陂曲 ◆4 ひきょく   ┌偏っていてよこしまなこと。〈新漢和大字典〉
┌かたよってよこしまなこと。〈新大字典〉
┌かたよって正しくないさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3821 洒腆 ◆4 せんてん   恭しく祭る。〈字通〉
3822 餃餌 ◆4 こうじ   ┌米の粉を飴でこねて作った菓子。〈新漢和大字典〉
┌肉饅頭。〈字通〉
┌くず米や麦粉と水あめとをこねて作った食品。〈漢辞海〉
3823 鮓荅 ◆4 さとう   ┌ウマ・ウシなどの胆石や腸内の結石。解毒剤として用いる。牛黄(ゴオウ)。≒鮓答〈漢字ペディア〉
┌牛・馬・豚・羊などの胆石や腸内の結石。解毒剤とされ、また雨乞いのまじないに用いられた。石糞。馬の玉。ヘイサラバサラ。ドウサラバサラ。≒鮓答〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
3824 蹂藉 ◆4 じゅうせき   ┌1.下にふみつける。ふみにじる。
└2.人の体面を傷つける。〈漢字源〉
┌ふみつける。〈字通〉
3825 邪揄 ◆4 やゆ   ≒揶揄
┌からかう。〈字通〉
┌からかいあざける。〈漢字源〉
┌からかい、あざける。〈漢辞海〉
3826 尨茸 ◆4 ぼうじょう   ┌毛などの乱れるさま。〈字源〉
┌毛が乱れる。〈字通〉
┌乱雑なさま。蒙戎(モウジュウ)。〈漢辞海〉
3827 屛幃 ◆4 へいい   ┌1.ついたて、また、仕切りのたれ幕。とばり。
└2.転じて、室内。〈漢字源〉
┌1.とばり。ついたて。
└2.室内。〈漢辞海〉
3828 蛇蛇 ◆4 いい   ┌誇らしげに言うさま。〈字通〉
┌なよなよしたさま。また、くつろいでのびのびしたさま。〈漢字源〉
┌安舒のさま。やすらかにのびのびする。〈字源〉
3829 鶯囀 ◆4 おうてん   ┌うぐいすがさえずる。〈漢字源〉
┌うぐいすのさえずり。また、さえずること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
3830 塒圏 ◆4 しけん   鳥獣の檻。〈字通〉
3831 贐送 ◆4 じんそう   ┌旅立つ人に物を送る。はなむけをする。また、その品物。〈新漢和大字典〉
┌餞別。〈字通〉
3832 矜寡 ◆4 かんか   ┌妻のいないあわれな男性と、夫のいないあわれな女性。≒鰥寡〈漢字源〉
┌老いて配偶のないもの。〈字通〉
3833 釿鍔 ◆4 ぎんがく きんがく ┌器物上の凸凹のある線。〈字源〉
┌器物の凹凸のへり。釿は凹下の所。鍔は凸起した所。〈新大字典〉
3834 壎篪 ◆4 けんち   土笛と竹笛。両者相和することを言う。〈字通〉
★壎篪相和(アイワ)す…壎と篪は音色がよく調和する。兄弟の仲が良いたとえ。〈漢辞海〉
3835 苺苔 ◆4 ばいたい   ┌こけ。〈漢字源〉
┌こけ。〈字通〉
3836 昴霊 ◆4 ぼうれい   星の精霊の生まれ代わり。貴顕の人に言う。〈字通〉
3837 楮鈔 ◆4 ちょしょう   ┌紙幣。〈大辞林〉
┌紙幣。さつ。〈漢字源〉
3838 枹鼓 ◆4 ふこ   ┌ばちと鼓。転じて、野戦の陣地のこと。〈漢字源〉
┌太鼓と、ばち。軍鼓。〈字通〉
┌ばちと太鼓。戦闘や盗賊逮捕に打ち鳴らした。〈漢辞海〉
3839 隆準 ◆4 りゅうせつ   ┌たかい鼻。盛り上がっている鼻筋。〈漢字ペディア〉
┌柱の高いこと。また、高い鼻。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3840 撒星摏 ◆4 さんせいしょう   順序なくやたらに打ちこまれたくい。乱杙(ラングイ)。〈新大字典〉
3841 愴矣 ◆4 そうい   ┌かなしきさま。〈字源〉
┌いたむ。〈字通〉
3842 陝輸 ◆4 せんしゅ せんゆ 決まりのないさま。〈字通〉
★「陝(セン)」は「陜(キョウ)」とは別字。
├『陝(セン)…中国の県名。また、陝西省(センセイショウ)の略。』
└『陜(キョウ)…せまい。山あい。』
3843 殷紅 ◆4 あんこう   ┌赤黒色。〈字通〉
┌黒みがかった赤色。〈漢字源〉
┌黒みを帯びた赤色。≒真紅〈新大字典〉
3844 繳弋 ◆4 しゃくよく   ┌いぐるみ。〈字通〉
┌いぐるみ。〈新漢和大字典〉
3845 泄泄 ◆4 えいえい   ┌1.長く伸びたさま。また、たるんで締まりがなく、伸びたさま。
├2.鳥のはばたくさま。
└3.人の多いさま。〈漢字源〉
┌1.多いさま。
├2.鳥がはばたく。
├3.人がひしめく。
└4.多言するさま。〈字通〉
3846 晨粧 ◆4 しんそう   ┌朝早く身支度すること。〈漢字ペディア〉
┌朝の化粧。朝のよそおい。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3847 衵衣 ◆4 じつい   ┌普段着。〈字通〉
┌普段着。平常服。また、じゅばん。〈新大字典〉
3848 彪蔚 ◆4 ひゅううつ ひょううつ ┌あや模様がりっぱなさま。〈漢字ペディア〉
┌あや模様がりっぱなさま。〈漢字源〉
┌美しく絢爛たるさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
3849 炒米 ◆4 しょうべい   ┌いりごめ。〈字通〉
┌いりごめ。〈新大字典〉
3850 芸薹 ◆4 うんだい   ≒壼V
┌あぶらなの異名。〈新大字典〉
┌1.アブラナの別名。
└2.ウンダイアブラナの名で呼ばれるアブラナの変種。中国で主に採油用に栽培される。〈大辞林〉
★「芸(ウン)」は常用漢字の「芸(藝:ゲイ)」とは別字。
├『芸(ウン)・・・くさぎる。ヘンルーダ。』
└『芸(藝:ゲイ)・・・わざ。植える。』
3851 運甓 ◆4 うんぺき   からだを強健にするために運動して努力すること。〈漢字源〉
★晋の陶侃が、体力を強くするために毎朝、甓(シキガワラ)を百枚ずつ運び出し、夕方にはそれを運び入れたことから。〈漢字源〉
3852 惇厚 ◆4 とんこう   ┌手厚い。〈字通〉
┌まことがあって手厚い。〈新大字典〉
3853 曷鼻 ◆4 かつび   上に向いた鼻。仰鼻。〈字通〉
3854 鯢鰌 ◆4 げいしゅう   小さい魚のこと。〈新漢和大字典〉
3855 吼号 ◆4 こうごう   ┌大声でさけぶ。〈字通〉
┌声をあげてさけぶ。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3856 淫哇 ◆4 いんあい   ┌みだらな気持ちをそそるような音楽。〈漢字源〉
┌みだらな音楽。〈漢辞海〉
3857 揃刈 ◆4 せんがい   切りそろえる。〈字通〉
3858 嗄声 ◆4 させい   ┌しわがれ声。〈漢字源〉
┌しわがれ声。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3859 橇行 ◆4 きょうこう   そりで行く。〈字通〉
3860 辮髻 ◆4 べんけい   編髪を束ねて巻き上げる髪型。〈字通〉
3861 荀草 ◆4 じゅんそう   ┌草の名。〈字通〉
┌草の名。〈新大字典〉
3862 酒壜 ◆4 しゅたん   胴が太くて、容量の大きい酒がめ。〈漢字源〉
3863 懊儂 ◆4 おうのう   ┌なやむ。〈字通〉
┌≒懊憹
├1.なやみもだえる。
└2.楽曲の名。懊憹歌。〈新大字典〉
3864 奕楸 ◆4 えきしゅう   碁盤。〈字源〉
3865 鉅卿 ◆4 きょけい   ┌年長者を尊敬していうことば。〈新漢和大字典〉
┌大兄。〈字通〉
┌公卿。身分の高い人。また、人を尊んで呼ぶ語。≒巨卿〈日本国語大辞典〉
┌大兄。尊い身分の人や年長者、また、同輩を尊敬して言う言葉。〈漢辞海〉
3866 隋釁 ◆4 ずいきん   尸祭に血を薦めてまつる。〈字通〉
3867 一龠 ◆4 いちやく   黍(キビ)千二百粒の量。一合の十分の一。また、その量をいれるます。〈新漢和大字典〉
3868 藺席 ◆4 りんせき   いぐさを編んで作ったむしろ。〈字通〉
3869 摑裂 ◆4 かくれつ   さき破る。仏教語。〈字通〉
3870 畬田 ◆4 よでん   新田。また、焼畑。〈字通〉
3871 鉗鎚 ◆4 けんつい   ┌禅家で、師僧が弟子を厳格に鍛え、教え導くことをたとえていう語。〈大辞泉〉
┌かみそりで剃り、鎚でうつ。禅家で教導の意に用いる。〈字通〉
┌仏家で、師僧が弟子を鍛錬する手段にたとえていう。弟子に対する師の厳格な教導。「鉗」は金を挟むやっとこ。「鎚」は金づちの意。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
3872 嶢崢 ◆4 ぎょうそう   ┌けわしく高い。〈字通〉
┌高いさま。〈新大字典〉
3873 怦怦 ◆4 ほうほう   ┌忠直なさま。〈字源〉
┌不満なさま。一説に、まめなさま。〈新大字典〉
3874 褞袍 ◆4 おんぽう   ┌ぬのこ。どてら。〈字通〉
┌やや大型で、そで口の広い綿入れ。〈漢字源〉
3875 惴惴 ◆4 ずいずい   ┌おそれおののくさま。〈漢字源〉
┌恐れおののいて、びくびくするさま。≒惴慄〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3876 嚶唔 ◆4 おうご   哀怨(アイエン:うらめしくせつない)の声。〈字通〉
3877 ◆4 やく   おさえて止める。〈新漢和大字典〉
3878 渠荅 ◆4 きょとう   ┌地に置いて敵の侵入を防ぐ、はまびしの実の形の鉄製器具。〈字通〉
┌鉄製の菱形の具。戦場で敵の人馬を阻むため地に敷くもの。〈新大字典〉
3879 蒙蘢 ◆4 もうろう   草木がはびこり乱れて茂るさま。≒蒙籠〈漢字源〉
3880 斐炳 ◆4 ひへい   ┌明らか。〈字通〉
┌彩りがあり輝くさま。〈漢辞海〉
3881 赳赳 ◆4 きゅうきゅう   ┌筋肉が引き締まって強いさま。たくましく進むさま。〈新漢和大字典〉
┌つよいさま。〈字通〉
3882 碚磊 ◆4 はいらい   うずたかい岩。〈漢字源〉
3883 掾属 ◆4 えんぞく   ┌属官。〈字通〉
┌下役。属官。≒掾史〈漢辞海〉
3884 岑嵒 ◆4 しんがん   ┌高くけわしい。〈字通〉
┌高峻な岩。また、高くけわしいさま。岑金。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3885 饐死 ◆4 えっし   のどがつまって窒息して死ぬ。〈字通〉
3886 曬書 ◆4 さいしょ   ≒晒書
┌書物を日光にさらして虫干しをする。〈漢字源〉
┌書物の虫干しをする。〈字通〉
3887 沂鄂 ◆4 ぎんがく きがく 器物のへりにつけた凹凸文。沂は凹処、鄂は凸処をいう。〈字通〉
3888 栞旅 ◆4 かんりょ   山行に木を伐ってしるべとし、山祭をする。〈字通〉
3889 纓繳 ◆4 えいしゃく   いぐるみにかかる。〈字通〉
3890 梔子 ◆4 しし   ┌くちなし。〈漢字源〉
┌くちなし。≒越桃〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3891 杉籬 ◆4 さんり   ┌すぎの生垣〈字源〉
┌杉の垣。〈字通〉
3892 槎櫱 ◆4 さげつ   ひこばえ。≒槎枿〈字通〉
3893 桔槔 ◆4 けっこう きっこう ┌はねつるべ。おもりの反動で井戸水などをくみ上げる仕掛け。〈漢字ペディア〉
┌はねつるべ。〈字通〉
┌はねつるべ。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
3894 儚儚 ◆4 ぼうぼう   夢うつつでわけがわからなくなっているさま。〈漢字源〉
3895 欹歟 ◆4 いよ   ┌嘆美のことば。ああ。〈字源〉
┌ああ。〈字通〉
3896 汕碗 ◆4 さんわん   大きな酒碗。〈字通〉
3897 湍瀬 ◆4 たんらい   ┌早瀬。〈字通〉
┌早瀬。〈字源〉
┌流れの急な浅瀬。早瀬。〈新大字典〉
┌早瀬。特に、石の上の急流。〈漢辞海〉
3898 娃鬟 ◆4 あいかん   ┌美人。〈漢字源〉
┌美しいまげ。転じて、美人。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3899 滕六 ◆4 とうろく   ┌雪の神。〈字源〉
┌雪の神の名。〈字通〉
3900 籟籥 ◆4 らいやく   ┌しょうのふえ。〈字通〉
┌しょうのふえ。簫。〈新大字典〉
3901 泛漲 ◆4 はんちょう   ┌水がみなぎる。〈字源〉
┌みなぎる。〈字通〉
3902 潘沐 ◆4 はんもく   ┌米のとぎ汁で髪を洗う。〈漢字源〉
┌米のとぎ汁で髪を洗う。〈字通〉
3903 纔着 ◆4 さいじゃく   装束の裾や下襲(シタガサネ)の裾をわずかに地につくほどの長さに仕立てること。〈大辞林〉
3904 鰾膠 ◆4 ひょうこう   ┌魚のうきぶくろを煮てつくったにかわ。粘着力が強い。にべ。〈新漢和大字典〉
┌にべにかわ。ニベ科の魚のうきぶくろから製する。粘着力が強い。〈新大字典〉
★「鰾膠」で「にべ」とも読む。〈大辞泉〉
3905 湯熨 ◆4 とうい   ┌湯と火のしを使って、患部を暖めて治療する方法。温罨法。〈漢字源〉
┌患部を湯であたためる。温罨法。〈字源〉
┌医学で、湯と火のしで、温めて治療する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
3906 幢幡 ◆4 どうばん   ┌仏堂に飾るはた。〈新漢和大字典〉
┌仏堂に飾る旗。竿柱に長い帛(ハク)を垂れ下げたもの。〈大辞泉〉
┌仏堂に飾るはた。装飾のついた竿(サオ)に長い布をたらしたもの。〈漢字ペディア〉
★トウハンと読むと「はた」の意。〈新漢和大字典〉
★「トウハン」と読めば、のぼりの一種の意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3907 鱏鰉 ◆4 じんこう   海にすむ魚の一種。チョウザメ。〈新漢和大字典〉
3908 茗讌 ◆4 めいえん   ┌茶会。〈字通〉
┌茶をたてて客をもてなす会。≒茗宴〈新漢和大字典〉
┌茶の湯の会。≒茗宴、茗燕〈新大字典〉
3909 斉戒 ◆4 さいかい   ┌ものいみ。〈字通〉
┌ものいみして心身を清める。≒斎戒〈漢字源〉
3910 砧杵 ◆4 ちんしょ   ┌きぬたうつ。〈字通〉
┌1.きぬたの台とそれを打つきね。
├2.きぬたに用いるきね。
└3.とんとんとたたく、きぬたの音。〈漢字源〉
3911 纘緒 ◆4 さんしょ   ┌前人のはじめた事業を承けつぐ。〈字源〉
┌前人の事業を受けつぐ。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3912 咨諏 ◆4 ししゅ   問いはかる。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
3913 噁噁 ◆4 あくあく   鳥の声。〈漢字源〉
3914 積聚 ◆4 しゃくじゅ   ┌さしこみ。また、癇癪(カンシャク)。癪(シャク)。〈大辞泉〉
┌胃痙攣(イケイレン)・癇癪(カンシャク)のこと。〈漢字ペディア〉
★「セキシュウ」と読めば「積みたくわえる意」となる。
◇漢字ペディア大見出し
3915 迢逓 ◆4 ちょうてい   ┌1.はるかに遠く点々と続くさま。
└2.高くつらなるさま。〈新漢和大字典〉
┌1.はるかに遠く点々と続くさま。
└2.高くつらなるさま。〈漢字源〉
3916 銛錐 ◆4 せんすい   するどいきり。〈新漢和大字典〉
3917 楢櫟 ◆4 ゆうれき   ならと、くぬぎ。〈字通〉
3918 亨熟 ◆4 ほうじゅく   ┌よく煮る。〈字通〉
┌十分に煮る。〈字源〉
┌十分に煮ること。烹熟。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
3919 諢名 ◆4 こんめい   ┌親しみや軽い侮蔑の気持ちで、その人につける本名以外の呼び名。≒綽名〈新漢和大字典〉
┌あだな。ニックネーム。≒渾名〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3920 怕怯 ◆4 はきょう   ┌おそれる。〈字通〉
┌おそれること。≒怕畏、怕懼〈新大字典〉
3921 笞擽 ◆4 ちりゃく   むちでうつ。〈漢字源〉
3922 諒陰 ◆4 りょうあん   ┌天皇が、その父母の死にあたり喪に服する期間。また、天皇・太皇太后・皇太后の死にあたり喪に服する期間。≒諒闇、亮陰〈大辞泉〉
┌天子が父母の喪に服するときの部屋。また、その期間。≒亮闇、亮陰、諒闇〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3923 纛旛 ◆4 とうばん   ≒纛幡
┌1.平安時代、軍陣で将軍の標識として立てた旗。
└2.昔、朝廷で即位式などのとき大極殿(ダイゴクデン)(後世は紫宸殿(シシンデン))の庭に威儀を整えるために立てた仗旗(ジョウキ)。〈大辞泉〉
┌令制による儀仗の旗の一つ。将軍の陣中の標旗。また、仗旗。龍像(タツガタ)纛旛、鷲像(ワシガタ)纛旛、虎像(トラガタ)纛旛、兕像(ジノカタ)纛旛がある。〈日本国語大辞典〉
3924 裴回 ◆4 はいかい   ┌たちもとおる。徘徊。〈字通〉
┌≒裴徊
├1.ぶらぶらとするさま。
├2.ゆっくり進むさま。
└3.立ち去りがたいさま。≒徘徊〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3925 磚房 ◆4 せんぼう   レンガ造りの家屋。〈字源〉
3926 迴飆 ◆4 かいひょう   つむじかぜ。〈字通〉
3927 隠亡 ◆4 おんぼう   ┌古く、火葬や墓所の番人を業とした人。江戸時代、賤民の取り扱いをされ差別された。≒隠坊、御坊〈漢字源〉
┌昔、死人の火葬・埋葬をしたり、墓所を守ったりした職業の人。〈漢字ペディア〉
┌古く、火葬や墓所の番人を業とした人。江戸時代、賤民の取り扱いをされ差別された。≒隠坊、御坊〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3928 樛木 ◆4 きゅうぼく   ┌枝が曲がりくねってもつれている木。〈漢字源〉
┌枝の下り曲れる木。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3929 磽薄 ◆4 こうはく   ┌地味のやせていること。また、そのさまや、その土地。〈日本国語大辞典〉
┌石が多く、やせた土地。≒磽瘠〈漢字源〉
┌やせたる土地。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3930 盟歃 ◆4 めいそう   ┌血をすすりあって誓うこと。〈漢字源〉
┌血をすすって誓うこと。〈新大字典〉
┌生贄の血をすすりあって神に誓いを立てる。〈漢辞海〉
3931 属鏤 ◆4 しょくる   ┌名剣の名。〈字通〉
┌呉の国の名剣の名。春秋時代、呉王夫差が伍子胥(ゴシショ)にこの険を与えて自殺を命じた。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
3932 越度 ◆4 おちど   ┌あやまち。過失。失敗。〈漢字ペディア〉
┌(国)あやまち。過失。落ち度。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
3933 熨帖 ◆4 うっちょう   ┌ひのしをかける。≒熨貼〈字通〉
┌火のしをかけてしわをのばすこと。≒熨貼〈新大字典〉
┌≒熨貼
├1.押さえてはりつける。
├2.火のしで服のしわを伸ばす。
├3.言葉の使い方が適切なさま。
└4.くつろいださま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3934 阿媽 ◆4 あも あま 東南アジア・中国などで、外国人に雇われている現地の女性。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3935 委虒 ◆4 いし   ┌角のある虎。水中を行くという。〈新大字典〉
┌トラに似た、角のある想像上の獣の名。〈漢字ペディア〉
┌角があって、水中を行くことができる虎。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3936 栲櫟 ◆4 こうれき   ぬるで。〈新大字典〉
3937 柏槙 ◆4 びゃくしん   ┌イブキの別称。〈漢字ペディア〉
┌ヒノキ科の常緑低木ないし高木。いぶき。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
3938 歇驕 ◆4 かつきょう   口の短い猟犬。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
3939 潭湫 ◆4 たんしゅう   ┌深い池。〈字通〉
┌深い池。湫は、池。〈新大字典〉
3940 褊綴 ◆4 へんとつ へんてつ ┌江戸時代に医師などが着た羽織。褊衫(ヘンサン)と直綴(ジキトツ:腰から下にひだのある僧衣)とを折衷してつくった衣。〈漢字ペディア〉
┌褊衫(ヘンサン)と直裰(ジキトツ)とを折衷した羽織のような僧衣。脇裾を15センチほど縫っていない。空也堂の鉢叩(ハチタタ)きが着たが、江戸時代には医師などが着用。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3941 褊衫 ◆4 へんさん   ┌僧衣の一種。上半身をおおう法衣。〈漢字ペディア〉
┌僧衣の一。両袖を備えた上半身をおおう法衣。下半身に裙子(クンス)をつける。転じて、僧衣。≒偏衫〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3942 蘆薈 ◆4 ろかい   ┌アロエ。ユリ科の多肉植物。剣形で肉厚の葉は胃薬や傷薬として用いられ、「医者いらず」の異名をもつ。〈漢字ペディア〉
┌アロエのこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3943 犂然 ◆4 りゅうぜん れいぜん ┌1.(リュウゼン)恐れおののくさま。
└2.(レイゼン)はっきりとしたさま。〈新大字典〉
┌(リュウゼン)ふるいおののくさま。〈字源〉
┌1.(リュウゼン)すっきりと了解できたさま。自得したさま。一説に、おののき震えるさま。
└2.(レイゼン)はっきり見抜くさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3944 触穢 ◆4 そくえ しょくえ ┌病気・死亡・出産・月経などのけがれにふれること。一定期間、神事・参内(サンダイ)などは避けた。〈漢字ペディア〉
┌死穢・弔喪(チョウロウ)・産穢・月経などのけがれに触れること。昔は、けがれに触れた人は一定期間、神事を行ったり宮中へ参内したりすることができなかった。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3945 窕冶 ◆4 ようや   妖艶なさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3946 陂陀 ◆4 はだ   ┌地に高低のあるさま。〈字通〉
┌土地が平らでないさま。斜めのさま。≒陂阤(ハタ)、陂陁(ハタ)。〈新大字典〉
┌地のななめにして平らかならざるさま。≒陂阤〈字源〉
┌斜めに傾いているさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
3947 糺縵縵 ◆4 きゅうまんまん   ★糺縵縵たり・・・入り乱れて長く広がるさま。一説に、糺は禮の古字、}の誤りという。朝廷の礼式がよくととのう意。〈新大字典〉
3948 紉緝 ◆4 じんしゅう   糸で綴ること。〈新大字典〉
3949 綾子 ◆4 りんず   ┌生糸(キイト)で地紋を織り出した絹織物。厚く光沢があり、着物や帯などに使う。≒綸子〈漢字ペディア〉
┌滑らかで光沢のある、後練りの繻子(シュス)織りの絹織物。紋織りと無地とがある。生糸で織り上げた後、精練する。染め生地として、訪問着などに用いる。≒綸子〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
3950 行縢 ◆4 こうとう   ┌鹿・熊などの毛皮で作り、乗馬の時、腰からすねにかけておおうもの。きゃはん。〈新大字典〉
┌むかばき。きゃはん。〈日本国語大辞典〉
┌旅や狩りなどのとき、歩きやすいように足をくるむもの。きゃはん・すねあてなど。〈漢字源〉
★「行縢」で「むかばき」とも読む。
3951 罩汕 ◆4 とうさん   すくいあみ。また、すくい取ること。〈新大字典〉
3952 聶聶 ◆4 しょうしょう じょうじょう ┌もの静か。〈字通〉
┌木の葉が動くさま。〈新大字典〉
┌軽く小さくて、おだやかなさま。〈新漢和大字典〉
3953 苫蓑 ◆4 せんさ   ┌とまと、みの。〈新大字典〉
┌みの。〈字通〉
3954 蘢茸 ◆4 ろうじょう   ┌あつまるさま。〈新大字典〉
┌草木がぼうぼうと茂っているさま。〈新漢和大字典〉
┌あつまれるさま。〈字源〉
3955 荀氏 ◆4 じゅんし   ★荀氏の八竜(ハチリョウ)…後漢の荀淑の八人の子。兄弟そろって徳業があったので世間では八竜とたたえた。転じて、すぐれた兄弟の多いことのたとえ。〈新大字典〉
3956 莫春 ◆4 ぼしゅん   ┌暮春。春の終わり。〈新漢和大字典〉
┌春の末。暮春。晩春。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3957 蒐畋 ◆4 しゅうでん   ┌狩りをすること。蒐田。〈新大字典〉
┌かり。また、かりをする。蒐田。〈新漢和大字典〉
3958 蓍亀 ◆4 しき   ┌うらないに用いるめどぎと亀の甲羅。転じて、うらない。卜筮(ボクゼイ)。〈新大字典〉
┌占いに使う、めどぎと、亀の甲羅。転じて、占い。蓍蔡(シサイ)。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3959 公姥 ◆4 こうぼ   しゅうとと、しゅうとめ。〈新漢和大字典〉
3960 巾箱 ◆4 きんそう   1.書物などをいれておく布張りの小さな箱。
2.巾箱本(キンソウボン)の略。携帯用の小さな本。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3961 賁育 ◆4 ほんいく   ┌孟賁(モウホン)と夏育。ともに戦国秦の武王に仕えた勇士。〈漢辞海〉
┌秦の武王に仕えた戦国時代の勇士。竜虎をも恐れなかったという。〈漢辞海〉
★賁育の勇(ユウ)…非常に気力が盛んで強いこと。〈漢検四字熟語辞典〉
3962 澳溟 ◆4 おうめい   ┌深く暗い。〈字通〉
┌深いこと。〈新大字典〉
3963 蛾傅 ◆4 ぎふ   蟻のように集まる。〈字通〉
3964 苑結 ◆4 うっけつ   ┌心がむすぼれる。鬱結。〈字通〉
┌心のふさぐこと。〈新大字典〉
┌気持ちが晴れないさま。鬱結。〈漢辞海〉
3965 梲杖 ◆4 たつじょう   木杖。〈字通〉
3966 射覆 ◆4 せきふ しゃふ ┌隠したものをあてさせる。〈字通〉
┌1.ふたをして隠したものの中身をあてる遊戯。占いにも使われた。
└2.酒宴の余興。連字句の上の一字を隠して、下の字をあてる遊び。〈漢辞海〉
3967 亡聊 ◆4 ぶりょう むりょう ┌なんとなく気がはれない。とりとめもなくもの寂しいこと。≒無聊〈漢字源〉
┌1.生活上、頼るべき人や物がないさま。
├2.問題を解決する手段がない状態。手詰まり。
└3.たいくつなさま。≒無聊〈漢辞海〉
3968 猗儺 ◆4 あだ いだ ┌なよやかなさま。≒婀娜〈漢字源〉
┌しなやかなさま。〈字通〉
┌素直になよやか。柔順のさま。〈字源〉
3969 屭屭 ◆4 きき   有力。〈字通〉
3970 兌利 ◆4 えいり   鋭い。〈字通〉
★兌・・・非常に音読みの多い漢字の一つ。以下一覧。
├『兌:ダ・・・とりかえる。また、易の八卦の一。』
├『兌:エツ・・・よろこぶ。≒悦』
├『兌:エイ・・・するどい。≒鋭』
├『兌:タイ・・・脱(タイ)に同じで、ゆるやかなさまの意か。音熟語見当たらず。義不明。』
└熟語では「ダ」の用例が多い。「兌換(ダカン)」・「発兌(ハツダ)」
3971 和兌 ◆4 わえつ   なごやかによろこぶ。≒和説、和悦〈字通〉
★兌・・・非常に音読みの多い漢字の一つ。以下一覧。
├『兌:ダ・・・とりかえる。また、易の八卦の一。』
├『兌:エツ・・・よろこぶ。≒悦』
├『兌:エイ・・・するどい。≒鋭』
├『兌:タイ・・・脱(タイ)に同じで、ゆるやかなさまの意か。音熟語見当たらず。義不明。』
└熟語では「ダ」の用例が多い。「兌換(ダカン)」・「発兌(ハツダ)」
3972 躡景 ◆4 じょうえい   ┌日の光を追う。〈新漢和大字典〉
┌日影を追う。速やかにゆく。〈字通〉
3973 樗蒲一 ◆4 ちょぼいち   ┌1.中国から伝わった賭博(トバク)の一種。一つのサイコロで出る目を一つ予測し、当たれば賭け金の四倍が戻るもの。
└2.人をごまかすようなこと。いんちき。〈漢字ペディア〉
┌中国渡来の賭博(トバク)の一。1個のさいころで出る目を予測し、予測が当たれば賭け金の4倍または5倍を得る仕組みになっているもの。転じて、博奕(バクチ)のこと。
├2.いんちき。でたらめ。
└3.ばかをみること。〈大辞泉〉
★樗蒲一なら七里(シチリ)帰(カエ)っても張(ハ)れ…強く人をひきつける賭博の魅力をいう。賭け事と聞いたら、今来た道を七里戻っても加われという意。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
3974 槧本 ◆4 ざんぽん   ┌版木で印刷・刊行した本。板本。刻本。〈日本国語大辞典〉
┌版木に彫って摺った書物。版本。〈新大字典〉
┌版木を使って印刷した書物。≒版本、刻本〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
3975 刺刺 ◆4 せきせき   ┌身にこたえるほど、うるさくしゃべるさま。〈新漢和大字典〉
┌くどくどと言多きさま。〈字源〉
┌1.よくしゃべるさま。くどくどしゃべるさま。
└2.風音の激しいさま。〈漢辞海〉
3976 繆繞 ◆4 りょうじょう   ┌まといつく。〈字通〉
┌まつわりめぐること。まといつくこと。〈新大字典〉
┌からみつく。まとわりつく。〈漢辞海〉
★「繆」は、「誤る・間違う」意だと「ビュウ(繆説/紕繆)」と読み、この意と音を用いる熟語が多い。その他の音では「まとう」意だと「リョウ(繆繞)≒繚」、「結ぶ・縊る」意だと「キュウ(繆死)」、穆に通じるときは「ボク」の三項が挙げられるが、いずれも稀有。上記の意と音が反するが例外で「綢繆(チュウビュウ)」は過去頻出の語句なので必修。
◇漢字ペディア下付き
3977 溲溺 ◆4 しゅうにょう しゅうじょう ┌小便。〈字通〉
┌ゆばり。また、小便する。〈字源〉
┌ゆばり。小便。また、小便すること。〈新大字典〉
3978 齎送 ◆4 しそう せいそう ┌葬式のときに死者の遺体と共に墓を埋める物品。〈新漢和大字典〉
┌せいそう…1.持って行く。とどけてやる。
└しそう…2.葬式の時死者とともに埋める副葬品。〈漢辞海〉
3979 膃肭 ◆4 おつどつ   ┌肥え太って、柔らかい。〈漢字源〉
┌肥えているさま。〈新大字典〉
3980 簍籔 ◆4 ろうそう   頭にものを載せるときの、わらなどを編んだ台。〈字通〉
3981 駆儺 ◆4 くだ   ┌おにやらい。〈字通〉
┌年末や節分などに悪鬼を追い払う儀式。鬼やらい。〈漢字源〉
┌歳末に悪鬼を追い払う儀式。節分の豆まきは、これに転じたもの。鬼やらい。〈漢辞海〉
3982 趣駕 ◆4 そくが   ┌急いで乗り物の用意をさせる。≒促駕〈新漢和大字典〉
┌急いで車馬を走らせる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
3983 蒲萄 ◆4 ぶどう   ┌葡萄(ブドウ)のこと≒蒲陶〈新漢和大字典〉
┌葡萄(ブドウ)。蒲桃(ブドウ)。〈新大字典〉
┌果物のぶどう。果汁を酒にかもす。〈字通〉
3984 爰書 ◆4 えんしょ   ┌罪人の口述書。聞取書を交換して公平を期した。〈字通〉
┌1.罪人の供述を写しとった書。一説に、「爰」は、秦・漢代のころの字書「爰歴篇」の書体で書いた取調書とも。
└2.漢代、公証書のこと。一説に、上級管理への報告書。〈漢字源〉
3985 拊髀 ◆4 ふひ   ┌1.ももをうつこと。
└2.喜び勇むさま。〈新大字典〉〈新大字典〉
┌ももをうつ。喜ぶ。憤る。〈字通〉
┌ももをたたく。ふるい立つさま。〈漢辞海〉
3986 産穢 ◆4 さんえ   ┌出産の際、生まれた子の父母が受けるというけがれ。江戸時代には、父は7日間、母は35日間とされた。〈大辞泉〉
┌出産のとき、その子の父母の身にかかるけがれ。江戸時代には父は七日間、母は三十五日間とされ、普通は出仕などを差し控えたが、評定所の立合、内寄合には三日たてば出席できるという例外も見られた。〈日本国語大辞典〉
3987 穢身 ◆4 えしん   ┌(仏)けがれた身。煩悩に迷い、悟りを開けない凡人。〈漢字ペディア〉
┌(仏)けがれた身体。凡夫の身。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3988 剽劫 ◆4 ひょうきょう   ┌おびやかすこと。≒脅喝〈新大字典〉
┌おびやかすこと。≒脅迫〈字源〉
3989 ◆4 さく   草や木をきりはらう。かる。〈新漢和大字典〉
3990 柞蚕 ◆4 さくさん   ┌ヤママユガ科のガ。褐色で大形。繭から絹糸をとる目的で飼育される。〈漢字ペディア〉
┌蚕の一種。緑から黄褐色に変わり、ナラやクヌギの葉を食べ、山繭に似た褐色の繭を作る。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
3991 胡盞 ◆4 うさん   ┌黒色の釉(ウワグスリ)をかけた天目茶碗(テンモクヂャワン)の一種。献茶用。≒烏盞〈漢字ペディア〉
┌天目茶碗(テンモクヂャワン)の一つで、釉色(ユウショク)の黒いもの。≒烏盞〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3992 瑇玻盞 ◆4 たいひさん   ┌昔、中国江西省の吉州窯(キッシュウヨウ)で作られていた茶碗(チャワン)。「瑇玻」は瑇瑁(タイマイ)(カメの一種)の皮の意。≒瑇皮盞〈漢字ペディア〉
┌中国江西省吉州窯で宋代から元代にかけて作られた天目(てんもく)茶碗。釉(うわぐすり)の調子が鼈甲に似ることに由来する、日本での呼称。吉州天目。≒鼈盞〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3993 魴鰥 ◆4 ほうかん   魚の名。〈字通〉
3994 袙頭 ◆4 ばっとう   はちまき。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
3995 権萃 ◆4 ごんずい   ┌ミツバウツギ科の落葉小高木。山野に自生。初夏、黄緑色の小花を多数円錐(エンスイ)状につける。〈漢字ペディア〉
┌ミツバウツギ科の落葉高木。関東以西の雑木林に自生。枝は紫黒色をし、羽状複葉をつける。初夏、黄緑色の小花が多数つく。実は赤く、熟すと裂けて黒い種子が見える。野鴉椿。きつねのちゃぶくろ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
3996 隕泗 ◆4 いんし   ┌涙を流すこと。〈新大字典〉
┌なみだをおとす。≒隕涕、垂泗、流涕〈字源〉
┌涙がぽろぽろとこぼれる。泣いて涙を流すこと。≒隕涕、隕涙〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
3997 朱殷 ◆4 しゅあん   ┌赤黒い血の色。〈字通〉
┌赤黒い色。日の経過した血の色。
┌あかぐろし。〈字源〉
3998 長吁 ◆4 ちょうく ちょうう ┌長嘆息。〈日本国語大辞典〉
┌深いため息をつくこと。〈大辞林〉
┌長くため息をついて嘆く。≒長嘆息、長息〈漢辞海〉
3999 頡滑 ◆4 けっこつ けっかつ ┌1.入り乱れる。
└まがりくねるさま。一説に、正しいくない言葉。〈漢字源〉
┌1.入り乱れる。
└2.曲がりくねること。また、正しくない語。〈新大字典〉
┌錯乱する。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
4000 雍也 ◆4 ようや   ★雍也論語(ロンゴ)…勉強が長続きしないことのたとえ。三月庭訓。全20編ある「論語」の、第6編「雍也」あたりで読むのをやめてしまうことから。〈大辞泉〉
4001 亟行 ◆4 きょくこう   ┌急いで行く。〈漢字源〉
┌疾行。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
★亟を『キョク』と読む場合は『すみやか』の意、亟を『キ』と読む場合は『しばしば』の意となる。
4002 楠榴 ◆4 なんりゅう   こぶの多い木。〈字通〉
4003 僵仆 ◆4 きょうふ   ┌1.たおれ付す。
└2.たおれた死体。〈漢字源〉
┌たおれる。〈字源〉≒仆僵
◇漢字ペディア下付き
4004 午后 ◆4 ごご   ┌≒午後
├1.正午から夜の12時までの時間。⇔午前
└2.正午から日没までの時間。⇔午前〈大辞泉〉
┌≒午後
└正午から日没までの間。また、正午から夜の一二時までの時間。後(ゴ)。〈日本国語大辞典〉
4005 縵楽 ◆4 まんがく ばんがく ┌雑楽。〈字通〉
┌雑え奏する音楽。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
4006 優諢 ◆4 ゆうこん   道化。〈字通〉
4007 槎牙 ◆4 さが   ┌木の枝がごつごつとして入りくんでいるさま。とげとげと角ばっているさま。楂枒。〈日本国語大辞典〉
┌木や石が角ばって、突き出たりからんだりしているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
4008 暝天 ◆4 めいてん   ┌夜のくらきそら。〈字源〉
┌くらい夜空。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
4009 汪溢 ◆4 おういつ   ┌水がみなぎりあふれること。気力などがあふれ流れるほど盛んなこと。また、そのさま。〈日本国語大辞典〉
┌満ちあふれること。≒横溢〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
4010 棚桟 ◆4 ほうさん   畜舎。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
4011 糧糒 ◆4 りょうび   兵糧。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
4012 粢盛 ◆4 しせい   ┌宗廟の祭りの時に、供物として供えるための穀物。神に供えるために、器に盛った物。〈漢字源〉
┌黍を器に盛って神に供えるもの。〈字源〉
┌神に献上する穀物。髪に供える物品。供物。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
4013 殿廡 ◆4 でんぶ   ┌御殿と、そこについている廊下。〈漢字源〉
┌御殿のひさし。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
4014 宮娃 ◆4 きゅうあい   ┌宮仕えの美人。宮女。〈新大字典〉
┌宮女。〈字通〉
┌御殿女中の美人。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
4015 蚤莫 ◆4 そうぼ   ┌朝早くと、夕暮れ。ときの早晩。〈字通〉
┌朝と日暮れ。朝夕≒蚤暮、早暮〈漢字源〉
┌あさと、ひぐれと。≒早暮、旦暮〈字源〉
4016 鉅偉 ◆4 きょい   ┌すぐれて大きいこと。〈新大字典〉
┌偉大。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
4017 牟槊 ◆4 ぼうさく   ┌ほこ。矛槊。〈新大字典〉
┌ほこ。〈字通〉
4018 篁篠 ◆4 こうしょう こうじょう ┌篁竹と篠竹。〈字通〉
┌竹としのだけ。〈新大字典〉
4019 咆烋 ◆4 ほうこう   1.大声で騒ぎたてる。人の傲慢なさま。
2.勇ましく突き進むさま。〈漢辞海〉
4020 磚茶 ◆4 たんちゃ だんちゃ
せんちゃ
┌中国やチベット、モンゴルなどで飲まれている茶。緑茶や紅茶を蒸してかわら(磚)のように圧して固めたもの。〈漢字ペディア〉
┌紅茶または緑茶を円形・方形などに蒸し固めた茶。少しずつほぐして煎じたり湯に溶かしたりして飲む。中国を中心にチベット・モンゴル・ネパールなどで行われる。〈大辞泉〉
┌茶の葉を蒸して固めたもの。削って飲用する。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
4021 磚石 ◆4 せんせき   粘土に砂を混ぜて練り合わせ、長方形の型に入れて乾燥させ、窯で焼いたもの。煉瓦。≒甎石〈日本国語大辞典〉
4022 枸木 ◆4 こうぼく   ┌まがれる木。≒曲木〈字源〉
┌まがっている木。曲木。〈漢辞海〉
┌曲がった木。〈漢字源〉
4023 寒沍 ◆4 かんご   ┌寒さがきびしく、水が凍ること。また、きびしい寒さ。〈日本国語大辞典〉
┌強い寒気。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
4024 晤語 ◆4 ごご   ┌向きあってうちとけて話すこと。〈日本国語大辞典〉
┌相対してうちとけてかたる。≒晤言〈字源〉
┌顔をあわせて語る。面と向かって話す。≒晤言〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
4025 薯蕷羹 ◆4 しょよかん じょよかん ┌ヤマノイモの根をすって寒天と小麦粉をまぜ、砂糖を加えて蒸した菓子。〈大辞泉〉
┌ヤマノイモの根をすって葛粉(クズコ)や道明寺粉をまぜ、砂糖を加えて蒸した菓子。かるかん。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
4026 生薑 ◆4 しょうきょう   ┌しょうがの根茎。漢方では乾燥して健胃剤、発汗剤に用いる。≒生姜〈日本国語大辞典〉
┌ショウガの根茎を乾燥した生薬。漢方で健胃・発汗・鎮咳薬などとする。≒生姜〈大辞林〉
┌漢方で、ショウガの根茎を乾かした薬。鎮咳剤や健胃剤などとする。≒生姜〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
4027 属\ ◆4 しょくこう ぞくこう ┌人の死に際して、息の有無を確かめるために真綿を鼻の上に置く。\(コウ)に属(ツ)く。〈漢辞海〉
┌綿で気息の有無をためす。〈字通〉
4028 鉗梏 ◆4 けんこく   ┌首かせと手かせをつけて罪人の自由を奪う。〈漢辞海〉
┌1.首かせと手かせで、罪人を束縛すること。
└2.転じて、束縛すること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
4029 澣洒 ◆4 かんさい   ┌すすぎ洗う。≒澣濯、澣灑〈字源〉
┌洗いすすぐこと。澣濯。澣滌(カンデキ)。≒澣灑〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
4030 佩幃 ◆4 はいい   香いぶくろ。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
4031 燔劫 ◆4 はんきょう   ┌人の家を焼き、強奪する。〈漢辞海〉
┌人の家を焼いて、物をうばいとる。〈漢字源〉
┌家を焼いて物を奪い取ること。〈新大字典〉
4032 畦蔬 ◆4 けいそ   ┌はたけの野菜。≒畦菜、畦菘〈字源〉
┌野菜。〈字通〉
4033 竿杪 ◆4 かんびょう   ┌さおの先。〈新大字典〉
┌さおの先。竿頭。≒竿首〈漢辞海〉
┌さおの先。〈字源〉
4034 夸毘 ◆4 こひ こび ┌人にへつらい従う。〈漢辞海〉
┌おのれを屈して身をいやしくし人に従う。へつらう。〈新大字典〉
┌人んへつらう。〈字通〉
4035 溥天 ◆4 ふてん   ┌天のおおうかぎり。全天。〈漢辞海〉
┌天の地をおおふかぎり。〈字源〉
┌天のおおうかぎり。天下。≒普天〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
4036 妨礙 ◆4 ぼうがい   ┌邪魔をすること。≒妨害、妨碍〈大辞泉〉
┌さまたげ。さまたぐ。≒妨碍〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
4037 鎬鎬 ◆5 こうこう   ┌光り輝くさま。〈漢字源〉
┌光り輝くさま。〈字通〉
4038 蹈鞴 ◆5 とうび   足をふんで空気を送る大型のふいご。〈新漢和大字典〉
★「蹈鞴」で「たたら」とも読む。
4039 弌竿 ◆5 いっかん   ≒一竿
┌一本の釣り竿。〈漢字源〉
┌一本のさお。〈字通〉
★「弌」は「一」の異体字であるが漢検では微妙に違っている。漢検の認識では「一」には「ひと・ひとーつ・はじ-め」の3つの訓読みに対し、「弌」は「ひと・ひと-つ」の2つしかない。漢検のこの違いはよくわからないが、いずれにしても出題率は極めて低い。
4040 抓取 ◆5 そうしゅ   択(エラ)ぶ。〈字通〉
4041 魴鱧 ◆5 ほうれい   おしきうおとうなぎ。〈字通〉
4042 鱧腸 ◆5 れいちょう   タカサブロウの漢名。暖地に多いキク科の一年草。〈新漢和大字典〉
4043 粳稲 ◆5 こうとう   うるち米のいね。〈漢字源〉
4044 筒粽 ◆5 とうそう   ┌ちまき。〈字源〉
┌ちまき。粽子(ソウシ)。〈新大字典〉
4045 檔案 ◆5 とうあん   ┌官庁の文書。〈字通〉
┌中国で、明題から清代にかけて辺境との往復文書など、永久保存する公文書を言う。木片に書いて、皮ひもで貫き、壁に掛けた形が檔(カマチ)に似るところから名づける。のち、紙を用いたものにも言う。≒檔子〈日本国語大辞典〉
4046 椄木 ◆5 せつぼく   木をつぐこと。つぎき。〈新大字典〉
4047 樹椏 ◆5 じゅあ   木のまた。〈新大字典〉
4048 雖然 ◆5 すいぜん   けれども。〈字通〉
4049 糯粟 ◆5 だぞく   もちあわ。〈字通〉
4050 抵掌 ◆5 ししょう   ┌手をうち勢い込んで話す。〈字通〉
┌手をたたく。〈漢字源〉
┌両手を打ち合わせる。盛んに話すさま。〈新大字典〉
4051 暹羅 ◆5 せんら   シャムの音訳。今のタイ国のこと。〈新漢和大字典〉
4052 鴾母 ◆5 ぼうぼ   ┌鳥の名。ウズラに似た鳥。ミフウズラ。〈新漢和大字典〉
┌かやぐき。鶉の一種。〈字源〉
┌キジ科の鳥。フナシウズラ。〈漢辞海〉
4053 狆苗 ◆5 ちゅうびょう   プイ族(中国・ベトナムに住む少数民族。)。〈字通〉
4054 檐子 ◆5 たんし   肩輿の類。〈字通〉
4055 巻婁 ◆5 けんる   ┌手や足がひきつること。また、疲労の甚だしいこと。〈漢字源〉
┌ひきつる。〈字通〉
4056 部婁 ◆5 ほうろう   ┌小高い丘。≒培塿〈字通〉
┌ふっくらして小高いまるい丘。〈漢字源〉
4057 愒息 ◆5 けいそく かいそく 休息。憩う。≒憩息〈字通〉
★「愒」は、「むさぼる」意だと「カイ(愒日/玩愒)」、「おどす」意だと「カツ(恐愒/恫愒)」、出典が少ないが「いこう」意だと「ケイ(愒息)≒憩」と読むときが多いようだ。過去出題歴もある「カイ」音が特に重要。
4058 慊志 ◆5 きょうし   満足した気持ち。≒愜志〈新漢和大字典〉
★漢字ペディアを見れば「慊」は「ケン」「キョウ」の二音を載せている。読み分けの言及はない。慊慊、慊焉、慊然など、持つ熟語ほぼ全てが「ケン」読みなのでそれだけ学習すれば良い。「あきた-りない」の訓読みが過去2回既出。
4059 ◆5   ┌囲碁。≒碁〈漢字ペディア〉
┌二人が相対し、縦横一九路ずつの枡目を刻んだ盤上で黒石と白石を枡目の交点に交互に打ち合い、囲った交点の数(地)と取った石の多さで勝負を争う遊戯。中国におこった。囲碁。≒碁〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
4060 許許 ◆5 ここ   ┌木を伐つ音。〈字通〉
┌大勢の人が労働するときのほうほうという掛け声。許邪(コヤ)。耶許(ヤコ)。〈漢字源〉
┌衆人の力を共にするこえ。≒邪許(ヤコ・ジャコ)〈字源〉
4061 騨騨 ◆5 たんたん   ┌馬の疲れあえぐさま。〈字通〉
┌馬が疲れてあえぐさま。≒嘽嘽〈漢字源〉
4062 孛如 ◆5 ぼつじょ   ┌1.むっとして顔色を変えるさま。
└2.さっと意気込むさま。〈漢字源〉
┌勃如。〈字通〉
4063 蒟醬 ◆5 くしょう   ┌コショウ科の常緑木の名。つる性植物。キンマ。果実はもとは薬用。また、葉をかんで嗜好品とする。〈新漢和大字典〉
┌きんま。〈字通〉
┌きんま。コショウ科のつる性の半低木。〈新大字典〉
4064 谺然 ◆5 かぜん   山中の谷が突然広く開けること。〈新漢和大字典〉
4065 旁皇 ◆5 ほうこう   ┌彷徨する。〈字通〉
┌1.彷徨。さまよう。
└2.広がって吹く強い風。〈新漢和大字典〉
┌さまよう。徘徊する。≒方皇、彷徨、傍徨(ホウコウ)、房皇(ホウコウ)〈漢辞海〉
4066 施髢 ◆5 してい   ┌かもじをつける。〈字通〉
┌そえがみを加える。〈字源〉
4067 拗強 ◆5 おうきょう   ┌心がねじけて、強情なこと。〈新漢和大字典〉
┌剛情。〈字通〉
┌心がねじけて剛情なこと。〈新大字典〉
┌心がねじけて強情なさま。〈漢辞海〉
4068 拉朽 ◆5 ろうきゅう   ┌朽ちたものをくだく。安易なことをいう。〈字通〉
┌くちた物をくだく。物事の安易なたとえ。〈漢字源〉
┌くちたるものをくだく。物事の容易なるにたとえる。〈字源〉
4069 楞厳 ◆5 ろうごん りょうごん ┌首楞厳経(シュリョウゴンキョウ)の略。〈大辞林〉
┌仏経の名。〈字源〉
4070 髷髻 ◆5 きょくけい   頭上でたばねて巻いたまげ。〈新漢和大字典〉
4071 挈令 ◆5 けいれい   板に刻した条文。〈字通〉
4072 髻堆 ◆5 けいたい   髪をもりあげるようにたばねて結ぶ。また、その髪型。〈新漢和大字典〉
4073 弍儀 ◆5 にぎ   ≒二儀
┌1.天と地。両儀。
└2.陰と陽。両儀。〈大辞泉〉
┌天地。〈字通〉
★「弍」は「二」の異体字であるが漢検ではどうやら別義の模様。漢検の認識では「弍」の訓読みとして「なら-ぶ・つ-ぐ・うたが-う」があるが「二」にはない。音読みとして「弍」は出題されないかもしれないが、訓読みならあるかも。
4074 吽牙 ◆5 ごうが   ┌犬が争って吠えたてる。〈字通〉
┌犬がけんかする声。〈漢辞海〉
4075 倚魁 ◆5 きかい   ┌不思議で怪しい。奇怪。〈漢字源〉
┌奇怪な。世俗とは異なるさま。〈漢辞海〉
4076 倅然 ◆5 そつぜん   急なさま。にわかに。〈漢字源〉
4077 酢漿 ◆5 そしょう   ┌かたばみ。〈漢字源〉
┌かたばみ草。〈字通〉
4078 亶翔 ◆5 せんしょう   ┌飛びめぐる。〈字通〉
┌飛びかけること。〈新大字典〉
4079 哈哈 ◆5 こうこう   大きな声をあげて笑うさま。〈新漢和大字典〉
4080 啅啅 ◆5 とうとう   ┌鳥がさえずる声や、やかましい声をあらわす擬声語。〈新漢和大字典〉
┌鳥の声。〈字源〉
4081 橦城 ◆5 しょうじょう   城をつきやぶる。〈字通〉
4082 噦嘔 ◆5 えつおう   嘔吐。〈字通〉
4083 吸嚊 ◆5 きゅうび   あえぐ。〈字通〉
4084 鮭鱒 ◆5 けいそん   ┌サケとマス。〈大辞泉〉
┌サケとマス。主として北洋漁業で漁獲されるものをいう。〈日本国語大辞典〉
4085 斬衰 ◆5 ざんさい   ┌五服(五種の喪服)の中で最も重い喪のときに着る喪服。裁断したまま、縁を縫わない。父が死んだときの子、君主が死んだときの臣、夫が死んだときの妻が、三年間の喪に服するときに着た。〈漢辞海〉
┌中国の喪服の一つ。また、その衣装をつけて喪に服すること。五服の中で最も重いもので、粗い麻布を用い、下辺は裁ったままにしてふち縫いしない裳(モ)と上衣。天子や父の死で三年の喪に服するのに着用する。〈日本国語大辞典〉
4086 鰮鯨 ◆5 おんげい   マッコウクジラ。〈新漢和大字典〉
4087 棕竹 ◆5 そうちく   ┌棕櫚竹(シュロチク)。〈字源〉
┌棕櫚竹(シュロチク)。〈字通〉
4088 隕隊 ◆5 いんつい   おちる。〈字通〉
★「隊」には二通りの音読みがある。
├『隊:タイ…兵の集まり。くみ。むれ。』
├『隊:ツイ…おちる。≒墜』
└熟語はもちろん「タイ」読みが多い。「ツイ」読みの「隕隊」は歴史書『春秋左氏伝』に使用あり。
4089 壱是 ◆5 いっし   ┌すべて。もっぱら。〈字通〉
┌いっさい。すべて。〈漢字源〉
┌すべて。もっぱら。〈字源〉
┌一切。すべて。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
4090 亟絶 ◆5 きぜつ   しばしば絶える。〈字通〉
★亟を『キョク』と読む場合は『すみやか』の意、亟を『キ』と読む場合は『しばしば』の意となる。
4091 幵零 ◆5 けんれい   野鴨(ノガモ)。〈字通〉
4092 杷梳 ◆5 はそ   すく。整理する。〈字通〉
4093 橦末 ◆5 とうまつ   竿の先。〈字通〉
4094 蓼莪 ◆5 りくが   ★蓼莪の詩・・・小雅にある歌の名。親が死んで孝養をつくせなかった悲しみをうたったもの。〈新漢和大字典〉
4095 枸梛 ◆5 こうだ   ┌やなぎに似た木。〈漢字源〉
┌楊柳に似る木。〈字源〉
4096 濔漫 ◆5 びまん   はびこる。≒瀰漫〈字通〉
4097 岔口 ◆5 たこう さこう わかれみち。また、地名。〈新大字典〉
4098 啻啻 ◆5 しし   ★啻啻磕磕(コウコウ)・・・律儀一ぺんのかたい人。磕は、石の打ち合う音。〈新大字典〉
4099 艸医 ◆5 そうい   やぶいしゃ。草医。〈新大字典〉
4100 猩猩 ◆5 せいせい   ┌犬のほえる声。〈漢字ペディア〉
┌犬の吠える声。〈新大字典〉
┌犬の吠える声の形容。〈漢字源〉
★「猩猩」をショウジョウと読めば、想像上の動物の意やオランウータンの意、大酒飲みの意となり、セイセイと読めば犬の吠える声の意となるので注意。
◇漢字ペディア大見出し
4101 竹蟶 ◆5 ちくてい   まて貝の異名。〈新大字典〉
4102 巨蠎 ◆5 きょもう   うわばみ。おろち。〈新大字典〉
4103 禰祖 ◆5 でいそ   ┌父祖の廟。〈字通〉
┌父と祖先とのみたまや。〈漢字源〉
┌父と祖先の廟。父祖のみたまや。〈漢辞海〉
4104 単于 ◆5 ぜんう   ┌匈奴の王の称号。〈漢字源〉
┌匈奴の君主の称号。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
4105 跛倚 ◆5 ひい   ┌1.片足でたって物によりかかる。
└2.物事が一方に片よっていること〈新漢和大字典〉
┌よりかかる。〈字通〉
┌1.物に寄りかかり、斜めに立つ。きちんとしていないさま。
└2.一方に片寄る。〈漢辞海〉
4106 荼枳尼 ◆5 だきに   ★荼枳尼の法・・・荼枳尼天の法。真言密教で行う呪法。修得すると諸願成就する力を得るという。〈大辞林〉
4107 湯湯 ◆5 しょうしょう   ┌わきたつような勢いで流れるさま。〈漢字源〉
┌水勢の盛んなさま。〈字通〉
┌1.盛んに流れるさま。
├2.盛んにわき出るさま。
└3.水の速く流れるさま。〈新大字典〉
4108 恂目 ◆5 しゅんもく   ┌めくらみする。〈字通〉
┌またたく。≒瞬目。〈字源〉
4109 跋剌 ◆5 はつらつ   ┌1.魚のぴちぴちはねる音の形容。
└2.鳥のぱっと飛び立つ音の形容。〈新漢和大字典〉
┌魚のはねるさま。≒潑剌〈字通〉
┌1.魚が水から跳ねる音。
└2.鳥が飛び立つ音。〈漢辞海〉
4110 届満 ◆5 かいまん   任期が満了する。〈字通〉
4111 謗法 ◆5 ほうぼう   ┌1.仏の教えをそしり、真理をおろそかにすること。仏教で、最も重い罪とされた。
└2.転じて、無理なこと。道理の通らないこと。〈大辞林〉
└1.仏法をそしり、真理をないがしろにすること。
└2.無理なこと。無理難題をいうこと。〈大辞泉〉
┌1.仏法をそしること。五逆罪にまさる罪という。
└2.転じて、無理なこと。無理難題をいうこと。〈日本国語大辞典〉
4112 枳首蛇 ◆5 ししゅだ   ┌両頭蛇。〈新漢和大字典〉
┌頭が二つある蛇。〈新大字典〉
4113 禺彊 ◆5 ぐきょう   ┌海神の名。禺䝞(グコウ)の子。〈新大字典〉
┌北海の神。≒禺疆〈字通〉
┌神の名。〈字源〉
4114 頓仆 ◆5 とんぼく   ┌倒れる。〈字通〉
┌どすんとたおれる。〈漢字源〉
┌つまずき倒れる。≒頓伏〈漢辞海〉
┌倒れ伏すこと。〈新大字典〉
4115 烏瑟膩沙 ◆5 うしつにしゃ   肉髻(仏の三十二相の一。頭頂部に一段高く碗形に隆起している部分)に同じ。〈大辞泉〉
4116 跳踉 ◆5 ちょうりょう   ┌1.ちょろちょろとはねまわる。
└2.足が乱れてよろめくさま。〈新漢和大字典〉
┌≒跳梁〈字源〉
4117 桑椹 ◆5 そうじん   桑の実。≒桑葚〈漢字源〉
4118 那謨 ◆5 なも   「南無」に同じ。〈大辞泉〉
4119 撥鏤 ◆5 ばちる   ┌象牙彫りの一。表面を染色した象牙に毛彫りで文様を施したもの。彫った部分が白く表される。中国、唐代に盛行し、日本には奈良時代に伝えられた。撥(ハ)ね彫り。〈大辞泉〉
┌中国唐代に西方美術の影響を受けて流行した象牙彫刻の技法の一つ。赤・緑・青などに染めた象牙に毛彫りで唐草などの文様を表したもの。染色が象牙の内部まで浸透していないので、刻んだ部分だけが白く表れる。正倉院に紅牙撥鏤尺などの遺品がある。撥彫(ハネボリ)。〈日本国語大辞典〉
4120 鶩行 ◆5 ぶこう   速く走る。〈字通〉
4121 ◆5   ひっひっひと笑うさま。〈漢字源〉
★「咥」には二通りの音読みがある。
├『咥:テツ…くわえる。かむ。』
├『咥:キ…わらう。』
└熟語は「テツ」読みが少し、「キ」読みの熟語は見つからず。「咥噬(テツゼイ)」
4122 捉搦 ◆5 そくじゃく   からめとる。〈字通〉
4123 臍囊 ◆5 さいのう   ┌孵化したばかりの子魚の腹にある、卵黄のはいっている袋。子魚が自力で餌をとれるようになるまで栄養分を供給する。〈大辞林〉
┌稚魚の腹にある袋。中に卵黄が入っていて、自分でえさがとれるようになるまでこれを吸収して成長する。〈大辞泉〉
4124 熊臑 ◆5 ゆうどう   熊の前足の柔らかい肉。〈漢字源〉
4125 譚笑 ◆5 だんしょう   ≒談笑〈字通〉
4126 臑若 ◆5 じゅじゃく   1.肉が煮えてやわらかくなる。
2.肉の柔らかなさま。〈漢字源〉
4127 譚林 ◆5 だんりん   (仏)「檀林」「談林」とも。「栴檀林」の略。栴檀は香木で、その林は修行者の集まるさまをたとえる。転じて、学僧の集まる寺院・学問所を指す。江戸期には各宗派に譚林が設けられた。〈新漢和大字典〉
4128 遶仏 ◆5 にょうぶつ   ┌法会(ホウエ)のとき、衆僧が仏像などの周囲を読経しながら、右回りに巡ること。繞仏。行道。≒繞仏、繞堂〈大辞泉〉
┌(仏)インド以来行われている礼法。仏像を中心に右回りして敬意を表す。〈新漢和大字典〉
★右遶三匝(ウニョウサンソウ)・・・右回りに3回、回る。
4129 又隠 ◆5 ゆういん   裏千家の茶室。千宗旦が隠居に際して造立した四畳半。利休風四畳半茶室の典型とされる。〈大辞林〉
4130 趨織 ◆5 そくしょく   ┌コオロギのこと。≒促織〈新漢和大字典〉
┌コオロギ。促織。〈漢辞海〉
4131 嘔嘔 ◆5 くく   ┌くっくっと喜びしゃべるさま。〈漢字源〉
┌ことばづかいが温かくおだやかなさま。〈漢辞海〉
4132 袒免 ◆5 たんぶん   ┌喪中の服装の一つ。左の肩を脱いで、冠をぬぎ、髪をくくる。近親でない者の喪礼として行う。〈漢字源〉
┌左肩を脱ぎ、冠をとる。喪中の服装の一。〈字通〉
┌喪中の服装。喪服の制度が無かった時期、袒衣免冠(上着の左肩を脱ぎ、冠をとって布で髪をくくること)を行って哀悼の意を表した。≒袒衣免冠(タンイブンカン)〈漢辞海〉
4133 稠適 ◆5 ちょうてき   調和する。〈字通〉
★稠(チュウ)・・・おおい。こみあう。
└稠(チョウ)・・・調に通じる。
4134 摺脇 ◆5 ろうきょう   ┌脇腹をくじく。〈字源〉
┌わきの骨をくじく。〈新漢和大字典〉
4135 銚弋 ◆5 ようよく   つる性の木の名。シナサルナシ。別名、洋桃。萇楚・獼猴桃。〈新漢和大字典〉
4136 ◆5 きょう   神や客をもてなす。〈新漢和大字典〉
4137 拿翁 ◆5 なおう   ┌ナポレオン。〈字通〉
┌ナポレオンのこと。拿破侖(ナポレオン)。〈新大字典〉
4138 掫囊 ◆5 しゅうのう   ふくろの口をとじる。活用しない。〈字通〉
4139 椎結 ◆5 ついけい   ┌髪を後ろにたれ、たばねたまげ。≒椎髻〈漢字源〉
┌さいづちまげ。≒魋結、椎髻〈字源〉
┌さいづちまげ。〈漢辞海〉
4140 躇階 ◆5 ちゃくかい   ┌行きつまろびつ階段をおりる。≒辵階〈新漢和大字典〉
┌階をこえる。一段ずつ段をふまず飛び降りること。〈新大字典〉
4141 従頌 ◆5 しょうよう   従容に同じ。なぎ緩やかなるさま。〈字源〉
4142 累碁 ◆5 るいき   重ねた碁石。〈新漢和大字典〉
4143 繆纏 ◆5 きゅうてん   まつわる。〈字通〉
★「繆」は、「誤る・間違う」意だと「ビュウ(繆説/紕繆)」と読み、この意と音を用いる熟語が多い。その他の音では「まとう」意だと「リョウ(繆繞)≒繚」、「結ぶ・縊る」意だと「キュウ(繆死)」、穆に通じるときは「ボク」の三項が挙げられるが、いずれも稀有。上記の意と音が反するが例外で「綢繆(チュウビュウ)」は過去頻出の語句なので必修。
4144 昭繆 ◆5 しょうぼく   古代の廟制。≒昭穆〈字通〉
★「繆」は、「誤る・間違う」意だと「ビュウ(繆説/紕繆)」と読み、この意と音を用いる熟語が多い。その他の音では「まとう」意だと「リョウ(繆繞)≒繚」、「結ぶ・縊る」意だと「キュウ(繆死)」、穆に通じるときは「ボク」の三項が挙げられるが、いずれも稀有。上記の意と音が反するが例外で「綢繆(チュウビュウ)」は過去頻出の語句なので必修。
4145 繆死 ◆5 きゅうし   ┌首をくくって死ぬこと。縊死。〈新大字典〉
┌縊死。〈字通〉
★「繆」は、「誤る・間違う」意だと「ビュウ(繆説/紕繆)」と読み、この意と音を用いる熟語が多い。その他の音では「まとう」意だと「リョウ(繆繞)≒繚」、「結ぶ・縊る」意だと「キュウ(繆死)」、穆に通じるときは「ボク」の三項が挙げられるが、いずれも稀有。上記の意と音が反するが例外で「綢繆(チュウビュウ)」は過去頻出の語句なので必修。
4146 扱袵 ◆5 そうじん   衣の前すそをあげて、帯にはさむ。〈字通〉
4147 谷蠡 ◆5 ろくり ろくれい 匈奴の部族の長の称号。〈漢字源〉
4148 醋意 ◆5 そい   ┌嫉妬。〈字通〉
┌嫉妬心。〈字源〉
4149 沾沾 ◆5 ちょうちょう せんせん ┌自得するさま。〈字通〉
┌表面を取り繕うさま。また、ぺらぺらとして軽薄なさま。〈漢字源〉
┌軽薄なさま。〈字源〉
┌自慢するさま。得意げにするさま。〈漢辞海〉
4150 予賈 ◆5 よか   あらかじめ品物を高い値段をつけて、人をあざむくこと。〈漢字源〉
4151 卍果 ◆5 まんか   まんじ型の果実。〈字通〉
4152 做七 ◆5 さしち   初七日。〈字通〉
4153 錯質 ◆5 そし   贄(シ)を執って仕える。〈字通〉
4154 ◆5 ふん   おおきくふくれる。また、そのさま。〈新漢和大字典〉
★「賁」には三通りの音読みがある。
├『賁:ヒ…かざる。かざり。』
├『賁:ホン…1.はしる。(≒奔)2.いさむ。』
├『賁:フン…おおきい。おおきくふくれる。』
└熟語で注目すべきは「ヒ」を用いる書き問題でも出そうな「賁臨(ヒリン)」。「フン」を用いる熟語は少ない。
4155 ◆5 しゅく   かゆをすする。〈新漢和大字典〉
4156 徼撃 ◆5 ようげき   ┌邀撃する。〈字通〉
┌≒邀撃。〈漢字源〉
┌迎え撃つこと。迎撃。≒邀撃〈大辞泉〉
4157 賁鼓 ◆5 ふんこ   ┌太鼓。〈字通〉
┌大いなるつづみ。≒鼖鼓〈字源〉
┌大きな鼓。〈新大字典〉
★「賁」には三通りの音読みがある。
├『賁:ヒ…かざる。かざり。』
├『賁:ホン…1.はしる。(≒奔)2.いさむ。』
├『賁:フン…おおきい。おおきくふくれる。』
└熟語で注目すべきは「ヒ」を用いる書き問題でも出そうな「賁臨(ヒリン)」。「フン」を用いる熟語は少ない。
4158 狠愎 ◆5 こんひょく   ┌心が酷く拗けている。〈漢字源〉
┌もとりねじける。〈字源〉
┌狂暴なさま。心がねじけたさま。〈漢辞海〉
4159 啣指 ◆5 がんし   指をくわえる。傍観して、うらやましがることをあらわす。≒銜指〈新漢和大辞典〉
4160 烏芻沙摩 ◆5 うすさま   梵Ucchuṣmaの音写。汚れを転じて清浄にする意。〈大辞泉〉
4161 矜式 ◆5 きょうしょく   ┌つつしんで手本にすること。〈大辞泉〉
┌自信をもって守るべき手本とする。〈漢字源〉
┌つつしんで模範とする。〈字通〉
┌敬い手本とする。〈新大字典〉
4162 竺摯 ◆5 とくし   篤実。〈字通〉
4163 塙覈 ◆5 かくかく   確切。〈字通〉
4164 鮨魚 ◆5 げいぎょ   魚の名。〈字通〉
4165 齪齪 ◆5 しゅくしゅく   謹みつとめる。〈字通〉
4166 茲茲 ◆5 しし   ふえるさま。〈字通〉
4167 屮茅 ◆5 そうぼう   在野。〈字通〉
4168 屮蹻 ◆5 そうきゃく   わらぐつ。〈字通〉
★余談だが、「屮」と「屮」は別字。
├『屮(ソウ・テツ)・・・芽。草。』
├『屮(サ)・・・≒左』
└「屮」はUnicode文字の為IMEパッドで手書き入力しようとすると「屮」しか認識されないため挙げてみた。
└本試験とは無関係なので深入りの必要無し。
4169 涎滑 ◆5 えんかつ   ねばり。〈字通〉
4170 焼畬 ◆5 しょうしゃ   焼畑。〈字通〉
4171 数罟 ◆5 そくこ   ┌目の細かい網。〈字通〉
┌目の細かい網。〈新漢和大字典〉
┌目の細かな網。〈新大字典〉
┌目の細かいあみ。〈漢辞海〉
4172 纈草 ◆5 けっそう   ┌かのこそう〈字通〉
┌植物「鹿子草(かのこそう)」の異名。〈日本国語大辞典〉
4173 淹数 ◆5 えんさく   ┌遅速。〈字通〉
┌ぐずつくことと、速いこと。〈新漢和大字典〉
┌遅いこと速いこと。遅速。〈新大字典〉
4174 ◆5   ┌湯気がこもって飯がすっぱくなる。〈新漢和大字典〉
┌すえる。〈漢辞海〉
4175 濔濔 ◆5 でいでい   ┌しっとりと柔らかいさま。〈新漢和大字典〉
┌1.衆多なさま。
└2.水の流れるさま。〈新大字典〉
┌1.多いさま。
└2.柔らかい。〈漢辞海〉
4176 醇壱 ◆5 じゅんいつ   ≒純一
純粋。まじりけがない。〈字通〉
4177 辟人 ◆5 ひじん   ┌よりごのみをしていやな相手をさける。≒避人〈新漢和大字典〉
┌1.道にはずれた人間を避ける。避人。
└2.人を払って道を開ける。〈漢辞海〉
4178 碼頭 ◆5 ばとう   船着き場。波止場。〈漢字源〉
4179 粢醍 ◆5 してい   ┌穀物で醸し、赤くなるまで保存した酒。〈漢字源〉
┌酒。〈漢辞海〉
4180 汎𣶏 ◆5 ほうしょう   声の微なるさま。また、波の急なるさま。〈字源〉
4181 廬舎那仏 ◆5 るしゃなぶつ   ┌「毘廬舎那仏(ビルシャナブツ)」の略。華厳教の本尊で、万物を照らす宇宙的存在の仏。〈漢字ペディア〉
┌各宗派によっていろいろの解釈があるが、普通は密教で言う大日如来のこと。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
4182 委積 ◆5 いし   ┌たくわえ。儲備。〈字通〉
┌ためてたくわえる。特に、凶作の年に備えて米殻をたくわえること。〈漢字源〉
4183 怎様 ◆5 しんよう   どんな。〈字通〉
4184 ◆5 しゅっ   ┌身分の高い人が死ぬ。〈漢字源〉
┌死ぬ。特に、皇親および四位・五位の人の死についていう。〈大辞泉〉
┌死ぬ。特に大夫が死ぬこと、あるいは年老いて天寿を全うして死ぬことを意味したが、のちに広く死去をいう。〈漢辞海〉
4185 撕破 ◆5 しは   破って裂く。〈漢字源〉
4186 蚕蛆 ◆5 さんそ   ┌カイコノウジバエの幼虫。〈大辞泉〉
┌カイコノウジバエの幼虫。〈日本国語大辞典〉
4187 嘯咤 ◆5 しった   ┌しかる。舌打ちする。叱咤。〈新大字典〉
┌大声でどなる。〈漢辞海〉
4188 怎生 ◆5 そうせい じんしょう
そさん
┌なんぞ。いかでか。なぜ。どうして。〈新大字典〉
┌どのように。どうやって。≒怎麼〈漢辞海〉
4189 苓耳 ◆5 れいじ   ┌みみなぐさの異名。〈新大字典〉
┌みみなぐさ。〈字源〉
4190 薛家 ◆5 せっか   ★薛家の盤石(バンセキ)・・・唐の薛道衡(セツドウコウ)が侍郎であったとき、常に拠って詔を草したという盤石。〈新大字典〉
4191 臑羔 ◆5 じこう   ┌煮た小羊の肉。〈新大字典〉
┌煮たる小羊の肉。〈字源〉
4192 芭茅 ◆5 はぼう   ┌すすきの異名。〈新大字典〉
┌すすき。〈字通〉
4193 ◆5 しん   ★笑(ワラ)うも矧するに至(イタ)らず…はぐきを現す程に大笑いせず。〈字源〉
4194 袙腹 ◆5 はふく   はらまき。〈新大字典〉
4195 亦趨 ◆5 えきすう   ★亦步(エキホ)亦趨…人が歩けば自分も歩き、人が走れば自分も走る。弟子が師の真似をすること。〈新大字典〉
4196 撃汰 ◆5 げきたい   ┌櫂(カイ)で波を打つ。舟をこぐ。汰(タイ)を撃(ウ)つ。〈漢辞海〉
┌棹さす。〈字通〉
4197 倭遅 ◆5 いち   ┌道が遠くまでくねくね曲がっているさま。≒倭蛇(イイ)〈漢辞海〉
┌まわり遠いこと。〈新大字典〉
┌遠くめぐり連なるさま。〈字通〉
4198 倩人 ◆5 せいじん   ┌1.人に頼んでやってもらう。人を雇う。
└2.雇い人。〈漢辞海〉
┌雇い人。〈字通〉
4199 捺筆 ◆5 だっぴつ   ┌書法の一つ。右に向かって斜めに下がるようにして書く筆づかい。〈日本国語大辞典〉
┌書道で、右斜めに下がる筆使い。〈大辞泉〉
4200 憂懣 ◆5 ゆうもん   ┌うれえわずらうこと。〈新大字典〉
┌心配して悩み苦しむ。≒憂悶〈漢辞海〉
┌うれえわずらう。≒憂悶〈字源〉
┌悲しみもだえること。悩み苦しむこと。≒憂悶〈日本国語大辞典〉