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漢字逞筆 【訓読み】 問題一覧表 | |||||
2021/5/22公開(全1399問) | |||||
【重要度:重要1-2-3-4-5重要でない】 ◆1:書き取りでも出題されそうな訓読み。大問㈠に出題された平易なものも含む。 ◆2:字義からの類推が可能な訓読み。全大問に出題された読みの大部分も含む。 ◆3:字義からの類推が困難で、常用の表外訓であるもの。合格者志望者向け。 ◆4:字義からの類推が困難で、準一級以上配当漢字であるもの。合格者志望者向け。 ◆5:これらを学習するくらいなら故事やった方がいいと思うぐらい重要度の低いもの。高得点志望者向け。 |
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【この表の活用方法】 F3を押していただき、検索ボックス内に上記難度を入力して決定すると指定の問題を強調することができます。 └→F3を押す。→検索ボックス内に例えば「◆2」と入力して決定。→重要度◆2の問題が強調される。(Enterキーで次項で飛べます。) |
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【昇順機能と降順機能で並び替え】※エクセル表示の時のみ 見出しの欄のプルダウン(▼)を押し、出てきた欄の右のバーを上にずらし、「昇順で並び替え」または「降順で並び替え」を指定することで、 一覧表を難易度順や五十音順などに並び替えをすることができます。 (【番】のプルダウンを押し、「昇順で並び替え」を指定することで初期状態に戻ります。) |
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【番】 | 【問題】 | 【重要度】 | 【解答】 | 【 意 味 】 | |
1 | 【麤】く斫られたる石にも神の定めたる運あり | ◆1 | あら | 関連熟語:麤笨(ソホン) ★麤い/粗い(あら-い) 1.きめがあらい。 2.粗末なさま。粗雑なさま。おおまかなさま。〈漢字ペディア〉 ●H06-2㈠ |
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2 | 【糱】を栽培して商う | ◆1 | もやし | 関連熟語:-- ★糱(もやし) 米、麦、大豆などを水に浸し、光に当てないで発芽させたもの。食用。大麦のもやしはビール・飴(あめ)などの原料。〈漢字ペディア〉 ●H09-3㈠/●H13-3㈠/●H19-1㈠/●H27-3㈠ |
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3 | 【一纏】めにしておいたので安心しなさい | ◆1 | ひとまと | 関連熟語:纏綿(テンメン) ★一纏め(ひとまと-め) 一つにまとめること。〈漢字ペディア〉 ●H06-2㈠ |
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4 | 【鵜篝】が川面に映える | ◆1 | うかがり | 関連熟語:篝火(コウカ) ●H11-2㈠ |
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5 | 【襖】に衣を重ねても逃がすべきに非ず | ◆1 | あお | 関連熟語:位襖(イオウ) ★襖(あお) 1.両わきの開いた上着で、昔の武官の礼服。2.「狩襖(カリアオ)」の略で、「狩衣(カリギヌ)」に同じ。昔、貴族が常用した略服で、のちに武家の礼服となった。襖子(アオシ)。〈漢字ペディア〉 ●R02-2㈠ |
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6 | 【乙丑】には五十六歳になっていた | ◆1 | きのとうし | 関連熟語:乙丑(イッチュウ/オッチュウ) ★十干十二支。 |
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7 | 【解】れを整えてやおら振り向いた | ◆1 | ほつ | 関連熟語:-- ★解れる(ほつ-れる) 結び目・縫い目などがほどける。〈漢字ペディア〉 ●H24-3㈠ |
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8 | 【乾涸】びた喉を潤す | ◆1 | ひから | 関連熟語:乾涸(カンコ) ★乾涸びる/乾枯びる/干涸びる/干枯びる(ひから-びる) 1.水分がすっかりなくなる。 2.うるおいや生気が失われる。〈漢字ペディア〉 |
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9 | 【砧】打って我に聞かせよや坊が妻 | ◆1 | きぬた | 関連熟語:砧杵(チンショ) ★砧/碪(きぬた) 木づちで布を打つときに用いた木や石の台。また、それを打つこと。〈漢字ペディア〉 ●H08-1㈠ |
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10 | 【逆捩】を食わせる | ◆1 | さかねじ | 関連熟語:-- ▼逆捩を食わせる…反対になじる。逆に問いつめる。逆手(ギャクテ)を取る。〈日本国語大辞典〉 |
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11 | 【襟刳】りの汚れは目立つ | ◆1 | えりぐ | 関連熟語:-- ★襟刳り(えりぐ-り) 洋服などで、首回りに従ってくりあけた襟回りの線。ネックライン。〈日本国語大辞典〉 |
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12 | 【己巳】の日は弁才天の縁日である | ◆1 | つちのとみ | 関連熟語:己巳(キシ) ★十干十二支。 |
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13 | 【庚戌】の歳、旅舎に休う | ◆1 | かのえいぬ | 関連熟語:庚戌(コウジュツ) ★十干十二支。 |
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14 | 【首縊】りの足を引く | ◆1 | くびくく | 関連熟語:縊死(イシ) ▼首縊りの足(アシ)を引(ヒ)く…窮地に陥っている人に、さらに追い討ちをかけること。首をつろうとする人を助けるどころか、逆に足を引っ張って死なせてしまう意から。〈漢字ペディア〉 |
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15 | 【醜】の益荒男なお恋いにけり | ◆1 | しこ | 関連熟語:-- ★醜(しこ) 1.みにくいものをののしっていう語。 2.自分を卑下するときに用いる語。〈漢字ペディア〉 ●H26-2㈠ |
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16 | 【縦】に心を自然の中に遊ばせる | ◆1 | ほしいまま | 関連熟語:放縦(ホウショウ) ★縦(ほしいまま) 気の向くまま。かって気ままにすること。〈漢字ペディア〉 ●H06-2㈠ |
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17 | 【縦】んば雨でも心配はない | ◆1 | よし | 関連熟語:-- ★縦んば(よし-んば) たとえそうだとしても。かりに。〈漢字ペディア〉 |
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18 | 【熟】み柿が熟柿を弔う | ◆1 | う | 関連熟語:未熟(ミジュク) ★熟み柿(う-み-がき) 熟した柿の実。 ▼熟み柿が熟柿(ジュクシ)を弔(トムラ)う…似た境遇のものが相手の身の不幸を慰めることのたとえ。〈日本国語大辞典〉 |
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19 | 【出涸】らしのお茶を飲む | ◆1 | でが | 関連熟語:-- ★出涸らし(でが-らし) 茶などを何回も入れたり煎じたりして、味や香りが薄くなってしまうこと。また、そのもの。〈漢字ペディア〉 |
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20 | 【樟】は虫害に強く建築家具材に用いる | ◆1 | くすのき くす |
関連熟語:樟脳(ショウノウ) ★樟/楠(くすのき)クスノキ科の常緑高木。暖地に自生。初夏、黄白色の小花を多数つけ、球形で黒色の実を結ぶ。材は堅く芳香があり、家具・細工物とするほか、幹・根・葉からは樟脳をとる。〈漢字ペディア〉 ●H13-3㈠/●H15-3㈠ |
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21 | 【蒸】かしたての甘藷を二本やった | ◆1 | ふ | 関連熟語:-- ★蒸かす(ふ-かす) 湯気を当てて柔らかくする。〈漢字ペディア〉 |
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22 | 【尻紮】げして一散に逃げた | ◆1 | しりから | 関連熟語:-- ★尻紮げ/尻絡げ(しりから-げ) 着物の裾を外側に折り上げて、その端を帯にはさむこと。しりっぱしょり。〈漢字ペディア〉 |
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23 | 【辛酉】の年に皇位に即く | ◆1 | かのととり | 関連熟語:辛酉(シンユウ) ★十干十二支。 |
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24 | 【壬戌】の年血腥い事件が続発した | ◆1 | みずのえいぬ | 関連熟語:壬戌(ジンジュツ) ★十干十二支。 ●R01-2㈠ |
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25 | 【甚】く感服された御様子である | ◆1 | いた | 関連熟語:甚大(ジンダイ) ★甚く(いた-く) たいそう。非常に。ひどく。ふかく。〈漢字ペディア〉 ●H29-2㈠ |
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26 | 【尽】れた晩秋の野に佇む | ◆1 | すが | 関連熟語:-- ★尽れる/末枯れる(すが-れる) 盛りを過ぎて勢いが衰え始める。〈漢字ペディア〉 ●H18-3㈠/●H21-3㈠/●H25-1㈠/●H26-3㈠/●H29-1㈠ |
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27 | 【雛霰】を買ってきた | ◆1 | ひなあられ | 関連熟語:鳳雛(ホウスウ)・雹霰(ハクセン/ハクサン) ★雛霰(ひなあられ) 三月三日の桃の節句に、ひな人形に供える紅白のあられ。〈漢字ペディア〉 ●H06-1㈠ |
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28 | 【裾捌】きの音とともに家元が現れる | ◆1 | すそさば | 関連熟語:-- ★裾捌き(すそさば-き) 和服をはじめ丈の長い衣服のすそを上手に扱うこと。また、その身のこなし。〈漢字ペディア〉 ●H08-1㈠ |
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29 | 【節榑】を使って小屋を作る | ◆1 | ふしくれ | 関連熟語:-- ★節榑(ふしくれ) 1.材木に節が多く、でこぼこしている。 2.腕や指の骨や関節が、堅く盛り上がってごつごつしている。〈漢字ペディア〉 ●H11-1㈠ |
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30 | 【岨道】を足にまかせて追っかける | ◆1 | そばみち そわみち |
関連熟語:-- ★岨道(そばみち/そわみち) 切り立った山のけわしい道。〈漢字ペディア〉 ●H11-3㈠ |
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31 | 【燥】ぎすぎの気味がある | ◆1 | はしゃ | 関連熟語:-- ★燥ぐ(はしゃ-ぐ) 1.調子にのってさわぐ。うかれさわぐ。 2.水分がなくなり、乾燥しきる。〈漢字ペディア〉 ●H22-2㈠ |
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32 | 【陳】ねて後矯めんとすれば枝折れ枯れ凋む | ◆1 | ひ | 関連熟語:-- ★陳ねる(ひ-ねる) 1.古くなる。年を経て古びる。 2.大人びる。ませる。〈漢字ペディア〉 ●H20-2㈠/●H24-3㈠ |
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33 | 【椴松】の自生状態を調査する | ◆1 | とどまつ | 関連熟語:-- ★椴松(とどまつ) マツ科の常緑高木。北海道以北に自生。松かさは直立してつく。材は建築・家具・製紙原料などに用いる。〈漢字ペディア〉 ●H11-2㈠/●H14-1㈠ |
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34 | 【熱】り立って不満をぶつけた | ◆1 | いき | 関連熟語:-- ★熱る立つ(いき-り-た-つ) 激しく怒って興奮する。いきまく。〈漢字ペディア〉 ●H15-2㈠ |
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35 | 【戊午】の年に居を隣国に移した | ◆1 | つちのえうま | 関連熟語:戊午(ボゴ) ★十干十二支。 |
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36 | 【偖】夕餉は何にいたしましょうか | ◆1 | さて | 関連熟語:-- ★偖/扠/扨 1.話題を変えるときに用いる語。ところで。 2.何かを始めるときに用いる語。さあ。〈漢字ペディア〉 ●H10-2㈠ |
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37 | 【刳】り貫きの菓子皿に盛る | ◆1 | く | 関連熟語:刳木(コボク) ★刳り貫き/刳り抜き(く-り-ぬ-き) 1.くりぬくこと。えぐって穴をあけること。また、くりぬいたところや、くりぬいてつくったもの。 2.船具の一つ。船が停泊しているときに使う替水縄(カエミナワ)。〈日本国語大辞典〉 |
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38 | 【嗄】れた声でゆっくり語った | ◆1 | か しわが |
関連熟語:嗄声(サセイ) ★嗄れる(か-れる) 声がかすれる。声がしわがれる。〈漢字ペディア〉 ★嗄れる(しわが-れる) 声がかすれる。しゃがれる。〈漢字ペディア〉 ●H08-3㈠ |
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39 | 【嘸】大変であったろう | ◆1 | さぞ | 関連熟語:-- ★嘸(さぞ) さだめし。きっと。さぞかし。〈漢字ペディア〉 ●H06-2㈠/●H17-3㈠ |
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40 | 【嚔】る時は則ち人の我を道う | ◆1 | はなひ | 関連熟語:噴嚔(フンテイ) ★嚔る(はなひ-る) くしゃみをする。〈漢字ペディア〉 ●H22-3㈠ |
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41 | 【埃】がたちこめている | ◆1 | ほこり | 関連熟語:塵埃(ジンアイ) ★埃(ほこり) 空中を舞う細かいちり。〈漢字ペディア〉 ●H04-1㈠ |
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42 | 【悴】む手を擦り合わせる | ◆1 | かじか | 関連熟語:-- ★悴む(かじか-む) 手足が寒さでこごえて、思うように動かなくなる。〈漢字ペディア〉 ●H17-1㈠ |
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43 | 【憖】情けをかけるのは良くない | ◆1 | なまじ なまじい |
関連熟語:-- ★憖(なまじ/なまじい) 1.中途半端なさま。 2.できもしないのに。無理に。しないほうがかえってよいさま。なまじっか。〈漢字ペディア〉 ●H10-3㈠/●H17-1㈠/●H21-3㈠/●H23-2㈠ |
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44 | 【撓垂】るる柳はほそき目もとかな | ◆1 | しなだ | 関連熟語:枉撓(オウドウ) ★撓垂れる(しなだ-れる) 1.人にこびたり甘えたりして寄りかかる。しなだれかかる。 2.枝などがしなって垂れ下がる。〈漢字ペディア〉 |
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45 | 【暈】のかかった春の夜の月を眺める | ◆1 | かさ | 関連熟語:日暈(ニチウン) ★暈(かさ) 太陽や月の周りに現れる光の輪。ウン。≒光環〈漢字ペディア〉 |
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46 | 【朮】を焚く匂いが漂ってくる | ◆1 | おけら うけら |
関連熟語:白朮(ビャクジュツ) ★朮/蒼朮/白朮(おけら/うけら) キク科の多年草。山地に自生。夏から秋、白や淡紅色の頭花をつける。若芽は食用、根は薬用。〈漢字ペディア〉 ●H18-3㈠/●H22-2㈠ |
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47 | 【楮】の繊維は紙の原料となる | ◆1 | こうぞ | 関連熟語:楮紙(チョシ) ★楮(こうぞ) クワ科の落葉低木。山野に自生。葉・実ともにクワに似る。樹皮から和紙の原料をとる。カゾ。〈漢字ペディア〉 ●H08-2㈠ |
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48 | 【榻】の端書きも九十九夜を迎えた | ◆1 | しじ | 関連熟語:-- ★榻(しじ) 牛車からウシを外したとき、轅(ナガエ)の軛(クビキ)の支えや、乗り降りの踏み台にした台。〈漢字ペディア〉 ▼榻の端書(ハシガ/ツマガ)き…昔、女が、言い寄る男の誠意を確かめるために、百夜通って榻に寝たら会おうといったので、男は九九夜まで毎夜来て、榻の端に証拠を書きつけておいたが、百夜めに支障があって行くことができず、思いを遂げえなかった、という伝説。男の恋の熱烈さ、また、恋愛の思うようにならないことのたとえとされる。〈日本国語大辞典〉 ●H30-3㈠ |
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49 | 【榧】の木に観世音菩薩を彫る | ◆1 | かや | 関連熟語:榧檜(ヒカイ) ★榧(かや) イチイ科の常緑高木。山野に自生。葉は平たい線形で、先がとがる。種子は油の原料、また食用・薬用とする。材は高級な碁盤や将棋盤の材料に用いる。〈漢字ペディア〉 ★「茅/萱(カヤ)」とは同訓異義語。 ●H26-3㈠ |
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50 | 【櫂】は三年櫓は三月 | ◆1 | かい | 関連熟語:櫂歌(トウカ) ▼櫂は三年(サンネン)櫓(ロ)は三月(ミツキ)…何事も一人前になるのは容易でないたとえ。櫓は三月で使えるようになるが、櫂(カイ:水をかき、舟を進ませる木製の棒。オール。)を使いこなすまでには三年かかるという意から。〈漢字ペディア〉 |
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51 | 【毬栗】も内から割れる | ◆1 | いがぐり | 関連熟語:-- ▼毬栗も内(ウチ)から割(ワ)れる…だれでも年ごろになれば、自然と色気づくことのたとえ。特に女性についていう。毬栗も時期がくれば自然と内側からはじけ割れる意から。〈漢字ペディア〉 ●H13-1㈠ |
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52 | 【澪筋】を伝って舟を進めた | ◆1 | みおすじ | 関連熟語:澪標(レイヒョウ) ★澪筋/水脈筋(みおすじ) 船の通行する水路の通り。みおどおり。〈日本国語大辞典〉 ●H23-3㈠ |
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53 | 【甍】破れて霧不断の香を焚く | ◆1 | いらか | 関連熟語:連甍(レンボウ) ▼甍破(ヤブ)れて霧(キリ)不断(フダン)の香(コウ)を焚(タ)く…屋根がこわれてそこから霧が入り、あたかも香をたいた煙がたえず立ちこめているようである。隠棲した人間の住み家としてふさわしいさま。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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54 | 【甕】に一房の藤をさす | ◆1 | かめ もたい みか |
関連熟語:甕天(オウテン) ★甕/瓮(かめ/もたい) 水や酒などを入れる大きな器。〈漢字ペディア〉 ★甕(みか) 大きなかめ。水や酒をたくわえたり、酒を醸したりするのに用いた。もたい。みかわ。〈日本国語大辞典〉●H05-2㈠ |
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55 | 【疚】しいところがあるらしい | ◆1 | やま | 関連熟語:内疚(ナイキュウ) ★疚しい(やま-しい) 良心に恥じるところがあり、うしろめたい。気がとがめる。〈漢字ペディア〉 ●H22-2㈠ |
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56 | 【痞】えに悩む上臈を思わせる | ◆1 | つか | 関連熟語:痞塞(ヒソク) ★痞え(つか-え) 胸や心などがつまるようで苦しいこと。〈漢字ペディア〉 ●H17-3㈠/●H27-1㈠ |
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57 | 【瘧】が落ちたように呼び鈴に応じた | ◆1 | おこり | 関連熟語:瘧疾(ギャクシツ) ▼瘧が落ちる…瘧(オコリ:マラリア性の熱病)にかかったように物事に夢中になっていたのが、何かのはずみで急にさめる。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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58 | 【癸亥】の歳に上洛した | ◆1 | みずのとい | 関連熟語:癸亥(キガイ) ★十干十二支。 |
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59 | 【睨】むように天を見上げた | ◆1 | にら | 関連熟語:睨視(ゲイシ) ★睨む(にら-む) 1.鋭い目つきでじっと見つめる。下からや横目でにらみつける。 2.監視する。〈漢字ペディア〉 ●H08-1㈠ |
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60 | 【礑】と思い当たった | ◆1 | はた はった |
関連熟語:-- ★礑と(はた-と/はった-と) 1.強く打つようす。 2.険しくにらむさま。 3.胸にこたえたさま。〈漢字ペディア〉 ●H22-1㈠ |
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61 | 【笊】で水を汲む | ◆1 | ざる | 関連熟語:笊籬(ソウリ) ★笊(ざる) 1.細く裂いた竹ひごなどで編んだ器。 2.「笊碁(ざるゴ)」の略。 2.「笊蕎麦(ざるそば)」の略。 4.編んだ目からこぼれることから、抜けや落ちの多いたとえ。〈漢字ペディア〉 ●H07-1㈠ |
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62 | 【筬】の音が響く山村を訪れた | ◆1 | おさ | 関連熟語:-- ★筬(おさ) 機(はた)織りの道具。縦糸の位置をととのえるもの。〈漢字ペディア〉 ●H12-3㈠/●H16-1㈠/●H19-2㈠/●H22-2㈠/●H28-2㈠ |
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63 | 【箙】に梅枝を指した風流を見とがめる | ◆1 | えびら | 関連熟語:箭箙(センプク) ★箙(えびら) 矢を入れて携帯する武具。ふつう背負う。〈漢字ペディア〉 ●H30-2㈠ |
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64 | 【篝火】であたりを照らす | ◆1 | かがりび | 関連熟語:篝火(コウカ) ★篝火(かがりび) 夜間の警備や漁猟に照明としてたく火。かがり。〈漢字ペディア〉 ●H06-1㈠ |
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65 | 【篩】った黄粉を餅に付ける | ◆1 | ふる | 関連熟語:-- ★篩う(ふる-う) 1.ふるいに掛けてより分ける。 2.選抜する。〈漢字ペディア〉 ●H16-3㈠ |
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66 | 【籬】に耳、壁の話する世の中 | ◆1 | まがき ませがき |
関連熟語:藩籬(ハンリ) ★籬(まがき) 竹や柴(しば)などで、目をあらく編んで作った垣。ませがき。ませ。〈漢字ペディア〉 |
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67 | 【粳】を常食の米とする | ◆1 | うるち うる |
関連熟語:粳稲(コウトウ) ★粳(うるち) 粘り気の少ない、ふつうに炊いて食べる米。うるちの米。うるちまい。うるしね。〈漢字ペディア〉 ●H21-2㈠ |
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68 | 【蓼酢】でもいけぬ奴 | ◆1 | たです たでず |
関連熟語:-- ★蓼酢(たです) 1.タデの葉をすって酢ですりのばした調味料。夏、アユなどの塩焼きに用いる。 2.濃茶(コイチャ)。色が似ているところから。〈日本国語大辞典〉 ▼蓼酢でもいけぬ奴(ヤツ)…鮎の塩焼きなどに用いる蓼酢をかけても食えないやつ。どうにも扱いに困る人。煮ても焼いても食えないやつ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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69 | 【薺】花咲く垣根かな | ◆1 | なずな | 関連熟語:荼薺(トセイ) ★薺(なずな) アブラナ科の二年草。道端に自生。春、白い小さな四弁花をつけ、三味線のばちのような形の実を結ぶ。春の七草の一つ。ペンペングサ。〈漢字ペディア〉 ●H04-1㈠ |
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70 | 【薺粥】を啜り邪気をはらう | ◆1 | なずながゆ | 関連熟語:荼薺(トセイ)・麋粥(ビシュク) ★薺粥(なずながゆ) 陰暦正月七日に食べる、薺などの春の七草を刻み入れた粥。〈日本国語大辞典〉 ●H04-1㈠「薺」 ●H09-1㈠/●H19-2㈠ |
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71 | 【蝗】の大群が発生した | ◆1 | いなご | 関連熟語:蝗害(コウガイ) ★蝗/螽/稲子(いなご) イナゴ科の昆虫の総称。緑色の体に淡褐色のはねをもつ。イネの害虫。食用になる。〈漢字ペディア〉 ●H04-1㈠ |
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72 | 【衵】姿の童女が現れた | ◆1 | あこめ | 関連熟語:-- ★衵(あこめ) 昔、宮廷に仕える男女が用いた丈の短い中着。〈漢字ペディア〉 ●H23-1㈠/●H26-1㈠/●H30-1㈠ |
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73 | 【褻】にも晴れにも歌一首 | ◆1 | け | 関連熟語:-- ▼褻にも晴れにも歌一首(ウタイッシュ)…ふだん(褻)でも晴れの席の時でも同じ歌一首しかよめない。芸の少ないこと、無能無芸であることのたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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74 | 【謗】れば影指す | ◆1 | そし | 関連熟語:誹謗(ヒボウ) ▼謗れば影(カゲ)さす…人の悪口を言っていると、そこに当人がやって来るものだということ。〈漢字ペディア〉 ●H13-1㈠ |
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75 | 【貂】なき森の鼬 | ◆1 | てん | 関連熟語:貂裘(チョウキュウ) ▼貂なき森(モリ)の鼬(イタチ)…権力者がいない所では、つまらない人間が幅をきかせるたとえ。テンのいない森では、イタチが身勝手な振る舞いをする意から。〈漢字ペディア〉 |
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76 | 【踝】を強く打った | ◆1 | くるぶし かかと くびす |
関連熟語:-- ★踝(くるぶし) 足首の内・外両側にある骨の突起。くろぶし。つぶぶし。つぶなぎ。〈漢字ペディア〉 ●H07-3㈠ |
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77 | 【踵】を接して来る | ◆1 | くびす きびす |
関連熟語:旋踵(センショウ) ★踵(くびす/きびす) 足の裏の後ろの部分。かかと。〈漢字ペディア〉 ▼踵を接(セッ)す…隙間なく並んだり続いたりしていることのたとえ。人々が次々と 来たり、物事が、次々に起こってくる。〈日本国語大辞典〉 ●H06-1㈠ |
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78 | 【躪】り書きの置き手紙を読んだ | ◆1 | にじ | 関連熟語:-- ★躪り書き(にじ-り-が-き) 筆で紙を押えつけてにじるようにして拙劣な文字を書くこと。また、その書いたもの。〈漢字ペディア〉 ●H26-3㈠ |
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79 | 【轅】を北にして楚にゆく | ◆1 | ながえ | 関連熟語:轅下(エンカ) ★轅(ながえ) 牛車(ギッシャ)などの前に、長くさし出した二本の棒。その先に軛(クビキ:ウシやウマの首にあてる横木)を渡してウシなどに車を引かせた。〈漢字ペディア〉 ●H14-2㈠/●H17-2㈠/●H25-1㈠ |
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80 | 【遉】に横綱の相撲は見応えがあった | ◆1 | さすが | 関連熟語:-- ★遉/流石(さすが) 1.予想や評判どおり。やはり。思っていたとおり。 2.そうはいうものの、やはり。 3.いくら…でも、やはり。あれほどの。〈漢字ペディア〉 ●H21-3㈠/●H25-1㈠ |
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81 | 【鄙】びた一軒家に辿り着く | ◆1 | ひな | 関連熟語:鄙俚(ヒリ) ★鄙びる(ひな-びる) 田舎風で、素朴な感じがする。田舎めく。〈漢字ペディア〉 |
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82 | 【鉋屑】へ火が付いたように喋る | ◆1 | かんなくず | 関連熟語:-- ★鉋屑(かんなくず) 鉋(かんな)で材木を削るときにできる薄い木くず。〈漢字ペディア〉 ●H13-1㈠ |
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83 | 【鋺】に欠き氷を盛る | ◆1 | かなまり まり |
関連熟語:-- ★鋺/金鋺(かなまり) 金属製のわん。酒や水などを盛る器。〈漢字ペディア〉 ●H28-1㈠ |
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84 | 【鐚】銭を選ぶ | ◆1 | びた | 関連熟語:-- ★鐚銭(びたセン/びたぜに) 1.室町中期から明治初期にかけて使われた粗悪な銭貨。びた。 2.使い古した硬貨。〈漢字ペディア〉 ●H04-1㈠ |
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85 | 【霤】は三途の川 | ◆1 | あまだれ | 関連熟語:霤槽(リュウソウ) ★霤(あまだれ) 軒などから垂れ落ちる雨のしずく。〈漢字ペディア〉 ●H17-3㈠/●H21-3㈠/●H26-1㈠ |
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86 | 【饐】えた臭気が鼻を突く | ◆1 | す | 関連熟語:-- ★饐えた(す-えた) 食物が腐ってすっぱくなる。〈漢字ペディア〉 ●H18-3㈠ |
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87 | 【髻】を切って聖に随った | ◆1 | もとどり たぶさ |
関連熟語:椎髻(ツイケイ/スイケイ) ★髻(もとどり) 髪の毛を集めて束ねた部分。〈漢字ペディア〉 ●H22-3㈠ |
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88 | 【鬆】が立った飯は食われぬ | ◆1 | す | 関連熟語:-- ★鬆(す) 1.時期が過ぎたダイコン・ゴボウや煮過ぎた豆腐などの内側にできる、細かい穴。 2.鋳物の内側にできる空洞。〈漢字ペディア〉 ●H08-3㈠ |
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89 | 【鮠】の群れが涼しげに川底を行き来した | ◆1 | はや はえ |
関連熟語:-- ★鮠(はや/はえ) コイ科の淡水魚。おもに関東ではウグイ、関西ではオイカワの別称に用いる。〈漢字ペディア〉 ●H16-1㈠ |
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90 | 【鯔背】な法被姿で練り歩く | ◆1 | いなせ | 関連熟語:-- ★鯔背(いなせ) 粋で威勢のよいこと。また、そのさま。さっぱりした気風。いさみ肌。江戸時代、江戸の日本橋魚河岸の粋で威勢のよい若者が結った、鯔背銀杏(いなせいちょう)の髪形から。〈漢字ペディア〉 ●H18-1㈠ |
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91 | 【鱶】ほど寝る | ◆1 | ふか | 関連熟語:-- ▼鱶ほど寝る…鼾(イビキ)をかいてよく寝入る。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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92 | 【鸛】は高木の樹頂に営巣する | ◆1 | こうのとり | 関連熟語:-- ★鸛(こうのとり) 1.コウノトリ科の鳥。羽毛は白く翼の大部分は黒色。形はツルに似る。アジア東部にすむ。日本では特別天然記念物に指定されたが絶滅。コウヅル。 2.ベニハシコウノトリの略。くちばしが紅色の西洋のコウノトリのこと。〈漢字ペディア〉 ●H23-2㈠ |
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93 | 【麩】を飼料にする | ◆1 | ふすま | 関連熟語:-- ★麩(ふすま) コムギをひいて粉にするときに残る皮のくず。洗い粉や家畜のえさにする。〈漢字ペディア〉 ●H05-1㈠ |
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94 | あしひきの山橘を【苞】に摘み来な | ◆1 | つと | 関連熟語:苞苴(ホウショ) ★苞苴/苞(つと) 1.食品を、わらなどを束ねて包んだもの。わらづと。あらまき。 2.携えていく土産。〈漢字ペディア〉 ●R02-2㈠ |
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95 | いささか【訝】しい点がある | ◆1 | いぶか | 関連熟語:怪訝(ケゲン/カイガ) ★訝しい(いぶかしい) あやしい。うたがわしい。不審なさま。〈漢字ペディア〉 ●H05-2㈠ |
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96 | いたり飲めば【輒】ち尽くす | ◆1 | すなわ | 関連熟語:-- ★輒ち(すなわ-ち) 1.そのたびごとに。いつも。 2.たやすく。すぐに。〈漢字ペディア〉 ●H07-2㈠ |
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97 | かなり【踵】の高い靴をはいている | ◆1 | かかと | 関連熟語:踵骨(ショウコツ) ★踵(かかと) 1.足の裏の後ろの部分。くびす。 2.履物の後ろ、また、裏の後ろの部分。〈漢字ペディア〉 |
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98 | ことづてもなく【宛】ら春になりぬ | ◆1 | さなが | 関連熟語:宛然(エンゼン) ★宛ら(さなが-ら) まるで。ちょうど。あたかも。〈漢字ペディア〉 ●H08-3㈠ |
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99 | しきりに隠元豆を【挘】っている | ◆1 | むし | 関連熟語:-- ★毟る/挘る(むし-る) 1.物の本体に密着しているものを、むりやりに引きちぎったり、引き抜いたりする。 2.綿などをつまみ広げて、ふっくらとさせる。つばなかす。 3.身を引きちぎって細かくする。また、肉や魚の身を骨からはがしてほぐす。 4.むりやりに奪い取る。 5. (多く「口をむしる」の形で用いて) かまをかけて尋ねる。〈日本国語大辞典〉 ●H06-2㈠ |
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100 | すでに【蛻】の殻だった | ◆1 | もぬけ | 関連熟語:蟬蛻(センゼイ) ★蛻の殻(もぬけ-の-から) ぬけがら。また、目当ての者が抜け出して、空になっている住居や寝所など。〈漢字ペディア〉 ●H07-2㈠ |
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101 | その後【恙】なくお過ごしでしょうか | ◆1 | つつが | 関連熟語:無恙(ムヨウ) ★恙無い(つつがな-い) 病気がない。事故などの災難や心配事がない。〈漢字ペディア〉 ●H05-2㈠/●H14-2㈠ |
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102 | その処断を【肯】わぬ蒙昧な人々 | ◆1 | うべな | 関連熟語:首肯(シュコウ) ★肯う(うべな-う) もっともだと思って承知する。よいとしてうなずく。〈漢字ペディア〉 |
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103 | その場の誰もが口を【噤】んでいた | ◆1 | つぐ | 関連熟語:噤口(キンコウ) ★噤む(つぐ-む) 口を閉じてものを言わない。黙る。〈漢字ペディア〉 |
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104 | それは【夥】しく存在する | ◆1 | おびただ | 関連熟語:夥多(カタ) ★夥しい(おびただ-しい) 1.非常に多い。 2.はなはだしい。はげしい。〈漢字ペディア〉 ●H04-1㈠/●H06-3㈠ |
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105 | それは【迚】もできない | ◆1 | とて | 関連熟語:-- ★迚も(とて-も) 1.(あとに打消しの表現を伴って用いる)どのようにしても実現しない気持ちを表す。どうしても。とうてい。 2.程度のはなはだしいさま。非常に。たいへん。とっても。 3.結局は否定的な結果になるという投げやりな気持ちを表す。どうせ。しょせん。 4.よりよい内容を望む気持ちを表す。どうせ…なら。〈大辞泉〉 ●H07-3㈠ |
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106 | それは濃緑の葉の間に【赫】いていた | ◆1 | かがや | 関連熟語:赫灼(カクシャク) ★赫く(かがや-く) あかあかと光る。あかく光り輝く。〈漢字ペディア〉 ●H07-1㈠ |
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107 | それも【序】でに言って置く | ◆1 | つい | 関連熟語:順序(ジュンジョ) ★序で(つい-で) 1.あることを行うとき、同時に他のこともするよい機会。 2.順序。次第。〈漢字ペディア〉 ●H07-1㈠/●H08-3㈠ |
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108 | それを言っては【縺】れてしまう | ◆1 | もつ | 関連熟語:-- ★縺れる(もつ-れる) 1.糸など線状のものがからみ合う。 2.言語や動作が自由にならない。 3.物事が混乱してこじれる。〈漢字ペディア〉 ●H08-3㈠ |
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109 | とらつぐみを【鵺】ともいう | ◆1 | ぬえ | 関連熟語:-- ★鵺(ぬえ) 1.伝説上の怪獣。頭はサル、手足はトラ、体はタヌキ、尾はヘビ、声はトラツグミに似るという。 2.得体の知れない人物やはっきりしない態度。 3.トラツグミの別称。〈漢字ペディア〉 ●H06-2㈠/●H16-2㈠ |
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110 | どうやら【秕】ばっかし摑まされたらしい | ◆1 | しいな | 関連熟語:秕糠(ヒコウ) ★秕(しいな) 1.殻ばかりで中身のない、もみ。 2.実らないまましなびた、草木の実。〈漢字ペディア〉 ●H30-1㈠ |
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111 | なかなか【強】かな人物である | ◆1 | したた | 関連熟語:-- ★強か(したた-か) 1.ひとすじなわではいかないさま。 2.ひどく。つよく。大いに。〈漢字ペディア〉 ●H06-2㈠ |
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112 | はて【扠】運の甲斐ない男だ | ◆1 | さて | 関連熟語:-- ★扠/扨/偖 ところで。続けてきた話の話題を変えるときに用いる語。〈漢字ペディア〉 |
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113 | ひどく打ち【萎】れた様子だ | ◆1 | しお | 関連熟語:萎靡(イビ) ★打ち萎れる(う-ち-しお-れる) 1.しょんぼりする。生気を失ってぐったりする。 2.衣服などがぬれて萎(ナ)える。転じて、ぬれる。 3.草木や花などが風雨、陽光などによってしぼむ。ぐったりする。〈日本国語大辞典〉 |
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114 | まことに【忝】く存じます | ◆1 | かたじけな | 関連熟語:虚忝(キョテン) ★忝い(かたじけな-い) 1.おそれ多い。もったいない。 2.身にしみてありがたい。〈漢字ペディア〉 ●H07-2㈠ |
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115 | もみじ葉は風の【被】くる錦なりけり | ◆1 | かず | 関連熟語:被服(ヒフク) ★被ける(かず-ける) 1.責任を負わせる。 2.かこつける。 3.頭にかぶらせる。また、ご祝儀や褒美として衣類を肩に掛ける。〈漢字ペディア〉 ●R02-3㈠ |
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116 | もらうものなら【藜】でも | ◆1 | あかざ | 関連熟語:藜羹(レイコウ) ★藜(あかざ) アカザ科の一年草。中国原産。空き地や道端に自生。高さは一メートル以上になり、茎はかたい。葉はひし形に近い卵形。夏、小花を穂状につける。若葉は赤紫色で、食べられる。〈漢字ペディア〉 ●H09-2㈠/●H22-1㈠ |
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117 | ゆかしさよ【樒】花咲く雨の中 | ◆1 | しきみ | 関連熟語:-- ★樒/梻(しきみ) モクレン科の常緑小高木。暖地の山林に自生。春、淡黄色の花を開く。葉は長い楕円(ダエン)形で光沢と香気があり、抹香をとる。また、枝を仏前に供える。果実は有毒。シキビ。〈漢字ペディア〉 ●H13-1㈠ |
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118 | よく【鞣】してある菖蒲色の革紐 | ◆1 | なめ | 関連熟語:鞣皮(ジュウヒ) ★鞣す(なめ-す) 動物の毛皮の毛と脂肪を取り除き、薬品で処理して柔らかくする。〈漢字ペディア〉 |
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119 | わざと要点を【暈】して話した | ◆1 | ぼか | 関連熟語:暈繝(ウンゲン) ★暈す(ぼか-す) 1.色合いや線などを次第に薄くぼんやりとさせる。 2.話の内容をはっきりさせずにあいまいにする。〈漢字ペディア〉 |
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120 | ミネルヴァの【梟】は知恵の象徴とされる | ◆1 | ふくろう | 関連熟語:鴟梟(シキョウ) ★梟(ふくろう) フクロウ科の鳥。森林にすむ。頭は丸くて、目は大きく、くちばしが鋭い。多くは夜行性でネズミやモグラなどの小動物を捕食する。〈漢字ペディア〉 ●H15-2㈠ |
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121 | 悪魔主義と【看做】されている | ◆1 | みな | 関連熟語:-- ★見做す/看做す(みな-す) みて、そうときめる。それと判定したり仮定したりする。〈漢字ペディア〉 |
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122 | 葦辺に舟が【舫】ってある | ◆1 | もや | 関連熟語:舫船(ホウセン) ★舫う(もや-う) 1.船と船とを互いにつなぎ合わせる。 2.杭(クイ)などに船をつなぎとめる。〈漢字ペディア〉 ●H24-2㈠ |
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123 | 胃が【凭】れて困る | ◆1 | もた | 関連熟語:凭几(ヒョウキ) ★凭れる(もた-れる) 1.ものを支えにして体重をかける。よりかかる。 2.食べた物がよく消化されず、胃がすっきりとしない。〈漢字ペディア〉 ●H04-1㈠/●H08-1㈠ |
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124 | 医師の忠告を【肯】じなかった | ◆1 | がえん | 関連熟語:肯定(コウテイ) ★肯じる(がえん-じる) 受け入れる。承知する。肯定する。〈漢字ペディア〉 ●H08-2㈠ |
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125 | 井戸茶碗の【鰄】に見処があった | ◆1 | かいらぎ | 関連熟語:-- ★鰄/梅花皮(かいらぎ) 南海にすむサメ類で、アカエイに似た魚の背皮。刀剣のつかやさや、装飾品などに用いる。〈漢字ペディア〉 ●H20-1㈠/●H29-1㈠ |
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126 | 一気に気勢を【削】がれてしまう | ◆1 | そ | 関連熟語:削減(サクゲン) ★削ぐ(そ-ぐ) 1.物の先端をとがらせるように薄く切る。 2.髪の毛の端を間引くように切り落とす。 3.減らす。弱くする。〈漢字ペディア〉 |
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127 | 一向に【梲】があがらない | ◆1 | うだつ うだち |
関連熟語:-- ★梲/卯建(うだつ/うだち) 家の梁(ハリ)の上に立て、棟木(ムナギ)を支える短い柱。〈漢字ペディア〉 ▼梲が上(ア)がらぬ…それなりの努力はしても運がなく、いつまでたってもよい境遇になれないこと。出世しない。〈漢字ペディア〉 ●H05-2㈠ |
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128 | 一点一画【苟】もせず | ◆1 | いやしく | 関連熟語:不苟(フコウ) ★苟も(いやしく-も) 1.かりにも。かりそめにも。 2.いいかげんに。おろそかに。「…しない」「…せず」の形で使う。〈漢字ペディア〉 ●H07-2㈠ |
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129 | 一匹の【鰆】を以てもてなさん | ◆1 | さわら | 関連熟語:-- ★鰆(さわら) サバ科の海魚。各地の沿岸に分布し、特に瀬戸内海に多くすむ。形は細長く、体長約一メートル。背は淡灰青色で腹は銀灰色。冬から春に美味。〈漢字ペディア〉 ●H09-2㈠ |
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130 | 越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に【嘶】く | ◆1 | いなな | 関連熟語:長嘶(チョウセイ) ★越鳥(エッチョウ)南枝(ナンシ)に巣くい、胡馬(コバ)北風(ホクフウ)に嘶く…故郷の忘れがたいことや、故郷を恋い慕うこと。望郷の念にかられること。中国南方の越の国から渡って来た鳥は樹木の南側の枝に巣をつくり、北方の胡の国から来た馬は、北風が吹いてくると故郷をなつかしんでいななくという故事による。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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131 | 縁が綺麗に【縢】ってある | ◆1 | かが | 関連熟語:-- ★縢る(かが-る) 布の縁や破れた部分を糸をからげて縫う。まつる。〈漢字ペディア〉 ●H18-3㈠/●H21-2㈠/●R02-2㈠ |
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132 | 遠くなった耳で聞き、【翳】んだ目で見る | ◆1 | かす | 関連熟語:-- ★翳む(かす-む) 物がぼやけて見えにくくなる。〈漢字ペディア〉 |
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133 | 遠くの方から【鬨】の声が聞こえてきた | ◆1 | とき | 関連熟語:鬨声(コウセイ) ★鬨(とき) 戦場などで士気を高めるために、一斉にあげる声。〈漢字ペディア〉 ●H07-1㈠ |
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134 | 遠山を【銜】み長江を呑む | ◆1 | ふく | 関連熟語:銜枚(カンバイ) ★銜む(ふく-む) 1.口にくわえる。 2.お受けする。 3.心に留める。根にもつ。〈漢字ペディア〉 ●H08-3㈠/●H12-1㈠/●H14-3㈠/●H20-1㈠/●H22-1㈠/●R01-3㈠ |
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135 | 塩を【撮】んで火に入れる | ◆1 | つま | 関連熟語:撮土(サツド) ▼塩を撮んで火(ヒ)に入れる…塩を火にくべるとさらにはげしく燃え上がるように、勢いのあるものにさらに勢いを添えること、一段とはげしくすることのたとえ。火に油を注ぐ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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136 | 往く者には必ず【贐】を以てす | ◆1 | はなむけ | 関連熟語:贐送(ジンソウ) ★贐(はなむけ) 旅立つ人に、別れを惜しみ、また、はげますために金品などを贈ること。また、その金品など。餞別(センベツ)。〈漢字ペディア〉 ●H10-2㈠/●H20-3㈠/●H23-3㈠ |
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137 | 王子は【窶】れた姿で帰還した | ◆1 | やつ | 関連熟語:寒窶(カンク) ★窶れる(やつ-れる) 1.やせおとろえる。 2.みすぼらしくなる。〈漢字ペディア〉 ●H09-1㈠/●H11-1㈠/●H15-1㈠ |
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138 | 恩師の前を【憚】らず反対論を唱える | ◆1 | はばか | 関連熟語:忌憚(キタン) ★憚る(はばか-る) 1.差し障りがあるとしてひかえる。遠慮する。 2.幅をきかす。のさばる。〈漢字ペディア〉 ●H08-1㈠ |
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139 | 何と【論】われても平然としている | ◆1 | あげつら | 関連熟語:討論(トウロン) ★論う(あげつら-う) 物事の是非や善悪をあれこれ論じる。ささいなことを言い立てる。〈漢字ペディア〉 ●H10-1㈠/●H16-1㈠ |
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140 | 嫁と【廁】は遠いほどよい | ◆1 | かわや | 関連熟語:上廁(ジョウシ) ▼嫁(ヨメ)と廁は遠いほどよい…便所の位置は遠いほどよいし、嫁をもらうなら実家が遠方であるほどよい。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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141 | 果を【擲】ち車に満つ | ◆1 | なげう | 関連熟語:投擲(トウテキ) ▼果(カ)を擲ち車に満つ…中国晋代の人、潘(ハン)安仁(潘岳)は美男子であったので、洛陽の町に出ると女たちが彼を取りまいて投じる果物で、車がいっぱいになるほどであったという故事。女が思う男に果実を投げるのは古代の遺風とされる。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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142 | 火にあぶられて【燻】し銀の色に変じた | ◆1 | いぶ | 関連熟語:-- ★燻し銀(いぶ-し-ぎん) 1.硫黄でいぶして表面の光沢をくすませた銀。また、その渋みのある銀色。 2.派手さはないが、実力や実質をそなえていること。〈漢字ペディア〉 |
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143 | 火を乞うは、【燧】を取るに若かず | ◆1 | ひうち | 関連熟語:鑽燧(サンスイ) ★燧/火打ち(ひうち/ひう-ち) 火をつける道具。石と鉄片(火打ち金(がね))を打ち合わせて発火させるもの。〈漢字ペディア〉 ●H15-1㈠/●H18-3㈠/●H30-2㈠ |
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144 | 火事場に【纏】を持って消し口に立つ | ◆1 | まとい | 関連熟語:-- ★纏(まとい) .1.昔、戦陣で大将のそばに立てた目印。さおの先に、さまざまな飾りをつけたもの。2.江戸時代以後、火事場で使った火消しの組の目印。〈漢字ペディア〉 |
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145 | 禍福は【糾】える縄の如し | ◆1 | あざな | 関連熟語:糾合(キュウゴウ) ★糾う(あざな-う) 糸などをより合わせる。縄をなう。〈漢字ペディア〉 ▼禍福(カフク)は糾える縄(ナワ)の如し…幸福とわざわいは順繰りにやってくるということ。塞翁が馬。〈漢字ペディア〉 |
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146 | 荷花落日、紅【酣】なり | ◆1 | たけなわ | 関連熟語:酣春(カンシュン) ★酣(たけなわ) 酒宴が最高潮のとき。転じて、物事の勢いが最も盛んなとき。まっさかり。まっさいちゅう。〈漢字ペディア〉 ●H06-1㈠/●H15-2㈠ |
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147 | 貨【悖】りて入る者はまた悖りて出づ | ◆1 | もと | 関連熟語:悖徳(ハイトク) ★悖る(もと-る) 道にそむく。道理にさからう。〈漢字ペディア〉 ●H07-1㈠/●H18-1㈠ |
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148 | 我が期を【愆】らんとするにはあらず | ◆1 | あやま | 関連熟語:愆戻(ケンレイ) ★愆る(あやま-る) あるべきさまから外れ、くいちがう。しくじる。やりそこなう。〈漢字ペディア〉 ●H07-3㈠/●H24-1㈠ |
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149 | 我が身を【抓】って人の痛さを知れ | ◆1 | つね | 関連熟語:-- ▼我が身を抓って人の痛さを知れ…自分の体をつねってみれば、他人の苦痛がよくわかる。自分が同じ立場だったらどう感じるかを考えて、人を思いやらなくてはいけないというたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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150 | 我ひとりの手柄と【嘯】く | ◆1 | うそぶ | 関連熟語:長嘯(チョウショウ) ★嘯く(うそぶ-く) 1.とぼけて知らないさまを装う。 2.おおげさなことや偉そうなことを言う。大言壮語する。〈漢字ペディア〉 ●H09-2㈠ |
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151 | 会の結成を【懌】ぶ | ◆1 | よろこ | 関連熟語:説懌(エツエキ) ★懌ぶ(よろこ-ぶ) かたくなな心がほどけて気持ちがやわらぐ。〈漢字ペディア〉 ●H06-2㈠ |
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152 | 会員たちは【一齣】議論を交わした | ◆1 | ひとくさり | 関連熟語:一駒(イッセキ) ★一齣(ひとくさり) 話などのまとまったひと区切り。〈漢字ペディア〉 ●H08-3㈠/●H16-2㈠/●H21-1㈠/●H24-1㈠ |
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153 | 怪獣は目が覚めると【鬣】を転じて出て行った | ◆1 | たてがみ | 関連熟語:馬鬣(バリョウ) ★鬣(たてがみ) ライオンの雄やウマなどの、首筋に生えている長い毛。〈漢字ペディア〉 ●H11-2㈠/●H20-2㈠ |
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154 | 海で採った海苔を【漉】く | ◆1 | す | 関連熟語:-- ★漉く/抄く(す-く) 紙や海苔(ノリ)などの原料を水に溶かし、簾(ス)などで薄く平らに広げる。〈漢字ペディア〉 |
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155 | 外国で【屢】見る庭園のようだ | ◆1 | しばしば | 関連熟語:屢次(ルジ) ★屢/屢屢(しばしば) たびたび。しきりに。何度も。〈漢字ペディア〉 ●H06-3㈠ |
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156 | 柿の実を【啄】みに小鳥たちがやってくる | ◆1 | ついば | 関連熟語:啐啄(ソッタク) ★啄む(ついば-む) 鳥がくちばしで物をつついて食べる。〈漢字ペディア〉 ●H07-3㈠ |
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157 | 柿の葉に毛虫が【蠢】いている | ◆1 | うごめ おごめ |
関連熟語:蠢動(シュンドウ) ★蠢く(うごめ-く/おごめ-く) 虫がごそごそとはうように、全体が細かく動く。〈漢字ペディア〉 ●H05-1㈠/●H06-3㈠ |
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158 | 角落としに荒目の【鑢】を使う | ◆1 | やすり | 関連熟語:-- ★鑢(やすり) のこぎりの目立てや金属の表面を平らにする工具。棒状または板状で、表面に細かい刻み目がある。〈漢字ペディア〉 ●H10-2㈠ |
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159 | 学校での【苛】めが問題となっている | ◆1 | いじ | 関連熟語:-- ★苛める(いじ-める) 1.弱いものを苦しめ、痛めつける。らく当たる。さいなむ。 2.ことさらに厳しく扱う。〈漢字ペディア〉 |
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160 | 学問する人はまず【謙】るを以て基とすべし | ◆1 | へりくだ | 関連熟語:謙遜(ケンソン) ★謙る(へりくだ-る) 相手を敬い、自分を卑下する。けんそんする。〈漢字ペディア〉 ●H09-2㈠ |
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161 | 寒風の中を【跼】って歩く | ◆1 | せぐくま せくぐま |
関連熟語:跼蹐(キョクセキ) ★跼る(せぐくま-る) 体をまげてちぢこませる。背を丸くしてかがむ。〈漢字ペディア〉 ●H17-1㈠ |
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162 | 勧学院の雀は蒙求を【囀】る | ◆1 | さえず | 関連熟語:鶯囀(オウテン) ★囀る(さえず-る) 1.小鳥がさかんに鳴き続ける。 2.やかましくしゃべる。〈漢字ペディア〉 ▼勧学院(カンガクイン)の雀(スズメ)は蒙求(モウギュウ)を囀る…勧学院にいる雀は、学生が「蒙求」を読むのを聞いておぼえ、それをさえずる。身近に見たり聞いたりしていることは、自然に習いおぼえることのたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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163 | 完き【黙】しを以て雄弁に法を説く | ◆1 | もだ | 関連熟語:-- ★黙す(もだ-す) 1.口をつぐむ。だまる。 2.そのままにしてかまわないでおく。無視する。〈大辞泉〉 ●H30-3㈠ |
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164 | 干潟で【蟶貝】を採る | ◆1 | まてがい | 関連熟語:竹蟶(チクテイ) ★蟶貝/馬刀貝/馬蛤貝(まてがい) マテガイ科の二枚貝。浅海の砂泥に垂直にすむ。殻は細長い円筒形で、長さは約一二センチメートル。穴に塩を入れると飛び出す習性がある。食用で美味。マテ。カミソリガイ。〈漢字ペディア〉 ●H25-3㈠ |
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165 | 患えは【忽】せにするところより生ず | ◆1 | ゆるが | 関連熟語:忽諸(コッショ) ★忽せにする(ゆるが-せにする) おろそかにする。いいかげんにする。ほうっておく。〈漢字ペディア〉 ●H09-3㈠ |
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166 | 眼を【瞋】らして飛び込んで来た | ◆1 | いか | 関連熟語:瞋目(シンモク) ★瞋らす(いか-らす) 目を見開いてにらむ。〈漢辞海〉 |
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167 | 危うく身を【躱】した | ◆1 | かわ | 関連熟語:躱閃(タセン) ★躱す(かわ-す) ぶつからないようにすばやく動いて避ける。また、避けて隠れる。〈漢字ペディア〉 ●H05-2㈠ |
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168 | 奇を【衒】った言動だ | ◆1 | てら | 関連熟語:衒学(ゲンガク) ★衒う(てら-う) 知識や才能などをひけらかす。えらそうに見せかける。〈漢字ペディア〉 ●H06-1㈠ |
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169 | 幾箇所かの【件】は想い出すことができる | ◆1 | くだり くだん |
関連熟語:-- ★件(くだり) 1.文章の中の行・段落・章など記述の一部分。 2.前に述べた事柄。くだん。〈漢字ペディア〉 ★件(くだん) 前に書いたり述べたりした文面や事柄。転じて「例の」の意。〈漢字ペディア〉 ●H06-3㈠ |
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170 | 機の【梭】の形に創意が窺われる | ◆1 | ひ | 関連熟語:梭杼(サチョ) ★梭(ひ) 機織りの道具。横糸をくぐらせて通す、舟形の管。その中に糸巻きをおさめる。〈漢字ペディア〉 ●H24-1㈠/●H27-3㈠ |
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171 | 汽笛が朝靄を【劈】く | ◆1 | つんざ さ |
関連熟語:劈開(ヘキカイ) ★劈く(つんざ-く) 手や爪で強くやぶる。転じて、激しい勢いでひきさく。〈漢字ペディア〉 ●H13-2㈠ |
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172 | 記憶が【褪】せる | ◆1 | あ | 関連熟語:褪色/退色(タイショク) ★褪せる(あ-せる) 色・つやなどが薄くなる。さめる。また、容色などがおとろえる。〈漢字ペディア〉 ●H04-1㈠ |
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173 | 急ぎ聚落へ【罷】り上る | ◆1 | まか | 関連熟語:-- ★罷る(まか-る) 1.高貴な人や目上の人の前から退出する。おいとまする。 2.都から地方へ下る。 3.「行く」「来る」の丁寧語。 4.「死ぬ」の丁寧語。みまかる。〈漢字ペディア〉 |
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174 | 急に【転】と後ろを振り向いた | ◆1 | くるり | 関連熟語:捻転(ネンテン) ★転(くるり) 1.身軽く、回転するさま。 2.物事が反転したように、すっかりかわるさま。 3.まわりを取り巻くさま。丸めたり包んだりするさま。ぐるり。 4.唐棹からさおのこと。くるり棒。〈広辞苑〉 |
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175 | 旧弊に【泥】まぬよう注意する | ◆1 | なず | 関連熟語:拘泥(コウデイ) ★泥む(なず-む) 1.動作や状態がなかなか進行しないで停滞する。 2.なじんだものにこだわる。執着する。〈漢字ペディア〉 ●H10-2㈠ |
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176 | 挙国一致して軍事に【力瘤】を入れる | ◆1 | ちからこぶ | 関連熟語:-- ▼力瘤を入れる…腕を曲げて、力瘤をつくる。転じて、熱心に力を尽くす。しきりに世話をする。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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177 | 京洛の春も【闌】の頃 | ◆1 | たけなわ | 関連熟語:宴闌(エンラン) ★闌(たけなわ) 1.物事が一番盛んなとき。まっさいちゅう。さなか。 2.盛りを少し過ぎたころ。〈漢字ペディア〉 ●H11-1㈠ |
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178 | 業を煮やして罎の蓋を【抉】じ開けた | ◆1 | こ | 関連熟語:-- ★抉じる(こ-じる) すき間や穴などに物を差しこみ強くねじる。〈漢字ペディア〉 |
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179 | 襟首に兜の【錣】ずれの痕がある | ◆1 | しころ | 関連熟語:-- ★錣/錏(しころ) かぶとや頭巾(ズキン)から左右や後ろに垂らして、首をおおって守るもの。〈漢字ペディア〉 ●H15-1㈠ |
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180 | 謹んで新年を【寿】ぐ | ◆1 | ことほ | 関連熟語:賀寿(ガジュ) ★寿ぐ(ことほ-ぐ) 祝いの言葉を述べる。〈漢字ペディア〉 ●H06-1㈠ |
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181 | 金が尽き【搗】てて加えて病を得た | ◆1 | か | 関連熟語:-- ★搗てて加えて/糅てて加えて(か-てて-くわ-えて) あることの上にさらにことを加えて。さらにその上に。おまけに。ふつう望ましくない状態が重なる場合に用いることが多い。〈日本国語大辞典〉 |
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182 | 金魚の【鰓】呼吸の様子を観察する | ◆1 | えら | 関連熟語:鰓蓋(サイガイ) ★鰓呼吸(えらこきゅう) 水生動物がえらによって行なう呼吸。水中に溶けている酸素を血液中に取り入れ、血液中の炭酸ガスを水とともに排出する。魚類、円口類、軟体動物の大半は終生行なうが、両生類、昆虫類などでは生育の初期に限られることが多い。⇔肺呼吸〈日本国語大辞典〉 |
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183 | 九齡に【垂】としてただ梨と栗とをもとむ | ◆1 | なんなん | 関連熟語:垂死(スイシ) ★垂として(なんなん-として) まさにそうなろうとする。もう少しでなろうとしている。〈漢字ペディア〉 ●H07-3㈠ |
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184 | 具縛の凡衆を【誑】かす | ◆1 | たぶら | 関連熟語:誑惑(キョウワク) ★誑かす(たぶら-かす) うまいことを言ったり、ごまかしたりしてだます。〈漢字ペディア〉 |
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185 | 靴を隔てて【痒】きを搔く | ◆1 | かゆ | 関連熟語:痛痒(ツウヨウ) ★痒い/癢い(かゆ-い) 皮膚がむずむずとして、搔きたいような感じである。〈漢字ペディア〉 ▼靴(クツ)を隔(ヘダ)てて痒きを搔(カ)く…物事が思うようにいかず、もどかしく、はがゆいことのたとえ。隔靴搔痒。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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186 | 群れの【魬】で夥しく沖が光る | ◆1 | はまち | 関連熟語:-- ★魬(はまち) ブリの幼魚の呼称。体長は四〇センチメートルくらい。おもに関西地方で用いられる。関東地方ではイナダという。〈漢字ペディア〉 |
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187 | 兄弟牆に【鬩】げども外其の務りを禦ぐ | ◆1 | せめ | 関連熟語:鬩牆(ゲキショウ) ★鬩ぐ(せめ-ぐ) 互いに対抗して争う。〈漢字ペディア〉 ●H15-2㈠ |
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188 | 継ぎ【接】ぎだらけの襤褸を纏う | ◆1 | は | 関連熟語:-- ★継ぎ接ぎ(つ-ぎ-は-ぎ) 1.衣服の破れに別の布を当ててつくろうこと。また、その部分。 2.いろいろなものを寄せ集めて一つのものを作ること。〈漢字ペディア〉 |
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189 | 結婚を【甲子】の歳に執り行う | ◆1 | きのえね | 関連熟語:甲子(カッシ/コウシ) ★十干十二支。 |
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190 | 月と【鼈】、提灯に釣り鐘 | ◆1 | すっぽん | 関連熟語:月鼈(ゲツベツ) ▼月(ツキ)と鼈…二つのもののちがいが、比較にならないほどかけ離れているたとえ。月もスッポンも外形はともに丸いが、その実質はまったくちがっていることから。〈漢字ペディア〉 |
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191 | 月夜に背中【炙】る | ◆1 | あぶ | 関連熟語:炙背(シャハイ) ▼月夜(ツキヨ)に背中(セナカ)炙る…まわり遠くて効果のないことのたとえ。二階から尻炙る。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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192 | 犬の子が追うて行くなり【雪礫】 | ◆1 | ゆきつぶて | 関連熟語:-- ★雪礫(ゆきつぶて) 雪合戦で、雪をこぶし大ににぎり固めて作った雪のかたまり。〈漢字ペディア〉 |
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193 | 己を衒わず、他を【貶】めず | ◆1 | おとし | 関連熟語:貶称(ヘンショウ) ★貶める(おとし-める) 劣ったものとして馬鹿にする。見下げる。さげすむ。〈漢字ペディア〉 |
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194 | 故郷の風景は一層【懶】く見えた | ◆1 | ものう ものぐさ |
関連熟語:慵懶(ヨウラン) ★懶い/嬾い(ものう-い) なんとなくおっくうで、気が進まない。心が疲れて憂鬱なさま。〈漢字ペディア〉 ●H07-3㈠ |
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195 | 胡麻は【囮】の鳥の餌用である | ◆1 | おとり | 関連熟語:-- ★囮(おとり) 1.鳥獣をおびき寄せ、捕らえるためにつないでおく同類の鳥獣。 2.人を誘い出すために使う物や人。〈漢字ペディア〉 ●H06-2㈠ |
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196 | 虎豹【豈】犬羊の欺きを受けんや | ◆1 | あに | 関連熟語:-- ▼虎豹(コヒョウ)豈犬羊(ケンヨウ)の欺きを受けんや…虎や豹は犬や羊などにだまされないものである。徳のある者は卑しい者にあなどられることはないというたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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197 | 五月雨に我は蓑着て【粽】哉 | ◆1 | ちまき | 関連熟語:筒粽(トウソウ) ★粽(ちまき) もちごめやくず粉などをササや竹の子の皮などで包んで蒸した餅(もち)。端午の節句に食べる。〈漢字ペディア〉 ●H09-1㈠/●H14-1㈠「笹粽」 ●H19-2㈠ |
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198 | 互いに【鎬】をけずって戦う | ◆1 | しのぎ | 関連熟語:-- ★鎬(しのぎ) 刀身の刃と峰(背)の間の盛り上がった部分。 ▼鎬を削(ケズ)る…はげしく争うことのたとえ。鎬が削り取られるほど、はげしく斬り合うことから。〈漢字ペディア〉 ●H05-1㈠ |
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199 | 後生畏るべし、来者【誣】い難し | ◆1 | し | 関連熟語:誣告(ブコク/フコク) ★誣いる(し-いる) 人を窮地に追いこむために、事実でないことを言う。偽って言う。〈漢字ペディア〉 ●H10-1㈠/●H30-1㈠ |
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200 | 御主はちと【諄】いのではないか | ◆1 | くど | 関連熟語:-- ★諄い(くど-い) 1.しつこくてうっとうしい。 2.味や色などが濃くてしつこい。〈漢字ペディア〉 ●R02-2㈠ |
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201 | 光【清】かにして宛も東瀛を鎮するに似たり | ◆1 | さや | 関連熟語:-- ★清か(さや-か) 1.はっきりと澄んでいるさま。明るくよく見えるさま。 2.音・声が澄んでいてはっきりと聞こえるさま。〈漢字ペディア〉 |
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202 | 光を【漲】らせた蒼い空 | ◆1 | みなぎ | 関連熟語:漲溢(チョウイツ) ★漲る(みなぎ-る) 1.水の勢いが盛んになる。水が満ちてあふれる。 2.あふれるほどに満ち広がる。〈漢字ペディア〉 |
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203 | 光清かにして、【宛】も東瀛を鎮するに似たり | ◆1 | あたか | 関連熟語:宛然(エンゼン) ★宛も(あたか-も) まるで。さながら。〈漢字ペディア〉 |
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204 | 口で【貶】して心で褒める | ◆1 | けな | 関連熟語:褒貶(ホウヘン) ★貶す(けな-す) 悪く言う。悪いところだけを取り上げてけちをつける。そしる。〈漢字ペディア〉 |
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205 | 好きには身を【窶】す | ◆1 | やつ | 関連熟語:寒窶(カンク) ★窶す(やつ-す) 1.姿をみすぼらしく、また、目立たないように変える。 2.やせるほど思い悩む。〈漢字ペディア〉 ●H13-2㈠ |
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206 | 好けば痘痕も【靨】と見ゆ | ◆1 | えくぼ | 関連熟語:靨笑(ヨウショウ) ▼痘痕(アバタ)も靨…好きになると相手のあばたでもえくぼのように見える。ほれていると相手の欠点も長所のように見える、また、ひいき目で見れば醜いものも美しく見える意にいう。〈日本国語大辞典〉 |
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207 | 工事は【概】ね完了した | ◆1 | おおむ | 関連熟語:概観(ガイカン) ★概ね(おおむ-ね) だいたい。おおよそ。あらまし。〈漢字ペディア〉 ●H07-2㈠ |
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208 | 恒例の【鞴】祭りがあった | ◆1 | ふいご ふいごう |
関連熟語:-- ★鞴(ふいご/ふいごう) 金属の精錬に用いる、火をおこす送風器。とってを押したり引いたりして風を出す。初期は革袋状のものが使われたが、しだいに改良されて、箱状のものや、アコーディオン状のものなどがある。ふきがわ。〈漢字ペディア〉 ●H24-2㈠ |
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209 | 皇子は【縊】れて果てた | ◆1 | くび | 関連熟語:縊死(イシ) ★縊れる(くび-れる) 首をくくって死ぬ。首つり自殺をする。〈漢字ペディア〉 ●H27-3㈠ |
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210 | 荒砥で【刃毀】れを直す | ◆1 | はこぼ | 関連熟語:-- ★刃毀れ(はこぼ-れ) 刀や包丁などの刃が部分的に欠けること。また、その部分。〈日本国語大辞典〉 ●H16-3㈠「毀ち」 |
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211 | 黒い鬣を【梳】かす | ◆1 | と す |
関連熟語:梳毛(ソモウ) ★梳く(と-く) 髪にくしを入れて整える。髪の乱れを整える。髪をとかす。〈漢字ペディア〉 |
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212 | 今後の研究に【俟】つ | ◆1 | ま | 関連熟語:俟望(シボウ) ★俟つ/竢つ(ま-つ) 1.待ち受ける。 2.あてにする。期待をかける。〈漢字ペディア〉 ●H06-2㈠ |
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213 | 今後の生活を【熟】と思案する | ◆1 | つくづく つらつら |
関連熟語:熟考(ジュッコウ) ★熟/熟熟(つくづく/つらつら) 1.よくよく。念を入れて。 つらつら。 2.身にしみて感じ入るさ。〈漢字ペディア〉 ●H11-1㈠ |
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214 | 歳暮の町に【餅搗】きの音が響き渡る | ◆1 | もちつ もちづ |
関連熟語:-- ★餅搗き/餅舂き(もちつ-き) 餅をつくこと。また、その人。〈日本国語大辞典〉 |
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215 | 細長い鼻つきをした【瓜実顔】の輪郭であった | ◆1 | うりざねがお | 関連熟語:-- ★瓜実顔/瓜核顔(うりざねがお) ウリの種のように、色が白くて面長(オモナガ)な顔。「瓜実」はウリの種。その形が細長いことから。〈漢字ペディア〉 |
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216 | 財に臨みて苟も得る【毋】れ | ◆1 | なか | 関連熟語:-- ★毋れ(なか-れ) …するな。禁止の意を表す語。〈漢字ペディア〉 |
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217 | 作法について【諄諄】と説明する | ◆1 | くどくど | 関連熟語:-- ★諄諄(くどくど) 1.話などをしつこくくり返して言うさま。 2.思い切りの悪いさま。〈漢字ペディア〉 ●H22-1㈠/●H25-2㈠ |
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218 | 山路の【櫨】の木が色づいてきた | ◆1 | はぜ | 関連熟語:黄櫨(コウロ) ★櫨(はぜ) ハゼノキの別称。〈漢字ペディア〉 ●H28-2㈠ |
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219 | 蚕が【蔟】で繭を作る | ◆1 | まぶし | 関連熟語:上蔟(ジョウゾク) ★蚕簿/蔟(まぶし) 蚕が繭を作りやすいように工夫した道具。わら・竹・紙などで作る。〈漢字ペディア〉 ●H26-2㈠/●H28-1㈠ |
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220 | 四十を【疾】うに越している年齢であった | ◆1 | と | 関連熟語:-- ★疾うに(と-うに) ずっと前に。とっくに。〈漢字ペディア〉 |
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221 | 子は【罕】に利を言う | ◆1 | まれ | 関連熟語:罕儔(カンチュウ) ★罕に(まれ-に) めったにないさま。ごく珍しいさま。〈漢字ペディア〉 ●H07-2㈠/●H16-1㈠/●H19-1㈠/●H22-3㈠ |
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222 | 指を【銜】えて待っている | ◆1 | くわ | 関連熟語:鳳銜(ホウカン) ★銜える(くわ-える) 口または歯で軽くはさんで支え保つ。〈漢字ペディア〉 |
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223 | 枝も【撓】わに積もった雪 | ◆1 | たわ | 関連熟語:不撓(フトウ) ★撓わ(たわ-わ) (木の枝に多くの実がなったりして)枝がしなうさま。たわ。〈日本国語大辞典〉 |
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224 | 紙子着て川へ【嵌】まる | ◆1 | は | 関連熟語:象嵌(ゾウガン/ゾウカン) ▼紙子(カミコ)着(キ)て川(カワ)へ嵌まる…無謀なことをして、自ら破滅を招くことのたとえ。〈大辞泉〉 |
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225 | 紫陽花の【縹色】が寺門に映える | ◆1 | はなだいろ | 関連熟語:縹帙(ヒョウチツ) ★縹色(はなだいろ) 1.薄い藍色。そらいろ。 2.「縹色威(おどし)」の略。はなだいろの緒(お)を用いた鎧。〈漢字ペディア〉 ●H11-2㈠/●R01-1「縹」㈠ |
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226 | 脂に画き氷に【鏤】むるがごとし | ◆1 | ちりば | 関連熟語:鏤刻(ルコク/ロウコク) ▼脂(アブラ)に画(エガ)き氷(コオリ)に鏤む…本体がきちんとしていなければ、いくら外側を飾っても無駄であるということ。努力をしても効果がないたとえ。「鏤む」は彫刻する意。変形しやすい脂に絵を描いても、氷に彫刻してもすぐに溶けてなくなってしまう意から。〈漢字ペディア〉 ●H13-1㈠ |
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227 | 至治の国、君は【桴】の若く、臣は鼓の若し | ◆1 | ばち | 関連熟語:桴鼓(フコ) ★桴/枹(ばち) 太鼓や鉦鼓(ショウコ)などの楽器を打ち鳴らす棒。〈漢字ペディア〉 ●H10-2㈠ |
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228 | 事が延びれば【尾鰭】が付く | ◆1 | おひれ | 関連熟語:-- ★尾鰭(おひれ) 1.魚の本体ではない尾とひれ。 2.本体以外に付け加わったもの。〈漢字ペディア〉 |
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229 | 持ち前の冒険心が【滾】ってきた | ◆1 | たぎ | 関連熟語:滾滾(コンコン) ★滾る(たぎ-る) 1.水しぶきがあがり、勢いよく流れる。 2.沸騰し、わき立つ。 3.感情などがわきあがる。〈漢字ペディア〉 ●H10-1㈠/●H16-1㈠/●H26-1㈠ |
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230 | 自責の念に【苛】まれる | ◆1 | さいな | 関連熟語:-- ★苛む(さいな-む) 1.きびしくとがめてしかる。きつくせめる。 2.いじめて悩ます。苦しめる。〈漢字ペディア〉 |
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231 | 自責の念は【夜毎】自らを蝕んだ | ◆1 | よごと | 関連熟語:毎夜(マイヤ) ★夜毎(よごと) 毎晩。よなよな。〈日本国語大辞典〉 |
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232 | 自然淘汰の【篩】に掛けられる | ◆1 | ふるい | 関連熟語:-- ▼篩に掛ける…1.粉などを篩で選り分ける。 2.ある基準によって、多くの人・物を選び分けて、その基準に適さないものを排除する。〈日本国語大辞典〉 |
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233 | 鹿の【韋】の鞄を誂える | ◆1 | なめしがわ | 関連熟語:韋編(イヘン) ★韋(なめしがわ) 毛を取り、なめし加工をして柔らかくした獣の革。〈漢辞海〉 ●H12-2㈠ |
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234 | 七年の病に三年の【艾】を求める | ◆1 | もぐさ | 関連熟語:鍼艾(シンガイ) ★艾(もぐさ) 1.ヨモギの葉を干してもみ、綿状にしたもの。灸(キュウ)に使う。 2.ヨモギの別称。〈漢字ペディア〉 ▼七年の病に三年の艾を求(モト)む…病気が重いのに気づいてからあわてて良薬(艾)を求める。急場に臨んでからではどんなに良い方法をとっても効果はない、平生からの心がまえが大切だというたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 ●H06-3㈠/●H15-3㈠/●H17-3㈠ |
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235 | 七輪に火を【熾】す | ◆1 | おこ | 関連熟語:-- ★熾す(おこ-す) 炭に火を移して、炭火の勢いをさかんにする。〈漢字ペディア〉 |
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236 | 嫉妬心を【露】にする | ◆1 | あらわ | 関連熟語:露骨(ロコツ) ★露/顕(あらわ) 1.はっきりと目に見えるさま。むき出しであること。 2.無遠慮なさま。露骨なさま。 3.表だったさま。公然となるさま。〈漢字ペディア〉 ●H08-1㈠ |
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237 | 煮汁を【漉】して鍋に移す | ◆1 | こ | 関連熟語:-- ★漉す(こ-す) 液体状のものを砂や紙に通して、不純物やまじり物を取り除く。濾過(ロカ)する。〈漢字ペディア〉 ●H06-2㈠ |
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238 | 車【擡】げよ、火かかげよ | ◆1 | もた もちあ |
関連熟語:擡頭(タイトウ) ★擡げる(もた-げる) もち上げる。〈漢字ペディア〉 ●H08-3㈠ |
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239 | 借る時の地蔵顔、【済】す時の閻魔顔 | ◆1 | な | 関連熟語:済美(セイビ/サイビ) ★済す(な-す) 1.整えてなし遂げる。義務を果たす。 2.借りた金品を返す。〈漢字ペディア〉 ▼ |
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240 | 手に【幾緡】かの銭を握らせた | ◆1 | いくさし | 関連熟語:緡銭(ビンセン) ★緡(さし) 穴あき銭を束ねるひも。〈漢辞海〉 ●H27-3㈠ |
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241 | 手管を弄して老中を【誑】し込む | ◆1 | たら | 関連熟語:-- ★誑し込む(たら-し-こ-む) 甘言や色仕掛けで、すっかりだます。まんまとたぶらかす。うまうまとだまして自分のものとする。〈日本国語大辞典〉 |
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242 | 手助けをするに【吝】かでない | ◆1 | やぶさ | 関連熟語:吝嗇(リンショク) ★吝か/悋か(やぶさ-か) 1.ものおしみするさま。けちなさま。 2.未練なさま。ためらうさま。 3.「…に―でない」の形で、…する努力をおしまない。〈漢字ペディア〉 ●H06-1㈠ |
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243 | 朱塗りの【櫃】に経を蔵めてある | ◆1 | ひつ はこ |
関連熟語:朱櫃(シュキ) ★櫃/匱(ひつ) 1.ふたのある大きい箱。おもに衣服や書物を入れる。 2.めしびつ。〈漢字ペディア〉 ●H28-3㈠ |
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244 | 酒の香りに【噎】んだ | ◆1 | むせ | 関連熟語:哽噎(コウエツ) ★噎ぶ/咽ぶ(むせ-ぶ) 1.飲食物がのどにつかえるなどして息苦しくなる。 2.喜びや悲しみで胸がいっぱいになりのどがつまる。むせび泣く。〈漢字ペディア〉 ●H10-3㈠ |
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245 | 酒の肴に【鯣】をあぶる | ◆1 | するめ | 関連熟語:-- ★鯣(するめ) イカの胴を縦に開いて内臓を取り去り、広げた形で天日干しにしたもの。〈漢字ペディア〉 ●H08-2㈠ |
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246 | 酒を【呷】るように飲む | ◆1 | あお | 関連熟語:-- ★呷る(あお-る) 酒などを一気に飲む。〈漢字ペディア〉 ●H05-1㈠ |
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247 | 樹樹を【嬲】る嵐が紅葉を散らした | ◆1 | なぶ | 関連熟語:-- ★嬲る(なぶ-る) 1.おもしろ半分にからかい苦しめる。おもしろがっていじめる。 2.もてあそぶ。いじる。〈漢字ペディア〉 ●H15-3㈠ |
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248 | 秋【魳】は嫁に食わすな | ◆1 | かます | 関連熟語:-- ★魳/梭魚/梭子魚 カマス科の海魚の総称。体は細長く、口先がとがっている。干物にして食べる。〈漢字ペディア〉 ●H17-3㈠ |
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249 | 十五日の三毬杖に【囃】を唱える | ◆1 | はやし | 関連熟語:-- ★囃/囃子(はやし) 歌の伴奏をする笛や太鼓などの鳴り物。また、その音曲。多く、歌舞伎や能・民族芸能などで用いる。〈漢字ペディア〉 |
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250 | 宿直して迎え【侍】りぬ君が春 | ◆1 | はべ | 関連熟語:侍医(ジイ) ★侍る(はべ-る) 地位の高い人のそばに仕える。また、宴席などに控える。〈漢字ペディア〉 |
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251 | 熟したる【橙】の如き頰の色 | ◆1 | だいだい | 関連熟語:橙黄色(トウコウショク) ★橙/臭橙/回青橙(だいだい) ミカン科の常緑小高木。暖地で栽培。初夏、香りのある白色の花をつける。球形の果実は正月の飾りに用いる。〈漢字ペディア〉 |
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252 | 暑さの【砌】お変わりありませんか | ◆1 | みぎり | 関連熟語:-- ★砌(みぎり) 1.おり。時節。手紙文などで用いる。 2.軒下や階段の下の石だたみ。敷石。〈漢字ペディア〉 ●H08-2㈠ |
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253 | 書のために【蠹】を憂える | ◆1 | しみ | 関連熟語:蠹魚(トギョ) ★蠹/蠹魚/衣魚(しみ) シミ科の昆虫の総称。〈漢字ペディア〉 ●H10-1㈠ |
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254 | 女房たちは【樗】の唐衣で出仕した | ◆1 | おうち | 関連熟語:-- ★樗/楝(おうち) 1.センダンの古名。栴檀(センダン)。 2.襲(カサネ)の色目。表は薄紫、裏は青。または表は紫、裏は薄紫。〈漢字ペディア〉 ●H08-2㈠ |
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255 | 宵のうちに【霙】はあがった | ◆1 | みぞれ | 関連熟語:-- ★霙(みぞれ) 雨まじりの雪。氷雨(ひさめ)。 ●H06-3㈠ |
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256 | 小樽の海に【鰊】の大群が押し寄せる | ◆1 | にしん | 関連熟語:-- ★鰊/鯡(にしん) ニシン科の海魚。寒流性の回遊魚で、北太平洋や北大西洋に分布。全長約三〇センチメートル。背は暗青色、腹は銀白色。卵は「数の子」という。食用。カド。カドイワシ。〈漢字ペディア〉 |
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257 | 小包をひもで【紮】げる | ◆1 | から | 関連熟語:結紮(ケッサツ) ★紮げる(から-げる) まとめてしばる。しばって束にする。〈漢字ペディア〉 ●H18-1㈠/●H22-1㈠ |
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258 | 少年の心を【弥】が上にも刺戟した | ◆1 | いや | 関連熟語:-- ★弥が上に(いや-が-うえ-に) なおいっそう。〈漢字ペディア〉 |
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259 | 松江の鱸を【鱠】にして賞味する | ◆1 | なます | 関連熟語:鱠鯉(カイリ) ★膾/鱠(なます) 生の魚や野菜を酢であえた料理。〈漢字ペディア〉 |
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260 | 樵は曲げ木の【檋】をつけて山に入った | ◆1 | かんじき | 関連熟語:-- ★檋(かんじき) 山に登るときなどに履き物の下につける、木や鉄の突起のある滑りどめ。現在のアイゼンのようなもの。〈漢字ペディア〉 ●H15-2㈠/●H23-1㈠/●H26-3㈠ |
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261 | 賞讃の声を【吝】しむものではない | ◆1 | お | 関連熟語:吝嗇(リンショク) ★吝しむ(お-しむ) ものおしみする。しぶる。けちけちする。〈漢字ペディア〉 ●H16-2㈠ |
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262 | 上下【交】利をとりて国危うし | ◆1 | こもごも | 関連熟語:-- ★交/交交(こもごも) 入りまじるさま。また、かわるがわる。互いに。〈漢字ペディア〉 ●H07-3㈠ |
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263 | 場末の往来はひどく【濘】っていた | ◆1 | ぬか | 関連熟語:泥濘(デイネイ) ★濘る(ぬか-る) 雨などで道がどろどろになる。〈漢字ペディア〉 ●H23-1㈠ |
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264 | 心に【蟠】りがあり執筆が捗らない | ◆1 | わだかま | 関連熟語:蟠踞(バンキョ) ★蟠る(わだかま-る) 1.複雑な感情が心のなかに残ってさっぱりしない。気が晴れない。 2.輪のようにうずまく。曲がりくねってとぐろをまく。〈漢字ペディア〉 ●H16-1㈠ |
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265 | 心の【掟】正しく修する | ◆1 | おきて | 関連熟語:天掟(テンテイ) ★掟(おきて) 1.取り決め。しきたり。多く、仲間内の決めごとをいう。 2.法律。〈漢字ペディア〉 |
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266 | 新人というには些か【薹】が立っている | ◆1 | とう | 関連熟語:-- ▼薹が立つ(とう-が-た-つ)…1.野菜などの花茎が伸びてかたくなり、食用に適する時期を過ぎる。 2.盛りが過ぎる。年ごろが過ぎる。〈大辞泉〉 |
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267 | 新知に培養【転】た深沈たり | ◆1 | うた | 関連熟語:-- ★転た(うた-た) 1.ますます。程度が進んでいよいよ。 2.ひどく。常とちがってはなはだしく。〈漢字ペディア〉 ●H07-3㈠/●H09-1㈠/●H27-2㈠ |
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268 | 真の黄金は【鍍】せず | ◆1 | めっき | 関連熟語:鍍金(トキン) ★鍍/鍍金/滅金 1.金属や非金属の表面に、装飾やさびどめなどの目的で金・銀などの薄い膜をかぶせること。また、そのようにしたもの。 2.表面だけをよく見せること。また、そう見せかけたもの。〈漢字ペディア〉 ●H07-2㈠ |
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269 | 真の武士は死に【阿】るを以て怯懦なりとしたり | ◆1 | おもね | 関連熟語:阿諛(アユ) ★阿る(おもね-る) 相手に気に入られようとして振る舞う。〈漢字ペディア〉 ●H07-1㈠ |
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270 | 神社の参道に【幟】が林立している | ◆1 | のぼり | 関連熟語:旗幟(キシ) ★幟(のぼり) 1.「幟旗(のぼりばた)」の略。目じるしのために、細長い布の端に輪をつけて竿(さお)に通して立てる旗。 2.鯉のぼり。端午の節句に男児の成長を祝って立てる。〈漢字ペディア〉 ●H16-1㈠ |
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271 | 神饌の【粢】を調える | ◆1 | しとぎ | 関連熟語:粢餅(シヘイ) ★粢(しとぎ)神前に供える、米の粉で作った卵形のもち。しとぎもち。〈漢字ペディア〉 ●H28-3㈠ |
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272 | 臣、弱才を以て【叨】に非拠を窃む | ◆1 | みだり | 関連熟語:叨恩(トウオン) ●H11-2㈠ |
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273 | 親子三代、殿に【傅】き仕えた | ◆1 | かしず | 関連熟語:傅育(フイク) ★傅く(かしず-く) そばに付き添ってたすける。人に仕えて大切に世話をする。〈漢字ペディア〉 ●H11-2㈠ |
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274 | 身綺麗な【大髻】の若衆が同道した | ◆1 | おおたぶさ | 関連熟語:-- ★大髻(おおたぶさ) 男の髪の髻(モトドリ)を大きく結ぶこと。また、そのもの。〈日本国語大辞典〉 ●H29-2㈠ |
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275 | 進退谷まって自ら【刎】ねる | ◆1 | は くびは |
関連熟語:刎頸(フンケイ) ★刎ねる(は-ねる) 飛ばすように切り捨てる。薙ぎ切る。〈漢字ペディア〉 ●H23-1㈠ |
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276 | 人々の膏血を【浚】う | ◆1 | さら | 関連熟語:浚渫(シュンセツ) ★浚う(さら-う) 1.溝などの底にある土砂をすっかりすくい取る。≒濬う 2.他人の物を奪い取る。〈漢字ペディア〉 ●H05-2㈠/●H06-3㈠ |
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277 | 人の【褌】で相撲を取る | ◆1 | ふんどし | 関連熟語:緊褌(キンコン) ▼人(ヒト)の褌で相撲を取る…他人のものを利用して、自分のことをするずる賢いやり方のこと。 類人の牛蒡(ゴボウ)で法事する。〈漢字ペディア〉 |
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278 | 人を【蔑】するにも程がある | ◆1 | なみ | 関連熟語:蔑視(ベッシ) ★蔑する(なみ-する) ないがしろにする。あなどる。蔑視する。〈日本国語大辞典〉 ●H13-3㈠ |
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279 | 水田の底に【蜷】の這った迹が見える | ◆1 | にな | 関連熟語:-- ★蜷/蝸螺(にな) 細長い巻貝の総称。カワニナ・ウミニナなど。食用。〈漢字ペディア〉 ●H26-3㈠ |
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280 | 世に寄すること【将】幾何ぞ | ◆1 | はた | 関連熟語:-- ★将(はた) 1.あるいは。それとも。 2.そのうえにまた。〈漢字ペディア〉 ●H08-3㈠ |
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281 | 清旦、方に案に【堆】し | ◆1 | うずたか | 関連熟語:堆積(タイセキ) ★堆い(うずたか-い) 盛り上がって高い。積み重なって高い。〈漢字ペディア〉 ●H09-1㈠ |
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282 | 生活の記述を【蔑】ろにする | ◆1 | ないがし | 関連熟語:蔑視(べっし) ★蔑ろ(ないがし-ろ) あなどり軽んじるさま。無視すること。〈漢字ペディア〉 ●H06-3㈠ |
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283 | 盛栄一場の世を【儚】む | ◆1 | はかな | 関連熟語:-- ★儚む(はかな-む) はかないと思う。〈漢字ペディア〉 |
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284 | 西瓜の種を【齧】っている | ◆1 | かじ | 関連熟語:齧噬(ゲツゼイ) ★齧る(かじ-る) 1.かたいものに歯を立てて、けずり取る。 2.物事の一部だけの知識や体験を得る。〈漢字ペディア〉 |
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285 | 西陲の戍客、金革を【褥】とす | ◆1 | しとね | 関連熟語:病褥(ビョウジョク) ★褥/蓐(しとね) 寝たり座ったりするときに用いる、柔らかい敷物。また、ふとん。〈漢字ペディア〉 |
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286 | 青鷺の【番】いわたるやきょうの月 | ◆1 | つが | 関連熟語:-- ★番い(つが-い) 1.二つそろって一組になること。また、そのもの。 2.雄と雌。 3.つなぎめ。また、関節。〈漢字ペディア〉 ●H07-3㈠ |
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287 | 青大将が【塒】を巻いている | ◆1 | とぐろ | 関連熟語:-- ★塒/蜷局(とぐろ) ヘビなどが渦巻き状に体を巻くこと。〈漢字ペディア〉 |
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288 | 昔【葎】が生い茂っていた | ◆1 | むぐら | 関連熟語:-- ★葎(むぐら) ヤエムグラやカナムグラなどのつる草の総称。とげがあり、生い茂る。〈漢字ペディア〉 ●H09-1㈠ |
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289 | 石に【跌】く | ◆1 | つまず | 関連熟語:蹉跌(サテツ) ★跌く(つまず-く) 1.足先が物にあたって、ころびそうになる。 2.途中で失敗する。〈漢字ペディア〉 ●H05-1㈠ |
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290 | 石畳の上に【踞】る | ◆1 | うずくま | 関連熟語:蹲踞(ソンキョ) ★踞る(うずくま-る) ひざを曲げ、体をかがめてしゃがむ。〈漢字ペディア〉 ●H06-1㈠ |
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291 | 折り目正しく【着熟】した | ◆1 | きこな | 関連熟語:--★着熟す(きこな-す) 衣服を自分に似合うように上手に着る。〈漢字ペディア〉 |
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292 | 先輩に【肖】って外遊した | ◆1 | あやか | 関連熟語:-- ★肖る(あやか-る) 好ましい状態の人やめでたいものなどの影響を受けて、同じようになる。 ●H06-2㈠ |
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293 | 煽てと【畚】には乗りやすい | ◆1 | もっこ | 関連熟語:畚築(ホンチク) ★畚(もっこ) 土砂や農産物などを運ぶ道具。縄などで編んだ正方形の網の四隅に綱をつけ、棒でつって使う。〈漢字ペディア〉 ▼煽てと畚には乗りやすい…人のおだてと土運びの畚には乗りやすいものだ。〈漢字ペディア〉 ●H10-2㈠ |
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294 | 船は【纜】を解き、岸を離れた | ◆1 | ともづな | 関連熟語:解纜(カイラン) ★纜(ともづな) 船を岸などにつなぎとめる船尾の綱。もやいづな。〈漢字ペディア〉 ●H15-1㈠ |
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295 | 全く【噯】にも出さなかった | ◆1 | おくび | 関連熟語:噯気(アイキ) ★噯/噯気/噫気(おくび) 胃の中にたまったガスが口の外へ出たもの。げっぷ。〈漢字ペディア〉 ●H11-2㈠ |
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296 | 組んず【解】れつの大挌闘 | ◆1 | ほぐ | 関連熟語:-- ★組んず解れつ(く-んず-ほぐ-れつ) 取っ組み合ったり離れたりして、激しく争うさま。〈大辞泉〉 |
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297 | 組織に【罅割】れが生じている | ◆1 | ひびわ | 関連熟語:罅隙(カゲキ) ★罅割れ(ひびわ-れ) 1.ひびが入ること。ひびが入って割れ目ができること。また、そのもの。ひび。 2.人と人の仲が不和になること。へだたりができること。〈日本国語大辞典〉 ●H18-2㈠ |
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298 | 相手から小胆と【見縊】られている | ◆1 | みくび | 関連熟語:-- ★見縊る(みくび-る) 相手の力を軽く見る。あなどる。見さげる。〈漢字ペディア〉 |
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299 | 袖口の綻びを【絎】ける | ◆1 | く | 関連熟語:-- ★絎ける(く-ける) くけ縫いをする。布の端を折りこみ、表側に縫い目が見えないように縫う。〈漢字ペディア〉 ●H23-2㈠/●H26-2㈠/●R02-2㈠ |
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300 | 其の声尖く【咽】び梭を鳴らすが如し | ◆1 | むせ | 関連熟語:嗚咽(オエツ) ★咽ぶ(むせ-ぶ) 1.飲食物や煙などで息がつまりそうになる。 2.感情がこみ上げて声がつまる。 3.風や水の音が激しく泣くように聞こえる。〈漢字ペディア〉 |
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301 | 体は尋常の【犢】よりも大きい | ◆1 | こうし | 関連熟語:舐犢(シトク) ★犢(こうし) ウシの子。〈漢字ペディア〉 ●H08-3㈠ |
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302 | 耐えがたい【癢】さに襲われた | ◆1 | かゆ | 関連熟語:痛癢(ツウヨウ) ★癢い/痒い(かゆ-い) 皮膚がむずむずとして、搔きたい感じである。〈漢字ペディア〉 ●H26-2㈠ |
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303 | 怠けて終日炬燵に【燻】ぶっていた | ◆1 | くす ふす |
関連熟語:燻灼(クンシャク) ★燻ぶる(くす-ぶる) 1.炎が燃え出さずに、けむる。 2.すすける。すすで黒くなる。 3.家にこもって、することもなく暮らす。 4.問題が表面化せず、はっきりと解決されないまま内部に残っている。〈漢字ペディア〉 |
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304 | 代々【髢屋】を生業としている | ◆1 | かもじや | 関連熟語:施髢(シテイ) ★髢屋(かもじや) 髢(カモジ)を作り、また、売る店。 2.婦人の髪の毛を洗う商売。湯をわかした車を引いて町中を回った。〈日本国語大辞典〉 ●H26-2㈠/●H29-1㈠「髢(かもじ)」 |
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305 | 大きな【椈】の純林がある | ◆1 | ぶな | 関連熟語:-- ★椈/山毛欅(ぶな) ブナ科の落葉高木。温帯の山地に自生。樹皮は灰色。葉は広い卵形。実は「どんぐり」と呼ばれる。〈漢字ペディア〉 |
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306 | 大きな【鼾】だ | ◆1 | いびき | 関連熟語:鼾声(カンセイ) ★鼾(いびき) 睡眠中に、呼吸とともに鼻や口から出る雑音。〈漢字ペディア〉 ●H05-1㈠ |
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307 | 大きな困難が【開】かっている | ◆1 | はだ | 関連熟語:-- ★開かる(はだ-かる) 1.手足を大きく広げて人の前に立つ。たちふさがる。 2.着衣の合わせ目が乱れて広がり開く。はだける。〈漢字ペディア〉 ●H17-3㈠ |
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308 | 大概の事なら目を【瞑】ろう | ◆1 | つぶ つむ |
関連熟語:瞑想(メイソウ) ★瞑る(つぶ-る/つむ-る) 目を閉じる。ふさぐ。また、見て見ぬふりをする。〈漢字ペディア〉 |
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309 | 大向こうを【唸】らせる演技だ | ◆1 | うな | 関連熟語:-- ★唸る(うな-る) 1.苦しそうな声を出す。うめく。 2.機械が低く鈍い音を出す。 3.力を入れてのどをしぼり、長く声を出す。 4.感嘆の声を出す。 5.力や物があり余っている。〈漢字ペディア〉 ●H05-2㈠/●H07-1㈠ |
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310 | 鷹居眠るとき鳥雀【喧】し | ◆1 | かまびす やかま |
関連熟語:囂喧(ゴウケン) ★喧しい/諠しい(かまびす-しい) やかましい。がやがやと騒がしいさま。〈漢字ペディア〉 ★喧しい(やかま-しい) 1.不快に感じるほど音が大きい。騒がしい。 2.面倒でわずらわしい。決まり事などがきびしい。 3.好みがむずかしい。 4.世間で話題になっている。〈漢字ペディア〉 ●H06-3㈠ |
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311 | 啄木鳥の子は卵から【頷】く | ◆1 | うなず | 関連熟語:頷首(ガンシュ) ★頷(うなず-く) 理解・承諾の意を表すために、首をたてに動かす。〈漢字ペディア〉 ▼啄木鳥(キツツキ)の子は卵から頷く…生まれながらにして、将来を思わせる才能があることのたとえ。栴檀は二葉より芳し。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 ●H14-1㈠ |
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312 | 沢の流れで米を【精】げる | ◆1 | しら | 関連熟語:搗精(トウセイ) ★精げる(しら-げる) 1.玄米をついて白くする。精米にする。 2.細工物などを磨いて仕上げる。〈漢字ペディア〉 ●H15-1㈠ |
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313 | 壇上に向かって熾んに【捲】し立てた | ◆1 | まく | 関連熟語:席捲(セッケン) ★捲し立てる(まく-し-た-てる) 1.息もつかせず、激しく言い立てる。立て続けに述べ立てる。まくしかける。 2.激しく追い立てる。あおりたてる。〈日本国語大辞典〉 |
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314 | 地獄の羅刹に【魘】される | ◆1 | うな | 関連熟語:夢魘(ムエン) ★魘される(うな-される) 恐ろしい夢におびえて、眠ったまま苦しそうにうなる。〈漢字ペディア〉 |
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315 | 恥ずかしげに扇を【翳】す | ◆1 | かざ | 関連熟語:掩翳(エンエイ) ★翳す(かざ-す) 1.頭上に掲げる。 2.物の上にさしかける。 3.額のあたりにおおいかける。〈漢字ペディア〉 ●H09-3㈠/●H14-3㈠ |
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316 | 中たらずと【雖】も遠からず | ◆1 | いえど | 関連熟語:-- ★雖も(いえど-も) たとえ…であっても。…といっても。〈漢字ペディア〉 ▼中(ア)たらずと雖も遠(トオ)からず…何事も真心から行えば、完全とはいえないまでも、ほぼそれに近い成果をあげることができるということ。転じて、的中しないまでも、それほど見当が外れていないこと。〈漢字ペディア〉 ●H06-3㈠ |
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317 | 忠臣は其の君に【諂】わず | ◆1 | へつら | 関連熟語:諂諛(テンユ) ★諂う(へつら-う) 気に入られようと機嫌をとる。こびる。おもねる。〈漢字ペディア〉 ●H10-2㈠/●H13-3㈠ |
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318 | 長葱を土に【埋】けて保存する | ◆1 | い | 関連熟語:-- ★埋ける(い-ける) 1.炭火が消えないように、灰にうずめる。 2.土の中にうめる。〈漢字ペディア〉 ●H10-1㈠ |
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319 | 庭に大きな【棗】の木がある | ◆1 | なつめ | 関連熟語:梨棗(リソウ) ★棗(なつめ) 1.クロウメモドキ科の落葉小高木。中国原産。夏、黄緑色の小花をつけ、楕円形の果実を結ぶ。果実は食用や薬用。 2.抹茶を入れる茶入れ。形が@の果実に似る。〈漢字ペディア〉 |
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320 | 敵の荒肝を【拉】いでみせよう | ◆1 | ひし ひしゃ |
関連熟語:拉朽(ロウサツ/ラサツ) ★拉ぐ(ひし-ぐ) 1.押しつぶす。 2.勢いをくじく。〈漢字ペディア〉 ●H28-3㈠/●R01-3㈠ |
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321 | 笛のような美しい声で【鷽】が囀る | ◆1 | うそ | 関連熟語:-- ★鷽(うそ) アトリ科の小鳥。スズメよりやや大きい。背は青灰色で尾は黒く、雄のほおは紅色。口笛のような声で鳴く。〈漢字ペディア〉 ●H07-2㈠/●H23-1㈠ |
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322 | 天を恨みず人を【咎】めず | ◆1 | とが | 関連熟語:追咎(ツイキュウ) ★天(テン)を恨(ウラ)みず人(ヒト)を咎めず…不遇であるからといって、天を恨んだり人を咎めたりしないで、みずから修養に努める。〈日本国語大辞典〉 |
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323 | 都大路を【直】走る | ◆1 | ひた | 関連熟語:-- ★直走る(ひたはし-る) ひたすら走り続ける。休むことなく一心に走る。〈漢字ペディア〉 ●H06-1㈠ |
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324 | 冬の宿阿寒の【毬藻】のみ青く | ◆1 | まりも | 関連熟語:-- ★毬藻(まりも) 緑藻類シオグサ科の淡水藻。湖などに自生。緑色の糸状細胞がもつれ、球形になる。阿寒湖のものは特別天然記念物。〈漢字ペディア〉 |
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325 | 唐詩数首を【諷】んじる | ◆1 | そら | 関連熟語:諷経(フギン) ★諷んじる(そら-んじる) そら読みする。そらでうたう。また、声を出して朗読したり、節をつけてうたう。〈漢字ペディア〉 ●H22-2㈠ |
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326 | 東屋の中で煙草を【燻】らしていた | ◆1 | くゆ | 関連熟語:燻煙(クンエン) ★燻らす(くゆ-らす) 煙をゆるやかに立てる。くゆらせる。〈漢字ペディア〉 |
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327 | 藤蔓を【箍】とした桶を使っていた | ◆1 | たが | 関連熟語:-- ★箍(たが) 桶や樽の周りにはめる、竹や金属製の輪。〈漢字ペディア〉 ●H16-2㈠ |
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328 | 豆腐に【鎹】 | ◆1 | かすがい | 関連熟語:-- ▼豆腐に鎹…手ごたえや効き目のないたとえ。豆腐にかすがいを打ちこんでも、豆腐がくずれるだけの意から。糠に釘。暖簾に腕押し。〈漢字ペディア〉 |
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329 | 頭蓬たりて【梳】るに暇あらず | ◆1 | くしけず | 関連熟語:梳盥(ソカン) ★梳る(くしけず-る) 櫛ですいて髪の毛をととのえる。けずる。とかす。すく。〈日本国語大辞典〉 |
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330 | 頭領としての【弁】えがある | ◆1 | わきま | 関連熟語:勘弁(カンベン) ★弁える(わきま-える) 1.正しく判断して見きわめる。判別する。 2.物事を十分に理解している。心得る。〈漢字ペディア〉 ●H13-1㈠ |
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331 | 堂奥に御神体が【祀】ってある | ◆1 | まつ | 関連熟語:合祀(ゴウシ) ★祀る(まつ-る) 1.神霊をなぐさめ儀式を行う。 2.神としてあがめ一定の場所に安置する。〈漢字ペディア〉 |
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332 | 道具箱から【鏝】を取り出す | ◆1 | こて | 関連熟語:泥鏝(デイマン) ★鏝(こて) 壁などを塗るときに使う、鉄の平たい板に柄をつけた道具。〈漢字ペディア〉 ●H19-1㈠ |
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333 | 独活を【饅】にして一献ふるまう | ◆1 | ぬた | 関連熟語:-- ★饅(ぬた) 魚介類や野菜などを酢みそであえた料理。ぬたあえ。ぬたなます。〈漢字ペディア〉 ●H18-2㈠/●H24-2㈠/●H28-2㈠ |
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334 | 南瓜の葉や茎が【萎】びている | ◆1 | しな | 関連熟語:萎禾(イカ) ★萎びる(しな-びる) 水分や生気を失いしわがよる。〈漢字ペディア〉 |
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335 | 二十歳は【丁未】の歳となる | ◆1 | ひのとひつじ | 関連熟語:丁未(テイビ) ★十干十二支。 |
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336 | 二人の足音が【谺】するばかりでした | ◆1 | こだま | 関連熟語:-- ★谺/木霊(こだま) 1.樹木に宿る精霊。木の精。 2.声や音が山・谷などに反響すること。やまびこ。〈漢字ペディア〉 ●H09-1㈠ |
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337 | 肉を串に刺して【榾火】で焼く | ◆1 | ほたび ほだび |
関連熟語:榾柮(コツトツ/コットツ) ★榾火(ほたび/ほだび) 木の切れはしや枯れ枝などを燃やす火。たき火。〈漢字ペディア〉 ●H07-1㈠「榾」 ●H13-1㈠「榾」 ●H15-3㈠/●H19-2㈠ |
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338 | 日がな一日苧を【績】む | ◆1 | う | 関連熟語:紡績(ボウセキ) ★績む(う-む) 麻などの繊維をより、つないで糸にする。つむぐ。〈漢字ペディア〉 ●H25-3㈠ |
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339 | 日常生活の【一齣】を描く | ◆1 | ひとこま | 関連熟語:-- ★一齣(ひとこま) 映画や演劇などの短いひと区切り。一場面。転じて、一般的なできごとの一場面。〈漢字ペディア〉 ●H07-2㈠/●H26-2㈠ |
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340 | 熱烈な意気が彼女の心を【撼】かした | ◆1 | うご | 関連熟語:震撼(シンカン) ★撼かす(うご-かす) 物や人の心に衝撃を与えて、揺り動かす。揺さぶる。〈漢字ペディア〉 |
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341 | 濃密の花の香りに【噎】せる | ◆1 | む | 関連熟語:噎嘔(エツオウ) ★噎せる(む-せる) 煙や飲食物がのどにつかえてせきこむ。〈漢字ペディア〉 ●H30-1㈠ |
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342 | 梅は食うとも【核】食うな | ◆1 | さね | 関連熟語:肴核(コウカク) ★核(さね) 1.果物の中心にある堅い部分。種(タネ)。 2.板をつなぎ合わせるために、片方の板に作る細長い突起。〈漢字ペディア〉 ●H09-1㈠ |
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343 | 白日放歌【須】らく酒を縦にすべし | ◆1 | すべか | 関連熟語:-- ★須らく(すべか-らく) 多くは下に「べし」を伴って、ある事をぜひともしなければならないという気持ちを表す。当然。ぜひとも。〈大辞泉〉 |
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344 | 白布を川の流れに【醂】す | ◆1 | さわ | 関連熟語:醂柿(リンシ) ★醂す(さわ-す) 1.焼酎などにつけてカキの渋をぬく。あわす。 2.水につけてさらす。 3.黒い漆を、光沢の出ない程度に薄く塗る。〈漢字ペディア〉 ●H16-3㈠/●H23-3㈠/●H25-2㈠ |
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345 | 反発と憎悪を【綯】い交ぜにして睨んだ | ◆1 | な | 関連熟語:索綯(サクトウ) ★綯い交ぜ(な-い-ま-ぜ) 種類や性質の異なるものが、一つにまぜ合わさること。また、そのもの。ごちゃごちゃなもの。〈漢字ペディア〉 ●H10-3㈠/●H14-3㈠ |
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346 | 彼の不心得を諫め【窘】めた | ◆1 | たしな | 関連熟語:-- ★窘める(たしな-める) 言葉で穏やかに注意する。反省を促す。〈漢字ペディア〉 ●H11-3㈠ |
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347 | 彼は名立たる棟梁の【悴】である | ◆1 | せがれ | 関連熟語:-- ★悴(せがれ) 1.自分の息子を謙遜していう語。 2.他人の息子をいやしめていう語。〈漢字ペディア〉 |
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348 | 秘伝の【釉】を調える | ◆1 | うわぐすり | 関連熟語:釉薬(ユウヤク) ★釉/釉薬(うわぐすり) 素焼の陶磁器の表面に塗り、焼いてつやを出すガラス質の珪酸(ケイサン)塩化化合物を主成分とするもの。つやぐすり。〈漢字ペディア〉 ●H09-1㈠/●H19-1㈠ |
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349 | 秘仏を【丙寅】の年のみ開帳する | ◆1 | ひのえとら | 関連熟語:丙寅(ヘイイン) ★十干十二支。 |
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350 | 浜辺で漁網を【結】く | ◆1 | す | 関連熟語:-- ★結く(す-く)糸や縄を編んでつなげる。〈漢字ペディア〉 ●H27-1㈠ |
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351 | 不賛成の意を【仄】めかす | ◆1 | ほの | 関連熟語:仄聞(ソクブン) ★仄めかす(ほの-めかす) それとなく態度や言葉などで表す。ほのかに示す。〈漢字ペディア〉 |
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352 | 楓に【鶸色】の若葉が萌え出た | ◆1 | ひわいろ | 関連熟語:-- ★鶸色(ひわいろ) ヒワの羽のような黄緑色。黄色の強い萌葱(モエギ)色。〈漢字ペディア〉 ●H07-1㈠「鶸」 ●H13-1㈠/●H16-3㈠ |
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353 | 風が強いので【蔀】を下ろさせた | ◆1 | しとみ | 関連熟語:蔀屋(ホウオク) ★蔀(しとみ) 昔の建具の一つ。格子組みの裏に板を張り、上下二枚からなる戸。日光をさえぎり、風雨を防いだ。蔀戸(しとみど)。〈漢字ペディア〉 ●H12-2㈠/●H14-2㈠「蔀戸(しとみど)」 |
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354 | 風に草木が【靡】く | ◆1 | なび | 関連熟語:風靡(フウビ) ★靡く(なび-く) 1.風や水などの勢いによって、動いたり傾いたりする。 2.ある者の意志や威力にしたがう。また、はたらきかけられて、相手を好きになる。〈漢字ペディア〉 ●H06-1㈠ |
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355 | 風呂敷の隅を【抓】んで丁寧に折る | ◆1 | つま つ |
関連熟語:-- ★抓む(つま-む) 指先ではさみつかむ。〈漢字ペディア〉 |
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356 | 払子の毛先を【剪】み切る | ◆1 | はさ | 関連熟語:剪截(センセツ) ★剪む(はさ-む) はさみで切断する。はさみきる。〈漢字ペディア〉 |
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357 | 物を見る度に軽く眉を【皺】めている | ◆1 | しわ | 関連熟語:皺面(シュウメン) ★皺む(しわ-む) しわが寄る。しなびる。〈漢字ペディア〉 |
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358 | 文中、人の心を【擽】るものがあった | ◆1 | くすぐ | 関連熟語:-- ★擽る(くすぐ-る) 1.皮膚を軽く刺激して、こそばゆい感じにさせる。 2.人の感情を刺激する。感じやすい心にはたらきかけて快い気分にさせる。 3.人を笑わせようとして、こっけいなことを言う。〈漢字ペディア〉 ●H07-2㈠/●H17-1㈠ |
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359 | 兵を起こし城を【屠】る | ◆1 | ほふ | 関連熟語:狗屠(クト/コウト) ★屠る(ほふ-る) 1.鳥獣の体を切り裂く。2. みなごろしにする。 3.敵を打ち破る。〈漢字ペディア〉 ●H11-3㈠ |
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360 | 兵馬を【小倅】などと侮っている | ◆1 | こせがれ | 関連熟語:-- ★小倅(こせがれ) 1.青年をののしっていう語。こわっぱ。 2.自分または他人のむすこを卑しめていう語。〈日本国語大辞典〉 |
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361 | 平生の【身嗜】みに無関心である | ◆1 | みだしな | 関連熟語:嗜好(シコウ) ★身嗜み(みだしな-み) 衣服などを整えて、人に不快を感じさせないように、身のまわりをきちんとすること。〈漢字ペディア〉 |
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362 | 柄も折れよ刃も砕けよと【抉】る | ◆1 | えぐ | 関連熟語:剔抉(テッケツ) ★抉る/刳る(えぐ-る) 1.刃物などを突き刺して回す。 2.物事の内部を鋭く指摘する。〈漢字ペディア〉 ●H08-3㈠ |
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363 | 米【搗】つ男等、恐れ惑いて蹲る | ◆1 | か | 関連熟語:-- ★搗つ(か-つ) 1.搗(ツ)く。臼で舂(ツ)く。 2.たたいて落とす。〈日本国語大辞典〉 ●H23-3㈠ |
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364 | 米を【舂】きながら思考する | ◆1 | つ うすづ |
関連熟語:舂米(ショウマイ/ショウベイ) ★舂く(つ-く) 棒状の物で穀物などを打って押しつぶしたり、つきかためたりする。〈漢字ペディア〉 |
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365 | 墓木【已】に拱す | ◆1 | すで | 関連熟語:已往(イオウ) ▼墓木(ボボク)已に拱(キョウ)す…墓上に植えた木がひとかかえもあるほど大きくなっている。本来ならとっくに死んでいるはずだ。相手を、死にぞこない、長生きをして邪魔だなどとののしることば。また、転じて、実際に死後長い年月が過ぎる。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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366 | 蓬萊曲【将】に稿を脱せんとす | ◆1 | まさ | 関連熟語:将来(ショウライ) ★将に(まさ-に) これから。今にも。きっと。近い将来を表す語。〈漢字ペディア〉 |
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367 | 鱒専用の【筌】を仕掛ける | ◆1 | うえ | 関連熟語:筌蹄(センテイ) ★筌(うえ) 魚を捕る道具。細い竹を筒状または底のあいた徳利状に編み、水中に置くもの。ふせご。うけ。〈漢字ペディア〉 ●H27-2㈠ |
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368 | 明日香の風が【采女】の袖を吹き返す | ◆1 | うねめ | 関連熟語:采女(サイジョ) ★采女(うねめ) 昔、宮中で天皇や皇后の食事の世話などをした女官。〈漢字ペディア〉 ●H30-1㈠ |
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369 | 銘木の槐を【床框】に使用している | ◆1 | とこがまち | 関連熟語:-- ★床框(とこがまち) 床の間の前につけてある化粧横木。床縁(とこぶち)。〈漢字ペディア〉 ●H18-2㈠「框」 |
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370 | 鳴り物入りで【囃】す | ◆1 | はや | 関連熟語:-- ★囃す(はや-す) 1.声をかけたり手を打ったりして調子をとる。 2.囃子(はやし)を演奏する。 3.口をそろえてひやかしたりほめたりする。〈漢字ペディア〉 ●H06-2㈠ |
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371 | 木の下に汁も【膾】も桜かな | ◆1 | なます | 関連熟語:魚膾(ギョカイ) ★膾/鱠(なます) 生の魚介類や野菜を細かく刻んで酢にひたした料理。〈漢字ペディア〉 |
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372 | 木を伐って【桴】に編む | ◆1 | いかだ | 関連熟語:桴筏(フバツ) ★桴(いかだ) 木材や竹をつるなどでつないで、水上に浮かべるもの。〈漢字ペディア〉 ●H13-2㈠/●H21-2㈠ |
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373 | 黙って【俯】いていた | ◆1 | うつむ | 関連熟語:俯仰(フギョウ) ★俯く(うつむ-く) 頭を下げて顔を下に向ける。 ●H06-2㈠ |
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374 | 門に入りて【諱】を問う | ◆1 | いみな | 関連熟語:偏諱(ヘンキ) ★諱(いみな) 1.亡くなった人の生前の名。 2.死者を尊んでおくる名。諡(おくりな)。 3.身分の高い人の実名。〈漢字ペディア〉 ●H07-2㈠/●H19-1㈠ |
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375 | 夜の【帳】が落ちかかる | ◆1 | とばり | 関連熟語:緞帳(ドンチョウ) ▼夜の帳(よる-の-とばり) 夜の闇のこと。夜の幕。〈日本国語大辞典〉 |
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376 | 薬と鍼灸を用うるは、【已】む事を得ざる下策なり | ◆1 | や | 関連熟語:生滅滅已(ショウメツメツイ) ▼薬(クスリ)と鍼灸(シンキュウ)を用(モチ)うるは、已む事を得(エ)ざる下策(ゲサク)なり…薬や鍼灸を用いる前に病気にならないよう、ふだんから健康に気をつけることが第一である。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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377 | 油をしぼった残り【滓】だ | ◆1 | かす | 関連熟語:渣滓(サシ) ★滓(かす) 1.液体などの底にたまるもの。おり。 2.必要な部分を取り除いたあとに残った不用物。つまらないもの。〈漢字ペディア〉 ●H05-1㈠ |
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378 | 友の便りには真情が【迸】っていた | ◆1 | ほとばし | 関連熟語:迸出(ホウシュツ/ヘイシュツ) ★迸る(ほとばし-る) 激しい勢いで飛び散る。〈漢字ペディア〉 ●H08-1㈠ |
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379 | 夕顔が【仄仄】と咲いていた | ◆1 | ほのぼの | 関連熟語:-- ★仄仄(ほのぼの) 1.ほんのりと。かすかに。 2.心があたたまるようなさま。〈漢字ペディア〉 |
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380 | 予想外の事態に【目眩】くような思いだ | ◆1 | めくるめ | 関連熟語:瞑眩(メンゲン) ★目眩く(めくるめ-く) 目がくらむ。目まいがする。〈漢字ペディア〉 |
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381 | 幼気盛りの笑顔が【眩】しい | ◆1 | まぶ | 関連熟語:眩耀(ゲンヨウ) ★眩しい(まぶ-しい) 光が強くて目をあけていられないほどだ。まばゆい。〈漢字ペディア〉 |
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382 | 幼児をなだめ【賺】す | ◆1 | すか | 関連熟語:啜賺(セッタン) ★賺す(すか-す) 1.機嫌をとってなだめる。 2.言葉でだます。たぶらかす。〈漢字ペディア〉 ●H06-1㈠ |
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383 | 洋書に【栞】を挟む | ◆1 | しおり | 関連熟語:-- ★栞(しおり) 1.読みかけの書物に目印としてはさむもの。 2.物事についての案内書。手引き。〈漢字ペディア〉 |
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384 | 慾に目が【眩】れて家産を蕩尽する | ◆1 | く | 関連熟語:眩惑(ゲンワク) ★眩れる(く-れる) 心がまどい、どうしてよいかわからない。〈漢字ペディア〉 |
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385 | 来年の干支は【辛巳】である | ◆1 | かのとみ | 関連熟語:辛巳(シンシ) ●H11-3㈠ |
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386 | 里人は神隠しだ【人攫】いだと噂した | ◆1 | ひとさら | 関連熟語:-- ★人攫い/人掠い(ひとさら-い) 暴力で、または、だまして女子や子どもを連れ去ること。また、その人。〈日本国語大辞典〉 |
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387 | 竜躍りて淵に在り、五雲【裹】む | ◆1 | つつ | 関連熟語:裹頭(カトウ) ★裹む(つつ-む) くるむ。まとう。〈漢字ペディア〉 ●H09-1㈠/●H16-1㈠/●H19-1㈠ |
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388 | 竜鱗に【攀】じ鳳翼に附す | ◆1 | よ | 関連熟語:登攀(トハン/トウハン) ★攀じる(よ-じる) のぼろうとしてすがりつく。また、よじのぼる。〈漢字ペディア〉 ●H12-3㈠ |
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389 | 良き絵師といえども丹の色に【咎】あり | ◆1 | とが | 関連熟語:罪咎(ザイキュウ) ▼良(ヨ)き絵師(エシ)といえども丹(ニ)の色(イロ)に咎あり…上手な画家でも、必ずどこかに彩色の欠点があるものである。その道に長じた人でも完璧ということはありえないというたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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390 | 良驥の足を【絆】し責む | ◆1 | ほだ | 関連熟語:羈絆(キハン) ★絆す(ほだ-す) 1.ウシやウマを綱などでつなぎ止める。 2.人間の自由を奪う。束縛する。〈漢字ペディア〉 ●H14-1㈠/●H17-2㈠ |
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391 | 鱗を【刮】げてから筒切りにした | ◆1 | こそ | 関連熟語:-- ★刮げる(こそ-げる) こすりけずって取る。また、表面に付着している物をかきとってはがす。〈漢字ペディア〉 ●H20-1㈠/●H22-1㈠/●H29-1㈠ |
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392 | 烈士は営みを【苟】にせず | ◆1 | かりそめ | 関連熟語:苟且(コウショ) ★苟にす(かりそめ-にす) かりそめな。いいかげんなさま。〈漢辞海〉 ●H10-2㈠ |
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393 | 蓮の花が【萼】を動かして香気を漂わす | ◆1 | うてな はなぶさ |
関連熟語:萼片(ガクヘン) ★萼(うてな) 花の最も外側にあって、花を保護し支えているもの。花のがく。〈漢字ペディア〉 ●H10-3㈠/●H21-2㈠ |
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394 | 老大家に褒められて【脂下】がっている | ◆1 | やにさ | 関連熟語:-- ★脂下がる(やにさ-がる) 気取ってかまえる。いい気分になってにやにやする。キセルを吸うとき、脂(ヤニ)が吸い口のほうに下がるように、雁首(ガンクビ)を上げて反り気味になる格好から。〈漢字ペディア〉 |
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395 | 腕に【縒】りを掛けて料理する | ◆1 | よ | 関連熟語:-- ★腕(ウデ)に縒りを掛ける…十分に腕前を発揮しようとして意気込む。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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396 | 腕を【拱】きて大会に対す | ◆1 | こまぬ こまね |
関連熟語:拱手(キョウシュ) ★拱く(こまぬ-く/こまね-く) 1.両手を重ねて胸の前に置く。腕組みをする。 2.何もしないでただ見ている。〈漢字ペディア〉 ●H13-3㈠ |
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397 | 咄嗟に【前褌】を取った | ◆1 | まえみつ | 関連熟語:--br>★前褌(まえみつ) 相撲のまわしで、体の前面の横にわたっている部分。前まわし。〈漢字ペディア〉 ●H28-3㈠ |
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398 | 囮捜査で犯人を【誘】き出した | ◆1 | おび | 関連熟語:-- ★誘き出す(おび-き-だ-す) だましてさそい出す。〈大辞泉〉 |
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399 | 寇に兵を藉して、盗に糧を【齎】す | ◆1 | もたら | 関連熟語:齎糧(セイリョウ) ★齎す(もたら-す) 1.持ってくる。また、持って行く。 2.何かの原因で、ある結果や影響が出てくる。〈漢字ペディア〉 ●H14-2㈠/●H20-3㈠ |
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400 | 揣摩臆測を【逞】しくする | ◆1 | たくま | 関連熟語:逞志(テイシ) ★逞しい(たくま-しい) 1.体ががっしりしている。 2.意志や勢いが盛んで力強い。〈漢字ペディア〉 ●H13-3㈠ |
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401 | 檜の薄板を【綰】ねて円筒形の器を作る | ◆1 | わが | 関連熟語:-- ★綰ねる(わが-ねる) 輪の形に曲げて結ぶ。〈漢字ペディア〉 ●H16-3㈠/●H21-1㈠/●H27-1㈠ |
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402 | 梟の【塒】を探しあてた | ◆1 | ねぐら とや |
関連熟語:鶏塒(ケイジ/ケイシ) ★塒(ねぐら) 1.ニワトリのねどこ。転じて、鳥の寝る所。巣。 2.人の泊まる所。〈漢字ペディア〉 ●H09-3㈠ |
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403 | 罠【拵】えて首突っ込む | ◆1 | こしら | 関連熟語:-- ▼罠(ワナ)拵えて首(クビ)突っ込む…他人を陥れようとして、かえって自分自身の破滅を招くたとえ。自縄自縛。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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404 | 羝羊、【藩】に触れて進退谷まる | ◆1 | まがき | 関連熟語:藩籬(ハンリ) ★藩(まがき) 枝などを逆方向にそらせてからませた、生垣。垣根。〈漢字ペディア〉 ●H14-2㈠ |
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405 | 膠に浸した牛革を金槌で【撓】める | ◆1 | いた | 関連熟語:-- ★撓める(いた-める) 皮を膠(ニカワ)の溶液に浸し、金づちなどで打ち固める。〈漢字ペディア〉 ●H25-1㈠ |
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406 | 臘梅の花が【萎】んでいた | ◆1 | しぼ | 関連熟語:萎縮(イシュク) ★萎む(しぼ-む) 1.草花が水分をなくして小さくなる。 2.張りがなくなって縮む。〈漢字ペディア〉 |
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407 | 舳先から鯱に【銛】を射込む | ◆1 | もり | 関連熟語:-- ★銛(もり) 棒の先に鋭くした金属をつけ、魚などを刺して捕る道具。〈漢字ペディア〉 ●H08-2㈠ |
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408 | 錺職は幾種類もの【鏨】を使う | ◆1 | たがね | 関連熟語:-- ★鏨(たがね) 金属や石に用いるはがねで作ったのみ。〈漢字ペディア〉 ●H10-3㈠/●H23-2㈠/●H30-2㈠ |
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409 | 髀肉の嘆を【喞】つ | ◆1 | かこ | 関連熟語:-- ★喞つ(かこ-つ) ぐちを言ってなげく。〈漢字ペディア〉 ●H06-1㈠/●H11-1㈠/●H17-1㈠ |
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410 | 鷁舟乍ち動き、朱鷺【徐】に鳴く | ◆1 | おもむろ | 関連熟語:徐行(ジョコウ) ★徐に(おもむろ-に) 動作がものものしくゆっくりしているさま。〈漢字ペディア〉 |
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411 | 麤く【斫】られたる石にも神の定めたる運あり | ◆2 | き | 関連熟語:斫断(シャクダン) ★斫る(き-る) 斧などの刃物でたたききる。きって落とす。〈漢字ペディア〉 |
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412 | 【鶪】が枯れ枝で鋭く鳴いた | ◆2 | もず | 関連熟語:-- ★百舌/鶪/鴃(もず) モズ科の鳥。低山にすむ。頭と背は赤褐色。腹は白色。カエルなどを捕食。秋、「キイーキイー」と鋭い声で高鳴きする。〈漢字ペディア〉 ●H12-3㈠/●H17-2㈠ |
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413 | 【鼴】が石につかえたように捗らない | ◆2 | もぐら もぐらもち |
関連熟語:鼴鼠(エンソ) ★鼴(もぐら) モグラ科の哺乳類。ネズミに似て地中に穴を掘って生息する。土竜。〈漢辞海〉 ●H11-3㈠ |
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414 | 【櫱】が風雨に耐えて成長を続けた | ◆2 | ひこばえ | 関連熟語:萌櫱(ホウゲツ/ボウゲツ) ★櫱(ひこばえ) 草木の切り株や根元から萌(も)え出る新芽。またばえ。〈漢字ペディア〉 ●H15-1㈠ |
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415 | 【衊】すべからざる神域ならん | ◆2 | けが | 関連熟語:汚衊(オベツ) ★衊す(けが-す) 血でよごす。転じて、はずかしめる。〈漢字ペディア〉 ●H28-3㈠ |
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416 | 【鱟】の生態を調査した | ◆2 | かぶとがに | 関連熟語:-- ★鱟/鱟魚/兜蟹(かぶとがに) カブトガニ科の節足動物の総称。日本では瀬戸内海と博多湾に一種がすむ。全体に緑褐色。頭胸甲は半円状の兜(かぶと)をふせた形で、腹甲は五角形、尾部は剣状。古生代からの生き残りで「生きた化石」といわれる。天然記念物。〈漢字ペディア〉 ●H11-3㈠/●H20-1㈠ |
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417 | 【萁】を燃やして煮炊きをする | ◆2 | まめがら | 関連熟語:萁稈(キカン) ★萁(まめがら) マメの茎や枝。〈漢辞海〉 ●H15-3㈠ |
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418 | 【一坏】の濁れる酒を飲むべくあるらし | ◆2 | ひとつき | 関連熟語:耳坏(ジハイ) ★坏(つき) 古代、飲食物を盛る器。初めは土器で椀(ワン)よりは浅く、皿よりは深い。高坏など。〈漢字ペディア〉 ●H30-3㈠ |
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419 | 【允】に厥の中を執る | ◆2 | まこと | 関連熟語:允文允武(インブンインブ) ★允に(まこと-に) 明らかに。本当に。いかにも。〈漢字ペディア〉 ●H13-2㈠ |
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420 | 【咽】を搤して背を拊つ | ◆2 | のど | 関連熟語:咽喉(インコウ/エンコウ) ★咽(のど) 食道と気道に通じるところ。咽喉(インコウ) 2.物事の重要なところ。急所。〈漢字ペディア〉 |
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421 | 【簡】ぶは帝の心に在り | ◆2 | えら | 関連熟語:料簡(リョウケン) ★簡ぶ(なら-ぶ) 善し悪しをより分ける。すぐれてよいほうを取る。えりぬく。〈漢字ペディア〉 ●H12-3㈠/●H27-1㈠ |
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422 | 【稽】うる無きの言は聴くこと勿れ | ◆2 | かんが | 関連熟語:稽古(ケイコ) ★稽える(かんが-える) 物事をつきつめてかんがえ合わす。寄せ集めて引き比べる。〈漢字ペディア〉 ●H10-3㈠ |
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423 | 【疾】しさの念を払拭できない | ◆2 | やま | 関連熟語:-- ●H17-1㈠ |
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424 | 【嘗】みにこれが為に巨鍾を撞く | ◆2 | こころ | 関連熟語:嘗試(ショウシ) ★嘗みる(こころ-みる) ためす。試験する。〈漢辞海〉 ●H13-2㈠ |
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425 | 【窃】かに隣国に入り込んだ | ◆2 | ひそ | 関連熟語:窃視(セッシ) ★窃かに(ひそ-かに) 人目を盗んでするようす。こっそりと。 ●H13-3㈠ |
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426 | 【粗栲】の衣を身に纏っている | ◆2 | あらたえ | 関連熟語:-- ★粗栲/荒妙(あらたえ) 織り目のあらい粗末な布。〈漢字ペディア〉 ●H21-1㈠/●H27-3㈠ |
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427 | 【朝餉】の間に上はおわします | ◆2 | あさがれい | 関連熟語:-- ★朝餉(あさがれい) 1.天皇の日常の簡単な食事。 2.「朝餉の間」の略。清涼殿の天皇が食事をとる部屋。〈漢字ペディア〉 ●R01-2㈠ |
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428 | 【肉醬】の作り方を教わる | ◆2 | ししびしお | 関連熟語:-- ★肉醬(ししびしお) 干した肉を刻み、こうじや塩をまぜて作った食品。塩辛など。〈漢字ペディア〉 ●H25-1㈠ |
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429 | 【梅醬】の作り方を伝授される | ◆2 | うめびしお | 関連熟語:-- ★梅醬(うめびしお) 梅干しの肉をつぶして砂糖を入れ、まぜ合わせたもの。〈漢字ペディア〉 ●H26-3㈠ |
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430 | 【薄穢】い笑い方をする | ◆2 | うすぎたな | 関連熟語:醜穢(シュウワイ) |
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431 | 【備】に遺留品を調査した | ◆2 | つぶさ | 関連熟語:備述(ビジュツ) ★備に(つぶさ-に) ことごとく。残らず。〈漢字ペディア〉 ●H16-3㈠/●H23-1㈠ |
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432 | 【面窶】れした頰に微笑を浮かべていた | ◆2 | おもやつ | 関連熟語:寒窶(カンク) ★面窶れ(おもやつ-れ) (病気や疲れなどのため)顔がやせ衰えること。また、以前よりも顔がやせ衰えて見えること。〈日本国語大辞典〉 |
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433 | 【佯】りて北ぐるは従うなかれ | ◆2 | いつわ | 関連熟語:佯狂(ヨウキョウ) ★佯る(いつわ-る) まねをする。ふりをする。〈漢辞海〉 ●H29-2㈠ |
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434 | 【倩】、事件の経緯を考えてみた | ◆2 | つらつら | 関連熟語:-- ★倩(つらつら) つくづく。よくよく念を入れて。〈漢字ペディア〉 ●H17-2㈠/●H21-1㈠ |
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435 | 【儻】いは其の二心有らんことを恐る | ◆2 | ある | 関連熟語:儻若(トウジャク) ★儻いは(ある-いは) ことによると。おそらく。〈漢辞海〉 ●R02-3㈠ |
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436 | 【儻】し他意有らば、難たること小ならず | ◆2 | も | 関連熟語:儻若(トウジャク) |
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437 | 【吝】い所へ皺がよる | ◆2 | しわ | 関連熟語:吝嗇(リンショク) ★吝い(しわ-い) けちである。しみったれている。ものおしみする性質である。〈漢字ペディア〉 |
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438 | 【嗔】れる拳も笑う面は打たず | ◆2 | いか | 関連熟語:嗔恚(シンイ) ★嗔る(いか-る) はげしくいきどおること。いかって怒鳴ること。〈漢字ペディア〉 ●H10-2㈠/●H26-1㈠ |
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439 | 【嗷】しい脣吻の音をもって絃歌講誦の声を擾す | ◆2 | かまびす | 関連熟語:嗷訴(ゴウソ) |
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440 | 【嘴太鴉】の駆除が計画された | ◆2 | はしぶとがらす | 関連熟語:-- ★嘴太鴉(はしぶとがらす) カラス科の鳥。山林や都市にふつうに見られる。全身黒く、くちばしが太い。ヤマガラス。〈漢字ペディア〉 ●H13-2㈠ |
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441 | 【噫】斗筲の人、何ぞ算うるに足らん | ◆2 | ああ | 関連熟語:噫嗚(イオ) ★噫(ああ) 悲しみ嘆く声。おお。〈漢字ペディア〉 |
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442 | 【嚮】に催された展覧会が物議を醸した | ◆2 | さき | 関連熟語:嚮日(キョウジツ) ★嚮に/向に(さき-に) 以前に。まえに。さきごろ。むかし。〈漢字ペディア〉 ●H20-2㈠/●H29-3㈠ |
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443 | 【囈】のように経文を唱える | ◆2 | うわごと たわごと |
関連熟語:囈語(ゲイゴ) ★囈語/囈/譫言(うわごと) 1.熱にうなされるなどして無意識に発する言葉。 2.筋道の立たないとりとめのない言葉。たわごと。〈漢字ペディア〉 ●H17-1㈠/●H24-2㈠ |
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444 | 【堋】に据えた的を射る | ◆2 | あずち | 関連熟語:-- ★堋(あずち) 弓を射るとき、的を立てかけるために後ろの土を山形に盛った所。〈漢字ペディア〉 ●H24-1㈠/●H26-1㈠/●H28-2㈠ |
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445 | 【壜】のまま冷蔵庫に入れよ | ◆2 | びん | 関連熟語:-- ★壜(びん) 液体を入れるおもに細長い容器。ガラスや陶器・金属製などがある。〈漢字ペディア〉 ●H05-2㈠ |
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446 | 【孅】なる身に仮初め事も仮初めならず | ◆2 | かよわ | 関連熟語:孅弱(センジャク) ★孅い(かよわ-い) ほっそりしてなよなよしたさま。たおやかで弱々しいさま。〈漢字ペディア〉 ●H29-2㈠ |
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447 | 【寔】に寛仁大度の人物である | ◆2 | まこと | 関連熟語:-- ★寔に(まこと-に) ほんとうに。まさしく。〈漢字ペディア〉 ●H11-2㈠/●H19-1㈠ |
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448 | 【悋】かなれば人離るべし | ◆2 | やぶさ | 関連熟語:悋惜(リンセキ/リンシャク/リンジャク) ★吝か/悋か(やぶさ-か) 1.ものおしみするさま。 2.ためらうさま。 3.「…に―でない」の形で、…する努力をおしまない、快く…する。〈漢字ペディア〉 ●H19-2㈠ |
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449 | 【愆】ちを繰り返したのを悔いた | ◆2 | あやま | 関連熟語:愆尤(ケンユウ) ★愆ち(あやま-ち) 心得ちがい。やりそこない。しくじり。とが。〈漢字ペディア〉 ●H16-1㈠ |
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450 | 【憔】れが目立つが品位を失わない | ◆2 | やつ | 関連熟語:憔悴(ショウスイ) ★憔れる(やつ-れる) 1.顔色が黄ばみ衰える。 2.疲れはてたさま。〈漢辞海〉 ●H19-2㈠ |
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451 | 【扠】を構えて水面を見つめる | ◆2 | やす | 関連熟語:-- ★扠(やす) 先端が鉄製でフォーク状になった刃をもつ、長柄の漁具。〈漢辞海〉 ●H29-3㈠ |
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452 | 【捩摺】りの名残とて方二間の石あり | ◆2 | もじず | 関連熟語:-- ★捩摺(もじず-り) ネジバナの別称。〈漢字ペディア〉 ●R02-3㈠ |
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453 | 【撓】の見本のような蕉風の句である | ◆2 | しおり | 関連熟語:-- ★撓(しおり) 芭蕉(バショウ)の俳諧理念の一つ。深い愛情をもって眺める作者の心情が句の余情となってにじみ出るもの。〈漢辞海〉 ●H30-3㈠ |
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454 | 【曩】に話したことは確かなことです | ◆2 | さき | 関連熟語:曩祖(ノウソ) ★曩に(さき-に) 以前に。かつて。〈漢字ペディア〉 ●H11-3㈠ |
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455 | 【柬】んで別に取り分く | ◆2 | えら | 関連熟語:柬擢(カンテキ) ★柬ぶ/揀ぶ(えら-ぶ) えり分けて取り出す。より分ける。〈漢字ペディア〉 ●H26-1㈠ |
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456 | 【楹】を鑿ちて書を納む | ◆2 | はしら | 関連熟語:楹書(エイショ) ★楹(はしら) 丸くて太いはしら。家屋の床から天井までまっすぐに立てられた太いはしら。〈漢字ペディア〉 ●H23-3㈠ |
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457 | 【楝】は夏に用いる襲の色目の一つである | ◆2 | おうち | 関連熟語:-- ★樗/楝(おうち) 1.センダンの古名。栴檀(センダン)。 2.襲(カサネ)の色目。表が薄紫で裏が青。〈漢字ペディア〉 ●H15-2㈠ |
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458 | 【槊】を横たえて詩を賦す | ◆2 | ほこ | 関連熟語:戟槊(ゲキサク) ★槊(ほこ) 長い柄に両刃(もろは)の剣をつけた武器。〈漢字ペディア〉 ●H12-3㈠/●H19-3㈠ |
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459 | 【榱】の年輪測定により建築年代が判明した | ◆2 | たるき | 関連熟語:榱桷(スイカク) ★榱(たるき) 棟から軒桁に渡して、屋根板を支える材。丸いたるき(椽)や角のたるき(桷)の総称。〈漢辞海〉 ●H21-3㈠ |
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460 | 【檐端】の荻が風に揺れる | ◆2 | のきば | 関連熟語:-- ●H30-2㈠ |
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461 | 【檠】を用いて強弓を調える | ◆2 | ゆだめ | 関連熟語:-- ★檠/弓矯(ゆだめ) 曲がった弓を両側から引き締めて、ゆがみを直すこと。また、その道具。〈漢字ペディア〉 ●H25-3㈠/●H29-2㈠ |
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462 | 【櫺窓】から曙光が射し込む | ◆2 | れんじまど | 関連熟語:窓櫺(ソウレイ) ★櫺子/連子/櫺(れんじ) 窓や欄間(ランま)などに一定の間隔で取りつけた格子。〈漢字ペディア〉 ●H12-3㈠/●H26-1㈠ |
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463 | 【殃】いは池の魚にまで及ぶ | ◆2 | わざわ | 関連熟語:余殃(ヨオウ) ★殃い(わざわ-い) 災厄。天罰。神のとがめ。〈漢字ペディア〉 ●H09-2㈠ |
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464 | 【滾】つ瀬に紛れ現れ秋の蝶 | ◆2 | たぎ | 関連熟語:滾滾(コンコン) ★滾つ瀬(たぎ-つ-せ) 水があふれるように激しくさかまき流れる瀬。滝つ瀬。〈日本国語大辞典〉 |
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465 | 【澹】き恋慕の情を抱けり | ◆2 | あわ | 関連熟語:澹泊(タンパク) ★澹い(あわ-い) 1.あっさりしている。欲がなくて静か。 2.味や色、光などが濃くない。うすい。〈漢字ペディア〉 ●H27-2㈠ |
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466 | 【燠】かなれば則ち趨く | ◆2 | あたた | 関連熟語:涼燠(リョウイク) ★燠かい(あたた-かい) 火の熱であたたかい。暖気がこもって気持ちのよいさま。〈漢字ペディア〉 ●H20-1㈠/●H23-2㈠/●H25-2㈠/●H29-1㈠ |
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467 | 【爰】に梅の花が咲いている | ◆2 | ここ | 関連熟語:-- ★爰に(ここ-に) 1.この場合に。この時に。 2.話題転換を示す。さて。それで。〈漢字ペディア〉 ●H09-2㈠ |
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468 | 【猝】かに廃太子となった | ◆2 | にわ | 関連熟語:猝嗟(ソッサ) ★猝か/卒か(にわ-か) だしぬけに起こるさま。不意に起こるさま。〈漢字ペディア〉 ●H12-2㈠/●H28-1㈠ |
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469 | 【猥】りに大臣の邸を歴訪した | ◆2 | みだ | 関連熟語:猥多(ワイタ) ★猥りに/妄りに/濫りに(みだ-りに) 正当な意味もなくやたらに。物事を分別もなく行うさま。〈漢字ペディア〉 ●H07-2㈠ |
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470 | 【秣場】で一汗流した | ◆2 | まぐさば | 関連熟語:-- ★秣場(まぐさば) まぐさを草生地。そのほとんどは入会地で、地域の住民が共同で利用した。秣山。草刈場。茅場。肥草山。秣刈場。〈日本国語大辞典〉 ●H21-1㈠/●H22-3㈠ |
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471 | 【窶】しくして葬る能わず | ◆2 | まず | 関連熟語:貧窶(ヒンク)★窶しい(まず-しい) 1.礼の格式を保てないほど財力に乏しい。 2.貧しい。貧窮したさま。〈漢辞海〉 |
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472 | 【筵旗】を立てて嗷訴に及ぶ | ◆2 | むしろばた | 関連熟語:-- ★筵旗/蓆旗(むしろばた) 布帛の代わりに筵を竹竿などにつけて、旗としたもの。百姓一揆などに用いた。〈日本国語大辞典〉 ●H19-2㈠ |
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473 | 【籌】を帷幄の中に運らす | ◆2 | はかりごと | 関連熟語:運籌(ウンチュウ) ★籌(はかりごと) よく考えて練った計画。策略。〈漢字ペディア〉 ●H12-3㈠ |
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474 | 【粤】に起ちて自ら之を見る | ◆2 | ここ | 関連熟語:-- ★粤に(ここ-に) 言葉や文章の言い出しに用いる語。そこで。さて。このように。〈漢字ペディア〉 ●H23-3㈠/●H27-1㈠ |
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475 | 【糅】てて交ぜての難儀を蒙る | ◆2 | か | 関連熟語:-- ★糅てる(か-てる) 柔らかくまぜあわせる。細かくきざんでまぜる。〈漢字ペディア〉 ●H28-3㈠ |
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476 | 【糒】と醪酒をたずさえる | ◆2 | ほしいい かれいい ほしい |
関連熟語:脯糒(ホビ) ★糒/干飯/乾飯(ほしいい) 貯蔵用に米を蒸して乾燥させたもの。湯水に浸して食べる。〈漢字ペディア〉 ●H24-3㈠ |
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477 | 【絮】い話なので聞き流す | ◆2 | くど | 関連熟語:絮説(ジョセツ) ●H09-3㈠ |
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478 | 【纔】かに人を通せるのみ | ◆2 | わず | 関連熟語:-- ★纔か(わず-か) かろうじて。やっとのことで。ようやく。〈漢字ペディア〉 ●H08-2㈠/●H13-2㈠/●H16-2㈠ |
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479 | 【耜】の手入れを怠らない | ◆2 | すき | 関連熟語:覃耜(タンシ/エンシ) ★耜(すき) 土を掘り起こすための農具。〈漢字ペディア〉 ●H25-2㈠ |
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480 | 【聊】かこれで責任を果たした | ◆2 | いささ | 関連熟語:聊爾(リョウジ) ★聊か(いささ-か) 1.わずかに。すこし。 2.しばらく。とりあえず。〈漢字ペディア〉 ●H06-1㈠ |
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481 | 【肆】は軒を争い、幌は風に翻る | ◆2 | みせ | 関連熟語:肆廛(シテン) ★肆(みせ) 商品を並べて販売するみせ。店舗。市場。〈漢字ペディア〉 |
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482 | 【腥】い風が吹いて来る | ◆2 | なまぐさ | 関連熟語:腥風(セイフウ) ★腥い(なまぐさ-い) 1.生肉のにおいのするさま。 2.生々しく世俗的であるさま。〈漢字ペディア〉 ●H07-3㈠/●H16-3㈠ |
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483 | 【膰】とて神供の直会(なおらい)を群臣に頒かち賜う | ◆2 | ひもろぎ | 関連熟語:膰肉(ハンニク) ★膰(ひもろぎ) 祖先のみたまやなどの祭りに供える、火であぶった肉。〈漢字ペディア〉 ●R01-3㈠ |
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484 | 【莨】にするにはまだ早い | ◆2 | たばこ | 関連熟語:莨莠(ロウユウ) ★莨/煙草(たばこ) 1.ナス科の多年草。温帯では一年草。南米原産。葉は先のとがった卵形で大きく、ニコチンを含む。 2.タバコの葉を乾燥させてきざみ、火をつけて煙を吸う嗜好品。〈漢字ペディア〉 ●H18-1㈠/●H25-2㈠ |
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485 | 【菘】は春の七草の一つである | ◆2 | すずな | 関連熟語:-- ★菘/鈴菜(すずな) カブの別称。春の七草の一つ。〈漢字ペディア〉 ●H14-3㈠/●H21-1㈠ |
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486 | 【萍】の生活を余儀なくされる | ◆2 | うきくさ | 関連熟語:萍水(ヘイスイ) ★浮萍/浮草/萍(うきくさ) 1.ウキクサ科の多年草。池沼などの水面に浮かぶ。三個の平らな葉状体の中央から数本のひげ根を出す。 2.水面に浮かんで生える草の総称。 3.不安定で落ち着かない生活のたとえ。〈漢字ペディア〉 ●H10-1㈠/●H18-3㈠ |
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487 | 【謾】いて二代目を名乗る | ◆2 | あざむ | 関連熟語:欺謾(ギマン) ★謾く(あざむ-く) だます。たぶらかす。言葉で真実を覆いかくす。〈漢字ペディア〉 ●H24-1㈠ |
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488 | 【贏】ち得たり青楼薄倖の名 | ◆2 | か | 関連熟語:輸贏(シュエイ/ユエイ) ★贏つ(か-つ) 賭けや競争で相手を負かす。勝負事にかってもうける。〈漢字ペディア〉 ●H13-3㈠ |
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489 | 【蹌】くような足どりだった | ◆2 | よろめ | 関連熟語:蹌踉(ソウロウ) ●H05-2㈠ |
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490 | 【迥】かに翠黛を望む | ◆2 | はる | 関連熟語:迥遼(ケイリョウ) ★迥か(はる-か) 遠く離れているさま。距離が隔たり遠いさま。道程がはるかな意を表す。〈漢字ペディア〉 ●H20-2㈠ |
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491 | 【遐】きに陟るに必ず邇きよりす | ◆2 | とお | 関連熟語:遐邇(カジ) ★遐い(とお-い) 道のへだたりがある意で、はるか。距離がかけ離れているさま。〈漢字ペディア〉 ●H13-2㈠/●R01-3㈠ |
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492 | 【霍】かに消え失せて影も形もない | ◆2 | にわ | 関連熟語:霍然(カクゼン) ★霍か(にわ-か) すばやいさま。たちまち。〈漢字ペディア〉 ●H27-1㈠ |
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493 | 【霾】る中を夕日が没する | ◆2 | つちふ | 関連熟語:霾翳(バイエイ) ★霾る/土降る(つちふ-る) 黄砂が降る。〈漢字ペディア〉 ●H17-2㈠/●H21-1㈠/●H22-3㈠/●H25-2㈠ |
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494 | 【颶】が庭の木の葉を舞い上げた | ◆2 | つむじかぜ | 関連熟語:颶風(グフウ) ●H11-3㈠ |
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495 | 【餽】るに砂金一封を以てす | ◆2 | おく | 関連熟語:餽遺(キイ) ★餽る/饋る(おく-る) 物品をおくり供える。特に、食物をおくる。〈漢字ペディア〉 ●H21-2㈠/●H23-1㈠/●H28-2㈠ |
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496 | 【饑神】に取り憑かれたらしい | ◆2 | ひだるがみ | 関連熟語:-- ★饑神(ひだるがみ) 山中などで人を急に空腹にさせるという神。〈日本国語大辞典〉 ●R02-3㈠ |
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497 | 【饒】かに雅味を帯びている | ◆2 | ゆた | 関連熟語:富饒(フジョウ/フウジョウ/フニョウ) ★饒か(ゆた-か) 物が十分にあるさま。物が多く、富んでいるさま。〈漢字ペディア〉 ●H06-3㈠/●H14-1㈠/●H19-1㈠ |
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498 | 【鬮】に当たった者が役に就いた | ◆2 | くじ | 関連熟語:鬮令(キュウレイ) ★鬮(くじ) 吉凶を占ったり、物事を決めたりする方法。または、それに用いる紙片や木片。〈漢字ペディア〉 ●H15-3㈠ |
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499 | 【鯢】の多くは沼沢に棲息する | ◆2 | さんしょううお | 関連熟語:尺沢之鯢(セキタクノゲイ) ★山椒魚/鯢(さんしょううお) サンショウウオ科・アンビストマ科・プレソドン科の両生類の総称。形はイモリに似て、沼地や谷川にすむ。古くから薬用とした。ハタケドジョウ。ハジカミウオ。〈漢字ペディア〉 ●H19-3㈠ |
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500 | 【鯡】の群れが海の色を変えた | ◆2 | にしん | 関連熟語:-- ★鰊/鯡(にしん) ニシン科の海魚。寒流性の回遊魚で、北太平洋や北大西洋に分布。全長約三〇センチメートル。背は暗青色、腹は銀白色。卵は「数の子」という。食用。カド。カドイワシ。〈漢字ペディア〉 ●H30-1㈠ |
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501 | 【鰮】の群れが海の色を変ずる | ◆2 | いわし | 関連熟語:-- ★鰮/鰯(いわし) イワシ科の海魚の総称。マイワシ・カタクチイワシ・ウルメイワシなど。群れをなして海面近くを泳ぐ。〈漢字ペディア〉 ●H28-2㈠ |
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502 | ああ人【譁】しくすること無く命を聴け | ◆2 | かまびす やかま |
関連熟語:譁笑(カショウ) ★嘩しい/譁しい(かまびす-しい) やかましく騒ぎたてるさま。やかましい。〈漢字ペディア〉 |
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503 | あけて出て入る所【閉】てぬ人いと憎し | ◆2 | た | 関連熟語:-- ★閉てる(た-てる) 戸・ふすま・とびらなどをしめる。とざす。〈漢字ペディア〉 ●H29-3㈠ |
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504 | あしひきの野行き山行き【潦】川行き渡る | ◆2 | にわたずみ | 関連熟語:潦水(ロウスイ) ★潦(にわたずみ) 雨が降って路上や庭などにたまった水。潦水(ロウスイ)。〈漢字ペディア〉 ●R01-1㈠ |
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505 | この件が二人を結びつける【紲】になった | ◆2 | きずな | 関連熟語:羈紲(キセツ) ★紲(きずな) 1.牛馬などをつないでおくつな。 2.罪人や物をしばるなわ。〈漢字ペディア〉 |
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506 | これで【鳧】がついた | ◆2 | けり | 関連熟語:-- ★鳧(けり) 1.チドリ科の鳥。日本で繁殖し、冬は南方に渡る。大きさはハトほど。背は灰褐色で、腹は白く胸に黒い帯がある。 2.物事の終わり。古語の過去の伝聞を表す助動詞「けり」からで、「鳧」を当てて用いる。〈漢字ペディア〉 ●H14-3㈠ |
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507 | さかしまに【頤】わるるも吉なり | ◆2 | やしな | 関連熟語:期頤(キイ) ★頤う(やしな-う) 保養する。〈漢辞海〉 ●H12-2㈠ |
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508 | その大宝を【嗇】しみ、その陳を棄つ | ◆2 | お | 関連熟語:吝嗇(リンショク) ★嗇しむ(お-しむ) ものおしみする。だしおしみする。〈漢字ペディア〉 |
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509 | その徳天の如し、【盍】ぞ石室に蔵さざらんや | ◆2 | なん | 関連熟語:-- ★盍ぞ(なん-ぞ) どうして…しないのか。…すればよいのに。〈漢字ペディア〉 |
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510 | それ【逋】れ逃げ、その国に帰る | ◆2 | のが | 関連熟語:逋税(ホゼイ) ★逋れる(のが-れる) 悪事をはたらいて逃げ隠れする。また、税金や借金が払えないで、逃げてゆくえをくらます。〈漢字ペディア〉 ●H27-2㈠ |
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511 | それよりは【霎】し牙を磨こう | ◆2 | しば | 関連熟語:霎時(ショウジ) ●H11-2㈠ |
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512 | それを【糺】すのもはばかられる | ◆2 | ただ | 関連熟語:糺明(キュウメイ) ★糾す/糺す(ただ-す) あやまちや罪などを問いただす。取り調べる。〈漢字ペディア〉 ●H11-1㈠ |
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513 | たくみな用兵により【亟】隣国を破った | ◆2 | しばしば | 関連熟語:亟絶(キゼツ) ★亟(しばしば) たびたび。何度も繰り返す意。〈漢辞海〉 ●H12-3㈠/●H17-3㈠/●H19-2㈠/●H22-2㈠ |
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514 | ただ【片才】を聞き伝えて心を動かす | ◆2 | かたかど | 関連熟語:-- ★片才(かたかど) 少しばかりの才能。わずかな才芸。〈漢字ペディア〉 ●R02-3㈠ |
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515 | とめどなく財貨を【饕】る | ◆2 | むさぼ | 関連熟語:饕餮(トウテツ) ★饕る(むさぼ-る) 財貨・飲食などむやみに欲しがる。〈漢字ペディア〉 ●H08-2㈠/●H17-1㈠ |
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516 | どうにも気が【餒】えてならぬ | ◆2 | う | 関連熟語:凍餒(トウタイ/トウダイ) ★餒える(う-える) 食べる物がなく、ひどく腹がすく。栄養不足でからだがぐったりとする。〈漢字ペディア〉 ●H28-2㈠ |
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517 | なんぞ【啻】に走るのみならんや | ◆2 | ただ | 関連熟語:-- ★啻に(ただ-に) 単に。…だけ。多く、あとに「のみならず」などの言葉をともなう。〈漢字ペディア〉 ●H08-3㈠/●H15-2㈠ |
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518 | ひとり【狐憑】きのような顔をしていた | ◆2 | きつねつ | 関連熟語:憑依(ヒョウイ) ★狐付き/狐憑き(きつねつ-き) キツネの霊がとりついて起こると信じられていた、精神の錯乱状態。また、その人。〈漢字ペディア〉 |
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519 | またぞろ蕩心が【熾】んになる | ◆2 | さか | 関連熟語:熾昌(シショウ) ★熾ん(さか-ん) 勢いのよいさま。〈漢字ペディア〉 ●H22-2㈠ |
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520 | やおら【蓍】を手に取った | ◆2 | めどぎ めどはぎ |
関連熟語:蓍亀(シキ) ★蓍(めどぎ) 占いに用いる道具。メドハギの茎を五〇本用いて占ったが、後世は竹製の細い棒を用いる。筮竹(ゼイチク)。〈漢字ペディア〉 ★蓍/蓍萩/鉄掃箒(めどはぎ) マメ科の小低木状多年草。草原や路傍に自生。夏、紫の筋のある白い小花を開く。〈漢字ペディア〉 ●H30-1㈠ |
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521 | わざと【恍】けてずるを極める | ◆2 | とぼ | 関連熟語:恍惚(コウコツ) ★恍ける(とぼ-ける) 1.知らないふりをする。しらばくれる。 2.こっけいな言動をする。 3.頭がはたらかなくなる。ぼける。〈漢字ペディア〉 |
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522 | 悪政は世の条理を【紊】れさせる | ◆2 | みだ | 関連熟語:紊乱(ブンラン/ビンラン) ★紊れる(みだ-れる) さまざまに入り混じって、秩序などがなくなる。入り組んで筋道が立たなくなる。〈漢字ペディア〉 ●H15-2㈠ |
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523 | 宛も天地の如くに君を【憑】んでいた | ◆2 | たの | 関連熟語:憑依(ヒョウイ) ★憑む(たの-む) たのみにする。たよる。また、よりどころとする。 ●H29-2㈠ |
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524 | 或いは【黜】け或いは放つ | ◆2 | しりぞ | 関連熟語:黜陟(チュッチョク) ★黜ける(しりぞ-ける) 地位や官職からはずす。官位を罷免する。〈漢字ペディア〉 ●H11-3㈠/●H21-1㈠ |
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525 | 或いは巾車に命じ、或いは孤舟に【棹】す | ◆2 | さおさ | 関連熟語:棹歌(トウカ) ★棹す(さおさ-す) 1.さおで水底をついて、舟を進める。 2.時流にうまくのる。〈漢字ペディア〉 |
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526 | 或いは合いて隠れ、或いは【乖】きて顕る | ◆2 | そむ | 関連熟語:乖離(カイリ) ★乖く(そむ-く) 道理に反する。本来の道からそれる。逆らう。〈漢字ペディア〉 ●H12-2㈠ |
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527 | 安静を切に【幾】う | ◆2 | こいねが | 関連熟語:庶幾(ショキ) ★幾う(こいねが-う) 願い望む。〈漢字ペディア〉 ●H09-2㈠ |
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528 | 以て不享を征するに諸侯【咸】く服せり | ◆2 | ことごと | 関連熟語:咸綏(カンスイ) ★咸く(ことごと-く) すべて。みな。〈漢辞海〉 ●H12-1㈠/●R01-1㈠ |
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529 | 伊弉諾尊乃ち大樹に向かって【溺】まる | ◆2 | ゆばり いばり |
関連熟語:溲溺(シュウニョウ/シュウジョウ) ★溺(ゆばり/いばり) 小便。〈漢辞海〉 ●R02-2㈠ |
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530 | 夷を【攘】う騎馬車が西を目指した | ◆2 | はら | 関連熟語:攘夷(ジョウイ) ★攘う(はら-う) じゃまなものをはらいのける。はらい除く。〈漢字ペディア〉 ●H16-3㈠ |
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531 | 異国の風に【傚】う | ◆2 | なら | 関連熟語:傚古(コウコ) ★傚う/効う(なら-う) すでにある先例や手本にしたがって、まねる。みならう。〈漢字ペディア〉 ●H22-3㈠ |
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532 | 衣【嫺】やかに曳き耳目を娯します | ◆2 | みやび | 関連熟語:嫺雅(カンガ) ★嫺やか(みやび-やか) 動作がしとやかで美しく、上品であるさま。〈漢字ペディア〉 |
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533 | 一善自ら千災を【禳】うに足る | ◆2 | はら | 関連熟語:禳禱(ジョウトウ) ★禳う(はら-う) 神仏をまつって祈り、災厄や罪などを除く。〈漢字ペディア〉 ●H22-1㈠ |
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534 | 一鼎の銅を【爍】かして、以て一銭の形に灌す | ◆2 | と | 関連熟語:爍金(シャッキン/シャクキン) ★鑠かす/爍かす(と-かす) 金属を熱して液体とする。〈漢字ペディア〉 |
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535 | 一日再び【晨】なり難し | ◆2 | あした | 関連熟語:早晨(ソウシン) ★晨(あした) 1.あさ。早朝。夜明け。 2.ニワトリが夜明けを告げて鳴くこと。〈漢字ペディア〉 ▼一日(イチジツ)再(フタタ)び晨なり難(ガタ)し…一日に二度と朝は来ない。時間を大切にして勉強せよという戒め。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 ●H11-1㈠ |
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536 | 一頻り続いた【哢】りが止んだ | ◆2 | さえず | 関連熟語:哢吭(ロウコウ) ★哢る(さえず-る) 鳥が、玉をころがすように美しく鳴く。〈漢字ペディア〉 ●H20-2㈠/●H24-1㈠ |
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537 | 一面に【杉蘚】が生えていた | ◆2 | すぎごけ | 関連熟語:-- ★杉苔/杉蘚(すぎごけ) スギゴケ科のコケ植物の総称。湿地に群生。スギの小枝に似た葉を密生させる。高さ約一〇(センチメートル)。ウマスギゴケ・オオスギゴケなど。〈漢字ペディア〉 ●H18-1㈠「蘚」 ●H25-2㈠ |
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538 | 一里四方に亘って【柞原】が広がる | ◆2 | ははそはら | 関連熟語:-- ★柞原(ははそはら) 1.ははその木が多く生えている原。 2.語頭の二音が同じであるところから、母にかけていう。〈日本国語大辞典〉 ●H23-3㈠/●H28-1㈠ |
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539 | 茨の芽【野鶲】きたりかくれける | ◆2 | のびたき | 関連熟語:-- ★野鶲(のびたき) ヒタキ科の小鳥。夏、日本に渡来して繁殖し、秋に東南アジアへ渡る。雄は頭・首・背が黒く、腹は白、胸は栗色。〈漢字ペディア〉 |
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540 | 員外の帥に【貶】とされて都を離れた | ◆2 | お | 関連熟語:貶黜(ヘンチュツ/ヘンチツ) ★貶とす(お-とす) 1.低く評価する。 2.官位を下げる。〈漢字ペディア〉 |
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541 | 引き取って【恤】れみ育てた | ◆2 | あわ | 関連熟語:弔恤(チョウジュツ) ★恤れむ(あわ-れむ) 情けをかける。同情する。〈漢字ペディア〉 ●H10-2㈠ |
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542 | 飲食を【菲】くして孝を鬼神に致す | ◆2 | うす | 関連熟語:菲徳(ヒトク) ★菲い(うす-い) 手軽で粗末なさま。品質や程度があまり良くない。〈漢字ペディア〉 ●H27-2㈠/●H29-1㈠ |
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543 | 雨を冒して韮を【翦】る | ◆2 | き | 関連熟語:翦綵(センサイ) ★翦る/剪る(き-る) はさみできりそろえる。〈漢字ペディア〉 ●H16-1㈠ |
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544 | 云い知れぬ恐怖に息を【嚥】んで身を竦める | ◆2 | の | 関連熟語:嚥下(エンゲ/エンカ) ★嚥む/咽む(の-む) つかえた物をのみくだす。のみこむ。〈漢字ペディア〉 |
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545 | 運あしくして躬【蹙】まりなば天を恨む | ◆2 | きわ | 関連熟語:窘蹙(キンシュク) ●H11-1㈠ |
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546 | 雲は陽を【濾】す | ◆2 | こ | 関連熟語:濾過(ロカ) ★漉す/濾す(こ-す) 液体から不純物や混じり物を取り除くために、細かい目の網や布などに通す。濾過(ロカ)する。〈漢字ペディア〉 |
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547 | 雲間の曙光が【眩】いまでに赫いていた | ◆2 | まばゆ | 関連熟語:眩耀(ゲンヨウ) ★目映い/眩い(まばゆ-い) 1.光が強くてまぶしい。 2.まぶしいほど光り輝くように美しい。〈漢字ペディア〉 |
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548 | 鋭く撓められた竹の【櫂先】 | ◆2 | かいさき | 関連熟語:-- ★櫂先(かいさき) 1.櫂の先端の部分で、水をかくところ。 2.茶杓(チャシャク)の先の部分で、抹茶をすくいのせるところ。〈漢字ペディア〉 |
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549 | 宴果てて【良】久しくなりぬ | ◆2 | やや | 関連熟語:良久(リョウキュウ) ★良(やや) 非常に。はなはだ。〈漢辞海〉 ●H30-2㈠ |
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550 | 燕燕【于】に飛び其の羽を差池す | ◆2 | ここ | 関連熟語:于帰(ウキ) ★于に(ここ-に) このところに。このときに。〈漢字ペディア〉 ●R01-2㈠ |
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551 | 汚い詞で王を【誚】めた | ◆2 | せ | 関連熟語:誚譲(ショウジョウ) ★誚める(せ-める) 言葉でせめ、きずつける。とがめる。なじる。しかる。〈漢字ペディア〉 |
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552 | 横腹の痛くなるまで笑い【転】ける | ◆2 | こ | 関連熟語:転倒(テントウ) ★転ける(こ-ける) ころぶ。倒れてころがる。転倒する。〈漢字ペディア〉 |
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553 | 王の遺徳を称え【誄】を奉った | ◆2 | しのびごと | 関連熟語:誄詞(ルイシ) ★誄(しのびごと) 死者の生前の行いや功徳をたたえて、死をいたむ言葉。誄詞(ルイシ)。誄辞。〈漢字ペディア〉 ●H22-2㈠/●H30-3㈠ |
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554 | 翁七十二に垂として【渾】て少時の如し | ◆2 | すべ | 関連熟語:渾身(コンシン) ★渾て(すべ-て) まったく。すっかり。残らず。みんなひっくるめて。〈漢字ペディア〉 ●H30-2㈠ |
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555 | 何か【攫】んだようだ | ◆2 | つか | 関連熟語:一攫千金(イッカクセンキン) ★攫む(つか-む) わしづかみにする。つかみとる。〈漢字ペディア〉 ●H23-2㈠ |
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556 | 何かにつけて【衒】らかしている | ◆2 | ひけ | 関連熟語:衒女(ゲンジョ) ★衒らかす(ひけ-らかす) 見せびらかす。自慢して見せつける。てらう。ひけらす。〈日本国語大辞典〉 |
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557 | 嘉卉の甚だ【夥】きにや | ◆2 | おお | 関連熟語:夥多(カタ) |
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558 | 家眷【偕】に先妣の墓所に参る | ◆2 | とも | 関連熟語:偕老(カイロウ) ★偕に(とも-に) みんなで一緒に。連れ立って。心を合わせて。〈漢字ペディア〉 |
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559 | 花を植うれば以て蝶を【邀】うべし | ◆2 | むか | 関連熟語:邀撃(ヨウゲキ) ★邀える(むか-える) 相手の攻撃を待ち受けて、さえぎり止める。〈漢字ペディア〉 ●H10-1㈠/●H13-2㈠ |
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560 | 荷暴を禁じて今に【訖】る | ◆2 | いた | 関連熟語:訖今(キッキン) ★訖る(いた-る) 及ぶ。着く。〈漢辞海〉 ●H26-1㈠ |
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561 | 過去のみを礼讃して現代を【詛】う | ◆2 | のろ | 関連熟語:呪詛(ジュソ) ★詛う(のろ-う) 1.恨みのある人に災いがふりかかるように祈る。 2.ひどく恨む。〈漢字ペディア〉 |
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562 | 我を【屑】しとして、もちいず | ◆2 | いさぎよ | 関連熟語:不屑(フセツ) ★屑い(いさぎよ-い) よいと思う。願う。〈漢辞海〉 ●H12-2㈠ |
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563 | 我を【謫】むる者少なからず | ◆2 | せ | 関連熟語:謫発(タクハツ) ★謫める(せ-める) 相手の罪をとがめる。罪をせめて罰する。〈漢字ペディア〉 ●H28-3㈠ |
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564 | 雅な【玉櫛笥】を拝領した | ◆2 | たまくしげ | 関連熟語:-- ★玉櫛笥(たまくしげ) 美しいくしげ。〈日本国語大辞典〉 ●H24-3㈠ |
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565 | 皆悉く筋【嬾】く骨弛む | ◆2 | ものう | 関連熟語:嬾拙(ランセツ) ★懶い/嬾い(ものう-い)心がはれやかでない。何をするのもおっくうで、気が進まない。憂鬱で、気が晴れない。〈漢字ペディア〉 ●H29-3㈠ |
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566 | 街上の土の色は【殷】んに赤なり | ◆2 | さか | 関連熟語:殷賑(インシン) ★殷ん(さか-ん) 多くて豊かなようす。中身が充実しているさま。〈漢字ペディア〉 |
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567 | 各各持する所有り、故に【乖】り合せず | ◆2 | もと | 関連熟語:乖背(カイハイ) ★乖る(もと-る) 一致しないさま。〈漢辞海〉 |
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568 | 各各修業を【醇】らにせよ | ◆2 | もっぱ | 関連熟語:醇正(ジュンセイ) ★醇ら(もっぱ-ら) 純粋なさま。混じりけのないさま。〈漢辞海〉 ●H13-1㈠ |
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569 | 核心を【刳】る意見が飛び出した | ◆2 | えぐ | 関連熟語:刳心(コシン) ★抉る/刳る(えぐ-る) 1.刃物などを差しこみ、半円形にまわしてくりぬく。えぐりとる。 2.大事な点などを鋭く指摘する。〈漢字ペディア〉 |
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570 | 学を以て愚を【愈】やす | ◆2 | い | 関連熟語:少愈(ショウユ) ▼学(ガク)を以て愚(グ)を愈やす…食べ物で空腹を満たすように、学問によって無知を啓発する。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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571 | 楽しげに【哂】う | ◆2 | わら あざわら |
関連熟語:鼻哂(ビシン) ★哂う(わら-う) 1.にっこりとほほえむ。微笑する。 2.そしりわらう。あざわらう。〈漢字ペディア〉 ●H05-1㈠ |
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572 | 茅茨翦らず采椽【刮】らず | ◆2 | けず | 関連熟語:刮刷(カッサツ) ★刮る(けず-る) 刃物などで少しずつそぎ取る。えぐるようにこそげる。〈漢字ペディア〉 ●R01-2㈠ |
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573 | 漢王、食を【輟】め哺を吐く | ◆2 | や とど |
関連熟語:輟食(テッショク) ★輟める(や-める) 1.中止する。 2.廃止する。〈漢辞海〉 ●H24-2㈠/●H28-1㈠/●R01-2㈠ |
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574 | 関市の征を【苛】しくして、以てその事を難くす | ◆2 | きび | 関連熟語:苛烈(カレツ) ★苛しい(きび-しい) きびしい。むごい。〈漢辞海〉 |
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575 | 岩肌を【摸】りハーケンを打ち込む | ◆2 | さぐ | 関連熟語:摸索(モサク) ★摸る(さぐ-る) 手でなでて探す。また、探し回す。手さぐりする。〈漢字ペディア〉 ●H13-3㈠ |
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576 | 気【霽】れて風新柳の髪を梳る | ◆2 | は | 関連熟語:霽月(セイゲツ) ★霽れる(は-れる) 1.雨や雪がやむ。雲や霧がなくなる。 2.わだかまりがとける。〈漢字ペディア〉 ●H16-2㈠ |
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577 | 記憶の中の娘の姿は【璞】のままだ | ◆2 | あらたま | 関連熟語:璞玉(ハクギョク) ★璞/粗玉/新玉 掘りだしたままで、みがいていない玉。〈漢字ペディア〉 ●H18-2㈠/●H26-1㈠ |
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578 | 起こりを【糾】せば私の所業だ | ◆2 | ただ | 関連熟語:糾明(キュウメイ) ★糾す/糺す(ただ-す) あやまちや罪などを問いただす。取り調べる。〈漢字ペディア〉 ●H07-1㈠ |
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579 | 亀を投じて天を【詬】めて呼ぶ | ◆2 | はずかし | 関連熟語:詬罵(コウバ) ★詬める(はずかし-める)悪口を言って、はじをかかせる。侮辱する。〈漢字ペディア〉 |
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580 | 宜しく【亟】やかに出で来たるべし | ◆2 | すみ | 関連熟語:亟務(キョクム) ★亟やか(すみ-やか) 手間取らずに急いで。あわただしく。すぐさま。〈漢字ペディア〉 ●H24-1㈠/●H25-3㈠ |
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581 | 戯謔能く人の【頤】を解く | ◆2 | おとがい | 関連熟語:頤使(イシ) ▼頤を解(ト)く…あごがはずれるほど大笑いすること。〈漢字ペディア〉 |
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582 | 客僧に速答を【拶】られた | ◆2 | せま | 関連熟語:挨拶(アイサツ) ★拶る(せま-る) すぐそばまで近づく。すり寄せる。ぎりぎりまでおし寄せる。〈漢字ペディア〉 ●R01-1㈠ |
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583 | 弓弭の【調】を献上する | ◆2 | みつぎ | 関連熟語:租庸調(ソヨウチョウ) ▼弓弭の調(ゆみはず-の-みつぎ) 上代、男子のみつぎもの。弓矢で取った鳥獣が主であったところからいう。ゆはずのみつぎ。〈日本国語大辞典〉 ●H22-3㈠/●H27-3㈠ |
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584 | 旧貫に【仍】らば之をいかんせん | ◆2 | よ | 関連熟語:仍旧(ジョウキュウ) ★仍る(よ-る) たよりにしてはなれない。はなれずに依存する。〈漢字ペディア〉 |
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585 | 巨大な【垤】が点在する | ◆2 | ありづか | 関連熟語:蟻垤(ギテツ) ★蟻塚/垤(ありづか) アリやシロアリが地中に巣をつくるために運び出した土砂が、巣のまわりに積み上げられて塚のようになったもの。また、土や枯れ葉を積み上げてつくったアリの巣。蟻の塔。〈漢字ペディア〉 ●H26-2㈠ |
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586 | 虚に【馮】り風に御す | ◆2 | よ | 関連熟語:馮虚(ヒョウキョ) ★憑る/馮る(よ-る) よりかかる。あてにしてたのむ。たよりとする。〈漢字ペディア〉 |
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587 | 魚戯れて【荷】は動く | ◆2 | はす | 関連熟語:荷露(カロ) ★荷(はす) スイレン科の多年草。根は食物に、花と葉は観賞に供される。蓮。芙蓉。芙渠。〈漢辞海〉 ●H11-1㈠ |
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588 | 京中大いに驚き城邑併しながら【囂】し | ◆2 | かまびす やかま |
関連熟語:喧囂(ケンゴウ) ★囂しい(かまびす-しい) やかましい。うるさい。〈漢字ペディア〉 ★囂しい(やかま-しい) 騒がしい。〈漢辞海〉 |
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589 | 強弓は【錏】を貫き通した | ◆2 | しころ | 関連熟語:-- ★錏/鐚(しころ) 兜や頭巾の左右・後方に垂れて首を保護している部分。〈漢字ペディア〉 ●H12-1㈠/●R01-3㈠ |
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590 | 曲【訖】われば更に曲を呈す | ◆2 | お | 関連熟語:終訖(シュウキツ) ★訖わる(お-わる) おわりになる。おしまいになる。行きついてやむ。〈漢字ペディア〉 ●H19-3㈠/●H27-3㈠ |
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591 | 極まって【爨】ぐ前に薪を量る | ◆2 | かし | 関連熟語:炊爨(スイサン) ★爨ぐ(かし-ぐ) 飯をたく。かまどに火をおこして米をたく。〈漢字ペディア〉 ●H29-2㈠ |
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592 | 玉を以て鳥に【拋】つ | ◆2 | なげう | 関連熟語:拋擲(ホウテキ) ★拋つ(なげう-つ) 1.投げつける。 2.惜しげもなく投げ捨てる。〈漢字ペディア〉 |
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593 | 衿を【斂】めて将に拝せんとす | ◆2 | おさ | 関連熟語:苛斂(カレン) ★斂める(おさ-める) 集めて、一か所にまとめる。また、取り入れる。しまう。〈漢字ペディア〉 |
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594 | 近い火で手を【焙】れ | ◆2 | あぶ | 関連熟語:焙茶(ホウチャ/ハイチャ) ▼近い火(ヒ)で手(テ)を焙れ…遠くにある火をあてにするよりは、とりあえず手近にある小さな火で手だけでも暖を取れ。遠大な利を期待するよりも、身近な小利を確実にものにせよ。また、赤の他人どうしであっても近隣とのささやかな交流を大切にせよ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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595 | 金銀【汞】の三礦を産出する | ◆2 | みずがね | 関連熟語:甘汞(カンコウ) ★汞(みずがね) 水銀。〈漢辞海〉 ●H29-2㈠ |
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596 | 九天星辰を【輾】らす | ◆2 | めぐ | 関連熟語:輾転(テンテン) ★輾る(めぐ-る) まわる。〈漢辞海〉 ●H28-3㈠ |
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597 | 遇することの冷なるが為に身を室隅に【躱】けた | ◆2 | さ | 関連熟語:躱閃(タセン) |
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598 | 屈強の者二人に【轎】を舁かせる | ◆2 | かご やまかご |
関連熟語:轎夫(キョウフ) ★轎(かご) 山を越えるのに用いた乗り物。やまかご。〈漢辞海〉 ●H23-3㈠ |
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599 | 繰り返し指を【僂】めて確かめる | ◆2 | かが | 関連熟語:僂指(ルシ/ロウシ) ★僂める(かが-める) 体をまるく曲げる。かがむ。〈漢字ペディア〉 ●H29-3㈠ |
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600 | 君子の才華は、玉【韞】め玉蔵すが如くすべし | ◆2 | おさ | 関連熟語:韞価(ウンカ) ★韞める(おさ-める) 包含する。〈漢辞海〉 ●H14-1㈠ |
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601 | 君子は其の【睹】ざる所に戒慎す | ◆2 | み | 関連熟語:逆睹(ギャクト/ゲキト) ★睹る(み-る) 1.よく見る。 2.偵察する。観察する。 3.了解する。予知する。〈漢辞海〉 ●H10-3㈠ |
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602 | 君子は文を【秉】る | ◆2 | と | 関連熟語:秉燭(ヘイショク) ★秉る(と-る) 手に持つ。しっかりつかんで守る。転じて、心に固く守る。〈漢字ペディア〉 ●H24-2㈠ |
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603 | 君主安泰、民心【渝】わるところなし | ◆2 | か | 関連熟語:渝盟(ユメイ) ★渝わる(か-わる) 変化する。変質する。改まる。前とは中身が入れかわるようになる。〈漢字ペディア〉 ●H17-1㈠/●H20-1㈠/●H26-2㈠ |
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604 | 君臣相顧みて尽く衣を【沾】す | ◆2 | うるお | 関連熟語:均沾(キンテン) ★沾す(うるお-す) 1.しだいに水分がしみいる。しめり気をおびる。ぬれる。 2.恩恵にあずかる。利益をこうむる。 3.与える。 4.感化する。〈漢辞海〉 ●H12-2㈠/●H13-1㈠/●H15-2㈠/●H29-3㈠ |
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605 | 群星光甚を争い【夐】かに濤声を聞く | ◆2 | はる | 関連熟語:夐絶(ケイゼツ) ★夐か(はる-か) 距離が隔たって遠いさま。〈漢字ペディア〉 ●H09-3㈠/●R01-1㈠ |
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606 | 軍【紮】まれば幽邃も殺伐と化す | ◆2 | とど | 関連熟語:駐紮(チュウサツ) ★紮まる(とど-まる) 駐在する。〈漢辞海〉 |
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607 | 軍功により大佐に【躋】った | ◆2 | のぼ | 関連熟語:躋攀(セイハン) ★躋る(のぼ-る) 高いところにのぼる。〈漢字ペディア〉 ●H20-3㈠ |
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608 | 軍師を遣わし【冢】を修む | ◆2 | つか | 関連熟語:冢塋(チョウエイ) ★塚/冢(つか) 土を高く盛って築いた墓。〈漢字ペディア〉 |
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609 | 兄嫁と【諧】らぎ暮らした | ◆2 | やわ | 関連熟語:諧和(カイワ/カイカ) ★諧らぐ(やわ-らぐ) 和合する。〈漢辞海〉 ●H13-3㈠ |
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610 | 激雷の【驟】かに震うが如し | ◆2 | にわ | 関連熟語:驟雨(シュウウ) ★驟か(にわ-か) 突然。急であるさま。不意。〈漢字ペディア〉 |
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611 | 月に一鶏を【攘】み以て来年を待つ | ◆2 | ぬす | 関連熟語:攘羊(ジョウヨウ) ★攘む(ぬす-む) 手に入ったものをこっそり自分の物として返さない。くすねる。〈漢字ペディア〉 ●H13-3㈠/●H28-1㈠ |
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612 | 月に一度、墓前に【莅】む姿が見られた | ◆2 | のぞ | 関連熟語:莅職(リショク) ★莅む(のぞ-む) 1.場に至る。 2.統治する。つかさどる。 3.その場で見る。監督する。 ●H12-3㈠/●H18-1㈠/●H20-3㈠/●H24-2㈠ |
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613 | 嫌悪と疑惑との【蹙】め顔となる | ◆2 | しか | 関連熟語:顰蹙(ヒンシュク) ★蹙める(しか-める) 顔・鼻・眉毛・額などをしかめる。〈漢辞海〉 |
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614 | 見事な【阿亀】の面 | ◆2 | おかめ | 関連熟語:-- ★阿亀(おかめ) 額が広くて鼻が低く、下膨れの女の面。また、そのような顔立ちの女性。阿多福。〈漢字ペディア〉 |
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615 | 険隘に局せられ、禍難身に【薄】る | ◆2 | せま | 関連熟語:肉薄(ニクハク) ★薄る(せま-る) 草木が間をあけず、びっしりと生える。すきまなくくっつく。〈漢字ペディア〉 |
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616 | 顕を微にして幽を【闡】く | ◆2 | ひら | 関連熟語:闡幽(センユウ) ★闡く(ひら-く) 大きくあけひろげる。あけすけにする。〈漢字ペディア〉 ●H14-2㈠ |
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617 | 幻の逸品を【覓】める | ◆2 | もと | 関連熟語:覓句(ベキク) ★覓める(もと-める) ないものを得ようと探す。〈漢字ペディア〉 ●H14-3㈠ |
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618 | 言っていることは【洵】にもっともだ | ◆2 | まこと | 関連熟語:洵美(ジュンビ) ★洵(まこと) いつわりのないこと。実(ジツ)のあること。〈漢字ペディア〉 ●H10-1㈠ |
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619 | 言霊の八十の【衢】に夕占(ゆうけ)問う | ◆2 | ちまた | 関連熟語:四衢(シク) ★衢/巷(ちまた) 四方に通じる大通り。よつつじ。〈漢字ペディア〉 ●H30-2㈠ |
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620 | 個人の愛でた梅花に涙を【濺】ぐ | ◆2 | そそ | 関連熟語:濺涙(センルイ) ★濺ぐ(そそ-ぐ) 水しぶきなどをふりかける。水などがふりそそぐ。〈漢字ペディア〉 ●H29-1㈠ |
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621 | 古学に【精】しく通達する | ◆2 | くわ | 関連熟語:精密(セイミツ) ★精しい(くわ-しい) 細かく念入りなさま。細かい点まで完全ですぐれているさま。〈漢字ペディア〉 |
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622 | 孤魂を想うて旧宇を【眷】みる | ◆2 | かえり | 関連熟語:眷想(ケンソウ) ★眷みる(かえり-みる) 1.振り返って見る。 2.気づかう。心配する。また、目をかけ引き立てる。〈漢字ペディア〉 |
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623 | 己をもって人を【揣】る | ◆2 | はか おしはか |
関連熟語:揣摩(シマ) ★揣る(はか-る) 1.長さ・深さ・高さなど寸法を調べる。 2.さぐる。おしはかる。〈漢字ペディア〉 ●H19-1㈠ |
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624 | 故に【姑】くこれを挙げておく | ◆2 | しばら | 関連熟語:姑息(コソク) ★姑く(しばら-く) かりそめに。一時。とりあえず。〈漢字ペディア〉 ●H07-3㈠/●H10-1㈠ |
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625 | 故旧わすれざれば、則ち民【偸】からず | ◆2 | うす | 関連熟語:偸薄(トウハク) ★偸い(うす-い) 不親切なさま。〈漢辞海〉 ●H10-2㈠ |
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626 | 湖上に魚を【鬻】がず | ◆2 | ひさ | 関連熟語:鬻文(イクブン) ★鬻ぐ(ひさ-ぐ) 物を売る。商いをする。〈漢字ペディア〉 |
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627 | 虎豹の文は【田】りを来す | ◆2 | か | 関連熟語:田猟(デンリョウ) ★田り(か-り) 狩りをする。〈漢辞海〉 ●R01-1㈠ |
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628 | 吾これを【售】り人これを取る | ◆2 | う | 関連熟語:自售(ジシュウ) ★售る(う-る) 物を流通させる。商いをする。〈漢字ペディア〉 ●H07-1㈠/●H20-3㈠ |
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629 | 吾少くして学問を【懶】る | ◆2 | おこた | 関連熟語:懶婦(ランプ) ★懶る(おこた-る) 不精なさま。なまけるさま。〈漢辞海〉 |
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630 | 後のことを【恤】えるひまはないはずだ | ◆2 | うれ | 関連熟語:銜恤(ガンジュツ/カンジュツ) ★恤れる(うれ-える) 気を配る。心配する。〈漢字ペディア〉 ●H07-3㈠ |
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631 | 公室を強め私門を【杜】ず | ◆2 | と | 関連熟語:杜絶(トゼツ) ★杜じる(と-じる) 1.閉ざす。 2.おおいふさぐ。 3.関係などを絶つ。止める。〈漢辞海〉 ●R01-2㈠ |
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632 | 好事家が逸品を【餮】り見ている | ◆2 | むさぼ | 関連熟語:饕餮(トウテツ) ★餮る(むさぼ-る) むさぼり食う。〈漢辞海〉 ●H12-3㈠ |
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633 | 巧みに【找】し難場を凌ぐ | ◆2 | さおさ | 関連熟語:-- ●H27-1㈠ |
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634 | 広くて【邃】い館に招じ入れられた | ◆2 | おくぶか ふか |
関連熟語:幽邃(ユウスイ) ★邃い(おくぶか-い) 1.土地や場所が深く遠い。 2.学問や道理が深く精密である。〈漢字ペディア〉 ●H20-1㈠ |
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635 | 恒来第に【造】りて当主と議論す | ◆2 | いた | 関連熟語:造詣(ゾウケイ) ★造る(いた-る) とどく。だんだん進み行きつく。あるところに達する。〈漢字ペディア〉 ●R01-3㈠ |
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636 | 洪水、天に【滔】って禹の績あり | ◆2 | はびこ | 関連熟語:滔天(トウテン) ★滔る(はびこ-る) 水が勢いよく広がる。水が満ちあふれる。〈漢字ペディア〉 ●H13-2㈠/●H18-1㈠/●H24-2㈠ |
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637 | 甲を巻き旗を【韜】む | ◆2 | つつ | 関連熟語:韜晦(トウカイ) ★韜む(つつ-む) おおうようにしてなかにしまいこむ。おさめる。なかに隠す。〈漢字ペディア〉 ●H12-3㈠ |
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638 | 甲板に出て欄干に【凭】った | ◆2 | よ | 関連熟語:凭欄(ヒョウラン) ★凭る(よ-る) ものを支えにして体重をかける。もたれかかる。〈漢字ペディア〉 |
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639 | 行くときは【閾】を履まず | ◆2 | しきい しきみ |
関連熟語:門閾(モンイキ) ★閾(しきい/しきみ) 門の下にあって、内外を区切る横木。しきみ。〈漢字ペディア〉 ●H11-1㈠ |
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640 | 香を焚いて【穢】れを祓う | ◆2 | けが | 関連熟語:穢土(エド) ★穢れる(けが-れる) ごたごたしてよごれる。清いものがきたなくなる。〈漢字ペディア〉 ●H14-3㈠ |
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641 | 高を括って【空嘯】いていた | ◆2 | そらうそぶ | 関連熟語:-- ★空嘯く(そらうそぶ-く) 1.知らないふりをしてとぼける。しらばっくれる。空惚(ソラトボ)ける。 2.相手をばかにした態度をとる。〈漢字ペディア〉 ●H30-2㈠ |
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642 | 高価な牛を【悋】しんで廉価の羊と易えよ | ◆2 | お | 関連熟語:悋惜(リンセキ/リンシャク/リンジャク) ★悋しむ(お-しむ) 物惜しみする。しぶる。けちけちする。〈漢辞海〉 |
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643 | 高閣の簷瓦吹かれて空に【飄】る | ◆2 | ひるがえ | 関連熟語:蓬飄(ホウヒョウ) ★飄る(ひるがえ-る) 風に吹かれて物がふわりと舞い上がる。ふわふわとただよう。〈漢字ペディア〉 |
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644 | 国として【泯】びざるはなし | ◆2 | ほろ | 関連熟語:泯滅(ビンメツ) ★泯びる(ほろ-びる) 尽きてなくなる。つきはてる。滅亡する。〈漢字ペディア〉 ●H24-2㈠ |
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645 | 国を敗り民を【殄】くす | ◆2 | つ | 関連熟語:殄滅(テンメツ) ★殄きる(つ-きる) 滅びる。滅び絶える。〈漢字ペディア〉 ●H15-1㈠ |
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646 | 国財を【蠹】む官人が蔓延る | ◆2 | むしば | 関連熟語:蠹書(トショ) ●R02-2㈠ |
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647 | 鵠を刻して成らざるも尚【鶩】に類す | ◆2 | あひる | 関連熟語:鶩列(ボクレツ) ★鶩/家鴨(あひる) カモ科の鳥。マガモを家畜として改良したもの。翼が小さく飛ぶことはできないが泳ぎは巧み。卵と肉は食用。〈漢字ペディア〉 ●H14-2㈠ |
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648 | 忽ちオペラの【俘】となった | ◆2 | とりこ | 関連熟語:俘虜(フリョ) ★俘/俘虜(とりこ) 戦争で敵に捕らえられた者。いけどりになった人。捕虜。〈漢字ペディア〉 ●H19-2㈠ |
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649 | 忽然として行方を【眩】ました | ◆2 | くら | 関連熟語:眩暈(ゲンウン) ▼行方を眩ます(ゆくえ-を-くら-ます) 行く先をわからないようにする。〈日本国語大辞典〉 |
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650 | 此を懲らして彼を【警】む | ◆2 | いまし | 関連熟語:警句(ケイク) ★警める(いまし-める) 1.注意をする。教えさとす。 2.用心する。警戒する。〈漢字ペディア〉 ●R02-2㈠ |
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651 | 今【暴】かに大名を得るは不祥なり | ◆2 | にわ | 関連熟語:暴騰(ボウトウ) ★暴か(にわ-か) たちまち。急に。〈漢辞海〉 ●H09-2㈠ |
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652 | 今諸君将に【妄】りに誅せんとす | ◆2 | みだ | 関連熟語:妄信(モウシン/ボウシン) ★猥りに/妄りに/濫りに(みだ-りに) むやみやたらに。無分別ででたらめなさま。〈漢字ペディア〉 |
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653 | 魂は去りて【尸】は長く留まる | ◆2 | しかばね かばね |
関連熟語:尸諫(シカン) ★尸/屍(しかばね) 1.死人の体。なきがら。 2.漢字の部首名。人に関することを表す。しかばねかんむり。〈漢字ペディア〉 |
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654 | 坐を正しくして【扣】えている | ◆2 | ひか | 関連熟語:扣除(コウジョ) ★扣える(ひか-える) ひきとめる。抑制する。前に進むものに手をかけてひっぱる。〈漢字ペディア〉 ●H20-1㈠/●H23-1㈠/●H24-3㈠/●H30-2㈠ |
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655 | 細行を【矜】まずんば終に大徳を累せん | ◆2 | つつし | 関連熟語:矜式(キョウショク) ★矜む(つつし-む) 慎重に行う。〈漢辞海〉 ●H13-1㈠/●R01-3㈠ |
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656 | 罪あるを罰し、虚なるを【訐】く | ◆2 | あば | 関連熟語:訐直(ケッチョク) ★訐く(あば-く) 人の秘密をさぐり出し、本人にむかって言う。〈漢字ペディア〉 ●H09-1㈠/●H14-3㈠/●H17-1㈠/●H23-2㈠/●H28-2㈠ |
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657 | 雑木林に【尉鶲】の甲高い声が響く | ◆2 | じょうびたき | 関連熟語:-- ★尉鶲(じょうびたき) ヒタキ科の小鳥。日本に冬鳥として渡来。全長約一四センチメートル。羽に白斑(ハクハン)があることから「紋付き鳥」ともいう。雄はのどが黒、胸腹部が赤褐色で美しい。〈漢字ペディア〉 ●R02-3㈠ |
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658 | 三世【爨】を一つにする | ◆2 | かまど | 関連熟語:三世一爨(サンセイイッサン) ★爨(かまど) 土・レンガなどで築いた、火をたいて煮炊きする設備。〈漢字ペディア〉 ●H29-2㈠ |
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659 | 山に嘉き【卉】有り | ◆2 | くさ | 関連熟語:花卉(カキ) ★卉(くさ) 草の総称。〈漢字ペディア〉 ●H24-1㈠ |
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660 | 山に喬松有り【隰】に游竜有り | ◆2 | さわ | 関連熟語:原隰(ゲンシツ/ゲンシュウ) ★隰(さわ) 低くて湿り気の多い土地。低湿地。湿地帯。〈漢字ペディア〉 ●R01-2㈠ |
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661 | 山海その左を【扼】えたり | ◆2 | おさ | 関連熟語:扼腕(ヤクワン) ★扼える(おさ-える) 1.力を加えて動けないようにする。強く手でしめつける。 2.要所を占拠して守る。〈漢字ペディア〉 ●H12-3㈠ |
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662 | 山高ければ木【脩】し | ◆2 | なが | 関連熟語:脩竹(シュウチク) ★脩い/修い(なが-い) 1.空間的に距離があるさま。 2.時間的に久しいさま。〈漢辞海〉 ●H09-1㈠ |
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663 | 山中には霜と露の【饒】く、風気もまた先に寒し | ◆2 | おお | 関連熟語:饒舌(ジョウゼツ) |
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664 | 四面遊目に足りて丘壑の富を【擅】にす | ◆2 | ほしいまま | 関連熟語:擅権(センケン) ★擅(ほしいまま) 自分の思うままにするさま。やりたいようにふるまうさま。〈漢字ペディア〉 ●H11-2㈠/●H16-2㈠/●H19-3㈠/●H24-3㈠ |
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665 | 子は温にして【氏zし | ◆2 | はげ | 関連熟語:諮F(レイショク) ▼子(シ)は温(オン)にして獅オ…孔子の容姿は温厚な中にきびしく犯しがたいところがある。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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666 | 子孫世に伝え、福禄【疆】りなし | ◆2 | かぎ | 関連熟語:無疆(ムキョウ) ★疆る(かぎ-る) 境目を設ける。〈漢辞海〉 ●H14-1㈠ |
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667 | 志ある者は事【竟】に成る | ◆2 | つい | 関連熟語:畢竟(ヒッキョウ) ★竟に(つい-に) 最後には。結局。とうとう。〈漢字ペディア〉 ●H12-2㈠ |
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668 | 志を同じくする【儔】ではない | ◆2 | ともがら | 関連熟語:匹儔(ヒッチュウ) ★儔(ともがら) 仲間。同輩。たぐい。つれ。〈漢字ペディア〉 ●H21-1㈠ |
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669 | 指を以て沸けるを【撓】す | ◆2 | みだ | 関連熟語:撓乱(ドウラン) ★撓れる(みだ-れる) 1.かきまぜる。かきまわす。 2.安定しているものをかき乱す。 3.邪魔する。妨害する。〈漢辞海〉 ●H07-1㈠ |
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670 | 獅子【吼】ゆれば百獣脳裂く | ◆2 | ほ | 関連熟語:獅子吼(シシク) ★吼える(ほ-える) 1.獣などが大声で鳴く。 2.大声で叫ぶ。わめきたてる。〈漢字ペディア〉 |
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671 | 私心【萌】さば立ち所に神罰を受けん | ◆2 | きざ | 関連熟語:萌芽(ホウガ) ★萌す(きざ-す) 1.草木が芽生える。 2.物事が起ころうとする気配がある。〈漢字ペディア〉 |
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672 | 詩文に【絶】だ才有るを見る | ◆2 | はなは | 関連熟語:絶大(ゼツダイ) ★絶だ(はなは-だ) 非常に。〈漢辞海〉 ●H09-3㈠ |
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673 | 事を論うに【諧】うときは、則ち事理自ら通う | ◆2 | かな | 関連熟語:諧調(カイチョウ) ★諧う(かな-う) 調和する。音楽などの調子がよくあう。〈漢字ペディア〉 ●H12-1㈠ |
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674 | 耳目に【嫺】わざるを以て排斥せり | ◆2 | なら | 関連熟語:嫺熟(カンジュク) ★嫺う(なら-う) 1.物事に熟達する。 2.物事になれてまごつかない。〈漢字ペディア〉 ●H17-3㈠/●H20-2㈠/●H24-3㈠/●H26-2㈠ |
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675 | 自ら【矜】らず、故に長たり | ◆2 | ほこ | 関連熟語:矜恃(キョウジ/キンジ) ★矜る(ほこ-る) 1.自分の力量を自負する。 2.他人を見下す。尊大にする。えらぶる。〈漢字ペディア〉 |
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676 | 実葛の根を【臼搗】いた | ◆2 | うすづ | 関連熟語:-- ★舂く/臼搗く(うすづ-く) 1.穀物などを臼に入れて杵でつく。 2.太陽が山の端などにかかる。多く、太陽が没することをいう。〈日本国語大辞典〉 |
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677 | 社寺建立の縁起絵巻を【繙】く | ◆2 | ひもと | 関連熟語:繙閲(ハンエツ) ★繙く/紐解く(ひもと-く) 書物をめくり返して読む。〈漢字ペディア〉 ●H09-2㈠/●H29-2㈠ |
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678 | 車を【篷】で蔽ってあった | ◆2 | とま | 関連熟語:篷窓(ホウソウ) ★篷(とま) 竹や茅(カヤ)などで編み、舟や小屋などをおおって風雨を防ぐもの。〈漢字ペディア〉 ●H26-3㈠ |
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679 | 車甚だ沢あれば、人必ず【瘁】る | ◆2 | つか やつ |
関連熟語:尽瘁(ジンスイ) ★瘁れる(つか-れる) やつれる。特に、体力が尽きて弱る。 ●H14-2㈠ |
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680 | 若くして極官に【陞】った | ◆2 | のぼ | 関連熟語:陞叙(ショウジョ) ★陞る(のぼ-る) 1.高いところへのぼる。 2.官位がのぼる。また、昇格する。〈漢字ペディア〉 ●H18-3㈠/●H23-1㈠ |
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681 | 若手研究者の独創的な学説を【詆】る | ◆2 | そし | 関連熟語:詆毀(テイキ) ★詆る(そし-る) 人を悪く言う。けなしてはずかしめる。非難する。〈漢字ペディア〉 ●H26-2㈠ |
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682 | 需は【孚】あり、おおい亨る | ◆2 | まこと | 関連熟語:感孚(カンプ) ★孚(まこと) 誠意。〈漢辞海〉 ●H14-2㈠/●H27-2㈠ |
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683 | 周に大いなる【賚】あり、善人是れ富めり | ◆2 | たまもの | 関連熟語:恩賚(オンライ) ●H11-3㈠ |
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684 | 秋風が吹き【簟】を巻いて片付ける | ◆2 | たかむしろ | 関連熟語:枕簟(チンテン) ★簟/竹席/竹莚(たかむしろ) 細く割った竹や籐(トウ)を編んだ敷物の総称。夏に寝るときなどに敷く竹のむしろ。竹のすのこ。〈漢字ペディア〉 ●H22-2㈠ |
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685 | 衆を率いて行在に【扈】う | ◆2 | したが つきそ |
関連熟語:扈従(コショウ/コジュウ) ★扈う(したが-う) つき従う。護衛して従う。〈漢辞海〉 |
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686 | 衆口は金を【鑠】かす | ◆2 | と | 関連熟語:銷鑠(ショウシャク) ★鑠かす/爍かす(と-かす) 金属を熱して液体とする。〈漢字ペディア〉 ●H22-1㈠ |
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687 | 住み倦めば山に【遯】るる心安さもあるべし | ◆2 | のが かく |
関連熟語:遯世(トンセイ) ★遯れる(のが-れる) 避け逃げる。逃げ隠れる。〈漢字ペディア〉 |
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688 | 春【徂】くやまごつく旅の五六日 | ◆2 | ゆ | 関連熟語:徂歳(ソサイ) ★徂く(ゆ-く) 1.一歩ずつ進んでいく。おもむく。 2.去る。また、死ぬ。〈漢字ペディア〉 |
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689 | 準優勝に【慊】らず再び挑んだ | ◆2 | あきた | 関連熟語:慊焉(ケンエン) ★慊りる(あきた-りる) 満足する。十分であると思う。また、こころよく思う。〈漢字ペディア〉 ●H15-3㈠/●H17-3㈠ |
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690 | 書を学ぶは急流に【泝】るが如し | ◆2 | さかのぼ | 関連熟語:泝沿(ソエン) ★泝る/遡る(さかのぼ-る) 1.水流の方向に逆らって進む。 2.さかのぼって考える。遡及する。〈漢辞海〉 |
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691 | 書を著し十年を【逾】ゆる | ◆2 | こ | 関連熟語:逾邁(ユマイ) ★ 1.通り過ぎて進む。間にある物などをまたいで、のりこえる。 2.期限や限度を過ぎる。まさる。〈漢字ペディア〉 |
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692 | 諸兇すでに去るに【曁】ぶ | ◆2 | およ | 関連熟語:-- ★曁ぶ(およ-ぶ) ある場所や時点まで至る。また、達する。〈漢字ペディア〉 ●H18-2㈠/●H20-1㈠/●H23-3㈠/●H25-3㈠ |
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693 | 諸人を【屛】けて偶語する | ◆2 | しりぞ | 関連熟語:屛居(ヘイキョ) ★屛ける(しりぞ-ける) 1.排除する。除く。 2.隠退する。 3.遠慮して席をはずす。 4.席をはずさせる。〈漢辞海〉 ●H29-1㈠ |
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694 | 将を斬り旗を【搴】る功有り | ◆2 | と | 関連熟語:搴旗(ケンキ) ★搴る(と-る) 抜きとる。持ち上げて抜く。〈漢字ペディア〉 ●H27-2㈠ |
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695 | 将軍と力を【勠】せて秦を攻めた | ◆2 | あわ | 関連熟語:勠力(リクリョク) ★勠せる(あわ-せる) 力を集合させる。〈漢字ペディア〉 ●H09-2㈠ |
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696 | 将軍の【麾】く所に一糸乱れず従う | ◆2 | さしまね | 関連熟語:指麾(シキ) ★麾く(さしまね-く) 手で指示をする。手で合図して指揮をとる。〈漢字ペディア〉 ●H07-2㈠/●H20-2㈠ |
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697 | 将軍の偉略により渠帥は【殪】れた | ◆2 | たお | 関連熟語:殪仆(エイフ) ★殪れる(たお-れる) 息がつまって死ぬ。たおれ死ぬ。〈漢字ペディア〉 ●H17-2㈠ |
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698 | 将軍は【絳】の衣に身を裹んだ | ◆2 | あか | 関連熟語:絳帳(コウチョウ) ★絳(あか) 深いあか。濃いあか。深紅。もと、絹の染色で黒みを帯びたあか色。〈漢字ペディア〉 ●H26-3㈠ |
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699 | 小人の過ちは必ず【文】る | ◆2 | かざ | 関連熟語:文身(ブンシン) ★文る(かざ-る) 1.模様をつけて、美しくりっぱにする。 2.うわべをとりつくろう。見かけをりっぱに見せる。〈漢字ペディア〉 ●H15-3㈠/●H19-3㈠ |
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700 | 尚武の風が【頽】れ廃れた | ◆2 | くず | 関連熟語:頽唐(タイトウ) ★頽れる(くず-れる) 1.形がくずれる。 2.おとろえる。勢いがなくなる。〈漢字ペディア〉 ●H18-1㈠/●H24-3㈠ |
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701 | 沼の上を【田鳧】が鳴きながら飛んでいる | ◆2 | たげり | 関連熟語:-- ★田鳧/田計里(タゲリ) チドリ科の鳥。ユーラシア大陸の北部に分布。日本へは冬に渡来し、水田や湿地にすむ。頭の後ろに黒くて長い冠羽をもつ。〈漢字ペディア〉 |
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702 | 笑えども【諠】しからず | ◆2 | かまびす やかま |
関連熟語:諠譁(ケンカ) ★喧しい/諠しい(かまびす-しい) 言葉や会話がやかましい。がやがやとうるさい。〈漢字ペディア〉 |
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703 | 上官への【諂】りや依怙贔屭に依って保っている | ◆2 | おもね | 関連熟語:諂諛(テンユ) |
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704 | 上流婦人も【跣】の装いで参会する | ◆2 | はだし | 関連熟語:跣足(センソク) ★裸足/跣足/跣(はだし) 1.足に何もはいていないこと。また、その足。素足。 2.はだしで逃げる意から、かなわないこと。〈漢字ペディア〉 ●H29-3㈠ |
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705 | 城上、行くこと【慵】し | ◆2 | ものう | 関連熟語:慵懶(ヨウラン) ★慵い/物憂い(ものう-い) なんとなくけだるい。だらけてはりがない。〈漢字ペディア〉 ●H11-1㈠/●H28-2㈠ |
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706 | 場内は興奮の【堝】と化した | ◆2 | るつぼ | 関連熟語:坩堝(カンカ) ★坩堝/堝(るつぼ) 1.金属を溶かすのに用いる耐火性の土製容器。 2.いろいろな人やものが入りまじる状態のたとえ。特に、人々が興奮し熱狂する状態のたとえ。〈漢字ペディア〉 ●H05-2㈠ |
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707 | 燭を【剪】り机上を明るくした | ◆2 | き | 関連熟語:剪定(センテイ) ★翦る/剪る(き-る) はさみやかまできりそろえる。〈漢字ペディア〉 ●H17-3㈠ |
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708 | 信を講じて睦を【脩】む | ◆2 | おさ | 関連熟語:脩文(シュウブン) ★脩める/修める(おさ-める) すらりとした姿に整える。正しく整えてりっぱにする。〈漢字ペディア〉 |
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709 | 唇を【啖】い裂くほどに咬む | ◆2 | く | 関連熟語:健啖(ケンタン) ★啖う(く-う) むさぼるように食べる。大きく口をあけてくらう。〈漢字ペディア〉 ●H08-1㈠ |
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710 | 心を繫ぐ【轄】となる | ◆2 | くさび | 関連熟語:管轄(カンカツ) ★轄(くさび) 車軸の先端に差しこみ、車輪がはずれないようにしたもの。〈漢字ペディア〉 ●H19-1㈠ |
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711 | 心を【原】ねて罪を定む | ◆2 | たず | 関連熟語:原心定罪(ゲンシンテイザイ) ★原ねる(たず-ねる) 物事の根本を探求する。根本にさかのぼって考える。〈漢字ペディア〉 ●H15-1㈠/●H18-1㈠ |
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712 | 心を【悛】めて人の道を求める | ◆2 | あらた | 関連熟語:悔悛(カイシュン) ★悛める(あらた-める) 過ちをやめて心を正す。〈漢字ペディア〉 ●H08-2㈠/●H25-3㈠ |
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713 | 心広く体【胖】かなり | ◆2 | ゆた | 関連熟語:肥胖(ヒハン) ★胖か(ゆた-か) 安らかで。のびやかなさま。大きくゆったりしたさま。〈漢辞海〉 ●H09-2㈠ |
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714 | 心中を目顔で【愬】えている | ◆2 | うった | 関連熟語:讒愬(ザンソ) ★愬える/訴える(うった-える) 1.もめごとや恨みごとを人に告げる。 2.告げ口をする。他を悪く言う。 3.思いや気持ちを告げる。〈漢字ペディア〉 ●H09-3㈠/●H21-3㈠ |
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715 | 深く【罩】める雨の奥に松が見える | ◆2 | こ | 関連熟語:籠罩(ロウトウ) ★罩める(こ-める) 外から包むようにおおう。〈漢辞海〉 ●H14-1㈠/●H29-3㈠ |
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716 | 真っ赤になるくらいの【猥】ら話 | ◆2 | みだ | 関連熟語:猥談(ワイダン) ★猥ら/淫ら(みだ-ら) 男女関係がだらしないさま。性について品行が悪いさま。〈漢字ペディア〉 |
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717 | 神、人に【憑】って自身の来歴を述べる | ◆2 | よ かか |
関連熟語:憑肩(ヒョウケン) ★憑る/馮る(よ-る) たよりとする。よりかかる。たのむ。〈漢字ペディア〉 |
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718 | 身を卑くして伏し、以て【敖】ぶ者を候う | ◆2 | あそ | 関連熟語:敖民(ゴウミン) ★敖ぶ/遨ぶ(あそ-ぶ) 気ままに好きなことをして楽しむ。気の向くまま自由に出歩く。〈漢字ペディア〉 ●R02-3㈠ |
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719 | 人【咸】垤に躓けども、山に躓くこと莫し | ◆2 | みな | 関連熟語:咸寧(カンネイ) ★咸(みな) ことごとく。おしなべて。すべて。〈漢字ペディア〉 ●H13-1㈠/●H22-3㈠ |
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720 | 人に【誨】えて倦まず | ◆2 | おし | 関連熟語:誨淫(カイイン) ★誨える(おし-える) 言葉でていねいにおしえさとす。わからない人にわからせる。 ●H11-2㈠/●H21-1㈠/●H28-2㈠ |
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721 | 人の【誚】りを顧みない | ◆2 | そし | 関連熟語:譏誚(キショウ) ★誚る(そし-る) 悪口を言う。〈漢辞海〉 ●H07-1㈠ |
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722 | 人の性は善悪【渾】じる | ◆2 | ま | 関連熟語:渾淆(コンコウ) ★渾じる(ま-じる) 入りまじる。〈漢辞海〉 |
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723 | 人を【貶】んだような態度をとる | ◆2 | さげす | 関連熟語:過貶(カヘン) ★貶む(さげす-む) 能力や人格などが、劣っているとして見下す。軽蔑する。〈漢字ペディア〉 ●H20-2㈠ |
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724 | 人を事うるに道を【枉】ぐ | ◆2 | ま | 関連熟語:枉駕(オウガ) ★枉げる(ま-げる) 1.ゆがめる。無理に変える。 2.無理におさえる。〈漢字ペディア〉 ●H30-3㈠ |
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725 | 人格任有り、【掌】ることみだれざるべし | ◆2 | つかさど | 関連熟語:車掌(シャショウ) ★掌る(つかさど-る) 1.職務として行う。担当する。 2.支配する。管理する。〈漢字ペディア〉 ●H12-1㈠ |
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726 | 人神の和まことに【洽】し | ◆2 | あまね | 関連熟語:洽博(コウハク) ★洽し(あまね-し) 全体に広々と行き渡っているようす。すみずみまで行き届くようす。〈漢字ペディア〉 ●H15-3㈠/●H18-1㈠ |
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727 | 人生は行楽のみ、富貴を【須】つもいずれの時ぞ | ◆2 | ま | 関連熟語:須待(シュタイ) ★須つ(ま-つ) 1.条件を満たすものを待ちのぞむ。 2.相手の動きを待ちうける。〈漢字ペディア〉 ●H07-2㈠ |
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728 | 人知らずして【慍】らず | ◆2 | いか | 関連熟語:慍色(ウンショク/オンショク) ★慍る(いか-る) 心中に不満がつもりつもって、むっとする。〈漢字ペディア〉 ●H21-2㈠/●H26-2㈠ |
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729 | 数騎【銜】を駢べ鞍上に相話す | ◆2 | くつわ | 関連熟語:轡銜(ヒカン) ★銜(くつわ) 馬の口にくわえさせて、手綱をつける金具。〈漢字ペディア〉 |
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730 | 澄江静かなること【練】のごとし | ◆2 | ねりぎぬ | 関連熟語:素練(ソレン) ★練(ねりぎぬ) 灰汁で煮てから水でさらし、柔らかくした織物。〈漢辞海〉 ●H12-2㈠ |
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731 | 世を憂しと殆厭うて【緇門】に入る | ◆2 | くろかど | 関連熟語:緇門(シモン) ★緇門(くろかど) 仏門。黒衣を着る家の意から。〈漢字ペディア〉 ●H29-3㈠ |
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732 | 世人交わりを結ぶに黄金を【須】う | ◆2 | もち | 関連熟語:必須(ヒッス/ヒッシュ) ★須いる(もち-いる) 1.必要とする。 2.要求する。 3.採用する。〈漢辞海〉 |
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733 | 政局に【艱】み酒色を縦にする | ◆2 | なや | 関連熟語:艱苦(カンク) ★艱む(なや-む) 困難にぶつかり、苦しむ。〈漢字ペディア〉 |
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734 | 政敵が【遽】しい動きを見せる | ◆2 | あわただ | 関連熟語:怱遽(ソウキョ) ★遽しい(あわただ-しい) 1.驚いてあわてるようにばたばたして落ち着かない。せき立てられるようで、せわしないさま。 2.物事や周囲の動きが激しく変化するさま。〈漢字ペディア〉 ●H12-1㈠/●H15-1㈠/●H18-2㈠/●H29-2㈠ |
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735 | 星を【覘】って農時を知る | ◆2 | うかが | 関連熟語:覘候(テンコウ) ★覘う(うかが-う) そっと様子をのぞく。狭いすきまなどから、ぬすみ見る。〈漢字ペディア〉 ●H04-1㈠/●H21-2㈠ |
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736 | 聖人は誉れを求めず誹りを【辟】けず | ◆2 | さ | 関連熟語:辟易(ヘキエキ) ★辟ける/避ける 1.かわす。のがれる。 2.はばかる。忌み避ける。〈漢辞海〉 |
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737 | 聖人は芻蕘に【詢】る | ◆2 | はか | 関連熟語:諮詢(シジュン) ▼聖人(セイジン)は芻蕘(スウジョウ)に詢る…聖人は身分差にこだわらず、自分の知恵に誇らず、知らないことはどんな身分の者にでもたずねる。〈故事俗信ことわざ大辞典〉●H29-3㈠ |
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738 | 声音吁として【怕】る可し | ◆2 | おそ | 関連熟語:怕怯(ハキョウ) ★怕れる(おそ-れる) 気づかい、不安がる。あやぶみ心配する。また、いやがる。〈漢字ペディア〉 ●H21-3㈠/●H30-1㈠ |
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739 | 西坂より山へ登る時は身を【欹】てて歩む | ◆2 | そばだ | 関連熟語:欹危(キキ) ●R02-2㈠ |
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740 | 逝く者は斯くの如きか、昼夜を【舎】かず | ◆2 | お | 関連熟語:-- ★舎く(お-く) 手を緩めてはなしておく。そのままにしておく。捨ておく。〈漢字ペディア〉 ▼昼夜(チュウヤ)を舎かず…昼夜の区別をしない。絶えず行う。昼夜を捨てず。〈日本国語大辞典〉 |
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741 | 石の【鏃】が大量に出土した | ◆2 | やじり | 関連熟語:鉄鏃(テツゾク) ★鏃/矢尻(やじり) 矢の先端につけたとがったもの。矢の根。〈漢字ペディア〉 ●H18-3㈠ |
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742 | 石は玉を【韞】みて山輝く | ◆2 | つつ | 関連熟語:韞玉(ウンギョク) ★韞む(つつ-む) 包含する。〈漢辞海〉 ●H08-3㈠ |
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743 | 石塔の前に【俯】しになって地面に横たわる | ◆2 | うつぶ | 関連熟語:俯聆(フレイ) ★俯す(うつぶ-す) 顔や腹を地面につけて伏せる。〈漢字ペディア〉 |
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744 | 雪花、零落すること【絮】の如し | ◆2 | わた | 関連熟語:柳絮(リュウジョ) ★絮(わた) 1.まわた。繭を水にひたして作った柔らかいわた。 2.古いわた。古いまわた。「綿」と書くと新しい「わた」の意になる。〈漢字ペディア〉 ●H12-1㈠ |
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745 | 舌端の【孼】い楚鉄より惨し | ◆2 | わざわ | 関連熟語:妖孼(ヨウゲツ) ★孼い(わざわ-い)天(自然)が下すわざわい。不吉な事柄。また、害悪。〈漢字ペディア〉 ●H12-1㈠/●H20-2㈠ |
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746 | 川【壅】がりて潰えれば、人を傷つくること必ず多し | ◆2 | ふさ | 関連熟語:壅塞(ヨウソク) ★壅ぐ(ふさ-ぐ) 外からの侵入をさえぎって通じなくする。〈漢字ペディア〉 |
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747 | 川に沿って広い【磧】が続く | ◆2 | かわら | 関連熟語:磧礫(セキレキ) ★磧(かわら) 川沿いの砂利の多い土地。〈漢辞海〉 ●H15-3㈠ |
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748 | 戦血地を染め、腥風草樹を【槁】らす | ◆2 | か | 関連熟語:槁木(コウボク) ★槁れる(か-れる) 木の水分がなくなり、ひからびる。〈漢字ペディア〉 |
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749 | 浅ましく老いさらばえた【尨】が現れた | ◆2 | むくいぬ | 関連熟語:尨犬(ボウケン) ★尨(むくいぬ) 毛深い犬。〈漢辞海〉 ●H24-1㈠ |
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750 | 箭を射掛くるに些かも【踟】わず | ◆2 | ためら | 関連熟語:踟躊(チチュウ) ●H30-3㈠ |
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751 | 善を嘉して不能を【矜】れむ | ◆2 | あわ | 関連熟語:矜恤(キョウジュツ) ★矜れむ(あわ-れむ) かわいそうに思う。気の毒に思う。〈漢字ペディア〉 ●H11-1㈠ |
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752 | 善行蒼穹を【挌】ち天福を以て之に報ゆ | ◆2 | う | 関連熟語:挌闘(カクトウ) ★挌つ(う-つ) なぐり合う。つかみ合いなぐり合って戦う。〈漢字ペディア〉 ●H20-3㈠/●H30-1㈠ |
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753 | 善賈を求めて諸を【沽】らんか | ◆2 | う | 関連熟語:沽券(コケン) ★沽る(う-る) 1.代金をとって売りだす。 2.手に入れるよう、はかる。広める。〈漢辞海〉 ●H22-1㈠/●H27-3㈠ |
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754 | 全身を【顫】わして後退りする | ◆2 | ふる | 関連熟語:顫動(センドウ) ★顫える(ふる-える) 寒さや恐れによって手足が小刻みに動く。〈漢字ペディア〉 |
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755 | 曽て一度水を【哈】って甘苦を知る | ◆2 | すす | 関連熟語:-- ★哈る(すす-る) のむ。〈漢辞海〉 ●R01-3㈠ |
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756 | 楚の【羸】きは、それ我を誘うなり | ◆2 | よわ | 関連熟語:老羸(ロウルイ) ★羸い(よわ-い) 力のないさま。〈漢辞海〉 ●H14-1㈠ |
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757 | 早歳那ぞ知らん世事の【艱】きを | ◆2 | かた | 関連熟語:険艱(ケンカン) ★艱い(かた-い) 困難でつらい。やりにくく、むずかしい。〈漢字ペディア〉 |
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758 | 相【嚮】かいて哭し、皆声を失う | ◆2 | む | 関連熟語:嚮往(キョウオウ) ★嚮かう/向かう(む-かう) 目標の方向におもむく。目指す方向にむく。さしむかう。面する。〈漢字ペディア〉 |
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759 | 相手を【詈】る | ◆2 | ののし | 関連熟語:罵詈(バリ) ★詈る(ののし-る) 1.大声で非難する。声高くしかる。 2.悪口を言い立てる。あてこすりを言う。〈漢字ペディア〉 ●H05-1㈠ |
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760 | 窓框の木材が露で【涵】う | ◆2 | うるお | 関連熟語:涵養(カンヨウ) ★涵す(うるお-す) 水気を含ませる。水にひたして水分をしみこませる。〈漢字ペディア〉 |
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761 | 草藜【闢】け田疇治まる | ◆2 | ひら | 関連熟語:闔闢(コウヘキ) ★闢く(ひら-く) 閉じていたものをあける。押しのけてひろげる。〈漢字ペディア〉 ●H10-2㈠ |
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762 | 蔵を慢るは盗を【誨】う | ◆2 | おし | 関連熟語:誨淫(カイイン) ★誨える(おし-える) 言葉でていねいにおしえさとす。わからない人にわからせる。 |
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763 | 足下のなした赤壁の大功を【顕】す | ◆2 | あらわ | 関連熟語:顕彰(ケンショウ) ★顕す(あらわ-す) 広く世間に知らせる。〈漢字ペディア〉 |
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764 | 俗を斉え弊を【拯】い民嘉せざるなし | ◆2 | すく | 関連熟語:拯溺(ショウデキ/ジョウデキ) ★拯う(すく-う) 引き上げてたすける。落ちこんだ所から引き上げてやる。〈漢字ペディア〉 ●H09-3㈠/●H14-2㈠/●H18-2㈠/●H23-1㈠ |
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765 | 卒に越を赦し、兵を【罷】めて帰る | ◆2 | や | 関連熟語:罷業(ヒギョウ) ★罷める(や-める) 1.続いていた動作や状態を中止する。 2.地位や職などからしりぞく。〈漢字ペディア〉 |
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766 | 其の【倨】らんより寧ろ句なれ | ◆2 | おご | 関連熟語:倨傲(キョゴウ) ★倨る(おご-る) えらそうに振る舞い、威張る。横柄な態度をとる。〈漢字ペディア〉 |
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767 | 存する者は且く生を【偸】む | ◆2 | ぬす | 関連熟語:偸盗(チュウトウ/トウトウ) ★偸む(ぬす-む) 人に知られないよう、手に入れる。中の物をこっそり抜き取る。〈漢字ペディア〉 |
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768 | 他人の助を藉ることを【允】さず | ◆2 | ゆる | 関連熟語:允可(インカ) ★允す(ゆる-す) 相手の意見を聞き入れて認める。許可する。〈漢字ペディア〉 |
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769 | 怠ることなく、【懋】めて大命を建てよ | ◆2 | つと | 関連熟語:懋遷(ボウセン) ★懋める(つと-める) 目標に向かって励む。困難なことにあえて挑戦する。〈漢字ペディア〉 |
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770 | 大きな人声、足音【抔】が聞こえた | ◆2 | など | 関連熟語:-- ★抔(など) 例を示す語。同じ種類の物があること。それに限らない気持ちを言外にこめる。〈漢字ペディア〉 ●H14-2㈠ |
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771 | 大姦の去ること【距】の斯にぬくるがごとし | ◆2 | けづめ | 関連熟語:距爪(キョソウ) ★蹴爪/距(けづめ) 1.ニワトリなどキジ科の鳥の雄のあしの後方にある突起。攻撃に使われる。 2.ウシやウマなどのあしの後方にある突起物。〈漢辞海〉 ●H12-3㈠ |
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772 | 大車も【軛】無ければ進まず | ◆2 | くびき | 関連熟語:羈軛(キヤク) ★軛/頸木(くびき) 1.車の轅(ながえ)の先につけ、牛馬のくびにあてて車をひかせる横木。 2.自由を束縛するもののたとえ。〈漢字ペディア〉 ●H13-2㈠/●H18-3㈠ |
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773 | 大道は甚だ【夷】らかなり | ◆2 | たい | 関連熟語:坦夷(タンイ) ●H11-1㈠ |
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774 | 沢を【竭】くし藪を焚く | ◆2 | つ | 関連熟語:竭尽(ケツジン) ★竭くす(つ-くす) ある限りを出す。出しつくす。〈漢字ペディア〉 ●H08-1㈠ |
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775 | 只只【惘】れるばかりである | ◆2 | あき | 関連熟語:-- ★惘れる(あき-れる) ぼんやりする。あっけにとられる。〈漢字ペディア〉 ●H26-3㈠ |
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776 | 知らないうちに【痂】が落ちた | ◆2 | かさぶた | 関連熟語:痂皮(カヒ) ★痂(かさぶた) 傷・できものなどが治るにつれて、その上にできるかたい皮。〈漢字ペディア〉 ●H27-1㈠ |
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777 | 地を画して【趨】る | ◆2 | はし | 関連熟語:歩趨(ホスウ) ★趨る(はし-る) 足早に行く。特に、貴人の前などを腰をかがめて小走りに通る。〈漢字ペディア〉 ●H15-1㈠ |
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778 | 地を鑿ちて樽とし、手を以て【抔】いて飲む | ◆2 | すく | 関連熟語:抔飲(ホウイン) ★抔う(すく-う) 手のひらでくむ。すくいとる。〈漢字ペディア〉 |
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779 | 竹の筒を縄で【縢】げる | ◆2 | から | 関連熟語:金縢(キントウ) ★縢げる(から-げる) 巻きつけて束ねる。〈漢辞海〉 ●H10-3㈠ |
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780 | 着古して衣服の色が【褪】める | ◆2 | さ | 関連熟語:-- ★褪める(さ-める) 色が薄れる。あせる。〈漢字ペディア〉 |
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781 | 忠臣孝子が一門に【萃】まる | ◆2 | あつ | 関連熟語:抜萃(バッスイ) ★萃まる(あつ-まる) 人や物などが一つにまとまる。寄りつどう。〈漢字ペディア〉 ●H19-3㈠ |
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782 | 昼は烽を挙げ、夜は燧を【燔】く | ◆2 | や | 関連熟語:燔書(ハンショ) ★燔く(や-く) 1.火をつけて燃やす。 2.肉を燃える火の上にかざしてやく。〈漢字ペディア〉 |
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783 | 柱に【靠】りかかって立つ | ◆2 | よ | 関連熟語:靠天(コウテン) ★靠る(よ-る) もたれかかる。依存する。頼りにする。〈漢字ペディア〉 |
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784 | 長い月日の病苦に【嘖】まれる | ◆2 | さいな | 関連熟語:-- ★嘖む(さいな-む) きつくしかったりとがめたりする。他人を責めて大声でしかる。〈漢字ペディア〉 |
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785 | 直きを挙げてこれをまがれるに【錯】けば則ち民服せん | ◆2 | お | 関連熟語:錯辞(ソジ) ★錯く/措く(お-く) 1.物や人の上にすえ置く。 2.施行する。 3.捨てて用いない。廃棄する。〈漢辞海〉 ●H08-2㈠ |
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786 | 直言讜議(とうぎ)、【諱】まず憚らず | ◆2 | い | 関連熟語:不諱(フキ) ★諱む(い-む) 口に出すのをはばかる。口に出すのを嫌って避ける。おそれ避ける。〈漢字ペディア〉 |
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787 | 蔦や【槭】が茂る山道に分け入った | ◆2 | かえで | 関連熟語:-- ★楓/槭/槭樹/蛙手/鶏冠木(かえで) カエデ科の落葉高木の総称。葉は、カエルのてのひらに似た形で、秋に美しく紅葉するものが多い。観賞用。材は細工用。モミジ。〈漢字ペディア〉 ●H20-3㈠ |
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788 | 釣果を【糶】にかける | ◆2 | せり | 関連熟語:糶売(チョウバイ) ★糶(せり) 1.多くの買い手に値段をつけさせ、最高値の人に品物を売る方法。せり売り。競売。 2.競争すること。せり合いをすること。〈漢字ペディア〉 ●H11-2㈠ |
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789 | 帝の【胄】の傅育にあたる | ◆2 | よつぎ | 関連熟語:胄子(チュウシ) ★胄(よつぎ) 帝王や貴族のあとつぎ。〈漢辞海〉 ★「胄(チュウ:よつぎ)」は「冑(チュウ:かぶと)」とは別字。 ●H28-3㈠ |
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790 | 帝予に良弼を【賚】うを夢む | ◆2 | たま | 関連熟語:賚予(ライヨ) ★賚う(たま-う) 褒美として授ける。〈漢辞海〉 ●H27-3㈠ |
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791 | 庭に【梛筏】を植栽する | ◆2 | なぎいかだ | 関連熟語:-- ★梛筏(なぎいかだ) ユリ科の常緑小低木。ヨーロッパ原産。葉は鱗片(リンペン)状に退化し、枝が卵形の葉のように見える。春、葉状の枝の中央に白い小花をつけ、球形の赤い実を結ぶ。観賞用。〈漢字ペディア〉 ●H29-1㈠ |
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792 | 鼎を武蔵の地に【奠】む | ◆2 | さだ | 関連熟語:奠都(テント) ★奠める(さだ-める) すえおく。安置する。位置を決める。〈漢字ペディア〉 ●H21-2㈠/●H24-3㈠/●H27-2㈠ |
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793 | 天の暦数、爾の【躬】に在り | ◆2 | み | 関連熟語:聖躬(セイキュウ) ★躬(み) からだ。身体。特に、折りまげたりかがまったりした体。〈漢字ペディア〉 ●H25-2㈠ |
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794 | 天は闊く地は【遐】かなり | ◆2 | はる | 関連熟語:遐域(カイキ) ★遐か(はる-か) はるかに遠い。〈漢字ペディア〉 |
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795 | 天を怨まず、人を【尤】めず | ◆2 | とが | 関連熟語:効尤(コウユウ) ★尤める(とが-める) 失敗やあやまちを責める。〈漢字ペディア〉 ●H09-3㈠ |
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796 | 天井の大きな【桷】は燻っていた | ◆2 | たるき | 関連熟語:榱桷(スイカク) ★桷(たるき) 屋根の棟木から軒に渡して屋根材や瓦を支える角材。〈漢辞海〉 |
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797 | 天魔の【号】びか風雨激し | ◆2 | さけ | 関連熟語:号哭(ゴウコク) ★号ぶ(さけ-ぶ) 大きな声を出すこと。大声で呼ぶこと。〈漢字ペディア〉 ●H08-1㈠ |
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798 | 土が水を【渾】している | ◆2 | にご | 関連熟語:渾濁(コンダク) ★渾る(にご-る) いろいろなものが混じり合って、きたなくなる。〈漢字ペディア〉 ●H14-3㈠ |
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799 | 土を耕し、植え、【耘】り、収穫する | ◆2 | くさぎ | 関連熟語:耘鋤(ウンジョ) ★耘る(くさぎ-る) 田や畑の草を取る。除草する。〈漢字ペディア〉 ●H19-3㈠ |
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800 | 刀の【鋩】を喉元に擬する | ◆2 | きっさき | 関連熟語:鋒鋩(ホウボウ) ★鋩(きっさき) 刀の先のとがった部分。〈漢辞海〉 ●R01-1㈠ |
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801 | 盗人に【鑰】を預ける | ◆2 | かぎ | 関連熟語:鎖鑰(サヤク) ★鑰(かぎ) 1.出入り口の戸じまりの道具。錠前。≒錠 2.@を開閉するために錠の穴に差しこむ金具。〈漢字ペディア〉 |
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802 | 当て事と【畚褌】は向こうから外れる | ◆2 | もっこふんどし | 関連熟語:-- ▼当(ア)て事(ゴト)と畚褌は向こうから外(ハズ)れる…当てにしていることは先方のつごうでだめになることが多い。「畚褌」は、長方形の布片の上と下に紐を一本通し、またぐように足を通して、腰のところで紐を結ぶようにした褌。当て事と越中褌(エッチュウフンドシ)は向こうから外れる。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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803 | 動もすれば旬日に【弥】る | ◆2 | わた | 関連熟語:弥久(ビキュウ) ★弥る(わた-る) 充満する。広くゆきわたる。〈漢辞海〉 ●R02-3㈠ |
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804 | 堂に【怡】ぶ燕雀、後災を知らず | ◆2 | よろこ | 関連熟語:怡楽(イラク) ★怡ぶ(よろこ-ぶ) 心がなごみ、にこやかな顔つきで楽しむ。気持ちが和らぐ。〈漢字ペディア〉 ●H13-2㈠ |
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805 | 堂内に妖気が【漾】う | ◆2 | ただよ | 関連熟語:蕩漾(トウヨウ) ★漾う(ただよ-う) 波がゆれ動く。水に浮かんで流れる。〈漢字ペディア〉 ●H18-1㈠ |
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806 | 導師先ず【躬】ら身を捐つる | ◆2 | みずか | 関連熟語:躬行(キュウコウ) ★躬ら(みずか) 自分で。自分自身で。〈漢字ペディア〉 |
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807 | 洞庭【濬】しと雖も之を負む者は北(やぶ)る | ◆2 | ふか | 関連熟語:濬壑(シュンガク) ★濬い(ふか-い) 物や心のあり方が奥深い。〈漢辞海〉 ●H14-2㈠ |
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808 | 南山の寿の如く、【騫】けず崩れず | ◆2 | か | 関連熟語:騫汚(ケンオ) ★騫ける(か-ける) 欠如する。〈漢辞海〉 ●H13-2㈠ |
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809 | 南山を【錮】ぐと雖も猶隙有り | ◆2 | ふさ | 関連熟語:党錮(トウコ) ★錮ぐ(ふさ-ぐ) 1.金属を溶かしてすきまをふさぐ。 2.せきとめる。〈漢辞海〉 ●H22-3㈠ |
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810 | 難に臨んで【遽】かに兵を鋳る | ◆2 | にわ | 関連熟語:急遽(キュウキョ) ★遽かに(にわ-かに) 急にあわてふためいて。あわただしく。また、すみやかに。すばやく。〈漢字ペディア〉 |
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811 | 難事業に全然の【績】を収め得る | ◆2 | いさお | 関連熟語:功績(コウセキ) ★績(いさお) 1.功業。業績。 2.成績。〈漢辞海〉 |
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812 | 二月新糸を売り、五月新穀を【糶】る | ◆2 | う | 関連熟語:和糶(ワチョウ) ★糶る(う-る) 米や穀物を売りに出す。〈漢辞海〉 |
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813 | 二十台の【犬橇】が氷原を走り始めた | ◆2 | いぬそり いぬぞり |
関連熟語:-- ★犬橇(いぬそり) 犬に引かせて雪上を走るそり。〈日本国語大辞典〉 |
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814 | 二十六日黄昏に至って稿を【畢】う | ◆2 | お | 関連熟語:畢命(ヒツミョウ) ★畢わる(お-わる)物事が尽きておしまいになる。すっかり済む。〈漢字ペディア〉 |
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815 | 二女曰く、【兪】り、往きたまえ、と | ◆2 | しか | 関連熟語:-- ★兪り(しか-り) 承諾や同意を表す語。はい。そのとおりだ。〈漢字ペディア〉 ●H10-2㈠ |
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816 | 日【仄】きて乃ち罷む | ◆2 | かたむ | 関連熟語:仄日(ソクジツ) ★仄く(かたむ-く) 片側に寄る。また、そのさま。〈漢字ペディア〉 |
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817 | 日【闌】けて起き出した | ◆2 | た | 関連熟語:闌位(ランイ) ●H11-1㈠ |
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818 | 日は【昃】きて陰を停むる無し | ◆2 | かたむ | 関連熟語:日昃(ニッショク/ニッソク) ★仄く/昃く(かたむ-く) 日が西方に沈みかける。〈漢字ペディア〉 ●H09-1㈠ |
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819 | 日を重ね月を【踰】え遠国まで旅を続けた | ◆2 | こ | 関連熟語:踰越(ユエツ) ★踰える/逾える(こ-える) 1.またいで通る。のりこえる。また、わたる。 2.時間をわたる。〈漢字ペディア〉 ●H16-2㈠ |
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820 | 日本画の絵絹に【絖】を用いる | ◆2 | ぬめ | 関連熟語:絖本(コウホン) ★絖(ぬめ) 生糸を用いた絹織物。薄く滑らかでつやがあり、書画や造花材料に用いる。絵絹として用いたものを絖本(コウホン)という。〈漢字ペディア〉 ●H27-2㈠/●R02-3㈠ |
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821 | 年寒くして松柏の【凋】むに後るるを知る | ◆2 | しぼ | 関連熟語:後凋(コウチョウ) ★凋む(しぼ-む) 1.草花などがしおれる。なえてちぢまる。 2.勢いが衰え、張りを失う。〈漢字ペディア〉 ▼年寒(トシサム)くして松柏(ショウハク)の凋むに後(オク)るるを知(シ)る…艱難にあって後、人の真の価値がはじめてわかる、また、通常の時は君子も常人と違わないが、事変にあうとその真価が現われることのたとえ。寒い冬に他の植物はしおれても松や児手柏(コノテガシワ)は緑の色を保っている意から。〈日本国語大辞典〉 |
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822 | 年寄りの言うことと牛の【鞦】は外れたことがない | ◆2 | しりがい | 関連熟語:馬鞦(バシュウ) ★鞦/尻繫(しりがい) 馬具の名前。ウマの尻(しり)から鞍(くら)にかけるひも。〈漢字ペディア〉 ▼年寄りの言うことと牛の鞦は外れたことがない…老人が経験から将来を見通していうことばに間違いはない。老人の意見には耳を傾けるべきだ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 ●H14-1㈠ |
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823 | 馬を【絆】ぎ留めて行かしめぬ | ◆2 | つな | 関連熟語:羈絆(キハン) ★絆ぐ(つな-ぐ) 1.馬の足をつなぎとめる。 2.物をつなぎとめる。〈漢辞海〉 |
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824 | 馬歯【蚤】くも桑年に垂とす | ◆2 | はや | 関連熟語:蚤起(ソウキ) ★蚤い/早い(はや-い) 時期がまだ早い。若い。〈漢辞海〉 |
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825 | 梅の花が【馥】しい | ◆2 | かんば | 関連熟語:馥郁(フクイク) ★馥しい(かんば-しい) 香気が盛んであるさま。香りが高い。こうばしい。〈漢字ペディア〉 ●H05-1㈠ |
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826 | 梅をして海棠を【聘】らしむ | ◆2 | めと | 関連熟語:-- ★聘り/娉る(めと-る) 結納をおさめて婚約する。〈漢辞海〉 ●H10-1㈠ |
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827 | 煤けた【龕】の中から念持仏が見つかった | ◆2 | ずし | 関連熟語:仏龕(ブツガン)◆2 ●H11-3㈠ |
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828 | 博く其の可否を【詢】わんとす | ◆2 | と | 関連熟語:諮詢(シジュン) ★詢う(と-う) 意見を聞く。相談する。また、一部始終をたずねる。〈漢字ペディア〉 ●H29-3㈠ |
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829 | 白い霧の【帷】に包まれた | ◆2 | とばり | 関連熟語:帷幄(イアク) ★帷/帳(とばり) 室内を仕切るために垂れ下げる布。たれぎぬ。たれぬの。また、おおい隠すもののたとえ。〈漢字ペディア〉 ●H20-2㈠ |
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830 | 白頭にしてまた辺境を【戍】る | ◆2 | まも | 関連熟語:戍卒(ジュソツ) ★戍る(まも-る) 1.辺境や故郷を防衛する。 2.駐屯して守備する。〈漢辞海〉 ●H12-2㈠/●H21-3㈠ |
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831 | 白浪天を【掀】げ尽日風吹く | ◆2 | あ かか |
関連熟語:掀掀(キンキン) ★掀げる(あ-げる/かか-げる) 1.手で持ち上げる。高くあげる。 2.逆巻く。〈漢辞海〉 ●H23-2㈠ |
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832 | 肌肉は充ち皮膚は【緻】かなり | ◆2 | こま | 関連熟語:精緻(セイチ) ★緻かい(こま-かい) ぴったりとすき間なく、きめがつんでいるさま。緻密なさま。〈漢字ペディア〉 ●R01-2㈠ |
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833 | 八たび戦い八たび【剋】つ | ◆2 | か | 関連熟語:相剋(ソウコク) ★剋つ/克つ(か-つ) 頑張って相手に打ちかつ。たえぬく。〈漢字ペディア〉 |
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834 | 発酵した【醪】醬油を漉す | ◆2 | もろみ | 関連熟語:-- ★醪/諸味(もろみ) 醸造して、かすをしぼりとる前の酒や醬油。〈漢字ペディア〉 ●H12-1㈠ |
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835 | 彼の頰を【擲】りつけた | ◆2 | なぐ | 関連熟語:打擲(チョウチャク) ★擲る(なぐ-る) 拳などで力を込めて打ちたたく。なぐりつける。〈漢字ペディア〉 |
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836 | 彼の【拇】は太くて長い | ◆2 | おやゆび | 関連熟語:拇指(ボシ) ★拇(おやゆび) 1.ゆび。 2.親指。おおゆび。〈漢字ペディア〉 ●H05-1㈠/●H23-3㈠ |
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837 | 被を以て面を【韜】す | ◆2 | かく | 関連熟語:韜晦(トウカイ) ★韜す(かく-す) おおい隠す。秘密にする。〈漢辞海〉 |
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838 | 尾大【掉】わざるの憾みがある | ◆2 | ふる | 関連熟語:掉尾(チョウビ/トウビ) ★掉う(ふる-う) 手でゆり動かす。ゆする。〈漢字ペディア〉 ●H21-3㈠ |
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839 | 眉を【攢】め月に向かいて憂う | ◆2 | あつ | 関連熟語:攅立(サンリツ) ★攢まる(あつ-まる) むらがりあつまる。多くの人が一か所に寄りあつまる。〈漢字ペディア〉 ●H09-3㈠ |
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840 | 眉目秀麗、凛として【狃】るべからず | ◆2 | な | 関連熟語:狃恩(ジュウオン) ★狃れる(な-れる) 身をすりよせて親しくする。なれなれしくする。〈漢字ペディア〉 |
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841 | 美衣を購うに【嗇】かならず | ◆2 | やぶさ | 関連熟語:吝嗇(リンショク) ★嗇か(やぶさ-か) 思いきりの悪いさま。ものおしみするさま。〈漢字ペディア〉 |
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842 | 美膳を知らぬを【愍】れむ | ◆2 | あわ | 関連熟語:憐愍(レンビン) ★愍れむ/閔れむ/憫れむ(あわ-れむ) 人の不幸を思いやる。不憫(フビン)に思って同情する。〈漢字ペディア〉 |
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843 | 鼻の長さ【七咫】、背(そびら)の長さ七尺余りあり | ◆2 | ななあた ななた |
関連熟語:-- ★咫(た/あた) 古代の長さの単位。親指と中指を開いたときの長さ。〈漢字ペディア〉 ●R01-1㈠ |
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844 | 匹夫匹婦の【諒】をなす | ◆2 | まこと | 関連熟語:友諒(ユウリョウ) ★諒(まこと) 言葉や行為にうそやいつわりのないこと。明白な真実。誠実。〈漢字ペディア〉 ●H11-3㈠ |
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845 | 筆の大きさ【椽】のごとし | ◆2 | たるき | 関連熟語:采椽(サイテン) ★椽/垂木(たるき) 棟から軒に渡し、屋根板を支える材木。〈漢字ペディア〉 ●H13-1㈠ |
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846 | 百千鳥【髪梳】く女肌ぬぎに | ◆2 | かみす | 関連熟語:梳毛(ソモウ) ★髪梳き(かみす-き) 1.頭髪を櫛(クイ)でとかすこと。くしけずること。また、それを職業とする人。 2.歌舞伎で、女が男の髪をすいてやって愛情や愁嘆を表す演出。女どうしや女一人で行う変形もある。〈大辞泉〉 |
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847 | 百足の虫、断てども【蹶】れず | ◆2 | たお | 関連熟語:顚蹶(テンケツ) ★蹶れる(たお-れる) つまずいてころぶ。足が引っ掛かってひっくり返る。〈漢字ペディア〉 ●H10-2㈠ |
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848 | 百足の虫は死に至るも【僵】れず | ◆2 | たお | 関連熟語:僵仆(キョウフ) ★僵れる(たお-れる) のけぞってたおれる。あお向けにひっくり返る。〈漢字ペディア〉 ●H11-1㈠/●H16-3㈠/●H21-3㈠ |
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849 | 百目の聞見する所を【殫】くす | ◆2 | つ | 関連熟語:殫竭(タンケツ) ★殫くす(つ-くす) なくなるまで、ある限り使う。すべて使い切る。〈漢字ペディア〉 ●H25-1㈠ |
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850 | 氷上の穴より【罟】を入る | ◆2 | あみ | 関連熟語:罔罟(モウコ) ★罟(あみ) 上からかぶせて魚や動物を捕らえる大きなしかけあみ。〈漢字ペディア〉 ●H28-1㈠ |
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851 | 苗の【莠】有るが若し | ◆2 | はぐさ | 関連熟語:藜莠(レイユウ) ★莠(はぐさ) 水田に生え、イネを害する雑草。エノコログサなど。〈漢字ペディア〉 ●H18-3㈠/●H27-2㈠ |
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852 | 貧賤にして世を軽んじ志を【肆】にせん | ◆2 | ほしいまま | 関連熟語:恣肆(シシ) ★肆(ほしいまま) かってきまま。わがまま。自分の思いどおりにして遠慮がないさま。〈漢字ペディア〉 ●H10-1㈠/●H12-2㈠ |
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853 | 不虞に備えずんば、以て【師】すべからず | ◆2 | いくさ | 関連熟語:師団(シダン) ★師(いくさ) 軍隊。〈漢辞海〉 ●H13-3㈠ |
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854 | 不調法者の【楫取】りに吝かでない | ◆2 | かじと | 関連熟語:鼓楫(コシュウ) ★楫取り/舵取り(かじと-り) 1.船の進行方向を決めるかじを操り、船を正しく運航すること。また、その人。 2.物事や人々をうまく進行するように導くこと。また、その人。〈漢字ペディア〉 |
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855 | 付近の浜に【赤鱏】が打ち上げられていた | ◆2 | あかえい | 関連熟語:-- ★赤鱏(あかえい) アカエイ科の海魚。本州中部以南の沿岸にすむ。体は平たくひし形。背面は暗褐色。むち状の尾に毒針がある。食用。〈漢字ペディア〉 |
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856 | 夫の懶惰をヒステリックに【毀】る | ◆2 | そし | 関連熟語:毀誉(キヨ) ★毀る(そし-る) 他人のことを悪く言う。非難する。けなす。〈漢字ペディア〉 ●H12-1㈠/●H25-1㈠ |
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857 | 夫子立ちて天下治まるに我なお【尸】る | ◆2 | つかさど | 関連熟語:尸盟(シメイ) ★尸る(つかさど-る) 主となって行う。〈漢辞海〉 ●H12-2㈠ |
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858 | 夫婦【驩】ばざるを得ず | ◆2 | よろこ | 関連熟語:交驩(コウカン) ★驩ぶ/歓ぶ/讙ぶ(よろこ-ぶ) にぎやかにうれしがる。うれしがり声をあげて楽しむ。〈漢字ペディア〉 ●H23-2 |
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859 | 富商大利を【牟】る所なし | ◆2 | むさぼ | 関連熟語:牟利(ボウリ) ●H09-2㈠ |
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860 | 父無ければ何をか【怙】まん | ◆2 | たの | 関連熟語:怙恃(コジ) ★怙む(たの-む) 頼りにする。頼れるものとして当てにする。よりどころとする。〈漢字ペディア〉 ●H25-3㈠/●H28-1㈠ |
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861 | 風は【恬】らかで浪は静かだ | ◆2 | やす | 関連熟語:恬淡(テンタン) ●H14-1㈠ |
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862 | 福いは【眥】に盈たず、禍いは世に溢る | ◆2 | まなじり | 関連熟語:目眥(モクシ/モクセイ) ★眥(まなじり) めじり。〈漢字ペディア〉 ●H14-3㈠ |
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863 | 福は【徼】むべからず | ◆2 | もと | 関連熟語:徼幸(キョウコウ/ギョウコウ) ★徼める(もと-める) めったに実現できないようなことを願う。待ちうけてねらう。〈漢字ペディア〉 ●H14-2㈠ |
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864 | 腹をゆするような【太棹】の音 | ◆2 | ふとざお | 関連熟語:-- ★太棹(ふとざお) 義太夫節(ギダユウブシ)に用いる、さおと弦が太い三味線。⇔細棹〈漢字ペディア〉 |
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865 | 覆轍を鑑みず今にして【窘】しむ | ◆2 | くる | 関連熟語:窘迫(キンパク) ★窘しむ(くる-しむ) 追いつめられ、非常に困った状態になる。行きづまって動きがとれなくなる。〈漢字ペディア〉 ●H11-3㈠/●H14-2㈠ |
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866 | 物言えば乃ち【雍】らぐ | ◆2 | やわ | 関連熟語:雍容(ヨウヨウ) ★雍らぐ(やわ-らぐ) 1.やんわりと包む。 2.なごやかにむつみあう。〈漢字ペディア〉 ●H25-2㈠ |
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867 | 文と質と相適均して甚だ【斌】し | ◆2 | うるわ | 関連熟語:斌斌(ヒンピン) ●H30-3㈠ |
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868 | 文中に人の心弦を【扣】くものがあった | ◆2 | たた | 関連熟語:扣門(コウモン) ★扣く/叩く(たた-く) 手で軽く打つ。こつこつ打つ。〈漢字ペディア〉 ●H08-3㈠ |
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869 | 聞きて【僉】歓喜せり | ◆2 | みな | 関連熟語:僉議(センギ) ★僉(みな) 1.すべての人々。 2.人々の。〈漢辞海〉 ●H25-3㈠ |
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870 | 兵を【犒】うために現地に赴いた | ◆2 | ねぎら | 関連熟語:犒労(コウロウ) ★犒う(ねぎら-う) 飲食物を贈って、将兵を慰労する。〈漢字ペディア〉 ●H08-1㈠/●H17-2㈠ |
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871 | 兵を【氏zいで馬に秣う | ◆2 | と | 関連熟語:藻氏iソウレイ) ★獅ョ(と-ぐ) 1.みがいて鋭くする。 2.練り上げる。〈漢辞海〉 |
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872 | 平に処れば則ち【恬】かなるは、水の性なり | ◆2 | しず | 関連熟語:恬熙(テンキ) ★恬か(しず-か) 平静なさま。〈漢辞海〉 |
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873 | 米を【糴】い、薪を積む | ◆2 | か | 関連熟語:和糴(ワテキ) ★糴う(か-う) 米や穀物を買い入れる。〈漢辞海〉 |
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874 | 片言、獄を【折】む | ◆2 | さだ | 関連熟語:折獄(セツゴク) ★折める(さだ-める) 判断を下す。〈漢辞海〉 ●H13-3㈠ |
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875 | 母無ければ何をか【恃】まん | ◆2 | たの | 関連熟語:怙恃(コジ) ★恃む(たの-む) たのみとする。たよる。当てにする。〈漢字ペディア〉 |
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876 | 法正しければ則ち民【愨】む | ◆2 | つつし | 関連熟語:愨愿(カクゲン) ★愨む(つつし-む) 物事をいいかげんにせず、心をかたく保つ。堅実な態度で物事を行う。〈漢字ペディア〉 ●H18-2㈠/●H27-1㈠ |
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877 | 亡母遺愛の【手匣】である | ◆2 | てばこ | 関連熟語:-- ●H22-1㈠ |
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878 | 謀【泄】るれば事に功なし | ◆2 | も | 関連熟語:漏泄(ロウセツ/ロウエイ) ★泄れる/洩れる(も-れる) あふれ出る。しみ出る。液体・気体・感情などがすきまからこぼれ出る。〈漢字ペディア〉 |
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879 | 幕を【撥】げて場内を一瞥した | ◆2 | かか | 関連熟語:撥簾(ハツレン) ★撥げる(かか-げる) 手が器具を用いて、分けひらく。かき分ける。はねる。〈漢辞海〉 ●H13-2㈠ |
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880 | 末代までの【譬】え種になった | ◆2 | たと | 関連熟語:譬喩(ヒユ) ★譬える(たと-える) 身近にある他の似ているものを引き合いに出して説明する。〈漢字ペディア〉 ●H25-2㈠ |
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881 | 万機を【攬】るに堪えず深く自ら愧ず | ◆2 | と | 関連熟語:攬轡(ランピ) ★攬る(と-る) 1.もつ。にぎる。つかむ。 2.つみとる。つまむ。〈漢字ペディア〉 ●H27-3㈠ |
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882 | 万葉集の名歌を【鈔】す | ◆2 | うつ | 関連熟語:鈔本(ショウホン) ★抄す/鈔す(うつ-す) 書きうつす。〈漢辞海〉 ●H18-2㈠ |
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883 | 民のいまだ【贍】らざるを哀れむ | ◆2 | た | 関連熟語:富贍(フセン) ★贍りる(た-りる) 1.十分にある。 2.財がゆたかにある。〈漢字ペディア〉 ●H13-2㈠ |
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884 | 無間の【槍衾】を駆ける | ◆2 | やりぶすま | 関連熟語:-- ★槍衾(やりぶすま) 多くの者が槍を前につきだして構え、すきまなく並ぶこと。〈漢字ペディア〉 |
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885 | 無数の恩恵を後人に【貽】る | ◆2 | おく | 関連熟語:贈貽(ゾウイ) ★貽る(おく-る) 人に物を贈る。〈漢辞海〉 ●H30-2㈠ |
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886 | 名は以て中人を【氏zますべし | ◆2 | はげ | 関連熟語:勖氏iキョクレイ) ★獅ワす/励ます(はげ-ます) 奨励する。〈漢辞海〉 ●H12-2㈠ |
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887 | 名士の急逝が世人を【駭】かした | ◆2 | おどろ | 関連熟語:震駭(シンガイ) ★駭く(おどろ-く) びっくりしておびえる。びくっとする。〈漢字ペディア〉 |
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888 | 名勝りて質【孱】し | ◆2 | よわ | 関連熟語:孱弱(センジャク) ★孱い(よわ-い) 弱々しい。貧弱なさま。ひよわなさま。〈漢字ペディア〉 ●H24-1㈠ |
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889 | 明主は【濫】りにその臣を富貴にせず | ◆2 | みだ | 関連熟語:濫用(ランヨウ)br>★猥りに/妄りに/濫りに(みだ-りに) 深い考えもなしに。分別なく。むやみに。〈漢字ペディア〉 |
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890 | 牝鳥の羽の間から雛の頭が【覘】いた | ◆2 | のぞ | 関連熟語:覘望(テンボウ) ★覘く(のぞ-く) ひそかにうかがい見る。かいま見る。すきまからぬすみ見る。〈漢字ペディア〉 |
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891 | 猛き鷲は日辺に到らずしてその翼を【折】けり | ◆2 | くじ | 関連熟語:折衝(セッショウ) ★折く(くじ-く) 1.挫折する。敗北する。 2.なじる。非難する。責める。 3.反論する。屈服させる。〈漢辞海〉 |
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892 | 木鐸を以て路に【徇】う | ◆2 | とな | 関連熟語:徇地(ジュンチ) ★徇える(とな-える) 命令などを広く触れ知らせる。命令を告げてまわる。〈漢字ペディア〉 ●H24-1㈠/●H25-3㈠/●H28-3㈠ |
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893 | 木綿もの打ても名には【碪】哉 | ◆2 | きぬた | 関連熟語:擣碪(トウチン) ★砧/碪(きぬた) 木づちで布を打つときに用いた木や石の台。また、それを打つこと。〈漢字ペディア〉 |
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894 | 木斛の木を食う【蠹】 | ◆2 | きくいむし | 関連熟語:蠹賊(トゾク) ★蠹/木蠹虫/木食虫 1.キクイムシ科の甲虫の総称。樹木に穴をあけてすむ、林業の害虫。 2.キクイムシ科の甲殻類。海にすみ、杭(くい)や木造船の船底を食害する。体は円筒形で黄白色。〈漢字ペディア〉 |
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895 | 目を遊ばす懐いを【騁】する所以なり | ◆2 | は | 関連熟語:馳騁(チテイ) ★騁せる(は-せる) 1.ウマを走らせる。まっしぐらにウマを走らせる。 2.思いのままにする。ほしいままにする。〈漢字ペディア〉 ●H14-1㈠/●R02-3㈠ |
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896 | 尤めを忍び【詬】を攘う | ◆2 | はじ | 関連熟語:詬辱(コウジョク) ★詬(はじ) はずかしめ。悪口。〈漢字ペディア〉 |
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897 | 夜、戎衣を【擣】ちて明月に向かう | ◆2 | う | 関連熟語:擣衣(トウイ) ★擣つ(う-つ) 棒でたたく。砧(キヌタ)をうつ。〈漢字ペディア〉 |
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898 | 夜な夜なねぶりを【魘】いつる物ありけり | ◆2 | おそ | 関連熟語:魘死(エンシ) ★魘われる(おそ-われる) 恐ろしい夢を見て苦しめられる。うなされる。〈漢字ペディア〉 ●R01-1㈠ |
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899 | 夜の【幄】がおりる | ◆2 | とばり | 関連熟語:帷幄(イアク) ★幄(とばり) 1.屋根のように上からおおった幕。 2.比喩的に用いて、ものを隔てたりおおい隠したりするもののたとえ。〈漢字ペディア〉 ●H05-1㈠ |
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900 | 勇を好みて貧しきを【疾】むは乱る | ◆2 | にく | 関連熟語:疾悪(シツオ/シツアク) ★疾む(にく-む) 深く恨む。〈漢辞海〉 ●R02-2㈠ |
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901 | 友と酒を酌み交わし【燕】ぐ | ◆2 | くつろ | 関連熟語:燕居(エンキョ) ●H11-2㈠ |
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902 | 友を集め一宵の酒を【斟】むこと久し | ◆2 | く | 関連熟語:斟酌(シンシャク) ★斟む(く-む) 1.水などをすくいとる。酒をくみかわす。 2.人の心中や物事の事情などをおしはかり考える。斟酌(シンシャク)する。 3.思想・流儀などを受け継ぐ。〈漢字ペディア〉 |
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903 | 有為の奥山、路【嶮】し | ◆2 | けわ | 関連熟語:嶮岨(ケンソ) ★嶮しい/険しい(けわ-しい) 登るのが困難なほど、傾斜が急なさま。〈漢字ペディア〉 |
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904 | 有虞氏は徳を貴び【歯】を尚ぶ | ◆2 | よわい | 関連熟語:馬歯(バシ) ★歯/齢(よわい) 1.年齢。とし。 2.年配。年ごろ。〈漢字ペディア〉 ●H11-2㈠ |
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905 | 有司は【畢】く朝に立つ | ◆2 | ことごと | 関連熟語:畢至(ヒッシ) ●H09-2㈠/●H11-3㈠ |
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906 | 予定外の【需】めにそなえる | ◆2 | もと | 関連熟語:必需(ヒツジュ) ★需める(もと-める) 必要なこととして要求する。あてにして待つ。〈漢字ペディア〉 ●H11-2㈠ |
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907 | 予乃の徳を【懋】んにす | ◆2 | さか | 関連熟語:懋典(ボウテン) ●H30-1㈠ |
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908 | 幼なれども【肯】えて長に事えず | ◆2 | あ | 関連熟語:-- ★肯えて(あ-えて) よいと思って。うなずいて。自らすすんで。〈漢字ペディア〉 |
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909 | 幼児には常に【誑】くこと毋きを視す | ◆2 | あざむ | 関連熟語:欺誑(ギキョウ) ●H09-2㈠ |
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910 | 幼帝を【簇】がり擁る | ◆2 | むら | 関連熟語:簇生(ゾクセイ/ソウセイ) ★簇がる(むら-がる) むらがり生える。群生する。たくさん集まる。〈漢字ペディア〉 ●H13-1㈠ |
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911 | 妖夫曳きて【衒】り、何ぞ市に号ぶ | ◆2 | う | 関連熟語:估衒(コゲン) ★衒る(う-る) 1.街を歩いて売り声を掛けながら売る。 2.売り出す。 3.採用されることを求めて、自分を売り込む。〈漢辞海〉 |
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912 | 容貌を【貶】られる謂われはない | ◆2 | そし | 関連熟語:褒貶(ホウヘン) ★貶る(そし-る) けなす。さげすむ。悪い評価をする。〈漢辞海〉 |
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913 | 羊性淫にして【很】る | ◆2 | もと | 関連熟語:很忤(コンゴ) ★很る/狠る(もと-る) 人の言うことを聞かないでさからう。人の言うことにそむいてあらそう。〈漢字ペディア〉 |
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914 | 羊百草を【齧】み、鶏五穀を啄む | ◆2 | か | 関連熟語:蹄齧(テイゲツ) ★齧む(か-む) 上下の歯を合わせて切れ目をつける。かみ切る。歯を立てて、物に傷をつける。〈漢字ペディア〉 |
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915 | 遥かに瀑布の前川に【挂】かるを看る | ◆2 | か | 関連熟語:挂冠(ケイカン/カイカン) ★挂ける/掛ける(か-ける) 高所にひっかける。つりさげる。〈漢字ペディア〉 |
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916 | 陽炎が立ち、【土熱】れの上がる猛暑日 | ◆2 | つちいき | 関連熟語:-- ★土熱れ(つちいき-れ) 夏、強い日光に照りつけられて土が熱気を発すること。また、その熱気。〈漢字ペディア〉 |
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917 | 頼政がはね箸したり【菰粽】 | ◆2 | こもちまき | 関連熟語:-- ★菰粽(こもちまき) 真菰(マコモ)の葉で包んだちまき。〈日本国語大辞典〉 |
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918 | 落花流水、【太】だ茫然たり | ◆2 | はなは | 関連熟語:太古(タイコ) ★太だ(はなは-だ) 程度が大きく、激しいさま。ひどく。〈漢字ペディア〉 ●H07-2㈠ |
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919 | 乱を【撥】め正に反す | ◆2 | おさ | 関連熟語:撥乱(ハツラン) ★撥める(おさ-める) 治め正す。〈漢辞海〉 |
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920 | 糧を【贏】してこれに趣く | ◆2 | あま | 関連熟語:贏儲(エイチョ) ★贏る(あま-る) 必要以上に残る。財貨がありあまる。もうけが残る。〈漢字ペディア〉 ●H13-3㈠/●H19-3㈠ |
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921 | 領主は【恣】な生活を送った | ◆2 | ほしいまま | 関連熟語:放恣(ホウシ) ★恣(ほしいまま) 自分勝手にするさま。わがまま。〈漢字ペディア〉 ●H17-2㈠ |
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922 | 烈士は名に【徇】う | ◆2 | したが | 関連熟語:徇死(ジュンシ) ★徇う/殉う(したが-う) あることのために身を投げ出す。また、主となるものについていく。〈漢字ペディア〉 ●H22-2㈠ |
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923 | 烈風で【檣】が折れてしまった | ◆2 | ほばしら | 関連熟語:船檣(センショウ) ★檣/帆柱(ほばしら) 船の帆を張るための柱。マスト。〈漢字ペディア〉 ●H10-3㈠/●H17-2㈠ |
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924 | 恋の上荷を【撥】ねる | ◆2 | は | 関連熟語:撥水(ハッスイ) ★撥ねる(は-ねる) 1.はじきとばす。 2.基準に合わないものを取り除く。 3.かすめとる。 4.拒否する。はねつける。 5.書道で、字画の末尾の部分を筆先を払い上げるように書く。〈漢字ペディア〉 ▼恋(コイ)の上荷(ウワニ)を撥ねる…人目を忍んで他人の恋人などと通じる。「上荷を撥ねる」は、積み荷の一部を盗むこと。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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925 | 連山湖面に影を【涵】して静まっている | ◆2 | ひた | 関連熟語:潜涵(センカン) ★涵す(ひた-す) たっぷりと水につける。ざぶりと水に入れる。十分にうるおす。〈漢字ペディア〉 ●R01-1㈠ |
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926 | 労多くして日既に【旰】る | ◆2 | く | 関連熟語:旰食(カンショク) ★旰れる(く-れる) 日が沈む。太陽が沈んであたりが暗くなる。〈漢字ペディア〉 ●H28-1㈠/●R01-3㈠ |
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927 | 老軀を【挈】げて御前試合に臨む | ◆2 | ひっさ | 関連熟語:挈瓶(ケツベイ/ケッペイ/ケツペイ) ★挈げる(ひっさ-げる)手にひっかけて持つ。〈漢字ペディア〉 ●H22-3㈠ |
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928 | 老子を【孚】みしものは当時の社会なり | ◆2 | はぐく | 関連熟語:孚育(フイク) ★孚む(はぐく-む) 親鳥が羽で卵を抱いてかえす。また、育てる。〈漢字ペディア〉 ●H12-2㈠/●H23-2㈠ |
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929 | 老先生鏡を覗き【鑷】を取り出ず | ◆2 | けぬき | 関連熟語:鑷子(ジョウシ/セッシ) ★鑷(けぬき) 毛・ひげ・とげなどをはさんで抜きとる道具。〈漢字ペディア〉 ●R01-2㈠ |
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930 | 和を以て貴しとなし【忤】うることなきを宗とせよ | ◆2 | さから | 関連熟語:乖忤(カイゴ) ★忤う/牾らう(さから-う/さか-らう) そむく。くいちがう。逆の方向に進む。〈漢字ペディア〉 ●H09-3㈠ |
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931 | 僮僕歓び迎え、稚子門に【候】つ | ◆2 | ま | 関連熟語:候補(コウホ) ★候つ(ま-つ) うかがいまつ。まちうける。まちむかえる。来るのをあてにする。〈漢字ペディア〉 ●H12-1㈠/●H20-1㈠ |
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932 | 冢を【発】いて遺恨をはらす | ◆2 | あば | 関連熟語:摘発(テキハツ) ★発く(あば-く) 土を掘りおこし、埋めた物を取り出す。外にさらけ出す。〈漢字ペディア〉 ●R01-2㈠ |
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933 | 叺を卸して【秣】を宛がった | ◆2 | まぐさ | 関連熟語:芻秣(スウマツ) ★秣/馬草(まぐさ) ウシやウマなどの飼料にする草やわら。かいば。〈漢字ペディア〉 |
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934 | 哭声直上して雲霄を【干】す | ◆2 | おか | 関連熟語:干渉(カンショウ) ★干す(おか-す) 障害を越えて突き進む。他の領域を害する。押し掛けて求めかかわる。〈漢字ペディア〉 ●H12-2㈠ |
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935 | 哺乳類にも【蹼】をもつものがある | ◆2 | みずかき | 関連熟語:蹼足(ボクソク) ★蹼/水搔き(みずかき/みずか-き) 水鳥や両生類のてやあしの指の間にある、薄い膜状のもの。水をかいて泳ぐ。〈漢字ペディア〉 ●H12-1㈠/●H17-2㈠/●H25-1㈠/●R01-3㈠ |
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936 | 孳孳として民を【恤】みたもう | ◆2 | めぐ | 関連熟語:救恤(キュウジュツ) ★恤む(めぐ-む) 気の毒な人に、金品を施す。あわれに思って金品を与える。〈漢字ペディア〉 |
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937 | 尸禄殃を【貽】し負乗悔を招く | ◆2 | のこ | 関連熟語:貽厥(イケツ) ★貽す(のこ-す) 後にのこす。〈漢辞海〉 ●H11-3㈠/●H19-2㈠ |
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938 | 彝倫の道、既に民に【浹】し | ◆2 | あまね | 関連熟語:鬯浹(チョウショウ) ★浹し(あまね-し) すみずみまで、広くゆきわたっているさま。〈漢字ペディア〉 ●H19-3㈠/●H25-1㈠ |
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939 | 悵然としてピアノに【倚】れり | ◆2 | よ | 関連熟語:倚門(イモン) ★倚る(よ-る) もたれる。よりかかる。体をもたせかける。〈漢字ペディア〉 |
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940 | 慵い【憊】れの翳を容姿に見せる | ◆2 | つか | 関連熟語:困憊(コンパイ) ★憊れる(つか-れる) 倒れるほどに弱る。力も尽きるほどにくたびれきる。〈漢字ペディア〉 |
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941 | 懺悔もし【竟】わればすなわち怡悦す | ◆2 | お | 関連熟語:竟宴(キョウエン) ★竟わる(お-わる) 最後までやりとげる。最後の境界まで行きつく。〈漢字ペディア〉 |
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942 | 搦め手を【擣】いて陥れる | ◆2 | つ | 関連熟語:擣虚(トウキョ) ★擣く/搗く(つ-く) 1.つきかためる。 2.臼でつきくだく。 3.つきさす。攻める。〈漢辞海〉 ●H28-1㈠ |
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943 | 杳として【繹】ぬべからず | ◆2 | たず | 関連熟語:尋繹(ジンエキ) ★繹ねる(たず-ねる) 物事のいわれを探りたずねる。一つずつ引き出して吟味する。〈漢字ペディア〉 ●H25-1㈠ |
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944 | 晨露晞きて草【馥】る | ◆2 | かお | 関連熟語:芳馥(ホウフク) ★馥る(かお-る) 香り高い。かんばしい。〈漢辞海〉 |
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945 | 朧に薄紅の螺鈿を【鐫】る | ◆2 | ほ え |
関連熟語:彫鐫(チョウセン) ★鐫る(ほ-る/え-る) のみで刻みつける。のみで穴をあける。〈漢字ペディア〉 ●H10-1㈠/●H20-2㈠ |
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946 | 歉らぬ思いは【揩】うべくもない | ◆2 | ぬぐ | 関連熟語:浄揩(ジョウカイ) ★揩う(ぬぐ-う) ふきとる。こすりとってきれいにする。〈漢字ペディア〉 ●H19-3㈠/●H21-2㈠/●H25-3㈠/●H30-3㈠ |
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947 | 汨水の【頭】に立ち来し方行く末を惟う | ◆2 | ほとり | 関連熟語:店頭(テントウ) ★頭(ほとり) 付近。かたわら。〈漢辞海〉 ●H30-3㈠ |
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948 | 涅すれども【緇】まず | ◆2 | くろ | 関連熟語:緇林(シリン) ★緇む(くろ-む) くろくなる。黒く染まる。〈漢字ペディア〉 ▼涅(デッ)すれども緇まず…悪い環境の中でよからぬ人物とつきあっても、それに影響されないことのたとえ。いくら黒い土で染めても黒くならない意。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 ●H10-3㈠ |
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949 | 澆季の政、外患【荐】りに迫る | ◆2 | しき | 関連熟語:荐食(センショク) ★荐りに(しき-りに) 重ね重ね。しばしば。〈漢字ペディア〉 |
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950 | 焉んぞ殫く【籌】るべけんや | ◆2 | はか | 関連熟語:籌算(チュウサン) ★籌る(はか-る) 計算する。策を練る。〈漢辞海〉 ●H12-3㈠ |
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951 | 燧を【鑽】りて火を改む | ◆2 | き | 関連熟語:鑽燧(サンスイ) ★鑽る(き-る) 1.きりもみして穴をあけたり火をおこしたりする。 2.あしきりの刑に処する。〈漢字ペディア〉 ●H20-3㈠/●H26-3㈠ |
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952 | 甎を【拋】げて玉を引く | ◆2 | な | 関連熟語:拋車(ホウシャ) ▼甎(カワラ)を拋げて玉を引く…自分の取るに足らない詩文や見解を示して、他人の貴重な詩文や見解を引き出すことの謙譲表現。〈漢辞海〉 |
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953 | 羈旅の【羸】れたる人に親しまん | ◆2 | つか | 関連熟語:羸兵(ルイヘイ) ★羸れる(つか-れる) 力がなくなってぐったりする。力がなえて衰える。弱る。〈漢字ペディア〉 |
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954 | 膠漆相【賊】ない、氷炭相憩う | ◆2 | そこ | 関連熟語:賊害(ゾクガイ) ★賊なう(そこ-なう) 凶器で傷つける。殺傷、また乱暴する。害を与える。〈漢字ペディア〉 ●H10-1㈠ |
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955 | 臂を捲り【臀】を絡げて立ち働く | ◆2 | しり | 関連熟語:臀部(デンブ) ★臀(しり) 動物の肛門のそばの肉の豊かについた部分。腰の後ろ下の部分。けつ。〈漢字ペディア〉 ●H24-3㈠ |
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956 | 藐藐たる昊天克く【鞏】からざる無し | ◆2 | かた | 関連熟語:鞏固(キョウコ) ★鞏い(かた-い) しっかりしていてゆるがない。城の守りなどが丈夫でこわれない。〈漢字ペディア〉 ●H21-1㈠/●H29-1㈠ |
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957 | 藜の【嫩葉】を食用にする | ◆2 | わかば | 関連熟語:嫩葉(ドンヨウ) ★若葉/嫩葉(わかば) 芽生えたばかりのやわらかい葉。新葉。〈漢字ペディア〉 ●H27-1㈠ |
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958 | 蝨を【捫】りつぶして当世の務めを談ず | ◆2 | ひね | 関連熟語:捫蝨(モンシツ) ▼蝨(シラミ)を捫る…人前であっても、あえて礼儀作法などにこだわらない態度をとること。傍若無人。中国、晋(シン)代の隠者王猛が桓温(カンオン)に会見したとき、蝨をつぶしながら時世や政治を論じたことから。〈漢字ペディア〉 ●H11-3㈠ |
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959 | 襦袢の袖振るや【嬌】かしき | ◆2 | なまめ | 関連熟語:嬌声(キョウセイ) ★嬌かしい(なまめ-かしい) こびを含んで色っぽい。女らしさがあふれて美しい。〈漢字ペディア〉 |
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960 | 詭詐多きを以て深く其の人と為りを【鄙】しむ | ◆2 | いや | 関連熟語:鄙吝(ヒリン) ★鄙しむ(いや-しむ) いやしい者として見下げる。さげすむ。〈漢字ペディア〉 ●H10-3㈠ |
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961 | 輻が轂に【輳】まる | ◆2 | あつ | 関連熟語:輻輳(フクソウ) ★輳まる(あつ-まる) 1.車輪の輻(や)が軸受け(轂)に集まる。 2.集中する。一か所に集まる。〈漢辞海〉 ●H13-3㈠ |
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962 | 逞しい【肉叢】が汗で光っている | ◆2 | ししむら | 関連熟語:-- ★肉叢(ししむら) 肉のかたまり。また、体の肉。肉体。〈漢字ペディア〉 ●H16-3㈠/●H26-1㈠ |
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963 | 饑饉【仍】ねて臻る | ◆2 | かさ | 関連熟語:仍世(ジョウセイ) |
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964 | 髻に【綰】べ庭隅に下る | ◆2 | す | 関連熟語:綰摂(ワンショウ/ワンセツ) ★綰べる(す-べる) 1.長いものをぐるぐるまわして結ぶ。巻き上げる。 2.制御する。支配する。〈漢辞海〉 |
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965 | 魴魚頳尾、王室【燬】くが如し | ◆2 | や | 関連熟語:焼燬(ショウキ) ★燬く(や-く) もやす。〈漢辞海〉 |
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966 | 觥籌こもごも【錯】じる | ◆3 | ま | 関連熟語:交錯(コウサク) ★錯じる(ま-じる) たてよこに入り乱れる。入れちがってそろわない。〈漢字ペディア〉 |
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967 | 【花薄】あまりまねけばうら枯れて | ◆3 | はなすすき | 関連熟語:-- ★花薄(はなすすき) 1.穂の出たススキ。尾花。 2.襲(カサネ)の色目の一種。表は白、裏は薄い縹(ハナダ)色。〈漢字ペディア〉 |
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968 | 【解】し織りの銘仙が一世を風靡した | ◆3 | ほぐ | 関連熟語:-- ★解し織り(ほぐ-し-お-り) 絣(カスリ)織物の一種。粗く練り糸を入れて仮織りした布に模様を染め、再び織機にかけて練り糸を抜き本織りしたもの。ほぐしがすり。〈漢字ペディア〉 |
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969 | 【幾】しを知るは、其れ神か | ◆3 | きざ | 関連熟語:幾微(キビ) ★幾し(きざ-し) 1.かすかな前ぶれ。 2.病気の前ぶれ。〈漢辞海〉 |
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970 | 【向】には括り、今や髪を被る | ◆3 | さき | 関連熟語:向来(キョウライ) ★嚮に/向に(さき-に) 以前に。まえに。さきごろ。むかし。〈漢字ペディア〉 |
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971 | 【女寡】に花が咲く | ◆3 | おんなやもめ | 関連熟語:寡婦(カフ) ★女寡(おんなやもめ) 夫を亡くして一人でいる女性。未亡人。後家。寡婦。⇔男鰥(オトコヤモメ)〈日本国語大辞典〉 ▼女寡に花が咲く…女がやもめになると、かえって身の世話がいき届き、男たちからももてはやされる。〈日本国語大辞典〉 |
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972 | 【少】く両人は睨み合っていた | ◆3 | しばら | 関連熟語:少時(ショウジ) |
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973 | 【双肌】を脱いで太い撥を握った | ◆3 | もろはだ | 関連熟語:双手(ソウシュ) ★双肌/諸肌/両肌(もろはだ) 両方の肩の肌。人の上半身の肌。⇔片肌〈漢字ペディア〉 |
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974 | 【逮】えられて将に戮せられんとす | ◆3 | とら | 関連熟語:逮捕(タイホ) |
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975 | いと歯痒くて心【苛】つなるべし | ◆3 | いら | 関連熟語:-- ★苛つ(いら-つ) 1.気持ちが落ち着かなくいらいらする。いらだつ。 2.物事を早くするようにせきたてる。〈大辞泉〉 |
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976 | その源は以て觴を【濫】かぶべし | ◆3 | う | 関連熟語:濫觴(ランショウ) ★濫かべる(う-かべる) 浮かべる。〈漢辞海〉 |
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977 | その像を【肖】りて之に事う | ◆3 | かたど | 関連熟語:肖像(ショウゾウ) ★肖る(かたど-る) 似せて絵や彫刻などにする。〈漢辞海〉 |
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978 | その輪奐の美を【討】ねて殿堂を廻る | ◆3 | たず | 関連熟語:検討(ケントウ) ★討ねる(たず-ねる) 訪問する。おとずれる。〈漢辞海〉 |
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979 | ただ功徳の為に幾桛と糸を【績】ぐ | ◆3 | つむ | 関連熟語:紡績(ボウセキ) ★績ぐ(つむ-ぐ) 麻などの繊維をつむいで糸にする。〈漢辞海〉 |
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980 | ひとえ【四片】の白蓮華 | ◆3 | よひら | 関連熟語:-- ★四片(よひら) 花弁が四枚あること。また、その花弁。紫陽花の花をいう。〈日本国語大辞典〉 |
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981 | 一切の【罪科】もない人間を縄に掛ける | ◆3 | つみとが | 関連熟語:罪科(ザイカ) ★罪科(つみとが) 1.つみととが。悪事と過失。その責任。罪過。 2.キリスト教で、神の意志にそむくことをいう。〈日本国語大辞典〉 |
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982 | 一斗を過ぎざるに【径】ちに酔いたり | ◆3 | ただ | 関連熟語:径行(ケイコウ) ★径ちに(ただ-ちに) 1.直接に。真っすぐに。何かを間に介在させない意。 2.すぐに。動作や行為が時間を置くことなく発生する意。 3.任意に。思ったままに。〈漢辞海〉 |
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983 | 一日の敵を【縦】すは、数世の患いなり | ◆3 | ゆる | 関連熟語:擒縦(キンショウ) ★縦す(ゆる-す) 見逃す。すておく。〈漢辞海〉 |
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984 | 一觴一詠、【漢才】殊に穎れる | ◆3 | からざえ | 関連熟語:-- ★漢才(からざえ) 漢学の才能。漢学に通じること。〈漢字ペディア〉 |
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985 | 雨の流れたるを凄まじき瀑と【錯】りけるなり | ◆3 | あやま | 関連熟語:失錯(シッサク) ★錯る(あやま-る) しそこなう。まちがえる。〈漢辞海〉 |
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986 | 燕王【幾】ど死して幸いに逃る | ◆3 | ほとん | 関連熟語:幾望(キボウ) ★幾ど(ほとん-ど) あと少しのところで。もう少しで。〈漢字ペディア〉 |
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987 | 遠人と【接】わるに礼を以てす | ◆3 | まじ | 関連熟語:面接(メンセツ) ★接わる(まじ-わる) 触れる。〈漢辞海〉 |
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988 | 何ぞ久しく天下の士を【稽】むるに足らんや | ◆3 | とど | 関連熟語:稽留(ケイリュウ) ★稽まる(とど-まる) 遅延する。〈漢辞海〉 |
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989 | 何も言わずに【肯】いた | ◆3 | うなず | 関連熟語:首肯(シュコウ) |
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990 | 価を【諧】えて然るのち、去るを得 | ◆3 | ととの | 関連熟語:諧価(カイカ) ★諧う(ととの-う) 調和する。他とうまく調子があう。他とのバランスがとれる。〈漢字ペディア〉 |
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991 | 家を【主】り賓客を待たしむ | ◆3 | つかさど | 関連熟語:主税(シュゼイ) ★主る(つかさど-る) リーダーとなって物事を処理する。統率する。〈漢辞海〉 |
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992 | 禍故重畳し、凶問【累】りに集る | ◆3 | しき | 関連熟語:累進(ルイシン) ★累りに(しき-りに) しばしば。〈漢辞海〉 |
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993 | 我【親】ら千人の垢を去らん | ◆3 | みずか | 関連熟語:親展(シンテン) ★親ら(みずか-ら) 自分で直接に。自分から。特に、天子が直接行うときに用いる。〈漢字ペディア〉 |
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994 | 皆国事を以て君を【累】わす | ◆3 | わずら | 関連熟語:係累(ケイルイ) ★累わす(わずら-わす) 1.面倒をかける。頼んで手数をかける。 2.迷惑をかける。 3.損なう。さまたげる。〈漢辞海〉 |
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995 | 寒暄の辞を【陳】べる | ◆3 | の | 関連熟語:開陳(カイチン) ★陳べる(の-べる) 自分の考えを申し立てる。意見を展開して説き示す。〈漢字ペディア〉 |
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996 | 寛を以て猛を【済】い、猛を以て寛を済う | ◆3 | すく | 関連熟語:済度(サイド) ★済う(すく-う) 困難の場にいる人に財物などを与え、助け出す。〈漢字ペディア〉 |
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997 | 漢才【詣】りたる翁ども | ◆3 | いた | 関連熟語:造詣(ゾウケイ) ★詣る(いた-る) 1.行き着く。 2.学問などが深い境地まで到達する。〈漢字ペディア〉 |
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998 | 翰墨を以て自ら【娯】しむ | ◆3 | たの | 関連熟語:歓娯(カンゴ) ★娯しむ(たの-しむ) 笑い興じて、心を慰める。心を愉快にして興じる。〈漢字ペディア〉 |
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999 | 奇策が対抗馬の力を【殺】いだ | ◆3 | そ | 関連熟語:減殺(ゲンサイ) ★殺ぐ(そ-ぐ) けずるようにして量をへらす。はぶく。弱くする。くじく。〈漢字ペディア〉 |
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1000 | 既に聞き【陳】した迂説である | ◆3 | ふる | 関連熟語:陳腐(チンプ) ★陳い(ふる-い) 時を経たさま。久しい。〈漢辞海〉 |
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1001 | 久闊の情を【叙】べる | ◆3 | の | 関連熟語:叙情(ジョジョウ) ★叙べる(の-べる) 1.順序立てて陳述する。 2.ありのままにのべる。〈漢字ペディア〉 |
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1002 | 郷党には歯を【尚】ぶ | ◆3 | たっと とうと |
関連熟語:尚歯(ショウシ) ★尚ぶ(たっと-ぶ/とうと-ぶ) 1.高い価値のあるものとして尊敬する。 2.好みあがめる。重視する。 3.助ける。〈漢辞海〉 ▼郷党(キョウトウ)には歯(ヨワイ)を尚ぶ…郷里にあっては、親疎貴賤の別に従うよりも、年長者を尊ぶ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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1003 | 業を【創】め統を垂る | ◆3 | はじ | 関連熟語:創業(ソウギョウ) ▼業(ギョウ)を創め統(トウ)を垂(タ)(た)る…君子が事業の基礎をかためて、それを後の世の子孫に伝える。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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1004 | 錦を衣て絅を【尚】う | ◆3 | くわ | 関連熟語:衣錦尚絅(イキンショウケイ) ★尚える(くわ-える) ものの上に加える。〈漢辞海〉 ▼錦(ニシキ)を衣(キ)て絅(ケイ)を尚う…美しい着物の上に薄いひとえを重ねて着る。君子が自分の美徳を他に誇らず謙虚であることのたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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1005 | 金人金幣を【須】むるに千万を以て計す | ◆3 | もと | 関連熟語:須要(シュヨウ/スヨウ) ★須める(もと-める) 1.必要とする。 2.要求する。 3.採用する。〈漢辞海〉 |
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1006 | 九層の【台】は累土より起こる | ◆3 | うてな | 関連熟語:灯台(トウダイ) ★台(うてな) 1.見晴らしのよい高い建物。高殿(タカドノ)。 2.物をのせる台。〈漢字ペディア〉 ▼九層(クソウ)の台は累土(ルイド)より起(オ)こる…九階の高層建築も最初はわずかの土を積みあげることから始まる。小さな物の積み重ねが、結局は大をなすことのたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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1007 | 苦汁を【咽】んだような渋っ面 | ◆3 | の | 関連熟語:咽下(エンゲ/エンカ) ★咽む/嚥む(の-む) かたまりなど、つかえた物をのみくだす。ぐっとのみこむ。〈漢字ペディア〉 |
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1008 | 愚民の上に【苛】き政府あり | ◆3 | から むご |
関連熟語:苛政(カセイ) ★苛い(から-い/むご-い) きびしい。むごい。〈漢辞海〉 |
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1009 | 君子の道は、端を夫婦に【造】す | ◆3 | な | 関連熟語:造端(ゾウタン) |
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1010 | 君腥を賜えば必ず【熟】て之を薦む | ◆3 | に | 関連熟語:半熟(ハンジュク) ★熟る(に-る) 火を通して食べられるようにする。〈漢辞海〉 |
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1011 | 軽く頰が【熱】るまで火を熾した | ◆3 | ほて | 関連熟語:情熱(ジョウネツ) ★熱る(ほて-る) 体や顔が熱くなる。また、そのように感じる。〈漢字ペディア〉 |
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1012 | 見上げし母の目は漸く娘に【転】りぬ | ◆3 | うつ | 関連熟語:転居(テンキョ) |
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1013 | 古より国家の禍いは小人に【造】まる | ◆3 | はじ | 関連熟語:刱造(ソウゾウ) ★造まる(はじ-まる) 開始する。起こる。〈漢辞海〉 |
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1014 | 枯を摧き朽を【拉】く | ◆3 | くじ くだ |
関連熟語:拉朽(ロウキュウ) ★拉く(くだ-く) 破壊する。砕き折る。〈漢辞海〉 |
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1015 | 吾、子を【距】ぐ所以を知る | ◆3 | ふせ | 関連熟語:距戦(キョセン) ★距ぐ/拒ぐ(ふせ-ぐ) 抵抗する。〈漢辞海〉 |
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1016 | 巧言を弄し世を瞞き、名を【干】め利を射る | ◆3 | もと | 関連熟語:干禄(カンロク) ★干める(もと-める) 1.追求する。手に入れようとする。 2.ある目的をもって会見することを願う。〈漢辞海〉 |
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1017 | 国には【造】があり、県には首(かばね)がある | ◆3 | みやつこ | 関連熟語:-- ★造(みやつこ) 古代の姓(カバネ)の一つ。世襲で朝廷などの部民(ベミン)を統率した氏族である伴造(トモノミヤツコ)に多く与えられた。〈漢字ペディア〉 |
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1018 | 財を悉くして其の口を【弥】う | ◆3 | つくろ | 関連熟語:弥縫(ビホウ) ★弥う(つくろ-う) 綻びを縫い合わせる。やりくりして補う。〈漢辞海〉 |
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1019 | 榊と【紙垂】を通した玉串 | ◆3 | かみしで | 関連熟語:-- ★紙垂/紙四手(かみしで) 1. (「しで」は、玉串(たまぐし)や注連縄(しめなわ)などに垂れ下げるもの) 木綿四手(ゆうしで)に対して、紙で作った四手。古くは木綿(ゆう)を用いたが、後に紙で代用した。しで。 2.商品などの包装に用いる紙の紐。〈日本国語大辞典〉 |
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1020 | 山を出でて故人の家に【舎】す | ◆3 | やど | 関連熟語:舎営(シャエイ) ★舎る(やど-る) 1.宿をとってくつろぐ。 2.とどまる。家を構えて住む。〈漢字ペディア〉 |
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1021 | 四瀆を撃汰して【杭】る | ◆3 | わた | 関連熟語:-- ★杭る/航る(わた-る) 川を渡航する。〈漢辞海〉 |
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1022 | 四時【迭】いに起こり、万物循いて生ず | ◆3 | たが | 関連熟語:迭起(テッキ) ★迭いに(たが-いに) かわるがわるに。〈漢辞海〉 |
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1023 | 疾く録すに字を【爽】えず | ◆3 | たが | 関連熟語:爽約(ソウヤク) ★爽う(たが-う) 誤る。違反する。〈漢辞海〉 |
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1024 | 酒次第に廻りて、席漸く【濫】る | ◆3 | みだ | 関連熟語:濫政(ランセイ) ★濫れる(みだ-れる) 1.ある範囲を超える。度が過ぎる。 2.道理にそむく。あやまちをおかす。〈漢字ペディア〉 |
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1025 | 舟を同じくして江を【済】る | ◆3 | わた | 関連熟語:済勝(サイショウ/セイショウ) ★済る(わた-る) 川や障害などを無事に通り切る。〈漢字ペディア〉 |
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1026 | 衆介皆命を【逆】えて辞せず | ◆3 | むか | 関連熟語:逆旅(ゲキリョ) ★逆える(むか-える) 1.出迎える。 2.迎撃する。 3.受け取る。 4.推し量る。測る。〈漢辞海〉 |
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1027 | 十人を【将】い、往き掘りてその金を得 | ◆3 | ひき | 関連熟語:将帥(ショスウイ) ★将いる(ひき-いる) 兵士を統率する。兵隊を指揮する。〈漢字ペディア〉 |
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1028 | 俊を【非】り傑を疑う | ◆3 | そし | 関連熟語:非難(ヒナン) ★非る/誹る(そし-る) 人の欠点を指摘して、見下げて悪くいう。非難する。責める。〈漢字ペディア〉 |
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1029 | 諸王また【率】ね驕逸不法なり | ◆3 | おおむ | 関連熟語:大率(タイソツ) ★率ね(おおむ-ね) 1.大概。おおよそ。ふつう。行為や状況へのかなり確かな推量を表す。 2.すべて。みな。行為や状況が一律である意。〈漢辞海〉 |
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1030 | 諸色の挙選、且く【権】に停むべし | ◆3 | かり | 関連熟語:権化(ゴンゲ) ★権に(かり-に) しばらく。〈漢辞海〉 |
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1031 | 色荒を以て君を【誘】くまじ | ◆3 | おび | 関連熟語:-- ★誘く(おび-く) だましてさそう。あざむいて引き寄せる。〈日本国語大辞典〉 |
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1032 | 深海の底のように文目も【弁】かぬ真暗闇 | ◆3 | わ | 関連熟語:弁別(ベンベツ) ★弁ける(わ-ける) 見きわめる。よりわける。区別する。〈漢字ペディア〉 |
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1033 | 神の【標野】を犯す事を忌む | ◆3 | しめの | 関連熟語:-- ★標野(しめの) 皇族や貴族が所有する野原で、一般の出入りを禁じた所。狩猟などの場とされた。≒禁野(キンヤ)〈漢字ペディア〉 |
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1034 | 臣の明の能く【逆】め睹る所に非ず | ◆3 | あらかじ | 関連熟語:逆睹(ギャクト/ゲキト) ★逆め(あらかじ-め) 物事に先立って。前もって。〈漢辞海〉 |
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1035 | 身分に【距】たりのある男女の恋 | ◆3 | へだ | 関連熟語:距離(キョリ) ★距てる(へだ-てる) 物と物や人と人の間をはなす。遠ざける。〈漢字ペディア〉 |
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1036 | 進退ここに【谷】まる | ◆3 | きわ | 関連熟語:-- ★谷まる(きわ-まる) 行き詰まって身動きがとれず、困りはてる。〈漢字ペディア〉 |
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1037 | 人の短を【道】うなかれ、己の長を説くなかれ | ◆3 | い | 関連熟語:言語道断(ゴンゴドウダン) ★道う(い-う) 話す。言葉を述べる。説く。〈漢字ペディア〉 |
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1038 | 人形の好醜、延寿に【逮】ばず | ◆3 | およ | 関連熟語:逮夜(タイヤ) ★逮ぶ(およ-ぶ) 1.ある点に達する。とどく。 2.追いつく。〈漢字ペディア〉 |
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1039 | 錐刀を以て太山を【堕】たんとす | ◆3 | こぼ | 関連熟語:-- ★堕つ(こぼ-つ) こわす。やぶる。〈漢辞海〉 |
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1040 | 世に【双】ぶ者のない穎才である | ◆3 | なら | 関連熟語:双璧(ソウヘキ) ★双ぶ(なら-ぶ) 同じようなものが二つそろう。二者の才能などが匹敵する。たぐう。〈漢字ペディア〉 |
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1041 | 世の飢饉に【値】い、貧窮して衣食に困しむ | ◆3 | あ | 関連熟語:値遇(チグウ/チグ) ★値う(あ-う) 1.出くわす。当面する。 2.一致する。〈漢辞海〉 |
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1042 | 聖人要を執れば、四方来たりて【効】す | ◆3 | いた | 関連熟語:効死(コウシ) ★効す(いた-す) 1.つくす。つとめる。はたらきかける。 2.ききめをあらわす。明らかにする。〈漢字ペディア〉 |
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1043 | 先王の大物を【班】かつ | ◆3 | わ | 関連熟語:班田(ハンデン) ★班ける(わ-ける) 1.物を分配する。わけ与える。 2.群れを二つにわける。〈漢字ペディア〉 |
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1044 | 先哲に【率】わず酒に荒耽す | ◆3 | したが | 関連熟語:率由(ソツユウ) ★率う(したが-う) 1.ひきいる。ひきしたがえる。 2.つきしたがう。それないようにする。〈漢字ペディア〉 |
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1045 | 遷客騒人多く于に【会】まる | ◆3 | あつ | 関連熟語:会計(カイケイ) ★会まる(あつ-まる) 集合する。〈漢辞海〉 |
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1046 | 前帝の【禅】りを受けて南面の徳を治む | ◆3 | ゆず | 関連熟語:禅譲(ゼンジョウ) ★禅る(ゆず-る) 天子がその位をゆずる。譲位する。〈漢字ペディア〉 |
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1047 | 前門に虎を【拒】いで後門に狼を進む | ◆3 | ふせ | 関連熟語:防拒(ボウキョ) ★拒ぐ(ふせ-ぐ) こばみとどめる。そばに寄せつけないようにする。〈漢字ペディア〉 |
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1048 | 早く永約を【訂】む | ◆3 | さだ | 関連熟語:訂盟(テイメイ) ★訂める(さだ-める) 話しあったうえで締結する。〈漢辞海〉 |
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1049 | 太守の襟韻【苦】だ超越す | ◆3 | はなは | 関連熟語:苦寒(クカン) ★苦だ(はなは-だ) 1.極めて。とても。…すぎる。程度が度をこえている意。 2.極力。しつこく。しきりに。ねんごろに。ある動作を力をつくして行う意。〈漢辞海〉 |
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1050 | 太平洋を【絶】りて北米桑港に往く | ◆3 | わた | 関連熟語:絶海(ゼッカイ) |
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1051 | 大かた【生熟】れの悪人なり | ◆3 | なまな | 関連熟語:熟成(ジュクセイ) ★生熟れ/生馴れ(なまな-れ) 1.まだその道に熟達していないこと。未熟であること。また、そのさまやその人。 2.鮒(ふな)や鮎(あゆ)などで作る熟鮨(なれずし)の、十分に熟(う)れていない半熟の状態。また、その状態で食べる鮨。一説に、早鮨(はやずし)。一夜鮨。なまなりずし。 3.果物などの、まだ十分に熟していないもの。半熟。〈日本国語大辞典〉 |
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1052 | 調べ高うして知音【少】なり | ◆3 | まれ | 関連熟語:希少(キショウ) ▼調べ高(タコ)うして知音(チイン)少なり…あまりに高尚すぎる音楽には理解者が少ない。人も、あまりに気高く清廉すぎると親しまれない。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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1053 | 追戎は恪無く、窮寇は【格】たず | ◆3 | う | 関連熟語:格闘(カクトウ) ★格つ/挌つ(う-つ) 1.追撃する。反攻する。 2.打ち殺す。 3.たたかう。〈漢辞海〉 |
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1054 | 鍔迫り合いでお互い【創】を被った | ◆3 | きず | 関連熟語:創痍(ソウイ) ★創(きず) 切りきず。刃物で切ったきず。〈漢字ペディア〉 |
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1055 | 天に【法】るは天地を治むるの道なり | ◆3 | のっと | 関連熟語:法天(ホウテン) ★法る(のっと-る) 基準・模範として、ならいしたがう。〈漢字ペディア〉 |
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1056 | 天下の道あれば、道を以て身に【殉】わしむ | ◆3 | したが | 関連熟語:殉死(ジュンシ) ★殉う(したが-う) 1.死んだ人を追って死ぬ。 2.あることのために身をささげる。〈漢字ペディア〉 |
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1057 | 天頻りに異を見し、地【数】震動す | ◆3 | しばしば | 関連熟語:頻数(ヒンスウ/ヒンサク) ★数/数数(しばしば) 何度も。たびたび。〈漢字ペディア〉 |
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1058 | 伝聞何ぞ【尽】く信ずべけんや | ◆3 | ことごと | 関連熟語:悉尽(シツジン) ▼伝聞(デンブン)何ぞ尽く信ずべけんや…うわさをすべて信ずることはできない。人から伝え聞くことには誤りが多い。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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1059 | 党輩を【原】して平民と為す | ◆3 | ゆる | 関連熟語:原宥(ゲンユウ) ★原す(ゆる-す) 赦免する。罪をゆるめる。〈漢辞海〉 |
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1060 | 唐尭位を【遜】るも虞舜は怡ばず | ◆3 | ゆず | 関連熟語:遜位(ソンイ) ★遜る(ゆず-る) 自分を差しおいて、他人を先にする。自分が後ろへ下がる。〈漢字ペディア〉 |
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1061 | 頭を【低】れ故郷を思う | ◆3 | た | 関連熟語:低頭(テイトウ) ★低れる(た-れる) 1.低くする。低くなる。さげる。さがる。 2.たれさがる。〈漢辞海〉 |
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1062 | 道術を【展】べて政あるに施す | ◆3 | の | 関連熟語:展開(テンカイ) ★展べる(の-べる) 広げる。平面的に長くのばす。また、広く並べる。〈漢字ペディア〉 |
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1063 | 之を斉うるに礼を以てすれば恥有りて且つ【格】し | ◆3 | ただ | 関連熟語:格心(カクシン) ★格す(ただ-す) 道理や法則に合うように、行いを正しくする。あやまちを改める。〈漢字ペディア〉 |
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1064 | 之を民に【暴】わして民も之を受けたり | ◆3 | あら | 関連熟語:暴露(バクロ) ★暴わす(あら-わす) 表に出る。明らかになる。〈漢辞海〉 |
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1065 | 髪を攫んで【拉】き倒す | ◆3 | ひ | 関連熟語:拉致(ラチ/ラッチ) ★拉く(ひ-く) 引き連れる。〈漢辞海〉 |
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1066 | 彼の寂寥に【肖】た面影を持つ人 | ◆3 | に | 関連熟語:不肖(フショウ) ★肖る(に-る) 外見がもとの姿や形にそっくりである。〈漢字ペディア〉 |
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1067 | 彼方と此方とを【権】り比べる | ◆3 | はか | 関連熟語:権謀(ケンボウ) ★権る(はか-る) 1.物の重さをはかる。 2.策略をめぐらす。物事の善し悪しを考えてうまくいくように手配する。〈漢字ペディア〉 |
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1068 | 美酒佳肴が所狭しと【陳】なる | ◆3 | つら | 関連熟語:出陳(シュッチン) ★陳ねる(つら-ねる) 列をそろえ、きちんと整えて並べる。また、平らに並べる。〈漢字ペディア〉 |
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1069 | 貧人富みを致し、老人【少】きに還らむ | ◆3 | わか | 関連熟語:幼少(ヨウショウ) ★少い(わか-い) 1.年が若い。 2.おさない。〈漢辞海〉 |
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1070 | 斧や鎌を揮って六【片】分働く | ◆3 | ぺんす | 関連熟語:-- ★片(ぺんす) イギリスの貨幣単位。一〇〇ペンスで一ポンド。単数形ペニーの複数形。〈漢字ペディア〉 |
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1071 | 武王人をして殷を【候】わしむ | ◆3 | うかが | 関連熟語:斥候(セッコウ) ★候う(うかが-う) さぐる。そっとようすをのぞく。〈漢字ペディア〉 |
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1072 | 物に【格】りて知を致す | ◆3 | いた | 関連熟語:格物致知(カクブツチチ) ★格る(いた-る) 物事の本質に行き着く。きわめる。達する。〈漢字ペディア〉 |
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1073 | 兵を【縦】ちて殺戮せしむること五日間なりき | ◆3 | はな | 関連熟語:操縦(ソウジュウ/ソウショウ) ★縦つ(はな-つ) 1.放出する。 2.矢を射る。 3.火をつける。 4.兵を出す。 5.釈放する。 6.身をおどらせる。飛び込む。〈漢辞海〉 |
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1074 | 凡そ染は春に【暴】し練る | ◆3 | さら | 関連熟語:暴書(バクショ) ★暴す(さら-す) さらけ出す。〈漢辞海〉 |
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1075 | 毎に彼の隆準を【調】る | ◆3 | あざけ | 関連熟語:調戯(チョウギ) ★調る(あざけ-る) 嘲笑する。からかう。〈漢辞海〉 |
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1076 | 毎日十里【宛】行軍した | ◆3 | ずつ | 関連熟語:--br>★宛(ずつ) 1.同じ数を割りあてることを表す。 2.同じ数量を繰り返すことを表す。〈漢字ペディア〉 |
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1077 | 万金を【資】けて東のかた韓魏に遊ばしむ | ◆3 | たす | 関連熟語:資益(シエキ) ★資ける(たす-ける) 元手を出してたすける。また、金品や条件を与えて援助する。〈漢字ペディア〉 |
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1078 | 務めて自ら矯獅オ、【雅】に清談を尚ぶ | ◆3 | つね | 関連熟語:雅意(ガイ) ★雅(つね) 平素から。つねづね。もともと。かねがね。〈漢字ペディア〉 |
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1079 | 無恙を駕し且つ儂(わ)が春衣を【美】む | ◆3 | ほ | 関連熟語:褒美(ホウビ) ★美める(ほ-める) りっぱであるとたたえる。〈漢辞海〉 |
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1080 | 容姿ことごとく【暴】らかなり | ◆3 | あら | 関連熟語:暴虐(ボウギャク) ★暴い(あら-い) あらあらしい。〈漢辞海〉 |
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1081 | 流民の【蒸】くして癘疫を為さん | ◆3 | おお | 関連熟語:蒸民(ジョウミン) ★蒸い(おお-い) 多い。〈漢辞海〉 |
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1082 | 令を下して師を【班】す | ◆3 | かえ | 関連熟語:班師(ハンシ) ★班す(かえ-す) 軍隊をひき返す。〈漢辞海〉 |
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1083 | 礼楽を【説】び詩書を敦くす | ◆3 | よろこ | 関連熟語:説楽(エツラク) ★説ぶ/悦ぶ(よろこ-ぶ) 心からうれしく思う。〈漢辞海〉 |
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1084 | 労して【罷】れ死して転(す)てらる | ◆3 | つか | 関連熟語:罷駑(ヒド) ★罷れる/疲れる(つか-れる) 疲労したさま。〈漢辞海〉 |
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1085 | 俛焉として孳孳たるあり、斃れて【后】已む | ◆3 | のち | 関連熟語:午后(ゴゴ) ▼斃(タオ)れて后已(ヤ)む…死んだあとでやっと終わる。死ぬまで、けんめいに努力して途中でくじけない。死してのちやむ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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1086 | 厥の佚を【淫】にし、天及び民の従うとを顧みず | ◆3 | ほしいまま | 関連熟語:淫蕩(イントウ) ★淫(ほしいまま) 放縦なさま。勝手し放題であるさま。〈漢辞海〉 |
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1087 | 夸者は権に死し、品庶は生を【毎】る | ◆3 | むさぼ | 関連熟語:毎生(マイセイ) ★毎る(むさぼ-る) 執着する。〈漢辞海〉 |
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1088 | 烽火岡巒を【被】う | ◆3 | おお | 関連熟語:被膜(ヒマク) ★被う(おお-う) 保護したり、隠したりするために上にかぶせる。〈漢字ペディア〉 |
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1089 | 蒹葭斥土に【弥】し | ◆3 | あまね | 関連熟語:弥綸(ビリン) |
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1090 | 薑を【撤】てずして食らう | ◆3 | す | 関連熟語:撤去(テッキョ) ★撤てる(す-てる) 取り除く。のぞく。〈漢辞海〉 |
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1091 | 蝙蝠傘を【展】げたような雪の山 | ◆3 | ひろ | 関連熟語:親展(シンテン) ★展げる(ひろ-げる) のばし開く。広くする。〈漢字ペディア〉 |
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1092 | 褌を【緊】めて掛かる | ◆3 | し | 関連熟語:緊褌(キンコン) ★緊める(し-める) きつくひきしめる。〈漢字ペディア〉 |
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1093 | 驍名を謳われる【健】か者なり | ◆3 | したた | 関連熟語:健啖(ケンタン) ★強か/健か(したた-か) 1.しっかりしているさま。確かなさま。 2. 分量が多いさま。おびただしいさま。たくさん。 3.程度がはなはだしいさま。大層なさま。 4.非常に強いさま。勇猛であるさま。また、容易に他に屈しないさま。 5.見かけはそうは見えないが、相当の能力をもち、簡単にはこちらの思うようにならない人のさま。多くは悪い場合にいう。一筋なわではいかないさま。〈日本国語大辞典〉 |
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1094 | 鷙鳥百を【累】ぬとも一鶚に如かず | ◆3 | かさ | 関連熟語:累卵(ルイラン) ▼鷙鳥(シチョウ)百(ヒャク)を累ぬとも一鶚(イチガク)に如(シ)かず…鷙鳥が百羽集まろうとも一羽の鶚には及ばない。無能な者が大勢集まっても、一人の有能な者のすることには及ばないことのたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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1095 | 鱓を【熬】って煮染めを重詰めにする | ◆4 | い | 関連熟語:煎熬(センゴウ) ★熬る(い-る) 水を入れずに火にかけ、動かしながら強火で水分をとばす。〈漢字ペディア〉 |
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1096 | 屛風を【摺】み、門扇を開く | ◆4 | たた | 関連熟語:摺扇(ショウセン) ★摺む(たた-む) 折りたたむ。〈漢辞海〉 |
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1097 | 頰落ち【顴】出でて長鬚生う | ◆4 | ほおぼね | 関連熟語:顴骨(ケンコツ/カンコツ) |
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1098 | 駃騠(けってい)は、その母の腹を【刳】いて生まる | ◆4 | さ | 関連熟語:刳磔(コタク) ★刳く(さ-く) 切り裂く。〈漢辞海〉 |
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1099 | 薄(いささ)か我が衣を【澣】う | ◆4 | あら | 関連熟語:澣衣(カンイ) ★澣う/浣う(あら-う) 水を流して衣服や体をあらう。すすぐ。〈漢字ペディア〉 |
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1100 | 【梲】を揮いて狗を呼ぶ | ◆4 | つえ | 関連熟語:梲杖(タツジョウ) ★梲(つえ) 棒。〈漢辞海〉 |
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1101 | 【苦艾】と酒精の匂いがした | ◆4 | にがよもぎ | 関連熟語:蘭艾(ランガイ) ★苦艾(にがよもぎ) キク科の多年草。高さ約1メートル。全体はヨモギに似て、強いにおいがあり、白い毛で覆われる。葉は羽状に裂けている。夏、黄色い小花がつく。葉や花を健胃・駆虫薬とし、またアブサン酒作りに用いられた。ヨーロッパの原産。くがい。〈大辞泉〉 |
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1102 | 【儘】く俘にする所の士民を以て奴と為す | ◆4 | ことごと | 関連熟語:-- ★儘く(ことごと-く) すべて。一つ残らず。〈漢字ペディア〉 |
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1103 | 【吁】、君何ぞ見ることの晩きや | ◆4 | ああ | 関連熟語:吁嗟(クサ/ウサ) ★吁(ああ) なげき・驚き・疑いなどを感じたときの声。嘆声をあらわす擬声語。〈漢字ペディア〉 |
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1104 | 【嫂】水に溺るとも手を取ってあげず | ◆4 | あによめ | 関連熟語:妻嫂(サイソウ) ★嫂/兄嫁(あによめ) 兄の妻。〈漢字ペディア〉 |
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1105 | 【幃】を搴げて内を窺う | ◆4 | とばり | 関連熟語:幃幔(イマン) ★幃(とばり) まわりを囲んだり、空間を仕切ったりする幕。〈漢字ペディア〉 |
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1106 | 【徇】らすに離宮別寝を以てし、承くるに崇台間館を以てす | ◆4 | めぐ | 関連熟語:-- ★徇る(めぐ-る) 1.見回る。 2.取り囲む。〈漢辞海〉 |
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1107 | 【徭】を重くして賦を苛しくする | ◆4 | えだち | 関連熟語:徭役(ヨウエキ) ★徭(えだち) 昔、国家が人民を徴用して公の土木工事などの労働に使うこと。徭役。〈漢字ペディア〉 |
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1108 | 【敖】りは長ずべからず、欲は縦にすべからず | ◆4 | おご | 関連熟語:敖慢(ゴウマン) ★敖る/傲る(おご-る) あなどる。からかう。〈漢辞海〉 |
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1109 | 【曷】んぞ以て七尺の軀を美しとするに足らんや | ◆4 | いずく | 関連熟語:-- ★曷んぞ(いずく-んぞ) どうして。なんで。疑問や反語の意を表す語。〈漢字ペディア〉 |
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1110 | 【枴】をついて天子に謁す | ◆4 | つえ | 関連熟語:鉄枴(テッカイ) ★枴(つえ) 体をもたせかけるような、木でできた老人のつえ。〈漢字ペディア〉 |
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1111 | 【枹】を揚げて鼓を拊つ | ◆4 | ばち | 関連熟語:枹鼓(フコ) ★枹/桴(ばち) 太鼓・鉦(かね)などを打って鳴らす棒。〈漢字ペディア〉 |
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1112 | 【槎】に乗って東の海に遊ばん | ◆4 | いかだ | 関連熟語:星槎(セイサ) ★槎(いかだ) 木や竹を並べて縄などで結びつけ、水に浮かべたもの。河川の運輸・交通に用いる。〈漢字ペディア〉 |
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1113 | 【澹】かなること其れ海の若し | ◆4 | しず | 関連熟語:澹乎(タンコ) ★澹か(しず-か) おだやか。〈漢辞海〉 |
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1114 | 【痿】えたる腕を揮わんと欲す | ◆4 | な | 関連熟語:痿蹶(イケツ) ★痿える(な-える) 力が抜ける。気力や体力を失って弱る。〈漢字ペディア〉 |
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1115 | 【縹縅】の三鍬形兜を調達する | ◆4 | はなだおどし | 関連熟語:縹帙(ヒョウチツ) |
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1116 | 【苟】に日に新たにせば、日日に新たに、また日に新たなり | ◆4 | まこと | 関連熟語:-- ★苟に(まこと-に) 「誠」に同じ。〈字源〉 |
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1117 | 【詢】に陛下の叡旨の在る所なり | ◆4 | まこと | 関連熟語:交詢(コウジュン) ★詢に(まこと-に) たしかに。〈漢辞海〉 |
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1118 | 【賤】が伏せ屋に月もさす | ◆4 | しず | 関連熟語:賤女(センジョ) ★賤(しず) いやしいこと。まずしいこと。また、その者。〈漢字ペディア〉 ▼賤が伏(フ)せ屋(ヤ)に月(ツキ)もさす…身分の低いいやしい者が住むそまつな家にも、月の光はさしこむ。風流に貴賤の別はないというたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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1119 | 【鎰】の穴から天を覗く | ◆4 | かぎ | 関連熟語:-- ★鎰(かぎ) 1.戸締まりの道具。「鑰(ヤク)」の誤用とされる。 2.なべ・やかんなどをかける自在かぎ。〈漢字ペディア〉 |
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1120 | ここに人有り山の【阿】に、薜茘を被て女羅を帯とす | ◆4 | くま | 関連熟語:山阿(サンア)★阿/隈(くま) 山や川の曲がって入りこんでいる所。〈漢字ペディア〉 |
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1121 | この歳に書を【刱】めて梓に上す | ◆4 | はじ | 関連熟語:刱造(ソウゾウ) ★≒創 |
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1122 | これを外戚に【譬】し五臓に刻せんとす | ◆4 | さと | 関連熟語:譬説(ヒセツ/ヒゼイ) ★譬す(さと-す) 言い聞かせる。明らかにする。〈漢辞海〉 |
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1123 | その城に钁して【坎】を為る | ◆4 | あな | 関連熟語:坎穽(カンセイ) ★坎(あな) 1.地面に掘った、くぼんだ所。 2.おとし穴。〈漢字ペディア〉 |
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1124 | みな【捶】ち懲らすべき科なり | ◆4 | むちう う |
関連熟語:鞭捶(ベンスイ) |
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1125 | みな游覧し、【暝】れて宿に投ず | ◆4 | く | 関連熟語:暝色(メイショク) ★暝れる(く-れる) 日が暮れる。〈漢辞海〉 |
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1126 | 或いは十有八尺にして【贏】び、或いは十有三尺にして縮まる | ◆4 | の | 関連熟語:贏縮(エイシュク) |
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1127 | 胃充つれば即ち中大いに【懣】ゆ | ◆4 | もだ | 関連熟語:忿懣(フンマン/フンモン) ★懣える(もだ-える) 怒りのはけ口がなく、心のなかに詰まり苦しむ。いきどおる。〈漢字ペディア〉 |
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1128 | 一たび【晤】えば酬酢して日も旰る | ◆4 | あ | 関連熟語:面晤(メンゴ) ★晤う(あ-う) 1.出会う。面会する。 2.顔と顔を向かい合わせる。対面する。〈漢辞海〉 |
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1129 | 一節の詩には光明透徹して一点の【翳】あらしむべからず | ◆4 | かげ | 関連熟語:暗翳(アンエイ) ★翳(かげ) 1.光があたらない暗い所。かげり。くもり。 2.どこか暗い感じ。〈漢字ペディア〉 |
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1130 | 允に厥の徳を【迪】む | ◆4 | ふ | 関連熟語:迪哲(テキテツ) ★迪む(ふ-む) ふみ従う。実行する。〈漢辞海〉 |
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1131 | 鋭い【鴃】の鳴き声が空に響く | ◆4 | もず | 関連熟語:鴃舌(ゲキゼツ)★百舌/鶪/鴃(もず) モズ科の鳥。低山にすむ。頭と背は赤褐色。腹は白色。カエルなどを捕食。秋、「キイーキイー」と鋭い声で高鳴きする。〈漢字ペディア〉 |
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1132 | 於転婆娘のお【傅】に手を焼く | ◆4 | もり | 関連熟語:師傅(シフ) ★傅(もり) 子どもなどに付き添って世話をする人。付き人。また、養育係。〈漢字ペディア〉 |
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1133 | 翁は【儼】かに僮僕に命じた | ◆4 | おごそ | 関連熟語:儼乎(ゲンコ) ★厳か/儼か(おごそ-か) いかめしくおもおもしいさま。がっしりと構えたようす。〈漢字ペディア〉 |
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1134 | 何を【恙】えて已まざるか | ◆4 | うれ | 関連熟語:恙憂(ヨウユウ) ★恙える(うれ-える) 心配する。〈漢辞海〉 |
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1135 | 伽藍を建てて美迹を【旌】す | ◆4 | あらわ | 関連熟語:旌表(セイヒョウ) ★旌す(あらわ-す) 1.はっきりと目立つように表彰する。 2.表示する。〈漢辞海〉 |
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1136 | 価を誇り技巧に【慠】る | ◆4 | おご | 関連熟語:慠慢(ゴウマン) |
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1137 | 嘉き名普く【曁】り、衆に欽仰せられむ | ◆4 | いた | 関連熟語:-- |
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1138 | 夏は多く薪を積み、冬は則ち之を【煬】く | ◆4 | や | 関連熟語:煬竈(ヨウソウ) ★煬く(や-く) 盛んに燃やす。〈漢辞海〉 |
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1139 | 河漢の【冱】れども寒(こご)えしむる能はず | ◆4 | こお | 関連熟語:冱寒(ゴカン) ★冱る/沍る(こお-る) 凍結する。〈漢辞海〉 |
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1140 | 河中より【箆撓】め形に押し流される | ◆4 | のた のだ |
関連熟語:-- ★箆撓め形(のた-め-がた/のだ-め-がた) 1.ななめ。すじかい。 2.こじれていること。ひねくれていること。〈大辞泉〉 ★「篦撓め(のた-め:矢竹のそりをためなおすこと。また、そのための道具)」が、斜めに溝を彫ったものであるところから。 |
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1141 | 火鉢の前に蹲踞して手を【煬】る | ◆4 | あぶ | 関連熟語:煬竈(ヨウソウ) ★煬る(あぶ-る) 物を火にあててかわかす。〈漢字ペディア〉 |
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1142 | 花、紅にしてまた来たりて【覿】わん | ◆4 | あ | 関連熟語:私覿(シテキ) ★覿う(あ-う) 会見する。人と面会する。まみえる。〈漢字ペディア〉 |
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1143 | 我が覃耜を以て載を南畝に【俶】む | ◆4 | はじ | 関連熟語:俶載(シュクサイ) ★俶めて(はじ-めて) 最初に。〈漢辞海〉 |
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1144 | 我また【奚】をか覓めん | ◆4 | なに | 関連熟語:-- |
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1145 | 画に出来ない情を【咏】う | ◆4 | うた | 関連熟語:-- |
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1146 | 海は万水を【涵】れ、春は万物を育む | ◆4 | い | 関連熟語:海涵(カイカン) ★涵れる(い-れる) 1.包み込む。納める。 2.寛容にする。〈漢辞海〉 |
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1147 | 海図波濤に【拆】け、旧繡移りて曲折す | ◆4 | さ | 関連熟語:拆字(タクジ) ★拆く(さ-く) 分ける。割ける。〈漢辞海〉 |
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1148 | 海内戎服久しくして朝廷【晏】らかなり | ◆4 | やす | 関連熟語:晏如(アンジョ) ★晏らか(やす-らか) 静かなさま。〈漢辞海〉 |
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1149 | 開けて見たよりも【慥】かだ | ◆4 | たし | 関連熟語:-- ★慥か(たし-か) おそらく。たぶん。まちがいなく。〈漢字ペディア〉 |
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1150 | 葛の【覃】びて中谷に施(うつ)る | ◆4 | の | 関連熟語:覃及(タンキュウ) |
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1151 | 褐寛博と雖も吾【惴】れざらんや | ◆4 | おそ | 関連熟語:惴慄(ズイリツ) ★惴れる(おそ-れる) こわがってびくびくする。また、胸がどきどきする。〈漢字ペディア〉 |
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1152 | 敢えて弓を【彎】きて怨みに報いず | ◆4 | ひ | 関連熟語:彎弓(ワンキュウ) ★彎く(ひ-く) 矢を放つ。弓を引く。〈漢辞海〉 |
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1153 | 汗流れて背を【浹】す | ◆4 | うるお とお |
関連熟語:濡浹(ジュショウ) ★浹う(うるお-う) 水がしみとおる。ぬらす。〈漢辞海〉 |
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1154 | 竿を肩にし【畚】を手にする釣客である | ◆4 | ふご | 関連熟語:-- ★畚(ふご) 1.「畚(もっこ)」に同じ。 2.釣った魚を入れる竹かご。びく。〈漢字ペディア〉 |
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1155 | 眼【暈】むに夜書多し | ◆4 | くら | 関連熟語:眩暈(ゲンウン) ★暈む(くら-む) 目がくらむ。〈漢辞海〉 |
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1156 | 顔色は衰え、目縁は【黝】ずんでいた | ◆4 | くろ | 関連熟語:黯黒(アンコク) ★黯い(くろ-い) 黒色である。きわめてくろい。まっくろ。〈漢字ペディア〉 |
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1157 | 器無きも民前に【滔】まる | ◆4 | あつ | 関連熟語:-- ★滔まる(あつ-まる) わきたつように集まる。〈漢辞海〉 |
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1158 | 鬼も十八【屁屎葛】も花盛り | ◆4 | へくそかずら | 関連熟語:-- ★屁糞葛/屁屎葛(へくそかずら) アカネ科のつる性多年草。山野に自生。夏、ラッパ形で外が白色、中が紅紫色の小花をつけ、黄褐色の丸い実を結ぶ。ヤイトバナ。〈漢字ペディア〉 |
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1159 | 杵頭降りて米穀【摏】けるなり | ◆4 | つ | 関連熟語:-- |
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1160 | 玉石同じ【匱】に在り | ◆4 | ひつ はこ |
関連熟語:金匱(キンキ) ★匱/櫃(ひつ) 1.ふたのある大きい箱。 2.めしびつ。おひつ。おはち。〈漢字ペディア〉 |
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1161 | 玉石同じく【糅】え、一概にして相量る | ◆4 | まじ | 関連熟語:雑糅(ザツジュウ) ★糅える(まじ-える) 混ぜて区別できないようにする。〈漢辞海〉 |
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1162 | 禁裏御用の商人たちが【掾】の名乗りを暖簾に掲げる | ◆4 | じょう | 関連熟語:-- ★掾(じょう) 1.律令制の官職の一つ。 2.江戸時代以降、浄瑠璃の太夫(タユウ)に国名とともに与えられた称号。〈漢字ペディア〉 |
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1163 | 禽離れ獣【迸】る | ◆4 | はし | 関連熟語:奔迸(ホウヘイ) ★迸る(はし-る) ちりぢりに逃げる。散る。〈漢辞海〉 |
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1164 | 桑門俗を【蠹】なう | ◆4 | そこ | 関連熟語:蠹害(トガイ) ★蠹なう(そこ-なう) 損害を与える。やぶる。〈漢辞海〉 |
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1165 | 君に事え三たび違るも【竟】を出でず | ◆4 | さかい | 関連熟語:越竟(エッキョウ) |
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1166 | 軽舟川を【竟】り、江に傍い浦に依る | ◆4 | わた | 関連熟語:-- ★竟る(わた-る) 満ちつらなる。〈漢辞海〉 |
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1167 | 血を【瀝】ぎて以て辞を書す | ◆4 | そそ | 関連熟語:瀝血(レッケツ) |
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1168 | 月落ち烏【啼】いて霜天に満つ | ◆4 | な | 関連熟語:啼哭(テイコク) ★啼く(な-く) 1.涙を流し、声をあげて泣き叫ぶ。 2.鳥や獣などが声を発する。〈漢字ペディア〉 |
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1169 | 言を【纘】めて以て文をなす | ◆4 | あつ | 関連熟語:纘述(サンジュツ) ★纘める/纂める(あつ-める) 集め合わせる。編集する。〈漢辞海〉 |
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1170 | 古文を【撥】き詩書を焚く | ◆4 | のぞ | 関連熟語:撥去(ハッキョ) ★撥く(のぞ-く) 排除する。払いさる。〈漢辞海〉 |
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1171 | 虎を暴(う)ち河を【馮】る | ◆4 | かちわた | 関連熟語:馮河(ヒョウガ) ★馮る(かちわた-る) 川を歩いて渡る。〈漢辞海〉 |
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1172 | 五疋の【騾】を曳いて来た | ◆4 | らば | 関連熟語:騾馬(ラバ) |
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1173 | 吾が車に膏し、吾が馬に【秣】う | ◆4 | まぐさか | 関連熟語:秣馬(マツバ) ★秣う(まぐさか-う) 馬にえさを与えて飼う。〈漢辞海〉 |
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1174 | 御殿のあった【城址】は草が長じていた | ◆4 | しろあと | 関連熟語:城址(ジョウシ) ★城跡/城址(しろあと) 昔、城のあったところ。城のあった旧跡。じょうし。〈日本国語大辞典〉 |
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1175 | 公子の【紿】くことを悪む | ◆4 | あざむ | 関連熟語:紿告(タイコク) ★紿く/詒く(あざむ-く) だます。〈漢辞海〉 |
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1176 | 公子商人は【驟】国に施す | ◆4 | しばしば | 関連熟語:-- |
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1177 | 孝弟を【趨】し、時を以て順脩す | ◆4 | うなが | 関連熟語:督趨(トクソク) ★趨す(うなが-す) 1.しむける。 2.催促する。〈漢辞海〉 |
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1178 | 工なりと雖も【窘】る | ◆4 | せま | 関連熟語:艱窘(カンキン) |
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1179 | 江碧にして鳥は【逾】白し | ◆4 | いよいよ | 関連熟語:-- ★逾/愈(いよいよ) 1.ますます。さらにいっそう。 2.とうとう。ついに。〈漢字ペディア〉 |
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1180 | 溝渠を【濬】えて川にいたる | ◆4 | さら | 関連熟語:濬川(シュンセン) ★濬う/浚う(さら-う) 水底を搔いて泥などを取り除く。〈漢字ペディア〉 |
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1181 | 溝洫を【仞】り土方を物(み)る | ◆4 | はか | 関連熟語:-- ★仞る(はか-る) 深さを測る。〈漢辞海〉 |
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1182 | 皇帝を【詒】き万金を貪る | ◆4 | あざむ | 関連熟語:欺詒(ギタイ) ★詒く/紿く(あざむ-く) だます。〈漢辞海〉 |
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1183 | 行色【黯】くして秋将に暮れんとす | ◆4 | くら | 関連熟語:黯澹(アンタン) ★黯い(くら-い) 奥深くて表にあらわれてこない。陰気である。また、気がめいるさま。〈漢字ペディア〉 |
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1184 | 合図の【燧】が太虚へ上がる | ◆4 | のろし | 関連熟語:烽燧(ホウスイ) ★燧(のろし) 辺境警備において警報のために火を燃やして上げるけむり。〈漢辞海〉 |
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1185 | 国破れて心【仍】在り | ◆4 | なお | 関連熟語:-- ★仍(なお) 依然として。従来のまま。〈漢辞海〉 |
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1186 | 腰を【跼】めて恐る恐る近寄った | ◆4 | かが | 関連熟語:跼足(キョクソク) ★跼む(かが-む) 足や背などを曲げ、体をちぢこませる。せぐくまる。〈漢字ペディア〉 |
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1187 | 今日まで【噫】にも出さずにいた | ◆4 | おくび | 関連熟語:噫気(アイキ) ★噫(おくび) 胃からのぼってくる、げっぷ。〈漢辞海〉 |
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1188 | 沙丘鉅鹿を去ること【斂】三百里 | ◆4 | ほぼ | 関連熟語:-- ★斂(ほぼ) 不足し、満たないさま。〈漢辞海〉 |
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1189 | 坐すること【尸】の如し、立つこと斉の如し | ◆4 | かたしろ | 関連熟語:尸祝(シシュク) ★尸/形代(かたしろ) 1.神を祭るとき、神霊の代わりに置くもの。 2.みそぎやおはらいのときに用いる、人の形に切り抜いた白い紙。これで人の体をなで、災いを移して川に流した。 3.身代わり。〈漢字ペディア〉 |
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1190 | 座上の【籌】紛錯として漸く杯盤狼藉となる | ◆4 | かずとり | 関連熟語:觥籌(コウチュウ) ★籌(かずとり) 数をかぞえるときに、しるしとして使う細長い竹の棒。〈漢字ペディア〉 |
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1191 | 才美後世に揚ぐ、【亶】に其れ然らんや | ◆4 | まこと | 関連熟語:-- ★亶に(まこと-に) 本当に。強調や肯定を表す。〈漢辞海〉 |
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1192 | 歳七十に垂としてその背【傴】まる | ◆4 | かが | 関連熟語:傴背(ウハイ) ★傴む(かが-む) 腰が曲がり、体が前に傾く。背をまるめる。かがまる。〈漢字ペディア〉 |
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1193 | 細鱗群して水を【抒】み、其の胡を満たす | ◆4 | く | 関連熟語:抒水(ジョスイ) ★抒む(く-む) 汲み出す。取り出す。〈漢辞海〉 |
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1194 | 財貨を【邀】めず、ただ風流を慕う | ◆4 | もと | 関連熟語:邀名(ヨウメイ) ★邀める(もと-める) 要求する。〈漢辞海〉 |
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1195 | 鷺のように足を【蹻】げては踏み込む | ◆4 | あ | 関連熟語:蹻足(キョウソク) ★蹻げる(あ-げる)つま先で立つ。かかとをあげる。足を高くあげて歩く。〈漢字ペディア〉 |
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1196 | 昨日は【孀】、今日は姑 | ◆4 | やもめ | 関連熟語:孀婦(ソウフ) ★孀(やもめ) 夫と死別した妻。未亡人。また、ひとりで暮らす女性。孀婦(ソウフ)。⇔鰥(ヤモオ)〈漢字ペディア〉 |
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1197 | 鮭鱒の【鯡】を一腹戴いた | ◆4 | はららご はらご |
関連熟語:-- ★鯡(はららご) 魚類の産卵前の卵のかたまり。また、それを塩漬けなどにした食品。腹子。〈漢字ペディア〉 |
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1198 | 仔馬が【槲】の木蔭に身を寄せる | ◆4 | かしわ | 関連熟語:-- ★槲/柏(かしわ) ブナ科の落葉高木。山地に自生。春、黄褐色の花が咲く。樹皮はタンニンを含み染料用。材は建材・薪炭用。葉は大きく、食物を包むのに用いた。〈漢字ペディア〉 |
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1199 | 四体をして寒暑の変に【狃】わしむ | ◆4 | なら | 関連熟語:-- ★狃う(なら-う) 繰り返して習熟する。〈漢辞海〉 |
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1200 | 士大夫の戦うこと甚だ苦しきを【閔】れむ | ◆4 | あわ | 関連熟語:憐閔(レンビン) ★閔れむ/愍れむ/憫れむ(あわ-れむ) 細かいところまで思いやる。同情する。気の毒に思う。〈漢字ペディア〉 |
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1201 | 子【奚】ぞ政を為さざる | ◆4 | なん | 関連熟語:-- ★奚ぞ(なん-ぞ) どうして…か。なんで…か。疑問や反語を表す語。〈漢字ペディア〉 |
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1202 | 思いを【覃】めて以て業を終えんとす | ◆4 | ふか | 関連熟語:覃思(タンシ) ★覃い(ふか-い) 深くまで入り込むさま。〈漢辞海〉 |
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1203 | 指を以て之を【揩】る | ◆4 | こす す |
関連熟語:揩鼓(カイコ) |
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1204 | 死者は【殯】して屋内に在り | ◆4 | かりもがり | 関連熟語:殯宮(ヒンキュウ) ★殯する(かりもがり-する) 1.納棺して、まだ葬らないまま安置しておく。 2.浅く埋葬して改葬を待つ。仮埋葬する。〈漢辞海〉 |
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1205 | 詩人を【聘】して法律を作らしめた | ◆4 | め | 関連熟語:招聘(ショウヘイ) ★聘す(め-す) 報酬や贈り物によって招く。呼び寄せる。〈漢辞海〉 |
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1206 | 寺にて茶を乞い【餉笥】を開く | ◆4 | かれいけ | 関連熟語:-- ★餉笥(かれいけ) 餉を入れる食器。破子(わりご)。〈日本国語大辞典〉 |
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1207 | 時令も乖き【狠】れるが如し | ◆4 | もと | 関連熟語:狠愎(コンヒョク) ★狠る/很る(もと-る) 強情を張ってさからう。ひねくれてさからう。〈漢字ペディア〉 |
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1208 | 自ら其の処を【爰】う | ◆4 | か | 関連熟語:爰書(エンショ) ★爰える(か-える) 変更する。さし換える。〈漢辞海〉 |
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1209 | 自然を説いて微を【拆】く | ◆4 | ひら | 関連熟語:拆開(タクカイ) ★拆く(ひら-く) 開ける。〈漢辞海〉 |
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1210 | 邪説を【闢】け壬人を難(はば)む | ◆4 | しりぞ | 関連熟語:闢邪(ヘキジャ) ★闢ける(しりぞ-ける) 1.排除する。 2.反駁する。はばむ。〈漢辞海〉 |
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1211 | 主臣の労を憂う、孰か祗み【懍】れざらん | ◆4 | おそ | 関連熟語:懍慄(リンリツ) ★懍れる(おそ-れる) 心身を引き締め、かしこまる。つつしむ。〈漢字ペディア〉 |
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1212 | 手足【痿】れて起居ままならぬ | ◆4 | しび | 関連熟語:痿痹(イヒ) |
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1213 | 手薬煉引いて【睨】め付けている | ◆4 | ね | 関連熟語:睨視(ゲイシ) ★睨め付ける(ね-め-つ-ける) にらみつける。〈漢字ペディア〉 |
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1214 | 秋の田の穂なみかがやく【百篝】 | ◆4 | ももかがり | 関連熟語:篝火(コウカ) ★百篝(ももかがり) 稲妻の異名。〈日本国語大辞典〉 |
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1216 | 終わり令くするに【俶】き有り | ◆4 | よ | 関連熟語:俶辰(シュクシン) ★俶い(よ-い) 立派なさま。〈漢辞海〉 |
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1217 | 重使を発して【媾】を為すに如かず | ◆4 | よしみ | 関連熟語:媾和(コウワ) ★媾(よしみ) 互いにいつくしむこと。親しくつきあうこと。また、夫婦の交わり。〈漢字ペディア〉 |
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1218 | 叔向、子産に書を【詒】らしむ | ◆4 | おく | 関連熟語:-- ★詒る(おく-る) あたえる。〈漢辞海〉 |
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1219 | 春の日に【廂】をかける | ◆4 | ひさし | 関連熟語:-- ★廂(ひさし) 1.寝殿造などで、母屋の周囲にある細長い部屋。ひさしのま。 2.建物の外側に差し出た、日差しなどを防ぐ小屋根。 3.帽子のつば。〈漢字ペディア〉 |
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1220 | 旬日【畋】りして帰らず | ◆4 | か | 関連熟語:畋漁(デンギョ) ★畋り(か-り) 狩猟をすること。野生の鳥や獣を捕らえること。〈漢字ペディア〉 |
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1221 | 諸侯の兵【竭】く至る | ◆4 | ことごと | 関連熟語:竭至(ケッシ) ★竭く(ことごと-く) すっかり。完全に。〈漢辞海〉 |
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1222 | 諸将尽く【讙】し | ◆4 | かまびす | 関連熟語:讙呼(カンコ) ★讙しい(かまびす-しい) やかましい。そうぞうしい。さわがしい。〈漢字ペディア〉 |
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1223 | 女の髪を陽の阿に【晞】かす | ◆4 | かわ | 関連熟語:晞土(キド) ★晞く(かわ-く) 日に当たってかわく。露や湿気などが日の光に当たって少なくなる。〈漢字ペディア〉 |
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1224 | 小人議を【沮】むを以て衆を出ず | ◆4 | はば | 関連熟語:沮止(ソシ) ★沮む/阻む(はば-む) 相手のじゃまをする。防いで止める。〈漢字ペディア〉 |
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1225 | 床の間から【狆潜】りへ足を掛けた | ◆4 | ちんくぐ | 関連熟語:-- ★狆潜り(ちんくぐ-り) 床の間の横の壁の下があいているところ。犬潜り。〈日本国語大辞典〉 |
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1226 | 城廓の【角櫓】に上り万里を望む | ◆4 | すみやぐら | 関連熟語:-- ★角櫓/隅櫓(すみやぐら) 城郭のすみに立てた櫓。〈漢字ペディア〉 |
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1227 | 城門【噎】がり関するを得ず | ◆4 | ふさ | 関連熟語:塡噎(テンエツ) |
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1228 | 常に雲母紙で面を【屛】う | ◆4 | おお | 関連熟語:屛面(ヘイメン) ★屛う(おお-う) おおいかくす。〈漢辞海〉 |
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1229 | 色獅オくして内【荏】らかなり | ◆4 | やわ | 関連熟語:荏弱(ジンジャク) ★荏らか(やわ-らか) 軟弱なさま。〈漢辞海〉 |
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1230 | 信なる彼の南山、維れ禹之を【甸】む | ◆4 | おさ | 関連熟語:禹甸(ウデン) ★甸める(おさ-める) 統治する。〈漢辞海〉 |
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1231 | 心を【捫】でて自ら問う | ◆4 | な | 関連熟語:捫着(モンチャク) ★捫でる(な-でる) 手でさする。〈漢辞海〉 |
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1232 | 臣社稷の削弱を【閔】う | ◆4 | うれ | 関連熟語:覯閔(コウビン) ★閔える/憫える(うれ-える) こまごまと気に病む。心配する。〈漢字ペディア〉 |
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1233 | 親ら聖筆を【紆】らして碑文を為る | ◆4 | めぐ | 関連熟語:紆繞(ウジョウ) |
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1234 | 身もまた稷契の列に【廁】じらんと欲す | ◆4 | ま | 関連熟語:間廁(カンシ) ★廁じる(ま-じる) 身を置く。〈漢辞海〉 |
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1235 | 身を滄浪に【澡】う | ◆4 | あら | 関連熟語:澡浴(ソウヨク) ★澡う(あら-う) あらいきよめる。こまめに、あらいすすぐ。〈漢字ペディア〉 |
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1236 | 身体は【羸】せて疥瘡を生ず | ◆4 | や | 関連熟語:羸痩(ルイソウ) ★羸せる(や-せる) やせて虚弱なさま。〈漢辞海〉 |
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1237 | 人は栄えて【恁】かる景色の俤がなくなろうとする | ◆4 | か | 関連熟語:恁地(ジンチ/インチ) ★≒斯かる |
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1238 | 人を【尹】め辟を祗むとに暇あらず | ◆4 | おさ | 関連熟語:尹人(インジン) ★尹める(おさ-める) つかさどる。きちんと統治する。〈漢辞海〉 |
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1239 | 人民、生を【聊】しまず | ◆4 | たの | 関連熟語:無聊(ブリョウ) ★聊しむ(たの-しむ) 心安らかに楽しむ。〈漢辞海〉 |
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1240 | 水【蹙】れば魚いよいよ躍る | ◆4 | せま | 関連熟語:追蹙(ツイシュク) ★蹙る(せま-る) 1.差し迫ったさま。 2.苦しい 3.不安でおどおどしたさま。 4.分不相応で気づまりなさま。〈漢辞海〉 |
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1241 | 水の【瀝】りが咽喉を潤した | ◆4 | したた | 関連熟語:滴瀝(テキレキ) ★瀝る(したた-る) 液体がしずくとなって、続いて落ちる。〈漢字ペディア〉 |
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1242 | 崇臺独り出でて【崛】ち、峻秀たる北極に至る | ◆4 | そばだ | 関連熟語:崛起(クッキ) ★崛つ(そばだ-つ) 山が高くそびえ立つ。山が高く抜きんでる。〈漢字ペディア〉 |
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1243 | 頗る【儼】しい八字髭の大男 | ◆4 | いかめ | 関連熟語:儼乎(ゲンコ) ★儼しい(いかめ-しい) 端正で威厳があるさま。〈漢辞海〉 |
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1244 | 世の人々の御主よ、われをも【拯】け給え | ◆4 | たす | 関連熟語:-- |
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1245 | 斉整として【藺莚】の上に坐す | ◆4 | いむしろ | 関連熟語:-- |
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1246 | 石上に出づる泉は大旱に【竭】れず | ◆4 | か | 関連熟語:枯竭(コケツ) ★竭れる(か-れる) 水がかれたさま。〈漢辞海〉 |
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1247 | 先王の緒を【纘】ぎて天下を有てり | ◆4 | つ | 関連熟語:纘緒(サンショ) ★纘ぐ(つ-ぐ) 受け継ぐ。継承する。〈漢辞海〉 |
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1248 | 千里を【跌】つを覚ゆるものか | ◆4 | あやま | 関連熟語:差跌(サテツ) ★跌つ(あやま-る) たがう。〈漢辞海〉 |
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1249 | 専ら曩の構造を【摸】して差わない | ◆4 | うつ | 関連熟語:模写(モシャ) |
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1250 | 戦わずして【耘】くより大なるは莫し | ◆4 | のぞ | 関連熟語:耘鋤(ウンジョ) ★耘く(のぞ-く) 悪いものを取り除く。〈漢辞海〉 |
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1251 | 泉を【雍】ぐ毋れ、糴を訖む毋れ | ◆4 | ふさ | 関連熟語:雍閼(ヨウアツ) ★雍ぐ/壅ぐ(ふさ-ぐ) つまる。〈漢辞海〉 |
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1252 | 泉を雍ぐ毋れ、糴を【訖】む毋れ | ◆4 | や | 関連熟語:-- |
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1253 | 禅僧に【旛】動きけり春の風 | ◆4 | はた | 関連熟語:纛旛(トウバン) ★旛(はた) 長く下に垂らし下げる、しるしばた。のぼり。旗の総称。〈漢字ペディア〉 |
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1254 | 楚人固く先ず【歃】ることを請う | ◆4 | すす | 関連熟語:盟歃(メイソウ) ★歃る(すす-る) すぼめた口を皿にさしこんで血をすする。〈漢字ペディア〉 |
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1255 | 鼠盗の【夥】を執えて戮さんとす | ◆4 | なかま | 関連熟語:夥伴(カハン) |
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1256 | 草萊を【辟】き、土地を任ず | ◆4 | ひら | 関連熟語:墾辟(コンペキ) ★辟く/闢く(ひら-く) 1.開墾する。 2.切り拓く。 3.開く。〈漢辞海〉 |
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1257 | 霜雪交々下り、川池暴かに【沍】る | ◆4 | こお | 関連熟語:沍陰(ゴイン) ★ ★冱る/沍る(こお-る) 凍結する。〈漢辞海〉 |
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1258 | 足を以て路馬の芻を【蹙】れば、誅あり | ◆4 | け | 関連熟語:蹙鞠(シュクキク) ★蹙る(け-る) 足先でうつ。〈漢辞海〉 |
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1259 | 足を重ね目を【仄】つ | ◆4 | そばだ | 関連熟語:仄目(ソクモク) |
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1260 | 袖を巻き裳を【搴】げて箒を持つ | ◆4 | かか | 関連熟語:搴裳(ケンショウ) ★搴げる(かか-げる) 高く持ち上げる。また、たくし上げる。からげる。〈漢字ペディア〉 |
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1261 | 孫王諸人色みな【遽】つ | ◆4 | あわ | 関連熟語:遽色(キョショク) ★遽てる(あわ-てる) うろたえ恐れる。おどろき怖がる。〈漢辞海〉 |
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1262 | 村の附近に古刹の【墟】あり | ◆4 | あと | 関連熟語:廃墟(ハイキョ) ★墟(あと) 昔あった建物などがなくなり、くぼみだけが残って荒れ果てた場所。〈漢字ペディア〉 |
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1263 | 泰山【氏zの如し、黃河帯の如し | ◆4 | といし | 関連熟語:砥氏iシレイ) ★氏^礪(といし) 粗い砥石。〈漢辞海〉 |
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1264 | 大きな西瓜を一つ【饋】る | ◆4 | おく | 関連熟語:饋電線(キデンセン) ★餽る/饋る(おく-る) 食物・金品をおくり届ける。食物をおくり供える。〈漢字ペディア〉 |
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1265 | 大学の【允】、太だ賢し | ◆4 | じょう | 関連熟語:-- ★允(じょう) 律令(リツリョウ制で主殿寮(とのもづかさ)などの判官。次官(すけ)の下で、公文書の審査などをつかさどった。〈漢字ペディア〉 ▼大学(ダイガク)の允…大学寮の判官(じょう)。大・少允があり、それぞれ正七位位下、従七位上相当官。定員は各一人。〈日本国語大辞典〉 |
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1266 | 大空に雲は【飄】い、潮分けて舟は行くなり | ◆4 | ただよ | 関連熟語:飄蕩(ヒョウトウ) |
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1267 | 大君の御令(みこと)畏み、天離る【鄙辺】に罷る | ◆4 | ひなべ | 関連熟語:辺鄙(ヘンピ) ★鄙辺(ひなべ) 都を遠く離れた地方。いなか。〈日本国語大辞典〉 |
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1268 | 大湖を【匯】らし谿澗を作す | ◆4 | めぐ | 関連熟語:渟匯(テイカイ) ★匯る(めぐ-る) 水が循環する。まわって集まる。〈漢辞海〉 |
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1269 | 大壑と沃焦とに【淙】ぐ | ◆4 | そそ | 関連熟語:-- ★淙ぐ(そそ-ぐ) 流れ込む。〈漢辞海〉 |
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1270 | 炭の【賤】きを憂え、天の寒きを願う | ◆4 | やす | 関連熟語:賤斂貴発(センレンキハツ) ★賤い(やす-い) 値段が安い。〈漢辞海〉 |
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1271 | 地利を【壙】しくする毋れ | ◆4 | むな | 関連熟語:壙野(コウヤ) |
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1272 | 朝夕我が眼を【礙】ぐ | ◆4 | さまた | 関連熟語:五礙(ゴゲ) ★礙げる(さまた-げる) 1.制止する。とどめる。 2.見えなくする。さえぎる。 3.邪魔をする。〈漢辞海〉 |
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1273 | 長男の【娵】にと懇望された | ◆4 | よめ | 関連熟語:-- ★娵(よめ) 結婚した女性。また、息子の妻。〈漢字ペディア〉 |
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1274 | 珍羞を【陶坏】に堆く盛る | ◆4 | すえつき | 関連熟語:耳坏(ジハイ) ★陶坏(すえつき) 陶製のつき。かわらけ。〈日本国語大辞典〉 |
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1275 | 天は玉斗を廻らして地を【暝】くする | ◆4 | くら | 関連熟語:暝天(メイテン) ★暝い(くら-い) 日が暮れて物が見えにくいさま。くらがりのようす。〈漢字ペディア〉 |
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1276 | 天狗と羽を【幷】べて象外に遊ぶ | ◆4 | なら | 関連熟語:幷肩(ヘイケン) ★幷ぶ/併ぶ/並ぶ 1.二つ以上のものが隣り合って位置する。連なる。 2.同じ程度である。〈漢字ペディア〉 |
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1277 | 天子、春秋【鼎】に盛んなり | ◆4 | まさ | 関連熟語:鼎盛(テイセイ) ▼春秋(シュンジュウ)鼎(マサ)に盛(サカ)んなり…働き盛りの壮年である。若いさかりだ。〈日本国語大辞典〉 |
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1278 | 天誅を加えて橋上に【梟】す | ◆4 | さら | 関連熟語:梟首(キョウシュ) ★梟す(さら-す) はねた首を民衆に示す。〈漢辞海〉 |
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1279 | 兎を得て【蹄】を忘る | ◆4 | わな | 関連熟語:筌蹄(センテイ) ★蹄(わな) 足に仕掛けてウサギを捕らえる道具。〈漢辞海〉 ▼兎(ウサギ)を得(エ)て蹄を忘(ワス)る…兎を捕えてしまえば、これを捕えた蹄(わな)は無用のものになる。物事が成し遂げられれば、そのための手段は打ち捨てられていい。手段にかかずらって本質を見失ってはならないというたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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1280 | 屠人是を調えて其の【胙】を東宮に奉る | ◆4 | ひもろぎ | 関連熟語:胙余(ソヨ) ★胙(ひもろぎ) 供物として神に供える肉。祭りが終わると分配される。〈漢字ペディア〉 |
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1281 | 土竜を【朸】の先で突く | ◆4 | おうご おうこ |
関連熟語:-- ★朸(おうご) 荷物に通して肩にかつぐのに用いる棒。てんびん棒。〈漢字ペディア〉 |
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1282 | 冬の雪中は【橇】を穿きて途を行く | ◆4 | かんじき | 関連熟語:-- ★橇(かんじき) 雪の上を歩くときに、足が埋まらないように木の枝などを楕円形にたわめて、はきものの下につける道具。〈漢字ペディア〉 |
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1283 | 冬は則ち穴に宿り、夏は則ち【樔】に住む | ◆4 | す | 関連熟語:-- ★樔(す) 1.鳥の巣。 2.上古、人が樹上に作ったすみか。〈漢辞海〉 |
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1284 | 冬枯れで【暈取】られた寒林 | ◆4 | くまど | 関連熟語:-- ★隈取る/暈取る(くまど-る) 1.陰影や濃淡などで境目をつける。また、日本画などで立体感を表わすために、墨や絵の具の濃淡で境目をぼかす。隈を取る。 2.べに、おしろいなどで、化粧をする。特に、歌舞伎俳優が、顔に隈取りをする。隈を取る。〈日本国語大辞典〉 |
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1285 | 刀を引き自ら【剄】る | ◆4 | くびき | 関連熟語:自剄(ジケイ) ★剄る(くびき-る) 刀剣で首をはねる。のどくびをかき切る。〈漢字ペディア〉 |
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1286 | 唐銅の【餌畚】を秘蔵している | ◆4 | えふご | 関連熟語:-- ★餌畚(えふご) 1.鷹狩りの時に携行するいれもの。竹籠製という。鷹の餌や獲物を入れるのに用いた。餌袋(えぶくろ)。 2.魚を釣るときに使う餌を入れる竹かご。 3.Aに似た形の水差しの一種。〈日本国語大辞典〉 |
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1287 | 東暾淡く未だ【熹】んならず | ◆4 | さか | 関連熟語:-- ★熹ん(さか-ん) 火勢や輝きなどが盛んであるさま。〈漢辞海〉 |
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1288 | 頭を以て地を【搶】く | ◆4 | つ | 関連熟語:搶地(ソウチ/ショウチ) ★搶く(つ-く) ぶつかる。ぶつける。〈漢辞海〉 |
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1289 | 突然の【黒框】葉書で胸騒ぎがする | ◆4 | くろわく | 関連熟語:-- ★黒枠/黒框(くろわく) 1.黒いわく。 2.死亡通知状や死亡広告を囲む黒いふち取りの線。〈漢字ペディア〉 |
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1290 | 二松を対樹し、日に其の間に【哦】う | ◆4 | うた | 関連熟語:長哦(チョウガ) ★哦う(うた-う) 口ずさむ。吟ずる。〈漢字ペディア〉 |
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1291 | 日が西に【舂】き始める | ◆4 | うすづ | 関連熟語:下舂(カショウ) ★舂く/臼搗く(うすづ-く) 1.穀物などを臼に入れて杵でつく。 2.太陽が山の端などにかかる。多く、太陽が没することをいう。〈日本国語大辞典〉 |
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1292 | 日の影に猫の【抓】き出す独活芽かな | ◆4 | か | 関連熟語:抓破(ソウハ) ★抓く/搔く(か-く) つめや鉤状のもので、ひっかく。〈漢辞海〉 |
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1293 | 日辺より来れるに逢うを【忻】ぶ | ◆4 | よろこ | 関連熟語:忻慕(キンボ) ★忻ぶ/欣ぶ(よろこ-ぶ) 心をうきうきとはずませる。笑いよろこぶ。〈漢字ペディア〉 |
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1294 | 年二十八にして始めて【宦】う | ◆4 | つか | 関連熟語:婚宦(コンカン) ★宦える(つか-える) 役人になる。宮仕えする。〈漢辞海〉 |
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1295 | 之を毀てば則ち朝にして【堋】る | ◆4 | ほうむ | 関連熟語:-- ★堋る(-る) 棺を埋葬する。〈漢辞海〉 |
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1296 | 蚤く寝て【晏】く起きる | ◆4 | おそ | 関連熟語:晏駕(アンガ) ★晏い(おそ-い) 1.時刻・時期が過ぎている。時間が経過している。 2.夜が更けている。〈漢字ペディア〉 |
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1297 | 杯の酒の余った【瀝】まで飲み尽くす | ◆4 | しずく | 関連熟語:余瀝(ヨレキ) |
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1298 | 白き汗衫を【鬆】やかに身に纏う | ◆4 | ゆる | 関連熟語:軽鬆(ケイショウ) |
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1299 | 番兵を欺き塘池を【泅】ぎて人屋に入る | ◆4 | およ | 関連熟語:泅游(シュウユウ) ★泅ぐ(およ-ぐ) 遊泳する。〈漢辞海〉 |
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1300 | 皮の存せざる、毛将安にか【傅】かん | ◆4 | つ | 関連熟語:傅粉(フフン) ★傅く/附く(つ-く) 付着する。〈漢辞海〉 ▼皮(カワ)の存(ソン)せざる、毛(ケ)将(ハタ)安(イズク)にか傅かん…皮がなければ、毛のつき場所がない。根本を失っては、枝葉のことに努めても効果がないというたとえ。晋と秦の国の間には、根本的な信頼関係が失われているから、表面的な和平を講じても意味がないと主張した、晉の虢射(カクセキ)のことば。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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1301 | 備え無くして官弁せん者は、なお【瀋】を拾うがごとし | ◆4 | しる | 関連熟語:墨瀋(ボクシン) ★瀋(しる) 液汁。〈漢辞海〉 |
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1302 | 琵琶を鼓して以て飲を【侑】む | ◆4 | すす | 関連熟語:侑觴(ユウショウ) ★侑める(すす-める) 相手のそばで、飲食物を差し出して食べるように誘う。〈漢字ペディア〉 |
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1303 | 氷を【鏤】るような文章 | ◆4 | え | 関連熟語:鐫鏤(センロウ) ★鏤る(え-る) 彫刻する。〈漢辞海〉 |
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1304 | 貧窮を【贍】い賢能を禄す | ◆4 | すく | 関連熟語:貸贍(タイセン) ★贍う(すく-う) 財物を与え救済する。〈漢辞海〉 |
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1305 | 父兄の烈に【仗】りて割拠せり | ◆4 | よ | 関連熟語:仗義(ジョウギ) ★仗る(よ-る) すがりたよる。頼む。よりどころにする。〈漢字ペディア〉 |
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1306 | 武王大義を天下に【倡】う | ◆4 | とな | 関連熟語:倡道(ショウドウ) ★倡える/唱える(とな-える) 1.声を出し、節をつけて読む。うたう。 2.人に先立って声を発する。先に言い出す。〈漢字ペディア〉 |
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1307 | 武王邇きに【泄】れず、遠きを忘れず | ◆4 | な | 関連熟語:-- ★泄れる/褻れる(な-れる) なれなれしくする。あなどる。〈漢辞海〉 |
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1308 | 風呂敷から夏蜜柑が【輾】げ出した | ◆4 | ころ | 関連熟語:輾転(テンテン) |
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1309 | 伏見の事万一【蹶】かば嘯聚賊となれ | ◆4 | つまず | 関連熟語:顚蹶(テンケツ) ★蹶く(つまず-く) 足を引っ掛けて、たおれそうになる。足をとられて前のめりになる。〈漢字ペディア〉 |
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1310 | 物を【殄】ち民を害なう | ◆4 | た | 関連熟語:誅殄(チュウテン) ★殄える(た-える) 断絶する。〈漢辞海〉 |
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1311 | 物下なるも【估】高し | ◆4 | あたい | 関連熟語:估価(コカ) ★估(あたい) 品物の売価。物価。〈漢辞海〉 |
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1312 | 憤りを発して以て情を【抒】ぶ | ◆4 | の | 関連熟語:抒情(ジョジョウ) ★抒べる/叙べる(の-べる) 心中の思いを打ち明ける。〈漢字ペディア〉 |
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1313 | 文を売り、酒を【沽】う | ◆4 | か | 関連熟語:沽酒(コシュ) ★沽う(か-う) 代金を払って買い取る。〈漢辞海〉 |
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1314 | 文を舞わし巧みに【詆】う | ◆4 | し | 関連熟語:詆欺(テイギ) ★詆いる(し-いる) でたらめを言い立てる。〈漢辞海〉 |
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1315 | 聞いても毫も【咢】くことなし | ◆4 | おどろ | 関連熟語:咢然(ガクゼン) |
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1316 | 別墅を【搆】えて其の苑に花卉を植う | ◆4 | かま | 関連熟語:造搆(ゾウコウ) ★搆える/構える(かま-える) 1.建物を造る。 2.生じる。引き起こす。 3.いつわり、しくむ。 4.離反させる。 5.和解する。〈漢辞海〉 |
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1317 | 歩兵軍後に【踵】ぐもの数十万人 | ◆4 | つ | 関連熟語:踵武(ショウブ) ★踵ぐ(つ-ぐ) 1.後を追う。つき従う。 2.継承する。制度などを受け継ぐ。〈漢辞海〉 |
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1318 | 暮れ【夙】星の輝く枯れ野かな | ◆4 | まだき | 関連熟語:-- ★暮れ夙(く-れ-まだき) 暮れるにはまだ少し間のある時分。日没前のひととき。〈日本国語大辞典〉 |
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1319 | 萌えては朽ち、絶えては【孼】す | ◆4 | ひこばえ | 関連熟語:遺孼(イゲツ) |
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1320 | 本に背きて末に【趨】く | ◆4 | おもむ | 関連熟語:帰趨(キスウ) ★趨く/趣く(おもむ-く) 急いで行く。また、ある目的や場所に向かって行く。〈漢字ペディア〉 |
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1321 | 凡そ設色する者は【已】だ動植に逼れり | ◆4 | はなは | 関連熟語:已甚(イジン) ★已だ(はなは-だ) あまりにも。非常に。程度がいちじるしく超過している意。〈漢辞海〉 |
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1322 | 麻姑を【倩】うて痒きを搔く | ◆4 | やと | 関連熟語:倩代(セイダイ) ▼麻姑(マコ)を倩うて痒(カユ)きを搔(カ)く…物事が思いのままに行きとどく、思いどおりに事が運ぶことのたとえ。麻姑搔痒。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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1323 | 漫ろに春衣を脱いで酒紅を【浣】う | ◆4 | あら | 関連熟語:浣腸(カンチョウ) ★浣う/澣う(あら-う) 衣服や体の汚れを落とす。〈漢字ペディア〉 |
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1324 | 未だ其の義を【竟】むる能わず | ◆4 | きわ | 関連熟語:窮竟(キュウキョウ) ★竟める(きわ-める) 追究する。問い詰める。〈漢辞海〉 |
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1325 | 蓑を披(き)て火を救い、瀆を【毀】りて水を止む | ◆4 | やぶ | 関連熟語:毀損(キソン) ▼蓑(ミノ)を披(キ)て火を救い、瀆(トク)を毀りて水(ミズ)を止(トド)む…火のつきやすいみのを着て火を消そうとし、みぞをこわして水を止めようとする。「瀆」は、溝。すればするほどかえってわざわいを大きくすることのたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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1326 | 民【殷】く国富むも存恤を知らず | ◆4 | おお | 関連熟語:殷富(インプ) |
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1327 | 夢を謫して意なお【恟】る | ◆4 | おそ | 関連熟語:恟恟(キョウキョウ) ★恟れる(おそ-れる) おそろしくてびくびくする。恐れ心配する。〈漢字ペディア〉 |
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1328 | 命を鯨鯢の【腮】に懸く | ◆4 | あぎと | 関連熟語:上腮(ジョウサイ) ▼命(イノチ)を鯨鯢(ケイゲイ/ゲイゲイ)の腮に懸(カ)く…海上に一命をかける。船板一枚の危険な生活のたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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1329 | 鳴鶴空林に【聒】し | ◆4 | かまびす | 関連熟語:噪聒(ソウカツ) ★聒しい(かまびす-しい) やかましい。音などがうるさい。〈漢字ペディア〉 |
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1330 | 門に【踵】りて文公に告ぐ | ◆4 | いた | 関連熟語:踵門(ショウモン) ★踵る(いた-る) 赴く。到達する。〈漢辞海〉 |
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1331 | 門の【廡】に扁額が掛かっていた | ◆4 | ひさし | 関連熟語:殿廡(デンブ) ★廡(ひさし) のき。〈漢辞海〉 |
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1332 | 門を【噤】じて啓くなきことあり | ◆4 | と | 関連熟語:-- ★噤じる(と-じる) 閉める。〈漢辞海〉 |
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1333 | 野人礼に【嫻】わず、妄りに猥雑の言を弄す | ◆4 | なら | 関連熟語:-- |
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1334 | 憂心悄悄として群小に【慍】まる | ◆4 | うら | 関連熟語:憤慍(フンウン) ★慍む(うら-む) 胸に不平不満がつかえ、怒りを感じて人をうらむ。〈漢字ペディア〉 |
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1335 | 予これを用て天に【閔】めて民に越(ひろ)む | ◆4 | つと | 関連熟語:閔勉(ビンベン) ★閔める(つと-める) 努力する。〈漢辞海〉 |
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1336 | 予を翼け、以て【于】きて弭定す | ◆4 | ゆ | 関連熟語:于役(ウエキ) ★于く(ゆ-く) 赴く。〈漢辞海〉 |
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1337 | 雷雨に因って以て恩を【覃】く | ◆4 | ひ | 関連熟語:覃及(タンキュウ) ★覃く(ひ-く) 蔓延する。広める。広く施す。〈漢辞海〉 |
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1338 | 落葉が為す【飯櫃形】の褥である | ◆4 | いびつなり いいびつなり |
関連熟語:-- ★飯櫃形/歪形(いびつなり) 1.楕円形。長円形。 2.小判形の金貨・銀貨。飯櫃(イイビツ:昔、ご飯を入れた容器)が楕円形であったことから。〈漢字ペディア〉 |
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1339 | 吏民車を【攀】きて之を請う | ◆4 | ひ | 関連熟語:攀折(ハンセツ) ★攀く(ひ-く) 引っ張る。〈漢辞海〉 |
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1340 | 流芳未だ【歇】くるに及ばず | ◆4 | つ | 関連熟語:歇滅(ケツメツ) ★歇きる(つ-きる) 1.枯れる。消えさる。 2.尽き果てる。〈漢辞海〉 |
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1341 | 竜を【擾】らすを名手に学ぶ | ◆4 | な | 関連熟語:豢擾(カンジョウ) ★擾らす(な-らす) ならし従わせる。なつかせる。〈漢辞海〉 |
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1342 | 糧を【贏】いて景従す | ◆4 | にな | 関連熟語:糧贏(エイリョウ) ★贏う(にな-う) 背負う。〈漢辞海〉 |
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1343 | 麗しく【冱】えたる空 | ◆4 | さ | 関連熟語:-- ★冱える/冴える(さ-える) 1.冷え冷えとする。 2.光・音・色などが氷のように澄みわたる。 3.頭のはたらきや技術などがあざやかである。〈漢字ペディア〉 |
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1344 | 連りに公府に【辟】さるるも就かず | ◆4 | め | 関連熟語:三徴七辟(サンチョウシチヘキ) ★辟す(め-す) 官職を授ける。まねく。〈漢辞海〉 |
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1345 | 炉端の【燠搔】きを手にする | ◆4 | おきか | 関連熟語:-- ★燠搔き/熾搔き(おきか-き) 1.おき火、灰などをかきたて、また、かき寄せるための鉄製の道具。炭かき。火かき。 2.おき火などを持ち運ぶ、鉄製の器。木製の柄がついている。十能。〈日本国語大辞典〉 |
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1346 | 老に漸(いた)るも一第すらなお未だ【叨】らず | ◆4 | むさぼ | 関連熟語:叨貪(トウタン/トウドン) ★叨る/饕る(むさぼ-る) 利益などを飽くなく求める。〈漢辞海〉 |
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1347 | 侈れば則ち【匱】しきを恤わず | ◆4 | とぼ | 関連熟語:匱乏(キボウ) ★匱しい(とぼ-しい) むなしい。〈漢辞海〉 |
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1348 | 厥の孫謀を【詒】し、以て翼子を燕(やす)んず | ◆4 | のこ | 関連熟語:詒謀(イボウ) ★詒す(のこ-す) つたえる。〈漢辞海〉 |
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1349 | 嚮かえば則ち順わず、背けば則ち之を【謾】る | ◆4 | あなど そし |
関連熟語:謾罵(マンバ) ★謾る/慢る(あなど-る) 軽んずる〈漢辞海〉 |
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1350 | 夬夬として叛いて還た【遘】えり | ◆4 | あ | 関連熟語:遘禍(コウカ) ★遘う/覯う(あ-う) 出あう。道で互いに行きあう。〈漢字ペディア〉 |
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1351 | 夸者は権に死し、衆庶は生を【馮】む | ◆4 | たの | 関連熟語:馮依(ヒョウイ) ★馮む/憑む(たの-む) たよる。依拠する。〈漢辞海〉 |
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1352 | 婢、【愨】を竭くして香を焚く | ◆4 | まこと | 関連熟語:誠愨(セイカク) ★愨(まこと) 誠実で飾り気がないこと。義理堅く、まじめなこと。〈漢字ペディア〉 |
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1353 | 帷の屋を設け【幔】を引き廻らす | ◆4 | まく | 関連熟語:帷幔(イマン) ★幔(まく) たれまく。ひきまく。〈漢辞海〉 |
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1354 | 慷慨の意が心に熟み【靡】れていた | ◆4 | ただ | 関連熟語:萎靡(イビ) |
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1355 | 攀援して登り、箕踞して【遨】ぶ | ◆4 | あそ | 関連熟語:遨遊(ゴウユウ) ★遨ぶ/敖ぶ(あそ-ぶ) 気ままに好きなことをして楽しむ。気ままにあそびに行く。〈漢字ペディア〉 |
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1356 | 旱魃苗死し民【氏zむ | ◆4 | や | 関連熟語:事ッ(レイミン) ★獅゙(や-む) 疫病にかかる。〈漢辞海〉 |
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1357 | 枌楡の砌を【尸所】とす | ◆4 | かばねどころ | 関連熟語:-- ★屍所/尸所(かばねどころ) かばねを納める所。墓所。転じて、死に場所。〈日本国語大辞典〉 |
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1358 | 焉んぞ【殫】く籌るべけんや | ◆4 | ことごと | 関連熟語:殫見(タンケン) ★殫く(ことごと-く) 残すことなく。あまねく。〈漢辞海〉 |
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1359 | 眇眇として孤舟逝き、綿綿として帰思【紆】う | ◆4 | まと | 関連熟語:紆繞(ウジョウ) ★紆う(まと-う) まとわりつく。おびる。〈漢辞海〉 |
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1360 | 竈馬のふつづかに【喞】くあるのみ | ◆4 | な | 関連熟語:-- |
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1361 | 筵を【肆】ね席を設く | ◆4 | つら | 関連熟語:肆筵(シエン) ★肆ねる(つら-ねる) 敷き広げる。並べる。〈漢辞海〉 |
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1362 | 絳侯皇帝の璽を【綰】ぐ | ◆4 | つな | 関連熟語:綰髪(ワンパツ) ★綰ぐ(つな-ぐ) つるす。〈漢辞海〉 |
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1363 | 罔罟を為し、以て【佃】り以て漁る | ◆4 | か | 関連熟語:佃漁(デンギョ) ★佃る/畋る(か-る) 狩りをする。〈漢辞海〉 |
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1364 | 羌虜叛きて蜀漢を【鈔】む | ◆4 | かす | 関連熟語:鈔盗(ショウトウ) ★鈔める(かす-める) 略奪する。とる。〈漢辞海〉 |
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1365 | 臂の【痹】れが久しく息まなかった | ◆4 | しび | 関連熟語:痿痹(イヒ) ★痹れ(しび-れ) 風や寒さ、湿気などが原因で体の関節が痛んだり、しびれたりする症状。〈漢辞海〉 |
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1366 | 藜を蒸し黍を炊き、東の畑に【餉】る | ◆4 | おく | 関連熟語:餉給(ショウキュウ) ★餉る(おく-る) 1.野良仕事している人に弁当を持って行く。 2.贈与する。 3.酒や食べ物でもてなす。〈漢辞海〉 |
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1367 | 蘋香る蘆の影、路は【彎】がり環る | ◆4 | ま | 関連熟語:彎入(ワンニュウ) |
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1368 | 蚌合わせて其の喙を【拑】む | ◆4 | はさ | 関連熟語:拑撃(カンゲキ) ★拑む/箝む/鉗む(はさ-む) 両側からおさえる。〈漢辞海〉 |
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1369 | 蠎蛇が【顋】を開いたような洞穴 | ◆4 | あぎと あご |
関連熟語:香顋(コウサイ) ★顋(あぎと/あご) 両ほおの下の部分。〈漢辞海〉 |
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1370 | 諫めに【愎】りて勝つことを好む | ◆4 | もと | 関連熟語:愎諫(フッカン/フクカン/ヒョクカン) ★愎る(もと-る) 人の言葉に片意地を張ってそむく。人の言うことを聞かない。自信が強くて人に逆らう。〈漢字ペディア〉 |
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1371 | 讒口に係り越後に【謫】される | ◆4 | なが | 関連熟語:貶謫(ヘンタク) |
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1372 | 谿陜き者は速やかに【涸】る | ◆4 | か | 関連熟語:涸轍(コテツ) ▼谿(タニ)陜(セマ)き者は速やかに涸る…狭い谷川の水は雨が降らないとすぐにかれてしまう。君主に、民衆すべてにまで行き届く徳の大きさがなければ、万民をうるおすまでに至らず、よい政治もつづかないというたとえ。また、規模の小さいもの、ゆとりのないものは長続きしないというたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉 |
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1373 | 賈いて【贏】けんと欲す | ◆4 | もう | 関連熟語:贏得(エイトク) ★贏ける(もう-ける) 利益を得る。〈漢辞海〉 |
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1374 | 跫音近づきて何者か来たると【俔】いぬ | ◆4 | うかが | 関連熟語:-- ★俔う(うかが-う) こっそりと、のぞき見る。ぬすみ見る。〈漢字ペディア〉 |
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1375 | 閔いに【覯】うこと既に多く、侮りを受くること少なからず | ◆4 | あ | 関連熟語:覯閔(コウビン) ★遘う/覯う(あ-う) 出あう。道で互いに行きあう。〈漢字ペディア〉 |
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1376 | 闡く天下を【幷】す | ◆4 | あわ | 関連熟語:幷吞(ヘイドン) ★幷せる/併せる(あわ-せる) 一つにする。一緒にする。〈漢字ペディア〉 |
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1377 | 霙が【小歇】みなく降りしきっていた | ◆4 | こや | 関連熟語:-- ★小止み/小歇み(こや-み) 物事の動きがしばらくやむこと。雨や雪などが少しの間降りやむこと。おやみ。〈日本国語大辞典〉 |
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1378 | 搨キけた顔には哀愁の【翳】りがあった | ◆4 | かげ | 関連熟語:霾翳(バイエイ) ★翳る(かげ-り) 1.光がさえぎられ暗くなる。かげになる。 2.夕暮れに近づき太陽が西に傾く。 3.表情がくもる。〈漢字ペディア〉 |
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1379 | 【往】を慕わず、来を閔えず | ◆5 | いにしえ | 関連熟語:往昔(オウセキ/オウジャク) ★往(いにしえ) 1.過去のできごと。 2.過去の時代。むかし。〈漢辞海〉 |
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1380 | 【玉桙】の道は遠けどはしきやし | ◆5 | たまぼこ たまほこ |
関連熟語:-- ★玉桙/玉鉾(たまぼこ) 1.玉で飾った鉾。また、「たま」は美称で、立派な鉾。 2.道。または道中。 (枕詞「たまぼこの」から転じたもの) 2.足。または歩み。 (枕詞「たまぼこの」から転じたもの)〈日本国語大辞典〉 |
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1381 | 【嵒】に立つの一条に思いを凝らす | ◆5 | いわ いわお |
関連熟語:巉嵒(ザンガン) ★嵒/岩/巌(いわ/いわお) 岩石。〈漢辞海〉 |
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1382 | 維れ此の良人、求めず【迪】まず | ◆5 | すす | 関連熟語:-- ★迪む(すす-む) 登用する。〈漢辞海〉 |
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1383 | 宜しく素を蓄えて以て中を【弸】たす | ◆5 | み | 関連熟語:-- |
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1384 | 魚の【炙】きたるを嗜好す | ◆5 | や | 関連熟語:炙魚(シャギョ) |
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1385 | 四尺の屛風の【中褻】れたる立てたり | ◆5 | なかな | 関連熟語:-- ★中褻る/中馴る(なかな-る) 中くらいに古びる。ほどよい程度に古くなっている。〈大辞泉〉 |
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1386 | 酒の醸造には【糱】を用いる | ◆5 | こうじ | 関連熟語:麴糱(キクゲツ) ★糱/糀/麴(こうじ) 米、麦、大豆などを蒸してからこうじ菌を繁殖させたもの。酒・醬油(ショウユ)。味噌(ミソ)などの発酵に用いる。〈漢字ペディア〉 |
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1387 | 石を鐫り蚌を【拌】き、市に伝売す | ◆5 | さ | 関連熟語:拌蚌(ハンホウ/ハンボウ) |
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1388 | 泉香ばしくして酒【洌】し | ◆5 | きよ | 関連熟語:清洌(セイレツ) ★洌い(きよ-い) 1.水が澄んでいるさま。 2.澄みきっているさま。〈漢辞海〉 |
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1389 | 調子を【低低】として謡うべし | ◆5 | ひきひき | 関連熟語:-- ★低低(ひきひき) 低いさま。〈日本国語大辞典〉 |
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1390 | 陪臣【掫】りして淫者を弑す | ◆5 | よまわ | 関連熟語:干掫(カンソウ) |
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1391 | 白を【鑷】きて坐ろに相看る | ◆5 | ぬ | 関連熟語:鑷白(ジョウハク) |
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1392 | 煩悶を口癖にして【惓】むことを知らない | ◆5 | う | 関連熟語:-- ★≒倦む |
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1393 | 彼の風に【遡】かい、また孔だ之僾(あい)するが如し | ◆5 | む | 関連熟語:遡風(ソフウ) ★遡かう(む-かう) 直面する。さからう。〈漢辞海〉 |
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1394 | 門地の【們】神使を務む | ◆5 | ともがら | 関連熟語:-- |
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1395 | 廊廟に【荐】書を上る | ◆5 | しばしば | 関連熟語:荐食(センショク) |
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1396 | 倭人は【很】だ死を懼れず | ◆5 | はなは | 関連熟語:-- |
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1397 | 丕顕の謨は後人を【侑】けて欠くること無し | ◆5 | たす | 関連熟語:侑歓(ユウカン) ★侑ける(たす-ける) 補佐する。〈漢辞海〉 |
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1398 | 烟が椿の【弁】と蕊に絡まる | ◆5 | はなびら | 関連熟語:花弁(カベン) |
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1399 | 綺語の戯れも御意に【恊】う | ◆5 | かな | 関連熟語:恊和(キョウワ) |